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サッカーとスポーツの部屋


 この部屋は、サッカーとスポーツについて語る部屋です。サッカーはJリーグが始まってから見始めて、ハマッてしまいました。「オフサイドって何」というレベルから、マスコミ報道にけちをつけ、ワールドカップのためにTVを買い替え、スカパー とも契約(2017年〜DAZN)するまでに熱中しています。ささやかに地元チームのサポーターズクラブにも入会し、時々ホームゲームの応援にも行きます。
 2005年からは、マラソン、フィギュアスケートなどについても書き込みします。

New! サッカー短評 (2024.4/26)

U23日本vs.U23カタール 2対2延長2−0 (2024.4/25 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選準々決勝

 幸先よく開始1分少しで先制したのはよかった。しかし、前半24分にヘディングシュートを決められて追いつかれる。そこからは地元チームに勢いを与えてしまい、スタンドの応援も盛り上がる。40分、ペナルティーエリアすぐ外で相手GKと細谷が接触、腹を蹴られた細谷が倒れる。VARがチェックし、主審がオンフィールドレビューした結果、相手GKは一発レッドで退場。しかし後半、日本は一人多い有利を生かせず、4分にCKから失点。まさかの展開になったが、22分、日本の右CKからDF木村がヘディングシュートを決め、追いつく。追加タイム9分あったが、決めきれず延長へ。足が止まったカタール相手に延長前半11分、エース細谷に待望の初得点。延長後半には唯一の大学生、内野航太郎がこぼれを押し込み、ダメ押し点。これでようやく次戦勝てば五輪代表をとれる位置まで来た。4/30未明、イラク対ベトナム戦の勝者と対戦。気温26度、湿度69%。観客9573人。ハンナ・ハットタブ主審はシリアの人、VARはタイの人。DAZN解説は水沼さん、実況は桑原アナ。
 先発は、GK小久保。DF大畑(浦和)、高井(川崎)、木村(鳥栖)、関根(柏)。アンカーに藤田、インサイドハーフに山本理仁と松木(FC東京)。左右のウイングに佐藤恵允と山田楓喜(東京V)。ワントップ細谷(柏)。
 カタールは3-1-4-2。実際には5-4-1のようだった。19番アルラウィと10番アリのツートップ。インサイドハーフに6番メシャールと15番ジャッセム・ガベル。左右のウイングバックに3番S.ハッサンと11番アルヤジディ。アンカーに8番ナイフ・アルハドラミ。DF13番アルアリ、4番アヤシュ、5番アルフセイン。GK1番アブドゥラー。キャプテンは4番アヤシュ。19番アルラウィはまだ19歳だがフル代表でも得点しているという。10番アリは小柄なテクニシャンでトップ下のことが多かった。イリディオ・ヴァレ監督はポルトガルの人。昨年8月から指揮を執っていてるとのこと。
 2分、先制。右SB関根からのロングフィードは相手DFにカットされるが、右ウイング山田がプレスして、相手パスが短くなったところをカット、ペナルティーエリア右角近くで思い切りよくシュート、これがニアに決まって1−0。解説の水沼さんが「カタールは0−0の時間をなるべく長くというゲームプランが早くも狂った」と言う。
 17分、細谷が倒されてペナルティーエリア手前ほぼ中央で日本のFK。ボールサイドに山田と松木が立ち、山田が蹴るが、壁に当たり、今度は日本の左CK。山本が蹴るが、相手DF。
 20分、松木が倒され、相手MFアルハドラミにイエローカード。
 22分、カタールの右CK。左足のキッカーが蹴り、ファーでヘディングシュートされるが、大きく枠の外。日本の相手CKのときのDFがゾーンなので不安。
 24分、失点。相手右サイドからのクロスを相手FWアルラウィにヘディングシュート決められる。1−1。関根がマークしていたが、近くで競れていなかった。やはり人に付かなくてはいけないのでは。
 26分、得点したアルラウィがピッチ中央で座り込んでいる。メディカルが入っていったん出るが、しばらくして何事もなかったように戻る。水沼さんが「カタールの選手たちは筋肉系のケガのように見えても、その後普通にプレーを続けていることが多い」と言う。
 30分、松木が相手DFアルアリを倒してイエローカード。松木は当たり負けしないのはいいが、態度が大きいし、この主審は少しでも手や腕を使ったファールには厳しかった。
 日本は、相手プレスが速いので、うまく攻撃が組み立てられない。細谷にボールが入っても、落としたところに誰もいないので、すぐ相手ボールになってしまう。左サイドで佐藤が持っても、味方が近くにいないのでドリブルで切り込めず。右サイドの関根と山田は連携できているが、三人目がいないので、相手DFと1対1になっている。
 36分、中盤右サイドから山田がファーへクロス、相手DFがクリアして日本の左CK。山本が蹴るが、相手DF。
 38分、日本の左スローインを受けた松木がペナルティーエリア左から低く鋭いクロスを入れると、細谷が走りこんで触るが、枠の右。
 40分、日本が前線の細谷へロングフィード、これを相手GKも飛び出してきて競り合う際、不自然に右足を動かして細谷の腹を蹴る。体を二つに折って倒れる細谷。リプレーが出ると靴の裏がまともに当たっている。VARのチェックで主審が映像を確認、相手GKにレッドカード。
 44分、カタールが一人目の交代。10番アリに代えて21番GKナダルを入れる。
 これで得た日本のFKは、藤田が触って松木が蹴るが、壁に当たる。日本のプレースキッカーは山田か山本だと思っていたが、「松木が蹴らせてほしいと頼んだんでしょう」と水沼さん。
 追加タイム10分。49分、山田が右サイドから内へ切り込みクロス、ファーから飛び込んだ佐藤がダイビングヘッドで合わせるが、枠の外。
 50分、相手FWと競り合った木村にイエローカード。相手FWは顔を押さえて倒れていたが、リプレーを見ると、飛び上がるとき横に張ったひじが相手の肩と首あたりに入っていた。
 51分、これで与えたカタールのFK。MFメシャールが蹴るが、直接ゴールラインを割る。
 1−1でハーフタイム。

 後半開始から日本が一人目の交代。カードをもらった松木に代えてFW藤尾を入れる。細谷とツートップのようだ。山本は一列下がって藤田とダブルボランチか。
 4分、あっさり失点。中盤相手左サイドでカタールのFK。6番MFメシャールが蹴り、15番MFガベルがヘディングシュート、1−2。マークしていたのはFW藤尾。身長は高いが体を寄せて競れていなかった。ひとり少ない相手に負けて五輪出場を逃すとかありえない。
 6分、日本の右CK。山本が蹴るが、ファーで相手DF。
 8分、大畑が粘って倒され、中盤左サイドで日本のFK。山本が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを拾って最後は山田がペナルティーエリア右から鋭い折り返しを入れ、フリーの高井が中央で右足を振るがヒットせず。いやーシュートが下手。
 11分、関根が自陣でボールを失い、相手左MFハッサンがペナルティーエリア左からシュート、枠の外。13分、カタールの1点目を取ったアルラウィが藤田のマークにあいながら反転してシュート、枠の外。カタールは一人少ないため、日本の最終ラインやボランチの藤田のところには、プレスに来なくなった。何かにつけては倒れたりして時間を使っている。日本はひとり多いはずだが、ビハインドのせいか、カタールが固めている守りを崩せず、手をこまねいている。
 しかし、右サイドだけは、関根が思い切りのいい攻め上がりを何度も見せ、低く鋭いクロスを何回も入れている。細谷とは同じチームなのだからもう少し合いそうなものだが。
 22分、追いつく。日本の右CK。山本が左足で蹴り、木村がヘディングシュート、左隅に決まり、2−2。やれやれ。
 24分、カタールの左CK。メシャールが蹴り、カタールの2点目を取った15番ガベルの頭に合うが、日本も今度は体を寄せて競っており、ボールは枠の外。
 31分、右サイド二回一から藤田が折り返しのクロス、ゴール前を誰にも合わずに通過するが、ファーで佐藤が飛び込み、ヘディングシュート、相手GK。
 32分、右サイドから関根がクロス、藤尾がフリーでヘディングシュートするが枠の上。決めてほしい。
 34分、日本の右CK。山本が蹴るが、相手DF。
 35分、相手FWアルラウィがまた倒れ込む。今度こそ足が限界らしく、メディカルスタッフの肩を借りて出る。
 36分、カタールが二人同時交代。19番アルラウィに代えて9番FWマンスール、11番右MFアルヤジディに代えて2番DFユーシフを入れる。
 38分、藤田からのパスを受けた関根が右サイド深い位置から低いクロス、藤尾がシュートするがまた枠の外。解説の水沼さんが「関根はよくクロスのコースが見えていますね」と感心。
 38分、日本が二人目の交代。佐藤恵允に代えて平河を入れる。平河のクロスなら藤尾は決められるか。
 44分。大畑からのパスを受けた平河が左サイドをドリブル、クロスをあげるが、手前の相手DFに当たる。せっかく入ったのに、日本は右サイドからばかり攻めて、平河の左サイドにはほとんどボールが来ない。
 追加タイム9分。前半より少なくてびっくり。46分、山本のクロスを相手GKがはじいたこぼれを、すかさず藤尾が拾って右ポスト近くのゴールライン際から折り返すが、味方に合わず。
 48分、相手DFアルアリが飛び上がった後立ち上がれず。49分、カタールが二人同時交代。13番左DFアルアリに代えて23番MFアルマナアイ、5番右DFアルフセインに代えて18番MFイルファンを入れる。カタールはこれで五人の交代枠を使い切った。カタールは10人で走っているので、交代した選手以外は足が限界のようだ。
 51分、日本も三人目の交代。右ウイング山田に代えて荒木を入れる。大岩監督は延長も見越しているのか。
 2−2のまま、延長へ。

 延長は交代なしで開始。2分、またも右サイド関根から低く速いクロスが入るが、味方に合わず。
 5分、相手MFハッサンにイエローカード。ペナルティーエリア手前右角で日本のFK。山本が直接ねらうが、相手GK。
 7分、相手ボランチ8番アルハドラミが倒れ込む。カタールが六人目の交代。アルハドラミに代えて7番DFサイードを入れる。
 11分、やっと勝ち越し。藤田からの縦パスを受けた荒木が反転してスルーパス、走りこんだ細谷がシュート、相手GKの足の間をぬけてゴールイン。3−2。解説の水沼さんは「細谷は藤田から直接パスが来ても受けられるように動いていたし、荒木からのパスにも動き直して受けられるようにしていた」。
 追加タイム2分。1分、ペナルティーエリア右角近くで日本のFK。山本はクロスを上げずに味方にパスをつなぐ。3−2のまま延長後半へ。

 延長後半開始から日本が二人同時交代。細谷に代えて内野航太郎、山本に代えて川崎を入れる。内野のワントップになり、藤尾が右ウイングに回る。荒木がトップ下、川崎と藤田のダブルボランチか。
 3分、平河がドリブルすると倒されて左サイド深い位置で日本のFK。荒木が蹴り、ニアで木村か誰かが触ったボールをファーで平河がシュート、相手GKが捕る。
 7分、日本の左CK。荒木が蹴り、いったんは相手DFクリア、こぼれを川崎がペナルティーエリア内でシュート、相手GKが右手に当てるが、FW内野がすかさず押し込み、4−2とする。ふー。水沼さんが「内野はこれを決めてしまう」と感心。
 9分、日本が六人目の交代。左SB大畑に代えて半田を入れる。
 10分、なぜか大岩監督にイエローカード。指示エリアを大きくはみ出ていたせいか。
 11分、カタールの左ロングスローからヘディングシュートされるが、GK小久保が捕る。
 13分、入ったばかりの半田にイエローカード。この主審が手を使ったプレーに厳しいというのがわかっていなかったようだ。
 14分、藤尾がドリブルでペナルティーエリア右に入って横パス、受けた荒木はシュートできず。
 16分、カタールの左スローインから、2点目を取ったガベルがミドルシュート、枠の外。
 追加タイム1分。4−2でタイムアップ。

 いよいよ準決勝は、五輪出場をかけて、ベトナムに勝ったイラクと4/30未明に対戦。

New! サッカー短評 (2024.4/22)

U23日本vs.U23韓国 0対1 (2024.4/22 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選グループB第3節

 前半は、たがいに攻めあぐねて0−0。後半13分、17分と二人ずつ交代した韓国が攻撃を活性化し、日本も18分にキャプテン藤田や松木など3人投入したものの、30分に相手右CKから失点。直後にFW細谷、MF山本も入れたが、引分に持ち込めず。三日後の準々決勝で地元カタールと対戦することに。ここを勝たないと、五輪はない。気温30.4度、湿度%。主審はサウジアラビアの人。DAZN解説は水沼さん、実況は野村アナ。ゲスト解説に小野伸二。
 先発は、GK野澤。DF内野貴史、高井、鈴木海音、半田。アンカーに川崎、インサイドハーフに荒木と田中聡。左右のウイングに平河と藤尾。ワントップに内野航太郎。ゲームキャプテンは内野貴史。
 韓国は3-4-2-1。ワントップに11番チョン。二列目に10番ホンと7番ホン。左右のウイングバックに22番イと16番チャン。23番キムと20番チェ。DF2番チョ、8番イ、15番イ。GK12番ペク。監督は、セレッソや柏にも在籍したファン・ソンホンさん。

 ※韓国は、4/25、グループA2位のインドネシアと対戦、2−2で延長まで戦ったが、決着がつかず、PK戦10-11で敗戦。まさかの結果。

New! サッカー短評 (2024.4/20)

川崎フロンターレvs.東京ヴェルディ 0対0 (2024.4/20 U等々力) 第9節

 負けなかったが、またしても無得点。ホームで勝てない。16位のまま。気温23.1度、湿度24%。観客21732人。主審は笠原さん、VARは大坪さん。DAZN解説は松原良香、実況は西岡アナ。
 先発は、GKソンリョン。DF際ファンウェルメスケルケン、佐々木、大南、瀬川。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと山田。ワントップにエリソン。今季初めて左SBに際が入った。これがリーグ戦デビュー。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチの組み合わせも初めてかも。山田は鹿島戦以来2試合目の先発とか。家長が今季初のベンチスタート。ベンチにゴミスが戻ってきた。(先発予想は、GKソンリョン。DF橘田、佐々木、大南、瀬川。瀬古と山本のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。
 ※4/14にジェジエウ、丸山、三浦のケガについてチームHPで公表された。ジェジエウは4/7の町田戦の負傷で、左短内転筋肉離れと右大腿二頭筋肉離れ。三浦は4/3のマリノス戦で、左膝外側半月板損傷、4/11に手術とのこと。丸山は3/30の練習で、左大腿二頭筋肉離れ。連休明けに丸山が戻れればいい方か。
 フロンターレは高井、東京Vは山田楓喜がU23アジア杯に行っていて不在。東京Vはその他にもDF谷口がいないらしい。
 東京Vは、4-4-2。木村と染野のツートップ。左右のウイングバックに見木と齋藤。森田と稲見のダブルボランチ。DF深澤、千田、林、翁長。GKマテウス。キャプテンは森田。金髪のCB千田はJ1初先発とか。誰一人名前も顔も知らない。城福監督は3年目か。ここ5試合負けていないが、勝ち切れないということのようだ。
 6分、7分と相手FW木村にシュートされるが、1本目は佐々木が防ぎ、2本目は枠の上。
 11分、相手サイド見木にドリブルからシュートされるが、脇坂が防ぎ、GKソンリョンが捕る。13分には、相手FW染野にペナルティーエリア中央でシュートされるが、GKソンリョンが防ぎ、相手右CK。見木が蹴り、こぼれを相手FW木村がシュート、枠の右。
 17分、見木からのパスを受けた染野がペナルティーエリア右からシュート、枠の上。染野は全部で6本シュートをうったが、解説の元CF松原は「受けてすぐに打つのではなく、フリーの味方を使うとか」などとコメント。
 18分、マルシーニョがドリブル、エリソンにパスするが通らず。19分、際が左サイドをドリブル、スルーパスは通らず。
 20分、脇坂が左サイドから低いミドルシュート、惜しくも右ポストに当たる。前半はこれが一番惜しかった。
 27分、東京VのCK。幹が蹴るが、DF陣が防ぐ。
 33分、相手左サイドで東京VのFK。見木が蹴り、大南がクリアするが、こぼれをゴール前に入れられ、これも大南がクリア。
 34分、GKソンリョンのキックを相手FW木村にカットされ、染野にシュートされるが、GKソンリョンが足先でさわり、大南があわてて戻ってゴールライン近くで大きくクリア。
 36分、マルシーニョがロングボールに追いつき、攻めあがった際がクロスを入れるが、マルシーニョがオフサイド。
 40分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。続けてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ニアのマルシーニョのシュートは枠の左。こぼれを拾って大南からパスを受けた際がシュート、ヒットせず枠の上。
 42分、相手ロングボールがFW木村に入り、木村からのパスを受けた相手MF見木にシュートされるが、枠の右。
 44分、フロンターレのカウンター。最後はエリソンがペナルティーエリア手前でシュート、わずかに枠の右。
 46分、エリソンが中盤からドリブルでペナルティーエリア左に入ってシュート、相手DF林に当たって相手GKが捕る。
 50分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが相手DF。こぼれを佐々木が拾ってペナルティーエリア左横からクロス、だれにも合わずにゴール前を通過。
 0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 2分、中盤相手左サイドで東京VのFK。見木が蹴るが、瀬川がクリア。これを拾ったマルシーニョが左サイドをドリブル、ペナルティーエリア左からシュートに持ち込むが枠の外。
 6分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、大南がヘディングシュート、相手GK。続くフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、エリソンがシュート、枠の上。
 7分、ロングボールを相手FW染野に通され、相手右サイドからクロス、見木がシュートするが枠の上。
 7分、フロンターレのカウンター。山田が右サイドからクロス、瀬川が攻めあがってシュート、相手DF。8分、脇坂からパスを受けたエリソンがマルシーニョにパス、マルシーニョはペナルティーエリア中央からシュート、相手GK。いい攻撃だったが。
 10分、東京Vのカウンター。相手右サイドからクロスを入れられ、相手FW染野にヘディングシュートされるが、枠の外。
 13分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、こぼれを拾った瀬川がミドルシュート、相手DF。14分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
 19分、フロンターレが二人同時交代。エリソンに代えて小林、マルシーニョに代えて遠野を入れる。
 21分、東京Vの右CK。ショートコーナーから相手右MF齋藤にシュートされるが、GKソンリョンが捕る。22分、見木のミドルシュートは枠の上。
 22分、東京Vが一人目の交代。齋藤に代えてチアゴ・アウベスを入れる。アウベスは今季山形から加入。
 27分、フロンターレも二人同時交代。際に代えて瀬古、山田に代えて家長を入れる。際のいた左SBに橘田が下がり、瀬古がボランチに入る。
 29分、こぼれを拾われ、相手左サイドからのクロスを相手FW染野がシュート、枠の左で助かる。
 34分、瀬古からのパスを小林がシュートに持ち込むが、ヒットせず相手GK。
 37分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
 38分、東京Vが二人目の交代。FW木村に代えて山見を入れる。
 39分、フロンターレが五人目の交代。脇坂に代えてゴミスを入れる。脇坂はキャプテンマークを小林に預ける。ゴミスがワントップに入り、小林は右ウイング、家長がトップ下に回る。
 40分、ゴール近くの横パスを相手FW染野にカットされ、シュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。最近、ソンリョンの活躍が目立つ試合が多くて困る。
 40分、相手FW山見がオフサイド。解説の松原が「山見はオフサイドにかからないようにしないといけない」と苦言。
 41分、橘田からのパスを受けた遠野がペナルティーエリア内からパス、瀬古が受けてペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手GKがはじいてフロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
 43分、遠野からのパスを受けた家長がミドルシュート、枠の外。
 追加タイム4分。46分、東京Vのカウンター。相手DF深澤からのクロスを相手FW染野ヘディングシュートされるが、橘田が防ぐ。続く相手右CKを山見が蹴り、相手DF千田がフリーでヘディングシュート、GKソンリョンが防ぐ。さらにこぼれを相手左サイドからクロスを入れられるが、ニアでゴミスがクリア。
 0−0でタイムアップ。勝点1ずつを得て、15位と16位のまま。
 首位のセレッソは明日名古屋と対戦。2位広島は17位札幌とアウェイで1−1の引分で2位キープ。札幌はまた最下位に。3位町田は明日アウェイでFC東京と対戦。4位神戸はアウェイで17位湘南を1−0で破って暫定3位浮上。湘南は18位に。最下位鳥栖がホームで6位鹿島を4−2で破り、17位浮上。降格圏脱出。鹿島は7位に。

New! サッカー短評 (2024.4/)

U23日本vs.U23UAE 2対0 (2024.4/19 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選グループB第2節

 この試合に勝てば、決勝トーナメント進出が決まる。既に韓国が中国に2−0で勝利しているため。日本は前半からボールを支配し、何度も攻め込み、27分に先制。追加タイムにPK獲得で追加点かと思われたが、PK取り消しになった後にピンチがあったものの、しのいで後半へ。後半もVARの確認でゴール取り消しがありながら、21分に追加点も決め、そのまま無失点で試合を締めた。気温30.5度、湿度39%。グルムロディ主審はタジキスタンの人。NHK解説は福西、実況は早坂アナ。現地リポートとインタビューに森岡。
 先発は7人変更。GK小久保。DF大畑(浦和)、木村(鳥栖)、鈴木海音(磐田)、関根。アンカーに川崎(京都)、インサイドハーフに荒木(FC東京)と山本。左右のシャドーは佐藤恵允(ブレーメン・独)と山田楓喜。ワントップに藤尾(町田)。ゲームキャプテンは山本。大畑、川崎、荒木は初出場。木村、鈴木、佐藤、藤尾は初先発。GK小久保、DF関根、MF山本、山田は連戦。ベンチにキャプテン藤田、松木、細谷、高井など。
 UAEは4-1-2-3。ワントップに21番アルアメリ。左右のシャドーは7番アルムシャラクと11番Y.アルブルーシ。インサイドハーフに8番アルベドワウィと12番A.アルメンハリ。アンカーに4番ハサン。DFは13番A.アルブルーシ、3番アルテイネイジ、5番K.アルマンスーリ、23番アルザービ。GK22番アルモータディ。キャプテンは12番A.アルメンハリ。マルセロ ブロリ監督は。ウズベキスタンの人。UAEは初戦で韓国に負けているので、連敗するとグループステージでの敗退が決まる。
 3分、日本の左CK。山田が蹴り、長身DF木村が触るが、相手DF。
 8分中盤左サイドで日本のFK。荒木が蹴るが、近くの山田が受けてクロス、ゴール前でまた木村が頭で触るが枠の外。
 10分、UAEはワントップの長身FW21番のアルアメリにロングボールを入れ、落としを両シャドーがねらう。左右のシャドー二人、7番アルムシャラクと11番Y.アルブルーシは足が速い。後ろからつないで攻めてくることはない。
 11分、右サイド山田からのパスをスペースに走りこんで受けた川崎が後ろへ落とすと山田がペナルティーエリア右からシュート、相手GK。しかし、その前に川崎がオフサイド。リプレー画面に赤いラインと青いラインがひかれた静止映像が出た。
 13分、左サイドを佐藤がドリブルで攻め込み、ファーに攻めあがった右SB関根へ横パス。ペナルティーエリア手前右からの関根のミドルシュートは枠の左。
 15分、相手FWアルアメリと木村が競り合い、二人で倒れ込むが木村のファールとなる。18分、アルアメリが顔を押さえて座り込む。先程の競り合いの映像が出て、解説の福西が「こういう倒れ方は後から痛んでくる」と言う。UAEのメディカルが入るが、アルアメリはプレー続行可能で戻る。
 20分、左SB大畑がカットしたボールを受けた荒木がペナルティーエリア左横からシュート、惜しくもバーに当たる。
 22分、右サイドから関根が入れたクロスをクリアされて日本の左CK。荒木がショートコーナーを蹴るが、再び日本の左CK。また荒木が蹴るが、相手DF。
 25分、右サイドを山田がドリブルで攻め込み、スルーパス、走りこんだ荒木がペナルティーエリア右からシュート、相手GK。26分にも、山本からのパスを佐藤がヘディングシュートするが、相手GKがはじいて日本の左CK。「そろそろ得点を決めてほしい」と実況席。
 27分、先制。CKを山田がファーへ蹴り、山本がペナルティーエリア右角付近からクロス、木村がヘディングシュートすると左ポストに当たってゴールイン。1−0。
 34分、中盤左サイドで日本のFK。荒木が直接ねらうが、相手GKがはじき、こぼれを佐藤が拾って鋭い枠内シュートを打つが、GKの前に入った相手DFが跳ね返す。さらに木村がミドルシュートをうつがバーに当たる。
 36分、山本が右サイドからクロス、なぜかゴール前に上がっていた右SB関根がヘディングシュート、相手DFに当たって日本の左CK。山田が蹴るが、相手DF。こぼれを受けた大畑が相手DFに倒されてペナルティーエリア手前で日本のFK。荒木と山田が立ち、山田が直接ゴールをねらうが、相手GK。
 40分、CB鈴木からのロングフィードをCF藤尾が収めるが、相手DFがクリアして日本の右CK。こちら側のCKは荒木が蹴るが、木村のハンドとなる。藤尾はシュートこそないが、前線の起点として、またプレスの起点としてよく走っている。
 41分、相手のクリアボールを拾った左SB大畑が攻めあがって、ペナルティーエリア手前からシュート、枠の左。なかなか追加点は決まらない。
 43分、下がってパスを受けた相手FWアルアメリからのスルーパスに走りこんだ相手左SBのA.アルブルーシがペナルティーエリア左に入ってシュート、GK小久保が防ぐ。この時間帯の失点は避けたい。
 追加タイム6分。47分、相手のロングフィードを関根が頭でクリアするが、相手左FWアルムシャラクに拾われ、ここへ山本がスライディングでボールカットにいくがファールの判定。リプレイを見ても相手を蹴ってはいないので、違うと思うが、こういうことにはVARは入らない。自陣ペナルティーエリア手前でUAEのFK。アルムシャラクが直接ねらうが、大きく枠の外。
 51分、川崎がペナルティーエリア手前右寄りからドリブルで相手DFをかわして進入するが、8番アルベドワウィに後ろから倒され、主審はPK判定。アルベドワウィにイエローカード。しかし、VARが介入してオンフィールドレビューの結果、PK取り消し、従ってイエローも取り消し。先程の山本と同じくボールに行った結果、からんで倒れたということらしい。こちらはペナルティーエリア内だったので、VARが入って正された形だが、日本に不利な形が続く感じ。この介入で追加タイムがどのくらい伸びるか不明。
 55分、ドロップボールから相手GKがロングフィード。相手右サイドでクリア。相手右FWのY.アルブルーシがロングスロー、ゴール前で混戦に。最後は相手左SBのA.アルブルーシがヘディングシュート、枠の左。
 1−0でハーフタイム。

 後半開始からUAEが一人目の交代。アンカーの4番ハサンに代えて15番FWアハメドを入れる。4-4-2に変更したのか。
 2分、佐藤が左サイドで相手DFをかわしてペナルティーエリア左からシュート、枠の外。何度もシュートチャンスがあるが決められず悔しそう。
 3分、右に流れたFW藤尾が入ったばかりのアハメドに倒され、アハメドにイエローカード。右サイド深い位置で日本のFK。荒木が蹴るが、相手DF。
 5分、山本の足を踏んだ相手キャプテンのMFアルメンハリにイエローカード。
 8分、相手GKのキックをFW藤尾がカットしてドリブル、アルメンハリに倒され、ペナルティーエリア右角付近で日本のFK。荒木と山田が立ち、二人でパス交換してから山田がシュート、枠の外。解説の福西が「決めようとして力みましたね」。
 15分、山田からのパスを受けた荒木が川崎とパス交換してシュート、枠の外。
 16分、日本の追加点のチャンス。ペナルティーエリア左でフリーの山本がシュート、相手DFがはじき、こぼれを拾った大畑がクロスを入れるとそのままゴールイン。いったんは日本の追加点と表示されたが、またまたVARの介入で主審がオンフィールドレビュー。リプレイを見ると、大畑の戻りオフサイドのようで、得点は取り消しに。実況席では「なかなか追加点は入りませんね」。
 19分、日本が一人目の交代。山田に代えて平河を入れる。これで平河と藤尾の町田ラインの攻撃が見られるかも。UAEも二人同時交代。右FW11番Y.アルブルーシに代えて20番FWバルート、左SB13番A.アルブルーシに代えて14番DFアハマドを入れる。
 21分、待望の追加点。荒木と山本がボールキープ、左の佐藤へパス、佐藤からのスルーパスに攻めあがった左SB大畑がペナルティーエリア左奥からクロス、走りこんだ川崎がヘディングシュート、2−0。ようやく得点が認められた。
 25分、川崎が右サイドからクロス、ファーで佐藤が折り返し、平河がボレーシュートをうつが、相手DFがクリアして日本の左CK。荒木がニアへ蹴り、木村が頭で触るがシュートできず。
 29分、日本が二人同時交代。藤尾に代えて細谷、荒木に代えて松木を入れる。平河と藤尾のコンビプレーはまたも見られず。
 32分、佐藤のドリブルから日本の左CK。相手の右SBの選手はいいかげん佐藤のドリブルを止めるのに疲れたようだ。山田が下がっているので、CKは山本が蹴り、相手DFがクリアして再度日本の左CK。これも山本が蹴り、こぼれをクリアした相手ボールがオウンゴールの方向へ飛ぶが、最後は相手GK。
 34分、UAEが四人目の交代。12番キャプテンのA.アルメンハリに代えて6番MFアブドゥラを入れる。
 日本は交代で入った松木と細谷が前から追い回している。松木は山本とダブルボランチのようでもあり、細谷とツートップのようでもある。
 「日本が3点目を取って無失点で終わると、得失点差の関係でグループ内1位で韓国と対戦できる」と実況席。1位突破するとグループAの2位と対戦、2位だとグループAの1位と対戦。現在グループAの1位は開催国のカタール。2位はインドネシア。強豪国のひとつオーストラリアはなぜか最下位らしい。
 40分、松木がスルーパスを受けてペナルティーエリア左奥から折り返すが、細谷に合わず。42分にも佐藤からのクロスに細谷が合わせるが、ヒットせず。
 42分、日本が四人目の交代。MF川崎に代えてFW内野航太郎を入れる。細谷とツートップらしい。
 追加タイムはなんと9分。47分、右SB関根からのパスを受けた細谷はドリブルでペナルティーエリア右に入ってシュート、大きく枠の外。
 49分、平河が右サイドから入れたクロスのこぼれを佐藤がボレーシュート、相手DFに当たり、日本の左CK。これを山本が蹴り、ニアでDF鈴木がヘディングシュート、バーに当たる。残念。
 52分、FW内野が右サイドを突破してペナルティーエリア右奥からシュート、相手GKがはじいたこぼれをフリーで拾った佐藤がダイレクトでシュート、大きく枠の上。解説の福西が「あまりにもフリーで、決めなくてはと力が入った」。
 2−0でタイムアップ。
 試合後のインタビューで、右SBの関根は攻撃参加について聞かれ、「スカウティングで自分のところが空くのがわかっていたので」と言っていた。

