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サッカーとスポーツの部屋


 この部屋は、サッカーとスポーツについて語る部屋です。サッカーはJリーグが始まってから見始めて、ハマッてしまいました。「オフサイドって何」というレベルから、マスコミ報道にけちをつけ、ワールドカップのためにTVを買い替え、スカパー とも契約(2017年〜DAZN)するまでに熱中しています。ささやかに地元チームのサポーターズクラブにも入会し、時々ホームゲームの応援にも行きます。
 2005年からは、マラソン、フィギュアスケートなどについても書き込みします。

New! フィギュアスケート (2025.4/13,22,23)

中国杯 ペア・アイスダンス (2024.11/21〜24 重慶) GPシリーズ第6戦

 <ペア>8組エントリー。地元中国からはGPデビューのワン/ジュウ組。エントリーしていたペン/ワン組、ヤン/デン組とジャン/ジア組は全て欠場。その他ペレイラ/ミショー組(加)、ハーゼ/ボロディン組(独)、コンティ/マッチ組(伊)など。プラザス/フェルナンデス組(米)は欠場、マクビース/パ−クマン組(米)に。
 1番滑走でマクビース/パ−クマン組(米。30、25)。今季スケートアメリカ7位。曲は「Love Is a Lie」。振付・コーチともブランドン・フレイジャー。急きょの代理出場で練習不足か。冒頭の3Twはレベル2で下りた後転倒。3Tでも女性が転倒。3LzThは片手つき。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点。CCoSpはなぜか無得点。4Liはレベル4。最後のStSqはレベル2。技術点8番目の21.45、演技構成点も8番目の24.22、転倒の減点2、時間超過の減点1、合計42.67でSP8位。キスアンドクライで女性は呆然。
 2番滑走でワン/ジュウ組(中。19、26)。昨季四大陸12位。今季GP初戦。曲は「Never Be Apart」。振付・コーチともTianci Zhang。衣装は二人とも黒で、細かいキラキラビーズがたくさん。緊張していたが、無難にやりきった。冒頭の3Tはタイミングがずれたが成功。3Twはレベル2。3LoThはきれいに着氷、全ジャッジが加点1〜3。4Liはレベル4。BoDsはなぜかレベル1。CCoSpと最後のStSqはレベル3。スピンにはVマーク。技術点5番目の29.69、演技構成点6番目の25.45、合計55.14でSP5位。しかしフリーは8位で総合8位。

 6番滑走でペレイラ/ミショー組(加。20、28)。今季フランス杯5位。曲は「Sing Sing Sing」。振付はハベル他。女性の衣装はピンク。冒頭の3Twは軽く決めたがレベル1。3Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。3SThも決め、女性が小さくガッツポーズ、全ジャッジが加点1〜3。4LiとPCoSp、最後のStSqはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちスピンとStSqは加点2〜3。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後は女性を空中で抱えてポーズ。技術点3番目の36.17、演技構成点も3番目の30.73、合計66.9は今季最高を更新でSP3位。
 7番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。今季フランス杯優勝。曲は「You Were Mine」。振付はポール・ボル他。女性の衣装は赤、男性は黒。転倒したStSq以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは回転が速くレベル3で加点3〜4。3Sは合っており、成功。3LoThは幅があり、加点ほぼ2〜3。4LiとCCoSpはレベル4。うちリフトは加点ほぼ3〜4。スピンはよく合っていた。しかしStSqの途中で男性がまさかの転倒。レベル3でGOE-5〜-3。最後のBoDsもレベル3。技術点2番目の36.67、演技構成点も2番目の32.77、転倒の減点1、合計68.44でSP2位。
 最終滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。今季フランス杯2位。曲は「カルメン組曲」。振付はカッツァニーガ他。女性が氷にかがみこみ、男性が片手を女性の背に伸ばす姿勢で始める。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3LoThは成功。3Sは二人の距離が離れていたがタイミングは合っていて、全ジャッジが加点1〜3。4LiとStSq、BoDsと最後のCCoSpはいずれもレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、4Liは全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の39.27、演技構成点も最高の33.16、合計72.43でSP1位。

 フリー。  1番滑走でマクビース/パ−クマン組(米。30、25)。曲は「Per Te」。振付はモロゾフ。SPとは見違えるようによかった。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3T+2A+2A+SEQも成功。3Sは女性が2Sとなり回転数違いの減点。3LoThはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。5ALiとFiDs、PCoSpはいずれもレベル4。うち5ALiは全ジャッジが加点1〜3。3LzThはややこらえた。あと二つのリフトはレベル3.うち3Liは全ジャッジが加点1〜3。最後のChSqはダンスリフトを二つ行い、GOE+0.79。技術点3番目の62.99、演技構成点5番目の54.26、合計117.25でフリー4位、総合159.92で5位。
 6番滑走でペレイラ/ミショー組(加。20、28)。曲は「Tango Jalousie」。振付はディアス他。衣装は二人とも黒。冒頭の3Twはレベル2.3T+2A+2A+SEQは第1がダウングレード。二人のタイミングもずれていた。CiStは女性がオーバーターン。リフト三つとBiDs、PCoSpはいずれもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち3Liと最後のPCoSpは加点2〜3。3LoThは転倒。ChSqはダンスリフトなどを行い、GOE+1.14。3SThは決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後はタンゴっぽいポーズで決める。技術点4番目の61.99、演技構成点3番目の60.85、転倒の減点1、合計121.84は今季最高を更新でフリーも3位、総合188.74で3位。

 7番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。曲は「四季」より「冬」「夏」他。振付はマーク・ピレイ他。女性の衣装は白地に細かい金ビーズ。男性は黒地に銀の筋模様。3連続とFoDs以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル2だが余裕があり、加点3〜5。3T+2A+2A+SEQも二人の距離が離れていたが成功。3Sはタイミングもピッタリで加点2〜3。3LoThは加点1〜3。リフト三つとPCoSpはいずけもレベル4。うち5ALiは加点3、あと二つのリフトは加点2〜3。FoDsはレベル1。3SThは加点ほぼ3。ChSqはGOE+1.29。技術点最高の73.8、演技構成点も最高の67.12、合計140.92でフリー1位、総合209.36で2位。
 最終滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。3連続以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点2〜4。3T+2A+2A+SEQは第3で二人ともステップアウト。3Sはきれいに成功、加点ほぼ2〜3。リフト三つとFiDs、PCoSpはいずれもレベル4で加点ほぼ2〜3。3SThも決め、加点ほぼ2〜3。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+1.29。技術点2番目の71.69、演技構成点も2番目の66.93、合計138.62は今季最高を更新でフリー2位、総合211.05で優勝。

 <アイスダンス>10組エントリー。地元中国からはGPデビューのジャオ/ヘイ組とレン/ジン組。その他ラジョワ/ラガ組(加)、ギナール/ファブリ組(伊)、トゥルッキラ/フェルスルイス組、デイヴィス/スモルキン組(ジョー)、カレイラ/ポノマレンコ組(米)など。
 1番滑走でレン/ジン組(中。24、22)。今季CSニースコートダジュール杯9位など。曲は「Boogie Wonderland」他。振付はパスカル・デニス他。コーチはXun Zheng。冒頭のMiStは男女ともレベル2。SqTwは男女ともレベル4でほぼ全ジャッジが加点。PStはレベル2。ChRSはGOE+2.36。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点9番目の35.47、演技構成点10番目の26.17、合計61.64は今季最高でRD9位。
 3番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。21、25)。今季から拠点をカナダへ移転。今季スケートアメリカ4位。曲は「Lady Marmalade」他。振付はデュブレイユ他。冒頭のMiStは男女ともレベル2で全ジャッジが加点2〜3。しかしSqTwで女性がよろけてレベル3、男性レベル4。PStはレベル2で全ジャッジが加点。ChRSはジャッジサイドから行い、GOE+3.21。最後のRoLiはレベル4全ジャッジが加点1〜4。女性の調子が悪そう。技術点8番目の38.28、演技構成点も8番目の32.25、合計70.53でRD8位。

 4番滑走でスマート/ディーク組(西。27、28)。今季スケートアメリカ3位。曲は「Move Over」他。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は上衣がオレンジで赤いパンツ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4でほぼ加点2〜3。PStはレベル1と取りこぼし。加点1〜3。MiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。CuLiはレベル4で加点2〜4。最後のChRSはGOE+4.29。技術点5番目の42.13、演技構成点6番目の33.83、合計75.96でRD5位。
 5番滑走でグリーン/パーソンズ組(米。21、29)。今季NHK杯4位。曲は「These Boots Are Made for Walking」他。振付はジャン・リュク・ベイカー。女性の衣装は朱色の短いワンピース風。男性はブルーグレー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1だが加点2〜3。ChRSはGOE+3.86。MiStは女性レベル1、男性レベル2で加点2〜3。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点6番目の41.67、演技構成点5番目の33.96、合計75.63でRD6位。
 7番滑走でトゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。30、30)。今季フィン杯3位。曲は「I Got You」他。振付はスカリ。女性のスカートは白地に黒い水玉。上衣は淡いピンク。男性のサスペンダーもピンク。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。PStはレベル3で加点2〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2だがほぼ加点2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSはGOE+4.29。技術点4番目の43.6、演技構成点も4番目の34.2、合計77.8でRD4位。

 8番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、25)。今季スケートカナダ2位。曲は「Soul Bossa Nova」他。振付はアグノエル。女性の衣装はピンクで白い立ち襟とベルト。男性は青っぽい上下に白いボウタイ。全体に速い。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のMiStは男女ともレベル3で加点3〜4。SqTwは女性レベル3、男性レベル4で加点ほぼ3。PStはレベル3で加点2〜3。ChRSはGOE+4.71の高得点。最後のRoLiはレベル4で加点3〜4。技術点2番目の46.1、演技構成点も2番目の35.43、合計81.53でRD2位。
 9番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。24,24)。今季NHK杯2位。曲は「I Just Want to Make Love to You」他。振付はハベル他。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点3〜4。PStはレベル2で加点2〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル3で加点3。この大会は氷が硬いのか、StSqのレベル取りこぼしが多い。ChRSはGOE+4.5。最後のRoLiはレベル3と取りこぼし、加点2〜3。技術点3番目の44.74、演技構成点も3番目の34.48、合計79.22でRD3位。
 最終滑走でギナール/ファブリ組(伊。35、37)。今季フランス杯2位。曲は「Land of 1000 Dances」他。振付はジラルディ他。女性の上衣は短く赤色、男性の上衣は山吹色。二人とも淡いグレーのパンツ。全要素に全ジャッジが加点ほぼ3以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。RoLiはレベル4に加点ほぼ4。PStはレベル3で加点ほぼ3。最後のChRSはGOE+5.36の最高得点。技術最高の47.87、演技構成点も最高の36.97、合計84.84でRD1位。

 フリー。
 3番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。21、25)。曲は「Kashmir」他。振付はデュブレイユ。女性の衣装は青緑のパンツスーツに金の線模様。RDよりよかった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトは第1がレベル3、第2がレベル4で加点ほぼ3〜4。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。ChSlはGOE+2.25。DSpはレベル2と取りこぼし。CuLiはレベル4で加点2〜4。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。ChLiはGOE+2.13、最後のChStはGOE+2.02。技術点8番目の61.63、演技構成点7番目の50.16、合計111.79でフリー7位、総合182.32で8位。
 5番滑走でグリーン/パーソンズ組(米。21、29)。曲は「Spiegel im Spiegel」他。振付はベイカー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+2.13。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル3で加点1〜4。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。RoLiもレベル4で加点ほぼ3。DSpもレベル4で加点2〜3。DiStは女性レベル3、男性レベル1で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChStはGOE+2.61、ChLiはGOE+2.49。技術点5番目の63.03、演技構成点6番目の51.2、合計114.23でフリーも6位、総合189.86で6位。

 6番滑走でスマート/ディーク組(西。27、28)。曲は映画「Dune」より「Resurrection」他。振付はアグノエル他。女性の衣装は透ける淡いベージュで髪にもベールのようにかかっている。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4。OFTは男女ともレベル2で加点ほぼ3。ChSpはGOE+2.25。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ加点2〜3。DSpはレベル4で加点2〜3。SlLiもレベル4で加点3〜4。MiStは女性レベル2、男性レベル1で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChLiはGOE+3.2、ChStはGOE+3.08といずれも高得点。技術点3番目の67.36、演技構成点も3番目の53.2、合計120.56でフリー3位、総合196.52で4位。
 7番滑走でトゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。30、30)。曲は「Bewitched」他。振付はスカリ。女性の衣装は赤、男性は黒で曲はタンゴ。ChSt以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。CuLiは男性の足の付け根に手をついた女性が伸身で氷と水平になる形で、レベル4に加点2〜4。SyTwは女性レベル4、男性レベル3で加点ほぼ3。DiStは女性レベル2、男性レベル1だが加点ぼ3。RoLi+StaLiの連続リフトは第1がレベル4、第2はなぜかレベル1で加点3〜4。ChAJはGOE+2.49、ChLiはGOE+3.56。DSpはレベル4加点2〜4。最後のChStで途中男性がよろけたためかGOE-0.1。技術点6番目の62.63、演技構成点5番目の52.14、合計114.77でフリー5位、総合192.57で5位。

 8番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。24,24)。曲は「カルメン組曲」。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は派手な赤や黄色の花模様。男性は軍服のようなカーキ色。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSlLiはレベル4で加点3〜4。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点ほぼ3。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。あと二つのリフトとDSpはいずれもレベル4。うちCuLiは加点ほぼ3〜4、DSpは加点2〜4。ChStはGOE+2.61。SeStは男女ともレベル2で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChAJとChSpはいずれもGOE+2.49。技術点4番目の66.52、演技構成点も4番目の52.44、合計118.96でフリー4位、総合198.18で3位。
 9番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、25)。曲は「The Sound of Silence」。振付はアグノエル。衣装は二人とも紫を基調。女性は薄紫のグラデーション、男性は濃い紫の無地。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のChSpはGOE+2.61。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。ここまでのOFTで最高点。DSpとSlLiはいずれもレベル4で加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。DiStは女性レベル2、男性レベル3で、加点3。ChStはGOE+2.49。RoLiはレベル4で加点3〜4。ChSlはGOE+2.73。最後のStaLiはレベル4に加点3〜5。全体に滑らかでしかも速い。技術点最高の69.49、演技構成点2番目の54.14、合計123.63でフリーも2位、総合205.16で2位。ファイナルへ。
 最終滑走でギナール/ファブリ組(伊。35、37)。曲は「Robotboys Audition」他。振付はフーザルポリ他。衣装は二人とも黒地に銀の模様。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭のChSpはGOE+2.96。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜5。SyTwは女性レベル4、男性が第2でややふらつきレベル3で加点ほぼ2〜3。OFTは女性レベル2、男性レベル1だが加点3〜4。DSpはレベル4で加点3〜4。CiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。StaLiは男性の足首の高さで氷と水平の姿勢の女性が片足を90度上げる難しい形で、レベル4に加点3〜4。最後にコレオ要素二つ。ChStはGOE+3.2の高得点。最後のChLiはGOE+2.73。技術点2番目の68.51、演技構成点最高の55.78、合計124.29でフリーも1位、総合209.13で優勝。ファイナルへ。

New! サッカー短評 (2025.4/20)

川崎フロンターレvs.東京ヴェルディ 0対0 (2025.4/20 U等々力) 第11節

 7連戦最後の1試合。ここ4試合勝てていない。そろそろ勝たないと落ちてしまう。勝ってサウジへ行きたい。しかし、疲れなのか、パスの精度が悪いのか、相手のプレスがいいのか、攻撃が組み立てられない。前半は押されっぱなしだった。ただ、シュートをほとんど打たせなかった。後半は少し巻き返して、攻撃の形を作れたが、とうとう後半追加タイムのCKを相手GKに打ち込んでしまい、万事休す。5位に後退。ヴェルディは16位から15位に。気温24.3度、湿度41%。観客21870人。主審は池内さん、VARは清水エスパルスさん。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと家長。トップ下に脇坂。ワントップに山田。ベンチにエリソン、小林、山内、アイダル、際など。 先発予想は、GK山口。DF佐々木、丸山、高井、際。大関と山本のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下に瀬川。ワントップは山田。
 ヴェルディは、3-4-2-1。185cmの木村のワントップ。新井と福田のツーシャドー。翁長と宮原が左右のWB。元FC東京の平川怜と齋藤功佑のダブルボランチ。DF谷口、千田、林。GKマテウス。ゲームキャプテンは千田。ベンチにチームキャプテンの森田が戻って来たとのこと。城福監督は3年目か。
 5試合連続未勝利で勝点18としたが、3位から6位に下降。ヴェルディは16位のまま。首位だった福岡は10位清水に1−3で敗れ、5位に下降。清水は7位に浮上。2位京都は前日に18位新潟に2−1で勝っていたため、クラブ史上初の首位浮上。4位だった岡山は7位鹿島に1−2で敗戦、9位に後退。代わって鹿島が3位に浮上。クラブW杯出場のため4/16に京都と戦い、勝利して1試合多い9位浦和が18位タイで監督解任したマリノスを3−1で下して4位浮上。マリノスはなんと最下位転落。逆に最下位だった名古屋は6位広島に2−1で勝利し、17位に脱出。広島は10位に後退。

New! フィギュアスケート (2025.4/17、18、19、)

国別対抗杯 (2025.4/17〜20 東京)

 6か国が参加。アメリカ、日本、イタリア、フランス、カナダ、ジョージア。男女シングル各2名、ペアとアイスダンス各1組。テレ朝地上波では、日本とアメリカを中心に放送。

 <アイスダンス・RD>日本からは吉田/森田組。アメリカはチョック/ベイツ組。その他、ギレス/ポワリエ組(加。33、33)、ロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)、デイヴィス/スモルキン組(ジョー。22、25)、ギナール/ファブリ組(伊。35、37)。地上波では日本とアメリカのみ放送。解説は河合彩さん。
 1番滑走で吉田/森田組(21、24)。今季世界選手権22位。曲は「Be-Bop-a-Lula」他。振付はキャシー・リード。なんとリフトで転倒。冒頭のPStはレベル1。SqTwは男女ともレベル4。MiStは男女ともレベル2だが全ジャッジが加点。ChRSはGOE+3.0。しかし最後のCuLiで上げた後、転倒、レベルB。技術点6番目の31.09、演技構成点も6番目の27.54、転倒の減点2、合計56.63でRD6位。ポイント7。
 5番滑走でチョック/ベイツ組(米。32、36)。今季世界選手権2連覇。曲は「Hawaii 5-0」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。ChRSはGOE+7.07の高得点。MiStは男女ともレベル3で加点ほぼ4〜5。PStと最後のRoLiはいずれもレベル4。PStは加点3〜4、リフトは加点4〜5。技術点最高の52.78、演技構成点も最高の38.47、合計91.25でRD1位。ポイント12を獲得。

 その他、カナダがRD2位でポイント11、イタリアがRD3位でポイント10、フランスがRD4位でポイント9、ジョージアがRD5位でポイント8。

 <男子シングル・SP>日本からは鍵山と佐藤駿。アメリカからマリニンとブラウン。フランスはシャオイムファとエイモズ。その他、カナダがラキッチとサドフスキー、イタリアはグラスルとメモラ、ジョージアはエガーゼとクビテラシビリ。地上波では日本とフランス、アメリカのマリニンの5人を放送。解説は町田樹。
 8番滑走で佐藤(21)。今季世界選手権6位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。解説の町田が「世界選手権の後、StSqはより音楽に合うよう、レベルも取りやすいように変更してきた」。冒頭は4Lzから4Tに変更、全ジャッジが加点3〜4。3Lz+3Tも決め、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜4。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。体調をくずして発熱していたらしく、ジャンプの難度を落としてまとめた。技術点3番目の51.11、演技構成点6番目の42.57、合計93.68でSP5位、ポイント8。
 9番滑走でエイモズ(仏。27)。今季世界選手権5位。曲は「Everybody」。振付は本人。冒頭の4Tで転倒。しかし以降の全要素に全ジャッジが加点。続く3Aは決め、加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のStSqは加点4〜5、スピン二つは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも成功。技術点9番目の44.69、演技構成点4番目の44.38、転倒の減点1、合計88.07でSP6位、ポイント7。

 10番滑走でシャオイムファ(仏。24)。今季世界選手権4位。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。冒頭は4Lzに戻したが片手つき。連続ジャンプの予定だったが第2付かず。次は4T+3Tは第1の軸が曲がったが決め、連続ジャンプをリカバリー、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の52.68、演技構成点5番目の43.48、合計96.16でSP2位、ポイント11。エイモズと合計18を加えてフランスはポイント27の2位。
 11番滑走で鍵山(21)。今季世界選手権銅メダル。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。冒頭はきれいな4T+3Tを決め、全ジャッジが加点3〜4。しかし次の4Fの予定が3Fになり、その上転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜5、FSSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aは加点ほぼ3〜4。技術点4番目の50.0、演技構成点3番目の44.73、転倒の減点1、合計93.73でSP4位、ポイント9。佐藤と合計17を加えて日本はポイント24の3位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。今季世界選手権2連覇。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fはオーバーターン。以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く3Aは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqはラズベリーツイストも入れ、加点ほぼ4〜5、FSSpはほぼ加点1〜4。1.1倍になるところで軽々と4Lz+3Tを決め、加点ほぼ3〜4。技術点最高の59.91、演技構成点も最高の46.17、合計106.08でSP1位、ポイント12。ブラウンがSP3位でポイント10。合計22を加えてアメリカはポイント34の1位。

 その他、イタリアはグラスルが7位、メモラが11位で合計8ポイントを加えてポイント18の4位。ジョージアはエガーゼが8位、クビテラシビリが12位で合計6ポイントを加えてポイント14の6位。カナダはサドフスキーが9位、ラキッチが10位で合計7ポイントを加えて17の5位。

 <女子シングル・SP>日本からは坂本と千葉。アメリカからはアリサ・リウとグレン。その他、カナダからスキーザスとデュピュイ、フランスからシルトとセルナ、イタリアからグトマンとペゼッタ、ジョージアからグバノワとウルシャーゼ。地上波では日本とアメリカ、グバノワの5人を放送。解説は荒川。
 5番滑走でリウ(米。19)。今季世界選手権金メダル。曲は「Promise」。振付はスカリ。リラックスして見えた。ノーミス。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点ほぼ2〜3。続く2Aは加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点ほぼ4、あと二つのスピンは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzも加点2〜3。技術点最高の40.78、演技構成点2番目の34.92、合計75.7は自己ベスト更新でSP1位、ポイント12。
 9番滑走でグバノワ(ジョー。22)。今季欧州選手権銀メダル、世界選手権28位。曲は「Money, Money, Money」。振付はアダム・ソルヤ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点ほぼ2〜3。続く2Aは加点1〜4。スピン三つはレベル4。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lzはほぼ加点1〜3。StSqはレベル3で加点1〜4。技術点3番目の37.51、演技構成点5番目の32.29、合計69.8は自己ベスト69.81に近く、SP3位でポイント10。ウルシャーゼと合計11ポイントを加えてジョージアは25ポイントの6位。

 10番滑走で千葉(19)。今季世界選手権銅メダル。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。特に前半、緊張していた。2A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点2〜4と成功。しかし2Aで転倒。解説の荒川が「今まで2Aでミスしたことはなく、三つのジャンプのうち一番成功するものでしたが」。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ2以上。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqは加点2〜4。1.1倍になる3Fは加点2〜3。技術点4番目の37.5、演技構成点3番目の33.16、転倒の減点1、合計69.66でSP4位、ポイント9。
 11番滑走でグレン(米。25)。今季世界選手権5位。曲はジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。続く3F+3Tの予定が3F+2Tになったが全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンとStSqはいずれもレベル4。うち最後のStSqは全ジャッジが加点2〜4。技術点10番目の32.3、演技構成点4番目の32.4、転倒の減点1、合計63.7でSP7位、ポイント6。リウと合計18ポイントを加えてアメリカは52ポイントの1位。
 最終滑走で坂本(24)。今季世界選手権銀メダル。曲は「ピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。衣装は赤。連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは幅があり、加点4〜5。続く3Lzはほぼ加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点2〜5、最後のLSpは加点3〜4、FCSpは加点3〜5。1.1倍になる3F+3Tは間にオーバーターン。よくこらえた。解説の荒川が「第2に3回転が付くかつかないかで大きく番う」。技術点2番目の39.58、演技構成点最高の35.96、合計75.54でSP2位、ポイント11。千葉と合計20ポイントを加えて日本は44ポイントの2位に浮上。

 その他、イタリアはグトマンがSP5位、ペゼッタがSP9位で合計12ポイントを加えて30ポイントの4位。カナダはスキーザスがSP6位、デュピュイがSP10位で合計10ポイントを加えて28ポイントの5位。2位だったフランスはシルトがSP8位、セルナがSP11位で合計7ポイントを加えて34ポイントの3位に後退。

 <ペア・SP>日本からは三浦/木原組。カナダからステラトデュデク/デシャン組。イタリアからコンティ/マッチ組。その他、エフィモワ/ミトロファノフ組(米)、メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)、コワレフ/コワレフ組(仏)。地上波では、日本とカナダ、イタリアの3組を放送。解説は高橋成美。
 4番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)。昨季世界選手権金メダル、今季世界選手権5位。「GPファイナルは、男性の体調不良で欠場、その後女性がお尻の骨を骨座礁と、今季は病気や故障の後半戦だった」と実況アナ。曲は「Crazy In Love (remix) 」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twは余裕がありレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3。続くソロジャンプは女性が2Tに。4LiとCCoSp、StSqとBoDsはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4、StSqは加点2〜3、リフトも加点ほぼ2〜3。3LoThはステップアウト。技術点5番目の33.97、演技構成点4番目の32.68、合計66.65でSP4位、ポイント9を加えてカナダは5位。女性はキスアンドクライで悔しそうだった。

 5番滑走で三浦/木原組(23、32)。昨季世界選手権銀メダル、今季世界選手権金メダル。曲は「黒く塗れ」。振付はシェイリン・ボーン。すばらしかった。素人目にも今季一番の完成度だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高くて横倒しの形で、レベル3だが加点ほぼ3〜4。続く3Tも少し離れていたが加点ほぼ2〜3。4LiとCCoSp、StSqとBoDsはいずれもレベル4。うちCCoSpとStSqは加点ほぼ4〜5、最後のBoDsは加点3〜5、リフトは加点3〜4。3LzThも決め、加点3〜4。終わったとき、二人ともガッツポーズ。技術点最高の44.14、演技構成点も最高の36.85、合計80.99は自己ベスト更新でSP1位、ポイント12を加えて日本は56ポイントとしたが2位。
 最終滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。今季世界選手権銅メダル。曲は「カルメン組曲」。振付はカッツァニーガ他。ここも全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点ほぼ2〜3。続く3LoThは加点1〜4。3Sはピッタリ合っていて加点2〜3。4Liと最後のCCoSpはレベル4。うちリフトは加点2〜3。StSqとBoDsはレベル3。うちStSqは加点3〜4。技術点3番目の39.37、演技構成点2番目の34.73、合計74.1でSP2位、ポイント11を加えてイタリアは41ポイントで3位に浮上。

 その他、メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)はSP3位で、10ポイントを加えてジョージアは35ポイントの6位。エフィモワ/ミトロファノフ組(米)はSP5位で、8ポイントを加えてアメリカは60ポイントの1位キープ。コワレフ/コワレフ組(仏)はSP6位で、7ポイントを加えてフランスは41ポイントの4位に後退(ポイントで並んだ場合、得点で順位を決定)。

 <アイスダンス・フリー>地上波では、日本とアメリカのみ放送。
 1番滑走で吉田/森田組(21、24)。曲は「ロミオとジュリエット」。振付はスコット・モイアー他。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトは、少しこらえたが、いずれもレベル4で全ジャッジが加点。OFTは女性レベル2、男性レベル1。男性に疲れが見える。SyTwは男女ともレベル4。DSpとCuLiはいずれもレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChAJはGOE+1.07、ChStはGOE+1.9。CiStは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点。しかし最後のChSlでポーズを取るときバランスを崩して転倒扱いに。技術点6番目の54.17、演技構成点も6番目の42.78、転倒の減点2、合計94.95でフリーも6位、ポイント7を加えて日本は63ポイントで2位キープ。しかし1位アメリカとの差は9ポイントに。

 最終滑走でチョック/ベイツ組(米。32、36)。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。いやー見事。シーズン当初とは見違えるよう。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のRoLiはレベル4で加点4〜5。女性を片手だけで回すChSpはGOE+4.15の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜5。DSpはレベル4で加点3〜4。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。DiStも男女ともレベル3で加点3〜4。ChTwはGOE+3.2。CuLiはレベル4で加点3〜5。ChStはGOE+3.79。最後のStaLiはレベル4に加点ほぼ5。どの要素も滑らかにつながっており、二人の距離も近い。技術点最高の75.65、演技構成点も最高の57.86、合計133.51でフリーも1位、ポイント12を加えてアメリカは72ポイントで1位キープ。

 その他、ギレス/ポワリエ組(加。33、33)はフリー2位で、ポイント11を加えてカナダは48ポイントの5位。ギナール/ファブリ組(伊。35、37)はフリー3位で、ポイント10を加えてイタリアは51ポイントの3位。デイヴィス/スモルキン組(ジョー。22、25)はフリー4位で、ポイント9を加えてジョージアは44ポイントの6位。ロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)はフリー5位で、ポイント8を加えてフランスは49ポイントの4位。

 <男子シングル・フリー>地上波では、日本とアメリカ、フランスの計6人を放送。
 7番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人。冒頭は4Tの予定が3Tになり、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次も4Tからの連続ジャンプの予定だったが、ステップアウトして第2つけられず繰り返しの違反。3Lzは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3A+2A+SEQも決め、全ジャッジが加点3〜4。FCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。StSqとあと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点3〜5、スヒン二つは加点2〜3。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点3〜5。3S+1Eu+2Sも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。予定では3T+1Eu+3Sだった。3F+2Tは第1に!マーク。ChSqは伸び伸びと滑り、GOE+2.29。技術点8番目の76.9、演技構成点2番目の88.44、合計165.34でフリー7位、ポイント6。
 8番滑走で佐藤(21)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。冒頭の4Lz成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4T+3Tは全ジャッジが加点1〜4。3Aも決める。ここは3連続の予定だったが単独に変更。FCSpはレベル2。1.1倍になる4Tはステップアウト。3Lo+1Eu+2Sでやや構成を落として3連続リカバリー。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロのルッツは片手つき。解説の町田が「現在の状態でミスを最小限に抑えた」と評価。CSSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはイーグルやニースライドを行ったがGOE+0.43。最後のCCoSpはレベル4だがVマーク。技術点3番目の89.23、演技構成点6番目の80.39、合計169.62でフリー4位、ポイント9。
 9番滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。冒頭で4Fに挑むがアンダーローテーションで転倒。続く4Sもqマークで転倒。これは痛い。4Tはステップアウト。予定では連続ジャンプだった。3A+1Eu+3Sは決める。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqはフラメンコらしくなり、加点4〜5、最後のFCCoSpは加点3〜4。1.1倍になるところで4T+2Tとしてリカバリー。ソロの3Aはなんとか決める。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはStSqに続けて行い、GOE+1.21。技術点5番目の86.98、演技構成点4番目の83.95、転倒の減点2、合計168.93でフリー5位、ポイント8。佐藤と合計17ポイントを加えて日本は80ポイントの2位。1位アメリカとの差は15ポイントとだいぶ開いた。

 10番滑走でJ.ブラウン(米。30)。曲は「Spiegel im Spiegel」。振付はロヒーン・ワード。4回転はなし。冒頭の3Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3A+2Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次はパンクして1Sに。その後の全要素に全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCSpは加点4〜5、バレエジャンプを含むStSqとFCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは、第1の後に片足を高く上げてから跳び、解説の町田も「こんな形の3連続は見たことがない」。加点3〜4。3F+3Tも加点2〜3。ChSqはGOE+2.07の高得点。3Loも成功、加点1〜3。技術点6番目の86.79、演技構成点最高の92.54、合計179.33でフリー2位、ポイント11。
 11番滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Lzは片手つき。続く4Tはステップアウトで第2付かず。さらに4Fは転倒。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のCSSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところで4T+3Tを跳び、連続ジャンプをリカバリー。すごいメンタルと体力。しかし4Sで転倒。残念。すごいのは4回転5本とも回転不足がないこと。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。3Lz+1Eu+3Sは第3がqマーク。ChSqはバク転も入り、GOE+1.93。技術点4番目の88.28、演技構成点5番目の82.19、転倒の減点2、合計168.47でフリー6位、ポイント7。エイモズと合計13ポイントを加えてフランスは62ポイントの4位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。解説の町田によれば、自分は吸血鬼ではないという男が市民に退治されるミュージックビデオをヒントにしたプログラムとのこと。冒頭4Fは全ジャッジが加点2〜4。続く3Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。4Lzは軽そうに決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。次は4Sの予定だったが2Sにパンク。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、最後のFSSpは転倒扱い。スピンが終わらないうちに倒れたようだ。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Sを跳んだが、第1にqマーク。それでも4T+3Tは決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。次は2F+3A+SEQになった。ChSqではラズベリーツイストも入れ、GOE+1.5。さすがのマリニンも疲れていた。技術点最高の98.67、演技構成点3番目の86.21、転倒の減点1、合計183.88でフリーも1位、ポイント12。ブラウンと合計23ポイントを加えてアメリカは95ポイントで1位。

 その他、イタリアは、グラスルがフリー3位で10ポイント、メモラがフリー8位で5ポイント、合計15ポイントを加えて66ポイントの3位キープ。カナダは、サドフスキーがフリー9位、ラキッチがフリー11位で合計6ポイントを加えて54ポイントの5位。ジョージアは、エガーゼがフリー10位、クビテラシビリがフリー12位、合計4ポイントを加えて48ポイントの6位。

 <ペア・フリー>地上波では、日本を含む後半の3組を放送。
 4番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、22)。曲は「A Necessary End」。振付はマラフェエフ。冒頭の3Twは高く、レベル4で全ジャッジが加点3〜4。3S+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。ソロジャンプは女性が2Tのステップアウト。3FThは余裕があり、全ジャッジが加点2〜4。リフト二つとFiDs、PCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点1〜4。5ALiとFiDs、PCoSpは加点2〜3。3LoThもきれいに流れ、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。4Liはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ3。最後のChSqはGOE+1.36。技術点最高の72.63、演技構成点4番目の67.33、合計139.96でフリーも3位、ポイント10を加えてジョージアは58ポイントの6位。

 5番滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。男性は次期コリン開催地のミラノ出身と紹介。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3T+2A+2A+SEQも決め、全ジャッジが加点1〜3。3Sはピッタリで全ジャッジが加点。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のPCoSpは加点ほぼ3〜4リフト二つは加点2〜3。3LoThは両手つき。3SThは全ジャッジが加点2〜3。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.64。技術点3番目の71.58、演技構成点2番目の70.68、合計142.56は自己ベスト更新でフリーも2位。ポイント11を加えてイタリアは77ポイントで3位。
 最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。女性の衣装は赤、男性は黒。フリーは小さいミスがいくつかあったが、楽しんで滑っていた。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点3〜4。3T+2A+2A+SEQは女性の第1がアンダーローテーションだったが、よくまとめた。リフト三つとPCoSp、BiDsはいずれもレベル4全ジャッジが加点ほぼ3以上。うちリフト三つとPCoSpは加点3〜4。3LoThはきれいに決め、全ジャッジが加点3〜4。ソロジャンプは女性が2Sに。3LzThはこらえた。最後のChSqはGOE+1.93の高得点。終わった後、二人ともしばらく起き上がれなかった。技術点2番目の71.82、演技構成点最高の73.24、合計145.06は自己ベスト更新でフリーも1位。ポイント12を加えて日本は92ポイントの2位。

 その他、ステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)はフリーも4位で、ポイント9を加えてカナダは63ポイントの5位。エフィモワ/ミトロファノフ組(米)はフリーも5位でポイント8を加えてアメリカは103ポイントの1位。コワレフ/コワレフ組(仏。28、32)はフリーも6位で、ポイント7を加えてフランスは69ポイントの4位。

 <女子シングル・フリー>地上波では、グレンと後半6人を放送。
 6番滑走でグレン(米。25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。よかった。3S以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Aを決め、ほぼ加点1〜3。3F+3Tは加点2〜3。3Lz+2Tも成功。3Sはこらえた。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQは加点2〜3。3Fは成功、加点2〜3。CCoSpはレベル3だが加点2〜4。3Loはきれいに決め、加点3〜4。ジャンプ全て回転不足なし。ChSqはGOE+1.64。技術点最高の80.95、演技構成点3番目の6.98、合計148.93でフリー2位、ポイント10。

 8番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+1Eu+3Sは加点1〜3。続く3T+2A+SEQも加点1〜3。3Fの予定が2Fに。3S+2Tは成功。ChSqはGOE+1.14。2Aは加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpとStSqは加点2〜4、最後のFCCoSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lzと3Loはいずれも加点2〜3。ジャンプ全て回転不足なし。技術点6番目の67.83、演技構成点も6番目の65.3、合計133.13は自己ベスト更新でフリー6位、ポイント7。ペゼッタと合計9ポイントを加えてイタリアは86ポイントの3位を確保。
 9番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。SPより自然な笑顔が出ていた。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Sも全ジャッジが加点2〜3。しかし3Loがアンダーローテーションで転倒。次のSPでミスした2Aは決め、全ジャッジが加点。ChSqはイーグルなど行い、GOE+1.5。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちLSpは加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1がqマークでよくこらえて第2を付けた。3Lz+2T+2Loは決め、全ジャッジが加点。ソロの3Fは全ジャッジが加点2〜3。技術点5番目の72.08、演技構成点も5番目の67.44、合計138.52でフリー5位、ポイント8。

 10番滑走でグバノワ(ジョー。22)。曲は「Balder」他。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lo、3Lz、3Sと成功、うち3Lzと3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpとStSqは加点2〜4。ChSqはGOE0.93。1.1倍になるところで3Lz+2A+2T+SEQを決め、全ジャッジが加点1〜3。3F+2T、ソロの2Aも成功。ジャンプ全て回転不足なし。技術点3番目の73.68、演技構成点4番目の67.71、合計141.39は自己ベスト更新でフリー4位、ポイント9。ウルシャーゼと合計10ポイントを加えてジョージアは68ポイントで6位。
 11番滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。思い切りよくスピードにのっていた。冒頭の2Aはすごい幅があり、全ジャッジが加点4〜5。3Lzはこらえた。2A+1Eu+3Sは第3にqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うちStSqとFSSpは加点3〜4、あと二つのスピンは加点2〜4。ソロの3Fは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tはややこらえた。ChSqはGOE+1.5。3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜4。3Loはqマークでよくこらえた。技術点4番目の72.8、演技構成点2番目の72.2、合計145.0でフリー3位、ポイント10。千葉と合計18ポイントを加えて日本は110ポイントの2位。
 最終滑走でリウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。実に楽しそうに滑っていた。冒頭の3Fは加点2〜3。続く3Lz+3Tも加点2〜3。3Sは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4でいずれも加点ほぼ3〜4。3Loも加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQと3F+2T、2Aはいずれも加点2〜3。ジャンプ全て回転不足なし。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+1.5。解説の荒川は「以前は高難度の技で勝負していたが、今は要素の精度を上げる方針に変換していて、本人には難しい技をやっているという感覚はないのではないか」。技術点2番目の78.7、演技構成点最高の72.27、合計150.97でフリーも1位、ポイント12。グレンと合計23ポイントを加えてアメリカは126ポイントの1位。

 その他、フランスは、シルトが8位、セルナが9位で合計9ポイントを加えて78ポイントで4位。

 最終順位は、アメリカが126ポイントで優勝。2位は110ポイントで日本。3位は86ポイントのイタリア。イタリアは次の五輪の開催地。4位は78ポイントのフランス。5位は72ポイントのカナダ。6位は68ポイントのジョージア。

New! サッカー短評 (2025.4/16)

ヴィッセル神戸vs.川崎フロンターレ 2対1 (2025.4/16 ノエスタ) 第12節

 月末にサウジアラビア集中開催のACLに行くための前倒しの1戦。とうとう負けた。結局神戸のハイプレスをいなせないままだった。前半31分、相手FW佐々木の見事なミドルシュートはまあしかたない。しかし、どんどん押し込まれて前半終わり間際にCKから失点したのはだめだった。何とか追加タイムにマルシーニョが技ありのシュートで1点返して後半につないだが、16分に山田と家長を入れたものの選手交代も効かず、ずっと押されたままだった。気温14.2度、湿度47%。観客11019人。主審は上田さん。VARは小屋さん。DAZN解説は加地。実況は吉澤?アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。ベンチに山内、瀬川、アイダルなど。
 神戸は4-1-2-3。3トップの真ん中に佐々木大樹。左右のシャドーに汰木とエリキ。二列目に元フロンターレの宮代と井手口。アンカーに鍬先。DF本多、トゥーレル、山川、酒井高徳。GK前川。キャプテンは山川。ベンチに元フロンターレのGK新井、DFカエターノ、MF齊藤未月、扇原、FW大迫など。武藤はベンチ外。吉田監督は5年目か。

New! サッカー短評 (2025.4/12)

清水エスパルスvs.川崎フロンターレ 対 (2025.4/12 アイスタ) 第10節

 3試合連続ドロー。前半、ボールを支配して何度も攻め込んだ時間に得点できなかったのが敗因か。後半17分、先に失点し、23分に山本の今季初得点ですぐ追いついたのはよかったが、最後39分、清水に退場者が出て、追加タイム8分もありながら圧倒できなかった。気温17.8度、湿度47%。観客17629人。主審は上村さん、VARは鶴岡さん。DAZN解説は、永井雄一郎、実況は蓮見アナ。
 先発は、また8人変更。GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと家長。トップ下に脇坂。ワントップにエリソン。ベンチに車屋、際、アイダル、大関、瀬川など。ベンチ外の大島は4/2練習中に右ヒラメ筋肉離れで離脱と4/10発表された。4/6町田戦で負傷した橘田は右足関節ねんざ、同じくジェジエウは左ハムストリング肉離れ。
 清水は4-2-3-1に「戻した」とのこと。ワントップに北川。トップ下に乾。左右のシャドーに矢島と松崎。マテウス・ブエノと宇野のダブルボランチ。DF吉田豊、住吉、高橋祐治、北爪。GK沖。ベンチにMFカピシャーバ、FWドウグラス・タンキなど。秋葉監督は3年目。
 7分、相手ボランチうのがミドルシュート、DF陣が防ぐ。
 11分、エリソンからのパスを受けた佐々木が右サイドからクロス、脇坂がペナルティーエリア中央でシュートするが、ヒットせず枠の右。
 18分、丸山が前線へロングフィード、こぼれをエリソンが拾って左サイドから折り返し、脇坂がシュートするも枠の左。さらにこぼれを家長がシュートするが押し込めず。
 20分、エリソンが倒され、ペナルティーエリア手前右寄りでフロンターレのFK。脇坂と三浦がボールサイドに立ち、三浦が直接ねらうが、壁に当たる。これで得たフロンターレの右CKを脇坂が蹴るが、相手MF乾がクリア。連続右CK。脇坂が蹴るが、今度相手DF吉田がクリア。
 26分、中盤左サイドでフロンターレのFK。今度は三浦だけでゴール前のファーへ蹴り、丸山がヘディングシュートするが、相手DF吉田が競って枠の右。
 28分、マルシーニョが左サイドから折り返し、受けたエリソンが反転してシュート、相手GKがかろうじて触り、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、高井がヘディングシュートするが、たたきつけられず、枠の左。
 29分、相手MF乾が、GK山口の位置を見て、ロングシュートをうつが、枠の右。
 34分、マルシーニョからのパスに走りこんだエリソンがペナルティーエリア左から利き足の左足でシュート、相手GK。こぼれをさらに右足でシュート、相手DF。
 35分、フロンターレの右CK。三浦が蹴り、エリソンが競るが、相手DF。
 41分、マルシーニョのドリブルをファールで止められ、ペナルティーエリア手前左寄りでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手DF。続くフロンターレの左CKも三浦が蹴り、高井が頭で折り返すが味方に合わず。このときの競り合いで高井にイエローカード。
 45分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、エリソンが競るが、シュートできず。
 追加タイム3分。49分、相手右スローインからペナルティーエリア内の乾にパスを通され、シュートされるが、GK山口が防ぐ。最大のピンチだった。
 0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 4分、いきなり乾にペナルティーエリア中央でシュートされるが、佐々木が防ぐ。
 6分、相手右サイド松橋からのパスを受けた相手ボランチの宇野がペナルティーエリア右からシュート、丸山が防ぐ。
 10分、清水が一人目の交代。左シャドーの矢島に代えてカピシャーバを入れる。
 11分、乾からのスルーパスに走りこんだ相手ポ ボランチの宇野がペナルティーエリア左からシュート、枠の右で助かる。
 14分、相手左サイドから攻め込まれ、相手FW北川にパスが渡り、河原がクリアにいったが、PK判定。PKは北川が蹴り、0−1。
 19分、フロンターレが一人目の交代。家長に代えて山田を入れる。山田はエリソンとツートップ気味になり、脇坂が右シャドーに回る。
 22分、清水のカウンター。相手右サイドから乾が折り返し、相手MF宇野がシュート、GK山口が捕る。
 23分、追いつく。マルシーニョからのパスに走りこんだ三浦が深い位置から折り返し、山本がシュート、1−1。
 26分、フロンターレの左CK。三浦が蹴るが、相手DF。こぼれを脇坂が拾って左からクロス、残っていた高井がヘディングシュート、枠の上。
 28分、清水が二人目の交代。右シャドーの松崎に代えてDF蓮川を入れる。蓮川は右CBに入り、清水は3バックに変更。左SBの吉田と右SB北爪が左右のWBになる。
 28分、エリソンからのパスを受けた脇坂はシュートを打てないが、こぼれを三浦が鋭いシュート、惜しくも左ポストに当たり、まっすぐ三浦の足元にボールが跳ね返ったが、これはシュートできず。惜しかった。
 29分、三浦からのクロスを山田がペナルティーエリア中央でシュート、ヒットせず枠の左。
 32分、フロンターレが二人目の交代。エリソンに代えて伊藤を入れる。伊藤が右ウイングに入り、山田のワントップ、脇坂はトップ下に戻る。
 35分、清水の右CK。カピシャーバが蹴るが、脇坂がクリア。36分、カピシャーバがペナルティーエリア手前から三度、山本が戻って防ぐ。
 38分、山本からのパスを受けた山田が佐々木へパス、佐々木はペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK。さらにこぼれを脇坂がシュート、これも相手GK。決めてほしい。
 39分、ロングパスに抜け出したマルシーニョがドリブルで独走、相手DF北爪が倒して一発レッドで退場。清水は10人に。
 40分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて小林、河原に代えて大関を入れる。マルシーニョは代えられたくなかったらしく、長谷部監督のねぎらいを避けてベンチへ。
 41分、中央でフロンターレのFK。三浦が蹴り、こぼれを伊藤が拾ってゴール前にクロス、走りこんだ大関がヘディングシュート、枠の左。
 43分、清水が三人同時交代。FW北川に代えて嶋本、左WB吉田に代えて西原、トップ下の乾に代えて弓場を入れる。
 45分、相手サイドで清水のFK。宇野が蹴るが、GK山口がはじく。こぼれを拾われ、上がっていた相手DF高橋がシュート、枠の上。
 追加タイム8分。48分、山本のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、こぼれを拾った小林が左からクロス、味方に合わず。
 50分、相手左サイドからカピシャーバがクロスを入れるが、GK山口が捕る。
 52分、右サイドからの佐々木のクロスはクリアされるが、こぼれを取り返して丸山がミドルシュート、惜しくも相手GK。
 53分、フロンターレの左CK。三浦が蹴るが、相手DFがクリア。こぼれを脇坂が拾ってペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DF。
 1−1でタイムアップ。勝点17として暫定3位に浮上。10位だった清水は勝点12としたが、11位に後退。
 2位広島はホームで8位岡山に0−1で敗れ、勝点17だが7位に下降。岡山も勝点17だが5位に浮上。5位福岡は19位マリノスを2−1で下して暫定首位に。マリノスは18位名古屋も負けたため18位に。 7位京都は9位ベルマーレに2−0で勝ち、勝点18として暫定2位に浮上。ベルマーレは9位のまま。3位鹿島はアウェイで15位セレッソに0−1で負け3連敗、8位に下降。セレッソは12位に。首位だった暫定4位町田は明日、15位浦和と国立で対戦。町田が勝てば首位キープ、福岡、京都、川崎はひとつずつ順位を下げる。

New! サッカー短評 (2025.4/9)

川崎フロンターレvs.横浜F.マリノス 3対3 (2025.4/9 U等々力) 第5節

 ACLのため延期されていた第5節。7連戦の第4戦として設定。フロンターレは中二日、マリノスは中三日。マリノスはFWロペスがケガから復帰予定だったがベンチ外。フロンターレは先発予定だった宮城が直前練習で傷んで急きょマルシーニョが先発、ヴェロンがベンチ入り。町田と引き分けた前節と9人入れ替えて臨んだ。前半7分に大関の初ゴールで先制したのはよかったが、その後はどんどんマリノスペースになり、とうとう41分に追いつかれてしまう。後半22分にアイダルの目が覚めるような無回転ミドルが決まって再びリードしたのはよかったが、終盤44分、47分と連続失点して逆転されたのは全く試合の締め方がなっていなかった。最後のCKで高井が叩き込んで何とか引分けに持ち込んだが、ここ数試合で得点どころかシュートもろくにうてていなかったマリノスを生き返らせてしまった。気温15.7度、湿度43%。観客21478人。主審は御厨さん、VAR飯田さん。DAZN解説は福田正博さん、実況は桑原アナ。
 先発は、GKソンリョン。DF田邊、アイダル、高井、際。大関と河原のダブルボランチ。左右のウインングにマルシーニョと伊藤。トップ下は瀬川。ワントップは小林。ゲームキャプテンはなんと高井。大関はJ1初スタメン。ベンチにGK安藤、脇坂、山本、山内、山田など。GK山口、DF三浦、丸山、車屋、MF家長、FWエリソンはベンチ外。
 マリノスは4-4-2。植中と元フロンターレの遠野のツートップ。左右のWBに井上とヤン・マテウス。クルードと山根陸のダブルボランチ。DF永戸、諏訪間、キニョーネス、宮市。GK朴。キャプテンは朴。ベンチにGK飯倉、DF松原、トーマス・デン、渡辺皓太、天野など。ホーランド監督は1年目。
 4分、小林と競った相手DFキニョーネスが足を傷めてすわりこむ。マリノスが一人目の交代。キニョーネスに代えてトーマス・デンを入れる。
 7分、先制。マルシーニョがドリブルでペナルティーエリア左ライン際から低いクロス、相手DFに当たったこぼれを攻め上がっていた大関が押し込んだ。1−0。大関は初ゴール。
 しかし、この後はパスをカットされたりしているうちに、マリノスにリズムが生まれ、フロンターレは次第に押し込まれていった。解説の福田さんに「フロンターレのプレスがはまっていない」と言われる。
 19分、相手ボランチ山根からのスルーパスがペナルティーエリア内の遠野に通り、遠野に折り返されるが、高井がクリア。こぼれを相手左WB永戸に左サイドからクロスを入れられるが、GKソンリョンがクリア。さらに相手右SB宮市からのパスをペナルティーエリアで受けた遠野がクロス、大関がクリア。こぼれを再度遠野が折り返すと、伊藤がクリア。
 20分、相手DF諏訪間からのスルーパスをペナルティーエリアで受けた相手FW植中がシュートするが、GKソンリョンが防ぐ。
 21分、相手左WB永戸のクロスを際がクリアしてマリノスの左CK。マテウスが蹴るが、アイダルがクリア。24分にもマリノスの右CK。ショートコーナーから永戸にシュートされるが、枠の外。
 27分、伊藤がドリブルで持ち上がってクロス、相手MFにクリアされてフロンターレの右CK。大関が蹴るが、相手DF。
 30分、相手MFクルードがミドルシュート、枠の上。
 33分、河原が左サイドから右へパス、際が受けて瀬川へ。瀬川のシュートは枠の左。
 38分、高井が遠野を倒して、自陣ペナルティーエリア手前でマリノスのFK。マテウスが蹴るが、壁に当たる。
 40分、相手右SB宮市のクロスをクリアしてマリノスの右CK。マテウスが蹴り、小林がクリア。こぼれを拾ったマテウスに右からドリブルで切り込まれ、ミドルシュートが決まって1−1。「フロンターレは耐えられませんでしたね」と解説の福田さん。
 42分、こぼれを拾った遠野にシュートされるが、高井が防ぐ。さらにこぼれを拾われ、宮市にクロスを入れられるが、田邊が防ぐ。
 45分、フロンターレのカウンター。右サイドでパスをつないで伊藤がスルーパスをペナルティーエリアで受けてから相手DFに倒される。VARのチェックが入り、御厨主審がオンフィールドレビュー。オフサイドとPKの確認だったが、小林のオフサイドが先にあったので、PKはなくなった。
 追加タイム5分。1−1のままハーフタイム。

