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サッカーとスポーツの部屋


 この部屋は、サッカーとスポーツについて語る部屋です。サッカーはJリーグが始まってから見始めて、ハマッてしまいました。「オフサイドって何」というレベルから、マスコミ報道にけちをつけ、ワールドカップのためにTVを買い替え、スカパー とも契約(2017年〜DAZN)するまでに熱中しています。ささやかに地元チームのサポーターズクラブにも入会し、時々ホームゲームの応援にも行きます。
 2005年からは、マラソン、フィギュアスケートなどについても書き込みします。

New! フィギュアスケート (2025.11/2,3,)

スケートカナダ (2025.10/31〜11/2 サスカトゥーン) GPシリーズ第3戦

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは千葉、青木、中井。地元カナダからはスキーザス、デュピュイなど。その他グトマン(伊)、レヴィト(米)、テネル(米)、エヴァハート(米)など。ピンザローネ(ベル)は欠場。テレ朝地上波では日本とアメリカの6人とグトマン(伊)の計7人を放送。解説は八木沼。
 2番滑走で青木(20)。昨季NHK杯3位。全日本12位。今季初戦か。曲は継続の「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。衣装は赤。情感たっぷりに演じた。冒頭の3Lz+3Tは2本ともqマーク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜3。1.1倍になる3Fは!マークでアンダーローテーション。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点7番目の32.51、演技構成点5番目の32.07、合計64.58でSP6位。
 5番滑走で中井(17)。今季フランス杯優勝。曲は「La strada」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は赤白の横縞。冒頭の3Aは転倒。回転は足りていた。少しスピード+幅が足りなかったか。3Lz+3Tは第2がqマーク。第1でつまったが、よく第2を付けた。以降の全要素に全ジャッジが加点。FSSpはレベル3だが加点ほぼ3。1.1倍になる3Loは加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜4、LSpは加点2〜3。転倒はあったが、はつらつと滑り切った。技術点3番目の35.96、演技構成点6番目の31.59、転倒の減点1、合計66.55でSP4位。試合後のインタビューでは3Aの転倒について「自分に期待してしまった」と言っていた。

 6番滑走でエヴァハート(米。18)。昨季全米3位。四大陸銅メダル。今季CSロンバルディア杯3位。曲は継続の「Reel Around the Sun」。振付はシェイリーン・ボーン。衣装は濃い深緑か。冒頭の3Lz+3Tは第1がアンダーローテーション。以降の全要素に全ジャッジが加点。2Aは加点2〜3。スピン二つはレベル3で加点2〜3。1.1倍になる3Loは加点ほぼ2〜3。FSSpはレベル4で加点ほぼ2〜3。最後のStSqはアイリッシュダンスの振り付けも入り、レベル2だが加点は2〜5。解説の八木沼が「長い手足を生かした演技」と称賛。技術点6番目の32.78、演技構成点7番目の30.69、合計63.47でSP7位。キスアンドクライでは、思ったより得点が出ていないという顔。
 7番滑走でテネル(米。27)。昨季全米4位。四大陸銀メダル。今季CS木下杯8位。曲は「Young and Beautiful」に変更。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第1にqマーク、第2はアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点3〜4、最後のCCoSpも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点2〜3。FSSpはレベル3。技術点5番目の33.4、演技構成点4番目の32.15、合計65.55でSP5位。

 9番滑走でグトマン(伊。22)。昨季欧州選手権6位。世界選手権13位。今季CSロンバルディア杯5位。曲は「La legge di Lidia Poët」。振付はランビエール他。冒頭の3T+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzはqマークでこらえた。技術点4番目の35.89、演技構成点3番目の32.22、合計68.11でSP3位。
 10番滑走で千葉(20)。昨季四大陸6位、世界選手権銅メダル。今季CS木下杯優勝。曲は継続の「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は紫で襟ぐりにフワフワが付いて袖の手首とスカート裾に金色が入った新しいもの。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く2Aは少しこらえたが、下りた後のスパイラルはよかった。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzは !マーク。技術点最高の38.74、演技構成点2番目の33.55、合計72.29でSP1位。
 最終滑走でレヴィト(米。18)。今季フランス杯4位。曲は「Almost in Your Arms」他。振付はクズネツォワ他。衣装は赤。長手袋も赤。冒頭の3F+3Tは第1に!マーク。以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点ほぼ3〜4。スピン二つはレベル4で加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Loは加点3〜4。StSqとCCoSpはレベル3。うちStSqは加点ほぼ4〜5。技術点2番目の37.08、演技構成点最高の34.72、合計71.8でSP2位。

 フリー。地上波ではSPと同じ7人を放送。テレ朝解説は八木沼、実況は斎藤アナ。
 6番滑走でエヴァハート(米。18)。曲は映画「Poor Things」より。振付はシェイリーン・ボーン。衣装は肩の部分がふくらんだ提灯袖、上衣は短いボレロ風、スカートはクリーム色。人形のようにカクカクした動きから始まる。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。2Aは転倒。3Fは!マークとqマーク。3Lo+2A+SEQは第1にqマーク。スピン三つはレベル3。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Loはアンダーローテーション。3Lz+2T+2Loは第1と 第3がqマーク。3Sもアンダーローテーション。StSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。面白い振付だが、ジャンプのマークが多すぎる。今回のパネルは回転不足にかなり厳しい感じ。技術点11番目の53.48、演技構成点7番目の58.64、転倒の減点1、合計111.12でフリー9位、総合174.59で7位。

 7番滑走で青木(20)。曲は「ラ・ラ・ランド」。振付はチェルシー・テディンガ。衣装は濃い青。3Lzを2本ともミス。冒頭3Lzからの連続ジャンプの予定がqマークで転倒。続く3Tは全ジャッジが加点。3Sはqマーク。2Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜4。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる2A+1Eu+3Fは第3がqマーク。2本目の3Lzもqマークでステップアウトし、1Tを付けたが無効。3F+2Tは第1に!マークとqマーク、第2はアンダーローテーション。StSqはレベル3だが、よく曲想を表現していて全ジャッジが加点3〜5。技術点10番目の54.13、演技構成点4番目の65.14、転倒の減点1、合計118.27でフリーも6位、総合185.85で6位。
 8番滑走でテネル(米。27)。曲は「The Mission Soundtrack」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。続く3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。次の3Fと2Aも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点2〜5、CCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーション。3S+2T+2Loは第3がqマーク。3Loはこらえた。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.86。技術点4番目の65.15、演技構成点5番目の64.37、合計129.52でフリー4位、総合195.07で4位。
 9番滑走で中井(17)。曲は「What a Wonderful World」。振付は宮本賢二。冒頭の3Aの予定はほどけて2Aとなり両足。続く3Lo+2Tと3Lz+3Tは落ち着いて決め、全ジャッジが加点2〜3。3Sも全ジャッジが加点2〜3。FSSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqはスピードにのり加点3〜5。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fは!マークとqマーク。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点3〜4。終わった後、満足そう。技術点2番目の70.17、演技構成点3番目の66.37、合計136.54でフリー3位、総合203.09で3位。ファイナル進出。

 10番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「ジョーズ」他。振付はローリ・ニコル他。衣装は青と水色。脇腹にギザギザの形。もっと滑り込むと面白そう。冒頭の3Lz+1Eu+3Sは第3がqマーク。続く3Fは全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2Tと、ソロの3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzはダウングレードで転倒。3T+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点2〜3。ソロの2Aはqマーク。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.36。技術点7番目の60.75、演技構成点6番目の64.19、転倒の減点1、合計123.94でフリー5位、総合192.05で5位。
 11番滑走でレヴィト(米。18)。曲は「Cinema Paradiso」。振付はジャパリゼ他。衣装は淡い水色に白いレースをあしらったもの。すてきなプログラム。冒頭の3F+3Tは第2がアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点3〜4。3Loは全ジャッジが加点3、3Sも全ジャッジが加点2〜3。FCCoSpはレベル3。1.1倍になる3F+2A+SEQは第1が!マーク。3Lo+2T+2Loは第1がアンダーローテーション。ソロの3Lzもアンダーローテーション。LSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点でほぼ3〜4。ChSqはGOE+1.64。最後のCCoSpはレベル2だが全ジャッジが加点3〜4。ジャンプのマークとスピンのレベルに改善の余地あり。技術点3番目の66.94、演技構成点2番目の71.03、合計137.97でフリーも2位、総合209.77で2位。
 最終滑走で千葉(20)。曲は「ロミオとジュリエット」より「Kissing You」他。振付はローリ・ニコル。衣装は暗赤色の地に垣根のバラの刺繍。会心の出来。冒頭の3F+3Tは第2にqマーク。続く3Loは全ジャッジが加点2〜3。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。3Lz+2T+2Loは第1と第3がqマーク。3Fもqマーク。ChSqはGOE+1.79の最高得点。技術点最高の73.81、演技構成点も最高の71.13 、合計144.94は自己ベスト更新でフリーも1位、総合217.23も自己ベスト更新でGPシリーズ初優勝。

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは三浦佳生、友野。地元カナダからはラキッチ、サドフスキー、ゴゴレフ。その他エイモズ(仏)、メモラ(伊)、エガーゼ(ジョー)、マリニン(米)など。テレ朝地上波では日本2人とマリニン、エイモズ、A.セレフコの5人を放送。解説は佐野、実況は角澤アナ。
 6番滑走でA.セレフコ(エスト。24)。昨季国内2位。欧州選手権9位。今季CSクランベリー杯2位。曲はプリンス「Kiss」。振付はアダム・ソルヤ。会心の出来。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4T成功、加点2〜4。続く3Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜4、FSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは加点1〜3。技術点2番目の50.83、演技構成点4番目の40.45、合計91.28は自己ベスト更新でSP3位。

 7番滑走で友野(27)。昨季全日本5位。四大陸4位。今季CS木下杯2位、CSネーベルホルン杯4位。曲は「That's It」他。振付はシェイリン・ボーン。なかなかよかった。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く4Sもなんとか決める。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aも決めた。得意のStSqと最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。技術点3番目の50.39、演技構成点も3番目の41.68、合計92.07でSP2位。
 9番滑走で三浦(20)。今季フランス杯10位。曲は継続の「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4S+3Tは全ジャッジが加点。続く3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、CCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる4Tはステップアウト。最後のCSSpはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の49.54、演技構成点5番目の40.26、合計89.8でSP4位。試合後のインタビューで「前回よりよくできたが得点が出ていない。特にPCSの2項目が今までになく低くてショック」と言っていた(CO7.93,PR7.82,SK8.36)。

 10番滑走でエイモズ(仏。28)。昨季国内優勝、欧州選手権22位。世界選手権5位。今季CSネペラ記念優勝。曲は「Le Lac」他。振付は本人。冒頭の4Tはキャンセル、3T+3Tにしてほぼ全ジャッジが加点。続く3Lzは全ジャッジが加点2〜4。CCSpはレベル3。1.1倍になる3Aはターンから跳び、全ジャッジが加点2〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは手をつかない側転のようなバタフライも入り、全ジャッジが加点ほぼ4〜5。技術点9番目の43.55、演技構成点2番目の43.91、合計87.46でSP5位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。今季フランス杯優勝。曲は「The Lost Crown」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜5。続く3Aも下りた後の流れがあり、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqにはラズベリーツイストやバックフリップも入れ、全ジャッジが加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる4Lz+3Tは第1がqマーク。技術点最高の59.81、演技構成点も最高の45.03、合計104.84でSP1位。

 フリー。地上波ではSPの5人にエガーゼとメモラを加え た7人を放送。
 5番滑走でSP8位エガーゼ(ジョー。23)。今季フランス杯3位。曲は「Sailing」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4S+3Tも全ジャッジが加点1〜3。しかしソロの4Sで転倒。3A+2A+SEQはなんとか決める。FCSpはレベル2。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは成功。3Fは全ジャッジが加点1〜3。3Lzはこらえる。あと二つのスピンStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちCSSpとStSqは加点1〜3。ChSqはGOE+0.93。技術点2番目の87.41、演技構成点7番目の75.62、合計162.03でフリー4位、総合247.95で5位。

 7番滑走でSP6位メモラ(伊。21)。昨季欧州選手権銀メダル。世界選手権10位。今季CSロンバルディア杯3位。曲は「シェヘラザード」。振付はフーザルポリ。まだジャンプにせいいっぱいで曲想表現できていない。冒頭の4Fは!マークにアンダーローテーションでステップアウト、片手付き。ソロの3Loと3Lzは全ジャッジが加点。3A+1Eu+3Sは第1にqマーク。スピン三つとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるところで4Lzを跳び、qマークでステップアウト。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Lz+3Tも決める。ChSqはGOE+1.0。技術点6番目の80.28、演技構成点10番目の71.47、合計151.75でフリー7位、総合238.2で6位。
 8番滑走でエイモズ(仏。28)。曲は23/24シーズンの「ボレロ」。振付はブライス・ムゼと本人。ジャンプがモロモロで3転倒。冒頭の4Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+2Tは全ジャッジが加点1〜3。しかし3Lo、3Aと立て続けに転倒。FCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQは決め、全ジャッジが加点。しかし3Fが!マークとqマークで転倒。3Lzはパンクして1Lzに。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜3。最後のChSqはGOE+2.43と最高得点。技術点12番目の66.51、演技構成点4番目の80.13、転倒の減点4、合計142.64でフリー11位、総合230.1で10位。3週間前にケガして練習を1週間休んだらしい。
 9番滑走で三浦(20)。曲は継続の「シェルブールの雨傘」に変更。振付はシェイリン・ボーン。復調の兆し。冒頭の4Loはきれいに決まり、全ジャッジが加点2〜4。続く4Sもこらえたが成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。次の4T+3Tもなんとか決める。スピン二つはレベル4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ソロの4Tはこらえた。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第1、第3ともアンダーローテーションでオーバーターン。ソロの3Aもアンダーローテーションでステップアウト。ChSqはGOE+0.64。3Lo+2A+SEQはステップアウト。CSSpはレベル2でVマーク。とにかくころばずに終え、セーフのジェスチャー。技術点4番目の83.84、演技構成点5番目の80.05、合計163.89でフリー3位、総合253.69で3位。

 10番滑走でA.セレフコ(エスト。24)。曲は「Adagio For Strings And Storm」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭で4Lz成功、全ジャッジが加点3〜4。続く4Tも決め、全ジャッジが加点。次の3Aも全ジャッジが加点3。3F+2Tは第1に!マーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Aはアンダーローテーションで転倒、繰り返しの違反に。3Lz+2A+2A+SEQは決める。ソロの3Fはまた!マーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。ChSqはGOE+1.5。技術点3番目の84.97、演技構成点2番目の81.96、合計165.93でフリー2位、総合257.21で2位。
 11番滑走で友野(27)。曲は23/24シーズンの「Halston」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4T+2Tは全ジャッジが加点2〜4。しかしソロの4Tは転倒。次の4Sもアンダーローテーションで転倒。3Loはqマーク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点1〜4。1.1倍になる3A+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3F+2A+SEQも決め、全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Aも全ジャッジが加点2〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4。ChSqはGOE+1.5。最後のポーズでぐらつき、転びそうになったが立て直して苦笑い。技術点5番目の81.0、演技構成点3番目の80.39、転倒の減点2、合計159.39でフリー5位、総合251.46で4位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「The Ball」他。振付はシェイリン・ボーン。ジャンプはすごかったが、曲想が伝わってこない。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜5。続く3Aも加点3〜5。4Lzを楽そうに決め加点3〜5。4Loは加点3〜4。スピン二つはレベル4。うちCCSpは加点2〜4。StSqとFSSpはレベル3。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Fを決め、加点3〜4。これだけで23.14。4T+3Tと4S+3A+SEQも成功、いずれも加点1〜3。ChSqはGOE+2.0の高得点。技術点ダントツの138.49、演技構成点最高の90.48、合計228.97は自己ベスト更新でフリーも1位、総合333.81も自己ベスト更新で優勝。ファイナル進出。

New! サッカー短評 (2025.11/1)

柏レイソルvs.サンフレッチェ広島 1対3 (2025.11/1 国立) ルヴァン杯決勝

 なんと広島が前半だけで3得点して試合を決めてしまった。柏は後半から出てきた細谷が36分に1点返して意地を見せるのが精いっぱい。1点目は前半25分、広島右サイドから内田のロングスローを長身DF荒木がヘディングシュートを決める。よくCKで得点する佐々木翔がニアでジャンプしておとりになった。2点目は38分、東が直接FKを右上に決める。3点目は前半追加タイムの47分。また広島右サイドからのロングスローをニアで佐々木が頭で触り、ファーへ飛んできたところへジャーメインがボレーで叩き込んだ。柏は、強みであるシャドーの二人がオールコートマンツーマンで抑えられ、垣田や両WBにもうまくボールが渡らず。ボール支配率は上回っても、リーグ最少失点の広島の守備を崩せず。気温22.2度、湿度48%。観客62466人。主審は御厨さん、VARは福島さん。フジテレビ解説は内田篤人と小野伸二。
 柏の先発は、3-4-2-1。GK小島。DF三丸、古賀太陽、原田亘。中川敦瑛と戸嶋のダブルボランチ。左右のWBは小屋松と山之内。元フロンターレの瀬川と小泉のシャドー。ワントップに垣田。キャプテンは古賀。ロドリゲス監督は1年目。
 広島の先発も3-4-2-1。ワントップに木下。シャドーに中村草太とジャーメイン。左右のWBに東俊希と中野就斗。田中聡と川辺のダブルボランチ。DF佐々木翔、荒木、塩谷。GK大迫。キャプテンは佐々木。スキッベ監督は4年目。
 今季のリーグ戦の対戦は3/16サンフレッチェ広島ホームでは1−1、9/23柏レイソルホームでは0−0と2引き分けだった。現在、柏がリーグ2で首位鹿島と勝点1差、広島は5位で鹿島と8差。残り3節で、広島の優勝は厳しいが、柏の逆転は十分ありうる。この敗戦をバネにできるか。広島はまだ天皇杯の可能性もあるとのこと。11/16に神戸と準決勝を戦う。

New! フィギュアスケート (2025.10/25,26,)

中国杯 (2025.10/24〜26 重慶) GPシリーズ第2戦

 <女子シングル>11人エントリー。日本からは吉田、渡辺、松生。地元中国からはイ・ジュウ他。その他イ・ヘイン(韓)、シン・ジア(韓)、グバノワ(ジョー)、グレン(米)、リウ(米)など。レポンド(瑞)は足のケガで欠場。10/15ペゼッタが追加。地元シァンイー・アンも欠場。テレ朝地上波では日本人とリウ、グレン、グバノワの6人を放送。解説は鈴木明子、実況は山木アナ。
 3番滑走で松生(21)。昨季GPファイナル6位。全日本5位。四大陸11位。今季CSロンバルディア杯8位。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。冒頭の2A成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第1が!マーク。スピン二つとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqとFCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル4。技術点5番目の35.59、演技構成点8番目の30.32、合計65.91でSP6位。試合後のインタビューでは「すべてのジャンプを集中して締められてノーミスでできた」と自己評価していた。

 7番滑走で渡辺(23)。昨季全日本7位。今季CS木下杯4位、CSトリアレティ杯7位。曲は3季前の「ロクサーヌのタンゴ」。振付は宮本賢二。会心の演技に近い。冒頭の3Aはこらえたが決める。3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つとStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Loも成功、全ジャッジが加点2〜3。終わったときガッツポーズ。技術点最高の41.56、演技構成点3番目の32.45、合計74.01は自己ベスト更新でSP2位。
 8番滑走でリウ(米。20)。昨季全米2位。四大陸4位、世界選手権金メダル。今季CSロンバルディア杯4位。曲は継続の「Promise」。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点2〜3。続く2Aは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Loも成功。ノーミスで終え、リンクから上がるとき涙ぐんでいた。靴に問題があったらしい。技術点2番目の40.65、演技構成点最高の33.96、合計74.61でSP1位。

 9番滑走で吉田(20)。昨季GPファイナル5位。全日本11位。冬季アジア大会銅メダル。今季CS木下杯、CSネーベルホルン杯とも8位。曲は「キルビル」。振付はブノワ・リショー。衣装は黄色。ジャンプが不調らしい。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2。3Lz+3Tは第1がqマーク、第2はアンダーローテーションでこらえた。スピン三つとStSqはレベル4。うちCSpと最後のStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loはqマーク。技術点11番目の30.63、演技構成点6番目の30.84、合計61.47でSP11位。
 10番滑走でグバノワ(ジョー。22)。昨季欧州選手権銀メダル。世界選手権28位。今季五輪予選会2位。曲は「San Sanana」。振付はモロトフ他。衣装は赤を基調に金色の飾りがたくさん。冒頭の3F+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く2Aも全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lzはqマーク。StSqとあと二つのスピンはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3、最後のSSpは全ジャッジが加点1〜3。技術点8番目の33.98、演技構成点4番目の32.3、合計66.28でSP5位。
 最終滑走でグレン(米。25)。昨季全米優勝。世界選手権5位。今季CSネーベルホルン杯優勝。曲は「Like A Prayer」。振付はウィーヴァー。冒頭の3Aは決める。全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3F+3Tはステップアウト。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、LSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点ほぼ3。最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点3番目の39.69、演技構成点2番目の33.35、合計73.04でSP3位。

