◆『困っちゃった王子さま』パトリシア・リーデ作、東京創元社 |
<児童文学> |
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《12/28読了》…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『赤い卵のひみつ』樋口広芳作、小峰書房 |
<児童NF> |
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《12/27読了》カッコウ類の鳥は托卵する。かっこうはモスやホオジロ、オオヨシキリ。ホトトギスはウグイス、ミソサザイ。ツツドリ
はセンダイムシクイ。ジュウイチはオオルリ、コルリ、コマドリ。センダイムクシイは色や模様にこだわらないらしく、ツツドリの卵は斑点
があるのに受け入れる。一方、ウグイスは色にうるさい。北海道には函館当たりを除いてホトトギスがいないらしい。それなのにウグイスの
巣に赤い卵を産む鳥がいる。昔から知られていたが、どの鳥かは不明。ホトトギスもジュウイチもほとんどいないので、ウグイスの巣の回り
でよく見かける「カッコウ」だとする説と、目撃されていないが「ホトトギス」だという説が対立。著者は、地元の野鳥の会と協力して、
何年もかけて赤い卵を産む鳥をつきとめる。カッコウとホトトギス、ツツドリは見た目がそっくりというのは知らなかった。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ジェレミーとドラゴンの卵』ブルース・コウヴィル作、講談社 |
<児童文学> |
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《12/23読了》『ジェニファーと不思議なカエル』のシリーズ第二作。小学六年のジェレミー・サッチャーは画家になりたいのに、
図工のクラヴィッツ先生に嫌われている。授業中に回ってきたメアリー・ルーのラブレターを先生に見つかり、読み上げられる。放課後、
いじめっ子から逃げていると、見慣れない店「イライヴズのマジックショップ」を見つける。店主の不機嫌そうなおじいさんは、「用も
なくてこの店に来るものはいない」と意味ありげなことを言う。しかもジェレミーが買ったさまざまな色にかがやく玉は、「そいつがおまえを
選んだのだ」とも言う。「取扱説明書」には、なんと「ドラゴンの卵のかえし方」とある。ジェレミーは半信半疑のまま書いてあるように
満月の光に当てると…本当にドラゴンがかえる。図書館でドラゴンについて調べて、呼び名を付けたりするのがアメリカらしい。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『羽州ものがたり』菅野雪虫作、角川書店 |
<児童文学> |
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《12/8読了》『天山の巫女ソニン』の作者。これはかなりリアルな歴史物。東北が陸奥国「奥州」と出羽国「羽州」だった千百年ほど
前。村長の娘ムメ(梅)が主人公。家の手伝いをしながら、鷹を育てる祖父の仕事にも興味を持ち片目で売り物にならない鷹をアキと名づけて
育てている。凶作の年の後に起きた乱(元慶の乱)。元慶2年(878)の3月15日。なんと農民の方が秋田城を占拠。村長のまとめ役、焼岡の長
の「われわれは勝つために戦っているのではない。生きるために戦っているのだ」という言葉が知恵の言葉。この乱にからめて、ムメと
幼なじみだがはぐれもののカラス、都から来た小野春風の息子の春名丸との友情も描かれる。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『十方暮の町』沢村鐵作、角川書店 |
<児童文学> |
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《12/3読了》「十方暮(じっぽうぐれ)」とは、八方ふさがりより悪い状態。「十方の気がふさがり、万事に凶とされる。」(『大辞泉』)
中学三年の和樹の住む町・妙憧は、八月の初めにこの運気にあたり、次々と神隠しが起こる。靴だけ残して跡形もなくいなくなる。
60年ごとに回ってくるのだが、江戸時代にも神隠しが頻発して偉い坊さんを呼んで町のあちこちにお地蔵様を建てて防いだ、という郷土史家
の書いた記事を図書館で読む。戦争で多くの地蔵様が失われ、守りの力が弱っているらしい。公園に見かけない人たちがずっと居座っている
のは、実は郷土史家の赤沢さんが呼んだ助っ人、日下慎治の仲間だった。公園は人が住むのに向かない土地なので、異界との穴があきやすい
らしい。7/28〜8/7の十日間、最後の日が一番危ない。和樹も公園の見張りを受け持ち、しょっちゅう夕飯を食べに行っている仁美の家
に泊まっていることにする。和樹は母子家庭、仁美は父子家庭。和樹は仁美に片思いしているため、見栄をはって見張りを始めるのだが、
その心理がうまく伝わってこない。「十方暮」が辞書に載っている語であることがリアリティを生んでいる。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ウィッシュ ―願いをかなえよう!』フェリーチェ・アリーナ作、講談社 |
<児童文学> |
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《11/20読了》主人公がダウン症の16歳の少年セブというので、重い話かと思ったが、わりとさらっと読めた。骨髄移植が必要な母親
の病気が治るように願いをかけるため、飛行機を100数えようと家出する。枠組みの語り手ジャックは、セブが町で出会い、助けて
くれる、スケートボードが得意な少年。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『動物と向きあって生きる』板東元著、角川学芸出版 |
<児童NF> |
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《11/19読了》旭山動物園の獣医である著者が自分の子ども時代から動物と向きあってきたエピソードを語る。小学生の頃、病気の
セキセイインコの安楽死をしてくれなかった動物病院。学生時代、市場に出せなくて獣医学部に来た家畜を学生自ら殺していたこと。
動物園でサルの担当になったとき、サルたちになめられたこと。助けようと思ったオオカミが治療を拒否して死んだこと。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『銀のらせんをたどれば』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、徳間書店 |
<児童文学> |
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《11/18読了》なぜか読み損なっていた。ハレーは両親がいなくて祖父母と暮らしていたが、町でフルートとフィドルに会って
神話層に連れて行ってもらってから、祖母の逆鱗に触れ、アイルランドのマイおばさんの家に行かされる。すると次第に家族はみんな神話の
人物たちだとわかってくる。おじいちゃんはアトラスで、こわいジュター伯父さんはなんとジュピター。ハレーの母は、プレアデスの
メロペで、人間の王シシュポスと結婚したので、ジュターおじさんの怒りを買い、別々に何世紀も罰を受けていた。お父さんは、岩の
代わりにつきることのない書類仕事につかされている。ハレーは神話層の中では、もちろん彗星になる。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『シーラカンスとぼくらの冒険』歌代朔作、あかね書房 |
<児童文学> |
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《11/16読了》地下鉄の駅にシーラカンスが出た! と言っても駅員さんも親も驚かない。夢かと思ったのに、「陸シーラカンス」と
いって、時々地下鉄にも乗っているんだって。六年生のマコトはアキラと夏休みの自由研究にとりあげることにした。マコトは、科学的に
割り切れなくて、自分の混乱をもてあまし、水族館に預けたいと思ったりする。「一緒にいたい」というのは、自分たちのわがままでは
ないか。でも、本人がどう思うかの視点はない。いやあ、いいねえ。地下鉄に乗るシーラカンス。一緒に水族館に行くシーラカンス。
マコトは、常識人で頭が固い。東京支部11月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ダーウィンと出会った夏』ジャクリーン・ケリー作、ほるぷ |
<児童文学> |
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《11/6読了》19世紀末のアメリカ。11歳9ヵ月のキャルパーニアは、兄三人弟三人のまん中。祖父はこわいと思っていたが、二種類の
バッタがいるのはなぜか、勇気を出して質問してから次第にうちとけ、自然科学のものの考え方を身につけていく。二人で見つけたベッチ
の変異体について、キャルパーニアが場所を記録し忘れた事件から、場所を思い出して株を持ち帰り、新種ではないかとまず写真を撮り、
スミソニアン博物館に確認のため送る。女性は結婚して家事をするものという時代から、電話交換手など職業婦人が出始めた時代。
料理や手仕事を母から習わされ始め、自由な時間が少なくなる中、大学へ行きたいという希望を持ち始める。最後に降った雪が、
「どんなことでも起こりうる」という希望への象徴として読み取れる。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/25朝日30面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『オン・ザ・ライン』朽木祥作、小学館 |
<児童文学> |
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《10/23読了》主人公は高一の日高侃(かん)。活字中毒だが、それを隠すために弱小硬式庭球部に入る、という設定は面白い。