※第3節の韓国戦は、引分の場合、PK戦で順位決定するとのこと。
※※中国戦でレッドカードの西尾はなんと3試合出場停止。準々決勝を勝てば準決勝から出られるようだ。このUAE戦はスタンド観戦したようだが、なんとカタールのアルラーヤンに移籍した元フロンターレの谷口彰吾と並んで観戦。同じポジションの大先輩としていろいろメンタルサポートも期待できるのでは。

New! フィギュアスケート (2024.4/10,13,14,15,19)

欧州選手権 ペア・アイスダンス (2024.1/8〜14 カウナス・リトアニア) 選手権

 <ペア>18組エントリー。2組はフリーに進めない。世界選手権のSPミニマムスコアは29。フリー46。Jスポーツ解説は岡部さん、実況は小林アナ。
 7番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。18、21)。2人ともロシア出身。今季組換え、ジュニアGPファイナル優勝。曲は「サマータイム」。振付はセルゲイ・プリシュキン他。冒頭の3Twは高く空中でキャッチしており、レベル4で全ジャッジが加点3〜4。3Sもぴったり合い、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3LzThも決め、全ジャッジが加点2〜4。3LiとFCCoSp、最後のFiDsはレベル4。うちリフトは全ジャッジが加点2〜4、FCCoSpもほぼ全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。あまりにも正確な演技で、曲のはじけた雰囲気と合っていない。技術点最高の40.27、演技構成点3番目の31.03、合計71.3でSP1位。
 9番滑走でヴァイパンロー/ディグビー組(英。24、22)。昨季10位。今季スケートアメリカ7位。曲は「Never Tear Us Apart」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点。続く2Aも成功、全ジャッジが加点ほぼ2。3Liはレベル4。3SThはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。FiDsは2周目から女性のアーチがなくなりレベル2。技術点8番目の30.82、演技構成点9番目の25.97、合計56.79でSP8位。

 11番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。24、24)。昨季組換え。今季GPファイナル優勝。曲は「Stay」。振付はポール・ボル他。ソロジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点3〜4。続く3S成功。3LoThはきれいに決まり、加点1〜4。3LiとCCoSpはレベル4でほぼ加点1〜3。FiDsと最後のStSqはレベル3だが加点ほぼ2〜3。技術点2番目の37.85、演技構成点最高の31.78、合計69.63でSP2位。
 12番滑走でベッカーリ/グアリーゼ組(伊。19、35)。昨季組換え、欧州選手権7位。今季スケートカナダ2位、NHK杯3位。曲は「Run」。振付・コーチともルカ・デマッテ。最後のスピン以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはとても高く完全に空中でキャッチしており、レベル4で加点ほぼ3〜4。3Tも成功、加点1〜3。3LoThも決め、加点1〜3。3Liはレベル4で加点2〜4。FiDsはレベル2だが加点2〜3。StSqとFCCoSpはレベル3。うちStSqは加点2〜4。技術点3番目の36.61、演技構成点5番目の30.44、合計67.05でSP3位。

 13番滑走でダニロワ/ツィバ組(蘭。20、23)。昨季世界選手権13位。今季スケートカナダ7位、NHK杯5位。曲は「継続の映画「The Hunger Games」より2曲。振付はミハイロフ他。冒頭の3Twはレベル3だが接触あり。3Sの所は男性が2Sに。3FThは斜めに投げたが軸を修正して立った。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。3Liはレベル4。StSqはレベル2。最後のCCoSpはレベル3。技術点13番目の27.68、演技構成点8番目の26.27、合計53.95でSP10位。
 14番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。19、24)。2人ともロシア出身。昨季組換え。昨季5位、世界選手権7位。今季GPファイナル4位。曲は「Another One Bites the Dust」。振付・コーチともソフィア・エフドキモワ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点ほぼ2〜3。3Tも成功。3FThは加点2〜3。3Liと最後のCCoSpはいずれもレベル4で加点ほぼ2〜3。うちリフトは女性が足を伸ばした倒立の姿勢から入る工夫した形。StSqとFiDsはレベル2。うちStSqは加点1〜3。技術点4番目の36.03、演技構成点7番目の29.26、合計65.29でSP4位。

 16番滑走でホッケ/クンケル組(独。23、24)。昨季銅メダル、世界選手権9位。今季スケートアメリカ優勝、中国杯4位、GPファイナルは男性の腰などの怪我で欠場。曲は「I Love Rock n Roll」他。振付はカッペリーニ他。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sの予定だったが、女性が2Sに。3LzThは決め、全ジャッジが加点1〜4。予定では3FTh。3Liと最後のCCoSpはレベル4。うち3Liは全ジャッジが加点1〜3。スピンはずれていて、解説の岡部さんは「男性はトラベリングしています」。StSqとFiDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。技術点6番目の32.84、演技構成点も6番目の29.68、合計62.52でSP6位。
 17番滑走でコンティ/マッチ組(伊。23、28)。昨季金メダル、世界選手権銅メダル。今季GPファイナル2位。曲は「Pagliacci, Act 1: Intermezzo」。振付はカッツァニーガ。女性の衣装は深紅で男性のパンツも同じ色。「ナショナルの時女性がインフルエンザで欠場」と小林アナ。冒頭の3Twはキャッチがうまくいかず。3LoThは両足でオーバーターン。3Sも女性がオーバーターン。3LiとStSq、最後のCCoSpはレベル4。うち3Liは全ジャッジが加点1〜4、StSqは全ジャッジが加点ほぼ3。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の30.87、演技構成点4番目の30.65、合計61.52でSP7位。
 最終滑走でジラルディ/アムブロジーニ組(伊。24、30)。昨季銀メダル。今季GPファイナル5位。曲は「The Ecstasy of Gold」他。振付はラノッテ。女性は黒のパンツスーツに斜めに金の模様。冒頭の3Twはレベル3。2Aは成功。解説の岡部さんは「若い時から見ていますが女性がジャンプが不得意で。うまくなった」。3Liはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3LzThも全ジャッジが加点ほぼ2〜4。FiDsがなぜかレベル1だが全ジャッジが加点1〜3。これが痛かったのかも。StSqはレベル2で全ジャッジが加点。最後のCCoSpは前半ずれ、レベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ほぼノーミスなのに得点伸びず。レベルの取りこぼしが敗因か。技術点5番目の33.76、演技構成点2番目の31.11、合計64.87でSP5位。

 フリー。16組が進むはずが、SP15位のコワレフ/コワレフ組(仏)が棄権。1グループ4組を上2組下2組に分けて滑走順をドロー。世界選手権のミニマムスコアはフリー46。
 9番滑走でコンティ/マッチ組(伊。23、28)。曲は「Nuovo Cinema Paradiso」。振付はカッツァニーガ。冒頭の3Twはレベル3。3T+2A+2A+SEQは男性の第2が1Aになり、女性の第3はqマーク。3Sはしっかり成功、全ジャッジが加点1〜3。リフト三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち5TLiは加点2〜3。3LoThは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqは全ジャッジが加点1〜3。3SThはこらえたが決める。BiDsと最後のPCoSpはレベル3。うちBiDsは全ジャッジが加点2〜3。スピンは速報値ではレベルBだったが、Vマークが付いた。技術点5番目の63.38、演技構成点3番目の62.35、合計125.73でフリー4位、総合187.25で6位。

 11番滑走でジラルディ/アムブロジーニ組(伊。24、30)。曲は映画「Bram Stoker's Dracula」より2曲他。振付はラノッテ。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。3Sは女性がqマーク。2A+2A+1A+SEQは成功。リフト三つはレベル4。BiDsはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。ChSqのところで曲調が軽くなり、演技もそれを表現して全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3LzThは高く、ほぼ全ジャッジが加点1〜4。3LoThは片手をつきそうになったがこらえた。最後のPCoSpはレベル3でVマークだが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。最後のポーズは男性が女性の足を持ち上げ斜めに支えた姿勢でほえた。解説の岡部さんは「この組はちゃんと曲を演技している」。技術点3番目の66.73、演技構成点最高の64.08、合計130.81でフリー2位、総合195.68で銅メダル。
 12番滑走でホッケ/クンケル組(独。23、24)。曲は「Without You」。振付はラノッテ他。どちらか怪我でも抱えているのか、全体にスピードがなく慎重な滑り。冒頭の3Twはレベル2。3Sの予定だったが女性が2Sに。2A+1A+2A+SEQの予定だったが、男性の第1と第3が1Aに。リフト三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち3Liは加点ほぼ2〜3。3FThはややこらえた。ChSqも全ジャッジが加点。3LoThはきれいに決め全ジャッジが加点2〜4。BiDsと最後のPCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちPCoSpは加点2〜3。技術点8番目の56.77、演技構成点7番目の58.46、合計115.23でフリー7位、総合177.75で7位。
 最終グループ13番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。19、24)。曲は「My Perception Of Love」他。振付はエフドキモワ。冒頭の3Twはふわっとキャッチしてレベル4に全ジャッジが加点2〜4。3T+2A+2A+SEQも決めるが第2がqマーク。3FThは低かったが成功、全ジャッジが加点。3Sも決め、全ジャッジが加点1〜3。リフト二つとBoDsはレベル3。うち5ALiは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.29。3LoThは全ジャッジが加点2〜4。5RLiはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のPCoSpはレベル2。演技中はあまり表情がなかったが、キスアンドクライでは笑顔でハートマークを作ったりしていたが、得点と順位をみると納得していない感じ。技術点最高の69.89、演技構成点6番目の58.84、合計128.73でフリー3位、総合194.02で4位。

 14番滑走でベッカーリ/グアリーゼ組(伊。19、35)。曲は「キャッツ」より3曲。振付はフーザルポリ他。3連続とソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはきれいに空中でキャッチし加点3〜4。3T+1A+2A+SEQは男性の第3がアンダーローテーション。3Sもこらえた。BiDsはレベル3で加点1〜3。3LoThは加点2〜3。リフト三つと最後のPCoSpはレベル4。うち5ALiは加点2〜4、3Liは加点3。ChSqは加点1〜3。3SThも加点2〜3。技術点2番目の69.09、演技構成点も2番目の63.05、合計132.14でフリー1位、総合199.19で金メダル。最終順位が決まるとグリーンルームで大喜び。優勝インタビューでも英語とイタリア語で観客に感謝。表彰式ではしっかり国歌を歌っていた。
 15番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。24、24)。曲は「The Path of Silence, Power of Mind」。振付はマーク・ピレイ他。女性のジャンプが不調。冒頭の3Twはレベル2だがなめらかにキャッチし、全ジャッジが加点3〜4。3T+2A+2A+SEQは第3で女性がステップアウト。解説の岡部さんは「2人の距離が離れていてカーブも違う」。3Sはほぼ全ジャッジが加点。しかし3LoThで転倒。リフト二つとPCoSpはレベル4。うち5RLiとPCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。BoDsはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3。しかし5ALiが上がらず。痛恨のミス。3SThは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。技術点6番目の61.02、演技構成点も6番目の61.04、転倒の減点1、合計121.06でフリー6位、総合190.69で5位。大きなミスを二つもしてメダルを逃した。
 最終滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。18、21)。曲は「The Millionaire Waltz」。振付はマラフェエフ他。まさかのミスが出た。最終滑走の緊張か。冒頭の3Twはすばらしく、レベル4に全ジャッジが加点3〜5。しかし予定では次が3連続だったが、第1の3Sで女性が転倒。3FThは全ジャッジが加点2〜3。3Tの方に+2A+2T+SEQとしたが女性の第2が1Aに。リフト三つと最後のPCoSpはレベル4。うち3Liは全ジャッジが加点2〜4、5ALiも全ジャッジが加点1〜4、PCoSpはVマーク。BiDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。ChSqはほぼ全ジャッジが加点。3LoThはきれいに成功、全ジャッジが加点3〜4。技術点4番目の64.73、演技構成点5番目の61.11、転倒の減点1、合計124.84でフリー5位、総合196.14で銀メダル。順位を見てほっとしていた。

 <アイスダンス>33組エントリー。世界選手権のミニマムスコアはRD35。Jスポーツ解説は都築さん、実況は小林アナ。都築さんが「PStはホールドが離れるとレベルが下がる」「StSqはホールドしないタイプ」「SqTwの間のステップは1歩まで」「ChRSは振付の独創性を見る」と教えてくれる。
 19番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。20、24)。2022年までロシアの選手。2022年に結婚。通算二回目の出場。今季CSブダペスト杯優勝。曲は「Bad」他マイケル・ジャクソンメドレー。振付・コーチともエレナ・ノヴァク。拠点はアメリカ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは男女ともレベル2で加点2〜4。SqTwは距離が近く、男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル3で加点ほぼ2〜3。ChRSはGOE+3.43。最後のRoLiはレベル4に加点2〜4。技術点8番目の43.08、演技構成点7番目の33.25、合計76.33でRD7位。
 21番滑走で折原/ピリネン組(フィン。23、26)。初出場。今季フィンランド大会6位。曲はマドンナ「Like a Prayer」等3曲。振付はスカリ他。女性の衣装は銀色のパンツスーツ。左肩に大きなテーピング。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル3。DiStは女性レベル1、男性レベル2だが加点2〜3。SlLiはレベル4で加点2〜4。PStはレベル2で加点1〜3。最後のChRSはGOE+2.57。解説の都築さんは「数年前に比べて非常に上達していて驚いた」。技術点10番目の38.37、演技構成点11番目の30.22、合計68.59でRD10位。

 23番滑走でスシス/フィルス組(アイル。28、29)。2022年までカナダの選手。「アイルランドの選手の欧州選手権出場は初。カナダの選手として四大陸3回出場」とのこと。今季CSゴールデンスピン12位。曲は「Ghetto Life」他。振付・コーチともキャロル・レイン他。女性の衣装は赤いパンツスーツ。冒頭のMiStは女性レベル2、男性レベル3。SqTwは男女ともレベル3。都築さんが「第1と第2の間は1ステップだが2あったかもしれない」。PStはレベル2。ChRSはGOE+2.57。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点11番目の37.7、演技構成点13番目の28.99、合計66.69は今季最高でRD12位。
 26番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。21、24)。4回目の出場。昨季6位。今季スケートアメリカ5位。「男性が脊椎骨折で練習再開は12月上旬」と小林アナ。曲は「The Knowledge」他。振付はマッテオ・ザンニ他。「一歩が非常によく滑る。体重移動がうまい」とのこと。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChRSはGOE+4.29の高得点。SqTwは女性レベル4、男性レベル3で加点3〜4。PStはレベル2で加点2〜3。CuLiはレベル3で加点1〜3。最後のMiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。技術点5番目の43.37、演技構成点6番目の33.31、合計76.68は今季最高でRD5位。
 27番滑走でデムージオ/ルメルシエ組(仏。20、23)。昨季7位。今季中国杯、NHK杯とも5位。曲は「Rapper's Delight」他。振付・コーチともカリーヌ・アリベルナース他。女性の衣装は濃い紫。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。PStはレベル2で加点2〜3。ChRSはGOE+3.64。RoLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。最後のMiStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜4。技術点7番目の43.1、演技構成点8番目の32.59、合計75.69でRD8位。

 28番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。17、20)。初出場。昨季世界ジュニア金メダル。今季スケートアメリカ8位、フィンランド大会7位。曲は「Self Control」他。振付はマッテオ・ザンニ他。女性の衣装はピンク。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChRSはGOE+3.64。SqTwは近くて流れがあり、男女ともレベル4で加点2〜4。PStはレベル2で加点2〜4。CuLiはレベル4で加点2〜4。最後のMiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜4。都築さんは「シニアデビューの年にこれだけ堂々と滑れるのはよかった」。技術点9番目の42.98、演技構成点も9番目の32.21、合計75.19は自己ベスト更新でRD9位。
 最終グループ29番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。23、25)。昨季5位。今季スケートアメリカ、フランス杯とも3位。曲は「Sans contrefacon」他。振付はシゼロン。全要素に全ジャッジが加点。人形かロボットのようなコミカルな動きから始まる。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。MiStは男女ともレベル3で加点2〜3。PStはレベル3で加点ほぼ2〜3。StaLiは曲に合った動きの低い姿勢でレベル4に加点2〜4。最後のChRSはGOE+4.07。技術点4番目の44.76、演技構成点も4番目の33.71、合計78.47でRD4位。
 30番滑走でトゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。29、29)。昨季銅メダル。今季フィンランド大会3位、NHK杯4位。曲は「Tell It to My Heart」他。振付はスカリ。男性の衣装は袖無しの白いシャツ、ジーンズ風のパンツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル1だが加点2〜3。都築さんが「ターンが終わる前にエッジが浮き上がる」と言う。PStはレベル2で加点2〜3。StaLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。最後のChRSはGOE+3.43。技術点9番目の42.77、演技構成点5番目の33.59、合計76.36でRD6位。

 31番滑走でフィアー/ギブスン組(英。24、29)。6回目の出場。昨季銀メダル。今季ファイナル4位。曲は「Sweet Dreams」他。振付はアグノエル他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。MiStは女性レベル3、男性レベル2で加点3〜4。PStはレベル3で加点ほぼ3。ChRSはGOE+5.14の最高得点。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ4〜5。技術点2番目の48.49、演技構成点も2番目の36.71、合計85.2でRD2位。都築さんは「NHK杯の時より動きが硬い」。「メダルを意識したのかもしれない」と小林アナ。
 32番滑走でギナール/ファブリ組(伊。34、35)。12回目の出場。昨季金メダル。今季ファイナル位。曲は「Holding Out For a Hero」他。振付はジョルダーニ他。衣装は二人とも水色が基調でピンクのアクセント。女性は目尻に水色の太いライン。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のSqTwはとても近くて動きもピッタリで男女ともレベル4で加点3〜5。解説の都築さんは「音の取り方がうまい」。ChRSはGOE+4.93。PStはレベル3で加点ほぼ3〜4。SlLiはレベル4で加点3〜5最後のMiStは女性レベル3、男性レベル2だが加点4〜5。技術点最高の49.41、演技構成点も最高の37.39、合計86.8でRD1位。
 最終滑走で地元リード/アンブルレビシウス組(リト。29、31)。昨季4位。今季スケートカナダ、NHK杯とも3位。曲は「Welcome to the Jungle」。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は黒のパンツスーツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。MiStは男女ともレベル3で加点2〜4。PStはレベル3で加点2〜3。RoLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。最後のChRSはGOE+4.07。技術点3番目の45.86、演技構成点も3番目の34.87、合計80.73でRD3位。キスアンドクライで順位を見ると大喜び。

 フリー。20組が進む。Jスポーツでは、6番滑走(仏)と8番滑走(アイル)から最終滑走までの上位14組を放送。
 11番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。17、20)。曲はチャイコフスキー「白鳥の湖」。振付はマルコ・ピパーニ他。女性の衣装は黒。解説の都築さんによれば「振付にバレエの先生もいる」とのこと。OFT以外の全要素にほぼほぼ全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはしゃがんだ姿勢の男性の背中に女性が水平に乗る形でレベル4にほぼ加点2〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。あと二つのリフトとDSpはレベル4。うちDSpは加点2〜4。CiStでは曲調が変化して黒鳥が王子を誘惑する場面という。「舞踏会のように」踊り、男女ともレベル2だが加点1〜4。ChHyはGOE+2.13。OFTは女性レベル3、男性レベル1と取りこぼし、GOE-2〜-1。最後にコレオ要素二つ。うちChStは手前側から始め、GOE+2.13。全体にバレエっぽくなかなか素敵なプログラム。技術点12番目の59.5、演技構成点11番目の47.64、合計107.14でフリー11位、総合182.33で9位。
 12番滑走で折原/ピリネン組(フィン。23、26)。曲は「シカゴ」より「When You’re Good To Mama」等3曲。振付はラノッテ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiは音に合った動きで男性が片足で1回転し、レベル4に加点2〜3。ChSpはGOE+1.9。SyTwは男女ともレベル4で加点1〜3。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。DSpもレベル4で加点ほぼ2〜3。DiStは男女ともレベル2だが加点1〜3。最後にコレオ要素二つ。うちChStはGOE+3.08の高評価。「女性は大会前にコロナにかかってまだ完治していないそうだが、感じさせない演技」と小林アナ。技術点8番目の62.82、演技構成点9番目の48.3、合計111.12は自己ベスト更新でフリー9位、総合179.71も自己ベスト更新で10位。

 13番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。20、24)。曲は映画「ブラック・スワン」より3曲他。振付・コーチともエレナ・ノヴァク。こちらは映画の曲を使うが、女性の衣装は黒いチュチュで髪は1本の三つ編み。男性の衣装はふくら袖でまさに王子。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点1〜3。うちSlLiは入りで女性が後ろ向きに回転して倒立する難しい形だがあまり得点に出ていない感じ。SyTwは女性レベル4、男性レベル3で加点1〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル3でほぼ加点2〜3。ChSlはGOE+2.61。DSpとCuLiはレベル4で加点2〜3。コレオ要素二つのうち、最後のChSpはGOE+2.25。技術点9番目の62.75、演技構成点7番目の50.38、合計113.13でフリー8位、総合189.46で8位。
 14番滑走でデムージオ/ルメルシエ組(仏。20、23)。曲は「月の光」。振付はブノワ・リショー。全体にピアノの音に合った振付が効果的だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜3。ChAJはあっさりして見えたがGOE+2.25。CiStは男女ともレベル2で加点ほぼ2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。StaLi+RoLiの連続リフトは音にピッタリ合っていて、いずれもレベル4で加点3〜5。手前側からのChStはGOE2.37。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SlLiはレベル4で加点3〜4。最後のChLiはGOE2.25。技術点5番目の66.6、演技構成点8番目の49.86、合計116.46は自己ベスト更新でフリー5位、総合192.15も自己ベスト更新で5位。

 15番滑走でトゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。29、29)。曲は「Mass (Re-Imagined)」。振付はスカリ。女性のスカートは青から裾の水色までグラデーション。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。ChHyはGOE+2.37。CiStは滑らかで速いが「ホールドの変更が少ない」と都築さんが指摘。男女ともレベル2で加点2〜3。OFTは男女ともレベル2で加点2〜4。DSpはレベル4で加点2〜3。ChStはGOE+2.37だが、途中で女性を肩に乗せて回る動きが「余分なリフト」と取られて減点。もったいない。最後のChLiはGOE2.61。技術点6番目の65.72、演技構成点5番目の51.0、余分な要素の減点1、合計115.72でフリー6位、総合192.08、5位とは0.07の僅差で6位。
 最終グループ16番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。21、24)。曲は「Bluecobalto」他。振付はピパーニ他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ3〜4。うちSlLiは女性が男性の片足の靴に両手をついて倒立する形。SeStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。CuLiはレベル42〜4。DSpは出る時に女性がよろめき、難しい特徴をとりこぼしてレベル2だが加点2〜3。OFTは男女ともレベル3で加点加点1〜3。最後にコレオ要素三つ。うち手前側から始めるChStは加点ほぼ2〜4。都築さんが「ホールドはキリアンポジションが多かった。もう一段上にいくにはそういう所も改善点」。技術点7番目の63.99、演技構成点6番目の50.88、合計114.87でフリー7位、総合191.55で7位。
 17番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。23、25)。曲はラフマニノフ「Elegie in E-Flat Minor, Op.3, No.1」。振付はアグノエル。男性がラフマニノフ本人で、女性は彼のミューズ兼インスピレーションとのこと。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のChAJはGOE2.25。リフト三つとDSpはレベル4で加点3〜4。DiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。OFTは男女ともレベル3で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。最後にコレオ要素二つ。うちChLiはGOE+2.49。技術点4番目の66.78、演技構成点も4番目の51.92、合計118.7は今季最高更新でフリーも4位、総合197.17で4位。

 18番滑走で地元リード/アンブルレビシウス組(リト。29、31)。曲は「Enough of Our Machine」。振付はシュイナール他。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。OFTは男女ともレベル3で加点ほぼ3。CuLiはレベル4で2〜3。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。ChSlはGOE+2.85。DSpレベル3だが加点2〜4。最後にコレオ要素二つルうちChLiはGOE+3.2の高評価。ノーミスで終え、観客はスタンディングオベーション。技術点3番目の68.78、演技構成点も3番目の53.86、合計122.64は自己ベスト更新でフリーも3位、総合203.37も自己ベスト更新で銅メダル。
 19番滑走でフィアー/ギブスン組(英。24、29)。曲は映画「ロッキー」のテーマ「Gonna Fly Now」他。振付はアグノエル他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは深いエッジで男女ともレベル3で加点3〜4。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で2〜4。DiStも女性レベル3、男性レベル4で加点2〜4。このStSqでレベル4をとるには「難しいターン以外の所も全て正しいエッジでないといけない」と都築さん。ChAJはあっさりしていたがGOE+2.61。DSpは出る時女性がよろめき、レベル3で加点1〜3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4〜5。ChStはボクシングの動作も入って、GOE+3.79の最高評価。StaLiはレベル4で加点3〜4。最後のポーズは女性を肩に乗せ、「勝利を宣言」。技術点2番目の69.98、演技構成点も2番目の55.64、合計125.62でフリーも2位、総合210.82で銀メダル。
 最終滑走でギナール/ファブリ組(伊。34、35)。曲は「Through the Sheets」他。振付はフーザルポリ他。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭のChAJはGOE+3.08の高評価。SyTwはピッタリ合っていて距離も近く男女ともレベル4で加点3〜5。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜5。うちCuLiのは女性が男性の右足ももの上に右肩だけを支点に倒立した難しい形。CiStは男女ともレベル3で加点3〜4。DSpはレベル4で加点ほぼ4。手前側から始めるChStはGOE+2.96。「心からの思いが表現されている」と都築さん。OFTは男女ともレベル3で加点1〜3。ChSlはGOE+2.37。最後のStaLiは女性が片足を男性の首にかけ、片手を靴の上について低い姿勢でビールマンポジションとり水平に回る形で、レベル4に加点3〜5。技術点最高の71.16、演技構成点も最高の56.42、合計127.58でフリーも1位、総合214.38で金メダル。イタリアの2連覇は初とのこと。優勝インタビューに英語で「リトアニアの観客の応援が力になった。イタリア以外では一番声援が大きかった」と答えていた。

サッカー短評 (2024.4/16)

U23日本vs.U23中国 1対0 (2024.4/16 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選グループB第1節

 前半8分に松木が先制したのはよかったが、17分にCB西尾がVARの介入でオンフィールドレビューを経てレッドカードとなり退場。展開力のあるMF山本を下げてCB木村を入れる。その後は、防戦一方で逃げ切った。気温25度、湿度74%。ドームで空調が入っているわりに気温と湿度が高い。主審は女性でレイベルトさん(豪)。男子のACLも担当経験があるとのこと。審判団はVARも含めて全員が女性だった。テレ朝の解説は内田篤人、実況は寺川アナ。
 先発は、ワントップ細谷(柏)、左右のシャドーは予想と同じ。インサイドハーフは松木と山本理仁(シントトロイデン・ベル)。アンカーは同じ藤田。DF内野、高井(川崎)、西尾、関根。GK同じ小久保(※「超Worldサッカー!」(4/16 16:00配信記事)先発予想は、4-3-3。ワントップ藤尾(町田)、左右のシャドーに平河(町田)と山田楓喜(東京V)、インサイドハーフに田中聡(湘南)と松木(FC東京)、アンカーにキャプテン藤田(シントトロイデン・ベル)。DF内野貴史(デュッセルドルフ・独)、木村誠二(鳥栖)、西尾隆矢(セレッソ)、関根大輝(柏)。GK小久保(ベンフィカ・ポル))。この他、GK野澤(FC東京)、MF川崎颯太(京都)、佐藤恵允(ブレーメン・独)、FW荒木(FC東京)など。海外勢は5人のみ。大岩監督は「メンタル、個人戦術、チーム戦術も全てにおいて非常にいい準備ができた」と言ったらしい。
 ※「サッカーの園」で前園が星を付けたドリブラーでミドルシュートを打つ三戸(新潟→スパルタ・蘭)は、今回呼ばれず。五輪代表は招集義務がなく、アジア最終予選も国際マッチデーではないため、FW鈴木唯人(ブレンビー・デン)などもチーム事情で呼べなかったようだ。
 中国は平均年齢21歳。システムは4-2-3-1。ワントップ11番リウ。左右のシャドーに17番フェイエルディン・アイスカルと9番ベイヘラム・アブドゥワイリ。トップ下に7番タオ。10番ジャと19番ドゥアンのダブルボランチ。DF16番ヤン、4番リャン、13番ジン、5番ジュー。GK22番ファン。キャプテンは7番タオ。「超Worldサッカー!」の記事によるとFWワン・ユドン(14番)、ドゥ・ユエチョン(18番)は17歳と18歳。GKリー・ハオ(1番)はアトレティコ・マドリーに所属で今季は3部のコルネジャにレンタル移籍中。3人ともベンチから。チョン・ヤオドン監督のチームは、自国開催となった2008年の北京大会以来、2度目のオリンピック出場を目指す、という。
 前半は中盤がやや下がり過ぎで中国の放りこみをフリーにしてしまい、日本の右サイドから攻めあがって逆サイドに速めのクロス、これにFWが飛び込むという単純だがこわい攻撃に何度もゴールを脅かされた。GK小久保のファインセーブや、バーに当たったシュートもあった。中国の17番と9番は帰化選手のような名前と風貌で、プレーもあなどれない。
 中国は後半開始から二人交代し、圧力をさらに強めたが、日本も守り方を整理してサイドが下がり過ぎないようにしていた。21分には、両ワイドの平河と山田に代えて佐藤恵允(ブレーメン・独)と藤尾(町田)を入れ、さらに45分にはCF細谷に代えてFW内野航太郎(筑波大)、左SB内野に代えてDF鈴木海音(磐田)を入れて、追加タイム6分を耐えきった。
 日本は立ち上がりから左サイドの平河がドリブルからクロスを入れる。細谷が落として松木がねらう。右からは山田がクロス。これも松木がねらうが、いずれもシュートはヒットせず。
 6分、日本の右CK。山田が蹴るが、滑ってしまい、それたボールを山本がペナルティーエリアに入れるが、相手DF。
 8分、先制。関根からパスを受けた山田が中盤右サイドからクロス、松木がうまくオフサイドぎりぎりから飛び出して押し込んだ。1−0。
 10分、相手DFからのロングフィードを受けた相手MFジャがドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、GK小久保が捕る。
 15分、日本の左CK。こちらは山本が蹴り、CB西尾が競るが、相手DF。相手MF10番ジャがゴール前で倒れる。主審は笛を吹かなかったが、VARのチェックでオンフィールドレビューとなる。解説の内田が「この映像を見られると、印象は悪い」と言う。競り合って着地した後、西尾が相手選手を振り払った腕が相手の頭に触っていた。主審は西尾にレッドカード。解説の内田が「西尾は急いでピッチを出ちゃだめだ。ベンチは交代を用意できてないのだから、主審に質問するとか時間を作らないと」と言うが、西尾はショックもあるのかスタスタと退場してくる。海外でもまれていれば、こういうとき知恵が働くようになるのか。日本の選手たちは素直すぎる。
 日本は試合再開時には、松木が左SBに下がった10人の配置でいたらしい。「松木はどこのポジションもこなせる選手で人数の少ない五輪代表では貴重」とのこと。21分、山本が相手選手の強めのキックを体で止めて倒れる。
 22分、日本が一人目の交代。MF山本に代えてDF木村(鳥栖)を入れる。松木は藤田とダブルボランチ。システムは4-4-1か。
 ひとり多くなった中国が攻勢を強める。24分、相手左サイドから相手左FWフェイエルディンがクロス、相手右SBジューが攻めあがって来てヘディングシュート、GK小久保。
 25分、松木が相手MFジャに倒され、ジャにイエローカード。倒した時ひざが顔に当たっていた。
 30分、相手クロスを内野がクリアして中国の右CK。キックを相手右FWベイヘラムがシュート、枠の右。
 35分、中国の右CK。ショートコーナーから相手MFタオがクロス、相手右FWベイヘラムがシュート、枠の上。この時の競り合いでハンドのVARチェックが入ってヒヤヒヤするが、何もなし。
 38分、相手右FWベイヘラムからのパスを受けた相手MFタオがペナルティーエリア手前中央から無回転シュート、バーに当たって助かる。
 40分、日本はスローインから細谷が右コーナー近くでボールをキープ、最後はゴールラインをわる。41分には、平河が左サイド深い位置から松木にパス、松木はペナルティーエリア内左奥から折り返しのクロスを上げるが、その前にゴールラインをわったとの判定。
 42分、中国のカウンター。相手左SBヤンが攻めあがって縦パス、相手右FWベイヘラムがヘディングシュート、GK小久保が防ぐ。
 追加タイム7分。中盤相手左サイドで中国のFK。相手MFタオが蹴るが、GK小久保がはじく。こぼれをさらに相手右SBジューがミドルシュート、これもGK小久保が防ぐ。
 中国は前線の長身FWをめがけてロングフィードを入れ、こぼれてもすばやく拾って攻めようとするがなかなか枠内にシュートを飛ばすことができない。日本は、ひとり少なくなってから全体が下がって、相手のボールの出どころにプレスがかけられていない。
 1−0のままハーフタイム。

