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サッカーとスポーツの部屋


 この部屋は、サッカーとスポーツについて語る部屋です。サッカーはJリーグが始まってから見始めて、ハマッてしまいました。「オフサイドって何」というレベルから、マスコミ報道にけちをつけ、ワールドカップのためにTVを買い替え、スカパー とも契約(2017年〜DAZN)するまでに熱中しています。ささやかに地元チームのサポーターズクラブにも入会し、時々ホームゲームの応援にも行きます。
 2005年からは、マラソン、フィギュアスケートなどについても書き込みします。

New! フィギュアスケート (2025.12/19、20、)

全日本選手権 (2025.12/18〜21 代々木・東京) 選手権

 ミラノ・コルティナ五輪・世界選手権・四大陸・世界ジュニア最終選考会を兼ねる。ジュニア勢は、世界ジュニア残り2枠を争う。

 <男子シングル>30人エントリー。フリーには24人が進む。鍵山、壷井、山本、友野、垣内、三浦佳生、佐藤駿、中村俊介(西日本2位)、吉岡(東日本優勝)、三宅星南(東日本2位)、片伊勢(西日本3位)、木科(西日本7位)など。ジュニアから中田、西野、蛯原、周藤、高橋星名、森、小河原、植村など9人。フジ地上破では、第4グループの中田、鍵山、山本、佐藤、最終グループの友野、壷井、三浦の7人を放送。解説は本田武史、実況は中村アナ。

 19番滑走でジュニア中田(17)。昨年2位。曲は継続の「Aroul / Uccen」。振付はミーシャ・ジー&ナハーロ。ほぼノーミス。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点2〜4。続く4Sも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Aはややこらえた。FSSpとStSqはレベル2だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜4。最後のCCoSpはレベル3。「優勝をねらう」ならスピンはレベル4でそろえたい。技術点3番目の50.59、演技構成点5番目の39.32、合計89.91でSP3位。

 21番滑走で鍵山(22)。昨年初優勝。曲は「I wish」。振付はローリ・ニコル。すばらしい。冒頭の4T+3Tはふんわり決めて全ジャッジが加点4〜5。続く4Sも全ジャッジが加点4〜5。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点4〜5もスピン三つは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Aはややこらえた。技術点最高の58.12、演技構成点も最高の46.15、合計104.27でSP1位。
 22番滑走で山本(25)。昨年10位。曲は「イエスタデイ」。振付は樋口美穂子。衣装は真っ黒。冒頭の4Tはステップアウト。連続ジャンプの予定だった。続く4Sをこらえて+2Tを付けた。スピン三つはレベル4。うちCSSpは全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になる3Aも決め、全ジャッジが加点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点3〜4。技術点6番目の43.49、演技構成点も6番目の38.72、合計82.21でSP6位。
 24番滑走で佐藤(21)。昨年7位。曲は継続の「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭でまさかの4Lzぬけ。ソロの3Lzに。続く4T+3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCSSpは加点2〜4。FCSpはレベル2で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aは成功、全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の46.54、演技構成点4番目の41.45、合計87.99でSP5位。

 25番滑走で友野(27)。昨年5位。曲は「That's It」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭4T+3T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Sはオーバーターン。スピンは三つともレベル3。うちFCSpでは終わるときバランスをくずし転倒扱い。1.1倍になる3Aは余裕があり、全ジャッジが加点3〜4。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点4〜5。技術点4番目の47.13、演技構成点3番目の41.92、転倒の減点1、合計88.05でSP4位。
 28番滑走で壷井(22)。昨年3位。今季は大学を機ゅヴくして五輪をねらう。曲は「Anniversary」。振付はスカリ。冒頭の4Sはアンダーローテーションでステップアウト。4Tからの連続ジャンプはやめて3Lz+3Tを跳ぶが間にオーバーターン。スピン二つとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点1〜4。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点15番目の38.01、演技構成点8番目の37.51、転倒の減点1、合計74.52でSP10位と出遅れ。
 29番滑走で三浦(20)。昨年8位。曲は継続の「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4S+3Tはすごいスピードと幅で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く3Aは全ジャッジが加点3〜4。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる4Tはなんとか決める。この大会で唯一の後半4回転とのこと。CCoSpはレベル2だんが全ジャッジが加点2〜4。最後のCSSpはレベル4。ほぼノーミスで終え、涙。技術点2番目の53.2、演技構成点も2番目の42.45、合計95.65でSP2位。

 フリー。ジュニア順位(中田除く)は、SP11位高橋、13位周藤、14位森、16位蛯原、17位西野、18位杉山、20位植村。BSフジでは2番滑走の木科〜12番滑走周藤まで放送。解説は無良、実況は大村アナ。フジ地上波では第3、第4グループ12人を放送。解説は本田、実況は中村アナ。
 8番滑走でジュニア西野(16)。曲はベートーベン「Moonlight Sonata」他。振付は佐藤操。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Sも決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3F+2Tは第1に!マーク。3Aはqマークで転倒。スピン二つはレベル3。うちCSSpは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.57。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第1にqマーク。3Lo+2A+SEQも第17がアンダーローテーション。3Lzは成功。StSqはレベル2。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点7番目の77.66、演技構成点17番目の65.27、転倒の減点2、合計140.93でフリー8位、総合211.11で11位。世界ジュニアへ。
 9番滑走でジュニア蛯原(17)。曲は「Avatar: The Way of Water」。振付は岩本英嗣。衣装の上衣は緑。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Aはqマークでステップアウト、両手付き。3Loは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちCCSpは全ジャッジが加点2〜3、StSqは全ジャッジが加点1〜3。3A+2Tは成功。ChSqはGOE+0.57。1.1倍になる3Lz+3Tと3Lz+2A+2A+SEQを決め、全ジャッジが加点。うち3Lz+3Tは加点ほぼ2〜3。FSSpはレベル4に全ジャッジが加点2。3Sも成功。技術点5番目の81.33、演技構成点12番目の67.43、合計148.76でフリー6位、総合218.99で7位。世界ジュニアへ。

 14番滑走でジュニア高橋星名(15)。曲は「The Mission」。振付はミーシャ・ジー。ジュニアの中で最もSP順位は高い。しかし痛恨の2転倒。冒頭で4Sに挑むがアンダーローテーションで片手付き。3Lz+3Tは決め、全ジャッジが加点1〜3。3A+2Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点。CCSpとStSqは レベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.57。しかし、1.1倍になるソロの3Aがアンダーローテーションで転倒。続く3F+2A+SEQも転倒。3Loは全ジャッジが加点2。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ2〜3。ソロの3Fも全ジャッジが加点。技術点13番目の67.25、演技構成点17番目の72.94、転倒の減点2、合計134.76でフリー16位、総合205.44で15位。
 15番滑走で壷井(22)。曲は継続の「道化師」。振付はスカリ。冒頭の4Tと4Sがいずれもアンダーローテーションで転倒。痛すぎる。3Aはなんとか決める。FSSpはなぜかレベル1。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。3A+1Eu+3Sは成功、全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2Tは第1が!マーク。3Loは全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.07。ソロの3Fはアンダーローテーションでステップアウト。技術点18番目の62.38、演技構成点9番目の72.53、転倒の減点2、合計132.91でフリー15位、総合207.43で13位。これで引退らしい。大学を休学して五輪に挑戦したが、「人生で初めてスケートを楽しめた。やりきった」とのことで、復学して大学院に進学する(スポーツ報知web版12/20記事より)。

 最終グループ19番滑走で山本(25)。曲は「ハレルヤ」。振付はローリ・ニコル。冒頭の4S成功、全ジャッジが加点2〜4。しかし4Tがアンダーローテーションで転倒。次も4Tだがこれもアンダーローテーションでステップアウト、第2付けられず、繰り返しの違反に。ChSqはGOE+1.07。3A+1Eu+3Sは決め、全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるソロの3A成功、全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2Tも決め、全ジャッジが加点。FCSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。ソロの3Fはステップアウト。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCSSpは加点ほぼ3〜4。技術点6番目の78.04、演技構成点5番目の79.69、転倒の減点1、合計156.73でフリー5位、総合238.94で5位。四大陸へ。
 20番滑走で佐藤(21)。曲は「火の鳥」より「Round Dance of the Princesses」他。振付はシゼロン。後半の3Lz以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭で、SPでミスした4Lzを決め、加点1〜4。続く3A+1Eu+3Sは加点2〜4。4T+3Tは加点1〜5。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは加点2〜4。ソロの4Tも成功、加点3〜5。1.1倍になるところで3A+2A+SEQとソロの3Loを決め、いずれも加点ほぼ2〜3。ソロの3Lzはなぜかステップアウト。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜3だがVマークも。ChSqはGOE+1.0。技術点最高の103.24、演技構成点2番目の85.52、合計188.76でフリー1位、総合276.75で2位。キスアンドクライでは、相変わらず本人より日下コーチが大興奮。ミラノ五輪へ。
 21番滑走で友野(27)。曲は「Halston」。振付はミーシャ・ジー。これが五輪のかかったプレッシャーか。冒頭の4Tは転倒。次の4Tは片手付きで第2付けられず繰り返しの違反に。4Sはアンダーローテーションでステップアウト。3Loは成功、全ジャッジが加点1〜4。FCSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aは転倒。3F+2A+SEQは両足。2本目の3Aは全ジャッジが加点1〜3だが、第2付けられず繰り返しの違反に。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCSSpは加点2〜4。ChSqはGOE+1.79。キスアンドクライで得点を見る前から泣いていた。技術点15番目の63.04、演技構成点4番目の80.65、転倒の減点2、合計141.69でフリー7位、総合229.74で6位。しかし「楽しかった。国際大会を狙うのは最後かもしれないが、まだやりたい」とのこと(スポニチアネックス12/21web記事より)。四大陸へ。

 22番滑走でジュニア中田(17)。曲は「グラディエーターT&U」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4Sはすばらしく、全ジャッジが加点3〜4。続く4T+3Tは全ジャッジが加点2〜3。次はソロの4Tのはずが3Tに。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜3。3A+1Eu+3Sも決める。1.1倍になるソロの3Aはステップアウト。3F+2Tは成功。しかし3Loの予定が2Loになり両足。CCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。StSqはレベル2でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.0。いろいろミスが出てキスアンドクライでは下を向いていた。技術点3番目の81.89、演技構成点6番目の76.85、合計158.74でフリー4位、総合248.65で4位。
 23番滑走で三浦(20)。曲は変更し継続の「シェルブールの雨傘」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭で4Loを決め、全ジャッジが加点3〜4。続く4Sも成功、全ジャッジが加点3〜5。さらに4T+3Tも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちStSqと最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。さらにソロの4Tを跳んだが片手付き。1.1倍になる3Aはアンダーローテーションでステップアウト。3A+2A+SEQは第1がアンダーローテーション、第2がqマーク。ChSqは+0.64。3Lo+1Eu+2A+SEQは第1にqマーク。CSSpはなぜか無得点。解説の本田が「シット姿勢がやや高かった」。技術点4番目の81.58、演技構成点3番目の83.95、合計165.53でフリー3位、総合261.18で3位。得点を見てガッツポーズ。
 最終滑走で鍵山(22)。曲は「Turandot: Christopher Tin Finale」。振付はローリ・ニコル。3連続と後半の4T以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭で4S成功、加点4〜5。続く4Tも加点ほぼ4〜5。3Lzは加点2〜5。しかし次は3Aからの3連続の予定が1A+1Eu+3Sに。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点4〜5、スピン二つは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる4Tからの連続ジャンプの予定が第1がqマークで転倒。しかし3F+3Loを決め、加点2〜4。さらに3A+2Tも成功、加点2〜3。ChSqはGOE+2.07の最高得点。最後のFCCoSpはレベル3だが加点3〜5。技術点2番目の92.73、演技構成点最高の91.95、転倒の減点1、合計183.68でフリー2位、総合287.95で2連覇。キスアンドクライで得点を見ると号泣していた。ミラノ五輪へ。

 <女子シングル>30人エントリー。フリーには24人が進む。坂本、樋口、松生、吉田、住吉、中井、渡辺、千葉、青木、三宅咲綺(西日本優勝)、山下(西日本2位)、三原(西日本3位)、清水(西日本4位)、大庭(西日本6位)、河辺(東日本2位)など。ジュニアから島田麻央、岡、岡田、金沢、櫛田、村上遥奈、和田、高木など9人。BSフジでは、第2グループ6人と三原を放送。解説は村上佳菜子、実況は大川アナ。地上波で第4・第5グループを生中継。解説は荒川、実況は今湊アナ。

 3番滑走で三原(26)。曲は「Merry Christmas, Mr. Lawrence」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の2A成功、全ジャッジが加点ほぼ2。続く3Fも全ジャッジが加点ほぼ2。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つとStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tは間にオーバーターンが入ったが第2を何とか付けた。技術点14陣目の33.47、演技構成点13番目の29.3、合計62.77でSP13位。
 7番滑走でジュニア岡田(15)。昨年18位。曲は「Space Table Symphony」。振付は宮本賢二。冒頭の3Fは!マーク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。FSSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点1〜4。1.1倍になる3Lz+3Tは第1にqマーク、第2はアンダーローテーション。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点17陣目の32.55、演技構成点17番目の27.88、合計60.43でSP18位。

 10番滑走で河辺(21)。昨年13位。曲は「ララランド」。振付はシン・イェジ。今季から鍵山コーチに変更。「ジャンプをすべて見直した」と今湊アナ。冒頭の2Aはほぼ全ジャッジが加点。続く3F+3Tは何とか決める。スピン二つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lzに!マーク。LSpとStSqはレベル3。うち最後のStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点12番目の34.06、演技構成点11番目の30.06、合計64.12でSP10位。
 11番滑走でジュニア(16)。昨年16位。曲は継続の「Fire Dance」。振付は村元哉中。3A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点ほぼ2。続く3A成功。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Fも決め、加点2〜3。技術点3番目の44.07、演技構成点14番目の29.13、合計73.2でSP5位。
 12番滑走でジュニア村上遥奈(17)。昨年17位。曲は「The Sound of Silence」。振付は村元哉中。冒頭の2A成功。続く3Loはほぼ全ジャッジが加点。CSpはレベル1。1.1倍になる3S+3T全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。FSSpはレベル4。技術点19番目の30.81、演技構成点25番目の26.03、合計56.84でSP20位。

 20番滑走で千葉(20)。昨年4位。曲は継続の「Last Dance」。振付はウィーバー。3Lz以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜3。2Aは下りた後に長いフローがあり加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点2〜5、CCoSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzは!マーク。技術点5番目の39.79、演技構成点2番目の34.81、合計74.6でSP4位。
 21番滑走で吉田(20)。昨年11位。曲は「キル・ビル」。振付はブノワ・リショー。どうしたのか。冒頭で3Aに挑戦、アンダーローテーションで転倒。3Lz+2Tは第1がアンダーローテーション。FSSpはレベル4。1.1倍になる3Loはダウングレードで前向き、ひざもついた。あと二つのスピンとStSqはレベル3。うち最後のStSqは全ジャッジが加点1〜3。 技術点30番目の22.29、演技構成点18番目の28.17、転倒の減点1、合計49.46でSP28位。フリー進めず。
 22番滑走で渡辺(23)。昨年7位。曲は「El Tango De Roxanne」。振付は宮本賢二。冒頭の3A成功。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。CSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4、CCoSpは加点1〜4。終わったときガッツポーズ。技術点6番目の39.01、演技構成点4番目の32.35、合計71.36でSP6位。
 23番滑走でジュニア島田(17)。昨年2位。曲は「Get Happy」他。振付はウィーバー。衣装はピンク。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは軽々と決め加点2〜3。続く3Fは加点ほぼ3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のスピン二つは加点4〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも余裕があり、加点2〜3。技術点最高の47.32、演技構成点7番目の32.01、合計79.33でSP2位。

 最終グループ24番滑走で中井(17)。昨年15位。曲は「La strada」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3A成功、加点2〜3。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜4、StSqは加点1〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点2〜3。技術点2番目の44.82、演技構成点5番目の32.68、合計77.5でSP3位。
 25番滑走で樋口(24)。昨年3位。曲は「My Way」。振付はバトル。足の痛みは少し良くなったのか。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く連続ジャンプは3S+3Tに変更し、全ジャッジが加点1〜3。FCSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzは成功、全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ほぼノーミスで終え笑顔。「3Lzは不安だった」と言っていた。技術点8番目の36.36、演技構成点4番目の33.11、合計69.47でSP8位。
 27番滑走で住吉(22)。昨年8位。曲は「Alba Lullaby」。振付はミーシャ・ジー。どうしたのか。これが五輪シーズンの全日本の重圧か。冒頭の2Aは全ジャッジが加点3〜4。続く3Lzでステップアウト、第2付かず。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のLSpは加点2〜4。しかし、1.1倍になる3Fに第2を付けなければならないため、タイミングが狂ってダウングレードでステップアウト。連続ジャンプの要素を失う。CCoSpはけ3だが全ジャッジが加点1〜4。最後のポーズで笑顔なし。技術点27番目の25.54、演技構成点9番目の30.83、合計56.37でSP21位。

 28番滑走で坂本(25)。昨年4連覇。曲は「Time To Say Goodbye」。振付はブノワ・リショー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lzは!マークだが何とかGOE+0.76。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは持ち前のスピードと深いエッジで加点4〜5、FCSpは加点3〜5。2Aはスピードにのって跳び加点4〜5。1.1倍になる3F+3Tも決め、加点3〜4。技術点4番目の42.0、演技構成点最高の37.43、合計79.43でSP1位。しかし、2位の島田と0.1の僅差で驚いていた。
 29番滑走で松生(21)。昨年5位。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。衣装は白銀。すばらしいスケーティング。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2Tは第1をこらえ、着氷でタッチ気味。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点3〜4、最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fはアンダーローテーションで両足。StSqはレベル3だが美しい音楽表現で、全ジャッジが加点1〜4。技術点21番目の29.92、演技構成点8番目の31.34、合計61.26でSP16位。
 最終滑走で青木(23)。昨年12位。曲は継続の「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。衣装は赤。冒頭の連続ジャンプは3Lz+3Loの予定だったが、第1がやや詰まったか3Lz+2Tに変更。以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。2Aは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ3〜5、最後のLSpは加点2〜4。解説の荒川が「指先までつややかな」という仕草が美しい。1.1倍になる3Fも成功、加点ほぼ2〜3。技術点9番目の36.22、演技構成点3番目の33.62、合計69.84でSP7位。

 フリー。ジュニア順位(島田と岡を除く)は、SP14位の山田恵、SP15位の高木謠、SP17位の和田、SP18位の岡田、SP19位の金沢、SP22位の櫛田。BSフジでは2番〜12番滑走まで放送。解説は村上佳菜子、実況は大川アナ。フジ地上波では第3、第4グループ12人を放送。解説は荒川、実況は今湊アナ。
 3番滑走でジュニア櫛田(18)。曲は「Variation Autour D’un pr?lude」。振付はキャシー・リード。アイスダンスのフリーを滑った後。シングルとしての滑り納めしれない。冒頭3Lz+3Tは第1に!マーク。3Sは全ジャッジが加点。3Loで転倒。3F+2A+SEQは決める。FCCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lz+2T+2Loは第1に!マークとアンダーローテーション。2Aは成功。ChSqはGOE+1.5。疲れてきたのか2Fに。LSpもレベル2。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点20番目の58.03、演技構成点15番目の58.36、転倒の減点1、合計115.39でフリー19位、総合170.86で20位。
 4番滑走で住吉(22)。曲は継続の「アディエマス」より「In Caelum Fero」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭で4Tに挑み、アンダーローテーションで転倒。2Aも転倒。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3Loは成功。3Sの予定が2Sに。ChSqはGOE+1.5。1.1倍になる3Lz+3Tと3F+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点。。しかし3Lzがアンダーローテーションで転倒。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3。技術点18番目の60.08、演技構成点13番目の60.74、転倒の減点4、合計116.82でフリー18位、総合173.19で18位。これが見納めだとさびしい。

 6番滑走でジュニア金沢(13)。曲は「ピーターパン」。振付はウィーヴァー。冒頭の3Lzは成功。続く3Aはダウングレードで両足。3F+3Tは第2がqマーク。3Loは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3Sは全ジャッジが加点。3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+0.71。3Lz+2Tも全ジャッジが加点。StSqはレベル2で全ジャッジが加点1〜3。技術点9番目の69.28、演技構成点19番目の55.3、合計124.58でフリー13位、総合181.67で16位。
 7番滑走でジュニア岡田(15)。曲は「ミス・サイゴン」。振付は宮本賢二。冒頭の3Aはアンダーローテーションだが下りた。3F+3Tは第2がqマーク。3Loは決める。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちLSpはほぼ加点2〜3。3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.86。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功、加点1〜3。3F+2Tは第1に!マークとqマーク。3Lzはアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のCCoSpはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。技術点10番目の68.16、演技構成点18番目の56.7、合計124.86でフリー12位、総合185.29で14位。世界ジュニアへ。

 9番滑走で松生(21)。曲は「くるみ割り人形」。振付はローリ・ニコル。よかった。本当に滑りが美しい。冒頭の3Loは全ジャッジが加点ほぼ2。3Lz+3T+2Tは第1にqマーク。3Fはアンダーローテーション。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4、最後のLSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tは成功。3F+2A+SEQも決める。3Sはアンダーローテーションでステップアウト。StSqはバレエらしい動きがたくさんあり、レベル3だが全ジャッジが加点2〜5。続くChSqはGOE+1.64の高得点。技術点14番目の65.15、演技構成点7番目同点の63.79、合計128.94でフリー10位、総合190.2で11位。
 10番滑走でジュニア(17)。曲は継続の「Get What U Get」。振付はシン・イェジ。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーションで転倒。3Lo+2A+2T+SEQは決め、全ジャッジが加点。3Fは!マークとqマーク。3Sは成功。StSqとスピン二つはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のFCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lzと3Loは全ジャッジが加点。2A+2Tは第1がアンダーローテーション。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点16番目の61.15、演技構成点も16番目の57.96、転倒の減点1、合計118.11でフリー17位、総合179.73で17位。
 12番滑走で三原(26)。今季で引退。曲は23/24シーズンの組曲「惑星」より「ジュピター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。最後まで三原らしく滑り切った。冒頭で今季跳んでいなかった3Lz+3Tを跳び、第2はアンダーローテーションだが下りた。3Fも決める。2Aと3Sは全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4、最後のFCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3F+2T+2Loは第1にqマーク。3Lz+2A+SEQも成功。ChSqはGOE+1.29。3Loはアンダーローテーション。ジャンプにマークはいろいろ付いたが、スピードを落とさずストレスなく跳ぶジャンプや滑らかなスケーティングは健在。終わる前に観客がスタンディングオベーション。技術点12番目の66.9、演技構成点10番目の60.96、合計127.86でフリー11位、総合190.63で10位。
 14番滑走で山下(22)。曲は「La vie en rose」。振付は鈴木明子。冒頭の3Lzは幅があったが勢い余ってかオーバーターン。予定では連続ジャンプだった。3F+2T+2Loは第3にqマーク。3Sは全ジャッジが加点2。3Lo+2Tは第1がアンダーローテーションでこらえてよく第2を付けた。スピン三つはレベル4。うちSSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がダウングレードで両足だが、連続ジャンプをリカバリー。3Loはアンダーローテーション。2Aは成功。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。最後のChSqに山下らしさが全開。イナバウアーやイーグルなど滑らかなスケーティングでGOE+2.0の高得点。技術点21番目の55.96、演技構成点7番目同点の63.79、合計119.75でフリー16位、総合183.18で15位。山下も見納めか。

 15番滑走で河辺(21)。曲は「Fountain of Eternity」他。振付はローリ・ニコル。3年ぶりに3A挑戦。冒頭の3Aは回ったのに転倒。3F+3Tは両足。3Loはこらえた。3Lzは!マーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる2A+3T+2Tは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.71。3F+2A+SEQは第1がアンダーローテーション。回転不足はこれ一つ。すごくよくなった。3Sはほぼ全ジャッジが加点。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点15番目の64.72、演技構成点14番目の59.52、転倒の減点1、合計123.24でフリー14位、総合187.36で12位。
 17番滑走で樋口(24)。曲は「ワンダーウーマン」。振付はシェイリン・ボーン。やりきった。足が痛いとは思えない、質の高い演技。冒頭の2A+3Tはステップアウト。しかし痛いはずの3Lz成功、全ジャッジが加点1〜3。3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはスピードのある大きな動きで音楽を表現し、加点ほぼ4〜5、FCSpは加点ほぼ2〜4。3Sは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第1にqマークが付いたが決める。3S+2Tも全ジャッジが加点。3Fはアンダーローテーションでステップアウト。CCoSpはレベル3。ChSqはGOE+1.79の高得点。終わった後、氷に伏せ、仰向けに横たわった。技術点11番目の67.43、演技構成点4番目の66.16、合計133.59でフリー8位、総合203.06で8位。
 18番滑走で青木(23)。曲は「ラ・ラ・ランド」。振付はチェルシー・テディンガ。この人もよかった。冒頭で持ち味の3Lz+3Loを決め、全ジャッジが加点2〜3。3T、3S、2Aと成功。うち3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqはスピードがありつつ深いエッジで滑り、加点4〜5、最後のCCoSpは加点3〜4。ChSqはGOE+1.79の高得点。1.1倍になる2A+1Eu+3Fは第3がアンダーローテーション。3Lz+2Tとソロの3Fは全ジャッジが加点。技術点5番目の71.48、演技構成点2番目の70.68、合計142.16は自己ベストでフリー3位、総合212.0も自己ベストで5位。四大陸へ。

 最終グループ19番滑走で渡辺(23)。曲は「JIN -仁-」。振付は宮本賢二。3A2本成功! その上見事ノーミス。冒頭で3A+3T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜4。続くソロの3Aも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fと3Lz+2A+SEQも全ジャッジが加点。スピン三つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.93。1.1倍になる3Lzはqマーク。2A+1Eu+3Sも第3がqマーク。3Loは決める。解説の荒川が「すべてのジャンプを集中して跳べた」。最後のStSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜4。技術点4番目の76.08、演技構成点6番目の64.08、合計140.16でフリー5位、総合211.52で7位。これだけやっても自己ベストに届かず、四大陸代表にも入れないとは。
 20番滑走でジュニア(16)。曲は「Some Bright Morning」。振付はウィーヴァー。大きな体さばきがすばらしい。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3ほぼ2。3Aはすかっと決める。3Fも成功。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpと最後のLSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3F福福は全ジャッジが加点。3Lzはqマーク。3S+2Tは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.64の高得点。技術点3番目の77.78、演技構成点11番目同点の60.75、合計138.83でフリー6位、総合211.73で6位。世界ジュニアへ。
 21番滑走で千葉(20)。曲は「ロミオとジュリエット」より「Kissing You」他。振付はローリ・ニコル。緊張した顔で入ったが、冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Loはアンダーローテーションだが下りた。3Sはqマーク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。このへんからほぐれてきた。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点4〜5、StSqは加点3〜5、CCoSpも加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2T+2Loは第1に!マーク、第3がアンダーローテーション。3Fもqマーク。ChSqはGOE+2.14の高得点。技術点7番目の71.17、演技構成点3番目の70.47、合計141.67でフリー4位、総合216.24、逆転で3位。ミラノ五輪へ。