YA向けか。児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『クラーケンの島』エヴァ・イボットソン作、偕成社 |
<児童文学> |
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《10/19読了》ミネットとファビオは、目が覚めると見知らぬ島にいた。つきそいのおばさんに誘拐されたのだ。ところが、おばさん
たちは、二人は「選ばれた」のだと言う。この島にいる珍しい生きものたちを世話する若い見習いとして。かくして二人は、ケワタガモの
ひなやアザラシの赤ん坊をはじめ、原油まみれの人魚、卵がつまった巨鳥ブーブリィ、翼のない竜ストールワームなどの世話をすることに
なる。そこへ、「海の魂」ともいうべきクラーケンが「いやしの旅」に出るにあたって、子どもを預けに来た。「もはやこれまでか」と
いう状況から見事なハッピーエンドまで、ユーモアあふれる語り口で読ませる。児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 10/2産経15面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『ペテフレット荘のプルック 上 あたらしい友だち』アニー・M. G. シュミット作、岩波書店 |
<児童文学> |
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《10/18読了》どうもこの作者とは相性が悪い。『イップとヤネケ』も読みにくかった。プルックって何者? 子どもみたいなのに
クレーン車を運転している。どこからともなくやってきてペフレット荘の塔の部屋に住みつく。親もいないようだし、家賃も払ってない
ようだし、学校へ行かなくても誰も気にしない。あのピッピでさえ学校に行ったのに。下巻は未読。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/24赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ピッグル・ウィッグルおばさんの農場』ベティ・マクドナルド作、岩波少年文庫 |
<児童文学> |
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《10/10読了》シリーズの三冊目らしい。センダックが挿絵をつけたのもこの巻だけと後書きにあった。ちよっとした問題児たちが
おばさんの農場に来ると、自分で問題を解決しなくなはならない羽目になり、問題行動をしなくなる、というパターン。教育的になりそう
だが、楽しく読ませる。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/26朝日面、8/13赤旗7面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『帰命寺(きみょうじ)横丁の夏』柏葉幸子作、講談社 |
<児童文学> |
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《10/8読了》去年の『つづきの図書館』で柏葉幸子はもう終わりかと思ったが、この力作を読んで安心した。主人公が小五の男の子の
カズで「おれ」という一人称なのも珍しい。明け方に女の子の幽霊を見た日の学校で、同じ髪飾りの信夫あかりという「同級生」に会う。
カズ(和弘)だけ記憶がないがみんなには幼稚園より前からの記憶があるらしい。昔の町名調べのクラスで、自宅のあたりが「帰命寺横丁」
というのを知る。そんな寺があったのか「自由研究」としてお年寄りに聞いて回るとみんな何か隠しているよう。変だと思い、外国にいる
伯父にメールで尋ねる。すると「まわり本尊」の民間信仰だという返信。祈ると別人として生き返る、という信仰らしい。あかりには前の
家族の記憶はない。気持ちは昔のままで『デイジー』という雑誌に出ていた連載小説の続きが読みたいという。その『月は左に出ている』
というファンタジーがまるまる入っている。これだけでも一つの本になりそう。カズがあかりの秘密を守ろう、あかりの幸せのために何か
しようという行動が、誰にも相談できないためにハラハラ読ませる。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』佐藤まどか作、講談社 |
<児童文学> |
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《10/6読了》児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『赤ちゃんおばけベロンカ』クリスティーネ・ネストリンガー作、偕成社 |
<児童文学> |
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《10/5読了》ネストリンガーの幼年むけ作品。ビニール袋、白い布、古タオル、手袋、靴下…と呪文でお化けを作れるとは
知らなかった。しかも、お化けに赤ちゃんとかあるとは。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『へんてこもりのまるぼつぼ』たかどのほうこ作、偕成社 |
<児童文学> |
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《10/2読了》へんてこもりでは、満月が三日つづいた次の日は、ことばぐさをつみにいく。ところが…まるぼそっくりのにせものが
みんなつんでしまった後。本物のまるぼは、小さな栗の木の下で、ルナニバトコノブンゼぐさをつんでいた。のんびり・おっとりキャラが
多い、へんてこもりにツボミカというわがままなキャラは珍しい。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ロップの不思議な髪飾り』新藤悦子作、講談社 |
<児童文学> |
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《9/29読了》ファンタジーというよりメルヘンという感じ。まだ人間にとりついたことのないジンの女の子ロップが主人公。読売で
中学生が勧めていたので、読んでみた。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/3読売夕刊10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ぞうくんのはじめてのぼうけん』セシル・ジョスリン作、あかね書房 |
<児童文学> |
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《9/3読了》幼年童話。もったいぶって、いろいろな「ようい」をして、「ぼうけん」とは何かな? と思わせる。一人で寝室に行く
というのが、そこまでのものか、という気がするが、家族があたたかく見守っている感じはいい。児童図書館研究会東京支部9月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『女王さまがおまちかね』菅野雪虫作、ポプラ社 |
<児童文学> |
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《8/31読了》なかなか面白い。『天山の巫女ソニン』のような上級向けだけでなく小学生向けも書ける。初めは夏休みの読書感想文に
苦しむ六年生のゆいと荒太の話。秀才の現のパターン作文がよくできている。現の自由研究、都市伝説の「女王さま」調査に協力するため、
ゆいは行方不明の人気作家、キリヤ・コウの作品の続篇を書いて、現にネットに載せてもらう。すると怪しいメール「早く続きを。
女王さまがお待ちかねです。」が来て地下室から別世界へ。ここからファンタジーになる。古代からの読まれない本が集まってくる城。
エンデの『はてしない物語』の続編を書いたラルフ・イーザウの『ファンタージエン 秘密の図書館』みたい。ゆいは素敵な部屋に、
スラスラ書ける羽根ペン、何でも好きな食べものを用意する狐、生原稿を瞬く間に製本する猿などに囲まれ、猛然と作文する。きっと作者の
考える理想郷なのかも。児童図書館研究会東京支部8月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/27赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『千年の森をこえて』キャシー・アッペルト作、あすなろ書房 |
<児童文学> |
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《8/30読了》一章が短いので、読みやすいが、話が暗くてあまり楽しくなかった。沼地の主であるワニのキングを狙う猟師ガーフェイス
は、性格がねじ曲がっているし、猟犬のレンジャーは老いてしょぼくれているし、ヌママムシの婆、実は怪物ラミアは、古い恨みに取り
憑かれているし。テキサス州東部の森と沼が舞台。児童図書館研究会東京支部8月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 7/9赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ヘビとトカゲきょうからともだち』ジョイ・カウリー作、アリス館 |
<児童文学> |
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《8/7読了》連作短編。それほど面白くない。ちょっと大人っぽい皮肉が。「おたすけや」がカウンセリングというのはアイディアだった。
「死の川」が自動車道だというのはいかにも現代的。児童図書館研究会東京支部7月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/6読売夕刊10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『山のトムさん ほか一篇』石井桃子作、福音館文庫 |
<児童文学> |