 フリー。地上波では日本人3人とシン・ジア、グバノワ、グレン、リウの7人を放送。
 1番滑走で吉田(20)。曲は「Hana's Odyssey From Sea to Sky」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aはやや高さか幅が足りずqマークで転倒。続く2A+3Tはほぼ全ジャッジが加点。しかし3Loはパンクして1Loに。FCCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2。3Fの予定がばらけて2Fに。1.1倍になる3Lz+2Tは成功。ChSqはGOE+0.29。ソロの3Lzは決める。3S+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点2〜3。技術点8番目の57.68、演技構成点9番目の58.39、転倒の減点1、合計115.07でフリー9位、総合176.54で10位。
 6番滑走で松生(21)。曲は「くるみ割り人形」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3T+2Tは第1が!マーク。3Fと2Aは全ジャッジがほぼ加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは第1がアンダーローテーション。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Sはqマークでオーバーターン。StSqは途中で転倒してレベル2。ChSqはGOE+1.5。最後のポーズでしりもちをつき転倒扱い。技術点5番目の63.04、演技構成点6番目の61.11、転倒の減点2、合計122.15でフリーも6位、総合188.06で6位。

 7番滑走でグバノワ(ジョー。22)。曲は「Ghost - The Musical」より「Unchained Melody」他。振付はオルガ・グリンカ他。衣装の背中に男女の横顔の線画。冒頭の3F+3T成功、全ジャッジが加点2〜3。3Loはこらえた。3Lzはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQも全ジャッジが加点1〜3。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。2Aほぼ全ジャッジが加点。StSqと最後のSSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。ChSqはGOE+1.0。技術点3番目の67.41、演技構成点3番目の64.19、合計131.6でフリー3位、総合197.88で4位。
 8番滑走でシン・ジア(韓。17)。曲は継続の「Liebestraum」に変更。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし次の3Loがパンクして1Loに。3Sは全ジャッジが加点。3F+2T+2Loは決め全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3、スピン二つは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がqマークで転倒。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点。ソロの3Lzはqマーク。ChSqはGOE+1.5。技術点4番目の65.3、演技構成点5番目の63.12、転倒の減点1、合計127.42でフリー4位、総合195.43で5位。

 9番滑走でグレン(米。25)。曲は「I Will Find You」他。振付はキャサリン・ヒル。冒頭の3A成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3F+3Tはステップアウト。3Lz+2Tは決める。ソロの3Sは全ジャッジが加点。FSSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Fはeマーク。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3Loも全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.29。技術点最高の75.27、演技構成点2番目の66.47、合計141.74でフリー1位、総合214.78で優勝。
 10番滑走で渡辺(23)。曲は3季前の「JIN -仁-」。振付は宮本賢二。冒頭の3A+3Tは第2がqマークで転倒。3Aが完璧だったので第2を 2回転にしておけばと残念。3Fは!マークとqマーク。2本目の3Aはアンダーローテーションでステップアウト。3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のStSqはほぼ加点1〜4FSSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Lz成功。2A+1Eu+3Sは第3がqマーク。次の3Loの予定が1Loにパンクしたのは痛かった。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点6番目の62.18、演技構成点4番目の63.44、転倒の減点1、合計124.62でフリー5位、総合198.63でなんとか3位を確保して喜ぶ。
 最終滑走でリウ(米。20)。曲は継続の「MacArthur Park」。振付はスカリ。冒頭の3Fは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。3Sは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lzは両足に。3F+2A+2T+SEQは第1にqマーク。2A+2Tも決める。StSqとLSpはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。解説の鈴木明子は「去年最後のこのプログラムはもっとよかった」。技術点2番目の69.29、演技構成点最高の68.17、合計137.46でフリー2位、総合212.07で2位。

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは佐藤駿、山本。地元中国からはボーヤン・ジン、ダイウェイ・ダイ等。その他グラスル(伊)、リトヴィンツェフ(アゼル)、チャ(韓)、ワシリエフス(ラト)など。10/13プルキネンが欠場、樋渡が繰上げ。テレ朝地上波では日本人とグラスル、チャ、シャイドロフの5人を放送。解説は佐野、実況は斎藤アナ。

 6番滑走でグラスル(伊。23)。昨季欧州選手権8位、世界選手権13位。今季CSネペラ記念3位。曲は「Tango per la libert?」。振付はベルナルディス。冒頭の4Lz+3Tは第1がqマークで間にオーバーターンが入った。続く4Loは全ジャッジが加点。3Aも全ジャッジが加点2〜3。ジャンプを前半に集中。スピン三つはレベル4。うちスピン二つは全ジャッジが加点2〜4。StSqはレベル3で加点2〜4。技術点2番目の49.75、演技構成点3番目の40.67、合計90.42でSP2位。
 8番滑走でチャ(韓。24)。昨季四大陸銀メダル。世界選手権7位。今季CS木下杯優勝。曲は「Rain, In Your Black Eyes」。振付はシェイリン・ボーン。痛恨の4Tパンク。冒頭の4Sはステップアウトして第2付かず。続く4Tの予定が1Tにパンクして無得点。連続ジャンプの要素も失う。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3A成功。技術点10番目の33.92、演技構成点最高の41.69、合計75.61でSP7位。靴の具合が悪いらしい。

 10番滑走で山本(25)。昨季全日本10位。冬季ユニバ6位。今季CS木下杯4位。開幕前に腰椎ヘルニアを発症したらしい。曲は2021/22シーズンの「イエスタデイ」。振付は樋口美穂子。冒頭の4T+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。続く4Sはqマーク。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3Aも力まず成功、ガッツポーズ。全ジャッジが加点1〜3。CSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜4。技術点5番目の47.07、演技構成点4番目の40.5、合計でSP4位。試合後のインタビューで「10日前まで1回転しか跳べなかった。今痛みもなく試合に出られることを感謝している」と言っていた。
 11番滑走で佐藤(21)。昨季全日本7位。冬季アジア大会5位。世界選手権6位。今季CSロンバルディア杯4位。開幕前のアイスショーで足首を骨座礁。曲は継続の「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。FCSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭で4Lzを楽々と決め、加点1〜3。続く4T+3Tもさらっと成功、加点1〜3。スピン二つはレベル4で加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Aは加点2〜3。StSqはレベル2だが加点2。技術点最高の53.28、演技構成点2番目の40.85、合計94.13でSP1位。
 最終滑走でシャイドロフ(カザフ。21)。昨季四大陸金メダル。世界選手権銀メダル。今季CSデニス・テン記念優勝。曲は「In the Air Tonight」他。振付はリギーニ。冒頭の4Lz+3Tは簡単そうに成功したと見えたが、第1がアンダーローテーション。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ3。スピン二つはレベル3。うちFCSpはGOE-0.32。1.1倍になる4Tは全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。最後のCSSpはレベル4だがGOE-1〜2。技術点4番目の47.88、演技構成点5番目の40.45、合計88.33でSP3位。キスアンドクライでは、ウルマノフコーチとも得点が思ったほど出ていないという顔。

 フリー。  6番滑走でチャ(韓。24)。曲は「Moulin Rouge」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4S+3Tは第2がqマーク。続く4Tはアンダーローテーションで転倒。次は2Sにパンク。3Aもqマークで転倒。StSqとFCSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+2Sは全ジャッジが加点。3F+2A+SEQは第1がqマーク。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点。ソロの3Fはこらえた。ChSqはGOE+1.36。技術点9番目の65.07、演技構成点4番目の78.85、転倒の減点2、合計141.92でフリー8位、総合217.53で8位。

 7番滑走でSP6位樋渡(米。25)。昨季全米6位。四大陸9位。今季CS木下杯3位。曲は「Creep」。振付はミーシャ・ジー他。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点。続くソロの4Tも決める。3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Sはこらえた。1.1倍になる3A+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Lz+1Eu+3Sは第3がqマーク。3Loは決める。ChSqはGOE+0.86。技術点4番目の90.52、演技構成点7番目の76.12、合計166.64は自己ベスト更新でフリー4位、総合245.71で4位。
 9番滑走で山本(25)。曲は「ハレルヤ」。振付はローリ・ニコル。冒頭の4Sはqマーク。続く4Tはアンダーローテーションで転倒。3Fはこらえた。ChSqはGOE+1.29。2Aはステップアウト。1.1倍になる3Aはアンダーローテーション。次の3Lz+2A+SEQの予定は跳ばず。スピン二つはレベル3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。3F+2A+SEQはこらえつつ決める。最後のCCSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点12番目の48.73、演技構成点6番目の76.37、転倒の減点1、合計124.1でフリー11位、総合211.67で9位。

 10番滑走でシャイドロフ(カザフ。21)。曲は「Confessa - The Diva Dance」。振付はリギーニ。冒頭は、本人にしかできない技、3A+1Eu+4Sを跳んだが第3にqマーク。続く4Lzは成功。さらに4Fも跳ぶが!マーク。スピン三つとStSqはレベル3。うちStSqし全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.79。ソロの3Fも!マーク。1.1倍になる4T+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点1〜3。3Lz+3A+SEQは第2がアンダーローテーションでステップアウト。これも他の選手はやらない組合せ。5本目の4回転の4Tはアンダーローテーションで転倒。すごい構成だがスタミナも必要。技術点3番目の96.02、演技構成点も3番目の79.32、合計174.34でフリーも3位、総合262.67で3位。
 11番滑走でグラスル(伊。23)。曲は映画「Conclave」より「Soon Enough」他6曲。振付はマントヴァーニ他。衣装は枢機卿を表す暗赤色の長上衣に黒い縁取り。冒頭で4Lzを決める。続く4Loは全ジャッジが加点2〜3。次の4Sはアンダーローテーション。3A+3Tは第1がqマーク。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+3Tは第2にqマーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。この前後で上衣の前を開いて白いシャツを見せる。教皇の服を表しているようだ。ソロの3Loは全ジャッジが加点。技術点2番目の96.96、演技構成点も2番目の82.05、合計179.01でフリーも2位、総合269.43で2位。
 最終滑走で佐藤(21)。曲は「火の鳥」より「Round Dance of the Princesses」他。振付はシゼロン。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のルッツはきれいに成功、加点2〜3。続く3A+1Eu+3Sも決める。さらに4T+3Tも全ジャッジが加点。FCSpとStSqはレベル3。うちFCSpは加点2〜3。ソロの4Tも加点2〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQ、ソロの3Loと3Lzも成功。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2。技術点最高の100.74、演技構成点も最高の83.25、合計183.99でフリーも1位、総合278.12で優勝。痛み止めを服用して臨んだらしい。キスアンドクライでは日下コーチの方が飛び上がって喜んでいた。

New! サッカー短評 (2025.10/25)

セレッソvs.川崎フロンターレ 2対0 (2025.10/25 ヨドコウ) 第35節

 前半4分、7分と失点し、最後まで相手の守りを崩せずに無得点敗戦。いくらリーグトップの得点力があっても発揮できなければ勝てない。相手が立ち上がりから攻勢をかけてきたのをいなしきれずに後手後手をふんでいるうちに突破され、苦しい体制で触ったクリアが相手選手の足元に入ってシュートを決められた。1点目はGK山口がはじいた先が相手FWハットンで、すかさずシュート。2点目は手数をかけずにゴール前に入れられたクロスに河原が足を延ばしたがクリアできずに近くにころがり、相手ボランチ田中駿汰にボレーで叩き込まれた。前半途中で山本のFKからマルシーニョが押し込んだが、オフサイドで得点取り消し。
 後半開始から河原に代えて大関を入れ、脇坂と大関で相手ダブルボランチに対応するようになってからは、だいぶボールを動かせる時間も増え、脇坂からのパスを伊藤がシュートする場面もあったが、相手GKにはじかれた。伊藤には相手DF大畑を中心に2人、3人とはさんで絶対前向きでプレーさせないという守備が徹底されていた。後半15分にマルシーニョと家長を交代した後は左ウイングに変わったが、こちらではかなり楽にプレーしていた。気温22.4度、湿度62%。雨が降っていて、最後はだいぶ強い降りだった。観客17360人。主審は谷本さん、VARは中井さん。DAZN解説は木本さん、実況は寺西アナ。
 先発は、GK山口。DF田邊、佐々木、ジェジエウ、際。山本と河原のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと伊藤。ワントップにエリソン。ベンチに出場停止明けのウレモビッチ、橘田、小林、宮城、ロマニッチなど。
 セレッソは4-2-3-1。ラファエル・ハットンのワントップ。トップ下に中島元彦。左右のシャドーにアンドラーデと柴山。喜田陽と田中駿汰のダブルボランチ。DF大畑、もしマリノスの畠中、進藤、奥田。GK福井。キャプテンは田中駿汰。ベンチにGKキム・ジンヒョン、DFクールズ、MF香川、本間至恩など。ルーカス・フェルナンデスがケガで出られないとのこと。試合前にベンチ外の登里が挨拶に来た。

 7位の町田が8位浦和と0−0で引き分けて勝点1を追加したため、フロンターレは6位から7位に逆戻り。セレッソは勝点49としたが10位のまま。首位鹿島は3位京都との上位対決を辛くも1−1のドローに持ち込み、勝点67で首位キープ。京都は勝点62で3位のまま。2位柏は18位横浜FCを2−0で下し、勝点66として首位に1差と詰め寄る。5位広島はなんと17位マリノスに0−3と敗れ、5位のまま。マリノスは順位こそ変わらないが、勝点37として18位とは5差をつけた。また、最下位新潟と勝点差が15になったため、残り4試合あるが明日4位神戸との試合結果を待たずに新潟の降格が決定した。

フィギュアスケート (2025.10/19,20,)

フランス杯 ペア・アイスダンス (2025.10/17〜19 アンジェ) GPシリーズ第1戦

 <ペア>8組エントリー。日本からは三浦/木原組。その他ステラトデュデク/デシャン組(加)、パヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン)、シン/ナギ組(米)など。ゴルベワ/ジォトプロスムーア組(豪)は欠場。テレ朝地上波は日本とカナダの2組のみ放送。解説は高橋成美。
 7番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。42、33)。2024.12月女性がカナダ国籍取得したとのこと。昨季四大陸銀メダル。世界選手権5位。今季CSジョン・ニックス国際優勝。曲は「Carmina Burana」。振付はローリ・ニコル。女性のスカートは短い赤。この時期にしては完成している。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3。3T少しずれた。3LoThは全ジャッジが加点。CCoSpとStSq、5RLiとBiDsはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点3〜4、StSqは二人同時のバックフリップもあり、加点ほぼ3〜4。技術点2番目の41.05、演技構成点も2番目の33.21、合計74.26でSP2位。
 最終滑走で三浦/木原組(23、33)。曲は継続の「Paint It Black」。振付はシェイリン・ボーン。衣装は去年と変更、黒に少し赤い部分。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点3〜4。3Tはたぶん女性がqマーク。5ALiはレベル4で全ジャッジが加点4〜5。3FThは全ジャッジが加点1〜4。CCoSpとStSq、BiDsはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、CCoSpは加点ほぼ3。技術点最高の43.15、演技構成点も最高の36.29、合計79.44でSP1位。

 フリー。  7番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。42、33)。曲は「Poeta en el Mar」他。振付はローリ・ニコル。SPほど完成していなかった。冒頭の3Twがなんとパンクして1Twとなりレベル2。3T+2A+2A+SEQは第3がqマークでステップアウト。リフト三つとFoDs、PCoSpはいずれもレベル4。うちリフト二つとFoDsは全ジャッジが加点2〜3、PCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロジャンプは2Sに。3LoThはこらえた。ChSqはGOE+1.07。3Sはしっかり成功、全ジャッジが加点2〜3。技術点3番目の59.47、演技構成点2番目の63.93、合計123.4でフリーも2位、総合197.66で2位。
 最終滑走で三浦/木原組(23、33)。曲は映画「Gladiator」より「Nelle Tue Mani (Now We Are Free)」他。振付はデュブレイユ。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点3〜4。3T+1A+1A+SEQは第1がqマーク。リフト三つとBoDs、PCoSpはいずれもレベル4。うち5ALiは全ジャッジが加点3〜4、BoDsは全ジャッジが加点2〜4、PCoSpは全ジャッジが加点2〜3、5RLiは全ジャッジが加点3。3FThは全ジャッジが加点1〜4。ソロジャンプの3Sはここまでの試合でミスがあったらしいがしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。3LoThは余裕があり全ジャッジが加点3〜5。最後のChSqは終わりのポーズで女性を男性が頭上に差し上げる形で、GOE+1.21。木原は「リフトが四回」とかなりたいへんそう。技術点最高の70.1、演技構成点も最高の69.61、合計139.71でフリーも1位、総合219.15で優勝。


フィギュアスケート (2025.10/19,20,)

フランス杯 (2025.10/17〜19 アンジェ) GPシリーズ第1戦

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは坂本、住吉、中井亜美。地元フランスからはシルトなど。その他キム・チェヨン(韓)、ユ・ヨン(韓)、、カイザー(瑞)、レヴィト(米)、リングレーシー(米)など。ペトロキナ(エスト)は欠場。シン・ジア(韓)が追加。テレ朝地上波は日本人3人とレヴイトの4人のみ放送。解説は荒川、実況は清水俊輔アナ。
 5番滑走で中井(17)。これがシニアデビュー戦。昨季全日本ジュニア4位。JGPファイナル3位。世界ジュニア4位。今季CSロンバルディア杯2位。曲は「La strada」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装の上衣は赤白の横縞がビーズできらきら。全要素に全ジャッジが加点。冒頭で鮮やかに3A成功。加点2〜3。続く3Lz+3Tも決め、加点ほぼ3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3Loも加点2〜4。StSqはレベル3だが加点2〜4。ノーミスで終え、両こぶしを握り締めた。技術点最高の44.84、演技構成点3番目の33.16、合計78.0は自己ベスト更新でSP1位。

 6番滑走で住吉(22)。フランス大会は4年連続出場とのこと。昨季全日本8位。冬季ユニバ優勝。今季CSロンバルディア杯優勝。曲は「Alba Lullaby」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2にqマーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜4、StSqも緩急の動きがあり加点3〜4。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の38.31、演技構成点も4番目の32.72、合計71.03は自己ベスト更新でSP4位。

 11番滑走でレヴィト(米。18)。昨季世界選手権4位。今季CSクランベリー杯優勝、CSネーベルホルン杯4位。曲は「Almost in Your Arms」他。振付はクズネツォワ他。衣装は赤。全要素に全ジャッジが加点、冒頭の3F+3Tは加点2〜3。続く2Aは加点ほぼ3。スピン二つとStSqはレベル4。うちFCSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Loは加点2〜5。「レヴィト選手は去年までSPのソロジャンプで3Lzを跳んでいたがエラーが付くので3Loに変えてきた」と実況アナ。技術点3番目の38.6、演技構成点2番目の34.77、合計73.37でSP3位。
 最終滑走で坂本(25)。昨季全日本4連覇。冬季アジア大会銀メダル。世界選手権銀メダル。今季CS木下杯2位。曲は「Time To Say Goodbye」。振付はブノワ・リショー。まだ完成していないようだが、スピードはある。冒頭の3Lzは!マークでややこらえた。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点3〜5、StSqは加点2〜5。1.1倍になる3F+3Tは全ジャッジが加点2〜4。技術点2番目の40.25、演技構成点最高の35.95、合計76.2でSP2位。

 フリー。  9番滑走で住吉(22)。曲は継続の「Adiemus: Songs of Sanctuary」より5曲。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の2A+3Tは全ジャッジが加点3〜4。続く4Tはアンダーローテーションだが片足で下りた。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちステップは音楽をよく表現していて加点ほぼ4〜5、CCoSpは加点3〜4。解説の荒川が「スピンがとても安定している」。3Loは全ジャッジが加点2〜3。次の3Sの予定が2Sに。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になる3Lz+3Tと3F+2A+2A+SEQ、3Lzは全ジャッジが加点。うち3Lz+3Tは加点2〜3。技術点2番目の77.13、演技構成点3番目の67.9、合計145.03は自己ベスト更新でフリー3位、総合216.06も自己ベスト更新で3位。

 10番滑走でレヴィト(米。18)。曲は「Cinema Paradiso」。振付はジャパリゼ他。衣装は淡い水色。冒頭の3F+3Tは第2がアンダーローテーション。続く2A、3Lo、3Sはいずれも全ジャッジが加点。うち3Loは加点2〜4。FCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3F+2A+SEQと3Lo+2T+2Loは成功。うち3F+2A+SEQは加点ほぼ3。ソロの3Lzに!マーク。ChSqはGOE+1.57。技術点4番目の70.39、演技構成点2番目の68.95、合計139.34でフリー4位、総合212.71で4位。
 11番滑走で坂本(25)。曲は「愛の賛歌」。振付はデュブレイユ。衣装は紫。スピードにのっていて全体的によかった。ジャンプに少し不安もあるがSPよりずっと滑り込んでいる感じ。3Lzからの連続ジャンプ以外は全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは、加点4〜5。続く3Fは加点3〜5。3Lz+2Tは第1に!マーク。スピン二つはレベル4で加点2〜4。StSqはレベル3だが加点3〜4。3Sは加点3〜5。1.1倍になる3F+3Tは加点3〜5。2A+3T+2Tは加点2〜4。ChSqはGOE+1.57。ソロの3Loを決め加点2〜5。CCoSpはレベル4だがVマーク。最後のFCCoSpはレベル3でVマーク。技術点3番目の74.69、演技構成点最高の73.34、合計148.03でフリーも2位、総合224.23で2位。
 最終滑走で中井(17)。曲は「What a Wonderful World」。振付は。衣装は青のグラデーション。冒頭の3Aは片手付き。以降の全要素に全ジャッジが加点。3Lo+2Tと3Lz+3Tは加点2〜3。3Sは加点ほぼ2〜3。FSSpはレベル3だが加点3〜4。ChSqはGOE+1.14。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは加点2〜4。3Fは加点2〜3、3Loは加点2〜4。StSqとあと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点3〜4。技術点最高の81.93、演技構成点4番目の67.15、合計149.08は自己ベスト大幅更新でフリーも1位、総合227.08も自己ベスト更新で初優勝。キスアンドクライで得点と順位をみた中井は「まさか」。中庭コーチは泣いていた。表彰台日本人独占はこの40年で初らしい。