 22番滑走で中井(17)。曲は「What a Wonderful World」。振付は宮本賢二。冒頭の3Aは「力が入りすぎて」バラけて2Aのステップアウトに。しかし引きずらずに、3Lo+2Tは全ジャッジが加点ほぼ2。3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Sも全ジャッジが加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点3〜4、FSSpとStSqは加点2〜4。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Lzからの3連続は3Lz+2A+2T+SEQに変更。第3にqマーク。解説の荒川が「冒頭の3Aが2Aになったので、3連続に二つ2Aを付けられないため、とっさに変更したのでしょう」。ソロの3Fと3Loは全ジャッジが加点2〜3。技術点6番目の71.29、演技構成点5番目の64.77、合計136.06でフリー7位、総合213.56で4位。ミラノ五輪へ。
 23番滑走でジュニア島田(17)。曲は「Miracle」。振付はデュブレイユ。とにかく全部速い。4T以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Aは楽そうに成功、加点ほぼ2〜3。4Tはqマークで転倒。解説の荒川が「後半軸が傾いた」。3Lz+3Tは加点1〜3。FCCoSpはレベル3だが加点1〜3。3S+3Tはほぼ加点2〜3。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは加点2〜3。ソロの3Loと3Lzも決める。うち3Lzは加点3〜4。ChSqはGOE+1.36。あと二つのスピンとStSqはレベル4で加点3以上。うち最後の高速CCoSpは加点ほぼ5、LSpは加点2〜5。技術点最高の86.7、演技構成点9番目の63.05、転倒の減点1、合計148.75でフリーも2位、総合228.08で2位。
 最終滑走で坂本(25)。曲は「La vie en rose」他。振付はデュブレイユ。「最後の全日本」をほぼノーミスで滑り切る。冒頭の2Aはいつもどおりスピードにのって幅があり、全ジャッジが加点4〜5。続く3Fは加点3〜4。3Lz+2Tは第1に!マーク。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点4〜5、CCoSpは加点3〜5。3Sは加点3〜4。1.1倍になる3F+3Tは第1にqマーク。2A+3T+2Tは加点3〜4。ChSqはGOE+2.36の最高得点。3Loも決め、加点2〜5。技術点2番目の78.44、演技構成点最高の76.49、合計154.93でフリーも1位、総合234.36で5連覇。ミラノ五輪へ。優勝インタビューで「五輪について」聞かれると「団体と個人で銀以上」と答えていた。いやー強い。これで今季で引退とは。

 ミラノ五輪代表:男子・鍵山、佐藤、三浦。女子・坂本、中井、千葉。ペア・長岡/森口組、三浦/木原組。アイスダンス・吉田/森田組。
 世界ジュニア代表:男子・中田、西野、蛯原。女子・島田、岡、岡田。アイスダンス・山下/永田組。
 四大陸代表:男子・三浦、友野、山本。女子・千葉、中井、青木。ペア・長岡/森口組。アイスダンス・吉田/森田組。
 世界選手権代表:男子・鍵山、佐藤、三浦。女子・坂本、中井、千葉。ペア・長岡/森口組、三浦/木原組。アイスダンス・吉田/森田組。

フィギュアスケート (2025.12/13、14)

スケートカナダ ペア・アイスダンス (2025.10/31〜11/2 サスカトゥーン) GPシリーズ第3戦

 <ペア>8組エントリー。地元カナダからはステラトデュデク/デシャン組(加)、ペレイラ/ミショー組、ローラン/エティエ組。その他ハーゼ/ヴォロディン組(独)、カム/オシェイ組(米)など。ゴルベワ/ジォトプロスムーア組(豪)は欠場。
 1番滑走でヴイラモ/ブヴァール組(スイス。21、23)。女性はギニョーと組み、フランスの選手として2023年世界ジュニア5位。昨季組替え、欧州選手権13位、世界ジュニア4位、世界選手権20位。今季CSネーベルホルン杯9位。曲は「Liberian Girl」他マイケル・ジャクソンメドレー。振付はシャンテローゼ他。女性の衣装は朱色、男性は黒に銀のベルト。これから楽しみな感じ。冒頭の3Twは高く、レベル3でGOE-2〜3と割れた。3Tは成功、全ジャッジが加点。3LoThはややこらえたが全ジャッジが加点ほぼ3。5RLiとStSqはレベル4。BiDsはレベル2。最後のCCoSpは前半ずれたがレベル3。技術点5番目の35.88、演技構成点6番目の25.66、合計61.54でSP5位。

 2番滑走で地元ローラン/エティエ組(加。22、25)。昨季四大陸9位、世界選手権16位。今季初戦か。曲は「Asturias」。振付はポール・ボル。全体に取りこぼしが多い。冒頭の3Twはレベル2。3Sは二人がずれ、女性が変だが何とか決める。3LoThは全ジャッジが加点1〜3。5RLiとCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜3。StSqとBiDsはレベル3。うち最後のBiDsは全ジャッジが加点1〜3。技術点6番目の34.08、演技構成点7番目の25.85、合計59.93でSP6位。キスアンドクライではコーチとも得点を見て笑顔なし。
 5番滑走で地元ペレイラ/ミショー組(加。21、29)。昨季四大陸銅メダル、世界選手権11位。今季CSネーベルホルン杯6位。曲は「Say You Love Me」。振付はハベル他。会心の演技。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点1〜3。3Tはしっかり成功、加点2〜4。ルーThも決め、加点ほぼ2〜3。5ALiとFCCoSp、BiDsはレベル4。うち5ALiは加点1〜4、FCCoSpはほぼ加点2〜4。StSqははレベル3で加点2〜3。技術点2番目の40.59、演技構成点3番目の31.07、合計70.66は自己ベスト更新でSP3位。キスアンドクライでみな大喜び。

 6番滑走でカム/オシェイ組(米。20、34)。昨季四大陸4位。世界選手権7位。今季CSトリアレティ杯5位。曲は「ハレルヤ」。振付はミーキンス他。まだまだ。冒頭の3Twはレベル4。3Sは男性がアンダーローテーションでこらえた。3LoThは下りた後くずれた。CCoSpと5ALi、BiDsはレベル4。うち5ALiは全ジャッジが加点2〜4、最後のBiDsはほぼ加点2〜3。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。技術点5番目の34.62、演技構成点4番目の30.86、合計65.48でSP4位。
 7番滑走で地元ステラトデュデク/デシャン組(加。42、33)。昨季四大陸銀メダル。世界選手権5位。今季フランス杯2位。曲は「Carmina Burana」。振付はローリ・ニコル。女性の衣装は黒とグレーに赤いアクセント。男性は黒地に銀のライン。度肝をぬくアシスト・バックフリップ。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点1〜4。3Tは男性がこらえた。3LoThは全ジャッジが加点ほぼ3。CCoSpは男性が前半トラベリングしたがレベル3。StSqと5RLiはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqの途中で女性が男性のアシストで後方へ宙返りし、加点3〜4。5RLiは加点2〜4。最後のBiDsはなぜかレベル1。姿勢に入るのに一周以上かかったか。技術点3番目の39.16、演技構成点2番目の33.87、合計73.03でSP2位。
 最終滑走でハーゼ/ヴォロディン組(独。26、26)。昨季欧州選手権金メダル。世界選手権銀メダル。今季CSネーベルホルン杯優勝。曲は「El Abrazo」。振付はポール・ボル。すでに完成度が高い。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点3〜4。3Sもしっかり成功、加点ほぼ3。3LoThは危なげなく加点2〜4。5ALiとBiDs、CCoSpとStSqはいずれもレベル4。うち最後のStSqは加点3〜4、5ALiは加点2〜4。技術点最高の43.0、演技構成点も最高の34.53、合計77.53でSP1位。

 フリー。
 7番滑走でカム/オシェイ組(米。20、34)。曲は「Sweet Dreams」他。振付はデュブレイユ他。冒頭の3Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜4。次は3S+2A+2A+SEQの予定だったが、3S+2A+SEQとしてたぶん女性の第2がqマーク。3FThはこらえた。BoDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3LoThはきれいに決め、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。リフト二つとペアはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち4Liは加点3〜4、PCoSpは加点2〜4。ChSqはハイドロやダンスリフトを行い、GOE+1.43。最後の5ALiはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点2番目の68.99、演技構成点3番目の64.64、合計133.63は自己ベスト更新でフリー2位、総合199.11は今季最高で3位。

 8番滑走でペレイラ/ミショー組(加。21、29)。曲は「Gabriel's Oboe」他。振付はディアス他。冒頭の3Twはレベル3。次の3連続の予定だったが、女性の第2が+1Aとなり、第3は跳べず。男性も第3でよろめいた。3LoThはなんとかこらえた。3Sは女性がステップアウトして両手付き。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点2〜3。しかし3FThで転倒。ChSqはダンスリフトやイーグルを行い、GOE+1.29。最後のBiDsはなぜかレベル1だが全ジャッジが加点2〜3。男性の腰の高さか。技術点5番目の56.81、演技構成点4番目の60.07、転倒の減点1、合計115.88でフリー5位、総合186.54で4位。
 9番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。42、33)。曲は「Poeta en el Mar」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3T+2A+2A+SEQも決める。リフト二つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点3〜5、5ALiは加点3〜4。ソロジャンプは3Sの予定が女性が2Sに。FoDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜4。3LoThはややこらえたがほぼ全ジャッジが加点。ChSqはダンスリフトやスパイラルなど行い、GOE+1.5の最高得点。3SThはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。最後の3LiはなぜかレベルBだが全ジャッジが加点3〜4。技術点最高の71.22、演技構成点も最高の69.15、合計140.37でフリー1位、総合213.4で逆転優勝。
 最終滑走でハーゼ/ヴォロディン組(独。26、26)。曲は「Europe, After the Rain」他。振付はブノワ・リショー。痛恨の2転倒。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点3〜5。3連続は3T+2A+2A+SEQの予定だったが、女性の第2が+1Aとなり、男性が第3で転倒。直後の3Sは成功、全ジャッジが加点3。3LoThも全ジャッジが加点3〜5。リフト三つとBoDs、PCoSpはいずれもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちリフト二つとPCoSpは加点2〜4。しかし3FThで転倒。これが痛かった。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+1.36。技術点3番目の64.34、演技構成点2番目の67.31、転倒の減点2、合計129.65でフリー3位、総合207.18で2位。

 <アイスダンス>10組エントリー。地元カナダからはギレス/ポワリエ組、ラジョワ/ラガ組、ローリオ/ルギャク組。その他ムラズコワ/ムラゼク組(チェコ)、リード/アンブルレビシウス組(リト)、カレイラ/ポノマレンコ組(米)など。トゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン)は欠場。イム/クァン組(韓)が繰上か。

 5番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。19、22)。2023年世界ジュニア金メダル。昨季欧州選手権12位。世界選手権12位。今季CSロンバルディア杯2位。曲は「One Two」「Thunderstruck」。振付はマッテオ・ザンニ他。衣装は二人とも黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル2で加点1〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2だが加点2〜3。RoLiはレベル4で加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.29。技術点4番目の41.89、演技構成点5番目の32.4、合計74.29でRD5位。
 6番滑走でイム/クァン組(韓。20、24)。2023年世界ジュニア銀メダル。昨季四大陸6位。世界選手権18位。今季中国杯5位。連戦。曲は「Men in Black」。振付はシュイナール他。男性は黒いスーツ風にネクタイ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。要素に入る前に男性が銃を打つような仕草。冒頭のSqTwは男女ともレベル4。PStはレベル1。MiStは女性レベル3、男性レベル2。RoLiはレベル4で加点2〜3。ChRSはGOE+3.43。技術点6番目の39.87、演技構成点7番目の31.1、合計70.97でRD6位。
 7番滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。31、33)。昨季欧州選手権6位。世界選手権21位。今季五輪予選会優勝、フランス杯3位。曲は「I'm Too Sexy」他。振付はデュブレイユ他。衣装は二人とも黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。PStはレベル2で加点2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSはGOE+5.36の高得点。技術点2番目の45.88、演技構成点も2番目の35.01、合計80.89でRD2位。

 8番滑走で地元ラジョワ/ラガ組(加。24、26)。昨季四大陸銅メダル。世界選手権7位。今季ブダペスト杯優勝。曲は「Get Ready for This」他。振付はアグノエル。衣装は二人ともいかにもアメフトっぽい感じ。女性は楽しそうだったが、全体に得点伸びず。ChRS以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは速く男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは男女ともレベル3で加点ほぼ3〜4。RoLiはすごく速くてレベル4に加点4〜5。PStはレベル2だが加点2〜4。最後のChRSは!マークが付き、GOE+0.14。技術点5番目の41.85、演技構成点3番目の34.1、合計75.95でRD4位。
 9番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。25,24)。昨季四大陸4位。世界選手権5位。今季CSネーベルホルン杯2位。曲は「Sweet Dreams」他。振付・コーチともモイアー他。女性の衣装はきらきらした青、男性は黒。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは速くて男女ともレベル4で加点3〜4。MiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。RoLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。PStはレベル2でほぼ加点1〜3。最後のChRSはGOE+3.68。技術点3番目の43.2、演技構成点4番目の33.63、合計76.83でRD3位。
 最終滑走で地元ギレス/ポワリエ組(加。33、33)。昨季四大陸2連覇。世界選手権銀メダル。今季初戦か。曲は「Supermodel」他。振付はラザグリアエフ他。観客は大歓声。いつもながら一風変わった振付。男性は人形か。女性の衣装は白、男性は上は白、下は黒。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点3〜4。PStはレベル2だが加点3〜4。ミットは男女ともレベル3で加点3〜4。ChRSはGOE+6.0の最高得点。最後のRoLiはレベル4に加点3〜5。技術点最高の48.71、演技構成点も最高の36.67、合計85.37でRD1位。

 フリー。
 4番滑走でRD7位の地元ローリオ/ルギャク組(加。29、30)。曲は「Les Pyramides」他。振付はハベル他。女性の衣装はセルリアンブルー。首の後ろを巻くように金色の蛇。男性は黒。上衣の裾がベルトの下にヒラヒラと出ている。冒頭のChSpは!マークでGOE+0.02。速報値では+1.25あったので、何か見直されたようだ。フランス杯ではここでChAJを行っていた。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4。CuLiとDSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちCuLiは加点2〜4。ChStはなんだかインド風でGOE+2.37。MiStは男女ともレベル1だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のChSlはGOE+2.73。技術点7番目の60.85、演技構成点6番目の47.72、合計108.57でフリー6位、総合179.41で7位。

 5番滑走でイム/クァン組(韓。20、24)。曲は「Adagio For Strings」。振付はデュブレイユ他。女性の衣装はすごく淡い薄紫、男性は軍服。ストーリーがありそうだが、音楽はバッハの編曲でよくわからず。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のRoLiはレベル4で加点2〜3。若附は女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。CuLiとDSpはレベル4。うちCuLiは加点2〜4。SyTwは女性レベル3、男性レベル2とやや取りこぼし。加点1〜3。DiStは女性レベル3、男性レベル1だが加点ほぼ2〜3。SlLiもレベル4で加点2〜3。最後にコレオ要素三つ。うちChHyと最後のChLiはGOE+2.49。技術点5番目の62.0、演技構成点7番目の47.44、合計109.44でフリー5位、総合180.41で6位。
 6番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。19、22)。曲は「Malaguena」。振付はマッテオ・ザンニ他。女性の衣装は上が黒、長いスカートは赤。男性は上が青、下が黒。ChSlが認定されず(従って全部で9要素しかない)。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.37。StaLiとRoLiはいずれもレベル4。うちRoLiは加点2〜3だが時間超過。OFTは女性レベル1、男性レベル2だが加点2〜4。CuLiはレベル4で加点2〜4。CiStは字を正レベル2、男性レベル1で加点2〜3。ここでChSlとして女性が氷に腹ばい、男性が女性の片足を持って回転させる演技があり、速報値ではGOE+1.66が出たが、確定値では要素ごとなくなっており、転倒の減点まで。この大会のテクニカルパネルはなかなか厳しい。DSpはレベル4で加点2〜3。SyTwも男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。最後のChStは女性がスカートをフラメンコ風にうまくひるがえし、GOE+2.73。技術点8番目の60.04、演技構成点5番目の48.86、リフト時間超過の減点1、転倒の減点1、合計106.9でフリー8位、総合181.19で5位。
 7番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、26)。曲は「Nureyev」。振付はアグノエル。1番滑走のブラッティ/サマヴィル組(米)(フリー9位)と同じ曲。男性の衣装は上が白、下は黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.85。SyTwは男女ともレベル3だが加点ほぼ2〜4。RoLiとStaLiはいずれもレベル4で加点ほぼ3〜4。手前から行ったChStは!マークでGOE+0.36。速報値ではGOE+2.49出ていた。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点ほぼ3。CuLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。DSpはレベル3だが加点3〜4。速報値ではレベル4だった。最後のChLiはGOE+2.73。技術点2番目の64.46、演技構成点3番目の52.0、合計116.46でフリー3位と挽回、総合192.41、逆転で3位。

 8番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。25,24)。曲は「Ave Maria de Paien」他。振付・コーチともハベル他。女性の衣装は赤紫と緑。男性はグレーと黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSlLiはレベル4で加点3〜5。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。ChStはGOE+2.37。CuLiはレベル4で加点2〜4。しかしRoLiとDSpはレベル2と取りこぼし。いずれも加点ほぼ2〜3。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChTwとChSlはいずれもGOE+2.37。技術点4番目の62.84、演技構成点も4番目の51.56、合計114.4でフリー4位、総合191.23で4位。
 9番滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。31、33)。曲は「God Is a DJ」他。振付はシュイナール他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜5。MiStは男女ともレベル2で加点2〜4。SlLiとDSpはいずれもレベル4。うちSlLiは加点2〜4。SyTwは女性レベル3、男性レベル4でほぼ加点2〜3。最後にコレオ要素三つ。うち最後のChLiはGOE+2.96の高得点。技術点最高の67.03、演技構成点2番目の53.0、合計120.03でフリー1位、総合200.92で2位。キスアンドクライで得点を見てみな大喜び。
 最終滑走でギレス/ポワリエ組(加。33、33)。曲は2018/19シーズンの「Vincent」。振付はキャロル・レイン他。女性の衣装は明るい水色の地に黄色い花が肩など何か所か。男性の上は青、下は黒。CuLi以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはさりげなく、GOE+3.44の最高得点。DSpはレベル4に加点3〜5。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。ChSlはGOE+2.96。CuLiでは女性が男性のももに乗るはずがうまく乗れず時間がかかってしまい、1ポーズで下りた。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点1〜3。リフトのミスの動揺があったか。DiStは男女ともレベル3で加点2〜4。手前から行うChStはGOE+2.61。最後にRoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4でほぼ加点2〜5。うちStaLiはかがんだ男性の背に女性が水平に乗る形で、2018/19シーズンのものを踏襲。技術点3番目の63.93、演技構成点最高の53.58、合計117.51でフリー2位、総合202.89で優勝。

サッカー短評 (2025.12/11)

Jリーグアウォーズ (2025.12/11 横浜アリーナ)

 ここまでJリーグ初年度から開催されてきた春〜秋シーズンの最終年というためか、それとも野々村チェアマンの意向なのか、今年度は功労選手賞が12人に贈られた。青山敏弘、伊東輝悦、イ・ヨンジェ、柿谷曜一朗、興梠慎三、高萩洋次郎、豊田陽平、本間幸司、丸橋祐介、森脇良太、山瀬功治、ランゲラック(イ、本間、丸橋はよく知らない)。チェアマン特別賞は、セルジオ越後、ラモス瑠偉、木村和司(車椅子だった)。功労審判員賞には、西村雄一さん、武田光晴さん。現役の最優秀主審は荒木さん、最優秀副審は三原さん。三原さんがスピーチで「選手としてサッカーをしたことがなかったが、サッカーに関わりたいと思って審判になった」と話したのが印象に残った。最優秀育成クラブ賞は「後日発表」とのことで、その理由の説明はなかった(12/15になっても公式HPには「未定」と表示されている)。
 フェアプレー賞高円宮杯授与には、4年ぶりに高円宮妃殿下がおいでになった。よかった。受賞したのは神戸。前川が受け取った。個人賞は、前川(神戸GK)、大迫(広島GK)、植田(鹿島DF)。全員イエローカード0らしい。植田はCBなのにすごい。優秀監督賞は、2位柏のロドリゲス監督。誰が見ても文句ないだろう(浦和の監督時代にももらったらしい)。ベストヤングプレーヤー賞(新人王)は、岡山の佐藤龍之介(19)。今季FC東京からのレンタル移籍1年目から主力として活躍、E1選手権で日本代表にも選ばれた。ベストゴールは、7/20柏戦(24節)のレオ・セアラ(鹿島)。開始4分37秒で、相手ボールのカットを受け、直ちにセンターサークル近くからのロングシュートを決めたもの。「あの距離・角度で巻きながら打つのが信じがたい」「試合開始早々から狙っているところもすばらしい」「見る者の度肝を抜いた」「スピードとコースも完璧」など選考委員(槙野と鮫島も含む)たちも絶賛。レオ・セアラは得点王(21点)との2冠。
 ベストイレブンは、GK早川(鹿島・初)、DF植田(鹿島・初)、古賀(柏・初)、荒木(広島・初)、MF小泉(柏・初)、稲垣(名古屋・2回目)、田中聡(広島・初)、FWレオ・セアラ(鹿島・初)、相馬(町田・初)、伊藤達哉(川崎・初)、ラファエル・エリアス(京都・初)。レオ・セアラは3冠。ベストイレブンノミネート33人の中に、フロンターレから佐々木旭、山本、脇坂、伊藤の4人が入った。伊藤がベストイレブンに入ってよかった。伊藤はフロンターレの最多得点(13点)選手というだけでなく、J1得点ランキング4位で日本人トップでもある。初受賞なのでインタビューされたが、もう少し嬉しそうにしてもいいのに。まあチームが8位だからか。
 MVPは、GK早川(鹿島・初)。優勝した鹿島の誰かだろうとは思っていたが、レオ・セアラだと4冠となり、さすがに集中しすぎだし、そこまで圧倒的だったかという、そんな感じでもない。

※12/13J1昇格プレーオフ決勝で、千葉が徳島に1−0で勝ち、来季の17年ぶり復帰を勝ち取った。2009年の降格を経験して残っているのは、米倉(37)ひとりだという。監督は小林慶行。

フィギュアスケート (2025.12/5,6,7,)

GPファイナル (2025.12/4〜8 名古屋) GPシリーズ

 <男子シングル>6人エントリー。日本からは佐藤(28pt)、鍵山(30pt)。他はマリニン(30pt)、シャオイムファ(26pt)、シャイドロフ(24pt)、グラスル(20p)。友野(20p)は補欠。BSテレ朝で全員放送。解説は町田、実況は大西アナ。

 1番滑走でグラスル(伊。23)。昨季ファイナル4位、世界選手権13位。今季中国杯2位、スケアメ5位。曲は「Tango per la libert?」。振付はベルナルディス。解説の町田によると「静と動、めりはりの際立つタンゴプログラム」。ほぼノーミス。冒頭で「今季一度も成功がない」4Lz+3Tを成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Loは下りたがqマーク。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン三つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqは途中で軽くつまづきレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。終わったとき会心の笑み。技術点3番目の53.34、演技構成点5番目の40.66、合計94.0はたぶん今季最高でSP4位。
 2番滑走でシャイドロフ(カザフ。21)。昨季ファイナル5位、世界選手権銀メダル。今季中国杯3位、スケートアメリカ2位。曲は昨季の「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等に変更。振付はリギーニ。「SFの迫力ある作品世界を表現」と町田。しかし冒頭の4Lzは転倒。回転不足をとられまいと力んだか。町田は「前のめりになるのはタイミングが合わない時よく起こる」。3Aは全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる4Tからの連続ジャンプの予定がステップアウトして要素を失う。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。技術点6番目の34.0、演技構成点も6番目の38.3、転倒の減点1、合計71.3でSP6位。
 3番滑走でシャオイムファ(仏。24)。昨季ファイナルは足首のケガで棄権。世界選手権4位。今季フランス杯2位、フィン杯2位。曲は「Leonardo da Vinci」。振付はブノワ・リショー。町田が「ダビンチをテーマとする楽曲を独創性あふれるコンテンポラリースタイルで表現」と紹介。冒頭の4Lzは軸が傾き、qマークで転倒。「明らかに跳び急ぎ。上半身が先に回っている」と町田。続く3Aは成功、全ジャッジが加点1〜3。しかし4Tからの連続ジャンプはステップアウトで要素を失う。町田は「高かったが回転が少し遅かった」。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは、らしさ全開で加点ほぼ4。技術点5番目の37.43、演技構成点4番目の42.06、合計78.49転倒の減点1、SP5位。

 4番滑走で佐藤(21)。昨季ファイナル3位、世界選手権6位。今季中国杯優勝、NHK杯2位。曲は継続の「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。「哀愁を帯びた美しく切ないバイオリンの音色を表現するプログラム」と町田。今季最高ではないか。3A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Lzは楽そうに決め、加点2〜4。「安定感抜群」。続く4T+3Tは「今季成功率100%」で加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うちCSSpは加点2〜4。1.1倍になる3Aはややオーバーターン気味でこらえた。「軸が左へはずれたが持ちこたえた」。StSqはレベル3で加点2〜3。「スピンとステップはレベルをとれるように調整してきた」と大西アナ。技術点2番目の55.46、演技構成点3番目の42.6、合計98.06は今季最高でSP2位。
 5番滑走で鍵山(22)。昨季ファイナル2位、世界選手権銅メダル。今季NHK杯、フィン杯とも優勝。曲は「I wish」。振付はローリ・ニコル。町田が「ピアノとギターのジャズセッションをフロアダンスを応用したステップで小粋に表現」。こちらも今季最高の出来。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tはきれいに成功、加点3〜5。続く4Sは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うちStSqは楽しそうに滑り、加点4〜5、最後のCCoSpは加点3〜5。StSqはヒップホップのステップを応用して「声やクラップを表現」しているらしい。1.1倍になる3Aもきれいに決め、加点3〜4。終わると大きくガッツポーズ。技術点最高の61.54、演技構成点も最高の47.23、合計108.77は自己ベスト更新(今まで北京五輪の108.12)でSP1位。キスアンドクライで得点を見ると跳び上がって喜んだ。
 最終滑走でマリニン(米。20)。昨季ファイナル優勝、世界選手権2連覇。今季フランス杯、スケートカナダとも優勝。曲は「The Lost Crown」他。振付はシェイリン・ボーン。「前半は力強く後半はラップを踏む」と町田。今季初めて4Aを入れ、しかも連続ジャンプとして予定。冒頭の4Aはqマークでステップアウト、第2付かず。「6分練習で失敗し迷いがあったのでは」と町田が言う。続くソロの3Aは決め、全ジャッジが加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはバックフリップや「効果音を巧みに使った」ラズベリーツイストを入れ全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる4Lzはqマークで詰まったものの3Tを付けた。町田が「普通はあれだけ詰まったら3Tは付けられない」。技術点4番目の49.97、演技構成点2番目の44.08、合計94.05でなんとSP3位。