 後半開始から中国が二人同時交代。CF11番リウに代えて期待の若手FW18番ドゥ、左FW17番フェイエルディンに代えて23番シエを入れる。
 2分、入ったばかりの相手FWドゥが相手左サイドをドリブル突破して中へパス、これも交代で入った相手FWシエが受けてGK小久保と1対1になりシュート、小久保が足で止めるファインセーブ。
 5分、相手MFタオがループパスを日本のDFラインの裏に通す。GK小久保がペナルティーエリアを飛び出してクリア。
 日本はハーフタイムに守り方を整理して、両サイドがあまり下がらないように修正したはずだが、後半も防戦一方なのは変わらず。GK小久保をはじめ、DF陣はもちろん体を張っているし、アンカーの藤田もあちこち危ない所に顔を出している。
 13分、中国が三人目の交代。左SB16番ヤンに代えて2番DFフーを入れる。
 17分、松木からのパスをフリーで受けた左FW平河が相手DFをかわしてペナルティーエリア左角付近からクロス、残念ながらゴールラインをわる。
 19分、細谷が中盤右サイドでパスを受け、下げたボールを関根が縦パス、今度は山田が受けるが相手DF。
 21分、中国が四人目の交代。13番CBジンに代えて3番リウを入れる。
 22分、日本も二人同時交代。左FW平河に代えて佐藤(ブレーメン・独)、右FW山田に代えて藤尾(町田)を入れる。両シャドーを入れ替えた。残念ながら平河と藤尾の町田コンビは見られず。
 24分、藤田がドリブルから、藤尾にパス、藤尾は体の強さを生かして、相手右FWベイヘラムにファールで倒され、日本のFK。松木が蹴るが、相手DFがはじく。
 26分にもペナルティーエリア手前中央で日本のFK。藤田と松木が立ち、松木が直接ゴールをねらうが相手GKがはじく。
 28分、日本の右CK。松木がファーへ蹴るが、相手DF。こぼれを佐藤が拾ってファーへクロス、大きすぎてゴールラインをわる。
 28分、中国の右CK。相手DFフーが直接ねらうようなキックを蹴るが、GK小久保がはじく。
 34分、相手サイドで中国のFK。右利きの相手MFタオと左利きの相手DFフーが立つが、タオが蹴り、木村が頭でクリア。
 35分、相手MF10番ジャが中盤右サイドからミドルシュート、GK小久保が防ぐ。
 36分、関根からのパスを受けた藤尾が相手DFフーに倒され、フーにイエローカード。右サイド深い位置で日本のFK。松木が低いキックを蹴るが、相手DFがクリアして日本の右CK。これも松木が蹴るが、相手GKが捕る。
 40分、佐藤が自陣で相手ボールをカットして左サイドをドリブル、ペナルティーエリア左に入るが、最後の1タッチが大きくなってゴールラインをわる。もったいなかった。
 43分、相手FWドゥが放り込みのボールをポストプレーで落とし、相手MFタオがミドルシュート、これを松木が至近距離で止める。松木はしばらく倒れている。メディカルスタッフが入ったので、いったんピッチを出るが、日本はこの間9人になる。時間稼ぎも必要だが、メディカルが入ると出なければならないので、このへんも難しい。
 43分、中国が五人目の交代。19番MFドゥアンに代えて12番GKユーを入れる。ユーはフィールドプレーヤーのユニフォームを着て前線に入る。実況席では「12番ユーはGK登録ですが」「初めからパワープレー要員としてフィールドプレーヤー用のユニフォームも用意していたということでしょうか」などと驚いている。
 45分、日本も二人同時交代。FW細谷に代えてFW内野航太郎(筑波大)、左SB内野貴史に代えてDF鈴木海音(磐田)を入れる。
 追加タイム6分。入ったばかりのFW鈴木は高い位置から相手にプレス。佐藤が左サイドをドリブルして中央へ切れ込み、時間を使うがシュートに至らず。
 50分、FW内野が右コーナー付近でボールキープして藤尾へつなぐ。藤尾はドリブルでペナルティーエリア右に入ると松木へパス。松木のシュートは相手DF。
 1−0でタイムアップ。

 ※グループBのもう1試合は、韓国がUAEを1−0で破り、日本と同率1位。
 ※※4/18の『朝日新聞』を読むと、日本はひとり少ない場合も想定してセットプレーの守備も練習したと松木が語ったとあった。

サッカー短評 (2024.4/13)

セレッソ大阪vs.川崎フロンターレ 1対0 (2024.4/13 ヨドコウ) 第8節

 3試合連続無得点で、2連敗。前半は、何度もピンチをしのぎ、前半終わりにはチャンスも作れるようになった。しかし、0−0で入った後半25分、相手FWレオ・セアラをフリーにしてしまい、とうとう失点。直後に小林、山田、ゼヒカルドの3人を投入して流れを変えようとしたが、得点できず。最後には脇坂に代えて新加入のヴェロンを入れたが、セレッソに逃げ切られた。16位に下降。降格圏が見えてきた。気温23.6度、湿度30%。観客18786人。主審は御厨さん。VARは池内さん。DAZN解説は加地。
 先発は、GKソンリョン。DF橘田、佐々木、大南、瀬川。山本と瀬古のダブルボランチ。トップ下と左右のウイング、ワントップは予想と同じ(予想はGKソンリョン。DF佐々木、大南、ジェジエウ、瀬川。瀬古と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。ベンチにDF田邊、ゼヒカルド、ヴェロン、遠野など。ヴェロンは今季加入の19歳で初のベンチ入り。
 セレッソは4-1-2-3。3トップ真ん中にレオ・セアラ。左右に新加入のカピシャーバと今季札幌から加入のルーカス・フェルナンデス。インサイドハーフに長崎から加入の奥埜と柴山。アンカーに札幌から加入の田中駿汰。DFは今季フロンターレから加入の登里、舩木、鳥海、毎熊。GKキム・ジンヒョン。キャプテンは毎熊。ベンチにはFWブエノ、新加入のDFハブナーなど。小菊監督は年目。陣形は、実際には登里がダブルボランチ気味に内側に位置して脇坂をマークしていた。

フィギュアスケート (2024.4/)

グランプリファイナル ペア・アイスダンス (2023.12/6〜10 北京) GPシリーズ

 録画に失敗したらしく見られず。
 <ペア>6組エントリー。カナダ、イタリア、ドイツから2組ずつ。地元中国がいないのがさびしい。ホッケ/クンケル組(独)がケガで欠場、パヴロワ/スヴィアチェンコ組がエントリー。
 1番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。19、24)。スケートカナダ2位、フィンランド大会3位。GPポイント24。曲は「Another One Bites the Dust」。振付・コーチともソフィア・エフドキモワ。CCoSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twと3Li、FiDsはレベル4。3T成功。3FTh成功。StSqと最後のCCoSpはレベル3。技術点4番目の36.96、演技構成点最低の28.55、合計65.51でSP4位。

 2番滑走でジラルディ/アムブロジーニ組(伊。24、30)。中国杯2位、NHK杯3位。GPポイント24。曲は「The Ecstasy of Gold」他。振付はラノッテ。冒頭の3Twはレベル4。2AはGOE-0.14。3LiとStSqはレベル4。3LzThはGOE-0.76。FiDsはレベル3。最後のCCoSpはレベル2。技術点最低の32.83、演技構成点5番目の29.08、合計61.91でSP5位。
 3番滑走でコンティ/マッチ組(伊。23、28)。フランス杯、フィンランド大会とも2位。GPポイント26。曲は「Pagliacci, Act 1: Intermezzo」。振付はカッツァニーガ。Tw以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4。3LoThは成功。3Sも成功。3LiとFiDs、StSqと最後のCCoSpはいずれもレベル4。技術点3番目の38.23、演技構成点も3番目の32.07、合計70.3でSP3位。

 4番滑走でペレイラ/ミショー組(加。19、27)。スケートアメリカ2位、フランス杯優勝。GPポイント28。曲は「Oxygene」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twはレベル3。3Tは成功。3LoThは転倒。3LiとFCCoSp、最後のFiDsはレベル4。StSqはレベル3。技術点5番目の32.85、演技構成点4番目の29.93、転倒の減点1、合計61.78でSP6位。
 5番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。24、24)。フィンランド大会、NHK杯とも優勝。GPポイント30。曲は「Stay」。振付はポール・ボル他。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭の3Twはレベル3。3S成功。3LoThも成功。3LiとFiDs、CCoSpと最後のStSqはいずれもレベル4。技術点最高の40.03、演技構成点2番目の32.53、合計72.56でSP1位。
 最終滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。40、31)。スケートカナダ、中国杯とも優勝。GPポイント30。曲は「Oxygene」。振付はジュリー・マルコット。ソロジャンプとスロージャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twと3Li、CCoSpとStSq、最後のFiDsはいずれもレベル4。3Tを跳びGOE-1〜2。3LoThはGOE-1〜3。技術点2番目の38.54、演技構成点最高の32.68、合計71.22でSP2位。

 フリー。
 1番滑走でペレイラ/ミショー組(加。19、27)。曲は「グラディエーター」より「Slaves to Rome」他。振付はパーキス。冒頭の3Twはレベル3。3T+2A+1A+SEQはGOE-0.48。3LoThと後半の3SThは成功。3Sも決める。リフト二つと最後のPCoSpはレベル4。BiDsはレベル3。ChSqはGOE+1。3Liのみレベル1でGOE-0.67。技術点最低の63.79、演技構成点5番目の59.89、合計123.38でフリーも6位、総合185.16で6位。
 2番滑走でジラルディ/アムブロジーニ組(伊。24、30)。曲は「The Brides」他。振付はラノッテ。冒頭の3Twはレベル3。3SはqマークでGOE-0.92。2A+2A+1A+SEQは第1にqマークでGOE-1.08。リフト三つと最後のPCoSpはレベル4。BiDsはレベル3。ChSqはGOE+1.29。3LzThと3LoThは成功。技術点5番目の66.19、演技構成点4番目の60.75、合計133.08でフリー4位、総合188.85で5位。
 3番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。19、24)。曲は「My Perception Of Love」他。振付はエフドキモワ。冒頭の3Twはレベル4。3T+2A+2A+SEQはGOE-0.6。3FThと後半の3LoThは成功。3SはGOE-0.25。5ALiとBoDsはレベル3。ChSqはGOE+0.57。5RLiと最後のPCoSpはレベル4。しかし4LiがレベルBでGOE-1.45。技術点3番目の67.5、演技構成点最低の59.01、合計126.51でフリー5位、総合192.02で4位。

 4番滑走でコンティ/マッチ組(伊。23、28)。曲は「Nuovo Cinema Paradiso」。振付はカッツァニーガ。冒頭の3Twと後半のBiDsはレベル3。3T+2A+2A+SEQは成功。3Sも成功。リフト三つと最後のPCoSpはレベル4。3LoThと後半の3SThは成功。ChSqはGOE+1.36。技術点2番目の69.77、演技構成点も2番目の65.81、合計135.58でフリー1位、総合205.88で2位。
 5番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。40、30)。曲は「Interview with a vampire」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twとリフト二つ、PCoSpはレベル4。3T+1A+1A+SEQはGOE-0.3。3SもGOE-1.35。FoDsと最後の3Liはレベル3。3SThと3LoThは成功。ChSqはGOE+1.36。技術点4番目の66.71、演技構成点最高の66.37、合計133.08でフリー3位、総合204.3で3位。
 最終滑走でハーゼ/ボロディン組(独。24、24)。曲は「The Path of Silence, Power of Mind」。振付はマーク・ピレイ他。冒頭の3TwとBoDsはレベル3。3T+2A+2A+SEQはGOE-0.6。3Sは成功。3LoThはGOE-2.07。リフト三つとPCoSpはレベル4。3SThは成功。ChSqはGOE+1。技術点最高の70.08、演技構成点3番目の63.79、合計133.87でフリー2位、総合206.43で優勝。

 <アイスダンス>6組エントリー。うち3組がカナダ。
 1番滑走でラジョワ/ラガ組(加。23、24)。スケートアメリカ2位、中国杯とも2位。曲はMichael Jackson Medley。振付はアグノエル他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル3。MiStは女性レベル2、男性レベル3。PStはレベル2。ChRSはGOE+2.79。最後のRoLiはレベル4。技術点5番目の40.45、演技構成点最低の34.29、合計74.74でRD6位。
 2番滑走でフルニエボードリー/ソレンセン組(加。31、34)。フランス杯、フィンランド大会とも2位。曲は映画「Top Gun」より5曲。振付はデュブレイユ他。SqTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSlLiはレベル4。SqTwは女性レベル3、男性レベル1でSマーク(ホールドや接触の分離)。DiStは女性レベル3、男性レベル1。男性が不調か。PStはレベル3。ChRSはGOE+4.29。技術点最低の39.82、演技構成点5番目の35.0、合計74.82でRD5位。
 3番滑走でフィアー/ギブスン組(英。24、29)。スケートカナダ2位、NHK杯優勝。曲は「Sweet Dreams」他。振付はアグノエル他。ここもSqTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベルB、男性レベル3。MiStは男女ともレベル3。PStもレベル3。ChRSはGOE+3.51。最後のRoLiはレベル4。技術点4番目の40.51、演技構成点も4番目の35.73、合計76.24でRD4位。

 4番滑走でギナール/ファブリ組(伊。34、35)。フランス杯優勝、NHK杯2位。曲は「Holding Out For a Hero」他。振付はジョルダーニ他。全要素に全ジャッジが加点ほぼ3以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4。ChRSはGOE+5.41。PStはレベル3。SlLiはレベル4。最後のMiStは男女ともレベル4。技術点2番目の48.52、演技構成点3番目の37.3、合計85.82でRD2位。
 5番滑走でチョック/ベイツ組(米。31、34)。スケートアメリカ、フィンランド大会とも優勝。曲は「クイーン「ボヘミアンラプソディー」より「Another One Bites The Dust」等2曲他。振付はデュブレイユ。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のMiStは女性レベル3、男性レベル4。SqTwは男女ともレベル4。PStはレベル3。ChRSはGOE+5.57。最後のRoLiはレベル4。技術点最高の51.06、演技構成点も最高の38.09、合計89.15でRD1位。
 最終滑走でギレス/ポワリエ組(加。31、32)。スケートカナダ、中国杯とも優勝。曲は「No More I love You's」。振付はアレキサンドラ・クレニアン。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のPStはレベル3。MiStは女性レベル3、男性レベル2。SqTwは男女ともレベル4。ChRSはGOE+4.71。最後のRoLiはレベル4。技術点3番目の47.84、演技構成点2番目の37.33、合計85.17でRD3位。

 フリー。1番滑走でラジョワ/ラガ組(加。23、24)。曲は「Roses」。振付はクールノイエ他。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のSlLiなどリフト三つとDSpはレベル4。OFTは男女ともレベル3。ChSpはGOE+2.37。SyTwは男女ともレベル4。ChStはGOE+2.25。DiStは男女ともレベル3。最後のChLiはGOE+2.73。技術点最低の66.59、演技構成点も最低の52.3、合計118.89でフリーも6位、総合193.63で6位。
 2番滑走でフルニエボードリー/ソレンセン組(加。31、34)。曲は「ノートルダムドパリ」よりDanse Mon Esmeralda」他。振付はアグノエル他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは男女ともレベル3。RoLi+StaLiの連続リフトはレベル4とレベル3。SyTwは女性レベル4、男性レベル3。DiStは女性レベル3、男性レベル2。DSpとCuLiはレベル4。ChAJとChStはいずれもGOE+2.73。最後のChLiはGOE+2.61。技術点5番目の66.61、演技構成点も5番目の54.14、合計120.75でフリーも5位、総合195.57で5位。
 3番滑走でフィアー/ギブスン組(英。24、29)。曲は「Gonna Fly Now」他。振付はアグノエル他。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のOFTは女性レベル3、男性レベル4。SyTwは男女ともレベル4。DiStは男女ともレベル3。ChAJはGOE+2.85。DSpはレベル2。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4。ChStとChSlはいずれもGOE+3.56。最後のStaLiはレベル4。技術点4番目の70.67、演技構成点も4番目の55.36、合計126.03でフリーも4位、総合202.27で4位。

 4番滑走でギレス/ポワリエ組(加。31、32)。曲は映画「Wuthering Heights」より3曲。振付はラギュラエフス他。全要素に全ジャッジが加点ほぼ3以上。冒頭のOFTは男女ともレベル3。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4。ChStはGOE+2.39。SyTwは男女ともレベル4。DSpとCuLiはレベル4。DiStは女性レベル3、男性レベル2。ChLiはGOE+3.32、最後のChHyはGOE3.68。技術点3番目の71.91、演技構成点も3番目の56.5、合計128.41でフリーも3位、総合213.58で3位。
 5番滑走でギナール/ファブリ組(伊。34、35)。曲は「Through the Sheets」他。振付はフーザルポリ他。全要素に全ジャッジが加点ほぼほぼ3以上。冒頭のChAJはGOE+3.56。SyTwは男女ともレベル4。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4。CiStは女性レベル4、男性レベル3。DSpと最後のStaLiはレベル4。ChStはGOE+3.2。OFTは女性レベル3、男性レベル2。ChSlはGOE+3.2。技術点2番目の72.93、演技構成点も2番目の56.76、合計129.69でフリーも2位、総合215.51で2位。
 最終滑走でチョック/ベイツ組(米。31、34)。曲は「The Dark Side of the Moon」より3曲。振付はデュブレイユ。全要素に全ジャッジが加点ほぼほぼ3以上。冒頭のStaLiなどリフト三つとDSpはレベル4。SyTwは男女ともレベル4。OFTは男女ともレベル3。ChAJはGOE+3.56。ChSlはGOE+3.32。DiStは男女ともレベル3。最後のChLiはGOE+3.32。技術点最高の74.74、演技構成点も最高の57.72、合計132.46でフリーも1位、総合221.61で優勝。

フィギュアスケート (2024.4/4、5、6,12)

ジュニアグランプリファイナル ペア・アイスダンス (2023.12/6〜10 北京) GPシリーズ

 <ペア>
 1番滑走でデスロシャー/スラシャー組(加。17、19)。今季組換え。男性は昨季パネッタと組んで世界ジュニア8位。JGP3トルコ、JGP6ポーランドとも3位。GPポイント22。曲は「アメリ」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twは高めだったがレベル2。2Aは女性がステップアウト。3Liはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3LoThは高かったが両足。CCoSpはできているように見えたがレベル1。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。最後のFiDsはレベル4だがGOE-3〜2と割れた。技術点5番目の28.51、演技構成点3番目の26.4、合計54.91でSP4位。
 2番滑走でケンプ/エリザロフ組(加。15、20)。昨季世界ジュニア6位。今季JGP5ハンガリー4位。JGP6ポーランド優勝。GPポイント24。曲は「Monde Inverse」。振付はサヴィン他。冒頭の3Twはレベル2。2Aは全ジャッジが加点1〜3。3LoThは全ジャッジが加点2。3Liと最後のStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点。CCoSpは足替え後にずれ、レベル2。技術点2番目の31.59、演技構成点4番目の26.32、合計57.91でSP2位。
 3番滑走でフロアズ/ワン組(米。16、19)。JGP2墺、JGP3トルコとも2位。GPポイント26。曲は「Once Upon A December」。振付はミーキンス他。冒頭の3Twはレベル2。3LoThはステップアウトで両手付き。3Liはレベル4。2Aは全ジャッジが加点。CCoSpはレベル4だが足替え後にズレ。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。最後のFiDsは2周目に女性のアーチがなくなり、レベル2でGOE-0.18。技術点4番目の28.58、演技構成点5番目の25.79、合計54.37でSP5位。

 4番滑走でセロワ/コフタ組(ウクライナ。16、20)。昨季世界ジュニア銅メダル。今季JGP5ハンガリー、JGP6ポーランドとも2位。GPポイント26。曲は「If I Can Dream」。振付はカッツァニーガ他。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。2LoThだが全ジャッジが加点。2Lzは女性がステップアウト。3LiとCCoSpはレベル4だがGOEマイナス評価。スピンは足替え後にずれた。StSqと最後のFiDsはレベル2。うちFiDsは全ジャッジが加点。技術点最低の23.01、演技構成点も最低の24.51、合計47.52でSP6位。
 5番滑走でアリアノ-ケント/ラリベルテ-ローレント組(加。16、18)。JGP2墺優勝、JGP5ハンガリー3位。GPポイント26。曲は「I'm Gonna Be (500 miles)」。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の3Twはレベル3。2Aは全ジャッジが加点。3LiとCCoSpはレベル4。うちリフトはほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし3LoThで転倒。StSqと最後のFiDsはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点。技術点3番目の29.86、演技構成点2番目の27.11、転倒の減点1、合計55.97でSP3位。
 最終滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。18、21)。2023年春組換え。コーチはスリサレンコ、トランコフ他。JGP3トルコ、JGP5ハンガリーとも優勝。GPポイント30。曲は「サマータイム」。振付はセルゲイ・プリシュキン他。1組だけ別格。スピン以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Liは高くて余裕があり、レベル4で加点2〜5。2Aもよく合っており、加点ほぼ3。3LoThは加点3〜4。3LiとFCCoSp、StSqはいずれもレベル4。うちリフトは加点3〜4。うちFCCoSpは前半がずれたが足替え後は合わせた。最後のFiDsはレベル3だが加点2〜4。技術点最高の38.98、演技構成点も最高の31.5、合計70.48でSP1位。

 フリー。
 1番滑走でセロワ/コフタ組(ウクライナ。16、20)。曲は「Bird Set Free」。振付はザレフスキ他。ジャンプ系はSPと同じく全て2回転だが予定通り。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。2S+2T+1A+SEQはやや二人が離れていたが決める。2FThも成功。3Liと最後のPCoSpはレベル4。うち3LiはGOE-2〜3と割れた。ChSqは全ジャッジが加点。2LoThは全ジャッジが加点1〜3。5ALiはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Lzも何とか決める。FiDsはレベル2。技術点最低の42.51、演技構成点5番目の50.14、合計92.65でフリー5位、総合140.17で55位。
 2番滑走でフロアズ/ワン組(米。16、19)。曲は「The Force Theme」他。振付はミシュクテノク他。衣装は中世風。何かの映画音楽か。冒頭の3Twはキャッチできず、レベル1で転倒。2A+1A+2A+SEQは最後で男性が転倒。3LiとPCoSpはレベル4。3LoThは全ジャッジが加点1〜3。BiDsと5RLiはレベル3。うち5RLiはたぶん回転が足りない。3Sは男性がアンダーローテーションで転倒。3SThは成功。最後のChSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の45.29、演技構成点最低の48.73、転倒の減点3、合計91.02でフリー6位、総合145.39で5位。
 3番滑走でデスロシャー/スラシャー組(加。17、19)。曲は「Warsaw Concerto」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点。2Aは女性がステップアウト。リフト二つと最後のPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちリフト二つは加点ほぼ2〜3。3LoThは両足。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。2SThも決め、全ジャッジが加点。2S+1A+1A+SEQは女性の第2と第3が両足気味。ChSqは全ジャッジが加点。技術点3番目の46.98、演技構成点も3番目の54.44、合計101.42でフリー3位、総合156.33で3位。

 4番滑走でケント/ローレン組(加。16、18)。曲は「Radioactive」他。振付はミレーヌ・ジラール。冒頭の3Twはレベル1。2A+2A+SEQきれいに成功、全ジャッジが加点。リフト二つと最後のPCoSpはレベル4。3LoThは傾いて転倒。FiDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。ChSqも全ジャッジが加点。3Sは女性が転倒。3SThも両足。技術点5番目の44.78、演技構成点4番目の51.95、転倒の減点2、合計94.73でフリー4位、総合150.7で4位。メダルを逃す。
 5番滑走でケンプ/エリザロフ組(加。15、20)。曲は「Writings on the Wall」他。振付はキャロル・レイン他。ほぼノーミス。冒頭の3Twはレベル1。2A+1A+2T+SEQは成功、ほぼ全ジャッジが加点。3Sも決め、全ジャッジが加点。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。3LoThはこらえ気味だが決めた。リフト二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liは加点2〜3。3SThはほぼ全ジャッジが加点。ChSqもほぼ全ジャッジが加点。最後のPCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点2番目の54.18、演技構成点も2番目の56.74、合計110.92でフリーも2位、総合168.83で2位。
 最終滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。18、21)。曲は「The Millionaire Waltz」。振付はマラフェエフ他。シニア顔負けの内容と完成度。ソロジャンプとPCoSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高く、レベル4で加点3〜5。3S+2A+2T+SEQも成功、加点2〜3。3FThは加点3〜4。3Tは決めた。5RLiと最後のPCoSpはレベル4。うち5RLiは加点2〜4。BiDsはレベル3だが加点2〜3。ChSqも加点2〜3。3LoThもすばっと決め、加点3〜4。技術点ダントツの66.33、演技構成点も最高の65.3、合計131.63でフリーも1位、総合202.11で優勝。

 <アイスダンス>今季のパターンダンスはロッカー・フォックストロット(RF)。パート1とパート2を続けて滑らなくてもよいし、順序もどちらが先でもよい。
 1番滑走でフラジ/フルノー組(仏。18、20)。昨季世界ジュニア6位。今季JGP1タイ2位、JGP4日本3位。GPポイント24。曲は「Still Loving You」他。振付・コーチともカリーヌ・アリベル他。衣装は二人とも黒で女性のスカート右半分が赤、男性のネクタイも赤。冒頭のMiStは女性レベル2、男性レベル3で全ジャッジが加点。1RFはkpYYYNでレベル3でほぼ全ジャッジが加点。2RFはkpYYNNでレベル2。SqTwは女性レベル4、男性レベル3で全ジャッジが加点。最後のRoLiはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。技術点4番目の33.92、演技構成点5番目の27.68、合計61.6でRD4位。
 2番滑走でペダーセン/チェン組(米。16、21)。今季組換え。JGP3トルコ2位、JGP5ハンガリー2位。GPポイント26。曲は「A Kind of Magic」他。振付はC.ホワイト他。女性の衣装の上はピンク、下は黒いパンツ。冒頭のSqTwは男女ともレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル3だが、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし次の1RFで女性が転倒、無得点。2RFはkpNYNYでレベル2。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点最低の28.7、演技構成点最低の26.6、転倒の減点1、合計54.3でRD6位。キスアンドクライで女性は泣いていた。
 3番滑走でピンチュク/ポゴリロフ組(ウクライナ。17、21)。拠点はオーストリアへ移った。昨季欧州選手権15位、世界ジュニア12位。今季JGP3トルコ優勝、JGP6ポーランド2位。GPポイント28。曲は「Unchain My Heart」他。振付・コーチともガリナ・クリロワ他。女性の衣装の上はピンク、下は黒いショートパンツ。男性の衣装は袖無し。冒頭の1RFはkpYYYNでレベル3。SqTwは男女ともレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。2RFはkpYNNYでレベル2。DiStは女性レベル2、男性レベル1。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点。技術点5番目の32.22、演技構成点4番目の27.98、合計60.2でRD5位。

 4番滑走でトカチェンコ/キリアコフ組(イスラエル。18、18)。昨季世界ジュニア11位。今季JGP4日本2位、JGP7アルメニア優勝。曲は「Oh Yeah」他。振付・コーチともエレーナ・ノヴァク。女性の衣装は蛍光イエロー。男性も上は黄色。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。2RFはkpYYYNでレベル3、加点1〜3。1RFはここまでの組で初めてレベル4をとり、加点1〜3。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点1〜4。技術点2番目の37.97、演技構成点も2番目の30.17、合計68.14でRD2位。
 5番滑走でグリム/サビツキー組(独。16、20)。昨季JGPファイナル5位、世界ジュニアRD6位(フリー棄権)。今季JGP2墺、JGP6ポーランドとも優勝。GPポイント30。曲は「No Way Out」他。振付はトゥマノフスカ-チャイカ他。大生の衣装の上は市松模様。冒頭のSqTwの入りの動作にリフトのような動きがあり、当初リフトとみなされ無得点。最終的には要素にならず、減点もなしに。SqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。出る時もニースライドだった。1RFはここもレベル4で全ジャッジが加点1〜3。2RFはkpYNYYでレベル3。MiStは女性レベル3、男性レベル1。で全ジャッジが加点1〜3。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点3番目の36.99、演技構成点も3番目の29.5、合計66.49でRD3位。
 最終滑走でネセット/マーケロフ組(米。17、20)。昨季全米ジュニア2連覇、世界ジュニア5位。今季JGP1タイ、JGP4日本とも優勝。GPポイント30。曲は「Still Loving You」他。振付はウィーバー。女性のスカートからリボンのような紐が何本もヒラヒラ。明らかに他の組よりうまかった。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭の1RFはここもレベル4で加点1〜4。続く2RFもレベル4で加点1〜4。SlLiもレベル4で加点2〜4。SqTwは距離が近く男女ともレベル4で加点2〜5。最後のMiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。技術点最高の41.09、演技構成点も最高の31.39、合計72.48でRD1位。

