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サッカーとスポーツの部屋 |
この部屋は、サッカーとスポーツについて語る部屋です。サッカーはJリーグが始まってから見始めて、ハマッてしまいました。「オフサイドって何?」というレベルから、マスコミ報道にけちをつけ、ワールドカップのためにTVを買い替え、スカパー! とも契約(2017年〜DAZN)するまでに熱中しています。ささやかに地元チームのサポーターズクラブにも入会し、時々ホームゲームの応援にも行きます。
2005年からは、マラソン、フィギュアスケートなどについても書き込みします。
New! フィギュアスケート (2024.11/24,25,) 中国杯 (2024.11/21〜24 重慶) GPシリーズ第6戦
<女子シングル>12人エントリー。日本からは千葉、住吉、渡辺。地元中国からはホンイー・チェン他。その他スキーザス、グバノワ、グレン、キム・チェヨン、レポンドなど。ジーグラーは欠場。テレ朝地上波では、住吉と第2グループの6人を放送。解説は荒川。
5番滑走で住吉(21)。今季フランス杯3位。曲は映画「Un homme qui me plait」より「Concerto pour la fin d'un amour -Final」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の2Aはほぼ全ジャッジが加点。跳ぶ少し前に、つまづきかけたが、体勢を立て直してジャンプを決めた。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ 全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の38.89、演技構成点6番目の31.59、合計70.48は自己ベスト更新でSP3位。 7番滑走でレポンド(スイス。18)。今季スケートカナダ4位。曲は「Mother Nature」。振付はダビド・ヴィンクール。衣装は明るい水色。冒頭の3F+3Tは第1に!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。ほぼノーミスで終え、控えめなガッツポーズ。技術点6番目の35.84、演技構成点5番目の31.87、合計67.71は自己ベスト更新でSP5位。 8番滑走で千葉(19)。今季NHK杯2位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は鮮やかな赤紫にビーズがキラキラ。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マークとqマーク。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点3〜4、StSqは加点ほぼ3、最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点2〜3。NHK杯より笑顔も自然で全体的に滑らかでよかった。技術点3番目の37.59、演技構成点最高の33.27、合計70.86でSP1位。2位とは0.02差。 9番滑走でグレン(米。25)。今季フランス杯優勝。曲はジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。冒頭の3Aは決めたがqマーク。続く3F+3Tは第1が!マークでステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは全ジャッジが加点2〜4、CCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点2〜3。フランス杯のときの方がよかった。技術点2番目の37.77、演技構成点も2番目の33.07、合計70.84でSP2位。 10番滑走で渡辺(22)。今季スケートアメリカ2位。曲はピアノソナタ第14番「月光」Op.27-2 第1楽章。振付はシェイリーン・ボーン。衣装は紺に銀河のような細かいビーズがびっしり。連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点ほぼ2〜3。続く3Lzも成功。スピン三つはレベル4で加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1がqマーク。StSqは音楽を表現してよく動き、レベル3だが加点3〜4。技術点5番目の36.16、演技構成点3番目の32.92、合計69.08でSP5位。 最終滑走でキム・チェヨン(韓。17)。今季フランス杯4位。曲は「トロン: レガシー」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒に光る線の模様。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。続く3Lz+3Tは第1がqマーク。スピン三つはレベル4。うち二つは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3だが加点2〜4。技術点4番目の36.78、演技構成点も4番目の32.49、合計69.27でSP4位。 フリー。テレ朝地上波では日本人3人を含む上位5人を放送。解説は荒川。 8番滑走で渡辺(22)。曲はピアソラ「ブエノスアイレスのマリア」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Aは下りたがqマーク。続く3Lo+3Tは第2がqマーク。3Fは!マーク。3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4、FSSpは加点1〜4。しかし、1.1倍になる3Lzで転倒。2A+1Eu+3Sは決め、全ジャッジが加点1〜3。3Loもアンダーローテーションで転倒。ChSqはイーグルなど行い、GOE+1.21。StSqはレベル2で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の65.23、演技構成点5番目の64.64、転倒の減点2、合計127.87でフリー6位、総合196.95で5位。 9番滑走でキム・チェヨン(韓。17)。曲は「Whisperers from the Heart」。振付はシン・イェジ。ほぼノーミス。冒頭の2Aは幅、流れともよく、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3F+2T+2Loも決める。3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーションでこらえる。連続ジャンプの予定だった。次を3Lz+3Tにしてリカバリー。全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+SEQは第1が!マーク。ChSqはGOE+1.43。曲がひとつで表情も乏しいためやや単調。技術点3番目の72.16、演技構成点も3番目の67.04、合計139.2は自己ベスト更新でフリー3位、総合208.47も自己ベスト更新で3位。 10番滑走で住吉(21)。曲は「アディエマス」より「In Caelum Fero」他。振付はシェイリン・ボーン。4Tは封印してファイナルを目指すとのこと。冒頭の2A+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし3Lzはステップアウト。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3Loで転倒。やはり安全策は逆効果なのか。3Sは全ジャッジが加点2〜3。ここから立ち直った。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる3Lz+2T成功。3F+2A+2T+SEQは第1がqマーク・あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは滑らかなスケーティングと大きな動きでリンクを広く使い、加点ほぼ3〜4、最後のLSpも加点ほぼ3〜4。3Fも決めて全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の66.23、演技構成点も4番目の66.74、転倒の減点1、合計131.97でフリー4位、総合202.45は自己ベスト更新で4位。 11番滑走でグレン(米。25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。すばらしかった。冒頭の3Aは回転不足なしで成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。SPでミスした3F+3Tは第1が!マーク。3Lz+2Tは全ジャッジが加点。3Sも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQを決め、全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Fは!マークにqマーク。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。3Loも成功。ChSqはGOE+1.21。技術点最高の76.03、演技構成点も最高の68.67、合計144.7でフリー1位、総合215.54で優勝。ファイナルへ。得点がわかったとき、キスアンドクライでコーチと二人で大喜び。 最終滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。ジャンプ全て成功。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Loと2Aも落ち着いて決め、全ジャッジが加点2〜3。ChSqはイナバウアなど行い、GOE+1.5。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点3〜5、LSpは全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1に!マーク。3Lz+2T+2Loも第1に!マーク。ソロの3Fはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ジャンプを全て決めた後のStSqで何と転倒。「はりきりすぎた」らしい。技術点2番目の73.4、演技構成点も2番目の68.65、転倒の減点1、合計141.05でフリー2位、総合211.91で2位。ファイナルへ。 <男子シングル>12人エントリー。日本からは佐藤駿。地元中国からはジン、ユドン・チェン他。その他シャオイムファ、メモラ、リッツォ、シャイドロフ、ワシリエフスなど。チウ(加。19)が公式練習でケガして棄権。テレ朝地上波では、地元のジンと8番滑走シャイドロフ以降の計6人を放送。解説は無良。 5番滑走で地元ジン(中。27)。今季フランス杯8位。曲は「Fought & Lost」。振付はジョイ・ラッセル。会場は大盛り上がり。冒頭の4Tはなんとか決める。続く3Aも真剣に跳びほぼ全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。終わった後の投げ込みがすごい。技術点6番目の45.31、演技構成点7番目の38.35、合計83.66でSP6位。 8番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。今季フランス杯4位。曲はデューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。冒頭で4Lz+3Tを成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Aも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3.1.1倍になるところでとーるを決める。ほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSp晴4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。技術点2番目の54.5、演技構成点6番目の38.71、合計93.21でSP2位。 9番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。曲は「L'Enfer」。振付・コーチともトゥトベリーゼ他。冒頭の4S+3T成功、全ジャッジが加点2〜3。続く4Tも決め、ほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aはステップアウト。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の48.95、演技構成点5番目の38.78、合計87.73でSP4位。 10番滑走でリッツォ(伊。26)。今季NHK杯5位。曲は継続の「Two Men In Love」。振付はスカリ。NHK杯よりずっとよかったと思う。冒頭の4Loは下りたが、アンダーローテーション。3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはリンクを広く使い、全ジャッジが加点3〜4、最後のFSSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。技術点7番目の44.42、演技構成点3番目の40.5、合計84.92でSP5位。 11番滑走で佐藤駿(20)。今季スケートアメリカ2位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Lzは成功、加点2〜3。続く4T+3Tはなんなく成功、加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aは加点2〜3。StSqはレベル2だが加点ほぼ3〜4。技術点最高の57.34、演技構成点2番目の42.41、時間超過の減点1、合計98.75でSP1位。今季はSP100点越えも目標らしいがまだ。 最終滑走でシャオイムファ(仏。23)。今季フランス杯優勝。シーズン前に4Aの練習で右足首を負傷、6週間練習できなかった。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。衣装と冒頭の振付を変えた。生成りのゆったりとした上衣に銀色のベスト。フードはなし。冒頭の4Lz+3Tは決める。続く4Tは転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点 技術点3番目の49.64、演技構成点最高の42.58、転倒の減点1、合計91.22でSP3位。 フリー。テレ朝地上波は、佐藤を含む上位5人を放送。解説は無良、実況は斉藤アナ。 7番滑走でリッツォ(伊。26)。曲は継続の「Fix You」。振付はラノッテ。冒頭の4Loは下りたがアンダーローテーション。3A+2A+SEQと3F+1Eu+3S、3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。連続ジャンプを全て前半に終わらせる。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lzはステップアウト。3Loは転倒。ChSqはGOE+1.07。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。ジャンプはだいぶ戻ってきたが、StSqを見るとまだ本調子ではない感じ。CCSpはレベル3。技術点7番目の79.39、演技構成点4番目の80.51、転倒の減点1、合計158.91でフリー6位、総合243.82で5位。 8番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。冒頭は4Lzの予定が3Lzになりオーバーターン。続く4Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。4S+3Tはこらえた。3Aはステップアウト。1.1倍になるところで4Sを決め、全ジャッジが加点2〜3。3A+2A+SEQも成功。3F+1Eu+3Sで転倒。なんとここまでジャンプの7要素を連続。無謀な構成では。FCSpはレベル2。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3。ChSqはGOE+0.79。技術点3番目の86.95、演技構成点6番目の73.86、合計159.81でフリー4位、総合247.54で4位。 9番滑走でシャオイムファ(仏。23)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Lzの予定がパンクして2Lzに。4T+3Tは片手つき。3Fは全ジャッジが加点2〜4。次は3Aからの連続ジャンプの予定が1A+2A+SEQに。スピン三つはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる4Tは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Lz+1Eu+3Sも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Aはステップアウト。ChSqでは得意のバク転やバタフライを入れ、GOE+1.71。技術点6番目の79.49、演技構成点3番目の81.82、合計161.31でフリー3位、総合252.53で3位。ファイナルへ。 10番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。冒頭の4Lzはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜4。続く大技3A+4Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。4Fはqマーク。3Loは全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqと全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで4T+1Eu+3Sを成功、全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQは第1がqマーク。3Lzは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはニースライドの途中で両手をつき、転倒判定。GOE-2.11。もったいない。スピンとChSqでまだ得点の伸び代はある。技術点最高の104.77、演技構成点5番目の79.19、転倒の減点1、合計182.96でフリー1位、総合276.17で2位。惜しくもファイナル逃す。 最終滑走で佐藤駿(20)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。冒頭の4Lzは全ジャッジが加点。次は4Fの予定がパンクして2Fに。!マークも。4T+3Tは楽に決め、全ジャッジが加点2〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。ソロの4T成功、全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第2でこらえた。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点るソロの3Loも決める。あと二つのスピンとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+1.36。技術点2番目の96.84、演技構成点も2番目の82.89、合計179.73でフリー2位、総合278.48で初優勝。ファイナルへ。順位がわかると、キスアンドクライでは、コーチとともに大喜び。 |
New! サッカー短評 (2024.11/22) 浦和レッズvs.川崎フロンターレ 1対1 (2024.11/22 埼スタ) 第28節
台風で後半が中止になった第28節の再開試合。怪我人をのぞいて8/24の先発・ベンチメンバーで戦う。怪我人がいた場合は、当日のベンチメンバーから補い、ベンチには新たなメンバーを追加できる。これは交代に含めない、とのこと。負けている状態から開始し、10分に小林が得点。なんとか引分けに持ち込んだ。気温14.3度、湿度73%。観客35188人。主審は上田益也さん。VARは吉田哲朗さん。DAZN解説は永井雄一郎、実況は下田アナ。「前半の解説は坪井さんだったが、都合がつかないとのこと」で永井が代役に。主審は同じなのか。
当初の先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、車屋、際。大島と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに新加入のGK山口瑠伊とDFセサル・アイダル、MF河原創。高井は出場停止。大南はベルギーのルーヴェンへの期限付き移籍が決まった後。車屋はケガからの復帰戦だった。今回、脇坂が肉離れで離脱中なので小林を入れ、4-4-2の形。ゲームキャプテンは山田。ベンチにはジェジエウを追加。 浦和は4-2-3-1。当初の先発はリンセンのワントップ。トップ下に渡邉凌磨。左右のワイドに関根と大久保。安居とグスタフソンのダブルボランチ。DF大畑、ホイブラーテン、井上、石原。GK西川。キャプテンは西川。ベンチにMF中島翔哉、松尾、GK牲川など。今回、FW大久保が負傷、代わりに松尾が出場。ベンチにはチアゴ・サンタナを追加。なんと監督が交代していて、ヘグモ監督からスコルジャ監督になっている。浦和はここ3試合は2勝1分けで無失点という。 後半5分、ペナルティーエリア手前右寄りでパスを受けた小林がクロス、走りこんだ山田が難しい体勢でシュートするが、足首の外側にあたり、枠の右。 10分、同点弾。ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。三浦が蹴り、こぼれをペナルティーエリア内で佐々木がつなぎ、家長がシュート、相手MF渡邉に当たる。さらにこぼれを拾った三浦がペナルティーエリア手前左からクロス、小林がうまく合わせてヘディングシュート、相手GK西川の頭上を越えてゴールイン。1−1。 11分、相手左FW松尾がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、際が防ぐ。下田アナが「後半はどちらのチームも左サイドに俊足の選手がいる」。 11分、フロンターレが一人目の交代。大島に代えて河原を入れる。同点になったので、このまま守ろうということか。それとも大島がどこか痛いのか(試合後の鬼木監督が公式会見で「少しアクシデントがあったので早めに代えた」とのこと)。 18分、フロンターレの左CK。河原が蹴るが、相手DF。 19分、パスをつなぎ、最後は河原がゴール前にクロス、小林がダイレクトでシュートするが、惜しくも枠の左。 20分、浦和にパスをつながれ、最後は相手MF渡邉にドリブルからシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。さらにこぼれを拾われ、相手左SB大畑にクロスを入れられるが、GKソンリョンが捕る。 21分、浦和の左CK。ショートコーナーから松尾がクロス、際が防ぐ。こぼれを関根にミドルシュートを打たれるが、三浦が防ぐ。 25分、浦和が一人目の交代。FWリンセンに代えてチアゴ・サンタナを入れる。 28分、フロンターレが二人目の交代。マルシーニョに代えて遠野を入れる。 29分、浦和の左CK。渡辺が蹴り、関根にシュートされるが、GKソンリョンが捕る。 30分、三浦からのパスを受けた山田がペナルティーエリア中央で相手DFを背負いながら反転してシュート、相手DF。 34分、浦和のカウンター。相手右FW渡邉にペナルティーエリアに入られ、折り返しを相手左FW松尾にシュートされるが、左ポストに当たって助かる。 36分、際が右サイドからクロス、相手DF。さらに三浦が左サイドからクロス、相手DF。解説の永井が「三浦選手は最後まで攻めきってくれるのでありがたい」。下田アナも「相手DFをかわしてクロスをあげるのがうまいですね」。 36分、フロンターレが二人同時交代。山田に代えてエリソン、際に代えてジェジエウを入れる。ジェジエウは右CBに入り、佐々木が右SBへ回る。 37分、フロンターレの右CK。河原が蹴るが、相手DF。 38分、浦和が三人同時交代。関根に代えて中島翔也、左SB大畑に代えて長沼、ボランチ安居に代えて二田を入れる。「中島と長沼は同じポジションだが、安居と二田では役割が違う」と言う。 38分、家長のボールキープからエリソンがミドルシュート、枠の上。 40分、三浦のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。河原が蹴リ、ゴール前で混戦になるが、相手DFがクリア。41分、佐々木が右サイドをドリブル突破、クロスを入れるが相手DF。これで得たフロンターレの右CK。ショートコーナーから橘田がクロス、相手GKが捕る。 43分、家長を倒した相手FWサンタナにイエローカード。判定に不服を唱えたためらしい。 44分、ペナルティーエリア手前左寄りでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手DF。 追加タイム3分。46分、浦和のカウンター。相手左サイドから攻め込まれるが、全員で防ぐ。 48分、GKソンリョンのロングフィードから右サイドを攻めあがった佐々木がクロス、相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。河原が蹴るが、相手DF。ここでタイムアップの笛。 1−1で勝点1ずつを分け合った。 試合後のインタビューで小林は「得点は、思っていたより手前にボールが来たが、上をねらえば入ると思って、うまく当てられた。あのハイテンションで90分はムリ」と言っていた。 解説の永井が「フロンターレのよかった点は、立ち上がりから勢いをもって入れたこと。逆に浦和は受けてしまった」。下田アナも「1−0で始まったことで、無意識に守りに入ってしまったのでしょうか」と言う。 試合前、12位だった浦和は勝点47で10位に、14位だったフロンターレ勝点46で13位に。これで20チームの消化試合数がやっとそろったとのこと。リーグ戦はあと2試合だが、フロンターレはACLEがあるので、4連戦になる。 ※「再開試合」は、2009年9/13の鹿島対川崎戦以来とのこと。もう15年も前だったか。当時は規定に「途中で中止の場合は再試合」しかなく、もう一回前半からやり直す可能性もあったが、確か後半途中まで進んでいたことも考慮され、その時点からの再開する初の試合となり、その後に正式に「再開試合」が選択肢に盛り込まれたはず。あのときもアウェイで、確か再開直後に岩政かだれかに得点されて負けた。 |
New! サッカー短評 (2024.11/19) 中国vs.日本 1対3 (2024.11/19 廈門白鷺) W杯アジア最終予選グループC第6節
完全アウェイだった。試合前の「君が代」演奏でブーイング。中国は中央を締めて守り、マンマークでプレス。しかし前半終盤の39分、久保の左CKを小川がたたきこんで先制。さらに追加タイム最後の右CKから板倉が追加点。後半立ち上がりに1点返されたが、9分に、再び小川がネットをゆらす。伊東のワザありのクロスをヘディングシュートで3点目。選手交代で守備に穴が開かないように進めつつ、鎌田を入れて田中碧が攻撃参加したり、最後は1年ぶり出場の古橋も入れた。気温19度、湿度79%。観客数は不明だが、6万人収容のスタジアムは真っ赤だった。主審のムハンマド タキさんはシンガポールの人。VARのシバコーン プードムさんはタイの人。DAZN解説は中村憲剛、岩政、林陵平、実況は西岡アナ。
先発は、GK鈴木。DF町田、板倉、瀬古歩夢(グラスホッパー・スイス)の3バック。田中碧(リーズ・英)と遠藤のダブルボランチ。左右のWBは中村敬斗(ランス・仏)と伊東。シャドーには南野と久保(ソシエダ・西)。ワントップ小川。インドネシア戦に出なかった久保、中村、田中碧、瀬古が先発。中村、瀬古と伊東は最終予選初先発とか。ベンチに菅原、守田、三笘、旗手など。高井や関根、藤田、長友は今日もベンチ外。 中国は、インドネシアとバーレーンに2連勝して迎える折り返しの一戦。埼玉での0−7の雪辱を期す。しかしキャプテンでFWのウー・レイが大けがで離脱。システムは4-4-2で、中盤はダイヤモンド型。11番リンと10番ウェイのツートップ。19番カオがトップ下。左右のMFは20番シエと7番シュー。アンカーに6番ワン。DF13番フー、5番ジュー、16番ジャン、23番ヤン。GK14番ワン・ダーレイ。ゲームキャプテンはGK14番ワン。監督のイヴァンコビッチさんはクロアチアの人。 試合が始まると、中国は4-3-1-2でマンマーク気味。解説陣によると、相手トップ下の選手が日本のダブルボランチを見ていて、そこからいい配球をさせないようにしていた。特に遠藤がボールを持つと、すぐに2〜3人で囲んでくる。中央を締めているので、「サイドは意外と空いている」らしいが、折り返しが合わなかったり、相手DFにカットされたりしてシュートにもちこめない。 22分、瀬古が相手選手をファールで止めて相手左サイドで中国のFK。キックをペナルティーエリア右に入れられるが、遠藤がクリア。 25分、久保がペナルティーエリアで左へパス、南野がスルーして中村がペナルティーエリア左から内へ切り込んでシュート、枠の外。 28分、遠藤が相手MF19番カオに倒され、カオにイエローカード。中盤左サイドで日本のFK。伊東と久保が立ち、久保が蹴るが、味方に合わず。 30分、田中碧が相手FWウェイにボールカットされ、こぼれをもう一人の相手FWリンにドリブルからシュートされるが、瀬古が防ぐ。 33分、小川が低い位置からロングシュート、相手GK。 36分、遠藤からのパスを受けた伊東が右サイドをドリブル、深い位置から折り返し、南野が相手DFを背負いながらパス、走りこんだ田中碧がシュートするが、相手DF。 38分、中盤右サイドで日本のFK。今度は伊東が蹴るが、相手DF。 39分、先制。久保がドリブルからミドルシュートを打つと相手GKがはじいて日本の左CK。これを久保が蹴り、小川がうまく相手DFをはずしてヘディングシュート、ゴール左に決まる。1−0。 42分、日本の右CK。久保がショートコーナーを蹴り、伊東とパス交換からドリブルするが相手DF。 追加タイム5分。50分、追加点。久保のパスを受けた伊東のクロスがクリアされて日本の右CK。これを伊東が蹴り、ニアで町田が頭で流し、ファーへフリーで飛び込んだ板倉がボールのはずんだところをダイビングヘッドで押し込む。2−0。 2−0でハーフタイム。 後半は交代なしで開始。 3分、失点。相手左MFシエが右へ展開、相手FWウェイが斜めにパス、こぼれを拾ったもう一人の相手FWリンがペナルティーエリアからシュート、1−2。スタジムはものすごく沸き上がる。 9分、日本に追加点。伊東が久保からのスルーパスを受け、ペナルティーエリア内で相手DFをフェイントですばやくはずして高速のクロス、ファーでフリーの小川がヘディングシュート。3−1。 15分、遠藤を倒した相手FWウェイにイエローカード。 18分、中国が二人同時交代。11番FWリンに代えて9番FWジャン、19番トップ下カオに代えて8番MFリーを入れる。 19分、日本も二人同時交代。南野に代えて鎌田、中村に代えて三笘を入れる。 20分、中盤中央で日本のFK。伊東が蹴るが、味方に合わず。 23分、瀬古が相手をファールで止めてイエローカード。中盤相手左サイドで中国のFK。ウェイが蹴るが、DF陣がクリア。 25分、入ったばかりの相手FWジャンから折り返しのパスを受けた相手FWウェイがシュート、GK鈴木。 29分、三笘のドリブルを相手DFがクリアして日本の左CK。久保が蹴るが、相手DF。 30分、相手CBジャンがすわりこみ、メディカルが治療。 32分、日本が二人同時交代。伊東に代えて橋岡、小川に代えて古橋を入れる。解説陣が「橋岡だと自然と4バックのようにも変化できる」。 34分、中国も二人同時交代。10番FWウェイに代えて22番FWワン、足を傷めた16番DFジャンに代えて3番DFウェイを入れる。 35分、日本の右CK。久保が蹴るが、ニアで相手DF。 36分、田中碧が鎌田とパス交換して攻め上がり、ペナルティーエリア手前からミドルシュート、惜しくも枠の左。解説陣が「鎌田を入れると田中碧が攻め上がれるようになる」。 38分、久保のクロスがクリアされて日本の右CK。久保が蹴るが、相手DFがクリア。 39分、日本が五人目の交代。久保に代えて前田を入れる。前田は左シャドーに入る。 追加タイム7分。 47分、中国も五人目の交代。20番左シャドーのシエに代えて21番MFワンを入れる。 51分、相手ボールをカットした前田が左サイド深い位置からクロス、ファーで橋岡が受けてクロスを入れると、古橋がヘディングシュート、枠の上。 3−1でタイムアップ。 日本は勝点16としてグループ首位をキープ。同日開催の他の試合で、インドネシアがサウジアラビアに2−0で勝ち、2位から5位までが勝点6で並ぶ。バーレーンが勝点5で6位。 翌日の試合でオーストラリアがアウェイでバーレーンと2−2で引分け、勝点7として単独2位に。中国は6位に後退。次の第7節は3/20のバーレーン戦(埼スタ)になる。 グループAは1位が勝点16のイラン、2位が勝点13のウズベキスタン、3位に勝点10のUAE。グループBは韓国が勝点14で首位、イラクが勝点11として2位、3位は勝点9のヨルダン。他のグループは勝点3で順位が変わる可能性がある。 |
New! フィギュアスケート (2024.11/17,18,) フィンランディア杯 (2024.11/14〜17 ヘルシンキ) GPシリーズ第5戦
今季は、プレシーズンのCSとしての開催をやめ、GPシリーズとして開催。なお、この大会もエキシビションはない。
<男子シングル>12人エントリー。日本からは鍵山、友野、山本。地元フィンランドからはヴィルタネン、スンツェフ。その他A.セレフコ、エイモズ、チャ、プルキネン、出場停止明けのグラスルなど。テレ朝は日本人3人を含む後半6人とグラスルを放送。解説は町田樹。 5番滑走でグラスル(伊。22)。今季NHK杯2位。曲はショパン「Nocturne No.20 in C-Sharp Minor」。振付はブノワ・リショー。右手の手袋に「?」マーク。冒頭の4Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点。しかし3Lzからの連続ジャンプで転倒。要素を失う。「非常にめずらしい」と解説の町田。「グラスル選手は昨年試合に出ていないので連戦の疲れが出たか」。次の3Aはほぼ全ジャッジが加点。FSSpとStSqはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点2〜3。技術点6番目の39.78、演技構成点8番目の39.13、転倒の減点1、合計77.91でSP6位。 7番滑走で友野(26)。今季仏杯5位。曲は「Tshegue」他。振付はシェイリン・ボーン。股関節はまだ痛いらしく現地からの報告では「調子は悪い」とのこと。しかしフタを開けて見るとほぼノーミス。冒頭の4T+2Tは第1がつまったので第2が2回転になった。これ以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く4Sも決める。スピン三つとStSqはレベル4。うちアフリカの太鼓のリズムに合わせたStSqは加点3〜4。最後のCCoSpはVマーク。1.1倍になる3Aは加点1〜3。技術点2番目の48.85、演技構成点3番目の41.93、合計90.78でSP2位。 8番滑走でエイモズ(仏。27)。今季スケートアメリカ2位。曲は「Everybody」。振付は本人、フォンタナ他。冒頭の4T+3Tは成功。続く3Aも全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。うち最後のStSqは「イレギュラーな動きの連発」で全ジャッジが加点3〜5。しかし1.1倍になる3Lzの予定がパンクして1Lzになった上、転倒。要素を失い、無得点。FSSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の41.82、演技構成点2番目の44.31、転倒の減点1、合計85.13でSP3位。 9番滑走で山本(24)。今季スケートカナダ4位。曲は「Split, Postcards from Far Away」。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T+3Tは軸がまっすぐできれいに決まり、全ジャッジが加点1〜3。4Sはステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCSSpは加点2〜3。StSqは一歩がよく伸びてスピードもあった。1.1倍になる3Aがqマークで転倒。技術点3番目の43.76、演技構成点7番目の39.67、転倒の減点1、合計82.43でSP4位。 10番滑走でチャ(韓。23)。今季スケートカナダ3位。曲は「Natural」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Sはqマークで転倒。得意の3Lz+3Loも第2がアンダーローテーション。FCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aは成功。あと二つのスピンとStSqはレベル3。うちStSqは加点2〜4。解説の町田が「全てのスピンとStSqでレベル4をとる力がある選手だが、ほとんどレベル3。今日はどこかテンションが低いように見える」。技術点7番目の38.48、演技構成点9番目の39.85、転倒の減点1、合計77.33でSP7位。 11番滑走で鍵山(21)。今季NHK杯優勝。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。解説の町田も「完璧」と言う出来。CCSp以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Sは「成功確率77%」とのことだがきれいに決まり、加点3〜4。4T+3Tは余裕があり、加点2〜5。スピン三つとStSqはレベル4.うちStSqはよく曲を表現しており、加点3〜4、FSSpは加点ほぼ3。1.1倍になる3Aは「成功確率100%」というだけあり、加点3〜4。終わったとき小さくガッツポーズ。技術点最高の58.35、演技構成点も最高の45.62、合計103.97でSP1位。 最終滑走でブリッチギ(スイス。26)。今季仏杯9位。曲は「Iron Sky」。振付はヴァトゥーリ他。冒頭の4T+2Tは間にオーバーターンと片手付き。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜3、FCSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lzはステップアウト。技術点5番目の39.99、演技構成点4番目の40.45、合計80.44でSP5位。 フリー。SP7位のチャ(韓)が棄権。テレ朝地上波では第2グループの6人を放送。解説は町田、実況は草薙アナ。 7番滑走でグラスル(伊。22)。曲は「Electricity」「A Swan Song (For Nina)」他。振付・コーチともドゥ・ベルナルディス。解説の町田によれば「バレエを学ぶ青年の成長」を描いているらしい。フリーも4回転連発ですごかった。冒頭の4Lzは全ジャッジが加点。続く4Loはqマークでこらえた。4Sも決める。3A+3Tはしっかり回り、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.71。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQと3Lo+3Tも成功。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。3Lzも決める。StSqは舞台で「白鳥の湖」を披露している場面らしいがもう少しバレエらしい動きがほしい。技術点最高の70.81、演技構成点6番目の79.83、合計180.64でフリー1位、総合258.55で3位。 8番滑走でブリッチギ(スイス。26)。曲は「Lux」。振付はアダム・ソルヤ他。冒頭の4T+3Tは成功常全ジャッジが加点。続くソロの4Tはパンクして2Tに。3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Loも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2Tはこらえた。3Fも成功。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のChSqはGOE+1.5。技術点4番目の84.34、演技構成点も4番目の81.92、合計166.26でフリー4位、総合246.7で5位。 9番滑走で山本(24)。曲は「Melting & Sogno di Volare」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。続く4Sはこらえた。4T+3Tはきれいで全ジャッジが加点。3A+1Eu+3Sも決めほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはイーグルなど行い、GOE+1.14。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3。しかし、1.1倍になるところで3Aがアンダーローテーションで転倒。それでもソロの4Tをこらえて決める。3F+2A+SEQは第1がqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の87.12、演技構成点5番目の81.36、転倒の減点1、合計167.48でフリー3位、総合249.91で4位。 10番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人、ジマーマン他。冒頭の4Tで転倒。連続ジャンプの予定だった。しかし次を4T+2Tにしてリカバリー。間にオーバーターン。3Lzは全ジャッジが加点。3A++2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは独特な動きが多用され、加点3〜5、最後のCCoSpも加点3〜4。1.1倍になる3Aも成功、全ジャッジが加点3〜4。3T+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fは!マーク。ChSqは片手側転、バタフライなど面目躍如。全ジャッジが加点4。技術点3番目の85.97、演技構成点最高の89.05、転倒の減点1、合計174.02でフリー2位、総合259.15で2位。ファイナル確定。 11番滑走で友野(26)。曲は「Butterfly」他。振付はローリ・ニコル。前半はよかった。冒頭の4T+2Tは全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Tも決め全ジャッジが加点2〜3。