 フリー。BSテレ朝で全員放送。グラスル以降の4人はほぼノーミスのすばらしい演技。解説は町田、実況は大西アナ。
 1番滑走でシャイドロフ(カザフ。21)。曲は「Confessa - The Diva Dance」。振付はリギーニ。冒頭は3A+1Eu+4Sをやめ3A+1Eu+3Sにしたが、ややステップアウト気味。続く4Lzは全ジャッジが加点2〜3。次の4Tはステップアウトし片手付き。3Fは全ジャッジが加点。FCSpはレベル3。ChSqは+1.07。4T+3Tは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQも成功。ソロの3Lzも決める。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点2〜3。後半はスタミナが不足していた。前半もややキレを欠いたので少し不調なのかも。技術点6番目の93.71、演技構成点6番目の77.18、合計170.89でフリーも6位、総合242.19で6位。
 2番滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「The Creation of Adam」。振付はブノワ・リショー。上衣は濃いグレーだが変えたような気がする。やはり衣装替えあり。冒頭のルッツは成功、全ジャッジが加点2〜3。続く4Tと4T+2Tも決め、いずれも全ジャッジが加点2〜3。さらに4S+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜4。3Aはステップアウト。このへんで上衣の折り返しを下すと、神とアダムの伸ばした指先の絵が現れる。1.1倍になるところで3A+2A+SEQの予定だったが、第1がつまり、第2にかろうじて+1A+SEQを付けた。StSqとスピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、FCCoSpは加点2〜3。3Lzはこらえて片手付き。ChSqはGOE+2.0の高得点。技術点5番目の94.97、演技構成点4番目の85.18、合計180.15でフリーも5位、総合258.64で5位。
 3番滑走でグラスル(伊。23)。曲は映画 「Conclave」より「Soon Enough」他6曲。振付はマントヴァーニ他。「『教皇が亡くなった』というセリフで始まり体で十字を表します」と解説の町田。冒頭の4Lzは成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4Loも決め、全ジャッジが加点1〜4。4Sは全ジャッジが加点2〜3。3A+3T成功。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ、3Lz+3Tを決める。3連続は全ジャッジが加点2〜4。3Loも全ジャッジが加点2〜4。このプログラムも途中で上衣の前を開けて白いシャツが見えるように部分的な衣装替え。技術点2番目の110.86、演技構成点5番目の83.86、合計194.72は自己ベスト更新でフリー2位、総合288.72も自己ベスト大幅更新で4位。

 4番滑走でマリニン(米。20)。曲は「The Ball」他。振付はシェイリン・ボーン。6種類すべての4回転をクリーンに跳ぶ挑戦。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜4。続く4Aはほぼ3〜4。4Lzも決め、加点3〜5。4Loは加点3〜4。スピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは足替えをラズベリーツイストで行い加点2〜5。StSqとFSSpはレベル3で加点1〜3。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Fを決め、加点3〜5。この3連続ひとつで23.63というとんでもない得点。しかも4T+3Tを簡単そうに跳び加点3〜4。さらに4S+3A+SEQも決め加点2〜4。これで6種類コンプリート。ChSqはGOE+2.0の高得点。技術点ダントツの146.07、演技構成点2番目の92.17、合計238.24は自己ベスト更新でフリー1位、総合332.29で優勝。フリーの世界スコア更新らしい。
 5番滑走で佐藤(21)。曲は「火の鳥」より「Round Dance of the Princesses」他。振付はシゼロン。マリニンの後でたいへんだったが自分の力を出し切った。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Lzは軽く成功、加点1〜3。続く3Aおい3Sも決め加点2〜3。さらに4T+3Tも成功、加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜4、スピン二つは加点2〜3。ソロの4Tは加点3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQ成功。続くソロの3Loと3Lzは加点2〜3。ChSqはGOE+1.21。技術点3番目の107.21、演技構成点3番目の86.81、合計194.02は自己ベスト更新でフリー3位、総合292.08も自己ベスト更新で3位。またもや日下コーチがキスアンドクライで本人よりも大喜び。
 最終滑走で鍵山(22)。曲は「Turandot: Christopher Tin Finale」。振付はローリ・ニコル。「未完の曲『トゥーランドット』にティンがフィナーレを新たに作曲した」と解説の町田。後半にやや乱れ。冒頭の4Sはきれいに決まり、全ジャッジが加点3〜5。続く4T+3Tの予定が4T+2Tになる。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3A+1Eu+3Sも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うちStSqは加点4〜5、最後のFCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる4Tは全ジャッジが加点1〜4。3F+2Loは第1でこらえ、第2が3Loの予定だったが2回転に。ソロの3Aもこらえた。ChSqはGOE+1.67。技術点4番目の100.73、演技構成点最高の92.91、合計193.64でフリー4位、総合302.41で2位。

 <女子シングル>6人エントリー。日本からは千葉(30p)、坂本(28p)、中井(26p)、渡辺(24p)。他はグレン(28p)、リウ(28p)。レヴィト(22p)が補欠。BSテレ朝の解説は荒川、実況は清水アナ。SPは、なかなかの波乱の展開。

 1番滑走で渡辺(23)。昨季スケートアメリカ2位、中国杯5位、全日本7位。今季中国杯3位、スケートアメリカ3位。曲は「El Tango De Roxanne」。振付は宮本賢二。惜しくも連続ジャンプがこらえ気味。冒頭の3Aは成功、全ジャッジが加点。続く3Lz+3Tは第1で詰まり第2がアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うち最後のFSSpは加点ほぼ3、CSpとStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Loも決める。技術点4番目の38.1、演技構成点6番目の32.58、合計70.68でSP4位。清水アナが「70点がひとつの目安」と言う。解説の荒川か「連続ジャンプに気迫を感じました」。
 2番滑走で中井(17)。昨季JGPファイナル3位。世界ジュニア4位。今季シニアデビューのフランス杯優勝、スケートカナダ3位。曲は「La strada」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は赤白横縞に黒のラインも2本。冒頭の3Aはステップアウト。しかし以降の全要素に全ジャッジが加点2以上。続く3Lz+3Tは幅があり、加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Loは加点ほぼ3。全体にはつらつと滑った。技術点3番目の40.51、演技構成点4番目の33.4、合計73.91でSP3位。
 3番滑走でリウ(米。20)。昨季世界選手権金メダル。今季中国杯2位、スケートアメリカ優勝。曲は継続の「Promise」。振付はスカリ。衣装はオフホワイト。いつも通りリラックスして滑っている。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点ほぼ3。続く2Aも美しく加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜5、最後のLSpは加点ほぼ3〜5、FCSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+3Loは第2に惜しくもqマーク。解説の荒川が「セカンド3Loは本当にコントロールが難しい。スピードをつけすぎるとオーバーターンやステップアウトになる」。技術点2番目の40.64、演技構成点3番目の35.15、合計75.79は自己ベスト更新でSP2位。

 4番滑走でグレン(米。26)。昨季ファイナル優勝、全米優勝、世界選手権5位。今季中国杯優勝、フィン杯2位。曲は「Like A Prayer」。振付はウィーヴァー。冒頭、今季成功率100%の3Aがまさかのパンクで1Aとなり無得点。しかし以降は全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く3F+3Tは成功、加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Loも加点1〜3。技術点5番目の33.51、演技構成点5番目の33.34、合計66.85でSP6位。キスアンドクライでがっかりした顔。
 5番滑走で坂本(25)。昨季ファイナル3位。世界選手権銀メダル。今季フランス杯2位、NHK杯優勝。曲は「Time To Say Goodbye」。振付はブノワ・リショー。見たことがない3Lzのパンク。冒頭の3Lzが2Lzになり、無得点。清水アナが「SPでは単独のジャンプは3回転以上必要です」。以降は全要素に全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で加点3以上。うち最後のLSpは加点3〜5。2Aはいつも通り幅があり、加点3〜4。1.1倍になる3F+3Tも加点ほぼ3〜4。しかしCCoSpとStSqがレベル3ととりこぼし。これもよくない。うちStSqは加点3〜4。リンクからあがるとき涙。どうしたのか。技術点6番目の33.12、演技構成点最高の36.28、合計69.4でSP5位。
 最終滑走で千葉(20)。昨季ファイナル2位。世界選手権銅メダル。今季スケートカナダ、フィン杯とも優勝。曲は継続の「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は明るい紫。ノーミス。緊張した顔で出てきたが、実力を発揮。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tを鮮やかに決め、加点2〜4。続く2Aは下りた後の長いフローが美しく、加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点4〜5、StSqは加点ほぼ4〜5。1.1倍になる3Lzも成功、加点ほぼ2〜3。技術点最高の41.35、演技構成点2番目の35.92、合計77.27は自己ベスト更新でSP1位。

 フリー。再び波乱のフリーだった。
 1番滑走でグレン(米。26)。曲は「I Will Find You」他。振付はキャサリン・ヒル。後半の3Lo以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3A成功、加点ほぼ2〜3。続く3F+3Tも加点2〜3。3Lz+2Tは加点1〜3。3Sは加点2〜3。スピン二つはレベル4で加点1〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQは加点ほぼ2〜3。ソロの3Fも決める。CCoSpとStSqはレベル3でいずれも加点2〜3。ソロの3Loはアンダーローテーションでこらえた。ChSqはGOE+1.29。技術点2番目の77.42、演技構成点4番目の67.23、合計144.65でフリー4位と少し挽回、総合211.5で4位。
 2番滑走で坂本(25)。曲は「La vie en rose」他。振付はデュブレイユ。少し慎重だったがほぼノーミスでやりきった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点3〜4。続く3Fは加点3。3Lz+2Tは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜4、CCoSpは加点2〜4。ソロの3Sは加点3〜4。1.1倍になる3F+3Tは加点3〜4。しかし次が1A+3T+2Tに。加点はほぼ2〜3。ChSqGOE+1.64の高得点。3Loも決め、加点2〜4。技術点4番目の75.42、演技構成点最高の73.98、合計149.4でフリー1位と挽回、総合218.8で3位。
 3番滑走で渡辺(23)。曲は「JIN -仁-」。振付は宮本賢二。3Aを2本跳ぶ予定。冒頭の3A+3Tは決まったが第2がアンダーローテーション。続く3Fは全ジャッジが加点2〜3。次のソロの3Aは下りたがアンダーローテーションでこらえた。3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ3、FSSpと最後のStSqは加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lz成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2A+1Eu+3Sも全ジャッジが加点2〜3。しかしソロの3Loがダウングレードで両足、残念。技術点5番目の70.97、演技構成点6番目の65.49、合計136.46でフリー5位、総合207.14で6位。

 4番滑走で中井(17)。曲は「What a Wonderful World」。振付は宮本賢二。冒頭の3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Lo+2Tは全ジャッジが加点1〜3。しかし3Lzでステップアウト。ここは連続3回転の予定だった。次の3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちFSSpは加点3〜4、StSqと最後のCCoSpは加点2〜4。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3F+3Tは第2にqマーク。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の79.27、演技構成点3番目の67.71、合計146.98でなんとフリー2位、総合220.89で2位と躍進。
 5番滑走でリウ(米。20)。曲は継続の「MacArthur Park」。振付はスカリ。3Lz+3Tを除く全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは余裕があり、加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2がqマーク。3Sは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点3〜5、FSSpとStSqは加点3〜4。ソロの3Loは加点ほぼ3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは成功。3F+2Tも加点1〜3。2Aは加点1〜3。ChSqはGOE+1.57の高得点。技術点3番目の75.86、演技構成点2番目の70.84、合計146.7でフリー3位、総合222.49で優勝。
 最終滑走で千葉(20)。曲は「ロミオとジュリエット」より「Kissing You」他。振付はローリ・ニコル。自滅気味。かなり固い顔で出てきた。それでも冒頭の3F+3Tは成功、全ジャッジが加点3〜4。しかし続く3Loはダウングレードで転倒。次の3Sもダウングレードで転倒。いずれも高さが足りず回り切れなかった。2Aは決め、全ジャッジが加点2〜3。以降の全要素に全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは加点2〜3。3Lz+2T+2Loも加点2〜3。ソロの3Fも加点2〜3。StSqはレベル3だが加点3〜4。ChSqもGOE+1.57の高得点。技術点6番目の67.91、演技構成点5番目の67.04、転倒の減点2、合計132.95でフリー6位、総合210.22で5位。

サッカー短評 (2025.12/6)

浦和レッズvs.川崎フロンターレ 4対0 (2025.12/6 埼スタ) 第38節

 今季最終戦。今季最低の試合ではないか。守れず、かと言ってリーグ最多得点チームの力も出せず。結局フロンターレの得点力は伊藤がいないと出せないのか。ここ9試合で2得点しかしていないという「得点力不足」のチームに4点も献上して、しかも順位も入れ替わって8位に下降。踏んだり蹴ったりだ。気温12.3度、湿度57%。観客47878人。主審は小屋さん、VARは谷本さん。DAZN解説は福田正博さん、実況は西岡アナ。
 先発は、GK山口。DF佐々木、ウレモビッチ、ジェジエウ、際。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン。今季で退団のジェジエウはこの試合が最後。同じく退団するソンリョンは帯同していない。ベンチに三浦が戻ってきた。他に今季で引退のGK安藤、DF野田、土屋、MF名願、山市、大関、FW神田、ロマニッチ。伊藤達哉はイエロー累積で出場停止。
 浦和は4-2-3-1。チアゴ・サンタナのワントップ。トップ下に中島翔哉。シャドーにサヴィオと渡邊凌磨。グスタフソンと安居のダブルボランチ。DF荻原、根本、ホイブラーテン、石原。GK西川。キャプテンはホイブラーテン。今季で退団なのはサンタナとホイブラーテン。スコルジャ監督は継続らしい。
 前半終わり間際に失点。ここを持ちこたえれば、というところが今季はできない。後半開始からエリソン、家長、際に代えてロマニッチ、大関、三浦を入れる。初めはうまく攻撃できていた。しかし、9分、13分と相手セットプレーから立て続けに失点。気持ちが折れる。20分にジェジエウに代えて野田、31分には河原に代えて名願を入れる。野田は今季の新人でリーグ戦デビューだがこんな試合で気の毒だ。名願もJ2仙台での経験はあるがJ1の試合は初らしい。しかし、32分、浦和の新しいFWキーセテリンに決められ4失点。浦和は37分にDFホイブラーテンとボランチのグスタフソンに代えて新人の照内と藤原を入れる余裕。終盤は攻め込む場面も作れたが、一矢も報えずにタイムアップ。

 試合後、実況席では、西岡アナが「浦和も川崎も昨季から続く『得点力不足』と『失点を減らす』という、それぞれの課題に対して、浦和はチアゴ・サンタナなど選手補強して改善を試み、川崎は監督を変えたが、解決できなかった」と言えば、解説の福田さんは「スコルジャ監督は、攻撃のやり方はあまり変えなかった。それでもいいが、リーグ戦は大量点を取るよりも1−0でも勝点3を取ることが大事」と言う。
 2連敗で勝点57のまま、15勝11敗12分け、総得点1位の67、失点57の得失点差10(すぐ下の9位ガンバも勝点57、得失点差-2)。浦和は勝点59(16勝11敗11分け。総得点45、失点39)として7位に入れ替わって浮上。優勝は、14位マリノスに2−1で勝った鹿島。勝点76、23勝8敗7分け、総得点58、失点31、得失点差27。マリノスは15位に。2位柏も1−0で6位町田を下し、順位は両チームとも変わらず。3位京都も5位神戸に2−0と勝利。ここも順位は同じ。4位広島は19位湘南に2−1で勝った。同じく順位は動かず。最下位新潟はアウェイで11位FC東京と1−1で引き分けた。順位は変わらず。18位横浜FCはやはりアウェイで10位セレッソに3−1と勝ち、意地を見せた。13位清水対16位岡山は、アウェイの岡山が2−1で勝ったので、清水は14位に下降、岡山は最後に13位まで浮上。得点王は、優勝した鹿島のFWレオ・セアラの21点。フロンターレの伊藤達哉は13点で4位、エリソンが12点で5位。

サッカー短評 (2025.川崎フロンターレvs.サンフレッチェ広島)

川崎フロンターレvs.サンフレッチェ広島 1対2 (2025.11/30 U等々力) 第37節

 今季ホーム最終。それなのに、一方的に押し込まれて逆転負け。2018年以来ホームで負けていなかった広島に「90分主導権を持った試合」(スキッベ監督)をされてしまった。気温16.2度、湿度54%。観客23173人。主審は高崎航也さん、VARは川俣さん。DAZN解説は水沼さん、実況は西岡アナ。試合後にホーム最終セレモニーで退団するジェジエウとソンリョンの挨拶があり、さらにその後、安藤と車屋の引退セレモニーがあった。
 先発はGK山口。DF佐々木、車屋、ジェジエウ、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと伊藤。トップ下に脇坂。ワントップにエリソン。ベンチにGKソンリョン、安藤、DFウレモビッチ、神橋、野田、MF大関、山市(早大強化指定)、家長、FW神田。車屋は今季で引退、ジェジエウは今季で退団ということを考慮した先発らしい。
 広島は3-4-2-1。ジャーメインのワントップ。シャドーに川辺と中村草太。左右のWBは越道と中野就斗。田中聡とアルスランのダブルボランチ。DF佐々木翔、荒木、塩谷。GK大迫。キャプテンは佐々木翔。ベンチにはMF菅、茶島、FW前田直輝、加藤陸次樹、ジェルマンなど。スキッベ監督は今季で退任。

 前半12分、押し込まれてはいたが、エリソンに入ったボールの落としを受けた脇坂からのパスを、伊藤が右から切り込んで振り切らずにシュート、相手DFにわずかに当たって先制。しかし、16分の相手FWジャーメインのゴールはVARの長いチェックの末、その前にオフサイドがあったとして取消しになったが、追加タイムが7分もある中、相手MF川辺に今度こそゴールを決められ追いつかれてハーフタイム。
 後半開始から伊藤に代えて家長を入れたが、少しキープはできるようになったものの追加点は取れず。後半11分には、また押し込まれて相手MF中村に得点され、逆転された。16分に足を傷めた佐々木に代えてウレモビッチ、27分にマルシーニョに代えて大関を投入。最後36分には、際に代えて特別強化指定の野田、GK山口に代えてソンリョンを入れたが、追いつくことさえできず。勝点57のままで、また7位に後退。

 退団の挨拶の前に、ジェジエウとソンリョンの活躍をまとめた映像が流れ、それぞれサポーターにあいさつした。ソンリョンは日本語の手紙を書いてきて読み上げた。2016年から10年在籍した。二人とも、できれば日本のチームへ移籍したい意向らしい。
 引退セレモニーはやはり一人ずつビデオストーリーが流れ、3人ずつビデオメッセージがあった。安藤には、元フロンターレのGKだった杉山と新井、同期入団の登里から。新井(現在神戸)の「ソンリョンはしかたない。強すぎる」に笑った。奥さんからの手紙もあった。花束贈呈は、陸前高田のサポーター代表や登里本人(現在セレッソ。たぶんケガで試合に出ていない)から。最後に奥さんが出てきて花束と記念撮影。
 車屋の方のビデオメッセージは、なぜか田中碧と板倉、谷口と海外組の3人から。1年先輩の谷口とは実家が近所で、高校、大学、プロと同じ道のりで「本当に自分で進路を考えているのか」と言われていた。最後にこちらは息子二人が出てきて、花束贈呈と手紙の朗読。セレモニーの後、二人を胴上げして、場内一周。 

フィギュアスケート (2025.11/23,25)

全日本ジュニア選手権 (2025.11/23〜24 辰巳・東京) 選手権

 ペアとアイスダンスはなし。
 <男子シングル>30人エントリー。SP順位は、1位・中田、2位・西野、3位・蛯原、4位・小河原、5位・周藤、6位・森。その他、高橋星名は8位、植村は9位、田内は12位。フリーには24人が進む。BSフジでは、中田のフリーダイジェストのみ放送。フジ地上波では中田のSPハイライトと、高橋星名と最終組6人のフリーを放送。解説は村上佳菜子、実況は植中アナ。

 フリー。
 17番滑走でSP8位高橋星名(15)。昨季全日本ジュニア2位。JGPファイナル4位。全日本14位。世界ジュニア9位。今季JGP2トルコ2位、JGP7UAE3位。西日本ジュニア優勝。曲は「The Mission」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4Sはqマークでこらえた。3Lz+3Tは第1に!マーク。3A+2Tは全ジャッジが加点。CCSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+0.7。ソロの3Aの予定が1Aとパンクして両足。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは決め、ほぼ全ジャッジが加点。3Loは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4。うちFSSpはほぼ全ジャッジが加点。3Fは全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の70.1、演技構成点5番目の65.27、合計135.37でフリー4位、総合204.45で5位。全日本へ。
 19番滑走で(16)。昨季全日本ジュニア7位。全日本28位。今季JGP1ラトビア4位、JGP5アゼルバイジャン5位。曲は映画「仮面の男」より「Heart of a King」他。振付は宮本賢二他。冒頭3Aをこらえて決める。続く3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。次の3F+2Tも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3。3Loはなんとか成功。1.1倍になる3Lzはqマークで転倒。3F+2A+SEQは決める。3Sの予定が2Sとなりステップアウト。FSSpはレベル4。ChSqはGOE+0.8。技術点12番目の58.02、演技構成点6番目の63.45、合計120.47でフリー7位、総合192.34で6位。全日本へ。

 20番滑走で周藤(18)。昨季全日本ジュニア10位。今季東日本ジュニア3位。大学生となりジュニア最終年。曲は「ノートルダムの鐘」。振付は宮本賢ニ。冒頭の3Aはqマークで両手付き。続く3A+2Tは成功。3Loは全ジャッジが加点2。スピン三つはレベル4。うちCCSpは全ジャッジが加点1〜3。3Lzは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+2Tと3S+2A+2A+SEQ成功。ChSqはGOE+0.8。3Fはqマークでこらえた。技術点5番目の68.27、演技構成点4番目の65.6、合計133.87でフリー5位、総合206.62で4位。全日本へ。
 21番滑走で小河原(16)。昨季アイスダンスでJGP1ラトビア8位、全日本ジュニア2位。今季シングルで西日本ジュニア4位。曲は「タンゴアモーレ」。振付は不明。冒頭で3A+2Tをきれいに決め、全ジャッジが加点。ソロの2Aはほぼ全ジャッジが加点。続く3Loはqマーク。3Fは決める。1.1倍になる3Lz成功。3T+2Tを跳ぶがステップアウト。3S+1Eu+2Sは何とか決める。ChSqはGOE+0.5。最後のCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。技術点16番目の55.02、演技構成点7番目の62.78、合計117.8でフリー10位、総合190.98で7位。全日本へ。

 22番滑走で蛯原(17)。昨季JGP2 5位。全日本ジュニア8位。全日本19位。今季JGP4タイ4位、JGP6ポーランド4位、東日本ジュニア2位。曲は「Avatar: The Way of Water」。振付は岩本英嗣。冒頭、4T成功全ジャッジが加点1〜3。3A+2Tとソロの3Loは決める。CSSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。3Aはアンダーローテーションでステップアウト。ChSqはGOE+0.94。1.1倍になる3Lz+3Tし全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2A+2A+SEQは第2がアンダーローテーション。あと二つのスピンはレベル4。3Sは成功。技術点3番目の75.08、演技構成点も3番目の66.6、合計141.68でフリーも3位、総合215.9で3位。全日本へ。
 23番滑走で西野(16)。昨季JGP2チェコ6位。全日本ジュニア3位。全日本12位。今季JGP3イタリア優勝、JGP6ポーランド2位、JGPファイナル進出、東日本ジュニア優勝。曲はベートーベン「Moonlight Sonata」他。振付は佐藤操。全体に速い。冒頭で4T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜4。続く4Sはqマーク。3F+3Tは第1に!マーク。3A+1Eu+3Sは第1にqマーク。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1。ChSqはGOE+0.9。1.1倍になるところで3A成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2A+SEQは第1、第2ともqマーク。3Lzは全ジャッジが加点。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。技術点2番目の83.43、演技構成点も2番目の72.26、合計155.69でフリーも2位、総合235.64で2位。全日本へ。
 最終滑走で中田(17)。昨季全日本ジュニア優勝。JGPファイナル3位。全日本2位。世界ジュニア金メダル。今季JGP1ラトビア、JGP4タイとも優勝、JGPファイナル進出。曲は「グラディエーターT&U」。振付はミーシャ・ジー。冒頭から4S、4T、4T+3Tを決める。4Sと4T+3Tは全ジャッジが加点1〜3。4Sは軸が曲がっていたがちゃんと下りた。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点。3A+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。3F+2A+SEQも全ジャッジが加点。3Loはqマークでステップアウト。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.5の最高得点。技術点最高の91.34、演技構成点も最高の78.92、合計170.26でフリーも1位、総合255.25で2連覇。全日本へ。

 <女子シングル>29人エントリー。SP順位は、1位・島田、2位・岡田、3位・櫛田、4位・金沢、5位・高木、6位・宮ア花凛。その他、村上遥奈は7位、岡は8位、和田は10位、上薗は13位。フリーには24人が進む。BSフジでは、上位12人のフリーを生放送。解説は村上佳奈子。

 フリー。5人が3Aを予定しているという。
 15番滑走でSP10位和田(16)。昨季全日本ジュニア2位。JGPファイナル2位。全日本10位。世界ジュニア8位。今季JGP3イタリア4位、JGP6ポーランド6位。曲は昨季の「タイタニック」に変更。振付は宮本賢二。ほぼノーミス。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。次の3Fは!マークとqマーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のLSpは加点3〜5。3Loも全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.3。1.1倍になる3S+2T+2Tと3F+2A+SEQ成功。ソロの3Lzはアンダーローテーション。技術点8番目の62.19、演技構成点5番目同点の54.47、合計116.66でフリー7位、総合171.76で9位。全日本へ(東西日本選手権シニア選手よりスコア上位選手として)。
 17番滑走でSP8位(15)。昨季全日本ジュニア7位。全日本16位。今季JGP2トルコ優勝、JGP5アゼルバイジャン2位、JGPファイナル進出。曲は「Some Bright Morning」。振付はウィーバーか。3Aを含めてノーミス。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは成功。続く3Aは高く跳んで決める。ソロの3Fと3Loも成功。スピン三つはレベル4。うちFCCoSpは独特な姿勢もあり加点3〜4。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは加点2〜3。3Lzは加点ほぼ3。3S+2Tも決める。ChSqは柔軟なところを存分に発揮、GOE+2.0の高得点。技術点最高の78.65、演技構成点2番目の58.08、合計136.73でフリー1位、総合194.82で2位。全日本へ。