 後半開始からフロンターレが二人同時交代。唯一連続先発だった河原に代えて山本、マルシーニョに代えて脇坂を入れる。脇坂がトップ下に入り、瀬川が左ウイングに回る。高井はキャプテンマークを脇坂に渡したようだ。
 5分、マリノスの左CK。マテウスが蹴り、相手DF諏訪間がシュート、枠の上。
 8分、山本が右サイド深い位置から折り返し、相手DFがクリア。こぼれを際が拾ってペナルティーエリア中央でシュート、相手MF井上が防ぐ。
 10分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、合う手FW植中がクリア。こぼれを伊藤が拾って左からクロス、高井がペナルティーエリア中央からシュート、枠の左。
 12分、アイダルのスルーパスに走りこんだ田邊が左サイドからクロス、相手DF。フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、誰にも合わず。
 15分、相手WB永戸のクロスを伊藤がクリアしてマリノスの左CK。マテウスが蹴るが、高井がクリア。こぼれを拾われるが、さいごはGKソンリョンが捕る。
 16分、フロンターレのカウンター。右サイドを攻めあがった際がシュート(クロス?)、相手DFに当たる。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴り、瀬川がシュート、相手DFが防ぐ。
 17分、フロンターレが三人目の交代。小林に代えてアカデミー育ち2年目の神田を入れる。
 18分、中盤右寄りでマリノスのFK。マテウスが蹴り、こぼれを拾った永戸が左サイドからシュート、GKソンリョン。
 22分、アイダルの見事なミドルシュートが決まる。2−1。
 25分、宮市のクロスをアイダルがクリア。こぼれょマテウスがシュート、枠の左。
 28分、マリノスが二人目の交代。井上に代えて天野を入れる。
 29分、マリノスの左CK。天野が蹴るが、山本がクリア。こぼれを相手MFクルードがシュート、枠の左。
 31分、相手右サイドから宮市がクロス、遠野がペナルティーエリア中央でダイビングヘッド、枠の左で助かる。
 35分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを拾って伊藤がパス、瀬川がペナルティーエリア中央でヘディングシュート、ヒットせず枠の左。
 37分、フロンターレが四人目の交代。田邊に代えて佐々木を入れる。
 42分、自陣ペナルティーエリア手前左寄りでマリノスのFK。天野が直接ねらうが枠の外。
 43分、フロンターレが五人目の交代。足がつったアイダルに代えて、なんと新人の土屋を入れる。
 44分、失点。マリノスのカウンター。相手右サイドから宮市がクロス、植中のシュートは枠の右。こぼれを拾った天野がシュート、2−2。
 追加タイム8分(?)。46分、マリノスのカウンター。相手左サイドからのクロスは防いだが、47分に再び相手左サイドからクロス、いったんはじいたこぼれを拾われ、マテウスに決められる。2−3。あっという間に逆転されてしまった。
 53分、右サイド際からのクロスは相手DFがクリア。54分、ペナルティーエリア右深い位置で脇坂が受けて折り返し、ニアで神田がシュートしたが、相手DF。
 54分、マリノスが三人目の交代。ヤン・マテウスに代えて松原を入れる。
 55分、追いつく。フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、高井が高い打点のヘディングシュートを叩き込んで、3−3。土壇場で同点に。
 56分、伊藤がミドルシュート、相手DF。こぼれも拾ってつなぐが、シュートに至らず。3−3でタイムアップ。
 勝点16として暫定4位。マリノスは勝点8で19位のまま。

New! サッカー短評 (2025.4/6)

町田ゼルビアvs.川崎フロンターレ 2対2 (2025.4/6 Gスタ) 第9節

 2位町田と3位フロンターレの城対決。勝てば順位は逆転する。先に先制したのは良かったが、前半のうち同点にされ、後半早々に逆転されたのはまずかった。河原の目の覚めるような無回転シュートで同点としたが、勝ち越すまではいたらなかった。また、前半のうちに橘田とジェジエウの二人が負傷交代したのも痛かった。気温17.4度、湿度59%。観客11974人。主審は木村さん。VARは上原さん。DAZN解説は元GK南雄太、実況は吉田アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、ジェジエウ、佐々木。橘田と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと家長。トップ下に脇坂。ワントップにエリソン。ベンチに瀬川、際、山内など。高井は「コンディションが十分でない」とのことでベンチ外。(※先発予想は、連戦なので3人代えて予想。GK山口。DF三浦、丸山、ジェジエウ、佐々木。橘田と山本のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと家長。トップ下に脇坂。ワントップにエリソン。)
 町田は3-4-2-1。194cmのオ・セフンのワントップ。左右のシャドーに相馬勇紀と西村。左右のWBに中山雄太と林幸太郎。元フロンターレの下田北斗と仙頭のダブルボランチ。DF昌子、岡村、ドレシェビッチ。GK谷。キャプテンは昌子。ベンチにパリ五輪代表FWの藤尾、オーストラリア代表FWのM.デューク、元神戸DFの菊池流帆など。黒田監督は3年目。
 6分、相手ひだりサイドからあいてMF中山がクロス、ジェジエウがクリア。こぼれを相手MF仙頭がシュート、枠の上。
 8分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。続くフロンターレの右CK。これも脇坂が蹴るが、相手DF。
 11分、橘田が足首を蹴られて立ち上がれず。バツサインが出て、急いで山本が準備を始める。担架でピッチを出た橘田はしばらく戻れそうかピッチサイドで確認したが、やはりだめ。長谷部監督は「イエローもらってもいいから時間稼ぎしてくれ」とGK山口に言っていた。15分、フロンターレが一人目の交代。橘田に代えて山本を入れる。
 16分、先制。右サイド家長のクロスのこぼれをマルシーニョが三浦にパス。三浦は左サイド深い位置からクロス、相手GK谷が触るが捕りきれず、そこにすばやくつめたエリソンが押し込んだ。1−0。
 19分、中盤相手右寄りで町田のFK。相馬が蹴るが、家長がクリア。
 21分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを拾ってつなぎ、最後は三浦が左からクロス、相手DF林に当たって相手GKが捕る。
 27分、中盤右から河原がすばやく前にパス、エリソンが走りこんで受け、利き足でない右でシュート、相手GKがはじいたところを脇坂がループシュートを狙ったが、相手GKに読まれる。
 28分、町田のカウンター。相手左WB相馬に突破され、中へ折り返されるが、丸山が防ぐ。しかしこぼれを相手FWオ・セフンにシュートされるが、わずかに枠の右で助かる。
 29分、エリソンがシュート、相手DF。
 30分、町田のカウンター。また相手左サイドを相馬がドリブル、今度は突破される前に河原がついて、ボールを蹴り出す。これで与えた相手左CKを相馬が蹴るが、ジェジエウがクリア。こぼれを拾われ、相手ボランチ下田にクロスを上げられるが、GK山口が捕る。
 31分、今度はジェジエウが負傷。実況の吉田アナが「春先のキャンプで傷めたのと同じ左ハムストリングを押さえています」と言う。ジェジエウは歩いてピッチを出る。フロンターレが二人目の交代。ジェジエウに代えて車屋を入れる。解説の南が「代わりに出てくる車屋もいい選手なのでフロンターレは選手層が厚い」。吉田アナが「フロンターレは交代二回を負傷対応で使ったので、あと一回しか交代できない」。
 34分、失点。相手MF林の左ロングスローからゴール前で混戦、相手DF岡村に蹴りこまれて1−1。前半のうちに追いつかれる。
 38分、相手左サイドから中山がクロス、こぼれを下田にシュートされるが枠の右。
 40分、フロンターレの右CK。三浦が蹴るが、最後は相手GK。
 45分、相手サイドから下田がクロス、佐々木が防ぐ。追加タイム5分。1−1でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 5分、町田の左CK。相馬が蹴るが、エリソンがクリア。
 6分、山本がペナルティーエリア手前からシュート、相手GKがはじいてフロンターレの左CK。今度は脇坂が蹴るが、相手DF。
 7分、河原からのパスを受けた山本がミドルシュート、枠の上。
 8分、失点。後半から右サイドに回った相馬がクロス、ニアに走りこんだ相手シャドー西村の低いヘディングシュートが決まり、1−2。逆転される。
 14分、下がってパスを受けたエリソンがドリブルでペナルティーエリア左に入り、強引にシュート、枠の上。
 20分、マルシーニョがドリブルでペナルティーエリア中央に入ってシュート、相手DF。
 22分、町田が二人同時交代。相馬に代えてパリ五輪代表だった長身FW藤尾、オ・セフンに代えて鍬山を入れる。
 25分、相手FW藤尾からのパスを受けた相手ボランチ下田がミドルシュート、枠の上。
 25分、フロンターレ三人同時交代。エリソンに代えて山田、家長に代えて伊藤、マルシーニョに代えて宮城を入れる。
 27分、右サイド深い位置から佐々木が折り返し、宮城がヘディングシュートするが、オフェンスファールをとられる。
 28分、追いつく。中央から脇坂が河原へパス、河原は山田につなごうとしたが、相手DFに当たる。こぼれを拾った河原がペナルティーエリアに入った付近からシュート、右下に決まる。2−2。
 29分、山本からのパスを受けた脇坂がペナルティーエリア内でシュート、相手DF。さらに左から宮城を入れたボールを山田が強引にシュート、相手DFが防いでフロンターレの左CK。三浦が蹴るが、誰にも合わずにゴール前を通過。
 32分、相手ボランチ下田のシュートを脇坂がクリアして町田の右CK。下田が蹴るが、車屋がクリア。さらにこぼれを相手右サイドから下田がクロス、相手FW藤尾がヘディングシュート、枠の左。
 34分、右サイドから山本がクロス、山田がシュート、相手DF。さらにペナルティーエリア右から伊藤が折り返し、左から入ってきた宮城がヘディングシュート、相手GK。
 36分、町田が三人目の交代。先頭に代えて白崎を入れる。
 37分、右サイドを佐々木が攻め上がり、ペナルティーエリアに入ってシュート、相手DFがはじいてフロンターレの右CK。これを脇坂が蹴り、こぼれを山田がシュート、枠の外。
 40分、相手左サイドからのクロスを右サイドの相手MF林におりかえされるが、三浦がクリアして町田の右CK。下田が蹴るが、GK山口が捕る。
 43分、相手右サイド林が左へパス、相手左MF中山がミドルシュート、枠の右で助かる。
 追加タイム6分。
 48分、町田が四人目の交代。西村に代えて沼田を入れる。
 49分、伊藤がペナルティーエリア手前からシュート、相手DF。
 50分、フロンターレの左CK。三浦が蹴り、ゴール前で混戦になるが、最後は相手DF昌子がクリア。
 直後に町田のカウンター。相手左サイドからクロスを入れられるが、何とかDF陣がクリアしたものの相手FW沼田のオフサイド。
 2−2でタイムアップ。互いに勝点1ずつを加え、町田は17として首位に浮上。フロンターレは15としたが、暫定6位に下降。
 首位だった鹿島は7位京都にホームで3−4と敗れ、勝点16のままで3位に後退。京都は7位のまま。4位だった広島が13位セレッソを2−1と下して暫定2位に浮上。セレッソは16位に下降。5位柏は12位ガンバに1−0で勝ち、4位に浮上。ガンバは14位に。さらに5位福岡が11位浦和レッズを1−0で破り、4位浮上。浦和は12位に。なんと最下位新潟がアウェイで14位神戸に1−0で勝ち、ついに初勝利。勝点7としたが最下位のまま。神戸は16位に後退。前日に19位マリノスはホームで15位ヴェルディと0−0で引分け、勝点7の19位のまま。ヴェルディは13位に。

フィギュアスケート (2025.3/29、4/5、)

世界選手権 ペア・アイスダンス (2025.3/25〜31 ボストン・アメリカ) 選手権

 <ペア>23組エントリー。日本からは三浦/木原組、長岡柚奈/森口澄士組。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。ペアは88.0点。フジ地上波ではSP放送なし。BSフジでは三浦/木原組のみ放送。
 5番滑走で長岡/森口組(19、23)。昨季全日本優勝。今季全日本2位、冬季アジア大会銅メダル、四大陸7位。曲は「Goodbye Yellow Brick Road」。振付はキャシー・リード。技術点23番目の24.82、演技構成点16番目の27.28、転倒の減点1、合計51.1でSP22位。フリーに進めず。
 20番滑走で三浦/木原組(23、32)。昨年銀メダル。今季。曲は「Paint It Black」。振付はシェイリン・ボーン。今までで一番よかった。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高く、レベル3で加点ほぼ2〜4。3Tは女性がアンダーローテーション。4LiとCCoSp、StSqは全てレベル4で加点3以上。うちStSqは速くて動きも合っており、加点ほぼ4〜5、4LiとCCoSpは加点3〜4。3FThは着氷後の伸びもあり、解説の高橋は「ほぼ完ぺきです」。最後のBoDsはレベル3だが加点3〜5。技術点最高の40.47、演技構成点も最高の36.1、合計76.57でSP1位。

 フリー。20組が進む。フジ地上波では三浦/木原組のみ放送。解説は高橋成美。BSフジでは上位3組放送。

 18番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。曲は「四季」より「冬」「夏」他。振付はマーク・ピレイ他。ここはジャンプがうまい。3Li以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点ほぼ4〜5。3T+2A+2A+SEQはピッタリで加点1〜3。3Sもきっちり成功、加点2〜3。3LoThも決め、加点3〜4。リフト二つとPCoSpはレベル4。うち5ALiは加点3〜5。FoDsはレベル2で加点1〜3。解説の高橋が「FoDsは一番難しい」。3SThも加点2〜4。ChSqはGOE+1.36。最後の3Liはレベル3でGOE-0.27。「時間がたりなくなった」。終わったとき、女性が氷の上で大の字に。技術点最高の74.92、演技構成点2番目の70.57、合計145.49でフリー1位、総合219.08で銀メダル。
 19番滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。痛恨の3連続ステップアウト。冒頭の3Twはレベル4で全紙背ほぼ2〜3。3T+2A+2A+SEQは、おそらく女性の第1がアンダーローテーション、第2もqマーク。しかし第3で男性がステップアウト。3Sは決め、全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のPCoSpは加点3〜4。3LoThはこらえた。3SThは全ジャッジが加点2〜3。FiDsはレベル2で全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.21。技術点4番目の66.99、演技構成点3番目の68.87、合計135.86でフリー3位、総合210.47で銅メダル。総合順位を見て、メダルを確定したので大いにホッとした感じ。
 最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。女性の衣装は真っ赤、男性は黒で胸に小さな紅薔薇。少し固かったのかスロージャンプが二つとも両足。冒頭の3Twは高くレベル3でGOE-2〜4。3T+2A+2A+SEQは第1がqマーク。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち5ALiと5RLiは加点3〜5、しゃがんだ姿勢から上げる4Liは加点3〜4。3LoThは両足。3Sはしっかり成功、全ジャッジが加点2〜3。3FThも両足。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。最後のChSqは男性のバタフライジャンプ、ダンスリフトなど行いGOE+1.64の高得点。技術点2番目の71.5、演技構成点最高の71.72、合計143.22でフリー2位、総合219.79、0.71の僅差で金メダル。最終順位が出ると、三浦が飛び上がった。これで五輪1枠確保(※五輪枠は、複数組で出た場合、SP落ちの組は18ポイント換算になる)。

 <アイスダンス>36組エントリー。日本からは吉田唄菜/森田真沙也組。フジではRD放送なし。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。アイスダンスは94.0点。
 10番滑走で吉田/森田組(21、24)。曲は「Be-Bop-a-Lula」他。振付はキャシー・リード。 技術点39.31、演技構成点28.38、合計67.69でRD22位。フリー進めず。

 フリー。20組が進む。BSフジでは上位2組を放送。解説は宮本賢二。
 19番滑走でギレス/ポワリエ組(加。33、33)。曲は「Air On the G String」「A Whiter Shade Of Pale」他。振付はラザグリアエフ他。すばらしかった。全要素に全ジャッジが加点ほぼ3以上。冒頭のRoLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点4〜5。ChAJは二つ目に風車の形もあり、どれも独特。GOE+2.96。OFTは男女ともレベル2で加点3〜4。MiStは女性レベル3、男性レベル2だが加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。ChStはますます音楽表現が進み、GOE+3.68の高得点。DSpはChStの最後の動きのまま続けて入り、レベル4に加点3〜4。ChSpはGOE+2.85。最後のCuLiもレベル4で加点ほぼ4〜5。要素が全体の流れに溶け込んでいて見逃しがち。技術点2番目の72.68、演技構成点も2番目の57.42、合計130.1でフリーも2位、総合216.54で2年連続銀メダル。
 最終滑走でチョック/ベイツ組(米。32、35)。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。シーズン当初とは見違えるように完成されてきた。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭のRoLiは加点4〜5。ChSpはGOE+3.68の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点4〜5。DSpとCuLiはレベル4。うちCuLiは加点4〜5。OFTは男女ともレベル3で加点3〜5。DiStも男女ともレベル3で加点4〜5。ChTwはGOE+1.9。ChStは加点+3.91の最高得点。最後のStaLiはレベル3だが加点4〜5。技術点最高の73.66、演技構成点も最高の58.22、合計131.88でフリーも1位、総合222.06で金メダル。

フィギュアスケート (2025.3/28、29、4/1,2,3,)

世界選手権 (2025.3/25〜31 ボストン・アメリカ) 選手権

 この世界選手権で、来年のミラノ五輪の枠が大部分決まる。男女シングルは出場各29人のうち24人、ペアは出場19組のうち16組、アイスダンスは出場23組のうち19組(残りは9月に北京で開催されるISU予選大会で決定)。3枠とるには、複数出場の場合上位2人が13ポイント以内、2枠とるには上位2人が14〜28ポイント以内。ただし五輪の枠は、世界選手権の枠取りとは異なり、複数で出場した場合は、全員がフリーに進まないと、最大でもフリー進出した選手数しか枠は取れず、SP落ちした分は予選会への挑戦権となる(2022北京五輪の枠取りから変更された)。なお、フリーで16位以下の選手のポイントは、一律16ポイント、SP落ちした選手は18ポイントで計算する(ISU Communication No.2696)。

 <男子シングル>39人エントリー。日本からは鍵山、佐藤駿、壷井。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。男子は104.0点。フジ地上波では、日本3人とマリニン、シャオイムファ、エイモズ、シャイドロフの7人を放送。解説は本田武史と宇野。
 20番滑走で壷井(22)。昨季全日本7位。今季全日本3位、四大陸5位。曲は「En Aranjuez Con Tu Amor」。振付はダナヒュー、川越正大。冒頭の4Sの予定がパンクして2Sとなり、無得点。要素を失う。大きな痛手。続く3Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。FCSpはレベル4。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マーク。StSqとあと二つのスピンはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜3。最後のCSSpもレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点29番目の35.49、演技構成点18番目の37.51、合計73.0でSP24位。ぎりぎりでフリーへ。

 32番滑走でエイモズ(仏。27)。昨年ファイナル6位。今季国内優勝、欧州選手権22位。「曲は「Everybody」に戻してきた」と実況アナは言うが欧州選手権もこれだったような。振付は本人。冒頭は4T+3Tを跳び、第1がqマーク。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く3Aは加点1〜5。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のStSqはよく体が動いていて加点4〜5。1.1倍になる3Lzは加点2〜3。CCoSpはレベル3で加点2〜4。技術点6番目の48.54、演技構成点3番目の45.09、合計93.63でSP4位。
 35番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。昨年14位。今季四大陸金メダル。曲はデューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。冒頭4Lz+3Tを楽そうに決め全ジャッジが加点2〜3。続く3Aは片手つき。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで4Tを決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点3番目の54.15、演技構成点10番目の40.62、合計94.77でSP3位。
 36番滑走で佐藤(21)。初出場。全日本7位、冬季ユニバ5位、冬季アジア大会5位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭で4Lzを成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4T+2Tは第1で片手つき。CSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Aも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル2でレベルは取りこぼしたが全ジャッジが加点ほぼ3。技術点5番目の6番目の48.98、演技構成点7番目の42.28、合計91.26でSP5位。

 37番滑走でシャオイムファ(仏。24)。昨年銅メダル。今季欧州選手権銅メダル。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。衣装の上衣はオフホワイト。冒頭を4Lzに戻したがアンダーローテーションで転倒。続く4T+3Tはなんとか決める。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、最後のCSSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ケガは完全に治ったわけではないらしい。技術点11番目の45.14、演技構成点5番目の43.08、転倒の減点1、合計87.22でSP9位。
 38番滑走で地元マリニン(米。20)。昨年初の金メダル。今季ファイナル、全米とも優勝。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。すごい歓声。冒頭の4Fは簡単に決め全ジャッジが加点3〜4。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のStSqはラズベリーツイストも入れ、加点4〜5、CCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところに何と4Lz+3Tを楽そうに入れ、全ジャッジが加点3〜4。FSSpはレベル3。技術点最高の64.21、演技構成点2番目の46.2、合計110.41は自己ベスト更新でSP1位。
 最終滑走で鍵山(21)。昨年銀メダル。今季全日本初優勝。冬季ユニバ優勝。冬季アジア大会銀メダル。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tは加点3〜5。続く4Sも加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aはやや傾いたが加点2〜4。ノーミスで終え、氷を何度もたたく。技術点2番目の60.03、演技構成点最高の47.06、合計107.09は今季最高でSP2位。

 フリー。24人が進む。フジ地上波では、最終グループの6人とSP24位壷井、SP10位チャ、SP9位シャオイムファの8人を放送。
 1番滑走で壷井(22)。曲は「道化師」。振付はスカリ。冒頭の4Sはスピード、高さが足りずにアンダーローテーションで転倒。次は二つ目の4Sを3Sに変更して全ジャッジが加点2〜3。3Aも決める。FSSpはレベル2と取りこぼし。StSqはレベル3。3A+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マーク。3Loは成功、全ジャッジが加点。あと二つのスピンはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.5。3Fも決め、全ジャッジが加点。技術点19番目の73.36、演技構成点23番目の70.9、合計143.26でフリー19位、総合216.26で21位。
 15番滑走でチャ(韓。23)。曲は「Balada para un Loco」。振付はシェイリン・ボーン。よかった。あまり顔は付いていないが、情感たっぷりに滑った。冒頭の4Sはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。次の4Tの予定が2Tに。3Lz+3Loはほぼ全ジャッジが加点2〜3。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。あく背は加点ほぼ2〜4。StSqとスピン三つはレベル4。うちStSqは加点2〜5、CCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+1Eu+3Sと3A+2A+SEQはいずれも成功、加点1〜3。ソロの3Fは加点2〜3。ChSqは曲を十分に表現してみせ、GOE+1.79。技術点6番目の93.22、演技構成点も6番目の86.11、合計179.33でフリー5位と挽回、総合265.74で7位。韓国はもう一人のキム・ヒョンヨンがSP26位で18ポイント換算となり、チャと合わせて25で五輪2枠。

 16番滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。すごい追い上げ。冒頭の4Lzはややこらえたが決めた。続く4T+3Tはまっすぐで全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Fは全ジャッジが加点3〜4。さらに3A+2A+SEQも成功、ほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜5、最後のCSSpは加点1〜4。1.1倍になるところで4Tと4S+1Eu+2Sを決める。ソロの4Tは全ジャッジが加点3〜4、3連続は加点1〜4。しかしソロの3Aがqマークで転倒。ChSqはGOE+2.07の高得点。技術点3番目の101.72、演技構成点5番目の87.54、転倒の減点1、合計188.26と猛追でフリー3位、総合275.48で4位。22番滑走のシャイドロフが滑るまで1位だった。

 最終グループ19番滑走でSP6位エガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。衣装は白と赤。まずジャンプ要素を7つ続ける構成。冒頭で4Tを決める。続く4S+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。次のソロの4Sは全ジャッジが加点2〜4。3A+2A+SEQ成功、ほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になるソロの3Aはこらえる。3F+1Eu+3Sも決める。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちFCSpとStSqは全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.71。技術点5番目の94.62、演技構成点12番目の78.02、合計172.64でフリー8位、総合263.03で9位。五輪1枠+予選チャレンジ権1確保。コーチたちもホッとした顔。
 20番滑走で佐藤(21)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。よくやった。冒頭の4Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4Fはeマークだが下りた。4T+3Tはしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの4Tはステップアウトに両手つき、転倒扱い。1.1倍になる3A+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQもほぼ全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Loも決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。CSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.5。終わったとき、珍しく何度もガッツポーズ。技術点4番目の98.39、演技構成点9番目の81.91、合計179.3でフリー6位、総合270.56で6位。
 21番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人。ほぼノーミス。冒頭の4T+2Tはこらえた。続くソロの4Tはきれいに決め、ほぼ全ジャッジが加点。3Lzもなんとか決める。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜5、あと二つのスピンは加点2〜3。StSqはレベル3だが、全ジャッジが加点4〜5。1.1倍になるソロの3Aは高さもあり、全ジャッジが加点3〜4。3T+1Eu+3Sはなんとか決める。ソロの3Fはeマーク。真骨頂のChSqはGOE+2.36の高得点。技術点8番目の88.51、演技構成点3番目の90.38、合計178.89でフリー7位、総合272.52で5位。シャオイムファと合わせて9ポイントでフランスは五輪2枠+予選チャレンジ権1枠確保。

 22番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。四大陸よりよかったと思う。金メダルで自信がついたか。全要素に全ジャッジが加点。冒頭で大技3A+1Eu+4Sを決め、加点3〜5。さらにソロの4Lzと4Tを成功、いずれも加点2〜4。ソロの3Loは加点1〜3。FCSpはレベル3で加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4でいずれも加点2〜3。1.1倍になる4T+3Tは加点2〜4。3Lz+2A+SEQは加点1〜3。ソロの3Lzも加点2〜3。StSqはエッジがやや浅く、レベル2だが加点ほぼ2〜4。ChSqは+1.29。技術点2番目の110.17、演技構成点8番目の82.53、合計192.7でフリー2位、総合287.47で銀メダル。五輪1枠と予選チャレンジ権1枠獲得。
 23番滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。突然の乱調。冒頭の4Fの予定がパンク、2Fに。4Sはステップアウト。4T+2Tは決め、全ジャッジが加点2〜4。3A+1Eu+3Sも成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはフラメンコの動きを表現し、加点4〜5、CCoSpは加点3〜5。しかし、1.1倍になる4Tで転倒。ソロの3Aは全ジャッジが加点1〜4。しかし3F+1Tとなる。ChSqはGOE+1.86。技術点12番目の84.45、演技構成5番目の点87.65、合計171.1でフリー10位だが、総合278.19で銅メダル。6位の佐藤と合計9ポイントで五輪3枠確保。キスアンドクライで指を3本立てて確認していた。枠取りがそこまで重圧だったのか。
 最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。衣装は黒地に赤い飾り。冒頭で簡単そうに4Fを跳び、全ジャッジが加点3〜4。続く4Aはqマーク。4Lzはいつもより気合を入れて飛び、全ジャッジが加点3〜4。課題の4Loも全ジャッジが加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になるところで4Lzからの連続ジャンプの予定が2Lzに。4T+1Eu+3Fとリカバリーするが第1がqマーク。4S+3A+SEQも決める。StSqはラズベリーツイストも入れ、レベル3だが全ジャッジが加点4〜5。ChSqはGOE+2.5の高得点。技術点ダントツの116.91、演技構成点2番目の91.24、合計208.15でフリーも1位、総合318.56で金メダル。アメリカも3人ともフリーに進んだので、マリニンと8位のJ.ブラウン合計9ポイントで五輪3枠獲得。

 <女子シングル>33人エントリー。日本からは坂本、千葉、樋口。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。女子は90.0点。フジ地上波では、日本とアメリカの3人ずつ、キム・チェヨン(韓)を放送。解説は荒川。
 18番滑走でリウ(米。19)。2022年銅メダル。ここ2年は引退。今季全米2位、四大陸4位。曲は「Promise」。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の3F+3Tは加点2〜3。続く2Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzもきれいに成功、加点2〜3。応援を力にして滑っていた。技術点最高の40.8、演技構成点4番目の33.78、合計74.58は自己ベスト更新でSP1位。

 21番滑走で樋口(24)。2022年11位。昨季全日本12位。今季全日本3位、四大陸5位。曲は「デューン砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはきれいに成功、加点ほぼ3。続く3Lz+3Tも決め、加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは思い切り曲を表現して加点ほぼ4〜5。最後のSSpは加点ほぼ3。1.1倍になる3Fも成功、加点2〜3。ノーミスで終え、すばらしい。技術点2番目の39.71、演技構成点6番目の32.39、合計72.1でSP4位。
 26番滑走で千葉(19)。昨年7位。今季全日本4位、冬季ユニバ銀メダル、四大陸6位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。スピードにのり、よく動けていた。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは加点4〜5、CCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fも成功、加点3〜4。StSqはレベル3だが加点3〜4。終わったとき片手ガッツポーズ。技術点3番目の39.34、演技構成点2番目の34.1、合計73.44は自己ベスト更新でSP2位。試合後のインタビューでは「楽しめた」と言っていた。

 30番滑走でグレン(米。23)。昨年10位。今季全米2連覇。曲は「This Time」。振付はウィーバー他。見るからに緊張していた。冒頭の3Aは軸が傾き、qマークで転倒。解説の荒川が「いつもより締め方が弱くて軸も傾いて回り切れなかった」。続く3F+3Tは力強く決め、全ジャッジが加点2〜4。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Loはしっかり成功。あと二つのスピンはレベル4。うちLSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の35.91、演技構成点5番目の32.74、転倒の減点1、合計67.65でSP9位。

 31番滑走でレヴィト(米。18)。曲は「Moon River」。振付は。全米は足の怪我で欠場したが、戻ってきた。冒頭の3F+3Tはしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、FCSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lzが!マーク。いつもながらポーズが絵になる。技術点4番目の39.27、演技構成点3番目の34.06、合計73.33でSP3位。
 32番滑走で坂本(24)。昨年3連覇。今季全日本4連覇、冬季アジア大会銀メダル。曲はピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。緊張していた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはいつもながら幅があり加点4〜5。続く3Lzも加点2〜3。スピン二つはレベル4で、加点ほぼ3〜4。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは大きく動いて加点ほぼ4。1.1倍になるところで2F+3Tになる。第1の踏切が変で2回転になったものの、何とか3Tを付けて要素を満たした。 技術点9番目の35.99、演技構成点最高の35.04、合計71.03でSP5位。
 最終滑走でキム・チェヨン(韓。18)。昨年銅メダル。今季国内初優勝、冬季アジア大会金メダル、四大陸金メダル。曲は「トロン: レガシー」。振付はブノワ・リショー。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tの第2がアンダーローテーションで両足、両手もついた。転倒扱い。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpとStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点3。技術点11番目の34.81、演技構成点7番目の31.86、転倒の減点1、合計65.67でSP11位。

 フリー。24人が進む。欧州選手権フジ地上波では最終組の6人とSP9位のグレンを放送。解説は荒川。
 16番滑走でグレン(米。23)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。冒頭で3A成功。続く3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2Tは第1がqマーク。3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちこんひは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQの予定の第2が1Aに。全ジャッジが加点1〜3。次も婦のの予定が2Fに。!マークも。3Loはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スパイラルなど行ったChSqはGOE+1.71と高得点。技術点4番目の70.21、演技構成点4番目同点の67.79、合計138.0でフリー4位と挽回、総合205.65で5位。

 最終グループ19番滑走でスキーザス(加。22)。曲は四大陸から「The Butterfly Lovers Concerto」に変更。振付はアリソン・パーキス。衣装は鮮やかなピンクで上半身に白い飾りがたくさん。冒頭は連続3回転の予定が2Lz+3Tに。続く3Fと3Lo、3Sは決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpとStSqはレベル3.うちCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで3Lz+2Tの予定を3T+2Tに変更。3Lo+2A+2T+SEQは成功。あと二つのスピンはレベル4。ChSqはGOE+1.07。ソロの2Aも決める。技術点13番目の60.76、演技構成点11番目の60.85、合計121.61でフリー11位、総合190.79で11位。カナダは五輪1枠確保。
 20番滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。よかった。冒頭の2Aは幅があり、全ジャッジが加点4〜5。続く3Lzは全ジャッジが加点ほぼ3。2A+1Eu+3Sの第3はアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはスピードもあって曲をよく表現して加点3〜5、スピン二つも加点2〜4。ソロの3Fは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第2がqマーク。3Lz+2Tも決める。ChSqはGOE+1.5。3Lz+2Tとソロの3Loは全ジャッジが加点2〜4。全てのジャンプを集中して跳びきった。終わる前から観客が立ち始め、大歓声。技術点2番目の74.89、演技構成点最高の72.06、合計146.95でフリー2位と追い上げ、総合217.98で銀メダル。66年ぶりの4連覇は消えたが、最後にリウと抱き合って祝福。
 21番滑走で樋口(24)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。衣装は青紫。冒頭の2Aは余裕がありきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3Loは全ジャッジが加点ほほ2〜3。CCoSpは第1姿勢で少し軸が揺らいでレベル3。ソロの3Sは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQを決め、全ジャッジが加点2〜3。しかし二つ目の3Loがダウングレードで第2付けられず繰り返しの違反に。3F+2Tとして連続ジャンプはリカバリー。あと二つのスピンとStSqはすばらしく、レベル4に全ジャッジが加点。うちStSqは顔の表情も動きのメリハリもあり、加点4〜5。大きなミスなく終え、技術点6番目の65.84、演技構成点も6番目の66.64、合計132.48でフリー6位、総合204.58で6位。いい演技にグリーンルームの坂本も感涙。

 22番滑走でレヴィト(米。18)。曲は「Liebestraum」。振付はクズネツォワ他。モスグリーンの衣装に肩から胸元には白い花の飾りがたくさん。冒頭の3F+3Tで転倒。解説の荒川が「軸が外へ傾いてしまった」。3Lo、3S、2Aは決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3F+2A+SEQは加点ほぼ3〜4。3Lz+2T+2Loは第1に!マーク。ソロの3Lzも!マークとqマーク。ChSqは美しく、GOE+1.79の高得点。技術点5番目の69.72、演技構成点4番目同点の97.79、転倒の減点1、合計136.51でフリー5位、総合209.84で4位。
 23番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。笑みを貼り付けているような顔が硬かった。冒頭の3F+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点3〜4。次の3Sはアンダーローテーション。3Loと2Aは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.57と高得点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは滑らかによく動いて加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは加点2〜5、FCCoSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2T+2Loの3連続は第1がアンダーローテーション。3Fは全ジャッジが加点2〜3。ほぼノーミスで終え、技術点3番目の73.53、演技構成点も3番目の68.27、合計141.8でフリー3位、総合215.24は自己ベスト更新で初の銅メダル。これで日本は余裕で五輪3枠獲得。
 最終滑走でリウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金色。全くリラックスして見えた。楽しそうに堂々と滑っていた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点2〜4。続く3Lz+3Tは加点2〜3。3Sは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、あとスピン二つは加点3〜4。ソロの3Loは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQと3F+2Tは加点2〜4。ソロの2Aは加点1〜3。全てのジャンプに回転不足なし。ChSqはGOE+1.57の高得点。もちろん観客は総立ち。誰が見ても文句のない圧勝だった。技術点最高の78.27、演技構成点2番目の70.12、合計148.39は自己ベスト更新でフリーも1位、総合222.97も自己ベスト更新で金メダル。キスアンドクライではコーチたちも大喜び。アメリカも五輪3枠確保。

フィギュアスケート (2025.3/25、29、4/4,5)

フィンランディア杯 ペア・アイスダンス (2024.11/14〜17 ヘルシンキ) GPシリーズ第5戦

 <ペア>8組エントリー。日本からは長岡/森口組。地元からファーナネン/クレリッチ組。その他、ステラトデュデク/デシャン組(加)、ジラルディ/アンブロジーニ組(伊)組、パブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン)、チャン/ハウ組(米)、ウィリアム/ルワー組(米)など。ゴルベワ/ジョトプロスムア組(豪)は欠場か。
 1番滑走で長岡/森口組(19、22)。急きょ出場。今季NHK杯7位。曲は「Goodbye Yellow Brick Road」。振付はキャシー・リード。冒頭の2Twはしっかりキャッチできてレベル3に全ジャッジが加点1〜3。3Loは女性が前向きでダウングレード、ステップアウト。3LoThは両手付き。4Liはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。しかしBoDsがレベルB。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。最後のFCCoSpはレベル4だが、ずれたためGOE-3〜0。技術点8番目の51.75、演技構成点6番目の26.8、合計51.75でSP8位。
 4番滑走でローラン/エチエ組(加。22、24)。昨季四大陸8位、世界選手権15位。今季CSジョン・ニックス国際4位。曲は「Separate Ways」。振付はポール・ボル。冒頭の3Twはよかったと思ったがレベル1。3Sは成功、全ジャッジが加点1〜3。3LoThも決め、全ジャッジが加点。BoDsとStSqはレベル2だが全ジャッジが加点。4Liと最後のCCoSpはレベル4。うちリフトは全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の32.81、演技構成点5番目の27.64、合計60.45でSP4位。
 5番滑走でチャン/ハウ組(米。27、28)。今季スケートカナダ5位。曲は「Give Me Love」。振付はガニチェワ。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3FTh成功、全ジャッジが加点2〜3。3Tは二人がずれ、どちらかがダウングレード。BoDsはレベル2。4LiとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし最後のCCoSpで男性が初めのキャメルでよろけて足をついてしまい、無得点。技術点5番目の29.52、演技構成点3番目の29.41、合計58.93でSP5位。

 6番滑走でパブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。20、25)。今季スケートアメリカ5位。曲は「Kiss」他。振付はエフドキモア。女性の衣装は濃いピンク。男性の衣装は派手な花?模様。冒頭の3Twレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3Tはqマーク。3FThはきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。4LiとBoDs、最後のCCoSpはレベル3。BoDsとStSqの間のつなぎで女性がスタンブル。StSqはレベル4だがGOE-3〜1。スタンブルは要素のうちだったのか。技術点3番目の33.79、演技構成点4番目の28.5、時間超過の減点1、合計61.29でSP3位。
 7番滑走でジラルディ/アンブロジーニ組(伊。25、31)。今季フランス杯3位。曲は「El Tango De Roxanne」。振付はラノッテ他。フランス杯よりずっとよかった。衣装は二人とも黒でラテンの雰囲気がたっぷり。冒頭の3Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。ソロジャンプは2A成功。ニースライドから入る3FThは全ジャッジが加点1〜3。女性が男性の肩に跨ってから上がる4Liはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。BiDsとStSq、最後のCCoSpはいずれもレベル3.うちBoDsはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の35.75、演技構成点も2番目の31.68、合計67.43でSP2位。
 最終滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)。昨季四大陸、世界選手権とも金メダル。今季スケートカナダ優勝。曲は「Crazy In Love (remix) 」。振付はジュリー・マルコット。別格だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはすごく高くて加点ほぼ3。3Tも高く決め、加点1〜3。4LiとCCoSp、StSqと最後のBoDsはいずれもレベル4。うちリフトは加点3〜5、CCoSpとBoDsは加点2〜4。3LoThも決め、加点3〜4。技術点最高の41.7、演技構成点も最高の34.19、合計75.89でSP1位。

 フリー。
 1番滑走で長岡/森口組(19、22)。曲は継続の「Space Table Symphony」。振付はキャシー・リード。冒頭の2Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2A+2A+SEQは距離が近く、全ジャッジが加点1〜3。リフト二つとPCoSpはレベル4.うち5ALiは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、4Liは全ジャッジが加点1〜4。3Tも成功、全ジャッジが加点2〜3。FiDsと5RLiはレベル3で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点2〜4。3LoThはひざでこらえた。ChSqはGOE+0.71。3SThは両足。技術点2番目の64.27、演技構成点6番目の55.78、合計120.05は自己ベスト更新でフリー3位、総合171.8で6位。
 4番滑走でチャン/ハウ組(米。27、28)。曲は「イオチサロ」。振付はガニチェワ。冒頭の3連続は3T+2A+2A+SEQの予定だったが、女性の第2が1Aになったので3T+1A+SEQに。続く3Sは二人とも2Sに。3Twはレベル3で全ジャッジが加点。3FThは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。FiDsとリフト二つ、PCoSpはいずれもレベル3で全ジャッジが加点1〜3。3LoThはタッチあり。5RLiはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜3。ChSqはスパイラルやダンスリフトを行い、GOE+1.21。技術点5番目の57.21、演技構成点4番目の58.26、合計115.47でフリーも5位、総合174.4で5位。
 5番滑走でSP4位ローラン/エチエ組(加。22、24)。曲は「Elevation」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Twはなぜかレベル1でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3S+1A+2A+SEQは成功。3Loは男性がqマーク。リフト二つはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3LoThは決め、全ジャッジが加点。ChSqは何をやったか印象が薄くGOE+0.5。3SThは全ジャッジが加点ほぼ2。5RLiとPCoSpはレベル3。うち最後のPCoSpは全ジャッジが加点。FiDsはレベル2。終わったとき女性はガッツポーズ。技術点4番目の62.61、演技構成点5番目の55.51、合計118.12でフリーも4位、総合178.57で4位。

 6番滑走でパブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。20、25)。曲は「Pirates of the Caribbean」。振付はラノッテ。痛恨のリフト失敗。冒頭の3Twは高く、レベル4で全ジャッジが加点1〜3。3T+2A+2A+SEQも成功、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。3FThは全ジャッジが加点2〜3。3Sも二人のタイミングがぴったりで全ジャッジが加点2〜3。5ALiとFoDsはレベル3。3LoThも決める。しかし5RLiは上げきれず。無得点。4Liはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.71。最後のPCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。技術点3番目の63.69、演技構成点も3番目の59.23、合計122.92でフリーも2位、総合184.21で2位。
 7番滑走でジラルディ/アンブロジーニ組(伊。25、31)。曲は「ドラキュラ」より「The Brides」他。振付はダニエル・アジャーノ他。冒頭の3対はレベル2。3Sはqマークで男性が転倒。2A+2A+1A+SEQの3連続の予定だったが、女性の第2が1A、第3はAだったので2A+1A+SEQに。リフト三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち3Liはほぼ全ジャッジが加点2〜3。BiDsはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。3FTh、3LoThとも片手付き。最後のPCoSpはレベル3でVマークだがほぼ全ジャッジが加点。技術点7番目の53.75、演技構成点2番目の61.41、転倒の減点1、合計114.16でフリー6位、総合181.59で3位。
 最終滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)。曲は「Siren's Song」「The Blue Planet」他。振付はジュリー・マルコット。女性の衣装は青や緑が多く、地球をイメージしているのかも。男性の衣装は黒に光る細かいビーズ。少し調子が悪い感じ。冒頭の3Twは高く、レベル4に全ジャッジが加点2〜4。3T+1A+2A+SEQも決める。つなぎにダンスリフトが入った後のソロジャンプは2Sに。リフト三つとPCoSpはレベル4はほぼ全ジャッジが加点。うちリフト三つはいずれも加点2〜4。3LzThはステップアウト。滑り出す前に転倒。めずらしい。ChSqはGOE+0.71。3LoThはややこらえたようだが全ジャッジが加点2〜3。最後のFoDsはレベル3で全ジャッジが加点。技術点最高の66.66、演技構成点も最高の65.89、転倒の減点1、合計131.55でフリーも1位、総合207.44で優勝。ファイナルへ。

 <アイスダンス>10組エントリー。フィンランド地元からはトゥルッキラ/フェルスルイス組、折原/ピリネン組。その他ギレス/ポワリエ組(加)、フィアー/ギブスン組(英)、タシュレロワ/タシュラー組(チェコ)、イム/クァン組(韓)、ジンガス/コレズニク組(米)など。
 3番滑走でブラウン/ブラウン組(米。20、22)。今季スケートカナダ6位。曲は「Get Up Offa That Thing」。振付はアグノエル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは途中、2人が氷上で水平開脚など行い、男女ともレベル2で加点2〜3。SqTwは男女ともレベル3で加点2〜3。PStはレベル2で加点1〜3。RoLiはレベル4で加点2〜4。ChRSはGOE+4.07。技術点5番目の41.53、演技構成点6番目の31.82、合計73.35は今季最高でRD5位。しかしフリー9位で総合8位。
 4番滑走で地元折原/ピリネン組(フィン。24、29)。今季NHK杯6位。曲は「Disco Inferno」他。振付はスカリ。女性の衣装は鮮やかなピンクのパンツスーツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは男女ともレベル2で加点ほぼ2。RoLiはレベル4で加点1〜4。PStはレベル1で加点1〜3。最後のChRSは「YMCA」の曲にのってノリノリで滑り、GOE+4.93。技術点7番目の41.21、演技構成点も7番目の31.35、合計72.56でRD8位。7位とは0.02の僅差。

 5番滑走でジンガス/コレズニク組(米。22、23)。今季スケートカナダ5位。曲は「Jive Talking」他ビージーズ・メドレー。振付・コーチともシュピルバンド。女性の衣装は黄色。男性の上衣は青で金色の細い衿。ツイズルでミス。スピードがあった。冒頭のPStはレベル2で全ジャッジが加点2〜3。MiSt女性レベル1、男性レベル2だが全ジャッジが加点2〜4。SqTwは女性が足をついてしまいレベル1、男性はレベル4。RoLiはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のChRSはGOE+4.71。技術点8番目の39.99、演技構成点5番目の32.73、合計72.72でRD6位。
 7番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。22、25)。今季スケートカナダ4位。曲は「Hot Stuff」他。振付はマッテオ・ザンニ他。二人とも上衣は濃い紫。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル3で加点2〜4。MiStは男女ともレベル2で加点加点1〜4。CuLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル2でほぼ全ジャッジが加点。最後のChRSはGOE+4.93.技術点4番目の42.38、演技構成点も4番目の33.12、合計75.5は今季最高でRD4位。

 8番滑走で地元トゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。30、30)。昨季欧州選手権6位、世界選手権10位。今季CSブダペスト杯3位。曲は「I Got You」他。振付はスカリ。女性の上衣は淡いピンク、スカートは白地に黒の水玉。男性のスボン吊りはピンク。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。PStはレベル2で加点ほぼ2〜3。MiStは男女ともレベル2で加点2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSはGOE+4.93。技術点3番目の44.3、演技構成点も3番目の34.01、合計78.31は今季最高でRD3位。
 9番滑走でギレス/ポワリエ組(加。32、33)。今季スケートカナダ優勝。曲は「I Get Around」他。振付はクレニアン。女性の衣装は白とピンクの縞と格子柄。男性の上衣は山吹色と白の太い縞、ズボンは山吹一色。海辺のリゾートの雰囲気。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiSt男女ともレベル4で加点3〜4。SqTwは女性レベル3、男性レベル4で加点1〜4。PStはなぜかレベル1だが加点3〜4。RoLiはレベル4で加点ほぼ4。最後のChSqはGOE+6.21の最高得点。技術点最高の47.59、演技構成点も最高の37.06、合計84.65でRD1位。
 最終滑走でフィアー/ギブスン組(英。25、30)。今季スケートアメリカ優勝。曲は「Le Freak」他。振付はアグノエル他。女性の衣装はグレーがかった紫で前身頃とスカート裾に金のキラキラビーズ。男性はベージュのスーツとクリームイエローのシャツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点3〜5。PStはレベル1だが加点は2〜4。MiStは男女ともレベル2で加点で加点1〜4。ChRSはGOE+5.79の高得点。最後のRoLiはレベル4に加点3〜5。技術点2番目の45.99、演技構成点も2番目の36.04、合計82.03でRD2位。

 フリー。
 3番滑走で地元折原/ピリネン組(フィン。24、29)。曲は「コーラスライン」より「Opening: I Hope I get It」他。振付はパーキネン。女性の衣装は淡いベージュ。男性のズボンは白黒の細い縦縞にズボン吊り。シャツは黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSyTw女性レベル4、男性レベル3で加点2〜3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。ChAJはGOE+2.49。OFTは女性レベル2、男性レベル1だが加点ほぼ2〜3。StaLiとDSpはレベル4でいずれも加点2〜3。CiStは男女ともレベル2で加点2〜3。ChStは「コーラスライン」のメインテーマにのって元気よく、GOE+3.32。最後のChLiは女性が男性の肩に腰かける形でGOE+2.02。技術点6番目の63.16、演技構成点も6番目の47.92、合計111.08でフリー6位、総合183.64で6位。
 4番滑走でSP7位ペイト/バイ組(米。24、26)。曲は「Prince Igor: Polovtsian Dances」。振付はカメレンゴ、シュピルバンド。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のChSlはGOE+1.78。DSpはレベル4に加点2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点2〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点1〜3。SeStは女性レベル2、男性レベル1でほぼ加点1〜3。ChAJとChStはいずれもGOE+1.78。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点8番目の60.63、演技構成点7番目の47.14、合計107.77でフリー7位、総合180.35で7位。

 5番滑走でジンガス/コレズニク組(米。22、23)。曲は「Epilogue」他。振付はブノワ・リショー。女性の衣装は淡い紫、男性の衣装は濃い紫。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ3〜4。DSpとリフト三つはレベル4。うちDSpとStaLiは加点2〜4、RoLiは女性が頭を下にのけぞる形で、加点3。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点2〜3。最後にコレオ要素三つ。うちChStはGOE+2.49、ChLiとChSlはいずれもGOE+2.73。技術点2番目の66.68、演技構成点5番目の50.88、合計116.76でフリー3位、総合189.48で5位。
 7番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。22、25)。曲は「Porcelain」。振付はカメレンゴ他。衣装は二人とも白地に紺のスジ模様。全要素にほぼ全ジャッジが加点。速さが戻ってきた。冒頭のCuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。OFTは男女ともレベル2で加点3〜4。SeStは女性レベル1、男性レベル2で加点2〜3。SlLiは得意の女性が男性の左靴に両手をついて倒立する形でレベル4に加点2〜4。SyTwはスピードもあり男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。ChLiはGOE+2.13。DSpはレベル4で加点2〜3。ChStはGOE+2.37、最後のChSlはGOE+2.02。技術点5番目の64.37、演技構成点4番目の50.56、合計114.93でフリー5位、総合190.43で4位。