しかし4Sが2Sとパンク。3Loは全ジャッジが加点1〜3。FCSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+0.86。しかし1.1倍になる3Aで転倒。3連続の予定だった。解説の町田が「傷めている右足は3Aのとき振り上げるので影響が大きい」。3F+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点。二つ目の3Aでリカバリーを狙ったが1Aとパンク。CSSpはレベル3。最後のCCoSpはレベル1。技術点8番目の65.98、演技構成点3番目の82.65、転倒の減点1、合計147.63でフリー7位、総合238.41で6位。 最終滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。黒い衣装の背中に銀色の牛の頭部。どうしたのか。解説の町田も「ずっと見てきたが最もミスの多い演技」。冒頭で4Fの予定が2Fのダウングレードでステップアウト。続く4Sもステップアウト。4T+3Tはきれいに決まり、全ジャッジが加点3〜4。立ち直るかと思ったが、3Aもステップアウト。3連続の予定だった。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはフラメンコを表現して全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になるソロの3Tは全ジャッジが加点3。3F+2Tは全ジャッジが加点だが予定では第2は3Loだった。ChSqはGOE+1.43。技術点5番目の75.73、演技構成点2番目の83.39、合計159.12でフリー5位、総合263.09で優勝。ファイナル確定したが、笑顔なし。試合後のインタビューでは「うまく言葉にできない」と言っていた。 <女子シングル>12人エントリー。日本からは松生、三原、吉田。地元フィンランドからはペルコネン、ユルキネン。その他ソーングレン、ペトロキナなど。11/5にヘンドリクスとレヴィトが欠場、代わりにグトマンなど参加。テレ朝地上波は日本人3人とグトマン、エヴァハート、ペトロキナを放送。解説は荒川、実況は角沢アナ。 4番滑走で松生(20)。今季スケートカナダ2位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。衣装はピンクにたくさんの細かいビーズ。冒頭の2Aはきれいに流れ、全ジャッジが加点2〜3。続く3Fからの連続ジャンプの予定が!マークとqマークで転倒。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lzに3Tを付け、マークなしの見事なリカバリー。全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点5番目の35.41、演技構成点4番目の30.41、転倒の減点1、合計64.82でSP4位。試合後のインタビューで「ものすごく緊張した」と言っていたが、スケーティングはきれいだった。 5番滑走でエヴァハート(米。18)。今季仏杯5位。曲はアイリッシュ・ダンス曲「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。衣装は深緑。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは加点2〜3。続く2Aも加点2〜3。スピン三つはレベル4.うち二つは加点2〜3。1.1倍になる3Lzもしっかり成功、加点2〜3。最後のStSqはレベル3だが、リバーダンスのステップを軽快に踏み、加点2〜3。技術点最高の36.63、演技構成点5番目の29.65、合計66.28でSP3位。 8番滑走でグトマン(伊。22)。170cmの長身。今季NHK杯6位。曲は「Squid Game(イカゲーム)」他。振付はランビエール他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは成功。続く2Aも決める。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqはオフバランスの動きがたくさんあり、加点2〜3。1.1倍になる3Lzは加点2〜3。最後のCCoSpはレベル3で加点ほぼ2〜3。技術点2番目の36.14、演技構成点も2番目の30.92、合計67.06は自己ベスト更新でSP2位。 11番滑走で三原(25)。今季仏杯7位。曲は「Grief」。振付はミーシャ・ジー。やはりまだ全体にスピードがない。右足首は痛むのかも。冒頭の3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点。予定では第2は3Tだった。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。しかし、1.1倍になる3Fの予定が2Fになり、無得点。仏杯と同じミス。技術点9番目の28.97、演技構成点4番目の30.59、合計59.56でSP6位。 最終滑走で吉田(19)。今季スケートカナダ3位。曲は「Temen Oblak -Dark Clouds」。振付はブノワ・リショー。衣装は明るい水色。冒頭の2Aは幅があり、全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2がqマーク。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqと最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Loはきれいに成功。技術点3番目の36.1、演技構成点最高の31.77、合計67.87は自己ベスト更新でSP1位。 フリー。テレ朝地上波は後半の6人を放送。 7番滑走で三原(25)。曲は「恋のアランフェス(レッド・ヴァイオリン)」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3Lz+3Tは第1がqマーク、第2はアンダーローテーションで両足。3Fは全ジャッジが加点。次は3Sの予定か2Sに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3Loはステップアウト。1.1倍になる2A+2A+SEQは第2にqマーク。2F+2T+2Loは、予定では第1は3Fだった。第3にqマーク。ソロの3Lzもqマーク。ChSqはGOE+1.07。全体的に伸び伸び滑れていないので、曲想表現も不十分。技術点9番目の55.4、演技構成点5番目の59.78、合計115.18でフリー8位、総合174.74で8位。 8番滑走でSP5位ユン・アソン(韓。17)。2年ぶりのGPシリーズとのこと。曲は「シェヘラザード」。振付は不明。衣装は水色。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク。続く3Loと3Sは全ジャッジが加点2〜3。2Aは全ジャッジが加点2。ChSqはGOE+0.57。1.1倍になる3F+2A+SEQは成功。しかし次が1Lzにパンクして!マークも。3F+2T+2Loはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の65.89、演技構成点7番目の58.63、合計124.52でフリー6位、総合187.68で5位。 9番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。衣装は白系でビーズがたくさん。3F+2A+SEQ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Loはは加点2〜3。3L+3T+2Tも加点ほぼ2〜3。振りも加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。ソロの2Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSp3〜4、最後のLSpは加点2〜5。1.1倍になる3Lz+2Tは加点1〜3。3F+2A+SEQは第1がqマーク。最後のジャンプは3Sの予定が2Sに。StSqはレベル3だが加点ほぼ3〜4。技術点最高の70.85、演技構成点も最高の64.53、時間超過の減点1、合計134.38でフリー1位、総合199.2で2位。 10番滑走でエヴァハート(米。18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は赤。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点2〜3。2A+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Fはqマーク。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Loはqマーク。3Lz+2T+2Loは第1にqマーク。3Sにもqマークでステップアウト。ChSqはGOE+0.71。技術点7番目の65.27、演技構成点6番目の59.62、合計124.89でフリー5位、総合191.17で4位。 11番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。冒頭3Lz+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3T+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。3Fはオーバーターン。3S+2Tは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.07。ソロの2Aはqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点いずれも2〜3。1.1倍になる3Lzも全ジャッジが加点2〜3。3Loはqマーク。技術点3番目の67.76、演技構成点2番目の63.67、合計131.43は自己ベスト更新でフリー3位、総合198.49で3位。 最終滑走で吉田(19)。曲は「苦悩する地球人からのSOS」。振付はローリ・ニコル。衣装は紺地に星なのか銀のラメ。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。3Fは!マーク。2A+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Loはqマーク。ChSqはGOE+1.14。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のSSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzは全ジャッジが加点2〜3。3S+2A+2T+SEQも成功。技術点2番目の69.1、演技構成点32番目の63.49、合計131.58でフリー2位、総合199.46で優勝。2位とは0.26差。ファイナルへ。 |
サッカー短評 (2024.11/15) インドネシアvs.日本 0対4 (2024.11/15 GBK) W杯アジア最終予選グループC第5節
グループC首位の日本と最下位インドネシアの対戦。滝のようなスコールが降る中、キックオフ。前半10分にインドネシアの鋭いカウンター攻撃を受け、危ないシュートをうたれてしまったが、最後はGK鈴木が右足に当てて防いだ。試合後に森保監督も名前を出して勝因のひとつにあげていた。辛抱して戦い、次第にボールを支配できるようになってきた。前半35分先制。鎌田の折り返しに小川が飛び込み、相手DFのオウンゴールに。さらに40分、南野が追加点。2−0で後半へ。後半立ち上がりはまたインドネシアが優勢だったが、4分、守田が追加点。流れを引き戻す。さらに24分、後半途中から入った右WBの菅原がシュートを決め、4−0。しかし、解説の小野が最後に言ったように、「この点差の内容ではない」。インドネシアもロングボールからの速攻でいい形を作っていた。ただ、シュートやクロスの精度がもうひとつ。気温28度、湿度82%。観客数は不明だが7万人のスタジアムのチケットは二日で売り切れたらしい。主審ムード・ボニアディ・ファードさんはイランの人。VARキム ・ウースンさんは韓国の人。DAZN解説は小野伸二と中村憲剛。実況は下田アナ。現地レポートとインタビューは佐藤寿人。
先発は、GK鈴木彩艶(パルマ・伊)、DF町田(サンジロワーズ・ベル)、板倉(ボルシアMG・独)、橋岡(ルートン・ベル)。守田(スポルティング・ポル)と遠藤(リバプール・英)のダブルボランチ、左右のWBに三笘(ブライトン・英)と堂安(フライブルク・独)。シャドーは鎌田(クリスタルパレス・英)と南野(モナコ・仏)。ワントップに小川航基(NEC・蘭)。日本は、FW上田とDF谷口(アキレス腱断裂の重傷)がケガで不在(DF冨安、伊東洋輝、FW浅野もケガ)。Web記事「GOAL」(11/15 15:01配信)の先発予想は、GK鈴木彩艶、DF町田、板倉、高井。守田と遠藤のダブルボランチ、左右のWBに三笘と堂安。シャドーは南野と久保。ワントップに小川航基。「NumberWeb」や「サッカーマガジンWeb」では、右CBに橋岡を予想。「超Worldサッカー!」では高井を予想。ベンチに10月も呼ばれた大橋、久々の古橋、旗手、田中碧、瀬古歩夢など。ベンチ外になったのは、長友、高井、関根など。 インドネシアは国をあげて帰化を進めており、元宗主国のオランダでインドネシアにルーツがある選手を何人もスカウト。招集27人のうち16人が海外リーグ所属。10月の中国戦では先発のうち9人が帰化選手だったらしい。インドネシアは5-4-1。ワントップに11番オラトマングーン。左右のシャドーに9番ストライクと14番ヤコブ・サユリ。22番アオンと19番ハイエのダブルボランチ。DF17番フェルドンクが左WB、23番ハブナーが左ストッパー、3イゼスがCB、5番リドが右ストッパー、2番ディクスが右WB。GK1番パエス。キャプテンは3番イゼス。今回も9人が帰化選手らしい。シン・テヨン監督は韓国の人。4年前に就任し、これまでにチームを初めてアジアカップでグループステージ突破させた。「現役時代はプレーメーカーだった」と下田アナ。 インドネシアはほぼマンツーマンDFだが、それほどハイプレスをかけてこない。しかし豪雨のためボールが走らず、日本のパスがずれるとすばやく拾って前線へつなぎ、シュートで終えようとする。スタジアムを埋めた観衆が歌ったり、旗をふったり、声援がとぎれず、完全アウェイの雰囲気だが、険悪ではない。 7分、右サイドで日本のFK。左利きの堂安と右利きの鎌田が立ち、鎌田がファーへ蹴り、板倉が折り返すが、相手DF。 9分、インドネシアのカウンター。ロングボールを前線へ送ると、板倉がクリアし損ね、相手FWオラトマングーンに入れ替わられ、ペナルティーエリアに入られてシュートされるも、飛び出してきたGK鈴木が右足の先に当ててクリア。危なかった。解説の小野が「鈴木はよく足に当てた。右足で打たれていたら…」。憲剛が板倉のミスした理由を「ボールが自分の思う所にバウンドしていない」。 13分、三笘の内側へ切り込むドリブルを相手DFがファールで止めて、中央で日本のFK。今度は堂安が蹴るが、味方に合わず。 14分にも危ない場面。相手FWオラトマングーンからのパスを受けた相手右FWサユリがスルーパス、攻めあがった相手右WBディクスがペナルティーエリア右からクロス、ファーの相手左FWストライクに合わず、助かった。 18分、守田からのパスを右前方で受けた堂安がペナルティーエリア手前からクロス、小川がヘディングシュートするがヒットせず枠の左。 23分、三笘からのパスを受けた鎌田がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DFに当たり、相手GKが捕る。 29分、三笘にイエローカード。スローリプレイを見ると三笘に相手がぶつかってきて倒れているのだが。 35分、先制。町田からのパスをペナルティーエリア左で受けた守田がワンタッチでさばき、受けた鎌田が走りこむ右の小川へ折り返すと、相手DFが先に触ってオウンゴール。1−0。初めは小川の得点と表示されたが、リプレイを見ると相手DFに最後は当たっている。ハーフタイム後に得点者は相手DFのハブナーになっていた。 39分、日本の左CK。鎌田がファーへ蹴り、板倉が競るが、ゴールラインを割る。 40分、追加点。今度は鎌田がスルーパス、三笘が受けてペナルティーエリア左から折り返し、走りこんだ南野がシュート、左ポスト内側に当たってゴールイン。2−0。 41分、インドネシアが一人目の交代。2番右WBディクスに代えて6番ウォルシュを入れる。 追加タイム3分。48分、相手右FWサユリのシュートをGK鈴木がはじいてインドネシアの右CK。アオンが蹴り、ファーでハブナーが頭に当てるが枠の左。 2−0でハーフタイム。 後半開始から日本が一人目の交代。南野に代えて前田(セルティック・スコ)を入れる。前田は左WBに入り、三笘が一列前の左シャドーに回る。解説の小野が「三笘がWBだと相手右FWに最後まで付いて行くことになっているので、あそこまで守備に戻らせるのはもったいない」。雨はほとんどやんだ。 後半立ち上がりはまたインドネシアが勢いよく攻めてきたが、日本がすぐ出鼻をくじく。 4分、追加点。相手GKのパスを守田がカット、相手DFをかわしてペナルティーエリアに入ってシュート、相手CBがクリアを空振り、相手GK指先をかすめて追加点。流れを引き戻す。クリアミスした相手CBはキャプテンのイゼス。これでかなり士気阻喪したのではないか。 7分、相手左FWストライクを橋岡が倒して、相手左サイド深い位置でインドネシアのFK。ハイエが蹴るが、守田がクリアして相手右CK。アオンが蹴り、小川がクリアするが、こぼれを相手左WBフェルドンクがペナルティーエリア左からシュート、わずかに枠の右。 11分にもインドネシアの右CK。アオンが蹴り、GK鈴木が飛び出すが、パンチではなく取りに行ってこぼしてしまう。これを相手DFイゼスがシュート、町田が防いで相手右CK。今度はショートコーナーからハイエがクロス、ファーでハブナーが折り返すが、GK鈴木が捕る。 13分、日本の右CK。鎌田が蹴り、小川がシュートするがヒットせず。こぼれを三笘がシュートするが、枠の上。 17分、日本が二人同時交代。堂安に代えて菅原(サウサンプトン・英)、三笘に代えて伊東(ランス・仏)を入れる。菅原が右WB、伊東が右シャドーに入る。鎌田が左シャドーへ移ったか。インドネシアも二人目の交代。右FW14番サユリに代えて12番小柄なアルハンを入れる。 19分、相手右サイドでインドネシアのスローイン。入ったばかりのアルハンがロングスローを入れるが、GK鈴木が捕る。20分には、アルハンからのスルーパスに走りこんだ相手左FWストライクが折り返し、アオンがシュートするが枠の上。 22分、アルハンが左サイドへ出したスルーパスに走りこんだ相手FWオラトマングーンがダイレクトでクロス、味方に合わず。 日本はせっかく入れた伊東と菅原を使えず。前田の走力も活かせていない。 24分、追加点。菅原が伊東とパス交換して右サイドを低い位置からドリブル突破。ペナルティーエリアに入って右ポスト近くに迫り、フェイントでタイミングを計ってニアへ鋭いシュート。相手GKの左わきの下を打ち抜き、4−0。びっくり。菅原は飛び出してきたベンチメンバーたちと喜び合う。解説陣は「菅原は3バックシステムにしてから出番を失っていたので、期するところがあったのだろう」。 28分、相手GKからのロングフィードのこぼれを相手FWオラトマングーンが拾い、前方へスルーパス、走りこんだ相手FWアルハンがペナルティーエリアでシュート、GK鈴木が捕る。 31分、インドネシアが三人同時交代。19番ボランチのハイエに代えて4番アマト、22番ボランチのアオンに代えて7番フェルディナン、11番FWオラトマングーンに代えて8番スライマンを入れる。 34分、日本も二人同時交代。鎌田に代えて旗手(セルティック・スコ)、小川に代えて大橋(ブラックバーン・英)を入れる。 37分、相手右サイドで町田が相手FWアルハンを倒して、インドネシアのFK。フェルドンクが蹴るが、遠藤がクリア。 39分、旗手のループパスに走りこんだ大橋が相手GKと1対1になってシュートするが、相手GK。その後でオフサイド判定。 44分、日本の左CK。伊東が蹴るが、味方に合わず。こぼれを菅原がミドルシュート、ものすごいスピードでゴールに向かうが相手GK。 追加タイム4分。46分、日本の左CK。伊東が蹴り、ファーで板倉が折り返し、前田がシュートするが枠の外。47分、再度日本の左CK。ショートーコーナーとしてボールキープ。 4−0でタイムアップ。 次は11/19火曜日に、またアウェイの中国戦。 |
フィギュアスケート (2024.11/8,9,13,) NHK杯 (2024.11/7〜10 代々木) GPシリーズ第4戦
<男子シングル>12人エントリー。日本からは鍵山、三浦、壷井。その他ジェイソン・ブラウン、樋渡、リッツォ、グラスル、リトヴィンツェフ、ハガラなど。11/4にゴゴレフ欠場、トルガシェフ参戦。解説は、本田武史。
1番滑走で樋渡(米。24)。昨季全米8位、四大陸11位。今季CSクランベリー杯11位。曲は「Super bad」。振付はマーク・ピレイ。拠点を京都に移した。冒頭で4Tがアンダーローテーションで片手軽くタッチ。3Aは成功。FCSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tも決める。あと二つのスピンはレベル3。技術点11番目の38.8、演技構成点も11番目の35.79、合計74.59でSP11位。 2番滑走で壷井(21)。昨季スケアメ8位、NHK杯9位。全日本7位。今季チャレンジ杯2位、アジアン・オープン5位。曲は「En Aranjuez Con Tu Amor」。振付は川越。昨季SPでミスが多かったので、曲は継続だがジャンプの配置を変え、StSq等にも手を入れたとのこと。すばらしい出来。冒頭の4Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Aも成功、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マーク。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。終わったとき、ガッツポーズ。技術点3番目の48.47、演技構成点8番目の36.55、合計85.02自己ベスト更新でSP3位。 4番滑走でトルガシェフ(米。23)。今季仏杯3位。曲は「継続の「L'enfer」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Tは成功。3Aは全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqはよく音楽に合っていて加点2〜4。1.1倍になる3F+3Tは間にオーバーターンが入ったが、こらえて第2を付けた。技術点4番目の45.7、演技構成点6番目の38.66、合計84.36でSP4位。 6番滑走でグラスル(伊。22)。昨季ドーピング違反で全休。今季CSネペラ記念優勝。曲はショパン「ノクターン」。振付はブノワ・リショー。冒頭、要素でない所で転倒。すぐ起き上がって短い助走で4Loを下りたがアンダーローテーション。解説の本田が「転倒後すぐ立ち直って4Loをよく下りたが、助走が足りず高さが十分でなかった」。続く3Lz+3Tは成功。3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点で最後のCCoSpは加点ほぼ2〜4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点6番目の44.64、演技構成点5番目の39.37、転倒の減点1、合計83.01でSP5位。 7番滑走でジェイソン・ブラウン(米。29)。今季スケートカナダ8位。曲は「ターザン:The Legend of Tarzan」より。振付はロヒーン・ワード。冒頭の3Fはきれいに成功、全ジャッジが加点3〜5。3Aはアンダーローテーションでステップアウト。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、CCSpは加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がqマークで転倒。最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点12番目の35.79、演技構成点3番目の42.29、転倒の減点1、合計77.08でSP10位。 8番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。23)。今季スケートカナダ5位。曲は「Games of Thrones」メドレー。振付はミハイロフ。冒頭の4Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+3Tも成功、全ジャッジが加点。StSqはレベル3。最後のCCoSpは何か間違えたらしく、レベル2。終わったとき反省していた。技術点5番目の45.53、演技構成点9番目の36.32、合計81.85でSP6位。この時点でまだ壷井が1位。 10番滑走で鍵山(21)。昨季四大陸金メダル、世界選手権銀メダル。今季CSロンバルディア杯2位。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。初めやや硬かったがすばらしい。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の4Sは加点ほぼ4。続く4T+3Tも加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点3〜5。1.1倍になる3Aは加点2〜4。終わったときブイサインも。技術点最高の5.41、演技構成点も最高の46.29、合計105.7でSP1位。試合後のインタビューでは「自己ベストの108点をめざしていた。スピンのGOEはもっと伸ばせる」と言っていた。 11番滑走でリッツォ(伊。26)。昨季欧州選手権銅メダル。今年3月に股関節の手術。曲は継続の「Two Men In Love」。振付はスカリ。冒頭の4Loはアンダーローテーションで転倒。続く3Lz+3Tは成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Aも決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点8番目の42.87、演技構成点4番目の39.92、転倒の減点1、合計81.79でSP7位。 最終滑走で三浦(19)。今季スケートアメリカ3位。曲は「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。古傷はまだ完治していないが、解説の本田が前日会ったときは「SPは気合で行けます」と言っていたという。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4S+3T成功、加点ほぼ3〜4。続く3Aも加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜5。1.1倍になるところで4Tを決め、加点2〜4。公式練習では4Sは転倒もし、4Tも不調だったらしいが、本番に強い。技術点2番目の58.33、演技構成点も2番目の44.63、合計102.96は自己ベスト更新でSP2位。念願のSP100点越えで、キスアンドクライでコはーチともども大喜び。 フリー。 2番滑走で樋渡(米。24)。曲は「Jimmys Tux」他。振付はバトル。ほぼノーミスだった。冒頭の4T+3Tは第1がアンダーローテーション。続く3Lzは全ジャッジが加点1〜3、3Aも成功。3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4。ChSqはGOE+0.43。1.1倍になる3A+2A+SEQと3Lz+1Eu+3Fを決めた。3Loは全ジャッジが加点・StSqとCCoSpはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは生き生きと動き、得意のバレエジャンプも高さがあり、ほぼ加点2〜3。技術点6番目の80.99、演技構成点9番目の70.8、合計151.79でフリー7位、総合226.38で8位。キスアンドクライでは日本語で「ありがとう」。 3番滑走でジェイソン・ブラウン(米。29)。曲は「Spiegel im Spiegel」。振付はロヒーン・ワード。アクセル系のジャンプが不調。冒頭の3Aからの連続ジャンプの予定がソロの2Aに。続くソロの3Aの予定が1Aに。3Lzは全ジャッジが加点全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Sも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点3以上。うちStSqは加点4〜5、FCCoSpは加点4。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。しかし3F+3Tはいずれもアンダーローテーション。ChSqはGOE+2.21。3Lo+2Tも両方ともアンダーローテーション。解説の本田が「こういう静かな曲1曲で滑り切るのは難しい」。技術点10番目の65.77、演技構成点2番目の86.24、合計152.01でフリー6位、総合229.09で7位。ジェイソンも日本語で「ありがとう」と言っていた。 6番滑走でリッツォ(伊。26)。曲は継続の「Fix You」。振付はラノッテ。よかった。冒頭の4Loはアンダーローテーションで両足だったが、とにかく転ばず下りた。3A+2A+SEQはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。3F+1Eu+3Sも全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは観客を巻き込み、手拍子に乗って加点2〜4。1.1倍になる3A、3Lz、3Loはいずれも全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.29。CCSpはレベル3。終わったとき、観客も立って祝福。技術点4番目の82.48、演技構成点3番目の82.29、合計164.77でフリー4位、総合246.56で5位。4位とは0.02差。 8番滑走でグラスル(伊。22)。曲は「Electricity」他。振付・コーチともドゥ・ベルナルディス。衣装はただの白いティーシャツに見えたが銀のラインが背中に縦1本入っていた。すごかった。4回転3本成功。冒頭で4Lz成功。続く4Loと4Sも決め、4Loは全ジャッジが加点1〜3。続く3A+3Tもこらえて決める。ChSqはGOE+0.86。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQも成功。3Lo+3Tはさすがに疲れたのか第2がアンダーローテーションで両足。スピン二つはレベル3。うち最後のCSSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzも決めた。StSqとCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。技術点2番目の101.66、演技構成点5番目の80.18、合計181.84でフリー2位、総合264.85で2位。回転不足がなければ優勝したかも。 9番滑走でトルガシェフ(米。23)。曲は「シェヘラザード」。振付はカナエワ。衣装の上衣は白に金の縁取り、ベルトも金。よかった。冒頭の4Tはアンダーローテーションだが下りた。3Fと3Loは全ジャッジが加点2〜3。3Aはアンダーローテーション。StSqはよく音楽を表現して大きく動き、レベル4に全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちCCSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQと3Lz+1Eu+3Sを決め、全ジャッジが加点。うち3連続は加点1〜3。3F+3Tも予定通り決めた。ChSqはGOE+1.43。最後のCCoSpはレベル4に全ジャッジが加点2〜3。終わったとき満面の笑み。技術点5番目の81.97、演技構成点4番目の80.25、合計162.22は自己ベスト更新でフリー5位、総合246.58も自己ベスト更新で4位。5位とは0.02差。 10番滑走で壷井(21)。曲は「道化師」。振付はスカリ。衣装は黒地にダイヤのマーク。今まで見た中で一番よかった。冒頭で4S+3T、ソロの4Sを成功、全ジャッジが加点。うち連続ジャンプは加点ほぼ2〜3、ソロの方は加点ほぼ3。3Aはアンダーローテーション。FSSpとStSqはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。3A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tとソロの3Loも全ジャッジが加点。うち3Loは加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.0。最後の3Fも決める。終わったとき大喜び。技術点3番目の89.28、演技構成点7番目の77.22、合計166.5は自己ベスト更新でフリー3位、総合251.51でも自己ベスト更新3位。GPシリーズ初の表彰台。試合後のインタビューで「全部出し切れた」と言っていた。 11番滑走で三浦(19)。曲は「シェルブールの雨傘」。振付はシェイリン・ボーン。怪我のせいかジャンプが絶不調。冒頭は4Loの予定だったがスケートアメリカと同じく3Aに変更、こらえた。続く4Sの予定がきれいな3Sになり全ジャッジが加点1〜3。4Tはqマークで転倒。軸も斜めだった。スピン二つはレベル4.うちFCSpは全ジャッジが加点1〜3。次は3Aからの3連続の予定がソロの2Aに。1.1倍になるところで4Tからの連続ジャンプのリカバリーをめざしたが、転倒して繰り返しの違反に。それでも3A+2A+2A+SEQを跳んできたものの、第2にqマーク。また前半に2Aをひとつ跳んでいるので第3が三つ目の2Aのため無得点。ChSqはGOE+0.5。3F+3Loも何とか下りた。解説の本田は「跳び急いでいるようだ」と言う。CSSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。技術点11番目の6.16、演技構成点6番目の78.26、転倒の減点2、合計137.42でフリー11位、総合240.38で6位。 最終滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。解説の本田が「朝の練習ではステップアウトも多かった」。冒頭の4Fで転倒。しかしその後は立ち直り、2本目の4T以外の全要素に全ジャッジが加点2以上。4Sは加点3〜5。4T+3Tは加点3〜4。3A+1Eu+3Sは加点3。FSSpとStSqはレベル4。うちStSqは曲想をよく表現して加点4〜5。1.1倍になる2本目の3Tはこらえた。ソロの3Aは加点3〜4。3F+3Loも加点2〜4。ChSqはGOE+1.71。あと二つのスピンはレベル3で加点2〜3。技術点最高の105.25、演技構成点も最高の90.14、転倒の減点1、合計194.39でフリーも1位、総合300.09で優勝。表彰式では、なんと宮原がメダルを授与していた。 <女子シングル>12人エントリー。日本からは坂本、千葉、青木。その他アリサ・リウ、テネル、ソーングレン、キム・イェリム、ウィ・ソヨン、ペトロキナなど。イ・ヘインは規律違反による出場停止。NHK解説は、これが初めての宮原知子、実況は小宮山アナ。 1番滑走でアリサ・リウ(米。19)。今季スケートカナダ6位。曲は「Promise」。振付はスカリ。冒頭の3F+3Tは第1がqマーク、第2がアンダーローテーション。3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点1〜3。StSqとLSpはレベル3たが全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4。技術点5番目の33.68、演技構成点も5番目の31.35、合計65.03でSP4位。 2番滑走で青木(22)。今季スケートアメリカ7位。曲は「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。衣装は濃い赤。ノーミスの素晴らしい演技。昨季のこの大会で引退を考え直すきっかけになった、と語る。冒頭の3Lz+3Loは第1がアンダーローテーション。続く2Aは下りた後も美しく流れ、全ジャッジが加点2〜4。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはタンゴらしく滑り、レベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点3番目の36.89、演技構成点2番目の32.89、合計69.78でSP3位。 3番滑走でウィ・ソヨン(韓。18)。4年連続のNHK杯。昨季NHK杯10位、四大陸5位。今季スケカナ11位。曲は「Viejos Aires」。振付はシン・イェジ。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。続く2Aも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4.うち最後のSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loも成功、全ジャッジが加点1〜3。CCoSpとStSqはレベル3。うちCCoSpはVマーク。回転不足がないのが強み。技術点4番目の33.82、演技構成点12番目の27.61、合計61.43でSP7位。 4番滑走でテネル(米。26)。今季スケートアメリカ5位。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。衣装は緑を基調。冒頭の3Lz+3Tは第1にqマーク、第2はダウングレード。続く2Aは全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSp加点ほぼ3〜4、LSpも加点ほぼ3。1.1倍になる3Loは成功、全ジャッジが加点1〜3。FSSpはレベル2。苦労したというStSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。もう少しアイリッシュ・ダンスらしさを出してほしい。全体にスケートアメリカより演技全体にまとまりが出てきた。技術点8番目の29.79、演技構成点4番目の32.26、合計62.05でSP5位。 6番滑走でグトマン(伊。22)。昨季フィンランド大会7位、国内2位、欧州選手権10位。今季CSロンバルディア杯9位。曲は「Squid Game」他。振付はランビエール他。衣装にはゲームのキャラクターを表わすピンクをあしらう。冒頭の3T+3Tは全ジャッジが加点2〜4。続く2Aはアンダーローテーション。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点1〜3。1.1倍になる3Lzは!マークとアンダーローテーションも。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点6番目の30.87、演技構成点6番目の30.64、合計61.43でSP6位。 10番滑走で千葉(19)。昨季四大陸金メダル、世界選手権7位。今季CSネーベルホルン杯4位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装はピンクに金。今季のテーマは「はじける」。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、CCoSpとStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Fはほぼ全ジャッジが加点1〜4。このあたりから笑顔が自然な感じになった。技術点2番目の39.01、演技構成点3番目の32.68、合計71.69でSP2位。 最終滑走で坂本(24)。今季スケートカナダ優勝。曲は「ピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはスピードも幅もすばらしく、加点ほぼ4〜5。続く3Lzはマークがつきやすいので、力を入れて練習してきたという通り、マークなしで加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4で。うちStSqは加点ほぼ4〜5、最後のLSpは加点3〜5。技術点最高の42.25、演技構成点も最高の36.68、合計78.93でSP1位。 フリー。 7番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。なかなかよかった。冒頭で3Lz+1Eu+3Sと3T+2A+SEQを決め、いずれも全ジャッジが加点2〜3。次の3Fの予定が2Fになったが、全ジャッジが加点1〜3。続けて3S+2Tも全ジャッジが加点。連続ジャンプは全て成功。ChSqはGOE+0.93。2Aはやや疲れたのかアンダーローテーション。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lzの予定が2Lzになり、!マーク。3Loは決める。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜4。最後のFCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の56.69、演技構成点も6番目の62.08、合計118.77でフリーも6位、総合180.28で6位。 8番滑走でテネル(米。26)。曲は「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。ジャンプの回転はまだまだだが、スケートアメリカよりプログラムが深化してきた。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マークでアンダーローテーション。3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4〜5、CCSpも加点1〜4。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。しかし1.1倍になるソロの2Aで転倒。連続ジャンプの予定だった。3Lz+2T+2Loは第1がアンダーローテーション。3Loは成功全ジャッジが加点。連続ジャンプのリカバリーはなし。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+1.71。技術点3番目の62.93、演技構成点4番目の66.27、転倒の減点1、合計128.2でフリー3位、総合190.25で5位。 9番滑走でアリサ・リウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金色。楽しそうに滑っていた。冒頭の3Fは成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。2Aは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Loも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは第3がアンダーローテーション。つづく3F+2Tは第1がアンダーローテーション。2Aは成功。あと二つはスピンは疲れたのかレベル2、うち最後のLSpは加点2〜3。ChSqはGOE+0.64。技術点4番目の61.45、演技構成点5番目の64.27、合計125.72でフリーも4位、総合190.75で4位。 10番滑走で青木(22)。曲は「Popsical」。振付はミーシャ・ジー。衣装はピンク地に花の飾り。冒頭の3Lz+3Loは第2がqマーク。3Tはアンダーローテーション。3Sと2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqと最後のLSpは加点3〜4。1.1倍になる2A+1Eu+3Fは第1がアンダーローテーション、第3がダウングレード。3Lz+2Aはいずれもアンダーローテーション。3Fはqマーク。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+1.64。出迎えた中庭コーチが「まだ伸びしろがある」。技術点5番目の58.25、演技構成点3番目の67.04、合計125.29でフリー5位、総合195.07は自己ベスト更新で3位。キスアンドクライで順位を見ると涙。 11番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。衣装は赤。冒頭の3F+3Tは第1がqマーク。3S、3Lo、2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.5。スピン三つはレベル4全ジャッジが加点。うちLSpは加点3〜5、最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ3。3Lz+2T+2Loは第1が!マークとアンダーローテーション。3Fにもqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点2番目の71.62、演技構成点も2番目の69.23、合計140.85でフリーも2位、総合212.54で2位。 最終滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。ソロの3F以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点4〜5。3Lzは加点3〜4。新しい3連続2A+1Eu+3Sは加点ほぼ4〜5・スビン三つはレベル4。うち最後のFCCoSpは加点2〜4。3F+3Tは加点2〜4。StSqはレベル3だが加点21.1倍になる3Lz+2Tは加点2〜4。ChSqは加点3〜5。3Fはアンダーローテーション。3Loは加点ほぼ3〜4。技術点最高の76.75、演技構成点も最高の76.2、合計152.95でフリーも1位、総合231.88で優勝。GPポイント30としてファイナル進出。NHK杯日本人表彰台独占は、2008年の浅田真央、鈴木明子、中野ゆかり以来とのこと。 |