 18番滑走でSP7位村上遥奈(17)。昨季全日本ジュニア6位。全日本17位。今季JGP2トルコ4位、JGP5アゼルバイジャン10位。曲は「Titanic Suite」他。振付はウィーバー。衣装は白。髪は金髪。冒頭の3Lzはqマーク。続く3S+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Fは全ジャッジが加点1〜3。2Aも決める。SSpはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になるところで再び得意の3S+3T成功、全ジャッジが加点2。3Loも決める。2Aからの連続ジャンプの予定がステップアウト。ChSqはアイリッシュダンスのステップも入れ、GOE+1.0。あと二つの足替えスピンはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点13番目の58.14、演技構成点7番目の53.8、合計111.94でフリー8位、総合172.36で8位。全日本へ。
 19番滑走で宮ア(13)。昨季全日本ノービスA2位、全日本ジュニア9位。今季全日本ノービスA優勝。曲は「ヒップホップアメリ」。振付は不明。衣装は濃いピンク。全要素に全ジャッジが加点。冒頭3F+3Tを決める。続く3Lzも成功。3Lo+2A+2T+SEQは加点ほぼ2。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜5、LSpは加点3。ソロの3Fも成功。1.1倍になる3Loと3S+2Tも決める。2Aは加点2〜3。ChSqはGOE2.1の最高得点。技術点3番目の68.15、演技構成点5番目同点の54.47、合計122.62でフリー4位、総合183.66で5位。※ノービスなので全日本には推薦されない。
 21番滑走で金沢(13)。昨季全日本ノービスA優勝、全日本ジュニア10位。今季JGP3イタリア優勝、JGP6ポーランド5位、JGPファイナル進出。曲は「ピーターパン」。振付はウィーヴァー。衣装は緑。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Aはダウングレードでステップアウト。3Sは全ジャッジが加点2。3Loも成功。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2。1.1倍になる3F+2Tも全ジャッジが加点。3F+2A+2A+SEQも決める。ChSqはGOE+0.7。3Lzは全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の68.05、演技構成点8番目の53.67、合計121.72でフリー5位、総合185.95で4位。全日本へ。

 22番滑走で櫛田(18)。昨季JGP1ラトビア5位。全日本ジュニア3位、全日本14位。今季JGP7UAE5位。曲は「Variation Autour D'un prélude」。振付はキャシー・リード。難しい曲をよく表現。ただジャンプが決まらず。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3Sはステップアウト。3Loが2Loにパンク。3F+2A+SEQは決める。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になるところの3Lzの予定が2Lzに。2Aはアンダーローテーションで転倒。ChSqは、ピアノの音ひとつひとつに合わせた動き。GOE+1.6の高得点。3F+2T+2Lo成功。技術点15番目の51.28、演技構成点3番目の57.93、転倒の減点1、合計108.21でフリー11位、総合172.58で7位。全日本へ。
 23番滑走で岡田(15)。曲は「ミス・サイゴン」。振付は宮本賢二。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。解説の村上が「高さはあるので軸をうまく作ることができれば成功すると思う」。3F+3Tは全ジャッジが加点。3Loも決める。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3Sはこらえた。ChSqはGOE+1.2。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2。3F+2Tは第1に!マーク。3Lz成功。技術点2番目の68.84、演技構成点4番目の55.4、転倒の減点1、合計123.24でフリー3位、総合188.31で3位。全日本へ。
 最終滑走で島田(17)。曲は「Miracle」。振付はデュブレイユ。ケガ明け最初の4T組み込み試合だったが、ダウングレードで転倒。続く3Aもアンダーローテーションで転倒。次の3Lz+3Tを3Lz+2Tに変えて成功。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点4〜5、LSpは加点3〜4。3S+3Tからはいつも通りで全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQも決める。ソロの3Loは全ジャッジが加点2。3Lzは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.1。技術点5番目同点の67.36、演技構成点最高の58.87、転倒の減点2、合計124.23でフリー2位、総合196.78で史上初の5連覇。全日本へ。

フィギュアスケート (2025.11/23,)

フィンランディア杯 (2025.11/21〜22 ヘルシンキ) GPシリーズ第6戦

 この大会はエキシビションなし。
 <男子シングル>12人エントリー。日本からは鍵山、山本。地元からはウィルタネン。その他シャオイムファ(仏)、リッツォ(伊)、ワシリエフス(ラト)、サドフスキー(加)、ジェイソン・ブラウン(米)、M.セレフコ(エスト)など。10/14ブルサード(米)が欠場、ゴゴレフ(加)が繰上出場。テレ朝地上波では、日本の2人とゴゴレフ、ブラウン、シャオイムファの5人を放送。解説は町田、実況は大西洋平アナ。
 3番滑走でゴゴレフ(加。20)。今季CSネーベルホルン杯優勝。スケートカナダ8位。曲は継続の「Mugzy's Move Medley」。振付はブノワ・リショー。復活か。解説の町田が「今までジャンプは大きすぎたが、今季はコンパクトにしてコントロールが効くようになり安定した」。冒頭の4T+3Tは成功。続く4Sも決まり、ほぼ全ジャッジが加点。CCoSpはレベル3。1.1倍になる3Aはよく流れて全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点最高の51.52、演技構成点9番目の37.83、合計89.35でSP2位。

 8番滑走で山本(25)。今季中国杯9位。曲は「イエスタデイ」。振付は樋口美穂子。冒頭の4T+3Tはきれいに決まり、全ジャッジが加点2〜4。続く4Sの予定が3Sになるがほぼ全ジャッジが加点1〜3。試合後のインタビューによると初めから3Sにしたのではなく、「4Sのつもりで跳んだが3Sになった」らしい。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCSSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Aはアンダーローテーションでステップアウト。「やや苦手としている」と町田。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の41.32、演技構成点5番目の39.77、合計81.09でSP7位。試合後のインタビューでは「中国杯の後ここまで思うような練習ができた」とのこと。
 9番滑走でジェイソン・ブラウン(米。30)。今季スケートアメリカ4位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はロヒーン・ワード。冒頭の3Fはすばらしく、全ジャッジが加点3〜4。続く3Aはqマークでこらえた。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち二つの足替えスピンは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも決め、ほぼ全ジャッジが加点。アイリッシュステップを「地面で踏むように」表現するStSqはレベル3だが全ジャッジが加点4〜5。技術点5番目の43.54、演技構成点最高の44.12、合計87.66でSP4位。

 11番滑走でシャオイムファ(仏。24)。今季フランス杯2位。曲は「Leonardo da Vinci」。振付はブノワ・リショー。衣装は「ダビンチの描くアダムの肉体をほうふつとさせる」。「昨季から決め技の4Lzに苦戦」と解説の町田。冒頭の4Lzは何とか成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Aも決める。4Tからの連続ジャンプはこらえて2Tを付けた。ジャンプはすべて前半に入る。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5。最後のCSSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ジャッジと反対側のフェンスによりかかるポーズで終わる。技術点2番目の48.83、演技構成点も2番目の43.67、合計92.5でSP1位。
 最終滑走で鍵山(22)。今季NHK杯優勝。曲は「I wish」。振付はローリ・ニコル。冒頭の4T+3Tはすばらしく、全ジャッジが加点3〜4。続く4Sは軸が左へ傾きqマークで転倒。「NHK杯の4Tも左へ傾いたので修正を考えた方がいい」と町田。CCSpはレベル3。1.1倍になる3Aはステップアウト。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点4〜5、最後のCCoSpは加点ほぼ3。技術点3番目の45.5、演技構成点も3番目の43.66、合計88.16でSP3位。試合後のインタビューでは「まだ終わったばかりで整理できていない。明日のフリーは必要なことを見直す」。

 フリー。
 6番滑走で山本(25)。曲は「ハレルヤ」。振付はローリ・ニコル。中国杯よりずっとよかった。冒頭の4Sの予定は3Loに変更して全ジャッジが加点2〜4。「現地のレポートで跳べていないということでしたので安全策をとった」と解説の町田。続く4T+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。しかし2本目の4Tは転倒。回っていたのに。ChSqはGOE+1.07。SPでミスした3Aから+1Eu+3Sを決めるが、第1がアンダーローテーション。1.1倍になるソロの3Aもqマーク。3Lz+2A+SEQは第1にqマーク。スピン三つはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点2〜4。StSqはよく曲想に合っていたが、レベル2で全ジャッジが加点ほぼ2〜4。3Fは全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の77.74、演技構成点5番目の80.62、転倒の減点1、合計157.36でフリー5位、総合238.45で6位。

 8番滑走でSP5位サドフスキー(加。26)。曲は「Photograph」「月の光」。振付はマーク・ピレイ他。衣装の上衣は白地に紫と青の模様。すばらしい。解説の町田も「今季最高では」と言う(実際にはCSクランベリー杯で168.47)。初めは「月の光」の曲にのり優雅なスケーティングを見せる。冒頭の4Sはqマークでややこらえたが+2A+SEQを付けた。続く3Lz+2Tもこらえ気味。3Aは全ジャッジが加点。3Loも決める。StSqから曲が「Photograph」になり、「この幸せな時間がいつまでも続くようにと歌う」と解説の町田。レベル3。1.1倍になるソロの4Sはqマーク。3Lzにもqマーク。2A+1Eu+3Sは決める。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCSpは加点ほぼ3〜4。町田が「スピンが得意」という。ChSqはGOE+1.14。ChSqからまた「月の光」。最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点3番目の79.13、演技構成点4番目の81.25、合計160.38でフリー4位、総合243.29で4位。
 9番滑走でジェイソン・ブラウン(米。30)。曲は「Say Something」他。振付はランディ・ストロング。冒頭の3Aで転倒。続く3Aからの連続ジャンプは第1でステップアウトして第2付けられず。繰り返しの違反に。次の3Loと3Sは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン三つは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マークとqマーク。3F+2A+2A+SEQは第1がqマーク。ChSqはGOE+1.5の高得点。3Fは決める。しかし連続ジャンプにはせず、3つ目の連続ジャンプは使わず。技術点8番目の70.4、演技構成点2番目の86.11、転倒の減点1、合計155.51でフリー6位、総合243.11で5位。

 10番滑走でゴゴレフ(加。20)。曲はラフマニノフ「Piano Concerto No.2」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Sをきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。続く4Tはこらえた。次の4S+3Tは成功。ChSqはGOE+0.64。しかし、3Aから3連続の予定が1A+1Eu+3Sに。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜4。1.1倍になるところで3Fに3A+SEQを付ける。解説の町田が「第2に3Aを跳ぶのはマリニンとシャイドロフくらい」と驚く。残念ながら3Aはアンダーローテーション。ソロの3Lzと3Loは全ジャッジが加点。あと二つのフライングスピンはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の85.77、演技構成点7番目の78.49、合計164.26でフリー3位、総合253.61で3位。初のGP表彰台。
 11番滑走で鍵山(22)。曲は「Turandot: Christopher Tin Finale」。振付はローリ・ニコル。衣装の前身頃は着物の合わせのよう。冒頭の4Sは大きな幅で成功、全ジャッジが加点3〜5。続く4T+3Tも決め、全ジャッジが加点2〜5。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、最後のFCCoSpは加点3〜4。1.1倍になるところで4Tの予定だったが、跳ぶタイミングを失して「とっさに」3Fをリンクの隅で跳び、全ジャッジが加点2〜3。次を4Tに変更したが転倒。3A+2Tはステップアウト。ChSqはGOE+1.79の高得点。技術点最高の95.01、演技構成点も最高の88.28、転倒の減点1、合計182.29でフリー1位、総合270.45で優勝。ファイナルへ。
 最終滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「The Creation of Adam」。振付はブノワ・リショー。衣装替えあり。4本連続4回転の構成。SPの終わりのポーズから始まる。冒頭の4Lzはステップアウト。4Tは決め、全ジャッジが加点1〜4。4T+2Tはなんとかこらえて決める。4S+1Eu+3Sは第3がqマーク。ここで衣装の上衣下半分を引き下ろすと絵画「アダムの創造」を思わせる伸ばした指先のイラストが現れる。3Aはステップアウト。1.1倍になる2本目の3Aもステップアウトして繰り返しの違反に。StSqとCCoSはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5。3Lzはほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点。ChSqはバックフリップも入り、GOE+2.07の最高得点。技術点4番目の78.83、演技構成点3番目の85.65、合計164.48でフリー2位、総合256.98で2位。ファイナルへ。

 <女子シングル>11人エントリー。日本からは千葉、松生、住吉。地元フィンランドからはカルフネンほか。その他ヘンドリクス(ベル)、スキーザス(加)、グレン(米)、テネル(米)など。ペトロキナは欠場。テレ朝地上波では、日本の3人とアメリカの2人、ヘンドリクス、スキーザスの7人を放送。解説は荒川、実況は清水アナ。
 4番滑走でヘンドリクス(ベルギー。26)。今季NHK杯3位。曲は「Ashes」に変更。振付はアダム・ソルヤ。まさかの2転倒。冒頭の3Lzは!マークで転倒。予定では連続ジャンプだった。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fはアンダーローテーションで転倒。連続ジャンプリカバリーできず。StSqとFCSpはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点2〜4。最後のLSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。技術点10番目の25.01、演技構成点4番目の31.74、転倒の減点2、合計54.75でSP10位。
 5番滑走で松生(21)。今季中国杯6位。曲は「くるみ割り人形」。振付はローリ・ニコル。ふんわり柔らかい松生のスケーティングを発揮。冒頭の2Aは下りた後もよく流れて全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第1が!マーク、第2はアンダーローテーション。スピン二つとStSqはレベル3だが、ほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。このレベル取りこぼしはもったいない。1.1倍になる3Fもアンダーローテーション。FCSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後に氷上で後ろに反り返るポーズで腰を傷めたか。技術点9番目の30.29、演技構成点6番目の30.97、合計61.26でSP6位。

 6番滑走で住吉(22)。今季フランス杯3位。曲は「Alba Lullaby」。振付はミーシャ・ジー。思わぬところで転倒。冒頭の2Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fはqマーク。StSqは途中までレベル4かという滑りだったが、どこかがひっかかり重心が後ろへいってしりもち。レベル3でGOE-1.51。これで時間が不足して最後のLSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点8番目の31.31、演技構成点5番目の31.11、転倒の減点1、合計61.42でSP5位。この大会で優勝なら2年ぶりのファイナルもあったので、キスアンドクライで涙。
 8番滑走でスキーザス(加。22)。今季スケートカナダ9位。曲は昨季の「ライオンキング」に戻した。振付はアリソン・パーキス他。衣装はオレンジ。「昨年このプログラムをとても楽しそうに滑っていた」と解説の荒川。冒頭の3Lz+3Tはステップアウト。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFSSpは加点1〜3。1.1倍になる3Loはしっかり成功、全ジャッジが加点2〜3。StSqと最後のLSpはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点1〜4、StSqは加点2〜3。技術点3番目の34.28、演技構成点7番目の30.88、合計65.16でSP3位。

 9番滑走でテネル(米。27)。今季スケートカナダ4位。曲は映画「The Mission」より「Young and Beautiful」。振付はブノワ・リショー。衣装は淡い水色。冒頭の3Lz+3Tは第1がqマーク、第2はアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン二つとStSqはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Loも決める。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜5。技術点7番目の31.53、演技構成点3番目の32.39、合計63.92でSP4位。
 10番滑走でグレン(米。26)。今季中国杯優勝。曲はマドンナ「Like A Prayer」。振付はウィーヴァー。衣装は濃いえんじ色に黒いライン。今季最高ではないか。冒頭の3Aは高さがあり、全ジャッジが加点1〜3。続く3F+3Tは低く、第2にqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4、最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loもしっかり決め、全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の42.08、演技構成点2番目の33.64、合計75.72でSP1位。
 最終滑走で千葉(20)。今季スケートカナダ優勝。曲は継続の「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は明るい紫。冒頭の3F+3Tはオーバーターン気味。続く2Aは全ジャッジが加点3。でももっとスムーズだったのも見たことがある。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のLSpは加点4〜5、CCoSpとStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzは!マーク。技術点2番目の38.31、演技構成点最高の34.58、合計72.89でSP2位。

 フリー。ヘンドリクスが棄権。ケガの再発でないといいが。

 7番滑走で松生(21)。曲は「くるみ割り人形」。振付はローリ・ニコル。いい出来だった。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3T+2Tは第2にqマーク。3Fもqマーク。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは第1にqマーク。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Sは全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.29。最後のLSpはレベル2。技術点3番目の68.43、演技構成点4番目の63.52、合計131.95でフリー3位、総合193.21で3位。試合後のインタビューでは「まったく考えていなかったので実感がない」と言っていた。
 8番滑走で住吉(22)。曲は継続の「アディエマス」より「In Caelum Fero」他。振付はシェイリン・ボーン。衣装は虹色っぽい。まさかの3転倒。冒頭に持ってきた4Tはアンダーローテーションとなり転倒。やはり2本目がいいのでは。スピードが足りないように見えた。2A+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。ソロの3Loはqマーク。次の3Sもqマークで転倒。びっくり。少し低かった。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になる3Lz+3Tは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+2T+SEQは第1がqマークでこらえた。FCCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは大きく全身を使い、加点2〜4。3Lzはダウングレードで転倒。技術点7番目の60.95、演技構成点6番目の59.89、転倒の減点4、合計116.84でフリー7位、総合1478.26で7位。
 9番滑走でテネル(米。27)。曲は「The Mission Soundtrack」。振付はブノワ・リショー。8つもジャンプにマーク。冒頭の3Lz+3Tは2本ともqマーク。3Lo+2A+SEQも第1がqマーク。3Fは!マークとqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点・うち最後のCCoSpは加点2〜4、あと二つも加点1〜4。1.1倍になる3Lz+2T+2Loは第1と第3がqマーク。3Sは全ジャッジが加点1〜3。3Loはqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.86。技術点6番目の62.09、演技構成点3番目の64.37、合計126.46でフリー4位、総合190.38で4位。

 10番滑走でスキーザス(加。22)。曲は継続の「The Butterfly Lovers Concerto」。振付はアリソン・パーキス。ずっと笑顔で滑っていた。冒頭の3Lz+2Tは全ジャッジが加点。予定では第2は3Tだった。続く3Fはステップアウト。3Loは全ジャッジが加点。3Sはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは成功。3Lo+2T+2Tは第3が3本目の2Tなので無得点。清水アナが「気づいていないようです」。2Aは決める。StSqとLSpはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点1〜4。ChSqはGOE+1.0。技術点5番目の62.32、演技構成点も5番目の61.12、合計123.44でフリー5位、総合188.6で5位。
 11番滑走で千葉(20)。曲は「ロミオとジュリエット」より「Kissing You」他。振付はローリ・ニコル。ほぼノーミス。冒頭の3F+3Tは第2にqマーク。続く3Loもqマーク。3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Aは全ジャッジが加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqは加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+1.57の高得点。終わったとき珍しく大きく右腕を振り下ろすガッツポーズ。技術点最高の74.43、演技構成点も最高の69.9、合計144.33でフリー1位、総合217.22、逆転で優勝。ファイナルへ。
 最終滑走でグレン(米。26)。曲は「I Will Find You」他。振付はキャサリン・ヒル。冒頭の3Aは決める。ほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Aは成功。3F+3Tは第2がqマーク。3Lzの予定が2Lzに。3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2。3Fは!マークとqマーク。3Loは全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+1.5の高得点。技術点2番目の70.09、演技構成点も2番目の67.6、合計137.69でフリー2位、総合213.41で2位。ファイナルへ。

サッカー短評 (2025.11/22)

町田ゼルビアvs.ヴィッセル神戸 3対1 (2025.11/22 国立) 天皇杯決勝

 なんと町田が前半のうちに2点とり、後半も押し込まれた中、11分に3点目を入れて逃げ切った。神戸は後手を踏み、前半は町田のペースを打ち破れず。後半大迫を入れて攻勢を強めたが、宮代が1点返したのは、3失点した後だった。町田はクラブの前身「FC町田トップ」が1989年に発足してから36年目の初タイトル(Jリーグ加盟は2012年)。神戸は天皇杯2連覇を逃した。気温16.4度、湿度36%。観客31414人。主審は木村さん。VARは岡部さん。NHK解説は中村憲剛、実況は下境アナ。
 町田は3-4-2-1。先発は、GK谷。DFドレシェビッチ、昌子、望月ヘンリー。左右のWBに林幸多郎と中村帆高。中山雄太と前のダブルボランチ。左右のシャドーに相馬とデューク。ワントップは藤尾。キャプテンは昌子。ベンチにはオ・セフン、元フロンターレの下田北斗、仙頭など。監督は黒田剛。チーム10年目で41歳の中島はベンチ外。
 神戸は4-1-2-3。先発は、中央に佐々木大樹、左に広瀬、右に武藤の3トップ。シャドーは宮代と井手口。アンカーに扇原。DF永戸、トゥーレル、山川、酒井高徳。GK前川。キャプテンは山川。ベンチにパトリッキ、汰木、岩波など。監督は吉田孝行。最近レギュラーGKだった、元フロンターレのGK新井は、ヒザ前十字靭帯損傷でベンチ外。

 解説の中村憲剛が「初めの15分が主導権を握るためには大事」という。どちらのチームも前から激しくボールを奪いにいく。
 5分、神戸左サイドから永戸がクロス、ペナルティーエリア内で宮代がシュートするが、町田DF望月が防ぐ。
 町田の先制点は前半6分、少し事故のような形で決まった。町田ボランチの中山が左サイドをドリブルで攻めあがり、ペナルティーエリア左外側からクロス、神戸DFに当たったがクリアしきれず、神戸GKが飛び出すところへ町田FW藤尾が飛び込み、ヘディングシュート、これがゴールの左ポスト際へ飛び、神戸DFがクリアしようと触ったがしきれず、ゴールイン。1−0。
 14分、町田FW藤尾がドリブルからシュート、神戸GK前川。
 22分、神戸がパスをつないで、最後は右FW武藤からの折り返しに走りこんだ井手口がペナルティーエリア中央から鋭いシュート、決まってもおかしくなかったが、町田GK谷が片手ではじく。これで得た神戸CKから前がシュートするが枠の外。
 29分、ペナルティーエリア中央手前で町田のFK。ボールサイドに相馬と中山が立ち、相馬がまたいで中山が直接ねらうが、神戸GK前川が防ぐ。中山のキックは壁を越えて、すごく斜めに曲がって飛んだが、決められず悔しそうだった。これで得た町田のCKからはシュートに至らず。
 町田の2点目は、見事なくずしから決まった。32分、中盤での競り合いからパスをやや右前方で受けた藤尾が右シャドーのデュークへ落とし、デュークはファーでフリーになっている相馬へ見事なサイドチェンジのロングパスを通す。相馬はフリーのままドリブルしてペナルティーエリア左に入り、神戸GKが飛び出してくるのをかわすようにゴール右サイドネットに左足でシュートを打ち込んだ。2−0。試合後のインタビューで相馬は「GK前川が出てきたのでチップキックに変えた」と言っていた。
 35分、神戸右FW武藤からのクロスを左FW広瀬がシュート、枠の外。
 37分、町田DFドレシェビッチが武藤と交錯したとき手を踏んでしまい、イエローカード。武藤はすごく痛そうに倒れ、出血の手当てをしてからピッチに戻る。
 追加タイム3?分。47分、神戸DF山川が攻めあがってミドルシュート、枠の外。
 2−0でハーフタイム。

 後半開始から神戸が一人目の交代。左FW広瀬に代えて大迫を入れる。大迫が中央に入り、佐々木が左へ回る。
 4分、町田MF中山が相手を倒してイエローカード。ペナルティーエリア手前で神戸のFK。大迫が蹴り、武藤がシュートするが、町田DF中村が防ぐ。
 神戸は、大迫が入って攻撃がスムーズになったようだ。「ボールが収まるので、他の攻撃陣が安心して前へ行ける」と解説の中村憲剛。しかし、前の方でボール支配して町田を押し込んではいるが、なかなかシュートに持ち込めない。「町田は押し込まれているが、決定的なシュートを打たせていない」。
 町田のダメ押しとなった3点目は後半11分、また藤尾が取った。中盤でボールを持った町田左WB林が前方へパス、ペナルティーエリア方向へは相馬と藤尾が走りこんでいて、左寄りの相馬が一瞬触って右の藤尾へ送り、藤尾はそのままミドルシュートを決めた。3−0。
 下境アナが「藤尾は天皇杯2点目。昨年リーグ戦で9点取ったが、今季はまだ3得点」と言うと、憲剛が「そうなんですか」と驚く。続けて「今のシュートはすばらしい。藤尾がシュートする前、相馬が左に走りこんで神戸DFを引きつけたのもよかった」と言う。「町田が二人走りこんでいたので、どちらにパスが出るのかDFはわからなかった」と下境アナ。神戸は後半、攻勢を強めていたのに決定的な失点をしてしまい、かなりショックではないか。
 13分、神戸右FW武藤がドリブルしてペナルティーエリア右外からシュート、枠の外。
 15分、町田左WB林からのクロスに走りこんだ右WB中村がペナルティーエリア内でシュート、神戸GK。
 神戸は後半17分、1点返した。後半、左FWに移った佐々木が左サイド奥から上げたクロスを、宮代が体をひねってヘディングシュート、相手GKの指先をかわしてゴール右ポスト際に決まる。3−1。
 神戸はこの直前に交代の用意をしていたが、この得点で下げる選手を宮代から佐々木に変更。19分、神戸が二人同時交代。佐々木に代えて井出、左SB永戸に代えて本多を入れる。下がる佐々木はがっかりしているように見えた。本多は右SBに入り、酒井が左へ回る。
 20分、町田も二人同時交代。藤尾に代えてオ・セフン、デュークに代えてナ・サンホを入れる。藤尾は黒田監督やベンチメンバーに激賞される。
 23分、神戸は左SB酒井が攻めあがってクロス、井手口がミドルシュートをうつが、町田ボランチの前が防ぐ。
 32分、神戸右SB本多がこぼれを拾ってミドルシュート、枠の外。
 32分、神戸が四人目の交代。DF山川に代えて俊足の飯野を入れる。山川はキャプテンマークを酒井に巻く。町田も三人目の交代。DFドレシェビッチに代えてケガ明けのDF岡本大八を入れる。実況席では「岡本はCBの選手です」と下境アナ。「後半、町田は大迫を抑えきれていないので、その対応かも」という。
 39分、町田右WB中村がペナルティーエリアに入ってシュート、枠の外。
 41分、神戸が四人目の交代。宮代に代えてパトリッキを入れる。
 41分、神戸の右CK。扇原が蹴り、大迫がペナルティーエリア内でシュートするが、枠の外。うーん。焦りか。
 43分、町田GK谷にイエロカード。遅延行為か。
 43分、町田が五人目の交代。相馬に代えて桑山を入れる。
 追加タイム5分。町田が大きくクリアしたり、コーナー付近でキープしたりして時間を使って逃げ切った。3−1で町田が優勝。