 フリー。
 1番滑走でペダーセン/チェン組(米。16、21)。曲は「オペラ座の怪人」より2曲。振付はホワイト他。SyTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。リフト二つはレベル4でいずれも加点ほぼ2〜3。SyTwは男女ともレベル4。CiStは女性レベル1、男性レベル3。DSpはレベル2で加点2。最後にコレオ要素二つ。うちChLiは加点2〜3、長辺を使ったChStは加点1〜3。フリーは今できることを出せたようで、キスアンドクライで笑顔。技術点4番目の47.77、演技構成点5番目の42.5、合計90.27でフリー5位、総合144.57で6位。
 2番滑走でピンチュク/ポゴリロフ組(ウクライナ。17、21)。曲はマドンナ「Vogue」他。振付・コーチともマクシム・ニキティン他。冒頭のOFTは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点1〜3。短辺のChStはほぼ全ジャッジが加点。SyTwは男女ともレベル4。DiStは男女ともレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。ChSlは全ジャッジが加点1〜3。最後のDSpはレベル4。技術点最低の45.81、演技構成点も最低の41.22、合計87.03でフリー6位、総合147.23で5位。
 3番滑走でフラジ/フルノー組(仏。18、20)。曲は「Partida」他。振付・コーチともシャンテローズ他。衣装は二人とも黒。女性のスカートの後ろ側のスソに菜数本のリボン状のヒラヒラ。RoLi以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSyTw女性レベル4、男性レベル3で加点2〜3。ChSpは加点1〜3。CiStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。SlLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。ジャッジ席側からのChStは加点ほぼ2〜4。OFTは女性レベル2、男性レベル3でほぼ加点1〜3。RoLiは下ろす時傾き、レベル2でGOE-0.41。最後のDSpはレベル3で加点ほぼ2〜3。技術点5番目の47.68、演技構成点4番目の44.14、合計81.82でフリーも4位、総合153.42で4位。

 4番滑走でグリム/サビツキー組(独。16、20)。曲は「Introduction et Rondo Capriccioso」他。振付はカラミセワ他。女性の衣装はオレンジにベルトは黒。男性は黒い胸にオレンジの三角模様。これまでの組よりずっと滑りが速い。SyTw以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜4。SyTwはつなぎで男性の背中に女性を仰向けに通したが、男女ともレベル3。リフト二つはレベル4。うちRoLiは加点1〜4。DiStは男女ともレベル2。OFTも男女ともレベル2。最後にコレオ要素二つでいずれもほぼ加点1〜3。技術点3番目の48.42、演技構成点も3番目の44.5、合計9.92でフリーも3位、総合159.41で3位。
 5番滑走でトカチェンコ/キリアコフ組(イスラエル。18、18)。曲は「Ojo Azules」。振付・コーチともジミー・マナーズ。上位2組はうまかった。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のジャッジ柄からのChStは加点ほぼ3〜4。SlLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。SyTwはつなぎにキャメル姿勢を入れ、男女ともレベル4で加点2〜4。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。DSpは男性の難しいシット姿勢もあり、レベル4で加点2〜5。DiStは男女ともレベル2で加点2〜3。最後のChSlは加点ほぼ2〜4。技術点2番目の53.92、演技構成点も2番目の46.72、合計100.64でフリーも2位、総合168.78で2位。
 最終滑走でネセット/マーケロフ組(米。17、20)。曲は「Anytime, Anywhere」他。振付はモロゾフ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。CiStは男女ともレベル3で加点2〜4。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ3〜4。OFTは男女ともレベル3をとったのはこの組が初めてで加点2〜4。DSpはレベル4でほぼ加点1〜3。最後にコレオ要素二つ。うちChSlは加点2〜4、ChStは加点1〜4。技術点最高の56.17、演技構成点も最高の48.44、合計104.61でフリーも1位、総合177.09で優勝。

サッカー短評 (2024.4/7)

川崎フロンターレvs.町田ゼルビア 0対1 (2024.4/7 U等々力) 第7節

 最後は10人になった相手に守り切られて1点が遠かった。またホームで負けて15位に後退。ホームで負けているようだと、今後にどう展望を持てばいいのか。ケガで交代したジェジエウの右足も心配だ。気温22.1度、湿度56%。観客22008人。主審は山本さん。VARは榎本さん。DAZN解説は坪井、実況は初めて聞く喜谷(キヤ)アナ。
 先発は4人変更。GKソンリョン。DF佐々木、高井、ジェジエウ、瀬川。山本とゼヒカルドのダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングに大卒新人の山内と家長。ワントップにエリソン。ゼヒカルドと山内はリーグ戦初先発。山本とゼヒカルドのダブルボランチは初めてか。ベンチに大南、田邊、瀬古、遠野など。三浦はケガ、マルシーニョは出場停止(ゴミスが最近いないと思ったら、3/10に肉離れでフランス帰国中だった)。
 町田は4-4-2。195cmのオ・セフンとU23の藤尾のツートップ。二列目に今季移籍の仙頭と柴戸。左右のウイングバックに藤本一輝とU23の平河。DF林幸太郎、チャン・ミンギュ、ドレシェビッチ、鈴木準弥。GKはガンバから移籍の谷。ゲームキャプテンは仙頭(チームキャプテンは昌子らしい)。黒田監督は2年目。昨季、青森山田高校の監督から転身して1年でチームを昇格させた。ここまで1敗で首位を走っている。
 5分、中盤相手右サイドで町田のFK。鈴木が蹴るが、壁に当たる。9分、自陣で相手FW藤尾にボールカットされ、町田のカウンター。藤尾にシュートされるが、GKソンリョン。町田はロングスローが武器だが、左からは林、右からは鈴木の両SBが入れてくる。10分、ジェジエウのクリアを相手MF柴戸にシュートされるが、枠の上。
 15分、相手右サイドからのクロスを瀬川がクリアして町田の左CK。ショートコーナーからつながれ、最後は相手DFチャンがシュート、ジェジエウ防ぐ。続く相手右CKを鈴木が蹴り、混乱の中から最後は相手FWオ・セフンがシュート、これもジェジエウが防ぐ。
 22分、町田の林がエリソンを後ろから抱えてイエローカード。23分には、フロンターレのゼヒカルドが相手の足をアフターで蹴ってイエローカード。初先発のゼヒカルドは、マンマーク気味の町田の守備にめだった働きができず。
 32分、失点。相手左サイド深い位置から左FW藤本が折り返しのクロス、走りこんだ相手FW藤尾がワンタッチでシュート、0−1。解説の坪井が「ワンタッチが3本続いたのがよかった」。
 このときの守備でジェジエウが右足の付け根付近を傷めたようで、フロンターレが一人目の交代。大南を入れる。
 39分、山内が左サイドでドリブルから切りこんでミドルシュート、惜しくも枠の左。これが何とフロンターレの初シュート。
 42分、左サイドで家長がパス回しに参加して、最後はエリソンがペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DFドレシェビッチが防ぐ。
 44分、相手左FW藤本がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、枠の左。
 45分、こぼれをエリソンがつめてシュートするがヒットせず、枠の右。
 追加タイム3分。47分、町田のカウンターを受けるが、GKソンリョンが飛び出してクリア。48分にも、相手DFドレシェビッチのロングフィードが相手FWオ・セフンに入り、ゴール前にパスを通されるが、佐々木が寄せてクリア。佐々木はまるで登里のようだった。
 0−1でハーフタイム。

 後半開始からフロンターレが二人同時交代。山内に代えて遠野、ゼヒカルドに代えて瀬古を入れる。これで受け身の歯車を変えられるか。
 しかし5分、さっそくピンチに。相手左サイドから攻め込まれ、いったんクリアしたボールを拾われ、相手MF仙頭が左サイド藤本にパス、藤本からの折り返しをまたも藤尾がヘディングシュート、いったんは得点が認められた。VARが介入し、リプレー画面が出ると、得点した藤尾ではなく、その前の仙頭からのパスを受けた藤本の足がオフサイドだった。得点は取り消しになり、一息つく。
 10分、フロンターレがこの試合1本目の左CK。山本が蹴るが、相手DFドレシェビッチ。
 11分、エリソンにイエローカード。14分、相手FWオ・セフンにもイエローカード。
 16分、こぼれを相手FW藤本に拾われ、シュートされるが枠の上。
 17分、フロンターレの左ショートコーナーから脇坂がうまく抜け出し、ゴールライン近くから左足でシュート、惜しくも枠の右。シュート性のクロスかと喜谷アナが聞くと、解説の坪井は「シュートでしょう」。
 20分、町田の右CK。鈴木が蹴るが、遠野がクリア。
 21分、町田が一人目の交代。FWオ・セフンに代えて荒木駿太を入れる。フロンターレも四人目の交代。家長に代えて小林を入れる。
 23分、右サイド瀬古からのクロスを脇坂がダイビングヘッドで合わせるが、枠の右。25分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手GK谷が捕る。
 26分、脇坂からのスルーパスに走りこんだ小林がペナルティーエリア手前で飛び出した相手GK谷に倒され、谷にレッドカード。VARのチェックも入ったが、判定は変わらず。町田は10人に。
 町田はここで三人同時交代。左FW藤本に代えてGK福井、MF仙頭に代えてDF昌子、右SB鈴木に代えて奥山を入れる。仙頭はキャプテンマークを昌子に巻く。システム変更があったのかはわからず。
 31分、これで得たペナルティーエリア手前やや右寄りでのフロンターレのFK。ボールサイドにエリソン、山本、脇坂が立つ。エリソンが直接ねらうが壁の中の相手DF昌子がクリア。続く右CKを山本が蹴るが、相手FW藤尾がクリア。
 32分、右サイドから脇坂がクロス、瀬古がペナルティーエリア内でシュート、相手DF昌子。
 37分、フロンターレが五人目の交代。ボランチ山本に代えて山田を入れる。4-4-2に変更か。エリソンと小林のツートップ、左右のシャドーに遠野と山田、瀬古と脇坂のダブルボランチか。
 38分、佐々木が左サイドをドリブルで攻め上がってクロス、相手DFチャンにクリアされるが、こぼれを小林が拾ってペナルティーエリア内からシュート、ヒットせず枠の左。
 40分、佐々木が左サイドをドリブルで攻め上がってクロス、エリソンはシュートできず。こぼれを佐々木が拾ってシュート、枠の右。佐々木がこんなに攻撃参加するのを初めて見た気がする。
 44分、町田が五人目の交代。右FW平河に代えて、オーストラリア代表のデュークを入れる。
 追加タイム6分。46分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ゴール前で混戦になるが、オフェンスファール。48分にはフロンターレの右CK。瀬古が蹴り、ニアの高井が頭で触り、ファーで小林が滑り込むが触れず。
 49分、こぼれ球をフロンターレが拾って大南がシュート、相手MF柴戸。さらにこぼれを瀬古が拾ってシュート、相手GK福井。
 52分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手FW藤尾がクリア。
 53分、瀬川からのパスを受けた山田がペナルティーエリア右からシュート、相手DF昌子がクリア。さらにこぼれをひろって最後は瀬古がミドルシュート、枠の上。
 0−1でタイムアップ。15位に後退。3連戦は1勝1分1敗。
 2位広島は18位湘南に2−0で勝ち、2位キープ。3位セレッソも1−0で11位新潟に勝ち、3位キープ。新潟は14位に。4位神戸は14位マリノスに1−2で敗戦したが、4位キープ。マリノスは7位浮上。無敗だった6位ガンバが最下位札幌に0−1で負け、12位に下降。

※この後、高井、藤尾、平河はU23の五輪アジア最終予選に参加予定。

サッカー短評 (2024.4/3)

横浜F.マリノスvs.川崎フロンターレ 0対0 (2024.4/3 日産ス) 第6節

 疲れたが、負けなかった。10位フロンターレと11位マリノスの対戦だったが、勝点1ずつの痛み分けで13位と14位に下降。ただしマリノスはACLの関係で1試合ガンバ戦が未消化。気温13.9度、湿度82%。かなり雨が降っていて、メイン寄りのタッチライン際のピッチがドロドロだった。ケガで交代した三浦が心配だ。主審は木村さん。フロンターレにばかりカードを出した。VARは上村さん。DAZN解説は佐藤寿人と槙野。実況は西岡アナ。
 先発は、GK、DF、ダブルボランチ、トップ下、ワントップは予想通り。左ウイングに遠野、右は家長だった。(スポーツナビの先発予想は、GKソンリョン。DF三浦、高井、ジェジエウ、瀬川。瀬古と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。ベンチにマルシーニョ、小林、山本、佐々木など。
 マリノスは4-1-2-3。先発はワントップ、二列目、アンカー、DF、GKは予想通り。左右のシャドーは宮市とエウベル。キャプテンは喜田。(スポーツナビの先発予想は、4-1-2-3。ワントップにアンデルソン・ロペス。左右のシャドーにエウベルと水沼。二列目に渡辺皓太と植中。アンカーに喜田。DF永戸、大けがから復帰の畠中、上島、松原。今季町田から移籍のGKポープ・ウィリアム)。元オーストラリア代表のFK名手だったキューエル監督は1年目。ベンチに天野、水沼など。
 1分、相手左サイド永戸からのクロス、相手FWメペスがヘディングシュート、枠の右。
 3分、脇坂がミドルシュート、相手MF喜田が防ぐ。
 6分、ペナルティーエリア手前左でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、枠の上。
 7分、相手左サイドからのクロスをジェジエウがクリアしてマリノスの左CK。永戸が蹴るが、高井がクリア。
 11分、相手右FWエウベルからの折り返しを相手FWロペスがシュート、枠の右で助かる。
 15分、中盤右寄りでフロンターレのFK。三浦が蹴り、高井が頭に当てるが枠の上。
 20分、瀬古のサイドチェンジから瀬川、脇坂とつなぎ、家長がシュート、ヒットせず枠の左。
 22分、高井にイエローカード。いったいどこがイエローなのかよくわからず。
 24分、自陣ペナルティーエリア外でマリノスのFK。相手FWロペスが蹴るが、壁に当たる。こぼれをロペスが再度シュート、GKソンリョンがはじいてマリノスの左CK。永戸が蹴り、相手DF上島がヘディングシュート、橘田が体に当て、バーに当たる。
 30分、相手右サイド奥のスペースをエウベルに使われ、ペナルティーエリア右からシュート、三浦が防ぐ。こちらサイドでは三浦がエウベルをよく抑えている。中央では、高井がロペスをしっかりマークしている。
 31分、マリノスの右CK。こちらは松原が蹴り、ファーで相手DF上島が頭に当てるが枠の左。32分、こぼれを拾われ、マリノスのカウンター。最後は松原にフリーでシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
 35分、またマリノスの右CK。松原が蹴り、中央で宮市がヘディングシュート、枠の左で助かる。さらに38分、相手右サイドからのクロスをファーの宮市にシュートされるが、バーに当たって下に落ちるがノーゴール。ピンチが続く。
 43分、相手右サイドから渡辺のクロス、橘田が防いでマリノスの右CK。松原が蹴り、相手DF畠中がヘディングシュート、GKソンリョンが防ぐ。44分の相手左CKは永戸が蹴るが、これもGKソンリョンが触り、DF陣がクリア。
 45分、右サイドから攻め込み、脇坂がミドルシュート、相手DF。こぼれを瀬川がクロス、エリソンがヘディングシュート、相手GK。
 追加タイム5分。46分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF畠中がクリア。こぼれを拾った瀬古がミドルシュート、相手DF。
 50分、橘田にイエローカード。
 51分、三浦が足を傷めて立ち上がれず、担架で退場。フロンターレが一人目の交代。三浦に代えて佐々木を入れる。
 0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。佐々木は右SBに入り、瀬川は左へ回ったか。
 9分、相手左FW宮市からのパスをペナルティーエリアで受けた相手MF植中が、パスを返して宮市がペナルティーエリア左からシュート、瀬古が防ぐ。
 10分、フロンターレのカウンター。左サイドから遠野がクロス、エリソンがペナルティーエリア中央でシュートするがヒットせず枠の左。残念。さらに瀬古が右サイドからシュート、相手DF。
 11分、家長にイエローカード。
 12分、マリノスが三人同時交代。ボランチ渡辺と植中に代えて山根陸と天野を入れる。左FW宮市に代えて加藤を入れる。加藤は右FWに入り、エウベルが左へ回る。
 16分、佐々木にイエローカード。
 17分、フロンターレが二人同時交代。遠野に代えてマルシーニョ、エリソンに代えて山田を入れる。
 18分、中盤相手右寄りでマリノスのFK。天野が蹴り、家長がクリア。19分、マリノスの右CK。これも天野が蹴るが、GKソンリョンが触り、ジェジエウがクリア。
 21分、マリノスが四人目の交代。左FWエウベルに代えて村上を入れる。
 22分、フロンターレのカウンター。佐々木からのスルーパスに走りこんだマルシーニョがペナルティーエリア左からシュート、相手DF畠中が防ぐ。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手GK。
 24分、マルシーニョからのパスを受けた山田がペナルティーエリアにドリブルで入ってシュート、相手DF畠中が防ぐ。
 26分、マルシーニョにイエローカード。VARが介入してオンフィールドレビューの結果、木村主審はイエローを取り消し、レッドカードに判定を変更。フロンターレは10人に。
 30分、相手右サイドでマリノスのFK。天野に直接ゴールをねらわれるが、枠の上。
 32分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ジェジエウが頭に当てるが、枠の外。
 34分、家長が右からクロス、相手DF上島がクリア。こぼれを佐々木が拾って右からクロス、相手DF畠中がクリア。こぼれを橘田がミドルシュート、枠の上。
 この後はひたすら耐える。36分、相手右SB松原がミドルシュート、瀬古が防ぐ。後半途中から、相手FWロペスが左肩を傷めたらしく、腕を動かさないようにしていた。
 38分、フロンターレが四人目の交代。瀬古に代えて大南を入れる。高井、ジェジエウ、大南の3バックに変更。瀬川と佐々木は左右のウイングバックに。
 39分、マリノスの左CK。ショートコーナーを蹴り、左サイドから相手左FW村上がクロス、ジェジエウがクリア。
 41分、マリノスが五人目の交代。左SB永戸に代えてMFナム・テヒを入れる。
 41分、相手MF天野がペナルティーエリア右からシュート、高井が防ぐ。高井はここまでよく守っている。
 43分、相手右サイドから松原のクロスは高井がクリア。44分、相手サイドからナム・テヒのクロスはジェジエウがクリア。
 追加タイム11分。47分、マリノスの左CK。ショートコーナーから相手MF山根にミドルシュートを打たれるが、枠の上。
 48分、マリノスの右CK。またショートコーナーからクロスを入れられるが、DF陣がクリア。こぼれを相手左FW村上に拾われ、クロスを入れられるが、佐々木がクリア。50分にも相手左ショートコーナーから攻め込まれるが、DF陣が防ぐ。
 51分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF上島がクリア。こぼれを高井が拾ってファーへクロス、山田が受けて、ペナルティーエリア手前から中へスルーパス、走りこんだ佐々木がペナルティーエリア右でシュート、枠の上。タイミングはよかったが、せめて枠内にうってほしい。
 52分、山田がミドルシュート、相手DF加藤が防ぐ。
 52分、相手左FW村上がミドルシュート、枠の右。
 54分、相手右サイドから松原がクロス、大南がクリア。続けて相手左サイドからもクロスを入れられるが、DF陣がクリア。こぼれをロペスに拾われ、クロスを相手左FW村上にヘディングシュートされるが、オフサイド。
 51分、相手右サイドから相手FWロペスにドリブル突破されそうになるが、高井が対応。解説の槙野は「高井は一枚イエローをもらっているが、うまく相手FWに対処している」とほめる。
 0−0でタイムアップ。勝点1は得たが13位に後退。
 瀬川は今季サイドバックにコンバートされたようだ。試合の始めは宮市と簡単に入れ替わった場面もあったが、その後はかなりうまく抑えていた。登里のように攻撃的DFになれるか。ジェジエウの足が最後つりかけたようだが大丈夫か。また中3日でリーグ戦が続く。次節は4/7に首位の町田と対戦。
 首位の町田はホームで広島に1−2の敗戦、初の黒星。ただし勝点13で首位キープ。広島は勝点12として2位浮上。セレッソは1−1で柏と引分け、負け無しを継続、勝点12で3位。2位だった神戸は鳥栖と0−0で引き分け、勝点11で4位に後退。鳥栖は勝点4で19位。最下位札幌はホームで名古屋に1−2と負け、未勝利の勝点1のまま。

サッカー短評 (2024.3/30)

川崎フロンターレvs.FC東京 3対0 (2024.3/30 U等々力) 第5節

 やっとやっとホームで勝った。しかも無失点。前半は互角だったが、何回もシュートで終わる攻撃をできて、24分、三浦のシュートのポスト跳ね返りを脇坂が押し込んで先制。後半も1点差の時間が続いたが、FC東京が19分にトップ下の松木を含む前線の3人を交代した後、相手GK波多野がエリソンをエリア外で倒して一発退場。さらに右ウイングの仲川に代えて控えのGK野澤を入れることに。37分、フロンターレもエリソンと左ウイング遠野に代えて山田と大卒新人の山内を入れると、1分後に山内のクロスを山田が押し込み追加点。理想的な展開に。さらに追加タイムに橘田のすばらしいミドルシュートが決まって3点目。直後に家長と脇坂を下げる余裕も生まれ、無失点で逃げ切った。これがホーム通算200勝とか。気温23.3度、湿度20%。観客22543人。主審は上田さん、VARは岩田さん。DAZN解説は福田さんと中西。初めてのOB解説者で嬉しい。実況は桑原アナ。今回はNHKも放送があり、試合後、なぜかNHK小川キャスターによるDAZN解説者二人との試合振り返りもあった。
 先発は、GKソンリョン、DF三浦、高井、ジェジエウ、瀬川。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップにエリソン。始まってみると、瀬古と橘田のダブルボランチだった。ベンチに佐々木、山本、山内、小林など。マルシーニョは出場停止。
 FC東京は4-2-1-3。3トップ真ん中に今季鹿島から加入の荒木。左右のウイングに元マリノスの遠藤渓太と仲川。トップ下に松木。小泉と今季新潟から加入の高のダブルボランチ。DFバングーナガンデ、森重、木本、長友。GKは長崎から復帰の波多野。キャプテンは今季から2年目の松木。ベンチにオリヴェイラ、今季札幌から移籍の小柏など。クラモフスキー監督は1年目。前節、今季初勝利し、スタメンは変更なし。桑原アナが「高選手はU12からU15までフロンターレのアカデミー育ちで市船へ進学した」と紹介。
 3分、エリソンからのパスを瀬古がシュート、戻ってきた相手FWが防ぐ。さらにこぼれを橘田がペナルティーエリア手前からシュートするがヒットせず枠の上。
 5分、遠野が利き足でない左でシュート、相手DFに防がれ、フロンターレの右CK。瀬古がショートコーナーからクロスを入れるが、相手DF。
 FC東京は、フロンターレの右SB本職でない瀬川がいる相手左サイドから遠藤がクロス、さらに松木もクロスを上げてくるが、ジェジエウやGKソンリョンが対応。そういえば、ソンリョンのユニフォームが以前は緑色だったが、今日は紫色だった。違う人のように見える。
 11分、相手サイドから松木がクロス、高井がクリアするが、こぼれを相手ボランチ小泉にミドルシュートされるも橘田が防ぐ。
 12分、前線でエリソンがボールキープ、瀬川がつないでペナルティーエリア内の脇坂からの落としを橘田がミドルシュート、またもヒットせず枠の上。
 16分、中盤でフロンターレのFK。瀬古が直接狙うが、相手DF。
 直後にFC東京のカウンター。相手左ウイング遠藤のクロスを橘田が防いでFC東京の左CK。相手のサインプレーを橘田が防ぐ。
 19分、中盤相手右サイドでFC東京のFK。松木が蹴るが、オフェンスファール。
 23分、相手FW荒木が下がり目の1〜3、GKソンリョンが前へ出ているのを見てミドルシュートをねらうが、枠の右。
 25分、相手右ウイングの仲川に右サイドを突破されるが、高井がクリア。解説陣は「仲川は速いですからね」「高井もいい守備だった」。中西の解説は、フロンターレの選手たちの目立たないが、いいプレーを取り上げてくれる。
 31分、中盤相手左サイドでFC東京のFK。荒木が蹴り、こぼれを相手ボランチ高にシュートされるが大きく枠の上。
 33分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DFがクリア。
 34分、三浦が左サイドをドリブル攻め上がり、相手DF長友をかわしてゴールライン近くから鋭いクロス、相手CB木本がクリアするがこれが左ポストに当たり、つめていた脇坂が利き足でない左で流し込んだ。1−0。
 35分、エリソンが右からペナルティーエリアに入って左足でシュート、相手DF。37分、瀬古がシュート、相手GK。
 40分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれを遠野がシュート、相手DFに当たり、今度は右CK。脇坂が蹴り、こぼれを家長がシュート、枠の上。
 43分、橘田のスルーパスに走りこんだ瀬古が相手GKをかわして流し込もうとしたが惜しくも枠の左。
 追加タイム2分。46分、FC東京の右CK。荒木が蹴り、こぼれを松木にミドルシュートされるが、枠の右上。
 48分、FC東京の右CK。バングーナガンデが蹴るがGKソンリョンがはじく。こぼれをペナルティーエリアで拾われ、相手左FW遠藤にシュートされるがこれもGKソンリョンが防ぐ。
 1−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。5分、橘田からのパスを受けた三浦がペナルティーエリア左からシュート、枠の右。
 13分、FC東京の右CK。ショートコーナーから松木がクロス、ゴール前で混戦になるが、オフェンスファール。
 14分、三浦からのスルーパスにエリソンが走りこみ、シュートするがオフサイド。
 17分、右サイドを攻めあがった瀬川からの折り返しを遠野がシュート、相手GK。こぼれを再度遠野がシュート、枠の左。決めてほしい。
 19分、左サイドからくずし、橘田のパスをペナルティーエリアに走りこんだ三浦がシュート、枠の右。
 19分、FC東京が三人同時交代。左FWの遠藤に代えて新加入のジャジャ・シルバ、トップ下の松木に代えて小柏、ワントップの荒木に代えてオリヴェイラを入れる。フロンターレも一人目の交代。瀬川に代えて佐々木を入れる。
 24分、ペナルティーエリア内で遠野のパスを受けたエリソンが態勢を崩しながらシュート、ヒットせず枠の右。決めてほしい。解説の元FW福田さんが「エリソンは最後まであきらめない」とほめると、DF出身の中西が「ああいうFWはDFにとって気をぬけない」。
 27分、遠野が前方へループパスを送り、エリソンが走りこむ。相手GK波多野がペナルティーエリアを飛び出してクリアしようとしたが、空中で先にボールに触ったエリソンの足をなぎはらう形になり、レッドカード。VARのチェックが入り、まずエリソンのオフサイドを確認。オフサイドなしでレッドカードが有効となり、波多野は退場。解説陣は「波多野の飛び出しはやむを得ない」と言う。
 30分、FC東京は四人目の交代。右FW仲川に代えてGK野澤を入れる。トップ下の小柏が右ウイングへ回る。解説の福田さんが「FC東京は、これで交代回数も一回使うので痛いですね」。
 30分、これで得た中盤左サイドでフロンターレのFK。ボールサイドに脇坂と三浦とエリソンが立つ。実況席では「エリソンがすごいシュートをねらいそう」と言うが、三浦が蹴り、相手DFがクリア。せっかくのチャンスをちょっとあっさりしていた。
 32分、橘田がボールカットして左へ展開、受けた遠野が左からドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、あまり威力がなく、相手GKが捕る。急に入ったばかりの相手GKに練習させてしまった。34分にもエリソンが倒れずにシュートに持ち込むが相手DF。
 37分、フロンターレが二人同時交代。遠野に代えて新人の山内、エリソンに代えて山田を入れる。「これでエリソンの連続ゴールは途切れました」と桑原アナ。残念。
 38分、追加点。高井のロングフィードに走りこんだ左ウイング山内が左サイドをドリブル突破、ライン近くの深い位置からゴール前に折り返す。ニアポスト近くでクリアしようとした相手DF長友の背後に走りこんだ山田が押し込み、2−0。「交代で入れた選手が活躍すると監督はうれしいですね」と福田さん。
 39分、FC東京が五人目の交代。足を傷めたらしい相手DF木本に代えて中村帆高を入れる。FC東京は交代で入ったFWオリヴェイラも競り合いで左肩を傷めたようで左腕を動かさないようにしている。
 41分、中盤左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手DF。
 追加タイム6分。46分、家長が相手ボールをカットし、右サイドからシュート、枠の左。
 47分、追加点。左サイドから攻め込み、瀬古からのパスを受けた橘田がパスも出せる体勢から鋭いミドルシュートを打ち込む。3−0。
 フロンターレはボールキープして時間を使う。
 50分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えて山本、、家長に代えて小林を入れる。
 51分、相手左FWシルバがドリブルをしかけるが、DFが防ぐ。
 52分、ロングボールを入れられ、クリアするが小さくなり、相手左FWシルバシュートに持ち込まれ、GKソンリョンが飛び出して防ぐが、シルバのオフサイド。サポーターが久々に「アヴァンテ」を歌っているのに、ひやっとさせる。GKソンリョンが大きくキックして、タイムアップ。
 試合後のインタビューで、脇坂が試合の前に「このクラシコがターニングポイントだったと言えるようにしたい」と話していたことを聞かれると「次のマリノス戦で勝たないと意味がない」と答えていた。ホーム初勝利については「お待たせしました!」。橘田はDAZN解説者二人から質問されたうち福田さんが「得点したシュートは初めからあのタイミングで打つつもりだったのか」と聞かれ、「初めはパスも考えた。前半二回もはずしていたので。でもフリーだったので止めてから入ってくれとシュートした」と答えて福田さんに「パスを考えちゃダメだ」と言われていた。
 やれやれ。勝点6として10位に浮上。今季から20チームに増えたので、10位でもトップハーフに入る。次節は3日後にアウェイで11位マリノスと対戦。「代表活動の中断期間に「即時奪回」を初心に立ち戻って練習したらしい。選手間の距離も改善されていた」と試合後の振り返りで中西が指摘していた。「フロンターレは90分集中してやり続けたことが勝因」と福田さん。この後、高井はU23の五輪アジア最終予選に参加予定。
 首位町田ゼルビアは3−1で鳥栖に勝ち、いまだ負け無しの4勝1分の勝点13でトップをキープ。2位は湘南に2−0で勝ったセレッソが勝点11。これに札幌を6−1で下した神戸と磐田に1−0で勝った鹿島が勝点10で続く。
 今季から3チーム自動降格となる。18位は勝点3の磐田、19位は同じく勝点3の鳥栖、20位は1分4敗で勝点1の札幌。