 8番滑走で地元トゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。30、30)。曲は「Bewitched」他。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは男女ともレベル2で加点2〜3。CuLiはレベル4で加点3〜4。SyTwは女性レベル4、男性レベル2だが加点2〜3。DiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。RoLi+StaLiの連続リフトはRoLiがレベル4、StaLiがレベル3で加点3〜5。タンゴのらしい足さばきのChAJはGOE+2.96。ChLiは男性の肩足の靴の縁に女性が曲げた片足を載せる形で、GOE+3.44の高得点。DSpはなぜかレベル2で加点ほぼ2〜3。最後のChSlはGOE+2.85。技術点3番目の65.85、演技構成点も3番目の52.44、合計118.29でフリー2位、総合196.6で3位。
 9番滑走でフィアー/ギブスン組(英。25、30)。曲は「Halo」他。振付はシュイナール他。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のChSpはGOE+2.49。SeStは女性レベル3、男性レベル1だが加点2〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。ただし時間超過。DSpはレベル4で加点3〜4。ChTwはGOE+2.61。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点2〜4。ChStはGOE+3.2。最後のStaLiはレベル4で加点ほぼ4〜5。技術点最高の68.35、演技構成点も最高の53.84、リフト時間超過の減点1、合計121.19でフリー1位、総合203.22で優勝。
 最終滑走でギレス/ポワリエ組(加。32、33)。曲は「Air On the G String」「A Whiter Shade Of Pale」他。振付はラザグリアエフ他。まさかの転倒。女性の衣装は淡いベージュで上身頃前面と首に、銀の地にえんじの大きめビーズ。男性の遺書はえんじの上下で背中に大きな窓。冒頭のRoLi+RoLiの連続リフトは回転の向きが逆で、いずれもレベル4で加点4〜5。ChAJの一つ目は背中合わせに背負う形で、GOE+0.95。OFTは最初はワルツのように向かい合わせにステップを踏み、男女ともレベル2で加点3〜4。MiStは女性レベル3、男性レベル2だが加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4だが、出たところで突然男性が転倒。GOE-0.42。いやービックリした。ChStはGOE+2.49。DSpはレベル4で加点2〜4。ChSpはGOE+2.85。最後のCuLiはレベル4加点3〜4。技術点4番目の64.58、演技構成点2番目の52.56、転倒の減点1、合計116.14でフリー4位、総合200.79で2位。キスアンドクライで男性はずっと浮かない顔。

サッカー短評 (2025.4/2)

川崎フロンターレvs.湘南ベルマーレ 2対0 (2025.4/2 U等々力) 第8節

 開幕戦以来のホームでのリーグ戦勝利で今季初の2連勝。勝点11同士の4位と9位の神奈川対決。前半はベルマーレにだいぶ押し込まれる場面もあり、0−0で折り返した。後半5分、長谷部監督がネジを巻き、全体のギアを上げてパスをつないで攻め込み、マルシーニョがペナルティーエリア左から折り返し、受けた河原が短くドリブルしてパス、走りこんだ脇坂のトラップがやや大きくなり相手DFが触ったが、跳ね返りを体ごと滑り込んで押し込んだ。その後も追加点をねらったが、14分の橘田のシュートがバーに当たったり、前半40分にもマルシーニョのシュートが右ポストに当たって、相手GKの所に跳ね返ったりがあった。45分、後半37分に入った宮城がドリブルでしかけ、ペナルティーエリアで倒され、PK獲得。これを自分で決めて追加点。追加タイム5分が8分に伸びたが、無失点で逃げ切った。気温は11.9度、湿度58%。日中の雨はあがった。観客21392人。平日ナイターだがよく入ったと思う。主審は今村さん。VARは池内さん。DAZN解説は佐藤悠介さん、実況は野村アナ。
 先発は3人入替え。GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。橘田と河原のダブルボランチ(林陵平が好きな「ダブル・カンテ」)。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップ山田。ベンチに際、山本、瀬川など。大島はベンチ外。
 ベルマーレは3-1-4-2。先発は4人入替え。鈴木章斗と福田翔生のツートップ。シャドーに小野瀬と池田。奥野のアンカー。左右のWBに松村と元フロンターレの鈴木雄斗。DF鈴木淳之介、キム・ミンテ、舘。GK元フロンターレの上福元。キャプテンはFW鈴木章斗。山口監督は5年目か?。
 ベルマーレで開幕3連勝と好スタートをきったが、ここ2試合は連敗して9位。フロンターレは中三日で7連戦の2戦目。前節勝って4位として、今季初の連勝をねらう。
 2分、佐々木のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。3分、左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴り、河原がヘディングシュート、枠の右。
 13分、伊藤がドリブルでペナルティーエリア右に入ってシュート、相手GK。
 17分、ベルマーレのカウンターになりそうだったため、三浦が相手選手を後ろから倒してイエローカード。
 24分、脇坂がペナルティーエリア手前から思い切りよくミドルシュートをうつが、相手GK。
 26分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを橘田が鋭くミドルシュート、相手DF。
 28分、マルシーニョをファールで止めた相手右SB舘にイエローカード。
 29分、山田がペナルティーエリア中央でシュート、相手GK。
 ここまでフロンターレは左ウイングのマルシーニョにロングフィードを入れることが多く、相手右SB舘に読まれて通らないことも多い。中央の山田へのフィードも相手CBキムにはばまれて収まらず。しかも右サイドからは、初めに佐々木が攻撃参加した後は攻められず。30分以降はベルマーレに攻め込まれる場面も増えた。
 31分、相手MF池田にペナルティーエリア右からシュートされるが、丸山が防いで相手右CK。松村が蹴るが、GK山口が防ぐ。こぼれを拾われ、相手ボランチ奥野がペナルティーエリア手前からシュート、枠の上。
 34分、フロンターレの右FK。脇坂が直接ねらうが枠の外。
 40分も橘田からのパスを受けたマルシーニョがシュート、右ポストに当たって跳ね返ったところに飛び出した相手GKがいて捕る。惜しかった。
 43分、三浦がファールで止められ、左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手DF。
 45分、相手GKのロングフィードのこぼれを相手FW福田にシュートされるが、DF陣が防ぐ。
 0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 2分、相手FW福田がペナルティーエリア左からシュート、DF陣が防ぐ。3分、相手CK。ショートコーナーからクロスを入れられるが、これも防ぐ。
 5分、先制。三浦が左サイドからクロスを入れるが、合わず。さらにこぼれを拾って河原が左から折り返し、脇坂が走りこんで押し込む。1−0。脇坂は変なゴールパフォーマンスを披露。実況のアナが「きれいなゴールではないが、フロンターレが先制」。
 8分、フロンターレの右CK。三浦が蹴るが、相手DF。
 14分、橘田のミドルシュートはバーに当たる。先制してから、ボールを落ち着いて回せるようになり、橘田の攻撃参加が増えてきた。
 16分、ベルマーレが二人同時交代。松村に代えて畑、鈴木雄斗に代えて藤井を入れる。左右のWBを二人とも代える。フロンターレも二人同時交代。山田に代えてエリソン、高井に代えてケガ明けのジェジエウを入れる。
 19分、マルシーニョからの折り返しを橘田がダイレクトでシュート、枠の左。
 26分、ベルマーレが左右のサイドから攻撃をしかける。最後は相手右サイドから舘がクロスを上げるが、GK山口が捕る。
 27分、マルシーニョが相手ボールをカット、脇坂からエリソンへと渡り、エリソンがシュートするが、相手DF。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
 28分、相手GK上福元のスローからベルマーレのカウンター。ペナルティーエリア内の相手FW福田にスルーパスが通るが、全員で戻って防ぐ。
 29分、フロンターレが三人目の交代。伊藤に代えて家長を入れる。ベルマーレも二人同時交代。FW鈴木章斗に代えてFW小田、右シャドー池田に代えてFW石井を入れる。鈴木章斗はキャプインマークをキム・ミンテに巻いていた。
 31分、中盤相手右サイドでベルマーレのFK。小野瀬が蹴るが、DF陣が防ぐ。35分、相手左WB畑にドリブルからクロスを入れられるが、三浦がクリア。
 37分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、脇坂に代えて大関を入れる。大関はボランチに入り、橘田が一列上がる。脇坂はキャプテンマークを丸山に巻く。
 39分、相手右WB藤井がドリブルからクロスを上げるが、家長がクリア。さらに攻撃参加した相手CBキムからのパスを受けた相手FW福田がペナルティーエリア中央からシュート、枠の上。
 40分、ベルマーレの右CK。小野瀬が蹴り、ゴール前で混戦になるが、最後はGK山口が捕る。
 43分、丸山からのパスを受けた宮城がペナルティーエリア左に入って折り返し、河原がミドルシュート、惜しくも相手GK。これで得たフロンターレの右CKを宮城が蹴り、エリソンがヘディングシュート、これも相手GK。こぼれを丸山がシュート、枠の右。
 45分、ロングボールをエリソンが競ったこぼれを大関がミドルシュート、相手DF。
 追加タイム5分。45分、家長からのパスを受けた宮城がドリブルで突破をしかけ、相手MF藤井に倒されPKを獲得。これを宮城が自ら無右下に決めて2−0。
 48分、ベルマーレが五人目の交代。右SB舘に代えてFWフェリッピを入れる。
 51分、フロンターレの左CK。こちら側も宮城が蹴るが、相手GKがはじく。
 2−0でタイムアップ。勝点14として暫定3位に浮上。ベルマーレは勝点11のままで10位に後退。
 首位の鹿島はアウェイで7位広島に0−1で負けたが、首位キープ。広島は勝点14として4位に浮上。2位の町田はアウェイで11位ガンバを1−0と下して2位キープ、勝点16は鹿島と並ぶ。ガンバは12位に。3位柏はアウェイで8位京都と2戦連続引分け、5位に後退。京都は7位に。18位神戸はアウェイで14位横浜FCに1−0で勝ち、暫定14位に浮上。横浜FCは入れ替わって18位に下降。19位名古屋は不調の16位マリノスに2−0で勝利し、17位に。マリノスは暫定19位に沈む。最下位の新潟はホームで10位福岡に0−1で敗れ、勝点4のまま。福岡は6位に上がった。

サッカー短評 (2025.3/30)

FC東京vs.川崎フロンターレ 0対3 (2025.3/29 味スタ) 第7節

 代表ウィークの中断明けの試合。ここから7連戦らしい。前半はFC東京ペース。ボール支配率は6対4でFC東京。守備のスライドがうまくいかずに攻め込まれた。攻撃もロングフィードを山田かマルシーニョに入れる形が多く、解説の林陵平にも「サイドからの攻撃だけでなくボランチを使って攻めた方が相手も嫌なはず」と指摘された。28分には、三浦のFKから高井がヘディングシュートを決めたが、なぜかファールの判定。後半は全体にプレスを強め、主導権を握って攻撃し、10分に右サイド佐々木からのパスを脇坂が触り、山田が押し込み先制。28分には、佐々木のクロスのこぼれを入ったばかりの伊藤がダイレクトで押し込み追加点。38分には、裏へ抜けた脇坂がドリブルでペナルティーエリアまで入り、並走していたエリソンに横パス、エリソンが決めてダメ押し。気温9.4度、湿度54%。観客33632人。主審は福島孝一郎さん、VARは吉田哲朗さん。DAZN解説は渡邉千真と林陵平。「ピックアップマッチ」とかで、スタジオに鈴木啓太もいて試合前の分析や試合後のDAZNピックアッププレイヤーの高井へのインタビューなどしていた。実況は下田アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。大嶌と山本のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと家長。トップ下に脇坂。ワントップ山田。ベンチにジェジエウが戻ってきた。その他宮城、瀬川、際など。
 FC東京は3-4-2-1。ワントップに仲川。ツーシャドーに俵積田と佐藤恵允。左右のWBに安斎と白井。高と橋本のダブルボランチ。DF岡、木村、土肥。GK野澤大志ブランドン。キャプテンは高。ベンチにGK波多野、DFトレヴィザン、元フロンターレのMF塚川など。長友はケガでベンチ外。松橋監督は1年目。昨年は新潟の監督だった。
 3分、相手左WB俵積田が突破を敷かれるが、高井が対応してFC東京の左CK。俵積田が蹴るが、高井がクリア。
 6分、相手右サイドからサイドチェンジのパスを通され、左サイドから左WB俵積田に突破され、ペナルティーエリアすぐ外からシュートされるが、GK山口が捕る。7分、相手右サイド佐藤恵允からのクロスをまた俵積田にシュートされるが、GK山口が顔で(!!)防ぐ。こぼれを安斎にシュートされるが枠の上で助かる。さらに相手FW仲川からのパスを受けた相手左シャドー安斎がペナルティーエリア内からシュート、高井が防ぐ。8分、相手右CKを俵積田が蹴るが、GK山口が捕る。
 FC東京は左シャドーの俵積田と左WB安斎の二枚で攻め上がり、佐々木と家長で止められない。相手右サイドからは、同様に右シャドーの佐藤恵允と右WBの白井に三浦とマルシーニョで対応しきれない。特に三浦は白井の対応に苦労していた。おそらく、ボランチかCBがスライドして応援するべきなのだろうが、はっきり対応できていなかった。解説の林は「FC東京はフロンターレ対策をしっかりしてきている」。大島にボールが入ると、三人、四人とすぐ囲む。
 11分、脇坂が左サイドで裏にぬけてクロス、山田がシュートするがヒットせず枠の右。
 15分、大島が相手ボールをカットして、そのままシュッとゴール前に送り、走りこんだ山田がシュートするが惜しくも枠の右。解説の渡邉(?)が「ちょっと狙い過ぎましたね」と言うと、林が「今のは決めないと」。
 16分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、相手DFがクリアしたボールを大島がダイレクトでミドルシュート、惜しくも相手GKが捕る。
 27分、丸山が中盤で相手ボールをカットして大島へ。大島が相手FW仲川にファールで倒され、中盤左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴り、高井がダイビングヘッドで下からボールを打ち上げるが、相手GKが押し出してフロンターレの左CK。これを三浦が蹴り、今度は高井がジャンプして上からヘディングシュートをたたきつけ、ゴールネットを揺らすが、なぜかファールで取り消しに。マルシーニョが押した相手は倒れなかったし、高井がヘディングするとき競った相手を両手で押さえているがそれなのか。リプレイを見た解説陣も下田アナもどこがファールなのか解説できず。「家長の所じゃないですね」「ファールじゃないです」。それなのにVARも入らなかった。
 30分過ぎから、フロンターレがFC東京のプレスに慣れたらしく、パスをつなげるようになり、攻撃がロングフィード一本やりでなくなった。
 40分、山本が右から左へサイドチェンジ、マルシーニョが受けて折り返すと、脇坂が走りこんでミドルシュート、相手DF。
 追加タイム2分。0−0のままハーフタイム。解説の林が「後半、フロンターレの方がより攻撃の改善が必要」。

 後半は交代なしで開始。
 フロンターレのプレスが前半より速い。「あきらかに速くいくようになりましたね」と解説の林。
 6分、FC東京のFK。安斎が直接ねらうが、枠の右サイドネット。
 10分、先制。丸山が相手ボールをカットして右サイドの家長へパス。家長からのパスを受けた佐々木が家長とパス交換してからペナルティーエリア右に切り込んで横パス、脇坂に収まらなかったが、すかさず山田が相手DFを背負ったまま足をふってシュート、相手GKの足をはじいてゴールイン。1−0。解説の林が「これは気持ちで押し込んだゴール」。
 12分、FC東京のカウンター。相手左MF俵積田にシュートされるが、高井がクリア。こぼれを相手ボランチ高にミドルシュートを打たれるが、脇坂が防ぐ。
 16分、フロンターレのカウンター。三浦が左サイドを攻めあがってクロス、相手GKが捕る。
 20分、FC東京が二人同時交代。左シャドーの俵積田に代えて札幌から今季移籍のFW小柏、ボランチ橋本に代えてMF東慶悟を入れる。
 26分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて伊藤を入れる。伊藤は、本職は左ウイングらしい。FC東京も三人目の交代。右シャドーの佐藤恵允に代えて元フロンターレの塚川を入れる。
 28分、追加点。山本からのパスを受けた佐々木が攻めあがってクロス、相手MF東がクリアするが、ファーにこぼれたボールを狙っていた伊藤がダイレクトで押し込む。2−0。伊藤はこれがJリーグ初得点とのこと。
 33分、フロンターレが二人同時交代。山田に代えてエリソン、大島に代えて橘田を入れる。
 33分、相手ボールをカットした高井からのパスを受けた伊藤がペナルティーエリア手前からシュート、相手DF。
 38分、また追加点。相手ボールをカットした脇坂がドリブルで前進、ペナルティーエリアに入ったところで左を並走していたエリソンへ横パスを通し、エリソンが決めて3−0。
 41分、FC東京が二人同時交代。FW仲川に代えてMF常盤、右DF土肥に代えてFW野澤零温を入れる。システムは4-4-2に変更か。フロンターレも二人同時交代。山本に代えて河原、家長に代えて瀬川を入れる。
 追加タイム5分。46分、右サイドから攻め込み、最後は瀬川がシュートするが、相手GKが捕る。
 49分、自陣ペナルティーエリア左角でFC東京のFK。安斎が蹴り、DFがクリアして相手右CK。安斎が蹴るが、丸山がクリア。続けて相手左CK。これも安斎が蹴るが、DF陣がクリア。
 3−0でタイムアップ。勝点11として暫定4位に浮上。FC東京は15位に。
 首位鹿島はホームで16位神戸を1−0と破り、ホーム連続無敗記録を27とした。神戸は18位に下降。2位町田はアウェイで6位福岡と2−2で引分け、勝点13として2位キープ。福岡は10位に下降。3位広島はアウェイで11位京都と対戦、0−1で敗れて7位に後退。京都は勝点11として8位に浮上。未勝利だった最下位名古屋がホームで13位横浜FCを2−1と退け、19位に。横浜FCは14位に。19位新潟は7位ガンバと3−3の引分け、勝点4で最下位に。

サッカー短評 (2025.3/25)

日本vs.サウジアラビア 0対0 (2025.3/25 埼スタ) アジア最終予選グループC第8節

 前半の前半は、ハーフコートゲームのように、ボールを支配してシュートもうてた。しかし次第にサウジが日本のスピードとやり方に慣れ、前半の後半はカウンターも受け、終わりごろには膠着。後半も選手を代えずに、システムもそのまま臨んだが、打開できず、シュートまで持ち込めず。17分に伊東と堂安を菅原と久保に代えたが、伊東は何本かクロスを入れたものの、堂安は全く目立たず。28分には、旗手と古橋を遠藤と前田に代えて入れたが、これも機能せず。最後は38分に鎌田に代えて南野を送りこんだが、これまた変化なし。途中から引分け狙いに徹してきたサウジの思惑から抜け出せなかった。気温18.4度、湿度54%。観客58003人。主審アフマド アルアリさん、VARアブドゥラー ジャマリ等クウェートのセット。DAZN解説は小野、中村憲剛、林陵平。実況は西澤アナ。スタジオに佐藤寿人と野村アナ。
 先発は、GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝、板倉、高井(川崎)。田中碧(リーズ・英2部)と遠藤のダブルボランチ。左右のWBに中村敬斗と菅原(サウサンプトン・英)。シャドーに鎌田と久保。ワントップは前田(セルティック・スコ)。ベンチに初めて藤田と関根。最終予選残り3試合は、いろいろな選手を試せる。しかし森保監督は高井、菅原、前田の3人を入れたのみ。(※先発予想は、GK大迫。DF中山、高井、板倉、菅原。田中碧と遠藤のダブルボランチ。トップ下に鎌田。左右のウイングに旗手と伊東。ワントップ前田。)
 サウジは5-4-1。ワントップに8番アルサハフィ。左右のシャドーに10番アルドサリと9番アルブライカン。16番アルガムディと7番アルジュワイルのダブルボランチ。DF13番ブーシャル、17番アルタムバクティ、4番ラジャミ、5番シクリ、2番アルシャンキティ。GK1番アルアクイーディ。キャプテンは10番アルドサリ。ルナール監督は2023年までサウジの監督をしていたフランス人。
 前半10分、田中赤からのスルーパスに前田が走りこんでシュート、惜しくも右のポストに当たる。このときは、そのうち得点できそうに思ったが、結局これが一番のチャンスだった。
 5分、11分と左サイドで中村がドリブルで仕掛ける。前半はここの突破からクロスも入れられたが、後半開始から、マンマークの選手を送り込まれると打開できず。
 19分、前田が相手DFにプレスして相手のキックをカット、独走してゴールに迫るが、シュートするときにボールをうまく処理できず、相手DFにおいつかれ、なんとか前にころがしたが相手GK。
 21分、相手左サイドでサウジのFK。10番アルドサリが蹴るが、ニアで菅原がクリア。22分にも相手左サイドでサウジのFK。今度は17番DFアルタムバクディが蹴るが、GK鈴木が防ぐ。こぼれを拾われ、ペナルティーエリア左角からクロスを入れられ、2番DFアルシャンキティにヘディングシュートを打たれるが、枠の右。
 27分、久保のシュートは枠の上。
 36分、中村のシュートは大きく枠の上。
 45分、日本の右CK。久保が蹴り、こぼれを菅原がミドルシュート、相手DF。

 後半開始からサウジアラビアが一人目の交代。2番左SBアルシャンキティに代えて12番DFマジュラシを入れる。解説の林が少し後で「中村対策でいれたようだ」。中村も試合後に、佐藤寿人のインタビューに「前半は、相手と距離があった(ので縦に突破できた)が、後半は相手に早く寄せられて中へ切り込むしかなかった」と答えていた。
 11分、田中碧からのループパスに前田が飛び込み、ヘディングシュートをねらうがわずかにパスが大きく、相手GK。
 13分、日本の左CK。久保が蹴り、走りこんだ遠藤が飛び込んで頭に合わせたが、ヒットせず、枠の右。14分には菅原からのフィードに前田が走りこんでシュートしたが、その前にハンドの判定。
 16分、サウジが二人同時交代。7番ボランチのアルジュワイルに代えて19番MFアルアンマール、8番アルサハフィに代えて23番MFアルジョハニを入れる。
 17分、日本も二人同時交代。菅原に代えて伊東、久保に代えて堂安を入れる。
 後半途中からは、サウジがDFラインを高めに押し上げてきて、コンパクトな陣形で守っている。とにかく5バックなので、なかなかサイドを一人では突破できず。試合後に林陵平が「菅原を下げて4バックにして、左SBの伊藤を前に押し出して中村を追い越すなど数的優位を作って攻撃するのを見たかった」と言っていた。
 18分、さっそく伊東が右から攻めあがってクロス、相手DFがクリアして日本の右CK。伊東が蹴り、板倉が頭に当てたがヒットせず。
 21分、サウジのカウンター。相手10番アルドサリがドリブルで高井をかわしてペナルティーエリアに入られるが、戻った遠藤がボールをカット、GK鈴木が押さえる。
 28分、日本の右CK。伊東が蹴り、ファーで板倉が折り返し、高井が頭に当てるが、枠の上。
 28分、日本が二人同時交代。遠藤に代えて旗手、前田に代えて古橋を入れる。旗手はシャドーに入り、鎌田がボランチに回る。遠藤はキャプテンマークを板倉に巻く。
 37分、鎌田からのパスを受けた伊東がフリーでシュート、枠の上にはずしたと思ったら相手DFのクリアで日本の左CK。伊東が蹴るが、相手GKが捕る。
 38分、日本が五人目の交代。鎌田に代えて南野を入れる。南野がシャドーに入り、旗手がボランチに下がる。
 42分、攻めあがった伊藤がペナルティーエリア左からシュート、枠の外。
 追加タイム2分。47分、サウジが四人目の交代。9番FWアルブライカンに代えて11番アルハムダンを入れる。
 0−0でタイムアップ。結局、ラマダンで水も飲めないサウジの選手たちに守り切られた。
 日本は勝点20として1位。2位はインドネシアを5−1で下し、勝点12としたオーストラリア。試合前はオーストラリアと勝点1差だったサウジは勝点10で3位のまま。

フィギュアスケート (2025.3/10,)

世界ジュニア選手権 (2025.2/25〜3/2 デブレツェン・ハンガリー) 選手権

 <男子シングル>41人エントリー。日本からは中田璃士、高橋星名、中村俊介。アメリカからサンチェスとブラックウェル。韓国からソ・ミンギュ、イ・ジェクン、チェ・ハビン。スロバキアからハガラとファイナルに出たL.ヴァツラヴィク。ニュージーランドのヤンハオ・リー。エストニアからレヴァンディなど。カナダからパラディスなど。スウェーデンのヨハンソン。フジ地上波はSP放送なし。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。男子は80.0点。

 フリー。フジ地上波では、日本人3人とソ・ミンギュのみ放送。解説は無良。
 18番滑走でSP7位高橋星名(15)。曲はヴィヴァルディ「四季」。振付は村元哉名他。冒頭は1Lzに。連続3回転の予定だった。3A+2Tは全ジャッジが加点1〜3。3Fも決める。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になるソロの3Aは成功。3Lo+3Tで連続ジャンプをリカバリー、ほぼ全ジャッジが加点。3F+2A+2A+SEQは決める。3Sはほぼ全ジャッジが加点。技術点12番目の70.13、演技構成点9番目の69.47、合計139.6でフリー11位、総合216.45で9位。

 21番滑走でSP4位中村俊介(19)。曲は「イオチサロ」。振付は村元哉名他。冒頭の4Tは転倒。続く3A+2Tは全ジャッジが加点。3Lz+3Tは第1に!マーク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fはステップアウト。1.1倍になるソロの3Aはほぼ全ジャッジが加点。3Lz+2A+2T+SEQもなんとか決める。3Loはややこらえた。ChSqはGOE+1.29。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の73.23、演技構成点6番目の72.17、転倒の減点1、合計144.4でフリー8位、総合225.69で6位。

 23番滑走でSP2位中田(16)。曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」。振付はシン・イェジ。冒頭の4Tでステップアウトして片手つき。しかし続く4T+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点3〜4。次の3A+1Eu+3Sも決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。ソロの3Aは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lzと3F+2A+SEQはソロの3Loも全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.36。最後のCCoSpはレベル3で、全ジャッジが加点2〜3。終わった後、うつぶせになった。技術点最高の85.39、演技構成点2番目の77.56、合計162.95は自己ベスト更新でフリー1位、総合248.99も自己ベスト更新で念願の金メダル。
 最終滑走でSP1位ソ・ミンギュ(韓。16)。曲は「雨に唄えば」。振付はシン・イェジ。4回転なし。冒頭の3A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。しかしソロの3Aで転倒。これ以後の全要素に全ジャッジが加点。3Loは加点2〜4。3F+2Tは加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。あと二つのスピンも加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.43。1.1倍になる3Lzと3F+2A+2A+SEQ、ソロの3Sはいずれも加点2〜3。技術点5番目の77.15、演技構成点最高の78.62、転倒の減点1、合計154.77でフリー2位、総合241.45で銀メダル。

 <女子シングル>48人エントリー。日本からは島田麻央、和田、中井。アメリカからリングレーシーとフォンフェルテン。韓国からキム・ユジェとシン・ジア。イタリアからペゼッタなど。スイスからブランデンブルグなど。ジョージアからグルゲニゼ。エストニアからゴイディナなど。フィンランドからカルフネンなど。フランスからグラッキ。中国からイーハン・ワン。カナダからルゥルゥ・リンなど。フジ地上波はSP放送なし。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。女子は72.0点。
 フリー。フジ地上波では、シン・ジアと日本人3人のみ放送。解説は村上佳菜子。
 18番滑走でSP7位シン・ジア(韓。16)。曲は「ダフニスとクロエ」。振付はローリ・ニコル。後半の3Lz+3T以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aと3Loは加点2〜3。3Sは加点1〜3。3F+2T+2Loも成功。スピン二つはレベル4。うち最後のFCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tで転倒。3F+2Tは決める。ソロの3Lzも成功。FCSpはレベル3で加点2〜3。ChSqはGOE+1.21。技術点4番目の67.11、演技構成点3番目の60.85、合計126.96でフリー2位と挽回、総合190.53で銀メダル。

 20番滑走でSP5位和田(15)。曲は「タイタニック」より「Never An Absolution」他。振付は宮本賢二。回転不足が多かった。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Tは第2にqマーク。3Fは!マークとqマーク。スピン三つはレベル4。うち最後の得意なLSpは回転もたいへん速く全ジャッジが加点3〜5。3Loもqマーク。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になる3S+2A+SEQは第2がqマーク。3F+2T+2Tは第1に!マークとqマーク、第3にもqマーク。ソロの3Lzはアンダーローテーション。最後まで固かった。技術点19番目の56.37、演技構成点2番目の60.93、合計117.3でフリー9位、総合181.65で8位。

 22番滑走でSP3位中井(16)。曲は映画版「シンデレラ」より「Who Is She」他。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。続く2本目の3Aもアンダーローテーションでステップアウトしたため第2付けられず。繰り返しの違反に。3Lz+1Eu+3Sは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。2Aはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点。3Fは!マークにアンダーローテーションでステップアウト。ChSqはGOE+0.86。3Aのどちらか1本でも成功できればメダルだったか。技術点13番目の60.83、演技構成点4番目の59.22、合計119.05でフリー6位、総合185.89で4位。
 最終滑走でSP1位島田(16)。曲は「Mado Kara Mieru ?」。振付はローリ・ニコル。3Aと4T成功。すばらしかった。初めて見たときはずいぶんギクシャクしていたが、曲に乗せて気持ちも表現できるようになり、ジャンプもノーミスでいい演技だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは加点2〜3。今季ずっと立てなかった4Tもしっかり決めて加点1〜4。3Lz+3Tと3S+3Tはいずれも加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4〜5、LSpも加点3〜5。ChSqはGOE+1.43。1.1倍になるところで3F+2A+2A+SEQ成功、加点ほぼ2〜3。3Loは加点2〜3。ソロの3Lzは加点3〜4。技術点ダントツの89.23、演技構成点最高の66.93、合計156.16は自己ベスト更新でフリーも1位、総合230.84も自己ベスト更新で3連覇。※フリーの得点は、シニアも含めて日本歴代トップとか。まあ3Aと4Tが回転不足なく入るのだから当然か。

サッカー短評 (2025.3/20)

日本vs.バーレーン 2対0 (2025.3/20 埼スタ) アジア最終予選グループC第7節

 前半は日本をよく分析してきたバーレーンの積極的な姿勢に苦しんだが、後半2得点を奪って、史上最速で最終予選を突破してワールドカップ出場を決めた。1点目はFW上田が下がって受けたボールを久保がつないで横パス、途中交代で入った鎌田が走りこんでループシュート。2点目は久保が個人技でGKのニアを打ち抜いた。気温9.8度、湿度53%。観客58137人。主審アルジャッシムさん、VARアルシャマリさんなど審判団はカタールのセット。DAZN解説は、小野伸二、中村憲剛、柿谷。実況は下田アナ。スタジオに佐藤寿人と桑原アナ。寿人は試合後のインタビューも。
 先発は、GK鈴木彩艶(パルマ・伊)。DFケガ明けの伊藤洋輝(バイエルン・独)、板倉(ボルシアMG・独)、瀬古歩夢(グラスホッパー・瑞)。ケガ明けの守田(スポルティング・ポル)と遠藤(リバプール・英)のダブルボランチ、左右のWBに三笘(ブライトン・英)と堂安(フライブルグ・独)。ツーシャドーに久保(レアルソシエダ・西)と南野(モナコ・仏)。ワントップにケガ明けの上田(フェイエノールト・蘭)。キャプテンは遠藤航。解説の憲剛が「この3バックの組み合わせは初めて」。ベンチにGK大迫、谷、DF高井、菅原、中山雄太、MF旗手、FW前田など。長友、古橋、細谷、藤田、関根などはベンチ外。
 バーレーンは4-2-3-1。ワントップに12番アブドゥルジャバール。トップ下に8番マルフーン。左右のシャドーに20番アルフマイダンと7番マダン。10番アルアスワドと4番ジヤのダブルボランチ。DF23番アルハラシ、3番アルハヤム、2番ベナディ、5番アルシャムサン。GK22番ルトファラ。キャプテンは4番ジヤ。ドラガン タライッチ監督はクロアチアの人。直前のガルフカップで優勝してきたとのこと。
 立ち上がり、予想に反してバーレーンが強気にラインを上げて前線からプレスをかけてくる。放送席では、解説陣が「もっと下がって守るかと思っていましたが」。
 5分、相手右サイドコーナー近くでバーレーンのFK。10番アルアスワドのキックは板倉がクリアするが、こぼれを拾われ、最後は相手FW12番アブドゥルジャバールがバイシクルシュート、枠の上。
 7分、久保が右サイド深い位置からクロス、相手DFに当たったこぼれを遠藤が拾って縦パス、受けた久保がシュート、相手DFがクリアして日本の右CK。
 9分、幻の先制点。CKを久保がファーへ蹴り、板倉がゴールライン近くから折り返し、ニアの上田を経由して落ちたボールを遠藤が蹴りこんで、いったんは1−0と表示される。VARのチェックで主審がオンフィールドレビューを行う。リプレー映像が出ると、板倉の折り返しが上田の上腕に当たっている。ゴールは取り消されて0−0のまま。しかたない。
 13分、日本の左CK。久保がショートコーナーを蹴り、三笘からのリターンパスを再び久保がクロス、相手DF。
 15分、相手左シャドーのアルフマイダンがドリブルで対面の瀬古を突破するが、読んでいた遠藤がボールを奪う。解説の小野が「遠藤はアルフマイダンの動きがわかって動いていた」と言う。
 19分、上田を倒した相手DFベナディにイエローカード。左サイドで日本のFK。久保が蹴るが、相手DF。
 21分、日本の右CK。久保が蹴るが、相手GK。
 24分にも日本の左CK。久保が蹴るが相手DF。こぼれを堂安がシュートするが、ヒットせず。
 28分、中盤で遠藤が倒され、日本のFK。久保が蹴るが、相手DF。競り合いで遠藤と相手MFマルフーンの頭が当たって倒れるが、二人とも立ち上がる。
 32分、相手右シャドーのマダンが縦パスを受けて、相手右サイド深い位置から折り返し、走りこんだ相手MFアルアスワドがシュート、枠の右。
 バーレーンは守るときは5バックになっている。三笘にボールが渡るとすかさず右SB5番アルシャムサンを中心に二人三人と囲みに来る。日本はなかなかシュートまで持ち込めない。解説の柿谷によると、「上田は何度もDFラインの裏をとる動きを繰り返している」らしい。
 41分、久保からのパスを受けた三笘がペナルティーエリア左から折り返し、上田がシュート、相手DFがクリアして日本の左CK。久保が蹴り、ファーで守田が受けるが、シュートに持ち込めず。
 追加タイム4分。46分、板倉からのフィードを受けた森田がスルーパス、走りこんだ三笘がシュート、大きく枠の上。
 0−0でハーフタイム。結局バーレーンのプレスを打ち破ることはできず。

 後半開始から日本が一人目の交代。守田に代えて田中碧(リーズ・英2部)を入れる。下田アナが「守田はケガ明けなので」と言う。
 日本はロングボールをDFラインから前線へ供給するが、なかなかシュートに至らず。ボールキープの時間は増えたので、バーレーンの守備に対して何らかの微修正はしたらしい。
 途中で下田アナが、「オーストラリアがインドネシアを破ったので、日本は引分けでも突破できることになった」と言う。「森保監督は、もしそうなっても選手たちには伝えない、と言っていましたが、観客からわかってしまうこともあるので…選手たちにはこの試合に勝つことに集中してほしい」と続けた。
 16分、バーレーンが一人目の交代。ワントップの12番アブドゥルジャバールに代えて13番FWアルロマイヒを入れる。「186cmの長身FWです」と下田アナ。日本も二人同時交代。堂安に代えて伊東(ランス・仏)、南野に代えて鎌田(クリスタルパレス・英)を入れる。鎌田はボランチの近くまで下りる動きが多く、中盤でうまくパスがつながるらしい。
 21分、先制。伊藤?からの縦パスを下がって受けた上田がすぐさま反転してスルーパス、走りこんだ久保がドリブルで前進して右へパス、久保の後ろを交差するように右へ走りこんでいた鎌田が相手GKと1対1になり、落ち着いてボールを浮かせてゴール左に決める。1−0。「交代起用に応えた鎌田大地!」と下田アナ。「これは気持ちいいんじゃないですか」と憲剛ら解説陣。「叩いていましたよね」とリプレイ映像を見ながら言っていたが、試合後に佐藤寿人のインタビューに鎌田が答えたところによれば、「元ドイツ代表のエジルが得意としていた、上から叩いてバウンドさせるチョップショット」を普段から練習していて、それが自然に出た、ということらしい。
 23分、バーレーンも守ってばかりではいられなくなり、反撃。前線にロングボールを送り、相手左シャドーのアルフマイダンがループヘディングシュート、GK鈴木が捕る。
 31分、日本が四人目の交代。三笘に代えて中村敬斗(ランス・仏)を入れる。
 33分、相手右サイドでバーレーンのFK。アルアスワドが蹴り、相手DFアルハラシがヘディングシュート、GK鈴木彩艶が捕る。
 35分、相手右SBアルシャムサンが右もも裏を押さえてすわりこむ。解説の憲剛か誰かが「ずっと三笘の相手をしていましたから。中村敬斗はまた違うタイプですし」と言う。バーレーンが二人目の交代。5番アルシャムサンに代えて6番DFエマニュエルを入れる。「ナイジェリアからの帰化選手です」と下田アナ。
 39分、久保がドリブルでペナルティーエリア左に入って、利き足でない右でシュート、相手GKが触って日本の右CK。
 40分、バーレーンが三人目の交代。右シャドー7番マダンに代えて19番FWアブドゥルカリムを入れる。
 40分、伊東が右CKを蹴るが、相手DF。
 41分、日本が五人目の交代。上田に代えて町野(キール・独)を入れる。解説の柿谷が「上田は点を取りたかったと思うが、得点場面の起点になり、チームプレーに徹していた」。
 42分、追加点。入ったばかりの町野が相手DFと競り合って日本の左CKとなる。久保がショートコーナーを蹴り、伊東からのリターンをペナルティーエリア左で受けて、角度のない所から利き足の左でニアを突くシュート、右ポスト近くのサイドネットに決まる。2−0。
 久保がゴールを決めた後、ユニフォームを脱いだため、イエローカード。
 追加タイム7分。ビハインドのバーレーンが反撃に出る。51分、バーレーンのFK。キックをゴール前に入れられるが中村が頭でクリア。
 2−0でタイムアップ。これで「8大会連続ワールドカップ出場決定」。試合後に「出場決定セレモニー」があり、森保監督と遠藤キャプテンの挨拶の後、最年長の長友が「みんな、ブラボー!」で締めた。
 この試合1ゴール1アシストの久保がプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。試合後のインタビューでは「前田コーチがデザインしてくれたセットプレーから前半もチャンスがあったがクロスにしたので、後半はGKを見たらコースがあったのでシュートしたら決まってよかった」と言っていた。

 ※次戦は、3/25、埼スタでサウジアラビアと対戦。
 ☆ネットの解説記事を読んでようやくわかった。前半、守田は遠藤と縦関係で位置どったが、バーレーンのボランチにつかまっていた。遠藤は相手トップ下のマルフーンにマークされていた。後半交代で入った田中碧は遠藤と横並びで立ち、マルフーンに対して数的優位となりパスが回るように。さらに18分に入った鎌田がたびたび下りてきて3ボランチのようにふるまうと、相手ボランチが鎌田についてきてバイタルエリアが空くようになった、というわけだった。前半のバーレーンの日本対策解説もわかりやすかった。(「【バーレーン戦検証】森保ジャパンが流れを引き寄せた「2つのポイント」 選手交代で生まれた噛み合わせの妙を“分かりやすく”解説」清水英斗「CoCoKARA」2025.3/23配信 参照)

 ※※3/22、日本サッカー協会が上田(右足首捻挫)、守田(左足肉離れ)のチーム離脱を発表。追加招集はなし。その後、前々日練習で長友は別メニュー、三笘は体調不良とのこと。

サッカー短評 (2025.3/16)

ファジアーノ岡山vs.川崎フロンターレ 0対0 (2025.3/16 JFEス) 第6節

 結局なんとか0−0で引き分けた。ACLのため第5節を先送り(4/9マリノス戦)して試合数が少ないため、4試合勝点7の9位になっている。対戦する岡山は5試合で同じく勝点7、得失点差で10位。ここで負けると順位が逆転。これから代表ウィークで中断するので、なんとか勝って帰りたい。岡山は前節、アウェイの浦和戦で負けたが、3/8から中七日、しかもホームでは昨年から8試合連続で無敗らしい。対するフロンターレは、ホームとはいえACLの試合から中三日、4−0で勝った勢いを生かすためか先発を一人入れ替えただけで戦ったが、やはりスタミナの問題があったのか。前半立ち上がりは少し攻め込めたが、次第にファジアーノ岡山ペースに。ワントップのルカオによくボールが収まり、9分と13分に打たれたシュートはGK山口が防いだ。江坂がうまくてボールを失わず、36分には危ないシュートを打たれたが、河原がきわどくクリア。前半シュート3本、枠内0。岡山には11本打たれた。後半は、17分に山田、家長、大関を入れてからやや持ち直したが、シュートが枠に飛ばず。後半は6本シュートしたが枠内は相手GKに止められた瀬川の1本のみ。気温10度、湿度90%。雨。観客13699人。主審は上田さん。VARは清水さん。DAZN解説は横内さん、実況は木村?アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。山本と河原、トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと伊藤。ワントップにエリソン。ACLの試合とは、大島が抜け山本が入った。ベンチには、際、アイダル、橘田、大関など。大島はベンチ外。
 岡山は、3-4-2-1。ルカオのワントップ。二列目に今季Kリーグ蔚山から移籍の江坂と木村。左右のWBに加藤と松本。ルーキーの藤井と藤田のダブルボランチ。DF工藤、田上、元清水の立田。GKブローダーセン。キャプテンは江坂。ベンチにはFW一美、MF神谷など。木山監督は4年目。
 勝点1ずつを加えて、フロンターレ8位、岡山は9位に。前節、柏をアウェイで下して首位になった鹿島は15位浦和と1−1で引き分けたが1位キープ。前節、岡山から初勝利を挙げた浦和は17位に。2位湘南は16位神戸に1−2で負け、5位に。神戸は16位のまま。3位広島は、第4節首位だった4位柏と1−1で引分け、3位キープ。柏も4位のまま。昨日の試合で5位町田がまだ未勝利の19位新潟に1−0で勝ち、2位浮上。新潟は19位のまま。最下位名古屋も、やはり昨日、16位東京ヴェルディに0−1で敗れ、未勝利で20位のまま。ヴェルディは14位に。

サッカー短評 (2025.3/12)

川崎フロンターレvs.上海申花 4対0 (2025.3/12 U等々力) ラウンド16第2戦

 下田アナが言うように、開幕7連戦の後、一週間空いたのが選手にはよかったようだ。リフレッシュした状態で試合に臨めて、天気はかなりの雨だったが、ホームスタジアムでサポーターも平日にも関わらずたくさん応援に駆け付けた。立ち上がりから攻め込み、ほぼボールを支配していたが、なかなか枠内にシュートが飛ばず。しかし前半24分、先制したのは、攻めあがった佐々木のシュート。本人もビックリしていた。後半19分、その佐々木のアシストでエリソンが追加点。さらに4分後、パスでくずして最後は伊藤が決めて3点目。これで大きく勝利に近づいた。終了間際の追加タイムにマルシーニョも得点して、二試合通算4−1でラウンド16を突破し、7年ぶりにベスト8。気温は14.2度、湿度84%。天候は雨。観客13277人。主審のオマル モハメド アルアリさん、VARのヤハヤ アリ アルムッラさんなどUAEのセット。DAZN解説は林陵平、実況は下田アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、佐々木。大島と河原のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップはエリソン。ベンチにGKソンリョン、安藤、DF車屋、際、MF大関、FW神田、宮城など。
 上海申花は、4-3-2-1。ワントッブに73番サウロ・ミネイロ。ツーシャドーに10番テイシェイラと7番シュー・ハオヤン。左右のMFには15番ウー・シーと43番ヤン・ハオユー。アンカーに23番リー・クア。DF27番チャン・シンイチ、32番アイディー・フランシス、4番ジャン・シェンロン、13番マナファ。GK30番バオ・ヤーション。キャプテンは15番ウー・シー。38歳らしい。途中から4-4-2になり、7番シューがFWになった。まだ18歳というがそうは見えない。最後にインタビューを受けていたDF32番フランシスはタンザニアと中国のハーフで、中国語で応答していた。
 フロンターレは立ち上がりから、全体で攻勢をかけ、ボールを失っても即時奪回ができていた。解説の林陵平が「相手のFWのプレスが連携できていないので、丸山と高井の所は自由に持てる。三浦と佐々木のサイドを使ってシャドーの二人をはがせば、相手のアンカーの両側から攻められる」と言う。それでもスルーパスがひっかかったり、DFラインからエリソンへのフィードが相手DFに出たり、河原のシュートがポストに当たったり。下田アナが「何人かの選手たちから、第1戦ではクロスからの攻撃にこだわり過ぎた、という声があった。もっと中央から崩すとかいろいろな形で攻撃できればよかった」と言う。
 相手はやはり10番テイシェイラがクセモノ。うまくファールを誘ったり、ボールを持つと触らせず、簡単に入れ替わったり、後半は自ら危険なシュートも放った。3-4人ですぐ囲むようにしていたが、いつもカットできるとは限らず。相手左右のSB、チャンとマナファの攻め上がりはアウェイのときほど多くなかった。それでも危ないミドルシュートをうたれ、GK山口のファインセーブもあった。雨でボールがぬれているのに、しっかり捕ってくれて2点は防いだと思う。
 前半2分、エリソンがペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手GKが正面で捕る。初シュートなのでこれでもいい。
 フロンターレはボールは支配できているが、なかなかシュートまでもちこめない。
 12分、右サイド伊藤がペナルティーエリア右に入って折り返しのクロス、左サイドのマルシーニョがシュート、大きく枠の上。解説の林陵平が「決めておきたかった」。
 18分、河原からの縦パスを受けた伊藤が脇坂に落とし、脇坂がミドルシュート、惜しくも枠の左。
 21分、佐々木が右サイドを攻めあがって深い位置からクロス、ペナルティーエリア中央で誰かが飛び込んで合わせたが、相手GK。誰かと思ったら、なんと大島だった。
 24分、先制。河原が右サイドへループパスで展開。受けた佐々木が内側へドリブル、てっきりクロスかパスかと思っていたら、ペナルティーエリア手前右寄りから利き足でない左でシュート、これが右下に決まって1−0。解説の林が「本人も決まってびっくりしていますね」。これで二試合合計1−1となり、振出しに。
 26分、相手左SBチャンの攻め上がりから相手左CK。7番シューが蹴るが、マルシーニョがクリア。こぼれをシュートされるが、DF陣が防ぐ。さらに28分、相手左サイド深い位置で相手FK。これもシューが蹴り、ヘディングシュートされるが、枠の外。
 30分、伊藤が右サイドからペナルティーエリアへパス、エリソンが受けて利き足でない右でシュート、相手GK。
 31分、エリソンが倒され、ペナルティーエリア手前左でフロンターレのFK。三浦と脇坂が立ち、脇坂が直接ねらうが壁に当たる。
 35分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、エリソンがヘディングで競り、こぼれを高井が押し込むが、オフェンスファール。
 37分、中盤で相手FK。クイックスタートから相手MFヤンがシュート、脇坂が防ぐ。
 40分、相手左SBチャンからのクロスはGK山口が捕る。
 41分、フロンターレの左CK。こちらからは三浦が蹴るが、相手DF。
 45分、脇坂からのパスを右サイドで受けた佐々木は伊藤につなぐ。伊藤は右ポケットからエリソンへ折り返すが、相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが相手DF。こぼれを河原がペナルティーエリア右からシュート、惜しくも右ポストに当たる。
 追加タイム3分。1−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 4分、マルシーニョが相手DF二人の間をかわしてペナルティーエリア左に入るが、折り返しのパスはクリアされ、フロンターレの左CK。後半はこちら側も脇坂が蹴り、高井が頭に当てるが、相手GK。
 8分、相手右サイドから攻め込まれ、相手FWミネイロにシュートを打たれるが、ヒットせず。こぼれをねらったテイシェイラのシュートは佐々木がクリア。さらにこぼれをひろわれ、相手MFテイシェイラが胸トラップからすばやくシュートするが、枠の右で助かる。
 前半と違って、上海申花も前線からかなり圧力をかけてくる。解説の林陵平が「ハーフタイムにスルツキー監督がかなりネジを巻いたのではないか」と言う。
 14分、伊藤からエリソンへのパスがクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、また高井がヘディングシュートするが枠の外。
 18分、相手MFテイシェイラにドリブルでペナルティーエリアへ侵入され、折り返されるが、高井が戻ってなんとかクリア。
 18分、上海申花が二人同時交代。7番右シャドーのシューに代えて34番FWリウ、43番右MFヤンに代えて17番MFガオを入れる。
 19分、追加点。佐々木が右サイド中盤からクロス、走りこんだエリソンが利き足でない右でシュート、2−0。
 23分、また追加点。大島からのパスを脇坂がスルーし、ペナルティーエリア左でマルシーニョが受ける。ゴールライン際からすばやく折り返すと、右サイドから走りこんだ伊藤がシュート、3−0。
 VARのゴールチェックがやけに長く感じられたが、折り返しでオフサイドはないから、その前の大島のパスを受けたところのチェックか。試合後のインタビューで伊藤が「前回ゴール取り消しがあったので、認められるまですごく長かった」。
 27分、フロンターレが一人目の交代。大島に代えて山本を入れる。解説の林が「今日の大島は120点です」。
 29分、また佐々木が右サイドをドリブルで攻め上がり、ペナルティーエリア右ループクロス、脇坂がシュートするが惜しくも左ポスト。
 31分、伊藤がピッチにすわって交代を要求。立って歩いて出たので重大なケガではなさそう。33分、フロンターレが二人同時交代。エリソンに代えて山田、伊藤に代えて家長を入れる。
 34分、相手左SBチャンに左サイド深い位置に入られ、速く低いクロスを入れられる。相手FWミネイロがペナルティーエリア中央でシュート、GK山口がぎりぎりではじく。
 35分、相手右サイドからクロス、また相手FWミネイロにシュートされるが、GK山口が捕る。
 36分、上海申花が二人同時交代。13番右SBマナファに代えて2番DFワン・シーロン、23番アンカーのリーに代えて33番MFワン・ハイジャンを入れる。
 39分、家長がペナルティーエリア右に入って相手DFをかわして、利き足でない右でシュート、相手GKがはじいてフロンターレの右CK。
 40分、フロンターレが二人同時交代。河原に代えて橘田、脇坂に代えて瀬川を入れる。脇坂はキャプテンマークを丸山に巻く。
 右CKを山本が蹴るが、相手DF。
 41分、上海申花が五人目の交代。5番キャプテンのウーに代えて20番MFユーを入れる。ウーはキャプテンマークを交代するユーに渡した。
 44分、中盤浅い位置の相手右サイドで相手FK。長いボールをゴール前に放り込まれるが、GK山口が捕る。
 追加タイム4分。46分、また追加点。相手左スローインを橘田がカット、フロンターレのカウンター。瀬川がペナルティーエリア右に持ち込んで中へ横パス、マルシーニョが受けて相手DFをかわしてシュートを決める。4−0。
 47分、上海申花のカウンター。ロングボールから攻め込み、最後は相手MFユーがペナルティーエリア中央からフリーでシュート、GK山口が捕る。やれやれ。
 4−0でタイムアップ。
 次からトーナメントで、サウジで集中開催。準々決勝は4/25。