サッカー短評 (2024.11/9) 京都サンガvs.川崎フロンターレ 1対1 (2024.11/9 サンガス) 第36節
勝点44同士の11位フロンターレと13位京都の対戦で、勝てば互いに残留が決まる。しかし、せっかく後半14分に山田のゴールで先制したが、終盤押し込まれてゴール前の攻防で橘田の腕に相手のキックが当たり、VARからオンフィールドレビューを勧められた主審がPK判定。一度はGKソンリョンが止めたが、早く飛び出したとのことで蹴り直しとなり、キッカーも相手のエースストライカーに変更、これを決められて同点で終わった。気温20.1度、湿度45%。観客15643人。主審は笠原さん、VARは川俣さん。DAZN解説は、元清水の原さん、実況は関西テレビのアナウンサー。
先発はGKソンリョン。DF三浦、丸山、佐々木、際。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと遠野。瀬川とエリソンのツートップ。ゲームキャプテンは丸山。ベンチにジェジエウ、大島、河原、家長など。 京都は4-1-2-3。3トップ真ん中は、夏に加入のラファエル・エリアス、左右のシャドーに原大智とマルコ・トゥーリオ。二列目に平戸と米本、アンカーに福岡。DF佐藤響、鈴木義宜、アピアタウィア久、福田。GK太田。ゲームキャプテンは鈴木。ベンチに豊川など。キャプテンの川崎はベンチ外。 前半は、お互いにシュートも少なく、0−0。 後半開始からフロンターレが三人同時交代。山本に代えて大島、遠野に代えて家長、エリソンに代えて山田を入れる。 14分、先制。相手ボールをカットした三浦からのパスを受けた大島が前戦の山田の足元へ正確なロングパスを入れる。収めた山田は相手DFと競りながら倒れずにペナルティーエリアに入って左足でシュート、相手GKの指先を抜けて右下に決まる。1−0。解説の原さんは「山田が倒れずに攻め込むのはすごいこと」と言う。 勝点45としたが、それぞれ12位と14位に後退、しかし降格圏の磐田が5位のガンバに負けたため、残り3節で勝点が最大でも44にしかならないため、両チームとも残留が決まった。 3位の町田は7位のFC東京3−0で退け、6試合ぶりの勝利。勝点63として逆転優勝の望みをつないだ。FC東京は8位に。18位磐田はホームで5位ガンバ相手に3点とったが逆転負け、18位のまま。ガンバは勝点60で4位に。15位マリノスは最下位鳥栖に2−1で勝ち、勝点46で11位に。 翌日11/10に首位神戸は6位東京ヴェルディと1−1で引分け、2位広島は0−3で15位浦和に敗れた。広島は3連敗。神戸は勝点68、広島は勝点65。浦和は勝点46で11位に浮上、フロンターレは13位に。 これから日本代表ウイークがあり、その後11/22には、浦和と後半だけの再開試合がある。11/26には、タイでACLEのブリーラム戦も控える。リーグ戦は何とかヒトケタ順位に、ACLはとりあえず8位以内に入りたい。 |
サッカー短評 (2024.11/5) 川崎フロンターレvs.上海海港 3対1 (2024.11/5 U等々力) ACLE第4節
なんと前半に3点も取って、後半はやや押し込まれたが、1失点で逃げ切った。前節マルシーニョがレッドカードで2試合(!)出場停止。脇坂もリーグ戦で負傷していない。しかし、前半12分、三浦のクロスを相手DFが跳ね返したところに家長がつめて先制。続けて13分、エリソンのシュートを相手GKがはじいたところを瀬川が押し込み、追加点。さらに33分、山本からのパスを収めたエリソンがキープから落として瀬川がスルーして際が決めて3点目。後半は、相手も選手交代して攻勢を強め、シュートをはずしてくれただけの場面もあった。しかし、とうとう後半38分、相手キャプテンの名手オスカルからのパスを受けたバルガスに見事なミドルシュートを決められ1失点。佐々木が負傷してケガ上がりのジェジエウを入れ、最後はイエロー二枚で家長が退場になったが、勝ち切った。これで2勝2敗となり、6位に浮上。気温18.4度、湿度48%。観客11757人。サルマン・ファラヒ主審ほか副審、VARなど審判団はカタールセット。DAZN解説は水沼さん、実況は野村アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、丸山、佐々木、際。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングに家長と遠野。エリソンと瀬川が縦のツートップ。ゲームキャプテンは丸山。ベンチにアカデミーから新入団の由井や静岡学園からの新人FW・神田、怪我から復帰のジェジエウ、大島など。 上海海港は4-2-3-1。ワントップに9番グスタボ。左右のシャドーに30番ポッピと27番ジン。トップ下に8番オスカル。20番ヤンと16番シュのダブルボランチ。DF31番バオ、13番ウェイ、3番ジャン、4番ワン。GK1番イェン。キャプテンはオスカル。元ブラジル代表で、もう33歳らしい。長くこのチームにいるが、来季からCリーグがサラリーキャップ制になるので移籍の可能性もあるらしい。監督は、昨季マリノスにいたケビン・マスカットさん。上海海港は三日前にCリーグ2連覇したばかりで、先発は半分くらい入れ替えたらしい。 3分、瀬川が相手DFワンに倒され、ワンにイエローカード。ペナルティーエリア手前中央でフロンターレのFK。ボールサイドには右利きの山本と左利きの三浦が立つ。山本が直接狙うが、壁に当たり、相手GKが捕る。 6分、際が相手左FWポッピにボールカットされ、クロスを入れられるが、誰にも合わず。さらに相手FWグスタボにシュートされるが、GKソンリョンが捕る。 9分、橘田からのパスをペナルティーエリアの外で下がって受けたエリソンが、自ら切り込みシュートするが、相手DF。こぼれを橘田がシュートするがこれも相手GKが捕る。 12分、先制。中盤左サイドでパスを受けた三浦が縦に突破、ゴールライン際から折り返すと、相手DFがクリアするが、これにつめた家長が利き足でない右足でシュート、1−0。 13分、続けて得点。山本が入れた縦パスを受けた遠野がエリソンにパス、エリソンはすかさずシュートし、相手GKがはじいたところへ予想していた瀬川がつめて押し込み、2−0。 実況席では、解説の水沼さんが「マスカット監督なのでマリノスと同じくDFがハイラインをひくので、フロンターレはその裏を徹底的にねらっている」。「全体にコンパクトにしてボールを失ったら、即時奪回し、こぼれても近くに味方がいてすぐに回収できる体制を保っている」。 20分、相手左スローインから、相手右FWジンがヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。21分には、相手左サイドから右へふられて折り返され、中央で相手FWグスタボがオーバーヘッドをうつが、GKソンリョン。上海海港はカウンターがとにかく速い。水沼さんが「オスカルにボールが入ると、みんな信じて走り出す」。 23分、際が倒され、中盤右サイドでフロンターレのFK。山本がファーへ蹴るが、相手DFがクリアして、今度はフロンターレの左CK。山本がニアへ蹴るが、相手DF。 28分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手GKがはじく。 32分、際が相手ボールをカット、ループパスを前方に通し、受けた瀬川がペナルティーエリア手前からシュート、枠の外。シュートというより、なんとか振った足に当たっただけなのでしかたがないが、タイミングはぴったりだった。 33分、追加点。山本が相手DFの裏にループパス、エリソンが受けて、相手DFを背負ったままシュートをねらったが、無理と見て味方へ折り返す。瀬川がとっさにスルー走りこんだ際がシュート、相手DFの滑り込んだかかとに当たってゴールイン。3−0。 38分、遠野が相手左SBバオに倒され、右サイド深い位置でフロンターレのFK。山本が蹴るが、ニアで相手DF。 43分、相手右SBワンが攻めあがって深い位置からクロス、相手FWグスタボが頭で後方へつなぐと、走りこんだ相手MFシュがミドルシュート、枠の外。 45分、フロンターレの右CK。山本が蹴るが、ニアで相手DF。 追加タイム3分。3−0のままハーフタイム。 後半開始から上海海港三人同時交代。31番左SBバオに代えて32番DFリー、3番CBジャンに代えて2番DFリー、27番右FWジンに代えて10番MFバルガスを入れる。 1分、いきなりエリソンが倒れ、倒したオスカルにイエローカード。上海海港は、後半からプレスを強めたようだ。 3分、相手CBウェイにイエローカード。 4分、フロンターレの右CK。山本が蹴るが、相手DF。 7分、相手MFバルガスが相手FWグスタボとパス交換からシュート、寄せた橘田に当たるがGKソンリョンが捕る。 8分、バルガスからのループパスを受けたオスカルがヘディングシュート、際が触って上海海港の左CK。ショートコーナーからバルガスがクロス、フリーの相手DFワンにヘディングシュートされるが枠の上で助かる。解説の水沼さんが「なぜたたきつけなかったのか。フロンターレは相手を完全にフリーにしてしまいましたね。前半のスローインの時もそうですがセットプレーでの守備を見直す必要がありそうですね」。 13分、スルーパスを受けた相手右ボランチのシュが右サイド深い位置からクロス、ペナルティーエリア手前でうけたオスカルがシュートも打てたが、ペナルティーエリア内へパス、相手左FWポッピがシュート、枠の右。 16分、三浦のクリアがゴールライン方向へ飛んで相手左CK。上海海港はまたショートコーナーからオスカルがクロス、GKソンリョンが捕る。 後半、ここまで押し込まれる展開が続く。水沼さんは「相手も後半圧力を強めているが、フロンターレは前半のやり方を続けてほしい。ずっと押されているといつ取られてもおかしくないという気持ちになってしまう」と言う。br> 19分、フロンターレが二人同時交代。山本に代えて大島、エリソンに代えて山田を入れる。エリソンは得点できなかったので、やや悔しそうな感じ。「大島は局面を代えられる選手」と放送席でも期待。 22分、バルガスからのスルーパスを受けた相手選手がペナルティーエリア右から折り返し、走りこんだ相手FWグスタボがフリーでヘディングシュート、枠の右で助かる。 25分、フロンターレのカウンター。家長からのパスを受けた瀬川がペナルティーエリア左に入ってシュート、相手GKがはじき、フロンターレの左CK。大島が蹴るが、相手DFがクリアし、再度左CK。大島がショートコーナーからスルーパス、三浦が走りこんでシュートかクロスを入れるが、相手GK。 中盤相手右サイドで上海海港のFK。ここで上海海港が四人目の交代。4番右SBワンに代えて23番DFフーを入れる。オスカルがFKを蹴るが、FWグスタボに合わず。 32分、遠野が相手ボランチのヤンに倒され、ヤンにイエローカード。中盤中央でフロンターレのFK。山本が左前方へ蹴るが、相手DF。 34分、フロンターレが二人同時交代。瀬川に代えて小林、遠野に代えて山内を入れる。小林が右ウイング、家長がトップ下、山内が左ウイングか。 36分、相手MFバルガスが右サイド深い位置からクロス、相手FWポッピがペナルティーエリア中央でヘディングシュート、三浦が競り、枠の上へ。 37分、上海海港が五人目の交代。9番FWグスタボに代えて11番FWルーを入れる。 38分、失点。オスカルがこぼれをひろい、シュートをうつと見せて右へパス、受けたバルガスはペナルティーエリア手前からミドルシュート、ゴール右上に決まり、3−1。 39分、佐々木がしゃがみ込んで立てない様子。40分、フロンターレが五人目の交代。佐々木に代えてジェジエウを入れる。 41分、家長に遅延行為でイエローカード。 42分、フロンターレの左CK。ショートコーナーからパスをつなぎ、大島のスルーパスを受けた家長がペナルティーエリア左奥からクロス、小林がフリーでヘディングシュート、惜しくも左ポストに当たる。 44分、中盤右サイドでフロンターレのFK。大島が左へ蹴るが、シュートに至らず。 45分、家長の相手との接触が反スポーツ行為として二枚目のイエローカードとなり、退場。主審は上海ばかりに4枚カードを出したのでバランスを取ったのか。 追加タイム6分。システムは4-4-1に変更か。 48分、相手MFオスカルからのパスを受けた相手FWポッピがペナルティーエリアからシュート、GKソンリョンが捕る。 3−1でタイムアップ。これで2勝2敗となり、勝点6として決勝トーナメントへ行ける8位以内の暫定6位に浮上。上海海港は1勝1分2敗の勝ち点4で10位へ下降。 同日の試合で神戸もホームで韓国の光州に2−0で勝ち、3勝1分の勝点10で首位キープ。光州3勝1敗勝点9で2位。翌日の試合でマリノスがホームでタイのブリーラムを5−0と下し、2勝1分1敗の勝ち点7、得失点差5で3位に浮上。ブリーラムは同じ2勝1分1敗の勝ち点7だが、得失点差が-3なので6位に後退。フロンターレは8位に。 |
フィギュアスケート (2024.11/2、3、) フランス杯 (2024.10/31〜11/3 アンジェ) GPシリーズ第3戦
<女子シングル>12人エントリー。日本からは樋口、三原、住吉。地元フランスからはセルナ、シルト他。その他ピンザローネ(ベル)、グバノワ(ジョ)、キム・チェヨン(韓)、グレン(米)、カイザー(スイス)など。ヘンドリクス(ベル)は10/17欠場発表。代わりにエヴァハート(米)出場。テレ朝地上波では、日本人3人とグレン、ピンザローネ、キムの6人を放送。解説は八木沼、実況は斉藤アナ。
2番滑走で樋口(23)。今季スケートアメリカ優勝。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。衣装は緑を基調。冒頭の2Aは幅も流れもあり、全ジャッジが加点3〜4。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは大きく動けてよく曲を表現し加点3〜4。1.1倍になる3Fは!マークとqマーク。技術点5番目の34.1、演技構成点3番目の32.88、合計66.98でSP3位。4位とは0.03の僅差。実況では「この試合3位以上でファイナル進出」という。試合後のインタビューでは「順位は気にせず、ジャンプの回転不足をとられたので、そこを見直したい」ようなことを答えていた。 5番滑走で住吉(21)。昨季ファイナル6位、全日本10位。今季タリン・ホテル杯優勝。曲はフランス映画より「Concerto pour la fin d'un amour -Final」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の2Aはふんわり軽く決まり、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く3Lz+3Tも決め、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、LSpは加点2〜4。しかし、1.1倍になる3Fがアンダーローテーションで転倒。最後のCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。技術点4番目の35.07、演技構成点も4番目の31.81、合計66.88でSP5位。試合後のインタビューでは「体がよく動いて思い通りにできている」とのこと。 8番滑走で三原(25)。昨季全日本5位、四大陸7位。今季アジアン・オープン3位。曲は「GRIEF」。振付はミーシャ・ジー。目元のラメ化粧は涙らしい。衣装は青が基調。昨年傷めた右足首はまだ完治していないと紹介。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク、第2がqマーク。続く2Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、スピン二つは加点2〜4。しかし、1.1倍になるところで2Fになり、無得点。これが痛かった。技術点8番目の29.58、演技構成点5番目の31.54、合計61.12でSP7位。 9番滑走でグレン(米。25)。昨季全米優勝、世界選手権10位。今季CSロンバルディア杯優勝。曲はジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー。自信に満ちた滑りですばらしかった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは高く、円弧の軌道で決め、加点2〜3。続く3F+3Tも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点3〜4、FSSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点ほぼ3〜4。技術点最高の44.35、演技構成点も最高の33.79、合計78.14は自己ベスト更新でSP1位。得点が出るとキスアンドクライでコーチともども大喜び。本人のコメントとして「いつかこの曲をやりたいと思っていたがこわかった。今やるしかないと懸命に練習した」と紹介されていた。 10番滑走でピンザローネ(ベル。17)。今季スケートアメリカ9位。曲は「白鳥の湖」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマークでステップアウト。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点ほぼ4〜5。1.1倍になる3Loはqマーク。技術点6番目の32.31、演技構成点7番目の30.41、合計62.72でSP6位。 最終滑走でキム・チェヨン(韓。17)。昨季四大陸銀メダル、世界選手権銅メダル。今季CSニース・コートダジュール杯優勝。曲は「トロン:レガシー」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点ほぼ3〜4。3Lz+3Tは加点2〜3。スピン二つはレベル4、うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点2〜3。StSqはなぜかレベル2だが加点ほぼ3。最後のLSpはレベル3で加点ほぼ3〜4。相変わらずずっと無表情で淡々と演技。技術点2番目の37.96、演技構成点も2番目の32.94、合計70.9でSP2位。キスアンドクライでやっとかすかに笑顔。 フリー。テレ朝地上波では、日本人3人と上位4人の7人を放送。 6番滑走で三原(25)。曲は「恋のアランフェス(レッド・ヴァイオリン)」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭は連続3回転の予定を3Lz+2T+2Loの3連続に変更して成功、全ジャッジが加点1〜3。3Fはダウングレードでステップアウト。3Sと2Aは決め全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のFCCoSpは加点2〜3。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+0.86。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1がqマークでこらえ、第2がアンダーローテーションでステップアウト。3F+2Tも第1がアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後は2Loとなった。それでも「ここで滑れることが嬉しい」と笑顔。技術点10番目の53.35、演技構成点7番目の60.46、合計113.81でフリー8位、総合174.93で7位。試合後のインタビューでは「課題も見つかったし、本当に少しずつ戻ってきているので次に向けて修正していく」と答えていた。 7番滑走でピンザローネ(ベル。17)。曲は映画「The Handmaid's Tale」より「Escapes Within」他。振付はブノワ・リショー。衣装は朱色一色。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。3Fは成功。3Loも決める。2Aは全ジャッジが加点。FCCoSpはレベル3でVマークだが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lzからの3連続の予定だったが、アンダーローテーションで転倒。それでも3Lo+2A+2T+SEQとしてリカバリー。ただし第1にqマーク。StSqとあと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5。3Sはアンダーローテーションでステップアウト。ChSqはGOE+1.43。終わったとき、すごく悔しそうだった。技術点6番目の59.36、演技構成点5番目の63.59、合計121.95でフリー6位、総合184.67で6位。 8番滑走で住吉(21)。曲は「アディエマス」より「In Caelum Fero」他。振付はシェイリン・ボーン。植物が育っていく様子を表現しているらしい。冒頭の2A+3Tはきれいで、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。次の4Tは「昨年のこの大会で成功した」ものだが、ダウングレードで両足。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは曲の世界観を表現して加点3〜4。最後のLSpは加点ほぼ3。3Loは全ジャッジが加点、3Sも全ジャッジが加点2〜3。ChSqGOE+1.43。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3連続の予定の3Fはqマークでステップアウト。しかし次を3F+2A+2T+SEQとリカバリー。技術点2番目の68.2、演技構成点3番目の67.33、合計134.47でフリー2位、総合201.35は自己ベスト更新で3位。 9番滑走でエヴァハート(米。17)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は赤に金の飾り。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点。2A+3Tも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fは!マーク。3Lo+2A+SEQもほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。捨てっと最後のFCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loはqマーク。3Lz+2T+2Loは成功、3Sはqマーク。ChSqはGOE+0.79。技術点3番目の68.01、演技構成点5番目の66.27、合計129.99でフリー4位、総合196.94で5位。コーチがマリニンの両親で、一緒に練習しているマリニンからアドバイスをもらうこともあるとのこと。 10番滑走で樋口(23)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。会心の演技。冒頭の2Aは滑らかな着氷で全ジャッジが加点2〜4。3Lz+3Tは第2にqマーク。3Loは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点2〜3。3Sはqマーク。ChSqはイーグルやスパイラルを行い、GOE+1.14。1.1倍になるところで3Lz+2A+2T+SEQを決め、全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。3Fには!マーク。StSqはレベル3だが、解説の八木沼は「スケートアメリカの時より表現が深まっている」と賞賛、より大きく全身を使って動き、全ジャッジが加点3〜4。最後のSSpの両手を上げたポーズのまま氷にすわり、こぶしを握りしめた。技術点最高の70.53、演技構成点も最高の68.57、合計139.1でフリー1位、総合206.08で2位。これでGPポイント28として7年ぶりのファイナル進出決定。 11番滑走でキム・チェヨン(韓。17)。曲は「Whisperers from the Heart」。振付はシン・イェジ。痛恨の転倒。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Loはqマーク。3F+2T+2Loは決める。3Sは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点3〜4、FCCoSpも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tの第2がダウングレードで転倒。3Lz+2A+SEQは第2がアンダーローテーション。3Fには!マークとqマークが付き、後半のジャンプで得点稼げず。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。ChSqはGOE+1.21。技術点63.04、演技構成点4番目の67.05、転倒の減点1、合計123.09でフリー5位、総合199.99で4位。 最終滑走でグレン(米。25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。フリーは「海の人魚のようなふわふわしたものを表現」しているらしい。冒頭の3Aは回ったがステップアウトし片手つき。続く3F+3Tは全ジャッジが加点3〜4、3Lz+2Tも決める。3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。しかしソロの3Fで転倒。CCoSpとStSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。3Loも珍しく片手付き。ChSqはGOE+1.29。技術点4番目の65.97、演技構成点2番目の67.33、転倒の減点1、合計132.3でフリー3位、総合210.22で初優勝。総合順位がわかった途端コーチとも大はしゃぎ。「こんなに長くスケートを続けるとは思っていなかった。この上昇気流に乗っている間はやめない」と語ったそうだ。 <男子シングル>12人エントリー。日本からは島田、友野。地元フランスからはシャオイムファ、ピトー、エコノミド。その他ボーヤン・ジン、メモラ、シャイドロフ、プルキネン、ブリッチギーなど。テレ朝地上波では、日本人2人とジン、セレフコ、シャオイムファの5人を放送。解説は無良、実況は角沢アナ。 3番滑走で島田(23)。今季スケートアメリカ6位。曲は「Can't Take My Eyes Off You」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Tは成功、全ジャッジが加点。続く3Aも決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは転倒。解説の無良は「3Tはもう少し後ろへ跳べれば立てた」。StSqはレベル3だが笑顔で大きく踊って全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の43.41、演技構成点6番目の38.01、転倒の減点1、合計80.42でSP5位。 5番滑走でジン(中。27)。昨季四大陸5位、世界選手権39位。今季初の試合。曲は「Fought & Lost」。振付はジョイ・ラッセル。冒頭の4Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点最高の49.35、演技構成点5番目の38.77、合計88.12でSP1位。 6番滑走でA.セレフコ(エスト。23)。昨季欧州選手権銀メダル、世界選手権11位。今季CSロンバルディア杯9位。曲は「Why'd you lie?」。振付はシニツィン。冒頭の4Tは片手つき。3Aは力いっぱい回り、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点3番目の44.94、演技構成点最高の40.79、合計85.73でSP2位。 8番滑走で友野(26)。昨季スケカナ、中国杯とも4位、全日本6位。今季チャレンジ杯3位。曲は「Tshegue」他。振付はシェイリン・ボーン。衣装の上衣は原色がキラキラ鮮やか。「3週間前に右足股関節を傷めた」とのこと。冒頭の4Tはステップアウト。しかし続く4S+2Tは決めほぼ全ジャッジが加点。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは風変わりな曲によく合っていて、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。解説の無良は「自分ならこんなふうにできない」。1.1倍になる3Aも成功、全ジャッジが加点2〜3。CSSpはレベル4。最後のCCoSpは疲れたのかレベル2。技術点6番目の42.89、演技構成点2番目の40.56、合計83.45でSP3位。 最終滑走で地元シャオイムファ(仏。23)。昨季欧州選手権金メダル、世界選手権銅メダル。今季CSニース・コートダジュール杯優勝。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。最後に大波乱。氷にうずくまり、衣装の白いフードをかぶった姿勢から始まる。冒頭の4Lz+3Tは成功、順調な滑り出しに見えた。しかし、4Tがqマークで転倒。解説の無良は「締めるのが少し遅くなって回り切れなかった」。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Aもまさかの転倒。CCoSpはレベル2でVマーク。CSSpはなぜか無得点。最後のStSqは気迫の滑りでレベル4に全ジャッジが加点ほぼ3〜4。最後にバックフリップで締めた。キスアンドクライではコーチとも笑顔なし。技術点8番目の36.94、演技構成点3番目の39.96、転倒の減点2、合計74.9でなんとSP8位と大きく出遅れ。 フリー。テレ朝地上波では、日本人2人とシャオイムファ、トルガシェフ、ジンの5人を放送。 5番滑走でシャオイムファ(仏。23)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。衣装は手袋から靴まで黒。4回転は3本の構成。冒頭の4Lzはきれいに決める。しかし続く4Tの予定がパンクして2Tに。3Fは全ジャッジが加点2〜3。3A+2A+SEQもほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4。1.1倍になるところで4T成功、全ジャッジが加点1〜3。さらに3Lz+3Tも決める。StSqとCSSpはレベル3。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜4。3A+1Eu+2Sもなんとか成功。予定では第3は3Sだった。ChSqはバックフリップやバタフライジャンプも入れ、全ジャッジが加点2〜4。万全でないがまとめてきた。技術点最高の88.69、演技構成点も最高の82.99、合計171.68でフリー1位、総合246.58、大逆転で優勝。 8番滑走で島田(23)。曲は継続の「死の舞踏 ピアノVer」。振付はランビエール。衣装は黒。長袖の袖口が手の甲にかかるデザイン。冒頭は4Sの予定だったが、3Lzに変更して成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次の4Tも決め、ほぼ全ジャッジが加点。3Aはステップアウト。3F+3Tもステップアウト。第1に!マークも。スピン三つはレベル4.うち二つはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3A+1Eu+2Sは成功。ただ予定では第3は3Sだった。3Lz+2A+SEQはこらえた。ソロの3Loもこらえた。ChSqはGOE+1.21。解説の無良が「ジャンプの着氷が決まらず減点になってもったいない」。技術点4番目の75.27、演技構成点も4番目の78.15、合計153.42でフリー3位、総合233.84で2位。これがGPシリーズ初メダル。 9番滑走でトルガシェフ(米。23)。曲は「Scheherazade」。振付はカナエワ。衣装の上衣は白で襟元に金の刺繍。太いベルトも金。久々にいい演技を見た。冒頭の4T成功。3Fと3Loは全ジャッジが加点1〜3。3Aはステップアウト。StSqとCCSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQは第1がqマーク。3Lz+1Eu+3Sの第1に!マーク。3F+3Tは決める。FSSpはなぜか無得点。この得点が入っていれば、2位だった。ChSqはGOE+1.29。最後のCCoSpはレベル2でVマーク。技術点5番目の74.91、演技構成点6番目の77.19、合計152.1でフリー4位、総合233.64で3位。キスアンドクライでは、得点を見ると少し残念そうな顔。 10番滑走で友野(26)。曲は「Butterfly」他。振付はローリ・ニコル。衣装は白地に緑の葉脈のような模様。しずかな曲調で柔らかく始まり、冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。次は3T+2Tに変更して全ジャッジが加点1〜3。続く4Sもqマークで転倒。3Loはこらえた。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは曲調も変わって表情も変え、全ジャッジが加点2〜5。ChSqはGOE+0.86。1.1倍になる3A+1Eu+2Sはきれいに成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+SEQも決める。ソロの3Aは全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル2。技術点6番目の70.92、演技構成点3番目の79.11、転倒の減点2、合計148.03でフリー6位、総合231.48で5位。 最終滑走でジン(中。27)。曲は「More Than a Feelin」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の4Lzはアンダーローテーションで転倒。ややスピードが足りない感じ。4Tはqマーク。3Aもアンダーローテーションでこらえた。予定では3連続だった。次でリカバリーをねらったが1Aにパンク。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3Lz+3Tは間にオーバーターン。3F+2Tは第1が!マーク。ソロの3Lzは成功。ChSqはGOE+0.43。StSqはレベル2。技術点12番目の58.54、演技構成点10番目の73.39、転倒の減点1、合計130.93でフリー11位、総合219.05で8位。 |
サッカー短評 (2024.11/1) 川崎フロンターレvs.鹿島アントラーズ 1対3 (2024.11/1 U等々力) 第35節
前半に3点も取られてはひっくり返せず。それでも後半追加タイムに山本が直接FKを決めて一矢報いた。一番惜しかったのは、三浦が前半にうったが右ポストに直撃のすばらしいシュート。鹿島がいやらしいハイプレスでフロンターレのパスを徹底的につぶした。前半10分に、柴崎のFKを、足を傷めていた知念にヘディングシュートされ、早々と失点。その後18分、28分と立て続けに速攻から失点。3点目は脇坂が足を傷めて一人少ない中だった。そういうときにセーフティーに試合をコントロールできる人材がいない。怪我で交代した脇坂が心配(※)。気温20.2度、湿度48%。小雨。観客20834人、主審は谷本さん、VARは荒木さん。DAZN解説は坪井、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、高井、橘田。山本と河原のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに丸山、大島、エリソンなど。 鹿島は4-4-2。鈴木優磨と師岡のツートップ。左右のWBに仲間と樋口。柴崎と知念のダブルボランチ。DF安西、関川、植田、三竿。GK早川。キャプテンは柴崎。ベンチにMFミロサヴリェヴィッチ、ブレーネルなど。監督は暫定で中後監督。鹿島は9年間、等々力で勝っていなかった。 フロンターレは勝点44のままで10位のまま。暫定5位だった鹿島は勝点57、得失点差19として4位浮上。他の金曜開催試合では、2位神戸が18位磐田に2−0で勝利、勝点67として暫定首位浮上。昨日の試合でマリノスと浦和が0−0で引分け、それぞれ13位と12位に。首位だった広島は11/3にホームで14位京都と対戦、0−1と不覚。広島は2位に下降、京都は13位に上昇。3位町田も11/3にアウェイで最下位鳥栖と対戦し、1−2で敗戦したが3位キープ。 ※11/6、脇坂は右ハムストリングの肉離れと発表された。全治不明。 |
フィギュアスケート (2024.10/27,28,) スケートカナダ (2024.10/24〜27 ハリファックス・ノバスコシア州) GPシリーズ第2戦
<女子シングル>12人エントリー。日本からは松生、坂本、吉田陽菜。地元カナダからはスキーザス、デュピュイ、ライター。その他復帰のアリサ・リウ(米)、キム・イェリム(韓)、ウィ・ソヨン(韓)、クラコワ(ポー)、レポンド(スイス)など。ジーグラー(米)は怪我のため欠場。ペルコネン(フィン)も棄権。代わりにリングレーシー(米)が参戦。テレ朝地上波では、日本人3人とアリサ・リウ、レポンドを放送、解説は荒川。