サッカー短評 (2024.3/26、4/1、3)

北朝鮮vs.日本 対 (2024.3/26 平譲) W杯アジア二次予選第4節

 なんと3/21午前に突然、北朝鮮から平壌開催困難とAFCに連絡が来たとのこと。第三国での開催、日本での開催も検討したが、日本サッカー協会は5日後の日本開催は無理と回答したらしい。3/22にAFCが第三国での開催もなしと発表。
 FIFAは3/23に、「3/26の試合は中止、3/26までの国際試合デイズ以外に日程の余裕がないので試合日変更もしない」と決定。試合の扱いは規律委員会に付託され、没収試合になれば日本の不戦勝(3−0)になる可能性があるとのこと。北朝鮮との2連戦に2連勝すれば二次予選突破が決定だったので、この試合の扱いがどうなるか注目されている。(※3/25 6:30配信「FOOTBALL ZONE」の記事「北朝鮮サッカー処分浮上」他より)
 ※3/31、やっと日本の不戦勝(3−0)というFIFAの決定がなされた。
 ※※4/2、FIFAから北朝鮮に罰金1万スイスフラン(約167万円)が課された。

フィギュアスケート (2024.3/22、23、24、)

世界選手権 (2024.3/18〜25 モントリオール・カナダ) 選手権

 大会公式アンバサダーは、パトリック・チャンとジョアニー・ロシェットとのこと。
 <女子シングル>35人エントリー。日本からは坂本、千葉、吉田陽菜。韓国からはキム・チェヨン、イ・ヘイン、ユ・ヨン。アメリカからグレンとレヴィト。ベルギーからヘンドリクスとピンザローネ。スイスはレポンドとカイザー。地元カナダはスキーザス。フランスはシルト。フィンランドはペルコネン。ジョージアはグバノワ。ポーランドはクラコワ。チェコはブレジノワ。フジ地上波では日本人3人と韓国人2人、ヘンドリクスとレヴィトを放送。解説は荒川。

 25番滑走で千葉(18)。全日本2位。四大陸金メダル。曲は「黒い瞳」。振付はミーシャ・ジー。緊張していた。痛恨の1Lz。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqも加点1〜4。しかし1.1倍になる3Lzがパンクして無得点に。これは痛かった。ミス直後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点18番目の31.0、演技構成点8番目の31.64、合計62.64でSP13位。
 29番滑走で吉田(18)。ファイナル3位、全日本7位。曲は「Koo Koo Fun」。振付はウィーバー。笑顔で登場。連続ジャンプでステップアウト気味に。それ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点ほぼ2〜3。続く3Lz+3TはいずれにもqマークでGOE-5。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは音楽に合わせて大きく速く動いて加点2〜4。技術点9番目の33.35、演技構成点も9番目の31.21、合計64.56でSP8位。

 最終グループ30番滑走でイ・ヘイン(韓。18)。昨季銀メダル。今季国内3位。四大陸11位。曲はまた「Siren」に戻した。振付はコストナー。見事に復活したか。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点ほぼ2〜3。続く2Aは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のStSqは加点3〜5、スピン三つも加点2〜4。技術点2番目の40.3、演技構成点4番目の33.25、合計73.55でSP3位。
 32番滑走でキム・チェヨン(韓。17)。四大陸銀メダル。曲は「Pantomeme」他。振付はシン・イェジ。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは表情もつけて生き生きと滑り、加点3〜4。1.1倍になる3Fは!マーク。技術点7番目の34.94、演技構成点6番目の31.97、合計66.91でSP6位。

 33番滑走でレヴィト(米。17)。昨季4位。今季ファイナル5位。全米3位。曲は全米から「Nella Fantasia」に変更。振付はクズネツォワ。ノーミス。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク。続く2Aは高く跳び、全ジャッジが加点2〜4。スピン三つはレベル4で加点2以上。うちCCoSpは加点1〜5、FCSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。全米よりも良かったのでは。技術点3番目の38.86、演技構成点4番目の34.87、合計73.73は自己ベスト更新でSP2位。
 34番滑走でヘンドリクス(ベルギー。24)。昨季銅メダル。今季ファイナル2位、欧州選手権金メダル。曲は「I'm nin'alu」他。振付はアダム・ソルヤ。衣装は相変わらずオレンジのロングビーズ。ノーミス。今季見た中で最高の演技。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点ほぼ2〜3。続く2Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点4〜5、CCoSpは加点3〜5、最後のLSpも加点2〜5。1.1倍になる3Lzは加点ほぼ2〜3。技術点最高の41.02、演技構成点も最高の35.78、合計76.98は自己ベスト更新でSP1位。キスアンドクライでコーチともども大喜び。
 最終滑走で坂本(23)。昨季2連覇。今季ファイナル優勝、全日本3連覇。曲は「Baby, God Bless You」。振付はバトル。めずらしく3Lzでミス。それ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aはスピードと幅があり加点ほぼ4〜5。続く3Lzは!マークで傾いてこらえた。スピン三つはレベル4。うちLSpと最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+3Tは第1でかかとに重心が寄ったが、気合で3Tを付け、ほぼ加点1〜3。StSqはレベル3だが加点1〜4。技術点4番目の37.71、演技構成点2番目の35.58、合計73.29でSP4位。

 フリー。24人が進む。地上波では千葉、吉田と最終グループ6人を放送。
 5番滑走で千葉(18)。曲は「海の上のピアニスト」。振付は鈴木明子。緊張していた。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く2Aは全ジャッジが加点1〜3。3Sは全ジャッジが加点2。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点4〜5、CCoSpは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Loはダウングレード4でステップアウト。直後のChSqは落ち着いてスパイラルなどで全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+2T+2Loと3Lz+2Tを決める。ソロの3Lzは!マーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。大きなミスなく滑り切った。技術点4番目の69.38、演技構成点7番目の63.44、合計132.82でフリー5位大きく挽回、総合195.46で7位。
 18番滑走で吉田(18)。曲は「Shakuhachi & La terre vue du ciel」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aは下りたが、qマーク。2A+3Tは全ジャッジが加点1〜3。3Loは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のSSpは全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Fは!マーク。1.1倍になる3Lzはqマークで転倒。直後のChSqは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2Tと3S+2A+2T+SEQは成功。StSqは大きく動けたもののレベル2だが全ジャッジが加点1〜4。技術点5番目の68.17、演技構成点9番目の63.2、転倒の減点1、合計130.37でフリー6位、総合194.93で8位。

 最終グループ19番滑走でキム・チェヨン(韓。16)。曲は「Le Bal des folle」。振付はブノワ・リショー。SPで多かったqマークをひとつに減らしてきた。冒頭の2Aと3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fは相変わらず!マーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3F+2T+2Loは第1が!マーク。3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2。ChSqは全ジャッジが加点1〜3。3Sはqマーク。技術点2番目の72.81、演技構成点6番目の63.87、合計136.68でフリー3位、総合203.59で銅メダル。
 20番滑走でユ・ヨン(韓。18)。曲は「Lord of the Rings」他に変更。振付はミーキンス。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Sも全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マーク。2Loで転倒。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる2A+2Tは全ジャッジが加点1〜3。しかし次は1Lzとパンク。ChSqは全ジャッジが加点1〜4。2A+2T+2Loと3連続をリカバリー。ただ、第3にqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点。技術点14番目の56.16、演技構成点11番目の60.82、転倒の減点1、合計115.98でフリー14位、総合183.35で12位。
 21番滑走で坂本(23)。曲は「Wild is the Wind」他。振付はデュブレイユ。ほぼノーミスで滑り切った。ソロの3Lz以外の全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の2Aは今日も加点ほぼ4〜5。続く3Lzはeマーク。3Sは加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち二つは加点2〜4。StSqはスピードがありレベル3だが加点3〜4。3F+2Tは加点2〜4。1.1倍になるところで3F+3Tと2A+3T+2Tを力強く決める。連続3回転は加点3〜4、3連続は加点2〜4。ChSqは加点ほぼ3〜4。最後にソロの3Loも気迫で跳び、加点2〜5。技術点最高の75.08、演技構成点も最高の74.59、合計149.67でフリー1位、総合222.96、逆転で金メダル。女子では56年ぶりの3連覇。来季の3枠も確保。

 22番滑走でレヴィト(米。17)。曲は「The White Crow」より。振付はクズネツォワ。こちらもほぼノーミスで滑り切った。二つの3Lzと最後のスピン以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク、第2にqマーク。一つ目の2Aと3Fは加点2〜3。二つ目の2Aは加点2。CCoSpとStSqはレベル4で加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは第1がeマーク。ChSqは美しいスパイラルなど行い、加点2〜4。3F+2Tとソロの3Lも決める。FCSpはレベル3で加点ほぼ3〜4。最後のFCCoSpはレベル2でVマーク。終わったとき、氷にすわって驚いたような顔。技術点68.04、演技構成点2番目の70.39、合計138.43でフリー2位、総合212.16で銀メダル。アメリカはグレンが10位で来季は3枠に増加。
 23番滑走でヘンドリクス(ベルギー。23)。曲は「Break My Soul」。振付はアダム・ソルヤ。やはり緊張したか。後半三つのジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点にまとめたが、構成は落としていた。傷めていた股関節の回復具合はどうだったのか。冒頭の3Lz+2Tは本来第2が3Tのはず。続く2Aと3Fは加点2〜3。二つ目の2Aも成功。スピン二つとStSqはレベル3。やはりSP1位の重圧もあるか。うちCCoSpとStSqは加点ほぼ3〜4。ChSqも加点3〜4。1.1倍になるところの2Lz+3Tで両足のミス。第1が2回転になり、第2はダウングレード。3連続の予定の3Fは転倒。3Sに2T+2Loを付ける頑張りは見せた。最後のLSpはレベル4で加点4〜5というよい出来。技術点15番目の54.87、演技構成点3番目の69.4、転倒の減点1、合計123.27でフリー8位、総合200.25で4位。
 最終滑走でイ・ヘイン(韓。18)。曲は「ノートルダム・ド・パリ」。振付はシェイリン・ボーン。前半のジャンプ4要素全てミス。どうしたのか。こちらも最終滑走の重圧か。冒頭の2A+3Tは第2がアンダーローテーション。次の1Lz+3Tになり、第2にqマークでステップアウト。その次の3Loもqマーク。3Sはオーバーターン。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜4。ChSqも全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2T+2Loは第1がqマーク。3Fは!マーク。2Aは全ジャッジが加点。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点13番目の56.44、演技構成点4番目の65.49、合計121.93でフリー12位、総合195.48で6位。韓国はキム・チェヨンが2位で来季も3枠。

 <男子シングル>40人エントリー。日本からは宇野、鍵山、三浦佳生。アメリカからマリニン、ブラウン、プルキネン。韓国はチャとキム・ヒョンヨン、イ・シヒョン。地元カナダからサドフスキーとチウ。フランスはシャオイムファとエコノミド。イタリアはフランジパーニとメモラ。中国はジン。ラトビアはワシリエフス。スイスはブリッチギ。カザフスタンはシャイドロフ。エストニアはA.セレフコ。フジ地上波では最終グループ6人を放送。解説は本田武史。

 最終グループ35番滑走で鍵山(20)。一昨季銀メダル。昨季は国際大会全休。今季ファイナル3位、全日本2位、四大陸金メダル。曲は継続の「Believer」。振付はシェイリン・ボーン。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Sは加点3〜4。続く4T+3Tも加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点ほぼ4〜5、スピン二つは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Aもきれいに成功、加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点3番目の59.89、演技構成点2番目の46.46、合計106.35でSP2位。
 36番滑走で三浦(18)。ファイナル5位、全日本4位。曲は「This Place Was A Shelter」。振付はブノワ・リショー。痛恨の連続ジャンプ転倒。冒頭の4Sは全ジャッジが加点ほぼ4〜5。続く3Aは軸がやや傾いたがこらえた。FCSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqはジャンプのミスの後だったが、よく動いてスピードがあり加点1〜5。1.1倍になる4Tからの連続ジャンプは第1で転倒。解説の本田が「軸が左に傾きすぎた」。あと二つのスピンはレベル4で加点2以上。うちCCoSpは加点2〜5。キスアンドクライでは下を向いていた。技術点15番目の43.71、演技構成点8番目タイの42.29、転倒の減点1、合計85.0でSP10位。
 37番滑走でチャ(韓。22)。昨季銀メダル。今季国内8連覇、四大陸銅メダル。曲は「Masquerade Waltz」。振付はシェイリン・ボーン。滑り出しはいい感じだったが、4S+3Tの第2がダウングレードで転倒。ショックだったのか立ち上がるまでやや時間がかかった。本田は「跳び急いだようだ」。この後の全要素にほぼ全ジャッジが加点。4Tは成功、加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点3〜5。1.1倍になる3Aも助走は長かったが決め、加点2〜3。終わったとき悔しそうだった。技術点8番目の46.27、演技構成点6番目の42.94、転倒の減点1、合計88.21でSP9位。

 38番滑走でマリニン(米。19)。昨季銅メダル。今季ファイナル優勝、全米2連覇。曲は「マラゲーニャ」。振付はシェイリン・ボーン。とんでもないジャンプ力。FSSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tはきれいに成功、加点3〜5。続く4Lz+3Tは相変わらずものすごく回転が速くて加点2〜4。スピン三つはレベル4.うち最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aは余裕があり、加点3〜5。StSqはレベル3だが加点ほぼ3〜5。技術点最高の61.3、演技構成点4番目の44.67、合計105.97でSP3位。きっと鍵山を上回ると思ったが、この時点で2位で、本人とコーチも意外そうだった。
 39番滑走で宇野(26)。昨季2連覇。今季ファイナル2位。全日本優勝。曲は「Everything Everywhere All at Once」より「I Love You」他。振付はランビエール。音楽そのもののようだった。こんな演技は見たことがない。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Fはきれいに決まり、加点4〜5。続く4T+3Tも成功、ほぼ加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは音にぴったり合った表現で、加点ほぼ4〜5、CSSpは加点1〜5。1.1倍になる3Aもしっかり成功、加点2〜4。終わったとき晴れ晴れとした顔。技術点2番目の60.49、演技構成点最高の47.23、合計107.72でSP1位。得点を見ると、びっくりしていた。試合後のインタビューには「4Fを思いがけなく高く評価してもらった」と答えていた。
 最終滑走でシャオイムファ(仏。23)。ファイナル4位、国内2連覇、欧州選手権金メダル。曲は「The Prophet」。振付はブノワ・リショー。まさかのジャンプ全てミス。最終滑走で緊張したか。冒頭の4Lzからの連続ジャンプの予定は第1でステップアウト。続く3Aもステップアウト気味にこらえた。4Tに第2を付けなくてはならないと力んだのか転倒。最悪の展開に。この後は全要素にほぼ全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは片手側転から始まり、大きなバタフライも入り、加点ほぼ5、最後のCSSpは加点ほぼ3〜5。CCoSpはレベル3でほぼ加点2〜3。技術点27番目の36.2、演技構成点8番目タイの42.29、転倒の減点1、合計77.49で予想外のSP19位。

 フリー。24人が進む。地上波では、シャオイムファと三浦佳生、最終グループ6人を放送。
 6番滑走でシャオイムファ(仏。23)。曲はダフトパンクメドレー。振付はブノワ・リショー。すごい気力。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Lzを決め、加点ほぼ3〜4。続く4T+3Tは加点2〜4。3A+2A+SEQは加点1〜4。さらに4Sも成功、加点2〜4。1.1倍になる4Tも加点ほぼ3〜4。ソロの3Aは加点ほぼ2〜3。StSqとスピン三つはレベル4。うちStSqは加点4〜5、最後のCSSpは加点ほぼ2〜4。さらに3Lz+1Eu+3Sも決め、ほぼ加点1〜3。ChSqは加点3〜5だが、最後に禁止されているバックフリップをまた入れて減点2。解説の本田は「これは禁止されています。やらなければ自己ベストを更新できたのに」と残念がる。技術点2番目の116.83、演技構成点3番目の92.07、違反技で減点2、合計206.9でフリー2位、総合284.39、なんと大逆転で銅メダル。フランスはもう一人のエコノミドが21位だが来季2枠(28以下)。
 15番滑走で三浦(18)。曲は「進撃の巨人」より「Omake-pfadlib」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の今季から挑む4Loだがダウングレードで転倒。続く4Tは決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし4Sは軸が傾き転倒。直後のFCSpはレベル2。3A+1Eu+3Sは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる4T+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3A+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Fもは全ジャッジが加点2〜3。CSSpはレベル4。ChSqは大きく動き回って全ジャッジが加点2〜4。最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の89.77、演技構成点9番目タイの81.95、転倒の減点2、合計169.72でフリー7位、総合254.72で8位。

 最終グループ19番滑走でメモラ(伊。20)。曲は「サムソンとデリラ」より4曲。振付はジラルディ。冒頭の4Lzはなんとか下りる。195cmでこのジャンプを跳ぶだけでもすごい。3A+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lzは全ジャッジが加点2〜3。3Loも決める。スピン二つとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Aも決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。しかし1.1倍になる3Lzからの連続ジャンプの予定がステップアウトし第2付かず、繰り返しの違反に。3F+2A+SEQとして連続ジャンプをリカバリー。ただし第1が!マーク。ChSqは全ジャッジが加点2〜4。最後のCCoSpはレベル4。技術点14番目の79.63、演技構成点11番目の80.39、合計160.02でフリー12位、総合253.12は自己ベスト更新で9位。イタリアはフランジパーニが16位で来季も2枠。
 20番滑走でブラウン(米。29)。曲は昨季の「The Impossible Dream」に変更。振付はロヒーン・ワード。4回転なしでここまでできる。全米より試合感覚が戻ったようだ。後半の3連続と2A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3A+2A+SEQは加点2〜3。ソロの3Aも加点1〜3。3Loは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点3以上。うちStSqとスピン二つは加点4〜5。1.1倍になるところで3Lz+3Tは加点ほぼ2〜4。3F+1Eu+3Sは第3がqマーク。2Aの予定が1Aに。ChSqは長いスパイラルにバレエジャンプなどで加点4〜5。あと何回彼を見られるのか。技術点6番目の86.48、演技構成点最高の93.98、合計180.46でフリー5位、総合374.33で5位。
 21番滑走でブリッチギ(スイス。25)。曲は「The Rainmaker」他。振付はヴァトゥーリ他。カラフルな上衣がアフリカっぽい。2本目の4T以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tは加点1〜4。ソロの4Tも決める。3A+2A+SEQは加点1〜3。3Loも加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点3〜4、最後のCSSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Aは加点ほぼ2〜3。3F+1Eu+2Sも決める。ソロの3Lzは加点2〜4。ChSqはほぼ加点3〜4。技術点4番目の94.6、演技構成点7番目の86.08、合計180.68でフリー4位、総合274.09で6位。

 22番滑走で宇野(26)。曲は「Timelapse」他。振付は宮本賢二。SPレベルの完成度は見せられず。冒頭の4Loはqマークで転倒。得意の4Fも不調でqマークでステップアウト。4T+2Tは決める。ただ予定では第2は3Tだった。3Aは全ジャッジが加点1〜4だが、予定では3連続だった。StSqとスピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ4〜5、CSSpは加点3〜5。1.1倍になる4Tは全ジャッジが加点3〜4。3A+1Eu+3Fをここに入れたが片手付き。ソロの3Sはこらえた。ChSqはさすがの全ジャッジが加点3〜5。技術点7番目の86.29、演技構成点5番目の88.84、転倒の減点1、時間超過の減点1、合計173.13でフリー6位、総合280.85で4位。試合後に「すがすがしい気持ち」「来季のことはこれからよく話し合う」とのこと。
 23番滑走で鍵山(20)。曲は継続の「Rain, In Your Black Eyes」。振付はローリ・ニコル。後半の3A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Sは加点ほぼ3〜5。今季挑む4Fも成功、加点4〜5。4T+1Eu+3Sも決め、加点3〜5。絶好調に見えた。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点4〜5最後のFCCoSpは加点ほぼ4〜5。1.1倍になる3Aでまさかの転倒。直後の3Lz+3Tは決め、加点2〜4。ChSqは加点3〜5。3Fも加点ほぼ3〜4と立ち直った。技術点3番目の110.69、演技構成点2番目の93.61、転倒の減点1、合計203.3でフリー3位、総合309.65で銀メダル。日本は宇野の4位で来季も3枠。翌日の新聞に「転倒した後の観客の拍手に助けられた」というコメント。
 最終滑走でマリニン(米。19)。曲は「Succession」。振付はシェイリン・ボーン。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Aは加点1〜5。続く4Lzは軽く決め加点3〜5。4Loは加点2〜3。4Sは加点3〜4。前半は全てソロの4回転。4回転を3回転のように力まずに跳べるから複数決められるのだろう。スピン二つとStSqもレベル4.うち最後のCCoSp加点ほぼ4、StSqは加点1〜4。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Fを決めるとは驚き。加点3〜5。さらに4T+3Tも成功、加点1〜3。ChSq加点2〜4。そしてここで3Lz+3A+SEQを跳べるスタミナとは。FSSpはレベル3で加点ほぼ2〜3。技術点ダントツの137.18、演技構成点4番目の90.61、合計227.79は世界最高を更新でフリー1位、総合333.76は歴代2位で金メダル。異次元のレベルに入ったか。しかし来季の本人にも越えられないのでは。アメリカはブラウンが5位で来季も3枠。

サッカー短評 (2024.3/21)

日本vs.北朝鮮 1対0 (2024.3/21 国立) W杯アジア二次予選第3節

 なんと開始2分で先制。楽勝かと思ったが、そんなことはなく、後半、危ないシュートもうたれた。結局追加点をとれず、3バックにして終了。気温7.6度、湿度22%。観客59354人。アデル ハミス アルナクビ主審はUAEの人。VARはなし。日本テレビ解説は、北沢、槙野、チョン・テセ。
 先発は、GK鈴木(シントトロイデン・ベル)。DF伊藤洋輝(シュツットガルト・独)、町田(サンジロワーズ・ベル)、板倉(ボルシアMG・独)、菅原(AZ・蘭)。田中碧(デュッセルドルフ・独)と守田(スポルティング・ポル)のダブルボランチ、トップ下に南野(モナコ・仏)。左右のウイングに前田(セルティック・スコ)と堂安(フライブルク・独)。ワントップ上田(フェイエノールト・蘭)。ゲームキャプテンは板倉。ベンチにW杯カタール大会以来の長友、遠藤、久保、4年ぶりに召集の小川航基など。今回、負傷中の三笘と中山、鎌田、伊東は呼ばれていない。
 北朝鮮は4-1-4-1。ワントップはMF登録の11番ジョン・イルグァン。左右のウイングに12番チェ・ジュソンと20番ぺク・チョンソン。インサイドハーフにはユベントスにも在籍していた10番ハン・グァンソンと22番キム・グボム。アンカーに15番リ・ウンチョル。DF4番キム・ポムヒョク、16番キム・ユソン、3番チャン・グチョル、2番キム・キョンソク。GK1番カン・ジュヒョク。キャプテンは3番チャン。ベンチに埼玉出身でJ3のFC岐阜所属ムン・インジュなど。シン・ヨンナム監督は、現役時代テセと一緒に試合に出たこともあるとのこと。
 2分、先制。左サイド伊藤からのパスを前田が受けて上田へつなぐ。上田が左サイド深い位置から戻し、田中碧が逆サイドの堂安へ。堂安が頭で落とし、南野がシュート、相手DF。こぼれをすばやく堂安が拾ってペナルティーエリア右のライン際から折り返すと、走りこんだ田中碧がミドルシュート、見事に決まる。1−0。
 7分、北朝鮮の右CK。左利きのキッカーがクロス、DF陣が防ぐ。
 12分、堂安からのスルーパスを斜めに走りこんだ守田が受け、相手DFをかわしてからシュート、枠の左。
 13分、日本の右CK。菅原が蹴るが、ニアで相手DF。
 14分、板倉からのロングフィードを受けた堂安がペナルティーエリア内でシュート、相手DF。
 17分、堂安からのスルーパスに走りこんだ上田が相手DFに当てて日本の右CK。菅原がニアへ蹴り、長身DF町田がヘディングシュート、枠の右。
 20分、上田が相手DF3番チャンに倒され、チャンにイエローカード。中盤で日本のFK。堂安と菅原が立ち、菅原が直接ねらうも、枠の右。
 29分、守田がペナルティーエリア中央からシュート、相手DF。こぼれをさらに堂安がシュート、相手GK。
 31分、前田が倒され、ペナルティーエリア手前左で日本のFK。また菅原と堂安が立ち、今度は堂安が蹴るが、相手DFがクリア。
 36分、日本の右CK。菅原が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを伊藤が利き足の左足でシュート、枠の上。
 43分、南野が相手ボールをカットし、上田とパス交換して攻め上がり、ペナルティーエリアへスルーパス、堂安が受けて相手GKと1対1でシュートするが、相手GKが片足で防ぐ。
 追加タイム1分。1−0のままハーフタイム。

 後半開始から北朝鮮が二人同時交代。左ウイング12番チェに代えて13番MFリ・イルソン、アンカーの15番リに代えて17番MFカン・グチョルを入れる。
 1分、日本の右CK。菅原が蹴るが、味方に合わず。
 2分、北朝鮮のカウンター。相手GKからのロングフィードを受けた10番ハンがミドルシュート、右ポストに当たる。跳ね返りをクリアしようとする日本と押し込もうとする北朝鮮の選手が交錯。ゴールにボールを蹴りこまれるが、その前にオフェンスファールの笛。ヒヤッとした。
 6分、左サイド伊藤からのロングパスに追いついた前田が相手DFを抜いて折り返し、上田がシュートするがヒットせず枠の外。残念。実況席では、前田の速さに改めて感心。チョン・テセのFW目線の解説が面白い。「あそこに入ってくるのが上田のいい所。一番はずすFWが一番点を取るFW」。
 6分、北朝鮮が三人目の交代。2番右SBキムに代えて14番DFチェ・オクチョルを入れる。
 10分、相手右ウイングのペクが右サイド深い位置からクロス、後半から入った13番リがヘディングシュート、GK鈴木が捕る。後半は北朝鮮が積極的に攻め込んでくる。
 13分、日本が一人目の交代。守田に代えて遠藤を入れる。
 14分、入ったばかりの相手右DFチェのドリブルを伊藤が止めてイエローカード。中盤相手右サイドで北朝鮮のFK。キックは後半から入った17番カンが蹴るが、堂安がクリア。
 18分、相手ウイング13番リのクロスを防いで北朝鮮の左CK。17番カンが蹴るが、伊藤がクリア。
 21分、日本の右CK。菅原が蹴り、板倉がヘディングシュートするが、キックがラインを割っていたとして相手ゴールキックに。
 23分、北朝鮮が四人目の交代。ワントップの11番ジョンに代えて8番FWキム・グジンを入れる。
 23分、入ったばかりの8番キムが相手右サイド深い位置からクロス、DFに当たって北朝鮮の右CK。17番カンが蹴るが、ニアでクリア。
 26分、前田の折り返しがクリアされて今度は日本の右CK。菅原が蹴り、こぼれをまた田中碧がシュート、しかし相手DF。
 28分、相手13番MFリ・イルソンにイエローカード。
 29分、日本が三人同時交代。堂安に代えて谷口、南野に代えて浅野、菅原に代えて橋岡を入れる。3-5-2にしたらしい。上田と浅野のツートップ。インサイドハーフに田中碧と堂安、アンカーに遠藤。左右のウイングバックに伊藤と橋岡。町田、谷口、板倉の3バック。谷口はラインの上げ下げをこまめにやる役目らしい。
 30分、前田を倒した相手17番MFカン・グチョルにイエローカード。
 34分、北朝鮮は前線への放り込みを徹底してしかけ、最後は8番FWキム・グジンがシュート、GK鈴木が捕る。
 35分、左サイド伊藤からのスルーパスに斜めに走りこんだ上田がシュート、相手GKが防いで日本の右CK。ここで日本が五人目の交代。上田に代えて小川航基を入れる。小川はCKからの得点も得意だが、田中碧のキックからは得点できず。
 37分、右サイド深い位置で日本のFK。田中碧が蹴るが、シュートまでいけず。
 38分、北朝鮮が五人目の交代。4番左SBキムに代えて7番FWムン・モンジュを入れる。解説のテセが「在日コリアンにとって代表チームで日本と対戦するのは格別の思いがある」と言う。
 43分、日本の左CK。田中碧が蹴り、こぼれを最後は橋岡がシュート、惜しくも枠の右。
 追加タイム4分。49分、遠藤のスルーパスに走りこんだ板倉がシュート、枠の左。
 1−0でタイムアップ。

 ※なんと、この日の午前中に、北朝鮮が次節3/26のホームゲームの平壌開催が困難であるとAFCに連絡してきたという。これで、場所だけでなく日時も不確定に。後はFIFAの判断待ちと言う(国際マッチデーでない日程での開催か、日本の不戦勝、没収試合など)。

フィギュアスケート (2024.1/14,21、29、2/1、3/18,20)

欧州選手権 (2024.1/8〜14 カウナス・リトアニア) 選手権

 当初ハンガリー・ブダペストで開催予定だったが、2023年初めに財政的理由で辞退。6月にリトアニアが代替開催を引き受けた。日程は例年より一週間ほど早く、会場の都合で午前の試合が多いとか。
 <男子シングル>32人エントリー。6グループ。Jスポーツ解説は岡崎真さん、実況は赤平アナ。世界選手権のミニマムスコアはSP34、フリー64。
 13番滑走でシュムラトコ(ウクラ。22)。今季GPフィンランド大会8位。曲は「Melody from The High Pass」。振付はミハイロ・レイバと本人。滑り出す前に赤ちゃんを抱くような仕草があり、子を失った父と子の物語を表現したとのこと。冒頭の3Aはなんとか決める。続く3Lz+2Tも下りる。スピン二つはレベル4.うちFSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fも成功。CCoSpはレベル3。技術点35.06、演技構成点34.89、合計69.95でSP19位。
 15番滑走でA.セレフコ(エスト。22)。今季NHK杯8位。曲は「Pharaoh Ramses II」他。振付はシニツィン。ノーミスですばらしい出来。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点2〜5。続く3Aも決め、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル3.うちFSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tも決める。StSqと最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5、CCoSpは加点1〜4。技術点49.61、演技構成点40.44、合計90.05は自己ベスト更新でSP3位。

 22番滑走でM.セレフコ(エスト。20)。今季スケートカナダ11位、NHK杯12位。曲は継続の「Break My Baby」。振付はシニツィン。冒頭の4T転倒。続く3Lzをステップアウトし、2Tを付けたが要素を失う。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし、1.1倍になる3Aまでqマークで転倒。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。ジャンプ要素3つともミスしてはフリーに進めず。技術点30番目の26.97、演技構成点20番目の35.12、転倒の減点2、合計60.09でSP30位。客席で兄も応援していたのだが。
 25番滑走でメモラ(伊。19)。今季フランス杯11位、フィンランド大会5位、国内初優勝。曲は「アディオス・ノニーノ」他。振付はジョルダーニ他。冒頭で4Lzに挑戦、転倒。続く3Aはアンダーローテーションだが下りた。FCSpとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは長い手足を大胆に使って加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル3。技術点16番目の37.27、演技構成点11番目の36.51、転倒の減点1、合計72.78でSP12位。
 26番滑走でフランジパーニ(伊。22)。今季中国杯5位、NHK杯6位、国内2位。曲は「Keeping Me Alive」。振付はブノワ・リショー。冒頭で4T+3Tをあっさり決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く4Sの予定は3Sにほどいて下りた。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aも成功全ジャッジが加点。技術点4番目の44.8、演技構成点7番目の38.71、合計83.51でSP4位。