 表彰式には、高円宮妃殿下が来場され、宮本会長が運んだ天皇杯を、妃殿下からキャプテンの昌子に授与された。
 昌子は、試合直後のインタビューで「ゼロを1にするのが一番難しい。これを乗り越えると次のステージへ行ける」というような趣旨を話していた。解説の憲剛も下境アナにその話をふられると、「すごくよくわかります。町田もこれからもっと強くなると思う」と言っていた。

サッカー短評 (2025.11/18)

日本vs.ボリビア 3対0 (2025.11/18 国立) 国際親善

 全体としてみるとガーナよりボリビアの方が手強かった。しかし前半4分に鎌田が先制点。日本が優位に試合を進めた。ガーナ戦と先発9人入れ替え。このメンバーには遠藤航、鎌田が復帰。格段に安定していた。2戦連戦なのはGK早川、DF谷口、南野と久保。後半22分に、FW小川、南野、久保の3人を上田、中村、町野に交代。すると26分に中村からの折返しを町野が押し込み、追加点。33分には、上田がペナルティーエリア左から入れたパスを受けた中村が足裏で引いた動きからシュートを決め、ダメ押し。気温13.4度、湿度42%。観客53508人。フー・ミン主審は中国の人。VARなし。交代は6人まで。TBS解説は、福田さんと槙野。実況は斎藤アナ。
 先発は、GK早川。DF瀬古、谷口、板倉。鎌田と遠藤のダブルボランチ。左右のWBに前田と菅原。シャドーに引き続き南野と久保。ワントップ小川航基。
 ボリビアは4-2-3-1。ワントップ9番モンテイロ。トップ下に15番ビジャミル。左右のシャドーに11番ナバと7番テルセロス。16番バッカと6番ケジャルのダブルボランチ。DF17番フェルナンデス、2番アロジョ、4番トーレス、3番メディナ。GKビスカラ。キャプテンはGKビスカラか。オスカル ビジェガス監督はボリビアの人で2024年7月に就任。7番テルセロスはB.ミュンヘンでプレー。

 ボリビアはW杯南米予選の最後をホームで戦い、ブラジルに1−0で勝ち、来年3月の大陸間プレーオフに進出。勝ちぬけば32年ぶりの本大会出場(前回は1994年アメリカ大会)という。
 前半1分、鎌田からのスルーパスを受けた小川がペナルティーエリア中央からシュート、決まったかと思ったが相手GK。
 4分、早くも先制。相手ボールをカットした遠藤からのパスを受けた久保が右サイドを攻めあがり、利き足でない右で大きく折り返し、ファーの鎌田が胸トラップからボレーシュート、1−0。
 7分、日本の右CK。久保が蹴り、ニアで遠藤が頭で触るが枠の上。
 23分、久保がドリブルしてペナルティーエリア手前右から、右サイドを攻めあがる菅原へスルーパス、菅原はワンタッチでクロス、小川がヘディングシュート。これも決まったかと思ったが、相手GKがかすかに触れてバーに当たる。こぼれを南野がシュート、枠の右。
 25分、相手左シャドーのナバを菅原が後ろから倒してイエローカード。これで与えたボリビアのFKをテルセロスが蹴るが、板倉がクリア。
 日本の右サイドは久保がボールを持つとすぐにDFフェルナンデスやMFナバがプレスに来る。反対の左サイドでは、猛然と走る前田に相手右SBメディナが対抗。なかなか面白い。だんだん日本の動きに慣れて、ボリビアに対応され、相手ボールの時間も長くなってくる。
 30分、相手MFナバが鎌田のパスをカットしてそのままドリブルしてペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右で助かる。
 42分、鎌田が相手MFテルセロスを倒して自陣ペナルティーエリア手前でボリビアのFK。テルセロスとナバの二人が立ち、テルセロスが直接ねらうが、枠の上。
 追加タイム1分。1−0でハーフタイム。

 後半開始から日本が一人目の交代。菅原に代えて堂安を入れる。ボリビアも一人目の交代。16番ボランチのバッカに代えて14番MFマテウスを入れる。
 6分、ボリビアの右CK。テルセロスがショートコーナーを蹴るが、南野が防ぐ。
 10分、板倉が相手MFナバを倒してイエローカード。
 13分、ペナルティーエリア手前左寄りで日本のFK。久保が蹴るが、相手DF。
 直後のボリビアのカウンターからピンチ。手早く前方へパスをつないで最後は相手DFフェルナンデスがペナルティーエリア左からシュート、堂安が猛スピードで戻ってコースを消し、鎌田がシュートを防ぐ。解説の槙野が「あの堂安の戻りがよかった」。福田さんも「そのおかげで鎌田のブロックが間に合った」。槙野はまた、「戻るべき位置がはっきりしているので前向きに守備ができる」と言う。
 18分、中盤相手右サイドでボリビアのFK。テルセロスが蹴るが、GK早川がはじく。19分、ボリビアの左CK。ナバとテルセロスの二人が立ち、テルセロスがショートコーナーで後方へ蹴るが、シュートに至らず。
 20分、ボリビアの左CK。ナバがニアへ蹴り、日本がいったんはクリアするが、こぼれを相手DFフェルナンデスに鋭いシュートを打たれるも、谷口が防ぐ。
 22分、日本が三人同時交代。小川に代えて上田、南野に代えて中村、久保に代えて町野を入れる。前線の三人を総入れ替え。中村と町野のシャドーをテスト。
 23分、右サイド堂安からのクロスを上田がヘディングシュート、相手GKも出てきたため、枠の右にはずれる。
 26分、追加点。堂安が右サイドでキープしてペナルティーエリア右のスペースへスルーパス、走りこんだ中村がポケット深い位置から折り返し、ファーに前田も走りこんだが、ニアに入り込んだ町野のヒザ付近に当たってゴール。2−0。
 選手たちは、森保監督100試合目を祝うため、ベンチの監督を呼んで喜び合う。町野はゴール後の忍者パフォーマンスをしていて出遅れた。
 28分、鎌田の華麗なボールタッチからのパスを受けた中村がミドルシュート、相手GK正面。
 31分、ボリビアが二人目の交代。トップ下15番ビジャミルに代えて8番MFビジャロエルを入れる。
 31分、相手MFマテウスからのパスを受けたビジャロエルがペナルティーエリアすぐ外から鋭いミドルシュート。枠の左で助かる。場内スクリーンにリプレーが流れると、左ポストのすごく際にシュートが飛んだので、観客がどよめく。
 32分、日本が五人目の交代。鎌田に代えて藤田を入れる。
 33分、追加点。瀬古が前線へロングフィード、上田が受けて相手DFをかわし、ペナルティーエリア左へ入って中村へ横パス、中村は足裏でボールを後ろへ下げてタイミングを計り、相手DFの足が開くところを通してゴール左下にシュートを決めた。3−0。
 放送席の福田さんが中村の足裏コントロールに感心。「持ったまま下がるのは難しい」。
 37分、日本が六人目の交代。左WB前田に代えて191cmの20歳FW後藤を入れる。後藤は左シャドーに入り、中村が左WBへ回る。
 40分、相手MFテルセロスがミドルシュート、枠の左。
 日本は左シャドーに入った後藤も藤田からのパスで攻めあがる。さらに右DFの板倉まで攻めあがって遠藤からのパスに走りこむが合わず。
 追加タイム2分。
 47分、相手MFテルセロスが大きくサイドチェンジ。前田が対面にいなくなった相手右SBメディナが攻めあがってパスを受けると、そのままドリブルしてミドルシュート、枠の右。
 3−0でタイムアップ。
 これで10月のブラジル戦から3連勝、2試合連続無失点。
 来月12月5日に北中米ワールドカップ抽選会がある。代表の次の試合は3月。

フィギュアスケート (2025.11/16,12/15,22)

スケートアメリカ ペア・アイスダンス (2025.11/14〜16 レークプラシッド) GPシリーズ第5戦

 <ペア>8組エントリー。日本からは三浦/木原組。地元アメリカからはプラザス/フェルナンデス組、フロレス/ワン組ほか。その他ホッケ/クンケル組(独)、メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)など。11/10ベッカーリ/グアリーゼ組(伊)とシン/ナギ組(米)が欠場。代わりにチャン/ハウ組(米)などが出場。BSテレ朝では日本を含む上位3組を放送。解説は高橋成美、実況は山木アナ。後日テレ朝チャンネルで他の組を見た(解説なし)。
 1番滑走でアコポワ/ラフマニン組(アルメ。22、26)。後日見た。繰上で出場。2022年までロシア選手。今季移籍、CSジョン・ニックス国際5位、五輪予選会2位。曲は「Artsakh」。振付はエフドキモワ。コーチはクリモフ、セイヴィンとあるが、キスアンドクライにはウルマノフコーチ。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3FThは高く、これも全ジャッジが加点2〜3。3Sは女性が片手付き。5RLiとStSq、CCoSpはいずれもレベル4。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点。技術点4番目の37.46、演技構成点6番目の27.28、合計64.74でSP4位。

 4番滑走で地元チャン/ハウ組(米。28、29)。後日見た。繰上で出場。今季NHK杯6位。連戦。曲は「Nyah」に変更。22/23年に使った曲。振付はガニチェワ。観客は少なめだが、それなりに声援は大きい。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Tは女性がアンダーローテーションで転倒。3LoThは片手付き。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点。5RLiとStSq、CCoSpはレベル4。うち5RLiは全ジャッジが加点1〜3、StSqはほぼ全ジャッジが加点2〜3。最後のCCoSpは足替えのジャンプでずれ、Vマークも。技術点6番目の33.0、演技構成点4番目の29.51、転倒の減点1、合計61.51でSP5位。
 5番滑走でラウリン/エティエ組(加。23、25)。後日見た。今季スケートカナダ5位。曲は「Asturias」。振付はポール・ボル。冒頭の3Twはレベル2。3Sでは女性がこらえた。3LoThもヒザでぐっとこらえた。5RLiとCCoSpはいずれもレベル4。うち5RLiは全ジャッジが加点。StSqと最後のBiDsはレベル3。技術点6番目の33.93、演技構成点5番目の27.36、合計61.29でSP6位。

 6番滑走でホッケ/クンケル組(独。25、26)。今季中国杯6位。曲は「I Love Rock n Roll」他。振付はカッペリーニ他。復調してきた。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Sは女性がステップアウト。3FThは成功、全ジャッジが加点2〜3。5RLiとCCoSp、StSqはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちリフトと最後のStSqは加点2〜3。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の37.81、演技構成点も3番目の30.45、合計68.26でSP3位。キスアンドクライでは女性が大喜びしていた。山木アナによれば「昨年年末に女性が足を怪我して、さらに7月に男性が手をブレードで切り、手術した」と紹介。
 7番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。20、22)。今季中国杯優勝。曲は「ボレロ」。振付はプリシュキン他。ほぼノーミス。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Sはジャッジ席の真ん前でピタッとそろえて見せ、加点3〜5。3Twは高く、レベル4で加点3〜4。3FThも幅があり加点3〜4。BiDsとFCCoSp、5RLiとStSqはいずれもレベル4で加点2以上。うちFCCoSpは加点2〜4。解説の高橋も「すばらしい。強いて言えばStSqのスピードが曲の盛り上がりに合わせてもう少しあるとよい」。技術点最高の44.44、演技構成点2番目の34.39、合計78.83でSP1位。
 最終滑走で三浦/木原組(23、33)。今季フランス杯優勝。曲は継続の「Paint It Black」。振付はシェイリン・ボーン。痛恨のジャンプミス。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点3〜4。続く3Tの予定が、女性が2Tに。5ALiはレベル4で加点ほぼ4。3LzThはしっかり成功、加点2〜3。CCoSpとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点3〜4。最後のBiDsはレベル3だが加点3〜4。技術点2番目の39.17、演技構成点最高の35.25、合計74.42でSP2位。試合後のインタビューでは「できると自信を持って演技する」と一喜一憂しない姿勢を見せた。

 フリー。BSテレ朝では日本とジョージアの上位2組のみ放送。解説は高橋成美、実況は山木アナ。なんとSP1位と3位が同じミスで失速、SP6位のカナダペアが総合3位になる波乱。後日テレ朝チャンネルで他の組を見た。
 3番滑走でラウリン/エティエ組(加。23、25)。後日見た。曲は「Say Something」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点。3Sはしっかり成功、。2A+1A+2A+SEQは、女性が第2で片手はついたが決める。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル4。うち5ALiは全ジャッジが加点ほぼ2、4LiとPCoSpも全ジャッジが加点。3LoThはややこらえた。3SThはきれいに成功。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。最後のChSqはスパイラルなど行い、GOE+0.86。ほぼノーミスで終え、女性はガッツポーズ。技術点2番目の64.18、演技構成点5番目の57.4、合計121.58は自己ベスト更新でフリー2位、総合182.87も自己ベスト更新で3位。キスアンドクライで得点を見てみな大喜び。

 4番滑走でチャン/ハウ組(米。28、29)。後日見た。曲は「Unchained Melody」。振付はガニチェワ。後半スタミナが苦しかった。冒頭の3S+2A+SEQはなんとか決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Tは女性がアンダーローテーションでこらえた。3Twはレベル4で全ジャッジが加点。3LoThは片手タッチはしたがこらえた。リフト二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点ほぼ2〜3。3FThは転倒。BoDsはレベル2。PCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。5ALiはなぜかレベル2。ChSqはイーグルなど行い、GOE+0.93。技術点3番目の59.14、演技構成点も3番目の60.37、転倒の減点1、合計118.51でフリー3位、総合180.02で4位。
 5番滑走でアコポワ/ラフマニン組(アルメ。22、26)。後日見た。曲は映画「Slumdog Millionaire」より「Latkia's Theme」他。振付はエフドキモワ。女性の衣装は紫。男性は上が紫、下が黒。ほぼノーミスだった五輪予選会とは大違いの内容に。3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3Tは女性がステップアウトで片手付き。3LzThは全ジャッジが加点2〜3。3S+2A+2A+SEQの3連続は、女性の第2がqマークでステップアウト、男性は第3を跳ばず。リフト三つはレベル4。うち3Liは全ジャッジが加点1〜3。3SThは片足で下りたが前向きだった。FoDsはレベル3。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+0.54。最後のPCoSpでまさかの男性転倒。無得点。足替えの後、軸足に女性の足が接触して軸が傾いたようだ。技術点4番目の54.96、演技構成点8番目の52.28、転倒の減点1、合計106.24でフリー7位、総合170.98で6位。

   6番滑走でホッケ/クンケル組(独。25、26)。後日見た。曲は「Out of the Dark」。振付はラノッテ他。衣装は二人とも黒。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sは女性がqマークで転倒。2A+1A+1A+SEQは決める。5RLiはレベル3。3LzThは成功、全ジャッジが加点1〜3。しかしなんと5ALiが上がらず、無得点。3LoThは両足ぎみ。3LiとPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち3Liはほぼ加点1〜3。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。最後のChSqはChSpのような派手な回転を見せたがGOE+0.5。技術点8番目の51.52、演技構成点4番目の57.78、転倒の減点1、合計108.3でフリー5位と後退、総合176.56で5位。メダルを逃す。キスアンドクライでは男性が下を向いていた。
 7番滑走で三浦/木原組(23、33)。曲は映画「Gladiator」より「Nelle Tue Mani (Now We Are Free)」他。振付はデュブレイユ。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点3〜4。続く3連続は第1で女性が両足、+2A+2A+SEQを付けたが無効。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち3Liは加点3〜55ALiは加点3〜4。3LzThは全ジャッジが加点3〜4。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。そろの3Sはしっかり決め、全ジャッジが加点2〜4。3LoThも全ジャッジが加点3〜4。最後のChSqはGOE+1.79。終わりのポーズで女性を頭上に差し上げるが、余韻なく下す。体力の限界という感じ。解説の高橋も「3連続のミスをひきずらず最後まで集中できた」と称賛。技術点最高の70.33、演技構成点も最高の71.24、合計141.57でフリー1位、総合215.99、逆転で優勝。ファイナルへ。
 最終滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。20、22)。曲は「Le discours d'Arthur」他。振付はマラフェエフ他。びっくりした。こんな大きなミスを4つもしたのは見たことがない。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ4〜5。しかし3Sで女性が転倒。第2付けられず。しかも次の3Tでは男性がステップアウトし、ここも第2を付けられず繰り返しの違反。それでも3FThはしっかり成功、全ジャッジが加点2〜4。ところが5ALiが上がらず、無得点。3LoThは決め、全ジャッジが加点3〜4。BoDsも女性の頭が高すぎてレベルB。PCoSpはレベル3。あと二つのリフトはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liは加点ほぼ2〜3。終わったとき、女性は茫然としていた。技術点5番目の53.53、演技構成点2番目の64.37、転倒の減点1、合計116.9でフリー4位、総合195.73で2位。ファイナルへ。

 <アイスダンス>10組エントリー。地元アメリカからはチョック/ベイツ組、カレイラ/ポノマレンコ組、ブラウン/ブラウン組。その他ラジョワ/ラガ組(加)、ムラズコワ/ムラゼク組(チェコ)、ロパレワ/ブリソー組(仏)、ベッカー/ヘルナンデス組(英)など。タリ/ラフォルナラ組(伊)は欠場。BSテレ朝放送なし。後日テレ朝チャンネルで全組見た(解説なし)。
 3番滑走でブラウン/ブラウン組(米。21、23)。2022年世界ジュニア金メダル。昨季全米5位。今季CSデニス・テン記念2位。曲は「Jump Around」。振付はアグノエル。衣装は二人とも上が深緑、下が黒。男性は口ヒゲ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは二人で肩倒立もして女性レベル1、男性レベル2で加点2〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点。PStはレベル2。RoLiはレベル4だがGOE-3〜3と割れた。最後のChRSはGOE+3.0。技術点6番目の39.81、演技構成点7番目の30.44、合計70.25でRD7位。

 5番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。19、22)。今季スケートカナダ5位。曲は「One Two」「Thunderstruck」。コーチ・振付ともマッテオ・ザンニ。衣装は二人とも黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル1だが加点1〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点1〜3。MiStはニースライドなどもあり男女ともレベル1だが加点2〜3。RoLiはレベル4で加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.07の高得点。技術点5番目の40.71、演技構成点6番目の32.02、合計72.73でRD6位。
 6番滑走でデムージョ/ルメルシエ組(仏。23、26)。今季中国杯6位。曲は継続の「I Want You Back」他。振付・コーチともカリーヌ・アリベル他。女性の衣装は赤紫の地に模様。男性は上が赤紫、下が黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル1で加点2〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2で加点1〜3。RoLiはレベル4で加点2〜4。最後のChRSはGOE+3.86。技術点4番目の40.79、演技構成点5番目の32.68、合計73.47でRD4位。
 7番滑走でラジョワ/ラガ組(加。25、26)。今季スケートカナダ3位。曲は「Get Ready for This」他。振付はアグノエル。女性の衣装は黄色のセパレート。男性はスケートカナダより楽しそうに滑っていた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは早くて近く男女ともレベル4で加点2〜4。MiSt男女ともレベル1だが加点2〜3。RoLiも速くてレベル4に加点3〜4。PStはレベル1で加点ほぼ2〜3。最後のChRSはGOE+4.5の高得点。技術点2番目の43.27、演技構成点3番目の34.15、合計77.42でRD2位。

 8番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。25,24)。今季スケカナ4位。曲は「Sweet Dreams」他。振付・コーチともモイアー他。女性の衣装は紫に金のビーズ。男性の上は青、下は黒。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4でほぼ加点1〜3。MiStは男女ともレベル1だが加点2〜4。RoLiは女性が跳びのって抱きつく形でレベル4に加点2〜3。PStは何とレベルBだが加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.5の高得点。技術点7番目の38.87、演技構成点4番目の33.87、合計72.74でRD5位。キスアンドクライでコーチとも笑顔なし。
 9番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。25、27)。今季中国杯3位。曲は「Blue(Da Ba Dee)」他。振付はアグノエル。女性の衣装は青から黒へグラデーション、男性は上が青、下が黒。ChRS以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル3、男性レベル4だが加点ほぼ3〜4。MiStは女性がしゃがんで男性の足の下をくぐる形もあり男女ともレベル1だが加点ほぼ3〜4。StaLiは前半女性が男性のヒザの上で回る面白い形が観客に受けていた。レベル4で加点2〜5。PStはレベル2で加点2〜3。しかし最後のChRSは!マークが付きGOE+1.71。技術点3番目の41.86、演技構成点2番目の34.86、合計76.72でRD3位。
 最終滑走でチョック/ベイツ組(米。33、36)。今季中国杯優勝。曲は「American Woman」他。振付はデュブレイユ他。女性の衣装はシマウマ風白黒縞。男性は黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル2だが加点ほぼ4。MiStは男女ともレベル2で加点3〜4。PStはレベル1だが加点2〜4。速報値ではレベルBと出て仰天した。ChRSは途中で女性をラズベリーツイスト風に回転させる形もありGOE+6.21の最高得点。技術点最高の47.43、演技構成点も最高の37.34、合計84.77でRD1位。

 フリー。
 4番滑走でブラウン/ブラウン組(米。21、23)。曲は「The Godfather」。振付はジョエル・ディア他。衣装は二人とも黒。男性はスーツ風。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のCuLiはレベル4で加点2〜3。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点ぼ2〜3。ChSlはGOE+2.73。SeSt男女ともレベル2で加点2〜3。DSpとあと二つのリフトはレベル4。うちRoLiはノーハンドもあり加点2〜4。ChStでは男性が女性の背中側を前転して飛び越える形もあり、GOE+3.2の高得点。SyTwは女性レベル2、男性レベル4で加点1〜3。最後のChSpはGOE+2.02。技術点5番目の63.14、演技構成点6番目の48.72、合計111.86は今季最高でフリー6位、総合182.11で6位。
 5番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。19、22)。曲は「Malaguena」。振付はマッテオ・ザンニ他。女性のスカートは真っ赤なロング。まさかの転倒。ChSt以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.13。StaLiとRoLiはいずれもレベル4。うちStaLiは加点2〜4。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点2〜3。CuLiもレベル4で加点2〜3。CiStは女性レベル1、男性レベル2。ChSlはGOE+1.9。DSpはレベル4で加点2。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。最後にChSt。最後の方で女性が転倒、GOE-0.82。技術点8番目の57.81、演技構成点も8番目の46.5、転倒の減点1、合計103.31でフリー8位、総合176.04で7位。

 6番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。25,24)。曲は「Ave Maria de Paien」他。振付・コーチともハベル他。女性の衣装は赤紫で胴のみ青。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSlLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。ChStはGOE+2.02。CuLi+CuLiの連続リフトは第1がレベル4、第2はレベル3で加点ほぼ3〜4。姿勢変化にやや時間がかかり第2が短かったか。DSpはレベル4で加点2〜3。DiStは女性レベル1、男性レベル2だが加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。うち最後のChSlはGOE+2.37。技術点6番目の62.73、演技構成点4番目の50.56、合計113.29でフリー4位、総合186.03で5位。
 7番滑走でデムージョ/ルメルシエ組(仏。23、26)。曲は「Akram Khan's Giselle」。振付はブノワ・リショー。衣装は二人とも黒地に銀のライン。女性はサイドに紫、男性は胸に青いパネル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4。CiStは男女ともレベル2で加点2〜3。OFTも男女ともレベル2で加点2〜3。DSpとCuLiもレベル4で加点2以上。うちDSpは加点2〜4。ChAJはGOE+1.9。SyTwは女性レベル4、男性レベル2だが加点ほぼ2〜3。最後にコレオ要素二つ。うち最後のChLiはGOE+2.61。技術点4番目の63.44、演技構成点5番目の49.78、合計113.22は今季最高でフリー5位、総合186.69で4位。

 8番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。25、27)。曲は「All Is Full of Love」。振付はアグノエル。女性の衣装は水色、男性は黒。男性の両袖の先は水色の線模様。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはなぜかレベル1だが加点3〜5。OFTは女性レベル1、男性レベル2で加点3。MiStは男女ともレベル2で加点3〜4。ChAJは控えめだったがGOE+2.96。SyTwは女性レベル2、男性レベル3と取りこぼし。加点2〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。DSpもレベル4で加点3。最後にコレオ要素二つ。うちChStはGOE+2.49。技術点3番目の63.45、演技構成点も3番目の52.44、合計115.89でフリーも3位、総合192.61で3位。
 9番滑走でラジョワ/ラガ組(加。25、26)。曲は「Nureyev」。振付はアグノエル。女性の衣装は肩からスカートの裾へ黒から城へのグラデーション。男性の上衣は白、下は黒だが上衣の裾がグラデーション。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.73。SyTwは男女ともレベル2と取りこぼしだが加点ほぼ3〜4。RoLiとStaLiはいずれも女性がジャンプインする形で、レベル4に加点3〜4。手前から行うChStはGOE+2.49。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3。OFTは女性レベル1、男性レベル2で加点3〜4。CuLiとDSpはいずれもレベル4で加点ほぼ3〜4。最後のChLiはGOE+2.96。技術点2番目の66.52、演技構成点も2番目の53.22、合計119.74は今季最高でフリーも2位、総合197.16で2位。
 最終滑走でチョック/ベイツ組(米。33、36)。曲は「Paint It Black」。振付はシュイナール他。衣装は二人とも黒。女性のスカートは長いがスリットが腰まで入っている。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のChAJはGOE3.2の高得点。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。ChStはGOE+3.56の最高得点。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜5。RoLiとDSpはいずれもレベル4で加点3以上。うちDSpは加点3〜5。DiStは女性レベル1、男性レベル2で加点2〜4。最後のChSlはGOE3.2。中国杯のときと微妙にあちこち違う感じがするが、直したのかこなれてきたのか不明。技術点最高の71.53、演技構成点も最高の56.28、合計127.81でフリーも1位、総合212.58で優勝。ファイナルへ。

フィギュアスケート (2025.11/16,17,)