1番滑走でアリサ・リウ(米。19)。3年ぶりの現役復帰。2019年全米シニア優勝、2020年世界ジュニア銅メダル、2022年北京五輪7位、世界選手権銅メダル。今季CSブダペスト杯優勝。曲は「Promise」。振付はスカリ。スケーティングがなめらかでスピードもある。以前とは別人のようにふっくらしているがジャンプもできる。冒頭の3F+3Tは第2がqマーク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lzも決める。最後のLSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3。技術点2番目の36.73、演技構成点4番目の30.95、合計67.68でSP2位。 2番滑走で松生(20)。昨季スケカナ3位。全日本17位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。ジャンプすべてにミス。冒頭の2Aはダウングレードで両足。3F+3Tは第1が!マーク、第2がqマーク。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Lzはダウングレードで転倒。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点10番目の24.43、演技構成点7番目の28.88、転倒の減点1、合計52.31でSP10位。 8番滑走でレポンド(スイス。18)。174cmの長身。昨季欧州選手権7位、世界選手権5位。今季CSネーベルホルン杯6位、CSブダペスト杯2位。曲は「Mother Nature」。振付はダビド・ヴァンクール。ノーミス。冒頭の3F+3Tは第1に!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後の二つはで全ジャッジが加点ほぼ2〜3。長い手足がスピンの姿勢で美しい。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3。終わったときガッツポーズ。技術点3番目の35.36、演技構成点も3番目の31.58、合計66.94は自己ベスト更新でSP3位。 11番滑走で吉田(19)。昨季全日本7位、世界選手権8位。今季CSネーベルホルン杯3位。曲は「Temen Oblak -Dark Clouds」。振付はブノワ・リショー。衣装は水色。一滴の水が川を流れ雲となる様子を描いたらしい。今季はSPに3Aを入れない構成。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは第2がqマークでステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4、StSqは大きく動けており、全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点5番目の33.72、演技構成点2番目の31.6、合計65.32でSP4位。 最終滑走で坂本(24)。昨季全日本、世界選手権とも3連覇。曲はピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。衣装は赤。タンゴで滑るのは初めてらしい。冒頭の2Aはイーグルした後に跳び、全ジャッジが加点3〜4。続く3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはあまりタンゴらしくなかったが、全ジャッジが加点3〜5、最後のLSpは全ジャッジが加点3〜4。1.1倍になる3F+3Tは第2がqマーク。後半に連続ジャンプを跳んだのは坂本だけらしい。技術点最高の39.12、演技構成点も最高の35.85、合計74.97でSP1位。試合後のインタビューで「すごい緊張して、ゾーンに入っていたのか頭が真っ白になったので演技を覚えていない」と言っていた。 フリー。テレ朝地上波では、日本人3人とリングレーシー(米)、アリサ・リウ(米)、レポンド(瑞西)を放送。解説は荒川、実況は清水アナ。 3番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。完璧だった。スケーティングもSPとは見違える伸びがあった。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3T+2Tは第1に!マーク。3Fは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.14。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4、CCoSpもほぼ加点3〜4、StSqは加点2〜5。1.1倍になる3Lz+2Tは第1が!マーク。3F+2A+SEQとソロの3Sは全ジャッジが加点2〜3。ジャンプは全て回転不足なし。ChSqは改善の余地があるかも。技術点最高の74.74、演技構成点2番目の65.11、合計139.85でフリー1位、総合192.16で2位。 7番滑走でSP6位リングレーシー(米。17)。昨季全米10位、四大陸8位。今季スケートアメリカ4位。曲は「Cleopatra's Death」他。振付はジェイミー・イスリー他。連戦の疲れかキレがなかった。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーションで片手つき。3Sもアンダーローテーション。3Loは成功。スピン三つはレベル4。うちLSpは全ジャッジが加点1〜4。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。2Aも全ジャッジが加点。1.1倍になる3F+2A+2T+SEQと3F+2T、ソロの3Lzは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.36。技術点3番目の64.51、演技構成点7番目の59.22、合計123.73でフリー6位、総合182.37で7位。 9番滑走で吉田(19)。曲は「苦悩する地球人からのSOS」。振付はローリ・ニコル。冒頭で3A挑戦、アンダーローテーションでオーバーターン。3Fは!マーク。2A+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.35。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のSSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは第1がqマークでこらえた。3S+2A+2T+SEQは成功。しかしソロの3Lzがアンダーローテーションで転倒。技術点5番目の63.64、演技構成点63.41、転倒の減点1、合計126.05でフリー3位、総合191.37で3位。4位とは0.3差。表彰台が決まったとき、泣いていた。 10番滑走でレポンド(スイス。18)。曲は「グラディエーター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は赤と黒に金銀のラインも。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。しかし3Lzで転倒。2Aと3Sは決め、全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4。うちLSpとStSqは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になる3Lo+2Aは成功。3F+2T+2Tは第1に!マークとqマーク、第3にもqマーク。3Loは決める。技術点4番目の63.75、演技構成点も4番目の62.38、転倒の減点1、時間超過の減点1、合計124.13でフリー5位、総合191.07で4位。解説の荒川が「時間超過の減点は、1点を争う時に大きく響く」と言う。 11番滑走でアリサ・リウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。フリーの試合のスタミナがまだ足りないか。回転不足も3つあった。冒頭の3Fは!マーク。3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。2Aはきれいで全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3Loはアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+2Tは第1に!マーク。3Lz+1Eu+3Sは第3がアンダーローテーション。二つ目の2Aは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル3たが全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。ChSqはGOE+0.79。 技術点7番目の59.34、演技構成点5番目の60.67、合計120.01でフリー7位、総合187.69で6位。 最終滑走で坂本(24)。曲はミュージカル「シカゴ」より「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。衣装は黒。まだ滑り込めていない感じ。冒頭の2Aはイーグルから跳び、全ジャッジが加点3〜4。3Lzも決める。しかし新しい組み合わせの2A+1Eu+3Sの予定が第3で2Sのアンダーローテーションとなり転倒。スピン三つはレベル4。うち最後のFCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第2がアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2Tは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.14。しかしソロの3Fがアンダーローテーションでまた転倒。解説の荒川が「坂本選手が二回も転倒するのはめずらしい。3連続は新しい組み合わせの挑戦で、パワーのある選手はエッジ系のジャンプのコントロールが難しい」。技術点6番目の60.93、演技構成点最高の67.31、転倒の減点2、合計126.24でフリー2位、総合201.21で優勝。なんと日本人で表彰台独占。 <男子シングル>12人エントリー。日本からは佐藤駿、山本。地元カナダからはゴゴレフ、サドフスキー、ラキッチ。その他マリニン、ジェイソン・ブラウン、チャなど。テレ朝地上波では、日本人2人とマリニン、ジェイソン・ブラウン、チャを放送。解説は佐野、実況は斉藤アナ。 5番滑走でジェイソン・ブラウン(米。29)。GPシリーズに出るのは2021年以来3季ぶり。昨季全米2位、世界選手権5位。今季上海杯3位。曲は「The Legend of Tarzan」より。振付はロヒーン・ワード。衣装は地味な茶色。冒頭の3Fはきれいに成功、全ジャッジが加点3〜4。3Aはアンダーローテーションで転倒。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4、CCSpは全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がアンダーローテーションでこらえた。技術点11番目の36.72、演技構成点2番目の43.31、転倒の減点1、合計79.03でSP7位。 9番滑走でチャ(韓。23)。昨季四大陸銅メダル。世界選手権10位。今季上海杯優勝。曲は「Natural」。振付はシェイリン・ボーン。衣装は黒。冒頭の4Sはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Loは第2がアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4、FCSpは加点1〜4。1.1倍になる3Aは助走が長かったが、成功。技術点4番目の47.42、演技構成点5番目の40.96、合計88.38でSP4位。キスアンドクライではコーチとも浮かない顔。 10番滑走で山本(24)。昨季全日本3位。四大陸4位。今季CSネーベルホルン杯優勝。曲は「Split, Postcards from Far Away」。振付はブノワ・リショー。上衣は紫色。冒頭の4T+3Tはきれいで、全ジャッジが加点2〜3。続く4Sも成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aはつまったがこらえた。あと二つのスピンはレベル4。技術点3番目の51.17、演技構成点4番目の40.99、合計92.16でSP3位。 11番滑走で佐藤駿(20)。昨季全日本5位。四大陸銀メダル。今季CSロンバルディア杯3位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭の4Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4T+3Tは楽そうに決め、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ2〜3。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Aは成功。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の54.65、演技構成点3番目の41.87、合計96.52でSP2位。試合後のインタビューで「(レベル2の)ステップでクラスターが一つ抜けてしまった」と言っていた。 最終滑走でマリニン(米。19)。昨季全米2連覇。世界選手権金メダル。今季スケートアメリカ優勝。曲は「RUNNING」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fは全ジャッジが加点3〜4。続く3Aは全ジャッジが加点2〜4。CCSpはレベル3。1.1倍になる4Lz+3Tは軽々と跳び、全ジャッジが加点2〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うち最後のStSqは全ジャッジが加点3〜5。技術点最高の61.2、演技構成点も最高の45.02、合計106.22でSP1位。自己ベスト107.25は更新できず、不満そう。 フリー。テレ朝地上波では、日本人2人を含む上位6人とブラウンを放送。解説は佐野、実況は斉藤アナ。 6番滑走でジェイソン・ブラウン(米。29)。曲は「Spiegel im Spiegel」。振付はロヒーン・ワード。冒頭の3Aはqマークで転倒。次の3Aはこらえたが第2が付かず繰り返しの違反に。3Lzはステップアウト。3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、FCCoSpと最後のCCSpは加点2〜5。1.1倍になる3F+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点2〜4。予定ではここが3連続だった。次の2Lz+2A+2T+SEQは二つ目のシークエンスのため第2、第3が無効に。予定では連続3回転だった。ChSqはGOE+1.36。得意の3Fはqマーク。技術点11番目の57.0、演技構成点3番目の83.72、転倒の減点1、合計139.72でフリー9位、総合218.75で8位。本人のコメントとして「若い選手に4回転を跳ばない可能性を見せたい」というようなことが紹介されていた。 7番滑走でSP6位リトヴィンツェフ(アゼ。23)。昨季欧州選手権16位。世界選手権25位。今季CSロンバルディア杯13位、CSデニス・テン記念2位。曲は継続の「くるみ割り人形」より「Dance of the Sugar Plum Fairy」他。振付はミハイロフ。4回転3本に挑戦。冒頭の4Sはきれいに決め、全ジャッジが加点1〜3。4T+3Tも成功、全ジャッジが加点1〜3。しかしソロの4Tはアンダーローテーションで転倒。3Loもアンダーローテーションだがこらえた。スピン二つはレベル4.うちCSSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE-0.36。これはまずい。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第2がダウングレード、第3がアンダーローテーション。3F+2A+SEQは決める。ソロの3Aも成功、全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル2。技術点5番目の77.72、演技構成点11番目の67.07、転倒の減点1、合計143.79でフリー7位、総合222.9で7位。 8番滑走でSP5位の地元ゴゴレフ(加。19)。185cm。昨季フランス杯7位。国内15位。曲は継続の「Time Lapse」他。振付はブノワ・リショー。 技術点9番目の66.27、演技構成点8番目の70.87、合計134.14でフリー10位、総合216.84で9位。 9番滑走でチャ(韓。23)。曲は継続の「The Batman Theme」。振付はシェイリン・ボーン。上衣は赤でヒラヒラしたリボンが。冒頭の4Sは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く4Tも全ジャッジが加点2〜3。3Lzはqマークでこらえた。3Aは成功。StSqとスピン三つはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点3〜4、二つのスピンもほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3F+1Eu+3Sは決める。3A+2A+SEQは第1がアンダーローテーション。ソロの3Fは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点2番目の87.98、演技構成点も2番目の83.95、合計171.93でフリー2位、総合260.31で3位。 10番滑走で山本(24)。曲は「Melting & Sogno di Volare」。振付はローリ・ニコル。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。4Sはアンダーローテーション。4T+3Tはちゃんと成功。3A+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.29。スピン二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Aはほぼ全ジャッジが加点。しかし二つ目の4Tがダウングレードで転倒。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3と踏ん張った。StSqとCSSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4。技術点4番目の85.29、演技構成点も4番目の80.55、合計164.84でフリー3位、総合257.0で4位。 11番滑走で佐藤駿(20)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。めずらしく二階転倒。冒頭の4Lzは回ったが転倒。4Fは!マーク。4T+3Tは余裕があり全ジャッジが加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3。二つ目の4Tはアンダーローテーションでこらえた。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点1〜3。なんとソロの3Aでまた転倒。予定では連続ジャンプだった。3Lo+2A+SEQでリカバリー。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。技術点3番目の87.89、演技構成点5番目の78.75、転倒の減点2、合計164.64でフリー4位、総合261.16で2位。 最終滑走でマリニン(米。19)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fは!マーク。3Aは余裕で全ジャッジが加点2〜4。4Lzは軽く決め全ジャッジが加点ほぼ3〜4。4Loはパンクして3Loに。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜4。4T+3Tも決める。3F+3A+SEQも成功、全ジャッジが加点1〜4。ChSqは大きなバタフライに加え、今季から正式に許可されたバク転片足着氷も入れ、全ジャッジが加点3〜5。技術点ダントツの107.73、演技構成点も最高の87.87、合計195.6でフリーも1位、総合301.82で優勝。GPポイント30でファイナルへ。 ※なお、この大会にはエキシビションはない。 |
サッカー短評 (2024.10/26) 上海申花s.川崎フロンターレ 2対0 (2024.10/23 上海) ACLE第3節
開始4分でマルシーニョにレッドカード。残りの時間は4-4-1にして戦った。前半24分、押し込まれてしのいでいた中、相手左SBチャンのクロスのこぼれを、相手右MFワンがシュート、佐々木に当たってゴールイン。後半はボールを持てる時間も増え、相手も疲れてきた中、19分に河原、エリソン、瀬川を入れて惜しい場面も作りながら、得点できず。佐々木も自らドリブルで攻め上がってシュートをうち、惜しくも左ポストに当たる場面も。上海申花は27分にチームキャプテンの15番MFウー・シーをアンカーに入れると、攻撃が組織的に立て直る。最後は、追加タイムに丸山がペナルティーエリア内でうまくボールカットしたように見えた場面でPK判定となり、VARも入らず、相手FW9番ルイスに決められ、万事休した。
気温14度、湿度58%。ムハンマド タキ主審はシンガポールの人。VARケイト ヤツェヴィチさんはオーストラリアの女性VAR専任主審。DAZN解説は水沼さん、実況は桑原アナ。 先発は、GKソンリョン。DF三浦、丸山、佐々木、際。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと脇坂。トップ下に家長。山田のワントップ。ベンチにGK早坂と山口、DF田邊、アイダル、MF山内、FW宮城など。 上海申花は4-4-2。9番アンドレ・ルイスと11番マレレのツートップ。中盤はダイヤモンド型で、トップ下に18番フェルナンジーニョ、左右に10番テイシェイラと33番ワン、アンカーにアマドゥ。DF27番チャン、5番ジュー、32番アイディ、16番ヤン。GK30番バオ。ゲームキャプテンは5番ジュー。スルツキー監督はロシアの人で、ヨーロッパの各地で監督をしてきた人。フェルナンジーニョは、中国に帰化して、アジア最終予選にも中国代表として選ばれているとのこと。27番チャン・シンイチは、日本と香港のハーフという紹介。10番テイシェイラはポルトガル人で、ヨーロッパ各国で活躍してきた31歳。 これで1勝2敗、勝ち点3、得失点差-2で10位に後退。上海申花は2勝1敗、勝ち点6、得失点差2で4位に浮上。 他の日本のチームでは、マリノスがアウェイで山東と2−2で引分け、神戸がアウェイで蔚山に2−0で勝った。マリノスは1勝1敗1分けで勝ち点3、得失点差0の7位。神戸は2勝1敗で勝点6、得失点差3で2位に浮上。 |
フィギュアスケート (2024.10/20,21,) スケートアメリカ ペア・アイスダンス (2024.10/17〜20 アレン・テキサス州) GPシリーズ第1戦
<ペア>8組エントリー。日本からは三浦/木原組。地元アメリカからカム/オシェイ組、エフィモア/ミトロファノフ組他。その他パブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン)、メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)など。テレ朝地上波では、SPは上位3組を放送。解説は、高橋成美。実況は大西アナ。
4番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、21)。曲は「Why?」。振付はセルゲイ・プリシュキン。女性の衣装は水色とピンクのパンツスタイル。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。3FThはこらえたか。3Sは決めたが、どちらかにqマーク。4Liもレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。StSqと最後のFCCoSpはレベル4.うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。BoDsはレベル2でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の37.05、演技構成点も3番目の31.59、合計68.64でSP3位。 6番滑走でカム/オシェイ組(米。19、33)。曲は「Rain, in Your Black Eyes」。振付はミーキンス。スロージャンプ以外はノーミス。冒頭の3Twはレベル4。解説の高橋が「キャッチがクリア」。3Sもピタッとタイミングも同じでほぼ全ジャッジが加点2〜3。3LoThは片手つき。BoDsとCCoSp、StSqと4Liはいずれもレベル4。うち最後の4Liは全ジャッジが加点3〜4、BoDsは全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の38.11、演技構成点も2番目の32.55、合計70.66でSP2位。 最終滑走で三浦/木原組(22、33)。昨季GPシリーズは木原のケガで欠場。四大陸、世界選手権とも銀メダル。曲は「Paint It Black」。振付はシェイリン・ボーン。二人とも衣装は黒。曲想に合わせて笑顔なしで演じたという。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル2だが加点2〜4。3Tも成功。4LiとCCoSp、StSqとBoDsはいずれもレベル4。うち4LiとStSqは加点3〜4、最後のBoDsも加点ほぼ3〜4。3LzThは解説の高橋が「史上最高の精度」と言うできで、加点3〜5。技術点最高の42.41、演技構成点も最高の35.38、合計77.79でSP1位。試合後のインタビューでは「またGPシリーズに帰って来て優勝できたのはよかった」「練習でやっていることが出せた」「レベルを取りこぼした要素もあるが、BoDsでレベル4を取れたのはよかった」と言っていた。 フリー。テレ朝地上波では、上位2組を放送。 7番滑走でカム/オシェイ組(米。19、33)。曲は「Stand by Me」。振付はデュブレイユ。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点1〜4。続く3Tはこらえた。3LzThはステップアウト。ChSqはダンスリフトなど行い、全ジャッジが加点2〜4。3S+2A+SEQは第1がアンダーローテーション、第2がqマークだが耐えた。3LoThはなんとか立った。PCoSpとリフト二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち4Liは加点3〜5。BiDsと最後の5ALiはレベル3だが全ジャッジが加点。うちBiDsは加点ほぼ3〜4。技術点3番目の64.7、演技構成点2番目の66.37、合計131.07は自己ベスト更新でフリーも2位、総合201.73も自己ベスト更新で2位。 最終滑走で三浦/木原組(22、33)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。冒頭の3Twは高く、レベル3で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3T+1A+2A+SEQは女性の第1がqマーク。リフト三つとPCoSp、BiDsはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは加点3〜4、PCoSpとあと二つのリフトも加点ほぼ3〜4。3Sはqマーク。3LzThはしっかり決めて全ジャッジが加点2〜4。最後のChSqも全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点最高の68.57、演技構成点も最高の68.87、転倒の減点1、合計136.44でフリーも1位、総合214.23で優勝。 |
フィギュアスケート (2024.10/20、21、) スケートアメリカ (2024.10/17〜20 アレン・テキサス州) GPシリーズ第1戦
<男子シングル>12人エントリー。日本からは三浦佳生、島田、吉岡。地元アメリカからはマリニン、ナウモフ他。その他ワシリエフス、エイモズ、チウなど。テレ朝地上波では、SPは三浦とマリニンのダイジェストのみ。解説は町田。
フリー。テレ朝地上波では、日本人と上位4位まで放送。解説は町田樹。実況は大西アナ。 6番滑走でSP7位吉岡(20)。曲は「Mi Mancherai」。振付はローリ・ニコル。ジャンパーなのにジャンプが安定せず。冒頭は4Tからの連続ジャンプの予定が着氷で乱れてソロに。次はソロの4Tの予定がパンクして2Tに。3F+3Tは第1が!マーク、最後ステップアウト。3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3A+1Eu+2Sはこらえた。3Loはステップアウト。3Lz+2A+SEQは決める。ChSqはGOE+0.14。StSqとCCoSpはレベル2。うちStSqは全ジャッジが加点。最後のCCoSpはVマーク。技術点11番目の64.47、演技構成点も11番目の70.66、合計135.13でフリー11位、総合215.92で8位。 7番滑走でSP6位島田(23)。曲は継続の「死の舞踏 ピアノVer」。振付はランビエール。冒頭の4Sの予定が構えだけで跳べず。続く4Tで転倒。3A+3Tは全ジャッジが加点1〜3。3Fは!マークとqマークで転倒。CCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aは3連続の予定だったが、ステップアウトで第2第3付かず。しかし3Lz+1Eu+3Sをこらえてリカバリー。ソロの予定の3Loにも2A+SEQとして連続ジャンプ3本入れた。CSSpはレベル2。ChSqは「昨季から大幅に変更して、よくなった」と解説の町田。GOE+1.07。最後のFCSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点10番目の66.07、演技構成点7番目の73.73、転倒の減点2、合計137.8でフリー10位、総合219.68で6位。試合後のインタビューで「ミスを引きずって弱さが出てしまった。試合の場数をこなさないと克服できないものがある」と言っていた。 9番滑走でSP4位エイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人、ジマーマン他。ソロの3F以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+2T成功、加点2〜3。続く4Tも決め、加点2〜4。ソロの3Lzも加点2〜4、3A+2A+SEQは加点ほぼ3〜4。スピン三つはレベル4。うちCCSpは加点3〜4、最後のCCoSpは加点ほぼ3〜4。StSqはレベル3だが加点2〜4。1.1倍になる3Aは加点3〜5。3T+1Eu+3Sは加点2〜3。3Fだけ!マーク。ChSqは本領発揮でGOE+2.21の高得点。最後まで滑らかに滑り切った。解説の町田も「完璧です」と絶賛。終わった後、泣いていた。技術点2番目の98.9、演技構成点最高の91.94、合計190.84は自己ベスト更新でフリー1位、総合282.88で2位。 10番滑走でSP3位エガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。冒頭で4Lzに挑み、!マークで転倒。続く4Tと4S+3Tは成功。うち4Sからの連続ジャンプは全ジャッジが加点2〜3。3A+2A+SEQも決める。1.1倍になるソロの4Sはステップアウト。3A+1Eu+3Sは決める。ソロの3Fは全ジャッジが加点。FCSpはレベル4.あと二つのスピンとStSqはレベル3。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.93。技術点4番目の91.17、演技構成点5番目の77.65、転倒の減点1、合計167.82でフリー4位、総合261.71で4位。 11番滑走でSP2位三浦(19)。曲は「シェルブールの雨傘」。振付はシェイリン・ボーン。古傷が1カ月以上痛いらしい。しかしとてもそうは見えない内容。冒頭は予定の4Loを回避して3A+1Eu+3Fを決め、全ジャッジが加点2〜3。続けて4Sと4Tも成功。4Tはqマーク。FCSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3Aはアンダーローテーション。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になるところで4T+3Tを決め、全ジャッジが加点2〜4。これひとつで17.92の高得点。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.64。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜4。技術点3番目の93.89、演技構成点も3番目の85.24、合計179.13でフリー3位、総合278.67で3位。 最終滑走でSP1位マリニン(米。19)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。めずらしくジャンプで2つミス。それでも4回転4本跳んだのに2本のエイモズにフリーで勝てず。冒頭の4Fは全ジャッジが加点3〜4。続く3Aも全ジャッジが加点3〜4。4Lzは全ジャッジが加点1〜3。次は4Loの予定が2Loに。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Lzから3連続の予定が片手付きで第2第3付かず。4T+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点。次は3S+3Aの予定だったが、4S+3A+SEQに変更、第1がqマークだが、3連続がなくなった分を少しでも稼ごうと努力。CCSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+2.14の高得点。技術点最高の102.19、演技構成点2番目の88.24、合計190.43でフリー2位、総合290.12で優勝。「世界チャンピオンであることの重圧に慣れないといけない」らしい。 <女子シングル>12人エントリー。日本からは青木、樋口、渡辺倫果。地元アメリカからはレヴィト、テネル他。その他ピンザローネ、カイザー、ミクティナなど。※イ・ヘイン、ユ・ヨンは規律違反による出場停止。テレ朝地上波では日本人3人を含む6人放送。解説は荒川。 1番滑走で樋口(23)。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。衣装は緑の葉のようなデザイン。冒頭の2Aは幅もあり滑らかで全ジャッジが加点2〜4。3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。スピン三つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fは!マーク。StSqは大きく滑り、レベル3で全ジャッジが加点3〜4。技術点3番目の34.39、演技構成点も3番目の31.73、合計66.12でSP4位。試合後のインタビューでは「緊張したが集中できた」と話していた。すごく調子がよさそう。 3番滑走で青木(22)。昨季NHK杯5位、全日本9位。曲は「アディオス・ノニーノ」。振付はミーシャ・ジー。衣装はワインレッド。「また国際舞台に立ちたいという思いで引退を撤回」と紹介。冒頭の3Lzは力んだのかqマークでオーバーターン。連続ジャンプの予定だったが第2付けられず。2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3F+3Loは第1がアンダーローテーション、第2はダウングレードで転倒。解説の荒川が「第2は3回転にするか2回転にするか迷って締めきれなかった感じ」と言う。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ3。技術点10番目の27.1、演技構成点7番目の30.41、転倒の減点1、合計56.51でSP10位。 4番滑走でテネル(米。26)。一昨季全米2位、四大陸6位、世界選手権15位。昨季骨折もあり全休。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。これ以外の全要素に全ジャッジが加点。2Aは加点ほぼ2〜3。LSpはレベル3だが加点2〜4。1.1倍になる3Loは加点2〜4。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4。StSqはアイルランドのダンスステップを表現し、レベル2だが加点2〜4。解説の荒川が「今回はStSqのレベル判定が厳しい。上手な選手でもレベル4がとれていない」。それでもほぼノーミスで終え、ガッツポーズ。技術点4番目の34.21、演技構成点2番目の32.78、合計66.99でSP2位。 10番滑走でピンザローネ(ベル。17)。昨季欧州選手権銅メダル、世界選手権15位。曲は変わった編曲の「白鳥の湖」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒でスカートの裾だけ白い。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。2Aは成功。スピン二つはレベル3.うちCCoSpはVマークも付いたが、ほぼ全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点1〜3。StSqとLSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5。めずらしくレベル4のStSqだったが、忠実にターンを滑っていた。技術点5番目の32.03、演技構成点も5番目の30.82、合計62.85でSP5位。 11番滑走で渡辺(22)。昨季全日本6位、四大陸銅メダル。曲はピアノソナタ第14番「月光」Op.27-2 第1楽章。振付はシェイリーン・ボーン。冒頭は余裕のある2Aで全ジャッジが加点2〜4。続く3Lzも成功。CSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lo+3Tも回転不足なく決め、全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル2で全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の35.05、演技構成点4番目の31.49、合計66.54でSP3位。試合後のインタビューでは「今季の目標はSPとフリーで3Aを3回跳ぶこと」「フリーは私らしさを出せるタンゴ」と言っていた。 最終滑走でレヴィト(米。17)。昨季全米3位、世界選手権銀メダル。今季CSネーベルホルン杯2位。曲は映画「ティファニーで朝食を」より「Moon River」。振付はクズネツォワ他。夏の大会では違う曲だったが、ネーベルホルン杯で変えてきたとのこと。衣装は映画でオードリー・ヘプバーンが着ていたものを模しているらしい。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク、第2はアンダーローテーション。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。2Aは加点2〜4。FCSpはレベル4で加点3〜5。1.1倍になる3Fは加点ほぼ2〜3。StSqはレベル2だが、優雅なポーズも見せ、加点3〜4。あと二つのスピンはレベル3で加点ほぼ3〜4。技術点2番目の34.42、演技構成点最高の34.01、合計68.43は自己ベスト更新でSP1位。 フリー。テレ朝地上波では日本人3人を含む上位6人を放送。解説は荒川。実況は大西アナ。 3番滑走で青木(22)。曲は「POPSICAL」。振付はミーシャ・ジー。終始スピードがあった。冒頭の得意な3Lz+3Loは回転不足なく、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Tも全ジャッジが加点1〜3。次は2Sにパンク。2Aは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる2A+1Eu+3Fはこらえた。3Lz+2T、3Fは決める。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のLSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqも全ジャッジが加点2〜3。技術点3番目の64.52、演技構成点6番目の62.0、合計126.52でフリー4位、総合183.03で7位。 8番滑走でピンザローネ(ベル。17)。曲は「Escapes Within」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3F、3Lo、2Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点。うち3Loは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4、StSqとCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第1がqマーク。3Lo+2Tは第1がアンダーローテーション。3Sは決める。技術点最高の66.68、演技構成点5番目の64.08、合計130.76でフリー2位、総合193.61で4位。 9番滑走で樋口(23)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の2Aはきれいに流れて全ジャッジが加点2〜4。3Lz+2Tも全ジャッジが加点。予定では連続3回転だった。3Loは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。ソロの3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3Lzは連続3回転のリカバリーをねらったがステップアウト。3Lo+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点2〜4。解説の荒川が「とても流れにのって跳べた」と賞賛。3Fは!マーク。技術点2番目の66.04、演技構成点3番目の64.77、合計130.81でフリー1位、総合196.93でGPシリーズ初優勝。試合後のインタビューでは「びっくりしているが優勝できてうれしい」。 10番滑走で渡辺(22)。曲はピアソラ「ブエノスアイレスのマリア」。振付はローリ・ニコル。3Aは回避。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。3Lo+3Tは第2がアンダーローテーション。3Fはほぼ全ジャッジが加点。3Lz+2Tも成功。スピン三つとStSqはいずれもレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーションでこらえた。2A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点1〜3。3Loも耐え、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.29。細かいミスやレベルの取りこぼしが多く、大きなミスをしないことに専念した感じ。技術点5番目の63.94、演技構成点4番目の64.74、合計128.68でフリー3位、総合195.22で2位。 11番滑走でテネル(米。26)。曲は「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒に光るビーズ。前半のジャンプはいずれも全ジャッジが加点。冒頭の3Lzは加点ほぼ2〜3。3Lo+2A+SEQも加点ほぼ2〜3。3Fは加点2〜3。3Sも成功。FCCoSpとStSqはレベル2。うちFCCoSpはVマークも。1.1倍になる2A+3Tは第2がアンダーローテーション。次の3Lzがパンクして1Lzになったのが痛かった。3Lo+2Tは決める。ChSqはGOE+1.29。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。もっと滑りこんだ演技を見たい。技術点8番目の59.54、演技構成点2番目の65.51、合計125.05でフリー6位、総合192.04で5位。 最終滑走でレヴィト(米。17)。曲は「Liebestraum」。振付はクズネツォワ他。衣装はモスグリーンに花の飾りが上半身にたくさん。ジャンプの回転にいろいろ課題。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マーク、第2がqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜4。3Loと2本目の2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜4、最後のFCSpは加点ほぼ3。1.1倍になる3F+1Eu+3Sは第3がアンダーローテーション。3Lzはeマークの上、ダウングレードで転倒。3F+2Tは第1がqマーク。ChSqはGOE1.5の高得点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。技術点7番目の59.58、演技構成点最高の67.82、転倒の減点1、合計126.4でフリー5位、総合194.83で3位。 |