 最終グループ27番滑走でブリッチギ(スイス。25)。今季フランス杯4位、NHK杯3位。曲は「I'm In the Mood」他。振付はアダム・ソルヤ。3Lz以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tを簡単そうに成功、加点1〜3。続く3Aも楽に決め加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜4、スピン二つは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lzも決める。技術点2番目の49.79、演技構成点4番目の41.38、合計91.17でSP2位。
 28番滑走でワシリエフス(ラト。24)。今季スケートアメリカ9位、NHK杯7位。曲は「ハレルヤ」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Sはアンダーローテーションで両足だったが転ばなかった。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。スケーティングは素晴らしいのだが。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のFSSpは加点4〜5、StSqは加点3〜5。1.1倍になる3Aはしっかり決め、全ジャッジが加点。技術点9番目の40.17、演技構成点2番目の42.17、合計82.34でSP5位。
 29番滑走でエガーゼ(ジョー。20)。今季スケートアメリカ4位、NHK杯4位。曲は「Ave Maria」。振付はトゥトベリーゼ他。冒頭で4Sからの連続ジャンプの予定が変な3Sになりこらえた。次の4Tに2Tを付けて連続ジャンプをリカバリー。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点1〜3。StSqとCSSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜3。最後のCCoSpはレベル2。技術点11番目の39.72、演技構成点9番目の37.28、合計77.0でSP10位。

 30番滑走でシャオイムファ(仏。22)。今季ファイナル4位。曲は「The Prophet」。振付はブノワ・リショー。冒頭4Lzからの連続ジャンプの予定が傾いて片手付きになり、第2付かず。以後の全要素に全ジャッジが加点。続く3Aはきれいに決め、加点1〜3。次の4Tに2Tを付けて連続ジャンプをリカバリー。加点ほぼ2。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点4〜5。最後のCSSpは加点3〜4。さすがにフランス杯の絶好調はキープできず。最初にミスが出たせいか丁寧に演技している感じ。技術点最高の50.15、演技構成点も最高の43.98、合計94.13でSP1位。
 31番滑走でエイモズ(仏。26)。今季ファイナル6位。曲は「Bird Gerhl」。振付はブライス・ムゼと本人。いったいどうしたのか。冒頭は4Tで予定構成を提出したようだが1Fになり無得点。3Aは転倒。CCSpと最後のStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5。3Lzからの連続ジャンプは第2が1Loになり、要素を失う。まるでどこか傷めたよう。FSSpはレベル2で全ジャッジが加点1〜3。CoSpは足替えできず、レベルBでVマークの上無得点。技術点最低の19.2、演技構成点6番目の39.13、転倒の減点1、合計57.33でSP31位。フリーに進めず。解説の岡崎さんは「2020年の大会でもミスが出て26位だった時のことが思い出される」と言う。
 最終滑走でリッツォ(伊。25)。昨季欧州選手権銀メダル。世界選手権9位。今季スケートカナダ3位、フィンランド大会4位、国内3位。曲は「Two Men In Love (The Irrepressibles)」に変更。振付はスカリ。エイモズの大変調でモヤモヤした会場の雰囲気のなか開始。「右の股関節を傷めている」と赤平アナ。冒頭の4Tの予定がパンク、2Tになり無得点。しかしここからがんばり、CCSp以外の全要素に全ジャッジが加点。3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ3〜4。CCoSpは加点1〜4。1.1倍になる3Aもきれいに成功、加点2〜4。技術点12番目の38.97、演技構成点4番目の41.46、合計80.43でSP6位。この大会で世界選手権のイタリア2枠が決まるらしい。

 フリー。世界選手権フリーのミニマムスコアは64。
 9番滑走でSP13位レシュテンコ(チェコ。21)。曲は映画「The Man from U.N.C.L.E.」より3曲。振付はアダム・ソルヤ。コーチはブレジナ他。冒頭で4T+3T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Sも決め、全ジャッジが加点1〜3。さらに3A、ソロの4Tと成功、いずれも全ジャッジが加点1〜3。CCSpはレベル3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sを決める。しかしソロの3Lzは軸が傾き転倒。あと二つのスピンはレベル4。3Lo+1A+SEQもなんとか決める。予定では第2は2Aだった。ChSqは疲れたのかGOE-3〜1。技術点3番目の87.14、演技構成点17番目の67.79、転倒の減点1、合計153.93は自己ベスト更新でフリー8位、総合226.67も自己ベスト更新で9位。
 11番滑走でSP16位サモイロフ(ポー。24)。曲は「ノートルダム・ド・パリ」より3曲。振付はリギーニ。冒頭は4Lzの予定だったが1Lzに。4S+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。3Aも全ジャッジが加点2〜3。3Loも全ジャッジが加点。「ジャンプを下りた後の流れがいいので加点がつきやすい」と解説の岡崎さん。スピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE-2〜2。1.1倍になるところでソロの4Sを決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lz+3T、3F+1Eu+3Sも成功、ほぼ全ジャッジが加点。CCSpはレベル2。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。技術点4番目の86.56、演技構成点72.56、合計159.12は自己ベスト更新でフリー5位、総合230.17で8位。

 13番滑走でメモラ(伊。19)。曲は「サムソンとデリラ」より4曲。振付はジラルディ。冒頭の4Lzは下りた。予定では連続ジャンプだった。次はもう1本4Lzの予定だったが3Lzで転倒。3A+1Eu+3Sは決める。3Loは全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lz+3Tも成功、全ジャッジが加点。3Fに2Aを付け連続ジャンプリカバリー。ただ第1が!マーク。StSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。最後のCCoSpは疲れたのかレベル2でGOEマイナス評価。技術点8番目の81.43、演技構成点12番目の72.67、転倒の減点1、合計153.1でフリー9位、総合225.88で10位。
 15番滑走でエガーゼ(ジョー。20)。曲は「ロクサーヌのタンゴ」。振付はグレイヘンガウス他。冒頭の4Tはステップアウト。続く4S+3Tは決める。しかし次の4Sでまたステップアウト。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqと最後のFCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるところで3A+1Eu+3Sを跳ぶが第3がqマーク。ソロの3Fと3Lzはエッジを使い分け全ジャッジが加点。ChSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点6番目の82.33、演技構成点7番目の73.83、合計156.16でフリー6位、総合233.16で7位。

 最終グループ19番滑走でリッツォ(伊。25)。曲は「Fix You」。振付はラノッテ。まとめる力はさすが。冒頭の4T成功全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点2〜33F+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜4。3Loも成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqは全ジャッジが加点全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQは全ジャッジが加点。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Aはqマークで転倒。CCSpはレベル3。技術点2番目の87.82、演技構成点3番目の83.62、転倒の減点1、合計170.44でフリー2位、総合250.87で銅メダル。
 20番滑走でワシリエフス(ラト。24)。曲は「Blues Deluxe」。振付はランビエール。スタンドからすごい声援。冒頭の4Sは回ったが転倒。次は3Lzからの連続ジャンプの予定だったが、2本目の4Sに挑みアンダーローテーションで両足だが下りた。ただ第2付けられず繰り返しの違反。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Loはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、FSSpは加点ほぼ4、あと二つのスピンも加点ほぼ3〜4。ChSqも全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Aはqマーク。次は3Lzからの3連続の予定がステップアウト。3Fに+1Eu+2Sを付け、3連続はリカバリーしたが、連続ジャンプは二つのみ。技術点12番目の71.76、演技構成点2番目の84.32、転倒の減点1、合計155.08でフリー7位、総合237.42で6位。
 21番滑走でフランジパーニ(伊。22)。曲は「イオチサロ」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Tの予定が3Tになったが全ジャッジが加点1〜3。続く4Sは決め、全ジャッジが加点ほぼ2。3A+2A+SEQ、ソロの3Aはいずれも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点。1.1倍になるところで3Lz+3Tを決める。しかし予定通り第1を3Loで跳んでおけばよかった。ソロの3Fは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+1Eu+3Sの第1が3回転以上のジャンプの回数違反(2本跳べるのは2種類まで。4T崩れの3Tと連続3回転の第2の3T、3A2本で枠を消化、3Lz2本目は余分)で無得点に。もったいなかった。ChSqは全ジャッジが加点。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の81.73、演技構成点6番目の80.85、合計162.58でフリー4位、総合246.09で4位。

 22番滑走でA.セレフコ(エスト。22)。曲は「Ad Martem」。振付はシニツィン。すばらしかった。解説の岡崎さんは「ゾーンに入った」。赤平アナは「初めからオーラがあり、途中から鳥肌がたった」。最初と最後の音楽は何かが迫りくるような曲で、StSqからFSSpまでの真ん中の部分は、ゆったりした曲調。冒頭のジャンプを跳ぶまでの動きで世界を作り、4Tを成功。全ジャッジが加点3〜4。続くソロの3Fと3Loは無難に決め、全ジャッジが加点2〜3。3A+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜4。StSqはゆったりした音楽を表現し、体を自在にコントロールしていた。1.1倍になるところで3Aからの連続ジャンプの予定が2A+2Tに。次が3Lz+2A+2Aの予定だったが、冷静に3Lz+2A+2T+SEQに変更して全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Sも決める。CSSpはレベル3。ChSqはイーグルなどで全ジャッジが加点3〜5。ノーミスで終え、ガッツポーズで叫んだ。技術点5番目の83.42、演技構成点83.52、合計166.94は自己ベスト8点以上更新でフリー3位、総合256.99で銀メダル。
 23番滑走でシャオイムファ(仏。22)。曲は「ダフトパンクメドレー。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Lzはこらえた。4Tは転倒。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。4Sは決める。1.1倍になる4T+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Aは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル4で全ジャッジが加点3〜4。3Lz+1Eu+2Sもほぼ全ジャッジが加点。スピン三つもレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCSSpは加点3〜4。ChSqは禁止されているバックフリップも入れたが、全ジャッジが加点3〜5。技術点最高の97.03、演技構成点も最高の88.01、転倒の減点1、違反要素の減点2、合計182.04でフリーも1位、総合で金メダル。優勝インタビューで「バックフリップは観客のためにやった」と言ったらしい。
 最終滑走でブリッチギ(スイス。25)。曲は「The Rainmaker」他。振付はヴァトゥーリ他。冒頭の4Tで転倒。冒頭の4Tで転倒。続く2本目は2Tにパンク。3Aはステップアウト。連続ジャンプの予定だった。ソロの3Loは全ジャッジが加点1〜3。この後の3連続を除く全要素に全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqと最後のCSSpは加点2〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQは予定では第2が2Tだったが、少しでも挽回するためか変更して加点1〜3。3F+1Eu+2Sも決める。ソロの3Lzは加点ほぼ2〜3。ChSqは加点ほぼ3。技術点13番目の70.57、演技構成点5番目の81.72、転倒の減点1、合計151.29でフリー10位、総合242.46で5位。

 <女子シングル>33人エントリー。世界選手権のミニマムスコアはSP32、フリー53。Jスポーツ解説は岡崎真さん、実況は小林アナ。
 11番滑走でペルトネン(フィン。24)。2018年五輪20位、2020年欧州選手権5位。昨季ISU国際大会はCSゴールデンスピン16位のみ。今季CSオータム・クラシック、CSフィンランディア杯とも7位。国内4位。曲は「Je Suis Malade」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の3T+2Tは全ジャッジが加点2〜3。しかし続く2Aの予定が締まらずハーフになり無得点、要素を失う。FSSpはレベル3。1.1倍になる3Loは決める。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5。技術点18番目の27.37、演技構成点7番目の29.36、合計56.73でSP14位。

 15番滑走でペルコネン(フィン。18)。昨季国内2位、冬季ユニバ9位。今季シニアデビュー、フィンランディア杯4位、GPフィンランド大会6位、国内初優勝。曲は「Lo Vas A Olvidar」。振付はエリーナ・イコネン。冒頭の3T+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lzは!マーク。StSqとSSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の34.02、演技構成点11番目の28.58、合計62.6は自己ベスト更新でSP7位。フリー23位、総合21位。
 16番滑走でカイザー(スイス。19)。昨季18位。今季CSネーベルホルン杯4位、CSワルシャワ杯5位、国内3位。曲は「Lost Without You」。振付はブノワ・リショー。滑りが硬く見える。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Aも決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちLSpとStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fも成功、全ジャッジが加点1〜3。FSSpはレベル3。技術点4番目の37.42、演技構成点7番目の28.89、合計66.31は自己ベスト更新でSP4位。
 23番滑走でミクティナ(墺。20)。昨季12位。今季CSゴールデンスピン9位。国内3回目の優勝。曲は「El Mariachi」他。振付はシニツィン。3F以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点1〜3。2Aも成功、加点1〜3。FCSpはレベル3だが加点2〜4。1.1倍になる3Fはアンダーローテーションでステップアウト。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜4、スピン二つは加点2〜3。解説の岡崎さんが「久しぶりに彼女のいい演技を見ました」。技術点6番目の34.11、演技構成点4番目の29.6、合計63.71でSP5位。

 最終グループ28番滑走でシルト(仏。18)。173cmの長身。昨季世界ジュニア11位、世界選手権25位。今季CSネーベルホルン杯8位、CSブダペスト杯7位。フランス杯8位、フィンランド大会5位、国内初優勝。曲は「Ojos De Serpiente」。振付はガブリエラ・パパダキス。冒頭の3Lz+3Tは成功。続く3Loは全ジャッジが加点。ジャンプは力で跳んでいる感じ。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点ほぼ2。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる2Aも決め、全ジャッジが加点。技術点5番目の35.39、演技構成点13番目の27.88、合計63.27は自己ベスト更新でSP6位。
 29番滑走でピンザローネ(ベル。17)。昨季5位。今季フランス杯2位、NHK杯3位、ファイナル4位、国内初優勝。曲は映画「W.E.」よりCharms」。振付はブノワ・リショー。衣装は上が群青色でスカートにかけて緑色にグラデーション。年齢の割に落ち着いている。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは成功。続く2Aは前後に振付も入って加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpと最後のLSpは加点3〜4。StSqも加点2〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点1〜3。技術点2番目の38.92、演技構成点3番目の30.78、合計69.7は自己ベスト更新でSP2位。
 30番滑走でレポンド(スイス。17)。昨季銅メダル。今季CSネーベルホルン杯2位。フランス杯10位、フィンランド大会ケガで欠場、国内2位。曲は「Voila」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3F+3Tはこらえた。2Aは成功、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzが!マークとqマークで転倒。StSqとLSpはレベル3。うち最後のLSpは全ジャッジが加点2〜3。技術点9番目の31.83、演技構成点29.51、転倒の減点1、合計60.34でSP8位。

 31番滑走でヘンドリクス(ベル。23)。昨季銀メダル。今季スケアメ優勝、中国杯3位、ファイナル2位。国内は欠場か。曲は「I'm nin'alu」他。振付はアダム・ソルヤ。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点2〜4。2Aは加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点4〜5、あと二つのスピンは加点ほぼ3〜4。StSqは途中でジャッジ席の前でのアピールが長い。加点2〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは第1がqマーク。「昨季はSPでミスがあった」と小林アナ。今季は勢いがあった。技術点最高の39.93、演技構成点も最高の34.73、合計74.66でSP1位。
 32番滑走でグバノワ(ジョー。19)。昨季金メダル。今季CSロンバルディア杯優勝、CSフィンランディア杯3位。フランス杯6位、NHK杯6位。曲は「Mojo」。振付はオルガ・グリンカ他。衣装は濃い臙脂。ほぼノーミス。冒頭の3F+3Tは余裕があり、全ジャッジが加点2〜4。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点ほぼ3。1.1倍になる3Lzも成功、全ジャッジが加点1〜3。StSqとLSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。岡崎さんは「初めは見る人を選ぶプログラムだと言う人もいたが今は彼女が自信をもって滑っている」。技術点3番目の37.57、演技構成点2番目の31.39、合計68.96でSP3位。
 最終滑走でクラコワ(ポー。21)。昨季4位。今季CSロンバルディア杯、CSネペラ記念とも4位。スケアメ、中国杯とも7位。曲はチャイコフスキー「Sentimental Waltz」に変更。振付はリギーニ。まさかの結果。冒頭の3Fはeマーク。ここは連続3回転の予定だった。次の3Lzが2Lzになり、なんとか3Tを付けたがダウングレードで転倒。FCSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpはほぼ加点2〜3。1.1倍になる2Aは決める。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル2でほぼ全ジャッジが加点。キスアンドクライでも明るかったが、順位を見ると笑顔が消えた。技術点26番目の23.31、演技構成点11番目の28.26、転倒の減点2、合計49.57でSP25位。なんとフリーに進めず。

 フリー。世界選手権のミニマムスコアはフリー53。第1、第2グループのうちワールドのミニマムをクリアしたのは地元ラトビアのステプチェンコ(17)のみ。第1、第2グループは6人ずつドロー、第3、第4グループは3人ずつドローで滑走順決定。
 10番滑走でペルトネン(フィン。24)。曲は「Adios Nonino」。振付はマーク・ピレイ。冒頭は3Lzの予定がこらえて2Lzに。3Loはステップアウト。2Lz+2A+SEQは決めたがどうしても3Lzは跳べず。3Tは全ジャッジが加点。しかしFSSpはレベル1。3Lo+2Tは全ジャッジが加点。1.1倍になる2A+1Eu+2Fは第1がqマーク、第3がeマーク。StSqはいきいきと滑り、レベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜4。続くChSqも全ジャッジが加点2〜5。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル2。技術点16番目の49.38、演技構成点6番目の58.63、合計108.01でフリー11位、総合164.74で12位。

 12番滑走でSP16位グトマン(伊。20)。昨季8位。今季スケカナ9位、フィンランド大会7位、国内2位。曲は「Prelude and Rooftop」他ヒッチコック・メドレー。振付・コーチともガブリエル・ミンチオ。冒頭の3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点1〜3。続く3T+2Aも全ジャッジが加点。次は2Fになったが全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点うちCSpとStSqは加点1〜4。ChSqは全ジャッジが加点2〜5。3Loはアンダーローテーション。1.1倍になるソロの3Lzもアンダーローテーション。さらに1A+2T、1Sになってしまい、得点稼げず。最後は氷に腹ばい、首をもたげてキッと見上げるポーズ。技術点10番目の52.71、演技構成点も10番目の57.62、合計110.33でフリー8位、総合166.01で10位。ワールドのミニマムに足りないが、GPフィンランド大会で53.54を出している(しかしヨースに負け、世界選手権は逃す)。
 14番滑走でSP10位サウター(ルーマニア。26)。ドイツ生まれ。昨季10位。曲は「Inspiration」。振付はダナ・グルム。冒頭の3LzはGOE-1〜4。続く3Fはqマークで転倒。3T+2Tは全ジャッジが加点。3Loも成功。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3S+2A+SEQ、二回目の3T+2Tを決める。ソロの3Sはアンダーローテーション。あと二つのスピンはレベル3。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。技術点9番目の12番目の55.4、演技構成点55.41、転倒の減点1、合計109.81でフリー9位、総合168.4で9位。ワールドのミニマムをクリア。

 16番滑走でレポンド(スイス。17)。曲は「Freya」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。スケーティングが速い。冒頭3F+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Lzと3Loはオーバーターン。2Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。ChSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+2T+2Loも決める。疲れたのか2A+1Tに。3Sはアンダーローテーション。最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。まだ完全には戻せていないが、大きなミスなく滑り終え、顔をおおった。技術点7番目の60.22、演技構成点4番目の60.26、合計120.48でフリー7位、総合18082で7位。
 18番滑走で初出場でSP9位ヨース(伊。17)。スイス生まれ。今季からイタリアへ移籍。今季国内シニア初優勝。CSゴールデンスピン優勝。曲は「A Beautiful Storm」。振付はロレンツォ・マグリ。冒頭の3Sは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2Tは決める。2A+3Tは第1がアンダーローテーション。3Loは成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpとStSqは加点2〜3。ChSqはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz成功、ほぼ全ジャッジが加点。3F+2A+2Lo+SEQは第1と第3にqマーク、第1には!マークも。ソロの3Fも!マークでアンダーローテーション。技術点5番目の63.13、演技構成点7番目の57.88、合計121.01でフリー5位、総合180.83は自己ベスト更新で6位。

 最終グループ19番滑走でカイザー(スイス。19)。曲は「Lucy Gray (part 1)」他。振付はブノワ・リショー。「昨年フリーで大崩れした」と解説の岡崎さん。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3F+2A+SEQは決めたが第1がqマーク。ソロの3Fと3Sは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜4、StSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2T+2Loは第3がアンダーローテーション。3Loと2Aは決める。ChSqは全ジャッジが加点1〜3。ほぼノーミスで終え、嬉しそう。技術点2番目の68.52、演技構成点5番目の59.89、合計128.41は自己ベスト更新でフリー4位、総合194.72も自己ベスト更新で4位。
 20滑走でシルト(仏。18)。曲は「Hell To The Liars」。振付はパパダキス。衣装は薄紫色。冒頭の3Lz+3Tは第1がqマーク。ソロの3Lzは決める。3Fはeマーク。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点1〜3、FCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Lo+2A+2T+SEQは成功。1.1倍になるソロの3Loは全ジャッジが加点。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3S+2Tも決める。ChSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。2Aも成功。技術点6番目の62.15、演技構成点も6番目の58.44、合計120.59は自己ベスト更新でフリー6位、総合183.86も自己ベスト更新で5位。
 21番滑走でミクティナ(墺。20)。ウクライナ生まれ。曲は「継続の「The Curse」他。振付はシニツィン。回転不足が多かった。冒頭の3Lz+3Tはいずれもアンダーローテーション。3Loは決める。3F+1Eu+3Sの第1と第3もアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点2〜4、最後のCCoSpは加点ほぼ3。しかし2Aが1Aに。1.1倍になる3Lzもアンダーローテーション。3S+3Loは第1がqマーク。そしてまた2Aが1Aに。ChSqは全ジャッジが加点2〜4。技術点12番目の51.39、演技構成点8番目の58.36、合計109.75でフリー10位、総合173.46で8位。ワールドのミニマム取れず。

 22番滑走でヘンドリクス(ベル。23)。曲は「Break My Soul」。振付はアダム・ソルヤ。やや緊張していたのかいつものパワーは半減。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Aと3Fも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。二つ目の2Aは全ジャッジが加点4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点4〜5、CCoSpは加点4、StSqは加点3〜4。ChSqは全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3Lz+2Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし3F+2Tは第1がアンダーローテーション。ソロの3Sはステップアウト。最後はジャッジ席の真ん前でポーズ。解説の岡崎さんも「圧巻でした」。技術点4番目の67.46、演技構成点最高の71.13、合計138.59でフリーも1位、総合213.25で初の金メダル。
 23番滑走でグバノワ(ジョー。19)。曲は「Caruso」。振付はモロトフ他。堅実な演技。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3F+2A+SEQは第1にqマーク。ソロの3Fは成功。。3Sはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2T+2Loは第3がアンダーローテーション。ソロの3Loと2Aは確実に決める。ChSq全ジャッジが加点1〜3。技術点最高の70.73、演技構成点2番目の66.83、合計137.56でフリー2位、総合206.52、逆転で銀メダル。「昨年優勝の意地は見せた」と岡崎さん。
 最終滑走でピンザローネ(ベル。17)。曲は「Adagio from "Spartacus"」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第1がqマーク。3Fもqマーク。3Sは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzもqマーク。緊張もあるか。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うち最後のLSpは4〜5、CCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lo+2A+2T+SEQも第1がqマーク。3Lo+2Tとソロの2Aはマークなしで成功。ChSqは全ジャッジが加点2〜5。技術点3番目の68.4、演技構成点も3番目の64.19、合計132.59でフリー3位、総合202.29で銅メダル。今季シニアデビューなのにいきなりGPファイナルや欧州選手権最終滑走とかでも結果を出し、メンタルが強い。

サッカー短評 (2024.3/17)

鹿島アントラーズvs.川崎フロンターレ 2対1 (2024.3/17 カシマス) 第4節

 3連敗。先制はしたが、後半に連続して失点。8年負けていなかった鹿島に負け、泥沼。ジェジエウが戻ったといっても100%ではないようだ。気温20度、湿度48%。観客24947人。主審は中西さん。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナか。
 先発は、GK引き続き上福元。DF三浦、丸山、ジェジエウ、橘田。アンカーに山本、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田(スポーツナビの先発予想は、GK引き続き上福元。DF三浦、丸山、高井、橘田。アンカーにゼヒカルド、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田)。やはりエリソンはケガなのか。
 鹿島は4-2-3-1。鈴木のワントップ。トップ下にケガ上がりの名古。左右のシャドーにチャヴリッチと藤井。佐野と元フロンターレの知念のダブルボランチ。DF安西、関川、植田、関西学院大から新加入の濃野。GK早川(スポーツナビの先発予想は、4-4-2。新加入チャヴリッチと鈴木のツートップ。左右のウイングバックに仲間と樋口。佐野と知念のダブルボランチ。DF安西、関川、植田、関西学院大から新加入の濃野。GK早川)。ポポビッチ監督は1年目。
 4分、相手右サイド藤井のクロスを三浦が防いで鹿島の右CK。名古が蹴り、相手DF植田がヘディングシュート、GK上福元が防ぐ。
 5分、脇坂のクロスをクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。6分の左CK脇坂が蹴るが、相手DF。
 11分、鹿島の右CK。名古が蹴るが、ジェジエウがクリア。こぼれを拾われ、また相手左CK。こちら側も名古が蹴り、相手FW鈴木がヘディングシュート、瀬古がクリア。14分にも鹿島の右CK。名古が蹴り、ジェジエウがクリア。こぼれを拾われ、再びクロスを入れられるが、橘田がクリア。
 21分、瀬古のクロスをクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ファーで家長がシュート、枠の上。これが初シュートか。
 29分、瀬古がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DF。32分にもマルシーニョがドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、枠の上。
 36分、先制。脇坂からのパスを受けた家長がペナルティーエリア内でシュート、相手GKがはじく。こぼれを走りこんだマルシーニョがシュート、右上に決まる。1−0。
 前半は押されていたが、苦しい中で30分頃からパスがつながり、先制できた。なんとかリードしたままハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 2分、左サイドを三浦が攻めあがってクロス、走りこんだマルシーニョがシュートすると思ったが、山田へ折り返し、これを相手DF植田にカットされ、ロングフィードされる。受けた相手左FWチャヴリッチが丸山を振り切り、ペナルティーエリア右からシュートを決められる。1−1。後半早々に追いつかれる。
 5分、続けて失点。チャヴリッチからのスルーパスに走りこんだ相手FW名古がペナルティーエリア左からシュート、バーに当たる。これを相手FW鈴木に押し込まれ、21−2。あっという間に逆転される。
 8分、フロンターレが一人目の交代。山本に代えて佐々木を入れる。佐々木が右SBに入り、橘田がアンカーか。
 18分には、フロンターレが三人同時交代。ジェジエウに代えて大南、山田に代えて小林、瀬古に代えて遠野を入れる。
 25分、鹿島が一人目の交代。FW名古に代えて樋口を入れる。
 30分、フロンターレが五人目の交代。三浦に代えて瀬川を入れる。
 39分、鹿島が2人目の交代。右FW藤井に代えて松村を入れる。
 44分、鹿島が三人目の交代。チャヴリッチに代えてパレジを入れる。
 逆転された後は、攻めあぐね、結局一度も流れを取り戻せないままタイムアップ。マルシーニョが二枚イエローをもらい、次節出場停止。
 15位に後退。

フィギュアスケート (2024.3/13,14,15,16)

全米選手権 (2024.1/26〜29 コロンバス・オハイオ州) 選手権

 <女子シングル>18人エントリー。レヴィト、グレン、アンドリューズ、ソーングレン、セオ、オードリー・シン、ジョセフィン・リーなど。テネルは欠場。四大陸派遣はグレン(実際にはリングレーシー)、ジーグラー、ソーングレンと決まっており、ジーグラーは四大陸に専念するため全米を辞退。他の選手たちで世界選手権代表を争う。Jスポーツ解説は岡部さん、実況は小林アナ。
 7番滑走でエヴァハート(17)。昨季全米ジュニア13位。今季ジュニアGPポーランド大会6位。曲は「I’ll Take Care of You」。振付はカナエワ。コーチはマリニンの両親。冒頭の3T+3Tは全ジャッジが加点3〜4。続く2Aは全ジャッジが加点2。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点2〜3。FSSpとStSqはレベル3。技術点4番目の36.1、演技構成点8番目の27.11、合計63.21でSP6位。
 9番滑走でジョセフィン・リー(15)。昨季5位。今季ジュニアGP墺大会8位。曲は「I Love Paris, J'aime Paris」。振付はシンディ・スチュアート他。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。3F+3Tも決める。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる2Aも成功。FSSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。ノーミスで終え、涙。技術点5番目の35.74、演技構成点7番目の29.54、合計65.28でSP5位。

 13番滑走でセオ(17)。昨季7位。今季スケートアメリカ10位。曲は「Simple Gifts」。振付はギリエッティシュミット他。衣装は淡いピンクに赤の縁取り。冒頭の3Lz+3Tは成功。これ以降全要素に全ジャッジが加点。続く2Aも決め加点1〜3。スピン三つはレベル4で加点2以上。うち最後のLSpは加点3〜5。1.1倍になる3Loは加点1〜3。StSqはレベル3だが加点1〜4。解説の岡部さんが「今できることを出し切った」。技術点3番目の37.11、演技構成点6番目の30.3、合計67.41でSP3位。
 14番滑走でアンドリューズ(22)。昨季4位。今季スケートカナダ8位、フィンランド大会10位。曲はビヨンセ「Alien Superstar」。振付はリッポン。衣装は濃いピンク。冒頭の3T転倒。連続3回転の予定だった。これ以降全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちCCoSpは加点3〜4、StSqと最後のLSpも加点2〜4。1.1倍になる3Loに2Tを付けて連続ジャンプをリカバリー。技術点11番目の30.56、演技構成点4番目の30.79、転倒の減点1、合計60.35でSP9位。
 15番滑走でオードリー・シン(19)。昨季13位。今季スケートカナダ7位、中国杯9位。曲は「Pina, Lillies of the Valley, All Names」。振付はシンディ・スチュワート。冒頭の3Tはこらえた。続く2Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+2Tも成功、全ジャッジが加点。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。解説の岡部さんは「この曲を聞くとアボット選手を思い出す」。技術点8番目の32.06、演技構成点5番目の30.73、合計62.79でSP7位。