※日本勢では、マリノスはホームで上海海港に4−1で勝ち、二試合合計5−1で突破したが、神戸はアウェイで光州に3−0で負けたため、二試合合計が2−3となり、ここで敗退。

マラソン (2025.3/9)

名古屋ウィメンズマラソン (2025.3/9) 世界陸上東京2025選考レース

 佐藤早也伽(積水化学)が2時間20分59秒で全体の2位、日本人トップでゴール。女子の参加標準記録は2時間23分30秒。佐藤は自己ベスト(2.22.13)の更新を目標に走っていた。期待された加世田(ダイハツ)は5位。気温8.5度、湿度34%。フジテレビの放送センター解説は有森、第一移動車に高橋尚子、第二移動車に野口みずき、バイクリポートに金哲彦さん。
 国内招待は、加世田、上杉(東京メトロ)、佐藤、パリ五輪1万m代表で初マラソンの五島(資生堂)など。2時間19分台の記録を持つ新谷(積水化学)はケガで欠場。加世田も佐藤もパリ五輪マラソン代表選考で敗れた。その後、立て直して今回挑戦。海外招待は、2時間17分29秒の記録を持つチェプキルイ(ケニア)、2時間18分9秒のアガ(エチオピア)、昨年ペースメーカーをしたバーレーンのチュンバ、バットドイル(豪)の4人。ペースメーカーは、第一集団に4人(一人ニュージーランドの人は最大10kmまで。他はケニアとウガンダの人で最大30kmまで)。設定は1km3分18秒のようだ。第二集団に2人。
 初めの2kmは3分19秒。3kmまでと4kmまでは3分23秒と22秒。5kmまでの1kmはまた3分19秒。5kmでは16分42秒。海外招待選手の他、加世田、上杉、五島、佐藤、大森(ダイハツ)の10人の先頭集団。小柄な加世田はペースメーカーのすぐ後ろで走っている。ストライド走法の佐藤は、集団の中で走るのが苦手とのことで後方の端で走っている。
 10kmでは33分28秒。この5kmは16分46秒。設定より10秒遅い。加世田がペースメーカーに設定ペースに上げるように言ったらしい。この後少しペースが戻ったが、結局全体として設定より遅いままだった。これが、JMCランキングで安藤を逆転して1位になるために2時間19分47秒以内のタイムが必要な加世田にとって、最後には致命的となった。先頭は10人。8kmまでにペースメーカーが一人離れた。第二集団は9秒差。こちらは予定より10秒ほど速いらしい。「設定通りだと、もっと離れているはず」とのこと。
 12kmまでの1kmは3分24秒。15kmでは50分16秒。この5kmは16分48秒。やはり設定より遅い。先頭は9人に。16km過ぎで初マラソンの五島が遅れる。このへんで少しペースアップがあり、19km付近で先頭は7人に。そのうち日本人は加世田、上杉、佐藤、大森。海外招待のバットドイルも遅れ、五島と並走。
 20kmでは1時間7分0秒。この5kmは16分44秒。これでようやくフィニッシュ予想で2時間19分17秒となった。23km付近でペースメーカーがコースを間違えるが、加世田が気づいて正しいコースを走り、ペースメーカーにも教えていた。解説陣は「冷静ですね」。1時間7分37秒の第二集団はまだ設定より速いらしい。
 中間点では1時間10分37秒。先頭は7人。このへんでペースメーカーがもう一人離れたと思う。
 25kmでは1時間23分42秒。この5kmは16分42秒。向かい風がわりと強く、ペースが上下した。先頭は7人。この後、大森が遅れる。27km過ぎには上杉も遅れる。いつのまにかアガもいなくなり、先頭は4人に。
 30kmで残る二人のペースメーカーも離れる。先頭は1時間40分20秒。直後の給水でチェプキルイがスパート。チュンバと佐藤はついていくが、加世田は遅れる。それでもスパートせずにじりじりと追い上げ、32km付近で追いつく。「体力をあまり使わずにうまく追いついた」と解説陣は言っていたが、本人はレース後「そこで力を使ってしまった」と言ったらしい。32-33kmでまたチェプキルイが1km3分12秒と加速、加世田が再び遅れる。佐藤はチュンバの後を確実に追っている。昨年の大阪国際で前田と競っていた佐藤は、30kmまで並走した後、離されたとのことで、今回は30km以降を強化してきたという。
 35kmで先頭は1時間57分ちょうど。この5kmは16分40秒。チェプキルイが後続の二人を離せないので少しゆるめたところにチュンバと佐藤が追いつき、先頭は3人に。加世田は23秒差。その後ろにはさらに23秒差で上杉。チェプキルイが給水でまた少しスパート。佐藤はチュンバを抜くが、いったんはまた追いつかれる。38km過ぎにチュンバを離して単独2位に。
 40kmではチェプキルイは2時間13分26秒。この5kmは16分26秒と驚異的。佐藤は2時間13分42秒、この5kmは16分41秒。フィニッシュ予想は2時間20分台。チェプキルイが見える位置で走り、先頭を追う。上杉が加世田を抜いて日本人2位で2時間14分53秒。加世田はさらに14秒差。
 優勝はチェプキルイで2時間20分40秒。2位は佐藤の2時間20分59秒で目標の自己ベスト更新。これは名古屋では一山に次ぐ2時間20分台の記録らしい。3位のチュンバは2時間21分35秒。上杉は4位で2時間22分11秒。加世田は5位で2時間23分5秒。

フィギュアスケート (2025.2/11,12,14,18,21,28,3/1,3)

欧州選手権 (2025.1/28〜2/2 タリン・エストニア) 選手権

 <女子シングル>31人エントリー。ピンザローネ(ベル)、ペトロキナ(エスト)、ユルキネン(フィン)、グバノワ(ジョー)、グトマン(伊)、クラコワ(ポー)、レポンド(瑞)等。昨年金メダルのヘンドリクス(ベル)、8位のミクティナ(墺)、4位のカイザー(瑞)は欠場。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。女子は75.0点。全体としては少し高くなった。Jスポーツ解説は岡部さん、実況は小林アナ。
 13番滑走でホヴァイン(ベル。20)。昨年23位。今季CSタリン杯5位。曲は「ボヘミアン・ラプソディー」。振付はトマス・ロシュレット。冒頭の3F+3Loは第1がqマーク、第2はアンダーローテーション。続く3Lzは!マーク。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル2。解説の岡部さんに「もう少していねいに」と言われる。技術点10番目の30.68、演技構成点15番目の25.51、合計56.19は自己ベスト更新でSP11位。
 15番滑走でスポアース(英。20)。初出場。曲は「Love is a Bitch」。振付は不明。なかなかスピードがあってよかった。冒頭の3F+2Tは全ジャッジが加点。続く3Loも全ジャッジが加点1〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点2〜4。技術点9番目の31.5、演技構成点14番目の25.89、合計57.39は自己ベスト更新でSP10位。

 20番滑走でペゼッタ(伊。17)。今季JGP4位と5位、CSワルシャワ杯5位。曲は「火の鳥」。振付はアダム・ソルヤ。衣装は赤。なかなかパワフルな滑りだった。冒頭の3Lz+2Tは高さがあり、全ジャッジが加点2〜4。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fは片手つき。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。技術点7番目の33.18、演技構成点6番目の29.55、合計62.73でSP6位。
 24番滑走でザウター(ルーマニア。27)。167cm。昨年9位。今季CSブダペスト杯6位。国内4連覇。曲は「Una Noche Mas」。振付は本人。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点2〜4。続く3T+2Tはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4.うちCSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる2Aも全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点8番目の33.03、演技構成点も8番目の28.93、合計61.96でSP8位。
 25番滑走でシルト(仏。20)。昨年5位。今季仏杯10位、フィン杯6位。曲は「Laissez Moi Danser」。振付はパパダキス。冒頭の3Lz+3Tは成功。続く2Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loも決める。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の34.49、演技構成点9番目の27.98、合計62.47でSP7位。

 最終グループ26番滑走でグトマン(伊。22)。昨年10位。今季NHK杯6位、フィン杯2位。冬季ユニバ5位。曲は「Squid Game」他。振付はランビエール他。衣装は黒で、背中に線状のイカ? 音楽に合った独創的な動き。冒頭の3T+3Tは幅があり、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4でほぼうちSSpは加点2〜3。全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzは!マークとqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点6番目の33.24、演技構成点5番目の30.55、合計63.79でSP5位。
 27番滑走でクラコワ(ポー。22)。昨年SP25位でフリーに進めず。今季スケカナ9位、NHK杯11位。曲は「Let's Get Loud」。振付・コーチともアモディオ。今季から拠点をフランスに変えたという。冒頭の3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点。続く3Fはeマーク。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは生き生きと滑り、全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる2Aも決める。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。技術点11番目の29.3、演技構成点7番目の29.4、合計58.7でSP9位。
 28番滑走で地元ペトロキナ(エスト。20)。まさにタリン生まれとのこと。昨年ケガで欠場。今季NHK杯10位、フィン杯7位。曲は「Soldier」。振付はマーク・ピレイ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは大きく、加点2〜4。続く3Lz+3Tも加点1〜3。スピん二つはレベル4。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3だが加点3〜4。FCSpはなぜかレベル2だが加点2〜4。終わったときガッツポーズ。解説の岡部さんが「気合が入っていました」。小林アナは「気合が空回りすることもあるが今日はいい方に働いた」。技術点最高の37.45、演技構成点3番目の31.49、合計68.94は自己ベスト更新でSP2位。

 29番滑走でグバノワ(ジョー。22)。昨年銀メダル。今季仏杯8位、中国杯8位。曲は「Money, Money, Money」。振付はアダム・ソルヤ。CCoSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜3。続く2Aは加点ほぼ3〜4。スピン三つはレベル4。うちFCSpは加点2〜4。StSqはレベル2で加点ほぼ2〜3。「この選手はミスしないのが強み」と岡部さん。技術点2番目の37.31、演技構成点最高の31.68、合計68.99でSP1位。2位とは0.05の僅差。
 30番滑走でピンザローネ(ベル。18)。昨年銅メダル。今季スケートアメリカ、仏杯とも6位。国内優勝。曲は「白鳥の湖」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。しかしこれ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqとCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loも加点2〜3。後半になるにつれ良くなっていった。「昨年のメダルで自信がついた」と小林アナ。技術点4番目の35.51、演技構成点も4番目の31.29、合計66.8でSP4位。
 最終滑走でレポンド(スイス。18)。昨年7位。今季スケカナ4位、中国杯6位。曲は「Mother Nature」。振付はダビド・ヴィンクール。衣装は水色と青が交互に斜めに配され、スカートの裾も花びらのよう。冒頭の3F+3Tは決める。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。イーグルから跳ぶ2Aは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqとC1.1倍になる3Loも加点2〜3。CoSpは加点2〜4。終わったとき「できた」という感じで喜んだ。技術点3番目の37.09、演技構成点2番目の31.59、合計68.68は自己ベスト更新でSP3位。

 フリー。
 7番滑走でSP18位ユルキネン(フィン。18)。一昨年7位。今季フィン杯10位、冬季ユニバ6位。曲は「Wake of Death」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lzが!マークとqマークで転倒。予定では連続3回転だった。続く3Fは成功、全ジャッジが加点。3Lo、2Aも決める。スピン二つはレベル4。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になるところで3Lo+2T+2Lo成功。3Lo+2Tは第1にqマークで間にオーバーターン。2S+2Loは元々ソロの3Loの予定だったが冒頭の連続ジャンプをリカバリー。StSqはレベル2。最後のCCoSpの予定が入りでよろけてスピンに入れず無得点。これが痛かった。技術点17番目の47.19、演技構成点も17番目同点の49.69、転倒の減点1、合計95.88でフリーも18位、総合146.18で18位。
 8番滑走でSP17位セルナ(仏。25)。曲は「Exogenesis: Symphony Part 2」他。振付はパパダキス他。よかった。冒頭の3Lz+2Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3S、3T、2Aも成功。うち3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは音楽によく合っていて、加点2〜4。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる3F++2A+SEQは成功。3Lzはダウングレードで両足。3Fはqマークでステップアウト。技術点7番目の57.22、演技構成点8番目の56.15、合計113.37でフリー7位、総合163.7で11位。

 16番滑走でクラコワ(ポー。22)。曲は「キャッツ」。振付はアモディオ。髪につけていた猫耳はない。冒頭の3Lzでいきなり転倒。ここは3連続の予定だった。3Loは成功。3S+2Tも決める。3T成功。スピン二つはレベル4でいずれもほぼ全ジャッジが加点。確かここで衣装替え。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3S++2A+SEQは第1がqマーク。ソロの3Sはステップアウト。2A+2T+2Loは第3がアンダーローテーションになったが、冒頭の3連続をリカバリー。FCCoSpとStSqはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。うちStSqはほぼ加点1〜4。「新しいコーチと一緒にジャンプを全部見直している途中なので不安定」と小林アナ。技術点12番目の54.02、演技構成点10番目の57.29、転倒の減点1、合計110.31でフリー11位、総合169.01で8位。

 最終グループ19番滑走でペゼッタ(伊。17)。曲は映画「アヴァター」より3曲。振付はラノッテ。大きなジャンプが魅力。冒頭の3Fは幅があり、全ジャッジが加点2〜4。2A+3Tもすごく大きいジャンプで全ジャッジが加点3〜4。次は3Loの予定が2Loに。3Lz+2A+SEQも迫力があり全ジャッジが加点2〜4。FCSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3S+2Tも決める。ソロの3Lzはステップアウト。ソロの3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.79。StSqは途中でつまづき、レベル2。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点3番目の63.09、演技構成点6番目の60.37、合計123.46は自己ベスト更新でフリー4位、総合186.19も自己ベスト更新で5位。キスアンドクライでコーチたちは喜んでいるが、本人はイマイチの顔。
 20番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。冒頭の3Lz+1Eu+2Sは第1に!マーク。予定では第3は3Sだった。続く3T+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fと3S+2Tも全ジャッジが加点1〜3。前半に連続ジャンプをまとめている。ChSqはGOE+1.14。1.1倍になる2Aはややこらえた。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ2〜3。ソロの2Lzは3Lzの予定だった。ソロの3Loはステップアウト。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜4。技術点11番目の55.93、演技構成点5番目の61.79、合計117.72でフリー6位、総合181.51で6位。
 21番滑走でピンザローネ(ベル。18)。曲は「Escapes Within」他。振付はブノワ・リショー。衣装は真っ赤。ワンピース型のスカート部分はふんわりしている。冒頭の3Lz+3Tはいずれもqマーク。ソロの3Fは!マークとqマーク。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。2Aも成功。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点3〜5、CCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第1がqマーク。3Lo+2Tは第1がアンダーローテーション。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。3Sはアンダーローテーション。ChSqはGOE+1.57と高得点。回転不足が多いが、「音楽の表現が指先までできている」と岡部さん。技術点4番目の61.04、演技構成点3番目の63.6、合計124.64でフリー3位、総合191.44で、昨年に続いて銅メダル。

 22番滑走でレポンド(スイス。18)。曲は「グラディエーター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3F+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Lzは!マークとアンダーローテーションで転倒。2Aはほぼ全ジャッジが加点。3Sは全ジャッジが加点1〜3。FCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.21。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは成功。3Fはアンダーローテーションでまた転倒。これは痛い。3Lo+2Tは決める。LSpとStSqは転倒の影響かレベル2で全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。「ジャンプで力んでいる」と岡部さん。技術点6番目の57.98、演技構成点4番目の61.98、転倒の減点2、合計117.96でフリー5位、総合186.64で4位。
 23番滑走で地元ペトロキナ(エスト。20)。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」他。振付はマーク・ピレイ。すばらしかった。ジャンプは全て成功。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2A+3Tは加点2〜4。続くソロも3Lzは加点2〜4。3Loは加点1〜3。この後のつなぎで突然転倒。しかしすぐに起きて3Fを決め、加点1〜3。これは大きい。3Lzと3Fのエッジエラーや回転不足がないのも強い。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCCoSpとStSqは加点1〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sはほぼ加点1〜3。3F+2Tとソロの2Aは加点1〜3。ChSqはGOE+1.29。動きがよく音楽に合っていた。技術点最高の74.53、演技構成点も最高の65.71、転倒の減点1、合計139.24は自己ベスト更新でフリー1位、総合208.18とただ一人200点台にのせ、初の金メダル。優勝インタビューでは「この瞬間を待ち望んでいた」と言ったらしい。
 最終滑走でグバノワ(ジョー。22)。曲は「Balder」他。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。続く3Loはqマーク。ソロの3Lzと3Sは全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは成功。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。2Aは決める。StSqとCCoSpはレベル2。これはやや痛かったか。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。最後のSSpはレベル4。まとめることはできた。技術点2番目の64.69、演技構成点も2番目の64.93、合計129.62でフリー2位、総合198.61、2年連続で銀メダル。

 <男子シングル>34人エントリー。リトヴィンツェフ(アゼ)、A.セレフコ(エスト)、M.セレフコ(エスト)、エイモズ(仏)、シャオイムファ(仏)、エガーゼ(ジョー)、グラスル(伊)、メモラ(伊)、リッツォ(伊)、ワシリエフス(ラト)、ブリッチギー(瑞)、ジュニアと掛け持ちのハガラ(スロバ)等。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。男子は86.0点。全体としては少し高くなった。Jスポーツ解説は岡崎さん、実況は赤平アナ。
 11番滑走でヴィノクール(イスラ。18)。初出場。ロシア生まれだが拠点はアメリカらしい。今季CSロンバルディア杯7位、CSネーベルホルン杯8位。国内シニア初優勝。曲は「Harlem Nocturne」他。振付・コーチともN.モロゾフ。冒頭4T成功。続く3Aも決める。ほぼ全ジャッジが加点。第2グループまでと一線を画す。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3F+3Tはきりいに決め全ジャッジが加点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。技術点10番目の42.83、演技構成点19番目の33.52、合計76.35は自己ベスト更新でSP14位。
 15番滑走でクリッシュ(ラト。19)。ウクライナ生まれ。昨年29位。今季ボルボオープン杯54優勝。国内シニア2位。曲は「It's Wonderful」。振付は不明。冒頭で4Lzに挑戦、!マークでオーバーターン。続く3F+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aも決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル2。ラトビアは昨年ワシリエフスが世界選手権2枠をとった、と赤平アナ。技術点11番目の42.05、演技構成点25番目の32.43、合計74.48は自己ベスト更新でSP15位。
 19番滑走で地元M.セレフコ(エスト。22)。昨年SP30位。今季CSタリン杯9位、CSゴールデンスピン優勝。国内3連覇。曲は「The Sounds of Nightmares」他。振付はアダム・ソルヤ。こげ茶色に薄茶色の斜めの模様が入った変わった衣装。冒頭の4T成功。続く3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。StSqはオフバランスの動きがたくさん入り、レベル4で全ジャッジが加点3〜4。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のCCoSpはVマークだが全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の45.6、演技構成点7番目の39.25、合計84.85でSP6位。

 23番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。23)。昨年16位。今季スケートカナダ5位、NHK杯9位。曲は「Games of Thrones」メドレー。振付はミハイロフ。衣装の上衣は濃いグレーに大きめのビーズ。冒頭の4Tはこらえた。続く3Aも決める。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCSSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。技術点8番目の42.91、演技構成点14番目の34.95、合計77.86でSP11位。
 24番滑走でサモイロフ(ポー。25)。昨年8位。今季フィン杯8位。曲は「Weapon of Choice」。振付はリギーニ。衣装の上衣は白に濃淡のグレーが縦横に入る。冒頭で4Sをあっさりと成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く3Aも全ジャッジが加点ほぼ2。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マーク。あと二つのスピンとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。技術点3番目の48.63、演技構成点11番目の37.35、合計85.98は自己ベスト更新でSP3位。
 25番滑走でジュニアと掛け持ちのハガラ(スロバ。18)。184cmの長身。昨年11位。世界ジュニア銅メダル。今季JGP3位と2位。CSネペラ記念4位。国内シニア4連覇。曲は「Another Love」。振付はヨリク・ヘンドリクス。衣装の上衣は肩口から黒、赤、臙脂に細いビーズ。4回転はなし。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク。続く3Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpはレベル2。技術点13番目の41.23、演技構成点も13番目の35.83、合計77.06でSP13位。

 26番滑走でグラスル(伊。22)。昨年出場停止。今季ファイナル4位、冬季ユニバ2位。国内優勝。曲は「Human」に変更。振付・コーチともベルナルディス。上半身は淡い茶色にこげ茶の筋模様が斜めに入る。冒頭4Lzをなんとか下りる。qマーク。続く4Lo+3Tは第1がアンダーローテーション、第2もqマーク。さらに1.1倍になる3Aもqマーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqはなんと途中で転倒。技術点14番目の40.55、演技構成点9番目の38.6、転倒の減点1、合計78.15でSP10位。
 27番滑走で地元A.セレフコ(エスト。23)。昨年銀メダル。今季仏杯7位、フィン杯7位。曲は「Why'd you lie?」。振付はシニツィン。衣装の上衣は青。声援がすごい。冒頭の4Tはややこらえ気味に決める。しかし次が2Aに。全ジャッジが加点2〜3。赤平アナは「今季のSPでは3Aに苦戦していて2Aで加点をねらったのかもしれない」。FSSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは音楽によく合った動きで加点2〜5、FCSpは加点2〜4。技術点7番目の43.46、演技構成点5番目の41.19、合計84.65でSP7位。
 28番滑走でメモラ(伊。21)。195cm。昨年10位。今季仏杯6位、中国杯10位。国内2位。曲は「ミッションインポッシブル2」より「Nyah」。振付はジョルダーニ他。冒頭で4Lzを決める。惜しくも!マーク。続く3Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル3。うち二つは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マーク。StSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。赤平アナが「今季ケガした選手には見えない」と言う。全体によかったと思うが得点は伸びず。ルッツの!マークとスピンのレベル3のためか。技術点4番目の46.99、演技構成点10番目の37.93、合計84.92でSP5位。

 最終グループ29番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。昨年7位。今季スケートアメリカ、中国杯とも4位。曲は「L'Enfer」。振付・コーチともトゥトベリーゼ他。冒頭で軽く4S+3Tを決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く4Tもきれいに成功、全ジャッジが加点1〜4。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の53.17、演技構成点8番目の38.77、合計91.94でSP2位。キスアンドクライではコーチたちも笑顔。
 30番滑走でエイモズ(仏。27)。昨年国内7位で欧州選手権出られず。今季ファイナル6位、国内優勝。曲は「Everybody」。振付は本人、フォンタナ他。冒頭の4Tの予定がパンク、2Tになり無得点。続く3Aは転倒。CCSpはレベル1。後半は立ち直り、1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後のStSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。技術点30番目の30.0、演技構成点2番目の41.68、転倒の減点1、合計70.68でSP18位。う〜ん。
 31番滑走でワシリエフス(ラト。25)。曲は「Helix」。振付はランビエール。衣装の上衣は青紫と赤紫が左右半分ずつ。冒頭で4Sがパンクして1Sとなり無得点。続く3Lz+3Tは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqと最後のFSSpは全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3Aもこらえてなんとか決める。技術点17番目の36.92、演技構成点6番目の40.9、合計77.82でSP12位。

 32番滑走でリッツォ(伊。26)。昨年銅メダル。3月に右股関節手術。今季NHK杯5位、中国杯5位、国内4位。曲は「継続の「Two Men In Love」。振付はスカリ。冒頭で4T成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第1に!マーク。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3Aはステップアウト。StSqと最後のFSSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはよく音楽に合わせて動き、加点2〜5。技術点6番目の44.42、演技構成点4番目の41.26、合計85.68でSP4位。
 33番滑走でブリッチギー(スイス。26)。昨年5位。今季仏杯9位、フィン杯5位。曲は「Iron Sky」。振付はヴァトゥーリ他。冒頭の4Tはステップアウト。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところで3Lz+2Tは全ジャッジが加点。予定では第2は3Tだった。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ヒザが具合悪いらしい。技術点12番目の41.34、演技構成点3番目の41.56、合計82.9でSP8位。
 最終滑走でシャオイムファ(仏。24)。昨年金メダル。今季仏杯優勝、中国杯3位。ファイナルは右足首のケガで欠場。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T+3Tは第2がqマーク。続く4Sは成功。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは大きなバタフライも入り、加点ほぼ4〜5、最後のCSSpは加点2〜5。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の49.58、演技構成点最高の43.54、合計93.12でSP1位。

 フリー。Jスポーツ解説は岡部さんに交代。実況は赤平アナ。
 7番滑走でSP18位エイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人、ジマーマン他。この選手は「欧州選手権と相性が悪い」と岡部さん。赤平アナによれば「年明けに体調を崩して2週間くらいしか練習できていない」らしい。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。2本目を試みたが2Tとパンク。3Lzは成功。3Aはダウングレードで転倒。FCCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Aもアンダーローテーションで転倒、繰り返しの違反。3Tは決める。しかし次は1Fになりeマークも。ここで気持ちが切れたらしい。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。ChSqはGOE+2.07の高得点。技術点24番目の40.47、演技構成点9番目の76.69、転倒の減点4、合計113.16でフリー22位、総合183.84で22位。
 11番滑走でSP14位ヴィノクール(イスラ。18)。生まれはモスクワだが拠点はアメリカ。初出場。曲は「Fly Me to the Moon」他。振付・コーチともモロゾフ。なかなかこれからが楽しみ。冒頭で4T+2Tを成功、全ジャッジが加点1〜3。続くソロの4Tは両足。3Aはqマーク。3Sは決める。FCSpとStSqはレベル3。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQは第1にqマーク。3F+3Tはこらえる。3Lzには!マーク。ChSqはGOE+0.14。CCoSpはレベル4。最後のCSSpはレベル2。最初にきれいな4回転を跳んだが、後半目に見えてスタミナがなくなっていったが、なんとかまとめた。技術点7番目の76.2、演技構成点15番目の68.49、合計144.69でフリー12位、総合221.04で13位。
 12番滑走でSP13位ハガラ(スロバ。18)。184cm。ジュニアとかけもちで5回目の出場。曲は「James Bond 007 Theme」。振付はフラヴァセク他。4回転はなし。冒頭3A+2Tとソロの3Aほ成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3F+3Tとソロの3Loも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル3.うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは第1にeマーク。ソロの3Fと3Sは決める。ChSqはGOE+0.71。技術点6番目の76.34、演技構成点13番目の70.74、合計147.08でフリー10位、総合224.14で12位。

 13番滑走でSP12位ワシリエフス(ラト。25)。曲は「ラ・バヤデール」。振付はランビエールとムンタギロフ。すばらしかった。解説の岡部さんも「今まで見た中で一番かもしれない。バレエ音楽の王道を緩急つけて表現できている」。赤平アナも「4回転2本と3Aが入ったのもすばらしい」。冒頭の4S+3Tは決めたが、第1がアンダーローテーション、第2はqマーク。続くソロの4Sもqマーク。3A+2A+SEQははこらえた。ソロの3Fはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。CCoSpとStSqはレベル2だが全ジャッジが加点。うちStSqはバレエっぽい動きも入り、加点1〜4。1.1倍になるソロの3Aはqマーク。3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Loはステップアウト。あと二つのスピンはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点2〜5。最後のChSqは情感たっぷりに滑り、GOE+1.64の高得点。倒れ伏して終わると大歓声。技術点5番目の77.99、演技構成点3番目の83.89、合計161.88でフリー4位と大挽回、総合239.7で6位。
 14番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。23)。曲は継続の「くるみ割り人形」より「Dance of the Sugar Plum Fairy」他。振付はミハイロフ。大会の二日前の練習で左足をひねったとのこと。冒頭の4Sはアンダーローテーションで転倒。続く4T+3Tは全ジャッジが加点1〜4。ソロの4Tはアンダーローテーションで転倒。3Loは決める。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4。ChSqはGOE+0.07。解説の岡部さんが演技後に「みんなが知っているくるみ割り人形の曲なのでもう少し何かしてほしい」。足が痛かったのかジャンプのためのお休みになっていた。1.1倍になる3A+1Eu+2Sはステップアウト。3F+A+SEQは第2が構えだけになった。ソロの3Aはqマークでこらえた。StSqはレベル2。最後のCCoSpは無得点。技術点17番目の62.94、演技構成点13番目の70.03、合計130.97でフリー16位、総合208.83で15位。
 15番滑走でSP10位グラスル(伊。22)。曲は「Electricity」他。振付・コーチともドゥ・ベルナルディス。冒頭で4Lzを決めるが!マーク。続く4Loはダウングレード。4Sはqマークだが決める。3A3Tは第1がqマーク。ChSqはGOE+0.93。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQはまたも第1がアンダーローテーション。3Lo+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。ソロの3Lzは!マークで転倒。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のCCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の81.87、演技構成点8番目の78.72、転倒の減点1、合計159.59でフリー5位と挽回、総合237.74で8位。イタリアは、世界選手権の枠が2枠なので、この大会で代表が決まる。グラスルは厳しいか。

 16番滑走でSP9位ノルデバック(スウェ。20)。曲は「How It Ends」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。スピンが速くてうまい。4回転なし。冒頭の3Aはステップアウト。続く3A+2Tは決める。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Loも成功。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCSSpは加点3〜4。1.1倍になる2A+1Eu+3Sは成功。ソロの3Lzと3Fも決める。エッジエラーがないのはいい。ChSqはGOE+1.0。最後のCCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点12番目の72.66、演技構成点も12番目の75.43、合計148.09でフリー9位、総合227.11で11位。
 17番滑走でブリッチギー(スイス。26)。曲は「Lux」。振付はアダム・ソルヤ他。冒頭で4T+2T成功、全ジャッジが加点1〜4。続けてソロの4Tも成功、全ジャッジが加点2〜5。3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。ここまでで42点以上。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCSSpは加点ほぼ3〜4、StSqとFCCoSpも加点2〜4。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Tも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fはステップアウト。最後のChSqはGOE+1.71の高得点。技術点最高の98.31、演技構成点も最高の85.88、合計184.19は自己ベスト更新でフリー1位と躍進、総合267.09で金メダル。優勝インタビューでは(たぶん)「何と言っていいかわからない。観客、家族、チームに感謝する」と言っていた。
 18番滑走で地元A.セレフコ(エスト。23)。曲は「Basslineloss」他。振付はデヴィッド・ウィルソン。冒頭で3T+3Tを跳んだがおそらく4T+3Tの予定だった。全ジャッジが加点2〜4。次はソロの4Tの予定が2Lzのステップアウト。ソロの3Loと3Aは全ジャッジが加点。うち3Loは加点2〜4。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。StSqとあと二つのスピンはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Aはqマークで転倒。連続ジャンプの予定だったが、繰り返しの違反に。3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Fは!マーク。ChSqはGOE+1.57。技術点15番目の67.21、演技構成点7番目の80.05、転倒の減点1、合計146.26でフリー11位、総合230.91で9位。

 最終グループ19番滑走で地元M.セレフコ(エスト。22)。曲は映画「 Westworld」より「Main Title Theme」他。振付はアダム・ソルヤ。すごい声援。冒頭4Lo成功、ほぼ全ジャッジが加点2〜4。次は4Tからの連続ジャンプの予定だったが、2T+2Tに。3Aはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スピン二つはレベル3。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる3F+3Tは第2がqマーク。3A+1Eu+3Sはやや乱れる。しかし次が3Lzのはずが1Lzに。CCSpとStSqはレベル2だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。技術点10番目の73.62、演技構成点6番目の80.53、合計154.15でフリー7位、総合239.0で7位。
 20番滑走でメモラ(伊。21)。曲は「Song for the Little Sparrow」。振付はフーザルポリ他。すばらしい。冒頭でものすごく幅のある4Lz+3Tを決める。ただし第1に!マーク。3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。そしてもう1本4Lzを決める。全ジャッジが加点2〜4。ここまでで42点以上。3Loも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル3で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜4。1.1倍になるところで3A+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点2〜4。3Lz+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fはqマークでこらえた。FSSpはレベル1。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.29。1位になるかと思ったが、スピンのレベル取りこぼしが響いたか。技術点2番目の97.41、演技構成点6番目の80.28、合計117.69は自己ベスト更新でフリー2位と浮上、総合262.61も自己ベスト更新で銀メダル。解説の岡部さんが本人から聞いたところでは「一番背が伸びているときは夜伸びる音がした」とか。「その年はジャンプを全部作り直した」とも。
 21番滑走でリッツォ(伊。26)。曲は継続の「Fix You」から「Miserere」に変更。振付はラノッテか。冒頭の4Tはアンダーローテーションで大きくステップアウトして両手付き。転倒扱い。続く4Loはqマークでステップアウト。3Lz+3Tは第1に!マーク。スピン三つはレベル3。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になるソロの3Aはステップアウト。3A+2A+SEQは決める。ソロの3Lzは!マーク。最後のStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。技術点9番目の73.64、演技構成点4番目の82.89、転倒の減点1、合計155.53でフリー6位、総合241.21で5位。一応、イタリア勢3人のうち上位2人には入った。

 22番滑走でサモイロフ(ポー。25)。曲は「Lay My Body Down」。振付はリギーニ。冒頭の4Lzは!マークでステップアウト。続く4Sは決める。ほぼ全ジャッジが加点1〜3。ここは連続ジャンプの予定だった。ソロの3Aもこらえる。3Loは全ジャッジが加点1〜3。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Fで転倒。前半に連続ジャンプがなかったので、ここで第2を付けたかった。続く3Lz+3Tは成功。3F+1Eu+2Sも何とか決める。あと二つのスピンとStSqはレベル3.うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+0.79。技術点13番目の68.1、演技構成点12番目の76.59、合計143.69でフリー13位と大きく後退、総合229.67で10位。
 23番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。冒頭は4Tの予定だったが、3Tになる。次も4Sの予定が2Sに。4S+3Tは決め、ほぼ全ジャッジが加点。さらに3A+2A+SEQ、3A+1Eu+3Sと連続ジャンプを前半に固め打ち。1.1倍になる3Fは成功。3Lzは!マーク。スピン二つはレベル3。StSqと最後のCSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.14。技術点8番目の75.98、演技構成点11番目の75.95、合計151.93でフリー8位、総合243.87で4位。キスアンドクライではSPとはうってかわってコーチたちも固い顔。
 最終滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。まだ足が痛い感じで着氷が安定しない。冒頭は4Tだが転倒。続く4Sは成功、全ジャッジが加点2〜4。3Fは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Aはステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2以上。うちStSqとスピン二つは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところで2本目の4Tもステップアウトして繰り返しの違反に。3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQは間にオーバーターン。ChSqはGOE+1.93の最高得点。技術点4番目の80.13、演技構成点2番目の85.74、転倒の減点1、合計164.87でフリー3位、総合257.99で銅メダル。

サッカー短評 (2025.3/5)

上海申花vs.川崎フロンターレ 1対0 (2025.3/5 上海) ラウンド16第1戦

 前半33分、脇坂のゴールがVARでオフサイドとなり、取り消された。0−0で後半へ。後半もクロスやCKなどゴール前にボールは送ったが、最後が合わず。31分、相手のカウンターで左からのテイシェイラのシュートを防いだこぼれを、右からつめたマナファにシュートされ、戻った高井に当たってオウンゴール。35分、エリソンと怪我明けの瀬川を投入、さらに40分には山本に代えてU20代表だった大関も入れたが打開できず。0−1でタイムアップ。気温6度、湿度63%。主審サルマン・ファラヒさんはカタールの人。VARハミス・アル=マッリさんもカタールの人。DAZN解説は林陵平、実況は下田アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、際。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップに山田。ベンチにGKソンリョン、車屋、田邊、橘田、家長、宮城、新人FW神田など。
 上海申花は4-3-2-1。34番FWリウのワントップ。10番テイシェイラと7番シューのツーシャドー。左右のアウトサイドに15番ウーと23番リー。アンカーに6番アマドゥ。DF27番チャン、32番フランシス、4番ジャン4、13番マナファ。キャプテンは15番ウー・シー。スルツキー監督はロシアの人。左SBチャン・シンイチは香港と日本のミックスで東京都出身。ベンチに元横浜FCのFWサウロ・ミネイロなど。
 今週末のJリーグの試合は4月に延期。次の試合は、ホームU等々力で1週間後の上海申花との第2戦となる。

マラソン (2025.3/2)

東京マラソン (2025.3/2) 世界陸上東京2025選考レース

 初めは曇りで気温も13度、湿度38%のマラソン日和だったが、次第に晴れて22度まで上昇、有力選手や招待選手が粘れず。ノーマークの市山翼(サンベルクス)が2時間6分ジャストで日本人1位(総合10位)となった。
 国内招待選手は、パリ五輪6位の赤崎(九電工)、昨年のベルリンマラソンで日本歴代2位の2時間5分12秒を記録した池田(Kao)の二人。大迫は欠場。エリート選手枠で4年連続箱根駅伝出場区間賞二回で初マラソンの太田蒼生(青山学院大)。海外招待選手は、ケニアのB.キプルト、ゲティッチなど。エチオピアのゲレタ、タケレ、かつて東京マラソン2連覇のレゲセなど。女子は、忍者走りの安藤(しまむら)、日本女子歴代7位の記録の細田(エディオン)の二人。海外招待は、エチオピアのケベデ、フェイサ、ケニアのR.ワンジルなど。
 ペースメーカーは4通り。先頭集団には、1km2分53秒で4人(一人日本人、綱島。15kmまで)。第二集団には1km2分56秒で4人など。女子もいるので、そちらにも付く。日本テレビの放送センター解説は高橋尚子、第一移動車には瀬古さん、第二移動車には藤田駒大監督。
 1kmは2分48秒。2kmまでは3分。3kmまでは2分49秒とペースが安定しない。
 5kmで14分24秒。予定よりだいぶ速いらしい。先頭集団が8人になったとき、学生の太田だけがついていった。しかし、世界記録上位のハイペースに20km過ぎから苦しくなり、25kmあたりから遅れ始め、28km過ぎに第二集団に追いつかれ、続けて第三集団にも追い抜かれる。結局36km付近で途中棄権したらしい。残念。
 女子の5kmはケベデの15分35秒。ワンジルは16分11秒。細田が16分42秒、安藤は16分43秒。
 第二集団の5kmは14分39秒。ペースメーカーのすぐ横に中国の楊選手。ここの11人には、日本選手の実力者、赤崎と池田、浦野(富士通)も含まれている。第三集団には、井上大仁(三菱重工)、大六野(旭化成)、其田(JR東日本)、中村匠吾(富士通)、市田孝・宏兄弟(旭化成)もいた。
 10kmで28分54秒。この5kmは14分30秒。太田は、日本人ペースメーカーの近く、集団の先頭付近で走っている。他の7人は、ゲレタ、B.キプルト、タケレ、ゲティッチ、T.キプルト、ゲタチョウ、レゲセ。第二集団は29分22秒。ここで市山が入ってきた。10km過ぎで一回目の折り返し。
 女子の10kmはケベデの31分22秒。この5kmは15分47秒。男子並みに速い。ワンジルは5位で32分23秒。安藤と細田は12位と13位で33分15秒。この5kmは16分32秒と33秒。
 15kmで43分27秒。この5kmは14分33秒。日本記録より50秒ほど速い。ここで日本人ペースメーカーが離れる。第二集団は44分8秒。赤崎、浦野、池田などがいる。
 女子の15kmはケベデの47分6秒。この5kmは15分44秒。ワンジルは3位で48分35秒。この5kmは16分12秒。安藤は12位で49分48秒。この5kmは16分33秒。細田は13位で49分54秒。この5kmは16分39秒。
 20kmでは58分7秒。この5kmは14分37秒。レゲセ、太田、ゲレタ、タケレ、ゲタチョウ、B.キプルト、ゲティッチ。1秒差でT.キプルト。ここでもう一人ペースメーカーが離れる。第二集団は48秒差の58分55秒。赤崎、浦野、池田など含む10人。まだ、第二集団も日本記録を上回るハイペース。第三集団は59分28〜30秒。井上、其田、市田、大六野、中村、市田宏など約20人。
 女子の20kmはケベデの1時間2分53秒。この5kmは15分47秒。ワンジルは3位で1時間4分51秒。この5kmは6分16秒。安藤は12位で1時間6分29秒。この5kmは16分41秒。細田は遅れ、13位だが1時間7分11秒。この5kmは17分17秒。
 中間点では1時間1分18秒。レゲセ、ゲレタ、タケレ、ゲタチョウ、B.キプルトの5人。1秒差で太田とT.キプルト。4秒差でゲティッチ。第二集団は50秒差の1時間2分8秒。赤崎、池田はいるが、浦野は3秒差。第三集団が近づいてきて、1時間2分42〜47秒。34秒差。井上、其田、市山、中村、大六野、市田宏など。少しずつ減っている。太田が23km付近で遅れ始める。24km付近で二回目の折り返し。
 女子の中間点はケベデの1時間6分20秒。ワンジルは3位で1時間8分23秒。安藤は11位になり1時間10分8秒。細田は13位で1時間11分ちょうど。
 25kmではゲティッチの1時間12分43秒。この5kmは14分36秒。1秒差でレゲセ、ゲレタ、タケレ、B.キプルト。2秒差でT.キプルト。太田は20秒差の1時間13分4秒。第二集団は1時間13分36秒。赤崎、池田は1秒差だが、浦野は5秒差。9人に。第三集団もばらけ始め、1時間14分16〜19秒でその他、一山、井上、大六野など11人。中村、市田は遅れる。
 女子の25kmはケベデの1時間18分43秒。この5kmは15分50秒。ワンジルは6位に下がり、1時間20分59秒。この5kmは16分8秒。安藤は11位で1時間23分9秒。この5kmは16分40秒。細田は13位で1時間24分58秒。この5kmは17分47秒。
 28km付近で太田に第二集団が追いつく。太田はついていけず、そこからも遅れる。
 30kmではゲティッチの1時間27分21秒。この5kmは14分38秒。1秒差でタケレ、2秒差でゲレタ。ついに残る二人のペースメーカーも離れる。6秒差でレゲセ、13秒差の1時間27分34秒でB.キプルトとT.キプルト。第二集団は1時間28分36秒。ゲタチョウ、ウマ、キッサ、赤崎、池田など。先頭から遅れた太田が1時間28分50秒、浦野が1時間28分54秒。第三集団は1時間29分12〜15秒。井上、一山、其田など。大六野は遅れる。
 女子の30kmはケベデの1時間34分44秒。この5kmはさすがに16分1秒かかった。ワンジルは5位で1時間37分24秒。この5kmは16分25秒。安藤は10位になり、1時間39分57秒。この5kmは16分48秒。細田は1時間43分5秒。この5kmは18分7秒かかった。
 33kmでは、日本人トップは池田。赤崎が遅れ始める。34km付近で浦野が赤崎をぬき、日本人2位に。
 35kmでは1時間42分13秒。ゲティッチ、ゲレタ、タケレが並走。この5kmは14分50〜52秒。37秒差でレゲセ、1分差でB.キプルトとT.キプルト。第二集団は1時間43分43〜46秒。キッサ、池田など5人。池田はまだ日本新ペース。浦野は1時間44分9秒。赤崎は1時間44分13秒。第三集団が接近してきて、1時間44分24秒で井上、市山など5人。其田は遅れる。太田はさらに遅れて1時間46分50秒。この少し後に棄権したらしい。
 女子の35kmはケベデの1時間51分15秒。この5kmは16分31秒とさらにラップは落ちた。ワンジルは5位で1時間54分37秒。この5kmは17分13秒。安藤は10位で1時間57分28秒。この5kmは17分31秒。細田は13位で2時間1分36秒。この5kmは18分31秒。
 37km過ぎで三回目の折り返し。38kmで第二集団にいた市山が日本人トップの池田に追いつき、39kmで抜いていく。40km手前で先頭のタケレがスパート。
 40kmでタケレが1時間56分59秒。この5kmは14分46秒。11秒差でゲレタ、17秒差でゲティッチ。日本人トップは1時間59分27秒の市山。3秒差で池田。9秒差で井上、10秒差で浦野。
 女子の40kmはケベデの2時間8分35秒。この5kmは17分20秒。ワンジルは5位で2時間12分26秒。この5kmは17分49秒。安藤は11位になり、2シセ間15分24秒。。この5kmは17分56秒。細田は13位で2時間19分54秒。この5kmは18分18秒。
 優勝は2時間3分23秒でタケレ(エチオピア)。2位はゲレタ(エチオピア)(2時間3分41秒)、3位はゲティッチ(ケニア)(2時間3分44秒)。日本人トップは10位の市山で2時間6分ちょうど。優勝二回のレゲセは11位、井上が12位(2時間6分14秒)、浦野が13位(2時間6分23秒)。ここまで参加標準記録突破。池田は14位(2時間6分48秒)、赤崎は17位(2時間7分48秒)。
 日本人トップの市山のインタビューでは、本人がトップだと気づいていなかったらしいことがわかった。「びっくりしている」と言っていた。市山は標準記録を余裕で突破したが、世界陸上代表の1枠目は標準記録を突破していないがポイント1位の小山とか。2枠目、3枠目は総合的に判断されるらしい。
 女子の優勝はケベデ(エチオピア)で2時間16分31秒。2位はメセティ(ケニア)の2時間16分56秒。3位フェイサ(エチオピア)の2時間17分ちょうど。ワンジル(ケニア)は5位で2時間19分57秒。安藤は11位で2時間23分37秒。細田は13位で2時間27分43秒。
 女子は選考レースとしてまだ来週の名古屋ウイメンズが残っている。安藤は有利ではあるが、自己記録の更新はできなかった。

サッカー短評 (2025.3/1)

川崎フロンターレvs.京都サンガ 0対1 (2025.3/1 U等々力) 第4節

 また中二日で試合。7連戦の6戦目。橘田以外の先発をがらっと変えてハイプレスの京都に対したが、連携不足で受け身に回って、ついに後半4分、橘田のバックパスをさらわれ失点。後半から高井を入れ、さらに12分には家長、脇坂、マルシーニョを一気に投入、32分には山田を入れてエリソンとのツートップにしたが、最後まで京都のプレスをかいくぐれず、未勝利チームにアウェイでの初勝利をプレゼント。暫定3位に後退。気温18.6度、湿度27%。観客22404人。主審は山本雄大さん、VARは谷本さん。DAZN解説は佐藤寿人、実況は下田アナ。
 先発は、GKソンリョン。DF田邊、車屋、アイダル、佐々木。橘田と河原のダブルボランチ。トップ下に山内。左右のウイングに伊藤とヴェロン。ワントップにエリソン。ゲームキャプテンは佐々木。前節と10人変更。ベンチに宮城、山本、際など。※先発予想は、GK山口。DF田邊、丸山、高井、佐々木。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップにエリソン。
 京都は4-1-2-3。3トップ中央にラファエル・エリアス。左右のシャドーに10年ぶりに古巣に復帰の奥川と190cm超の原大智。二列目に平戸とジョアン・ペドロ。アンカーに福岡。DF佐藤響、鈴木義宜、宮本優太、須貝。GK太田。キャプテンは鈴木。チョウ監督は4年目。ベンチにFW長澤、MF川崎、DFアピアタウィアなど。

次は中三日で、中国・上海でACLEラウンド16第1戦を戦う。

サッカー短評 (2025.2/26)

アビスパ福岡vs.川崎フロンターレ 1対2 (2025.2/26 ベススタ) 第3節

 初めて先に失点したが、逆転勝ち。前半のうちに追いつけたのがよかった。福岡も、前節苦戦した柏とおなじく3バックだが、今日のフロンターレは前線から厳しくプレスをかけた。福岡も柏ほど3バックに慣れていないようだった。それでもフロンターレが比較的優位に進めていた前半15分、相手FWベンカリファ にシュートを決められ失点。福岡に流れが傾いた。しかし42分、フロンターレのFKを三浦が蹴り、家長がかすかに触り、最後は相手DFにも当たってゴールイン。同点の後半、福岡は岩崎と紺野を入れて攻勢を強める。フロンターレも河原を入れ、さらに24分、三人同時交代。佐々木、伊藤、エリソンを入れる。すると40分、伊藤からのクロスをエリソンが決めて逆転に成功。気温11度、湿度44%。観客7106人。主審は木村さん、VARは吉田哲朗さん。DAZN解説は元名古屋DFの増川、実況は南哲平アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、際。山本と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに佐々木がいるので、前節の怪我は大事に至らなかったようだ。その他ヴェロン、山内、車屋など。
 福岡は3-4-2-1。ベンカリファのワントップ。左右のシャドーに名古と金森。左右のWBに志知と湯澤。秋野と見木のダブルボランチ。DF安藤、田代、上島。GK小畑。キャプテンは田代。金明賢監督は1年目。ベンチにザヘディ、ウェリントン、紺野、岩崎など。
 コイントスで脇坂が勝ったらしく、エンドが入れ替わる。解説の増川が「長谷部監督は、相手チームが後半自分たちのサポーターに向かって攻める形だと力を出すので、アウェイの場合よくこういうふうに入れ替えます」。南アナが「監督は福岡というチームをよく知っていますからね」。
 立ち上がりは、主導権を握れた。3分、山本がミドルシュート、枠の上。5分、三浦からの横パスに飛び込んだ家長がシュート、バーに当たる。
 13分、福岡の攻撃をクリアしきれず、こぼれを見木にミドルシュートをうたれるが、GK山口が捕る。
 15分、相手ボランチ秋野から長めのパスを通され、相手FWベンカリファに渡る。相手右サイドからペナルティーエリア中央へ入られ、DF陣の戻りが間に合わずシュートを決められる。0−1。ベンカリファは昨年福岡に移籍してきたが、怪我もあって2試合のみの出場で無得点だったため、これが移籍後初ゴールとのこと。
 23分、左サイドを三浦とマルシーニョで攻め上がり、マルシーニョからのパスを脇坂がシュート、枠の大きく上にはずす。
 24分、相手MF志知を高井が体で止めてイエローカード。高井がしばらく倒れており、メディカルが入る。心配したが、何とか高井は立ち上がる。
 27分、福岡のFK。志知が直接ゴールをねらうが枠の外。
 33分、橘田にイエローカード。
 左右から家長や三浦がクロスを入れるが、相手DF。
 39分、三浦のドリブルがクリアされてフロンターレの左CK。山本が蹴るが相手DF。
 42分、追いつく。右サイドでフロンターレのFK。山本と三浦が立ち、山本が蹴るかと思わせて通り過ぎ、三浦が左足でカーブのかかったクロスを入れると、ニアで家長の頭にかすり、さらに相手DFにも当たってゴール左下に決まる。1−1。
 追加タイム3分。47分、三浦のクロスがクリアされてフロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手GKがはじく。
 1−1でハーフタイム。