サッカー短評 (2024.10/19) 川崎フロンターレvs.ガンバ大阪 1対1 (2024.10/18 U等々力) 第34節
10/16、鬼木監督が今季限りで退任と発表があった。この試合ではツートップのプレスが弱かった。というかはまっていなかった。相手のダブルボランチがフリーになってしまい、宇佐美に前向きでパスを通されていた。ガンバの方が立ち上がりからリズムよく攻め、8分早々に失点。フロンターレは前半の終わりごろからリズムをつかみ、そのまま後半も攻めたが崩せない。23分に、鬼木監督が一気に4人交代したのが功を奏し、ようやく36分、家長のパスを受けた遠野が左からワンタッチクロス、小林が相手DFに競り勝ってヘディングシュートを決め、追いついた。その後も攻め続けたが、勝ち越せず。気温21.9度、湿度82%。開始直前から激しい雨。観客19982人。主審は山下良美さん。VARは岡部さん。DAZN解説はフロンターレOBの田中裕介とガンバOBの橋本英郎。実況は下田アナ。試合の前後に鈴木啓太が司会、解説者二人とのプレビューと振り返りがあった。
先発は、GKソンリョン。DF際、丸山、佐々木、瀬川。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと脇坂。山田とエリソンのツートップ。ベンチにアイダル、田邊はいるが、ルヴァン杯第2戦に出た三浦や河原がいないのが心配。 ガンバは4-2-3-1。坂本のワントップ。トップ下に宇佐美。左右のシャドーにウェルトンと山下。鈴木徳真とダワンのダブルボランチ。DF黒川、福岡、中谷進之介、半田。GK一森。キャプテンは宇佐美。 1分、いきなり相手FW坂本にシュートまでいかれるが、丸山が防ぐ。 2分、ガンバの右CK。鈴木徳真が蹴り、ゴール前からスルスルと下がってフリーになった相手FW宇佐美がシュート、枠の上で助かる。解説の橋本は「フリーでしたから、宇佐美はここで決めておきたかった」。 3分、左サイドをマルシーニョがドリブル、ペナルティーエリア左に入ってクロス、相手MF鈴木がクリア。こぼれを山本がミドルシュート、相手MFダワンが防ぐ。 4分、相手左SB黒川からのクロスを相手MFダワンがヘディングシュート、山本が防ぐ。 6分、中盤右寄りでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、こぼれを山本がワンタッチでミドルシュート、枠の外。 7分、失点。相手ボランチ鈴木からのパスを受けた相手右SB版だがドリブル突破、ペナルティーエリアに入られてクロス、相手左FWウェルトンに押し込まれる。 もう少し後の段階で、解説のガンバOB橋本に「フロンターレはガンバのダブルボランチにプレスできていない」と指摘される。そう言われて見てみると、ツートップは目の前の相手DFにはプレスしているが、山本と橘田はDFラインの方に引いていて、中央、主審の近くに誰もいないスペースが広がっている。 13分、マルシーニョがクロス、エリソンがペナルティーエリア左で強引にシュート、枠の上。 16分、脇坂賀ドリブルでペナルティーエリア中央に入ってシュート、相手DF中谷。さらに山本からのパスを受けたエリソンがシュート、相手GK。 20分、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF半田。こぼれを佐々木がシュート、絶好のタイミングだったが、ボールの下を蹴ってしまい、枠の上。 22分、相手右サイド山下からクロスを入れられ、相手FW宇佐美がペナルティーエリアでシュート、GKソンリョンが防ぐ。 26分、相手左FWウェルトンが座り込み、ガンバが一人目の交代。ウェルトンに代えて岸本を入れる。 37分、フロンターレの左CK。脇坂賀ショートコーナーを蹴るが、相手DF。42分、中盤左寄りでフロンターレのFK。山本が蹴るが、相手DF。こぼれを左サイドのマルシーニョにつないでクロス、山田がシュートするが枠の左。こぼれを瀬川がシュート、惜しくも枠の右。 追加タイム2分か。47分、山田のシュートは相手DF中谷。さらに右サイド瀬川からのクロスをエリソンがシュート、相手DF福岡。 0−1でハーフタイム。 後半は交代なしで開始。雨は相変わらず、すごく降っている。 2分、エリソンが左サイドでドリブル、相手DFに当ててフロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF福岡。 3分、瀬川が相手を手で倒してイエローカード。解説の田中裕介が「相手のカウンターを防ぐためにしかたない」ようなことを言う。 後半は、フロンターレのプレスが少し早くなったらしい。 7分、橘田からのクロスを攻めあがった瀬川がペナルティーエリア右からシュート、相手DF福岡。 8分、マルシーニョが相手選手を倒してイエローカード。相手右サイドペナルティーエリア手前でガンバのFK。宇佐美が直接ねらうが、壁に当たる。こぼれをつながれ、宇佐美らに連続でシュートされるが、DF陣が防ぐ。 13分、相手DF中谷がマルシーニョを手でひっぱりイエローカード。これで得たフロンターレのFKを脇坂と山本でゴール前に入れるが、相手DF。 22分、中盤左寄りでガンバのFK。宇佐美が蹴るが、オフェンスファール。 23分、フロンターレが四人同時交代。瀬川に代えて遠野、マルシーニョに代えて山内、エリソンに代えて小林、山田に代えて家長を入れる。遠野は右ウイングに入り、脇坂賀ボランチに下がり、タトバ名だが右SBへ回る。山内はそのまま左ウイングに入り、小林と家長のツートップ。とは言っても実質は小林のワントップで、家長はあちこちに動くのだろう。 25分、ガンバの左CK。鈴木徳真が蹴り、相手の誰かが落としたボールを相手FW宇佐美がペナルティーエリア右からシュート、枠の左で助かる。 26分、山本からのパスを右サイドで受けた遠野が折り返し、相手DF中谷がクリア。こぼれを山内がペナルティーエリア中央でシュート、惜しくも枠の上。解説陣は「惜しかったですね」「相手DFも寄せてましたからね」。 29分、ガンバが二人目の交代。宇佐美に代えてMF山田康太を入れる。山田は右シャドーに入り、山下が左へ回る。解説の橋本は「ベンチにはファン・アラーノや林大地もいますが」。守備固めか。 32分、山内が左サイドからサイドチェンジの大きなパス。攻めあがった橘田がクロス、大きすぎて上にはずれる。 33分、右ウイング遠野からのスルーパスをペナルティーエリアで受けた橘田が折り返すが、相手DF福岡。 36分、追いつく。丸山からのロングフィードを家長 が胸トラップ、すぐに左前方へスルーパスを送ると走りこんだ遠野がペナルティーエリア左奥から折り返し、中央で小林が高い打点のヘディングシュートを決める。1−1。試合後に鬼木監督が「彼なら何かやってくれると思っていました」と言っていた。 40分、ガンバが三人同時交代。ボランチのダワンに代えて美藤、FW坂本に代えてシントトロイデンから8月に加入したFW林大地、左FW山下に代えてファン・アラーノを入れる。 44分、相手右サイドでガンバのFK。鈴木徳真が蹴るが、GKソンリョンが捕る。 追加タイム6分。48分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。 50分、パスを最後は山本がミドルシュート、枠の上。解説の田中裕介が「抑えられませんでしたね」。 1−1でタイムアップ。勝点44として10位キープ。ガンバは勝点54で暫定4位。 他の試合では、なんと2位神戸がホームで6位FC東京に0−2と敗れる波乱。それでも両チームとも順位は変わらず。12位マリノスは14位新潟と0−0の引分。翌日の試合の結果、マリノスは勝点42で12位のまま、新潟は15位に後退。 翌日の10/19の試合で前節4位の鹿島がホームで11位福岡と0−0で引き分けたが、4位キープ、ガンバは5位に戻る。福岡も11位キープ。3位の町田は16位の柏と1−1で引分け。町田は勝点34として3位キープ、柏は17位に後退。なぜか首位の広島も15位の湘南に1−2で負け、勝点65のままで首位キープだが神戸とは1差に。湘南は13位に浮上。 最下位鳥栖は、17位京都に0−2で敗戦、降格が決定。逆に19位札幌はアウェイで名古屋グランパスに2−0で勝ち、勝点32としたが19位のまま。 |
サッカー短評 (2024.10/15) 日本vs.オーストラリア 1対1 (2024.10/15 埼スタ) W杯アジア最終予選グループC第4節
前半は優位に押していたのに、オーストラリアの5-4-1を崩せず、0−0。後半13分、谷口のオウンゴールで先に失点。17分と25分に選手交代して、31分、中村敬斗が左サイドをドリブル突破して入れたクロスが相手DFのオウンゴールとなり同点に。追加点は取れずに引き分けた。気温23.7度、湿度52%。観客58730人。主審のアハマド アルアリさん、VARのアブドゥラー ジャマリさん等、全員カタールの審判団。テレ朝の解説は内田と松木さん、ピッチ解説に槙野。実況は寺川アナ。DAZNは解説に小野伸二、中村憲剛。実況は野村アナ。うっかり地上波で見てしまった。試合後の分析だけDAZNを見た。
「サッカーマガジンWeb」による日本の先発予想。GK鈴木彩艶。DF町田、谷口、板倉。田中碧(リーズ・英)と守田のダブルボランチ。左右のWBは三笘と堂安。左右のシャドーは南野と久保(レアルソシエダ・西)。ワントップ上田。キャプテンの遠藤が体調不良で前日練習を休んだため、出ないと思われる。ゲームキャプテンは守田か。実際の先発もこの通りだった。 オーストラリアは、9月の最終予選2試合が1分1敗だったので、アーノルド監督を解任し、元広島のポポビッチ監督に交代。システムは3-4-2-1。ワントップにJリーガーの15番ミッチェル・デューク。二列目に14番マクグリーと10番フルスティッチ。左右のWBに5番ボスと3番ミラー。22番アーバインと20番ブラッタン。DFは190cmの21番バージェス、2mの19番サウター、8番ゲリア。GK18番ガウチ。キャプテンは22番アーバイン。 6分、久保が右サイド深い位置で、田中碧とパス交換してペナルティーエリア右奥からシュート、右のサイドネット。 7分、中盤相手右サイドでオーストラリアのFK。フルスティッチが蹴り、相手FWデュークがヘディングシュート、大きく枠の右。 15分、日本の右CK。久保がファーへ蹴り、堂安がシュートするがヒットせず、相手GKが捕る。 14分、21分と三笘が左サイド深い位置からクロスを上げるが、味方に届く前に相手DFにクリアされる。 23分、日本の右CK。久保が蹴るが、ニアで相手DF。 26分、三笘から上田へのパスを相手DFがクリアして日本の左CK。久保が蹴り、長身DF町田が跳ぶが相手DFがクリア。続く日本の左CK。久保が蹴り、守田がヘディングシュート、枠の上。 34分、守田からのロングフィードを受けた南野が三笘にパス、三笘はドリブルでペナルティーエリア左に入ってシュート、枠の右。 41分、三笘が相手DFを惑わせて左足でクロス、上田がヘディングシュートするがヒットせず、相手GKが捕る。 追加タイム1分。0−0でハーフタイム。 後半開始からオーストラリアが一人目の交代。ボランチ20番ブラッタンに代えて6番DFヤズベクを入れる。 7分、10分と三笘が左サイドで仕掛けるがクロス上げられず。 12分、田中碧のボールカットから久保がペナルティーエリア右角からクロス、ファーで南野がヘディングシュート、枠の外。 13分、失点。日本のゴールキックをかっとした相手DFゲリアがロングフィード、相手FWデュークが落として、フルスティッチ、マッグリーとワンタッチでパスをつなぎ、相手右WBミラーが中盤からアーリークロス、谷口がクリアしようとして、やや空振り気味の足に当たってオウンゴール。解説の内田が「右足でいくところかなあ」と言う。日本は最終予選初の失点。 16分、相手DFボスにイエローカード。 17分、日本が一人目の交代。堂安に代えて伊東を入れる。 19分、伊東がドリブルで攻め上がり右サイド深い位置からクロス、上田がヘディングシュートするが、相手GK。 25分、日本が二人同時交代。南野に代えて鎌田、久保に代えて中村(ランス・仏)を入れる。鎌田はそのまま右シャドー、中村は左WBに入り、三笘が左シャドーか。三笘がかなり疲れているようだったので、南野を残して三笘を下げるかと思っていた。 26分、さっそくパスをつないで中村が左サイド深い位置から折り返しのパス、受けた田中碧がミドルシュート、相手GK正面。 28分、オーストラリアが二人同時交代。15番FWデュークに代えて7番MFヴェルピレイ、5番DFボスに代えて16番MFベヒッチを入れる。守備固めか。 31分、追いつく。中村が左サイドを高速ドリブル、三笘をおとりに自らペナルティーエリア左に入って高速クロス、中央に上田が走りこんでいたが、その前に滑り込んだ相手DFバージェスに当たって1−1。解説の松木さんが「オウンにはオウンだ」と訳のわからない叫び。 32分、鎌田からのサイドチェンジのパスを受けた三笘がドリブルでペナルティーエリア左に入ってシュート、相手DF。これで得た日本の左CKを伊藤が蹴るが、相手DF。 35分、上田を倒した相手DFヤズベクにイエローカード。 37分、オーストラリアが四人目の交代。3番右WBミラーに代えて17番MFバッカスを入れる。 38分、日本も四人目の交代。上田に代えて小川(NEC・蘭)を入れる。 中村と伊東が両サイドをえぐって攻め込むが、中央は固められて小川には届かない。解説の内田は、「相手DF8番ゲリアは両足がつっているからそこから攻めるべきだ」と言うがそうはならない。 43分、オーストラリアが五人目の交代。とうとうゲームメーカーの10番フルスティッチを下げて23番FWグッドウィンを入れる。 43分、入ったばかりの相手FWグッドウィンが町田を倒してイエローカード。 追加タイム5分。オーストラリアは時間稼ぎ。アウェイで勝点1をねらう。 51分、伊東のクロスがクリアされて日本の左CK。伊東が蹴るが最後は相手GK。1−1でタイムアップ。 次は11/15にインドネシア、11/19に中国といずれもアウェイで対戦。 グループCは日本が勝点10で1位。オーストラリアが勝点5、得失点差1で2位。サウジは2位に返り咲くチャンスだったが、バーレーンと0−0で引分けて勝点5、得失点差-1で3位。バーレーンも勝点5だが得失点差-4で4位。ここまで3引分けのインドネシアは中国に1−2と負けたが、勝点3、得失点差-1で5位キープ。初勝利をあげた中国が勝点3、得失点差-9で6位。 ※試合後のDAZNでの振り返りで、憲剛と小野が「大人が11人で真剣に守ったら、なかなか崩せません」と二人して言っていたので、そんなものなのかもしれない。小野が「できれば、左右のシャドーが幅をとって、相手中盤4枚を広げれば、その間に使えるスペースができてバランスが崩せたのではないか」と言っていた。憲剛は前半と後半から1場面ずつ、うまく崩せた場合をマーカーを使って解説していた。 |
サッカー短評 (2024.10/14) 川崎フロンターレvs.アルビレックス新潟 0対2 (2024.10/13 U等々力) ルヴァンカップ準決勝第2戦
フジネクストは契約していないので見られない。ホームなのに無得点で敗戦。これで国内タイトルは全て敗退。4点差つけて勝てば11/2の決勝進出だったが、それどころではなく、自滅したようだ。がっかり。気温25.7度、湿度38%。観客21159人。試合後、珍しくフロンターレサポーターがブーイングしたらしい。主審は池内さん、VARは清水さん。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、丸山、佐々木、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のウイングにマルシーニョと家長。山田とエリソンのツートップ。脇坂がいないので、ゲームキャプテンは山田か。 新潟は、4-2-3-1。長倉のワントップ。トップ下に腹側元希。左右のシャドーに小見とダニーロ・ゴメス。星と宮本のダブルボランチ。DF橋本健人、稲村、舞行龍ジェームズ、藤原。GK阿部。 後半開始から三浦に代えて橘田。12分に山田とエリソンに代えて小林と瀬川、22分に山本とマルシーニョに代えて宮城と遠野を入れた。 |
サッカー短評 (2024.10/12) サウジアラビアvs.日本 0対2 (2024.10/10 ジッダKASC) W杯アジア最終予選グループC第3節
アウェイで勝てていないサウジ(※過去3戦とも0−1で敗戦)に無失点で勝利。歴史的快挙。前半14分、ゴール前で左右にふって、三笘のクロスを守田が落とし、鎌田が押し込んで先制。28分に南野にイエロー、後半17分には町田にもイエローが出るなど、押し込まれる展開。しかし、後半31分に交代で入ったFW小川航基が、36分の右CKから追加点をもぎ取り、逃げ切った。気温33度、湿度61%。観客56283人。主審のキム・ジョンヒョクさん、VARのキム・ヒゴンさんなど審判団は韓国セット。DAZNの解説は林陵平、小野伸二、佐藤寿人、実況は桑原アナ。
日本は3-4-2-1。先発はGK鈴木彩艶(パルマ・伊)。DF町田(サンジロワーズ・ベル)、谷口(シントトロイデン・ベル)、板倉(ボルシアMG・独)の3バック。守田(スポルティング・ポル)と遠藤(リバプール・英)のダブルボランチ。左右のウイングバックに三笘(ブライトン・英)と堂安(フライブルク・独)。シャドーに鎌田(クリスタルパレス・英)と南野(モナコ・仏)。ワントップは上田(フェイエノールト・蘭)。ベンチに初召集のFW大橋や久しぶりのDF瀬古歩夢、田中碧など。長友や望月ヘンリー、高井の代わりの関根などはベンチ外。 サウジアラビアは4-1-2-3(4-3-3)。9番アルブライカンがCF、左右のシャドーに19番サレム・アルドサリと23番ヤヒヤ。二列目インサイドに6番ナセル・アルドサリと7番アルジュワイル、アンカーに8番アルマルキ。DF14番カディシュ、4番ラジャミ、17番アルタムバクティ、12番アブドゥルハミド。GK22番アルカザル。キャプテンは19番S.アルドサリ。マンチーニ監督はイタリアの人。なんとイタリア代表監督を任期途中で辞任して就任したが、ここまであまり成績はよくないらしい。サウジの国内リーグは、国からのお金で有名選手を各チームに呼び、クラブの強化に力を入れている。しかし自国選手が育たないという弊害があり、代表GKは3人ともリーグ戦に出ていないらしい。 サウジは、最終予選初戦のインドネシアとホームで1−1の引分け。第2戦は、日本に大敗した中国とアウェイで戦い、2−1で勝利。勝点4でグループCの2位。ここまで3-4-3のシステムで来たので、日本の想定ははずれたらしい。この試合は、日本の3バックに、3トップがマンマークでプレス。同時に日本のダブルボランチにもインサイドMFの二人がマンマーク。初めはこのプレスをはがすのに苦戦していた。攻撃はすばやくパスをつないでくるが、時折お家芸のロングフィードも蹴ってくる。解説の佐藤が「以前のようなアバウトな放り込みもこわい」と言う。 前半3分、相手左FWのS.アルドサリが堂安を振り切ってペナルティーエリア左に入ってクロスを上げるが、DF陣がクリア。この相手左サイドは、この後もたびたび突破されていた。 8分、攻めあがった堂安が倒されてペナルティーエリア手前右で日本のFK。堂安と南野が立ち、堂安が蹴るが、相手DF。 9分、サウジのカウンター。パスをつないで、最後は相手左FWのS.アルドサリが堂安をかわしてシュート、GK鈴木が捕る。 14分、先制。右サイドの堂安がファーの三笘へサイドチェンジ、三笘がフリーでゴール前にワンタッチクロスを上げると、上田の奥にいた守田が頭で落とし、フリーの鎌田が走りこんで押し込んだ。1−0。ここまで押され気味だったので、幸先がいい。 17分、縦パスを受けた上田が相手DFに寄せられながら前を向いてペナルティーエリア右に入りシュートしたが惜しくも枠の左。 ここまで遠藤にボールが渡ると、複数で相手が寄せてきて失うことが複数回あった。解説の林陵平は「日本は、左サイドと右サイドは守り方を変えている」と指摘。「左は町田が外へ張り出してきて三笘を押し上げている。右は堂安が下がり目で4バック気味にしている」と言う。 26分、日本の左CK。堂安が蹴るが、相手DF。 28分、サウジのカウンター。パスをつながれ、最後はペナルティーエリア内で相手CFアルブライカン、右FWヤヒヤに続けてシュートされるが、日本は素早く4人くらいが寄せて壁を作って防ぐ。 28分、南野にイエローカード。この主審は、普通のコンタクトプレーはかなり流すが、公平。手を使って相手の体を止めたり、明らかにボールのない所でタックルしたりは取られる。直後に飲水タイム。 30分、南野と競った相手MFアルマルキが倒れて痛がる。桑原アナが「二枚目のイエローで退場させようとしているのでしょうか」と言う。あり得るかも。一枚もらったら気を付けないと。 36分、サウジの左CK。相手7番MFアルジュワイルが右足で蹴るが、GK鈴木がはじく。このときの守備で左足首を傷めた谷口が倒れているが、立ち上がったので、半分はアピールかも。 38分にもサウジの左CK。今度はN.アルドサリが左足で蹴り、ファーで折り返されるが、味方に当たってゴールラインを割る。 42分、最大のピンチ。また相手左サイドを突破してきた相手左FWのS.アルドサリからのボールをゴール前でクリアしきれずにつながれ、守田が蹴ったクリアのこぼれを相手右サイドで拾った相手右SBアブドゥルハミドがシュート、弧を描いてゴールに飛んできたが、GK鈴木が片手で押し出した。 VARが「PKの可能性」をチェックしていたのでヒヤヒヤしたが、守田の接触プレーのリプレー映像を見た林陵平ら解説陣は「こんなのファールじゃない」と言っていた。無事「確認終了」。「守田は試合をコントロールしている」とも言っていた。 追加タイム5分。46分、板倉からの縦パスを受けた南野が頭で前に落として、一人ワンツーのような動きで走りこむ。ボールを拾った上田は南野に出すと見せ、反転してシュート、相手GK。 1−0でハーフタイム。 後半開始から日本が一人目の交代。南野に代えて伊東(ランス・仏)を入れる。解説陣は伊東が入ったので、てっきり堂安が下がったのかと思ったが、「堂安はいますね」「南野が一枚もらいましたからね」と再確認。伊東が右WBに入り、堂安は右シャドーになったようだ。システムも5-4-1にしたらしい。 サウジも一人目の交代。右FW23番ヤヒヤに代えて11番FWアルシェハリを入れる。サウジは負けているので、交代だけでなく、システムも元々の3-4-3に変えたようだ。 5分、GK鈴木からのロングフィードを下がって受けた上田が相手DFに倒され、ペナルティーエリア手前で日本のFK。伊東がファーへ蹴るが、相手DF。 後で、林陵平がサウジのプレスを回避して攻撃を組み立てる方法を解説。相手3トップが日本の3バックにマークについていても、遠藤が最終ラインに下がってくるとフリーでパスを出せる。ボランチは守田一人になるが、二人の相手MFは、どちらが守田に行くべきか迷いが出る、と言う。また、3対3のままでも、相手のアンカーの両脇にスペースがあり、そこを鎌田と南野が使えるため、日本の最終ラインからそこへ通せれば、後は数的優位でボールをつなげる、らしい。試合後に、前半と後半の具体的な場面も見せながらマーカーで解説があった。 16分、サウジが二人目の交代。7番アルジュワイルに代えて16番アルガムディを入れる。ネットの記事によると、ここでサウジはシステムを3-5-2に変えたらしい(河治良幸「【サウジ戦も後半投入で存在感。伊東純也が”森保ジャパン”の3バックに与えるもの(1)】」サッカー批評Web 2024.10/11 20:32配信)。 17分、サウジのカウンターを防ぐためアルガムディを止めた町田にイエローカード。 18分、日本が二人目の交代。鎌田に代えて前田(セルティック・スコ)を入れる。前田が左WBに入り、三笘が左シャドーに上がる。 20分、遠藤からの縦パスに前田が走りこんで左サイド突破をねらうが、相手右SBアブドゥルハミドに対応され、日本の左CK。これを伊東が蹴るが、相手DF。 21分、セットプレーの流れで右サイドにいた三笘がペナルティーエリアに入ってシュート、味方に当たる。 24分、伊東が右サイド高い位置からクロス、前田がファーからゴール前に飛び込むが、相手GKが捕る。「これが高速WBを左右に置いた攻撃です」と解説陣。 29分、飲水タイム。日本は、伊東を中心に、前半何度もやられていたS.アルドサリの封じ込めに成功。サウジのシステム変更のせいもあり、S.アルドサリがパスを受けるために下がらざるを得ないこともあったらしい。 31分、日本が三人目の交代。上田に代えて小川航基(NEC・蘭)を入れる。 32分、サウジが三人目の交代。6番MFのN.アルドサリに代えて長身の20番FWラディフを入れる。「もしかしてサウジはシステムを4-3-3に戻したかもしれない」と解説の林。 34分、守田が低い位置から右前方へロングフィード、攻めあがった伊東が受けてクロス、ペナルティーエリア中央で小川がシュート、相手アンカーのアルマルキが防ぐ。クリアした後、アルマルキは両足がつったらしく倒れている。なんとか立つが、サウジの交代機会はあと一回しかない。 36分、追加点。日本の右CK。伊東が蹴り、ニアで谷口が跳び、ファーには板倉や町田など長身DFがいる中、中央に走りこんだ小川がヘディングシュートをうちこみ、2−0。いい時間に、FWが得点したことはよい流れ。 37分、サウジが二人同時交代。足がつった8番MFアルマルキに代えて15番MFアルハイバリ、9番FWアルブライカンに代えて18番MFガリーブを入れる。 42分、サウジの右CK。入ったばかりの相手MFガリーブが蹴り、こぼれを相手左FWのS.アルドサリがペナルティーエリア左からクロス、長身FWラディフが日本のDFの上からヘディングシュート、枠の上。よく競っていたので枠には飛ばなかったが、たたきつけられたら危なかった。 43分、日本も二人同時交代。三笘に代えて中村敬斗(ランス・仏)、堂安に代えて久保(レアルソシエダ・西)を入れる。中村が左、久保が右に入る。 追加タイム7分。 50分、サウジのカウンター。相手左サイドから攻め込み、最後は相手MFガリーブがペナルティーエリア手前左からミドルシュート、遠藤が防ぐ。 52分、久保からのパスを受けた伊東がクロス、小川と中村が走りこむが、合わず。伊東のオフサイド。 2−0でタイムアップ。 日本は勝点9としてグループCの1位。サウジは勝点4のままで得失点差-1。3位に後退。グループCの他の試合では、オーストラリアが中国に3−1で勝ち、勝点4、得失点差1として2位浮上。バーレーンとインドネシアは2−2で引分け、4位と5位に。グループAは、ウズベキスタンとイランが勝点7で1位と2位。グループBは、やはり勝点7で韓国とイラクが1位と2位。 |
サッカー短評 (2024.10/9) アルビレックス新潟vs.川崎フロンターレ 4対1 (2024.10/9 デンカS) ルヴァンカップ準決勝第1戦
フジネクストは契約していないので見られない。残念ながら大敗したようだ。前半25分と45分に失点、後半5分と8分にも失点。後半開始に家長と山田、後半9分に丸山と瀬川を入れたが、26分の瀬川の1点にとどまった。気温19.9度、湿度84%。観客12501人。主審は山本雄大さん、VARは吉田哲朗さん。なんとか準決勝を勝ちぬいて決勝へ進みたい(そうすればゴミスが応援に来るかも)。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、アイダル、佐々木、際。橘田と河原のダブルボランチ。左右のワイドにマルシーニョと脇坂。エリソンと遠野のツートップ。 新潟は4-2-3-1。小野雄二のワントップ。左右のシャドーに谷口海斗と太田。トップ下に長谷川元希。星と秋山のダブルボランチ。DF橋本、稲村、舞行龍ジェームズ、藤原。GK阿部。 フロンターレの後半26分の得点は、24分に入ったばかりの山本が左CKをニアへ蹴り、際が頭で触ったボールを瀬川が押し込んだもの。 |
サッカー短評 (2024.10/5) 町田ゼルビアvs.川崎フロンターレ 1対4 (2024.10/5 Gスタ) 第33節
前半13分に失点したときは、勝てそうにないと思ったのに、28分に三浦の芸術的なシュートが決まって同点、さらに相手GK谷のキックをカットした脇坂のパスを山田がループで決め、前半のうちに逆転したのがよかった。後半も5分にエリソンがうまくPKを獲得して自ら決めて点差を広げ、26分には三浦からのクロスをマルシーニョが押し込み、ダメ押し。橘田、遠野、家長を入れて試合を支配し、最後は小林も入れて締めくくった。前半31分にケガで交代した高井が心配。筋肉系のトラブルとのことなので、招集されている日本代表は辞退かもしれない。気温20.4度、湿度90%。かなり雨が強かった。観客12753人。主審は今村さん、VARは川俣さん。DAZN解説は林陵平、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、高井、際。山本と河原のダブルボランチ。左右のサイドハーフにマルシーニョと脇坂。エリソンと山田のツートップ。際は出場停止明け。ベンチに橘田が戻ってきた。他に丸山、瀬川など。脇坂は攻撃時は中へ入って3ボランチ気味になるらしい。 町田も4-4-2。ミッチェル・デュークと中島のツートップ。左右のウイングに藤本と相馬。仙頭と白崎のダブルボランチ。DF杉岡、昌子、望月ヘンリー、林幸多郎。GK谷。キャプテンは昌子。望月と谷は、10月の日本代表にも呼ばれている。相馬と白崎、杉岡は夏の移籍での補強メンバー。ベンチにオ・セフン、藤尾、エリキ、ナ・サンホのFW4人など。 町田は前節、首位・広島と対戦して負け、2位から3位に後退している。フロンターレに勝って優勝争いの最前線に戻るために必死のはず。前回対戦時(4/7第7節)はフロンターレのホームゲームだったが、首位・町田のハイプレスがはまり、0−1で完敗した。三浦はケガしていて、マルシーニョが出場停止。代わりに新人の山内が左ウイングで、ともに初先発の山本とゼヒカルドのダブルボランチなど不安な要素もあった。マンツーマン気味のプレスに苦しみ、後半、相手GK谷が小林を倒して退場したのに、ひとり少ない町田に守り切られた。この試合でジェジエウがケガして交代、チームは15位に後退した、という苦い記憶がある。 立ち上がりはフロンターレが攻めた。2分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂からのスルーパスを受けたエリソンが折り返し、相手DF望月がクリアしてフロンターレの左CK。これを脇坂が蹴り、マルシーニョがシュート、枠の右。こぼれを三浦が折り返し、エリソンがシュート、相手DF杉岡。 9分、河原からのスルーパスに走りこんだ山田がペナルティーエリア右からシュート、相手GK谷。 しかし、13分、失点。相手左SB杉岡からのパスをペナルティーエリア右で受けた相手MF藤本が折り返し、走りこんだ相手FW中島がミドルシュート、見事に左下に決まる。0−1。「中島は40歳のストライカーです」と西岡アナが言えば、解説の林が「ベテランに見えないベテランです」。 16分、相手右ロングスローから、また相手FW中島がシュート、枠の上。19分には、相手右サイドから町田のFK。相手右MF相馬が蹴るが、山田がクリア。こぼれを拾われ、相手DF昌子がペナルティーエリア左からシュート、佐々木がクリア。 失点してから町田のペース。相手FWデュークにパスが収まり、クリアしてもこぼれを拾われている。 23分、相手左MF藤本が入れたクロスを相手FWデュークがシュート、DFが防ぐ。 26分、パスをつないで最後は脇坂がミドルシュート、相手GK。 28分、追いつく。山本からのパスを受けたマルシーニョがドリブルからタイミングを図って、内側を駆けあがる三浦へ縦パスを通し、三浦がゴールエリア左角から思い切りのいいシュート、大きく個を描いてゴール右上隅に決める。1−1。三浦はなんとこれがJリーグ初得点とか(※2/20ACLの山東戦で決めたのがプロ初ゴールらしい)。 31分、高井が右足付け根を押さえてすわりこんでいる。一度はピッチサイドでメディカルと話してピッチ中央に戻ったが、どうやら続行不可能らしく、担架で退場。フロンターレが一人目の交代。高井に代えて丸山が入る。高井は、せっかく続けて日本代表に呼ばれたのに、だめかもしれない。でも無理は禁物。 33分、際の相手ボールカットから、パスをつないで最後は山田がシュート、相手DF昌子。34分、河原からのパスを受けたマルシーニョが折り返し、エリソンがダイレクトでシュート、相手GK谷が捕る。 35分、町田の攻撃をしのいでフロンターレのカウンター。左サイドからのパスを受けた河原がミドルシュート、相手DF杉岡。 38分、逆転。相手GK谷のキックがやや短くなり、脇坂がカットしてワンタッチで山田へ送ると、ペナルティーエリア手前から山田がループシュートを決める。2−1。先に失点したときには思いもよらなかった展開に。解説の林陵平が「脇坂のワンタッチパスがすばらしい。山田のいる所をよく見ている」。山田は今季15点目で得点ランク3位タイ。 42分、エリソンが鋭いシュートを放つが、相手GK谷。43分、三浦のクロスが相手DF昌子にクリアされて、フロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DF望月。 追加タイム5分。48分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。さらに右サイドから際がクロス、相手右SB林がクリア。こぼれを脇坂がミドルシュート、相手GK谷がはじく。こぼれをさらに際がシュート、惜しくも枠の右。 50分、相手右ロングスローを入れられるが、DF陣がクリア。2−1のままハーフタイム。町田もホームなので、このまま勝てるとは思えない。 後半開始から町田が二人同時交代。FWデュークに代えてFWオ・セフン、FW中島に代えてFW藤尾を入れる。この組み合わせが最近のレギュラーらしい。 3分、PK獲得。左サイドへパスを送り、受けたマルシーニョがスルーパス、ペナルティーエリアに走りこんだエリソンが一瞬早くボールにさわり、取りに行った相手GK谷の手がエリソンを倒す形に。主審は直ちにPKの笛を吹き、VARも確認。ボールはしっかりエリソンが確保しており、落ち着いて左隅に決める。3−1。さすが。 7分、相手FW藤尾が右サイドからクロス、丸山がクリアして町田の右CK。これが町田の初めてのCK。相馬が蹴り、相手ボランチ白崎がシュート、枠の上。 10分、相手FWオ・セフンからのパスを受けた仙頭がシュート、河原が防ぐ。続く相手左CKはこちらも相馬が蹴り、ゴール前で混戦になるが山田がクリア。 11分、マルシーニョからのクロスを山田がシュート、相手GK谷。こぼれを再度マルシーニョがクロス、相手DF白崎。こぼれを脇坂がシュート、相手GK谷。さらにこぼれを際がシュート、相手DF杉岡。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手MF仙頭がクリア。 14分、中盤左サイドでフロンターレのFK。山本がサインプレーで蹴るが、相手DF。こぼれを拾った河原が右サイドからクロス、相手DF望月。 14分、町田が三人目の交代。仙頭に代えてDFドレシェビッチを入れる。システムを変えたのか、ドレシェビッチがボランチに入ったのか不明。 16分、フロンターレのカウンター。脇坂からのパスを受けた山田がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK谷がはじく。こぼれを際がシュート、惜しくも枠の左。もう少しなのだが決まらない。 18分、相手左サイドを藤本に突破され、折り返されるが山本がクリア。20分には、相手右サイド裏へのロングボールを相手FW藤尾に通されるが、三浦が対応。22分、町田の右CK。相馬が蹴り、エリソンがクリアしてまた相手右CK。相馬が蹴り、相手長身DF望月が頭に当てるが、山田が防ぐ。さらに相手左サイドから入れられたクロスを相手FW藤尾がヘディングシュート、枠の右。 24分、町田が二人同時交代。左MF藤本に代えてFWエリキ、右SB林に代えてDF鈴木準弥を入れる。 25分、佐々木からのロングフィードに山本とマルシーニョが走りこむが、重なってしまい、山本のシュートは枠の外。 26分、追加点。相手ボールのカットから山本が左へ展開、攻めあがった三浦が矢のような折り返し、ペナルティーエリア中央に走りこんだマルシーニョがダイレクトに押し込み、4−1。町田は反撃メンバーを入れたばかりで失点し、がっかりしたのでは。 29分、相手にボールカットされ、相手左サイドから相馬がクロス、佐々木がクリア。相馬が左MFに、エリキが右MFか。 33分、フロンターレのカウンター。際が右サイドからクロス、相手DF昌子がクリア、こぼれを河原がシュート、相手DFドレシェビッチが防ぐ。 34分、フロンターレが三人同時交代。マルシーニョに代えて遠野、山本に代えて橘田、山田に代えて家長を入れる。家長はエリソンと縦のツートップか。 35分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF昌子。こぼれを拾って左サイドから攻めるがシュートできず。 37分、右サイドからのパスを受けたエリソンがドリブルでペナルティーエリア右に入り、シュート、相手GK谷が捕る。38分の家長のシュートは枠の右。 41分、フロンターレが五人目の交代。エリソンに代えて小林を入れる。 43分、町田のカウンター。相手左サイドから相馬がシュート、枠の右。 45分、右サイドから小林がループシュート、枠の外。 追加タイム5分。48分、三浦が左サイドからクロス、小林がシュートを決めるが、オフサイド。残念。さらに家長からのパスを受けた遠野が左サイドからクロス、小林がペナルティーエリア中央でシュート、枠の上。 4−1でタイムアップ。勝点43として暫定10位に浮上。町田は勝点59のままで3位キープ。町田は昨季黒田監督が就任してから初の連敗という。4失点も今季初らしい。 どうしてあんなに強かった町田に勝てたのかよくわからない。もちろん町田も調子が落ちてきたり、研究されたりしているのだろうが、得意のハイプレスがやや弱かったか。フロンターレの方も、ようやくエリソンがフィットし、山本も自分の活かし方がわかってきたり、夏に抜けた大南と瀬古の穴が、アイダルと河原で埋まったのも大きいか。特に、河原のフィットの早さは驚異的。今季はアンカーをやめてダブルボランチの形にしているが、新潟戦から採用した4-4-2も効いていると思う。「サッカーマガジンWeb」10/6配信記事「川崎Fの4-4-2システムとは/その1、その2」によく解説されていた。 首位・広島と2位神戸の試合は明日10/6の日曜日。4位鹿島はアウェイで新潟に4−0で勝ち、勝点53としたが4位のまま。7試合ぶりの勝利だが、なんとポポビッチ監督解任とか。5位ガンバは19位札幌に後半追加タイムの宇佐美の2得点で2−1と逆転勝ちし、やはり勝点53として5位キープ。札幌は勝点29で19位のまま。最下位・鳥栖はFC東京と1−1で引分け、勝点26としたが最下位のまま。10位マリノスが17位柏に0−1で敗れ、12位に後退。柏は15位に。 翌日の試合では、首位・広島はアウェイで18位磐田を2−1と下し、勝点65とつみあげ首位キープ。磐田は18位のまま。2位神戸もアウェイで15位京都に3−2で勝ち、2位キープ。京都は17位に。 ※試合後、高井はやはり代表を辞退。代わりにパリ五輪で右SBとして活躍した、柏の関根が呼ばれた。 |
サッカー短評 (2024.10/2) 川崎フロンターレvs.光州FC 0対1 (2024.10/1 U等々力) ACLE第2節
前半、相手のマンツーマンプレスに苦しみ、うまくパスをつなげずいた中、21分、高井のパスがミスになって相手に渡り、アイダルがファールで止め、PKを与えた。これを相手に決められ、後半も10分の小林の同点ゴールが直前の橘田のファールを取られて認められず、負けた。22分に山田と河原、29分にエリソンとマルシーニョを次々と入れたが得点できず。ホームなのに、相手に競り負けた。気温25.2度、湿度69%。観客12527人。主審のモハナド サレーさん、VARのモハンメド オバイド カディムさんはUAEの人。DAZN解説は林陵平、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、アイダル、高井、際。山本と橘田のダブルボランチ。左右のウイングに遠野と瀬川。小林と家長のツートップ。家長は前線に張っていないでトップ下のような位置どりもしていた。ゲームキャプテンは小林。ベンチに佐々木、丸山、脇坂、河原、由井、エリソンなど。 光州(クァンジュ)は、4-4-2。18番ホ・ユルと40番シン・チャンシム。左右のウイングに11番ガブリエルと7番アサニ。14番チョン・ウヨンとパク・テジュンのダブルボランチ。DF3番イ・ミンギ、23番キム・ギョンジェ、15番ピョン・ジュンスと27番キム・ジンホ。GK1番キム・ギョンミン。イ・ジョンヒョ監督は戦術家らしい。Kリーグでは異端という。二部にあたるリーグのチームを1年で一部に昇格させたとのこと。 韓国では、今季どのチームのピッチもひどい状態らしい。等々力のピッチを見て喜んでいたようだ。 新潟戦では前線からのハイプレスが効いたのに、この試合では、相手のハイプレスをまともに受けてしまい、自分たちのプレスははまっていなかった。解説の林陵平は「フロンターレもハイプレスをかけた方が相手も嫌がるはず。相手ボールで時間を与えてしまい、ますます光州の選手に余裕ができる」と言っていた。「相手はマンツーマンでついているので、フロンターレは、家長を右へ出して4-3-3にすればギャップができて、どこかがフリーになる」とも言っていたが、ずっとミラーのままだった。しかも、試合後の小林や鬼木監督のコメントだと「守備はうまくいっていたが、そこからの攻撃ですぐボールを失っていた」という認識だったらしい。それを聞いた解説の林陵平は、「選手たちの実感と外から見た感じが全く違う場合もある。選手たちの実感は大事にしないといけない。ただ、ハーフタイムに鬼木監督がお前たち全然行けてないぞ! と言っていたらまた違ったと思う」と言っていた。 |
サッカー短評 (2024.9/28) 川崎フロンターレvs.アルビレックス新潟 5対1 (2024.9/27 U等々力) 第32節