 16番滑走でソーングレン(18)。昨季6位。今季スケートカナダ5位、NHK杯2位。曲は「Windmills of Your Mind」。振付はサンドラ・ベジック。痛恨の1A。冒頭の3Lz+3Tは第1がアンダーローテーション。続く2Aの予定が1Aになり無得点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点4〜5、LSpは加点3〜5。1.1倍になる3Fは決め、全ジャッジが加点2〜3。技術点7番目の33.22、演技構成点3番目の32.11、合計65.33でSP4位。フリーに期待。
 17番滑走でグレン(24)。昨季3位。今季スケートアメリカ5位、フィンランド大会3位。曲は「Heads Will Roll」。振付はキャサリン・ヒル他。衣装は黒のパンツスーツ。6分練習からすごい迫力。「今年は優勝する」と言っていたらしい。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の3F+3Tはスピードにのり、加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。2Aは余裕で、加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点3〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点3〜4。技術点2番目の39.68、演技構成点も2番目の35.3、合計74.98、0.4の僅差でSP2位。
 最終滑走でレヴィト(16)。昨季初優勝。今季ファイナル5位。曲は全米から「Nella Fantasia」に変更。振付はクズネツォワ。衣装は薄紫色。解説の岡部さんは「いろいろチャレンジするのはいいことだが、勝負するなら本人に合った曲を」と言う。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマークかと思ったが認定され、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。続く2Aは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点3〜5、StSqも加点3〜4。最後のLSpはレベル3。途中でバランスをくずして上げた足をつかんでいるのを落とした。めずらしい。技術点最高の39.96、演技構成点も最高の35.42、合計75.38でSP1位。

 フリー。滑走順は、ドローなしでSPの順位の逆順。
 9番滑走でSP10位ケイリン(15)。ほっそりしていて目がぱっちりと大きい。2022年全米ジュニア6位。今季ジュニアGP4位と8位。曲は「カルメン」。振付はチェミショワ。衣装は赤。冒頭で4T成功、全ジャッジが加点1〜3。次は4Sの予定だったが、3S+2A+SEQとしてオーバーターン。続く2Aは全ジャッジが加点1〜3で、2Aは2本目。3Loも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。ChSqはあまり曲と関係なく、GOE-2〜2。1.1倍になる3F+2A+SEQはきれいに成功したが、2Aが3本目で第2は無得点。解説の岡部さんは「シークエンスは一つしか入れられない」。3Lz+3Tは決める。3Fはqマークで転倒。StSqはレベル3。技術点3番目の65.89、演技構成点10番目の53.21、合計118.1でフリー7位、総合177.81で8位。これからが楽しみ。
 10番滑走でアンドリューズ(22)。曲は「Being Good Isn't Good Enough」他。振付はデルモア。観客に人気。冒頭の2Aは全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+SEQは第1でこらえた。3Tは全ジャッジが加点3。しかしソロの3Fがqマークで転倒。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちFCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3S+2T+2Loと3Lo+2Tは成功。ChSqは全ジャッジが加点1〜4。3Loは全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点5番目の63.69、演技構成点4番目の62.45、転倒の減点1、合計125.14でフリー5位、総合177.81で6位。
 12番滑走でオードリー・シン(19)。曲は「Skyfall, Cuba Chase, Komodo Dragon」。振付はカメレンゴ。衣装は赤。冒頭の3Lzはアンダーローテーション。続く3T+3Tもアンダーローテーションで転倒。3Fもアンダーローテーション。2Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。次は3連続の予定だったが1Loに。3S+2A+SEQは予定通りでほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Loの予定に+2T+2Loを付けリカバリー。ChSqはスパイラルなど行い、全ジャッジが加点2〜5。最後のStSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。技術点12番目の55.57、演技構成点7番目の58.25、転倒の減点1、合計112.82でフリー10位、総合175.61で9位。

 最終グループ13番滑走でエヴァハート(17)。身長163cmだがもっと高く見える。首が長い。曲はビバルディ「四季」より「冬」。振付はカナエワ。冒頭の2A+3Tと3Fは全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Lzは全ジャッジが加点1〜3。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2T+2Loも決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE-2〜3と割れた。3S成功。岡部さんは「要素のつなぎで音楽を表現していない」というようなことを指摘。ただコーチ陣もわかっているだろうと言う。技術点2番目の72.17、演技構成点8番目の57.99、合計130.16でフリー3位、総合193.37で4位。
 14番滑走でジョセフィン・リー(15)。曲は「Poeta En El Viento」。振付はスカリ他。衣装は黒に赤いビーズ。ノーミス。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Loは加点2〜3。続くソロの3Lzと3Tは加点1〜3。3S+2T決める。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4。ChSqは加点2〜3。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQと3Lo+2Tはいずれも加点1〜3。ソロの3Fは加点2〜3。StSqはレベル3だが加点ほぼ3〜4。リンクから上がるとき涙。技術点最高の74.59、演技構成点3番目の64.26、合計138.85でフリー1位、総合204.13で2位。得点と順位を見て大泣き。
 15番滑走でソーングレン(18)。曲は「Twighlight Medley」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の3Lz+3Tはいずれもアンダーローテーション。3Sは成功。3Fはダウングレードで両足。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。SPでもミスした2Aの予定が半回転のみになり、無得点。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる2A+3Tは決め、全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2T+2Loは第1と第3がqマーク。ソロの3Loもqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点11番目の56.38、演技構成点5番目の60.27、時間超過の減点1、合計115.65でフリー8位、総合180.98で7位。

 16番滑走でセオ(17)。曲はピアソラ「リベルタンゴ」他。振付はソニア・ヒルマー他(ヒルマーは現役の選手。逆回転のスピンとジャンプができ、2024全米12位)。連続ジャンプ3本とも後半にいれる構成。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点3〜4。3Sは全ジャッジが加点1〜3。3Fはqマークでステップアウト。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる2A+3Tは第2がqマーク。3Lz+2T+2Loは第1がqマーク、第3がアンダーローテーションで両足。3Lo+2Tは決める。StSqはレベル3。最後のFCSpはレベル2。技術点7番目の60.16、演技構成点6番目の59.99、合計120.15でフリー6位、総合187.56で5位。メダルを逃す。
 17番滑走でグレン(24)。曲は「Exogenisis No.3」。振付はウィーバー他。前半は完璧。冒頭で3A成功。全ジャッジが加点2〜3。3F+3Tは安定していて全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Lo+2Tとソロの3Sは全ジャッジが加点1〜3スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うちCCoSpは加点3〜4。1.1倍になるところで3Lzの予定が2Lzにばらける。次の3Loは締めて全ジャッジが加点2〜4。しかし3Fがパンクして1Fに。それでもChSqは全ジャッジが加点3〜5。解説の岡部さんは「ミスしたジャンプは体力が足りないため」。終わったとき「ダメだった」という表情。技術点4番目の65.28、演技構成点最高の70.2、合計135.48でフリー2位、総合210.46、逆転で初優勝。最終順位がわかったとき嬉し泣き。
 最終滑走でレヴィト(16)。曲は「The White Crow」より。振付はクズネツォワ。びっくり。いよいよトンカチジャンプの限界か。冒頭の3Lz+3Tは回ったが転倒。続く2A二つは全ジャッジが加点2〜3。3Fも全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜5、StSqも加点3〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし連続ジャンプの予定の3Fで転倒。観客から励ましの拍手。続く3Loもqマークで転倒。連続ジャンプをリカバリーできず。FCSpはレベル2だが全ジャッジが加点2〜4。岡部さんは「2回目に転倒した後、あきらめてしまったようだ」。技術点6番目の62.08、演技構成点2番目の67.22、転倒の減点4、合計125.3でフリー4位、総合200.68で3位。

 <男子シングル>17人エントリー。マリニン、ジェイソン・ブラウン、マー、ナウモフ、プルキネン、トルガシェフ、樋渡、カペイキス、マルティノフ、遠藤悟空など。ブルサードが病気で欠場。サモーヒン(26)がイスラエルからアメリカに国籍変更して初出場。四大陸派遣は、樋渡、プルキネン(実際にはナウモフ)、トルガシェフに決定済み。Jスポーツ解説は岡部さん、実況は赤平アナ。
 9番滑走でトルガシェフ(22)。昨季3位。今季スケートアメリカ7位。曲は「L'enfer」。振付はシェイリン・ボーン他。「孤独」をテーマに振付てもらったとのこと。迫力があった。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Aは加点ほぼ3。3F+3Tも成功。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全身を大きく使い、空中姿勢もコントロールされており加点4〜5。1.1倍になる3Lzは加点ほぼ3〜4。最後のCCoSpはレベル3だが加点ほぼ3〜4。技術点3番目の46.26、演技構成点4番目の41.76、合計88.02でSP4位。
 10番滑走でナウモフ(22)。昨季4位。今季スケートアメリカ10位。曲は継続の「Glimpse of Us」。振付はアダム・ブレイク。今季一番ではないか。スピンがうまい。3A以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Sは余裕があった。加点2〜4。3Aはこらえた。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ3〜4、スピン二つも加点2〜4。StSqはメリハリのきいた動き。1.1倍になる3Lz+3Tも成功、ほぼ加点1〜3。技術点2番目の48.98、演技構成点5番目の40.74、合計89.72でSP2位。
 11番滑走で樋渡(23)。昨季10位。今季ブダペスト杯3位、ゴールデンスピン9位。曲は継続の「Romani Holiday」。振付はマーク・ピレイ。今季から浜田コーチ、佐藤ひろあきコーチに変更。3A以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点。3Aはステップアウトし片手付き。スピン三つはレベル4で加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ加点1〜3。StSqはいろいろやったがレベル2、加点は2〜3。技術点6番目の43.13、演技構成点38.18、合計81.31でSP6位。
 12番滑走でマルティノフ(17)。昨季11位。今季JGPファイナル6位。曲は「Dawn of Faith」。振付・コーチともモロゾフ。ずいぶん大人っぽくなった。冒頭の3Aは決め、ほぼ全ジャッジが加点。3Lz成功、全ジャッジが加点2〜4。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第1がeマーク。StSqはレベル3で加点2〜3。技術点8番目の40.02、演技構成点8番目の37.51、合計77.53でSP8位。

 14番滑走でカペイキス(19)。170cm。だいぶ足が伸びた印象。昨季6位。今季スケートカナダ8位、フィンランド大会9位。曲は「Jesus Christ Superstar」より「The Overture」等。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の3Fは全ジャッジが加点2〜4。イーグルから入る3Aで転倒。「4回転を入れないので、決めたかった」と解説の岡部さん。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tはなんとか決める。ここも予定では第2は3Tだったが、第1がつまったため3回転は付けられず。CCoSpはレベル3。技術点10番目の35.02、演技構成点6番目の38.42、転倒の減点1、合計72.44でSP10位。
 15番滑走でマー(28)。昨季5位。今季中国杯9位、フィンランド大会11位。曲は「Hernando's Hideaway」。振付はモロゾフ他。冒頭の4Tはqマークで転倒。続く3Lz+3Tは決め、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aは片手つき。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。「観客を巻き込むのがうまい」と赤平アナ。技術点9番目の39.68、演技構成点7番目の37.86、転倒の減点1、合計76.54でSP9位。

 16番滑走でジェイソン・ブラウン(29)。昨季2位。今季前半は競技会に出ずショーに出演。CSワルシャワ杯3位。曲は「Adios」。振付はロヒーン・ワード。冒頭の3Aは回っていたが転倒。この後の全要素に全ジャッジが加点。続く3Fは加点ほぼ4。スピン三つはレベル4で加点3以上。うちスピン二つとStSqは加点4〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは加点3〜4。岡部さんは「StSqは音を一つ一つ表現するだけでなく、音楽が止まるところ伸ばすところが動きと一致している。StSqだけもう一度見たい」。競技会プログラムとしての滑り込みが足りないように感じた。技術点5番目の43.85、演技構成点2番目の46.17、転倒の減点1、合計89.02でSP3位。
 17番滑走でプルキネン(23)。昨季8位。今季フランス杯5位、NHK杯5位。曲は「A Different Kind Of Love」。振付はデュブレイユ。解説の岡部さんは「いいときと悪い時の差が大きい」。冒頭の4Tはこらえた。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。なんとかまとめられ、ホッとしていた。技術点4番目の45.99、演技構成点3番目の41.91、合計87.9でSP5位。
 最終滑走でマリニン(19)。昨季初優勝。今季ファイナル優勝。曲は「マラゲーニャ」。振付はシェイリン・ボーン。ショーにも出て観客への見せ方も学んでいるとのこと。FSSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭は軽く4T成功、加点ほぼ4〜5。続く4Lz+3Tも決め、加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqと最後のCCoSpは加点4〜5。1.1倍になる3Aは楽々跳んで加点4〜5。FSSpはレベル3。「ジャンプは言うことがない」と岡部さん。技術点最高の61.99、演技構成点も最高の46.58、合計108.57でSP1位。

 フリー。
 6番滑走でSP12位パニオット(26)。ウクライナ生まれ。昨季7位。曲はプレスリーメドレーから変更してクイーンメドレー。振付はミーシャ・ジー。コーチはエルドリッジ。冒頭4Fに挑み、!マークながら着氷。続く4T+2Tは全ジャッジが加点2〜3。3Aもほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜4。StSqと最後のFCSSpはレベル3。うちStSqは加点1〜3。ソロの3Fは!マーク。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3F+2Tは第1が!マーク。3Lzは成功。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。とにかく有名なメロディーをつないで楽しいプログラムになっていた。技術点3番目の86.84、演技構成点7番目の76.03、合計162.87でフリー5位、総合233.17で7位。
 9番滑走でマー(28)。曲は「オペラ座の怪人」に変更。振付は不明。冒頭の4Tはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。3Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル3.うちCSSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1になる3A+2Tは全ジャッジが加点1〜3、3Lz+1Eu+2Sも決める。3Fはこらえてオーバーターン。ChSqは全ジャッジが加点1〜4。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の83.44、演技構成点6番目の78.59、合計162.03でフリー6位、総合238.57で6位。
 10番滑走でマルティノフ(17)。曲は「Iron」。振付はグロモワ他。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。3A+2Tは全ジャッジが加点2〜4。CCSpとStSqはレベル2。3Loは全ジャッジが加点3〜4、ソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第1がeマーク。3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzもなんとか決める。あと二つのスピンはレベル4。全体に加点が少ない。「最後は疲れが見えました。若いのでこれからです」と岡部さん。技術点7番目の77.26、演技構成点10番目の73.26、合計149.52でフリーも8位、総合227.05で9位。

 12番滑走で樋渡(23)。曲は「フィンランディア」。振付はバトル。冒頭の4Tはqマークで片手つき。続く4T+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Aはあっさり転倒。3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4.うち最後のFCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるところで3A+2A+SEQの予定が第1が1Aに。次の3Lz+1Eu+3Sはがんばり全ジャッジが加点1〜3。3Loも決め、全ジャッジが加点。ChSqは得意の高いバレエジャンプも入れ、全ジャッジが加点2〜4。続くStSqはレベル3でGOE0〜4。技術点8番目の75.1、演技構成点も8番目の75.39、転倒の減点1、合計149.49でフリー9位、総合230.8で8位。
 13番滑走でプルキネン(23)。曲はプッチーニ「トスカ」より3曲。振付はシェイリン・ボーン。なかなかよかった。ソロの3Lo以外のほぼ全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tはすごくきれいに成功、加点3〜5。3Lz+3Tは加点3〜4。3A+1Eu+1Sは第3がパンクしたが加点1〜3。3Loは片手つき。ここで崩れるか思ったが、FCCoSpとStSqはレベル4で加点2〜4と立ち直る。1.1倍になる3Aを決め、加点2〜4。3Lz+2A+SEQも加点2〜4。ソロの3Fは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル3.うち最後のCCoSpは加点ほぼ2〜3。そしてChSqは情感たっぷりに演じ、加点2〜5。技術点2番目の89.88、演技構成点4番目の84.55、合計174.43でフリー3位、総合262.33で3位。
 14番滑走でトルガシェフ(22)。曲は「Void of Madness」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4Tがパンクして2Tに。続く3Aはステップアウト。大技二つをミスして得点稼げず。3Loは全ジャッジが加点2〜3、3Fも全ジャッジが加点2〜4。StSqとスピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqとCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Fをステップアウトしたのに2Sを付けたがこの分は無得点。3Lz+2A+SEQは間にオーバーターン。ChSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜5。最後のFSSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点11番目の67.6、演技構成点5番目の83.59、合計151.19でフリー7位、総合239.21で5位。

 15番滑走でジェイソン・ブラウン(29)。曲は昨季の「The Impossible Dream」に変更。振付はロヒーン・ワード。冒頭、3A+2A+SEQを決め、全ジャッジが加点2〜5。続くソロの3Aも成功、全ジャッジが加点1〜3。3Loはオーバーターン。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち最後のCCSpは加点4〜5、FCCoSpとStSqは加点ほぼ4〜5。3Lz+3Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+1Eu+3Sは片手つき。2Aの予定が1Aに。ChSqは全ジャッジが加点ほぼ4〜5。3Fは全ジャッジが加点1〜4。終わると観客がスタンディングオベーション。技術点6番目の83.07、演技構成点最高の92.41、合計175.48でフリー2位、総合264.5で2位。
 16番滑走でナウモフ(22)。曲はプッチーニ「トスカ」。振付はアダム・ブレイク。赤平アナが「4回も手術し、両親とケンカして実家を出て、バイトをしたりした後、競技に戻ってきた」と言う。プルキネンの「トスカ」とは異なる編曲でボーカル入り。ソロの3Aと3F以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Sは加点1〜4。続く3A+2A+SEQは加点1〜3。3Lz+3Tは加点ほぼ2〜4。3Loは加点2〜3。スピン二つはレベル4で加点1〜4。1.1倍になる3Aで転倒。次の3Fはeマーク。3Lz+1Eu+3Sは加点1〜3。StSqとFSSpはレベル3。うち最後のFSSpは加点2〜4。ChSqは加点ほぼ3〜5。基礎点はプルキネンより高い77.13、技術点速報値もプルキネンに迫る89.22だったが、曲想表現の面ではジャンプが目立った感じ。技術点4番目の86.36、演技構成点3番目の85.42、転倒の減点1、合計170.78でフリー4位、総合260.5で4位。
 最終滑走でマリニン(19)。曲は「Succession」。振付はシェイリン・ボーン。めずらしくミスがめだった。後半の4Lzと2T以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Aはややこらえたが加点2〜5。続く4Lzはあまりにも回転が速くて3回転のように見えるが、加点3〜5。次は4Loの予定がパンクして2Loに。4Sは加点3〜4。スピン三つはレベル4で加点2以上。うち最後のCCoSpは加点3〜4。StSqはレベル3で加点3〜5。1.1倍になるところで2本目の4Lzがqマークで転倒。第2付けられず繰り返しの違反。次も4Tからの連続ジャンプの予定が2Tにパンク。ChSqは加点ほぼ2〜4。3Lz+3A+3T+SEQは予定外の3Tを第3に付けて少しでもリカバリーという規格外の試みか。3連続3回転でこの組み合わせは前代未聞。これひとつで21.28稼いだ。終わったとき苦笑い。連続ジャンプは一つだけだが、技術点最高の95.1、演技構成点2番目の91.68、転倒の減点1、合計185.78でフリーも1位、総合294.35で2連覇。

※世界選手権派遣は、男子3枠・マリニン、ジェイソン・ブラウン、プルキネン。女子2枠・グレン、レヴィト。
 世界ジュニアは、男子2枠・マルティノフ、サンチェス。女子2枠・ジョセフィン・リー、シェリー・ジャン。

※※ISU公式サイトの選手履歴ページの表紙が先月まで(?)女子・メドベージェワ、男子・羽生、ペア・スイ/ハン組だったのが、いつの間にか女子・坂本、男子・宇野、ペア・三浦/木原組になっていた。アイスダンスはチョック/ベイツ組で変更なし(写真は差し替え)。

マラソン (2024.3/10)

名古屋ウィメンズマラソン (2024.3/10 バンテリンドームナゴヤ発着) MGCファイナルチャレンジ

 安藤友香(ワコール)が7年前の初マラソンで出した自己ベストを更新して初優勝したが、大阪国際で前田が出した日本記録2時間18分59秒を上回れず、パリ五輪代表は逃した。その他MGC3位以下で今回3枠目をめざしたのは、鈴木亜由子(JP日本郵政)、加世田(ダイハツ)。3人とも自己ベストは2時間21分台後半。MGC3位だった細田はケガで棄権。主な海外招待選手は、2022年オレゴン国際を2時間18分11秒で優勝のゲブレシラシエ(エチオピア)、チュンバ(バーレーン)、メリンガー(ルーマニア)、チェプトゥー(ケニア)など。ペースメーカーは7人。先頭の4人は1km3分18秒、5km16分30秒、フィニッシュ2時間19分15秒の設定。これだと前田の記録は上回れないので、ペースメーカーが離れる30km以降にペースアップの必要がある。気温5.2度、湿度53%、北西の風1m。放送センター解説は有森。有森は「気温は10度前後がいい」。
 最初の1kmは3分19秒。設定よりやや遅いが、初めの10何キロか下っているのでもう少し出てもいいらしいが、気温が少し低いので、温まればペースアップするか。1-2kmは3分16秒。先頭集団は早くもしぼられてきており、忍者走りの安藤、ピッチ走法の加世田、鈴木の3人と、海外招待勢4人、ペースメーカー4人に。
 5kmでは16分28秒。ほぼ設定どおり。最初の給水ポイント。第一移動車には高橋尚子と野口の二人。「今回、ペ−スメーカーはここでは給水しないことになっている」と高橋。
 10kmは33分5秒。設定より8秒遅い。この5km16分36秒。ここで鈴木が給水に失敗。ゼネラルも取れず。するとそれを見ていた加世田が自分のボトルの残りを鈴木に渡す。解説の高橋は「加世田選手は、鈴木選手が給水できなかったことを気が付く余裕がある」と言う。給水ポイントで隊列がばらけ、ペース1のパデューが後方から先頭へ戻る。パデューは大阪でも安定してレースを引っ張ったらしいが、フォームが左右に大きくぶれている。
 12kmで先頭4人のペースメーカーのうち、パデューがやめる。13km過ぎでチェプトゥー(ケニア)とペース3のドルフィンニャボケが遅れる。先頭集団はペースメーカー2人と選手6人に。
 15kmでは49分44秒。「設定より14秒遅い」と実況アナ。この5km16分39秒。鈴木が集団の最後方、安藤はペースメーカーの近く、加世田は安藤の斜め後ろあたりを走る。高橋が「3人ともマイペースで走れる位置で走っている」。
 16-17kmは3分20秒、17-18kmは3分23秒。向かい風もあり、だいぶペースダウンしてきたためか、鈴木がペースメーカーのすぐ横まで上がって来て走る。第一移動車解説の高橋が「ペースメーカーにペースを上げるように圧力をかけている」。野口も「私もああやって走ったことがありました」。一方、センター解説の有森は「鈴木選手のあの動きが後に影響しないといいが」と心配。
 20kmでは1時間6分22秒。設定より20秒遅い。この5km16分37秒。
 中間点では1時間9分56秒。設定より26秒遅い。センター解説の有森は「まだ30km以降にペースアップすれば記録は出せる」と言う。実況アナも「女子マラソンで優勝した上位12人のうち8人が後半の方が速いネガティブ・スプリットで走っている」。
 25kmでは1時間22分40秒。設定より20秒遅いが、少しペースが上がった。この5km16分18秒。ペース6のコリルが離れる。チュンバ(バーレーン)と鈴木が少し遅れる。
 26kmで給水後の集団ばらけが戻らず、安藤、加世田も遅れ始める。チュンバは戻ってくるが、メリンガー(ルーマニア)が遅れる。
 30kmでは先頭はゲブレシラシエとチュンバで、1時間39分2秒。この5km16分22秒。30秒遅れで安藤と加世田、されに10秒遅れで鈴木。安藤のフィニッシュ予想は2時間20分02秒。最後のペース7のチェプキルイが離脱。激励なのか手を振っていた。
 33km付近から安藤が少しペースアップ。口は苦しそうにあいている。加世田が離れる。レース初めの下りが今度は上りになる。「ここでペースアップする選手もいます」と高橋。
 35kmではチュンバがゲブレシラシエのすぐ前で走り、1時間56分21秒。この5km17分18秒。安藤は21秒差の1時間56分42秒でこの5km17分9秒。加世田は安藤と8秒差、鈴木は加世田と11秒差。
 36km過ぎでゲブレシラシエが止まる。いったん戻って安藤の後ろにつけるが、やはりやめてコースアウト。
 38km付近で安藤が先頭のチュンバに迫り、4秒差。後ろでは、鈴木が加世田に3秒差に迫る。39km付近で鈴木が加世田を抜く。3人とも、前田の記録は越せそうもない。有森が「それぞれ次の目標に向かって走っていると思う」。安藤は自己記録の更新か。
 40kmでチュンバは2時間13分53秒。この5km17分32秒。安藤が追いついて並んで通過。この5km17分11秒。最後の給水で安藤は取れず。鈴木が15秒差まで迫る。
 安藤はしばらくチュンバと並走していたが、残り1kmを切ると、スパートしてチュンバを引き離す。
 2時間21分18秒で安藤が優勝。2位はチュンバで2時間21分25秒。3位に鈴木が入り、2時間21分33秒。加世田は4位に踏みとどまり、2時間22分11秒。
 これでパリ五輪の3人目は前田に内定。

サッカー短評 (2024.3/9)

川崎フロンターレvs.京都サンガ 0対1 (2024.3/9 U等々力) 第3節

 また負けた。これでホームゲーム3連戦3連敗。しかも初めて無得点。だんだん悪くなっているようだ。前半立ち上がりは、あわやという場面も作られたが、徐々に盛り返し、押し気味に試合を進めたが無得点。後半20分に失点。25分に遠野と小林、34分にはゴミスと瀬川など攻撃の選手を送り出し、ゴミスの初ゴールかという場面は作れたもののVARで遠野のオフサイドがあり、取り消しに。最後まで歯車がかみ合わなかった。気温9.6度、湿度20%。観客20757人。主審は審判交流制度で来日中のスミスさん。最近プレミアリーグで笛を吹き始めたという30歳の期待の若手主審らしい。DAZN解説は福田さん、実況は桑原アナ。
 先発は、GK上福元。DF三浦、大南、丸山、橘田。アンカーに山本、インサイドハーフには瀬古と脇坂。ワントップ山田。ベンチにゴミス、小林、ソンリョンなど。上福元ハム古巣対戦らしい。ここ3試合で4得点のエリソンはベンチにもいない。後でスタンドにジェジエウ、ヴェロンと一緒にいるところが画面に映った(先発予想はGKソンリョン。DF三浦、高井、大南、際。アンカーに橘田、インサイドハーフに山本と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップはエリソン)。
 京都は4-1-2-3。ワントップに191cmの原大智。左右のウイングに平賀大空と豊川。インサイドハーフに松田天馬と川崎颯太。アンカーに金子。DF三竿雄斗、麻田、アピアタウィア、福田。GKク・ソンヨン。キャプテンは川崎。曹 貴裁監督は4年目。

マラソン (2024.3/3)

東京マラソン (2024.3/3 都庁前〜東京駅前) MGCファイナルチャレンジ

 東京五輪マラソン金メダルのキプチョゲ(ケニア)などの招待選手に加え、国内招待はパリ五輪の3枠目をねらう鈴木健吾(富士通)、西山(トヨタ自動車)、其田(JR東日本)、山下(三菱重工)、細谷(黒崎播磨)など。他に、浦野(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)、市田孝、宏(旭化成)など。五輪派遣設定タイムは2時間5分50秒を突破すること。混合レースなので、女子選手もエチオピアのケベデ、ケニアのワンジルなど海外招待選手と日本記録更新をねらう新谷などが出場。このほか、車いすのレース、市民ランナーなど3万人以上が参加。気温6度、湿度38%、風はほとんどなし。日テレ放送センター解説の高橋尚子が「記録を出すのに絶好の条件」と言う。第一移動車の解説は瀬古さん、第二移動車の解説は藤田駒大監督。
 海外招待選手の方のペースメーカーは3人で、設定は1km2分52秒。日本人中心の第二集団のペースメーカーは2人で、設定は1km2分57秒。
 初めの10kmは下り基調ということだが、なんと先頭は1km2分48秒。既に先頭集団は海外勢7人のみとなっている。第二集団は数十人の大集団。
 5kmで先頭は14分16秒。設定より4秒速い。第二集団は先頭と39秒差の14分55秒。こちらは設定より10秒遅い。最初の給水でペースメーカーの一人が、自分のボトルが見つからなかったのか一瞬止まってしまう。
 8km過ぎで、日本歴代3位の記録をもつ山下が遅れる。
 10kmでは先頭は28分29秒。設定よりまだ11秒速い。世界新記録ペースらしい。ここまでの5kmは14分14秒。既に3人が脱落し、残った4人は全員ケニア勢。キプチョゲ、キプルト、キプラガト、ゲティッチ。
 15kmで先頭は42分52秒。世界記録より17秒速いようだ。ここまでの5kmは14分22秒。日本人1位は小椋(ヤクルト)、鈴木、其田、西山、細谷など44分40秒。16km過ぎでなんと先頭のペースメーカー一人が離脱。ゲティッチも少し離れ、先頭は3人に。
 19km過ぎ、集団で転倒。西山、木村(Honda)ほか海外選手も含めて5、6人がころぶ。
 20kmで先頭は57分14秒。ここまでの5kmは14分22秒。この少し手前から、何とキプチョゲが遅れ始める。一人のペースメーカーが遅れたキプチョゲの近くで走る。20kmで後ろに下がったペースメーカーが離れる。
 中間点では、キプラガト、キプルトが1時間20秒、ゲティッチが1時間22秒。既に世界記録には遅れている。キプチョゲは1時間34秒。日本人中心の集団は、西山、其田、浦野、山本などが1時間2分55秒。
 23km過ぎで服部や細谷が日本人集団から遅れる。
 25kmでは先頭の2人は1時間11分39秒。ここまでの5kmは14分25秒。ついに三人目のペースメーカーも離脱。予定より早いがペースメーカーがいなくなってしまった。27km過ぎで集団から鈴木が遅れる。集団の中で西山や浦野が前の方へ。
 30kmで先頭は、キプラガトで1時間26分8秒。ここまでの5kmは14分29秒。ゲティッチが追いついて1時間26分13秒、キプルトが1時間26分14秒。後ろの集団から西山が抜け出し、1時間29分15秒。浦野、其田も追う。
 32kmでキプルトが初めて先頭に立つ。2位がキプラガト、3位がゲティッチ。日本人の先頭は浦野。33km付近で西山が浦野の前に出て日本人1位に。35km手前で遅れてきたキプチョゲを抜く。解説の高橋が「キプチョゲのこんな姿は初めて見ました」。
 35kmではキプルトとキプラガトで1時間41分2秒。ここまでの5kmは14分48秒とだいぶペースが落ちている。世界記録より遅れている。ゲティッチがまた離れて1時間41分15秒。日本人先頭は西山で1時間44分18秒。
 36kmで其田が浦野を抜き、日本人2位に。先頭ではキプラガトが1位、キプルトが2位。しかし39kmでキプルトがスパート。ぐんぐんキプラガトを離していく。世界記録は無理だが大会新記録(2時間2分39秒)はねらえる。
 40kmではキプルトが1時間55分47秒。西山は1時間59分49秒。第一移動車の瀬古さんが「西山は1km3分を切らないと設定タイムをきれない」。センターでも解説の高橋尚子が「西山選手は何度も時計を見ているからギリギリなのはわかっていると思う」と言う。
 キプルトが2時間2分16秒の大会新で優勝。2位はキプラガトで2時間2分55秒。3位はゲティッチで2時間4分18秒。日本人トップは西山だが2時間6分31秒で9位、設定タイムより41秒遅れた。3枠目はつかめず、泣いていた。日本人2位は其田で、2時間6分54秒で全体の11位。キプチョゲは10位で2時間6分50秒。これでパリ五輪の3人目は大迫傑となった。女子の新谷は2時間21分51秒で、日本記録を3分オーバーして6位でゴール。こちらも目標を達成できず、泣いていた。