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《8/1読了》同じ家族を描いた「パチンコ玉のテボちゃん」を収録。ふもとの家で厄介者扱いの、威勢のいい五歳のテボちゃんのエピソード。
字が読めないのに、いろはかるたを全部おぼえているところは面白い。でも、やっぱり今の子供の読み物と言うより大人向け。児童図書館研究会東京支部7月テキスト
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ゴミにすむ魚たち』大塚幸彦文・写真、講談社 |
<児童NF> |
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《8/1読了》著者は水中カメラマン。ぼろぼろの古いスニーカーを住み家にしているタコと目が合ったことから、人間が捨てたゴミを利用
して生きている生きものの撮影に没頭。空き缶に住むミジンベニハゼ、ニジギンボ、トラギス。アイスの袋とカサゴ。プリクラとヒトデ。
ビールびんにマダコ。たぬきの人形やタイヤに住むウツボ。釣り針の刺さったウツボや針金の巻き付いたマダイも。これぞ写真の力。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 7/17読売夕刊10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『時計塔のある町』藤江じゅん作、角川書店 |
<児童文学> |
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《7/3読了》『冬の龍』の作者の異世界ファンタジー。巫女が支配する町、ジュンスヰ工房の楽器は別の世界の子どもしか音を出せない、
ミミズクに変身する古代種族の生き残り、外見は子どものような長命の古岩族など、一作だけではもったいない感じ。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『はみだしちゃった魔女』パトリシア・C.リーデ作、東京創元社 |
<児童文学> |
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《6/18読了》今度は魔女のモーウェンが主人公。魔法の森の魔法を維持している、魔法の剣が城から盗まれた。王妃のシモリーン、
魔術師のテレメイン、ウサギなのに青いロバになったキラー、モーウェンの9匹の猫たちのうちスコーン、トラブル、ドラゴンの「キング」
カズールは、盗まれた剣を探しに。剣は取り戻したものの、メンダンバー王が魔法使いたちに閉じ込められ、誰も城に入れない。赤ん坊の
デイスターの成長を待つという気の長い展開に。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『月のかがく』えびな みつる絵と文、旬報社 |
<児童NF> |
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《6/17読了》写真とイラストで科学的な知識は、ひととおり伝わるが、ブツ切れの印象。月の成り立ちで「ジャイアント・インパクト説」
を紹介した後、他説との比較や検証はなく、クレーターの話になってしまう。月の形といろいろな呼び名の紹介はいいが、形の変わる謎
は問いかけだけ。月の模様を何に見立てるかの紹介は面白いが、その後アポロ計画の話、汐の満ち干が月の引力だという話、月食の話と脈絡なく
続き、唐突感が否めない。写真も今ならもっと美しいものが使えると思うが、ずっと前に出た『つき』(福音館書店、1984)の方がよかった。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/3東京9面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『怪盗ブラックの宝物』那須正幹作、福音館書店 |
<児童文学> |
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《6/12読了》小四の公平は、古い洋館の解体工事で屋根裏から出てきたスケッチブックを、親友の健は首の取れた彫刻をもらう。
健の彫刻から出てきたメモに「西峰・三角岩」とあり、スケッチブックに書かれた山にそれらしき岩が。郷土史を調べている公平の祖父に
聞くと、描かれた山は近くの山で、洋館は元盗賊の黒井雅樹が住んでいたという。代表作『首なし地ぞうの宝』(学研、1972)も宝探しの話。
こちらはだいぶ現代風に工夫されているが、残る作品ではないだろう。児童図書館研究会東京支部6月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/21読売夕刊10面、7/17朝日27面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ミルクマンという名の馬』ヒルケ・ローゼンボーム作、岩波書店 |
<児童文学> |
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《6/12読了》ヘルマンが学校を休んだある朝、ドアを開けると馬がいた。馬は当然のように家の中に入ってきて、世話をするはめに。
突然、馬が出現するのは一応、理屈があるのだが、この一見シュールな現象で人間の本質が暴き出される仕掛け。母が働く老人ホームにいる
フォイヤーバッハさんが痛快。担任のゴッセンシュタイン先生は、いい人だが、頼りない。馬たちの本当の持ち主ムンターモーザーも頼りない。
ヘルマンの両親は存在感がない。元蹄鉄師・フォイヤーバッハさんの「命を助けるだけじゃいてちゃんと生きてことにはならない。」という
セリフは奥が深い。児童図書館研究会東京支部6月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/29朝日31面、5/28赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『白い月の丘で』濱野京子作、角川書店 |
<児童文学> |
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《6/6読了》『碧空の果てに』と同じ世界。草原の国々のうち、唯一王のいないシーハンの隣国、トールが舞台。現在のトールは、
強国アインスの支配を受けている。侵略された当時のトール王は、王子ハジュンを密かにシーハンへ逃がし、「王の子であることを忘れよ」と
遺言。ハジュンはシーハン市民として10年後、トールを再訪。国境近い沓作りの家に身を寄せる。娘のマーリィは笛の名手だが、アインスは
トールの音楽を禁止している。それなのにマーリィのところに笛を習いに来る若いアインス貴族がいる。いっときシーハンに戻ったハジュンの
元にマーリィが誘拐されたという知らせが。児童図書館研究会東京支部4月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『キツネ野原のレストラン』計良ふき子作、ひさかたチャイルド |
<児童文学> |
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《6/5読了》みづきが野原で開いたレストラン。お客が来なくていきづまっていると、キツネのヒナタがやって来て「野原のかおり」を期待
していると言う。たんぽぽの葉を入れたお日様パスタ。よもぎ入りパンケーキ。くわの実パイ。野菜のクリームシチュー、野原のきのこ・月桂樹
入り。ひまわりパン。児童図書館研究会東京支部6月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ドラゴニア王国物語』みおちづる作、角川書店 |
<児童文学> |
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《5/27読了》マキャフリイのパーンの竜のように、いろいろな種類の竜がいて、王竜の産む卵が次の支配者を決める国、ドラゴニア王国。
あるとき、世継ぎの王子は一人なのに、王竜が二つ目の卵を産んだ。その卵を知らずに運ぶことになった、走り屋(飛脚)の娘ランディ。
旅の竜術師は、荷物の届け先の北方の村では、誰でも竜術が学べるという。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『チビ虫マービンは天才画家!』エリース・ブローチ作、偕成社 |
<児童文学> |
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《5/16読了》児童図書館研究会東京支部5月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/4読売夕刊10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『大盛りワックス虫ボトル』魚住直子作、講談社 |
<児童文学> |
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《5/16読了》児童図書館研究会東京支部5月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ミンの新しい名前』ジーン・リトル作、講談社 |
<児童文学> |
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《5/8読了》ミンは捨て子だった。ミンを捨てていったシャールも実の親ではなかった。最初の里親はいい人だったが、他の人には心が
開けなかった。四人目の里親がクリスマスの直前に、ミンを手放した。そこへ病院のジェス・ハート先生が現われて、ミンを「誘拐」する。
ジェスの家で、ミンは生まれて初めて、自分でプレゼントを探し、自分のために選ばれたプレゼントをもらう、楽しいクリスマスを迎える。
日本と里親制度がだいぶ違う。児童図書館研究会東京支部5月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『〈天才フレディ〉と幽霊の旅』シド・フライシュマン作、徳間書店 |