なんと大量5得点で勝利。しかも前線のFW陣が2点ずつ。前半11分にマルシーニョが相手GKに倒され、PK獲得。これをエリソンがパワーでねじこみ先制。さらに18分、崩して最後に脇坂が流し込み、追加点。その後、新潟も盛り返して前半の途中からはかなり攻め込まれたが、2−0でハーフタイム。後半初めも新潟にチャンスがあったが、逆に18分、エリソンが山本からのパスを決めてこの日2点目。続けて20分、エリソンが相手DFからボール奪取して山田にパス、これをダイレクトで山田がうって4点目。新潟が選手三人を交代しようとした矢先だった。28分にも、右CKからエリソンがシュートしたこぼれを山田が頭と肩で押し込み、この日2点目。41分に失点したのはもったいなかった。気温23.9度、湿度85%。涼しいのはよかったが、かなり雨が降っていた。観客20142人。主審は中村太さん、VARは川俣さん。DAZN解説は水沼さん、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、アイダル、高井、佐々木。山本と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと山田。ワントップにエリソン。かと思ったが、左右のウイングはマルシーニョと脇坂で、エリソンと山田のツートップの4-4-2だった。ベンチに丸山、田邊、瀬川、家長など。橘田はベンチ外。大島は肉離れ。際は出場停止。 新潟は、4-4-2。小野裕二と長倉のツートップ。左右のウイングに谷口海斗と高木善朗。秋山と島田のダブルボランチ。DF橋本健人、トーマス・デン、元フロンターレの舞行龍ジェームズ、藤原。GK小島。ゲームキャプテンは秋山。 試合前に、解説の水沼さんと西岡アナが、両監督のインタビューを聞いて「お互いにボールを保持するサッカーで似たチーム」と言っていた。昨年は新潟に2連敗しており、今季も6/22アウェイで2−2の引分。このときも守備時は4-4-2で守っている。新潟は勝てなくても「最近、点が取れるようになってきた」ということだったが、この日は新潟の形をあまり出させなかった。 フロンターレのこの試合のスタッツは、DAZNではシュート14本のうち枠内13本。ゴール期待値は2.1だが5得点。スポーツナビではシュート14本のうち枠内9本。フロンターレのHPではシュート13本。公式記録はどうなっているのだろう。 前半4分、山田がペナルティーエリア右からクロス、エリソンがヘディングシュート、ヒットせず相手DF。 6分、三浦の左からのクロスがクリアされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。 8分、相手左SB橋本からクロスを入れられるが高井がクリアして新潟の右CK。橋本が蹴るが、DF陣がクリア。 11分、河原が相手ボールをカットしてすかさずマルシーニョへパス、マルシーニョは左サイドからドリブルでペナルティーエリアに入ったところで、飛び出してきた相手GKの手が足に当たって倒れる。解説の水沼さんは「GK小島は、タッチが大きくなったと見て出ましたが、途中でいくのをやめようとしていましたね」。主審はすぐPKの笛。GK小島にイエローカード。VARの確認中、リプレー映像を見るとどのくらい強くGKの手が足に当たっているのかよくわからなかったが、レビューなしでPK確定。これをエリソンがしっかり左下へ蹴り、相手GKも反応したが、雨で滑ることもあって脇の下をすり抜けてゴールイン。1−0。 17分、エリソンが相手ボールをカット、粘り強くキープしてマルシーニョへつなぎ、マルシーニョは利き足でない右足でシュートするが、相手GK。18分、河原も鋭いミドルシュートをうつがこれも相手GK。 18分、追加点。ペナルティーエリア内でエリソン、マルシーニョがパス交換、相手DFにあたったこぼれを走りこんでいた脇坂がシュート、2−0。 23分、相手左ウイング谷口にペナルティーエリア左に入られ、シュートされるが、GKソンリョン。26分、相手右ウイング高木からのクロスを三浦がクリアして新潟の右CK。相手左SB橋本が蹴るが、河原がクリア。これを拾われ、ペナルティーエリア内でつながれるが、相手左CKに。高木が蹴るが佐々木がクリア。これも拾われ、また相手右CK。高木が蹴り、ファーで相手MF谷口にシュートされるが、枠の左。30分、高木のシュートはGKソンリョンが捕る。 31分、相手ボランチ島田からペナルティーエリア内の相手FW小野にパス、小野が落として相手DF舞行龍のシュートは枠の左。さらに31分、相手右CK。橋本が蹴るが、GKソンリョンが捕る。35分、中盤で相手FK。高木が蹴るが、これもGKソンリョンが捕る。 38分、新潟のカウンター。パスをつながれて相手左SB橋本がクロス、ゴール前に相手FW長倉に入られるが、アイダルがクリア。39分、相手左CK。橋本のショートコーナーから最後は相手DFデンがシュート、佐々木が防ぐ。これを相手FW小野に拾われてつながれ、相手MF秋山がミドルシュート、アイダルが防ぐ。 41分、自陣ペナルティーエリア手前で新潟のFK。橋本が直接ねらうが、壁に当たる。 44分、相手MF島田がミドルシュート、山本が防ぐ。 追加タイム2分。2−0のままハーフタイム。 後半は交代なしで開始。 3分、脇坂が右サイドからドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK。 5分、相手左サイドから左SB橋本がクロス、相手FW小野がシュート、枠の上。6分、相手ボランチ秋山にミドルシュートをうたれるが、アイダルが防ぐ。さらに7分、相手右サイドから小野がクロス、相手左ウイング谷口がシュート、枠の上で助かる。 7分、エリソンがボールカットからマルシーニョにつなぎ、マルシーニョはペナルティーエリア中央からシュート、相手GKが足に当ててフロンターレの左CK。マルシーニョは会心のシュートだったらしく呆然。CKは脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを河原がダイレクトでミドルシュート、これも相手DF。さらにマルシーニョのヘディングシュートも相手DF。 9分、河原がすばらしいスライディングタックルでボールをカットしたのにファールの笛。高井が抗議するとイエローカード。リプレーが出たが本当にボールだけ蹴っている。しかし、こういう場面にはVARは介入しない。 10分、脇坂からのスルーパスに走りこんだ山田が相手DFに背中を押されてペナルティーエリアで倒れるが、笛は鳴らず。鬼木監督も怒っているが、そのまま進行。 17分、ボールをカットされ、相手MF秋山にミドルシュートをうたれるが、GKソンリョンが捕る。 18分、追加点。高井からのフィードに走りこんだ山本がペナルティーエリア手前でタイミングを計って、ペナルティーエリア右へスルーパス、エリソンが受けてシュート、豪快にゴール左下に決めて3−0。エリソンは喜びを爆発させ、アシストの山本の靴磨きパフォーマンスも。後半、押される場面も多かったので、これでいい雰囲気に。 20分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて遠野を入れる。 20分にも追加点。エリソンが相手DFデンに猛烈にチャージしてボールカット、走りこむ山田にスルーパス、山田はダイレクトでシュート、ゴール右上に決まり4−0。山田は今季13点目。 21分、新潟が三人同時交代。FW小野に代えてMF長谷川元希、左ウイング谷口に代えてFW太田、右ウイング高木に代えてFW小見を入れる。やや手遅れか。 23分、相手左サイドから左SB橋本が入れたクロスが相手MF長谷川に渡るが、DF陣がクリアして新潟の左CK。長谷川が蹴るが、山田がクリア。 26分、相手左SB橋本からのパスを受けた相手FW小見がペナルティーエリア左からシュート、脇坂が防ぐ。こぼれを拾われ、相手MF秋山がクロス、相手FW太田がヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。 27分、ロングフィードを収めた山田からのパスを受けたエリソンがペナルティーエリア左からシュート、相手DF。 28分、追加点。フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、相手DFがクリアするが小さく、こぼれをペナルティーエリア中央でエリソンがシュート、大きくバウンドしたところに飛び込んだ山田が頭というか体で押し込んだ。5−0。 29分、新潟が四人目の交代。ボランチの秋山に代えてMF星を入れる。フロンターレも二人同時交代。エリソンに代えて小林、山田に代えて瀬川を入れる。そのまま小林と瀬川のツートップらしい。今日のエリソンはすごくよかった。5得点全てにからんだし、4点目はエリソンのプレスから生まれたし。 31分、小林からのパスを、右サイドを攻めあがった佐々木がクロス、瀬川がバイシクルシュートでねらうが、ポストに当たる。 35分、新潟が五人目の交代。FW長倉に代えてFW鈴木孝司を入れる。これで前線の選手を全員入れ替えた。 36分、相手MF長谷川にペナルティーエリア右からシュートされるが、GKソンリョン。 40分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えて家長、佐々木に代えて田邊を入れる。先ほど足を気にしていたというアイダルではなく佐々木なのか。脇坂はキャプテンマークを小林に巻く。 41分、失点。相手ボランチ島田からのパスをペナルティーエリアで受けた相手MF星がクロス、相手FW太田がシュート、5−1。代わったばかりの田邊のいるサイドをねらわれたか。せっかくクローザーとして家長も入ったのに、試合の締め方が甘い。 43分、相手左サイドからのクロスを入れられ、ゴール前で混戦になり、最後は相手FW小見にシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。 追加タイム5分。47分、相手左サイドからのクロスを入れられ、相手FW長谷川にフリーでシュートされるが、枠の上で助かる。 50分、左サイド三浦からのクロスに小林と遠野が走りこみ、遠野がシュート、相手GK。 51分、サポーターが「アヴァンテ」を歌っているのに、新潟のカウンターを受ける。相手FW小見が左からシュート、枠の上。 5−1でタイムアップ。勝点40として暫定11位に浮上。この試合だけが金曜日開催で、残りの9試合は翌日土曜開催。同勝点59の首位広島と2位町田との対戦は2−0で広島が勝ち、町田は3位に後退。3位神戸が11位浦和を1−0で下し、勝点61として2位浮上。浦和は13位に下降。4位鹿島は17位湘南に2−3と不覚を取るも、4位のまま。湘南は16位に。最下位鳥栖は13位福岡と0−0で引分け。19位札幌は2−0で14位京都を破ったが19位のまま。京都も14位のまま。前節終了時にフロンターレの上にいた浦和、新潟、福岡、京都がことごとく負けたか引き分けたので、浮上できた。しかし、すぐにACLやら3位になった町田との対戦やら、この試合のリベンジをねらうだろう新潟とのルヴァン杯準決勝やらタイトな日程が続くので、気は抜けない。 ※9/24、ゴミス選手の退団発表。「双方合意の上での契約解除」とのこと。新潟戦の後、サポーターへの挨拶があった。退団理由はあいさつでは触れなかった。ACLがこれから本格化するので活躍してほしかった。どこかへ移籍するのかと思うが「山田や神田など新しい世代が育っているので世代交代が自然な流れ」「チームに100%貢献できていないという歯がゆい思い」「現時点では他チームを探すことは考えていない。ヨーロッパに帰って家族と過ごしながら次のステップを進めたい」という会見の報道があったので引退かもしれない。山田には、ストライカーの動き方なども伝授してくれたらしい。今季の山田のブレイクは、ゴミスのおかげかも。 |
サッカー短評 (2024.9/24) 名古屋グランパスvs.川崎フロンターレ 2対 0(2024.9/22 豊田ス) 第31節
せっかくACLで勝ってきたのに、流れを自分たちのものにできなかった。前半はずいぶんチャンスも作ったが、決めきれなかった。34分、相手FW永井のロングループシュートを決められ、終了間際には、大島が故障して交代。後半19分、エリソンと脇坂を入れて反撃しようとした直後の22分、さらに失点。30分に瀬川と小林を入れたものの、前半大島と交代で入った際が2枚のイエローを立てつづけにもらって退場。自滅気味に名古屋に久しぶりの連勝をプレゼントすることになった。15位に後退。気温27.5度、湿度72%。試合前半は雨が降っていた。観客32768人。主審は、交換制度でカタールから来日しているアルルアイレさん。VARは西村さん。DAZN解説は松原良香。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、高井、橘田。大島と河原のダブルボランチ。トップ下に遠野。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田。ゲームキャプテンは山田。ベンチにエリソン、脇坂、アイダルなど。 名古屋は、3-4-2-1。ワントップに永井。ツーシャドーに和泉と森島司。左右のWBに、夏の移籍でFC東京から来た徳元と野上。稲垣と椎橋のダブルボランチ。DF河面、三國、内田。GKランゲラック。名古屋はマンツーマンでマークを付け、山田には三國がポストプレーをさせず。どんなに下がっても付いてくる。ハーフタイムに、解説の松原が「三國は、ボンバー中澤にマークの付き方、受け渡し方を習っている」と言っていた。 |
サッカー短評 (2024.9/16) 蔚山vs.川崎フロンターレ 0対1 (2024.9/18 蔚山文殊) ACLE第1節
アウェイで勝った! 荒れたピッチの中、後半9分にマルシーニョのすばらしいゴールが決まり、1点しかとれなかったが、全員で集中して守り、勝利した。今季からACLの方式が変更となり、フロンターレが参戦するのは「ACLエリート」で、東西の各12チームがまず8試合戦い、上位8チームがラウンド16に進む。準決勝までは東西に分かれて開催。気温29度、湿度77%。観客9673人。主審オマル モハメド アルアリさんとVARヤハヤ アリ アルムッラさんはUAEの人。DAZN解説は林稜平、実況は野村アナ。
先発は、GKチョン・ソンリョン。DF三浦、佐々木、高井、際。橘田と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと瀬川。ワントップ小林。ベンチにDF丸山、アイダル、MF大島、山内、アカデミーからの新人の由井、山本、FWエリソンなど。解説の林は、丸山は「明大の後輩」だと言っていた。 蔚山は、4-2-3-1。ワントップに18番チョ・ミンギュ。トップ下に8番イ・ギュソン。左右のシャドーに10番キム・ミヌと26番キム・ミンジュン。32番チョン・ウヨンと95番マテウスのダブルボランチ。DF13番イ・ミョンジェ、19番キム・ヨングォン、20番ファン・ソッコ、73番ユン・イルロク。GK21番チョ・ヒョヌ。キャプテンは18番チョ・ミンギュ。DFの4人はいずれも過去にJリーグに所属していたことがある。ベンチに江坂やルドヴィグソン、アラビーゼといった助っ人もいる。最近のワールドカップアジア最終予選で、韓国代表としてパレスチナ戦とオマーン戦に招集された9人は先発をはずれたらしい。 「蔚山は、今季激震が走った」と野村アナ。この2年チームをKリーグ2連覇に導いたホン・ミョンボ監督が急きょ代表監督に抜擢され、現在は、マレーシア代表監督だったキム パンゴン監督が28年ぶりの古巣復帰で率いているという。「この監督に代わってから戦術に変化があったか」と問われた解説の林は、「守備はマンツーマンプレスをしかけるようになった。攻撃は後ろからつないでいくことを志向しているが、それをやるには前線が荒れている」と言う。 韓国では最近大雨が続き、元々状態がよくないピッチの芝がさらに悪くなり、両チームとも本来するはずの本番会場での前日練習は中止になったとのこと。 前半6分、そこまでフロンターレが攻めていたがシュートをうてずにいると、こぼれを拾われ、相手右サイドから攻め込まれ、相手右FW26番キム・ミンジュンにミドルシュートをうたれるが、GKソンリョンがはじき、相手右CK。ショートコーナーからクロスを入れられるが、脇坂が防ぐ。 8分、こぼれを拾われ、相手FW10番キム・ミヌにもミドルシュートをうたれるが枠の外。 11分、三浦が対面の相手右FW26番キム・ミンジュンに倒され、左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴り、ニアで瀬川が触る。こぼれを河原がミドルシュート、枠の右。 17分、蔚山のカウンター。自陣でボールカットされ、相手左SB13番イ・ミョンジェが攻めあがってクロス、ファーで相手右FW26番キム・ミンジュンがヘディングシュート、枠の外で助かる。 18分、フロンターレのカウンター。小林がミドルシュートをうつが、相手GK。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴り、ニアでマルシーニョが触るが、枠の外。解説の林が「これでいい」と言う。シンプルに攻め、シュートで終われば、この荒れたピッチなので相手はセーフティーにクリアするしかなく、セカンドチャンスもねらえる。 蔚山はGKやDFがロングボールを蹴って前線に通そうという方法もとるが、ダブルボランチと三浦や際がうまく防ぎ、決定機を作らせない。「フロンターレは、あまり前線から強くプレスをかけずに相手に持たせている。プレスをかけすぎるとロングボールを蹴られてしまうので、これでいい」「ボール保持率は蔚山が7割といっても、どの位置で持っているかが重要」と解説の林。 28分、際が右サイドにスルーパス、瀬川が攻め上がり、ダイレクトで速いクロス、ファーでマルシーニョにうまく合わず。 30分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを三浦がミドルシュート、枠の左。 31分、河原からのパスを受けた脇坂がペナルティーエリア手前からループシュートをうつが、相手GK。惜しかった。これで得た左CKを脇坂が蹴るが、相手GKがはじく。 35分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂がニアへ蹴るが、相手DF。さらにマルシーニョが倒され、右サイド深い位置でフロンターレのFK。脇坂が蹴り、高井がジャンプするが、競った相手にクリアされ、フロンターレの右CK。これを脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを三浦がミドルシュート、枠の上。 39分、蔚山の右CK。イ・ミンジュがニアへ蹴るが、マルシーニョがクリア。 41分、三浦を倒した相手右SBユン・イルロクにイエローカード。42分には、着地した時相手の足を踏んでしまった三浦にイエローカード。解説の林は「この主審は冷静に裁いていていいですね。どちらにも公平です」と言う。 互いにクロスをねらうが、ずれたり、クリアされたりしてシュートに至らず。追加タイム1分あったが、0−0でハーフタイム。 後半開始から蔚山は三人同時交代。8番トップ下のイ・ギュソンに代えて17番MFルドヴィグソン、10番左FWキム・ミヌに代えて9番MFアラビーゼ、26番右FWキム・ミンジュンに代えて31番MF江坂を入れる。左右のウイングが外国籍選手になり、「前半と違ってロングフィードが収まるようになる」と解説の林が指摘。 3分、相手左サイドからアラビーゼにクロスを入れられるが、高井がクリアして相手左CK。これを江坂にヘディングシュートされるが、DF陣が防ぐ。最後は瀬川がクリア。とにかくセーフティーファーストに徹している。「Jリーグだとなまじボールを持てるので、失い方が悪いとカウンターを受けてしまう」。 6分、脇坂からのパスに走りこんだマルシーニョが折り返すが相手DF。これで得たフロンターレの右CKを脇坂が蹴るが、相手DF。8分、マルシーニョが左サイドをドリブル突破して深い位置からクロス、相手DF。 9分、先制。佐々木からのパスを受けたマルシーニョが左サイドでドリブル、三浦も攻め上がり、マルシーニョがパスかクロスを選ぶかと思わせたが、そのままペナルティーエリア左に切り込んでシュート、きれいに弧を描いて右下に決まる。1−0。スタジアムが静かになった。 得点シーンを分析した「サッカー批評Web」(9/19(木)20:02配信)によれば、事前のスカウティングで、相手右ウイングが三浦ではなく佐々木にプレスに来る、ということがわかっていたので、佐々木が左サイドにパスを出すとき三浦がスルーしてフリーで縦に攻め上がることで相手DFをひきつけ、それで空けたスペースを使ってマルシーニョが切れ込んだという。(中地拓也「【ACLE日本勢で唯一勝利の川崎。蔚山戦の結果を分けた事前分析(1)】マルシーニョの得点を生んだ左サイドでの「想定」……三浦颯太と佐々木旭が振り返った「一個飛ばし」の意図」) 13分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが相手DF。こぼれを三浦が拾ってクロス、高井が頭で触るが、シュートに至らず。 16分、蔚山が四人目の交代。95番ボランチのマテウスに代えて7番コ・サンボムを入れる。 15分あたりから、蔚山の攻勢が強まり、相手右サイドからのクロスを佐々木が防いだり、左サイドからのクロスを三浦が防いだりと忙しくなる。 フロンターレの橘田と河原は「二人ともカンテ」だと解説の林は言う。確かに危ない所をケアするのがうまい。相手の司令塔チョン・ウヨンをマークしながら、他の中盤の選手たちも二人で見ているらしい。 23分、相手MFルドヴィグソンからのパスを受けた相手ボランチのチョン・ウヨンがミドルシュート、小林が体をはって防ぐ。 24分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えて遠野、小林に代えて山田を入れる。遠野が出てきたので、マルシーニョは自分の交代かと思ったらしい。遠野はトップ下に入る。脇坂はキャプテンマークを山田に巻いていた。 26分、相手MFルドヴィグソンからのスルーパスに走りこんだ相手FWチョ・ミンギュがペナルティーエリア中央でシュート、三浦が防ぐ。さらにこぼれをアラビーゼが拾ってつなぎ、コ・サンボムがシュートするが、これも三浦が防ぐ。これで与えた相手右CKをアラビーゼが蹴り、ルドヴィグソンにヘディングシュートされるが、枠の左で助かる。 29分、相手FWチョ・ミンギュにパスが通るが、高井がマークに付いて、いいシュートはうたせない。この時間帯、大きくクリアしても味方に渡らず、ロングボールで跳ね返され、相手の攻撃を途切れさせられない。 30分、フロンターレが二人同時交代。瀬川に代えて大島、マルシーニョに代えて家長を入れる。この二人でクローザーをやるということだろう。大島がトップ下に入り、遠野が左ウイングに回ったか。家長は右ウイングか。蔚山も五人目の交代。18番FWチョ・ミンギュに代えて99番FWヤゴ・カリエロを入れる。ラクビーの選手のように胸板が厚い。 31分、相手左サイドから攻め込まれ、江坂にシュート性のボールを入れられるが、ゴール前を通過して助かる。もう少しで入ったばかりの相手FWヤゴに触られるところだった。 35分、相手MF江坂が座り込む。実況席では「蔚山は既に五人交代しています」。かなり痛そうで、メディカルスタッフと一緒にピッチをいったん出る。 37分、蔚山の左CK。イ ミョンジェが蹴るが、味方に合わず。こぼれも拾われるが、全員で守る。 39分、遠野が相手を倒してイエローカード。イエローは3枚累積で出場停止らしい。中盤で相手FK。アラビーゼが直接狙うが、GKソンリョンが捕る。 41分、スルーパスが相手FWヤゴに通るが、高井と三浦が寄せる。こぼれを拾った相手MFルドヴィグソンにも際がきびしく寄せ、ボールカット。 45分、相手DFキムからの縦パスを受けた江坂がペナルティーエリアへクロス、高井がクリア。 45分、フロンターレが五人目の交代。足がつった際に代えて久しぶりの丸山を入れる。5バックに変更。解説の林が「最後は4バックのままでいくのか、5バックに変えるのかどうするかと思っていましたが、5バックだとゴール前まで攻め込まれることが増えると思います」と言う。 追加タイム4分。 48分、相手ロングボールが高井の上を通り越し、相手FWヤゴに渡る。丸山がヤゴにかわされ、ヤゴがペナルティーエリア手前から鋭いシュートを打つが、GKソンリョンが防ぐ。 49分、相手MFアラビーゼがヤゴとパス交換してシュート、ヒットせず、GKソンリョンが捕る。ゴールキックする前にタイムアップの笛。解説の林も思わず「よし!」。 最後はずっと守っていたが、平日のアウェイにもサポーターが来ていて、「アヴァンテ」も歌っていた。 第1戦に勝利を収め、幸先のよいスタート。こういう試合をリーグ戦でも見せてほしい。 他のJリーグチームの戦績は、マリノスが3−7で光州(韓国)に負け、神戸はブリーラム(タイ)と0−0で引き分けた。イースト12チームの順位は、光州が1位、フロンターレは4位、神戸とブリーラムが7位タイ、蔚山が9位。マリノスは得失点差で12位。 |
サッカー短評 (2024.9/14) 川崎フロンターレvs.サガン鳥栖 3対2 (2024.9/13 U等々力) 第30節
劇的な最後の山田の勝ち越し点。前半11分、橘田のミドルで先制。しかし、全体的には押し込まれる時間が多く、33分の脇坂の得点がVARのチェックで取り消しになり、さらに鳥栖に勢いを与えて押し込まれるが、1−0のままハーフタイム。解説の水沼さんに「フロンターレの守備がゆるいのが気になる」と言われる。後半6分、同じ流れの中、相手CKから失点。しかし16分には、家長の得点で再度勝ち越す。それなのに46分、PKを与え、交代で出てきたばかりの清武が決め、同点にされる。もう勝てないかという雰囲気の51分、佐々木と相手選手の頭がぶつかり、二人とも脳震とうの疑いで交代。追加タイム7分が伸び、55分、マルシーニョのクロスをクリアしようとした相手DFのボールが山田へのちょうどいいパスとなり、これを山田が頭で押し込み、みたび勝ち越し。「あきらめないで走ったごほうび」と桑原アナ。なんとか最下位のチームに勝ち、暫定11位に浮上(9/14の他チームの結果で13位に)。気温29.8度、湿度59%。夜でもこの暑さのため、前後半とも飲水タイムあり。観客18397人。主審は長峯さん、VARは中村太さん。DAZN解説は水沼さん、実況は久しぶりの桑原さん。
先発は、GKソンリョン。DF橘田、アイダル、佐々木、際。大島と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップにエリソン。河原はこの夏の移籍で鳥栖から獲得。ベンチに山田、マルシーニョ、高井など。 鳥栖は、日野と富樫のツートップ。二列目に福田章斗と中原輝。左右のWBに楢原と久保藤次郎。アンカーに西矢。DFキム・テヒョン、木村、原田。GK朴イルギュ。ゲームキャプテンは福田か。木村はパリ五輪のCB。久保と西矢は夏の移籍で獲得。ベンチには6月に獲得したリトアニア人FWスリヴカ、清武、堀米など。鳥栖は、この夏の移籍で主力が5人も抜けたらしい。木谷監督はGMだったときに川井前監督を解任した人。監督交代後の直近5試合で全て先制され、1分4敗。ここまでの57失点はJ1ワースト。 鳥栖には、5月の対戦で2−5と負けている。しかし2得点されたFW横山はバーミンガムへ。負けたときの鳥栖とは、選手も監督も変わっているが、ハイプレスへの苦手意識はある。とはいえホームでは何とかリベンジしたい。 2分、家長からのクロスのこぼれを大島がシュート、相手GK。 4分、鳥栖の右CK。西矢が蹴るが、際がクリア。こぼれを拾われるが、DF陣がはねかえす。 7分、遠野が左サイドからドリブルで内側へ切り込み、シュートするが、またも相手GK。 8分、河原が右から入れたクロスをエリソンがシュート、相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。河原が蹴るが、相手DF。9分には、脇坂がシュート、枠の上。 11分、先制。橘田が こぼれにつめてミドルシュート、相手DFに当たってきれいなループを描いて右上に決まる。1−0。 15分から鳥栖に攻め込まれ、相手右サイドからクロスを入れられ、際がクリアするが、この日はクリアがことごとく相手に拾われ、押し込まれる。 21分、相手右WB久保にドリブルでペナルティーエリア右に入られ、シュートされるが、GKソンリョン。さらに23分には、相手左WB楢原からのクロスをMF福田にヘディングシュートされるが、枠の左で助かる。 23分、飲水タイム。 29分、相手右サイドからの折り返しのこぼれを相手FW日野に拾われクロス、相手FW富樫がヘディングシュート、バーに当たって助かる。給水後も押し込まれるリズムを変えられない。 33分、幻の追加点。ようやく相手ボールをカットしてカウンターをしかけ、右サイドから際がクロス、エリソンがヘディング、ながれたところに脇坂がつめて頭で押し込み、いったんは2−0と表示され、脇坂もゴールパフォーマンス。しかし、VARのゴールチェックが長引き、リプレー映像を見ると、エリソンがヘディングしたときの脇坂の左足がわずかにDFラインより出ているようにも見える。結局、VARオンリーレビューでオフサイド判定、得点は取り消し。残念。ここで追加点が取れれば流れを引き戻せたのに。これがやはり後に響いた。 48分、相手MF中原がミドルシュート、橘田が防ぐ。相手FW日野に拾われ、クロスを入れられるが、アイダルがクリア。しかしこれをつなげず、ボールを失い、相手MF中原からのパスを相手MF西矢にシュートされ、GKソンリョンが防ぐ。 49分、鳥栖の左CK。西矢が蹴るが、遠野がクリア。しかし、また西矢に拾われドリブルからクロス、際がクリア。相手CB木村まであがってきてクロス、これもDF陣が跳ね返す。50分、こぼれをつながれ、最後は相手FW富樫がシュート、佐々木が防ぐ。 51分、鳥栖の右CK。西矢が蹴るが、GKソンリョンが捕る。なんとか1−0のままハーフタイム。 後半開始からフロンターレが一人目の交代。エリソンに代えて山田を入れる。桑原アナが「先発をはずれ、山田も期するものがあるでしょう」。 1分、相手左サイドからのクロスを際がクリアして鳥栖の左CK。西矢が蹴るが、家長がクリア。 3分、ロングフィードを山田が相手DFと競りながらシュート、相手DFに当たる。 4分、アイダルがミドルシュート、枠の上。 5分、相手MF中原からのスルーパスを受けた相手FW日野がペナルティーエリア内からクロス、アイダルがクリア。こぼれを原田がクロス、これもアイダルがクリア。さらに相手左サイドから楢原がクロス、家長がクリア。 6分、失点。こぼれを拾われ、ゴール前につめられ、GKソンリョンがたまらず飛び出したところ相手選手とぶつかって倒れる。すかさずこぼれを相手FW富樫がひろって折り返し、走りこんだ楢原がシュート、1−1。悪い守備のお手本のようだった。 8分、大島の折り返しは相手DF。橘田の折り返しも相手DF。9分、橘田からのパスを山田が強引にシュート、相手GK。 10分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。11分、こぼれをつないで家長が入れたクロスのクリアを河原がミドルシュート、相手DF。 12分、際からのスルーパスを受けた橘田が折り返すが相手DF。際のクロスは相手GK。家長が拾って脇坂へパス、脇坂のシュートは枠の上。 15分、フロンターレが2人目の交代。際に代えて三浦を入れる。三浦は左SBに入り、橘田が右へ回る。 16分、追加点。中盤左サイドでフロンターレのFK。大島がクイックでペナルティーエリア左の脇坂へ。脇坂はワンタッチで右へ低いクロス、中央山田の裏にいた家長がシュート、2−1。 17分、鳥栖が一人目の交代。FW日野に代えてFWスリヴカを入れる。「スリヴカは、この代表ウイークにはリトアニア代表に招集されていました」と桑原アナ。リトアニアJリーガーは初めてでは。 21分、相手右サイドから久保がクロス、大島がクリア。さらにこぼれを右サイドから入れられ、ファーの楢原がシュート、佐々木が防ぐ。大島の足がつったらしい。 22分、飲水タイム。ここでフロンターレが二人同時交代。脇坂に代えてマルシーニョ、大島に代えて高井を入れる。マルシーニョは左ウイングに入り、遠野が右へ。家長がトップ下へ回る。高井はCBに入り、佐々木が右SB、橘田がボランチに。 28分、フロンターレの左CK。河原が蹴るが相手DF。 30分、鳥栖が二人同時交代。二列目の中原に代えて堀米、左WB楢原に代えて清武を入れる。 31分、山田がペナルティーエリアでドリブルからシュート、相手DF。 36分、フロンターレが五人目の交代。遠野に代えて瀬川を入れる。瀬川はリーグ戦では久しぶりの出場。 37分、相手FW富樫がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、三浦が防ぐ。 「清武とスリヴカが今までの鳥栖にないアイディアを提供している」と桑原アナ。 38分、相手MF久保からのクロスを清武がシュート、GKソンリョン。 39分、左サイドからの三浦のクロスがクリアされてフロンターレの左CK。河原が蹴り、高井が頭に当て家長が折り返すが、味方に合わず。 44分、相手MFスリヴカからのクロスを相手MF堀米がシュート、橘田が防ぐ。こぼれをひろわれ、相手MF久保がシュート、三浦が防ぐが、腕に当たったとしてVARの確認が入り、PKの判定に。 46分、失点。相手PKを清武が決め、2−2。今日は大きくクリアできず、こぼれを相手に拾われてしまい、自滅パターン。追加タイムはPKのVAR確認が入ったため、7分に修正。 47分、山田と競り合った相手DFキムにイエローカード。これで得た中盤右サイドでのFKを河原が蹴り、山田が打点の高いヘディングシュートを打つが惜しくも枠の右。 50分、河原からのパスを受けた右サイドの瀬川がクロス、相手DF。フロンターレの左CK。左利きの三浦が蹴りに向かうが、鬼木監督の指示で右利きの河原が蹴り、ニアでマルシーニョが頭で触るも、相手MF堀米がクリア。さらに三浦がひろってドリブル、再度クロスを入れるが、相手DF。 51分、相手MFスリヴカと佐々木が浮き球を競り、頭同士がぶつかり、両チームのメディカルが入る。スリヴカは立ち上がるが、相手ドクターのストップにも関わらずピッチに戻ろうとしている。解説の水沼さんが「あの状態で戻ろうとする気持ちがすごい」と言うが、桑原アナが「戻らせたいのはスタッフも同じ気持ちでしょうが、ドクターは自分の仕事をしたわけです」と言う。 54分、結局、二人とも交代となる。鳥栖は四人目の交代。スリヴカに代えてMF寺山翼を入れる。脳震とうによる交代なので、フロンターレは六人目の交代が認められ、小林が入る。ツートップか。 55分、追加点。三浦からのパスをペナルティーエリア左で受けたマルシーニョがクロス、山田の上を通り越してしまい、相手DFキムが頭に当てるが、なんとこのクリアが走りこんでいた山田に届き、相手GKが伸ばした手の先にヘディングシュートで押し込んだ。3−2。 57分、家長からのスルーパスに走りこんだ小林がペナルティーエリア右からシュート、枠に飛んだが相手GK。こぼれを山田と三浦が左CKフラッグの所でキープしているとタイムアップの笛。暫定11位、翌日の他試合の結果、暫定13位(暫定なのは台風による試合消化数の違いのため)。 9/18にACLの蔚山戦のため9/15〜韓国へ(9/19帰国)。9/22にはアウェイで名古屋戦とタイトな日程が続く。 首位広島が4位鹿島と2−2で引分け、勝点56で首位陥落。鹿島は勝点49で4位のまま。2位町田は3−0で9位福岡を下し、勝ち点58として首位復帰。福岡は12位に下降。3位神戸はやはりACLのため9/13に試合があり、8位セレッソに2−1で勝ち、勝点52として3位キープ、セレッソは11位に後退。同じくACLに行く6位マリノスは9/13に、対戦成績の悪い15位京都に1−2とホームで敗戦、7位に。京都は15位のまま。前節フロンターレに勝って最下位を脱出した19位札幌は、7位ヴェルディに0−2で負けたが最下位の鳥栖も負けたので、19位のまま。18位磐田は16位柏に2−0で勝ったが、互いに順位は変わらず。 |
サッカー短評 (2024.9/11) バーレーンvs.日本 0対5 (2024.9/10 バーレーン国立) W杯アジア最終予選第2戦
前半はやや苦戦し、バーレーンペースだった。相手の監督は日本の新しい「攻撃的3バック」への対策をしてきて、中国よりずっと寄せも厳しかった。現地の佐藤寿人から「堂安が孤立しています」とのリポートも入る。しかし前半37分にPKを得て、上田が成功。後半開始早々にも、伊東からのパスを上田がゴール。これが大きかった。その後16分と19分に、なぜか守田が2得点。最後は、上田と交代して入った小川が決めて突き放した。気温38度、湿度46%。観客22729人。途中で観客が帰り始めた。主審ルスタム ルトフリンさんとVARノルサファロフさんはウズベキスタンの人。DAZN解説は小野伸二と岩政。実況は西岡アナ。現地で佐藤寿人がレポート。
先発は、GK鈴木彩艶。DF町田、谷口、板倉。守田と遠藤のダブルボランチ。左右のWBに三笘と堂安。二列目に鎌田(クリスタル・パレス・英)と南野。ワントップ上田。中国戦とは、久保と鎌田を先発入替え、南野が右になったくらい。ベンチに菅原、高井、中山雄太、田中碧、前田など。長友と旗手はまたもベンチ外。 バーレーンは4-2-3-1。12番FWアブドゥルジャバールのワントップ。トップ下に19番FWアルアスワド。左右のシャドーに8番マルフーンと7番マダン。4番アルアスフールと14番ハラムのダブルボランチ。DF23番アルハラシ、2番ベナディ、16番バケル、17番エマニュエル。GK22番ルトファラ。キャプテンは19番アルアスワド。ドラガン タライッチ監督はクロアチアの人。 バーレーンはタライッチ監督が就任してから5戦無敗らしい。最終予選初戦はアウェイでオーストラリアに勝って、自信をつけている。 2分、三笘からのスルーパスに走りこんだ鎌田が倒され、左サイド深い位置で日本のFK。堂安が蹴るが、最初に蹴ろうとしたとき、主審が笛で止めてゴール前の選手に注意をしたので、初めのねらいと違うボールを蹴ったらしい。板倉のオフェンスファールとなる。放送席では、「堂安は初めは両手を上げていましたね」「蹴る直前は片手でしたね」と言っていた。 6分、板倉からのフィードを受けた鎌田が落とし、拾った守田がミドルシュート、相手DF。 9分、三笘が左サイド深い位置からファーへクロス、走りこんだ堂安がシュート、惜しくも左ポストに当たる。 11分、相手左サイドでバーレーンのロングスロー、相手ボランチのハラムが頭でつなぎ、相手FWアルアスワドがヘディングシュート、GK鈴木が防ぐ。 18分、遠藤からのパスを受けた堂安が右前方へスルーパス、南野が相手DFの裏へ走りこんでペナルティーエリア右でシュート、相手GKが捕る。 20分、相手右サイドでバーレーンのFK。アスワドが蹴るが、最後は三笘がクリア。 24分、三笘からのパスを受けた町田が折り返し最後は上田がヘディングシュート、相手DF。 26分、日本の左CK。堂安が蹴るが、味方に合わず。 28分、飲水タイム。 34分、守田のループパスのクリアを拾った遠藤がすかさずスルーパス、鎌田がペナルティーエリア右深い位置から折り返すと、スライディングした相手DFの腕に当たり、日本のPKに。VARのチェックの間、上田がボールを確保。 37分、先制。上田がPKのボールをセットして蹴るまでに、相手選手たちが取り巻いたり、レーザーポインターを顔に当てられたりいろいろあったが、しっかり左下に決める。1−0。レーザーポインターについては、バーレーンに何か処分が科されないのか。上田は試合後、「集中していたので気にならなかった。前の試合で得点できなかったので、今回は得点できてよかった」と淡々と語った。 37分、バーレーンが一人目の交代。右シャドーの7番MFマダンに代えて11番FWアルハタルを入れる。 38分、バーレーンのFK。アスワドが蹴るが、遠藤が触る。 39分、44分と守田からのパスに三笘が走りこむが、1本目はパスが長すぎ、2本目は三笘がペナルティーエリアで相手DFに倒されるが、笛はならず。 追加タイム3分。48分、相手CBバケルからのロングフィードに走りこんだ相手左シャドーのマルフーンがペナルティーエリア左で受けるが、トラップが大きくなり、ゴールラインを割る。1−0でハーフタイム。 後半開始からバーレーンが二人目の交代。ボランチ14番ハラムに代えて15番MFアルシャイムを入れる。日本も一人目の交代。堂安に代えて伊東(ランス・仏)を入れる。守備の局面では堂安より伊東の方が機能するか。 2分、追加点。相手ボールを南野がカット、パスを受けた三笘が左から中央へドリブルして鎌田に渡すと、鎌田はワンタッチで右の伊東へ。伊東もワンタッチでクロスを入れると、半身で受けた上田が相手DF3人に囲まれたまま反転してかわし、シュートすると左ポストの内側に当たってゴールイン。2−0。すごくストライカーらしい得点だった。 6分、伊東のクロスがクリアされて日本の右CK。伊東が蹴り、相手DFが防ぐが、こぼれを板倉が拾って鎌田へパス、鎌田のシュートは枠の上。 後半は、遠藤が一人でアンカー気味となり、守田は鎌田や南野の近くでプレーしているらしい。 12分、守田からのパスを受けた伊東が、相手DFをかわしてペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK。 15分、南野が相手DFエマニュエルに倒され、左サイド深い位置で日本のFK。伊東が蹴るが、相手DF。こぼれを蒲田が拾って、再度伊東がクロス、これも相手DFがクリア。 16分、追加点。鎌田からの横パスを受けた守田がゴール方向へ前進、上田に預けてさらに走りこみ、上田からのリターンをゴール右下に決める。3−0。 19分、また追加点。フリーの鎌田からのスルーパスを受けた三笘が、ペナルティーエリア左深い位置から折り返し、走りこんだ守田がシュート、4−0。 あっという間に点差がつき、相手の監督も選手たちも想定外ではなかったか。 20分、飲水タイム。ここで日本が二人同時交代。南野に代えて久保(レアルソシエダ・西)、上田に代えて小川航基(NEC・蘭)を入れる。中国戦では無得点だった上田は、この試合2得点1アシスト。一方の小川は2試合とも先発を外れ、中国戦で無得点。この試合での得点をねらうだろう。東京五輪世代のライバル同士、いい競争になっている。バーレーンも二人同時交代。ワントップの12番FWアブドゥルジャバールに代えて9番FWアブドゥルカリム、19番アルアスワドに代えて20番アルフマイダンを入れる。バーレーンは、やや交代が遅かったか。19番のキャプテンマークは誰が巻いたか不明。 25分、バーレーンがロングボールを使い、相手右シャドーのアルハタルが深い位置からクロスを上げるが、直接ゴールラインを割る。 28分、日本が四人目の交代。三笘に代えて中村敬斗(ランス・仏)を入れる。 29分、町田が攻めあがって左ウイングの中村へパス、そのまま内側を駆け上がって中村からのスルーパスをペナルティーエリア左深い位置から折り返し、ファーの伊東がシュート、枠の右。 31分、遠藤からのスルーパスを受けた鎌田が左前方へパス、こぼれを小川がシュート、ゴールかと思われたが、鎌田がオフサイドで認められず。 32分、バーレーンが五人目の交代。左シャドーの8番マルフーンに代えて10番MFアルマルードを入れる。10番がキャプテンマークを巻く。日本も浅野を入れる準備をしている。 36分、追加点。中村が左サイドで相手DFエマニュエルを抜き切らずにクロスを上げると、相手GKがはじくが、高く上がったボールを小川が落ち着いて頭で押し込み、5−0。 37分、日本が五人目の交代。守田に代えて浅野(マジョルカ・西)を入れる。ツートップか。二列目は中村、鎌田、久保、伊東か。 38分、中村がまた相手DFエマニュエルを抜き切らずにクロスを上げると、ファーで久保が走りこんでシュート、枠の外。 39分、伊東からの低いクロスをフリーで浅野がシュート、枠の上。 41分、スルーパスに走りこんだ小川がシュート、枠の外。相手DFの足が止まってきており、日本も無理に攻め込まない。 43分、伊東を倒したアルハタルにイエローカード。 追加タイム4分。日本は無理に攻め込まずにボールをキープ。 5−0でタイムアップ。勝点6でグループCの1位をキープ。バーレーンは勝点3のままで3位に後退。 なお、グループCの2位は、第1戦でインドネシアと1−1で引き分けたサウジアラビアが、第2戦で中国を2−1と破り、勝点4として浮上。4位には、2引分けのインドネシア(サウジと1−1、オーストラリアと0−0)。未勝利のオーストラリアが5位、2連敗の中国が最下位の6位。 |
サッカー短評 (2024.9/9) ヴァンフォーレ甲府vs.川崎フロンターレ 1対1 (2024.9/8 JITス) ルヴァン杯第2節