 後半開始から福岡が一人目の交代。ベンカリファに代えて岩崎を入れる。岩崎はそのままワントップに入る。
 3分、際が右サイドからドリブル突破をねらうが相手DF。こぼれを家長がシュート、相手GKが防いで、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DFが防いで続けて右CK。こちらは三浦が蹴るが、相手DF。再度左CKになり、また山本が蹴るが、オフェンスファール。
 10分、こぼれ球を福岡に拾われ、最後は相手FW岩崎にシュートされるが、高井が防ぐ。
 13分、福岡が2人目の交代。右シャドーの金森に代えて紺野を入れる。フロンターレも一人目の交代。橘田に代えて河原を入れる。実況席では「橘田はイエローカードをもらいましたからね」「川崎はACLEがあって9連戦の5戦目なので、その選手が悪かったということではなく入れ替えています」。
 15分、相手右シャドー紺野にかわされ、ペナルティーエリア右に入られてシュートされるが、GK山口がはじく。さらにこぼれを相手MF見木にシュートされるが、枠のわずかに右で助かる。
 16分、脇坂が右サイドからドリブル、クロスを入れるが、相手DF。さらに家長、際もクロスを入れるが防がれる。山田までボールが届かず。
 18分、逆に福岡の紺野からのパスを受けた相手MF秋野がペナルティーエリア左からシュート、枠の上。後半になって福岡の方にどんどんシュートが生まれている。
 20分、相手左サイドからのクロスを高井がクリアして福岡の左CK。名古がミスキックか予定通りか低いキックを蹴り、ゴール前でクリアしきれず、こぼれを相手DF田代がシュート、枠の上で助かる。
 24分、フロンターレが三人同時交代。山田に代えてエリソン、際に代えて佐々木、家長に代えて伊藤を入れる。
 26分、右サイドを攻めあがった佐々木のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。三浦が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを拾って、佐々木からのクロスをエリソンがヘディングシュート、強くヒットできず相手GKが捕る。エリソンは入ってからずっと猛牛のように相手DFやGKにプレスをかけまくっている。
 29分、福岡が二人同時交代。左WB志知に代えて藤本、左シャドーの名古に代えてウェリントンを入れる。ウェリントンはワントップに入り、岩崎が左シャドーへ回る。
 30分、中盤でフロンターレのFK。山本と三浦がボールサイドに立つ。直接ねらうには少し距離があるが、三浦ならねらえるかもしれない。山本が蹴り、相手DFがクリア。
 33分、マルシーニョにイエローカード。相手右サイドからの突破を止めようとボールを蹴りにいっただけに見えたが、主審には靴の裏でいったと見られたらしい。これで与えた相手FKからゴール前で混戦。最後は相手DF安藤にシュートされるが、河原が防いで相手左CK。見木が蹴るが、GK山口がはじく。こぼれをつながれ、最後は相手MF藤本がヘディングシュート、GK山口が捕る。
 36分、フロンターレが五人目の交代。マルシーニョに代えて宮城を入れる。
 37分、相手DF安藤が伊藤か誰かのユニフォームをつかんで倒し、イエローカード。
 40分、やっと追加点。左から右へサイドチェンジ、受けた伊藤が中盤右サイドからクロス、エリソンがヘディングシュートを合わせて2−1。南アナが「交代で入った伊藤とエリソンが得点」。
 41分、福岡が五人目の交代。右WB湯澤に代えて長身FWザヘディを入れる。
 45分、中盤左サイドから山本がクロス、エリソンがヘディングシュートするが、相手GK。
 追加タイム5分。46分、フロンターレの右CK。三浦が蹴るが、相手FWザヘディがクリア。
 48分、相手FWウェリントンからのパスを受けた相手FWザヘディがシュート、河原が防ぐ。
 49分過ぎ、アウェイだがフロンターレサポーターの歌う「アヴァンテ」が聞こえる。福岡が左サイドからスローインしようとしているときにタイムアップの笛。
 2−1でフロンターレは2勝1分勝点7得失点差5で2位に浮上。福岡は3連敗で20位に転落。
 浦和に2−1で勝った湘南はクラブ初の開幕3連勝で首位に浮上。14位だった浦和は15位。3位は、同率2位だった広島と1−1で引き分けた前節首位の清水。広島は同率4位に。4位もう1チームは、フロンターレと前節対戦した柏で、2−1でセレッソを下した。鬼木新監督の鹿島は2−1で新潟に勝ち、6位。新潟は16位。3連覇をねらう13位神戸は16位京都と1−1で引分け、3戦未勝利で3引分け、11位。京都は17位。

マラソン (2025.2/25)

大阪マラソン (2025.2/24) 世界陸上東京2025選考レース

 途中から雪が降る天気だったが、初マラソンの近藤(三菱重工)がエチオピアのトラとアダンを抜いて一時トップに立ち、最後の200mでアダンに抜かれたが、日本歴代5位の2時間5分39秒の日本人トップで2位に入った。世界陸上代表になるには、参加標準記録2時間6分30秒をきり、日本人最高順位である必要がある。気温5.2度、湿度43%。NHKセンター解説は花田さん、第一移動車解説は尾形さん、実況は小宮山アナ。
 海外招待選手は、エチオピアからモラ、A.トラ、アダンなど。トラの兄は、パリ五輪マラソン金メダル。国内招待は、日本最高記録保持者の鈴木健吾(富士通)、パリ五輪代表の小山(Honda)、細谷(黒崎播磨)など。その他、青山学院大学3年の黒田、菊池(中国電力)、ベテランの定方(三菱重工)などが参加。ペースメーカーは1km2分58秒設定で4人、1km3分設定で2人。
 初めの1kmが2分56秒、次は3分、2分55秒、2分56秒。5kmで14分50秒。まだ大集団。
 10kmは高田(住友電工)などの29分41秒。この5kmは14分51秒。ただ、1kmごとにラップは上下しているらしい。
 15kmは定方などの44分30秒。この5kmは14分49秒。
 20kmではトラが59分13秒。この5kmは14分43秒。少しペースが上がったらしく、集団が縦長に。
 中間地点はトラ、モラ、細谷が1時間2分29秒。先頭集団は27人。鈴木健吾、小山、細谷、黒田などが含まれている。
 25kmはトラ、モラ、アダン、細谷、黒田、高田、小山(トーエネック)などが1時間14分2秒。1秒差で鈴木、柏、菊地、細谷、キマニなど。この5kmは14分48秒。ペースメーカーのうち日本人二人が離れる(実際にはだいぶ前から日本人一人だった)。27km付近で小山が遅れる。
 30kmは1時間28分56秒。トラ、モラ、アダン、細谷、近藤、黒田、菊地など。1秒差で鈴木、柏、キマニ、定方など。この5kmは14分54秒。ここで残りのペースメーカーも離れる。
 30.5kmの折り返し地点で、先導の白バイや中継バイクが折り返しの先にある放送やぐらの向こうを回ったため、先頭集団も大回り。集団から遅れた選手が「こちらではないか」と指さしたが、そのあと何人かも大回り。30m・10秒ほど記録に影響したらしい。運営側がふさぐ予定のコーンを設置しなかったため、わかりにくかったらしい。この後、ケニアのキマニ、定方も遅れる。
 33km手前で先頭は8人。トラ、モラ、アダン、黒田、菊地、近藤、柏、鈴木健吾。32kmでは黒田が先頭。センター解説の花田さんが「押し出される形で先頭に出たが、ペースメーカーのように使われてしまうので、出るならスパートした方がいい」。雪が降ってくる。
 35kmは1時間43分58秒。トラ、モラ、アダン、鈴木。1秒差で近藤、菊地、2秒差で黒田、柏。細谷は先頭と8秒差。38km手前で後ろから細谷が追いつき、9人に。黒田がきつそうな表情になる。その後、トラがスパートし、モラ、アダンと鈴木健吾がついていき、前4人、後ろ4人に。いったん8人に戻ったが、トラが再びスパートして、前後4人に分かれ、さらに前の4人からモラと鈴木が遅れる。
 40kmはトラで1時間59分10秒。1秒差でアダン。6秒差でモラ、8秒差で近藤。10秒差で細谷、黒田、11秒で鈴木、菊地。
 40km過ぎに後ろから近藤が上がってきて、トラとアダンを追い抜く。突き放すことはできないが、アダンがついてくる。
 最後の200mで、アダンがスパートして優勝。2時間5分17秒。2秒差で初マラソンの近藤。
 3位はトラで、2時間5分52秒。4位は細谷で2時間5分58秒。5位はモラで、2時間6分4秒。6位に黒田で2時間6分5秒、7位に菊地で2時間6分6秒。8位鈴木健吾で2時間6分18秒。復活のきっかけになる走りだと言っていた。

サッカー短評 (2025.2/22)

柏レイソルvs.川崎フロンターレ 1対1 (2025.2/22 三協柏) 第2節

 新生・柏はハイプレスでパスをつなぐチームに変貌。ほぼ耐えるだけで0−0で後半へ。交代するかと思ったが、しないまま、フロンターレも前線からの守備を強めて先制したまではよかったが、7分後に追いつかれてからは、前半と同じような耐え忍ぶ展開になり、最後まで打開できず。1勝1分けで3位に後退。気温9度、湿度20%。風が強かった。観客13605人。主審は福島孝一郎さん。VARは野堀さん。DAZN解説は福田正博さん、実況は桑原アナ。
 先発は、GK山口。DF三浦、丸山、高井、際。山本と河原のダブルボランチ。脇坂のトップ下。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。ワントップに山田。ベンチにソンリョンが戻ってきた。他に車屋、アイダル、山内など。
 柏は、3-4-2-1。細谷のワントップ。二列目に渡井と小泉。左右のWBにジエゴと小屋松。原川と熊坂のダブルボランチ。DF杉岡、古賀太陽、原田。GK小島。キャプテンは古賀。ロドリゲス監督は1年目。ただし、徳島や浦和で一緒にやっていた選手が6人もいるという。渡井は徳島から、小泉は浦和から加入。ベンチにはFW垣田、DF犬飼など。
 5分、右サイドをえぐった伊藤からの折り返しを脇坂がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手GKが捕る。
 12分、相手FW細谷にシュートされるが枠の外。14分には、相手MF渡井がシュート、際が防ぐ。17分の相手MFジエゴのシュートは枠の上。
 29分、相手右サイドから小屋松がクロス、相手FW細谷のヘディングシュートをGK山口が防いで柏の右CK。原川が蹴り、小屋松がシュートするが。右ポストで助かる。
 32分、フロンターレの左CK。山本が蹴り、マルシーニョがヘディングシュート、ヒットせず相手DF。35分、中盤左寄りでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手GKが捕る。
 42分、ペナルティーエリア手前で柏のFK。原川が直接ねらうが、壁に当たる。
 43分、中盤左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手GKがはじく。
 0−0でハーフタイム。システムのギャップがあり、プレスがかみ合わずに押し込まれる。後半はどう打開するのか。

 後半は交代なしで開始。
 3分、相手MF小屋松が右からペナルティーエリアに入ってシュート、枠の左。
 5分、先制。マルシーニョが相手ボールをカットして左サイドから攻め込む。マルシーニョはペナルティーエリア内にアンダーラップした三浦にパスを通し、三浦がすかさずループハス、脇坂がとびこんで頭で押し込む。1−0。
 7分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF。続けて左CK。山本が蹴るが、これも相手DF。
 8分、柏が二人同時交代。FW細谷に代えて垣田、左WBジエゴに代えてMF久保藤次郎を入れる。久保は右WBに入り、小屋松が左へ回ったらしい。
 12分、失点。10分過ぎから柏の攻撃が続き、クリアも拾われて苦しい中、交代で入ったばかりの久保に相手右サイドからクロスを入れられ、右シャドーの小泉がペナルティーエリア中央でヘディングシュート、1−1。クロスを入れた久保に誰もプレスにいっていないのがまずい。
 13分、サイドチェンジのパスを受けたマルシーニョが中へドリブルしてシュートするが相手DF。15分には、山本からのパスを受けた山田がミドルシュート、相手DF。
 17分、柏の左CK。ショートコーナーからゴール前に入れられるが、DF陣がクリア。直後にフロンターレが一人目の交代。河原に代えて橘田を入れる。
 18分、相手ボランチの熊坂がミドルシュート、枠の上。
 19分、橘田のスルーパスに走りこんだマルシーニョが折り返し、こぼれを伊藤がシュート、ゴールかと思われたが、VARの結果、マルシーニョがオフサイドで認められず。残念。
 この後、柏の攻撃に耐える時間が続く。
 27分、柏が三人目の交代。左シャドーの渡井に代えて島村を入れる。フロンターレも二人目の交代。伊藤に代えて家長を入れる。
 28分、フロンターレのカウンター。マルシーニョのドリブルから家長が右からクロス、相手GKが捕る。31分にも、こぼれを拾って左サイドから三浦が攻めあがってクロス、山田に通るがシュートできず。34分にも三浦がクロスを入れるが、相手GKが捕る。
 この後、柏の攻撃に耐える時間が続く。
 37分、フロンターレが三人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、山田に代えてエリソン、三浦に代えて田邊を入れる。前から追うパワーを補充して、後ろは田邊で守備固めか。
 39分、田邊が左サイドを攻めあがって倒され、フロンターレのFK。山本が蹴るが相手DFにクリアされてフロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF。
 41分、左サイドでフロンターレのFK。山本が蹴り、家長がヘディングシュート、惜しくも枠の左。
 追加タイム4分。なんとかしのいで1−1でタイムップ。
 勝点1で合計4として3位に後退。2連勝した清水と湘南が1位、2位。

※翌日に広島がマリノスに1−0で勝って同率2位浮上、フロンターレは4位に。マリノスは1敗1分けで15位。

フィギュアスケート (2025.2/22、23,24)

四大陸選手権 (2025.2/19〜23 ソウル・韓国) 選手権

 <男子シングル>24人エントリー。日本からは壷井、三浦佳生、友野。アメリカからプルキネン、樋渡、マー(当初エントリーからトルガシェフ、ナウモフが辞退)。カナダからサドフスキー、ラキッチ等。地元韓国からはチャ、キム・ヒョンヨン。カザフスタンはシャイドロフとジレンバイエフ。中国はチェン・ユドンなど。ボーヤン・ジンはいない。2/15にチウが欠場、ニューナムが繰上げ出場。イ・シヒョンは棄権。フジ地上波では、日本人3人とシャイドロフ、チャの5人を放送。解説は無良、実況は上中アナ。
 17番滑走で壷井(22)。昨季全日本7位。今季NHK杯3位。全日本3位。曲は「En Aranjuez Con Tu Amor」。振付は川越正大。冒頭で4Sがアンダーローテーションで転倒。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点3番目の41.3、演技構成点7番目の37.77、転倒の減点1、合計78.07でSP6位。

 19番滑走で友野(26)。昨季全日本6位。今季仏杯5位、フィン杯6位。全日本5位。曲は「Tshegue」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4T+3Tは惜しくも最後オーバーターン。しかし次が4Sのパンクした2Sで無得点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2。渾身のStSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。技術点7番目の39.04、演技構成点40.8、転倒の減点1、合計79.84でSP3位。

 22番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。昨年6位。世界選手権14位。今季ファイナル5位。冬季ユニバ4位。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。ジャンプが安定していた。冒頭の4Lz+3Tは余裕があり、全ジャッジが加点2〜5。続く3Aも幅があり全ジャッジが加点ほぼ3。FCSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になるところで4T成功。あと二つのスピンはレベル4.うちCSSpは全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の55.78、演技構成点4番目の38.95、合計94.73でSP1位。
 23番滑走で地元チャ(韓。23)。昨年銅メダル。世界選手権10位。今季スケートカナダ3位、フィン杯フリー棄権。冬季ユニバ3位。曲は「Natural」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭は4Sの予定がパンクして2Sとなり無得点。得意の3Lz+3Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5。1.1倍になる3Aは慎重に跳び、全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル2でVマークだが全ジャッジが加点2〜3。技術点9番目の37.43、演技構成点最高の41.81、合計79.24でSP4位。
 最終滑走で三浦(19)。昨季世界選手権8位。今季スケートアメリカ3位、NHK杯6位。全日本8位。曲は「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Sはよくこらえた。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4.うち最後のCSSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3F+3Loは第2がダウングレードで転倒。試合でほとんど跳んだことのない連続ジャンプらしい。StSqはレベル3だがスピードに乗り、全ジャッジが加点2〜3。ケガのため構成はレベルを落としたとのこと。技術点6番目の39.25、演技構成点3番目の40.55、転倒の減点1、合計78.8でSP5位。

 フリー。
 14番滑走でサドフスキー(加。25)。曲は「インターステラー」。振付はシュイナール他。冒頭の4Sは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lzはステップアウト。3Aは決める。3Lo+2A+SEQは第1にqマークでこらえた。StSqとFCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になるところの3連続は2S+1Eu+ステップアウトとなり第3は無得点。予定では、第1が4Sだった。3Lz+2Tは成功。ソロの2Aも決める。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点3〜5。ChSqは最後でよろけてGOE-0.57。技術点14番目の65.29、演技構成点7番目の75.76、合計141.05でフリー9位、総合213.9で10位。
 15番滑走でSP8位の地元キム・ヒョンヨン(韓。18)。曲は「Hold On to Hope in the Dark Time」他。振付はシン・イェジ。冒頭の4Tは成功。続く3Aはアンダーローテーション。3Lz+3Tは全ジャッジが加点。ソロの3Fに!マーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点。3Lo+2A+2A+SEQも決める。ソロの3Sは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.29。技術点4番目の82.44、演技構成点13番目の70.06、合計152.5でフリー6位、総合226.16で7位。
 16番滑走でSP7位ニューナム(加。22)。曲は「Buenos Aires Hora Cero」他。振付は不明。初めて見る選手か。冒頭の3連続はいきなり3Aがパンクして1A+1Eu+3Sに。続く3F+3Tは第1に!マークとqマーク。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2。3Lo+2A+SEQも成功全ジャッジが加点。FSSpはレベル4。1.1倍になる3Fはステップアウト。次の3Loは片手つき。2Aは決め、全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.86。あと二つのスピンとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点1〜3。技術点16番目の60.86、演技構成点11番目の70.67、合計131.53は自己ベスト更新でフリー14位、総合205.34も自己ベスト更新で12位。

 17番滑走で壷井(22)。曲は「道化師」。振付はスカリ。冒頭の4S+3Tは間にオーバーターン二回。ソロの4Sはqマークでステップアウト。3Aは決める。FSSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3A+1Eu+3Sも成功。3Lz+2A+SEQは第1が!マーク。ソロの3Loは成功。あと二つのスピンはレベル4。ChSqはGOE+0.86。ソロの3Fは全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の81.71、演技構成点8番目の75.15、合計156.86でフリー5位、総合234.93で5位。
 18番滑走で三浦(19)。曲は「シェルブールの雨傘」。振付は。冒頭の4S+2Tはスピードがあり全ジャッジが加点2〜4。しかし続くソロの4Sで転倒。予定では3Aだったらしい。次は2Aにパンク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3、最後のCCoSpは加点2。もう一回ソロの3Aに挑戦、なんとか決める。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になるソロの3Lzは全ジャッジが加点1〜3。3F+1Eu+3Sの予定が+1Eu+の後両足をついてしまうが2Sを付けた。ChSqはGOE+1.36。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。CSSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の71.22、演技構成点4番目の81.46、合計151.68でフリー7位、総合230.48で6位。
 19番滑走でチャ(韓。23)。曲は「Balada para un Loco」に変更。振付はシェイリン・ボーン。 終わったとき、ホッとした感じ。パンクした2T以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Sはきれいに決まり、加点3〜4。次は4Tがパンクして2Tに。得意の3Lz+3Loは加点2〜4。StSqとスピン三つはレベル4。うちStSqとCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3F+1Eu+3S成功、加点2〜3。3A+2A+SEQも決め、加点2〜3。ソロの3Fは加点3〜5。ChSqは音楽に合わせて大きく動き、加点4〜5。技術点2番目の95.27、演技構成点最高の90.51、合計185.78でフリー2位、総合265.02で銀メダル。

 20番滑走で友野(26)。曲は「Butterfly」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の4S+2Tは全ジャッジが加点。ソロの4Sの予定が2Sにパンク。次をソロの4Sに変えて決める。ソロの3Loは2Loに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3A+1Eu+3Sを決め、全ジャッジが加点。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Aも成功、全ジャッジが加点。技術点6番目の82.55、演技構成点2番目の82.55、合計162.24でフリー4位、総合242.08で4位。
 21番滑走でSP2位ジミー・マー(米。29)。曲は「Clair de Lune」。振付はアダム・ブレイク他。すばらしかった。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点2。続くソロの4Tも全ジャッジが加点2〜3。3Loは転倒。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Lzも全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQは第1がqマーク。続くソロの3Aは決める。3F+1Eu+3Sの第1に!マーク。ChSqはGOE+1.21。技術点3番目の85.94、演技構成点77.55、転倒の減点1、合計162.49でフリー3位、総合245.01で銅メダル。
 最終滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。圧倒的なジャンプ力を見せた。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭で3A+1Eu+4Sを決め、加点2〜5。試合で成功したのは初めてらしい。続く4Lzは加点2〜4、4Tはほぼ加点1〜3。ソロの3Loは加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4で加点2〜3。1.1倍になるところでなんと4T+3Tを決め、加点ほぼ2〜3。さらに3Lz+2A+SEQも成功、加点2〜4。ソロの3Lzも加点2〜3。ChSqはGOE+1.0。ノーミスで終え、氷に横たわった。技術点ダントツの109.02、演技構成点4番目の81.35、合計190.37は自己ベスト更新でフリーも1位、総合285.1も自己ベスト更新で初の金メダル。

 <女子シングル>21人エントリー。日本からは樋口、千葉、松生。アメリカからリウ、テネル、エヴゥハート。カナダからスキーザス、デュピュイ等。地元韓国からキム・チェヨン、ユン・アースン、なんと資格停止だったイ・ヘインも。その他ロシアから転籍のサモデルキナ(カザフ)、中国からシァンイ・アン、ホンイー・チェン等。フジ地上波では、日本人3人とキム・チェヨン、アメリカの3人を放送。解説は村上佳菜子、実況は上中アナ。

 13番滑走で樋口(24)。昨季全日本12位。今季ファイナル4位、全日本3位。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。冒頭の2Aは全ジャッジが加点ほぼ3。しかし次の3Lzからの連続ジャンプの予定がステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3F+3Tで連続ジャンプをリカバリーしたが、第1に!マーク、第2はqマーク。技術点9番目の33.61、演技構成点6番目の31.49、合計65.1でSP7位。
 14番滑走で松生(20)。昨季全日本17位。今季ファイナル6位、全日本5位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。冒頭の2Aはいつも通りふんわりと成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3F+3Tは第1が!マークでアンダーローテーション、第2もアンダーローテーション。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lzの予定が2Lzになり無得点。痛かった。StSqとLSpはレベル3で全ジャッジが加点2以上。うち最後のLSpは加点2〜4。技術点16番目の25.24、演技構成点9番目の29.83、合計55.07でSP13位。
 15番滑走でアリサ・リウ(米。19)。昨季はまだ引退中。今季スケートカナダ6位、NHK杯4位。全米2位。曲は「Promise」。振付はスカリ。冒頭の3F+3Tは第2がアンダーローテーション。以降の全要素に全ジャッジが加点。2Aは加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4。うちFCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点1〜3。StSqはレベル3で加点2〜4。最後のLSpはレベル2だが加点3〜4。技術点6番目の34.59、演技構成点4番目の32.5、合計67.09でSP4位。

 最終グループ16番滑走でエヴァハート(米。18)。昨季全米シニア4位。今季仏杯5位、フィン杯4位。全米3位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tはほぼ加点1〜3。2Aも加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点2〜3。最後のStSqはレベル3だが加点2〜5。技術点4番目の36.41、演技構成点7番目の30.95、合計67.36でSP3位。
 17番滑走でテネル(米。27)。昨季全休。今季スケートアメリカ、NHK杯とも5位。全米4位。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点1〜3。LSpはレベル3で加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Loは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜4。StSqはアイリッシュ・ダンスの動きも入れ、レベル2だが加点2〜4。技術8番目の33.66、演技構成点3番目の32.92、合計66.58でSP5位。

 20番滑走でキム・チェヨン(韓。18)。昨年銀メダル、世界選手権銅メダル。今季仏杯4位、中国杯3位。曲は「トロン: レガシー」。振付はブノワ・リショー。万事そつがない。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点ほぼ3。続く3Lz+3Tも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fは加点3〜4。回転不足やエッジエラーがないのが強み。技術点最高の40.15、演技構成点2番目の33.87、合計74.02は自己ベスト更新でSP1位。
 最終滑走で千葉(19)。昨年金メダル、世界選手権7位。今季ファイナル2位、全日本4位、冬季ユニバ2位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。緊張していたが、全体としてはうまくできた。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、CCoSpとStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fもqマーク。技術点2番目の37.13、演技構成点最高の34.07、合計71.2でSP2位。

 フリー。
 9番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。衣装は銀。冒頭の3Loは滑らかに成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz+3T+2Tは第1、第2ともqマーク。次の3Fもqマーク。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。ソロの2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜4、StSqと最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは成功。しかし3Fからの連続ジャンプの予定がダウングレードでステップアウトし、第2を付けられずに繰り返しの違反。3S+2A+SEQとして連続ジャンプはリカバリーしたが、いずれもqマーク。技術点9番目の60.64、演技構成点8番目の61.39、合計でフリー9位、総合177.1で11位。
 12番滑走でイ・ヘイン(韓。19)。曲は「Ark Ascending」他。振付はシン・イェジ。まだ試合勘が戻っていないか。冒頭の3Lzで見事に転倒。連続3回転の予定だった。続く3Loは全ジャッジが加点1〜3。3F+3Tで連続ジャンプをリカバリーしたが、第2がアンダーローテーションで両足。3S+2T+2Loは成功。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3F+2A+SEQは第1がqマーク。ソロの3Lzは!マークとqマークの上、繰り返しの違反。2Aは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.43。技術点8番目の61.54、演技構成点7番目の61.79、転倒の減点1、合計122.33でフリー8位、総合183.1で8位。

 14番滑走でサモデルキナ(カザフ。17)。曲は「Ave Maria」他。振付は不明。ジュニアの試合とプログラムが違うようだ。冒頭の3F+2Tは全ジャッジが加点1〜3。2Aと3S、3Loはいずれも全ジャッジが加点2〜3。すごく手堅く演技している感じ。スピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqとLSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マークとqマーク。ソロの3Fは全ジャッジが加点。3Lz+2A+2T+SEQは第1に!マーク。ChSqはGOE+0.48。技術点3番目の69.49、演技構成点9番目の59.9、合計129.39でフリー6位、総合193.37で7位。
 15番滑走で樋口(24)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の2Aは余裕があり全ジャッジが加点3。続く3Lz+3Tは第2にqマーク。ソロの3Loは全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。ソロの3Sはqマーク。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lzで転倒。3連続の予定だった。次を3Lo+2A+2A+SEQとしてリカバリー。3F+2Tは第1が!マーク。技術点5番目の66.79、演技構成点4番目の64.27、転倒の減点1、合計130.06でフリー5位、総合195.16で5位。試合後のインタビューで「ミスはあったが、SP、フリーとも落ち着いてできたのがよかった。世界選手権はまた緊張すると思うが今回の経験を生かしたい」。

 17番滑走でテネル(米。27)。曲は継続の「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒にたくさんのビーズ。ほぼノーミス。いよい完全復活か。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。つづく3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fと2Aはいずれも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜4。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Sは全ジャッジが加点。3Lz+2T+2Loも成功。ソロの3Loはこらえた。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点2番目の70.97、演技構成点も2番目の66.83、合計137.8でフリー2位、総合204.38で銀メダル。
 18番滑走でアリサ・リウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金。冒頭の3Fは!マーク。3Lz+3Tは第2がqマーク。次は3Sの予定が2Sに。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点 2以上。うちFCSpは加点2〜4。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第2にqマーク。3F+2Tの第1が!マーク。ソロの2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqとLSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点3〜4。ChSqはGOE+1.43。技術点6番目の65.49、演技構成点3番目の65.97、合計131.46でフリー4位、総合198.55で4位。3Aの練習もしているらしい。

 19番滑走でエヴァハート(米。18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は赤。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く2A+3Tは第2にqマーク。ソロの3Fにもqマーク。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点。CCoSpはレベル3、StSqはレベル2だがいずれも全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点。3Lz+2T+2Loも成功。ソロの3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のFCCoSpは加点2〜4。ChSqはGOE+0.93。すごくよく見えたが、あまりGOE伸びず。技術点4番目の69.07、演技構成点5番目の63.6、合計132.67でフリー3位、総合200.03で銅メダル。
 20番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。全体にスピードもキレもなかった。緊張に負けたのかと思ったが、前夜から体調不良だったらしい。冒頭の3F+3Tは第1が!マーク。3Sはqマークであっさり転倒。3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。2Aは決める。ChSqはGOE+0.86。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz++2A+SEQと3Lz+2T+2Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点。しかしソロの3Fがアンダーローテーションで転倒。最後のCCoSpはレベル2でVマーク。終わったとき、氷にがっくりひざをついた。どこか痛いように見えた。技術点7番目の62.84、演技構成点6番目の63.04、転倒の減点2、合計123.88でフリー7位、総合195.08で6位。
 最終滑走でキム・チェヨン(韓。18)。曲は「Whisperers from the Heart」。振付はシン・イェジ。ノーミス。最後のスピン以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。続く3Loも加点2〜3。3F+2T+2Loは加点1〜3。3Sも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ4。1.1倍になる3Lz+3Tは加点2〜4。3Lz+2A+SEQは加点1〜3。ソロの3Fも加点2〜3。ChSqはGOE+1.64。技術点最高の78.27、演技構成点も最高の70.09、合計148.36でフリーも1位、総合222.38で初の金メダル。すばらしい得点なのにキスアンドクライでは喜ぶというより戸惑っているようだった。

サッカー短評 (2025.2/18)

川崎フロンターレvs.CCマリナーズ 2対0 (2025.2/18 U等々力) ACLE第8節

 CCマリナーズは東地区最下位。しかも南半球から遠征してくる。こちらは国内リーグ開幕節から中二日だがホームで戦える。しかし、マリナーズは守備を固め、ミスを拾ってカウンターを仕掛けてくる。フロンターレは攻めあぐねた。ようやく前半34分、山内がドリブルで相手をかわしてペナルティーエリアに入ったところで倒され、PKの判定。これをエリソンが強烈なキックで決めて先制。後半はマリナーズもかなり攻め込んできたが、フロンターレも21分にマルシーニョと脇坂を入れて推進力を増す。なかなか追加点を取れなかったが、追加タイム8分の最後にヴェロンのパスを受けたマルシーニョがループシュートを決めた。気温6.8度、湿度20%。観客11013人。主審はシバコーン・プードムさん。審判団はタイのセット。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナ。
 先発のGKは9年ぶり公式戦出場の安藤。DF田邊、車屋、アイダル、際。橘田と河原のダブルボランチ。トップ下に山内。左右のウイングに宮城と家長。ワントップにエリソン。ゲームキャプテンは車屋。さすがに中二日で、河原以外の全員を入替え。ベンチにGK山口、DF高井、三浦、野田、MF山本など。※先発予想は、GK山口瑠伊。DF三浦、車屋、アイダル、際。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングには山内と伊藤達哉、トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。今季はまだ、大島と瀬川をベンチでも見ていない。
 マリナーズは4-4-2。9番クオルと23番ディビジオのツートップ。左右のアウトサイドに7番テオハラスと21番ファイサル。16番スティールと36番イームスのダブルボランチ。DF12モラギス、33番ポール、24番ヘリントン、27番クゼフスキ。GKパフレシッチ。ゲームキャプテンは16番スティール。全体に若いメンバーで、最年長でも25歳、最年少は16歳のイームス。ACL前節でレギュラーのCBとCFなど3人怪我で欠いているらしい。マーク・ジャクソン監督はイングランドの人。2年目。昨季は1年目でチームをAリーグ優勝に導いた。
 マリナーズはコンパクトにひいて守備を固め、こちらのミスを拾ってカウンターを仕掛けてくる。寒いせいもあるのか、積極的なハイプレスはかけてこない。フロンターレは外側でパスを回している時間が長く、相手があまり食いついてこないので消耗させることもできず、攻めあぐねた。
 フロンターレは左サイドからは田邊がクロスを入れたり、右サイドから際が家長のパスに走りこんだりしたが、相手DFのクリアにあう。
 9分、相手左SBモラギスが攻めあがって深い位置から低いクロス、相手FWクオルに通りそうになるが、車屋が寄せ、ボールはGK安藤が押さえる。11分にもボールロストからカウンターを受けるが、DF陣が早めに対応。
 時折、相手の縦に速いカウンターがあるため、ダブルボランチの位置が低く、家長と際の崩しに河原がからまないので、相手にも対応されやすい。
 14分、中盤で相手ボールのカットから、最後はエリソンがミドルシュート、相手DF。
 21分、マリナーズのカウンター。中盤でボールカットされ、ミドルシュートを打たれるが、枠の外。
 22分、河原からのパスを受けた宮城が左から中へドリブル、ペナルティーエリア手前中央からシュート、枠の上。
 27分、右サイド際からのクロスを宮城がヘディングシュート、相手GK。こぼれを拾ってつなぎ、エリソンがオーバーヘッドを狙うが枠の外。
 34分、山内がドリブルでペナルティーエリアへ入ると、相手左MFテオハラスが山内を倒して、笛が鳴る。VARがチェックしてPK確定。ボールは倒された山内ではなくエリソンがセットしている。エリソンは強烈なキックをゴール右に蹴りこみ、1−0。
 41分、家長が右から入れたクロスのこぼれを山内がシュート、バー右角に当たる。惜しかった。さらにこぼれを際がシュート、枠の外。
 43分、相手左サイドから攻め込まれて河原がクリアしてマリナーズの左CK。このCKはDF陣がクリア。こぼれを拾われ何度かクロスを入れられるが、最後はGK安藤が捕る。
 45分、相手右サイドから攻め込まれ、アイダルがクリアしてマリナーズの右CK。このCKは家長がクリア。
 追加タイム1分。1−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 右サイドの際と相手左WBのテオハラスはたびたびマッチアップしている。
 4分、山内のドリブルからのクロスがクリアされてフロンターレ左CK。なんと宮城が蹴るが、相手DF。
 7分、中盤でボールロストし、相手右MFファィサルが深い位置からクロス、ファーサイドで受けた相手左MFテオハラスがペナルティーエリアに入ってシュートするが、際が防ぐ。相手左MFテオハラスと相手左SBモラギスはよく連動して相手左サイドを
 11分、相手FWクオルにイエローカード。
 14分、ペナルティーエリア右角付近から河原がクロス、エリソンがヘディングシュートをねらうが枠の外。
 18分、マリナーズが二人同時交代。9番FWクオルに代えて35番MFデリマ、23番FWディビジオに代えて37番FWブラントマンを入れる。
 21分、フロンターレも二人同時交代。宮城に代えてマルシーニョ、山内に代えて脇坂を入れる。脇坂は車屋からキャプテンマークを受け取ったようだ。
 22分、マルシーニョからのパスを受けたエリソンがペナルティーエリア手前左で倒され、フロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが枠の左。
 25分、マルシーニョが相手ボールをカットしてクロス、エリソンがワンタッチでシュート、枠の右。実況席では「マルシーニョが入って、フロンターレの攻撃が活性化した」。
 27分、相手左MFテオハラスが攻め込み、深い位置から折り返すが、ゴール前を通過して誰にも合わず。
 28分、マリナーズが二人同時交代。7番テオハラスに代えて11番フェイジョン、16番ボランチのスティールに代えて8番マッカルモントを入れる。スティールのキャプテンマークは誰に渡ったのか。
 30分、車屋の足がつってメディカルが入る。フロンターレが三人目の交代。車屋に代えて丸山を入れる。
 30分、相手左サイドからの攻撃をアイダルが防ぐ。32分には、相手右サイドからの突破を田邊がライン際で粘ってゴールキックにする。下田アナが「田邊の勝ち」と叫ぶ。
 35分、マルシーニョからの折り返しをエリソンがシュート、枠の左だが、オフサイド。3分にはエリソンからのスルーパスにマルシーニョが走りこみ、ペナルティーエリアで倒されるが、これもオフサイド。一応、VARの確認が入る。
 40分、フロンターレが二人同時交代。エリソンに代えて山田、家長に代えてヴェロンを入れる。
 43分、マリナーズのカウンター。相手右サイドから攻め込まれ、シュートが味方DFに当たるが、アイダルがクリア。
 45分、マリナーズが五人目の交代。右MF21番ファイサルに代えてDF15番ルーを入れる。
 追加タイム8分。46分、脇坂が右サイドへパス、受けたヴェロンからクロス、マルシーニョが走りこむが合わず。
 48分、ヴェロンが右サイドを突破し、深い位置から折り返すが相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
 52分、中盤相手右寄りでマリナーズのFK。相手GKが蹴り、ゴール前に攻め込まれるが、全員で防ぐ。
 53分、追加点。フロンターレのカウンター。クリアボールを拾ったヴェロンが右サイド浅い位置から前方へパス。追いついたマルシーニョがペナルティーエリアで相手GKと1対1になるや、ループシュートを放って2−0。
 2−0でタイムアップ。勝点18としてなんと暫定1位。同じ日にアウェイで上海申花と対戦した神戸は2−4で敗戦。翌日にやはりアウェイで上海海港と対戦したマリノスも0−2で負けた。
 ラウンド16はホーム&アウェイ方式。まず3/5にアウェイで、3/12にはホームで上海申花と対戦。
 試合後のインタビューでGK安藤は「2016年5月のナビスコカップ以来3191日ぶりの公式戦の感想は」と聞かれ「他の選手には単なる1試合かもしれないが自分には待ち望んでいた瞬間だった」「今日は枠内のシュートは1本も打たせていない」と言っていた。目が赤いのは、向かい風によるドライアイのせいらしい。

※後日、最終戦を山東泰山がチーム状態不良のため棄権、大会からも撤退するという事態を受けて、このチームとの対戦勝点を削除する決定となり、フロンターレは勝点15、順位は変わらず2位。マリノスも勝点1が削られて18となったが、1位。しかし神戸が勝点3を削られて3位から5位となり、Jリーグは2/25、今季の大会方式の見直しを求める意見書をAFCへ提出したという。今季の新しい方式はスイス方式というらしいが、欧州では棄権チームが出たときは、済んだ試合は活かし、残りは0−3で処理することになっているという。

サッカー短評 (2025.2/15)

川崎フロンターレvs.名古屋グランパス 4対0 (2025.2/15 U等々力) 第1節

 今季開幕戦。2/11にアウェイで浦項と対戦し帰国して中三日。前半は苦しい場面も多かったが、惜しいシュートもあり、スコアレスで後半へ。13分にFKから高井のヘディングシュートで先制すると、22分には、パスワークでつないで三浦のクロスを山田が押し込み追加点。34分には山田のシュートのバー跳ね返りを山内が流し込み、43分には山内のクロスを宮城がヒールで決めて、合計4得点。「全てアカデミー出身選手が決めた」という珍しい内容。気温14.1度、湿度24%。観客23005人。主審は吉田哲朗さん、VARは岡部さん。DAZN解説は永井雄一郎、実況は桑原アナ。
 先発は、GK山口瑠伊。DF三浦、丸山、高井、佐々木。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにはマルシーニョとヴェロン。トップ下に脇坂。ワントップは山田。ベンチにGKソンリョン、車屋、際、アイダル、橘田、エリソンなど。昨季途中に町田から加入のGK山口はJ1デビュー。4日前のACLの試合とボランチ1枚と右ウイングだけ変更。もっとターンオーバーしてくるかと思った。※先発予想は、GKソンリョン。DF三浦、車屋、アイダル、際。ダブルボランチには河原と大島。左右のウイングにはマルシーニョと伊藤達哉、トップ下に脇坂。ワントップはエリソン。
 名古屋は3-4-1-2。永井謙佑とサウジから復帰のマテウス・カストロのツートップ。トップ下に和泉。左右のWBに徳元と野上。大学在学中の加藤玄と稲垣のダブルボランチ。DF河面、三國、原輝樹。GK武田。ベンチに森島司、山中、札幌から移籍の浅野雄也など。長谷川監督は4年目。
 3分、空中のボールを相手FWマテウスと二人で蹴りあったとき靴の裏を相手に向けたということなのか、マルシーニョにいきなりイエローカード。
 5分、中盤相手左サイドで名古屋のFK。徳元が蹴り、こぼれを稲垣にシュートされるが枠の右。
 8分には、相手右サイドから相手FWマテウスにミドルシュートをうたれるが、枠の上。桑原アナが「ここからでも打てるぞ、ということを示しましたね」。
 12分、中盤右サイドの河原からのパスを受けたマルシーニョが左サイドから内へ切り込んでシュート、相手GK正面。
 15分、相手左サイドから徳元にクロスを入れられるが、高井がクリア。こぼれを相手DF原がシュート、枠の右。
 16分、相手と競り合ってから倒れた佐々木が立ち上がれず。フロンターレが一人目の交代。佐々木に代えて際を入れる。
 19分、自陣ペナルティーエリア手前右寄りで名古屋のFK。マテウスが直接狙うが大きく枠の上。
 21分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、誰にも合わずに通過。
 23分、左から三浦がクロス、こぼれを右から際がクロス、さらにこぼれを河原がミドルシュート、惜しくも枠の左。
 25分、左へ流れた相手FW永井からのクロスを相手MF稲垣がシュート、丸山が防ぐ、さらにこぼれを永井が拾ってドリブル、ペナルティーエリアすぐ外からシュート、右ポストに当たってピッチ外へ。試合後に「名古屋の一番惜しい場面」と桑原アナが言った場面。
 今季は、「アクチュアル・プレーイングタイムを長くする」ためにファールがあって選手が倒れても少々のことでは笛は吹かないことになっている、と桑原アナ。山本が倒されても笛が鳴らず、フロンターレサポーターが不満げな声をあげた場面などがあった。
 35分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF。こぼれを三浦がミドルシュート、枠の右。さらに山田もシュート、相手GK。
 40分、名古谷の右CK。徳元が蹴るがマルシーニョがクリア。41分、名古屋の左CK。徳元が蹴るが、高井がクリア。
 42分、名古屋の左CK。徳元が蹴るが、マルシーニョがクリア。こぼれを相手DF原がミドルシュート。
 追加タイム2分。47分、際がドリブル、相手ボランチの稲垣に倒される。稲垣にイエローカード。メディカルが入り、際はピッチの外へ。
 51分、ヴェロンのクロスがクリアされてフロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手FW永井がクリア。
 0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 2分、マルシーニョが左サイドからクロス、走りこんだヴェロンがシュート、枠の右。さらに山田からのパスを再度ヴェロンがシュート、枠の上。
 4分、脇坂がペナルティーエリア手前からシュート、相手DF。さらに三浦がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、枠の上。
 10分、左サイド三浦からの折り返しを脇坂がミドルシュート、枠の左。
 12分、名古屋が二人同時交代。マテウスに代えて森島司、加藤玄に代えて椎橋を入れる。
 13分、中盤左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴り、高井が打点の高いヘディングシュートを決める。やっとゴールネットを揺らせてみんな喜ぶがVARのチェックが長い。リプレー映像を見ると、脇坂は明らかにオフサイドだが、その後プレーに関与せず。脇坂の奥の高井とさらに奥の相手DFの「ボールに触れる体の一部」との位置関係が重なっていて見えず。主審もヘッドセットに手を当てて判定を待つように指示するが、オフサイドの確認はできずに得点が認められた。1−0。
 22分、追加点。丸山からのロングフィードを受けたマルシーニョがワンタッチでループパス、走りこんだ三浦がペナルティーエリア左から低いクロス、山田が走りこんでシュートを押し込む。2−0。大黒コーチが喜んでいる場面が映る。解説の永井が「山田も大黒コーチにいろいろ教わっていると思う」。
 25分、名古屋の左CK。徳元が蹴り、相手MF椎橋がヘディングシュート、枠の上。
 28分、名古屋が二人同時交代。トップ下の和泉に代えて山岸、左WB徳元に代えて山中を入れる。和泉のキャプテンマークは誰が巻いたのか。
 30分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手GKがクリア。31分にもフロンターレの左CKを山本が蹴るが、これも相手GK。
 32分、フロンターレが二人同時交代。山本に代えて橘田、ヴェロンに代えて山内を入れる。
 33分、左サイドから攻め込み、最後は山内がシュート、相手GK。34分、フロンターレの左CK。橘田が蹴るが、相手MF稲垣がクリア。
 34分、追加点。左サイドから崩して橘田がペナルティーエリアに入ったところからクロス、中央で山田がシュートするが惜しくもバーに当たる。こぼれをペナルティーエリア右で拾った山内が相手DFと競りながら中央へ入ってシュート、3−0。これがなんと山内のプロ初ゴールという。
 37分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、山田に代えてエリソンを入れる。
 38分、相手FW永井にイエローカード。直後に名古屋が五人目の交代。右WBの野上に代えて浅野雄也を入れる。
 42分、右サイドからパスをつないで山内が相手DFの裏へ突破してペナルティーエリアに入ってクロス、ニアへ走りこんだ宮城がワンタッチヒールで流しこむ。4−0。試合後のインタビューで、アカデミー同期だという山内が「天はいつもああいうゴールを決めていた」と言っていた。今までは宮城に会うパスを出せる人がいなかった、ということか。
 追加タイム6分。48分、宮城からのパスを受けたエリソンがシュート、相手DF三國がクリア。これをさらにエリソンが拾って再度シュート、相手GK。
 49分、右サイドから山内がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、惜しくもバーに当たる。
 50分、サポーターが「アヴァンテ」を歌い始める。4−0でタイムアップ。
 ACLに続いてリーグ戦でも4−0で白星発進。なかなか幸先がいい。暫定で1位になった。次はまたACLEの試合で、2/18にホームでCCマリナーズ(豪)と対戦。
 なお、前日のフライデーマッチで大阪ダービーがあり、アウェイのセレッソが5−2でガンバを下した。また、昨季優勝の神戸はホームで浦和と0−0のスコアレスドロー。マリノスもホームで新潟と1−1の引分。鬼木新監督の鹿島はアウェイで湘南に0−1と敗戦。昨季2位の広島と3位の町田の対戦は明日。

サッカー短評 (2025.2/11)

浦項vs.川崎フロンターレ 0対4 (2025.2/11 浦項) ACLE第7節

 何と浦項は連日氷点下で、ピッチは水をまくので凍ってカチコチとのこと。パスがつながらないという心配もあったが、前半はハイプレスのかけあいだった。38分に、新加入の右ウイング伊藤のクロスを山田がヘディングシュートで先制。終了間際の43分、相手CBアスプロポタミティスが二枚目のイエローで退場。後半初めは浦項も10人とは思えない攻勢をかけてきたが、26分にフロンターレが追加点。攻撃参加した佐々木のクロスを山田が落とし、脇坂が押し込んだ。さらに29分、後半頭から出た河原が追加点。これで楽になった。ホームの浦項は選手交代してあきらめない姿勢を見せたが、得点できず。最後は43分に、やはり交代で入ったエリソンがダメ押し点を決めた。無失点で決勝トーナメント進出を決定。気温6度、湿度40%。観客不明。主審はマレーシアのナサルディンさん。VARはタキさん。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナ。
 先発は、GK山口瑠伊。DF三浦、丸山、高井、佐々木。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングにはマルシーニョと伊藤達哉。トップ下に脇坂。ワントップは山田。ベンチにはGKソンリョン、安藤、DF車屋、田邊、際、アイダル。FW神田。神田は明日2/12、U20アジア杯のため中国へ出発。家長、瀬川などがベンチ外。※先発予想は、GKソンリョン。DF三浦(田邊)、車屋(丸山、アイダル)、高井(アイダル、土屋)、佐々木(際)。ダブルボランチには、山本と河原か(橘田、大島、大関)。左右のウイングにはマルシーニョ(山内、田邊)と伊藤達哉(家長、ヴェロン)、トップ下に脇坂(宮城)。ワントップは山田かエリソン。(参考・中地拓也「【長谷部茂利監督率いる25年の川崎。勇者が選びしシステムとメンバーとは】(1)(2)」サッカー批評Web 2025.2/10 20:02配信記事)キャプテンは引き続き脇坂、副キャプテンは山田、丸山、佐々木。
 今季、FW遠野がマリノスへ完全移籍、代わりにマクデブルク(独)からFW伊藤達哉(27歳)を完全移籍で獲得。小林は左肩脱臼のため12/16に手術。DFはジェジエウが1/24の練習で左ハムストリング肉離れ。しかし昨季途中加入のアイダルを完全移籍で獲得。今季は、トップチームのコーチにアカデミーから長橋、佐原が加わり、さらに元日本代表FW大黒も加入。新たにコンディショニングコーチという役職に樋口創太郎氏を長谷部監督が抜擢。
 浦項は4-4-2。37番ホンと9番ジョルジュ・テイシェイラのツートップ。左右のシャドーに77番ワンデルソンと97番ジュニーニョ・ロシャ。8番オベルダンと6番キム・ジョンウのダブルボランチ。DF26番イ・テソク、4番チョン・ミンガン、5番アスプロポタミティス、2番オ・ジュンウォン。キャプテンはワンデルソン。パク・テハ監督は昨年就任し、2年目でACL出場を果たした。9番ジョルジュ、7番ワンデルソンと97番ジュニーニョ、8番オベルダンは確かブラジル人。オベルダンが司令塔。アスプロポタミティスはギリシャ系オーストラリア人とのこと。
 浦項のホームゲームでは、今まで日本のチームは勝ったことがない、らしい。しかし、シーズン初戦で、凍ったピッチはホームチームでもやりにくいはず。夜で気温6度は、連日の氷点下の予報よりも暖かい。
 8分、浦項の左CK。キッカーはニアへ蹴るが、シュートできず。
 15分、フロンターレの右CK。三浦が蹴るが、相手DF。
 浦項は前線のFWへパスを通そうとするが、フロンターレがFWから相手GKやDFにハイプレスをかけるので正確なフィードを送れない。フロンターレもまだ伊藤のドリブル突破やパスで崩すような攻撃はできていない。全体をコンパクトにしてプレスを素早くかける、という守り方は長谷部監督の福岡時代からのやり方らしい。
 26分、相手DFアスプロポタミティスにイエローカード。
 31分には、遅れて相手を止めに行った橘田にイエローカード。
 36分、両チーム通じて最初のシュート。脇坂からのパスを受けたマルシーニョが左から中へドリブルで運び、ペナルティーエリア中央でシュート、枠の右。解説の水沼さんが「ここまでシュートがなかったというのは、フロンターレらしくない」。
 38分、先制。山田からのパスを受けた右サイドの伊藤がフリーでペナルティーエリア右からクロス、山田もフリーでヘディングシュート、1−0。会場はアウェイなので静かなまま。
 43分、右サイドライン際でボールキープした山田を相手DFアスプロポタミティスが倒してイエローカード。山田はおなかを押さえて倒れたまま。下田アナが「アスプロポタミティスは二枚目なので退場のはずです」と言う。主審の手元が画面に映っていないが、ファール場面のリプレイが出ると、相手DFが山田を倒した後、おなかに膝蹴りをしている。逆方向から主審がレッドカードを示す場面も出た。
 追加タイム2分。浦項は、ボランチのオベルダンが当面、CBの位置に入っていた。1−0のままハーフタイム。