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは三浦佳生、壷井。地元フランスからはシャオイムファなど。その他マリニン(米)、トルガシェフ、ナウモフ(米)、ブリッチギ(瑞)、エガーゼ(ジョー)など。チャ(韓)は欠場。
 5番滑走で壷井(22)。今年は神戸大学を休学し、ミラノ五輪出場をめざす。昨季四大陸5位、世界選手権21位。今季CS木下杯5位、ネーベルホルン杯8位。曲は「Anniversary」。振付はスカリ。4回転2本構成。冒頭で4Tを決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く4S+2Tは第1で少しバランスを崩したため間にオーバーターン。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Aを決め、全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは点7ほぼ3。 技術点3番目の47.75、演技構成点6番目の39.29、合計87.04は自己ベスト更新でSP4位。

 8番滑走でエガーゼ(ジョー。23)。昨季欧州選手権4位。世界選手権9位。今季CSデニス・テン記念2位。曲は「Waltz」。振付はブノワ・リショー。4回転楽々。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4S+3Tは加点3〜4。続く4Tも加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちCSSpは加点1〜4。1.1倍になる3Aも成功。StSqとCCoSpはレベル3。うちStSqは舞台に出る暇がないだろう。技術点2番目の54.53、演技構成点5番目の41.14、合計95.67でSP2位。
 9番滑走で三浦佳生(20)。昨季全日本8位。四大陸6位。今季CS木下杯8位、CSロンバルディア杯6位。曲は継続の「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4S+3Tはすばらしく、全ジャッジが加点3〜5。しかし続く3Aはアンダーローテーション。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCSSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる4Tはqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点4番目の45.85、演技構成点3番目の41.4、合計87.25でSP3位。

 最終滑走でマリニン(米。20)。昨季全米3連覇。世界選手権2連覇。今季CSロンバルディア杯優勝。曲は「The Lost Crown」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ4〜5。続く3Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になるところで4Lz+3Tを決める。FSSpとStSqはレベル3。うちStSqではバックフリップやラズベリーツイストも入れ、全ジャッジが加点3〜5。技術点最高の60.18、演技構成点も最高の45.04、合計105.22でSP1位。これで「まだシーズン初めなので控えめにした」らしい。

 フリー。  8番滑走でSP5位の地元シャオイムファ(仏。24)。曲は「Philip Glass Concerto」。振付はブノワ・リショー。前半に4回転4本と3Aからの連続ジャンプを積めこむ荒業で意地を見せた。冒頭で4Lzを決め、全ジャッジが加点2〜3。続けて4Tと4T+3Tも成功。ソロの4Tは全ジャッジが加点3〜4。さらに4S+1Eu+3Sは第3がqマークになったが決める。3A+2A+SEQも跳び、前半に連続ジャンプを3つとも跳んでしまう。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点ほぼ2。StSqとCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。ソロの3Lzは全ジャッジが加点2〜3。FCCoSpはレベル3でVマーク。ChSqではバックフリップも入れ、GOE+2.43。最後のCSSpはレベル2でVマーク。技術点2番目の105.44、演技構成点最高の90.64、合計196.08でフリー2位、総合280.95、逆転で2位。
 9番滑走で壷井(22)。曲は継続の「道化師」。振付はスカリ。冒頭で4T、続く4Sともqマークで転倒。4S+2Tは第1がアンダーローテーションで間にオーバーターンも入ったが、なんとか第2を付けた。FSSpはレベル2だが全ジャッジが加点。StSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3A+1Eu+3Sは成功、全ジャッジが加点2〜3。次のソロの3Aも全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2A+SEQは第1がeマーク。CCoSpはレベル3にVマーク。ChSqはGOE+0.93。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のFCCoSpはレベル3。技術点9番目の72.48、演技構成点も9番目の75.26、合計145.74でフリー9位、総合232.78で7位。

 10番滑走で三浦佳生(20)。曲は「ラストサムライ」。振付は岩本英嗣。ジャンプが大乱調。冒頭の4Loがパンク、2Loに。続く4Tはステップアウト。さらに4Sも2Sにパンク。3Aは転倒。軸が曲がったり高さが足りなかったりタイミングもおかしい。スピン二つはレベル3。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる2本目の4Tはqマークで転倒、繰り返しの違反に。3F+1Eu+3Sは第3がqマークだが決める。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2。しかし、なぜかCCoSpは無得点。ChSqはGOE+1.43。技術点12番目の50.59、演技構成点10番目の73.73、合計122.32でフリー12位、総合209.57で10位。
 11番滑走でエガーゼ(ジョー。23)。曲は「Sailing」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Tはこらえる。続く4Sはステップアウトで第2付かず。次のソロの4Sの予定は3S+3Tに変更したが第2がqマーク。3A+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3A+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Fは全ジャッジが加点。3Lzは!マーク。CSSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.07。やや不本意な内容だがメダルを確保。技術点4番目の85.02、演技構成点も4番目の78.72、合計163.74でフリー4位、総合259.41で3位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「A Voice」。振付はシェイリン・ボーン。これで「このところ体調・メンタルが不調」だったというから恐れ入る。4回転5本構成。後半の3連続以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜5。これひとつで15.71。続く3Aは加点3〜4。4Lzはも加点3〜4。さらに3Loも加点1〜3。スピン二つはレベル3。あちCCSpは加点2〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル4。うちStSqは加点2〜5。後半はすべて連続ジャンプ。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Fを跳び、第1がqマークになったが基礎点は19.03もある。さらに4T+3Tと4S+3A+SEQを楽そうに決める。うち4T+3Tは加点2〜3。ChSqは片足で下りるバックフリップを入れGOE+2.07。技術点ダントツの125.4、演技構成点2番目の90.38、合計215.4でフリーも1位、総合321.0で優勝。

サッカー短評 (2025.10/18)

川崎フロンターレvs.清水エスパルス 5対3 (2025.10/18 U等々力) 第34節

 乱打戦を制したが、後半は全然いただけない内容。開始4分で脇坂がミドルシュートを決めて先制。3分後にCKからのこぼれを際がミドルシュート、佐々木が方向を変えて追加点。13分には脇坂からのパスを受けた伊藤が得意の形で3点目。37分にエリソンが4点目をねじこんだ。ただ、これで前半締めなければいけないところを、4バックに変えた清水に1点返されたのが、後半相手に流れを渡すきっかけになった。後半たちあがりは前半終わりと同じく4バックの相手にプレスがかからず、1分にパスを通されて早くも失点。14分に田邊がPKを与えるがGK山口が防ぐ。清水にボールを握られている時間が続くが、24分、カウンターから河原が1点追加。一息ついたが、流れは取り戻せず。相変わらず清水の4バックに対してプレスが効かない。40分の守備はVARオンフィールドレビューでノーファールになったが、43分の小林の守備はVARオンフィールドレビューでPK判定に。これを決められ、また2点差になったが、何とか逃げ切った。気温25度、湿度64%。観客22292人。主審は川俣さん、VARは木村さん。DAZN解説は永井雄一郎、実況は小松正英アナ。
 先発はGK山口。DF田邊、佐々木、ジェジエウ、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下脇坂。ワントップにエリソン。ベンチにDF神橋、野田、土屋、U20W杯から戻った大関、家長など。ロマニッチとウレモビッチは出場停止。
 清水は3-4-2-1。高橋利樹のワントップ。二列目シャドーに乾と元フロンターレの小塚。左右のWBに山原と吉田豊。ブエノと宇野のダブルボランチ。DF蓮川、住吉、羽田。GK梅田。ゲームキャプテンは住吉。ベンチにカピシャーバ、矢島、チームキャプテンの北川航也、ステファンスなど。この夏に移籍してきたのはステファンス(パナマ)、高橋利樹(浦和)など。

 4分、先制。佐々木が縦パスを入れ、受けた脇坂がドリブル、パスを出すかと見せてペナルティーアーク付近からミドルシュート、ゴール左下に決まり、1−0。
 6分、山本の縦パスのこぼれをマルシーニョがシュート、相手GK。
 7分、追加点。フロンターレの右CK。山本が蹴るが、相手DF。こぼれを際が遠目からシュート、枠の左方向へ飛ぶが、ゴール前で佐々木が触ってゴールイン。2−0。こんなに早く追加点が入るのは久々。
 13分、さらに追加点。フロンターレのカウンター。ジェジエウのボールカットから山本が前線へ。伊藤が脇坂とパス交換してペナルティーエリア左に入り、相手DF二人と向き合い、自分の間合いで足の間を打ち抜く得意の形でシュートを決める。3−0。
 16分、相手ボランチ宇野からのパスを受けた乾がペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右。
 19分、伊藤が右サイドからドリブルで切り込んでシュートするが、相手DF。
 19分、清水のカウンター。相手MF小塚のスルーパスがペナルティーエリア内の相手FW高橋に通り、シュートされるが、GK山口がつめたため、枠の上にはずれて助かる。
 22分、エリソンが相手ボールを奪って右サイドからシュート、相手DF。これで得たフロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF。こぼれをまた際がミドルシュートをうつも、これは宇宙開発に。
 27分、伊藤からのスルーパスを受けたマルシーニョがシュート、相手GKがはじいてフロンターレの右CK。山本が蹴るが、相手DF。こぼれを河原がクロス、攻め残ったジェジエウが頭で触るが、枠の外。
 29分、フロンターレのボールカットからカウンター。右サイドに流れたマルシーニョからの折り返しをエリソンがシュート、相手DFに当たりフロンターレの右CK。山本が蹴り、混戦になるが相手DFがクリア。
 35分、山本からのループパスをエリソンがダイレクトシュート、枠の上。
 37分、追加点。脇坂からのスルーパスを攻めあがった田邊が受けてペナルティーエリアに入る。右へはたいてエリソンがシュート、相手DFに当たって右ポスト内側に吸い込まれる。4−0。これで楽勝しないといけないのだが。
 このへんで清水が布陣を4-4-2に変えたらしい。42分に乾にシュートされるが、佐々木が防ぐ。
 追加タイム7?分。51分、相手DF蓮川からのパスがペナルティーエリア内の相手左WBの山原に通り、最後は乾がクロス、小塚がシュート、4−1。
 52分、ロングボールにマルシーニョが追いついて折り返し、エリソンがダイレクトでシュート、枠の左。
 4−1でハーフタイム。

 後半開始から清水が三人同時交代。小塚に代えて松崎、乾に代えてFW北川、DF羽田に代えてカピシャーバを入れる。DFは山原、蓮川、住吉、吉田の4バックに。左右のWBにカピシャーバと松橋、ダブルボランチは変わらず。前線は北川と高橋のツートップに。キャプテンマークは北川が巻いている。
 1分、失点。入ったばかりの松崎が右サイドからスルーパス、高橋が受けてフリーでシュート、4−2。パッサーにもFWにもプレスがかかっていない。
 3分、相手左WBカピシャーバにパスが通り、ペナルティーエリア左に入られるが、際がクリアして清水の左CK。山原が蹴るが、ジェジエウがクリア。
 続く相手右CKを松崎が蹴るが、GK山口がクリア。こぼれを山原にシュートされるが、枠の上。
 7分、中盤でボールを失い、清水のカウンターを受ける。相手MF山原にミドルシュートをうたれるが、枠の外。8分、相手左WBカピシャーバに何度も左サイドから攻め込まれる。クロスはジェジエウがクリア。
 9分、エリソンにイエローカード。
 11分、後半初めて攻め込む。脇坂からのスルーパスに走りこんだエリソンがシュート、相手GK。
 12分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、エリソンに代えて小林を入れる。エリソンは不満そう。実況アナが「フロンターレはここ2試合、退場者を出しているのでカードを用心したのかもしれない」と言う。
 14分、相手FW北川がシュート、佐々木が防ぐ。さらにこぼれを相手MF松崎が拾ってペナルティーエリアに入ったところで田邊が倒してPK判定。キッカーはFW北川。右下に何本も決めているという画像が出る。北川は左下をねらうが、GK山口がはじく。
 17分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴ったこぼれを佐々木がシュート、しっかりヒットせず、相手GK。
 20分、相手左WBカピシャーバが左からクロス、相手MF松崎がペナルティーエリアでシュート、枠の右。21分には、相手右SB吉田が攻めあがってクロス、相手FW高橋がヘディングシュート、GK山口。
 23分、相手左サイドで清水のFK。ここで清水が四人目の交代。ボランチの宇野に代えて矢島を入れる。FKは矢島が蹴り、こぼれを山原がシュート、枠の上。
 24分、追加点。相手ボールをカットした河原がドリブルで抜け出し、飛び出してきた相手GKをはずしてシュートを決める。5−2。やれやれ。
 28分、相手右サイドで田邊が相手MF山原をファールで止めて清水のFK。矢島が蹴り、こぼれを相手DF住吉がシュート、GK山口が触って清水の左CK。これを矢島が蹴るが、GK山口がクリア。
 32分、自陣ペナルティーエリア手前中央で清水のFK。矢島が直接狙うが、枠の外。
 33分、清水が五人目の交代。吉田に代えてFWステファンスを入れる。ステファンスは左WBに入り、カピシャーバは右へ回る。
 直後にカピシャーバからのパスを受けた相手FW高橋がペナルティーエリア中央からヘディングシュート、枠の右で助かる。35分にも、ステファンスからのバスを受けた相手MF松橋がシュート、枠の左。
 36分、フロンターレが二人同時交代。足がつったジェジエウに代えて神橋、伊藤に代えて橘田を入れる。神橋は左CBに入り、佐々木が右CBに。橘田は右ウイングにそのまま入る。
 40分、相手FW北川と佐々木が接触、二人とも倒れる。VARチェックからオンフィールドレビューを主審が行うが、ノーファールの判定。
 43分、相手FWステファンスがペナルティーエリア内でシュート、清水の左CKに。
 43分、相手CKは矢島が蹴り、相手FWステファンスがシュートをねらい、シュートブロックにいった小林が相手の足を蹴ってしまう。ボールはクリアされたが、ここでまたVARチェックからオンフィールドレビューを主審が行い、今度はPKの判定に。
 PKキッカー北川は、今度は左上に蹴り、右に跳んだGK山口は止められず。5−3。
 追加タイム8分。49分、相手右サイドからクロス、佐々木がクリア。52分、相手左サイドからクロス、山本がクリア。
 53分、フロンターレが五人目の交代。足がつった田邊に代えて大関を入れる。橘田が左SBへ回り、大関は右ウイングに入る。
 5−3でタイムアップ。後半はほぼずっと押されていた。問題あり。しかし、勝点3を加えて56(得失点差17)として6位に浮上。11位だった清水は14位に下降。

 首位の鹿島は昨日10/17金曜に試合があり、4位神戸と0−0の引分け。神戸は勝点61として暫定2位に(勝てば勝点差2に詰め寄れた)。5位広島も昨日16位ヴェルディと対戦、こちらも0−0。両チームとも順位変動なし。今日10/18に暫定4位の柏が9位ガンバを5−0で下し、勝点63として2位浮上。6位町田は14位福岡と0−0のドロー、勝点56はフロンターレと同じだが、得失点差14で7位に後退。福岡は13位に。暫定3位の京都は明日10/19に、19位湘南と対戦。
 最下位新潟は16位ヴェルディに0−1で敗戦。ヴェルディは12位に浮上。18位横浜FCはホームに15位名古屋を迎えて2−2と引分け、勝点32としたが18位のまま。名古屋は16位に下降。17位マリノスはホームで8位浦和に4−0で勝ち、勝点34としたが17位のまま。浦和も8位で変わらず。

サッカー短評 (2025.10/14)

日本vs.ブラジル 3対2 (2025.10/14 東京ス) 国際親善

 びっくりしたことに、ブラジルに初めて勝った。10/10韓国を5−0で退けて来日。対日本戦は11勝2分け。そもそもブラジル相手に得点した日本人は5人しかいないという(5人目が槙野。2017.11)。この試合も前半26分、32分と立て続けに得点され、見ている方は「やっぱり今回も勝てないのか」と思った。しかし、選手たちはそう思わなかったし、後半WBが引きすぎず、最前線から積極的な守備に切り替えたところ、何と後半7分に相手DFのミスパスを誘発、南野がすかさずシュートを決めて1点差に。その上17分には、中村敬斗のシュートが相手に当たってゴールイン(てっきりオウンゴールと思ったが、中村の得点になった)して同点に。これでも「でき過ぎ」と思ったが、さらに26分、伊東の左CKを上田が「本能で」押し込んで逆転までしてしまった。その後、もちろんブラジルの猛攻を受けたが、最後までしのいで、14戦目にして歴史的な勝利をあげた。気温18.6度、湿度68%(心配されていた雨はあがったとのこと)。観客44920人。主審はキム・ジョンヒョクさん、VARはキム・ウースンさんなど韓国セット。交代は6人まで。テレ朝の解説は、内田篤人、ピッチ解説に槙野、実況は寺川アナ。
 先発は、GK鈴木彩艶。DF鈴木淳之介、1年ぶり復帰の谷口(シントトロイデン・ベル)、渡辺剛。鎌田(クリスタルパレス・英)と佐野海舟のダブルボランチ。左右のWBは中村敬斗と堂安。二列目シャドーは南野と久保(レアルソシエダ・西)。ワントップ上田(フェイエノールト・蘭)。ゲームキャプテンは南野。ベンチに長友、橋岡、安藤、藤田、相馬、田中碧、町野など。
 ブラジルは、4-1-2-3。韓国戦から8人入れ替え。3トップ中央に7番ヴィニシウス。左に22番マルティネッリ、右に19番ルイス・エンリケ。二列目シャドーに11番パケタと8番ギマランエス。5番カゼミーロのアンカー。DF24番アウグスト、15番ベラウド、14番ブルーノ、13番パウロ・エンリケ。GK1番ソウザ。キャプテンは5番カゼミーロ。アンチェロッティ監督はイタリアの人。初の外国人監督で、昨年就任して守備を立て直したらしい。

 日本はFWからのハイプレスではなく、ミドルゾーンで構える守備らしい。しかし、5-4-1は後ろに重い。今回のメンバーのうち、ブラジルと対戦したことのある選手はいないのではないか。前回対戦は2022.6/6、大雨の国立での国際親善試合、0−1で敗戦(後で確認したら、板倉、長友、遠藤航、田中碧、南野、伊東がいた。ブラジルにはネイマール、ビニシウス、パケタ、カゼミーロ、ダニエウ・アウベスなど)。
 14分、右サイド堂安からパスをつないで南野から中村へ。中村はドリブルでペナルティーエリア左に入ってシュート、ニアで相手DF。
 ブラジルは、日本の武器であるウイングにパスが渡るとすぐに前後から詰めてくる。中村と堂安になかなかパスが通らなくなる。久保が持ったときも二人三人と寄せが速い。よくスカウティングされている。
 22分、久保が縦にドリブル突破し、ペナルティーエリア右から利き足でない右でクロス、受けた南野がゴール前にシュート性のパス、走りこんだ上田が触るが押し込めず。
 26分、失点。相手右SBのPエンリケからのパスを受けた左シャドーのパケタが折り返し、右シャドーのギマランエスがスルーパス、これに走りこんでいたPエンリケがペナルティーエリア右からシュート、谷口がマークを捨てて寄せたが、間に合わず。0−1。
 32分、また失点。相手FWヴィニシウスからのパスを受けたパケタが鎌田をかわしてクロス、DFライン裏に走りこんだ相手左FWマルティネッリがシュート、0−2。
 39分、久保が右サイド深い位置から折り返し、堂安がペナルティーエリア手前右からミドルシュート、相手GKが捕る。
 追加タイム2分。ブラジルのゴール近くにいるピッチ解説の槙野が「相手左SBアウグストは時々両足がそろう。ここが突破できるのでは」と言う。
 0−2でハーフタイム。これ以上失点しなくてよかった、というのが見ていて正直な思い。いったいどうすればブラジルを止められるのか。