スケートアメリカ (2025.11/14〜16 レークプラシッド) GPシリーズ第5戦

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは友野、壷井。地元アメリカからはジェイソン・ブラウンとカペイキス。その他エイモズ(仏)、グラスル(伊)、メモラ(伊)、シャイドロフ(カザフ)、リトヴィンツェフ(アゼル)など。テレ朝地上波では、日本の二人とJ.ブラウン、グラスル、メモラ、エイモズ、シャイドロフの計7人を放送。解説は町田、実況は草薙アナ。
 5番滑走で壷井(22)。今季フランス杯7位。曲は「Anniversary」。振付はスカリ。冒頭の4Tはダウングレードで転倒。4S+3Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CSSpはレベル2。最後のCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の42.47、演技構成点3番目の36.21、転倒の減点1、合計77.68でSP6位。

 7番滑走でジェイソン・ブラウン(米。30)。昨季世界選手権8位。今季初戦か。曲は「Reel Around the Sun」。振付はロヒーン・ワード。「シニアデビューした13/14年のフリーをリメイクした」と解説の町田。「そのシーズンのソチ五輪4位」と草薙アナ。冒頭の3Fは全ジャッジが加点3〜4。続く3Aは慎重に跳び、アンダーローテーション。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点3以上。うちStSqは民族舞踊の音ひとつひとつを表現し、加点ほぼ4〜5、CCSpは加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がqマーク。最後のCCoSpはレベル3だが片手ビールマンなど行い全ジャッジが加点1〜4。技術点9番目の38.62、演技構成点2番目の44.07、合計82.69でSP5位。
 8番滑走で友野(27)。今季スケートカナダ4位。曲は「That's It」他。振付はシェイリン・ボーン。「男声の低音とアフリカ調の楽曲」と町田。冒頭の4T+3T決める。続く4Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちStSqは「面白い動き」が入って全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Aは得意なだけあり全ジャッジが加点ほぼ3〜4。CSSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点最高の52.69、演技構成点3番目の43.08、合計95.77でなんとSP1位。
 9番滑走でグラスル(伊。23)。今季中国杯2位。曲は「Tango per la libert?」。振付はベルナルディス。解説の町田によると、アルゼンチンで虐げられていた同胞を解放したイタリア人の英雄を描いたドラマの曲らしい。冒頭4Lzからの連続ジャンプの予定だったがステップアウト。次を4Lo+3Tから3Lo+3Tに変更、全ジャッジが加点ほぼ1〜3。「安全策」をとった。続く3Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。StSqとCCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜4、CCoSpはほぼ加点2〜4。スピンはグラスルしかできない形もある。技術点4番目の42.82、演技構成点も4番目の40.86、合計83.68でSP4位。

 10番滑走でメモラ(伊。21)。今季スケートカナダ6位。曲は「トスカ」。振付はフーザルポリ。冒頭の4Fはアンダーローテーションで転倒。続く4Lz+2Tは第1で片手をついたが決める。スピン三つはレベル4だがGOE加点はほとんどなし。今回、スピンは厳しい。最後のStSqは、「雄大な音楽を表現」してレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。「もっとはじけてもいい」と解説の町田。技術点7番目の39.27、演技構成点6番目の37.34、転倒の減点1、合計75.61でSP8位。
 11番滑走でエイモズ(仏。28)。今季スケートカナダ10位。曲は「Le Lac」他。振付は本人。冒頭の4T+3T成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Aも決め、全ジャッジが加点1〜4。スピン二つはレベル3。うちFSSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。身体能力を発揮するStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ4〜5。最後のCCoSpもレベル4で全ジャッジが加点1〜4。ノーミスで終え、リンクから上がるとき泣いていた。「スケートカナダの時はまだケガの影響があったが、今回はジャンプの練習ができた」と草薙アナ。技術点3番目の48.64、演技構成点最高の44.92、合計93.56でSP2位。
 最終滑走でシャイドロフ(カザフ。21)。今季中国杯3位。曲は「In the Air Tonight」他。振付はリギーニ。冒頭の4Lz+3Tは軽々と決めだが第1にqマーク。解説の町田が「どこが不足か映像を見たい」。続く3Aは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つはレベル4だが、最後のCSSpはGOE-0.3。1.1倍になる4Tも簡単そうに跳び、全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3だがGOE-0.44。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。観客はダントツの1位と思ったのではないか。しかし得点伸びず。技術点2番目の49.31、演技構成点5番目の40.36、合計89.67でSP3位。

 フリー。テレ朝地上波では、J.ブラウンから友野まで計5人を放送(なんと壷井は放送なし。フリー7位で総合8位)。
 8番滑走でジェイソン・ブラウン(米。30)。曲は「Say Something」他。振付はランディ・ストロング。冒頭の3A+2Tは第1にqマーク。ソロの3Aは決める。3Loも成功、ほぼ全ジャッジが加点22〜3、しかし3Sの予定が2Sに。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちFCCoSpは加点3〜4、あと二つのスピンも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは第1に!マーク。3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点3〜5。3F+2A+2A+SEQ成功、全ジャッジが加点1〜4。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。ChSqはGOE+1.64。3Fはアンダーローテーションだがこらえた。技術点8番目の70.36、演技構成点最高の86.54、合計156.9でフリー3位、総合245.59で4位。
 9番滑走でグラスル(伊。23)。曲はミステリー映画「Conclave」より「Soon Enough」他6曲。振付はマントヴァーニ他。冒頭の4Lzの予定がパンク、2Lzに。解説の町田が「このジャンプのミスは珍しい」。4Loはアンダーローテーションでステップアウト。4Fもアンダーローテーションでこらえた。3A+3Tは第1、第2ともqマーク。ChSqはGOE+0.86。「時々祈りのポーズが入ります」。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQは決める。3Lz+3Tも成功。CSSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Loも全ジャッジが加点。このへんで衣装替え。あと二つのスピンはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。技術点5番目の75.21、演技構成点も6番目の77.55、合計152.76でフリー6位、総合236.44で5位。

 10番滑走でシャイドロフ(カザフ。21)。曲は「Confessa - The Diva Dance」。振付はリギーニ。珍しく2転倒。冒頭の3A+1Eu+4Sは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。SPでqマークが付いた4Lzも全ジャッジが加点2〜3。しかし4Fは!マークとアンダーローテーションで転倒。びっくりした。FCSpはレベル3。ChSqはGOE+0.43。3Fは!マーク。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる4Tもアンダーローテーションで転倒。3Lz+2A+SEQは成功、全ジャッジが加点。4T+2Tは第1がqマーク。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点。技術点最高の86.5、演技構成点5番目の76.92、転倒の減点2、合計161.42でフリー1位、総合251.09で2位。
 11番滑走でエイモズ(仏。28)。曲は「ボレロ」。振付はブライス・ムゼと本人。23/24プロのリバイバル。フリーのジャンプ構成は変更したらしい。冒頭の4Tはこらえた。続く4T+2Tは第1がqマーク。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lzはステップアウト。FCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqとあと二つのスピンはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になる3Aはダウングレードでステップアウト。次の3T+1Eu+3Sは決める。3Fは!マーク。最後のChSqは音楽の盛り上がりに合わせて演じ、最後はジャッジの正面でポーズ。GOE+2.21は最高得点。技術点6番目の74.69、演技構成点2番目の85.28、合計159.97でフリー2位、総合253.53で初優勝。キスアンドクライで現在1位を確認すると大驚愕。
 最終滑走で友野(27)。曲は「Halston」。振付はミーシャ・ジー。23/24プロのリバイバル。SP1位の重圧か。冒頭の4Tはqマークで転倒。次も4Tからの連続ジャンプを予定が転倒し、繰り返しの違反に。続く4Sはこらえた。スピン二つはレベル3で全ジャッジが加点。うちCSSpは加点ほぼ2〜3。得意の3Aはステップアウト。1.1倍になる3F+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3A+1Eu+2Sも全ジャッジが加点。StSqと最後のCCoSpはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.21。技術点8番目の70.67、演技構成点3番目の81.13、転倒の減点2、合計149.8でフリー8位、総合245.57で3位。演技後のインタビューでは涙をこらえながら「最後のGPシリーズかもしれないからファイナルに行きたかった。今年は今までできなかったことを全部やるつもりで、全日本に全力をそそぐ」。

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは樋口、吉田、渡辺。地元アメリカからはリウ、アンドリュース、ジョセフィン・リー。その他グトマン(伊)、グバノワ(ジョー)、クラコワ(ポー)、イ・ヘイン(韓)、キム・チェヨン(韓)など。テレ朝地上波では日本の3人とグトマン、リウ、キム・チェヨンの6人を放送。解説は荒川、実況は清水アナ。
 4番滑走で樋口(24)。今季NHK杯9位。曲は「My Way」。振付はバトル。NHK杯よりよかった。冒頭の2Aは幅も流れもあり、全ジャッジが加点3〜4。3Lz+2Tは第1がqマークでつまったため第2が2Tに。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Fは!マークとアンダーローテーションでステップアウト。SSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは笑顔で滑り、加点ほぼ3〜4。技術点8番目の28.25、演技構成点6番目の31.87、合計60.12でSP8位。痛み止めを服用しているらしい。

 7番滑走で渡辺(23)。今季中国杯3位。曲は「El Tango De Roxanne」。振付は宮本賢二。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3A成功、加点1〜3。続く3Lz+3Tは第2がqマーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちCSpと最後のFSSpは加点2〜3、StSqは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Loも決める。ノーミスで終え、ガッツポーズ。「自然に出た」らしい。技術点最高の41.95、演技構成点4番目の32.4、合計74.35は自己ベスト更新でSP1位。
 8番滑走でグトマン(伊。23)。今季スケートカナダ5位。曲は映画「La legge di Lidia Poët」より4曲。振付はランビエール他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは加点2〜4。2Aも加点2〜4。スピン三つはレベル4。うちSSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzも成功、加点3〜4。最後のStSqはレベル3で加点2〜3。技術点3番目の37.53、演技構成点5番目の32.16、合計69.69は自己ベスト更新でSP3位。
 9番滑走で吉田(20)。今季中国杯10位。曲は「キル・ビル」。振付はブノワ・リショー。冒頭の2Aは全ジャッジが加点1〜4。次は3Lz+3Tの予定が2Lz+3Tになり、第2がアンダーローテーション。「よく第2に3Tを付けた。これが2Tだったら半分も得点が入らない」と荒川。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Loもアンダーローテーション。最後のStSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。技術点12番目の26.41、演技構成点8番目の30.81、合計57.22でSP10位。

 10番滑走でリウ(米。20)。今季中国杯2位。曲は継続の「Promise」。振付はスカリ。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点2〜4。続く2Aは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のLSpは加点4〜5、StSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+3Loは第2がアンダーローテーション。終わったとき涙ぐんでいた。技術点2番目の38.73、演技構成点最高の35.0、合計73.73でSP2位。
 最終滑走でキム・チェヨン(韓。18)。今季フランス杯6位。曲は「Qui a le droit」。振付はシェイリン・ボーン。衣装は紺色。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第1、第2ともqマーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Fは!マーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点5番目の34.42、演技構成点2番目の32.86、合計67.28でSP5位。

 フリー。
 3番滑走で吉田(20)。曲は「Hana's Odyssey From Sea to Sky」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aはqマークだが「片足で下りた」。2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Loはステップアウト。FCCoSpはレベル2でVマーク。3Fは!マークにアンダーローテーションで転倒。1.1倍になる3Lz+2Tは第1にアンダーローテーション。ChSqはGOE-0.21。ソロの3Lzはqマークでこらえる。3S+2A+2T+SEQは成功。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のSSpは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点。技術点8番目の56.44、演技構成点9番目の58.26、合計113.7でフリー8位、総合170.92.で9位。
 5番滑走で樋口(24)。曲は「ワンダーウーマン」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭からジャンプのタイミングが狂う。1A+2Tに。ソロの3Lzと3Loはともにアンダーローテーション。スピン三つはレベル4。うち最後のFCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sもアンダーローテーション。1.1倍になるところで1Lz+1A+SEQに。3S+2Tは第1にqマーク。3Fは!マークとダウングレードで転倒。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。ChSqGOE+1.14。技術点11番目の40.79、演技構成点7番目の59.49、合計99.28でフリー11位、総合159.4で11位。

 9番滑走でSP4位グバノワ(ジョー。22)。曲は「Ghost - The Musical」より「Unchained Melody」他。振付はオルガ・グリンカ他。後半のジャンプ以外はほぼノーミス。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Lo、3Lz、3Sいずれも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpとStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。2Aもアンダーローテーション。ChSqはGOE+1.21。技術点2番目の69.58、演技構成点3番目の67.04、合計136.62でフリー2位、総合210.96で3位。

 10番滑走でグトマン(伊。23)。曲は「ジョーズ」他。振付はローリ・ニコル他。冒頭ですごく幅のある3Lz+1Eu+3Sを決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Fも成功。2Lo+2Tは連続3回転の予定だった。3Loはきれいに決め全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点2〜4。3T+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの2Aは全ジャッジが加点1〜4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.5の高得点。技術点4番目の68.15、演技構成点4番目の66.45、合計134.6でフリー4位、総合204.29で4位。3位とは0.4の僅差。
 11番滑走でリウ(米。20)。曲は継続の「MacArthur Park」。振付はスカリ。後半の2A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点2〜4。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3Sは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpとStSqは加点2〜4。3Loも加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは加点ほぼ2。3F+2Tは加点ほぼ2〜3。2Aはアンダーローテーション。ChSqはGOE+1.21。技術点最高の71.22、演技構成点も最高の69.32、合計140.54でフリー1位、総合214.27で優勝。ファイナルへ。
 最終滑走で渡辺(23)。曲は「JIN -仁-」。振付は宮本賢二。冒頭の3A+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fも全ジャッジが加点1〜3。2本目の3Aはダウングレードでステップアウト。3Lz+2A+SEQは第1がqマーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。ChSqはGOE+0.93。1.1倍になるソロの3Lzもアンダーローテーション。2A+1Eu+3Sの第3もアンダーローテーション。3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。速報値ではリウを上回ったが、技術点3番目の69.47、演技構成点2番目の67.14、合計136.61でフリー3位、総合204.69で2位。ファイナルへ行けるかは第6戦の結果次第に。

サッカー短評 (2025.11/15)

U17日本vs.U17モロッコ 2対0 (2025.11/3 ドーハ・カタール) U17ワールドカップグループB第1戦

 48チームが参加、32チームが決勝トーナメント進出と参加チーム数を拡大した一回目の大会。グループ内2位を争う相手に無失点勝利。後半12分に左WB瀬口が見事なミドルシュートを右上に決めて先制。他に、吉田の追加点かと思われたゴールは、モロッコのフットボール・ビデオ・サポート(FVS)チャレンジ(各チーム2回ずつリクエスト可能。成功すると1回追加)で映像確認して取消しに。しかし、モロッコが攻勢を強めた追加タイム53分、日本のカウンターからマギーの折り返しを走りこんだ平島がシュート、2−0。U20W杯と同じくVARの代わりにFVSが導入されている。前後半とも飲水タイムあり。主審はイタリアの人。Jスポーツ解説は名良橋、実況は原アナ。

 日本は3-4-2-1。GK村松(ロサンゼルス)。DF藤井(マリノス)、藤田(川崎)、元砂(鹿島)。和田(浦和)と川本(柏)のダブルボランチ。左右のWBは瀬口(神戸)と長南(チョウナン)(柏)。シャドーは平島(鹿島)と吉田(鹿島)、ワントップは浅田(マリノス)。キャプテンは村松。アメリカ生まれで、今回唯一の海外組。監督は廣山。
 立ち上がりはやや押し込まれた。9分モロッコの右CK。こぼれを相手DFゼクリがミドルシュート、枠に鋭いボールが来たが、GK村松が片手ではじく。
 次第に日本もパスをつなげるようになり、19分には、シャドーの平島がシュートしたが枠の上。
 27分、日本の右CK。瀬口が蹴り、元砂がヘディングシュートを決めたが、オフェンスファールがあったとして認められず。日本のベンチがFVSリクエスト。しかし判定は覆らず。U20W杯では、主審の判定はマイクで場内にも放送されたが、ここは複数の会場が隣り合っているため、監督だけに伝える方式だった。このリクエスト用に、両ベンチにタブレットがあって、複数カメラの画像を確認できるようだ。
 追加タイム1分。46分、日本の右CKからの吉田のヘディングシュートは相手GK。
 0−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。
 12分、先制。CF浅田が右サイドに流れてパスを受け、左サイドへ鋭いパス、瀬口がワンタッチでシュート、ファーの右上に決まり、1−0。
 23分、日本が二人同時交代。瀬口に代えて姫野()、CF浅田に代えてマギー(琉球)を入れる。
 31分、マギーのキープからの落としを走りこんだ吉田がシュート、いったんは2−0となったが、モロッコからのFVSリクエストで画像確認後、取り消された。吉田の胸トラップしたボールが腕に当たっていてハンドの判定に。主審と第4審が二人で見ていた。主審は、ゴール判定の後、FVSリクエストがないか一定時間確認するようだ。リクエストがあったかどうかは、主審のジェスチャーからはわからず、モニターの所へ走っていくので「リクエトがあった」らしいとわかる。
 日本は、この他にも「DOGSOだったのではないか」と2回目のFVSリクエストをしたが、これも認められず。モロッコは吉田のゴールの取消しが認められたので、もう1回リクエト可能になった。
 モロッコは、1−0のままとなったので、選手交代して攻勢を強める。日本は5-4-1になって守るが、GK村松のファインセーブがなければ、あわや失点という場面もあった。
 後半の追加タイムは6分。53分、相手のクロスをGK村松がはじいたボールをつないで日本のカウンター。FWマギーがドリブルで攻めあがり、ペナルティーエリア右に入る。相手DFと相手GKが出てきたところで横パス、猛然と上がってきた平島が押し込み、2−0。モロッコはここでもFVSリクエストしていたが、今回は疑問の余地なく得点が認められた。
 ここでタイムアップ。
 次戦は11/6、ニューカレドニアと対戦。
 グループBのもう1試合はポルトガルが6−1でニューカレドニアに勝利。

サッカー短評 (2025.11/14)

日本vs.ガーナ 2対0 (2025.11/14 豊田ス) 国際親善

 前半16分に南野が先制弾を決める前後から主導権を握った試合運び。ときおり速攻をあびるが相手FWには収めさせず。まともにぶつかるとフィジカルは勝てないが、さすがに海外組はすぐに対処していた。解説の柿谷が「谷口は最初に相手FWにはじかれた後はうまく対応している」と褒めていた。後半も15分に堂安が個人技で追加点。気温16.2度、湿度50%。観客40030人。主審のベンジャミン・エイブラハムさんはオーストラリアの人。VARなし。交代は6人まで。TBS解説は福田さんと柿谷、実況は土井アナ。
 先発は、GK早川(鹿島)。DF鈴木淳之介(コペンハーゲン・デン)、谷口(シントトロイデン・ベル)、渡辺(フェイエノールト・蘭)。田中碧(リーズ・英)と佐野海舟(マインツ・独)のダブルボランチ。左右のWBは中村敬斗(ランス・仏2部)と堂安(フランクフルト・独)。シャドーに南野(モナコ・仏)と久保(レアルソシエダ・西)。ワントップ上田(フェイエノールト・蘭)。ゲームキャプテンは南野。ベンチに板倉、遠藤、鎌田、小川など。今回、GK鈴木彩艶、三笘、守田がケガ。伊東もいない。初招集はGK小久保(シントトロイデン・ベル)、MF北野(ザルツブルク・墺)、FW後藤(シントトロイデン・ベル)。
 ガーナは3-4-2-1。日本を研究して同じシステムでマンツーマン守備にしたらしい。ワントップは11番セメンヨ。シャドーに9番トーマスアサンテと22番スレマナ。左右のWBには13番ケーンと3番イレンキー。8番シボと19番フランシス・アブのダブルボランチ。DF18番オポク、4番アジェティー、15番オポン。GK12番アナン。キャプテンは11番セメンヨ。この人はボーンマス(英)に所属。19番アブは元フェイエノールトで上田のチームメイトだったらしい。オットー・アッド監督はドイツの人。

 ガーナはワールドカップアフリカ予選でグループ首位となり、2大会連続5度目の出場権を獲得。この予選の途中で今の監督に交代して勝ち抜いたらしい。日本とは8度目の対戦で、アフリカ勢最多とのこと。前回は2022年のキリンカップで日本が4−1で勝利した。今回のチームは、組織プレーも得意らしい。
 3分、日本の右CK。久保が蹴るが、相手GKが捕る。
 6分、相手ゴールキックを中盤で佐野がカット、久保、南野とつなぎ、南野はワンタッチでシュートをねらうがヒットせず、相手GK。
 15分、日本の左CK。こちらも久保が蹴り、ニアで南野がワンタッチで折り返し、ペナルティーエリア中央で堂安がダイレクトシュートするが、枠のはるか上。実況席では「デザインされたセットプレー」と言う。「親善試合であまりいろいろは見せられない」「次からはあれもあると警戒させることができる」などと解説陣。
 16分、先制。中盤で佐野がボールカット、右サイドの堂安、久保がパスをつなぎ、再び佐野に渡るとスルーパス、走りこんだ南野が相手GKとの1対1で流し込んだ。1−0。南野はこれで通算26得点で「木村和司に並んだ」と紹介される。
 26分、ガーナ左WBケーンが中盤からクロス、いったんは堂安がクリアするが、こぼれを相手MFトーマスアサンテにシュートされる。鈴木淳之介が防いで相手左CK。このCKからWBケーンがシュート、ゴール前でDFアジェティーがヒールで方向を変えゴールに向かうが、GK早川が防ぐ。ヒールキックがヒットしていたら、想定外のタイミングだったので、失点したかもしれない。
 28分、久保からのパスを受けた南野が苦しい姿勢から左の中村へ。中村はドリブルでペナルティーエリア左に入ってすぐ低いクロス、堂安がワンタッチシュートをねらうが相手DF。
 左DF鈴木からのパスが何回か中村に通るが、中へのパスや縦への突破は、相手DFにはばまれる。ボランチの佐野の対人プレーやボールカットが解説陣のお気に入りで「気がつくと解説している」と言う。
 44分、久保が倒されて中盤右サイドで日本のFK。ボールサイドに田中碧と久保が立ち、久保が蹴るが、相手DF。
 追加タイム1分。1−0でハーフタイム。

 後半は交代なしで開始。4分、堂安からのパスを右に流れて受けた上田が右サイドからペナルティーエリア入ってシュート、枠の上。
 7分、田中碧がミドルシュートを打とうとしたところへ相手ボランチのアブが寄せ、ちょうど足を蹴ってしまい、アブが倒れる。田中碧にカードは出なかったが、アブは立ち上がれず担架で退場。この後交代で下がる際、田中碧は相手の監督に謝罪に行ったらしい(2025.11/15朝日新聞)。
 11分、ガーナは二人同時交代。19番アブに代えて2番DFセイドゥ、11番FWセメンヨに代えて23番FWアドゥを入れる。
 12分、ガーナのFK。ケーンが蹴るが、渡辺がクリア。こぼれを相手MFスレマナがミドルシュート、谷口が防ぐ。
 14分、上田からの折り返しを佐野がミドルシュート、相手GK正面だが、日本の左CKに。これを久保がニアへ蹴り、飛び込んだ渡辺がヘディングシュート、相手DF。
 15分、追加点。左DF鈴木のボールカットから中村、上田、久保とパスをつなぐ。久保は右サイドでキープした後、堂安へパス、堂安が対面する相手DFの間合いを図って足の間からニアへ鋭いシュートを決める。2−0。堂安は2024年6月のシリア戦以来の得点とか。
 19分、ガーナ左サイドからゴール前へクロス、相手FWアドゥのポストプレーのこぼれを相手MFスレマナがシュート、GK早川。ガーナはこれが一番の得点好機だった。
 23分、日本が二人同時交代。堂安に代えて菅原、田中碧に代えて藤田を入れる。
 24分、中村、27分、上田とシュートするがいずれも枠の外。28分には、入ったばかりの菅原が右サイドから入れたクロスのこぼれを、やはり入ったばかりの藤田が鋭いミドルシュートを打つが、これも枠の外。
 30分、ガーナが二人同時交代。18番左DFオポクに代えて14番DFメンサー、9番左シャドーのトーマスアサンテに代えて17番MFボンスバーを入れる。日本も三人同時交代。久保に代えて初招集のMF北野(ザルツブルク・墺)、南野に代えてDF安藤(福岡)、上田に代えて初招集で身長191cmのFW後藤(シントトロイデン・ベル)を入れる。安藤は左DFに入り、鈴木淳之介が左WBに、中村は南野がいた左シャドーへ回る。
 36分、相手FWアドゥがペナルティーエリア手前からミドルシュート、ヒットせず、GK早川が捕る。
 37分、日本が六人目の交代。中村に代えて佐藤龍之介(岡山)を入れる。
 43分、ガーナが二人同時交代。13番ケーンに代えて24番P.オウス、22番右シャドーのスレマナに代えて5番P.O.オウスを入れる。
 追加タイム3分。左WBに上がった鈴木からのパスを受けた藤田がペナルティーエリア左に入ってシュートするが、相手GK。
 2−0でタイムアップ。
 次戦は11/18、ボリビア戦。ボリビアは南米予選ではW杯出場を決められなかったが、大陸間プレーオフには進出している。

フィギュアスケート (2025.11/8,10,12)

NHK杯 ペア・アイスダンス (2025.11/7〜9 大阪) GPシリーズ第4戦

 <アイスダンス>10組エントリー。日本からは吉田/森田組。その他フィアー/ギブソン組(英)、ギナール/ファブリ組(伊)、折原/ピリネン組(フィン)、シブタニ/シブタニ組(米)、グリーン/パーソンズ組(米)など。NHK解説は宮本賢二、実況は佐竹アナ。なお、ジャッジに滝野さん、テクニカル・スペシャリストに都築奈加子さんがいた。
 1番滑走でシブタニ/シブタニ組(米。30、34)。2018ピョンチャン五輪銅メダル。今季7年ぶり復帰。曲は「Let Me Clear My Throat」他。振付はスカリ他。ジャージのようなおそろいの衣装。背中に「澁谷兄弟」、右足に「チーム澁谷」と日本語で入っている。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル3、男性レベル4で加点1〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2で加点1〜3。PStはレベル1でほぼ加点1〜3。ChRSはGOE+3.64。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点7番目の39.25、演技構成点5番目の32.49、合計71.74でRD6位。
 2番滑走で吉田/森田組(22、21)。昨季全日本初優勝。冬季アジア大会金メダル。四大陸8位、世界選手権22位。今季CS木下杯6位。五輪予選会7位。曲は「Stomp to My Beat」他 。振付・コーチともハベル他。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル2。MiStは女性レベル2、男性レベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。RoLiはレベル4。最後のChRSはGOE+3.21。技術点6番目の39.54、演技構成点10番目の30.07、合計69.61でRD8位。前日のインタビューで「リズムダンスでまだ70点台を出していないので出したい」と言っていたが、惜しくも及ばず。