 後半開始から浦項が二人同時交代。37番FWホンに代えて3番DFイ・ドンヒ、9番右FWジョルジュに代えて長身FW33番イ・ホジェを入れる。イ・ドンヒがCBに入り、オベルダンはボランチに戻る。フロンターレも一人目の交代。イエローをもらった橘田に代えて河原を入れる。
 5分、山田がミドルシュート、枠の外。
 後半たち上がりは、浦項も反撃してくるが、フロンターレのDFを崩せない。フロンターレも相手が一人少ないのに、攻撃を有利に進められないが、次第にボール支配率は上がっているようだ。
 11分、浦項が三人目の交代。左SBの26番イに代えて20番FWアン・ジェジュンを入れる。
 15分、16分と続けて浦項の右CK。いずれもワンデルソンが蹴り、1本目は脇坂、2本目は高井がクリア。さらに相手右CK。「ここで失点してはいけない」と水沼さん。なんとかしのいでカウンター攻撃。しかしシュートに至らず。
 20分、相手ボランチのオベルダンにミドルシュートを打たれるが、わずかに枠の上で助かる。
 26分、追加点。佐々木が右サイドで相手ボールをカット、そのままドリブルで攻めあがり、脇坂の指示でペナルティーエリア内の山田にパス、山田はワンタッチで落として脇坂がシュート、左サイドネットに決まる。2−0。スタンドはやはり静かだった。
 27分、ポハンが四人目の交代。6番ボランチのキムに代えて16番MFハン・チャンヒを入れる。
 29分、また追加点。マルシーニョがドリブルでペナルティーエリア左に入り、近くの山本にパス、山本はすかさずクロスを送ると、走りこんだ河原が空中で右足に当てて押し込んだ。3−0。いやーびっくり。
 ここでフロンターレは二人交代しようとしていたが、主審に伝わっておらず、試合が再開。あわてて脇坂と伊藤は中へ戻る。
 31分、浦項の左CK。やっとここで二人同時交代。脇坂に代えてヴェロン、伊藤に代えて山内を入れる。浦項のCKはクリアされる。
 34分、浦項が五人目の交代。97番FWジュニーニョに代えて47番FWキム・ボムスを入れる。
 36分、フロンターレも四人目の交代。山田に代えてエリソンを入れる。
 42分、フロンターレも五人目の交代。マルシーニョに代えて宮城を入れる。
 43分、なんとまた追加点。フロンターレの左CKを山本が蹴り、いったんは相手DFがクリア。こぼれを三浦が拾ってペナルティーエリア右へループパス、攻めあがっていた丸山が折り返すと、飛び込んだエリソンがヘディングシュートを決める。4−0。
 追加タイム5分。46分、相手DFイ・ドンヒにイエローカード。
 48分、相手右サイド中盤で浦項のFK。ワンデルソンが蹴るが、高井がクリアして相手左CK。浦項はショートコーナーを蹴るが、シュートに至らず。
 4−0でタイムアップ。フロンターレは暫定2位に浮上。浦項は7位に下降。同じ日に試合のあった神戸も上海海港に4−0で勝ち、首位をキープ。上海海港は8位に後退。3位マリノスは明日、横国で10位上海申花と対戦。

※2/12〜3/1開催のU20アジアカップ(ジンセン・中国。U20ワールドカップアジア予選を兼ねる)に、フロンターレのFW神田、大関、土屋が呼ばれた。日本は、2/14にタイ、2/17にシリア、2/20に韓国とグループDで対戦する。

サッカー短評 (2025.2/9)

ヴィッセル神戸vs.サンフレッチェ広島 0対2 (2025.2/8 国立) スーパーカップ

 本来、昨季のリーグ王者と天皇杯優勝チームの対戦だが、いずれも神戸がなったので、リーグ2位の広島と対戦。2026/27シーズンから、秋春制に移行するため、現行方式では最後のスーパーカップ。
 なんと、前半立ち上がりから、広島がボールを支配し、12分に先制。右ウイング中野からのクロスを、シャドーのアルスランが絶妙な動きでフリーになって下がりながらのヘディングシュートを叩き込んだ。神戸は、若手中心の先発で臨んだが、後半19分に、FW大迫、FW武藤、DF酒井高徳を一気に投入。しかし、前線までボールが渡らない状況が続く。広島も24分に、札幌から新加入の菅とベルギーから戻ってきた川辺を入れると、直後の25分、広島の右CKを菅が蹴り、長身DF荒木のヘディングシュートが決まって追加点。広島は、31分に先制点のアルスランに代えて明治大卒ルーキーのFW中村を入れるなど余裕の試合運び。広島の完勝で、2016年以来の5回目のスーパーカップ優勝。気温11.7度、湿度25%。観客史上最多の53343人。主審は昨季の最優秀主審の御厨さん、VARは中村太さん。日テレ解説は、北沢さんと林陵平、ピッチ解説は槙野。ゲストに引退したばかりの柿谷。
 神戸のシステムは4-4-2。先発は、GKは元フロンターレの新井章太。DF本山、岩波、山川、日高。ケガから500何日ぶりかで復帰した齊藤未月のアンカー、インサイドハーフに冨永と山内。左右のウイングに小池と飯野。ワントップに佐々木大樹。キャプテンは山川。ベンチにGK前川、DFトゥーレル、MF扇原、汰木など。吉田監督は4年目。
 広島のシステムは、3-4-2-1。今季磐田から新加入のジャーメインがワントップ。左右のシャドーにトルガイ・アルスランと加藤陸次樹。左右のウイングバックに東俊希と中野就斗。ユース上がりの中島洋太朗と元ベルマーレの田中聡のダブルボランチ。DF佐々木翔、荒木、塩谷。GK大迫啓介。キャプテンは佐々木翔。ベンチにFW満田、MF井上潮音など。スキッベ監督は4年目。

フィギュアスケート (2025.2/7,8)

全米選手権 (2025.1/21〜27 ウィチタ・カンザス州) 選手権

 <女子シングル>18人エントリー。アンドリュース、ツイ、エヴァハート、グレン、アリサ・リウ、テネル、ソーングレン等。ジュニアからはリングレーシー、ジョゼフィン・リー、ミア・ケイリンなど。1/2にジーグラーが二度目の手術で欠場、1/6にクレア・セオ欠場、1/14にはレヴィトも足のケガで欠場。Jスポーツ解説は岡崎さん、実況は小林アナ。
 7番滑走でジュニアのヒガセチェン(16)。昨季全米ジュニア優勝。今季クランベリー杯ジュニア2位。曲は「Jyn Erso and Hope Suite」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。2Aも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜5。1.1倍になる3Lzにqマーク。技術点6番目の35.69、演技構成点12番目の27.54、合計でSP6位。
 8番滑走でジュニアのケイリン(16)。昨季全米シニア8位。曲は継続の「Rain, In Your Black Eyes」。振付はチェリショワ他。小林アナが「かつて4Loを跳んだ」と言ったのはこの選手だったか。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点 ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点3〜5、FCSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはどちらもアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の33.37、演技構成点10番目の28.7、合計62.07でSP7位。フリー11位で総合11位。

 10番滑走でジュニアのシェリー・ジャン(16)。昨季ユース五輪6位、全米ジュニア4位、世界ジュニア8位。今季国際試合記録なし。曲は継続の「Vivo Tango」他。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+2Tは加点2〜4。続く3Lzも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点4〜5、FCSpは加点2〜5、StSqは加点1〜5。1.1倍になる2Aも加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の37.57、演技構成点6番目の29.85、合計67.42でSP5位。キスアンドクライにコーチとしてかつての全米ジュニア女王キャロライン・ジャンがいた。
 11番滑走でジュニアのジョゼフィン・リー(16)。165cm。昨年から5cm伸びたという。昨季全米シニア2位。世界ジュニア20位。今季JGP2 5位。曲は「Objection」。振付はウィーバー。体調を崩して何とか間に合ったらしい。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし構成を落とした3T+3Tは第2がqマーク。スピン二つとStSqはレベル3。うち最後のStSqは大きく動けて全ジャッジが加点2〜5、LSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Fもqマークでこらえた。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点11番目の30.22、演技構成点8番目の29.88、合計60.1でSP10位。
 12番滑走でアリサ・リウ(19)。2019、2020年全米連覇。2022年北京五輪7位、世界選手権銅メダル。昨年、一昨年は引退していた。今季スケートカナダ6位、NHK杯4位。曲は「Promise」。振付はスカリ。衣装は白い太い包帯を巻いたような。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜4。続く2Aは加点3〜5。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqと最後のLSpは加点3〜5、あと二つのスピンも加点2〜5。1.1倍になる3Lzも成功。「引退前と違う意味で見ている人を幸せにするスケーターとして戻ってきた」と小林アナ。技術点最高の41.35、演技構成点も最高の35.01、合計76.36でSP1位。

 13番滑走でエヴァハート(18)。昨年4位。今季からシニアに完全移行。フランス杯5位、フィン杯4位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。衣装は深緑色。キラキラビーズがたくさん。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは加点3〜4。続く2Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点2〜5、スピン二つも加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点2〜5。技術点2番目の38.75、演技構成点4番目の31.97、合計70.72でSP4位。
 14番滑走でアンドリューズ(23)。昨年6位。今季デニス・テン記念10位、サンタクロース杯優勝。曲は「エリーゼのために」。振付はデルモア。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし3Tからの連続ジャンプで第2が1Tになり、要素を失う。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Loは成功、全ジャッジが加点1〜4。技術点13番目の28.97、演技構成点7番目の30.48、合計59.45でSP12位。
 15番滑走でテネル(26)。2018年ピョンチャン五輪9位。2018、2021年の全米女王。昨季全休。今季スケートアメリカ5位、NHK杯5位。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。衣装は灰緑色にケルティックな線模様。冒頭の3Lz+3Tは第2にqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜5、FSSpは加点1〜5。1.1倍になる3Loは加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点3番目の37.68、演技構成点も3番目の33.55、合計71.23でSP2位。

 16番滑走でソーングレン(19)。昨年7位。曲は「The Windmills of Your Mind」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Lz+3Tはいずれもアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜5。1.1倍になる3Fはeマーク。StSqはレベル3。終わったとき涙ぐんでいた。技術点10番目の30.3、演技構成点6番目の30.69、合計60.99でSP9位。フリー12位で総合12位。
 17番滑走でリングレーシー(17)。昨年10位。今季からシニアに完全移行。スケートアメリカ4位、スケートカナダ7位。曲は「Broken Vow」。振付はミーキンス他。冒頭の3Lz+3Tは第2がダウングレードで転倒。続く2Aは決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点2〜4、StSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Fは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点8番目の31.73、演技構成点5番目の30.74、転倒の減点1、合計61.47でSP8位。
 最終滑走でグレン(25)。昨年初優勝。今季GPファイナル優勝。曲は「ジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。緊張したか。冒頭の3Aはqマークで両足。この後の全要素に全ジャッジが加点。続く3F+2Tは加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点3〜5、CCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点1〜3。技術点5番目の36.39、演技構成点2番目の34.52、合計70.91でSP3位。

 フリー。今季は世界選手権がボストン開催なので、アメリカの選手はホームで戦える。しかも昨季レヴィトが銀メダル、グレンが10位で3枠確保している。
 7番滑走でアンドリューズ(23)。曲は「I'm Tired」。振付はリッポン。転倒した3Lo以外の全要素にほぼほぼ全ジャッジが加点。冒頭に3F+2A+2T+SEQを決め、加点2〜4。調子がよさそう。続く3Fと2Aも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点位置から五、FCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+2Tは決めたが、ソロの3Loがアンダーローテーションで転倒。3Sはほぼ加点1〜3。ChSqはスパイラルやバレエジャンプなど行い、GOE+1.64。技術点4番目の64.47、演技構成点5番目の63.05、転倒の減点1、合計126.52でフリー5位、総合185.97で6位。
 8番滑走でSP11位ヒルマー(25)。曲は「Earth Melodies」他。振付は本人。逆回転のジャンプとスピンをやる選手。冒頭の3F+2Tはほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Fはアンダーローテーションでこらえた。次は3Loの予定が2Loに。3Tは成功、全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ4〜5、FSSpは加点2〜5、CCoSpは加点2〜4。ChSqは長めのスパイラルなど行い、GOE+1.57。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3S+2Sの第2が逆回転で、全ジャッジが加点2〜4。3連続は2Lo+1T+2A+SEQになる。解説の岡崎さんが「今日は彼女の3Loの日じゃない」。技術点9番目の56.89、演技構成点、6番目の62.8合計118.97でフリー8位、総合178.54で9位。

 9番滑走でジョゼフィン・リー(16)。曲はラフマニノフ 「交響曲第2番」。振付はスカリ。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lzはqマークでこらえた。3F+2Tも決める。3ソロの3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lo+2Tも全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+2A+SEQは全てのジャンプがアンダーローテーション。3Tは全ジャッジが加点ほぼ2。FCCoSpとStSqはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル2。技術点6番目の45.93、演技構成点8番目の53.96、合計122.59でフリー6位、総合182.69で7位。
 11番滑走でリングレーシー(17)。曲は「Cleopatra's Death」他。振付はジェイミー・イスリー他。衣装はエジプトの女王っぽく首から前面にカラフルビーズがきらきら。冒頭の3Lzはステップアウト。続く3Sはつまったが決める。3Loの予定がパンクして1Loに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点1〜4、あと二つのスピンとStSqは加点ほぼ2〜3。2Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fも全ジャッジが加点1〜3。3Lzからの連続ジャンプをリカバリーしようとしたが、またステップアウトして付けた2Tは無得点。ChSqはGOE+1.57。技術点8番目の57.65、演技構成点9番目の60.1、合計117.75でフリー9位、総合179.22で8位。

 最終グループ13番滑走でヒガセチェン(16)。曲は「Los Moros」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。冒頭の3F+3Tは詰まったが決める。続く3Lzも成功。ソロの3Sと2Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜3。1.1倍になる3F成功。ChSqはGOE+0.57。3Lzがアンダーローテーションで連続にできず、繰り返しの違反。3Lo+2Tも第1がアンダーローテーション。StSqはレベル3。技術点10番目の55.19、演技構成点も10番目の57.4、合計112.59でフリー10位、総合175.82で10位。
 14番滑走でシェリー・ジャン(16)。曲は「The Hunger Games」。振付はスカリ。前半はよかった。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+2Tもほぼ全ジャッジが加点。3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし次が2Lzになり転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.57。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQを跳ぶが第2の後にオーバーターン。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。最後は3Sがパンクして1Sに。技術点7番目の61.1、演技構成点も7番目の60.96、転倒の減点1、合計121.06でフリー7位、総合188.48で5位。
 15番滑走でエヴァハート(18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は濃い紅。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点3〜4。続く2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マーク。3Loはステップアウト。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。StSqとあと二つのスピンはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜5、FSSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2T+2Loも成功、全ジャッジが加点1〜4。3Sも決めて全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。技術点2番目の72.48、演技構成点4番目の64.16、合計136.64でフリー3位、総合207.36で3位。

 16番滑走でグレン(25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。冒頭の3Aがきれいに決まって全ジャッジが加点2〜5。続く3F+3Tも全ジャッジが加点3〜4。3Lz+2Tとソロの3Sも決める。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lo+1A+2A+SEQとソロの3Fも全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。3Loはqマークで転倒。残念。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点最高の75.73、演技構成点も最高の71.15、転倒の減点1、合計145.88でフリー1位、総合216.79で2連覇。
 17番滑走でテネル(26)。曲は継続の「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。3Fはqマーク。ソロの3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqスピン二つは加点3〜4。1.1倍になる2A+3Tは第2がqマーク。3Lzからの連続ジャンプの予定だったがqマークで転倒して繰り返しの違反。ソロの3Loはこらえた。連続ジャンプのリカバリーはできず。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点5番目の62.86、演技構成点3番目の6685、転倒の減点1、合計128.71でフリー位、総合199.94で4位。
 最終滑走でアリサ・リウ(19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金色で大きなビーズがびっしり。冒頭の3Fはすかっと決まり、全ジャッジが加点2〜4。つつく3Lz+3Tは第2がqマーク。3Sは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つは加点2〜4。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。しかし3F+2Tはいずれもアンダーローテーション。これは痛かった。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.29。最後のLSpはビールマン姿勢の時足を早く落としてしまい、レベル2。これも痛かった。技術点3番目の69.55、演技構成点2番目の69.42、合計138.97でフリー2位、総合215.33で2位。

 <男子シングル>18人エントリー、樋渡、ジミー・マー、マルティノフ、ナウモフ、プルキネン、トルガシェフ、マリニン等。ジュニアからはサンチェスなど。1/21にジェイソン・ブラウンが(靴か何か装備の問題で)欠場。Jスポーツ解説は中野由香里、実況は赤平アナ。
 10番滑走で樋渡(24)。昨年8位。今季NHK杯8位。曲は「Super bad」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。3Aは決める。FCSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜5。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のCSSpはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の39.84、演技構成点も10番目の36.37、転倒の減点1、合計75.21でSP10位。
 11番滑走でカペイキス(20)。昨季13位。今季CSクランベリー杯10位、CSニース・コートダジュール杯7位。曲は「Movement」。振付はジョーイ・ラッセル。会心のでき。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点3〜4。続く3Aはややこらえた。スピン三つはレベル。うち最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはは加点2〜3。StSqはよく音に合わせて加点2〜5。技術点5番目の44.82、演技構成点8番目の39.19、合計84.01、この時点で9点近い差をつけて1位となり、SP5位。
 12番滑走でナウモフ(23)。昨年4位。今季スケートアメリカ7位。曲は「Steppin' out with My Baby」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の4Sで転倒。続く3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは音をよく拾って全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の42.89、演技構成点5番目同点の40.52、転倒の減点1、合計82.41でSP7位。

 最終グループ13番滑走でマルティノフ(18)。昨年9位。今季CSロンバルディア杯10位、デニス・テン記念13位、タリン杯2位。曲は「Sing, Sing, Sing」。振付はアモディオ。冒頭の4Tはアンダーローテーション。続く3Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはよく動いて全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+3Tもほぼ全ジャッジが加点。技術点8番目の42.64、演技構成点7番目の39.25、合計81.89でSP8位。ほぼノーミスだが思ったより得点伸びず。
 14番滑走でジミー・マー(29)。昨年6位。今季CSロンバルディア杯6位。曲は「Mexican Phonk Eki」。振付はモロゾフ他。今年こそ世界選手権出場をつかみたいらしい。冒頭で4T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Aもほぼ全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはコミカルな表現で全ジャッジが加点ほぼ3〜5、FCSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも決める。技術点3番目の50.06、演技構成点4番目の41.85、合計91.91でSP3位。
 15番滑走でジュニアサンチェス(17)。昨季ユース五輪4位、世界ジュニア10位。今季JGPファイナル優勝。曲は「Music」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3Aはほぼ全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点3〜4。スピン三つはレベル4だが、GOEマイナスもあり改善の余地あり。1.1倍になる3Lz+3Tも全ジャッジが加点3〜4。しかし、気持ちよく踏んでいたStSqの途中で両手付き、レベル3で転倒扱い。もったいなかった。技術点6番目の43.12、演技構成点5番目同点の40.52、合計82.64でSP6位。

 16番滑走でプルキネン(24)。昨年3位。今季フランス杯11位、フィン杯9位。曲は「Break My Heart Again」から「Come What May」へ変更らしい。振付はデイヴィッド・ウィルソン。就職してフルタイムで働きながら続けているらしい。久々にいい出来だった。冒頭の4Tはアンダーローテーション。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うちStSqは全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜5。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の4.86、演技構成点3番目の42.9、合計88.76でSP4位。
 17番滑走でトルガシェフ(23)。昨年5位。今季フランス杯3位、NHK杯4位。曲は「継続の「L'enfer」。振付はシェイリン・ボーン。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tは加点1〜3。続く3Aは加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点4〜5、最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+3Tも加点2〜3。FSSpはレベル3だが加点2〜4。ノーミスで終え、氷をたたいて喜んだ。技術点2番目の51.03、演技構成点も2番目の43.91、合94.94でSP2位。
 最終滑走でマリニン(20)。昨年2連覇。今季GPファイナル優勝。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。靴に問題があるらしい。全要素に全ジャッジが加点。冒頭4Fを成功、加点3〜5。続く3Aも楽々決め、゜加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点ほぼ5、CCoSpは加点3〜5。1.1倍になるところで4Lz+3Tを簡単に跳び、加点3〜5。技術点最高の66.13、演技構成点も最高の47.95、合114.08計でSP1位。「一人だけ異次元」。

 フリー。
 9番滑走で樋渡(24)。曲は「Jimmy's Tux」他。振付はバトル。かなり復活した。冒頭の4T+3Tは少し強引だったが成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz、3A、3Sを決める。3Lzと3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはよく体が動いて、得意の大きなバレエジャンプも入り、全ジャッジが加点ほぼ2〜4、最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+0.14。1.1倍になるところで3A+2A+SEQの予定が第1の後、足が落ちてしまい、2Aは無得点。3Lz+1Eu+3Fは成功、全ジャッジが加点2〜3。解説の中野が「これを決められたのは大きい」。3Loもほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後までスピードが落ちなかった。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の83.65、演技構成点7番目の74.79、合計158.44でフリー5位、総合233.65で6位。
 11番滑走でマルティノフ(18)。曲は「Inside」。振付はアモディオ。絶不調。冒頭の4Tは回ったがステップアウトで両手付き。3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。3Lzは片手付き。3Loは決める。スピン二つはレベル4。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になる3Aからの連続ジャンプの予定が転倒して第2付かず、繰り返しの違反に。3Lz+2Tはこらえた。3S+1A+SEQになった。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。CCoSpは無得点。技術点18番目の55.4、演技構成点9番目の71.03、転倒の減点1、合計125.43でフリー15位、総合207.32で11位。
 12番滑走でナウモフ(23)。曲は「トロン: レガシー」より3曲。振付はアダム・ブレイク。冒頭の4Sの予定が大きな2Sになるが全ジャッジが加点1〜3。3Aは全ジャッジが加点2〜4。3A+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Loも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のFSSpは加点ほぼ3〜4、あと二つのスピンも加点2〜41.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点3〜4。3Lz+1Eu+3Sも決める。3Fは!マーク。ChSqはGOE+1.5。技術点3番目の84.39、演技構成点4番目の81.36、合計165.75でフリー3位、総合248.16で4位。

 最終グループ13番滑走でサンチェス(17)。曲は「イオチサロ」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3A+2Tは成功。次はソロの3Aの予定がパンクして1Aに。3Loは全ジャッジが加点。3F+2Tも全ジャッジが加点1〜3。StSqとスピン二つはレベル4。うちStSqとCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ただしCCoSpはVマーク。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功。3Sはほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.79。最後のFCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の71.0、演技構成点も6番目の75.89、合計でフリー6位、総合229.53で7位。
 14番滑走でカペイキス(20)。曲は「The Boxer」。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の4Tと3Aで転倒。3F+1Eu+3Sは決め、全ジャッジが加点。3Lz+3Tは惜しくも片手つき。スピン二つとStSqはレベル3。1.1倍になるソロの3Lzはオーバーターン。3F+1A+SEQは第1で片手つき。3Loは成功。CCoSpはレベル4。ChSqはGOE+0.5。技術点13番目の62.27、演技構成点11番目の69.42、転倒の減点2、合計129.69でフリー14位、総合213.7で8位。
 15番滑走でプルキネン(24)。曲は「Outro / Solitude」。振付はシェイリン・ボーン。4回転は入らなかったが、よくまとめた。冒頭、おそらく4Tの予定が3Tに。3Lz+2Tは全ジャッジが加点2〜3。3A+1Eu+3Sは決める。3Loはほぼ全ジャッジが加点。以降の全要素に全ジャッジが加点。FCSpはレベル3。StSqとあと二つのスピンはレベル4で加点ほぼ2〜3。1.1倍になるソロの3Aは加点2〜4。3Lz+2A+SEQも加点1〜3。3Fは加点2〜3。ChSqはGOE+1.79の高得点。解説の中野が「顔の表情も含めてて表現している」。技術点5番目の82.01、演技構成点3番目の82.15、合計164.16でフリー4位、総合252.92で3位。

 16番滑走でジミー・マー(29)。曲は「La Terre vue du ciel」。振付はバトル他。冒頭、4Tの予定が2Tにパンク。しかし次は4T+2Tを決める。3Loも成功。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqとスピン二つはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3A+1Eu+3Sはステップアウト。続くソロの3Aはアンダーローテーションで転倒。これは痛かった。3F+2A+SEQは第1が!マーク。ChSqはGOE+0.93。FCSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の67.98、演技構成点5番目の77.89、転倒の減点1、合計144.87でフリー7位、総合236.78で5位。
 17番滑走でトルガシェフ(23)。曲は「Scheherazade」。振付はカナエワ。衣装の上衣はオフホワイト、太いベルトは金色。最後まで集中して全てのジャンプを跳びきった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭、4Tと4T+2Tを決める。ソロの4Tは加点3〜4。3Loと3Aは加点2〜3。StSqとスピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQを成功、加点3〜4。3Lz+1Eu+3Sも加点3〜4。ソロの3Fも加点2〜3。FSSpはレベル3だが加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+2.21の最高得点。終わるとガッツポーズ。「完璧です」と赤平アナ。技術点2番目の99.7、演技構成点も2番目の91.85、合計191.55でフリーも2位、総合286.49で2位。
 最終滑走でマリニン(20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。衣装はスケカナの衿元に血のようなものが見えるスカーフをやめ、黒地に小さな赤のビーズの上下に変更。転倒した4Loと後半三つ目の連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜5。続く4Aは加点3〜4。4Lzも加点3〜5。4Loはアンダーローテーションで背中から転倒。直後のCCoSpはレベル2でVマーク。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Sを軽々と決め、加点ほぼ3〜4。4T+3Tも加点ほぼ3〜4。4S+3A+SEQは第1がqマークで第2が詰まった。CCSpはレベル3でほぼ加点2〜3。StSqとFSSpはレベル4。うちStSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.79。解説の中野は「4回転ジャンプに力を入れているためスピンが休むところになっている。つなぎなどもまだ伸びる余地がある」。技術点最高の128.18、演技構成点も最高の92.05、転倒の減点1、合計219.23でフリーも1位、総合333.31で3連覇。

※世界選手権代表は、シングル3枠ずつ。女子・グレン、リウ、レヴィト(*)。補欠にエヴァハート。男子・マリニン、トルガシェフ、ジェイソン・ブラウン(*)。補欠にプルキネン。(*)の選手はケガのため、手続き保留。
※※四大陸代表は、シングル3枠ずつ。女子・エヴァハート、リウ、テネル。男子・プルキネン、ジミー・マー、樋渡(当初、トルガシェフとナウモフが選ばれていたが、1/31トルガシェフ辞退、2/1ナウモフ辞退)。
※※※世界ジュニアは、シングル2枠ずつ。女子・リングレイシー、フォンフェルテン(全米ジュニア優勝)。男子はサンチェス、ブラックウェル(全米ジュニア3位)。

マラソン (2025.1/27)

大阪国際女子マラソン (2025.1/26 ヤンマー長居発着) 世界選手権選考レース

 大卒1年目の小林(大塚製薬)が日本人1位で全体の2位。しかも自己ベストを3分以上も更新し、2時間23分30秒の参加標準記録も軽々と上回る、歴代10位の2時間21秒19秒。(※当日録画を忘れたが、公式You Tube動画で観戦した。きれいな画像だったが、時々黒画面が入って途切れるのが残念)
 日本人招待選手は、昨年パリ五輪6位の鈴木優花(第一生命G)、この大会で3回優勝し昨年ベルリンマラソンで2時間20分42秒の歴代8位の記録を出した松田(ダイハツ)、松下(天満屋)、3年ぶりに現役復帰した伊澤(スターツ)など。海外招待選手は、昨年優勝のエデサ(エチオピア)、サルピーター(イスラエル)など。
 ペースメーカーは、参加標準記録を出すための第一グループには1km3分19秒設定で5人、第二グループは1km3分23秒設定で一人ついた。気温10.8度、湿度42%。風速1.3km。
 初めの1kmは3分27秒。だいぶ設定より遅い。センター解説の高橋尚子は「風が意外と強く感じているのかもしれません」。つぎの1kmで3分12秒。これで先頭グループが15人くらいに。
 5kmで16分50秒。ここまでに7人になった。伊澤、松田、松下、鈴木、小林、エデサ、サルピーター。バイクリポートの千葉が「松田選手の動きが少し固い」と言う。センターでは、高橋が「福士さんも前に最初の10kmは体が動かなかったけど、その後動くようになったと言っていましたよね」と言う。
 10kmで先頭は33分23秒。
 10km過ぎの給水ポイントで、伊澤がペースメーカーと接触したが、取れたようだった。12km過ぎで松下が遅れる。さらに松田も遅れ始める。センター解説の福士や渋井が「後半まで粘ってほしい」。
 15kmで先頭は50分2秒。サルピーターも遅れ始める。
 15km過ぎの給水ポイントで、今度は先頭グループ最後尾を走っていた小林が、ボトルを取るために立ち止まったペースメーカーとぶつかり、よろけたが、何とかついていった。給水はとれなかったらしい。
 18km付近では、ペースメーカー4人(どこかで1人外れている)とエデサ、鈴木、伊澤、最後尾に小林。
 20kmで先頭は1時間6分32秒。
 中間点でエデサは1時間10分12秒。鈴木と伊澤が1秒遅れ、小林が2秒遅れ。
 中間点過ぎで、小林が遅れ始める。第一移動車の解説の野口みずきが「このへんは上り坂なので、小林選手は上りの練習がまだあまりできていないようだ」と言う。実業団に入るまで、大学では陸上サークル所属だったため、本格的な長距離練習や高地訓練などは、今年初めて取り組んだらしい。ところが、下り坂もあり、23km付近でまた追いついてきた。
 しかし、ペースメーカーがペースアップしたのか、24km付近から小林が再び遅れ、ついていけず。さらに伊澤も遅れていった。伊澤は盛り返してきたサルピーターと二人で追走の形。
 25kmでエデサは1時間22分53秒。この付近でペースメーカーが1人はずれる。センター解説の高橋は「鈴木選手はレース全体の配分を考えて走っている。伊澤選手は行けるので、どんどん走ってしまい、今、足にきていると思う。しかし3年ぶりで復帰し、このペースで走るのは初マラソンのようなものなので、ここからがスタート」と言う。
 先頭は、エデサと鈴木の二人になったが、少しずつ、鈴木も遅れていく。エデサは何度も振り返る。第一移動解説の野口は、「エデサ選手はできるところまでペースメーカーの力を借りていきますね」。
 30kmでエデサは1時間39分18秒。ペースメーカー3人が離れる。両手を振って選手を激励。鈴木は1時間39分31秒。エデサと鈴木は約40mの差。
 後方では、サルピーターに離された伊澤に、小林が迫ってきた。バイクの千葉が、小林が伊澤を抜いたとリポート。小林の走りはピッチ走法だが、体が全く上下に揺れず、忍者走りのよう。
 35kmでは、エデサは1時間56分6秒。鈴木は1時間56分23秒。エデサとは17秒差。後方では、小林がサルピーターを抜き、1時間56分57秒で通過。
 40kmでは先頭のエデサは2時間13分25秒。鈴木が2時間13分44秒。小林は2時間14分ちょうど。
 しかし、40km過ぎ、ひたひたと上がってきた小林が鈴木を一気に抜き去り、2位で競技場へ。いやーびっくり。解説陣もみんな驚いていた。
 優勝はエデサで2時間21分0秒。2位が小林で2時間21分19秒。本人はタイムをわかっておらず、インタビューのとき「いくつですか?」と聞いていた。3位は鈴木で2時間21分31秒。
 4位はサルピーター(2.24.3)、5位は松下(2.26.4)、6位は鈴木千春(日立)(2.26.41)、7位に松田(2.27.11)、8位に伊澤(2.29.28)。

フィギュアスケート (2025.1/14,15,21,24)

ジュニアGPファイナル ペア・アイスダンス (2024.12/5〜8 グルノーブル・フランス) GPシリーズ

 <ペア>6組エントリー。日本からは清水/本田組。今季のジュニアペアSP課題は、ジャンプが2Fか2A、スロージャンプが2/3STh、リフトは4Li、デススパイラルはBoDs。4LiとBoDsはシニアと共通。また、今季から年齢の上限が変更され、7/1時点で男性は23歳未満、女性は21歳未満まで可となったが、年齢差は7歳まで。
 1番滑走で清水/本田組(19、22)。今季JGP2チェコ 4位、JGP4トルコ3位。曲は「Music Box: Wind Up」「白鳥の湖」。振付はキャシー・リード。女性の衣装は白。どうも女性が人形らしく、背中のネジを男性が巻くような演技から始まる。冒頭の2Twはレベル4。続く3SThはタッチあり。2Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点。4Liはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。BoDsは一周したように見えたがレベルB。GOE-4〜-1。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。最後のCCoSpはレベル4。基礎点26.2で技術点5番目の26.58、演技構成点も5番目の23.62、合計50.2は自己ベスト更新でSP5位。
 2番滑走でクァトロッチ/デスマレイ組(加。18、20)。今季JGP2 3位、JGP5 ポーランド3位。曲は「Never Tear Us Appart」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の2Twはレベル3。2Aはqマーク。4Liはレベル4。3SThは下りた。BoDsはこの組もレベルB。GOE-5〜-2。一周できなかったようだ。StSqはレベル3。最後のCCoSpはレベル4。基礎点は26.0だが減点が多く、技術点6番目の24.52、演技構成点も6番目の23.18、合計47.7はこれでも自己ベスト更新でSP6位。カナダなのに、組んだばかりなのか。
 3番滑走で地元テレマク/クロン組(仏。14、18)。今季JGP1 4位、JGP2 2位。曲は「Fever」他。振付はルイス・ソロン。衣装はおそろいで上衣が赤、下が黒。女性はショートパンツに黒いタイツ。観客は大喝采。冒頭の2Twはレベル2。3SThは幅があった。2Aは決める。滑りが全体に速い。StSqに入る前のつなぎにダンスリフト。StSqはレベル3。4Liはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。男性は18歳の割に体格がいい。BoDsは一周だがレベル2。やっとレベルを取れる組が出てきた。最後のCCoSpは回転が遅く、ずれたり離れたりしたためレベル3でGOE-3〜0。技術点3番目の27.69、演技構成点4番目の23.65、合計51.34は自己ベスト更新でSP4位。

 4番滑走でフロレス/ワン組(米。17、20)。今季JGP1ラトビア 3位、JGP3タイ 2位。曲は「Golden Slumbers」他。振付は・コーチともミーキンス。冒頭の3Twはキャッチでミス。落とし気味になり、女性が男性の肩に手をかけた。レベル1でGOE-3〜-2。3SThは全ジャッジが加点。4Liはレベル3。BoDsは一周でレベル2。2Aはよく合っていて全ジャッジが加点。CCoSpは後半ずれたがレベル4。最後のStSqはレベル3。技術点4番目の27.54、演技構成点3番目の24.5、合計52.04でSP3位。
 5番滑走でデスロシャー/スラシャー組(加。18、20)。今季JGP1 2位、JGP4 優勝。曲は継続の「アメリ」。振付はジュリー・マルコット。この組は見た目はもうシニア。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。2Aはqマーク。4Liはレベル4で全ジャッジが加点がほぼ2〜3。ここまで良かったのに、3SThで転倒。CCoSpは後半ずれてレベル2。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後のBoDsは初めてレベル4が出た。GOEは-2〜3と割れた。技術点2番目の30.01、演技構成点も2番目の26.27、転倒の減点1、合計55.28でSP2位。キスアンドクライでは、コーチとも、笑顔なし。
 最終滑走でジャン/フアン組(中。17、22)。今季JGP1 優勝、JGP5優勝。曲は「Dive」。振付はウェンジン・スイ。別格だった。スピン以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twは余裕があり、レベル3だが加点1〜4。2Aはピッタリ合っていて加点2〜3。FCCoSpはレベル4だが回転が遅く、GOE+0.1。BoDsは二週回り、レベル3だがGOE+0.57。3SThもきれいに下り、加点3〜4。つなぎにダンスリフトを入れ、4Liはレベル4でほぼ加点2〜3。最後のStSqはレベル4。技術点最高の36.15、演技構成点も最高の26.79、合計62.94でSP1位。

 フリー。 1番滑走でクァトロッチ/デスマライ組(加。18、20)。曲は「Sign Of The Times」。振付はルフェーヴル。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点。2Aは成功。5RLiと3Liはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。3SThと2LoThもなんとか決める。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点。2Lz+1A+1A+SEQも成功。ChSqはGOE+0.64。最後のPCoSpはレベル4だがVマーク。ほぼノーミスだが得点は伸びず。技術点5番目の44.26、演技構成点6番目の47.17、合計91.43でフリーも6位、総合139.13で6位。
 2番滑走で清水/本田組(19、22)。曲は「Photograph」他。振付はキャシー・リード。冒頭の2Twは速報値ではレベル4だったがレベル3。3SThはすごく低いが決める。3Lz+2A+2A+SEQは、二人のタイミングがずれていたが、女性の第2がオーバーターン気味。第1にも!マーク、第2と第3にqマークでGOE-5〜-4。5RLiと4Liはレベル4。うち5RLiはほぼ全ジャッジが加点1〜3。2LzThもなんとか決める。3Tは女性がダウングレードで両足。ChSqはGOE+0.43。SPでレベルBだったFiDsはレベル1だがほぼ全ジャッジが加点。最後のPCoSpはレベル4。技術点4番目の46.73、演技構成点5番目の48.73、合計95.46は自己ベスト更新でフリー4位と少し挽回、総合145.66も自己ベスト更新で5位。
 3番滑走でテレマク/クロン組(仏。14、18)。曲は「Breathing Under Water」他。振付はルイス・ソロン。冒頭の2Twはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。3FThと3SThともなんとか決める。2Aも成功。5RLiはレベル4。ChSqはGOE+0.79。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。3Liはなぜかレベル1。2F+1A+1A+SEQも成功。最後のPCoSpはレベル3でVマーク。技術点6番目の44.12、演技構成点4番目の50.92、合計95.04でフリー5位、総合146.38で4位。

 4番滑走でフロレス/ワン組(米。17、20)。曲は「The Lion King Orchestra Suite」。振付はミーキンス。やはり後半組は少しレベルが違う。冒頭の3Twはぎりぎりだったが成功。2A+1A+1A+SEQも決める。3Sも成功。5RLiはレベル4。3LoThと3SThも決める。うち3LoThは全ジャッジが加点。BiDsはレベル2。PCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。4Liはレベル3。最後のChSqは二人のバレエジャンプやスパイラルがぴったり合っていて、GOE+1.14の高得点。技術点2番目の50.35、演技構成点も2番目の53.43、合計103.78でフリー2位、総合155.82で2位。
 5番滑走でデスロシャー/スラシャー組(加。18、20)。曲は「Since I've Been Loving You」。振付はジュリー・マルコット。スロージャンプ二つとも転倒。らしくない。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。しかし3LoThで転倒。2A+1A+2A+SEQは、二つの2Aがいずれもqマークで女性が第3で両足に。リフト二つとPCoSpはレベル4。うち5RLiは全ジャッジが加点ほぼ2〜3、3Liはほぼ全ジャッジが加点2〜3。しかし3SThは斜めになり、また転倒。ChSqはGOE+0.71。BoDsはレベル3。2Sは女性がステップアウト。技術点3番目の47.29、演技構成点も3番目の52.25、転倒の減点2、合計97.54でフリー3位、総合152.82で3位。
 最終滑走でジャン/フアン組(中。17、22)。曲は「All For One」。振付はスイ。危なげない。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点2〜4。3T+1A+2A+SEQは第3にqマーク。ChSqはGOE+0.43。3Sも成功。3FThはやや高すぎたか、着氷が両足に。5RLiとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点でほぼ2〜3。FoDsと3Liはレベル3。うち最後の3Liは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3LoThも高かったが、これはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3。技術点最高の58.51、演技構成点も最高の54.64、合計113.15でフリーも1位、総合176.09で文句なしの初優勝。

 <アイスダンス>6組エントリー。今季のパターンダンスはパソ・ドブレ(PD)。キーポイントの3ヵ所は、第一と第二では男女のステップを逆にする。第一と第二は続けなくてもよいし、順序もどちらが先でも構わない。また、今季から年齢の上限が変更され、女性も7/1時点で21歳未満まで可となったが、年齢差は7歳まで。
 1番滑走でピール/ピール組(米。17、20)。今季JGP3 3位、JGP7優勝。曲は「Boogie Shoes」他。振付・コーチともロバート・ピール。冒頭の1PDはレベル2でYNNY。全ジャッジが加点。続くSqTwは男女ともレベル4でほぼ全ジャッジが加点。2PDもレベル2でNNYY。MiStは女性レベル1、男性レベル2。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点。技術点6番目の32.35、演技構成点も6番目の27.84、合計60.19でRD6位。
 2番滑走でグリム/サビツキー組(独。18、21)。今季JGP1 3位、JGP4優勝。曲は「Miss Broadway」他。振付はチャイカ他。冒頭のSqTwは男女ともレベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜3。1PDはレベル3でYNYY、全ジャッジが加点1〜3。続く2PDもレベル3でYNYY、全ジャッジが加点。MiSt女性レベル1、男性レベル2。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の35.71、演技構成点も3番目同点の29.13、合計でRD3位。
 3番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(米。20、21)。今季JGP2 2位、JGP5優勝。 曲は「Car Wash」他。振付・コーチともC.ホワイト他。冒頭の1PDはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。続く2PDはレベル3でYNYY、ほぼ全ジャッジが加点。SqTwは女性が逆回転の第2の出で少しよろけレベル3、男性レベル4。MiSt女性レベル2、男性レベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の36.06、演技構成点も2番目の29.51、合計65.57でRD2位。

 4番滑走でフラジ/フルノー組(仏。19、21)。今季JGP2優勝、JGP6 2位。曲は「In the Navy」他。振付・コーチともカリーヌ・アリベル他。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。2PDはレベル3でYNYY、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。1PDもレベル3YNYY、ほぼ全ジャッジが加点。RoLiはレベル2。MiStは男女ともレベル2。キスアンドクライでは男性ががっかりした顔でコーチたちも何か言っていた。技術点4番目の34.11、演技構成点3番目同点の29.13、合計でRD4位。
 5番滑走でピジャイナ/コワル組(ウクライナ。16、20)。今季JGP3 2位、JGP5優勝。曲は「Get Up」他。振付はナザロワ他。冒頭の1PDはレベルでYNYY。SqTwは男女ともレベル4で全ジャッジが加点2〜3。2PDはレベル2でNNYY。RoLiはレベル4で戦時2〜3。最後のMiStは女性レベル1、男性レベル2でほぼ全ジャッジが加点。技術点5番目の33.96、演技構成点も5番目の28.4、合計62.36でRD5位。
 最終滑走でタリ/ラフォルナラ組(伊。19、20)。今季JGP1優勝、JGP3優勝。曲は「How Deep Is Your Love」他。振付はスカリ他。全要素に全ジャッジが加点。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の1PDはレベル4で加点ほぼ2〜3。続く2PDはレベル3でYNYY、加点1〜3。SqTwは男女ともレベル4。MiStは女性レベル3、男性レベル2だが加点2〜3。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ3。技術点最高の38.22、演技構成点も最高の30.44、合計68.66でRD1位。

 フリー。 1番滑走でピール/ピール組(米。17、20)。曲は映画「Pearl Harbour」より「Attack」等3曲。振付はロバート・ピール。冒頭のSyTwはよく合っていて男女ともレベル4で全ジャッジが加点。DSpもレベル4で全ジャッジが加点。ChStはGOE+1.19。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル3。CiStは女性レベル1、男性レベル2OFTは男女ともレベル1。最後のChLiはGOE+0.71。後半息切れした感じ。終わったとき男性が女性に謝っているようだった。技術点6番目の41.75、演技構成点も6番目の41.14、合計82.89でフリーも6位、総合143.08で6位。
 2番滑走でピジャイナ/コワル組(ウクライナ。16、20)。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付・コーチともクリロワ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。リフト二つはレベル4。うちRoLiは女性の頭が下方になり片方の肩にかつぐ形で加点1〜3。ChSpはGOE+1.42。DiStは女性レベル1、男性レベル2。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点1〜3。ChStはGOE+1.3。最後のDSpはレベル2。これは取りこぼしだろう。終わったとき男性が反省した感じだった。技術点4番目の47.07、演技構成点5番目の42.84、合計89.91でフリー4位、総合152.29で4位。
 3番滑走で地元フラジ/フルノー組(仏。19、21)。曲は「Exogenesis: Symphony」第1部、第3部。振付はシャンテローズ他。冒頭のStaLiは工夫した入りでレベル4に全ジャッジが加点2〜4。CiStは女性レベル2、男性レベル3。しかしこれで息切れしたのか、続くSyTwでは女性レベル2、男性レベル3。第1、第2ともジャンプインしたが第2の途中で女性がゆらいだ。OFTは女性レベル1、男性レベルB。ChSpはGOE+1.66。CuLiはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。ChStはGOE+1.42。最後のDSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。キスアンドクライで男性がRDのときと同じくずっと下を向いていた。どこか傷めているのか。技術点5番目の44.62、演技構成点4番目の43.84、合計88.46でフリー5位、総合151.7で5位。

 4番滑走でグリム/サビツキー組(独。18、21)。曲は「Adagio」。振付はカラミセワ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜3。続くOFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SeStも男女ともレベル2で加点1〜3。StaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。SyTwは女性レベル4、男性レベル3。最後にコレオ要素二つ。うちChLiはGOE+2.25の高得点。ChHyはGOE+1.66。終わったとき女性がガッツポーズ。技術点3番目の51.5、演技構成点も3番目の45.52、合計97.02でフリーも3位、総合161.86で3位。
 5番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(米。20、21)。曲は「One Day I'll Fly Away」他。振付・コーチともT.ホワイト他。女性のスカートは赤、上衣は黒。男性の上衣が赤で下は黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点ほぼ2〜3。リフト二つとDSpはレベル4。いずれも加点2〜3。DiStは女性レベル1、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChLiはGOE+2.25、ChStはGOE+2.13といずれも高得点。技術点2番目の52.97、演技構成点も2番目の46.44、合計99.41でフリーも2位、総合164.98で2位。
 最終滑走でタリ/ラフォルナラ組(伊。19、20)。曲は「Love Story」。振付はステファノ・アッティ他。衣装は二人とも淡い赤紫。女性はふんわりした長いスカート。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点ほぼ3。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。ChAJはGOE+2.13。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。MiStは女性レベル1、男性レベル3で加点1〜3。最後のChStはGOE+2.49の最高得点。技術点最高の53.76、演技構成点も最高の47.56、合計101.32でフリーも1位、総合169.98で初優勝。

フィギュアスケート (2024.12/7,12,2025.1/11,19,20)

ジュニアGPファイナル (2024.12/5〜8 グルノーブル・フランス) GPシリーズ

 今季のSP課題のジャンプは3F、フライングスピンはFCSp。
 <男子シングル>6人エントリー。日本からは中田璃士、高橋星南。他にサンチェス(米)、ソ・ミンギュ(韓)、ヴァツラビク(スロバキア)、ヤンハオ・リー(NZ)。フジ地上波ではSP放送なし。
 1番滑走でヴァツラビク(スロバ。18)。今季JGP1 4位、JGP5ポーランド優勝。曲はベートーベン「Symphony No.7」他。振付・コーチともロザノフ。冒頭の3Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点2〜3。FCSpは課題の要素だが、レベル3。1.1倍になる3Lz+3Tも成功。しかしCSSpが無得点。なんだろう。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル4。技術点4番目の38.16、演技構成点も4番目の35.56、時間超過の減点1、合計72.72でSP3位。

 2番滑走でソ・ミンギュ(韓。16)。昨季世界ジュニア金メダル。今季JGP2チェコ優勝、JGP5 3位。曲はベートーベン「Moonlight Sonata」。振付はE.& P.チャン。冒頭の3A成功。3Lz+3Tは決めたが第1にeマーク。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Fがアンダーローテーションで転倒。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の34.85、演技構成点3番目の35.83、転倒の減点1、合計69.68でSP5位。
 3番滑走でヤンハオ・リー(NZ。16)。今季JGP3タイ優勝、JGP7 3位。曲は継続の「Supreme」。振付・コーチともベス・カオ。冒頭の3Aはオーバーターン。続く3Fは決める。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。技術点3番目の38.4、演技構成点5番目の34.77、合計72.17でSP4位。

 4番滑走で高橋星南(14)。今季JGP1ラトビア優勝、JGP5ポーランド2位。曲は「The Greatest Showman」より「This is Me」。振付は宮本賢二他。緊張なのかミス連発。冒頭の3Aはステップアウト。続く3Lz+3Tの予定が第1がqマークでステップアウトし、第2付かず。FCSpは動揺したのかレベル1。1.1倍になる3Fはきれいに決めてほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の27.77、演技構成点も6番目の34.06、合計61.83でSP6位。
 5番滑走で中田璃士(16)。昨季優勝、世界ジュニア銀メダル。今季JGP3タイ2位、JGP7中国優勝。曲は「God Particle」他。振付はミーシャ・ジー他。CSSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは高く加点1〜4。続く3Fは加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になるところで3T+3T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。CSSpはレベル4だが加点なし。全体にスピードはあるがキレがない感じ。技術点最高の40.44、演技構成点2番目の38.95、合計79.39でSP1位だが、2位とは0.15差。
 最終滑走でサンチェス(米。17)。今季JGP4トルコ、JGP6スロベニアとも優勝。曲は「Music」。振付はアダム・ブレイク。この人も中田と同じくらいスケーティングが速い。冒頭の3Aは惜しくもオーバーターン。続く3Fは!マーク。CCoSpとStSqはレベル3だが全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3T成功。あと二つのスピンはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の39.86、演技構成点最高の39.38、合計79.24でSP2位。1位とは僅差でキスアンドクライではコーチとも笑顔。

 フリー。テレ朝地上波ではSP1位中田のみ放送(ジュニア男子もせめて優勝したサンチェスと、もう一人の日本人高橋か2位になったソ・ミンギュのどちらかで計3人放送してほしい)。解説は町田。
 1番滑走で高橋星南(14)。曲は「ヴィヴァルディ「四季」。振付は村元哉名他。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3A+2Tも全ジャッジが加点。続く3Fも全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.93。2本目のソロの3Aも成功、前場1〜3。CSSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loは決める。3F++2A+2A+SEQはこらえた。3Sはほぼ全ジャッジが加点。最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。終わったとき、両手を顔に当て、びっくりしたように喜んでいた。技術点2番目の74.64、演技構成点3番目の67.93、合計142.57でフリー3位と挽回、総合204.4で4位。
 2番滑走でヴァツラビク(スロバ。18)。曲は「Truetalk」他。振付はロザノフ。練習で靴が壊れてしまったらしい。冒頭の3Aの予定がパンクして1Aになり両足。次も2F+2T。3Loは成功。しかし次は2Sに。スピン二つはレベル3。ChSqはGOE-1。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは何とか決める。次は2Lz+2Tに。3Fは成功。最後のCCoSpはレベル2でVマーク。技術点6番目の43.37、演技構成点も6番目の60.27、合計103.64でフリー6位、総合176.36で6位。キスアンドクライでコーチとも「しかたない」という感じ。
 3番滑走でヤンハオ・リー(NZ。16)。曲は「Earned It」。振付はベス・カオ。ジャンプが不調。冒頭の3A+2Tは第1がqマーク。続くソロの3Aもqマークで転倒。3Loは成功、全ジャッジが加点。3Sも全ジャッジが加点1〜3。CCSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。しかし、1.1倍になる3Lzがアンダーローテーションでまた転倒。続く3Lz+2A+2A+SEQは決め、全ジャッジが加点。3F+2Tも成功。FCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.79。最後のCCoSpはレベル2。技術点4番目の62.22、演技構成点4番目の69.24、転倒の減点2、合計129.46でフリー5位、総合201.63で5位。