 後半は交代なしで開始。後半は前線からプレスを行う。森保監督がハーフタイムに「誰が誰のマークをするか確認」したらしい。ゲームキャプテンの南野も「このゲームはまだ死んでいない。歴史を変えるために戦おう」と言ったという。
 5分、堂安がドリブルでペナルティーエリア右に入って南野へパス。南野のシュートのこぼれを鎌田がシュート、相手DF。
 7分、1点返す。相手GKからのパスを受けた相手CBブルーノに上田がプレス、もう一人のCBベラウドには南野、左SBアウグストには久保がついていて、パスコースを探しあぐねたのか、ブルーノは体勢をくずしてパスミス、南野の足元へ。南野がすかさずゴール左にシュートを決め、1−2。
 9分、日本が一人目の交代。左足の痛みがある久保に代えて伊東を入れる。伊東は右WBに入り、堂安が右シャドーに回る。
 12分、ブラジルが三人同時交代。22番左FWマルティネッリに代えて10番FWロドリゴ、8番右シャドーのギマランエスに代えて17番MFジョエリントン、7番FWヴィニシウスに代えて21番FWクーニャを入れる。
 17分、追いつく。堂安が右サイドで縦パス、深い位置で受けた伊東がクロス、ファーで中村がフリーでシュート、相手DFブルーノに当たってゴールイン。2−2。てっきりオウンゴールになるかと思ったが中村の得点に。
 22分、相手右サイドに走りこんでパスを受けたLエンリケがペナルティーエリア右から折り返し、相手FWクーニャがシュート、ゴールに入るが、Lエンリケがオフサイド。
 25分、GK鈴木彩艶からのロングフィードを上田が受けて伊東へ。伊東からのクロスに上田が走りこんでヘディングシュート、相手DFに当たって日本の左CK。
 26分、逆転。日本の左CKを伊東が蹴り、後ろから走りこんだ上田がヘディングシュート、相手GKの指先をかすめるが、3−2。日本がブラジルから3得点したのは初とのこと。
 29分、日本が三人同時交代。南野に代えて田中碧(リーズ・英)、上田に代えて町野(ボルシアMG・独)、中村に代えて相馬(町田)を入れる。キャプテンマークは谷口が巻く。ブラジルも三人同時交代。19番右FWのLエンリケに代えて20番FWエステヴァン、24番左SBアウグストに代えて16番DFカイオ・エンリケ、11番左シャドーのパケタに代えて9番FWリシャルリソンを入れる。エステヴァンは韓国戦で2得点したらしい。
 31分、相馬がペナルティーエリア手前左からミドルシュート、枠の外。
 33分、堂安にイエローカード。堂安は前半からものすごく守備でも貢献している。
 34分、左ストッパー鈴木淳之介が相手右FWエステヴァンに倒され、エステヴァンにイエローカード。鈴木淳之介も3キャップ目とは思えないくらい、落ち着いて守備できている。
 40分、日本が二人同時交代。堂安に代えて望月、鎌田に代えて小川航基を入れる。小川がワントップで町野が右シャドーか。
 ブラジルは、逆転されてから積極的に攻撃してくるが、日本のDF陣とGKがシュートを打たせない。けっこうクロスも入れられたが、GK彩艶の長い手ではじいたり、捕ったり。
 42分、伊東が右サイドでドリブル、相手DFを3Fかわして望月へ。望月のシュートのこぼれを田中碧がシュート、相手GKがはじく。
 44分、ブラジルの右CK。ロドリゴが蹴るが、GK彩艶がはじく。
 追加タイム6分。相手右FWエステヴァンがドリブルからクロス、ペナルティーエリア中央で相手FWリシャルリソンがヘディングシュート、枠の上。
 50分、相手FWリシャルリソンがペナルティーエリア手前からミドルシュート、GK彩艶が捕る。
 3−2でタイムアップ。

サッカー短評 (2025.10/13)

柏レイソルvs.川崎フロンターレ 1対4 2戦合計4−5 (2025.10/8 U等々力) ルヴァン杯準決勝第2戦

 逆転負け。がっかり。この試合も放送見られず。開始4分で脇坂が先制したのはよかったが、前半のうちに追いつかれ、後半11分にウレモビッチがまたまた一発レッドで退場してから、伊藤とマルシーニョを下げて土屋と神橋のDF二人を入れて守り切ろうとした監督のねらいが裏目に出て、そこから3失点。こういうときは、攻撃的な交代をしないと「守れ切れない」体質のチームだと長谷部監督もそろそろわかってほしい。そこを変えたいというなら、フロンターレではなくなってしまう。気温23度、湿度63%。観客14093人。主審は今村さん、VARは岡部さん。
 先発はGKソンリョン。DF田邊、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングはマルシーニョと伊藤。トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。ベンチにGK安藤、DF神橋、野田、土屋、橘田、ロマニッチなど。
 柏は3-4-2-1。ワントップは垣田。二列目シャドーに小泉と戸嶋。左右のWBは小屋松とジエゴ。中川と山之内のダブルボランチ。DF三丸、犬飼、馬場。GK小島。ベンチに古賀太陽、杉岡、原川、細谷など。

 もう1試合の準決勝は広島が連勝し、11/1の決勝は柏対広島。

サッカー短評 (2025.10/10)

日本vs.パラグアイ 2対2 (2025.10/10 パナスタ) 国際親善

 前半26分、一瞬のすきをついてパラグアイが先制。しかし。5分後に小川のシュートが相手GKにはじかれた後ゴールイン。後半19分に再び失点したが、追加タイムの49分、5分前に入ったばかりの上田が決めて引分けに。気温24.1度、湿度90%。観客34169人。コ・ヒョンジン主審など審判団は韓国セット。VARはなし。交代は6人まで。日テレ解説は、城と林陵平。試合前に、8/10に81歳で亡くなった釜本邦成氏のために黙とうが捧げられた。
 先発は、3-4-2-1。GK鈴木彩艶(パルマ・伊)。DF瀬古歩夢(ル・アヴール・仏)、渡辺剛(フェイエノールト・蘭)、鈴木淳之介(コペンハーゲン・デン)。田中碧(リーズ・英)と佐野海舟(マインツ・独)のダブルボランチ。左右のWBに中村敬斗(ランス・仏)と堂安(フランクフルト・独)。二列目に南野(モナコ・仏)と伊東(へンク・ベル)。ワントップ小川航基(NEC・蘭)。ゲームキャプテンは南野。ベンチに上田、藤田、相馬、斎藤光毅、鎌田、谷口など。今回、遠藤航、三苫、守田、冨安、町田、伊藤洋樹などがケガで呼ばれず。
 パラグアイは4-2-3-1。ワントップは9番サナグリア。トップ下に8番D.ゴメス。左右のシャドーに10番アルミロンと7番ゴンザレス。16番ボバディジャと14番クバスのダブルボランチ。DF6番アロンソ、3番アルデレーテ、15番G.ゴメス、4番カセレス。GKフェルナンデス。キャプテンは15番G.ゴメス。アルファロ監督はアルゼンチンの人。W杯カタール大会ではエクアドルを率いて開催国を破った、と紹介。今回南米予選で低迷していたパラグアイ代表の監督を途中から引き受け、見事立て直して出場権を得たという。
 5分、小川の落としを堂安が右サイドの伊東へパス、伊東のクロスを小川がヘディングシュート。ヒットせず枠の左。
 12分、中盤中央でパラグアイのFK。ゴンサレスが蹴り、ニアでフリーのアロンソが頭で流す。ファーへ走りこんだG.ゴメスがヘディングシュート、枠の右で助かる。完全に練習した形で、枠に飛んだら危なかった。
 17分、日本の左CK。伊東が蹴るが相手DF。続けて日本の右CK。こちらも伊東が蹴り、瀬古がシュート、ヒットせず枠の外。
 21分、失点。相手左シャドーのアルミロンがDFラインの裏へ抜け出すところへパスを通され、左足でトラップしてすぐシュート、GK鈴木彩艶の足の間をぬいてゴールイン。0−1。
 解説の林が「CB渡辺は相手CFサナブリスをマークしていて、シュートブロックにいくのが遅れた。瀬古がマークをはずされた」。瀬古自身は、自分の判断ミスでラインを止めてしまい、アルミロンについていけなかったことを反省したらしい。日本はWBの中村と伊東のところから攻め込もうとしているが、シャドーの南野と堂安にボールが渡らない。そこはパラグアイも事前にスカウティングしているようだ。
 26分、同点。左WB中村のクロスのこぼれを佐野が拾って鋭い縦パスを送ると、受けた小川が強烈なシュート、相手GKが跳ね上げたが、斜め背後に落下してゴールイン。1−1。「代表キャップ11試合目で10得点は、釜本の12試合目を抜く最速達成」という。
 29分、伊東からのパスを、攻めあがってペナルティーエリア右で受けた田中碧が低いクロス、ファーで中村が折り返し、南野がシュートするが相手DF。
 40分、中村からのクロスを小川がヘディングシュート、相手GK。
 45分、渡辺のバックパスが弱く、相手シャドーのアルミロンにとられそうになるが、GK彩艶がすばやくキックして逃れる。
 47分、堂安が倒されて右サイドで日本のFK。伊東が蹴り、ファーで堂安がシュート、相手GKがはじいたこぼれを再度堂安がシュートするが、枠の外。
 1−1でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 4分、日本の右CK。伊東が蹴り、小川がヘディングシュート、相手GK。続く日本の右CK。伊東がショートコーナーを蹴り、堂安がクロス、南野がシュートして追加点と思われたが、南野がオフサイド。
 12分、DF鈴木淳之介が相手を倒して、センターサークル付近でパラグアイのFK。D.ゴメスが蹴るが、誰にも合わずにラインを割る。
 13分、中村が左から右サイドへ大きくサイドチェンジ、受けた伊東は中へ切り込み、南野とパス交換してシュート、相手DF。
 15分、相手左シャドーのアルミロンからゴンサレス、サナブリアとパスが渡り、相手FWサナブリアにシュートされるが、枠の外。
 18分、田中碧にイエローカード。
 19分、失点。攻めあがった相手右SBカセレスがペナルティーエリア右角付近からクロス、相手右シャドーのD.ゴメスがヘディングシュート、バーに当たってゴールイン。1−2。
 日本は途中から田中碧がDFラインに落ちてボール回しに参加しているらしい。4-4-2のような形になってプレスがかからなくなっているようだ。解説の林が「相手ワントップに対して後ろが重くなっている。中盤では人が足りなくてパラグアイに自由につながれている。田中がDFラインに落ちないで3-2-4-1に戻した方がいい」と言う。
 21分、日本が二人同時交代。南野に代えて鎌田(クリスタルパレス・英)、中村に代えて斎藤光毅(QPR・英2部)を入れる。斎藤はこれが初キャップのパリ五輪世代。南野はキャプテンマークを伊東に渡す。
 24分、パラグアイが一人目の交代。トップ下8番D.ゴメスに代えて23番MFガラルサを入れる。
 だんだん疲れてきてプレスが連動していないらしい。初めての斎藤はドリブル突破を試みては奪われ、プレスでは出遅れている。
 33分、日本が二人同時交代。堂安に代えて相馬(町田)、田中碧に代えて町野(ボルシアMG・独)を入れる。町野は右シャドーに入り、鎌田がボランチへ回る。パラグアイも二人同時交代。9番FWサナブレアに代えて21番FWマルティネス、7番右シャドーのゴンサレスに代えて19番クエンカを入れる。クエンカは期待の若手らしい。
 パラグアイは無理に攻めてこない。南米の国らしく、パスを回して日本をいなしている。
 44分、日本が二人同時交代。最初は上田と望月が呼ばれたが、急きょ望月ではなく藤田が呼ばれる。小川に代えて上田(フェイエノールト・蘭)、佐野に代えて藤田(ザンクトパウリ・独)を入れる。藤田は「パリ五輪代表のキャプテン」と紹介される。
 追加タイム5分。46分、パラグアイが二人同時交代。14番ボランチのクバスに代えて20番MFオヘダ、10番左シャドーのアルミロンに代えて18番FWアルセを入れる。
 48分、こぼれを相手FWアルセがオーバーヘッド。枠の上で助かる。
 49分、ついに追いつく。中盤左サイドで日本のFK。相馬が蹴るが、相手DF。こぼれを拾った伊東が右サイドからクロス、ニアで攻めあがっていたDF瀬古がジャンプ、そこを超えて落ちてきたところに走りこんだ上田がダイビングヘッドで押し込んだ。2−2。
 上田はこれまで背番号9番だったが、希望して18番に変更。父親が憧れるドイツ代表FWクリンスマンが付けていた番号ということらしい。
 2−2でタイムアップ。

サッカー短評 (2025.10/10)

川崎フロンターレvs.柏レイソル 3対1 (2025.10/8 U等々力) ルヴァン杯準決勝第1戦

 放送は見られず。9/28のリーグ戦32節では、4失点した相手。長谷部監督は相当、守備に力を入れたはず。三浦と大島のケガが心配だ。気温26.6度、湿度70%。観客19505人。主審は矢本雄大さん、VARは中村太さん。
 先発は、GKソンリョン。゛DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップはエリソン。ベンチにGK安藤、DF田邊、神橋、MF大島、FWロマニッチなど。
 柏は3-4-2-1。垣田のワントップ。二列目シャドーに小泉と仲間。左右のWBに小屋松とジエゴ。原川と山田のダブルボランチ。DF杉岡、犬飼、馬場。GK小島。ゲームキャプテンは犬飼。ベンチにFW古澤ナベル慈宇、細谷、MF小見、DF三丸など。
 6分、フロンターレが一人目の交代。負傷した三浦に代えて田邊を入れる。接触プレーなのか。どこをケガしたのか。相手選手のカードなし。
 10分、先制。山本のミドルシュートが相手に当たって入ったらしい。1−0。
 16分、相手DF馬場のシュートは枠の上。
 17分、マルシーニョがペナルティーエリア内で倒されるが、VARの結果、その前にオフサイトの判定。
 19分、前回対戦で悩まされた相手右WBジエゴにミドルシュートを打たれるが、河原が防ぐ。さらに原川からのパスを受けた相手左WB杉岡がシュート、これも河原が防ぐ。続けて小屋松からのパスを受けて再度杉岡がシュートするが枠の上。
 21分、山本からのパスを受けたエリソンのお年をマルシーニョがシュートするがヒットせず枠の左。
 22分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手FW垣田がクリア。
 23分、追加点。エリソンのドリブルのこぼれを際がミドルシュート、2−0。
 30分、田邊の左ロングスローを受けた脇坂からのパスをエリソンがシュート、相手GK。
 34分、ウレモビッチがファールで相手を止めてイエローカード。VARが入るが判定変わらず。中盤相手左サイドで柏のFK。杉岡が蹴り、相手DF犬飼がヘディングシュート、枠の右。36分には、相手DF馬場にシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。
 37分、相手ボランチ原川にイエローカード。
 38分、伊藤のシュートが相手DFにクリアされてフロンターレの右CK。山本が蹴るが、相手DF。
 42分、エリソンのシュートがクリアされてフロンターレ右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
 44分、フロンターレのカウンター。マルシーニョのドリブルから最後はエリソンがシュート、相手で府に防がれ、フロンターレの左CK。山本が蹴り、ニアで河原が触るが、相手DF。
 追加タイム7分か。49分、フロンターレの右CK。山本が蹴るが、相手DF。こぼれをつないで最後はエリソンがヘディングシュート、枠の外。
 52分、小屋松からのパスを受けた原川がペナルティーエリア左からシュート、河原が防ぐ。さら相手左サイドから杉岡がクロス、相手右WBジエゴがシュート、枠の左。
 2−0でハーフタイム。

 後半開始から柏が三人同時交代。右WBジエゴに代えて山之内、ボランチ原川に代えて戸嶋、左WB杉岡に代えて三丸を入れる。
 6分、相手左CKからの流れで山田がクロス、相手FW垣田がヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。8分、相手左サイドからの折り返しを相手MF小泉がシュート、河原が蟹田で防ぐ。9分、相手DF犬飼のシュートは伊藤が防ぐ。
 14分、相手MF小泉にシュートされるが、枠の左。15分には相手MF小屋松からのパスを受けた相手WB三丸がシュート、ウレモビッチが防ぐ。さらに相手MF山田のシュートを河原が防ぐ。
 16分、フロンターレが二人目の交代。エリソンに代えてロマニッチを入れる。
 17分、失点。相手MF山田にドリブルでペナルティーエリア右入られ、クロスはGKソンリョンがはじくが、拾われて相手MF小屋松からのクロスを小泉がヘディングシュート。2−1。
 20分、相手左からのクロスのこぼれを相手MF山之内がシュート、枠の右。
 28分、相手MF仲間のシュートは河原が防ぐ。29分、相手MF小泉のドリブルからのシュートは際が防ぐ。さらに相手FW好き宝のパスを仲間がペナルティーエリア内でシュート、枠の右。
 30分、フロンターレが三人同時交代。河原に代えて橘田、山本に代えて大島、マルシーニョに代えて宮城を入れる。ダブルボランチ総入れ替え。
 34分、自陣ペナルティーエリアの手前で柏のFK。三丸が直接ねらうが、枠の上。柏が四人目の交代。FW垣田に代えて細谷を入れる。
 37分、ロマニッチからのパスを受けた宮城がペナルティーエリア左からシュート、相手DFに当たる。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを際がミドルシュート、枠の左。
 38分、柏が五人目の交代。右シャドーの仲間に代えて東京国際大学のFW古澤を入れる。
 40分、追加点。フロンターレのカウンター。大島のパスカットからつないで、ロマニッチからのスルーパスを受けた宮城が左サイドから折り返し、伊藤がシュート、3−1。やれやれ。
 41分、相手MF三丸がミドルシュート、枠の上。
 43分、大島が負傷してピッチを出る。
 追加タイム7分か。46分、相手FW細谷にフリーでヘディングシュートされるが、枠の上。50分、入ったばかりの相手FW古澤にペナルティーエリア右からシュートされるが、ウレモビッチが防ぐ。
 52分、柏の右CK。小泉が蹴り、犬飼がシュート、枠の左。
 3−1でタイムアップ。
 第2戦は、4日後の10/12日曜日、柏ホームで開催。準決勝のもう1試合は、広島がアウェイで横浜FCに2−0で勝利。

サッカー短評 (2025.10/4)

京都サンガvs.川崎フロンターレ 1対1 (2025.10/4 サンガS) 第33節

 またしても引き分けに終わった。試合後の監督インタビューで長谷部監督は「勝てる試合だった」と言っていたが、数多くのチャンスも確かに作ったが、あわや失点のピンチもあった。試合は雨の中、8分にマルシーニョからサイドチェンジのパスを受けた伊藤が、エリソンとパス交換から相手DFの足の間をぬくシュートを決めて先制。しかし、前半のうちに追いつかれる。そのまま後半も決め手を欠き、勝ちきれずに終戦。気温22.4度、湿度86%。観客19265人。主審は上村篤史さん、VARは上原さん。DAZN解説は元京都・浦和のFW原一樹さん。実況の若田部アナは、関西テレビ放送の人で、フロンターレ選手のうち関西ゆかりの経歴のみ紹介。
 先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。河原と橘田のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。ベンチにGK安藤、DF田邊、神橋、土屋、MF名願、FWロマニッチなど。山本は出場停止。GK山口はケガか。
 京都は4-1-2-3。3トップ中央に原大智。左右に松田天馬と奥川。二列目に平戸と中野瑠馬。アンカーに福岡。DF須貝、鈴木義宜、宮本優太、福田心之助。GK太田。キャプテンは福岡。ベンチにFW長澤、7月加入のMFグスタボ・バヘット(ブラジル)と齊藤未月(神戸から)、6月加入のレオ・ゴメス(磐田から)と山田楓喜(CDナシオナル・ポル)、DFアピアタウィアなど。
 今季のフロンターレはここまで59得点でリーグ1位、京都は56得点でリーグ2位。矛と盾の勝負ではなく、矛と矛の対決は、互いに2点目の決定力がなく、痛み分け。

 6分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれを最後は伊藤がシュート、相手DF。7分、右サイド際からのクロスをマルシーニョがペナルティーエリア中央でシュート、枠の上。残念。
 8分、先制。フロンターレのカウンター。自陣左サイド浅い位置からマルシーニョが大きくサイドチェンジ。伊藤が受けてペナルティーエリア内のエリソンへパス、エリソンはシュートフェイントで相手DF二人を引き付けて伊藤へ戻し、伊藤が相手DFの足の間を狙って決めた。1−0。
 11分、相手MFキャプテンの福岡がすわりこんで立てない。「替えの効かないアンカー」だと実況アナが言っているが、ダメらしい。京都が一人目の交代。福岡に代えて武田を入れる。キャプテンマークは誰に渡したのか。
 相手FW原はたびたび右へ流れてクロスを上げる。前線の3人は入れ替わるらしい。相手右サイドからはシャドーの奥川や右SB福田からもクロスを入れられるがDF陣がクリア。
 24分、橘田がミドルシュート、相手GKが捕る。
 25分、相手MF奥川からのパスを受けた相手FW原がシュート、際が防ぐ。
 26分、伊藤が左へ流れ、ドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、相手に当たり、こぼれを押し込もうとゴール前に河原が飛び込むが、まるでクリアしたかのように真上にうちあげてしまう。残念。かえって触らない方が面白かったかも。
 28分にも今度は右サイドからペナルティーエリアに入った伊藤がシュート、GK太田がはじき、こぼれをウレモビッチがクロス、エリソンにわたるがシュートできず。伊藤は30分にも、ドリブルでペナルティーエリアに進入してシュートするが、枠の右。ここまでに2点目を取るべき流れだった。
 38分、失点。相手右サイドからCB宮本が攻めあがってクロス、佐々木がクリア。しかし味方につながらずボールをキープできず、すぐにまたカウンターを受ける。相手左シャドーの平戸がペナルティーエリア内の相手右FW奥川へパス、奥川から左FW松田に渡り、松田の折り返しを攻めあがった相手左SB須貝に押し込まれた。1−1。
 40分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手長身FW原がクリア。こぼれを三浦がシュートするが枠の上。
 45分、マルシーニョからのパスを受けた脇坂がミドルシュート、相手DF。こぼれをさらに橘田がシュート、枠の上。
 追加タイム3分。47分、京都のカウンター。自陣でボールカットされ、相手FW原が相手右サイドからクロス、相手左FW松田がヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。
 1−1でハーフタイム。