 4番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(米。21、22)。昨季世界ジュニア銀メダル。今季シニアデビュー、CSロンバルディア杯3位。曲は「Everybody (Backstreets Back)」他。振付・コーチともホワイト夫妻他。PSt以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭SqTwは男女ともレベル4で加点1〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2でほぼ加点1〜3。PStはレベル2。ChRSはGOE+3.64。RoLiはレベル4で加点2〜4。技術点5番目の40.65、演技構成点6番目の31.47、合計72.12でRD5位。
 6番滑走で折原/ピリネン組(フィン。25、30)。昨季欧州選手権7位。世界選手権14位。今季CSネペラ記念6位。曲は「Wannabe」他。振付はスカリ他。女性の衣装は淡いピンクでショートパンツ。いつもよりスピードがなかった。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性がよれてレベル2、GOE-2〜0。MiStは男女ともレベル1で加点1〜3。PStはレベル1。SlLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。最後のChRSはGOE+4.29。技術点10番目の36.68、演技構成点7番目の31.25、合計67.93でRD12位。キスアンドクライでは得点が思いのほか低いのを見て驚いていた。
 7番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。23、26)。昨季欧州選手権10位、世界選手権13位。今季CSネペラ記念2位、ニースコートダジュール杯優勝。曲は「Waiting For Tonight」他。振付はマッテオ・ザンニ他。女性の衣装は真っ白でミニスカートは腰みの風。リフト以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。MiStは男女ともレベル2で加点2〜3。SlLiはレベル4だがGOE-1〜3と割れた。PStはレベル2で加点1〜3。最後のChRSはGOE+4.29。技術点2番目の42.15、演技構成点も4番目の32.55、合計74.7でRD4位。

 8番滑走でグリーン/パーソンズ組(米。22、30)。昨季全米3位。世界選手権9位。今季CSネペラ記念3位。曲は「Groove Is in the Heart」他。振付はクリシリン・フレイジャー他。全要素にほぼほぼ全ジャッジが加点。冒頭のMiStは、途中止まる部分で女性が膝をつく振付もあり、女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SqTwは女性レベル3、男性レベル4でほぼ加点2〜3。PStはレベル1だが、ほぼ加点2〜3。RoLiはレベル4で加点2〜3。最後のChRSはGOE+3.64。技術点3番目の41.9、演技構成点3番目の33.24、合計75.14でRD3位。
 9番滑走でギナール/ファブリ組(伊。36、37)。昨季欧州選手権3連覇。世界選手権4位。今季フランス杯4位。曲は「Everybody」他。振付はジォルダーニ。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性が第2でよろめきレベル2でGOE-2〜0。SlLiはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。MiStは男女ともレベル3で加点2〜3。PStはレベル2でこれも全ジャッジが加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.5の高得点。技術点4番目の41.4、演技構成点2番目の34.96、合計76.36でRD2位。
 最終滑走でフィアー/ギブソン組(英。26、31)。昨季欧州選手権、世界選手権とも銅メダル。今季CSネーベルホルン杯優勝。曲は「Wannabe」他。振付はアグノエル。この組にしてはやや慎重に見えた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStはだいぶゆっくりで男女ともレベル2に加点2〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。PStはレベル2だが加点2〜4。ChRSはGOE+5.14の最高得点。最後のRoLiはスピドにのり、レベル4で加点3〜5。技術点最高の45.51、演技構成点も最高の36.06、合計81.57でRD1位。

 フリー。
 1番滑走で折原/ピリネン組(フィン。25、30)。曲は「Welcome To The Moulin Rouge!」他。振付はパーキネン他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点1〜4。SyTwは加点ほぼ2〜3。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点1〜3。DSpと次のCuLiはいずれもレベル4で加点1〜3。MiStは男女ともレベル2。最後にコレオ要素三つ。うちChStは、氷に寝転んだ男性の上を女性がごろんと通る形もあり、GOE+2.49。やはり全体にキレがない感じだが、技術点5番目の60.45、演技構成点8番目の47.14、合計107.59は今季最高でフリー8位、総合175.52で8位。
 3番滑走で吉田/森田組(22、21)。曲は2季前の「Rise of the Phoenix」他に変更。振付はウィーバー他。女性の衣装は赤、男性は青。冒頭のOFTは女性が途中で足をついてしまいレベル1、男性はレベル3、GOE-2〜2。SyTwは男女ともレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。SlLi+RoLiはいずれもレベル3、下すときバランスをくずし二人とも両手付きで転倒扱い。DSpはレベル4で全ジャッジが加点。CiStは女性レベル2、男性レベル3で全ジャッジが加点1〜3。StaLiはレベル3。最後にコレオ要素三つ。うちChStはGOE+1.95。技術点10番目の45.81、演技構成点も10番目の41.86、合計85.67でフリー10位、総合155.28で10位。

 5番滑走でシブタニ/シブタニ組(米。30、34)。曲は「Fix You」。振付はズエワ他。佐竹アナが「10年前にNHK杯で優勝した時の曲」と紹介。ChSt以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のMiStは男女ともレベル3で加点2〜3。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。解説の宮本が「彼らの滑りは氷に吸い付くようで音がしない」。SlLiもレベル4で加点ほぼ2〜3。DSpはレベル2だが加点ほぼ2〜3。SyTwは第4までよく合っていて、観客も沸いた。男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。最後にコレオ要素三つ。うち手前から滑ったChStは!マーク。ChLiはGOE+2.02、最後のChTwは向かい合わせに反対回りし、GOE+154。終わった時、女性は涙ぐんでいた。技術点7番目の59.68、演技構成点4番目の49.08、合計108.76でフリー5位、総合180.5で6位。完成度は高いように見えたが得点は伸びず。
 6番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(米。21、22)。曲は映画「キルビル」より「Bang Bang (My Baby Shot me Down)」他。振付はズーライン他。女性の衣装は黄色を基調に茶色等。男性は黒。ChSt以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点1〜4。OFTは男女ともレベル2で加点1〜3。StaLiはレベル4で加点3。SyTwは男女ともレベル4で加点2。ChStはGOE+2.37の高得点。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。ChLiはGOE+1.54。DiStは女性レベル1、男性レベル3で加点1〜3。最後のChStはGOE+1.9。技術点4番目の62.15、演技構成点6番目の48.58、合計110.73でフリー4位、総合182.85で5位。
 7番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。23、26)。曲は「Waiting For Tonight」他。振付はカメレンゴ他。SyTw以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.37。最初のリフトで男性の肩の上に女性が肩で倒立するCuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4でほぼ加点1〜3。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SyTwは女性レベル4、男性レベル3でGOE0〜3。解説の宮本が「男性が第2で少し遅れた」。SlLiはレベル4加点1〜3。ChSlはGOE+2.25。DSpはレベル3で加点2〜3。DiStは女性レベル2、男性レベル1だが加点2〜3。最後のChStはGOE+2.49の高得点。技術点8番目の59.57、演技構成点5番目の49.06、合計108.63でフリー6位、総合183.33で4位。

 8番滑走でグリーン/パーソンズ組(米。22、30)。曲は「Escalate」他。振付はベイカー他。女性の上衣は玉虫色の組紐風。男性の上衣はピンク。今まで見た中でも一番くらいよかった。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点3〜4。RoLiもレベル4で加点ほぼ2〜4。OFTは女性レベル2、男性レベル1で加点2〜3。SyTwは女性が第2でよろけてレベル2、男性レベル4でGOE0〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ3〜4。第2リフトではノーハンドになった。「下すときもていねい」と解説の宮本。ChAJとChLiはGOE+1.9。DiStは女性レベル2、男性レベル1で加点1〜3。最後のChStはGOE+2.37。全体に二人がよく調和していた。技術点3番目の62.26、演技構成点も3番目の50.5、合計112.76でフリーも3位、総合187.9で3位。
 9番滑走でギナール/ファブリ組(伊。36、37)。曲はイタリア映画より「Gioco di Sguardi」他。振付はジォルダーニ。女性の衣装は淡い水色。全要素に全ジャッジが加点。ややインパクトに欠けるか。冒頭のChAJはGOE+3.2の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。OFTは男女ともレベル2で加点2〜4。RoLiとDSpはいずれもレベル4。RoLiは加点3〜4、DSpは加点ほぼ3〜4。CiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜4。CuLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。ChSlはGOE+2.96、ChStはGOE+2.85。最後のStaLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。技術点2番目の68.17、演技構成点も2番目の54.14、合計122.31でフリーも2位、総合198.67で2位。
 最終滑走でフィアー/ギブソン組(英。26、31)。曲は「The Bonnie Banks of Loch Lomond」他。振付はアグノエル。衣装は二人ともタータンチェック。男性がスコットランド出身。完成度が高くすばらしかった。MiSt以外の全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。MiStは民族舞踊風のステップも織り交ぜ、男女ともレベル3で加点ほぼ2〜4。CuLiはレベル4で加点3〜4。OFTは男女ともレベル2で加点2〜4。DSpはレベル4で加点2〜4。最後にコレオ要素三つ。うちChStと最後のChTwはGOE+3.32の最高得点。技術点最高の69.45、演技構成点も最高の54.86、合計124.31でフリーも1位、総合205.88で優勝。

 <ペア>8組エントリー。日本からは長岡/森口組。その他スイ/ハン組(中)、コンティ/マッチ組(伊)、パヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン)、エフィモア/ミトロファノフ組(米)、チャン/ハウ組(米)など。NHK解説は高橋成美、実況は見浪アナ。
 1番滑走でスイ/ハン組(中。30、33)。4年ぶりの復帰。2022年北京五輪金メダル。今季中国杯3位。曲は「カルメン」。振付はローリ・ニコル。全要素にほぼほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Tは成功、加点2〜3。3Twは高く、レベル4に加点2〜3。3FThは幅があり加点ほぼ3〜4。FCCoSpはと5RLiはレベル4。うちスピンは加点1〜4。BiDsはレベル2でほぼ加点1〜3。最後のStSqはレベル3で加点2〜3。解説の高橋が「もう少しスピードがあるといい」。技術点2番目の40.38、演技構成点最高の34.25、合計74.63は今季最高更新でSP1位。
 2番滑走で長岡/森口組(20、23)。昨季冬季アジア大会銅メダル。四大陸7位、世界選手権22位。今季CS木下杯3位。五輪予選会3位。曲は継続の「Goodbye Yellow Brick Road」。振付はキャシー・リード。冒頭の3Twはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。3Loも成功、全ジャッジが加点2〜3。3SThは幅があった。5RLiとBiDsはレベル3。うちリフトは全ジャッジが加点2〜4。StSqとFCCoSpはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点3番目の39.94、演技構成点5番目の31.58、合計71.52は自己ベスト大幅更新でSP4位。
 3番滑走でチャン/ハウ組(米。28、29)。昨季全米4位。今季CSジョン・ニックス国際4位。曲は「Caruso」。振付はガニチェワ。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。しかし3Tは女性が2Tになる。3LoThもこらえたが片手付き。BiDsと最後のCCoSpはレベル3。5RLiとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。技術点6番目の33.32、演技構成点も6番目の30.5、合計63.82でSP6位。

 6番滑走でエフィモア/ミトロファノフ組(米。26、28)。昨季全米初優勝。四大陸5位、世界選手権6位。今季CSジョン・ニックス国際2位、CSネーベルホルン杯3位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はルネ・ロッカ。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3だが加点2〜4。3Sは女性がqマークで転倒。3LoThは加点1〜3。5ALiとBiDs、最後のCCoSpはレベル4。うちスピンはよく合っていて加点2〜4、リフトは加点2〜3。StSqはレベル3だが加点1〜4。解説の高橋が「ディープエッジで距離も近い」。技術点5番目の37.62、演技構成点4番目の32.59、転倒の減点1、合計69.21は自己ベスト更新でSP5位。
 7番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。21、26)。今季フランス杯3位。曲は「Earth Song」。振付はエフドキモア他。スピン以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点2〜4。3FThは加点2〜3。3Tも決め、加点2〜4。5RLiはレベル3だが加点2〜3。BiDsはレベル2。StSqと最後のCCoSpはレベル4。うちStSqは加点2〜3だが、スピンはなぜかGOE-1〜2と割れた。技術点最高の40.4、演技構成点3番目の32.64、合計73.04でSP3位。
 最終滑走でコンティ/マッチ組(伊。25、30)。今季中国杯。曲は「カルメン」。振付はカッツァニーガ他。衣装は二人とも黒。最後のCCoSp以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点2〜3。3LoThはこらえた。3Sは成功、加点1〜3。5RLiはレベル3。StSqとBiDs、最後のCCoSpはレベル4。うちStSqは加点2〜4、BiDsは加点1〜3。技術点4番目の39.83、演技構成点2番目の33.86、合計73.69でSP2位。

 フリー。コワレフ/コワレフ組(仏)がSPでの女性の転倒によるケガのため棄権。

 2番滑走でチャン/ハウ組(米。28、29)。曲は「Unchained Melody」。振付はガニチェワ。冒頭の3Sからの3連続は2S+2A+2A+SEQとなり、女性が転倒。次の3Tの予定も女性が2Tに。3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2。3LoThと3FThは成功、ほぼ全ジャッジが加点。リフト三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜3。BoDsとPCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.43。技術点4番目の63.92、演技構成点6番目の60.66、転倒の減点1、合計123.58でフリーも6位、総合187.4で6位。
 3番滑走でエフィモア/ミトロファノフ組(米。26、28)。曲は「Love Story」より「Where Do I Begin」。振付はルネ・ロッカ。冒頭の3Twはレベル2。3Sからの3連続の予定が2S+1A+SEQとなる。次の3Tの予定も2Tに。3LoThはしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちPCoSpは加点2〜3。3SThもきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。FoDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のChSqはGOE+1.29。技術点6番目の61.12、演技構成点5番目の62.67、合計123.79でフリーも5位、総合193.0で5位。
 4番滑走で長岡/森口組(20、23)。曲は「Tree of Life」。振付はキャシー・リード。冒頭の3Twしレベル3で全ジャッジが加点2〜4。3Lo+2A+2A+SEQはよく合っていて、全ジャッジが加点2〜3。ソロジャンプは女性が2Tに。リフト二つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは移動距離も大きく、加点3〜5、4Liは加点2〜5。3LoThはタッチあり。3SThは軸が斜めになりステップアウト、片手付き。5RLiとBoDsはレベル3で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点1〜4。最後のChSqはGOE+0.93。技術点3番目の66.22、演技構成点4番目の64.37、合計130.59は自己ベスト更新でフリー3位、総合202.11は初の200点越え、自己ベスト更新で4位。

 5番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。21、26)。曲は「Without You」。振付はブノワ・リショー他。冒頭3Twはレベル4で全ジャッジが加点3〜5。3T+2A+2A+SEQの3連続は、女性の第3が1Aに。3FThは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Sはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。リフト二つはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。BoDsはレベル1。3LoThは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。3Liと最後のPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.93。技術点最高の69.57、演技構成点3番目の64.67、合計134.24でフリー2位、総合207.28で2位。
 6番滑走でコンティ/マッチ組(伊。25、30)。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。冒頭の3Twは高さがありレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3。3T+2A+2A+SEQは、男性が第3でこらえたが決める。全ジャッジが加点1〜3。リフト二つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは加点2〜3。3Sも決める。3LoThは転倒。後で男性が反省していた。5RLiとBoDsはレベル3。うちBoDsは全ジャッジが加点1〜3。3SThはわずかにタッチありか。最後のChSqはGOE+1.36。技術点2番目の68.26、演技構成点最高の67.63、転倒の減点1、合計134.89でフリー1位、総合208.58で初優勝。表彰式で二人で国歌を歌い、すごく嬉しそうだった。
 最終滑走でスイ/ハン組(中。30、33)。曲は「A Tapestry of a Legendary Land」(映画「千里江山図」より)。振付はスイ。フリーを見ると、まだ練習が足りていない感じ。冒頭の3T+2A+2A+SEQは男性の第3がアンダーローテーションでオーバーターン。3Twは余裕がありレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3FThはすごく高さがあり、全ジャッジが加点3〜4。ChSqはGOE+1.29。ソロジャンプは男性が2Sに。5ALiはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。FoDsとPCoSp、あと二つのリフトはいずれもレベル3。うちPCoSpは全ジャッジが加点2〜3だがVマーク、5RLiは姿勢が決まるのに時間がかかりGOE-3〜0。解説の高橋が「FoDsは独創的な姿勢」。3SThは片手タッチあり。技術点5番目の62.31、演技構成点2番目の66.85、合計129.16でフリー4位、総合203.79で3位。

フィギュアスケート (2025.11/7,8,9,11)

NHK杯 (2025.11/7〜9 大阪) GPシリーズ第4戦

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは鍵山、佐藤駿、垣内。その他ボーヤン・ジン(中)、チャ(韓)、リッツォ(伊)、ブリッチギ(瑞)、ハガラ(スロバ)、ジミー・マー(米)など。NHK解説は本田武史、実況は松野アナ。番組が分裂して前半がEテレになったため、チャ選手の終わり部分からしか録画できず、配信の「NHK one」で見た。
 1番滑走で垣内(19)。シニアGPシリーズデビュー。9月末に右足の靭帯を傷め、10月半ばから練習復帰したとのこと。昨季全日本ジュニア6位。全日本17位。今季CS木下杯11位。曲は「Love The Hell Out Of You」。振付はシゼロン。冒頭の3Lz+3Tは第1にqマーク。続く2Aは全ジャッジが加点。CSSpはレベル4。1.1倍になる3Fは!マーク。FCSpは入りで軸がゆがんで無得点。StSqはレベル3。最後のCCoSpはレベル2。技術点12番目の28.12、演技構成点も12番目の33.47、合計61.59でSP12位。演技後のインタビューでは「鍵山選手やチャ選手などと一緒の試合に出られて楽しい」と言っていた。
 4番滑走でボーヤン・ジン(中。28)。今季中国杯5位。曲は「Fought & Lost」。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の4Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Aも決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tはステップアウト。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の45.92、演技構成点7番目の39.0、時間超過の減点1、合計83.92でSP4位。最後のポーズを間違えてやり直した分、時間超過したようだ。

 6番滑走でトルガシェフ(米。24)。今季フランス杯6位。曲は「Maybe I, Maybe You」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Tはダウングレードで転倒。続く3Aはqマーク。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3。1.1倍になる3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。技術点7番目の37.39、演技構成点6番目の39.36、転倒の減点1、合計75.75でSP8位。
 7番滑走でハガラ(スロバ。19)。184cm。シニアGPシリーズデビュー。昨季国内シニア4連覇。欧州選手権12位。世界ジュニア銅メダル。世界選手権16位。今季CSネペラ記念5位。曲は「Runaway」等ブルーノマーズメドレー。振付はJ.ヘンドリクス他。冒頭の4Tは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz+3Tは第1が!マーク。FCSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aはアンダーローテーションで転倒。CSSpはレベル3。StSqと最後のCCoSpはレベル2。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。技術点8番目の37.07、演技構成点10番目の36.45、合計72.52でSP9位。

 8番滑走でチャ(韓。24)。今季中国杯8位。曲は「Rain, In Your Black Eyes」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Sは美しく決まり、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く3Lz+3Loは第2がアンダーローテーション。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aは成功、全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点3〜4。技術点3番目の49.15、演技構成点も3番目の42.45、合計91.6でSP3位。
 9番滑走でリッツォ(伊。27)。昨季欧州選手権6位。今季CSロンバルディア杯11位。曲は「Silverlines」。振付はスカリ。冒頭4Tの予定が3Tになる。次は3Lz+3Tの予定だったが、SPでは同じジャンプを2本跳べない(連続ジャンプを除く)ルールなので、3Lz+2Loに変更。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CSSpはレベル2。最後のFSSpはレベル4で全ジャッジが加点2。キスアンドクライではがっかりしていた。技術点9番目の36.47、演技構成点5番目の39.64、合計76.11でSP7位。

 10番滑走でブリッチギ(スイス。27)。今季フランス杯4位。曲は「No Good」。振付はヴァトゥーリ他。最後のスピン以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭は4T+3Tの予定が3T+3Tに。続く3Aは加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lzも加点2〜3。StSqはレベル2だが加点2〜4。技術点5番目の41.7、演技構成点4番目の41.75、合計83.45でSP5位。
 11番滑走で佐藤(21)。今季中国杯優勝。曲は継続の「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭の4Lzはqマーク。解説の本田も「どこが…」と言っており、リプレーでも回っているように見えるが角度によるのか。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く4T+3Tは加点ほぼ3。スピン二つとStSqはレベル3。うちCSSpとStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Aは加点ほぼ3〜4。最後のCCoSpはレベル4で加点2〜4。技術点2番目の53.67、演技構成点も2番目の43.0、合計96.67でSP2位。試合後のインタビューでは「4Lzが回転不足」だと言っていたが。まだ痛み止めを飲んでいるらしい。
 最終滑走で鍵山(22)。昨季全日本初優勝。冬季アジア大会銀メダル。世界選手権銅メダル。今季CSロンバルディア杯2位。曲は「I wish」。振付はローリ・ニコル。衣装は白地に黒のボカシ模様。CCSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tはきれいに成功、加点3〜4。続く4Sも加点3〜4。しかしCCSpの入りで軸が歪んで無得点。1.1倍になる3Aは加点2〜4。FSSpとStSqはレベル3。うちFSSpは加点2〜3、StSqは途中でややつまづいたが加点1〜4。最後のCCoSpはレベル4で加点ほぼ3〜4。技術点最高の53.79、演技構成点も最高の44.79、合計98.58でSP1位。演技後のインタビューで「CCSpのミスは今まで試合でしたことがない」と言っていた。

 フリー。
 1番滑走で垣内(19)。曲は「I giorni: Andante」。振付はランビエール。松野アナが「本来4回転も跳べるが、ケガで構成を落としている」。冒頭で3Lz+3T+2Tを成功、ほぼ全ジャッジが加点1。続く3F+2A+SEQは第1に!マーク。3Loは決める。FCSpはレベル2。3F+2Tも第1に!マーク。1.1倍になるところで3Sの予定が2Sになる。2Aは成功。3Lzはqマークだがなんとか決める。ChSqはGOE+0.21。StSqと最後のCCoSpはレベル3。FCCoSpはレベル4。スケーティングがいい。もっといい状態での演技を見たい。技術点11番目の59.04、演技構成点12番目の65.77、合計124.81でフリー12位、総合186.4で12位。
 4番滑走でハガラ(スロバ。19)。曲は継続の「James Bond 007 Theme」。振付はフラヴァセク他。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3A+2Tは全ジャッジが加点、ソロの3Aも決める。3F+3Tは第1に!マーク。スピン二つはレベル4。StSqとFCCoSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは第1に!マーク。ソロの3Fと3Loも成功。ChSqはGOE+0.57。ほぼノーミスで終え、すごく嬉しそうだった。技術点3番目の83.39、演技構成点10番目の74.09、合計159.48は自己ベスト更新でフリー4位、総合230.0で6位。

 6番滑走でリッツォ(伊。27)。曲は「Interstellar」に変更。振付はジョルダーニ他。衣装は青のグラデーションに銀のビーズがたくさん。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Loも全ジャッジが加点1〜3。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aはほぼ全ジャッジが加点。3Lz+1Eu+2Sも決め、全ジャッジが加点。ソロの3Fは!マーク。ChSqはGOE+0.86。CCSpはレベル1だが全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル2でVマーク。技術点6番目の74.57、演技構成点5番目の79.92、転倒の減点1、合計153.49でフリー6位、総合229.6で7位。

 8番滑走でブリッチギ(スイス。27)。曲は「Journey through the Orient」。振付はアダム・ソルヤ他。衣装は茶色で袖なし。冒頭の4T+2Tは決め、全ジャッジが加点。続くソロの4Tも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次は3A+2A+2A+SEQの予定が、第1が2Aとなったため、2A+2A+A+SEQの3連続に。ソロの3Loは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aはステップアウト。3Lz+3Tは全ジャッジが加点。ソロの3Fは!マーク。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。最後のChSqはGOE+1.21。技術点4番目の80.33、演技構成点3番目の83.16、合計163.49でフリー3位、総合246.94で3位。
 9番滑走でボーヤン・ジン(中。28)。曲は「Perfect Symphony」。振付はローリ・ニコル。冒頭の4T+2Tは決める。続くソロの4Tはこらえた。3A+2Tはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Aはアンダーローテーションでステップアウト。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは成功。3Fは!マーク。3Loは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.71。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。技術点5番目の78.67、演技構成点8番目の76.46、合計155.13でフリー5位、総合239.05で4位。

 10番滑走でチャ(韓。24)。曲は「Moulin Rouge」。振付はシェイリン・ボーン。大乱調。冒頭、4Sの予定がパンクして2Sに。続く4Tはqマークで転倒。3Lzは全ジャッジが加点1〜3。3Aはqマーク。StSqと最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、CCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは第3がアンダーローテーション。3A+2A+SEQは第1がqマーク。FCSpはレベル2。FCCoSpはレベル3でVマークだがほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fはパンクして1Fに。ChSqは見事なイナバウアーに拍手がおき、GOE+1.43。技術点12番目の58.53、演技構成点4番目の81.13、転倒の減点1、合計138.66でフリー10位、総合230.05で6位。松野アナが「靴が毎週壊れてしまっている」と教えてくれる。
 11番滑走で佐藤(21)。曲は「火の鳥」より「Round Dance of the Princesses」他。振付はシゼロン。衣装は黒に色糸の縫い取り。素晴らしかった。4T+2TとFCSpの2要素以外の全要素に全ジャッジが加点。SPでqマークだった冒頭の4Lzは加点2〜3。3A+1Eu+3Sは加点ほぼ3。4T+2Tはややこらえた。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは加点2〜3。ソロの4Tは加点3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQは加点2〜3。ソロの3Loと3Lzも加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うちCSSpは加点2〜3。ChSqはGOE+0.93。解説の本田が「ジャンプがすべて安定していた」。技術点最高の102.46、演技構成点2番目の86.58、合計189.04は自己ベスト更新でフリー1位、総合285.71で2位。
 最終滑走で鍵山(22)。曲は「トゥーランドット」。振付はローリ・ニコル。冒頭の4Sは全ジャッジが加点3〜5。続く4Tは転倒。解説の本田が「飛び上がった直後に軸が傾いた」。次の3Lzは成功、全ジャッジが加点2〜4。3A+1Eu+3Sも全ジャッジが加点ほぼ2〜3でひと安心。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、最後のFCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる4T+2Tと3F+3Loも決める。ソロの3Aは全ジャッジが加点ほぼ3。ChSqはGOE+1.93の最高得点。技術点2番目の99.78、演技構成点最高の89.88、転倒の減点1、合計188.66でフリー2位、総合287.24で優勝。