サッカー短評 (2024.3/2)

川崎フロンターレvs.ジュビロ磐田 4対5 (2024.3/1 U等々力) 第2節

 信じられない展開。前半に3失点がそもそもダメだが、4点取っても勝ち切れないのが。気温13.2度、湿度51%。観客20316人。主審は飯田さん、VARは木村さん。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナ。水沼さんは、フロンターレの解説をよくするが、今回は磐田の選手の話ばかりで不愉快だった。
 先発は、GKソンリョン。DF三浦、大南、高井、佐々木。橘田のアンカー、山本と脇坂のインサイドハーフ。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン(先発予想は、GKソンリョン。DF三浦、大南、ジェジエウ、際。橘田のアンカー、山本と脇坂のインサイドハーフ。左右のウイングにマルシーニョと山田。ワントップにエリソン)。
 1年でJ1に戻ってきた磐田は、4-2-3-1。ジャーメインのワントップ。トップ下に山田大記、左右のシャドーに新加入の平川怜と松本。上原と中村駿のダブルボランチ。DF松原后、グラッサ、伊藤、植村。GKは元フロンターレの川島。キャプテンは山田。元日本代表コーチの横内監督は2年目。
 5分、ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。三浦と脇坂が立ち、脇坂が直接狙うが枠の上。
 6分、失点磐田のカウンター。山田からのパスを受けた相手左FW平川がクロス、こぼれをファーで拾った相手右SB植村がシュート、低い弾道で決まってしまう。0−1。
 8分、磐田の左CK。中村が蹴るが、高井がクリア。
 16分、マルシーニョがドリプルで左サイドを進み、家長へパス、ペナルティーエリア左奥から家長がシュート、相手GK。
 18分、また失点。相手左MF平川にボールカットされ、パスをつながれ相手左SB松原が持ち上がってクロス、相手FWジャーメインがヘディングシュート、0−2。磐田はシュート2本で2得点。
 23分、左サイドから山本がミドルシュート、相手GKがはじき、こぼれを右サイドから家長がシュート、枠の上。
 29分、また失点。相手ボランチ中村のスルーパスを受けた右FW松本がヒールパスを通して相手FWジャーメインが左足でシュート、0−3。最悪。
 磐田はいわゆる「ポケット」に走りこんで折り返す、という同じやり方を徹底していた。特にフロンターレの右サイド、佐々木の所がねらわれているように感じた。右ウイングの家長が必ずしも右サイドに張っていないので、佐々木が山根のように攻撃参加する余地があるが、今季から右に移ったばかりで慣れないせいか、立ち位置が自信なさげ。家長が持った時にパスを出したいところにいないし、攻めあがったときに脇坂と重なったりしていた。その裏を磐田がついてくると、戻るのが間に合わないことも。ジェジエウのようなスピードがないのだから、あらかじめよく考えて位置取らないと後手を踏むことになる。
 36分、1点返す。マルシーニョのらのこぼれを拾った山本がペナルティーエリア内でシュート、相手DFが防ぐが、こぼれをエリソンが押し込み、1−3。
 43分、攻めあがった佐々木がペナルティーエリア内でエリソンからパスを受けるがシュートできず。
 46分、相手MF山田にミドルシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
 1−3でハーフタイム。後半は思い切った交代などが必要か。

 後半開始からフロンターレが一人目の交代。橘田に代えて瀬古を入れる。瀬古がインサイドハーフ左に入り、山本がボランチに下がる。
 1分、相手ボランチ中村からのパスを受けた上原がシュート、枠の上で助かる。
 5分、ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが、壁に当たって今度は左CK。これも脇坂が蹴るが、相手FWジャーメインがクリア。
 6分、瀬古を起点にマルシーニョを経由してエリソンがシュート、枠の上。
 9分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GK。続く右CKを瀬古が蹴り、エリソンがヘディングシュートを決める。2−3。実況席では「瀬古を入れて攻撃がつながるようになった」。
 14分、追加点。左サイドを三浦がドリブルで突破してクロス、こぼれをエリソンがシュート、相手GKがはじいたところをマルシーニョが押し込み、同点に。3−3。これで負けはないと思ったが。
 19分、磐田が二人同時交代。山田に代えてペイショット、平川に代えて古川を入れる。
 27分、マルシーニョからのパスをエリソンがシュート、相手DF。フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
 29分、磐田が三人目の交代。右FW松本に代えて藤川を入れる。
 31分、失点。相手FWジャーメインへのスルーパスをGKソンリョンが飛び出して防ごうとするが、VARが「PKの疑い」で主審にオンフィールドレビューを推奨し、PK判定に。ソンリョンはボールに触れないと判断した瞬間、ジャーメインを倒さないよう、仰向けに倒れたが、足がやはり接触していた。これをジャーメインが自ら決めてハットトリック。3−4。
 37分、フロンターレが四人同時交代。CB高井に代えてFW山田、家長に代えて小林、マルシーニョに代えて遠野、山本に代えて瀬川を入れる。どうやら前線はエリソンと山田のツートップ、左右のウイングバックに遠野と小林、瀬古と脇坂のダブルボランチ、瀬川が右SBに入り、佐々木が右CBに回ったか。
 40分、また追いつく。山田がペナルティーエリア内で粘ってから倒され、今度はフロンターレにPK。昨年は、家長や脇坂が蹴っていたが、今年はエリソンらしい。しかし山田がボールを渡したがらない。エリソンが譲って山田が左上に蹴りこむ。4−4。
 42分、相手FW藤川のシュートは枠の右。相変わらず、DFの寄せが甘い。
 追加タイムは9分か。46分、相手ロングフィードからゴール競り合い、最後はジャーメインにまたもやシュートを決められるが、ここでもVARが介入。ジャーメインにハンドがあったらしい。オンフィールドレビューの結果、なんとゴール取り消しで、瀬川のハンドでPKの判定に。しかし、ジャーメインがきっちり2本目のPKを同じ左側に決め、4−5とされる。瀬川にはイエローカード。
 58分、中盤左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、エリソンがヘディングシュート、相手GK。続く左CKではGKソンリョンも攻撃参加。瀬古が蹴るが、相手DF。62分、またフロンターレの左CK。またGKソンリョンも参加。瀬古が蹴るが相手DF。こぼれを小林がシュートするが、惜しくも枠の上。
 4−5でタイムアップ。勝点3のままで9位に後退。

※今季はDAZNの「ジャッジリプレー」の配信がない。なぜだろう。いい番組だったのに。最後のPKでは得点を取り消す必要があったのか聞きたいところだが、「攻撃側のハンド」があったためか。

フィギュアスケート (2024.2/4,10,11,3/12、)

四大陸選手権 (2024.1/29〜2/4 上海) 選手権

 <女子シングル>26人エントリー。日本からは千葉、三原、渡辺。韓国からはキム・チェヨン、イ・ヘイン、ウィ・ソヨン。カナダからスキーザス、デュピュイ、ミクレット。アメリカからソーングレン、ジーグラー、グレンの代理でリングレーシー。地元中国からホンイー・チェン、ジァイン・チェン、ジュウ。BSフジでは日本人3人と韓国人3人、アメリカ人3人とカナダのスキーザスの計10人を放送。解説は村上佳菜子。Jスポーツ解説は岡部さん、実況は小林アナ。
 14番滑走でウィ・ソヨン(韓。17)。今季スケートアメリカ12位、NHK杯10位。国内欠場か。曲は映画「Pride & Prejudice」より「Dawn」等2曲。振付はYeaji Shin。FCSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3T成功、加点1〜3。2Aも決め加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3。うち最後のStSqは加点1〜3。1.1倍になる3Loも成功、加点1〜3。あと二つのスピンもレベル4で加点。技術点4番目の35.79、演技構成点10番目の28.65、合計64.44でSP6位。

 16番滑走でリングレーシー(米。16)。「全米女王」グレンに代わって初出場。今季JGPトルコ4位、JGPアルメニア2位、CSワルシャワ杯3位。全米シニア10位(未見)。曲は「Someone Like You」。振付はミーキンス他。冒頭の3F+3Tは第2がqマーク。2Aは成功、全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3。うち最後のLSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lzは決め、ほぼ全ジャッジが加点。CCoSpとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜3。技術点7番目の34.04、演技構成点9番目の28.79、合計62.83でSP8位。
 19番滑走で千葉(18)。今季スケートアメリカ6位、フランス杯9位。全日本2位。曲は「黒い瞳」。振付はミーシャ・ジー。衣装は黒に赤い花でスパニッシュ風。すごく硬い顔で出てきたが、冒頭の3F+3Tを決め、少しほぐれた。全ジャッジが加点2〜3。続く2Aも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4、強化してきたStSqは速い中にも民族舞踊の動きも入れ加点ほぼ3〜4。1.1になる3Lzは!マーク。技術点最高の38.79、演技構成点2番目の32.31、合計71.1は自己ベスト更新でSP1位。
 20番滑走でジーグラー(米。17)。今季CSロンバルディア杯6位、CSフィンランディア杯5位、NHK杯優勝。全米欠場か。曲は「Jazz Man」。振付はザドロズニク他。大人っぽい。冒頭の連続ジャンプ以外は全要素に全ジャッジが加点。3Lz+3Tは第1が!マーク。3Fは加点2〜3。CSpはレベル3だが加点2〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる2Aも加点ほぼ2〜3。技術点3番目の36.71、演技構成点5番目の31.54、合計68.25は自己ベスト更新でSP3位。

 21番滑走でソーングレン(米。18)。今季スケートカナダ5位、NHK杯2位。全米7位(未見)。曲は「Windmills of Your Mind」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Lz+3Tはいずれもqマーク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つとStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Fは!マークにqマーク。技術点6番目の34.1、演技構成点7番目の31.01、転倒の減点1、合計64.11でSP7位。
 22番滑走でキム・チェヨン(韓。16)。今季スケートカナダ2位、フィンランド大会4位。国内欠場か。曲は「Pantomeme」他。振付はYeaji Shin。技術的にうまいが、いつもその割に得点が出ない。楽しそうに見えないせいか。3F以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。3Lz+3Tも加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜4、SSpは加点1〜4。1.1倍になる3Fは!マーク。技術点2番目の37.89、演技構成点3番目の31.88、合計69.77でSP2位。
 23番滑走でスキーザス(加。20)。今季スケートカナダ4位、中国杯5位。国内2位。曲は「Farrucas」他。振付はハベル他。カナダ開催の世界選手権に向けた気迫は感じた。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。3Loはオーバーターン。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜4。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル3にほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点9番目の32.18、演技構成点8番目の29.39、合計61.57でSP9位。

 24番滑走で渡辺(21)。今季スケートカナダ6位、中国杯2位。全日本6位。曲は映画「アバター」より「You Give Me Strength」他。振付は宮本賢二。衣装とアイシャドーは海を思わせる緑と青。今季一番よかったのではないか。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは幅があり、加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちFSSpと最後のStSqは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lo+3Tはいずれもqマーク。技術点5番目の35.73、演技構成点6番目の31.49、合計67.22でSP4位。
 25番滑走で三原(24)。2022年金メダル。今季中国杯右足首ケガのため欠場、NHK杯8位。全日本5位。曲は昨季の「Merry Christmas Mr. Lawrence」に変更。振付はデイヴィッド・ウィルソン。連続ジャンプ以外のほぼ全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜4。3Fも加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜5、FSSpは加点2〜4。しかし今季初めて後半に持ってきた3Lz+3Tは第1がqマーク、第2はアンダーローテーションで転倒。直後のCCoSpはレベル3。技術点8番目の33.64、演技構成点最高の32.54、転倒の減点1、合計65.18でSP5位。
 最終滑走でイ・ヘイン(韓。18)。昨季金メダル。今季フランス杯、NHK杯とも4位、国内3位。曲は「Why Don't You Do Right?」他に変更。振付はコストナー。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし続く3Lzからの連続3回転の予定が第2が入らず、要素を失う。解説の村上が「連続ジャンプは第1をあまり回り切ると第2が付けられないことがある。第1は9割くらいの方が付けやすい」。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fは!マークにアンダーローテーションで転倒。技術点17番目の25.5、演技構成点3番目の31.57、転倒の減点1、合計56.07でまさかのSP11位。

 フリー。BSフジでは、イ・ヘインと最終グループ6人を放送。
 14番滑走でイ・ヘイン(韓。18)。曲は「ノートルダムドパリ」。振付はシェイリン・ボーン。ジャンプが引き続き不調。冒頭でいきなり1Loとパンク。次の3Lz+3Tはいずれもアンダーローテーション。2A+3Tも第2がアンダーローテーション。3Sはなんとか決める。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。ChSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lzはqマークで転倒。3F+2T+2Loは第1にeマーク。2Aはほぼ全ジャッジが加点。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点12番目の52.31、演技構成点6番目の62.0、転倒の減点1、合計113.31でフリー9位、総合169.38で11位。

 19番滑走でウィ・ソヨン(韓。17)。曲は「Exogenesis: Symphony,Pt 1:Overture」他。振付はバトル。冒頭の3Lz+3Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。3Fと3Loは全ジャッジが加点。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4。うちFCCoSpはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lo+2A+SEQ決める。全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2A+2Loは第3がqマーク。最後のジャンプ3Sも決め、ほぼ全ジャッジが加点。StSqはと最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。ChSqはアリバイ的。終わったとき両こぶしを振り下ろしてガッツポーズ。技術点2番目の70.0、演技構成点8番目の59.13、合計129.13でフリー5位、総合193.57は自己ベスト更新で5位。
 20番滑走で渡辺(21)。曲は「Brotsjor」他。振付はシェイリーン・ボーン。3Aは成功したが痛恨の3Lzのパンク。冒頭で3Aしっかり成功。全ジャッジが加点2〜3。解説の村上が「着氷後も余裕があった」。続く3Lo+3Tは第2がアンダーローテーション。3Fは全ジャッジが加点2〜3。しかし次の3連続が2Lz+2A+SEQになる。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つは全ジャッジが加点2〜3。ChSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるソロの3Lzはこらえて、またアンダーローテーション。2A+1Eu+3Sは決めてきた。全ジャッジが加点ほぼ2〜4。3Loも全ジャッジが加点2〜4。技術点4番目の69.43、演技構成点3番目の65.52、合計134.95でフリー2位、総合202.17、逆転で銅メダル。ダイオウグソクムシのぬいぐるみももらっていた。
 21番滑走で三原(24)。曲はホルスト「惑星」より「ジュピター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。スピードとキレがなかった中では、よくまとめたと思う。冒頭2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+2A+SEQは第1が!マーク。次は2Fになり、これも!マーク。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFSSpは加点2〜3。1.1倍になるところで連続3回転の予定が2Lo+2Tに。付き背も2Lzになる。3Loは決め全ジャッジが加点。ChSqは長いスパラルを見せ、全ジャッジが加点ほぼ2〜4。 技術点55.26、演技構成点5番目の63.63、合計118.89でフリー7位、総合184.07で7位。

 22番滑走でジーグラー(米。17)。なんと「全米(1/26〜29)を欠場してこの大会に賭けてきた」と紹介される。曲は「Liberation」。振付はモロゾフ他。ややジャンプの軸が曲がるものの大きなミスはなし。前半に連続ジャンプ固め打ち。冒頭で3F+2A+2A+SEQを決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2Tは第1が!マーク。3Lo+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Loほぼ全ジャッジが加点1〜3。FCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lzはeマーク。ソロの3Fと3Tは全ジャッジが加点。うち3Fは加点2〜4。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜4。技術点5番目の67.71、演技構成点4番目の65.23、合計132.94でフリー4位、総合201.19は自己ベスト更新で4位。
 23番滑走でキム・チェヨン(韓。16)。曲は「Le Bal des folle」。振付はブノワ・リショー。最後に転倒。冒頭の2Aは余裕があり、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Loも決める。3Fは!マーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+2T+2Loは第1が!マーク。3Lz+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。ChSqもほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のジャンプ3Sで転倒。技術点3番目の69.73、演技構成点2番目の66.18、転倒の減点1、合計134.91でフリー3位、総合204.68で銀メダル。
 最終滑走で千葉(18)。曲は「海の上のピアニスト」。振付は鈴木明子。固い顔で出てきたので心配だったが、なんとか曲の世界に入れたようだ。3連続以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜3。ソロの2Aと3Sも加点2〜3。このへんでだいぶほぐれてきた。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点4〜5、CCoSpは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。3Loも加点2〜3。ChSqは加点2〜4。1.1倍になる3F+2T+2Loは第1がqマーク。3Lz+2A+SEQも決める。ソロの3Lzは!マーク。ノーミスで終わったとき、こぶしを握り締めた。文句なしの実力を示した。技術点最高の75.42、演技構成点も最高の68.46、合計143.88は自己ベスト更新でフリーも1位、総合214.98も自己ベスト9点以上更新で金メダル。

 <男子シングル>27人エントリー。日本からは鍵山、佐藤、山本。地元中国からはボーヤン・ジン、チェン・ユドン、ダイ・ダイウェイ。カナダからサドフスキー、オーゼル、チウ。韓国からチャ・ジュンファン、チャ・ヨンヒュン、イム・ジェホン。カザフからシャイドロフ、ジレンバイエフ他。アメリカから樋渡、ナウモフ、カペイキス。BSフジ解説は無良。地上波では第4グループ(16番滑走)から後12人を放送。
 18番滑走で樋渡(米。24)。今季CSブダペスト杯3位、CSゴールデンスピン9位、全米8位(未見)。曲は継続の「Romani Holiday」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の4Tは回っていたがステップアウト。3Aは決める。スピン三つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tも成功。StSqはスピードはあったが、レベル3で全ジャッジが加点1〜3。今季初めて見たが、もっとスピードにのった演技も見たことがあるのでフリーに期待。技術点10番目の40.57、演技構成点11番目の34.82、合計75.39でSP10位。
 19番滑走でチウ(加。18)。今季スケートカナダ7位、国内優勝。曲は「ロミオとジュリエット」より4曲。振付はジョーイ・ラッセル。なかなかよかった。冒頭の4T+3Tは回転が速くあっさり決めた。3Aは全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のスピン二つは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lzも成功。技術点6番目の46.03、演技構成点8番目の37.47、合計83.5は自己ベスト更新でSP6位。
 20番滑走でサドフスキー(加。24)。今季スケートカナダ怪我で棄権。国内6位。曲は「Unconscious」。振付はデュブレイユ。冒頭の4Sは決めたがアンダーローテーション。3Lz+2Tは第1でこらえたので、第2に3T付けられず。次は3Aの予定だったが、2Aに。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点3〜4、FCSpは加点1〜4。StSqは曲想はよく表していたが、レベル2で全ジャッジが加点。技術点15番目の33.21、演技構成点6番目の39.23、合計72.44でSP11位。

 最終グループ22番滑走でシャイドロフ(カザフ。19)。今季スケカナ5位、中国杯3位。曲は「マトリックス」より「Clubbed to Death」。振付はイワン・リギーニ。衣装の上衣の裾が2本長くヒラヒラしている。冒頭の4Lzは転倒。解説の無良が「後ろへ跳ぶ勇気が足りなかった」と言ったようだった。「あの上衣の裾が回転に影響するのかもしれない」とも。3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4.うちFSSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になるところで4T+3Tを決め、全ジャッジが加点1〜4。この連続ジャンプひとつで16.7。ジャンプの才能は確かにある。技術点7番目の45.97、演技構成点9番目の36.79、転倒の減点1、合計81.76でSP7位。
 23番滑走で地元ジン(中。26)。今季フランス杯8位、中国杯7位。曲は「Vienna」。振付はジョーイ・ラッセル。すごい歓声。やや復活したか。スケーティングがだいぶ滑らかになってきた。FCSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tはきれいに決まり、加点1〜3。続く3Aも成功、加点1〜4。スピン三つはレベル4。うち最後のCSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3だが加点2〜4。技術点5番目の49.02、演技構成点も5番目の40.39、合計89.41でSP5位。終わった後、投げ込まれたぬいぐるみがものすごかった。
 24番滑走で山本(23)。今季スケートカナダ優勝、中国杯6位、全日本3位。曲は「Chameleon」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。「自分の新境地を開いてくれたプログラム」と本人が言ったらしい。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tはきれいに決め、加点2〜4。続く4Sはややこらえたがほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4、うちCSSpはすごく速く、足替え後もスピードが上がり加点3〜5。1.1倍になる3Aも成功、小さくガッツポーズ、加点1〜3。StSqはスピードがありレベル3だが加点2〜4。技術点3番目の53.46、演技構成点4番目の40.98、合計94.44でSP4位。試合後のインタビューでは、地元選手の直後でたいへんだったか聞かれ「滑走順が決まったときからイメージトレーニングして、ほとんど練習できないだろうと思っていた」と答えていた。

 25番滑走でチャ・ジュンファン(韓。22)。今季スケートカナダ9位、フィンランド大会欠場。国内欠場か。曲は「Masquerade Waltz」。振付はシェイリン・ボーン。スケートカナダのときよりずっとよくなった。冒頭の4Sはすばらしく、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く3Lz+3Loも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点ほぼ4〜5。1.1倍になるやや苦手な3Aも決める。技術点4番目の51.57、演技構成点2番目の43.73、合計95.3でSP3位。
 26番滑走で佐藤(19)。今季スケートアメリカ3位、フィンランド大会2位。全日本5位。曲はピアソラ「リベルタンゴ」。振付は宮本賢二。よかった。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭4T+3Tをなんなく決め、加点2〜3。続く4Lzも成功、加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはだいぶタンゴらしくなり、加点2〜4、CSSpもほぼ加点2〜4。1.1倍になる3Aは少し慎重に跳び、加点2〜3。技術点2番目の57.45、演技構成点3番目の41.75、合計99.2は自己ベスト7点以上更新でSP2位。試合後のインタビューでは「練習で4Lzが決まらなかったが、あきらめずに本番で跳んで決まってよかった」と言っていた。
 最終滑走で鍵山(20)。今季ファイナル3位。全日本2位。曲は継続の「Believer」。振付はシェイリン・ボーン。会心の出来。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Sはすばらしく、加点ほぼ4〜5。続く4T+3Tも決め、加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはすごく大きく動けていて加点4〜5、FSSpは加点3〜4、最後のCCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Aも加点2〜4。終わったとき、大きくガッツポーズ。今できることは全て出せたと思う。技術点最高の59.88、演技構成点も最高の46.94、合計106.82でSP1位。試合後のインタビューでは「全力を出しました。でもマリニン選手にまだ届かない」と言っていた。

 フリー。BSフジでは第3グループ16番滑走のチェン・ユドンから、トルガシェフ、シャドロフ、最終グループ6人を放送。

 16番滑走でSP9位の地元ユドン・チェン(中。19)。曲は「Merry Christmas Mr.Lawrence」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Sは片手付き。3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Aは転倒。スピン三つはレベル4。ソロの3Lzは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+1Eu+3Sは第1が!マークでqマーク。3Lo+2A+SEQ、3Loも決める。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。技術点12番目の72.46、演技構成点も12番目の69.46、転倒の減点1、時間超過の減点1、合計139.92でフリー13位、総合218.66で9位。
 17番滑走でSP8位トルガシェフ(米。22)。曲は「Void of Madness」。振付はミーシャ・ジー。4Tをやめ、3Aも1本に構成を落として精度を高め成功。全米(1/26〜29)からまだ1週間とのこと、無理もないか。冒頭は3Tとして全ジャッジが加点1〜3。続く3Aもこらえた。ソロの3Loと3Fはきれいに成功、うち3Loは全ジャッジが加1〜3。StSqとスピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqとCCSpは加点3〜4、CCoSpも加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは決めたが第1が!マーク。3F+2Tは全ジャッジが加点。3Lz+2A+SEQも第1が!マーク。ChSqは全ジャッジが加点3〜4。技術点9番目の77.89、演技構成点5番目の78.16、合計156.05は自己ベスト更新でフリーも8位、総合237.2も自己ベスト更新で8位。
 18番滑走でシャイドロフ(カザフ。19)。曲は継続の「カルミナ・ブラーナ」。振付はオレグ・プルトフ。冒頭の4Lzはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜4。解説の無良が「高さもありよかった」。続く4Fも少しこらえたが成功。4Tはステップアウト。連続ジャンプの予定だった。ChSqほぼ全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マーク。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になるところで4本目の4回転。4T+1Eu+3Sを成功。続く3A+2A+SEQは第1がアンダーローテーション。ソロの3Lzは決めるが、連続ジャンプは二つになった。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点。技術点5番目の90.11、演技構成点10番目の72.93、合計163.04でフリー6位、総合244.83で6位。

 最終グループ19番滑走でジン(中。26)。曲は「This」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。かなり復活してきた。冒頭の4Lzはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く4Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。しかし3A+1Eu+3Sで転倒。「左に軸がはずれた」と無良。FCSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるところで4T+2T成功、ほぼ全ジャッジが加点。3Lz+2Tはステップアウト気味。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqと最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqもイナバウアーなどでほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の91.79、演技構成点6番目の76.69、転倒の減点1、合計167.48でフリー5位、総合256.89で5位。相変わらず、終わった後のぬいぐるみ攻勢がすごい。
 20番滑走で山本(23)。曲は「エクソジェネシス交響曲第3番」。振付は宮本賢二。またジンの直後の滑走順。硬さが出て自滅気味。冒頭の4Sはスピードが足りず転倒して両手付き。続く4Tからの連続ジャンプも片手付きでかろうじて1Tを付けた。しかし次のソロの4Tは全ジャッジが加点2〜3。この後は立ち直った。3A+1Eu+3Sもほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜4。1.1倍になる3Aも成功、全ジャッジが加点1〜3。ChSqはイーグルやイナバウアーを入れて曲想表現、全ジャッジが加点3〜4。3F+3Tも決め全ジャッジが加点1〜4。3Lzは!マーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3。技術点6番目の87.81、演技構成点4番目の82.18、転倒の減点1、合計168.99でフリー4位、総合263.43で4位。試合後のインタビューでは自分でも「体が硬かった。ジャンプの伸びや軸に影響した」と言っていた。来年の課題としていたので引退しないようだ。
 21番滑走でチウ(加。18)。曲は「キル・ビル」。振付はジョーイ・ラッセル。SPに比べて精彩を欠いた。冒頭の4T+2Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Tはqマークで軸が傾き片手付き。次の3Loは全ジャッジが加点2〜3。3Aも決める。スピン二つとStSqはレベル3.うちFSSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第1が!マーク。3Lz+1Eu+3Sは決める。ソロの3Lzは全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の80.53、演技構成点も7番目の76.35、合計156.88でフリー7位、総合240.38は自己ベスト更新で7位。

 22番滑走で佐藤(19)。曲は「四季」メドレー。振付はシゼロン。冒頭の4Lzはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜4。3A+1Eu+3Sもほぼ全ジャッジが加点2〜3。4T+2Tは無良によると「4Tが回り過ぎて3Tが付けられず2Tになった」とのこと。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。2本目の4Tは詰まり気味だが決める。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点1〜3。3Loは足がすぐ落ちた。3Lz+2Tは予定では+2A+SEQだったが決める。あと二つのスピンはレベル4。うちCSSpは全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の91.94、演技構成点3番目の83.45、合計175.39でフリー3位、総合274.59は自己ベスト更新で銀メダル。細かいミスはあるが、試合後のインタビューでは「SP、フリーとも4Lzを入れられた。今季は演技構成点に力を入れていてそこの評価が上がったのはよかった」と言っていた。
 23番滑走で鍵山(20)。曲は継続の「Rain, In Your Black Eyes」。振付はローリ・ニコル。圧巻だった。4F以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Sは幅があり、加点4〜5。新しく加えた4Fはステップアウトで片手付き。4T+1Eu+3Sは加点2〜5。3A+2A+SEQは加点2〜5。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは細かく音を拾って曲をよく表現しており、加点4〜5、CCoSpは加点2〜5。1.1倍になる3Aは加点2〜4。3Lz+3Tは第1に!マーク。ChSqは加点3〜5。ソロの3Fは加点3〜4。技術点ダントツの107.28、演技構成点最高の93.48、合計200.76でフリーも1位、総合307.58で初の金メダル。試合後のインタビューでは「課題も見つかったし、やっとスタートに立ったところ。今は世界選手権に向けてメラメラしている」と言っていた。
 最終滑走でチャ・ジュンファン(韓。22)。曲は「The Batman Theme」。振付はシェイリン・ボーン。今季からコーチをオーサーから韓国のチ・ヒュンジュンコーチに変更、国内は8連覇と実況アナが紹介。冒頭は4Sからの連続ジャンプの予定だったが、ソロにへ変更。続く4Tはステップアウト。得意の3Lz+3Loは第1に!マーク。予定ではここは2本目の4Sだった。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、FCSpは加点2〜4。2本目の3Lzにも!マークでステップアウト。1.1倍になる3A+2A+SEQとソロの3Aは全ジャッジが加点1〜3。3Fに+1Eu+3Sを付けて連続ジャンプをリカバリー。ChSqはニースライドやイナバウアーを行い全ジャッジが加点3〜5。技術点4番目の91.77、演技構成点2番目の85.88、合計177.65でフリー2位、総合272.95で銅メダル。





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アテネ・オリンピック出場決定! (2004.4) ・・・2004.7.17追記あり
  こんなに苦しむとは思わなかったが、サッカー23歳以下日本代表がアテネ五輪の出場権をついに勝ち取った。
やっぱり、ワールドカップ (2002.8)
  ワールド・カップの楽しみは、日本代表の活躍に対する期待も当然ながら、それとは別に、各国、特に
生(あ)れ出(いで)よ! サッカー文化 (2001.8)
  Jリーグが始まって9年目だというのに、日本のテレビは、いっこうにカメラワークが上手くならない。
やっぱりワールド・ユースの銀メダル (1999.6)
  素晴らしい週末だった。1999年4/25は未明から夜まで、サッカーづくめ。


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