 後半開始から京都が二人目の交代。右FW奥川に代えて山田楓喜を入れる。
 3分、マルシーニョからのクロスをエリソンがシュート、枠の左。
 8分、京都の右CK。平戸が蹴るがDF陣が防ぐ。
 10分、相手DF福田の右ロングスローにからつながれ、平戸のパスに相手左FW松田がダイビングヘッド、かろうじて枠の左で助かる。
 14分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれをねらった三浦がファールで倒され、ペナルティーエリア手前右寄りでフロンターレのFK。倒した相手FW山田にイエローカード。
 FKのボールサイドには脇坂と三浦の二人が立つ。三浦がバーぎりぎりのループキックを蹴るが、相手GKが片手で押し出してフロンターレの右CK。これを脇坂が蹴り、エリソンがヘディングシュート、相手DF。この一連の攻撃で追加点がほしかった。
 20分、京都は二人同時交代。左FW松田に代えて長身FW長澤、右シャドーの中野に代えてレオ・ゴメスを入れる。
 26分、相手左CKのこぼれを相手右FW山田がペナルティーエリア中央からシュート、佐々木が防ぐ。さらにこれで右CKを与えるが、平戸のキックはオフェンスファールに終わる。
 29分、ペナルティーエリア手前ほぼ中央でフロンターレのFK。また脇坂と三浦が立ち、今度は脇坂が直接ねらうが、枠の右。
 29分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて家長、エリソンに代えてロマニッチ 入れる。家長は右ウイングに入り、伊藤が左へ回る。実況アナが「伊藤選手はドイツでは左で活躍していた」と言う。
 31分、相手FW長澤にイエローカード。33分には橘田にもイエローカード。
 38分、左サイドから攻めあがった三浦のクロスをロマニッチがペナルティーエリア中央でシュート、枠の左。さらに脇坂からのスルーパスを家長がキープして伊藤へパス、伊藤のミドルシュートは相手GK。
 39分、ロマニッチにイエローカード。
 40分、京都が五人目の交代。左シャドーの平戸に代えてバヘットを入れる。フロンターレも三人目の交代。伊藤に代えて宮城を入れる。
 42分、河原のミドルシュートは相手DF。さらに河原からのパスを受けた宮城のシュートは枠の上。
 43分ロマニッチに二枚目のイエローカード。レッドとなり、退場。一枚目は「C4(繰り返しの違反)」、二枚目は「C2(ラフプレイ)」。ウレモビッチも初先発の試合で一発レッドだったから、ヨーロッパとは勝手が違うのだろう。相手はすぐ倒れるし、主審はすぐカードを出すし。それにしても一枚目は入ったばかりで「繰り返しの違反」するほどの接触はなかったと思うが。一枚目を出す前にもっとコミュニケーションを取るべきでは。上村主審は年度初めで「J1 31試合、J2 189 試合」。J1経験が浅く、J2基準で裁いているのか。
 追加タイム6分。47分、相手FW原からのパスを相手FW長澤がシュート、枠の右で助かる。
 50分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手FW長澤がクリア。こぼれをつないで橘田からのパスを脇坂がシュート、相手GK。51分の左CKを7脇坂が蹴るが、相手GK太田が捕る。
 1−1でタイムアップ。勝点53としたが7位のまま。3位だった京都は勝点60として得失点差22で2位浮上。

 逆転3連覇をねらう2位神戸はなんと8位浦和に0−1で敗れ、勝点60のままで得失点差15、総得点43のため4位に後退。浦和は8位のまま。4位柏が17位マリノスを1−0で下し、勝点60に並んで得失点差15、総得点48で3位に浮上。マリノスは17位のまま。6位広島と5位町田の対戦は2−1で広島が勝ち、広島が勝点58として5位、町田は勝点55のままで6位と入れ替わった。
 最下位新潟は12位岡山と1−1のドロー。両者とも順位変わらず。18位横浜FCも14位福岡に0−1で敗戦、いずれも順位は同じ。19位の湘南は前日金曜に16位ヴェルディに0-1で負けており、どちらも順位同じ。
 なお、1位鹿島は翌日10/5の試合で9位ガンバと0−0の引分け。勝点65としたが、2位以下を引き離すには至らず。

サッカー短評 (2025.9/28)

川崎フロンターレvs.柏レイソル 4対4 (2025.9/28 U等々力) 第32節

 もう少しで勝てそうだったが、すごいミドルを決められて、結局痛み分け。勝点3でないと、「優勝」戦線から後退するのは明確だった。 気温26.5度、湿度73%。観客21652人。主審は長峯さん、VARは御厨さん。DAZN解説は柏OBのGK南雄太、実況は野村アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップはロマニッチ。エリソンは出場停止。ベンチに宮城、小林、家長、橘田など。
 柏は、3-4-2-1。垣田のワントップ。二列目シャドーに小泉と仲間。左右のWBは小屋松とジエゴ。ふだんと左右逆らしい。中川と山田のダブルボランチ。DF杉岡、古賀太陽、馬場。GK小島。キャプテンは古賀か。ベンチに細谷、元フロンターレの原川、犬養など。
 2分、相手シャドー仲間にペナルティーエリアに入られ、シュートされるがウレモビッチが防ぐ。さらに相手右DF馬場がミドルシュート、枠の上。立ち上がりから柏が積極的に押し込んでくる。
 6分、ペナルティーエリア内で伊藤が倒され、フロンターレがPK獲得。相手DF杉岡にイエローカード。VARが検証しているはずだが、いつの間にか終わったらしい。PKはロマニッチが蹴り、右下に決める。1−0。
 15分、失点。相手左CKをクリアした後、続けて攻められ、相手MF山田からの縦パスを受けた相手FW垣田がフリーでシュート、1−1。
 20分、河原からのスルーパスに走りこんだ伊藤がペナルティーエリア右からクロス、脇坂がシュートするがロマニッチに当たる。こぼれを拾って山本がクロス、さらに伊藤がシュートするが枠の右。
 25分、ウレモビッチの守備がファールとなり、自陣ペナルティーエリア左角で柏のFK。杉岡が蹴るが、だれにも合わずにラインを割る。
 28分、際が上げたクロスは相手GKがはじくが、こぼれを河原がミドルシュート、枠の左。
 39分、また失点。パスをつながれ相手右サイドへ展開、相手右WBのジエゴのシュートを防げず、1−2。
 45分、柏の攻勢が続き、相手WB小屋松のシュートは際が防ぐ。さらに相手ボランチ仲川にシュートされるが、GK山口が捕る。
 追加タイム4分。48分、相手左シャドー小泉のシュートもGK山口が防ぐ。これで与えた相手CKもなんとか守る。
 50分、追加点。CKからのクリアをマルシーニョが拾って単独で長躯ドリブル。相手DF3人に囲まれたが、右サイドを駆け上がった際へパス、際が直ちに上げたクロスをペナルティーエリアで伊藤が受けてシュート、2−2。やれやれ。ここでハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 1分、マルシーニョのシュートは相手DF。3分、河原のサイドチェンジを受けた伊藤のシュートは枠の左。
 4分、GK山口に遅延行為でイエローカード。いったい何をしたのか不明。
 6分、追加点。相手GKがロマニッチのシュートを防いだこぼれをつないで、マルシーニョがヒールパス、脇坂が体を回転させながらシュート、3−2。
 8分、相手MF山田からのパスを相手MF仲間がヘディングシュート、GK山口が防ぐ。さらに10分、相手右WBジエゴがペナルティーエリア右からシュート、佐々木が防ぐ。13分、相手左ショートコーナーはGK山口がはじく。
 19分、フロンターレのカウンター。マルシーニョとロマニッチ二人で攻める。左サイドを攻めあがったマルシーニョからのクロスをダイレクトでロマニッチがシュート、枠の上。残念。
 21分、失点。相手右サイドのジエゴがサイドチェンジ、左サイドの小屋松が折り返し、相手ボランチの中川がミドルシュート、3−3。
 22分、フロンターレが一人目の交代。河原に代えて橘田を入れる。柏も一人目の交代。ボランチ山田に代えて原川を入れる。
 29分、柏が三人同時交代。FW垣田に代えて細谷、DF杉岡に代えて三丸、ボランチ仲間に代えて小見を入れる。フロンターレも二人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、伊藤に代えて家長を入れる。
 31分、相手左CK。ショートコーナーから攻められるが、いったんクリア。こぼれを拾われ、相手MF小見にシュートされるが、枠の右。
 34分、追加点。宮城のスルーパスを猛然と攻めあがった三浦が受け、ペナルティーエリアに入ってクロス、ロマニッチがシュート、4−3。
 35分、フロンターレが四人目の交代。ロマニッチに代えて小林を入れる。小林とさっき入った家長は、監督にクローザーを期待されているのだろう。柏も五人目の交代。ボランチ中川に代えて戸嶋を入れる。
 37分、宮城がドリブルでペナルティーエリアに入り、自らシュート、相手MFジエゴがクリアしてフロンターレの右CK。なんとこの試合1本目。脇坂が蹴るが、相手DF。
 44分、中盤右寄りでフロンターレのFK。山本が蹴り、こぼれを宮城がシュート、味方に当たる。こぼれをさらに小林がシュート、枠の左。
 45分、なんとまた失点。相手右SB馬場からのパスを小泉、原川とつないで最後はDF三丸がミドルシュート、これが決まって4−4。がっかり。
 追加タイム5?分。フロンターレのカウンター。ウレモビッチが攻めあがって右サイドからクロス、相手DF。
 49分、柏のカウンター。ウレモビッチが戻って防ぎ、相手左CKからのクロスのこぼれを、また馬場にシュートされるが枠の左。50分、相手MFジエゴからのクロスは佐々木が防ぐ。52分、さらに攻め込まれるが、ジエゴがオフサイド。
 4−4でタイムアップ。勝点1ずつ得たが、フロンターレは勝点52で首位鹿島と12差の7位のまま、柏は57で7差の4位のまま。柏は4試合連続ドロー。
 首位鹿島は昨日15位名古屋を4−0で下して足固め。名古屋は15位のまま。2位神戸は昨日2−1で11位清水に勝ち、鹿島と4差の2位キープ。清水も11位のまま。3位京都も10位セレッソに2−1で勝ち、鹿島と5差の3位キープ。セレッソも変わらず。5位の町田は昨日12位岡山を1−0で破り、鹿島と9差の5位キープ。岡山も12位のまま。最下位新潟は9位ガンバに4−2で敗れ、ともに順位変わらず。17位マリノスはアウェイで13位FC東京に3−2と競り勝ったが17位のまま。FC東京も同じく。18位横浜FCと19位湘南の下位対決は、ホームの横浜FCが1−0で勝ち、勝点32でマリノスと並んだが得失点差で順位変わらず。

サッカー短評 (2025.9/23)

湘南ベルマーレvs.川崎フロンターレ 2対1 (2025.9/23 レモンス) 第31節

 立ち上がりは、ベルマーレのハイプレスを受けてしまった。ようやく前半28分、山本のロングループパスに走りこんだ三浦がクロス、ニアにエリソン、ファーに脇坂が飛び込み、ヘディングシュートを決める。さらに後半16分、ペナルティーエリアで相手ハンドがあり、長いVARチェックの末、フロンターレにPK。これをエリソンが蹴ったが、右ポストに当たり、相手GKにはじかれる。こぼれにも反応したが押し込めず。この後流れが次第にベルマーレに傾き、相手が選手交代して攻勢を強めてくる中、35分、足がつったエリソンに代わって入っていた小林からの折り返しに、中央で宮城がジャンプし、ファーで伊藤が押し込み、追加点。しかし、38分、相手FKから失点。追加タイムは11分もあり、5バックぎみにして何とか逃げ切った。気温23.4度、湿度56%。観客12769人。主審は小屋さん。VARは今村さん。DAZN解説は佐藤寿人。
 先発はGK山口。DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップはエリソン。ベンチにロマニッチ、宮城、小林、家長、橘田など。前節から中二日だが、脇坂以外は連続スタメン。
 ベルマーレは3-4-2-1。ワントップに鈴木章斗。二列目シャドーに池田と二田。左右のWBは小野瀬と鈴木雄斗。松本大弥と奥野のダブルボランチ。DF中野伸哉、舘、大岩。GKはこれがまだ2試合目の真田幸太。キャプテンは鈴木章斗。ベンチに茨田、平岡、FWルイス・フェリッピなど。前節からスタメン6人変更。

 ベルマーレは19位で、残留するためには後がない。今日を含めて残り8試合ひとつも落とせないという点ではフロンターレも同じ。前節ホームで無得点負けしてしまい、首位鹿島と勝ち点差は10に開いた。
 3分、ベルマーレの右CK。中野が蹴るが、マルシーニョがクリア。4分にも相手右WB鈴木雄斗のシュートを防いで相手右CK。ショートコーナーをしのいで続けて相手左CK。こちらは小野瀬が蹴るが、ウレモビッチがクリア。
 9分の三浦のクロス、10分のカウンターからペナルティーエリア内でエリソンのパスを脇坂がシュートをねらうが打てず。
 12分ベルマーレの左CK。小野瀬が蹴るが、マルシーニョがクリア。
 ベルマーレはビルドアップするよりロングパスを前線に放り込み、こぼれをワンタッチでつないで速攻してくる。フロンターレのGKやDFがエリソンやマルシーニョにくさびのパスを入れるところをねらってカット。伊藤もパスが来なくて守備に奔走。
 14分、エリソンがドリブルからペナルティーエリア左に入ってシュート、惜しくも枠の右。
 16分、中盤相手右サイドでベルマーレのFK。キックを受けた相手FW鈴木章斗にミドルシュートされるが、枠の外。18分、中盤相手左寄りでベルマーレのFK。今度は松本に直接ねらわれるが、GK山口がはじく。こぼれを拾われるが、シュートは打たせず。21分、鈴木章斗のシュートは枠の左。
 26分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、こぼれを際がミドルシュート、枠の左。
 28分、先制。山本からのロングフィードをペナルティーエリア左外で受けた三浦がすばやくクロス、相手DFに当たってエリソンには合わなかったが、ファーに飛び込んだ脇坂の頭に合い、ゴール右下に決まった。1−0。
 31分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、佐々木がヘディングシュートをたたきつけるが、相手ゴールライン上で相手FW鈴木章斗が体で防ぐ。
 38分、伊藤が内へ入ってパスを受け、ペナルティーエリア手前から鋭いミドルシュート、相手GKがはじく。こぼれを拾ってもう一度伊藤がシュート、今度はヒットせず相手GKが捕る。
 42分、相手右サイドから鈴木雄斗がパス、ペナルティーエリア内の相手FW鈴木章斗に通るが、脇坂が戻ってクリア。
 44分、こぼれを収めたエリソンからのパスを際がシュートするが、相手GK。
 追加タイム2分。48分、山本からのスルーパスを受けた伊藤がドリブルからシュート、相手GK。
 1−0のままハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 3分、相手右WB鈴木雄斗からのパスをペナルティーエリアで受けた相手FW鈴木章斗が折り返しのパス、走りこんだ相手ボランチ奥野にシュートを打たれるが、枠の上。
 7分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ファーでウレモビッチが折り返すが、味方に合わず。こぼれをひろって攻め続け、最後は伊藤がシュートするが枠の上。
 11分、PK獲得。中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂がゴール前に蹴りこみ、相手FW鈴木章斗が上に伸ばした腕で防ぐ。主審はPKとしたが、VARのチェックが長引き、ついにオンフィールドレビューまでしてPK確定。ずっと待たされていたエリソンが蹴るが、右ポストに当たり、はねかえりを相手GKがはじく。こぼれを再度エリソンがシュート、これも相手GK。さらにマルシーニョがひろってパス、みたびエリソンが蹴るが枠の右。追加点ならず。残念。
 17分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて宮城を入れる。
 18分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
 19分、伊藤からのパスを受けたエリソンがミドルシュート、枠の上。
 20分、ベルマーレも一人目の交代。FW二田に代えて長身FWルイス・フェリッピを入れる。
 28分、ベルマーレが二人同時交代。右WB鈴木雄斗に代えて藤井、ボランチ奥野に代えて茨田を入れる。
 29分、脇坂からのパスを受けた伊藤がシュート、相手DF。
 33分、エリソンがしゃがみ込み、近寄った山本がバツサイン。テーピングだらけの右足がつったらしい。担架が入ったが、なんとか歩いて出る。フロンターレが二人目の交代。エリソンに代えて小林を入れる。
 35分、追加点。三浦がカットしたボールをドリブル、ペナルティーエリア横からクロス、ファーで小林が中へパス、伊藤のシュートは相手DF。こぼれを小林がペナルティーエリア右奥で拾って折り返し、ニアで宮城がヘディングシュートをねらって飛び込み、そこを超えてきたボールを伊藤が再度ねらってシュートを決めた。2−0。
 しかし、3分後に失点。38分、相手左サイドでベルマーレのFK。池田が蹴り、ファーへ飛び込んだ相手DF舘がヘディングシュート、2−1。
 39分、ベルマーレは二人同時交代。左WB中野に代えて石橋、右シャドー池田に代えて平岡を入れる。
 42分、相手MF小野瀬がシュート、ウレモビッチが防ぐ。44分、相手FW鈴木章斗がミドルシュート、枠の上。
 追加タイム11分。46分、フロンターレが三人同時交代。際に代えて193cmの長身DF神橋、伊藤に代えて田邊、山本に代えて橘田を入れる。「5バックに変更でしょうか。最終ラインに佐々木、ウレモビッチ、神橋、少し高い位置に三浦と田邊」と実況アナ。しかし、ピッチサイドに出てきた長谷部監督は「4」本の指を立てている。
 47分、中盤ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。脇坂が直接狙うが、枠の上。
 50分、相手左サイドへのロングフィードを相手MF茨田が受けてクロス、相手FWフェリッピがヘディングシュート、枠の外。
 54分、またロングボールを放り込まれ、クリアを拾われ、相手右サイドからクロス、DF陣がクリア。さらに相手MF石橋に左サイドのドリブルからクロスを入れられるが、橘田がクリア。
 だいたい、このチームは守備固めに布陣変更・選手交代すると、かえって守備がズルズル下がり、サンドバッグになる傾向がある。うまく守れたためしがない。攻撃している方がうまくしのげるのに。
 101分たち、アウェイのフロンターレサポーターが「アヴァンテ」を歌いだした。何度もクロスを跳ね返して、やっと主審の笛。2−1でタイムアップ。

 勝点51として7位キープ。ベルマーレは19位のまま。5連敗で4ヵ月勝っていないらしい。首位鹿島も勝ったので差は縮まらず。しかし2位京都と5位町田、3位柏と6位広島、と上位が引き分けたので、4位だった神戸が勝って勝点57とし2位浮上。この勝点6差なら、まだ届きそう。なお、鹿島に負けた9位セレッソは10位に。京都は3位に、柏は4位に後退。町田と広島は順位キープ。神戸に負けた16位ヴェルディも変わらず。フロンターレと勝点1差で8位だった浦和は11位清水と1−1で引き分け、両チームとも順位変わらず。最下位新潟は15位名古屋と0−0で引分け。こちらも変動なし。17位マリノスは、10位ガンバに3−1で敗戦、16位ヴェルディに詰め寄れず。ガンバは9位に。

フィギュアスケート (2025.9/19、20、21、22、23)

ミラノ・コルティナ五輪最終予選会 (2025.9/19〜21 北京)

 8/21現在、テレビ放送などの情報なし。9/5、テレ朝チャンネル2で生放送があることがわかった。

 <アイスダンス>五輪枠は4枠。20組エントリー(8/20)していたが19組出場。日本からは吉田/森田組。主な選手は、リード/アンブルレビシウス組(リト)、クドリャフツェワ/カランケビッチ組(キプロス)、ハリス/チャン組(豪)、イグナテワ/ゼムコ組(ハン)、スシス/フィルス(アイル)、カザコワ/カシンスキ組(ジョー)、レイタン/マヨロフ組(スウェ)、スタンリー/浦野組(墨)など。その他、中立選手としてベラルーシからプラスコンナヤ/シツィク組が認可されたが8/27欠場。ロシアからはISUの条件クリアした選手なし。マンニ/ロスリスベルガー組(伊)は9/7欠場。テレ朝解説は、なぜか元ペア選手の高橋成美。

 4番滑走でワン/リウ組(中。31、31)。2022年北京五輪12位、2023年スケートカナダ10位。昨季国際大会記録なし。曲は「Go Wild Alone」他。振付はデュブレイユ。引退したのかと思っていた。かつてのスピードはない。冒頭のSqTwは女性レベル2、男性レベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。MiStは男女ともレベル1だが全ジャッジが加点1〜3。PStはレベル2。ChRSはGOE+3.64。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。技術点6番目の38.09、演技構成点3番目の29.5、合計67.59でRD6位。
 10番滑走でレイタン/マヨロフ組(スウェ。20、25)。昨季欧州選手権17位、世界選手権25位。今季マリア・オルゼフスカ記念優勝。曲は「Living La Vida Loca」他。振付はヴァトゥーリ。上手になっていてびっくり。PSt以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。DiStは男女ともレベル1。PStはレベル3。ChRSはGOE+3.43。最後のRoLiはレベル4で加点2〜4。技術点3番目の40.52、演技構成点6番目の28.78、合計69.3は自己ベスト更新でRD3位。

 12番滑走でヴァル/カジモフ組(西。20、25)。男性はロシア生まれ、21/22年までドイツの選手だったが、この9月にスペイン国籍取得。昨季CSタリン杯6位。世界ユニバ優勝。今季国際アイスダンスドルトレヒト優勝。曲は「Believe」他。振付・コーチともマッテオ・ザンニか。初めて見た。冒頭のSqTwは女性レベル2、男性レベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜3。MiStは男女ともレベル1だが全ジャッジが加点ほぼ2。PStはレベル1。ChRSはGOE+3.43。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点5番目の38.94、演技構成点4番目の29.41、合計68.35は自己ベスト更新でRD5位。この組が当面のライバル。
 16番滑走で吉田/森田組(22、21)。昨季全日本初優勝、冬季アジア大会金メダル。四大陸8位、世界選手権22位。今季CS木下杯6位。曲は「Stomp to My Beat」他 。振付・コーチともハベル他。すごくスピードがあり、よくできたと思う。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは距離も近く、男女ともレベル4。SlLiはレベル4で加点1〜3。PStはレベル3。MiStは女性レベル1、男性レベル2だが加点2〜3。最後のChRSも思い切り演技し、GOE+3.43。技術点4番目の40.37、演技構成点7番目の28.77、合計69.13は自己ベスト更新でRD4位。この順位をフリーでもキープできれば五輪出場。