<児童文学> |
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《5/8読了》フライシュマンはユダヤ系アメリカ人だったらしい。後書きに「ようやくホロコーストのことを書く心の準備ができた。」
2010年に亡くなっているので、殆ど最後の作品かもしれない。ホロコーストの語り手として、ユダヤの幽霊ディブクの少年アヴロム・アモスを
登場させる。腹話術師なのに口がうごいてしまうフレディの相棒として、評判をとる。フレディは、子どものまま死んだアヴロムに替わって
ユダヤの成人の儀式バル・ミツバを受けたりして、恋人のポリーにもユダヤ人と思われてしまう。児童図書館研究会東京支部5月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/7読売夕刊10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『りこうすぎた王子』アンドリュー・ラング作、岩波少年文庫 |
<児童文学> |
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《4/30読了》ロバート・ローソンのイラスト。魔法を信じないパントウフリア王国のお妃さまは息子の命名式に妖精を呼ばなかったので、
長男のプリジオ王子に「りこうすぎる」という贈り物をもらってしまう。王様をはじめお城中、国中の嫌われ者になってしまうが、本人は
いっこうに気にしない。この鼻持ちならない性格が恋に落ちることで一変。とたんに魔法のことも理解できるようになるのがおかしい。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2010.5/26朝日 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ミンティたちの森のかくれ家』キャロル・ライリー・ブリング作、ぶんけい |
<児童文学> |
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《4/18読了》大恐慌時代のアメリカ。食料雑貨店がつぶれて、亡き母の姉を頼っていく途上で車が動かなくなった。パパは詩の暗唱と
パンケーキ作りと釣りだけが得意であとは何をやってもうまくいかない。長女のミンティがいつもお金の心配。近くに使われていない夏の別荘を
みつけ、一時しのぎに泊まったが、「冬中借りる」ことに。内緒でパパのパンケーキのレシピを懸賞に応募するため協力するのがおかしい。
2009年6月テキストの『ゴースト・アビー』(ウェストール作、あかね書房)に似ている。児童図書館研究会東京支部4月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/23赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『メルストーン館の不思議な窓』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、東京創元社 |
<児童文学> |
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《4/13読了》魔法使いの祖父からメルストーン館を受け継いだアンドルー。遺言書には書かれていない「守護域」も引き継いだのだが、
自覚してなかった。そこへ、困ったらアンドルーの祖父ジョスリンを頼るようにと、祖母に遺言された少年エイダンがくる。人間ではない者に
追われている…。それに先祖がミスター・ブラウンと結んだ契約には、「分身」を生み出さないこと、あるのは? 台所のドアと庭の道具小屋
の天井にあるカラフルなステンドグラスに、顔が映っているとエイダンが教えてくれた。祖父が生み出した「分身」らしい。ジョーンズの
作品には、主人公が「忘れていること」がよく出てくるような気がする。謎と魔法でいつもながらのワクワクの展開。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『竜の座卓』朝比奈蓉子作、偕成社 |
<児童文学> |
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《4/10読了》なくなったじいちゃんがてつ兄と一緒に作った座卓。じいちゃんは、中学生くらいのころ無人島まで泳いで、やっとの思いで
たどり着き、飲み水もないところに突然雷雨が訪れ、龍神を見た話をぼく(かける)にしてくれる。母さんがテーブルを買ったとき家具屋に持って
いかれてしまった座卓をてつ兄が見つけて取り戻す。裏側には、じいちゃんの「ツヨクナレアツクナレユメヲイダケ」のメッセージと竜らしき
彫り物が。弟のぼく(かける)は、ただの語り手のよう。かけるの水泳の話も出てくるが、バイクに憧れ、ヘルメット代のためなら早起きも
いとわず、反抗期まっただ中のてつ兄のほうが主役みたい。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『図書室からはじまる愛』パドマ・ヴェンカトラマン作、白水社 |
<児童文学> |
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《4/3読了》第二次大戦前夜のインドが舞台。女学生のヴィドヤは、尊敬する医者の父と外出したとき、イギリスからの独立を主張するデモ
に巻き込まれ、父はイギリス人の警官に殴られ、廃人同様に。女性が学ぶことや外出することに否定的な厳格な祖父と伯父夫婦の家に居候する
肩身の狭い生活。女性は台所中心の一階、男性は二階以上と住む空間まで分けられ、仲のよい兄や父と会えるのは食事の時のみ、兄と会話する
のもひと月以上機会がないような暮らし。唯一自分が取り戻せるのは、祖父の図書室でのひとときだけ。その図書室は、「男性の空間」である
二階にあり、原題の「Climbing the stairs (階段をのぼって)」はそれを意味している。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ねむれなければ木にのぼれ』ジョーン・エイキン作、岩波少年文庫 |
<児童文学> |
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《3/20読了》「アーミテージ一家物語」2。前作にも、当たり前のように妖精だの魔法使いだのユニコーンが出てきたが、今度は幽霊に
ゴブリンにシルバー・レディときた。おばあさんの家の月桂樹の木は、月の女神のシルバー・レディのもので、のぼった者は眠り続けてしまう。
咳の出る病気の転地療養で来ているのに、木の上で眠ってしまったマークを助けるためにハリエットはフクロウに助けを求める。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『晴れた日は図書館へいこう』緑川聖司作、小峰書店 |
<児童文学> |
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《3/17読了》先に続編を読んでしまったので。雲峰市に住む茅野しおりは五年生。両親は10年前に離婚して、お父さんの顔は知らない。
従姉妹の美弥子さんが働いている図書館の常連。おじいさんが戦前に借りた本の返却を頼まれて悩む安川くんの話「長い旅」、「ぬれた本のなぞ」、
「消えた本のなぞ」など5篇収録。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『アヤカシ薬局閉店セール』伊藤充子作、偕成社 |
<児童文学> |
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《3/16読了》並木通りのアカシヤ薬局はさくらさんというおばあさんの経営。正月に古道具屋で買った招き猫も役立たず、閉店セールを
決意。ところが招き猫のフクノ介が、「宣伝不足」と口をきき、チラシを配ることに。それに「アヤカシ薬局」と書いたものだから、次々
アヤカシが来店。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/8赤旗面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ぼくたちとワッフルハート』マリア・パル作、さ・え・ら書房 |
<児童文学> |
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《3/15読了》トリレ9歳。おとなりのレーナにつきあっていつもとんでもないことを引き起こす。トリレはレーナを一番の親友と思って
いるが、レーナもそう思っているかどうしても聞けない。レーナのお母さんが専門学校に通うため、しばらく町に引っ越したとき、
トリレの生活は一変。大おばちゃんのワッフルは実においしそう。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/23朝日33面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『木いちごの王さま』サカリアス・トペリウス原作 きしだえりこ文 やまわきゆりこ絵、集英社 |
<児童文学> |
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《3/15読了》テッサとアイナが森に木いちごつみに行って迷子になり、くたびれはてたとき、おいしいバターパンととりのフライ、ミルク
が手の中にあらわれた。さらにねむくなったら、やわらかいベッドも出現。翌朝、二人のの前に現われた、木いちごの王さまとは?
フィンランドのアンデルセンと言われる『星のひとみ』の作者トペリウスの話を、幼年向けの絵物語にしたてた作品。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/19読売夕刊面、3/4東京10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ポインセチアはまほうの花』ジョアンナ・オッペンハイム作、光村教育図書 |
<絵本> |