 4番滑走でソ・ミンギュ(韓。16)。曲は「雨に唄えば」。振付はシン・イェジ。さすがに立て直してきた。後半の3Lz以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3A+3Tは成功。ソロの3Aは加点2〜3。3Loも決める。3F+2Tも加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは加点2〜3。ChSqはよく曲に合っていてGOE+1.5の高得点。1.1倍になる3Lzはeマーク。3F+2A+2A+SEQは成功。3Sも加点2〜3。技術点最高の77.07、演技構成点も最高の75.39、合計152.46は今季最高更新でフリー1位と大きく挽回、総合222.14で2位。
 5番滑走でサンチェス(米。17)。曲は「イオチサロ」。振付はアダム・ブレイク。ジャンプがやや不調か。スケーティングは速くて滑らか。冒頭の3Aはステップアウト。連続3回転の予定だった。次を3A+2Tにしてリカバリー。3Loはqマーク。3F+3Tは第1が!マーク。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQを成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Sと3Lzも決める。ChSqはGOE+1.5の高得点。技術点3番目の73.55、演技構成点2番目の74.59、合計148.14でフリー2位、総合227.38で優勝。最終順位が決まったとき、泣いていた。
 最終滑走で中田璃士(16)。曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」。振付はシン・イェジ他。全体に力み過ぎか。ジャンプ二つのパンクが痛い。冒頭の4Tは片手つきでこらえた。ここまで成功率100%らしい。しかし次の3Aの予定がパンクして1Aに。3A+1Eu+3Sは予定通りで全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。3S+3Tは全ジャッジが加点。1.1倍になる3F+2A+SEQは成功。しかしソロの3Loの予定がパンクして1Loに。これが痛かった。3Fはこらえた。ChSqは頑張り、GOE+1.29。CSSpはレベル4。技術点5番目の61.75、演技構成点3番目の74.19、合計135.94でフリー4位、総合215.33で3位。キスアンドクライで下を向いている中田に、解説の町田は「このままシニアでも通用する。これからの選手です」と言っていた(※父の中田コーチは「追い込みが足りない」と言ったらしい)。

 <女子シングル>6人エントリー。日本からは島田、中井、和田薫子。他にキム・ユソン(韓)、イーハン・ワン(中)、グラッキ(仏)(昨季、島田と1位を争っていたシン・ジア(韓)はGPポイント7位で補欠に回った)。テレ朝地上波では日本人3人のみ放送。解説は荒川。
 1番滑走でグラッキ(仏。14)。今季JGP2チェコ2位、JGP4トルコ3位。曲は「Please Don't Make Me Love You」。振付はカスモワ他。冒頭の2Aは全ジャッジが加点。続く3Fも全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うちLSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点6番目の35.14、演技構成点も6番目の27.17、合計62.31は自己ベスト更新だがSP6位。

 2番滑走でイーハン・ワン(中。14)。今季JGP3 タイ優勝、JGP7中国3位。曲は「Paint It Black」。振付はミーシャ・ジー他。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。続く2Aも全ジャッジが加点。細身で軽々と決めている。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fに!マーク。技術点3番目の37.26、演技構成点5番目の27.26、合計64.52でSP4位。
 3番滑走でキム・ユソン(韓。15)。昨年4位。今季JGP4トルコ優勝、JGP7中国2位 。曲は「月の光」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の2Aは全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz+3Tは第1にeマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Fも決める。技術点5番目の35.38、演技構成点4番目の29.04、合計35.38でSP5位。

 4番滑走で和田薫子(15)。今季JGP2チェコ優勝、JGP5ポーランド2位。全日本ジュニア2位。曲は「How Does A Moment Last Forever」。振付は佐藤紀子。初出場なのになかなか堂々と滑っていた。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。続く3Lz+3Tも加点1〜3。スピン二つはレベル4で加点2〜3。1.1倍になる3Fも決め、加点1〜3。LSpとStSqはレベル3。うちLSpは加点ほぼ3〜4。技術点2番目の38.09、演技構成点3番目の29.68、合計67.77でSP2位。
 5番滑走で中井(16)。昨年5位。今季JGP4トルコ2位、JGP7 中国優勝。曲は「シェルブールの雨傘」。振付は宮本賢二。冒頭の2Aはほどけかけたが成功。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Fは!マーク。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちLSpは全ジャッジが加点2〜4、CCoSpもほぼ全ジャッジが加点2〜4、最後のStSqは全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の36.86、演技構成点2番目の30.4、合計67.26でSP3位。
 最終滑走で島田(16)。昨年2連覇。今季JGP1ラトビア優勝、JGP5ポーランド優勝。曲は「Defying Gravity」。振付はウィーバー。衣装は緑。劇団四季のミュージカル「Wicked」の主役、生まれつき肌が緑色の魔女エルファバを演じる。前に見た時より演技全体がまとまり、生き生きとスピードにのって滑っていた。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の2Aは余裕があり、加点2〜4。続く3Fも加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは高速で加点4〜5、LSpは加点3〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも安定していて加点2〜4。技術点最高の42.0、演技構成点も最高の31.72、合計73.72でSP1位。

 フリー。 1番滑走で地元グラッキ(仏。14)。曲は「Please Don't Make Me Love You」。振付はカスモワ他。冒頭の3Fと2Aはよかった。いずれも全ジャッジが加点。しかし3Loがアンダーローテーションで転倒。2本目の2Aはqマーク。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マーク。続く3Lz+1Eu+3Sも第1が!マーク。3F+2Tは決める。ChSqはGOE+0.45。技術点6番目の60.08、演技構成点も6番目の54.0、転倒の減点1、合計113.08でフリーも6位、総合175.39で6位。
 2番滑走でキム・ユソン(韓。15)。曲は「月の光」。振付はミーシャ・ジー。冒頭で3A成功、ほぼ全ジャッジが加点。続く3F+3Tは第2がqマーク。3Lzはeマーク。3Lo+2Tはほぼ全ジャッジが加点。スピンみっつはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点1〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQは決め、全ジャッジが加点。続く3Fも成功、全ジャッジが加点。しかし3Sがばらけてダウングレードで転倒。ChSqはGOE+0.79。技術点3番目の64.56、演技構成点4番目の56.25、転倒の減点1、合計119.81でフリーも5位、総合184.23で5位。
 3番滑走でイーハン・ワン(中。14)。曲は「Paint It Black」。振付はミーシャ・ジー他。やや慎重に演技してノーミスで終えた。3F+2T以外の全要素に全ジャッジが加点。ここまでの全てのジャンプに回転不足は取られていない、と実況アナ。冒頭の3Lo+2T成功。続く3F+2Tは第1に!マーク。ソロの3Sと3Fも決める。スピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5、FCSpも加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQを成功、加点ほぼ2〜3。ソロの3Lzも決める。ChSqはGOE+0.84。3Tは加点1〜3。FCSpだけレベル2だが加点2〜4。技術点最高の68.72、演技構成点5番目の54.66、合計123.38でフリー3位、総合187.9で4位。

 4番滑走で中井(16)。曲は映画版「シンデレラ」より「Who is She」他。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は水色。冒頭の3A+3Tは、第1がアンダーローテーション、第2がqマークでステップアウト。次の2Aは2本目の3Aをねらったものの、バラけてこらえた。3Lz+1Eu+3Sは第3がqマーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。2本目の2Aはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ2。1.1倍になるソロの3Lzと3Lo+2T、3Fはいずれも全ジャッジが加点。うち3Lzと3Fは加点2〜3。ジャンプ全体が低いのがやや気になる。ChSqはGOE+1.29。技術点5番目の62.6、演技構成点2番目のの59.72、合計123.38でフリー4位、総合189.58で3位。公式会見では、「去年はケガもあり表彰台に乗れなかったので、自分の課題と向き合って1年頑張ってきた結果が出て嬉しい」「全日本ではSPで3A1本、フリーで2本成功させたい」と言っていたが、目線が終始下を向いていた。
 5番滑走で和田薫子(15)。曲は「タイタニック」より「Never An Absolution」他。振付は宮本賢二。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マーク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは逆回転あり。うち最後のLSpは加点3〜5。ソロの3Loも全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.21。1.1倍になる3S+2A+SEQは第2がqマーク。3F+2T+2Tは第1が!マーク、第3がqマーク。ソロの3Lzはアンダーローテーション。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。フリーも落ち着いて演技して、技術点4番目の62.94、演技構成点なんと最高の61.04、合計23.98でフリーも2位、総合191.75で2位。公式会見では「SPで上位3人が日本人となり緊張したか」という質問には「フリーは初め緊張したが自分らしさを出して伸び伸び滑れた」「日本人で表彰台独占に自分も入れてうれしい」。
 最終滑走で島田(16)。曲は「Mado Kara Mieru ?」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aはアンダーローテーションでステップアウト。続く4Tはダウングレードで転倒。いつもよりややスピードがないか。3Lz+3Tと3S+3Tはいずれも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちLSpは全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ4。ChSqはGOE+1.14。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。この3連続を全日本ジュニアでミスしたので成功させたいと言っていたもの。しかし次の3Loで転倒。これはびっくり。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点2番目の68.04、演技構成点3番目の59.7、転倒の減点2、合計125.74でフリーも1位、総合199.46で3連覇。公式会見で全日本シニアでの目標を聞かれ、「SPに3Aを入れること、フリーでも4Tと3Aに挑戦し、決めきること」と言っていた。

フィギュアスケート (2024.12/26)

全日本選手権 ペア・アイスダンス (2024.12/22〜24 大阪) 選手権

 <ペア>4組エントリー。三浦/木原組、長岡/森口組、清水/本田組、柚木/テイラー組。フジ地上波では、三浦/木原組のみ放送。解説は高橋成美。
 その他の組の順位と得点は、2位が長岡/森口組で61.82(技術点32.83、演技構成点28.99)、3位が清水/本田組で54.22(技術点29.86、演技構成点24.36)、4位が柚木/テイラー組で46.75(技術点25.79、演技構成点21.96、転倒の減点1)。
 最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「黒く塗れ」。振付はシェイリン・ボーン。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点2〜4。3Tはめずらしく二人ともミス。アンダーローテーションでステップアウト。4Liはレベル4で加点3〜4。3LzThは成功、加点2〜4。CCoSpとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜4、CCoSpは加点2〜3。最後のBoDsはレベル3で加点2〜4。技術点最高の38.29、演技構成点も最高の35.87、合計74.16でSP1位。試合後のインタビューでは、BoDsでレベル4をとりこぼしたことを反省。

 フリー。フジ地上波では、上位2組のみ放送。
 3番滑走で長岡/森口組(19、22)。曲は継続の「Space Table Symphony」。振付はキャシー・リード。冒頭のツイストはまだ2Twでレベル2だが、全ジャッジが加点2〜3。3T+2A+2A+SEQはアンダーローテーション。リフト三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち5ALiは加点3〜4。「リフトが得意」というだけはあった。3Sはアンダーローテーションでステップアウト。FiDsはレベル4。2LoThは両足。ChSqはGOE+1.14。3SThも両足。最後のPCoSpはレベル3。技術点2番目の56.8、演技構成点も2番目の58.06、合計114.86でフリーも2位、総合176.68で2位。
 最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。冒頭の3Twはレベル3で加点ほぼ3〜4。3Tからの連続ジャンプは男性の第1がれ2Tになり女性は1Aを付けた。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは加点さんから五、4Liは加点3〜4。3LoThは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜4。3Sも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3LzThも決める。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後のChSqはGOE+1.57。技術点最高の66.37、演技構成点も最高の71.8、合計138.17でフリーも1位、総合212.33で優勝。5年ぶりの優勝は「日本の観客の前で滑れて嬉しい」。

 <アイスダンス>4組エントリー。田中梓沙/西山真瑚組、吉田唄菜/森田真沙也組、佐々木/池田組、久根下/ルーシェ組。フジ地上波では、吉田/森田組のみ放送。解説は宮本賢二。
 その他の組の順位と得点は、2位が田中/西山組で66.03(技術点37.23、演技構成点28.8)、3位が佐々木/池田組で55.53(技術点31.33、演技構成点24.2)、4位が久根下/ルーシェ組で36.62(技術点19.73、演技構成点17.89、転倒の減点1)。
 最終滑走で吉田/森田組(21、24)。曲は「Be-Bop-a-Lula」他。振付はキャシー・リード。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル1だが加点1〜3。SqTwは男女ともレベル4。MiSt男女ともレベル2だが加点2〜3。ChRSはGOE+3.9。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点最高の41.25、演技構成点も最高の30.59、合計71.84でRD1位。

 フリー。フジ地上波では、上位2組のみ放送。
 3番滑走で田中/西山組(19、22)。曲は「エリーゼのために」。振付はアグノエル。解説の宮本が「二人にぴったりのプログラム」。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは男女ともレベル2で加点2〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点1〜3。SyTwも男女ともレベル4で加点2〜3。DiStは男女ともレベル2。DSpはレベル4に加点1〜3。ChStはGOE+1.66。RoLiはレベル4で加点2。最後にコレオ要素二つ。ChTwはGOE+1.33、ChSlはGOE+1.49。技術点最高の58.29、演技構成点2番目の44.6、合計102.89でフリーも2位、総合168.92で2位。
 最終滑走で吉田/森田組(21、24)。曲は「ロミオとジュリエット」。振付はスコット・モイアー他。「ロミオが死んでいるとジュリエットが知る場面から始まる」と実況アナ。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点1〜3。OFTは男女ともレベル2で全ジャッジが加点。SyTwは男女ともレベル4。DSpはレベル2ととりこぼし。CuLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。ChAJはGOE+1.19、ChStはGOE+1.83。CiStは男女ともレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。確かここが両家のいさかいの場面を表している、ということだった。最後のChSlはGOE+2.32の高得点。技術点2番目の57.77、演技構成点最高の46.6、合計104.37でフリーも1位、総合176.21で初優勝。試合後のインタビューでは「やっと優勝できてうれしい」。

フィギュアスケート (2024.12/20,21,22,)

全日本選手権 (2024.12/19〜22 大阪) 選手権

 <男子シングル>30人エントリー。ジュニアからは中田、中村俊介、高橋星南、西野など。フジ地上波では上位7人と片伊勢、大島、吉岡の計10人を放送。解説は本田武史、ゲストに宇野。
 放送されなかった選手のうち、7番滑走の木科18位、10番滑走の三宅11位、21番滑走の壷井14位、23番滑走の島田15位。ジュニアでは、8番滑走の中村が13位、11番滑走の高橋が8位、13番滑走の西野が9位、16番滑走の垣内が17位。ジュニア勢は、世界ジュニア出場残り2枠を争う。

 19番滑走で片伊勢(20)。昨年12位。今季西日本選手権2位。曲は継続の「アディオス・ノニーノ」他。振付は佐藤紀子。冒頭の3Aは全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。CCSpはレベル2。1.1倍になる3Fはこらえた。StSqとFSSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点10番目の40.2、演技構成点14番目の35.42、合計75.62でSP10位。
 20番滑走で三浦(19)。昨年4位。今季スケートアメリカ3位、NHK杯6位。曲は「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。右足は痛いらしい。全体にスピードがあった。冒頭の4S+3Tは全ジャッジが加点2〜4。づく3Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、CCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる4Tで転倒。技術点4番目の48.13、演技構成点2番目の41.74、転倒の減点1、合計88.87でSP4位。
 24番滑走で佐藤(20)。昨年5位。今季GPファイナル3位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭の4Lzはダウングレードで転倒。続く4T+3Tは第1をこらえて何とか成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqと最後のCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aは決め、全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の42.58、演技構成点4番目の40.32、転倒の減点1、合計81.9でSP6位。

 25番滑走で吉岡(21)。昨年8位。今季スケートアメリカ8位。曲は継続の「Eternal Eclipse「Lullaby for Sadness」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の4T+3Tは第2がダウングレードで転倒。続く3Aは決め、ほぼ全ジャッジが加点。FSSpとStSqはレベル3。うちStSqは戦時1〜3。しかし、1.1倍になるところで3Lzの予定が1Lzとパンクして無得点。技術点24番目の28.33、演技構成点11番目の36.43、転倒の減点1、合計63.76でSP21位。
 26番滑走で織田(37)。2008年全日本優勝。今季西日本選手権優勝。曲は「マツケンサンバ II」。振付は本人。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点。続く3Aは高くて全ジャッジが加点2〜4。着氷では往年の柔らかいヒザを見せていた。CCSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFSSpはほぼ加点2〜3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜4。途中で衣装の袖を下ろしてフリルをだし、サンバの雰囲気を表現。技術点5番目の47.37、演技構成点9番目の37.16、合計84.53でSP5位。
 27番滑走でジュニア中田(16)。昨年17位。今季全日本ジュニア優勝、JGPファイナル3位。曲は「Aroul」「Uccen」。振付はミーシャ・ジー。すごい充実ぶり。圧倒的なスピードのままノーミス。CSSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tは加点1〜4。続く3Aは加点ほぼ3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜4、FCSpは加点2〜3。スパニッシュが様になってきた。1.1倍になる3Fを決めるとガッツポーズ。加点2〜4。キスアンドクライで得点を見ると驚いていた。技術点最高の50.41、演技構成点5番目の39.9、合計90.31でSP2位。

 28番滑走で鍵山(21)。今季GPファイナル2位。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。3A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Sは加点1〜4。続く4T+3Tも加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル。.うちStSqは音楽をよく表現して加点3〜5、FSSpは加点2〜4。しかし、1.1倍になる3Aがダウングレードで転倒。まさかのミス。最後のCCoSpはレベル3だが加点3〜4。技術点2番目の48.42、演技構成点最高の44.63、転倒の減点1、合計92.05でSP1位。
 29番滑走で山本(24)。昨年3位。今季スケートカナダ、フィン杯とも4位。曲は「Split, Postcards from Far Away」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T+3Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Sの予定が3Sに。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは滑らかに大きく演技し、全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Aでステップアウトして両手付き、転倒扱い。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCSSpは加点ほぼ2〜4、CCoSpは加点1〜4。技術点9番目の40.79、演技構成点5番目の40.31、転倒の減点1、合計80.1でSP7位。
 最終滑走で友野(26)。昨年6位。今季仏杯5位、フィン杯6位。曲は「Tshegue」他。振付はシェイリン・ボーン。トモノ・ワールドを十分に発揮。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く4Sも全ジャッジが加点1〜3。FCSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはアフリカ風の曲を友野独特の表現で加点2〜5。1.1倍になる3Aは惜しくもステップアウト。あと二つのスピンはレベル3。技術点3番目の48.27、演技構成点も3番目の41.45、合計89.72でSP3位。

 フリー。大波乱。佐藤、三浦、山本がくずれ、壷井、三宅、島田が挽回。BSフジ解説は無良。地上波では第3・4グループ12人を放送。解説は本田、ゲストに宇野。
 10番滑走でSP15位島田(23)。曲は継続の「死の舞踏 ピアノVer」。振付はランビエール。冒頭で果敢に4Lzに挑戦、アンダーローテーションで転倒。解説の無良が「もう少しで立てる」。次は4Tの予定だったが2Tにパンク。3A+3Tは成功。3Fは!マーク。スピン三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点1〜4。もう少しキレのある滑りを前に見たような気がする。1.1倍になる3A+1Eu+3Sと3Lz+2A+SEQは成功。3Loはqマーク。ChSqはGOE+1.14。技術点7番目の73.25、演技構成点6番目の78.59、転倒の減点1、合計150.84でフリー5位、総合224.04で9位。
 11番滑走でSP14位壷井(22)。曲は「道化師」。振付はスカリ。会心の出来。衣装は黒地に赤でダイヤの模様。冒頭の4S+3Tは間にオーバーターン。ここでがんばったのがよかった。続くソロの4Sはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次の3Aも全ジャッジが加点2〜3。FSSpとStSqはレベル3たがほぼ全ジャッジが加点1〜3。3A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQとソロの3Loも決め、うち連続ジャンプは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.07。ソロの3Fも成功、全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の93.09、演技構成点3番目の80.28、合計173.37でフリー3位と大挽回、総合247.31で3位。四大陸、世界選手権へ。

 12番滑走でジュニア最終年の中村俊介(19)。曲は「イオチサロ」。振付は村元哉名他。例年、ジュニア勢はフリーが30秒長くなり、StSqも入れなければならないので苦戦する。ジャンプが不安定ながら転倒はせず。冒頭の4Tはqマークでステップアウト。予定では連続ジャンプだった。3Aはこらえた。3Lz+3Tは第1が!マークだが連続ジャンプをリカバリー。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点。3Fにも!マーク。ここも連続ジャンプの予定だった。1.1倍になる3Loはqマーク。ここも連続ジャンプの予定だった。しかしソロの3Lzに+1Eu+3Sを付けてリカバリー。ただ、第3はqマーク。3Loも+2Tとして連続ジャンプにした。ChSqはGOE+1.14。技術点10番目の68.46、演技構成点11番目の71.83、合計140.29でフリー10位、総合214.25で11位。世界ジュニアへ。
 14番滑走で三宅(22)。曲は2年前の映画「タイタニック」より「Never an Absolution」等3曲に戻した。振付は吉野浩平。冒頭の4S+2Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。次はソロの4Sの予定が2Sにパンク。3A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.93。ソロの3Aも決め、全ジャッジが加点2。スピン二つはレベル3。うちFSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+3Tもきれいに決め、全ジャッジが加点。ソロの3Fはこらえた。ジャンプに回転不足やエッジエラーがないのが強み。StSqとCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点1〜4。技術点4番目の80.44、演技構成点7番目の77.89、合計158.33でフリー4位、総合233.49で6位。
 15番滑走で片伊勢(20)。曲は継続の「Tree of Life Suite」。振付は鈴木明子。スケーティングは滑らかだが、ジャンプが不安定。冒頭の3Aはqマークでステップアウト。3Lz+2T+2Loはオーバーターン。3Sは全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。2A+3Tを二回。うち二つ目は1.1倍になる。ソロの3Lzはqマーク。3Fは!マーク。ChSqはGOE+0.79。もう少しやってほしい。最後のCCoSpはレベル3。技術点18番目の65.56、演技構成点12番目の71.6、合計137.16でフリー11位、総合212.78で13位。

 16番滑走でSP9位ジュニア西野(15)。今季全日本ジュニア3位。曲は「Rock Me Amadeus」他。振付は佐藤操。冒頭の4Sはqマークで転倒。続く3F+3Tは成功。3A+2Tは第1がqマーク。3Loは決める。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Aはステップアウト。3Lzは成功。3F+2A+2A+SEQは第1に!マーク。ChSqはGOE+0.5。もう少しかんばろう。技術点8番目の70.62、演技構成点18番目の65.87、転倒の減点1、合計135.49でフリー14位、総合213.07で12位。
 17番滑走でSP8位ジュニア高橋星名(14)。今季全日本ジュニア2位、JGPファイナル4位。曲はヴィヴァルディ「四季」。振付は村元哉名他。3Aが不調で今季の勢いはどこへやら。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点。しかし3Aからの連続ジャンプの予定がパンクして1Aに。次の3Fは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.57。改善の余地あり。2本目の3Aも1Aにパンク。1.1倍になる3Loはほぼ全ジャッジが加点。3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点。3S+3Tは第2がqマーク。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。技術点17番目の65.68、演技構成点15番目の66.24、合計131.92でフリー17位、総合209.79で14位。
 18番滑走で山本(24)。曲は「Melting & Sogno di Volare」。振付はローリ・ニコル。緊張していた。冒頭の3Loはほぼ全ジャッジが加点2。続く4Sは回ったが転倒。次の3Tは今季安定していたのにqマークで転倒。3Aは片手つき。3連続の予定だった。ChSqはGOE+1.29。スピン二つとStSqはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5、FCSpは加点2〜4。1.1倍になる2本目の3Aはアンダーローテーションで転倒。リカバリーならず、繰り返しの違反も。しかし2本目の4Tに3Tを付け、qマークながら意地を見せた。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点。CSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。大舞台に弱くて残念。技術点16番目の66.43、演技構成点9番目の74.56、転倒の減点4、合計136.99でフリー12位、総合217.09で10位。

 最終グループ19番滑走で佐藤(20)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。まだジャンプが不調で立て直せず。冒頭の4Lzはダウングレードで転倒。続く4Fはステップアウト。次の4Tもステップアウトで片手つき。連続の予定だった。スピン二つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点。2本目の4Tに3Tを付け、全ジャッジが加点1〜3。リカバリーに成功。しかし1.1倍になる3A+1Eu+3Sの第3がダウングレードでまた転倒。ソロの3Aはこらえた。3Lo+2A+SEQは決める。CSSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.5。技術点6番目の75.38、演技構成点9番目の75.52、転倒の減点2、合計148.9でフリー7位、総合230.8で7位。世界選手権へ。
 20番滑走で織田(37)。曲は「Angels」。振付はブノワ・リショー。冒頭のテールはアンダーローテーションで転倒。連続の予定だった。次はソロの4Tの予定を変更して3Lzをきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。3A+1Eu+3Sは第3がqマーク。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE0.43。やったのか。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3F+3Tは第1に!マーク。3Lz+2A+SEQも決める。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のFSSpは加点1〜4。技術点5番目の77.89、演技構成点10番目の73.26、転倒の減点1、合計150.15でフリー6位、総合234.68で4位。織田は、この後、国体に出たら、本当に引退するとのこと。
 21番滑走で三浦(19)。曲は「シェルブールの雨傘」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭、4Loの予定を変更して3Aにしたがステップアウト。続く4Tからの連続ジャンプの予定が途中で開いてソロの3Tに。次も4Sの予定が2Sにパンク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。3Aから3連続の予定が第1で両足になり、1Sを付けたがそれは無得点。1.1倍になるところで4T+3Tを決めたのはさすがで、全ジャッジが加点1〜3。しかし2本目の4Tは転倒で、しかも無得点(3Aと3Tを各2本跳んでいたため)。ChSqはGOE+1.07。3Lo+2A+SEQは決める。技術点19番目の63.13、演技構成点4番目の79.09、転倒の減点1、合計でフリー9位、総合230.09で8位。四大陸へ。

 22番滑走で友野(26)。曲は「Butterfly」他。振付はローリ・ニコル。せっかくの好機を逃した。冒頭の4Tはqマークでステップアウト。連続の予定だった。続く2本目の4Tはダウングレードで転倒。繰り返しの違反も。さらに4Sもダウングレードで転倒。3Loは全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。ChSqはGOE+0.86。友野ならもう少しやってほしい。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは成功。3F+2A+SEQもなんとか決める。ソロの3Aもこらえた。技術点12番目の67.25、演技構成点5番目の78.98、転倒の減点2、合計144.23でフリー8位、総合233.95で5位。四大陸へ。
 23番滑走で中田(16)。曲は「パイレーツオブカリビアン」。振付はシン・イェジ。絶好調。お酒を飲む仕草もサマになってきた。CSSp以外のほぼ全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭で4Loを成功、ほぼ加点1〜2。続く4Tも決め、加点3〜4。3A+1Eu+3Sは加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち二つは加点1〜3。ChSqはGOE+0.93。ソロの3Aは加点2。1.1倍になる3F+2A+SEQは加点1〜3。3F+2Tも成功。ソロの3Loは加点1〜3。StSqはレベル3だが加点1〜3。ノーミスで終えた後、氷に大の字になった。技術点3番目の92.32、演技構成点2番目の81.36、合計173.68でフリーも2位、総合263.99で2位。昨季17位から大躍進。
 最終滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。別格の演技を見せた。後半の4Tと3Fからの連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の4F成功、加点3〜5。続く4Sも加点2〜4。4T+3Tは加点ほぼ3〜4。3A+1Eu+3Sも加点1〜4。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点5、最後のFCCoSpは加点3〜4。1.1倍になるソロの4Tはステップアウト。次のソロの3Aは加点2〜4。3F+2A+SEQはステップアウト。ChSqは速さと滑らかさがあり、加点ほぼ3〜5。CCoSpはレベル3で加点2〜3。技術点最高の111.7、演技構成点も最高の93.98、合計205.68でフリーも1位、総合297.73で初優勝。世界選手権へ。

 <女子シングル>29人エントリー。ジュニアからは島田、櫛田、中井、和田など。BSフジでは第1グループ5人と白岩など3人の計8人を放送、解説は村上佳菜子。フジ地上波では、第4-5グループ計12人を放送。解説は荒川。インタビューは本田真凛。
 1番滑走で櫛田(17)。今季全日本ジュニア3位。曲は「Sway」他。振付はウィーバー。例年、ジュニア勢はフリーが30秒長くなり、StSqも入れなければならないので苦戦する。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク。続く2Aはほぼ全ジャッジが加点。FCSpはレベル3。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜3、StSqも加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点。技術点12番目の35.72、演技構成点16番目の28.74、合計64.46でSP13位。ジュニア勢は、世界ジュニア出場残り2枠を争う。
 2番滑走で山下(21)。昨年8位。今季西日本選手権2位。曲は「ムーラン・ルージュ」より「Hindi Sad Diamonds」。振付は佐藤操。衣装は緑が基調で前面にキラキラビーズがびっしり。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Tはいずれもqマーク。スピン三つはレベル4。うち最後のFCSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loほぼ全ジャッジが加点2〜3。StSqはインド風の音楽をよく表現していたがレベル2で全ジャッジが加点2〜4。技術点15番目の33.59、演技構成点7番目同点の31.54、合計65.13でSP12位。
 5番滑走で和田(14)。今季全日本ジュニア2位、JGPファイナル2位。曲は「How Does A Moment Last Forever」。振付は佐藤紀子。3F以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点3。3Lz+3Tも軽く決め、加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちLSpは加点3〜5、FCSpは加点ほぼ3〜4。「逆回転のスピンも速い」と解説の村上がほめる。1.1倍になる3Fは!マーク。StSqはレベル3で加点1〜4。技術点6番目の37.86、演技構成点15番目の28.84、合計66.7でSP10位。

 18番滑走で樋口(23)。昨年12位。今季GPファイナル4位。曲はデューン 砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。冒頭の2Aは幅と流れがあり、全ジャッジが加点3〜4。続く3Lz+3Tは第2がqマーク。連続ジャンプを前半にもってきた。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは大きく大胆な動きで加点3〜4。1.1倍になる3Fは!マーク。解説の荒川も「最後まで集中していた」。技術点7番目の37.33、演技構成点2番目の33.72、合計71.05でSP4位。キスアンドクライで足がつったらしい。
 19番滑走で坂本(24)。昨年で3連覇。今季GPファイナル3位。曲はピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはスピードにのって跳び、加点4〜5。続く3Lzも加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqはスピードにのり、大きく動いて加点4〜5。1.1倍になる3F+3Tは加点3〜4。インタビューで「ファイナルのミスの後、練習してコツをつかんだ」と言っていた。最後のLSpはやや遅れてレベル3だが加点3〜4。技術点2番目の41.66、演技構成点最高の37.26、合計78.92でSP1位。
 20番滑走でジュニア上薗(14)。曲は「Voila」。振付は樋口美穂子。冒頭の3Lzがダウングレードで転倒。続く2Aは成功。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜3、最後のCCoSpも加点ほぼ2〜3。しかし、1.1倍になる連続ジャンプで2F+2Tになってしまい、要素を失う。第1に!マークも。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点28番目の21.38、演技構成点18番目の27.7、転倒の減点1、合計48.08でSP26位。フリー進めず。残念。

 21番滑走で渡辺(22)。昨年6位。今季スケートアメリカ2位、中国杯5位。曲はピアノソナタ第14番「月光」Op.27-2 第1楽章。振付はシェイリーン・ボーン。冒頭の2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。続く3Lzはqマーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+3Tは第1がqマーク。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ジャンプがやや慎重だったか。技術点14番目の34.86、演技構成点10番目の31.1、合計65.96でSP11位。
 22番滑走で松生(20)。昨年17位。今季GPファイナル6位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。衣装は淡いピンク。のびやかな滑りでよかった。3Lz以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点3〜4。続く3F+3Tは加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちスピン二つは加点3〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーション。技術点5番目の37.91、演技構成点32.88、合計70.79でSP5位。
 23番滑走で吉田(19)。昨年7位。今季GPファイナル5位。曲は「Temen Oblak -Dark Clouds」。振付はブノワ・リショー。ひれ伏したような姿勢で始まる。冒頭の2Aは全ジャッジが加点ほぼ3。続く3Lz+3Tは第1がqマーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは伸びやかに大きく動き、加点2〜4。1.1倍になる3Loも成功、加点ほぼ2〜3。技術点10番目の36.88、演技構成点7番目同点の31.54、合計68.42でSP9位。

 24番滑走で千葉(19)。昨年2位。今季GPファイナル2位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装はピンク。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点2〜3。続く2Aも決め、加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のLSpは加点4〜5、CCoSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Fも加点ほぼ3〜4。見事なノーミスの演技。技術点3番目の41.34、演技構成点も3番目の33.38、合計74.72でSP3位。
 25番滑走で青木(22)。曲は「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。衣装は落ち着いた赤。冒頭の3Lz+3Loは惜しくも第1がqマーク。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。FCSpは入りでバランスを崩しかけ、レベル2。1.1倍になる3Fは決め、全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。。うちStSqは加点3〜5。技術点8番目の37.2、演技構成点32.87、合計70.07でSP6位。
 26番滑走で三宅(22)。今季西日本選手権優勝。曲は「Think of Me」。振付は鈴木明子。スピードとジャンプが魅力。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは豪快で加点3〜4。続く2Aも成功、加点ほぼ3〜4。スピン三つはレベル4。うちLSpは加点2〜5、あと二つも加点2〜4。1.1倍になる3Loも加点2〜3。回転不足がないのが強み。StSqはレベル3だが加点ほぼ3〜4。技術点9番目の36.99、演技構成点6番目の31.55、合計68.54でSP8位。
 27番滑走で三原(25)。昨年5位。今季仏杯7位、フィン杯8位。曲は「Grief」。振付はミーシャ・ジー。昨年から続くケガとも戦いながらスケートを続けていると紹介。冒頭の2Aは成功、全ジャッジが加点1〜3。続く連続ジャンプは第1が2Lzになり、+3Tを無理やり付けてダウングレードで転倒。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。しかし、1.1倍になる3Loも転倒。StSqと最後のLSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4。技術点25番目の24.68、演技構成点13番目の29.26、転倒の減点2、合計51.94でSP23位。なんとかフリーへ。
 28番滑走でジュニア島田麻央(16)。昨年3位。今季JGPファイナル3連覇、全日本ジュニア4連覇。曲は「Defying Gravity」。振付はウィーバー。3A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aはqマークだが下りた。続く3Fは余裕で成功、加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちLSpは加点4〜5、最後のCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tもきれいに決め、加点2〜3。後半は楽しそうに滑っていた。技術点最高の44.5、演技構成点11番目の31.08、合計75.58でSP2位。
 最終滑走で住吉(21)。昨年10位。今季仏杯3位、中国杯4位。曲は「Concerto pour la fin d'un amour -Final」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の2Aはこらえた。これ以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く3Lz+3Tは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜4、LSpは加点2〜4。1.13Fも決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点4番目の38.13、演技構成点9番目の31.45、合計69.58でSP7位。

 フリー。三原(25)がケガの悪化で棄権。BSフジでは、第2グループの岡田の途中から江川、河辺、櫛田と第3グループ6人を放送。地上波では、第3・4グループ12人を放送。白岩は今季で引退らしい。
 11番滑走で河辺(20)。曲は「Paint It Black」。振付は樋口美穂子。ほぼノーミス。冒頭で2A+3T+2Tを成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lz、3Loも決める。3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqとスピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4、スピン二つは加点2〜3。1.1倍になる2A+3Tは第1がqマーク。3F+2Tは第1に!マーク。ソロの3Fも!マークでアンダーローテーション。最後のChSqはGOE+1.43。正面反対側のフェンス際で終わってポーズ。技術点12番目の66.19、演技構成点も12番目の61.79、合計127.98でフリー10位、総合190.23で13位。
 12番滑走で櫛田(17)。曲は継続の「The Little Prince」。振付はウィーバー。ジャンプが不安定で、プログラムがまとまって見えなかった。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク。3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。3Loはステップアウト。2Aは決める。1.1倍になる3F+2A+SEQも成功。しかし3連続の予定の3Lzが!マークでステップアウト。次を3F+2T+2Loとしてリカバリー。ChSqはGOE+1.43。最後のLSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。長い手足がまだ強みになっていない。技術点16番目の64.79、演技構成点14番目の57.89、合計122.68でフリー16位、総合187.14で14位。 ※SP21位の中井がフリー12位と挽回して総合15位になり、世界ジュニア代表には中井が選ばれた。

 13番滑走で山下(21)。曲は「Creep」。振付は鈴木明子。ほぼノーミスのすばらしい演技。強化指定に復帰するかも。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。続く3Fは!マーク。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Aもほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる2A+3T+2Tは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2T、3Sも決める。ChSqはGOE+1.86の高得点。技術点4番目の70.78、演技構成点6番目の64.34、合計135.12でフリー4位、総合200.25で6位。
 14番滑走で渡辺(22)。曲はピアソラ「ブエノスアイレスのマリア」。振付はローリ・ニコル。ほぼノーミスのいい演技。冒頭で3Aがきれいに決まった。マークなしで全ジャッジが加点2〜3。続く3Lo+3T、ソロの3F、3Lz+2A+SEQも成功。うち3Lz+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるソロの3Lzはアンダーローテーション。2A+1Eu+3Sは第3がqマーク。3Loはステップアウト。ChSqは音楽をよく表現して、GOE+1.14。そのままStSqに入り、レベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル3。終わったとき、体力が尽きて氷に倒れ伏した。技術点6番目の70.22、演技構成点9番目の62.37、合計132.59でフリー6位、総合198.55で7位。
 15番滑走で和田(14)。曲は「タイタニック」より「Never An Absolution」他。振付は宮本賢二。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは軽々と跳んだが第2がqマーク。3Fは!マーク。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点3〜5、FCSpは全ジャッジが加点2〜4。確かCCoSpでは逆回転も。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.14。1.1倍になる3S+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3F+2T+2Tは第1に!マーク。ソロの3Lzにもqマーク。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。演技に深みはないが、スピンが速く、スピードにのった滑りもよい。技術点7番目の70.0、演技構成点13番目の58.93、合計128.93でフリー8位、総合195.63で10位。

 16番滑走で吉田(19)。曲は「苦悩する地球人からのSOS」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aはqマークでステップアウト。続く3Fは!マーク。2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。しかし次が2Loに。これが痛かった。ChSqはイナバウアーやハイドロなど行い、GOE+1.21。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはいずれもqマーク。ソロの3Lzもqマーク。このqマーク4つも痛かった。3S+2A+2T+SEQはほぼ全ジャッジが加点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。技術点17番目の64.5、演技構成点11番目の62.35、合計126.85でフリー13位、総合195.27で11位。
 17番滑走で三宅(22)。曲は「カプリース」。振付は宮本賢二。SPに引き続きパワフルなスケーティング。強化指定復帰を目指す。冒頭の3T+3Tは幅があり、なんと全ジャッジが加点1〜5。続く3Fは全ジャッジが加点2〜3。2A+1Eu+3Sは第3がqマークでオーバーターン。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。2Aは全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Lzは!マーク。3Loは全ジャッジが加点2〜3。3S+2Tは全ジャッジが加点。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点13番目の65.36、演技構成点9番目の62.65、合計128.01でフリー9位、総合196.55で9位。
 18番滑走で住吉(21)。曲は「アディエマス」より「In Caelum Fero」他。振付はシェイリン・ボーン。後半はすごくよかった。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+2Tも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、最後のLSpは加点3〜4。3Loはこらえた。3Sはアンダーローテーションで転倒。ChSqは植物の生育の喜びを表現し、GOE+1.5。1.1倍になる3Lz+3Tはqマークとアンダーローテーション。3F+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点。3Fはアンダーローテーション。技術点14番目の64.94、演技構成点7番目の64.01、転倒の減点1、合計127.95でフリー11位、総合197.53で8位。

 19番滑走で青木(22)。曲は「Popsical」。振付はミーシャ・ジー。冒頭3Lzからの連続3回転の予定が2Lzのオーバーターンとなり第2付かず。3T、3S、2Aは成功、いずれも全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる2A+1Eu+3Fは全ジャッジが加点2〜3。しかし、冒頭のリカバリーをねらった2本目の3Lzがアンダーローテーションで転倒。それでも3Fに3Loを付け、いずれもアンダーローテーションだが意地を見せた。ChSqはGOE+1.64。技術点19番目の59.11、演技構成点4番目の65.89、転倒の減点1、合計124.0でフリー14位、総合194.07で12位。この後、国体には出るが、引退とのこと。
 20番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。初めから顔がリラックスしていた。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3T+2Tは惜しくも第2がアンダーローテーション。3Fは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.43。2Aは全ジャッジが加点2〜3。FCCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4、FCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは第1がアンダーローテーション。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。次は3Sの予定が2Sに。あと二つのスピンはレベル3だが全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5。技術点10番目の66.36、演技構成点3番目の66.85、合計133.21でフリーも5位、総合204.0で5位。ここで首位だった第2グループ13番滑走の山下をやっと超えた。
 21番滑走で樋口(23)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。見事ノーミス。後半のStSqは迫力満点。冒頭の2Aは幅があり、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Lz+3Tは第2がqマーク。3Loは全ジャッジが加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは広く氷面を使い、深いエッジワークを見せ、加点ほぼ3〜5。3Sの予定が2Sに。ChSqはGOE+1.43。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2Tも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fは!マークとqマーク。終わったとき、力を使い果たし氷にしゃがみこんだ。技術点9番目の67.74、演技構成点2番目の67.61、合計135.35でフリー3位、総合206.4で3位。

 22番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。出てきた時笑顔が硬かった。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点。しかし、3Sがアンダーローテーションで転倒。3Loと2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.43。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点4〜5、最後のCCoSpも加点ほぼ4〜5。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1が!マーク、第2がqマーク3Lz+2T+2Loは第1がアンダーローテーション。ソロの3Fもアンダーローテーション。技術点10番目の66.59、演技構成点5番目の65.38、転倒の減点1、合計130.97でフリー7位、総合205.69で4位。
 23番滑走で島田麻央(16)。曲は「Mado Kara Mieru ?」。振付はローリ・ニコル。シニアの大会のせいかリラックスした顔で滑っていた。冒頭の3Aは下りたがアンダーローテーション。続く4Tは低く、ダウングレードで転倒。今季は跳べていないのでは。しかし以降の全要素に全ジャッジが加点。全要素に全ジャッジが加点。3Lz+3Tは加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちLSpは加点4〜5、最後のCCoSpは高速回転で加点ほぼ4〜5。ChSqは加点2〜4。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQも加点2〜3。ソロの3Loと3Lzも加点2〜3。エッジエラーや回転不足がないのが強い。StSqはレベル3だが加点3〜4。試合後「楽しかった」と言ったらしい。ジュニアの大会とは背負っているものが違うのだろう。いつもこのくらい伸び伸び滑ってほしいが。技術点最高の81.19、演技構成点8番目の63.23、転倒の減点1、合計143.42でフリーも2位、総合219.0で2位。
 最終滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。プログラムがなじんで坂本節になってきた。目の前で島田のすごい得点が出たが、こちらもは気合充分だった。後半の連続ジャンプ2つ以外の全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の2Aは安定の加点4〜5。続く3Lzは加点3〜4。2A+1Eu+3Sも加点3〜4。スピン三つはレベル4でいずれも加点2〜4。ソロの3Fも加点ほぼ3。StSqはレベル3だが加点3〜5。1.1倍になる3Fがオーバーターンしたが2Tを付けた。ChSqのGOE+2.14はやや盛られたか。スピードにのったまま曲の雰囲気を表現した。3Lz+2Tは第1が!マーク。3Loは加点2〜4。技術点2番目の73.88、演技構成点最高の75.88、合計149.76でフリーも1位、総合228.68で4連覇。

 ※世界選手権は、男子・鍵山、佐藤、壷井。女子・坂本、千葉、樋口。ペア・三浦/木原組、長岡/森口組、清水/本田組。アイスダンス・吉田/森田組。
 ※※四大陸は、男子・壷井、三浦、友野。女子・樋口、千葉、松生。ペア・三浦/木原組、長岡/森口組。アイスダンス・吉田/森田組、田中/西山組。
 ※※※世界ジュニアは、男子・中田、高橋、中村。女子・島田、和田、中井。ペア・清水/本田組。アイスダンス・岸本/田村組。

フィギュアスケート (2024.12/14)

全日本ジュニア (2024.11/15〜17 広島) 選手権

 <男子シングル>30人エントリー。中田璃士、高橋星名、垣内、周藤、小河原、森本、西野、田内、蛯原など。フジ地上波では、男子SP放送なし。
 SP順位は、以下の通り。SP1位は高橋星名(技術点最高の43.54、演技構成点2番目の35.74、合計79.28)。SP2位は中田璃士(技術点3番目の40.26、演技構成点最高の37.66、合計77.92)。SP3位は西野(技術点2番目の41.61、演技構成点3番目の34.24、合計75.85)。以下、植村4位、森5位、朝賀6位。周藤7位、蛯原8位、田内11位、ペアと二刀流の小河原12位。垣内15位、森本18位。全日本ノービス優勝の佐久間は21位。

 フリー。フジ地上波では、上位二人のダイジェストのみ。総合3位はフリーも3位の西野。フリー2位は植村で総合4位。フリー3位は朝賀で総合5位。以下、総合6位は垣内、総合7位は森、総合8位は蛯原。上位8人は全日本へ招待。
 23番滑走で中田璃士(16)。曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点ほぼ3。続く3Aも全ジャッジが加点2〜4。この2種類は放送。3連続は第1がパンクして1A+1Eu+3S。3F+3Tで転倒。1.1倍になる3本はなんとかまとめたようだ。技術点最高の71.11、演技構成点も最高の72.44、転倒の減点1、合計142.55でフリー1位、総合220.47で初優勝。世界ジュニアへ。
 最終滑走で高橋星名(14)。曲はヴィヴァルディ「四季」。冒頭の3A+2Tはこらえた。続く3Lz+3Tとソロの3Fは全ジャッジが加点。1.1倍になるところで3Loがパンクして1Loに。それ以外はまとめたらしい。技術点5番目の64.78、演技構成点2番目同点の68.93、合計133.71でフリー4位、総合212.99で2位。

 <女子シングル>30人エントリー。岡田芽依、河野莉々愛、櫛田、上薗、村上遥奈、中井、島田、和田、高木など。ノービスから金沢、宮崎など。フジ地上波ではSP放送なし。
 SP1位は島田(技術点最高の41.9、演技構成点も最高の30.79、合計72.69)。SP2位は和田(技術点2番目の37.2、演技構成点3番目の29.2、合計66.4)。SP3位は櫛田(技術点6番目の35.07、演技構成点2番目の29.47、合計64.54)。以下、SP4位河野、SP5位中井。SP6位は全日本ノービス2位の宮崎、SP7位は全日本ノービス優勝の金沢。SP8位は村上遥奈、上薗SP10位、高木はSP14位。

 フリー。フジ地上波では、後半2組12人を放送。解説は村上佳菜子。上位8人は全日本へ招待される。総合4位は中井、5位に上薗、6位に村上遥奈、7位に岡、8位に岡田。高木は総合14位、河野は総合17位だった。ノービスの金沢は総合10位、宮崎は総合9位。
 22番滑走で櫛田。曲は継続の「The Little Prince」。振付はウィーバー。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク。3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。3Loも全ジャッジが加点2〜3。2Aも成功。CCoSpはレベル3でVマークだが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Lz+2T+2Loは第1がまたも!マーク。3Fはqマーク。ChSqはGOE+1.5。技術点4番目の65.17、演技構成点2番目の59.81、合計124.98でフリー2位、総合189.52で3位。
 23番滑走で和田。曲は「タイタニック」より「Never An Absolution」他。振付は宮本賢二。冒頭の2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点2〜3。3Fはqマーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4。3Loは全ジャッジが加点2。ChSqはGOE+1.3。1.1倍になる3S+2A+SEQは全ジャッジが加点2。3F+2T+2Tは第2がqマーク。3Lzはアンダーローテーション。技術点2番目の、演技構成点3番目の59.01、合計123.77でフリー4位、総合190.17で2位。
 最終滑走で島田。曲は「Mado Kara Mieru ?」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aは全ジャッジが加点1〜3。続く4Tはアンダーローテーションで転倒。3Lz+3Tは第1がアンダーローテーション、第2がqマーク。3S+3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のCCoSpは相変わらず高速で、加点3〜5、LSpも加点3〜4。ChSqはGOE+1.1。1.1倍になる3F++2A+SEQは第2がqマークでステップアウト。ソロの3Loと3Lzは全ジャッジが加点2以上。技術点最高の69.01、演技構成点も最高の60.62、転倒の減点1、合計128.63でフリーも1位、総合201.32で史上初の4連覇。世界ジュニアへ。試合後のインタビューでは「4連覇は嬉しいが、課題がいろいろ出て改善したい」。

 <ペア>1組エントリー。清水/本田組のみ。2連覇だが、昨年より10点以上更新したとのこと。放送なし。フリー実施結果のみリザルトサイトより転記。
 フリー。曲は「Photograph」他。振付はキャシー・リード。冒頭2Twはレベル2.3SThはアンダーローテーション。3Lz+2A+2A+SEQは第1と第3がアンダーローテーション。5SLiはレベル1。2LzTh成功。3Tも決める。ChSqはGOE+0.3。4Liはレベル4で全ジャッジが加点1。BoDsはレベルなしで無得点。PCoSpはレベル4。技術点40.8、演技構成点43.52、合計84.32、総合132.83で2連覇。

 <アイスダンス>5組エントリー。岸本/田村組、吉田菫/小河原組、山下/永田組、柴山/木村組など。放送なし。1位のフリー実施結果のみリザルトサイトより転記。

 フリー。最終滑走で岸本/田村組。曲は「Mustang Nismo」他。振付はシュイナール他。冒頭のCiStは男女ともレベル4で全ジャッジが加点1〜3。SyTwは女性レベル1、男性レベル4。CuLiとRoLi、DSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちCuLiは加点2〜3。OFTは男女ともレベル1だが全ジャッジが加点。最後にコレオ要素二つ。うちChStは全ジャッジが加点2〜3、ChLiは全ジャッジが加点1〜3。技術点最高の47.14、演技構成点も最高の40.3、合計87.44でフリーも1位、総合146.17で2連覇。
 なお、2位は総合82.87の吉田/小河原組、3位は総合82.25の山下/永田組。今季組んだばかりの柴山/木村組は基礎点は38.49と、優勝した岸本/田村組の基礎点37.24を上回ったが加点で及ばず、総合81.1の4位。