 17番滑走でピンチュク/ポゴリロフ組(ウク。19、22)。昨季欧州選手権20位。今季CSロンバルディア杯11位。曲は「Queen of the Night」他。振付はマッテオ・ザンニ。なぜか不調だった。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル3。MiStは女性レベル1、男性レベル2だが全ジャッジが加点。PStはレベル1。ChRSはGOE+2.36。最後のRoLiはレベル4。技術点10番目の35.12、演技構成点11番目の26.99、合計62.11でRD10位。
 18番滑走でハリス/チャン組(豪。22、29)。昨季四大陸7位、世界選手権19位。今季ボレロ杯3位。曲は「Waiting for Tonight」他。振付はデュブレイユ。さすがにスピードと緩急のめりはりがうまい。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。MiStは女性レベル2、男性レベル1だが加点2〜3。PStはレベル2。ChRSはGOE+3.64。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点2番目の41.88、演技構成点も2番目の31.47、合計73.35でRD2位。
 最終滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。31、33)。昨季欧州選手権6位、世界選手権21位。今季エグナ・ダンス杯優勝。曲は「Would You...?」他。振付はデュブレイユ他。別格だった。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のMiStは男女ともレベル2で加点ほぼ3〜4。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。PStはレベル1だが加点2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSは余裕があり、GOE+5.57の最高点。技術点最高の45.86、演技構成点も最高の35.09、合計80.95でRD1位。

 フリー。テレ朝解説は都築さん(ちゃんと専門の人でよかった)、実況はフリーアナウンサーの西岡アナ。
 13番滑走でRD7位イグナテワ/ゼムコ組(ハン。21、25)。昨季欧州選手権14位。世界選手権24位。今季CSロンバルディア杯6位。曲は「The Joker and The Queen」。振付は不明。女性のスカートは赤と青のチューリップのよう。男性の上衣は袖なしの青紫、下は黒。冒頭のChAJは、解説の都築さんが「音楽に動きがよく合っている」とのこと。GOE2.02。SyTwは男女ともレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。OFTは女性レベル1、男性レベル2で全ジャッジが加点。StaLiはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜4。CiStは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点1〜3。ChLiはGOE+1.42。DSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。最後のChStはGOE+2.25。技術点3番目の57.07、演技構成点6番目の44.08、合計103.15でフリー3位、総合167.73で6位。
 14番滑走でワン/リウ組(中。31、31)。曲は「The Bat Man Theme」他。振付はデュブレイユ。衣装は二人とも黒。冒頭のStaLiは男性の足首を支点に女性が氷に水平になる形で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。OFTは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点1〜3。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で全ジャッジが加点1〜3。DSpはレベル2。DiStは女性レベル2、男性レベル1だが全ジャッジが加点。ChStはなぜか!マークでGOE-0.06。ChSpはGOE+2.25、最後のChSlはGOE+1.78。技術点5番目の56.74、演技構成点も5番目の44.5、合計101.24でフリー5位、総合168.83で4位。五輪枠獲得。ベテラン健在。実際には、この組が想定外ライバルだった。

 最終グループ15番滑走でヴァル/カジモフ組(西。20、25)。曲は「Exogenesis: Pt.3」と「Pt.2」。振付はハリャービン。女性の衣装は光沢のある濃いグレー。男性の上衣は白、下は黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。OFTは女性レベル1、男性レベル2で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2。CuLiはレベル1だが加点1〜3。DSpはレベル4で加点1〜3。最後にコレオ要素三つ。うち手前から行ったChStはGOE+1.66。ChLiはGOE+1.54、ChSpはGOE+1.3。上手だった。正直、この組が終わったとき、負けたと思った。技術点4番目の57.31、演技構成点4番目の44.66、合計101.97でフリー4位、総合170.32で3位。五輪枠獲得。
 16番滑走で吉田/森田組(22、21)。曲は「Violin Fantasy on Puccini's Turandot」。振付・コーチともスコット・モイアー他。女性の衣装は赤、男性は黒。今できることはすべて出した。それでもRDのようなスピードがなく、木下杯の方が伸び伸びとやれていた感じ。冒頭のChStは、速報値ではGOE+1.04だったが、!マークが付きGOE+0.06。!マークは、終わりの位置がフェンスから距離が離れていたためらしい。RoLiはレベル4で全ジャッジが加点。OFTは女性レベル1(速報ではレベル2)、男性レベル3で全ジャッジが加点1〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。DSpもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChHyはGOE+1.42。DiStは女性レベル2、男性レベル1で全ジャッジが加点。SyTwは男女ともレベル4で全ジャッジが加点。最後のChLiはGOE+1.19。解説の都築さんは「攻めた演技ができた」。技術点6番目の55.13、演技構成点7番目の43.36、合計98.49でフリー7位、総合167.63で6位。得点は木下杯より高かったが、及ばず。残念。

 17番滑走でレイタン/マヨロフ組(スウェ。20、25)。曲は「ロミオとジュリエット」より「Un Giorno Per Noi」。振付はヴァトゥーリ。6番目のDSpまで全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSyTwは女性レベル2(速報ではレベル4)、男性レベル4で加点ほぼ2〜3。OFTは女性レベル1、男性レベル2で加点2〜4。MiStは男女ともレベル1だが加点1〜3。ChSlはGOE+1.54。CuLi+RoLiの連続リフトは第1がレベル4、第2がレベル2(速報ではレベル4)で加点1〜3。DSpはレベル4で加点1〜3。ChStはここも!マークが付き、GOE+0.47。StaLiはレベル4だがGOE-2〜3と割れた。最後のChLiはGOE+1.42。技術点8番目の54.46、演技構成点3番目の44.84、合計98.48でフリー6位、総合168.6で5位。キスアンドクライでは得点を見た選手・コーチとも、思ったより低いという顔。
 18番滑走でハリス/チャン組(豪。22、29)。曲は「Clair de Lune」他。振付はベイカー。男性は2022年オーストラリア国籍を取得したが、北京五輪出場できず。全要素に全ジャッジが加点ほぼほぼ2以上。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点1〜3。OFTは女性レベル1、男性レベル4で加点2〜3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ3。DiStは男女ともレベル1だが加点ほぼ2〜3。CuLiはレベル4で加点2〜3。最後にコレオ要素三つ。うちChStはGOE+1.9、ChLiはGOE+2.37の高得点、最後のChSpはGOE+2.02。解説の都築さんが「ChLiでは月が見えました」。技術点2番目の62.57、演技構成点も2番目の47.58、合計110.15でフリーも2位、総合183.5で2位。五輪枠獲得。
 最終滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。31、33)。曲は「God Is a DJ」他。振付はシュイナール他。やはり格が違う。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。MiStも女性レベル3、男性レベル2でほぼ加点2〜3。CuLiとDSpはいずれもレベル4で加点2〜3。SyTwも男女ともレベル4で加点2〜4。最後にコレオ要素三つ。うちChSpはGOE+2.13、ChStはGOE+2.73の最高得点、最後のChLiはGOE+2.49。技術点最高の66.06、演技構成点も最高の51.72、合計117.78でフリーも1位、総合198.73で1位。五輪枠獲得。キスアンドクライではいつものように兄のクリスの写真を見せていた。表彰式では、リトアニアの国歌をたぶん初めて聞いた。

 <ペア>五輪枠は3枠。11組エントリー(8/20)。日本からは長岡/森口組。主な選手は、シン/ナジ組(米)、ホリチェンコ/ダレンスキー組(ウク)、シャラー/マイア組(墺)、コワレフ/コワレフ組(仏)、ジャン/フアン組(中)、リョム/ハン組(北朝鮮)、ガメズ/コロヴィン組(フィリ)など。スウェーデンのクラフォード兄妹は欠場か。ロシア、ベラルーシからはISUの条件クリアした選手なし。テレ朝解説は高橋成美、実況は戸崎アナ。

 2番滑走でアコポワ/ラフマニン組(アルメ。22、26)。2022年までロシア選手。今季アルメニア移籍、CSジョン・ニックス国際5位。曲は「Artsakh」。振付はエフドキモワ。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3FThはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。3Sは男性がqマーク。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。BiDsはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。全体に安定して技術が高い。技術点2番目の37.16、演技構成点4番目の26.69、合計63.85でSP3位。
 5番滑走でシン/ナジ組(米。21、27)。昨季全米5位、四大陸11位。今季CSジョン・ニックス国際7位。曲は「Speak Softly Love」。振付はジョン・カー他。冒頭の3Twは成功、レベル3。3Tはずれた。3LoThも決める。しかしBiDsは無得点。解説の高橋成美が「男性のピボットが滑ってしまい、始める前に失敗」。CCoSpは動揺があったのかレベル2。StSqはもレベル2。最後の5RLiはレベル4。技術点9番目の28.14、演技構成点5番目の25.85、合計53.99でSP7位。

 9番滑走で地元ジャン/フアン組(中。18、23)。曲は「Nemesis」。振付はサブチェンコ。昨季ジュニアGPファイナル優勝、国内シニア優勝、世界ジュニア5位。今季アジアンオープン優勝。急成長中。もちろん観客は大声援。冒頭の3Twは軽々と成功、レベル3で全ジャッジが加点ほぼ3。3Tも男性がややこらえたが決める。3FThは全ジャッジが加点3〜4。FCCoSpはレベル2でVマーク。StSqは二人で側転も行い、レベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。5RLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。最後のBiDsもレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点最高の38.42、演技構成点2番目の28.26、合計66.68は自己ベスト更新でSP1位。
 10番滑走でコワレフ/コワレフ組(仏。30、33)。昨季欧州選手権9位、世界選手権21位。今季Road to 26杯4位。曲は「Une vie d'amour」。振付はドミニク・デニョー他。会心の出来。冒頭の3Twはレベル2。3Tは男性が大きく傾いたがこらえた。5RLiはレベル4で全ジャッジが加点。3FThは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。BiDsはレベル3。CCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のStSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の36.1、演技構成点も3番目の28.18、合計64.28は自己ベスト更新でSP2位。
 最終滑走で長岡/森口組(20、23)。昨季全日本2位。冬季アジア大会銅メダル。四大陸7位、世界選手権22位。今季CS木下杯3位。曲は継続の「Goodbye Yellow Brick Road」。振付はキャシー・リード。痛恨のジャンプミス。全体にスピードは一番ある。冒頭の3Twはうまくいき、レベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし3Loで女性の軸が傾き転倒。3SThはタッチあり。5RLiはレベル4で男性の首を女性が両足ではさむ難しい出も見事でレベル4に全ジャッジが加点2〜4。BiDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSpもレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。技術点4番目の34.84、演技構成点最高の28.84、転倒の減点1、合計62.68でSP4位。フリーで順位を上げられるか。

 フリー。 5番滑走でシン/ナジ組(米。21、27)。曲は「Two Men in Love」。振付はフォンタナ他。冒頭の3Twはレベル2。3Sはどちらかqマーク。3T+2A+2A+SEQは第2がアンダーローテーション、第3がダウングレード。3LoThは転倒。リフト二つとPCoSpはレベル4。うちPCoSpにVマーク。3SThはこらえた。BoDsはレベル2。5ALiはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。最後のChSqはGOE+1.0。技術点5番目の53.69、演技構成点6番目の51.98、転倒の減点1、合計104.67でフリー6位、総合158.66で6位。
 6番滑走でSP6位ホリチェンコ/ダレンスキー組(ウク。20、24)。昨季欧州選手権11位、世界ジュニア銀メダル、世界選手権17位。今季CSロンバルディア杯6位。曲は「Mad World」。振付はヤヴィル。練習拠点が攻撃を受け十分な練習が積めなかったという。衣装は二人とも紺地に水色の模様、銀のライン。冒頭は2Fに変更。3Twは高く、レベル2だがほぼ全ジャッジが加点。3S+1A+1A+SEQは成功。3LoThは幅があり、全ジャッジが加点2〜3。リフト二つとFiDsはレベル3。ChSqはGOE+0.29。3SThも成功。3Liと最後のPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。技術点3番目の58.84、演技構成点5番目の53.4、合計112.24は自己ベスト更新でフリー4位、総合169.41も自己ベスト更新で5位。
 7番滑走でSP5位ヴァレジ/ビダル(チェコ。23、26)。今季組替え、CSロンバルディア杯3位。曲は映画「Notre Dame de Paris」より「Le temps des Cathédrales」他。振付・コーチともホタレックか。冒頭の3Twは高く全ジャッジが加点。3Sは女性がアンダーローテーションで両手付き。2A+1A+2A+SEQは女性の第3がqマークでステップアウト。5ALiは1回転でおろしてしまい、レベルB。解説の高橋成美が「女性が上がりきらないうちに回り始めてしまい軸がゆがんで下すしかなかった。よくあること」と言う。2FThは成功。3SThは片手付き。BoDsと3Li、最後のPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちBoDsはほぼ加点1〜3。ChSqはGOE+0.79。5RLiはレベル3。技術点8番目の49.73、演技構成点7番目の49.21、合計98.94でフリー7位、総合156.11で7位。

 最終グループ8番滑走で長岡/森口組(20、23)。曲は「Tree of Life」。振付はキャシー・リード。冒頭の3Twはレベル2だが、着氷でタッチあり。3Lo+2A+2A+SEQの予定だったが、女性の第1がつまったため第2がAに。ここで転倒しなかったのが大きかった。3Tはピッタリ成功。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは加点2〜5。3LoThは両足。3SThは両手付き。BoDsはレベル2。最後のChSqはダンスリフトを行いGOE+0.79。技術点4番目の58.46、演技構成点2番目の57.52、合計115.98でフリー3位、総合178.66で3位。五輪枠獲得。
 9番滑走でアコポワ/ラフマニン組(アルメ。22、26)。曲は「映画「Slumdog Millionaire」より「Latkia's Theme」他。振付はエフドキモワ。ほぼノーミス。冒頭の3Twはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。3Tはしっかり決める。3FThは幅があり、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3S+2A+2A+SEQは女性がステップアウト。リフト二つはレベル4。うち3Liはほぼ全ジャッジが加点。3SThはこれも幅があり全ジャッジが加点ほぼ2〜4。FoDsと5ALi、最後のPCoSpはレベル3。うちPCoSpにVマーク。技術点2番目の66.14、演技構成点3番目の56.85、合計122.99は自己ベスト更新でフリー2位、総合186.84も自己ベスト更新で2位。五輪枠獲得。本番でも手ごわい相手になりそう。

 10番滑走でコワレフ/コワレフ組(仏。30、33)。曲は「Come Together」他。振付はパヴェル・コワレフ他。衣装は二人とも黒。連続ジャンプ以外はよかったと思ったが。冒頭の3Twはレベル2でほぼ全ジャッジが加点。次は3Sの予定だったが2Sに変えたらしい。しかし3T+2Tの第1で女性が転倒、要素を失う。これが意外に響いたか。リフト三つとPCoSpはレベル4。うちPCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3FThは成功。ChSqはGOE+0.57。3SThもこらえた。技術点6番目の53.37、演技構成点4番目の54.93、転倒の減点1、合計107.3でフリー5位、総合171.58で4位。
 最終滑走でジャン/フアン組(中。18、23)。曲は「О」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3T+1A+2A+SEQは女性の第3がアンダーローテーションでこらえた。3Sでは男性が転倒。3FThは高さと幅があり、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liは女性を風車のように回しながら上げ、加点1〜4。FoDsはレベル3。3LoThもしっかり成功、全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+0.79。大きなミスはひとつで終え、リンクから上がる女性は泣いていた。地元であること、前回五輪金の種目の枠取りの重圧はたいへんなものだったろう。技術点最高の67.13、演技構成点も最高の58.71、転倒の減点1、合計124.84は自己ベスト更新でフリーも1位、総合191.52も自己ベスト更新で1位。五輪枠獲得。

 <女子シングル>五輪枠は5枠。27人エントリー(8/20)。日本からはなし。主な選手は、ヘンドリクス(ベル)、グバノワ(ジョー)、タルェガード(スウェ)、ジャン・リーヤン(中)など。その他、中立選手としてロシアからペトロシャン、ベラルーシからサフォノワ。プラサド(印)は欠場。

 3番滑走でサフォノワ(AIN/ベラ。22)。174cm。2022年欧州選手権9位、北京五輪13位。以後今季まで記録なし。曲は「Besame Mucho」。振付はゴリュノワ他。ずいぶん背が伸びた。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちLSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fは成功。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マークとアンダーローテーション、第2がqマーク。最後のFSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ジャンプの回転不足とスピンのレベル取りこぼしで思ったより得点伸びず。技術点7番目の31.31、演技構成点8番目の26.4、合計57.71でSP7位。
 4番滑走でペトロシャン(AIN/露。18)。2021年JGP3位と優勝。昨季国内2連覇。フリーでは3A+4Tを跳ぶらしい。今季記録なし。曲は「Earth Song」他マイケル・ジャクソンメドレー。振付はグレイヘンガウス。衣装の上は真っ赤、下は黒いパンツ。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3.続く3Lzはqマーク。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ3〜4、StSqはムーンウォークのような動きもあり加点ほぼ3。1.1倍になる3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。技術点最高の37.09、演技構成点3番目の31.63、合計68.72でSP1位。

 11番滑走で地元ジャン・リーヤン(中。17)。昨季アジアンオープンJr.4位、国内シニア8位。今季アジアンオープン優勝。曲は「Frozen」。振付・コーチともフー・カイシュ。いやー驚きの成長株。観客大声援。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3S+3Tは加点1〜3。続く2Aも成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Fも決める。技術点2番目の35.85、演技構成点5番目の26.93、合計62.78は自己ベスト更新でSP4位。
 17番滑走でヤコブレワ(キプ。17)。昨季世界ジュニア22位。今季ロビン・カズンズ杯2位。曲は「Nutcracker」。振付・コーチともセルゲイ・コモロフ。この選手も伏兵。冒頭の3F+3Tは第2がqマーク。続く3Lzは成功。スピン三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点。1.1倍になる2Aも決める。StSq7はレベル3で全ジャッジが加点。技術点5番目の33.76、演技構成点10番目の25.61、合計59.37は自己ベスト更新でSP5位。
 21番滑走でリサゴメス(ノル。19)。昨季欧州選手権12位、世界選手権29位。今季ソニア・ヘニー杯5位。曲は「Chasing Cars」。振付はソンダー・ボー他。冒頭の3T+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも決める。スピン二つはレベル4。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点1〜3。StSqとFSSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。技術点32.65、演技構成点26.65、合計59.3は自己ベスト更新でSP6位。フリーは7位、総合7位。

 24番滑走でグバノワ(ジョー。22)。昨季欧州選手権銀メダル、世界選手権28位。今季初戦か。曲は「San Sanana」他。振付はモロトフ他。衣装は赤が基調でビーズがたくさん。インド風の音楽を演じ、余裕だった。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜4。続く2Aも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzはqマーク。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル2。技術点3番目の35.16、演技構成点最高の32.92、合計68.08でSP2位。
 最終滑走でヘンドリクス(ベル。25)。2024年欧州選手権金メダル、世界選手権4位。昨季上海杯3位。後は足首手術で全休。今季初戦か。曲は「Locura」。振付はアダム・ソルヤ。衣装は銀色。スカートはおなじみの腰みの風。冒頭の3F+3Tは片手付き。続く2Aはステップアウト。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。最後のLSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の34.39、演技構成点2番目の32.53、合計66.92でSP3位。

 フリー。 19番滑走でサフォノワ(AIN/ベラ。22)。曲は「Yo Vivir? by J2」。振付はセルゲイ・ヴェルビロ。立て直してきた。前半の5要素は全ジャッジ(No.5の欄が空白。以下同じ)が加点。冒頭は3Lo+2Tを決め、加点2〜3。続く2Aも加点2。3S成功。3Fは加点2〜3。CCoSpはレベル3で加点1〜3。ChSqはGOE+0.75。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マークとqマーク。ソロの3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lz+2A+2T+SEQは第1に!マーク。StSqはレベル2。LSpはレベル3。最後のFCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の67.67、演技構成点5番目の56.53、合計124.2でフリー4位、総合181.91で4位。五輪出場資格獲得。
 最終グループ21番滑走でヤコブレワ(キプ。17)。曲は「Artist」他。振付はコモロフ。冒頭の3F+2A+2A+SEQは第2がqマーク。3Lz+2Tは成功。しかしソロの3Lzはアンダーローテーションでこらえた。3Lo+2Tは決める。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.75。1.1倍になる3Loと3T成功。3Sはこらえた。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の63.08、演技構成点6番目の55.08、合計118.16でフリー5位、総合177.53で6位。
 22番滑走でジャン・リーヤン(中。17)。曲は「ミス・サイゴン」より「The Fall of Saigon」等6曲。振付はJialei Wang。冒頭3Lzの予定が2Lzになり両足。3S+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Loはアンダーローテーションで転倒。3F+2Tは決める。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqと最後のLSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.08。1.1倍になる3Fと3S、2A+2A+2T+SEQも決める。技術点6番目の60.68、演技構成点4番目の57.3、転倒の減点1、合計116.98でフリー6位、総合179.76で5位。この時点で2位の表示を見ると、5位以内確定なので涙ぐんだ。観客も大喜び。五輪枠獲得。