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《3/15読了》副題に「メキシコのクリスマスのおはなし」。フアニータはメキシコの女の子。今年のクリスマスは楽しくない。お父さんの
仕事がなくなり、お菓子もおもちゃも買えないから。クリスマスの礼拝にはイエス様への贈り物がないのでとても行かれない気持ち。家族の
後から教会に入れないでいると、入口の天使像が羽根の回りに生えている草をつむようにと言う。フアニータが不思議に思いながらそうすると、
教会の中で葉っぱは赤い星の形をした花に変わっていて、素晴らしい贈り物になった。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『アーベルチェの冒険』アニー・M. G. シュミット作、岩波少年文庫 |
<児童文学> |
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《3/7読了》オランダの話。14歳のアーベルチェという男の子が学校を出た後、ミデルムの町に初めてできたクノッツデパートのエレベー
ター・ボーイになる。一番上の緑のボタンを押してみると、なんとエレベーターは屋根を破って空へ飛び出す。ニューヨークがニューアムステル
ダムだったのは知っていたが、ニュージーランドがニュー・ゼーラント(オランダ南部の州)から名付けられたというのは知らなかった。南米の国
のカリカチュア的な描き方やインディアン対する偏見などは、今の子どもに手渡すとき、どうするか。『イップとヤネケ』『ネコのミヌース』の
作者。児童図書館研究会東京支部3/21テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/26赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『土曜日はお楽しみ』エリザベス・エンライト作、岩波少年文庫 |
<児童文学> |
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《2/21読了》戦前1940年頃のアメリカ中流家庭のメレンディ四人きょうだいの話。モナ13歳。ラッシュ12歳。ミランダ10歳半。オリバー6歳。
退屈な雨の土曜日にランディが、みんなのおこづかい週に50セントをまとめて交替で好きなことをしに出かけるクラブを作ろうという提案をする。
オリバーも10セントで参加する。ルールは一度で全部お金を使い切ること。児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ちょっとした奇跡』緑川聖司作、小峰書店 |
<児童文学> |
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《2/20読了》「晴れた日は図書館へ行こう」の続編。5話収録。図書館を舞台にしたライト・ミステリー。
児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『赤ちゃんは魔女』ビアンカ・ビッツェルノ作、徳間書店 |
<児童文学> |
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《2/20読了》イタリアの話。『ポリッセリーナの冒険』の作者。ダールの話やエヴァ・イボットソンの『黒魔女コンテスト』に似た感じ。
イタリアでも7人姉妹の末っ子は魔女だという言い伝えがあるらしい。楽しいドタバタ・コメディ。児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『わたしの世界一ひどいパパ』クリス・ドネール作、福音館書店 |
<児童文学> |
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《2/19読了》フランスの話。3篇収録。どれも読者を選ぶかな。標題の作品は、本当にひどいパパで、消防士だったのに、目立ちたくて
実は自分で放火していたので、当然首。飲んだくれて怪しい連中とポーカーして刑務所へ。その上、麻薬取引にも関わり、浮気もしていた。
しかも、面会に来た自分の娘=主人公を人質にして脱獄! これがたんたんと主人公の一人称で語られて、登場人物がみんな動物のイラストに
書かれているので、悲惨な感じがせず、からっとした印象。児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『おとなりさんは魔女』ジョーン・エイキン作、岩波少年文庫 |
<児童文学> |
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《2/18読了》『とんでもない月曜日』の「アーミテージ一家」の物語の完全版を三分冊で訳した第一巻。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『鍵の秘密』古市卓也作、福音館書店 |
<児童文学> |
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《2/16読了》なかなか面白かった。主人公の昇は10歳。二年前におとうさんが蒸発してしまった。おとうさんを探すことと、別世界を救う
ことがなぜかシンクロしてて、理屈では説明できないのだけれど、「鍵」の効き方や、別世界の住人たちの魅力もあり、ストーリーに引き込む力
がある。「わたしたちはあなたの助けを待っています。」という手紙、学校と城が重なっていること、「鍵」がつなぐこの日本の日常
とかけ離れた中世ヨーロッパ風の世界との落差。児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『ひらめきの建築家ガウディ』レイチェル・ロドリゲス作、光村教育図書 |
<児童NF> |
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《2/1読了》…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『見習い魔術師トトの冒険 2 樹海の魔女』立石真作、講談社 |
<児童文学> |
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《1/19読了》…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『犬どろぼう完全計画』バーバラ・オコーナー作、文溪堂 |
<児童文学> |
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《1/6読了》児童図書館研究会東京支部12月Text。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『どこいったん』ジョン・クラッセン作、クレヨンハウス |
<絵本> |
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《12/17読了》帽子をどこかに忘れたクマのセリフがとぼけた関西弁で、絵本作家の長谷川義文の訳で話題になった。が、よくオチが
わからない。クマはウサギをどうしたんだろう。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ☆
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◆『パジリスク 水の上を走るトカゲ』嶋田忠文・写真、福音館書店 |
<絵本NF> |
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《12/17読了》このトカゲの走る姿に魅せられて、写真家は改めてコスタリカまで出かけていって、バシリスクの住む沼で一日中待つ。
観察場所から撮影しやすいように、跳び出し台としての枝も置いてみる。水面を走れる理由も解明しようと、水中にもカメラを設置する。
捕食者のワニから逃げるために水面を走ると言われているが、そうでないときも走っている、というのが観察結果。連続写真を撮ったら、
3コマにしか写っていなくて、その速さがよくわかる。『たくさんのふしぎ』2011.7月号。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ひめねずみとガラスのストーブ』安房直子文 降矢なな絵、小学館 |
<絵本> |
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《12/12読了》変な話。風の子フーが素敵なガラスのストーブを買い、ひめねずみと友だちになる。ふたりが楽しくお茶をのんでいる
ところへ、夜のない北の国の風の子の女の子オーロラが来て、フーは誘われてその子の国へ。ひめねずみは何年も待つがフーは帰ってこない。
何年もたってからフーが帰ってくると、ストーブは自分が成長したよりももっと小さくなっており、ひめねずみのひ孫に会って、
「自分は本当に大人になったのだ」と自覚すると、ただの風になってしまう、という誰に心を寄せて読んだらよいかわからないオチ。
ガラスのストーブのイメージは美しいが、絵本の形にしたからといつて幼児向きとは思えない。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ひるねのね』あべ弘士作、ポプラ社 |
<絵本> |
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《11/22読了》ゾウの家族のフツーの一日。木の葉っぱを食べたり、草を食べたり、水を飲んだり。赤ちゃんはそのたびにおっぱい。
ゾウたちの歩くゾロゾロトコトコヨチヨチノシノシや、おっぱいをのむチューチューなどは手書き文字。赤ちゃんが河原で寝てしまうと、
みんなきゅうけい、ひるねのね。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『おとまり、おことわり?』ボニー・ベッカー文 ケイディ・マクドナルド・デントン絵、岩崎書店 |
<絵本> |