この試合も見られず。前半に失点し、なかなか得点できず、あわや延長戦かという後半48分、際からのクロスを遠野が頭で押し込み同点としたらしい。フロンターレHPの選手コメントで、遠野が「小さい頃エスパルスの岡崎選手を見てダイビングヘッドをずっと練習していた。オカちゃんありがとう」とあった。2試合合計2−1で準決勝へ。気温30.2度、湿度45%。観客10273人。主審は池内さん、VARは上原さん。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、アイダル、佐々木、橘田。大島と河原のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチには、後半開始から三浦に代わった際、26分に山田に代わったエリソン、マルシーニョに代わった遠野、35分に脇坂に代わった瀬川、50分に大島に代わった山本など。その他、丸山も戻ってきた。 甲府は3-4-2-1。三平のワントップ。二列目にアダイウトンと鳥海。左右のWBに荒木翔と飯田。中山陸と木村卓斗のダブルボランチ。DF孫、林田、ヘナト・アウグスト。GK渋谷。ベンチにウタカ、レジェンド山本英臣、元フロンターレの神谷など。 準決勝は10/9と10/13に行われる。まずアウェイで、町田を破った新潟と対戦。もう1試合はマリノスと名古屋の対戦。 |
サッカー短評 (2024.9/5) 日本vs.中国 7対0 (2024.9/5 埼玉ス) W杯アジア最終予選第1戦
なんと大量得点で、鬼門の最終予選初戦をクリア。DAZN解説の小野伸二が「でき過ぎなくらい」と言うほどの内容。前半、攻めてはいたが得点がない中、12分、日本の左CKを久保が蹴り、やや下がった位置から走りこんだ遠藤がヘディングシュートを決めて先制。これで安定した試合運びができるように。しかし「チャンスの数の割に得点が1点なのは少ない」と小野が心配していたところ、47分に堂安からのクロスを三笘がバックヘッドのようなヘディングで追加点(433日ぶり)。後半7分と13分に南野が個人技と上田のポストプレーから2得点。これで中国のやる気をそいだ。32分には交代で入った伊東が得点、さらに1アシスト(得点者・前田)。試合終了直前には久保が個人技でミドルシュートを決めた。ダブル解説の憲剛が試合後に「この試合では日本の3バックが見事にはまった」と評価。
気温27.1度、湿度74%。観客52398人。主審はアルジャシムさんはカタールの人。VARのアルシャマリさんもカタールの人。DAZN解説は小野伸二と中村憲剛。実況は下田アナ。 先発はGK鈴木彩艶(パルマ・伊)。DF町田(サンジロワーズ・ベル)、谷口(シントトロイデン・ベル)、板倉(ボルシアMG・独)の3バック。守田(スポルティング・ポル)と遠藤(リバプール・英)のダブルボランチ。左右のWBに三笘(ブライトン・英)と堂安(フライブルク・独)。二列目に南野(モナコ・仏)と久保(レアル・ソシエダ・西)。ワントップ上田(フェイエノールト・蘭)。キャプテンは遠藤。ベンチに伊東純也(ランス・仏)、田中碧(リーズ・英)、高井(川崎)など。長友、旗手、新召集の望月ヘンリーなどはベンチ外。 中国は4-4-2。9番ジャンと7番ウーのツートップ。左右のワイドに10番シューと20番シエ。16番ジャンと21番リーのダブルボランチ。DF19番リウ、5番ジュー、2番ジャン、15番ヤン。GK14番ワン。キャプテンは7番ウー・レイ。2番ジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング)はブラジルからの帰化選手か。ベンチにも帰化選手の17番FWフェルナンジーニョや22番アランがいる。イバンコビッチ監督はクロアチアの人。前回カタール大会アジア最終予選ではオマーン代表監督として日本を破った経験がある。 4分、9分と三笘が左サイドを縦に突破してクロスを入れる。いずれも相手DFが二人で対応し、最後は相手DFや相手GKに防がれるが、「左サイドに7番三笘あり」の警報を相手DFに与える。 6分、相手右MFシエが味方とのパス交換で相手右サイドを攻め上がり、日本のDFラインの裏に走りこむが、町田が対応して日本のゴールキックに。 11分、久保が右サイド深い位置からクロス、ニアで南野が相手DF二人を引き付け、ペナルティーエリア中央で待っていた堂安がどんぴしゃでヘディングシュート、相手GKがはじいて日本の左CK。憲剛が「左利きの久保と堂安の両方が右サイドにいる利点が、どちらでも高性能のクロスを入れられるところ」と言う。 12分、先制。左CKを久保が蹴り、すすすーと下がってフリーになった遠藤がヘディングシュート、ゴール左に決める。1−0。早い時間に先制できてよかった。 16分、中国の右CK。20番シエが蹴るが、板倉がクリア。こぼれを拾われ、ゴール前にパスを入れられるが、オフサイドの笛。 20分、三笘からのクロスをペナルティーエリア中央で南野がヘディングシュート、枠の上。 22分、相手FW9番ジャンがペナルティーエリア手前右からシュート、枠の上。 24分、守田が相手ボールをカットしてドリブル、右前方の久保がパスを受けて中央へカットイン、シュートに持ち込むが相手GKが捕る。 33分、惜しい場面。左SB町田が攻めあがって縦パス、上田が受けてペナルティーエリア左奥から折り返すと、相手DFとなだれ込んだ堂安に当たり、ゴール前で跳ね上がったボールに相手GK、守田、堂安などが交錯、最後はライン上で相手GKがボールを抱えたが、リプレー映像では、その前にゴールをわったように見える場面もあった。VARのチェックの結果、ノーゴール。 36分、堂安が右サイドからファーへパス、受けた南野がペナルティーエリア手前左からシュート、枠の右。 38分、また町田が攻めあがって左サイドからクロス、上田がワンタッチで落とし、久保がペナルティーエリア手前でダイレクトシュート、枠の右。 42分、三笘が相手DFをかわしてクロス、攻めあがった守田がシュート、左サイドネット。 45分、攻めあがった板倉からのパスを受けた堂安がフリーでシュート、相手DF。 追加タイム3分。47分、追加点。板倉からのパスを右サイドで受けた久保が内側の堂安へパス、堂安はファーへクロス、走りこんだ三笘がヘディングシュート、右サイドネットに打ち込む。2−0。憲剛が「DF6枚並べても大外から三笘ですから、どうしようもない」。小野も「もしはじかれても守田がつめていたから、必ず得点になった」。また、「三笘が走りこむ前に、南野が前線へ走ったことで相手右SBが三笘へ行けなくなった」と南野の貢献を称える。 49分、日本の右CK。久保が蹴るが、相手GK。2−0でハーフタイム。 後半開始から中国が一人目の交代。20番MFシエに代えて3番アンカーのガオを入れる。守るときは、ガオがDF中央に入って5バックになるらしい。 実況席では「システム的にマンツーマンになったら、日本の方が技術があるので、これまでより楽では」と話している。 4分、三笘のクロスをクリアされて日本の右CK。久保が蹴り、板倉が頭で触るが、枠の外。 7分、追加点。南野が三笘からのパスに走りこみ、相手DFを股抜きでかわしてペナルティーエリア左に入ってシュート、右サイドネットに決める。3−0。 10分、遠藤の右サイドからのクロスをクリアされて日本の左CK。久保が蹴るが、相手DF。 13分、また追加点。町田からの縦パスを受けた上田がつぶれて、拾った南野が走り込んだシュート、右下に決まり、4−0。相手GKが呆然とすわりこむ。 16分、中国が三人同時交代。左ワイド10番シューに代えて23番FWベイヘラム、9番FWジャンに代えて17番FWフェルナンジーニョ、7番ウーに代えて22番FWアランを入れる。また4-4-2に戻したらしい。交代がやや遅かったのでは。 18分、日本も二人同時交代。三笘に代えて伊東(ランス・仏)、堂安に代えて前田(セルティック・スコ)を入れる。伊東がタッチラインに出てくると観客から大歓声。前田が左ウイングに入り、伊東は右WBに入る。 20分、中国の右CK。フェルナンジーニョがショートコーナーからクロスを入れるが、日本がカット。 21分、久保が倒され、ペナルティーエリア手前中央で日本のFK。久保と伊東が立ち、久保が直接ねらうが、枠の上。 24分、久保がアランに倒され、アランにイエローカード。 26分、日本が二人同時交代。遠藤に代えて田中碧(リーズ・英)、板倉に代えて高井(川崎)を入れる。高井はフル代表デビュー。 32分、また追加点。前田がゴールライン際から送ったサイドチェンジのパスを右サイドで受けた久保が、内側の伊東へパス。伊東はペナルティーエリア右から利き足でない左足に持ち替えてシュート、相手DFブラウニングの足に当たってころころとゴールイン。5−0。 34分、日本が五人目の交代。上田に代えて小川(NEC・蘭)を入れる。 42分、また追加点。伊東が右からクロスを入れると、走りこんだ前田が頭で押し込み、6−0。 追加タイム5分。50分、ゴール前で押し込み、トップ下の位置から久保が左前方の伊東へパス、伊東のクロスに小川がとびこみヘディングシュート、バーに当たる。ペナルティーエリア右でこぼれをひろった田中碧がファーの伊東へ送ると、伊東は右後方の久保へパス。久保はペナルティーエリアへドリブルで走りこんでシュート、7−0。VARの確認が終わると同時にタイムアップ。 次戦は9/10、アウェイのバーレーン戦。試合のテレビ放送はなく、今回もDAZNの配信のみらしい。JリーグのためのDAZN契約が思わぬところで役に立っている。ホーム戦はテレビ放送があるのに、アウェイ戦の放送がないのは、代表の露出のためには問題だと感じる。 |
サッカー短評 (2024.9/4) 川崎フロンターレvs.ヴァンフォーレ甲府 1対0 (2024.9/4 U等々力) ルヴァン杯第1節
CSフジのため見られず。前半27分にエリソンのシュートを相手GKがはじき、こぼれにつめた遠野が脇坂とパス交換してから決めた1点を守り抜いて勝ったらしい。後半12分にエリソンが決めたゴールは、VARでハンドがあったとして取り消しに。19分に甲府がウタカなど二人交代。24分には、ウタカのミドルシュートを新加入のGK山口が止める。29分にはフロンターレも山田、三浦、家長を入れて追加点を狙ったが果たせず。43分にはバックパスをウタカに拾われ、GKもかわされてシュートされるが、新加入のアイダルがライン上でクリアしたらしい。気温26.1度、湿度57%。観客14847人。主審は山本雄大さん。VARは山下良美さん。
先発は、GKがこの夏加入の山口瑠伊。DF佐々木、この夏加入のセサル・アイダル、車屋、橘田。山本とこの夏加入の河原創のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングに瀬川と遠野。ワントップにエリソン。ベンチに怪我から復帰のゴミス、マルシーニョ、家長、ゼヒカルド、三浦など。 甲府は3-3-2-2。アダイウトンと鳥海のツートップ。二列目に木村と三沢。左右のWBに荒木と飯田。アンカーに佐藤和弘。DF孫大河、林田、関口。GK渋谷。ベンチにFWウタカ、三平、MFヘナト・アウグストなど。 9/8に今度はアウェイで第2戦がある。 |
サッカー短評 (2024.9/1) 北海道コンサドーレ札幌vs.川崎フロンターレ 2対0 (2024.9/1 プレド) 第29節
札幌の11番青木選手にやられた。前半はチャンスもシュートもたくさんうてた。しかし、全て枠の外か相手GK菅野にはじかれた。そうこうしているうちに、札幌は後半14分に一気に三人選手交代して活気づき、後半26分、相手右サイドから突破されて、青木にシュートを決められた。リードした札幌は35分、青木がフリーで入れたクロスをピンポイントでFW鈴木武蔵が叩き込んで追加点。フロンターレは直前にエリソンと小林を投入した所の出鼻をくじかれた。残り5分で新加入の河原創を脇坂に代えて入れたが効果なし。札幌は追加タイムに新加入の選手を交代で入れる余裕も。気温22.9度、湿度58%。観客21022人。主審は小屋さん。VARは大坪さん。DAZN解説は、元札幌・マリノス等のOB大森健作さん。
先発はGKソンリョン。DF三浦、佐々木、高井、際。大島と橘田のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチにエリソン、小林など。8/29、9月の日本代表2試合に向けたメンバーに高井が初召集された。今週は、台風10号の影響でなかなか練習もできなかったらしいが。 札幌は、スパチョークと鈴木武蔵のツートップ。左右のシャドーに青木と駒井。左右のWBに菅と近藤。アンカーに大崎。DFパク・ミンギュ、岡本、高尾。GK菅野。ゲームキャプテンは駒井。ベンチに今季加入のFWバカヨコ、白井、チームキャプテンでケガ明けのMF荒野など。 無得点で敗戦、14位のまま。札幌は勝点25として最下位脱出、19位に浮上。 前日、首位町田が11位浦和と2−2で引分けて首位陥落。2位広島が10位FC東京に3−2で勝ち、勝点55で町田と並び、得失点差で1位浮上。FC東京は10位のまま。3位神戸は19位鳥栖は17位湘南にホームで1−2で敗れ勝点24のまま。翌日の試合で札幌が勝ったため、最下位に転落。 なお、4位鹿島対16位柏、5位ガンバ対8位セレッソ、6位マリノス対18位磐田、11位名古屋対12位新潟(9/18再試合)の4試合は、台風のため中止。 9/5、9/10は日本代表のアジア最終予選。その間にルヴァンカップ決勝トーナメントが開催される。 |
サッカー短評 (2024.8/24) 浦和レッズvs.川崎フロンターレ 1対0 (2024.8/24 埼玉ス) 第28節
豪雨のため、前半終了時点で試合中止。前半23分に失点。
DAZN解説は坪井、実況は下田アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、車屋、際。大島と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに新加入のGK山口瑠伊とDFセサル・アイダル、MF河原創。高井は出場停止。大南はベルギーのルーヴェンへの期限付き移籍が決まったとのこと。びっくり。 浦和は4-2-3-1。リンセンのワントップ。トップ下に渡邉凌磨。左右のワイドに関根と大久保。安居とグスタフソンのダブルボランチ。DF大畑、ホイブラーテン、井上、石原。GK西川。キャプテンは西川。ベンチにMF中島翔哉、松尾、GK牲川など。 試合中断後の、翌日の5試合も含めた他試合の結果、14位に後退。 ※9/6、11/22に同じメンバーでの後半からの再開試合開催が決まった。 |
サッカー短評 (2024.8/17) 川崎フロンターレvs.横浜F.マリノス 1対3 (2024.8/17 U等々力) 第27節
前半に数多くチャンスを作りながら決めきれず。後半、変なオフサイドの判定以後、リズムを失い、PKを与えて失点。その後はマリノスの勢いを止められずさらに2失点。GK早川のデビュー戦を飾れず。最後に、復帰したエリソンが1点叩き込んだが、そこまでだった。GKソンリョンがベンチ外で、上福元が移籍したため、公式戦初出場の早川がゴールマウスを守ったが、そこをケアするだけのDFリーダーはおらず。リズムを変えられるはずの家長や大島もこの酷暑の中で、後半は走れず。主審は福島さん。VARは山下良美さん。気温30.7度、湿度66%。観客22850人。DAZN解説は、元ジュビロFWの清水範久さん、実況は下田アナ。
先発は、GK早川。DF三浦、佐々木、高井、際。大島と橘田のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに車屋、瀬川、山本、エリソンなど。控えのGKは町田からレンタルした山口。8/14、大南と瀬古の海外移籍のための離脱が発表された。痛い。 マリノスは、4-2-1-3。ワントップにアンデルソン・ロペス。左右のシャドーにエウベルとヤン・マテウス。トップ下に西村。渡辺皓太と山根陸のダブルボランチ。DF永戸、エドゥアルド、畠中、松原。GKポープ・ウィリアム。ゲームキャプテンはエドゥアルド。チームキャプテンの喜田イエロー累積で出場停止。 13位に後退。次節、高井がイエロー累積で出場停止。 |
マラソン (2024.8/12) 女子マラソン (2024.8/11) パリ五輪
なんと鈴木優花が、終盤までアフリカ勢に食らいつき、6位入賞を果たした。前田の右大腿骨疲労骨折が判明して8/9に棄権。残念。補欠の選手登録は8/2に解除していたので、MGC優勝の鈴木優花と2位の一山の二人で臨む。朝8時にスタート、気温19度、湿度66%。NHK解説は増田、実況は塚本アナ。
有力選手は、2時間11分5秒の世界記録保持者アセファ(エチオピア)、シャンクレ(エチオピア)、アレム(エチオピア)、2023年シカゴマラソン優勝で今回5000mと1万mで銅メダルのハッサン(蘭)、前回東京五輪金メダルのジェプチルチル(ケニア)、ロケディ(ケニア)、オビリ(ケニア)、サルピーター(イスラエル)、チュンバ(バーレーン)など。全91人。 始めの1kmは3分35秒。5kmは17分24秒。鈴木は3秒差の28位、一山は4秒差の38位。二人とも帽子とサングラスをつけている。 7km手前でガルバドラフ(モンゴル)が飛び出す。8km付近で後ろの大集団からアフリカの選手らが追いつく。10km手前で再び大集団に。 10kmではアセファが34分32秒。鈴木は5秒差の29位、一山は7秒差の40位。 10km過ぎ、今度は地元フランスのジュリエンが飛び出す。解説の増田が「この選手は過去に世界選手権や五輪など大きな世界大会の経験がありません」と言う。キルギスのトロフィモワが追う。 12km過ぎ、優勝候補の一画、ジェプチルチルも前を追う。すると一斉にケニア、エチオピア勢がついていく。13km付近でジュリエンとトロフィモワにアフリカ勢が追いつき、10人くらいの先頭集団に。鈴木とハッサンも遅れて追う。14km過ぎ、ハッサンが先頭に追い付く。増田が「ハッサン選手はいつも集団から離れたり後ろについたりしているが、トラックのスピードがあるので最後のスパートに自信がある」。 15kmでは先頭はオビリ。51分12秒。鈴木は14秒差の15位。一山は46秒差の45位。長い上り坂が始まっている。 16km手前で鈴木が先頭集団に追いつく。増田が「鈴木さんは上りが得意なので、逆に苦手な下りの練習をたくさんしてきた」と言う。 16km付近で再びジュリエンが集団から飛び出す。2位集団は鈴木をいれて16人。ステンソン(豪)がジュリエンを追って飛び出すが、19km付近で再び集団に。 20kmはサルピーターの1時間9分31秒。鈴木は1秒差の10位。一山は1分52秒差の56位。 中間点で先頭集団は鈴木をいれて20人。鈴木は1時間13分25秒で18位。一山は1時間15分26秒で56位。下りに入っている。23km付近で今度はリンドゥーム(米)が飛び出す。24km付近でサルピーターとトロフィモワがリンドゥームに追いつく。 25kmで先頭は1時間26分34秒。鈴木は6秒差で13位。一山は3分7秒差の61位。25km過ぎ、4位集団が先頭の3人に追いつく。集団は18人。フランスのジュリエンが遅れ始める。 27km過ぎ、アセファが前に出て少しペースが上がる。集団は12人になるが、鈴木も含まれている。28km付近では先頭はシャンクレ。エチオピアの二人は話し合って先頭を交互に引っ張っているのか。増田は「エチオピアは今回5000mや10000mでケニアに負けているので、マラソンは譲れないと思っていると思う」。先頭は9人に。ハッサンが遅れる。 ここから急激な上り坂。先頭は一気に5人になるが、鈴木は残っている。29km過ぎ、鈴木が遅れて6位に。 30kmで先頭はロケディ。1時間43分59秒。鈴木は4秒差の8位。一山は5分20秒差の59位。しかし、30km過ぎで鈴木は先頭に追い付き、集団は8人に。 32km過ぎ、シャンクレがスパートし、鈴木が集団から遅れる。先頭は5人。鈴木ともにジェプチルチルも遅れて3人で6位集団。33km過ぎ、ジェプチルチルはここからも遅れる。逆に鈴木は34km過ぎで前と差をつめている。 35km手前で鈴木はまた先頭に追い付く。ハッサンも静かに追い上げてくる。 35キロで先頭はロケディ。1時間59分43秒。鈴木は少し遅れる。1時間59分43秒だが5位。一山は7分41秒差の57位。 37kmでは、先頭はアセファ、シャンクレ、オビリ、ロケディ、そして戻ってきたハッサンの5人。鈴木はハッサンに抜かれる。39kmでは先頭とは20秒差。 40kmで先頭は2時間16分9秒。鈴木は27秒差の6位。後ろとは37秒差。一山は2時間26分2秒で51位。 先頭からシャンクレが遅れる。増田が「鈴木さんはシャンクレを目標にできる」と言う。 残り1kmをきってから、ハッサンがスパート。アセファもスパートするが、ハッサン(蘭)がトラックのような破格の走りを見せて金メダル。2時間22分55秒。アセファ(エチオピア)は2時間22分58秒で銀メダル。オビリ(ケニア)が2時間23分10秒で銅メダル。4位はロケディ(ケニア)で2時間23分14秒。5位シャンクレ(エチオピア)は2時間23分57秒。ハッサンはエチオピアから転籍した選手だが、エチオピアの選手たちとは健闘を称えあわなかった。それにしても二日前に10000m決勝で銅メダルのレースをした選手とは思えない走りだった。 鈴木は2時間24分2秒の自己新記録で6位。一山は2時間34分13秒の51位。鈴木もインタビューで「楽しかった」と言っていた。 有力選手などの順位は、ジェプチルチル(ケニア)が15位、サルピーター(イスラエル)9位、チュンバ(バーレーン)10位、リンドゥーム(米)12位、トロフィモワ(キルギス)14位。地元フランスはウォルデュの20位が最高。始め飛び出したガルバドラム(モンゴル)は47位、途中先頭に立っていたジュリエンは74位。アレム(エチオピア)など計11人が途中棄権。 |
マラソン (2024.8/11) 男子マラソン (2024.8/10)パリ五輪
日本の赤崎が先頭集団についていって6位入賞。
アフリカ勢に大迫(ナイキ)、赤崎(九電工)、小山(ホンダ)の3人がどこまでくいついて行けるか。有力選手は、五輪3連覇をねらうキプチョゲ(ケニア)、今年の東京マラソン優勝のキプルト(ケニア)、2022年世界選手権金メダルのトラ(エチオピア)、2時間3分台のゲレタ(エチオピア)、2時間1分台のベケレ(エチオピア)、2023年世界選手権金メダルのキプランガト(ウガンダ)、東京五輪銀メダルのナゲーエ(蘭)、東京五輪銅メダルのアブディ(ベルギー)など。 パリのコースは、ロンドンと同じく市内は石畳もあり、中盤から後半に強烈な坂道がある。14km〜20kmで150m以上上り、27.5kmまでゆるやかに下り、28km付近から急こう配が900m続き、これをまた3kmで下る。平らになってからゴールまで5km以上あるので下りで足を使い過ぎではいけないらしい。朝8時のスタートで19度、湿度66%。NHK解説は金哲彦さん。木陰もあるが日向もあり、ペースメーカーもいないので、1km3分5秒のペースで進む。 5kmではキプランガトで15分40秒。2位は同タイムで中国の楊。大集団の中で、小山が15分42秒で18位、赤崎が5分48秒で64位、大迫も同タイムで67位。 10kmは中国の楊で30分59秒。小山が31分ちょうどで13位、赤崎が31分3秒で52位、大迫が31分5秒で60位。日本のユニフォームはシャツがオレンジ、パンツが黒。帽子は白。 5kmごとのスペシャルドリンクの給水ポイントには、陸上チームのスタッフや選手がいて手渡しするほか、声掛けしたり、帽子の交換もできるらしい。帽子には袋詰めの氷をセットすることもできる。外国の選手には、ヘアバンドに水を入れ気化熱で頭を冷やすものを巻いている人も。15km過ぎのポイントには、800m障害で8位入賞した三浦龍二選手がいるという。 10km過ぎでイタリアのファニエルが大集団から飛び出したが、後続は14km過ぎからの坂を考えると、そこで追いつくと考えてか、あまり追わない。ファニエルは東京五輪で20位だったらしい。 15kmはファニエルで45分38秒。2位はまだ23秒差で楊。赤崎は46分3秒で9位。小山は46分4秒で24位、大迫も46分4秒で26位。 長い坂が始まっている。少し集団が縦長になり、ファニエルを追っているようだ。18km付近では、2位集団は18人。日本人3人も含まれている。 19km付近で、五輪3連覇をねらっていたキプチョゲが遅れる。時々左わき腹を押さえている。集団が縦長になり、2位集団9人に赤崎と大迫はいるが、小山はいなくなる。赤崎は、「この3ヵ月は坂の練習ばかりしてきた」らしい。 20kmはファニエルで1時間1分32秒。だいぶ後ろと差がなくなり、11秒差でトラ。赤崎1時間1分44秒で6位、大迫1時間1分45秒で8位、小山27位。 20km過ぎでトラがファニエルに追いつく。後ろの3位集団は7人。2時間1分台のベケレも遅れる。 かなりの坂が長く続き、今度は下る。22km過ぎで3位集団がファニエルとトラに追いつく。先頭集団は8人。大迫が少し遅れて9位集団にいる。24km過ぎ、9位集団が追いつき、先頭は15人に。赤崎が一番前にいる。 ハーフでは、トラが1時間4分51秒で先頭。2番目は1秒差で上がってきたアメリカのマンツ。赤崎は1時間4分58秒で5位。大迫は1時間5分で10位。小山は1時間5分27秒で32位。 25kmでは赤崎が先頭。1時間16分8秒。2番目はゲレタで同じく1時間16分8秒。3番目は南アフリカのジェラントで1時間16分9秒。トラは同じく1時間16分9秒で4位。 28kmから一番の急こう配が始まる。ここでトラが抜け出す。赤崎が2番、大迫は集団から遅れる。坂の頂点付近でトラが後続と差を広げる。赤崎は4位。シンブ(タンザニア)とゲレタが前に出てきた。 30kmでは先頭トラは1時間31分12秒。2番目にはイギリスのケーレスが1時間31分23秒で上がってきた。ゲレタが1時間31分27秒で3番目。4位はアブディで1時間31分29秒。赤崎は19秒差の5位で1時間31分31秒。大迫は15秒差の15位。小山は2分7秒差の30位。 2位集団は3人、赤崎は6位。赤崎が追いつき、先頭は5人に。 35kmはトラで1時間45分14秒。ゲレタは18秒差の1時間45分32秒で2位、アブディも同タイムで3位。4位にキプルトも同タイムで上がってきた。赤崎は19秒差の1時間45分33秒で5位。大迫は1分31秒差の15位。小山は28位。 36km手前で赤崎が2位集団から遅れる。2位集団はゲレタ、アブディ、キプルト。シンブは遅れる。赤崎は10秒差で単独走。 40キロはトラが2時間0分2秒。2位はアブディで22秒差。3位キプルト2時間0分26秒、4位ゲレタ2時間0分33秒。赤崎はさらに11秒差の2時間0分44秒で5位。大迫は13位。小山26位。 トラ(エチオピア)が2時間6分26秒で金メダル。アブディ(ベルギー)が2時間6分47秒で銀メダル。キプルト(ケニア)が2時間7分ちょうどで銅メダル。4位は最後に押し上げてきたイギリスのケーレス、5位はゲレタ(エチオピア)。2時間7分31秒。 赤崎は2時間7分32秒の自己新記録で6位。レース後のインタビューで赤崎は「楽しかった」と言っていた。大迫は2時間9分25秒で13位。小山は2時間10分33秒で23位。 なんとモンゴルのバトオチル(42)が71位で最下位。途中上がってきたマンツ(米)は8位、シンブ(タンザニア)は17位、2023年世界選手権金メダルのキプランガト(ウガンダ)は37位、2時間1分台のベケレ(エチオピア)は39位、初めに飛び出したファニエル(伊)は43位、楊(中)は55位。五輪3連覇をめざしたキプチョゲ(ケニア)は31km付近で棄権したらしい。他にも有力選手のナゲーエ(蘭)、ゲエイ(タンザニア)、キッサ(ウガンダ)など計10人が棄権。 |
サッカー短評 (2024.8/12) ブラジル女子vs.アメリカ女子 0対1 (2024.8/10 パリ) パリ五輪決勝
前半はブラジルの試合だった。激しい当たりもいとわず、アメリカを圧倒して、何度もゴールに迫った。しかしネットを揺らしたのは一回だけで、これはVARオンリーレビューでオフサイドで取り消しに。後半は、ブラジルの攻撃に慣れたアメリカが次第に主導権を握る。解説の矢野が「球際で負けていたアメリカが、やれるとわかって自信を取り戻した」と言う。すると、一瞬のすきをついてスルーパスが出て、ブラジルゴール前で2対2の走り比べのようになり、左から走りこんだスワンソンのシュートが決まり、アメリカが先制。ブラジルは、準々決勝で退場になり、2試合出場停止になったマルタをベンチスタートさせていたが、失点後、三人同時交代で投入。しかし、それでも流れを引き戻すことはできず、終盤ブラジルのFKをマルタが蹴ったが、枠の上。ブラジルの3回目の五輪決勝はまたもや銀メダルに終わった。アメリカは3大会ぶり5回目の金メダル。NHK解説は矢野、実況は曽根アナ。
ブラジルの先発は、3-4-3。GK1番ロレナ。DF3番タルシアネ、21番ラウレン、15番タイス。5番サンパイオと8番ヤヤのダブルボランチ。左右のWBに13番ヤスミンと9番アドリアナ。左右のシャドーは14番ルドミラと18番ポルティーリョ。ワントップに11番ジェニファー。ゲームキャプテンは9番アドリアナ。ブラジルはここまで全試合出ているのはGKロレナのみ。選手をローテーションして起用し、疲労を分散できている。準決勝はスペインを4−2で下して決勝進出。 アメリカの先発は、4-1-2-3。ワントップに9番スワンソン、左右のウイングに11番ソフィア・スミスと5番ロドマン。インサイドハーフに11番ホランと17番コフィー。アンカーに3番コービン・アルバート。DF7番ダン、12番デービッド、4番ガーマ、2番フォックス。GK1番ネイハー。キャプテンは10番ホラン。先発はほとんど変えずに来たらしいが、ボランチのラベルはベンチスタート。解説の矢野は後半、「監督はこういう展開になることを予想してラベルを起用しなかったのかもしれない。ラベルはこういう展開向きではない」と言う。準決勝はドイツに1−0で勝って決勝進出。 なお、銅メダルは、スペインを1−0で破ったドイツとのこと。 |
サッカー短評 (2024.8/11) FC東京vs.川崎フロンターレ 0対3 (2024.8/11 味スタ) 第26節
この暑さの中、中三日でクラシコ。7位対12位の対決。立ち上がりこそ攻め込まれたが、それをしのぐと15分にマルシーニョの技ありのクロスから山田が先制。ペースを握って、20分には右の際からのクロスで山田が追加点。立ち上がりと佐々木のミスから危ない場面もあったが、GKソンリョンが防ぐ。後半はFC東京が荒木や原川を入れて反撃を試みたが、得点できず。27分には、三浦のFKを高井が押し込んで3点目。暑さによる疲労を考慮して家長や大島を交代させる余裕もできた。FC東京は、まだ松木の穴を埋められていないのかもしれない。夜でも30度越えで前後半とも飲水タイムあり。気温32.1度、湿度46%。観客37452人。主審は西村さん、VARは高崎さん。DAZN解説は永井雄一郎、実況は前節に引き続き下田アナ。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、パリ五輪帰りの高井、際。大島と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田。ベンチに車屋、瀬古、山内、瀬川など。大南、ゼヒカルド、ヴェロンなどはベンチ外。 FC東京は4-2-1-3。CFにオリヴェイラ。左右のシャドーに遠藤渓太と安斎颯馬。トップ下に仲川。小泉慶と高のダブルボランチ。DF徳元、岡、土肥幹太、白井康介。GK野澤。キャプテンは小泉か。仲川と高はフロンターレのアカデミー出身。土肥は以前GKだった土肥の息子。ベンチに長友、元フロンターレの原川、五輪代表の荒木など。松木はサウサンプトンに移籍。 開始前にグラウンド周辺で花火を打ち上げたので、たちあがりはピッチに煙がたちこめていた。その中で、FC東京がホームの大声援を受けて速攻を仕掛けてくる。相手右サイドから仲川に攻め込まれるが、佐々木が対応。さらに相手右スローインから左サイドの遠藤に渡り、クロスを入れられるが、家長が対応。下田アナが「この花火の煙やサポーターの音量も普段より大きい。選手たちの熱量もすごい」と言う。サポーターもきのうのスペイン対フランスの激戦を見ていたかもしれない。 3分、左サイドからの三浦のクロスは相手DF。マルシーニョがペナルティーエリアから折り返しも相手DF。右サイドからのクロスも相手DF。 5分、また相手右サイドから高に高速クロスを入れられ、相手左FW遠藤がペナルティーエリアでヘディングシュート、枠の左で助かる。 6分、ボールカットされ、相手左サイドから攻め込まれ、クロスが入るが誰にも合わずにゴール前を通過。 9分、相手右サイドからのクロスのこぼれを遠藤が折り返すが、際が対応、GKソンリョンが捕る。 12分、相手左サイドから徳元がスルーパスス、橘田がクリアするが、こぼれを相手FWオリヴェイラに拾われシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。 フロンターレはまだシュートをうてていない。この暑さの中でFC東京のハイプレスも長くは続かないはずだが、仲川のスピードと遠藤のシュートはかなり脅威。 15分、先制。大島からのパスを受けたマルシーニョが相手DFの対応を受けながら、ペナルティーエリア左でタイミングを図り、ボディフェイントで相手DFが倒れると、ねらってクロスをあげ、山田が相手DFとかけひきしてヘディングシュート、ゴール右上に決まる。1−0。これで山田は今季10得点に。 18分、19分と相手右サイド、相手左サイドから攻め込まれるが、DF陣とGKソンリョンが対応。相手FWオリヴェイラにいいクロスが入らないよう、そこだけは押さえている。 20分、追加点。橘田からのパスを受けた際が右サイドからアーリークロス、山田がペナルティーエリアでヘディングシュート、ゴール左下に決める。2−0。下田アナが「2試合連続2得点。山田は自身11点目を決めました」。 23分、飲水タイム。 ブレイクの直後をねらわれる。25分、相手MF仲川からのスルーパスが相手FWオリヴェイラに通り、ペナルティーエリアからシュートされるが、高井がなんとかはじいて相手右CK。徳元が蹴るが、誰にも合わず。 27分、相手スローインを受けた相手左FW遠藤に攻め込まれてシュートされるが、枠の左で助かる。 31分、相手のクロスを佐々木がクリアしたボールがマルシーニョに出て、ドリブル突破。ペナルティーエリアに入るところで相手DF。 36分、相手FWオリヴェイラにイエローカード。 37分、大島からのパスを受けたマルシーニョがクロス、相手DF。こぼれを佐々木が拾って攻めあがり、左からクロスを入れるが、誰にも合わず。 39分、相手右FW安斎にドリブルからクロスを入れられるが、大島が戻ってクリア。40分には、相手MF仲川に右サイド深い位置から折り返されるが、DF陣で対応。 43分、三浦からのスルーパスに走りこんだマルシーニョが折り返すが、合わず。2点差なんだから、自分でシュートすればいいのに。 44分、相手MF徳元がペナルティーエリア手前からミドルシュート、大島が防ぐ。 追加タイム4分。47分、三浦からのスルーパスを山田がペナルティーエリア中央でシュート、相手GK。 あと2、3秒というところで西村主審が笛を吹いたが終わりではなく、ボールを交換。新しいボールを二、三回パスしたところでハーフタイム。 後半開始からFC東京が一人目の交代。右FW安斎に代えて荒木を入れる。下田アナが「クリエイティブな選手です」。荒木はトップ下に入り、仲川が右FWに回る。仲川はこの位置の方が怖いかも。FC東京は前半立ち上がりのようにラッシュして攻めてくる。 3分、相手左サイドから徳元がFKを蹴り、こぼれをさらにクロス、相手FWオリヴェイラがシュート、枠の左。高井がしっかりついていて、シュートはヒットせず。 5分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手GK。 6分、相手右サイドから右SB白井がクロス、高井がクリアしてFC東京の右CK。徳元が蹴るが、山田がクリア。 8分、佐々木がボールを相手に出してしまい、相手右サイドから仲川にクロスを入れられるが、佐々木が自らクリア。 フロンターレはボールを持つと、家長、大島あたりがボールキープしておもむろにパス、FC東京の速攻のリズムに付き合わない。この暑い中、走り回っていては持たない。「FC東京の選手たちもボールを持ちたいが、うかつに飛び込めない」と下田アナ。 10分、ペナルティーエリア左から三浦がクロス、マルシーニョが中央でシュート、ヒットせず枠の左。 12分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて遠野を入れる。 15分、FC東京も二人目の交代。ボランチの小泉に代えてMF原川を入れる。下田アナが「原川の方がやや創造的なタイプです」と言う。 16分、遠野が左サイドでドリブル突破を試みるが相手DFに阻まれ、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ファーで佐々木が折り返すが、相手DF。今度はフロンターレの右CK。三浦が蹴り、家長が競るが、相手GK。 19分、左へ流れた山田が粘ってフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、遠野がうまく合わせてヘディングシュート、惜しくもバーに当たる。決まったかと思った。残念。 20分、相手MF原川から仲川へスルーパスが出るが、最後はGKソンリョン。 23分、飲水タイム。 24分、FC東京が二人同時交代。FWオリヴェイラに代えて今季札幌から加入した小柏、仲川に代えて俵積田を入れる。俵積田は左FWに入り、遠藤が右へ回る。 27分、追加点。左サイドでフロンターレのFK。かなり距離があるが三浦が蹴り、高井がヘディングシュートをゴール左上に決める。3−0。 直後にフロンターレが二人同時交代。大島に代えて瀬古、際に代えて瀬川を入れる。瀬川はトップ下に入り、脇坂がボランチへ下がり、橘田が右SBへ回る。 29分、脇坂からのパスを受けた瀬川がペナルティーエリア手前で粘り、なんとか山田がシュートに持ち込むが枠の上。 31分、瀬古がミドルシュート、相手DF。33分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。こぼれを拾った佐々木がドリブルでペナルティーエリアに入ってクロス、相手DF。 33分、中盤相手右サイドでFC東京のFK。原川が蹴り、ファーで折り返されるが、DF陣が対応。 34分、相手左FW俵積田がペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の上。 38分、自陣で相手MF荒木にボールをカットされ、荒木からのスルーパスに走りこんだ遠藤がペナルティーエリア中央からシュート、GKソンリョンが飛び出して防ぐ。危なかった。 39分、フロンターレが二人同時交代。山田に代えて山内、家長に代えて小林を入れる。小林がワントップに入り、山内が左ウイングか。4-4-2にしたようで、小林と瀬川のツートップ、左WBに山内、右に遠野か。FC東京が五人目の交代。足がつったDF土肥に代えて森重を入れる。 42分、相手右サイドから遠藤がクロス、相手FW小柏がペナルティーエリア中央でヘディングシュート、枠の左で助かる。解説の永井が「これも入らないなら、今日はFC東京の決まらない日なのでしょう」と言う。 43分、相手右FW遠藤からのスルーパスに走りこんだ相手右SB白井がペナルティーエリア右からシュート、GKソンリョン。これも危なかった。 追加タイム5分。相手右サイドで遠藤からのスルーパスを相手FW小柏がペナルティーエリアで受けるが、三浦が対応、最後はGKソンリョン。 47分、フロンターレのカウンター。左サイドで山内がドリブル、クロスを入れるが、相手GK。 49分、右サイドでパスを受けた小林がクロス、ペナルティーエリア内で瀬川が受けてドリブル、エリア左からシュート、相手DF。 50分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴り、ファーで遠野が折り返すが、味方に合わず。 追加タイム4分28秒でフロンターレサポーターが「アヴァンテ」を歌い出す。たいして歌わないうちに3−0のままタイムアップ。試合後、サポーターは「川崎市民の歌」を歌っていた。 勝点34として暫定10位に浮上。暫定だが、久しぶりに上半分に復帰して嬉しい。FC東京は8位に下降。試合前、フロンターレのすぐ上の11位だった浦和は、19位の鳥栖と1−1で引分け、勝点同じ34だが得失点差で1少ないため11位のままだが、実は前節雷雨のため柏戦が中止になっているため、試合数がひとつ少ない。 首位の町田がなんとホームで17位湘南に0−1で敗戦。勝点50で足踏み。湘南は15位に浮上。ただ、勝点47の2位鹿島も18位磐田に1−2で敗れる不覚。勝点で並ぶ絶好機だったのに。磐田も17位に浮上。勝点45の3位ガンバは15位柏と0−0で引分け。ガンバは4位に下降、柏は14位に浮上。代わって4位広島が6位セレッソに2−0で勝ち、3位に浮上。セレッソは6位のまま。最下位の札幌は8位福岡と2−2で引き分けた。福岡は7位だったFC東京が負けたため勝点で並び、得失点差で7位に浮上。 |
サッカー短評 (2024.8/10) U23フランスvs.U23スペイン 3対3延長0−2 (2024.8/10 パリ) パリ五輪決勝
決勝にふさわしい激戦だった。開催国フランスは40年ぶりの、対するスペインは自国開催バルセロナ五輪以来32年ぶりの金メダルを争う。立ち上がりは、満員の観衆の後押しを受けた、ここまで1失点のフランスの怒涛の攻撃で始まり、11分に先制。このままフランスが圧勝するのでは、と思わせた。しかし、フランスのプレスに慣れたスペインは、ここまで何度も逆転勝ちしてきた強さを見せ、18分、ロペスの最初のシュートで同点に。その後はスペインのリズムで進み、26分にロペスが追加点、28分にキャプテンのバエナが直接FKを決めて、あっというまに2点差がついた。フランスは後半、選手交代なしで入ったが、7分にOAのキャプテン、ラカゼットら二人を思い切って代え、反撃開始。次第に攻勢を強め、スペインのキャプテン、バエナが与えたFKから1点返す。スペインも43分までに五人の交代枠を使い切って逃げ切りを図ったが、追加タイムの48分、VARのオンフィールドレビューの結果、フランスにPK。これをOAのマテタが決めてついに同点として延長戦突入。スタンドは大歓声。延長に入ると、フランスが攻める。しかしまたも先に得点したのはスペイン。延長前半10分、ワンタッチのスルーパスをワンタッチシュートで押し込む。フランスも負けじと攻め込むが、延長後半追加タイム、スペインの鮮やかなカウンターが決まって勝負あった。主審はブラジルの人。NHK解説は森岡。