 23番滑走でヘンドリクス(ベル。25)。曲は「La Alegria」。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜4。続く3F+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。次は3Fの予定が2Fに。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のLSpは加点3〜5、FCCoSpは加点2〜5、StSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+2T+2Lo成功。2Aと3Sも決め、いずれも全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.75。技術点3番目の68.28、演技構成点最高の69.76、合計138.04でフリーも3位、総合204.96で3位。五輪枠獲得。
 24番滑走でグバノワ(ジョー。22)。曲は「Ghost - The Musical」より「Unchained Melody」他。振付はオルガ・グリンカ他。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Loは全ジャッジが加点ほぼ3。3Lzも全ジャッジが加点2〜3。しかし3Sはqマーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜4、FCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは決める。3F+2Tは第1にqマーク。2Aにもqマーク。ChSqはGOE+1.42。技術点2番目の70.15、演技構成点も2番目の68.0、合計138.15でフリーも2位、総合206.23で2位。五輪枠獲得。
 最終滑走でペトロシャン(AIN/露。18)。曲は「Nocturne No. 1 in D Minor」他。振付はグレイヘンガウス。4回転も3Aも跳ばず。3S以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+2Tは加点1〜3。3Loと2Aは加点2〜3。続く3Loと2Aは全ジャッジが加点2〜3。3Sは決める。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点3〜4、StSqは加点3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点。3F+3Tとソロの3Fは全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点3。ChSqはGOE+1.33。技術点最高の74.84、演技構成点3番目の66.07、合計140.91でフリーも1位、総合209.63で1位。五輪出場資格獲得。なお、AIN選手の場合は出場枠ではなく選手個人の出場資格となる。表彰式の旗は、水色の国連旗のようだった。歌は五輪賛歌か。

 <男子シングル>五輪枠は5枠。28人エントリー(8/20)。26人出場。日本からはなし。主な選手は、キム・ヒョンギョム(韓)、ピトー(仏)、ジレンバイエフ(カザフ)、ザンドロン(墺)、レシュテンコ(チェコ)、アップルビー(英)、クパーマン(イスラ)、カリーヨ(墨)、ユーシャン・リー(台)など。その他、中立選手としてロシアからグメンニク、ベラルーシからプザナウ。テレ朝解説は本田武史。

 2番滑走でグメンニク(AIN/露。23)。184cm。2021年GPイタリア大会8位、CSワルシャワ杯3位。昨季国内4位。曲は「Perfume - The Story of a Murderer」。振付はグレイヘンガウスとパンフィロワ。髪をポニーテイルにして昔のJ.ブラウンのよう。衣装の右袖から胸元にかけ赤い小切れがたくさんちりばめられていた。SPから4回転2本成功させ別格。冒頭の4F+3Tはほぼ全ジャッジが加点。続く4Sはきれいに成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Aも決め、全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の54.84、演技構成点も最高の78.96、合計93.8は自己ベスト更新でSP1位。
 3番滑走でプザナウ(AIN/ベラ。22)。2021年JGPポーランド大会15位。2022年ウィンター・スター(シニア)優勝。以後国内記録もなし。曲は「Lose Control」。振付はエリザヴェタ・アニキーモウスカヤ。まさかの3A失敗。冒頭の4Tはqマークでステップアウト。続く3Aの予定がパンクして1Aになり無得点に。スピン三つはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはきれいに成功。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点18番目の31.43、演技構成点6番目の34.95、合計66.38でSP13位。

 11番滑走でルートンブレイン(モナコ。26)。フランス生まれ。昨季欧州選手権25位、世界戦39位。今季ババリアンオープン7位。曲は「L'enfer」。振付はエイモズ。冒頭は2Aだが全ジャッジが加点ほぼ2。続く3Fも成功、全ジャッジが加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはしっかり決め全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4。技術点8番目の37.36、演技構成点4番目の36.2、合計73.56は自己ベスト更新でSP5位。
 13番滑走でマルシャーク(ウク。21)。昨季世界選手権33位。今季CSロンバルディア杯10位。曲は「Fall On Me」。振付はエカテリナ・グアリーゼ。冒頭で4Sを決め、ほぼ全ジャッジが加点。続く3Aも成功、全ジャッジが加点2〜3。CCSpとStSqはレベル2。1.1倍になる3Lz+2Tは間で両手をついた。FSSpはレベル3で全ジャッジが加点。最後のCCoSpはレベル3。技術点7番目の37.79、演技構成点9番目の34.54、合計72.33でSP6位。
 16番滑走でレシュテンコ(チェコ。22)。昨季欧州選手権23位、世界選手権31位。曲は「Shadow Hunter」他。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の4Sはqマークでステップアウトし両手付き。続く3Aもステップアウト。足替えスピン二つはレベル3。しかし、1.1倍になるところで4T+3Tをしっかり決め、全ジャッジが加点。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のFSSpも全ジャッジが加点。技術点6番目の38.51、演技構成点13番目の32.52、合計71.03でSP7位。

 21番滑走でユシャン・リー(台。18)。昨季四大陸14位、世界選手権30位。今季アジアンオープン2位。曲は「This Is War」。振付は佐藤有香他。冒頭の3F成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Aはアンダーローテーション。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはステップアウト。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点9番目の36.66、演技構成点10番目の33.65、合計70.31でSP8位。
 22番滑走でピトー(仏。20)。曲は「Dig Down」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3A成功。続く3Fも決め、全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3、スピン二つも全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは余裕があり、全ジャッジが加点2〜3。終わったとき珍しく小さく手元でガッツポーズ。技術点3番目の44.62、演技構成点も3番目の36.62、合計81.24でSP3位。

 24番滑走でキム・ヒョンギョム(韓。19)。昨季四大陸7位、世界選手権26位。今季アジアンオープン優勝。曲は「Amuse Bouche」。振付はランビエール。冒頭で4T成功。続く3Aはアンダーローテーション。スピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。CSSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点。技術点4番目の41.35、演技構成点10番目の33.34、合計74.69でSP4位。
 最終滑走でカリーヨ(メキ。25)。予選会出場者で唯一前回北京五輪経験者(22位)。昨季四大陸11位、世界選手権27位。今季CSクランベリー杯6位。曲は「Hip-Hip Chin Chin」他。振付はアグノエル。会心の出来。冒頭で4S+3Tを決める。続く3Aも成功、全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つは加点1〜4、StSqは加点2〜3。1.1倍になる3Lzもきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。終わったとき氷をたたいて喜び、リンクにキス。技術点2番目の48.1、演技構成点も2番目の36.87、合計84.97は自己ベスト更新でSP2位。

 フリー。テレ朝解説はなぜか佐野さんに。実況は西岡アナでよかった。
 18番滑走でSP9位ガルトゥング(独。17)。曲は「Brick & Blood」他。振付はブノワ・リショー。冒頭きれいな4F成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続けて4Lz+2Tを決め、全ジャッジが加点1〜3。この調子でできればひょっとして…というところで3Aステップアウト。3Loがパンクして1Loに。CSSpと最後のStSqはレベル3。ChSqはGOE-0.21。1.1倍になる3Lz+3T成功。3F+2A+2A+SEQも決め、がんばりを見せた。3Sはこらえた。FCSpとCCoSpはレベル1。スタミナが足りないか。技術点4番目の76.86、演技構成点13番目の64.8、合計141.66でフリー7位、総合211.17で9位。
 19番滑走でユシャン・リー(台。18)。曲は「Eleanor Rigby」。振付はシン・イェジ他。3つ目の要素に4回転予定していたがやめ。冒頭ソロの3Loと3Sを決め、全ジャッジが加点1〜3。続く3Aはアンダーローテーションでこらえた。3F+2Tは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+0.93。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQを決め、全ジャッジが加点1〜3。3Lz+3Tとソロの3Lzもなんとか成功。うち連続3回転は全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。まさに構成を落としてでも精度を高める作戦がはまった。技術点5番目の76.04、演技構成点も5番目の70.63、合計146.67でフリー3位、総合216.98で5位。五輪枠獲得。
 20番滑走でレシュテンコ(チェコ。22)。曲は映画「Kingsman: The Secret Service」より「Manners Maketh Man」他。振付はアダム・ソルヤ。冒頭で4Tと4Sを成功、ほんの一瞬期待を抱かせた。4Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3、4Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし3Aでステップアウトして両手つき、転倒扱い。3Loはqマークで転倒。これでがっかり。スピン三つとStSqはレベル3。1.1倍になるところで4T+3Tをなんとか決め、意地を見せた。さらに3Lzをこらえてダウングレードの+1Eu+3Sや3Lz+2A+SEQも決める。ChSqはGOE+0.36。技術点3番目の77.06、演技構成点9番目の66.97、転倒の減点2、合計142.03でフリー6位、総合213.06で8位。

 最終グループ21番滑走でマルシャーク(ウク。21)。曲は「I'm Tired」他。振付はエカテリナ・グアリーゼ。4回転なし。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点。4S+3Tは第1がqマーク。3A+2A+2A+SEQの予定だったが第2し+1Aに。ソロの3Aは成功、全ジャッジが加点。FCCoSpとStSqはレベル3。うちFCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2Tは第1でこらえた。3Loは2Loにパンク。ChSqは+0.71。3Fも成功、ほぼ全ジャッジが加点。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点。最後のCCoSpはレベル2。技術点7番目の74.74、演技構成点7番目の70.5、合計145.24でフリー4位、総合217.57で4位。五輪枠獲得。
 22番滑走でルートンブレイン(モナコ。26)。曲は「My Perception of Love」他。振付はエイモズ。4回転はおろか3Aもないプログラムで五輪に出ようというのは無謀では。しかしスケーテイングはしっかりしている。冒頭は「予定どおり」2A成功、全ジャッジが加点2。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fと3Loは全ジャッジが加点。うち3Fは加点2〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCSSpはほぼ加点2〜4。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点1〜3。3S+3Tはほぼ全ジャッジが加点。2A+2T+2Tも決める。StSqと最後のFCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3だが、FCCoSpはVマークでGOE-4〜-1。ChSqはGOE+0.86。技術点9番目の69.19、演技構成点2番目の73.37、合計142.56は自己ベスト更新でフリー5位、総合216.12も自己ベスト更新で6位。
 23番滑走でキム・ヒョンギョム(韓。19)。曲は「アラビアのロレンス」。振付はミーシャ・ジー。気迫が伝わってきた。冒頭の4Tはこらえた。続く3Aはqマーク。3Lz+3Tとソロの3Fは成功、いずれもほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。StSqはレベル3。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Lo+2A+2A+SEQ、3Sも決め、ほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.21。技術点2番目の82.78、演技構成点4番目の71.13、合計153.91でフリー2位、総合228.6で2位。五輪枠獲得。得点・順位を見て泣いていた。

 24番滑走でピトー(仏。20)。曲は「Let It Be」他。振付はブノワ・リショー。冒頭のミスをひきずったか。4Sの予定がパンクして2Sに。続く3Fは全ジャッジが加点1〜4。次も3Aの予定が2Aに。3Loはステップアウト。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで3A+1A+2A+SEQをこらえて決める。ChSqはGOE+0.29。3Lz+3Tは成功。次をソロの3Lzの予定だったが3Aに変更、オーバーターンだが決める。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2。技術点14番目の62.81、演技構成点6番目の70.52、合計133.33でフリー11位と大乱調、総合214.57で7位。
 25番滑走でカリーヨ(メキ。25)。曲は「My Way」「Trouble」他プレスリーメドレー。振付はブノワ・リショー。五輪経験者も乱れた。冒頭の4Sはステップアウトして片手付き。第2付かず。2本目の4Sはパンクして2Sに。3Aはきれいに成功。ChSqはGOE+0.79。ここは本来もっと踊るところ。3Lz+3Tもステップアウト。スピンは三つともレベル3。うちCSSpはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功、全ジャッジが加点。続く3Fはqマーク。ソロの3Sはほぼ全ジャッジが加点。StSqは少し本来の動きを見せてレベル4に全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点10番目の64.82、演技構成点3番目の72.57、合計でフリー9位、総合222.36で3位。五輪枠獲得。キスアンドクライで総合順位がわかると喜びが爆発。
 最終滑走でグメンニク(AIN/露。23)。曲は「Onegin」。振付はアベルブフとコハノワ。4回転5本構成を提出。冒頭の4Fは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く4Lzはアンダーローテーションでこらえた。次の4Loもアンダーローテーション。しかし4S+3Tは決める。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になるところで4S+2A+SEQを跳び、第1がqマークだが予定通り4回転5本入れた。3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lzは片手付き。ChSqはGOE+0.93。技術点最高の88.97、演技構成点も最高の80.05、合計169.02でフリーも1位、総合262.82で1位。五輪出場資格獲得。

 なお、SP13位プザナウ(AIN/ベラ。22)はフリー17位、総合16位。SP16位クパーマン(イスラ。18)はフリー8位と少し挽回したが、総合10位。SP10位アップルビー(英。20)はフリー21位で総合18位。

サッカー短評 (2025.9/20)

川崎フロンターレvs.FC東京 0対1 (2025.9/20 U等々力) 第30節

 長谷部監督の新布陣が機能せず。前半、FC東京の攻撃にプレスがかからず、相手右サイドから攻め込まれ、フリーでクロスを上げられ、フリーで遠藤渓太にヘディングシュートを決められた。その後、前半のうちに同じような形で2点目を決められたかという場面はVARでオフサイドとなったが、後半追加タイムにフロンターレが同点にしたかと思った場面もVARで取り消されて、勝点1さえも逃した。FC東京は7年ぶりの対川崎戦勝利らしい。気温26.2度、湿度88%。観客22338人。主審はサウジアラビアのファイサル・アルバラウィさん、VARは谷本さん。DAZN解説は林陵平、実況は下田アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のWBにマルシーニョと伊藤。ロマニッチとエリソンのツートップ。ゲームキャプテンは佐々木。ベンチに宮城、小林、家永、脇坂、橘田など。
 FC東京は、4-4-2。仲川と長倉のツートップ。左右のWBに遠藤渓太とギリェルメ。高と橋本拳人のダブルボランチ。DF安斎、土肥、ショルツ、長友。GKキム・スンギュ。キャプテンは橋本。ベンチに室屋、森重、東、俵積田、佐藤恵允など。
 後半開始から、フロンターレが一人目の交代。いつもの4-2-3-1にして、トップ下に脇坂を入れる。解説の林陵平は「少しかわいそうだがロマニッチが悪かったわけではない。川崎の守備のスイッチを入れる選手がいなかった。脇坂は守備の指示だけでなく、攻撃と守備をつなぐことができる」と言う。前半から、「FC東京はそこまでビルドアップが得意なチームではないので、もっとプレスをかけたほうがいい」と言っていた。しかし、CBショルツやボランチ高のボールさばきにプレスできておらず、下がって受ける相手FW仲川や攻めあがる長友をつかまえることもできなかった。一方、フロンターレの好調な伊藤やエリソンにはボールが入らず、パッサーの山本にも二人三人と相手のプレスが襲い掛かり、さっぱり攻撃が組み立てられず。

サッカー短評 (2025.9/13)

横浜F.マリノスvs.川崎フロンターレ 0対3 (2025.9/13 日産ス) 第29節

 今季初の3連勝。代表ウイーク明け、2週間ぶりのリーグ戦。開始4分で今絶好調の伊藤が先制。前半はこの後得点のチャンスもあったが、追加点は入らず。しかし、後半12分、エリソンのシュートのこぼれにつめた山本が相手DFに倒されてレッドカード。これで得たPKをエリソンがしっかり決めて2−0。10人の相手から追加点を取ろうと攻め続け、やっと追加タイム53分に宮城が押し込んでダメ押し点。勝点3を積み上げて7位に浮上。気温26.9度、湿度69%。観客41221人。主審はJ1まだ10試合目の大橋さん。VARは昨季最優秀主審の御厨さん。DAZN解説は福田さん、実況は下田アナ。
 先発はGK山口。DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。橘田が本来のボランチで出るのは8試合ぶりらしい。ベンチにロマニッチ、宮城、小林、大関、土屋、神橋など。
 マリノスは4-2-1-3。CFにこの夏加入のデイビッド。左右のFWに井上とクルークス。トップ下に植中。渡辺皓太と喜田のダブルボランチ。DF鈴木冬一、角田(つのだ)、キニョーネス、加藤。GK朴。キャプテンは喜田。ベンチに宮市、アラウージョ、クルード、山根陸、天野など。監督は今季3人目の大島。

 4分、先制。相手DFのボールを際がカットして伊藤へパス、伊藤はそのままドリブルしてペナルティーエリアに入ってシュート、左ポスト内側に当たってネットをゆらし、1−0。解説の福田さんが「一度目線を中へ送って、クロスかと思わせてそのままシュート。落ち着いて力みなく打てている」と称賛。
 10分、自陣ペナルティーエリア手前でマリノスのFK。角田がクイックで左前方へ蹴り、走りこんだ渡辺がシュート、枠の上。
 13分、マルシーニョのドリブルがカットされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを際がミドルシュート、枠の右。
 16分、17分とマルシーニョがシュートするが、相手DFと相手GK。19分のエリソンのシュートも相手GK。
 21分、相手左サイドから攻め込まれ、最後は相手左FW井上にペナルティーエリア手前からシュートされるが、際が防ぐ。こぼれをつながれ、クルークスからクロスが上がるが佐々木がクリア。
 三浦は対面のクルークスの対応で、得意のサイド攻撃ができない。マルシーニョには、DFラインや山本などからパスが送られるが、相手DF加藤にカットされたりして、なかなかスピードを生かせない。
 解説の福田さんによれば、マリノスの新FWデイビッドにもロングパスが送られるが、ポストプレーヤーではないらしく、「あまり受けたがらない」と言う。裏へ抜け出せるパスがほしいらしい。
 37分、相手左FW井上からのクロスをウレモビッチがクリアして、マリノスの左CK。クルークスが蹴り、角田がシュート、枠の左。
 40分、相手DFキニョーネスからのパスを受けた相手左SB鈴木がシュート、これも枠の左。
 42分、佐々木からのパスに走りこんだ三浦が左サイド高い位置から折り返し、山本がペナルティーエリア手前左寄りからループキック。枠の右上角の少し上にはずれたが、実況席では「ほかの選手ならクロスだと思うところですが、山本なので、シュートでしょう」と言っている。
 44分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれをファーサイドで伊藤が拾ってペナルティーエリア右深い位置から、相手DFの足の間をねらって鋭いシュート、惜しくも枠の左。
 追加タイム2分。47分、相手ボランチ喜田にクリアボールを拾われ、ミドルシュートされるが、枠の上。
 1−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。5分、山本からのパスを受けた脇坂が相手DFをかわしてシュートをうつが、相手GK。
 6分、マリノスのカウンター。DF角田からのパスが相手FWデイビッドに通り、落としをクルークスがワンタッチで右へパス、最後は走りこんだ植中にシュートされるが、枠の上で助かる。
 9分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、橘田がニアでダイレクトシュートをうつが、枠の右。
 11分、フロンターレのカウンター。相手FKからボランチの喜田に下げたボールを山本とエリソンが寄せてカット、山本がスルーパス、これを受けたエリソンが相手DFをかわしてドリブル突破、シュートをうつが相手GKにはじかれる。エリソンにパスを出した後、並走してきた山本がこのこぼれにつめるが、後ろから相手DF鈴木に倒され、鈴木にイエローカード。ここでVARチェックが入り、主審がオンフィールドレビュー。実況席では、「これはPKかどうかのレビューではなく、退場かどうかの判定でしょうね」と言っている。主審は見終わるとイエローを取り消し、レッドカードを示す。鈴木は退場、フロンターレにPKが与えられる。これをエリソンが落ち着いて蹴りこみ、2−0。
 21分、マリノスが三人同時交代。左FWの井上に代えて宮市、ボランチの渡辺と喜田に代えて山根とクルードを入れる。宮市は右SBに入る。他の選手の配置変更は不明。「植中左、クルークス右、4-2-3のようにした」と下田アナ。喜田は下がる前にキャプテンマークをGK朴に巻いていた。
 22分、相手FWデイビッドからのパスを受けた宮市が攻めあがってペナルティーエリアに入ってシュート、GK山口。
 25分、フロンターレの右CK。こちらは三浦が蹴るが、相手GK。こぼれを伊藤が拾ってドリブル、相手DF。26分、これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手GKがはじく。
 27分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、エリソンに代えてロマニッチを入れる。
 34分、マリノスが四人目の交代。クルークスに代えて天野を入れる。
 35分、中盤右寄りでマリノスのFK。キックの名手天野が蹴るが、だれにも合わずにゴールラインを割って助かる。
 35分、フロンターレも二人同時交代。脇坂に代えて大関、山本に代えて河原を入れる。脇坂はキャプテンマークを佐々木に渡したようだ。
 36分、さっそくウレモビッチから入ったばかりのロマニッチにロングフィードが通るが、残念ながらオフサイド。37分には、やはり入ったばかりの大関が左サイドからシュートするが相手GK。
 40分、相手右サイドから宮市が逆サイドへクロス、こぼれをファーで拾った植中がペナルティーエリア左からシュート、枠の左で助かる。
 宮市が倒れている。三浦とハイボールを競って落ちた時、頭をうったらしい。メディカルが入り、担架が呼ばれる。慎重に判断して運び出すまで時間がかかる。44分、マリノスが二人同時交代。FWデイビッドに代えてFW谷村、宮市に代えて特別指定の大学生、関富を入れる。宮市は脳震盪による交代なので、六人目。すると下田アナが「脳震盪の場合は5人の交代枠とは別に1人交代ができます。相手チームにも六人目の交代が認められます」と言う。相手チームももう一人代えられるとは知らなかった。
 追加タイム10分。49分、相手右サイドからクロスを上げられるが、ウレモビッチがクリア。
 49分、フロンターレが五人目の交代。伊藤に代えてDF田邊を入れる。
 50分、相手左サイドから入ったばかりの関富がクロス、ウレモビッチがクリア。こぼれを加藤にシュートされるが、佐々木が防ぐ。
 53分、追加点。ロングフィードを収めたロマニッチが田邊にパス、田邊のクロスは相手に当たるが、こぼれを拾った宮城がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、3−0。
 55分、またロマニッチからのパスを受けた宮城がミドルシュート、相手GKがはじき、これを田邊がヘディングシュート、枠の上。
 3−0でタイムアップ。「川崎の完封は6/4の横浜FC戦以来10試合ぶり」と下田アナに言われてしまう。勝点48として7位に浮上。マリノスは、18位湘南、19位横浜FCも負けたため、得失点差で17位のまま。
 昨日金曜に、ACLに行くチームの3試合があり、首位の京都と6位の広島の上位対決は1−1。2位の柏と3位神戸の上位対決も0−0のスコアレス。5位町田と19位横浜FCの対戦も1−1のドロー。そして今日土曜に4位鹿島が18位湘南を3−0で下して2位浮上。その結果、京都は勝点55で鹿島と並ぶが得失点差で首位キープ。柏は3位、神戸は4位に後退。町田5位と広島6位は変わらず。最下位新潟はホームで13位清水に0−1で敗れた。