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《10/18読了》クマのいえにねずみがおとまりに来た。クマはしずかでないと眠れない。ネズミのはみがきの音やおしゃべりにイライラ。でも、先にネズミが眠ってしまうと、怪しい音が聞こえる。
みえっぱりのクマが気に入らない。イラストは、ちょっとセンダックに似ている。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 10/7東京10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『あるひこねこね』高畠那生作、長崎出版 |
<絵本> |
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《9/13読了》ある日飛来した宇宙人が「こねこね」すると「ねこ」ができる。「ぬいぬい」すれば「いぬ」ができる。あきやまただしの
『へんしんトンネル』とも通じる、奇想天外な天地創造。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/13読売夕刊記事10面、9/2東京10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『うきわねこ』蜂飼耳ぶん 牧野千穂え、ブロンズ新社 |
<絵本> |
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《9/3読了》えびおという子猫が誕生日のプレゼントに、おじいちゃんから浮き輪をもらう。「特別な浮き輪」なので満月まで大事に
しまっておくようにという手紙。おじいちゃんはえびおと同じトラネコで太っている。満月の夜に飛べるのは一度だけ。海へ行って
釣りをする。大きな魚を釣り上げ、おなかいっぱい食べる。なんだか11ぴきのねこみたい。ぼやっとした絵で、遠目は効かない。
横にすわった子どもに読み聞かせるのにはいいのかもしれないが。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/5東京10面、8/6読売夕刊記事10面、
8/21産経面、8/28朝日29面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『町の中の泉』武田晋一写真・文 ボコヤマクリタ構成・絵、偕成社 |
<絵本NF> |
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《8/16読了》…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『世界は気になることばかり』五味太郎作、偕成社 |
<絵本> |
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《8/16読了》…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/7産経17面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ねずみのへやもありません』カイル・ミューバーン文 フレヤ・ブラックウッド絵、岩崎書店 |
<絵本> |
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《8/16読了》クリストファーは、おかあさんとねずみのスニーキーと、たくさん部屋があるおやしきに住んでいて、おかあさんは
いそがしすぎて楽しいことを始める時間もありません。クリストファーは、住むところに困っている近所の人や、練習場がないオーケストラ
や、サーカス団に空き部屋にひっこしてくるようにすすめます。いつのまにかスニーキーのいる場所もなくなって…。面白いけど、腑に
落ちない。ただ楽しめばいいのかもしれないが、なんで母子家庭がこんな大きな家に住んでいるのかとか、お父さんはどうしていないのとか、
気になってしまう。だいたい、おかあさんが「やることリスト」をやめたからといって、何にも解決していないし。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/5東京10面、9/24赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ハスの花の精』チェン・ジャンホン作・絵、徳間書店 |
<絵本> |
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《7/17読了》『ウェン王子とトラ』の作者。水墨画の技法を取り入れた作風。湖の漁師ローじいさんが、不漁の年の嵐の日、おばあさんを
向こう岸に渡したお礼にもらったもらったハスの種をまくと、たちまち芽が出て、花が咲き、ひとつのつぼみの中からリアンという女の子が
出てくる。リアンがもっていたハスで触ると、ローおじさんの船は漆塗りに、服も絹に、食べものはご馳走に、かごは魚でいっぱいになる。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/29朝日34面、6/25赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『じっちょりんのあるくみち』かとうあじゅ作、文溪堂 |
<絵本> |
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《6/17読了》発想は面白いが、絵の線が細いので、大勢への読み聞かせ向きではない。どのページにもあるという小さい小さい「ハート」
を見つけるという、「ミッケ!」シリーズのような楽しみ方も。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/28読売夕刊10面記事、6/3東京9面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『たかこ』清水真裕文 青山友美絵、童心社 |
<絵本> |
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《6/17読了》十二単を着て、「あはれなり」とかしゃべる転校生って…。インパクトのある絵、驚きの設定で読ませます。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/3東京9面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ワニあなぼこほる』石井聖岳作、イースト・プレス |
<絵本> |
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《6/5読了》オチは予想どおりだったが、もうひとひねりほしかった…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/26毎日12面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『あたまをなくしたおとこ』クレール・H・ビショップ作、ロバート・マックロスキー絵、瑞雲舎 |
<絵本> |
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《6/4読了》『シナの五人兄弟』のコンビ。1942年原作だが、なかなかシュールな展開。本物の頭の代わりにカボチャやニンジンを乗せて
いても誰も変とは思わないのがおかしい。丸太で作った頭だと全然気がつかないところはもっと変。マックロスキーにこんな絵本があったなんて
全然知らなかった。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/14読売夕刊記事10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ぼくはモンスターのとこやさん』マシュー・マケリゴット作、徳間書店 |
<絵本> |
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《6/4読了》満月の夜は、とうさんの床屋にモンスターのお客が来る。「ぼく」はでろでろトニックやげろげろシャンプーを使って、
みんなの髪の手入れをする。フランケンシュタインの怪物は、いつも同じ髪型が好み。反対にメドゥーサは毎回、髪型を変える。そこへ、
表の入口から、ふつうの人間のお客が…。隠れようとしているモンスターたちがすごくおかしい。けっこう気に入りました。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/13東京12面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『これは、本』レイン・スミス作、BL出版 |
<絵本> |
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《5/31読了》パソコン世代のロバくんと、本を読んでいるサルの会話。「本はできる?」と聞かれて「できない」ことは、スクロール、
ブログ、マウス、キャラクターをたたかわせる、メール、ツイッター、Wi-Fi、音を出すこと。でも本を手渡されて、読み始めると、ロバくんは
本をサルに返さない。本は、パスワード、ハンドルネーム、充電も「いらない」からね。ロバくんが返さない本が何か知りたい人は、読んで
みよう。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/14読売夕刊記事10面、5/22産経11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『うっとりはなにみとれたら』内田 麟太郎文 渡辺 有一絵、文研出版 |
<絵本> |
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《5/31読了》展開と絵はまあまあおもしろいが、もうちょっと声に出したときのリズムがよいといいのだが。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/23読売夕刊10面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『びっくりまつぼっくり』多田多恵子ぶん 堀川理万子え、福音館書店 |