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは坂本、樋口、青木。その他ヘンドリクス(ベル)、サモデルキナ(カザフ)、ユ・ヨン(韓)、エヴァハート(米)、リングレーシー(米)など。ピンザローネ(ベル)、レポンド(瑞)は欠場。代わりにカイザー(瑞)、ユン・アソン(韓)が出場。NHK解説は荒川、実況は三輪アナ。
 3番滑走で青木(23)。今季スケカナ6位。曲は継続の「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。ジャンプが不調。冒頭の3Lz+3Loの予定が第1がアンダーローテーションになりステップアウト。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4。1.1倍になるところで3F+2Tを試みたが、第1がまたアンダーローテーションでステップアウト、第2もアンダーローテーションで無効。StSqはレベル3で青木らしい情感たっぷりに滑り、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点9番目の25.28、演技構成点4番目同点の31.44、合計56.72でSP9位。
 4番滑走でヘンドリクス(ベルギー。26)。今季五輪予選会3位。曲は「Locura」。振付はアダム・ソルヤ。衣装は白銀色。「今年2月に右足首の手術をした」と三輪アナ。冒頭は3Lz+3Tの予定だったが3Lz+2Tとして全ジャッジが加点1〜3。続く2Aはqマーク。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCCoSpは加点3〜4、StSqとFCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fはアンダーローテーションで転倒。最後のLSpはレベル3。技術点8番目の30.56、演技構成点2番目の32.89、転倒の減点1、合計62.45でSP4位。
 5番滑走でサモデルキナ(カザフ。18)。昨季四大陸7位。世界選手権14位。今季CSクランベリー杯2位。曲は「Czardas Caprice」。振付はシェイリン・ボーン他。危なげなくノーミスの演技。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。続く3Lzは加点ほぼ2〜3。FCSpはレベル4でほぼ加点1〜3。1.1倍になる3F+3Tも加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル3。うちLSpは加点2〜3。StSqは側転なども入ったがレベル2、加点は2〜4。この出来で、何と膝のねん挫で2か月休み、練習は12日間しかできなかったとは。技術点3番目の36.2、演技構成点も3番目の31.55、合計67.75は自己ベスト更新でSP2位。

 7番滑走でユ・ヨン(韓。20)。2022年北京五輪6位、世界選手権5位。昨季謹慎で全休。今季フランス杯9位。曲は継続の「Mosaic」。振付はミーシャ・ジー。ノーミスの出来。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3T成功、加点2〜3。続く2Aも加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fも決め、加点1〜3。StSqはレベル3で加点2〜3。技術点2番目の37.66、演技構成点8番目の30.0、合計67.66でSP3位。
 8番滑走で樋口(24)。昨季四大陸5位、世界選手権6位。今季CS木下杯11位。曲は「My Way」。振付はバトル。右足の甲に痛みがあるとのこと。ジャンプが狂って不本意な出来。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。しかし次は3Lz+3Tの予定が第1が2Lzになりステップアウト。スピ三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点1〜4。1.1倍になる3Fはダウングレードになり、ステップアウトで第2付けられず。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜4。いいときの勢いがなく、本人も試合後のインタビューで「滑りが小さくなった」と言っていた。技術点12番目の21.71、演技構成点4番目同点の31.44、合計53.15でSP10位。
 9番滑走でペゼッタ(伊。18)。今季シニアGPデビュー、中国杯8位。曲は「Exercises in Free Love」。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の3Lz+3Tは幅があり、全ジャッジが加点2〜3。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。FCSpはレベル3でこれも全ジャッジが加点2〜3。しかし1.1倍になる3Fがqマークで転倒。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4。技術点5番目の32.15、演技構成点7番目の30.2、転倒の減点1、合計61.35でSP7位。

 10番滑走でリングレーシー(米。18)。今季フランス杯8位。曲は「Broken Vow」。振付はミーキンス。ややふくよかになった。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーションで転倒。続く2Aは決める。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちスピン三つは加点1〜3。1.1倍になる3Fも成功、ほぼ全ジャッジが加点。終わったとき、不本意そうな顔。技術点4番目の32.26、演技構成点10番目の29.36、転倒の減点1、合計60.62でSP8位。
 11番滑走でエヴァハート(米。19)。今季スケートカナダ7位。曲は継続の「Reel Around the Sun」。振付はシェイリーン・ボーン。前回よりずっとよかったのだが連戦の疲れか。冒頭の3Lz+3T成功、全ジャッジが加点2〜3。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。しかし、1.1倍になる3Loがダウングレードで転倒。LSpと最後のStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の31.06、演技構成点6番目の31.35、転倒の減点1、合計61.41でSP6位。
 最終滑走で坂本(26)。今季フランス杯2位。曲は「Time To Say Goodbye」。振付はブノワ・リショー。ほぼ出来上がっている。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lzは!マーク。スピン二つとStSqはレベル4で加点2以上。うちFCSpは加点3〜5。2Aはいつもどおり幅があり、加点3〜5。解説の荒川も「下りた後も流れがありました」。1.1倍になる3F+3Tも危なげなく、加点3〜4。最後のLSpだけレベル3だが加点ほぼ3〜4。技術点最高の40.62、演技構成点も最高の36.43、合計77.05でSP1位。

 フリー。  3番滑走で樋口(26)。曲は「ワンダーウーマン」。振付はシェイリン・ボーン。「最後まであきらめないで戦う姿」を表現している。冒頭の2A+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Lzと3Loはどちらもアンダーローテーション。スピン二つとStSqはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点2〜4。3Sは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーションで転倒、第2付けられずくり返しの違反も。次は2S+2Tに。3Fはqマークでこらえたため連続ジャンプのリカバリーはできず。ChSqはGOE+1.43。最後のFCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。解説の荒川が「右足が痛いと踏切や着氷の力加減が難しい」。技術点9番目の51.78、演技構成点5番目の64.34、転倒の減点1、合計115.12でフリー8位、総合168.27で9位。
 4番滑走で青木(23)。曲は「ラ・ラ・ランド」。振付はチェルシー・テディンガ。冒頭の3Lz+3Loの予定だったが第1がqマークで単独に。続く3Tは全ジャッジが加点1〜3。次は3Sの予定が2Sに。2Aは全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqはよく音楽を表現して加点ほぼ3〜5、スピン二つも加点2〜4。ChSqは大きく体とリンクを使い、GOE+1.5。1.1倍になる2A+1Eu+3Fは第3にqマーク。2本目の3Lzに3Loを付けようと思っていたとのことだが、またqマークになり+2Tに変更。次の3F+2Tも第1がqマークだが、連続ジャンプをリカバリー。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。全体としてはよかった。技術点7番目の60.33、演技構成点3番目の66.26、合計126.59でフリー5位、総合183.31で6位。試合後のインタビューでは「3Lz+3Loは入らなかったが、楽しく滑るということはできた」と言っていた。

 7番滑走でエヴァハート(米。19)。曲は映画「Poor Things」より。振付はシェイリーン・ボーン。上衣は淡い水色で提灯袖が少し細くなった。スカートは透ける白の下に黄色を重ねた花びらのような形。後半は疲れたか。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く2Aも全ジャッジが加点。3Fは!マークとqマーク。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜3。ChSqはGOE+1.21。1.1倍になる3Loにqマーク。3Lz+2T+2Loは第1と第3にqマークとアンダーローテーション。3Sはステップアウトで手も付いた。FSSpとStSqはレベル3。「曲の不思議な感じを表現している」と荒川。技術点5番目の62.55、演技構成点6番目の62.73、合計112.4でフリー6位、総合186.69で5位。
 9番滑走でヘンドリクス(ベルギー。26)。曲は「La Alegria」。振付はアダム・ソルヤ。衣装はピンク。すばらしかった。冒頭3Lz+3Tを決めたが第1に!マーク。続く3F+2Tは全ジャッジが加点。次のソロの3Fはqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点ほぼ3〜4、CCoSpとStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2T+2Loは第1に!マーク。ソロの2Aと3Sは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.57の高得点。技術点3番目の68.6、演技構成点2番目の67.93、合計136.52でフリー2位、総合198.97で3位。

 10番滑走でユ・ヨン(韓。20)。曲は「タイタニック」。振付は本人とレベカ・キム。後半のジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2A+3Tは加点2〜3。続くソロの3Fと3Lo、3Sを決める。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。StSqはレベル2。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第1にqマーク。3F+2Tは第1が!マークとアンダーローテーション。ソロの3Lzだけは全ジャッジが加点2〜3。ChSqは加点2〜4。技術点2番目の68.71、演技構成点7番目の62.45、合計131.16でフリー4位、総合198.82で4位。
 11番滑走でサモデルキナ(カザフ。18)。曲は映画「サンセット大通り」より「Entr'acte」他。振付はジョーイ・ラッセル他。全体に危なげなし。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Fも全ジャッジが加点2〜3。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2A+2Tは第1をこらえた。スピン二つとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは成功。3Fはステップアウトして第2付かず、繰り返しの違反。3Lo+3Tは成功。ChSqはGOE+1.5。LSpはレベル2。技術4番目の点66.65、演技構成点も4番目の65.6、合計でフリー3位、総合200.0で2位。
 最終滑走で坂本(25)。曲は「La vie en rose」他。振付はデュブレイユ。フランス杯のときよりずっといい。後半の3F+3T以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはスピードと幅があり、加点3〜4。続く3Fは加点2〜4。次の3Lz+2Tも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点3〜4、スピン三つは加点2〜4。1.1倍になる3Sは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3F+3Tは第2がqマーク。2A+3T+2Tは加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.47。直後の3Loは加点3〜4。技術点最高の76.74、演技構成点も最高の73.39、合計150.13でフリーも1位、総合227.18で優勝。ファイナルへ。「今季世界最高点」らしい。今からこんなに完成していていいのか。

フィギュアスケート (2025.11/2,3,)

スケートカナダ (2025.10/31〜11/2 サスカトゥーン) GPシリーズ第3戦

 <女子シングル>12人エントリー。日本からは千葉、青木、中井。地元カナダからはスキーザス、デュピュイなど。その他グトマン(伊)、レヴィト(米)、テネル(米)、エヴァハート(米)など。ピンザローネ(ベル)は欠場。テレ朝地上波では日本とアメリカの6人とグトマン(伊)の計7人を放送。解説は八木沼。
 2番滑走で青木(20)。昨季NHK杯3位。全日本12位。今季初戦か。曲は継続の「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。衣装は赤。情感たっぷりに演じた。冒頭の3Lz+3Tは2本ともqマーク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜3。1.1倍になる3Fは!マークでアンダーローテーション。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点7番目の32.51、演技構成点5番目の32.07、合計64.58でSP6位。
 4番滑走でセニュク(20)。後日見た。曲は「Run」。振付は不明。コーチはツルスカヤ。ただしキスアンドクライにはエテリ・トゥトベリーゼの姿。同い年のデュピュイ(加)と比べてジュニアのよう。昨季国内2連覇。欧州選手権13位、世界戦16位。今季CSトリアレティ杯2位。スケカナ8位。冒頭の3Lz+3Tは第2かせアンダーローテーション。2Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちSSpは全ジャッジが加点2〜3、最後のStSqはほぼ加点1〜3。1.1倍になる3Lzは!マーク。技術点10番目の31.18、演技構成点も10番目の26.22、合計57.4でSP10位。
 6番滑走で中井(17)。今季フランス杯優勝。曲は「La strada」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は赤白の横縞。冒頭の3Aは転倒。回転は足りていた。少しスピード+幅が足りなかったか。3Lz+3Tは第2がqマーク。第1でつまったが、よく第2を付けた。以降の全要素に全ジャッジが加点。FSSpはレベル3だが加点ほぼ3。1.1倍になる3Loは加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜4、LSpは加点2〜3。転倒はあったが、はつらつと滑り切った。技術点3番目の35.96、演技構成点6番目の31.59、転倒の減点1、合計66.55でSP4位。試合後のインタビューでは3Aの転倒について「自分に期待してしまった」と言っていた。

 7番滑走でエヴァハート(米。18)。昨季全米3位。四大陸銅メダル。今季CSロンバルディア杯3位。曲は継続の「Reel Around the Sun」。振付はシェイリーン・ボーン。衣装は濃い深緑か。冒頭の3Lz+3Tは第1がアンダーローテーション。以降の全要素に全ジャッジが加点。2Aは加点2〜3。スピン二つはレベル3で加点2〜3。1.1倍になる3Loは加点ほぼ2〜3。FSSpはレベル4で加点ほぼ2〜3。最後のStSqはアイリッシュダンスの振り付けも入り、レベル2だが加点は2〜5。解説の八木沼が「長い手足を生かした演技」と称賛。技術点6番目の32.78、演技構成点7番目の30.69、合計63.47でSP7位。キスアンドクライでは、思ったより得点が出ていないという顔。
 8番滑走でテネル(米。27)。昨季全米4位。四大陸銀メダル。今季CS木下杯8位。曲は「Young and Beautiful」に変更。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第1にqマーク、第2はアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点3〜4、最後のCCoSpも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点2〜3。FSSpはレベル3。技術点5番目の33.4、演技構成点4番目の32.15、合計65.55でSP5位。
 9番滑走で地元スキーザス(加。22)。後日見た。昨季国内優勝、四大陸12位。世界選手権11位。今季CS木下杯10位。曲は「Stumbled Begginings」他。振付はアシャー・ヒル他。冒頭の3Lz+3Tの予定が、第1で転倒。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Loでも転倒、第2付けられず連続ジャンプの要素を失う。あて二つのスピンはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点。技術点12番目の22.88、演技構成点11番目の27.84、転倒の減点2、合計48.72でSP12位。

 10番滑走でグトマン(伊。22)。昨季欧州選手権6位。世界選手権13位。今季CSロンバルディア杯5位。曲は「La legge di Lidia Poët」。振付はランビエール他。冒頭の3T+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzはqマークでこらえた。技術点4番目の35.89、演技構成点3番目の32.22、合計68.11でSP3位。
 11番滑走で千葉(20)。昨季四大陸6位、世界選手権銅メダル。今季CS木下杯優勝。曲は継続の「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は紫で襟ぐりにフワフワが付いて袖の手首とスカート裾に金色が入った新しいもの。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く2Aは少しこらえたが、下りた後のスパイラルはよかった。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzは!マーク。技術点最高の38.74、演技構成点2番目の33.55、合計72.29でSP1位。
 最終滑走でレヴィト(米。18)。今季フランス杯4位。曲は「Almost in Your Arms」他。振付はクズネツォワ他。衣装は赤。長手袋も赤。冒頭の3F+3Tは第1に!マーク。以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点ほぼ3〜4。スピン二つはレベル4で加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Loは加点3〜4。StSqとCCoSpはレベル3。うちStSqは加点ほぼ4〜5。技術点2番目の37.08、演技構成点最高の34.72、合計71.8でSP2位。

 フリー。地上波ではSPと同じ7人を放送。テレ朝解説は八木沼、実況は斎藤アナ。
 6番滑走でエヴァハート(米。18)。曲は映画「Poor Things」より。振付はシェイリーン・ボーン。衣装は肩の部分がふくらんだ提灯袖、上衣は短いボレロ風、スカートはクリーム色。人形のようにカクカクした動きから始まる。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。2Aは転倒。3Fは!マークとqマーク。3Lo+2A+SEQは第1にqマーク。スピン三つはレベル3。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Loはアンダーローテーション。3Lz+2T+2Loは第1と 第3がqマーク。3Sもアンダーローテーション。StSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。面白い振付だが、ジャンプのマークが多すぎる。今回のパネルは回転不足にかなり厳しい感じ。技術点11番目の53.48、演技構成点7番目の58.64、転倒の減点1、合計111.12でフリー9位、総合174.59で7位。

 7番滑走で青木(20)。曲は「ラ・ラ・ランド」。振付はチェルシー・テディンガ。衣装は濃い青。3Lzを2本ともミス。冒頭3Lzからの連続ジャンプの予定がqマークで転倒。続く3Tは全ジャッジが加点。3Sはqマーク。2Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜4。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる2A+1Eu+3Fは第3がqマーク。2本目の3Lzもqマークでステップアウトし、1Tを付けたが無効。3F+2Tは第1に!マークとqマーク、第2はアンダーローテーション。StSqはレベル3だが、よく曲想を表現していて全ジャッジが加点3〜5。技術点10番目の54.13、演技構成点4番目の65.14、転倒の減点1、合計118.27でフリーも6位、総合185.85で6位。
 8番滑走でテネル(米。27)。曲は「The Mission Soundtrack」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。続く3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。次の3Fと2Aも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点2〜5、CCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーション。3S+2T+2Loは第3がqマーク。3Loはこらえた。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.86。技術点4番目の65.15、演技構成点5番目の64.37、合計129.52でフリー4位、総合195.07で4位。
 9番滑走で中井(17)。曲は「What a Wonderful World」。振付は宮本賢二。冒頭の3Aの予定はほどけて2Aとなり両足。続く3Lo+2Tと3Lz+3Tは落ち着いて決め、全ジャッジが加点2〜3。3Sも全ジャッジが加点2〜3。FSSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqはスピードにのり加点3〜5。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fは!マークとqマーク。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点3〜4。終わった後、満足そう。技術点2番目の70.17、演技構成点3番目の66.37、合計136.54でフリー3位、総合203.09で3位。ファイナル進出。

 10番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「ジョーズ」他。振付はローリ・ニコル他。衣装は青と水色。脇腹にギザギザの形。もっと滑り込むと面白そう。冒頭の3Lz+1Eu+3Sは第3がqマーク。続く3Fは全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2Tと、ソロの3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzはダウングレードで転倒。3T+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点2〜3。ソロの2Aはqマーク。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.36。技術点7番目の60.75、演技構成点6番目の64.19、転倒の減点1、合計123.94でフリー5位、総合192.05で5位。
 11番滑走でレヴィト(米。18)。曲は「Cinema Paradiso」。振付はジャパリゼ他。衣装は淡い水色に白いレースをあしらったもの。すてきなプログラム。冒頭の3F+3Tは第2がアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点3〜4。3Loは全ジャッジが加点3、3Sも全ジャッジが加点2〜3。FCCoSpはレベル3。1.1倍になる3F+2A+SEQは第1が!マーク。3Lo+2T+2Loは第1がアンダーローテーション。ソロの3Lzもアンダーローテーション。LSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点でほぼ3〜4。ChSqはGOE+1.64。最後のCCoSpはレベル2だが全ジャッジが加点3〜4。ジャンプのマークとスピンのレベルに改善の余地あり。技術点3番目の66.94、演技構成点2番目の71.03、合計137.97でフリーも2位、総合209.77で2位。
 最終滑走で千葉(20)。曲は「ロミオとジュリエット」より「Kissing You」他。振付はローリ・ニコル。衣装は暗赤色の地に垣根のバラの刺繍。会心の出来。冒頭の3F+3Tは第2にqマーク。続く3Loは全ジャッジが加点2〜3。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。3Lz+2T+2Loは第1と第3がqマーク。3Fもqマーク。ChSqはGOE+1.79の最高得点。技術点最高の73.81、演技構成点も最高の71.13 、合計144.94は自己ベスト更新でフリーも1位、総合217.23も自己ベスト更新でGPシリーズ初優勝。

 <男子シングル>12人エントリー。日本からは三浦佳生、友野。地元カナダからはラキッチ、サドフスキー、ゴゴレフ。その他エイモズ(仏)、メモラ(伊)、エガーゼ(ジョー)、マリニン(米)など。テレ朝地上波では日本2人とマリニン、エイモズ、A.セレフコの5人を放送。解説は佐野、実況は角澤アナ。
 6番滑走でA.セレフコ(エスト。24)。昨季国内2位。欧州選手権9位。今季CSクランベリー杯2位。曲はプリンス「Kiss」。振付はアダム・ソルヤ。会心の出来。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4T成功、加点2〜4。続く3Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜4、FSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは加点1〜3。技術点2番目の50.83、演技構成点4番目の40.45、合計91.28は自己ベスト更新でSP3位。

 7番滑走で友野(27)。昨季全日本5位。四大陸4位。今季CS木下杯2位、CSネーベルホルン杯4位。曲は「That's It」他。振付はシェイリン・ボーン。なかなかよかった。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く4Sもなんとか決める。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aも決めた。得意のStSqと最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。技術点3番目の50.39、演技構成点も3番目の41.68、合計92.07でSP2位。
 9番滑走で三浦(20)。今季フランス杯10位。曲は継続の「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4S+3Tは全ジャッジが加点。続く3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、CCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる4Tはステップアウト。最後のCSSpはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の49.54、演技構成点5番目の40.26、合計89.8でSP4位。試合後のインタビューで「前回よりよくできたが得点が出ていない。特にPCSの2項目が今までになく低くてショック」と言っていた(CO7.93,PR7.82,SK8.36)。

 10番滑走でエイモズ(仏。28)。昨季国内優勝、欧州選手権22位。世界選手権5位。今季CSネペラ記念優勝。曲は「Le Lac」他。振付は本人。冒頭の4Tはキャンセル、3T+3Tにしてほぼ全ジャッジが加点。続く3Lzは全ジャッジが加点2〜4。CCSpはレベル3。1.1倍になる3Aはターンから跳び、全ジャッジが加点2〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは手をつかない側転のようなバタフライも入り、全ジャッジが加点ほぼ4〜5。技術点9番目の43.55、演技構成点2番目の43.91、合計87.46でSP5位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。今季フランス杯優勝。曲は「The Lost Crown」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜5。続く3Aも下りた後の流れがあり、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqにはラズベリーツイストやバックフリップも入れ、全ジャッジが加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる4Lz+3Tは第1がqマーク。技術点最高の59.81、演技構成点も最高の45.03、合計104.84でSP1位。

 フリー。地上波ではSPの5人にエガーゼとメモラを加え た7人を放送。
 5番滑走でSP8位エガーゼ(ジョー。23)。今季フランス杯3位。曲は「Sailing」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T成功、全ジャッジが加点1〜3。続く4S+3Tも全ジャッジが加点1〜3。しかしソロの4Sで転倒。3A+2A+SEQはなんとか決める。FCSpはレベル2。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは成功。3Fは全ジャッジが加点1〜3。3Lzはこらえる。あと二つのスピンStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちCSSpとStSqは加点1〜3。ChSqはGOE+0.93。技術点2番目の87.41、演技構成点7番目の75.62、合計162.03でフリー4位、総合247.95で5位。

 7番滑走でSP6位メモラ(伊。21)。昨季欧州選手権銀メダル。世界選手権10位。今季CSロンバルディア杯3位。曲は「シェヘラザード」。振付はフーザルポリ。まだジャンプにせいいっぱいで曲想表現できていない。冒頭の4Fは!マークにアンダーローテーションでステップアウト、片手付き。ソロの3Loと3Lzは全ジャッジが加点。3A+1Eu+3Sは第1にqマーク。スピン三つとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるところで4Lzを跳び、qマークでステップアウト。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Lz+3Tも決める。ChSqはGOE+1.0。技術点6番目の80.28、演技構成点10番目の71.47、合計151.75でフリー7位、総合238.2で6位。
 8番滑走でエイモズ(仏。28)。曲は23/24シーズンの「ボレロ」。振付はブライス・ムゼと本人。ジャンプがモロモロで3転倒。冒頭の4Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+2Tは全ジャッジが加点1〜3。しかし3Lo、3Aと立て続けに転倒。FCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQは決め、全ジャッジが加点。しかし3Fが!マークとqマークで転倒。3Lzはパンクして1Lzに。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜3。最後のChSqはGOE+2.43と最高得点。技術点12番目の66.51、演技構成点4番目の80.13、転倒の減点4、合計142.64でフリー11位、総合230.1で10位。3週間前にケガして練習を1週間休んだらしい。
 9番滑走で三浦(20)。曲は継続の「シェルブールの雨傘」に変更。振付はシェイリン・ボーン。復調の兆し。冒頭の4Loはきれいに決まり、全ジャッジが加点2〜4。続く4Sもこらえたが成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。次の4T+3Tもなんとか決める。スピン二つはレベル4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ソロの4Tはこらえた。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第1、第3ともアンダーローテーションでオーバーターン。ソロの3Aもアンダーローテーションでステップアウト。ChSqはGOE+0.64。3Lo+2A+SEQはステップアウト。CSSpはレベル2でVマーク。とにかくころばずに終え、セーフのジェスチャー。技術点4番目の83.84、演技構成点5番目の80.05、合計163.89でフリー3位、総合253.69で3位。

 10番滑走でA.セレフコ(エスト。24)。曲は「Adagio For Strings And Storm」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭で4Lz成功、全ジャッジが加点3〜4。続く4Tも決め、全ジャッジが加点。次の3Aも全ジャッジが加点3。3F+2Tは第1に!マーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Aはアンダーローテーションで転倒、繰り返しの違反に。3Lz+2A+2A+SEQは決める。ソロの3Fはまた!マーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。ChSqはGOE+1.5。技術点3番目の84.97、演技構成点2番目の81.96、合計165.93でフリー2位、総合257.21で2位。
 11番滑走で友野(27)。曲は23/24シーズンの「Halston」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4T+2Tは全ジャッジが加点2〜4。しかしソロの4Tは転倒。次の4Sもアンダーローテーションで転倒。3Loはqマーク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点1〜4。1.1倍になる3A+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3F+2A+SEQも決め、全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Aも全ジャッジが加点2〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4。ChSqはGOE+1.5。最後のポーズでぐらつき、転びそうになったが立て直して苦笑い。技術点5番目の81.0、演技構成点3番目の80.39、転倒の減点2、合計159.39でフリー5位、総合251.46で4位。
 最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「The Ball」他。振付はシェイリン・ボーン。ジャンプはすごかったが、曲想が伝わってこない。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜5。続く3Aも加点3〜5。4Lzを楽そうに決め加点3〜5。4Loは加点3〜4。スピン二つはレベル4。うちCCSpは加点2〜4。StSqとFSSpはレベル3。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Fを決め、加点3〜4。これだけで23.14。4T+3Tと4S+3A+SEQも成功、いずれも加点1〜3。ChSqはGOE+2.0の高得点。技術点ダントツの138.49、演技構成点最高の90.48、合計228.97は自己ベスト更新でフリーも1位、総合333.81も自己ベスト更新で優勝。ファイナル進出。





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アテネ・オリンピック出場決定! (2004.4) ・・・2004.7.17追記あり
  こんなに苦しむとは思わなかったが、サッカー23歳以下日本代表がアテネ五輪の出場権をついに勝ち取った。
やっぱり、ワールドカップ (2002.8)
  ワールド・カップの楽しみは、日本代表の活躍に対する期待も当然ながら、それとは別に、各国、特に
生(あ)れ出(いで)よ! サッカー文化 (2001.8)
  Jリーグが始まって9年目だというのに、日本のテレビは、いっこうにカメラワークが上手くならない。
やっぱりワールド・ユースの銀メダル (1999.6)
  素晴らしい週末だった。1999年4/25は未明から夜まで、サッカーづくめ。


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