フィギュアスケート (2024.12/7,8,12)

GPファイナル (2024.12/5〜8 グルノーブル・フランス) GPシリーズ

 <男子シングル>6人エントリー。日本からは鍵山と佐藤。その他マリニン(米)、エイモズ(仏)、シャオイムファ(仏)、グラスル(伊)。11/27にシャオイムファが足首の怪我のため棄権、次点のシャイドロフ(カザフ)が出場。テレ朝地上波では全員放送。解説は町田樹、実況は大西アナ。
 1番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。今季仏杯4位、中国杯2位。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。冒頭で4Lz+3Tを軽く決め、全ジャッジが加点。続く3Aも成功。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点。1.1倍になる4Tもきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。CSSpはレベル1。最後のCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。解説の町田は「ジャンプはすばらしい。スピンがまだ弱い」。技術点2番目の53.01、演技構成点6番目の39.25、合計91.26でSP3位。
 2番滑走でグラスル(伊。22)。今季NHK杯2位、フィランディア杯3位。曲は「Human」に変更。振付・コーチともベルナルディス。全くの新プログラム初披露。冒頭の4Lz+3Tはかろうじて決めたが第1がアンダーローテーション、第2がqマーク。続く4Loもアンダーローテーション。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点1〜4。StSqとCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4。技術点5番目の41.91、演技構成点も5番目の40.85、時間超過の減点1、合計81.76でSP5位。
 3番滑走で地元エイモズ(仏。27)。子どもの頃、初めてスケートしたのがこのリンクとのこと。今季スケートアメリカ2位、フィランディア杯2位。曲は「Everybody」。振付は本人、フォンタナ他。冒頭の4Tはダウングレードで転倒。第2付かず。続く3Aもアンダーローテーションで転倒。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lz+2Tはこらえて連続ジャンプ要素をリカバリー。FSSpとStSqはレベル3だが全ジャッジが加点。うち最後のStSqは独特の動きで加点ほぼ4〜5。技術点6番目の29.26、演技構成点3番目の41.56、転倒の減点2、合計68.82でSP6位。

 4番滑走で佐藤(20)。今季スケートカナダ2位、中国杯優勝。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭の4Lzは得意なはずだが!マークにアンダーローテーションで転倒。続く4T+3Tは余裕で成功、全ジャッジが加点2〜3。CSSpとStSqはレベル3。うちStSqはほぼ加点3〜4。FCSpと最後のCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の45.77、演技構成点も4番目の41.51、合計86.28でSP4位。
 5番滑走で鍵山(21)。今季NHK杯、フィランディア杯とも優勝。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。冒頭の4Sは回ったが着氷が踏ん張れず転倒。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く4T+3Tは安定していて加点3〜4。FSSpはレベル3で加点3〜4。1.1倍になる3Aも加点3〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ4〜5。技術点3番目の50.42、演技構成点2番目の44.07、転倒の減点1、合計93.49でSP2位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。今季スケートアメリカ、スケートカナダとも優勝。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。「衣装を変えてきた」と町田。連続ジャンプ以外のほぼ全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Fは軽々と決め、加点ほぼ3〜4。続く3Aも加点2〜5。スピン二つはレベル4で加点2〜41.1倍になる4Lz+3Tは第1にqマーク。FSSpとStSqはレベル3。うち最後のStSqは加点4〜5。技術点最高の59.07、演技構成点も最高の46.36、合計105.43でSP1位。

 フリー。 1番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人、ジマーマン他。ジャンプのミスはあったが、転ばずに耐え、エイモズの世界を表現した。冒頭で4T+2Tを決め、全ジャッジが加点2〜3。続くソロの4Tはステップアウト。次の3Lzもステップアウトで片手つき。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3A成功。3T+1Eu+3Sは第3がアンダーローテーションで両足。3Fはeマーク。そしてオリジナリティーにあふれたChSqはGOE+2.07と高得点。終わりのポーズも独特で満場の拍手。キスアンドでは笑顔だった。技術点6番目の83.73、演技構成点3番目の86.08、合計169.81でフリー5位、総合238.63で6位。
 2番滑走でグラスル(伊。22)。曲は「Electricity」他。振付はドゥ・ベルナルディス。いきなり4Lzを決め、全体に高いレベルの出来。解説の町田も「ジャンパーだがスピンも上手で独自性が魅力」と言う。冒頭の4Lzはアンダーローテーション。続く4Loもアンダーローテーションでこらえた。4Sはきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。3A+3Tも決め、全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+0.86。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lo+3Tも成功。FCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzも決める。StSqとあと二つのスピンはレベル3。うちCCoSpは肩越しにブレードをつかむなど独自な姿勢で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点4番目の93.65、演技構成点5番目の79.55、合計173.2でフリー4位、総合254.96で4位。
 3番滑走で佐藤(20)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。練習でも不調だった4Lzを成功。4Fは転倒したが、全体に会心の出来。4F以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Lzはしっかり成功、加点2〜3。続く4Fは!マークとアンダーローテーションで転倒。しかし安定の4T+3Tは加点2〜3とひきずらない。スピン二つとStSqはレベル3。ここに伸びしろがある。うちStSqは加点2〜3。ソロの4Tは加点2〜4。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは加点2〜3。3A+2A+SEQも決める。ソロの3Loは加点2〜3。ChSqはGOE+1.14。最後のCCoSpはレベル4で加点2〜3。技術点最高の102.89、演技構成点4番目の82.65、転倒の減点1、合計184.54でフリー3位、総合270.82で3位。試合後のインタビューで「今年の目標は全日本優勝」と言っていた。

 4番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。冒頭4Lz転倒が痛かった。続く3A+1Eu+4Tの大技は決める。予定では3A+1Eu+4Sだった。この大技は彼独自で、世界初の成功らしい。ソロの4Fはアンダーローテーション。3Loは成功。FCSpはレベル3、CSSpはレベル1と、スピンに改善の余地あり。1.1倍になる4T+3Tは全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQは第1がアンダーローテーション。ソロの3Lzはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。続くChSqはGOE+0.57。StSqもChSqも含め、全体にドラマチックな振付だが、得点に結び付いていない。最後のCCoSpはレベル4。技術点5番目の85.71、演技構成点6番目の77.78、合計162.49でフリー6位、総合253.75で5位。得点が出ると、客席からブーイング。素人目には回転不足はわからないので、派手な見た目の「出来た」感はあった。
 5番滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。悪くなかったが、本人は不満足だろう。冒頭の4Fは成功、全ジャッジが加点1〜3。しかし鬼門の4Sがパンクして2Sに。4T+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3A+1Eu+3Sも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。FCSpはレベル4全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になるソロの4Tは全ジャッジが加点2〜4。3Aも全ジャッジが加点3〜4。しかし連続3回転を予定していたところが3F+2Loになり両足。解説の町田も「ここは3Loを付けておきたかった」。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点4〜5。フラメンコの動きがレベルに貢献していない。ChSqはGOE+1.64。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜4。技術点3番目の97.45、演技構成点最高の90.84、合計188.29でフリー1位、総合281.78で2位。試合後のインタビューではほとんど笑顔なく反省していた。
 最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。フリーも新衣装らしい。本人が「この大会でサプライズを用意している」と言っていたのは、6種類の4回転を全て跳ぶことだった。解説の町田が「予定のプログラムを変更してくる、実況解説にとって最も難敵です」というようなことを言っていた。冒頭の4Fはqマーク。続く4Aは今季初で、回ったように見えたがqマーク。GOEも-1〜3と割れた。次の4Lzはアンダーローテーションで転倒。4Loもアンダーローテーションだがこらえた。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になるところで転倒した4Lzに再挑戦、アンダーローテーションでよろめいたが+1Eu+3Sとつないでしまう。4T+3Tは第1がqマーク。4S+3A+SEQも第1がqマーク。とうとう6種類跳びきり、すごい体力と感心するのみ。StSqと最後のFSSpはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5。ChSqは「ラズベリーバタフライ」と町田がいう動きもあり、GOE+2.21の最高得点。技術点の速報値は112点台だったが、4回転全て回転不足で、技術点2番目の100.85、演技構成点も2番目の86.84、合計186.69でフリー2位、総合292.12で2連覇。

 <女子シングル>6人エントリー。日本からは坂本、樋口、吉田、千葉、松生。1か国から5人出るのは初(※2021年もロシアから5人出る予定だったが、大阪での大会がコロナのため外国人入国制限で中止に)。他はグレン(米)。テレ朝地上波では全員放送。解説は荒川。
 1番滑走で松生(20)。初出場。今季スケートカナダ2位、フィランディア杯2位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。「今季は田中コーチとジャンプを一から見直した」と実況アナ。冒頭の2Aは滑らかで全ジャッジが加点2〜4。続く3F+3Tも全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。しかし1.1倍になる3Lzが!マークの上ダウングレードで転倒。解説の荒川が「いつもより高さがなかった」。StSqとあと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4、FCSpは加点ほぼ3〜4。技術点3番目の32.52、演技構成点6番目の31.11、転倒の減点1、合計62.63でSP5位。

 2番滑走で千葉(19)。初出場。今季NHK杯2位、中国杯2位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は濃いピンク。ほぼノーミス。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、CCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fはqマーク。StSqははつらつと滑り、レベル3で全ジャッジが加点3。技術点2番目の36.66、演技構成点4番目の32.67、合計69.33でSP2位。
 3番滑走で吉田(19)。昨年3位。今季スケートカナダ3位、フィランディア杯優勝。曲は「Temen Oblak -Dark Clouds」。振付はブノワ・リショー。衣装は水色と青。冒頭の2Aはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第1が!マークとqマークでステップアウト。「遠心力を止められなかった」と荒川。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4、StSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loはqマーク。技術点4番目の32.21、演技構成点5番目の32.02、合計64.23でSP3位。

 4番滑走で樋口(23)。7年ぶりの出場。今季スケートアメリカ優勝、仏杯2位。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。調子は良さそうだったが、転倒で要素を失う。冒頭の2Aは高さがあり全ジャッジが加点3〜4。続く3Fは!マーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは大きくリンクを使って加点3〜4。1.1倍になる3Lzからの連続ジャンプで転倒、要素を失う。荒川が「今季から後半に連続ジャンプを持ってきたが、自信がないとできないこと」と言う。技術点6番目の29.69、演技構成点3番目の32.92、転倒の減点1、合計61.61でSP6位。
 5番滑走でグレン(米。25)。初出場。今季仏杯、中国杯とも優勝。曲はジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。冒頭の3Aは成功。続く3F+3Tは第2がqマークでタッチあり。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜4、最後のStSqは全ジャッジが加点3。1.1倍になる3Loはqマークで両足。「3Loは得意なジャンプなのでミスは珍しい」と荒川。終わったとき額に手を当てて悔しそう。しかしキスアンドクライで得点を見ると笑顔に。技術点最高の37.02、演技構成点2番目の33.02、合計70.04でSP1位。
 最終滑走で坂本(24)。昨年優勝。今季スケートカナダ、NHK杯とも優勝。曲はピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。どうしたのか。それほど緊張しているようには見えなかったが。冒頭の2Aはいつも通り幅もあり、全ジャッジが加点4〜5。続く3Lzは!マーク。スピン二つとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、スピン二つは加点2〜4。CCoSpはレベル4だがVマークで全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+3Tはいずれもアンダーローテーションで転倒。この連続ジャンプは公式練習から不調だったという。終わったとき、坂本も額に手を当てて反省。技術点5番目の30.79、演技構成点最高の34.19、転倒の減点1、合計63.98でSP4位と出遅れ。インタビュー前には悔し涙も。「中一日あるので切り替える」と言う。「中野コーチからも世界選手権SP4位から優勝した経験を生かそうと言われた」とのこと。

 フリー。 1番滑走で樋口(23)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点2〜3。3Loは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは音楽によく合わせて大きく動き、加点3〜4。3Sの予定が2Sになったのが唯一のミス。ChSqはGOE+0.86。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQと3Lo+2Tはいずれも全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Fは!マーク。FCSpはレベル3。技術点3番目の68.65、演技構成点4番目の65.7、合計134.35でフリー4位と挽回、総合195.96で4位。
 2番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。qマークが4つ付いたが、スケーテイングの美しさはアピールできた。冒頭の3Loはqマーク。続く松生得意の3Lz+3T+2Tは第1が!マーク、第2がqマーク。ChSqはGOE+1.14。2Aは全ジャッジが加点2〜3。FCCoSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+2Tは第1が!マーク。2F+2A+SEQは第2がアンダーローテーション。ソロの3Sはqマーク。StSqとあと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜4、StSqは加点2〜4、最後のLSpは加点ほぼ2〜4。技術点6番目の62.12、演技構成点5番目の64.27、合計189.02でフリー6位、総合189.02で6位。
 3番滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。冒頭の2Aは今日も幅があり、全ジャッジが加点4〜5。続く3Lzも決める。2A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点3〜4。StSqとスピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つは加点2〜4、StSqは加点1〜4。ソロの3Fはこらえた。1.1倍になる3F+3Tは第2がアンダーローテーション。ChSqはGOE+1.43。3Lz+2Tは第1が!マークとアンダーローテーション。3Loも決めたがアンダーローテーション。技術点4番目の66.1、演技構成点最高の71.05、合計137.15でフリー3位と少し挽回、総合201.13で3位。

 4番滑走で吉田(19)。曲は「苦悩する地球人からのSOS」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aは下りたがqマークでオーバーターン。3Fは!マークでこらえた。2A+3Tと3Loは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.14。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点ほぼ3、CCoSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは第1が!マークでステップアウト。ソロの3Lzも!マークとqマーク。3S+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点5番目の65.72、演技構成点6番目の64.07、合計129.79でフリー5位、総合194.02で5位。
 5番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No. 1」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3F+3Tはしっかり決め、全ジャッジが加点2〜4。続く3Sも全ジャッジが加点2〜3。3Loはqマーク。2Aはほぼ全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.5。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点3〜5、最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1が!マーク。3Lz+2T+2Lzも第1が!マーク。ソロの3Fは成功。技術点2番目の71.62、演技構成点3番目の67.9、合計139.52でフリーも2位、総合208.85で2位。
 最終滑走でグレン(米。25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。冒頭の3Aはマークなしで成功、全ジャッジが加点2〜3。3F+3Tも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lz+2Tも全ジャッジが加点。3Fと3Lzのエッジエラーがないのが強い。3Sの予定が2Sになったがミスはこれくらい。スピン二つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQ全ジャッジが加点。ソロの3Fはqマーク。CCoSpはなぜかレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。SPで珍しくミスした3Loも全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.21。終わったとき腰が痛そうだったのが心配。技術点最高の72.79、演技構成点2番目の69.24、合計142.03でフリーも1位、総合212.07で初優勝。得点を見て、キスアンドクライでコーチとも大喜び。

フィギュアスケート (2024.11/24,25,,2025.4/6,8,10,11)

中国杯 (2024.11/21〜24 重慶) GPシリーズ第6戦

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは千葉、住吉、渡辺。地元中国からはホンイー・チェン他。その他スキーザス、グバノワ、グレン、キム・チェヨン、レポンドなど。ジーグラーは欠場。テレ朝地上波では、住吉と第2グループの6人を放送。解説は荒川。後日テレ朝チャンネルで他の選手を見た。
 3番滑走でキム・ミンチェ(韓。18)。後日見た。昨季CSネーベルホルン杯3位。今季スケートアメリカ11位。曲は「Radio Tango」。振付は不明。コーチはチ・ヒョンジュン。冒頭の3T+3Tは成功。続く3Lzも決め、全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFSSpは加点2〜3。1.1倍になる2Aも全ジャッジが加点2〜3。StSqと最後のLSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。技術点7番目の33.97、演技構成点8番目の28.97、合計62.94でSP7位。フリー12位で総合11位。
 4番滑走で地元シァンイー・アン(中。17)。後日見た。昨季JGP9位と11位。今季アジアンオープン優勝、上海杯5位。曲は「Femme Fatale」他。振付はブノワ・リショー他。冒頭の3Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点。続く2Aもほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3S+3Tは全ジャッジが加点1〜3。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル2で全ジャッジが加点。技術点8番目の32.78、演技構成点11番目の27.32、合計60.1でSP9位。フリー10位で総合10位。

 5番滑走で住吉(21)。今季フランス杯3位。曲は映画「Un homme qui me plait」より「Concerto pour la fin d'un amour -Final」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の2Aはほぼ全ジャッジが加点。跳ぶ少し前に、つまづきかけたが、体勢を立て直してジャンプを決めた。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ 全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の38.89、演技構成点6番目の31.59、合計70.48は自己ベスト更新でSP3位。
 6番滑走でスキーザス(加。21)。後日見た。今季スケートカナダ5位。曲は「The Lion King」より「Spirit」他。振付はアリソン・パーキス。衣装はオレンジが基調。冒頭は3Lz+3Tの予定と思うが3Lz+2Tとして成功。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loはこらえる。StSqし得意なはずだがレベル2と取りこぼし、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。解説の荒川が「この選手はスケートカナダでも同じく得意なStSqでレベルがとれていない」。技術点10番目の30.66、演技構成点7番目の30.44、合計61.1でSP8位。

 7番滑走でレポンド(スイス。18)。今季スケートカナダ4位。曲は「Mother Nature」。振付はダビド・ヴィンクール。衣装は明るい水色。冒頭の3F+3Tは第1に!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。ほぼノーミスで終え、控えめなガッツポーズ。技術点6番目の35.84、演技構成点5番目の31.87、合計67.71は自己ベスト更新でSP5位。
 8番滑走で千葉(19)。今季NHK杯2位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は鮮やかな赤紫にビーズがキラキラ。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マークとqマーク。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点3〜4、StSqは加点ほぼ3、最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点2〜3。NHK杯より笑顔も自然で全体的に滑らかでよかった。技術点3番目の37.59、演技構成点最高の33.27、合計70.86でSP1位。2位とは0.02差。
 9番滑走でグレン(米。25)。今季フランス杯優勝。曲はジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。冒頭の3Aは決めたがqマーク。続く3F+3Tは第1が!マークでステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは全ジャッジが加点2〜4、CCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点2〜3。フランス杯のときの方がよかった。技術点2番目の37.77、演技構成点も2番目の33.07、合計70.84でSP2位。

 10番滑走で渡辺(22)。今季スケートアメリカ2位。曲はピアノソナタ第14番「月光」Op.27-2 第1楽章。振付はシェイリーン・ボーン。衣装は紺に銀河のような細かいビーズがびっしり。連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点ほぼ2〜3。続く3Lzも成功。スピン三つはレベル4で加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1がqマーク。StSqは音楽を表現してよく動き、レベル3だが加点3〜4。技術点5番目の36.16、演技構成点3番目の32.92、合計69.08でSP5位。
 最終滑走でキム・チェヨン(韓。17)。今季フランス杯4位。曲は「トロン: レガシー」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒に光る線の模様。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。続く3Lz+3Tは第1がqマーク。スピン三つはレベル4。うち二つは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3だが加点2〜4。技術点4番目の36.78、演技構成点も4番目の32.49、合計69.27でSP4位。

 フリー。テレ朝地上波では日本人3人を含む上位5人を放送。解説は荒川。
 5番滑走でスキーザス(加。21)。後日見た。曲は「死の舞踏」。振付はハベル他。冒頭の3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。続く3Fは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Loは全ジャッジが加点2〜4。3Sも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になるところで3Lzの予定が2Lzに。2Lo+2A+2T+SEQは第1がオーバーターン。2A+2Tは決める。ChSqはGOE+0.71。StSqはレベル2で全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ジャンプやスピンでちょこちよこ取りこぼしが。技術点8番目の59.51、演技構成点7番目の61.1、合計119.67でフリー8位、総合180.77で7位。

 7番滑走でレポンド(スイス。18)。後日見た。曲は「グラディエーター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は茶と赤と金。冒頭の3F+3Tは第2がqマーク。続く3Lzは!マークでこらえる。2Aは全ジャッジが加点。3Sも決める。FCCoSpとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.21。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点。3F+2T+2Loは第1が!マーク。ソロの3Loは決める。あと二つのスピンはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。大きなミスなく終え、嬉しそう。技術点6番目の65.72、演技構成点6番目の62.48、合計128.2でフリー5位、総合195.91で6位。
 8番滑走で渡辺(22)。曲はピアソラ「ブエノスアイレスのマリア」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aは下りたがqマーク。続く3Lo+3Tは第2がqマーク。3Fは!マーク。3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4、FSSpは加点1〜4。しかし、1.1倍になる3Lzで転倒。2A+1Eu+3Sは決め、全ジャッジが加点1〜3。3Loもアンダーローテーションで転倒。ChSqはイーグルなど行い、GOE+1.21。StSqはレベル2で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の65.23、演技構成点5番目の64.64、転倒の減点2、合計127.87でフリー6位、総合196.95で5位。
 9番滑走でキム・チェヨン(韓。17)。曲は「Whisperers from the Heart」。振付はシン・イェジ。ほぼノーミス。冒頭の2Aは幅、流れともよく、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3F+2T+2Loも決める。3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーションでこらえる。連続ジャンプの予定だった。次を3Lz+3Tにしてリカバリー。全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+SEQは第1が!マーク。ChSqはGOE+1.43。曲がひとつで表情も乏しいためやや単調。技術点3番目の72.16、演技構成点も3番目の67.04、合計139.2は自己ベスト更新でフリー3位、総合208.47も自己ベスト更新で3位。

 10番滑走で住吉(21)。曲は「アディエマス」より「In Caelum Fero」他。振付はシェイリン・ボーン。4Tは封印してファイナルを目指すとのこと。冒頭の2A+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし3Lzはステップアウト。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3Loで転倒。やはり安全策は逆効果なのか。3Sは全ジャッジが加点2〜3。ここから立ち直った。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる3Lz+2T成功。3F+2A+2T+SEQは第1がqマーク・あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは滑らかなスケーティングと大きな動きでリンクを広く使い、加点ほぼ3〜4、最後のLSpも加点ほぼ3〜4。3Fも決めて全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の66.23、演技構成点も4番目の66.74、転倒の減点1、合計131.97でフリー4位、総合202.45は自己ベスト更新で4位。
 11番滑走でグレン(米。25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。すばらしかった。冒頭の3Aは回転不足なしで成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。SPでミスした3F+3Tは第1が!マーク。3Lz+2Tは全ジャッジが加点。3Sも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQを決め、全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Fは!マークにqマーク。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。3Loも成功。ChSqはGOE+1.21。技術点最高の76.03、演技構成点も最高の68.67、合計144.7でフリー1位、総合215.54で優勝。ファイナルへ。得点がわかったとき、キスアンドクライでコーチと二人で大喜び。
 最終滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。ジャンプ全て成功。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Loと2Aも落ち着いて決め、全ジャッジが加点2〜3。ChSqはイナバウアなど行い、GOE+1.5。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点3〜5、LSpは全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1に!マーク。3Lz+2T+2Loも第1に!マーク。ソロの3Fはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ジャンプを全て決めた後のStSqで何と転倒。「はりきりすぎた」らしい。技術点2番目の73.4、演技構成点も2番目の68.65、転倒の減点1、合計141.05でフリー2位、総合211.91で2位。ファイナルへ。

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは佐藤駿。地元中国からはジン、ユドン・チェン他。その他シャオイムファ、メモラ、リッツォ、シャイドロフ、ワシリエフスなど。チウ(加。19)が公式練習でケガして棄権。テレ朝地上波では、地元のジンと8番滑走シャイドロフ以降の計6人を放送。解説は無良。後日テレ朝チャンネルで他の選手を見た。
 5番滑走で地元ジン(中。27)。今季フランス杯8位。曲は「Fought & Lost」。振付はジョイ・ラッセル。会場は大盛り上がり。冒頭の4Tはなんとか決める。続く3Aも真剣に跳びほぼ全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。終わった後の投げ込みがすごい。技術点6番目の45.31、演技構成点7番目の38.35、合計83.66でSP6位。

 6番滑走でワシリエフス(ラト。25)。後日見た。今季スケートアメリカ5位。曲は「Helix」。振付はランビエール。冒頭3Aの予定を変更して4Sにしたのかパンクして1Sになり、無得点。痛い。続く3Lz+3Tは決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、最後のFSSpはほぼ全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Aは決める。技術点9番目の36.04、演技構成点4番目の39.71、合計75.75でSP9位。
 7番滑走でメモラ(伊。21)。後日見た。今季フランス杯6位。曲は「ミッションインポッシブル2」より「Nyah」。振付はジョルダーニ他。冒頭の4Lzは!マークとアンダーローテーション。軸が曲がってステップアウト。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCSpとStSqはレベル3.うちCCSpは全ジャッジが加点ほぼ1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tの予定だったが、3Lz+2Tに。第1は!マークとqマーク。FSSpはレベル4。最後のCCoSpはレベル2でVマークも。技術点11番目の32.37、演技構成点8番目の36.5、合計68.87でSP10位。

 8番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。今季フランス杯4位。曲はデューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。冒頭で4Lz+3Tを成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Aも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3.1.1倍になるところでとーるを決める。ほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSp晴4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。技術点2番目の54.5、演技構成点6番目の38.71、合計93.21でSP2位。
 9番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。曲は「L'Enfer」。振付・コーチともトゥトベリーゼ他。冒頭の4S+3T成功、全ジャッジが加点2〜3。続く4Tも決め、ほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aはステップアウト。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の48.95、演技構成点5番目の38.78、合計87.73でSP4位。

 10番滑走でリッツォ(伊。26)。今季NHK杯5位。曲は継続の「Two Men In Love」。振付はスカリ。NHK杯よりずっとよかったと思う。冒頭の4Loは下りたが、アンダーローテーション。3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはリンクを広く使い、全ジャッジが加点3〜4、最後のFSSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。技術点7番目の44.42、演技構成点3番目の40.5、合計84.92でSP5位。
 11番滑走で佐藤駿(20)。今季スケートアメリカ2位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Lzは成功、加点2〜3。続く4T+3Tはなんなく成功、加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aは加点2〜3。StSqはレベル2だが加点ほぼ3〜4。技術点最高の57.34、演技構成点2番目の42.41、時間超過の減点1、合計98.75でSP1位。今季はSP100点越えも目標らしいがまだ。
 最終滑走でシャオイムファ(仏。23)。今季フランス杯優勝。シーズン前に4Aの練習で右足首を負傷、6週間練習できなかった。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。衣装と冒頭の振付を変えた。生成りのゆったりとした上衣に銀色のベスト。フードはなし。冒頭の4Lz+3Tは決める。続く4Tは転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点 技術点3番目の49.64、演技構成点最高の42.58、転倒の減点1、合計91.22でSP3位。

 フリー。テレ朝地上波は、佐藤を含む上位5人を放送。解説は無良、実況は斉藤アナ。
 2番滑走でメモラ(伊。21)。後日見た。曲は「Song for the Little Sparrow」。振付はフーザルポリ他。ジャンプが重そう。冒頭の4Lzは軸が傾いた上、qマークと!マークで転倒。3A+1Eu+3Sはこらえた。ソロの3Aも何とか決める。3Loは成功。スピン二つはレベル4。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼほぼ全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+SEQは第1に!マークとqマーク。ソロの3Lzはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3.うちStSqは大きく動けていて、全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.86。技術点10番目の75.3、演技構成点9番目の71.6、転倒の減点1、合計145.9でフリー10位、総合で10位。
 3番滑走でSP9位ワシリエフス(ラト。25)。後日見た。曲は「ラ・バヤデール」。振付はランビエールとムンタギロフ。冒頭4Sの予定が2Sに。次の3Lz+3Tを4Sに変更、qマークだが何とか下りる。3A+2A+SEQは第1がqマーク。3Fは!マーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちFSSpは加点3〜5、StSqは加点2〜5、CCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるソロの3Aもqマーク。3Lz+1Eu+3Sは成功。ソロの3Loは全ジャッジが加点1〜3。しかし連続ジャンプがひとつ不足。ChSqはGOE+1.86の最高得点。技術点9番目の75.53、演技構成点最高の83.39、合計158.92でフリー5位、総合234.67で7位。

 6番滑走で地元ジン(中。27)。後日見た。曲は「More Than a Feelin」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。大歓声。冒頭の4Lzは両手付き。続く4Tはqマーク。3A+1Eu+3Sはなんとか決める。ソロの3Aも成功CCoSpとStSqはレベル3。1.1倍になる3Lz+2Tは決める。3Fは!マーク。予定では連続ジャンプだった。ソロの3Lzは全ジャッジが加点。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCSSpは加点1〜3。ChSqはGOE+0.71。終わった後、すごい数のヌイグルミが投げられていた。技術点8番目の75.66、演技構成点も8番目の72.57、合計148.23でフリー9位、総合231.89で8位。
 7番滑走でリッツォ(伊。26)。曲は継続の「Fix You」。振付はラノッテ。冒頭の4Loは下りたがアンダーローテーション。3A+2A+SEQと3F+1Eu+3S、3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。連続ジャンプを全て前半に終わらせる。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lzはステップアウト。3Loは転倒。ChSqはGOE+1.07。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。ジャンプはだいぶ戻ってきたが、StSqを見るとまだ本調子ではない感じ。CCSpはレベル3。技術点7番目の79.39、演技構成点4番目の80.51、転倒の減点1、合計158.91でフリー6位、総合243.82で5位。
 8番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。冒頭は4Lzの予定が3Lzになりオーバーターン。続く4Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。4S+3Tはこらえた。3Aはステップアウト。1.1倍になるところで4Sを決め、全ジャッジが加点2〜3。3A+2A+SEQも成功。3F+1Eu+3Sで転倒。なんとここまでジャンプの7要素を連続。無謀な構成では。FCSpはレベル2。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3。ChSqはGOE+0.79。技術点3番目の86.95、演技構成点6番目の73.86、合計159.81でフリー4位、総合247.54で4位。

 9番滑走でシャオイムファ(仏。23)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Lzの予定がパンクして2Lzに。4T+3Tは片手つき。3Fは全ジャッジが加点2〜4。次は3Aからの連続ジャンプの予定が1A+2A+SEQに。スピン三つはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる4Tは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lz+1Eu+3Sも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Aはステップアウト。ChSqでは得意のバク転やバタフライを入れ、GOE+1.71の高得点。技術点6番目の79.49、演技構成点3番目の81.82、合計161.31でフリー3位、総合252.53で3位。ファイナルへ。
 10番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。冒頭の4Lzはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜4。続く大技3A+4Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。4Fはqマーク。3Loは全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqと全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで4T+1Eu+3Sを成功、全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQは第1がqマーク。3Lzは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはニースライドの途中で両手をつき、転倒判定。GOE-2.11。もったいない。スピンとChSqでまだ得点の伸び代はある。技術点最高の104.77、演技構成点5番目の79.19、転倒の減点1、合計182.96でフリー1位、総合276.17で2位。惜しくもファイナル逃す。
 最終滑走で佐藤駿(20)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。冒頭の4Lzは全ジャッジが加点。次は4Fの予定がパンクして2Fに。!マークも。4T+3Tは楽に決め、全ジャッジが加点2〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。ソロの4T成功、全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第2でこらえた。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点るソロの3Loも決める。あと二つのスピンとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+1.36。技術点2番目の96.84、演技構成点も2番目の82.89、合計179.73でフリー2位、総合278.48で初優勝。ファイナルへ。順位がわかると、キスアンドクライでは、コーチとともに大喜び。

フィギュアスケート (2024.11/17,18,025.3/21,)

フィンランディア杯 (2024.11/14〜17 ヘルシンキ) GPシリーズ第5戦

 今季は、プレシーズンのCSとしての開催をやめ、GPシリーズとして開催。なお、この大会もエキシビションはない。
 <男子シングル>12人エントリー。日本からは鍵山、友野、山本。地元フィンランドからはヴィルタネン、スンツェフ。その他A.セレフコ、エイモズ、チャ、プルキネン、出場停止明けのグラスルなど。テレ朝は日本人3人を含む後半6人とグラスルを放送。解説は町田樹。後日テレ朝チャンネルで他の選手を見た。
 3番滑走でサモイロフ(ポー。25)。後日見た。昨季欧州選手権8位、世界選手権31位。今季CSブダペスト杯8位。曲は「Weapon of Choice」。振付はリギーニ。冒頭の4Sは成功。しかし3Aは転倒。CCSpはレベル4。1.1倍になるところで2Lz+3Tを跳ぶが第1に!マーク。予定では連続3回転だった。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のCCoSpはVマークだが全ジャッジが加点1〜3。StSqレベル2だが全ジャッジが加点。技術点8番目の32.4、演技構成点12番目の34.06、合計65.46でSP9位。
 4番滑走でプルキネン(米。24)。後日見た。今季フランス杯11位。曲は「Break My Heart Again」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。フランス杯でジャンプが絶不調だったと実況アナ。冒頭は4Tの予定を変えてきれいな3Fを跳び、全ジャッジが加点1〜3。解説の町田が「確実なものに方針変更ですね」と言う。しかし次の3Aで転倒。スピン二つはレベル3。うちCSSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは第1がqマーク、第2はアンダーローテーションでまた転倒。練習が詰めていない感じがする。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点。最後のCCoSpはレベル4。町田も「実力はある選手」と言うが「不調のまま大会に出なければならないのは苦しい」とも。技術点9番目の30.02、演技構成点も9番目の36.32、転倒の減点2、合計64.34でSP10位。

 5番滑走でグラスル(伊。22)。今季NHK杯2位。曲はショパン「Nocturne No.20 in C-Sharp Minor」。振付はブノワ・リショー。右手の手袋に「?」マーク。冒頭の4Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点。しかし3Lzからの連続ジャンプで転倒。要素を失う。「非常にめずらしい」と解説の町田。「グラスル選手は昨年試合に出ていないので連戦の疲れが出たか」。次の3Aはほぼ全ジャッジが加点。FSSpとStSqはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜3。技術点6番目の39.78、演技構成点8番目の39.13、転倒の減点1、合計77.91でSP6位。
 6番滑走でA.セレフコ(エスト。23)。後日見た。今季フランス杯7位。曲は「Why'd you lie?」。振付はシニツィン。解説の町田によると「心変わりした女性に対する思い」を歌った曲らしい。冒頭の4Tはqマークで転倒。次は3Aの予定だったが2Aに。ほぼ全ジャッジが加点。FSSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。しかし1.1倍になるところで1Lz+3Tになり、要素を失う。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4、CCSpは全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の27.35、演技構成点5番目の40.01、転倒の減点1、合計66.36でSP8位。

 7番滑走で友野(26)。今季仏杯5位。曲は「Tshegue」他。振付はシェイリン・ボーン。股関節はまだ痛いらしく現地からの報告では「調子は悪い」とのこと。しかしフタを開けて見るとほぼノーミス。冒頭の4T+2Tは第1がつまったので第2が2回転になった。これ以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く4Sも決める。スピン三つとStSqはレベル4。うちアフリカの太鼓のリズムに合わせたStSqは加点3〜4。最後のCCoSpはVマーク。1.1倍になる3Aは加点1〜3。技術点2番目の48.85、演技構成点3番目の41.93、合計90.78でSP2位。
 8番滑走でエイモズ(仏。27)。今季スケートアメリカ2位。曲は「Everybody」。振付は本人、フォンタナ他。冒頭の4T+3Tは成功。続く3Aも全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。うち最後のStSqは「イレギュラーな動きの連発」で全ジャッジが加点3〜5。しかし1.1倍になる3Lzの予定がパンクして1Lzになった上、転倒。要素を失い、無得点。FSSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の41.82、演技構成点2番目の44.31、転倒の減点1、合計85.13でSP3位。
 9番滑走で山本(24)。今季スケートカナダ4位。曲は「Split, Postcards from Far Away」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T+3Tは軸がまっすぐできれいに決まり、全ジャッジが加点1〜3。4Sはステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCSSpは加点2〜3。StSqは一歩がよく伸びてスピードもあった。1.1倍になる3Aがqマークで転倒。技術点3番目の43.76、演技構成点7番目の39.67、転倒の減点1、合計82.43でSP4位。

 10番滑走でチャ(韓。23)。今季スケートカナダ3位。曲は「Natural」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Sはqマークで転倒。得意の3Lz+3Loも第2がアンダーローテーション。FCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aは成功。あと二つのスピンとStSqはレベル3。うちStSqは加点2〜4。解説の町田が「全てのスピンとStSqでレベル4をとる力がある選手だが、ほとんどレベル3。今日はどこかテンションが低いように見える」。技術点7番目の38.48、演技構成点9番目の39.85、転倒の減点1、合計77.33でSP7位。
 11番滑走で鍵山(21)。今季NHK杯優勝。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。解説の町田も「完璧」と言う出来。CCSp以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Sは「成功確率77%」とのことだがきれいに決まり、加点3〜4。4T+3Tは余裕があり、加点2〜5。スピン三つとStSqはレベル4.うちStSqはよく曲を表現しており、加点3〜4、FSSpは加点ほぼ3。1.1倍になる3Aは「成功確率100%」というだけあり、加点3〜4。終わったとき小さくガッツポーズ。技術点最高の58.35、演技構成点も最高の45.62、合計103.97でSP1位。
 最終滑走でブリッチギ(スイス。26)。今季仏杯9位。曲は「Iron Sky」。振付はヴァトゥーリ他。冒頭の4T+2Tは間にオーバーターンと片手付き。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜3、FCSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lzはステップアウト。技術点5番目の39.99、演技構成点4番目の40.45、合計80.44でSP5位。

 フリー。SP7位のチャ(韓)が棄権。テレ朝地上波では第2グループの6人を放送。解説は町田、実況は草薙アナ。後日、テレ朝チャンネルで前半の選手を見た。
 3番滑走でプルキネン(米。24)。後日見た。曲は「Solitude」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭で3A+1Eu+2Sを決める。予定では4Tだった。次は3Lzの予定がパンクし1Lzでオーバーターン。ソロの3Aはqマークでステップアウト。3Loは成功。FCSpはレベル3。StSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点。しかし次は2Lzになり第2付けられず。3F+2A+SEQとして何とか二つ目の連続ジャンプをリカバリー。CSSpはレベル2だが全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.07。最後のCCoSpはレベル4。解説の町田が「この最低の状態でできることをやりきった」。終わったとき笑顔。技術点9番目の57.81、演技構成点8番目の73.03、合計130.84でフリー9位、総合195.8で9位。

 4番滑走でサモイロフ(ポー。25)。後日見た。曲は「Lay My Body Down」他。振付はリギーニ。冒頭で「成功率13%」とかいう4Lzを決める。全ジャッジが加点2〜3。しかし次の4Sの予定は2Sに。さらに3Aの予定はAとなり無得点。3Loは決める。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+3Tと3Lz+3Tは成功。前者はほぼ全ジャッジが加点1〜3。さらに3F+1Eu+2Sも決める。あと二つのスピンとStSqはレベル3。うち最後のCCoSpはVマークだが全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.57。まだいろいろ改善の余地あり。技術点7番目の68.18、演技構成点9番目の71.83、合計140.01でフリー8位、総合205.47で8位。
 5番滑走でA.セレフコ(エスト。23)。後日見た。曲は昨季の「Ad Martem」に戻す。振付はシニツィン。冒頭の4Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。次は4Tからの連続ジャンプの予定が2T+3Tに。3Loは全ジャッジが加点2〜3。しかし3Aがqマークで転倒。CCSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで3Aからの連続ジャンプの予定が1A+3Tに。3Lz+2A+2A+SEQは決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fは!マークにqマーク。あと二つのスピンはレベル3。ChSqはGOE+1.21。技術点6番目の70.64、演技構成点7番目の78.15、転倒の減点1、合計147.79でフリー6位、総合214.15で7位。

 7番滑走でグラスル(伊。22)。曲は「Electricity」「A Swan Song (For Nina)」他。振付・コーチともドゥ・ベルナルディス。解説の町田によれば「バレエを学ぶ青年の成長」を描いているらしい。フリーも4回転連発ですごかった。冒頭の4Lzは全ジャッジが加点。続く4Loはqマークでこらえた。4Sも決める。3A+3Tはしっかり回り、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.71。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQと3Lo+3Tも成功。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。3Lzも決める。StSqは舞台で「白鳥の湖」を披露している場面らしいがもう少しバレエらしい動きがほしい。技術点最高の70.81、演技構成点6番目の79.83、合計180.64でフリー1位と躍進、総合258.55で3位。
 8番滑走でブリッチギ(スイス。26)。曲は「Lux」。振付はアダム・ソルヤ他。冒頭の4T+3Tは成功常全ジャッジが加点。続くソロの4Tはパンクして2Tに。3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Loも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2Tはこらえた。3Fも成功。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のChSqはGOE+1.5。技術点4番目の84.34、演技構成点も4番目の81.92、合計166.26でフリー4位、総合246.7で5位。
 9番滑走で山本(24)。曲は「Melting & Sogno di Volare」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。続く4Sはこらえた。4T+3Tはきれいで全ジャッジが加点。3A+1Eu+3Sも決めほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはイーグルなど行い、GOE+1.14。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3。しかし、1.1倍になるところで3Aがアンダーローテーションで転倒。それでもソロの4Tをこらえて決める。3F+2A+SEQは第1がqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の87.12、演技構成点5番目の81.36、転倒の減点1、合計167.48でフリー3位、総合249.91で4位。

 10番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人、ジマーマン他。冒頭の4Tで転倒。連続ジャンプの予定だった。しかし次を4T+2Tにしてリカバリー。間にオーバーターン。3Lzは全ジャッジが加点。3A++2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは独特な動きが多用され、加点3〜5、最後のCCoSpも加点3〜4。1.1倍になる3Aも成功、全ジャッジが加点3〜4。3T+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fは!マーク。ChSqは片手側転、バタフライなど面目躍如。全ジャッジが加点4。技術点3番目の85.97、演技構成点最高の89.05、転倒の減点1、合計174.02でフリー2位、総合259.15で2位。ファイナル確定。
 11番滑走で友野(26)。曲は「Butterfly」他。振付はローリ・ニコル。前半はよかった。冒頭の4T+2Tは全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Tも決め全ジャッジが加点2〜3。しかし4Sが2Sとパンク。3Loは全ジャッジが加点1〜3。FCSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+0.86。しかし1.1倍になる3Aで転倒。3連続の予定だった。解説の町田が「傷めている右足は3Aのとき振り上げるので影響が大きい」。3F+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点。二つ目の3Aでリカバリーを狙ったが1Aとパンク。CSSpはレベル3。最後のCCoSpはレベル1。技術点8番目の65.98、演技構成点3番目の82.65、転倒の減点1、合計147.63でフリー7位、総合238.41で6位。
 最終滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。黒い衣装の背中に銀色の牛の頭部。どうしたのか。解説の町田も「ずっと見てきたが最もミスの多い演技」。冒頭で4Fの予定が2Fのダウングレードでステップアウト。続く4Sもステップアウト。4T+3Tはきれいに決まり、全ジャッジが加点3〜4。立ち直るかと思ったが、3Aもステップアウト。3連続の予定だった。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはフラメンコを表現して全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になるソロの3Tは全ジャッジが加点3。3F+2Tは全ジャッジが加点だが予定では第2は3Loだった。ChSqはGOE+1.43。技術点5番目の75.73、演技構成点2番目の83.39、合計159.12でフリー5位、総合263.09で優勝。ファイナル確定したが、笑顔なし。試合後のインタビューでは「うまく言葉にできない」と言っていた。公式会見でも反省ばかり口にしていた。「すばらしかったのは両側の二人の方です」。

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは松生、三原、吉田。地元フィンランドからはペルコネン、ユルキネン。その他ソーングレン、ペトロキナなど。11/5にヘンドリクスとレヴィトが欠場、代わりにグトマンなど参加。テレ朝地上波は日本人3人とグトマン、エヴァハート、ペトロキナを放送。解説は荒川、実況は角沢アナ。後日、テレ朝チャンネルで他の選手を見た。
 1番滑走でユン・アソン(韓。17)。後日見た。2022年世界ジュニア4位。今季CSネペラ記念優勝。曲は映画「オッペンハイマー」より「Can You Hear the Music」他。振付は不明。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fは成功、全ジャッジが加点。LSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の35.95、演技構成点9番目の27.21、合計63.16でSP5位。
 4番滑走で松生(20)。今季スケートカナダ2位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。衣装はピンクにたくさんの細かいビーズ。冒頭の2Aはきれいに流れ、全ジャッジが加点2〜3。続く3Fからの連続ジャンプの予定が!マークとqマークで転倒。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lzに3Tを付け、マークなしの見事なリカバリー。全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点5番目の35.41、演技構成点4番目の30.41、転倒の減点1、合計64.82でSP4位。試合後のインタビューで「ものすごく緊張した」と言っていたが、スケーティングはきれいだった。
 5番滑走でエヴァハート(米。18)。今季仏杯5位。曲はアイリッシュ・ダンス曲「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。衣装は深緑。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは加点2〜3。続く2Aも加点2〜3。スピン三つはレベル4.うち二つは加点2〜3。1.1倍になる3Lzもしっかり成功、加点2〜3。最後のStSqはレベル3だが、リバーダンスのステップを軽快に踏み、加点2〜3。技術点最高の36.63、演技構成点5番目の29.65、合計66.28でSP3位。

 6番滑走で地元ユルキネン(フィン。17)。後日見た。一昨季国内シニア初優勝、欧州選手権7位。昨季記録なし。今季CSニース・コートダジュール杯4位。曲は「Start a War」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。続く2Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。1.1倍になる3Loはqマークでこらえた。StSqとCCoSpはレベル3。大きなミスはなく滑り終え、笑顔。昨季の記録がないので、ケガ明けの復帰なのかも。技術点8番目の29.07、演技構成点11番目の26.23、合計55.3でSP9位。
 7番滑走でソーングレン(米。18)。後日見た。今季NHK杯9位。曲は「The Windmills of Your Mind」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Lzは低く、アンダーローテーションで転倒。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpと最後のCCoSpは加点2〜5。1.1倍になる3F+3Tはいずれもアンダーローテーション。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の29.25、演技構成点6番目の29.12、転倒の減点1、合計57.37でSP8位。
 8番滑走でグトマン(伊。22)。170cmの長身。今季NHK杯6位。曲は「Squid Game(イカゲーム)」他。振付はランビエール他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは成功。続く2Aも決める。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqはオフバランスの動きがたくさんあり、加点2〜3。1.1倍になる3Lzは加点2〜3。最後のCCoSpはレベル3で加点ほぼ2〜3。技術点2番目の36.14、演技構成点も2番目の30.92、合計67.06は自己ベスト更新でSP2位。

 10番滑走でペトロキナ(エスト。20)。今季NHK杯10位。曲は「Soldier」。振付はマーク・ピレイ。衣装は赤。痛恨の1Lz。冒頭の2Aは全ジャッジが加点1〜3。続く3F+2Tは第1にqマーク。予定では3F+3Tだった。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpとStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Lzの予定がパンクして1Lzになり無得点。FCSpはレベル2と取りこぼしたが全ジャッジが加点2〜3。技術点12番目の24.66、演技構成点7番目の29.1、合計53.76でSP11位とまさかの出遅れ。
 11番滑走で三原(25)。今季仏杯7位。曲は「Grief」。振付はミーシャ・ジー。やはりまだ全体にスピードがない。右足首は痛むのかも。冒頭の3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点。予定では第2は3Tだった。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。しかし、1.1倍になる3Fの予定が2Fになり、無得点。仏杯と同じミス。技術点9番目の28.97、演技構成点4番目の30.59、合計59.56でSP6位。
 最終滑走で吉田(19)。今季スケートカナダ3位。曲は「Temen Oblak -Dark Clouds」。振付はブノワ・リショー。衣装は明るい水色。冒頭の2Aは幅があり、全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2がqマーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Loはきれいに成功。技術点3番目の36.1、演技構成点最高の31.77、合計67.87は自己ベスト更新でSP1位。

 フリー。テレ朝地上波は後半の6人を放送。
 7番滑走で三原(25)。曲は「恋のアランフェス(レッド・ヴァイオリン)」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3Lz+3Tは第1がqマーク、第2はアンダーローテーションで両足。3Fは全ジャッジが加点。次は3Sの予定か2Sに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3Loはステップアウト。1.1倍になる2A+2A+SEQは第2にqマーク。2F+2T+2Loは、予定では第1は3Fだった。第3にqマーク。ソロの3Lzもqマーク。ChSqはGOE+1.07。全体的に伸び伸び滑れていないので、曲想表現も不十分。技術点9番目の55.4、演技構成点5番目の59.78、合計115.18でフリー8位、総合174.74で8位。
 8番滑走でSP5位ユン・アソン(韓。17)。2年ぶりのGPシリーズとのこと。曲は「シェヘラザード」。振付は不明。衣装は水色。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク。続く3Loと3Sは全ジャッジが加点2〜3。2Aは全ジャッジが加点2。ChSqはGOE+0.57。1.1倍になる3F+2A+SEQは成功。しかし次が1Lzにパンクして!マークも。3F+2T+2Loはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の65.89、演技構成点7番目の58.63、合計124.52でフリー6位、総合187.68で5位。
 9番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。衣装は白系でビーズがたくさん。3F+2A+SEQ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Loはは加点2〜3。3L+3T+2Tも加点ほぼ2〜3。振りも加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。ソロの2Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSp3〜4、最後のLSpは加点2〜5。1.1倍になる3Lz+2Tは加点1〜3。3F+2A+SEQは第1がqマーク。最後のジャンプは3Sの予定が2Sに。StSqはレベル3だが加点ほぼ3〜4。技術点最高の70.85、演技構成点も最高の64.53、時間超過の減点1、合計134.38でフリー1位、総合199.2で2位。

 10番滑走でエヴァハート(米。18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は赤。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点2〜3。2A+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Fはqマーク。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Loはqマーク。3Lz+2T+2Loは第1にqマーク。3Sにもqマークでステップアウト。ChSqはGOE+0.71。技術点7番目の65.27、演技構成点6番目の59.62、合計124.89でフリー5位、総合191.17で4位。
 11番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。冒頭3Lz+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3T+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。3Fはオーバーターン。3S+2Tは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.07。ソロの2Aはqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点いずれも2〜3。1.1倍になる3Lzも全ジャッジが加点2〜3。3Loはqマーク。技術点3番目の67.76、演技構成点2番目の63.67、合計131.43は自己ベスト更新でフリー3位、総合198.49で3位。
 最終滑走で吉田(19)。曲は「苦悩する地球人からのSOS」。振付はローリ・ニコル。衣装は紺地に星なのか銀のラメ。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。3Fは!マーク。2A+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Loはqマーク。ChSqはGOE+1.14。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzは全ジャッジが加点2〜3。3S+2A+2T+SEQも成功。技術点2番目の69.1、演技構成点32番目の63.49、合計131.58でフリー2位、総合199.46で優勝。2位とは0.26差。ファイナルへ。





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アテネ・オリンピック出場決定! (2004.4) ・・・2004.7.17追記あり
  こんなに苦しむとは思わなかったが、サッカー23歳以下日本代表がアテネ五輪の出場権をついに勝ち取った。
やっぱり、ワールドカップ (2002.8)
  ワールド・カップの楽しみは、日本代表の活躍に対する期待も当然ながら、それとは別に、各国、特に
生(あ)れ出(いで)よ! サッカー文化 (2001.8)
  Jリーグが始まって9年目だというのに、日本のテレビは、いっこうにカメラワークが上手くならない。
やっぱりワールド・ユースの銀メダル (1999.6)
  素晴らしい週末だった。1999年4/25は未明から夜まで、サッカーづくめ。


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