サッカー短評 (2025.9/10)

日本vs.アメリカ 0対2 (2025.9/10 コロンバス・オハイオ州) 国際親善

 先発11人全員入替え。てきめんにパスがつながらず、アメリカのロングボールにやられた。前半30分に、相手左サイドからのクロスを右シャドーのセンデハスに決められ、0−1。失点するまではチャンスも作りかけていたが、ビハインドになってからは受け身の状態。後半開始から長友に代えて瀬古を入れ、17分には主力組の南野、鎌田、三苫を鈴木唯人、藤田、前田に代えて入れる。しかし流れは変えられず。直後の19分に、一番危険な相手左シャドーの10番プリシッチにドリブル突破され、パスを通され、相手FWバログンにワンタッチで打たれて0−2。これでアメリカは24分に四人同時交代する余裕。得点したセンデハス、10番プリシッチなどを下げる。日本も27分に小川と望月に代えて、町野(ボルシアMG・独)と菅原(ブレーメン・独)を入れるが、好転しない。途中で3バックから4バックに変更したが、かえって守備力が落ちた。解説の林陵平が「瀬古はCBなので、4バックのSBとしてはクロスの精度がない。4バックを試すなら、それに合った選手を選んでほしい」と言われてしまう。気温23度、湿度41%。主審はカステジャノスさん。NHK解説は林陵平。

 GK大迫(広島)。DF長友(FC東京)、荒木(広島)、関根(ランス・仏)。佐野海舟(マインツ・独)と藤田譲瑠(ザンクトパウリ・独)のダブルボランチ。左右のWBに前田(セルティック・スコ)と望月ヘンリー(町田)。シャドーに鈴木唯人(フライブルク・独)と伊東(ヘンク・ベル)。ワントップは小川(NEC・蘭)。ゲームキャプテンは長友。
 アメリカは、3-4-2-1。ワントップに20番バログン。二列目シャドーに10番プリシッチと17番センデハス。左右のWBに18番アーフステンと16番フリーマン。24番ロルダンと4番アダムスのダブルボランチ。DF13番リーム、3番リチャーズ、15番ブラックモン。GK1番フリース。ポチェッティーノ監督は、昨年8月に就任したらしい。3日前、韓国に0−2で負けたが、これで挽回か。

サッカー短評 (2025.9/7)

川崎フロンターレvs.浦和レッズ 2対2延長1−0 (2025.9/7 U等々力) ルヴァン杯準々決勝第2戦

 テレビ放送は見られず。延長前半の宮城のPKでなんとか勝ち越したようだ。町田戦に続いて、今度は延長まで戦った死闘のようだ。前半18分にPKを得てエリソンが先制。しかし後半29分、交代で入ったばかりの相手新戦力、キーセテリンに同点にされてしまう。この後は押され気味となるが、43分に伊藤がミドルシュートで勝ち越し点。しかししかしなんと2分後にまた中島に直接FKを決められ、延長へ。延長前半6分、伊藤がドリブルでファールをもらってPKに。これを宮城が決めて再び勝ち越し。浦和の猛攻を耐えきって準決勝へ。気温28.6度、湿度78%。観客23214人。主審は荒木さん、VARは飯田さん。

 先発は、GK山口。DF三浦、佐々木、ウレモビッチ、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。ベンチに大関、小林、ロマニッチなど第1戦にいなかった選手が戻ってきた。
 浦和は、4-2-3-1。ワントップに小森。トップ下にサヴィオ。左右のシャドーに松尾と金子。安居と松本のダブルボランチ。DF長沼、ホイブラーテン、ボザ、石原。GK西川。キャプテンは西川。ベンチに9/1新加入のFWキーセテリン(スウェーデン・マルメより)、中島翔哉、関根など。

 前半18分の先制点は、15分にペナルティーエリア内で相手ボールをカットした脇坂がファールで倒され、VARで確認後PK獲得。これをエリソンが右上に決めて1−0。
 エリソンは、20分にも山本にロングボールに走りこんでシュートするが、枠の左。
 23分、飲水タイム。
 25分、マルシーニョの突破を防がれ、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを伊藤が拾って折り返し、脇坂がシュートするが相手DF。26分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが相手DF。こぼれを山本が拾って折り返すがクリアされてまたフロンターレの右CK。これは左利きの三浦が蹴り、河原(佐々木?)がシュートするが枠の上。
 三浦は、43分の右CKも蹴ったが、相手DF。づく右CKは脇坂が蹴るが、相手DF。最近、山本は蹴らなくなったようだ。
 追加タイムは6〜7分あったようだ。52分、浦和の右CK。金子が蹴り、サヴィオにクロスを入れられるが佐々木がクリア。1−0でハーフタイム。

 後半開始から浦和が二人同時交代。松本に代えて柴戸、サヴィオに代えて中島翔哉を入れる。
 8分には、伊藤がペナルティーエリアでシュートするが相手DF。続くフロンターレの左CKを脇坂か蹴るが、相手GKがはじく。
 10分、浦和のカウンターから中島がミドルシュート、枠の上。12分、相手右CKは中島が蹴り、混戦になるが、DF陣が防ぐ。こぼれを相手MF松尾にシュートされるが枠の上。
 13分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて宮城を入れる。
 24分、飲水タイム。
 26分、フロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが、左ポストに当たる。
 27分、浦和が二人同時交代。左シャドー松尾に代えて新加入の190cmFWキーセテリン、左SB長沼に代えて荻原を入れる。フロンターレの伊藤対策か。
 29分、相手左サイドから右へ展開され、相手右シャドー金子からのクロスを入ったばかりのキーセテリンに流し込まれる。1−1。
 30分、フロンターレも二人同時交代。脇坂に代えて大関、エリソンに代えてロマニッチを入れる。
 33分、浦和の攻撃をかわした後、こぼれを拾った宮城がシュート、相手GKが捕る。
 35分、浦和が五人目の交代。FW小森に代えて関根を入れる。
 40分、フロンターレ四人目の交代。河原に代えて橘田を入れる。
 42分、宮城からのパスを左サイド深い位置で受けたロマニッチの折り返しをクリアされてフロンターレの左CK。宮城が蹴り、橘田がシュートするが枠の上。
 43分、追加点。伊藤が左からドリブルで中へ入ってミドルシュート、2−1。
 しかし、45分、自陣ペナルティーエリア手前左寄りで浦和にFKを与える。キックの名手・中島翔哉に直接決められ、再び同点に。2−2。
 追加タイムは6-7分。49分、伊藤のシュート、50分の宮城の右CKはいずれも相手DF。
 52分、GK山口からのロングフィードを大関がミドルシュート、枠の外。2−2で延長へ。

 延長前半開始から浦和が六人目の交代。ボランチ柴戸に代えて大久保を入れる。柴戸は後半から入ったのに。フロンターレも伊藤を左に、宮城を右に入れ替えたらしい。
 大関が3分、4分とシュートするが、枠の上と相手GK。
 4分、大関からのパスを受けた伊藤のドリブルをペナルティーエリア内で止められてPK獲得。これを宮城が右下に決めて3−2。
 10分、浦和が七人目の交代。金子に代えて早川を入れる。とすると柴戸は、脳しんとうだったのか。
 12分、15分、16分、浦和が左CKと右CK。いずれも早川が蹴るが、ウレモビッチとGK山口がクリア。3−2のまま延長後半へ。

 延長後半開始からフロンターレが二人同時交代。伊藤に代えて田邊、宮城に代えて神橋を入れるる。守備固めの5バックか。ロマニッチのワントップ、佐々木と際が左右のWB、田邊が左CB、神橋は右CBだろうか。
 7分に相手MF関根に続けてシュートされるが、山本、神橋が防ぐ。さらに中島の左CKを田邊がクリア。
 11分の相手MF荻原のシュートは佐々木が防ぐ。12分から続けて何本もクロスを入れられるが、DF陣がクリア。
 14分、フロンターレも七人目の交代。大関に代えて小林を入れる。ルヴァン杯は延長になると追加で2人ずつ交代枠があるのか。それとも大関も脳震とうか。
 15分、相手MF関根がシュート、神橋が防ぐ。こぼれを中島がクロス、関根がヘディングシュートするが、GK山口が防ぐ。これで与えた相手右CKを大久保が蹴るが、神橋がクリア。
 追加タイム4分か。18分、相手MF関根にシュートされるが、ウレモビッチが防ぐ。
 19分、フロンターレのカウンター。三浦が左サイドを攻めあがってペナルティーエリア左からシュート、相手GK。
 3−2でタイムアップ。2戦合計4−3でフロンターレが準決勝進出。次は10/8にU等々力で、10/12に三協で柏と対戦。

サッカー短評 (2025.9/3)

日本vs.メキシコ 0対0 (2025.9/7 オークランド・カリフォルニア州) 国際親善

 前半は日本の守備がはまり、多くのチャンスを作り出し、惜しいシュートも打てた。後半、メキシコが慣れて対策してくると、攻め込めなくなり、選手交代や布陣変更を伴うプレスのかけかたの変更も効かなかった。最終盤にメキシコの選手による得点機会阻止でレッドカードがあり、一人多くなったが、数的優位を活かす時間はなかった。現地リポートは気温20度と言っていたが、気温17度、湿度85%。観客45270人。オークランドはメキシコ系住民が多い街だそうだ。主審はルビエル・バスケスさん、VARはイスマイル・エルファスさん。NHK解説は林陵平、実況は小宮山アナ。交代は6人ずつ可能。

 先発は、GK鈴木彩艶(パルマ・伊)。DF瀬古(ルアーブル・仏)、渡辺剛(フェイエノールト・蘭)、板倉(アヤックス・蘭)。鎌田(クリスタルパレス・英)と遠藤(リヴァプール・英)のダブルボランチ。左右のWBは三笘(ブライトン・英)と堂安(フランクフルト・独)。左右のシャドーは南野(モナコ・仏)と久保(レアルソシエダ・西)。ワントップに上田綺世(フェイエノールト・蘭)。キャプテンは遠藤。ベンチに菅原、長友、前田、鈴木唯人、伊東純也、藤田譲瑠チマ、望月ヘンリー、町野、小川航基、細谷など。今回、MF守田、田中碧、DF町田、冨安はケガ、高井は体調不良とか。
 メキシコは、4-1-2-3。前線は中央に9番ラウル・ヒメネス、左右に10ベガ、25番アルバラド。インサイドハーフ14番ルイスと17番ピネダ。アンカーに4番アルバレス。DF23番ガジャルド、5番バスケス、3番モンテス、2番ホルヘ・サンチェス。GK1番マラゴン。キャプテンは4番アルバレス(ケガで交代した後は3番モンテス、モンテスが退場した後は5番バスケスがゲームキャプテン)。先発のうち6人が国内でプレー。9番ヒメネスはロンドン五輪で日本に勝って最後は優勝したチームのメンバー。他に2021年の東京五輪で対戦した選手もJ.サンチェス、モンテス、バスケス、ベガ、アルバラドなど複数いる。アギーレ監督は、3度目のメキシコ代表監督とか。2014年7月〜2015年2月まで日本代表監督も務めた。

 日本はメキシコに4連敗中。ヨーロッパや南米のチームとは一味異なり、ワールドカップでも安定した実力を発揮し、ほぼ毎回決勝トーナメントに進出している。次の大会では開催国のひとつなので、代表チーム内の競争が激しいと思われる。
 2021年の東京五輪でメキシコと対戦した日本選手は、板倉、遠藤、久保、堂安、前田、三笘、上田など(今回招集外では田中碧、相馬、旗手、三好、中山雄太など)。そのときはグループステージで2−1と勝ったが、3位決定戦では1−3と敗れた。したたかなイメージがある。
 7分、遠藤がミドルシュート、相手DFが防ぎ、日本の右CK。久保がショートコーナーを蹴り、堂安とパス交換するがシュートに持ち込めず。
 11分の三笘が左サイドからしかけて、最後は久保が利き足でない右でシュート、相手GK。
 解説の林が、システムがかみあわないメキシコへのプレスを解説。ワントップの上田は少し下がって、相手のかなめであるアンカーのアルパレスを見る。相手CBには、シャドーの南野と久保が寄せる。相手SBには、WBの三笘と堂安が対応。相手インサイドMFは日本のダブルボランチがプレス。相手シャドーには、瀬古と板倉、相手ワントップは渡辺が押さえていた。前半は、これがよくはまって、メキシコの攻撃を分断できていた。
 一方、メキシコも初めから三笘と久保には複数で素早く対応してきており、後半は、さらにシステムも変更して日本のプレスをかわすようになった。もっとも、前半32分にキャプテンのアンカー、アルバレスが負傷交代したのは想定外だろう。
 41分にメキシコ、43分には日本がそれぞれFKを得たが、いずれもDF陣が防ぐ。
 追加タイム1分。0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 2分、中盤右寄りで日本のFK。久保が近くの堂安へパス、堂安がクロスを入れるが、相手DF。3分には、こぼれを久保がまた右足でシュート、さらにこぼれを上田がシュートするが相手GK。
 8分、最大の得点好機。鎌田からのパスを受けた上田が堂安へパス、堂安がペナルティーエリア右からクロス、ファーで南野がシュートするが、惜しくも枠の上。「これは決めないと」と解説の林。
 15分、日本が一人目の交代。右足首を傷めた板倉に代えて関根(ランス・仏)を入れる。メキシコも四人同時交代。25番右FWアルバラドに代えて7番MFベルテラメ、10番左FWベガに代えて22番FWロサノ、17番インサイドMFピネダに代えて18番MFのE.サンチェス、9番CFのR.ヒメネスに代えてFWのS.ヒメネスを入れる。メキシコは前線の3人を総入れ替え。
 20分、南野からのパスを受けた三笘がドリブルからシュート、相手DF。
 23分、相手右サイド深い位置でメキシコのFK。ロサノが蹴り、ニアでリラがヘディングシュート、GK鈴木がはじく。
 24分、日本が三人同時交代。ボランチ鎌田に代えて佐野海舟(マインツ・独)、久保に代えて伊東(ゲンク・ベル)、南野に代えて前田(セルティック・スコ)を入れる。前田と伊東はWBに入り、三笘と堂安がシャドーに上がる。
 36分、日本が二人同時交代。三笘に代えて鈴木唯人(フライブルク・独)、堂安に代えて町野(ボルシアMG・独)を入れる。町野と上田のツートップらしい。メキシコも六人目の交代。14番インサイドMFルイスに代えて8番ロドリゲスを入れる。
 43分、相手左サイドからのクロスを前田がクリアするが小さく、こぼれを相手MFベルテラメにフリーでシュートされるが、枠の左で助かる。
 45分、上田が倒され、ペナルティーエリア手前左寄りで日本のFK。主審がオンフィールドレビューを見た結果、相手DFモンテスが退場。キッカーは誰だったのか。伊東か。右足で蹴るが、相手DF。
 0−0でタイムアップ。
 この後、中二日でアメリカと対戦。ワールドカップでは時差をともなう移動もあるため、そのシュミレーションをかねるらしく、しかも、本番より厳しい日程で3000km、時差3時間の移動があるという。板倉の怪我の程度が心配だ。

サッカー短評 (2025.9/3)

浦和レッズvs.川崎フロンターレ 1対1 (2025.9/3 埼スタ) ルヴァン杯準々決勝第1戦

 放送が見られないので、データだけ確認。消耗する総力戦だったリーグ戦から中二日。前半22分に中島翔哉で失点し、後半50分に今日も伊藤の得点で追いついて何とか引分け。浦和も8/31に試合があったので中二日は同じだが、ホームなので移動がない。気温28.9度、湿度70%。観客19767人。主審は御厨さん、VARは高崎さん。前後半とも飲水タイムあり。
 先発は、GK山口。DF三浦、ウレモビッチ、ジェジエウ、佐々木。橘田と河原のダブルボランチ。左右のウイングはマルシーニョと宮城。トップ下に脇坂。ワントップは神田。三浦、河原、脇坂など8/31にフル出場した選手たちはたいへんだ。ベンチにロマニッチ、伊藤、名願、山本、際、田邊など。
 浦和は4-2-3-1。チアゴ・サンタナのワントップ。トップ下に中島翔哉。左右のシャドーに原口と大久保。柴戸と松本のダブルボランチ。DF長沼、根本、ホイブラーテン、関根。GK牲川。ゲームキャプテンは。8/31に先発していたのは、中島とホイブラーテンのみ。GK含めて先発9人入替えて来た。ベンチにFW小森、MF松尾、マテウス・サヴィオ、DFボザなど。キャプテンのGK西川はベンチ外。

 前半22分の失点は、相手ボランチの松本が右へパス、相手右SB関根からのロングクロスに走りこんだ中島が利き足の右足でシュートを決めたらしい。
 25分、飲水タイム。29分、河原がシュート、相手DF。これがフロンターレの初シュートか。
 34分、浦和が一人目の交代。DFホイブラーテンに代えてボザを入れる。
 35分、サンタナ、40分、松本、42分、柴戸にシュートされるが、GK山口や三浦がクリア。
 フロンターレは、16分と39分にCKを得たが、いずれも相手にクリアされる。
 追加タイム4分。0−1でハーフタイム。

 後半開始からフロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて伊藤を入れる。2分にさっそくシュートするが枠の上。
 12分の中島のシュートはGK山口。13分の浦和の右CKはジェジエウ、14分の関根のシュートは橘田が防ぐ。
 16分、フロンターレが二人目の交代。宮城に代えてロマニッチを入れる。ロマニッチをトップにして神田が右ウイングか、それともツートップにしたのか。
 22分、浦和が二人同時交代。原口に代えて松尾、先制点の中島に代えてサヴィオを入れる。
 23分、飲水タイム。
 28分、浦和が二人同時交代。右SB関根に代えて石原、ボランチ柴戸に代えて荻原を入れる。
 フロンターレも二人同時交代。ウレモビッチに代えて際、神田に代えて山本を入れる。際はおそらく右SBに入り、佐々木がCBに回ったのだろう。山本はトップ下に入って、脇坂が右ウイングへ回ったのか。
 フロンターレは後半18分に佐々木がミドルシュートして以来、シュートをうてていないようだ。やはり相手ホームの第1戦でこれ以上の失点を警戒しているためか。
 31分の松尾のシュートは脇坂が、32分のサヴィオの左CKはGK山口が34分のサヴィオのクロスは山本が防ぐ。
 36分、フロンターレが五人目の交代。負傷したジェジエウに代えて長身DF神橋を入れる。いざというときのパワープレー要員か。
 37分、相手MF荻原のクロスを佐々木がクリアして浦和の左CK。これも荻原が蹴るが、橘田がクリア。
 40分、ようやく橘田が枠内にミドルシュート、相手DF。42分には、山本が枠内にミドルシュート、相手GK。こぼれをさらに河原がペナルティーエリア右からシュート、また相手GK。
 追加タイム7分。46分、伊藤がドリブルからペナルティーエリア左で枠内にシュート、相手DF。
 48分、右サイドから連続攻撃。際、佐々木、脇坂とクロスを入れるが、いずれも相手DF。50分には、山本がミドルシュートを打つが、相手DF。
 50分、同点。佐々木が右サイドからクロス、ロマニッチが受けて左へパス、これを伊藤が決めて1−1。このままタイムアップ。
 なお、後の3試合の結果は以下の通り。マリノス対柏(日産ス)1−4。湘南対広島(レモンス)3−2。横浜FC対神戸(ニッパツ)2−0。





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アテネ・オリンピック出場決定! (2004.4) ・・・2004.7.17追記あり
  こんなに苦しむとは思わなかったが、サッカー23歳以下日本代表がアテネ五輪の出場権をついに勝ち取った。
やっぱり、ワールドカップ (2002.8)
  ワールド・カップの楽しみは、日本代表の活躍に対する期待も当然ながら、それとは別に、各国、特に
生(あ)れ出(いで)よ! サッカー文化 (2001.8)
  Jリーグが始まって9年目だというのに、日本のテレビは、いっこうにカメラワークが上手くならない。
やっぱりワールド・ユースの銀メダル (1999.6)
  素晴らしい週末だった。1999年4/25は未明から夜まで、サッカーづくめ。


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