<絵本NF> |
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《5/27読了》…。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/14赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ここがぼくのいるところ』ジョアン・フィッツジェラルド作、ほるぷ出版 |
<絵本> |
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《5/25読了》。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ろばのとしょかん』ジャネット・ウィンター絵と文、集英社 |
<絵本> |
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《4/30読了》ルイスさんはジャングルのおくにすんでいますが本を読むのが大好き。家中本だらけになっておくさんのダイアナに
「本はおかずになりゃしない」と文句を言われ、アルファとベットという二頭のロバに本箱をくくりつけて「Biblipburro (ろばのとしょかん)」
を始めます。山の向こうの本のない村へ。お話のモデルは、北部のラ・グロリアという町に住むルイス・ソリアノさん。
小学校教師の経験もあり、寄付してもらった本を2000年から今まで70冊から始めて4800冊配ったそうです。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/17産経9面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『もりのおくのおちゃかいへ』みやにしあきこ作、偕成社 |
<絵本> |
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《4/15読了》きっこちゃんは、森のおくのおばあさんの家に出かけたお父さんの忘れていったケーキの箱をもって追いかけていくと…
動物たちがお茶会をひらいている家に来てしまう。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2010.11/5東京面、1/22赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ふしぎなまちのかおさがし』板東勲写真・文、岩崎書店 |
<絵本> |
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《4/15読了》写真絵本。いろいろな所に顔がある。駐車場の車止めとか、ダースベイダーみたいなくずかごとか。星川ひろ子の
『びっくり箱』(リブロポート)と同じ発想。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『よるのいえ』スーザン・マリー・スワンソン文、ベス・クロムス絵、岩波書店 |
<絵本> |
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《4/15読了》2009年コールデコット賞受賞作品。作者あとがきに「これはおうこくのかぎ」というマザーグースから着想したとある。
きっと原文だと、もっとリズムがあって詩のようなんだろうと思う。大勢に向けて読みきかせするより、じっくり絵を見る絵本。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/8赤旗11面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『おかのうえのギリス』マンロー・リーフ文、ロバート・ローソン絵、岩波書店 |
<絵本> |
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《4/9読了》山の村でうまれたお父さんと谷間の村で生まれたお母さんの息子ギリスは、一年おきにどちらかの村で暮らし、いずれはどちらに
住むか決めなければならない。谷間の村は牛を飼い、山の連中は野蛮な奴らと馬鹿にしている。山の村ではシカを狩って暮らしていて、
谷の連中は能がないと馬鹿にしている。ある日ふたりのおじさんがいよいよどちらに住むか決めるように山の中腹でギリスに言う。
そこへ突然バグパイプふきが、吹けないバグパイプをかかえて現れる。この急展開がちょっと不自然。『はなのすきなうし』の名コンビだが、
名作とはいえない。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2010.11/13赤旗面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『このよでいちばんはやいのは』ロバート・フローマン原作 天野祐吉翻案 あべ弘士絵、福音館書店 |
<絵本NF> |
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《4/3読了》たぶん、電車を「新幹線」にしたところが「翻案」なのだと思う。チーターはカモシカ(時速80km)より速い(時速110km)が、
バショウカジキはもっと速い(時速140km)とか、地球の公転は人工衛星の倍以上速いというのは、ちょっと驚きだった。絵は、リアルなほうが
よかったのではないか。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/2読売夕刊6面記事 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『はるがきた』ジーン・ジオン文 マーガレット・ブロイ・グレアム絵、福音館書店 |
<絵本> |
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《3/25読了》春をただ待っていないで、春を描こう! 男の子の思いつきをおばさんが市長さんに話し、町中に春の絵を描くプロジェクト
になるあたりがいかにもアメリカらしい。みんなでお店や家の壁、塀、電柱、桟橋、遊覧船、ガスタンク、橋、列車に、葉っぱやつる、
ラッパズイセン、タンポポ、ヒナギク、ルリツグミ、ネコヤナギ、チューリップ、カエル、魚、アシ、スイレン、キンポウゲを描く。ところが
夜に雨が降り、ペンキを洗い流してしまった代わりに…。ロングセラー『どろんこハリー』のコンビが描く春の絵本。
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新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/6産経17面、3/25朝日17面、4/1東京17面 |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ブラッド・オレンジ・ティーと秘密の小部屋』ローラ・チャイルズ作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《12/24読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『クッキー交換会の隣人たち』リヴィア・J.ウォッシュバーン作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《12/19読了》「お料理名人の事件簿 3」。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ホペイロの憂鬱』井上尚登作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《12/15読了》貧乏クラブでホペイロ(用具係と訳されるが、スパイクの管理をする仕事)の主人公が、雑用係も兼ねているせいで、
クラブの中の小さな謎解きにも精出すことになる。連作短編集。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『パイは小さな秘密を運ぶ』アラン・ブラッドリー作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《12/2読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ハード・タイム』サラ・パレツキー作、ハヤカワミステリ文庫 |
<ミステリー> |
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《11/24読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延作、メディアワークス文庫 |
<ミステリー> |
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《11/2読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『クッキング・ママのクリスマス』ダイアン・デヴィッドソン作、集英社文庫 |
<ミステリー> |
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《11/1読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『カスに向かって撃て!』 <ステファニー・プラム10> ジャネット・イヴァノヴィッチ作、集英社文庫 |
<ミステリー> |
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《10/24読了》ステファニー・プラム10作目。版元が扶桑社から変わった。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『遺伝子捜査官アレックス 復讐の傷跡』ローリー・アンドリューズ作、ハヤカワミステリ文庫 |
<ミステリー> |
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《10/15読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ボヘミアの不思議な(ワンダー)キャビネット』マリー・ルツコスキ作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《10/5読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『カオスの商人』ジル・チャーチル作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《9/29読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『疑惑のマハーラージャ』ローリー・キング作、集英社文庫 |
<ミステリー> |
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《9/13読了》「シャーロック・ホームズの愛弟子」シリーズ。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『蛇、もっとも禍し』上・下 ピーター・トレメイン作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《9/2読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『新参探偵、ボツワナを騒がす』アレグザンダー・マコール・スミス作、ヴィレッジブックス |
<ミステリー> |
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《8/24読了》〈ミス・ラモツエの事件簿4〉。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『猫とキルトと死体がひとつ』リアン・スウィーニー作、早川イソラ文庫 |
<ミステリー> |
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《8/22読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『まちがいだらけのハネムーン』コニス・リトル作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《8/6読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ディミティおばさまと古代遺跡の謎』ナンシー・アサートン作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《7/23読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『エルサレムから来た悪魔』上・下 アリアナ・フランクリン作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《7/5、7/9読了》女性の検死医が主人公。しかし、舞台が12世紀のイギリスとなると、想像もつかない困難が…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
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◆『ウエディング・プランナーは狙われる』ローラ・ダラム作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《6/28読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『バジャーズ・エンドの奇妙な死体』作ケイト・キングズバリー、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《6/10読了》〈ペニーフット・ホテル2〉…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『秘密の多いコーヒー豆』クレオ・コイル作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《6/1読了》カフェインのない、おいしいコーヒーって矛盾しているように思うが、業界としては要望が高そうだというのは、よくわかった。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『名犬ランドルフ、謎を解く』J.F.イングラート作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《5/24読了》やっぱり犬が主人公のはかったるい。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『嘆きのテディベア事件』ジョン・J. ラム作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《5/12読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『幽霊探偵と銀幕のヒロイン』アりス・キンバリー作、ランダムハウス講談社文庫 |
<ミステリー> |
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《4/6読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ムーアに住む姉妹』ジェイニー・ボライソー作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《3/29読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『日曜哲学クラブ』アレグザンダー・マコール・スミス作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《3/23読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『少女探偵の肖像』スーザン・カンデル作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《3/3読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★
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◆『ママのトランクを開けないで』デボラ・シャープ作、早川イソラ文庫 |
<ミステリー> |
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《2/25読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『死をもちて赦されん』ピーター・トレメイン作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《2/10読了》修道女フィデルマ第一作。ブリテン島のノーサンブリアでの教会会議、アイルランド・カトリック教会(アイオナ派)と
ローマ・カトリック教会(ローマ派)の話し合いに、キルデアのエイターン修道院長の法律助言者として参加。オズウィー王からローマ派の
エイダルフとともに事件の解明を依頼される。これが親友となるエイダルフとの初対面。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
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◆『片耳うさぎ』大崎梢作、光文社文庫 |
<ミステリー> |
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《2/5読了》主人公は小6の蔵波奈津。父の事業が失敗して、父の実家に引っ越してきた。その屋敷がとてつもなく古くて大きい。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『ベベ・ベネット、モデルと張り合う』ローズマリー・マーティン作、創元推理文庫 |
<ミステリー> |
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《1/31読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『アルバムをひらく猫』リタ・メイ・ブラウン & スニーキー・パイ・ブラウン作、ハヤカワミステリ文庫 |
<ミステリー> |
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《1/20読了》同窓会連続殺人。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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◆『女子大生会計士の事件簿 DX.4 企業買収ラプソディー』山田真哉作、角川文庫 |
<ミステリー> |
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《1/16読了》…。
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| 新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] |
評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
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