スペインの先発は4-2-3-1。1番GKテナス。DF3番ミランダ、17歳の5番クバルシ、4番ガルシア、2番プビル。10番バエナと6番パリオスのダブルボランチ。左右のシャドーに17番セルヒオ・ゴメスと14番オロス。トップ下に日本からも得点した11番フェルミン・ロペス。ワントップにキャプテンで9番アベル・ルイス。OAはミランダ、セルヒオ・ゴメス、アベル・ルイス。いずれも24歳。ユニフォームは上下とも黄色。脇からパンツのサイドにかけて赤い筋。靴下も黄色。 フランスは4-3-3。14番マテタとキャプテンで10番ラカゼットのツートップ。トップ下に7番オリズ。左右のMFに13番ショタールと12番ミヨ。アンカーに6番コヌ。DF3番トゥルフェール、2番リケバ、4番バド、5番シルディリア。GKレステス。監督はアンリ。OAはマテタ(27)、ラカゼット(31)、バド(24)。ユニフォームは上が青。パンツは白で靴下が赤。 2分、4分とフランスの激しいチャージにスペインのゴメスとフェルミン・ロペスが倒れる。主審はファールをとらない。ここまで複数得点のフェルミン・ロペスには厳しくマークがつく。 11分、フランスが先制。ここまでずっと押し込んでいたが、右サイド深い位置のスローインからオリズがクロス、こぼれをペナルティーエリア右からミヨが左足でシュート、相手GKの指先をはじいてゴール左に決まる。1−0。 18分、スペインが追いつく。だんだんフランスの勢いに慣れてきたスペインがパスをつなげるように。右サイドからのパスを受けた10番バエナがワンタッチでスルーパス、CFルイスにはマークがついていたが、ロペスはなぜかフリーで、ペナルティーエリア中央でダイレクトシュート、1−1。これがスペイン1本目のシュートらしい。たいした決定力。 22分、フランスの連続右CK。オリズが蹴り、最後はFWマテタが倒れながらヘディングシュート、相手GK。 25分、スペインが逆転。左サイド深い位置から左SBミランダがクロス、CFルイスがシュート、相手GKがはじくが、そこに詰めたロペスが押し込み、1−2。 フランスが先制したときには、考えられない展開。どちらも五輪代表とは思えないフィジカルとスピード、激しさと正確な速いパス。どちらのOAもビッグネームはいない。フランスもエムバペを呼べなかったらしい。日本は金メダルをねらうなら、こういうチームと当たり負け、走り負けしないフィジカルやメンタルが必要だが、とうてい、そのレベルに達していないことが実感される。同じ土俵で勝負できないなら、OAも含めた総力で連携を高め、複数で速く正確に攻撃するしかないだろう。 27分、スペイン左SBミランダがスルーパスに攻め上がると、相手DFバドに倒されてペナルティーエリア手前左でスペインのFK。フランスの壁は向かって左寄りに4枚。10番バエナが壁の上を越すように蹴り、左上に決める。相手GK動けず。1−3。ますます想定外の展開に。 スペインが完全に試合を支配し、フランスのファールが増えてくる。しかし、主審はあまりとらない。それでも36分に、相手を踏んだフランスのMFコネにイエローカード。 38分、3分前に相手のチャージを受けてヒザを傷めたように倒れていたスペインのFWロペスがミランダとのパス交換からシュート、相手DF。足はそれほど痛くないらしい。ハットトリックをねらったか。 44分、中盤右サイドでフランスのFK。オリズが蹴るが、シュートに至らず。 追加タイム7分。ずいぶん長い。 47分、フランスのカウンター。左サイドからトリュフェールがクロス、相手DFに当たったが、ニアに走りこんだマテタがヘディングシュート、枠に飛んだが相手GKが押し出す。 50分、またフランスのDFバドにイエローカード。これも足を踏んだため。この主審は踏む以外の激しいチャージはほとんど止めない。アドバンテージもあるようだが、ジェスチャーもしないのでわからない。解説の森岡は「倒れされた方がその前に体がなかった」「ゴールに関わるプレーが無理だと判断した」等と推測していた。 52分、スペインの最年少DFクバルシが相手FWマテタとペナルティーエリアでやりあってマテタが倒され、「PKか」という場面でも、ブラジルの主審はノーファールの判定。OAの選手が派手にアピールしても逆効果かも。 1−3でハーフタイム。後半、フランスのアンリ監督は選手交代など含めてどのように手をうつのか。 後半は交代なしで開始。 立ち上がり、フランスは積極的な姿勢を見せるが、スペインも前半のようには受け身にならない。3分ルイス、5分ロペスとシュートまで攻め込むが、いずれも枠の上。 7分、フランスが二人同時交代。今代えるなら、後半開始からでもよかったのでは。キャプテンの10番ラカゼットに代えて9番FWカリムエンド、13番左MFショタールに代えて8番MFアクリウシェを入れる。 8分、中盤右サイドでフランスのFK。オリズが蹴り、こぼれをリケバがシュート、相手DF。 10分、左サイドからフランスの左SBトゥルフェールがクロス、MFコネが飛び込み、ヘディングシュート、バーに当たる。 15分、スペインの右SBプビルが攻め上がり、右サイド深い位置からクロス、走りこんだ左SBのミランダがフリーでボレーシュート、枠の外。 16分、フランスのMFオリズがペナルティーエリア手前からシュート、相手DFに当たってコースが変わるが、相手GKが捕る。 20分、パスをつないでスペインのCFルイスがペナルティーエリア左深い位置からシュート、枠の外。 22分、フランスのMFアクリウシェからのスルーパスに走りこんだFWマテタがペナルティーエリア内からダイレクトシュート、相手GK。 25分、フランスの左CK。オリズが蹴り、ニアでアクリウシェがシュート、相手DF。 27分、フランスのMFコネがカリムエンドとのパス交換からペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK。「だんだんフランスに焦りが出てくる頃です」と森岡。 28分、スペインが二人同時交代。11番フェルミン・ロペスに代えて16番MFベルナベ、2番右SBプビルに代えて20番サDFンチェスを入れる。 31分、スペインのベルナベにイエローカード。これで得たフランスのFK。オリズが蹴り、マテタが頭に当てるが、枠の外。 33分、フランスが三人目の交代。右MF12番ミヨに代えて、ドリブラーの11番MFドゥエを入れる。 直後にスペインのバエナにイエローカード。これで得たフランスのFK。ペナルティーエリア右角付近からオリズが蹴り、ニアでアクリウシェに当たり、ゴール左上に決まる。2−3。 36分、1点差となり、フランスに勢い。左SBトゥルフェールのミドルシュートが相手に当たってフランスの左CK。オリズが蹴り、こぼれをコネがすぐシュート、枠の左。 38分、スペインが二人同時交代。9番FWルイスに代えて21番FWカメージョ、10番バエナに代えて8番MFトゥリエンテスを入れる。 42分、フランスの左CK。オリズが蹴るが、ニアで相手DF。 42分、スペインのカウンター。最後はゴメスがペナルティーエリア左から低いシュート、惜しくも枠の右。 43分、スペインが五人目の交代。14番右シャドーオロスに代えて12番DFパチェコを入れる。逃げ切り要員か。 44分、フランスの左CK。ドゥエが蹴り、ファーで競り合ったカリムエンドが倒されるが、主審は笛を吹かない。しかし、VARのチェックが入り、主審はオンフィールドレビューを行い、PKに判定を変更。スペインのミランダにイエローカード。 追加タイム5分。PKはマテタが蹴って左下に決める。ついに3−3に追いつく。 51分、スペインのカメージョがフリーのトゥリエンテスにパス、トゥリエンテスのシュートは決まるかに見えたがバーに当たる。決めてほしい。 53分、フランスの右CK。オリズが蹴るが、ファーでスペインのクバルシが触り、最後はGKテナス。3−3で延長戦へ。 延長開始からフランスが四人目の交代。3番トゥリュフェールに代えて15番DFロッコを入れる。 1分、フランスの右サイドからシルディリアがクロス、ファーでマテタがシュート、枠の外。 スペインのパチェコにイエローカード。これで得た中盤右寄りでフランスのFK。オリズが蹴るが、相手DF。こぼれをドゥエが拾ってペナルティーエリア左からシュート、相手DF。 8分、スペインが六人目の交代。3番左SBミランダに代えて15番DFグティエレスを入れる。 8分、スペインの左CK。ゴメスが蹴るが、相手MFオリズに当たる。 10分、スペインに追加点。縦パスに走りこんだスペインのベルナベがスルーパス、フリーでカメージョが走りこみ、相手GKが飛び出してくるのを見極め、ループシュートを決める。3−4。 15分、フランスの左サイドをドゥエがドリブル、ペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手GK。 追加タイム2分。3−4で延長後半へ。 延長後半開始からフランスが五人目の交代。6番MFコネに代えて17番DFマガッサを入れる。 1分、スペインが右サイドから攻め込み、最後はゴメスがシュート、相手GK。 6分、フランスが六人目の交代。5番DFシルディリアに代えて18番MFチェルキを入れる。 スペインがリードしている余裕でフランスの攻撃をいなす。両チームとも疲労の色が濃い。 12分、フランスの右CK。オリズが蹴るが、相手GKが捕る。 14分、フランスのFWマテタが座り込んでいる。 15分、フランスのドゥエが右サイドからドリブル、ペナルティーエリア右からシュート、枠の外。 16分、スペインが追加点。GKテナスがロングスローからスペインのカウンター。残っていたカメージョがループシュート、飛び出した相手GKをかすめてゴールイン。3−5。カメージョはユニフォームをぬいでしまい、イエローカード。 3−5でタイムアップ。スペインが金メダル。フランスが銀メダル。 昨日3位決定戦でエジプトに6−0で勝ったモロッコが銅メダル。 |
サッカー短評 (2024.8/8) 川崎フロンターレvs.ヴィッセル神戸 3対0 (2024.8/7 U等々力) 第25節
なんと4位の神戸相手に3得点して、今季初の連勝。前半終わりに神戸の飯野がイエロー二枚で退場に。そのまま0−0で後半へ。後半12分、脇坂のCKをファーで家長がヘディングシュートで先制。16分、神戸が二人交代して反撃しようとしたところで、再び今度はCBトゥーレルが一発レッド。VARも確認したが、そのまま確定し、神戸は9人に。さすがにFW武藤を下げてDF広瀬を入れる。26分、左サイド三浦からのクロスを山田が押し込み、追加点。フロンターレは33分に3枚替えで攻撃陣にフレッシュな選手を送り込む。神戸も井手口、大迫を代えるが井出と山内翔では役者不足。40分に山田が脇坂からの絶妙なスルーパスを押し込み、突き放した。気温29.3度、湿度65%。後半はかなり雨が降って、芝生もめくれていた。観客18318人。主審は笠原さん。VARは谷本さん。DAZN解説は水沼さん、実況は久しぶりの下田アナ。9位浦和と13位柏の対戦が雷雨で中止になったため、暫定12位に浮上。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木旭、大南、際。大島と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにはマルシーニョと家長。ワントップに山田。ベンチにGK早坂、ほぼ1年ぶりの車屋など。スタンドにこの夏獲得した新DFセサル・アイダル(ブラジル、23)の姿。また、8/1付でGK上福元は湘南へ完全移籍とのこと。 神戸は4-4-2。佐々木大樹と大迫のツートップ。左右のシャドーに武藤と飯野。扇原と井手口のダブルボランチ。DF初瀬、トゥーレル、山川、菊池。GK前川。チームキャプテンは山口蛍だが副キャプテンの一人が山川なので、そうだったかも。ベンチに元フロンターレのGK新井、FWパトリッキ、DF岩波など。元フロンターレのFW宮代やもう一人の副キャプテン酒井高徳はいない。 4分、相手右サイドからのクロスを際がクリアして神戸の右CK。初瀬が蹴るが、山田がクリア。こぼれを扇原がシュート、際がクリアして今度は相手左GK。飯野が蹴るが、GKソンリョンが捕る。 8分、左サイド見らからのクロスを山田が落とし、脇坂がペナルティーエリア内でシュート、ヒットせず相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを大島がミドルシュート、枠の上。 14分、相手サイドからの折り返しを収めた大迫が粘ってつなぎ、井手口がミドルシュート、大南が寄せ、枠の左。 22分、橘田がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手MF扇原が防ぐ。 23分、フロンターレの右CK。三浦が蹴るが、相手DF。24分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、味方に合わず。 24分、飲水タイム。 31分、マルシーニョがファールで止められ、相手MF飯野にイエローカード。左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手DF。 38分、相手左サイドから武藤がクロス、ペナルティーエリア中央で大迫がシュート、枠の上。 44分、神戸の左CK。初瀬が蹴り、井手口がミドルシュート、枠の外。 45分、ペナルティーエリアにボールを入れられ、それに走りこんだ相手MF飯野を大南が追うが、ほとんど触っていないのに飯野が倒れ、主審はシュミレーションとしてイエローカード。飯野は31分にもイエローをもらっているので、2枚目となり、退場。VARのチェックも入ったが、主審の判定は覆らず。大南が飯野を押したかどうかではなく、飯野がバランスをくずしただけなのか、わざとファールをもらおうとしたのか真相はともかく、主審には故意だと見えたのだろう。 48分、際からのパスを受けた橘田がミドルシュート、相手DF。49分、際のクロスのこぼれを大島がミドルシュート、枠の上。 0−0でハーフタイム。 後半は交代なしで開始。 3分、際からのボールを走って走って、右サイド深い位置で受けた家長は、相手DFをかわしながらペナルティーエリア右に入ってシュートに持ち込むが、相手GK。 4分、相手FW武藤にミドルシュートされるが、GKソンリョンが捕る。 6分、ペナルティーエリア内からの脇坂のシュートが相手GK前川にクリアされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GKがはじく。 11分、山田がドリブルでペナルティーエリアに入り、シュートするが相手GKがはじいてフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ゴール前中央に山田や長身DF陣がいたが、その後ろにいた家長がファーに走りこんでヘディングシュートを決める。1−0。 16分、神戸が二人同時交代。ボランチ扇原に代えてMF鍬先、佐々木大樹に代えてFWパトリッキを入れる。 17分、左サイド三浦からのクロスに家長がダイビングヘッド、惜しくも枠の右。 18分、相手DFトゥーレルが副審方向にボールを蹴り出し、これがレッドカードの対象となる。VARのチェックも入ったが、主審の判定は覆らず。 22分、中盤中央で神戸のFK。初瀬が蹴るが、三浦がクリア。 23分、神戸はCBを入れるために三人目の交代。FW武藤に代えてDF広瀬を入れる。24分、相手左サイドからのパトリッキのクロスは大南がクリア。続く初瀬の右スローインも大南がクリア。さらに相手右サイドの広瀬からのクロスもDF陣が対応。 26分、追加点。マルシーニョからのスルーパスをペナルティーエリアまで攻めあがって受けた三浦が折り返すと、相手DF山川に当たるが、下がりながらジャンプした山田が頭で押し込む。2−0。 28分、飲水タイム。 32分、脇坂からのスルーパスをペナルティーエリアまで攻めあがった際がシュート、相手DF。 33分、フロンターレが三人同時交代。際に代えて瀬古、大島に代えて遠野、マルシーニョに代えて山内日向汰を入れる。遠野はトップ下に入り、脇坂が一列下がって瀬古とダブルボランチ、橘田が右SBか。神戸も二人同時交代。大迫に代えてMF山内、ボランチ井手口に代えてMF井出を入れる。 38分、相手DF初瀬からのパスを受けたパトリッキがペナルティーエリア中央からヘディングシュート、大きく枠の上。 38分、ロングフィードをペナルティーエリアで遠野が受け、落としたボールを山田がシュートするがヒットせず相手GK。 40分、追加点。脇坂が左前方の山内か遠野を見たが、まっすぐ縦パスを入れ、受けた山田が相手DFと競りながら左足でシュート、3−0。 41分、フロンターレが四人目の交代。家長に代えて小林を入れる。 42分、相手右サイドから広瀬がクロス、相手FWパトリッキがヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。 45分、橘田からのパスを受けた小林のクロスが相手DFにクリアされてフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。 46分、フロンターレが五人目の交代。佐々木旭に代えて車屋を入れる。車屋は昨年の秋以来となるので、ほぼ1年ぶり。 47分、中盤相手右寄りでヴィッセル神戸のFK。初瀬が蹴り、DFがクリアして、神戸の左CK。初瀬が蹴り、相手長身DF菊池がヘディングシュート、ゴール前で混戦になるが、DF陣がクリア。 48分、フロンターレのカウンター。大南が攻め上がり、左サイドからクロス、相手DF。さらに三浦が左からクロスを入れるが、相手DF。 50分、山内が左サイドからミドルシュート、相手GKが捕る。 3−0でタイムアップ。勝点31として暫定12位に浮上(※暫定なのは、フロンターレより下にいる勝点29の16位柏と11位浦和の対戦が雷雨で中止になったため。柏が勝てばフロンターレは13位)。神戸は4位から5位へ。 首位町田は6位セレッソと0−0で引分け。順位は変わらず。2位だったガンバは7位FC東京と0−0でここも引分け、ガンバは3位に。3位だった鹿島が19位鳥栖を3−0で2位浮上。5位広島も1−0でヴェルディに勝ち、4位浮上。 |
サッカー短評 (2024.8/5) 日本女子vs.アメリカ女子 0対0延長0−1 (2024.8/3 パリ) パリ五輪準々決勝
善戦したが、決定力で負けた。アメリカは放り込みのパワーサッカーではなく、後ろからパスをつなぐ攻撃に変わっていた。イギリスのチェルシー女子チームを強豪に育てたというヘイズ監督を迎えて、スペインに明け渡した世界ランク1位の座を取り戻すべくスタイルを変えたらしい。現在は世界ランク5位。しかし、先発はほぼ固定で中二日の4試合目でさすがに疲労はある。気温22度、湿度 %。オロフソン主審はスウェーデンの人。VARのベベクさんはクロアチアの人。日テレ解説は矢野、実況はNHKの曽根アナ。ピッチレポーターは内田篤人。
先発は、3-4-2-1。GK山下。DF南、熊谷、古賀の3バック。左右のWBに北川と守屋。長野と長谷川のダブルボランチ。左右のシャドーに清家と藤野。ワントップ田中美南。グループステージ第3戦の前、古傷が痛んだ藤野が先発。ベンチに植木、浜野、宮澤など。 アメリカは4-1-2-3。CFに9番スワンソン。左右のシャドーに11番スミスと5番ロドマン。インサイドハーフに16番ラベルと10番ホラン。アンカーにアルバート。DF7番ダン、14番ソネット、4番ギルマ、2番フォックス。GKネイヤー。キャプテンは10番ホラン。エマ・ヘイズ監督。アメリカはここまであまり先発を変えずに来たらしいが、アンカーのレギュラー選手が出場停止。ロドマンの父は、元NBAの選手。ピンクの太い三つ編みを二本下げている。グループステージは3戦3勝で突破。 日本の対アメリカ戦はここ10年以上4分8敗と未勝利らしい。日本が勝ったときにいたワンバックのような強烈な選手はいないようだが、両シャドーのスミスとロドマンはグループステージ全試合で得点にからんだとのこと。 5分、アメリカがボールカット、左FWスミスがペナルティーエリア手前からシュート、熊谷が防ぐ。6分にも、ペナルティーエリア内にパスを入れられ、相手MFホランが走りこんで頭に当てるが、ヒットせず、GK山下。 アメリカの両シャドーのスミスとロドマンは、スミスが速さ、ロドマンは迫力で攻め込んでくるが、早めに二人で対応することで、決定的な仕事はさせていない。以前のようにロングボールをどんどん前線に放り込んでくる方が日本は苦手だと思うが、今のアメリカは攻め切れないと思うと、最後尾から作り直してくるので、日本も対応しやすい。 26分、左サイドで清家がドリブル突破を試み、相手右SBフォックスに倒され、深い位置で日本のFK。ボールサイドに長谷川と北川が立ち、長谷川がニアへ蹴るが、相手DF。 31分、アメリカのカウンター。スミスがドリブルでペナルティーエリア右に入ってシュートするが、熊谷が寄せたため、枠の右。 35分、左サイド北川からの縦パスを受けた清家がドリブル、相手DFに寄せられるがペナルティーエリアへパス、田中が受けてシュート、相手GK正面。 37分、長谷川のポストプレーから清家が受けて左サイドから中へパス、こぼれをペナルティーエリア右で拾った守屋がワンタッチシュート、枠の上。 39分、相手右FWロドマンがクロス、北川に当たり、アメリカの右CK。ラベルはショートコーナーを蹴り、スワンソンがクロスを入れるが、GK山下。 追加タイム1分。0−0でハーフタイム。 後半開始から日本が一人目の交代。清家に代えて浜野を入れる。 5分、日本の左CK。北川がショート気味に蹴り、最後は長谷川がクロス、相手DF。 7分にも日本の左CK。北川がニアへ蹴り、田中が中央で相手DFを引き付け、最後に藤野がペナルティーエリア右からシュート、枠の右。 12分、藤野加瀬倒され、相手DFソネットにイエローカード。日本のFKき長谷川が蹴り、ファーら北川が走りこむが、相手DF。 17分、相手右サイドからロドマンがクロス、相手左FWスミスが走り身むが、古賀がクリア。 18分、アメリカの左CK。スワンソンがショートコーナーを蹴り、ラベルとパス交換してドリブル、ペナルティーアーク付近からシュート、枠の右。 22分、相手MFラベルがミドルシュート、田中が防ぐ。これで得たアメリカの左CKをスワンソンがショートコーナーを蹴るが、シュートに至らず。br> 25分、日本が二人目の交代。田中に代えて植木を入れる。 33分、相手MFラベルがミドルシュート、枠の右。 35分、長谷川からの縦パスを受けた浜野が右へパス、受けた藤野がドリブルしてペナルティーエリア右からクロス、こぼれを長谷川がペナルティーアークからシュート、枠の上。もう少し枠に飛ばせないか。 35分、飲水タイム。 36分、日本が三人目の交代。藤野に代えて宮澤を入れる。 38分、熊谷が相手MFホランとの競り合いで倒れる。靴が脱げかけてはき直す。 44分、相手右SBフォックスから相手FWスワンソンにパスが通るが、南がタックルして倒し、中盤相手右サイドでアメリカのFK。ラベルが蹴るが、DF陣がクリア。 追加タイム4分。 48分、アメリカのカウンター。スミスがミドルシュートをうつが、古賀が大きくクリア。 50分、日本のカウンター。最後は浜野がペナルティーエリア手前左からシュート、枠の外。 0−0のまま延長戦へ。 延長開始から日本が四人目の交代。古賀に代えて高橋はなを入れる。アメリカも一人目の交代。FW9番スワンソンに代えて8番ウィリアムズを入れる。 2分、相手FWスミスがこぼれをひろってペナルティーアーク付近からシュート、守屋が防ぐ。 4分、アメリカの連続右CK。いずれもシュートに至らず。 6分、宮澤が相手ボールヲカットしてペナルティーエリア右からシュート、枠の右。 6分、相手FWスミスがボールカットからペナルティーエリア右に入ってシュート、GK山下が止める。 11分、日本の左CK。北川がニアへ蹴るが、こぼれ、最後は植木がクロスを入れるが、相手GKがはじく。 12分、浜野がミドルシュート、枠の外。 14分、相手FWスミスからのパスを受けた相手右FWロドマンが右から切り込み、シュートをうつが、枠の左。 追加タイム2分、17分、失点。アメリカが左から右へサイドチェンジ、ロドマンが受けてドリブル、ペナルティーエリア右に入ってシュート、ゴール左に決まる。0−1。 0−1で延長後半へ。解説の矢野が「この疲れている時間にあの位置からあの体勢で、ゴールの反対側によく決めたと思う」。 延長後半開始から日本が二人同時交代。長谷川に代えて林、北川に代えて千葉を入れる。千葉がワントップに入り、植木が右ウイング、宮澤が左ウイングか。アメリカも二人目の交代。16番MFラベルに代えて13番ナイスウォンガーを入れる。 2分、宮澤が左サイド深い位置からクロス、ニアでクリアされるが、こぼれを林がペナルティーエリア中央でシュート、相手DF。 3分、植木がペナルティーエリア右からシュート、相手DF。 6分、アメリカのカウンター。スルーパスに走りこんだ相手右FWロドマンがシュート、オフサイドの判定。 13分、日本の右CK。林がニアへ蹴り、植木がシュート、枠の右。 14分、相手右SBフォックスが座り込み、メディカルスタッフとともにピッチを出る。アメリカが三人目の交代。2番フォックスに代えて6番クルーガーを入れる。 追加タイム2分。17分、右サイド深い位置へのループパスに走りこんだ千葉がシュート、枠の右。 0−1でタイムアップ。PK戦に持ち込めなかった。 |
サッカー短評 (2024.8/3) U23日本vs.U23スペイン 0対3 (2024.8/3 リヨン) パリ五輪準々決勝
完敗した。最初は前半11分、フェルミン・ロペスに見事なミドルシュートを決められた。前半の終わりに、いったん同点にできたかという時があったが、VARで、得点した細谷のかかとかどこかが藤田のパスを受けたときオフサイドだったという判定で取り消しに。後半28分には、相手のFKで直接ねらわれたところをGK小久保がはじいて与えた相手左CKから失点。41分にも、相手右CKのクリアのこぼれを再びフェルミン・ロペスに押し込まれて万事休した。気温31度、湿度90%。主審ダハン・ベイダさんはモザンビークの人。VARはジェローム ブリサールさん。NHK解説は森岡。
日本はGK小久保。DF大畑、木村、高井、関根。アンカーに藤田。インサイドハーフに三戸と山本。左右のウイングに斉藤と山田。ワントップ細谷。ベンチに砂糖、藤尾、植中、荒木、内野、鈴木海音、GK野澤。 スペインは日本と同じ4-1-2-3。ワントップに9番ルイス。左右のシャドーに17番ゴメス、14番オロス。インサイドハーフに10番バエナと11番フェルミン・ロペス。アンカーに6番パリオス。DF3番ミランダ、5番クバルシ、4番エリック・ガルシア、2番プビル。GKテナス。キャプテンは9番ルイス。サンティ・デニア監督。 |
サッカー短評 (2024.8/1) 日本女子vs.ナイジェリア女子 3対1 (2024.8/1 ナント) パリ五輪グループC第3戦
日本は前半に3点得点して逃げ切った。先制点は22分の浜野。32分に田中美南が初得点。1失点の後、追加タイムに北川がFKを直接決めた。6/14現在ナイジェリア女子の世界ランクは36位(日本7位、スペイン1位、ブラジル9位)だが、昨年の女子ワールドカップでは、準優勝のイングランドとラウンド16でPK戦まで持ち込んだ。2004アテネ五輪ベスト8が最高成績。このチームは速攻が持ち味で、身体能力の高さでせめこんでくる。また、相手右サイドを2番のアロジーが何度攻めあがってくる。後半は追加点こそとれなかったが、足がつる選手が出るナイジェリアに対し、フレッシュな交代選手を送り込み、追加タイム8分も優位に進めて逃げ切った。気温32度、湿度54%。カルデラス主審はベネズエラの人。VARはグスマンさん。NHK解説は矢野、。
日本は34-2-1。GK山下。DF石川、熊谷、高橋。左右のWBに北川と守屋。林と長谷川のダブルボランチ。左右のシャドーに植木と浜野。ワントップ田中美南。林と北川はケガ上がりで初出場。石川も初出場。植木は初先発。ベンチに谷川、長野、清家、宮沢など。藤野はベンチ外。 ナイジェリアは4-2-3-1。8番オショアラのワントップ。トップ下に11番エチェギニ。左右のシャドーに15番アジバデと7番トニ・ペイン。10番ユチェイベと13番アビオドゥンのダブルボランチ。DF5番オケケ、3番オハレ、14番デメヒン、2番アロジー。GK16番ナドジー。キャプテンは15番アジバデ。オショアラはピンクの髪、アビオドゥンは黄色の髪、アジバデは水色の髪。ランディー ウォルドラム監督はアメリカの人。 ナイジェリアは2連敗しているので、3位になるには、勝利が必要。同時刻キックオフのスペイン対ブラジルの結果次第だが。 1分、ナイジェリアの速攻。相手左サイドから攻め込み、アジバデがペナルティーエリア左からクロス、熊谷がクリアして相手左CK。トニ・ペインが蹴るが、直接ゴールラインを割り、サイドネット。 7分、左サイドから北川がクロス、ペナルティーエリアでフリーの田中がワンタッチシュート、ヒットせず、相手GK。 12分、浜野が中盤右サイドからロングシュート、枠の外。 16分、左サイド北側からのクロスのこぼれを長谷川が拾い、ペナルティーエリア左からシュート、相手DF。 解説の矢野が「ナイジェリアはプレスに来ても連動していない。横パスを狙っているので、日本は自陣でのパスミスに注意したい」。 21分、日本の右CK。北川が低い長めのパスを送りこみ、ニアで田中が折り返し、林が走りこんでシュート、惜しくも枠の上。「デザインされたCKで、この他にもいくつも形を持っているはず」と矢野。実況アナも「暑い千葉の合宿でセットプレーの練習をたくさんしていました」と言う。 22分、先制。長谷川のスルーパスに走りこんだ植木がペナルティーエリア左に入って、シュートするかと思わせてフアーへ横パス、走りこんだ浜野が蹴りこみ、相手GKの指先をはじいて決まった。1−0。 24分、日本の左CK。長谷川が蹴るが、相手GK。 27分、相手CFオショアラが座り込む。どこか傷めたのか。バルセロナに所属していたこともあり、CLの優勝に貢献したとのこと。29歳だがこの暑さの中、慣れない前線からのプレスで足がつったか。 ここで飲水タイム。オショアラも戻る。解説の矢野が「ブレイクの後を集中して入りたい」。 32分、追加点。スルーパスに走りこんだ右サイド守屋 が深い位置からクロス、植木が鋭いヘディングシュートを放つが、惜しくもバーに当たるも、こぼれに落ち着いて詰めた田中が押し込み、2−0。 38分、相手右サイドを2番アロジーがドリブルで攻めあがってくる。左WBの北川がかわされるが、熊谷がクリア。 42分、失点。石川のパスが短くなり、相手右FWトニ・ペインがカット。相手トップ下11番エチェギニにつながれ、ユチェイベとのパス交換で長谷川をかわして、ペナルティーアークからミドルシュート、ゴール左下に決まる。2−1。 ナイジェリアの攻撃が活性化。「日本は耐える時間です」と実況席。 追加タイム5分。49分、田中が倒され、相手DFデメヒンにイエローカード。ペナルティーエリア手前中央で日本のFK。ボールサイドに右利きの長谷川と左利きの北川の二人が立つ。北川が直接ねらって蹴り、見事に壁の上を巻いて右上に決める。3−1。 3−1でハーフタイム。 後半開始から日本が一人目の交代。3試合連続先発の田中に代えて清家を入れる。清家は左ウイングに入り、植木がCFに回る。ナイジェリアも一人目の交代。5番DFオケケに代えて4番DFニコール・ペインを入れる。2番のトニ・ペインの姉妹だという。 2分、相手右MFトニ・ペインがドリブルで攻めあがってペナルティーエリア左からシュート、石川が防ぐ。 4分、ボランチの林がボールカットしたこぼれを浜野がロングシュート、枠の上。 7分、北川が相手DFをかわしてペナルティーエリア左からクロス、ファーに走りこんだ守屋が倒され、主審はPKの判定。しかしVARのチェックが入り、主審はオンフィールドレビューを経てファールを取り消し。 15分、ナイジェリアが二人目の交代。8番CFオショアラに代えて17番イヘズオを入れる。日本も二人同時交代。長谷川に代えて長野、北側に代えて宮澤を入れる。 21分、入ったばかりの宮澤からのクロスを清家がヘディングシュート、枠の外。 27分、日本のカウンター。植木のポストプレーからボランチの林がスルーパス、走りこんだ浜野がドリブル、ペナルティーエリア右から低いシュート、枠の左。 28分、飲水タイム。 30分、ナイジェリアが三人目の交代。ボランチ13番アビオドゥンに代えて6番オコロンコを入れる。 31分、日本のパスミスを奪われ、相手トップ下のエチェギニがミドルシュート、GK山下が正面で防ぐ。 34分、長野からのパスを受けた植木はトラップで相手DFをかわしてペナルティーエリア左からシュート、惜しくも枠の外。 35分、日本が四人目の交代。守屋に代えて千葉を入れる。 37分、中盤左サイドで日本のFK。ボールサイドに宮澤と林が立ち、クロスを入れずに二人でパス交換、最後は宮澤がクロスを入れるが、相手GKがはじく。 41分、相手右サイドからのクロスを熊谷がクリアしてナイジェリアの右CK。アロジーが蹴るが、直接ゴールラインを割る。 44分、清家からのパスに走りこんだ千葉がタッチが大きくなり、シュートしたがヒットせず。 追加タイム8分。 46分、ナイジェリアが四人目の交代。CB3番オハレに代えて12番カヌを入れる。 48分、日本が五人目の交代。植木に代えて谷川を入れる。千葉がワントップに回り、谷川は右ウイングか。 50分、清家がドリブルからミドルシュートを打つが、ヒットせず相手GK。 53分、清家のシュートのこぼれが高く上がり、これをゴール前にパスするとフリーで受けた千葉がシュート、余裕があったのに枠の左に外れる。もったいない。 3−1でタイムアップ。グループCを2位通過し、準々決勝は、優勝候補の一画アメリカと対戦する。 途中で、同時刻キックオフのスペイン対ブラジルの試合は無得点だが、ブラジルが一人退場したという情報が入った。スペインが2−0で勝利し、グループCを3連勝で1位通過。ブラジルもグループ3位だが決勝トーナメント進出。 |
サッカー短評 (2024.7/31) U23日本vs.U23イスラエル 1対0 (2024.7/31 ナント) パリ五輪グループD第3戦
後半追加タイムまで0−0。交代で入ったエース細谷が46分に今大会初得点を決めて試合を締めた。前半立ち上がりと後半30分過ぎからは相手にボールをつながれてあわやのシュートも打たれたが、GK小久保のファインセーブもあり、グループステージ3試合無失点で首位通過。しかし、グループC最終戦で、スペインがエジプトに1−2で敗れてグループ2位となり、準々決勝はスペインと対戦することに。気温31度、湿度57%。マルティネス主審はモロッコの人。VARはクートさん。NHK解説は中田浩二、実況は吉野アナ。
先発は、GK小久保。DF内野(デュッセルドルフ・独)、木村、鈴木海音(磐田)、西尾。アンカーに山本、インサイドハーフに荒木と川崎。左右のウイングに佐藤と山田。ワントップ藤尾。ゲームキャプテンは山本。2試合フル出場したチームキャプテン藤田と高井はベンチから。他に細谷と関根の柏コンビも。 イスラエルは4-2-3-1。13番マドモンのワントップ。トップ下に6番ガンデルマン。左右のシャドーに10番グルークと11番アバダ。8番アズレイと17番シャハーのダブルボランチ。DF5番レヴィヴォ、3番ゴールドバーグ、4番レムキン、2番フェインゴールド。GK1番ニルオン。キャプテンは6番ガンデルマン。途中で交代して3番ゴールドバーグがキャプテンマークを巻いた。ガイ ルゾン監督はイスラエル出身。 イスラエルは、日本に勝ち、なおかつパラグアイ対マリの結果次第では2位の可能性があるとのこと。 7分、イスラエルの速攻。スルーパスに走りこんだ相手右FWアバダが左SB内野をかわして、ペナルティーエリア右でGK小久保と1対1でシュート、小久保が左手ではじく。 13分、中盤左サイドでイスラエルのFK。10番グルークが蹴り、ファーでガンデルマンが折り返す。しかし、DF陣がシュートはうたせず。 16分、山田がレイトチャージで倒され、相手DFシャハーにイエローカード。山田は脳震とうの可能性があるのか、主審がメディカルを呼び寄せるが、無事に戻る。 18分、日本の左CK。荒木が蹴るが、相手DF。 23分、山本が倒され、中盤右サイドで日本のFK。ボールサイドに右利きの荒木と左利きの山田が立ち、山田が蹴るが、相手DF。 29分、左SB内野が攻め上がり、相手DFが蹴り出し、日本の左CK。山田が蹴り、木村がヘディングシュート、枠の外。吉野アナが「振り過ぎましたかね」。 30分、佐藤がペナルティーエリア左からクロス、相手DFがクリアして日本の左CK。これは荒木が蹴るが、相手GK。オフェンファールもとられる。 33分、佐藤がペナルティーエリア左に入って折り返し、川崎がシュートするが、枠の上。 35分、荒木からのスルーパスを受けた藤尾がライン近くから折り返し、相手DFに当たり、日本の左CK。これも荒木がファーへ蹴るが、相手DF。 40分、中盤左サイドで日本のFK。山田が動かし、荒木がファーへロングキック。西尾がフリーで折り返したが、オフェンスファール。 45分、佐藤のドリブルがクリアされて日本の左CK。今度は山田が蹴り、木村がヘディングシュート、しかし味方の佐藤と重なり、枠の外。 追加タイム3分。0−0のままハーフタイム。 後半開始から、日本が一人目の交代。山本に代えて追加招集した植中(マリノス)を入れる。イスラエルも二人同時交代。イエローをもらったボランチ17番シャハーに代えて14番MFフリーダ、13番FWマドモンに代えて9番FWテルグマンを入れる。 1分、日本の左CK。荒木が蹴るが、ニアで相手DF。 3分、内野からのパスを受けた植中が反転してシュート、ヒットせず枠の外。後半から入った植中がさっそく積極的なプレー。 10分、イスラエルは前線にロングフィード、入ったばかりの相手CFテルグマンが左サイド深い位置で受けるが、シュートできず。12分、相手左サイドからパスをつないでペナルティーエリア手前中央から相手左FWグルークがミドルシュート、枠の左。さらに15分にも相手FWグルークにフリーでシュートされるが、ヒットせず、枠の左。しかもグルークはオフサイドだった。 16分、日本が二人目の交代。右ウイングの山田に代えて三戸を入れる。後半はここまで押し込まれている。 20分、藤尾からのパスを受けた三戸がドリブルからミドルシュート、相手GKに防がれるが、日本の右CK。荒木はショートコーナーを蹴り、内野がクロス、ゴール前で混戦になり、最後は鈴木がシュート、相手DF。 22分、イスラエルのカウンター。相手左サイドのスペースでロングフィードを受けた相手FWテルグマンがドリブルてペナルティーエリア左に入ってシュート、木村が寄せて枠の外。 24分、イスラエルが三人目の交代。ボランチ8番アズレイに代えて15番ヨナを入れる。 27分、水戸を倒した相手DFフェインゴールドにイエローカード。 27分、右サイド西尾のパスをペナルティーエリア右で受けた佐藤がゴール前に折り返すと、藤尾がシュート、相手DF。 33分、川崎がどこか傷めて担架で運ばれる。34分、日本が二人同時交代。ボランチ川崎に代えてキャプテン藤田、荒木に代えて細谷を入れる。細谷がワントップで藤尾が右ウイングか。三戸はトップ下に回ったのか。 35分、イスラエルのロングフィードを西尾が頭で跳ね返すが、運悪く相手に拾われ、シュートされるが、GK小久保が防ぎ、最後は西尾が大きくクリア。 39分、イスラエルが四人目の交代。6番ガンデルマンに代えて7番ダビダを入れる。 40分、藤田からのパスを受けた藤尾がドリブルでペナルティーエリア左に入り、最後は日本の左CKに。三戸が蹴り、ファーで細谷がヘディングシュート、相手GK。 藤田は疲れている相手に対して格の違いを見せる。余裕のあるプレーで、体を入れてボールをカット。 43分、左サイドで日本のFK。三戸がファーへ蹴り、フリーで木村が折り返すが、相手GKが捕る。 46分、先制。藤田が右前方に出したパスに走りこんだ佐藤がペナルティーエリア右から折り返し、うまく相手DFをはずした細谷が中央でシュート、ゴール右下に決める。1−0。 追加タイム8分。日本は時間を使う。 1−0でタイムアップ。勝点9でグループDを1位で通過。準々決勝はグループCを2位通過した強敵スペインと対戦する。 グループDのもう1試合は、パラグアイがマリに1−0で勝ち、2位で通過。グループC1位のエジプトと対戦予定。 |
サッカー短評 (2024.7/29) 日本女子vs.ブラジル女子 2対1 (2024.7/29 パリ) パリ五輪グループC第2戦
なんと後半追加タイムに逆転勝利。前半0−0で折り返したが、後半11分、マルタから通されたパスを起点にゴール前で相手FWジェニフェルにフリーでシュートされて先制された。その後、日本にPKのチャンスがあったが、CF田中美南が置きに行ってしまい、失敗。それでも追加タイムに入るところで再び日本にPKが与えられ、今度はキャプテンの熊谷が冷静に決める。追加タイム8分あり、追いついた日本が勢いにのって攻め込む中、交代で入った若い谷川(19歳。ローゼンゴード・スウェ)が思い切りのいいロングシュートをうつと、孤を描いて相手GKの頭上を越えてゴールイン。びっくりした。これでグループステージ突破に光が見えた。ブラジルは、今季で引退するというレジェンド・マルタ(38歳)が6度目の五輪に臨む。スタジアムは始めから、男子が出ていないせいかブラジル応援ムードで、マルタがボールを持つと大声援。そのマルタを40分に下げて逃げ切りを図った後に逆転され、3戦目は世界最強のスペインと激突。ブラジルは一転して厳しい状況になった。気温25度、湿度48%。主審のウェルチさんはイギリスの人。女性で初のプレミアリーグ主審を務めた人とのこと。VARはクートさん。フジ解説は矢野、実況は小宮山アナ。
日本の先発は、GK山下。DF南、高橋はな、熊谷の3バック。長野と長谷川のダブルボランチ、左右のWBに20番守屋(INAC神戸)と古賀。左右のシャドーに17番浜野と宮澤。ワントップ田中美南。藤野はベンチ外(古傷を傷めたらしい)。スペイン戦でケガした清水はチームを離脱。ただ、一方で練習中にケガしたDF北川、ボランチ林穂乃香などが練習に戻ってきたとのこと。日本はナントからバスで5時間弱かけて移動。 ブラジルは、3-4-2-1。16番ガビヌネスのワントップ。左右のシャドーに19番プリシラと10番マルタ。左右のWBには13番ヤスミンと2番アントニア。17番ヴィトーリアと20番アンジェリナのダブルボランチ。DF4番ラファエレ、21番ローレン、15番タイス。GK1番ロレナ。キャプテンはマルタ。監督はアルトゥール エリアスさん。ブラジルはボルドーからパリへ移動してきた。 2分、田中美南が倒され、相手DFローレンにイエローカード。 日本とブラジルは同じ布陣なので、解説の矢野が「ミラーゲーム」と言い、小宮山アナが「一人一人にマークが付いていて、はがさないとパスを通せない」と言う。また「3バックにしたのは、攻撃するために4バックから変更したと思うが、守備的な5バックにもなりやすいので、ずるずる下がらないよう注意したい」とも。ブラジルは前線からかなりハイプレスで来る。マルタはフリーマンのように、いろいろなところに顔を出している。 17分、日本のボールをカットしてブラジルのカウンター。相手左MFヤスミンがペナルティーエリア左から低いクロス、走りこんだ左FWプリシラがシュートするがヒットせず、枠の左。 19分、GK山下からのロングフィードを受けた宮澤が右サイドから鋭いクロス、ファーに走りこんだフリーの田中にうまく合ったが、シュートはうちそこねとなり、枠の左。絶好機だったが。 解説の矢野は「ブラジルはDFの裏が弱いので、そこをつければ、日本にもチャンスはある」と言う。また、「日本はすごく慎重に試合に入った。もっと積極的に攻撃すれば打開できると思う」。小宮山アナが「その慎重さは初戦でスペインに負けたことが関係しているか」と聞くと、「していますね」とのこと。 21分、浜野が相手ボールを取りにいくがファールとなり、中盤相手右サイドでブラジルのFK。ヤスミンが蹴り、DFラファヤレがニアに走りこんでヘディングシュート、枠の外で助かる。 27分、自陣左サイドのFKをGK山下が蹴り、こぼれを浜野がミドルシュート、枠の外。 29分、相手スローインから、相手左MFヤスミンがクロス、熊谷のクリアが小さく、こぼれを相手ボランチのアンジェリナがミドルシュート、GK山下の正面。 35分、中盤右サイドで日本のFK。ボールサイドに長谷川と宮澤が立つが、宮澤が蹴り、ニアで田中がヘディングシュート、枠の右。 38分、日本のカウンター。宮澤からのパスを受けた田中がペナルティーエリア左へパス、攻め上がった守屋がクロスを入れると、走り込んだ長谷川がシュートするがヒットせず、相手GK。 立ち上がりはずいぶん押し込まれていたが、次第にボールを持てる時間も増えてきた。 42分、南からのロングフィードを受けた守屋が中盤左サイドからクロス、相手DFにクリアされて日本の右CK。長谷川がニアへ蹴るが、味方に合わず。 43分、ブラジルのカウンター。日本はいっせいに戻って対応。マルタが南の足を踏んでイエローカード。 45分、長谷川からのパスを受けた宮澤がミドルシュート、相手DF。 追加タイム3分。46分、浜野からのスルーパスを受けた宮澤がペナルティーエリア左からクロス、走りこんだ守屋がシュート、相手DFラファエレの手に当たって日本のPK。田中美南が右下を狙うが、キックのスピードがなく、相手GKが止める。ここで決めなくてどうする。 49分、浜野がこぼれを拾って、ペナルティーエリア手前中央でミドルシュート、大きく枠の外。 0−0でハーフタイム。 後半開始からブラジルが三人同時交代。左FW19番プリシラに代えて14番FWルドミラ、ワントップ16番ガビヌエラに代えて11番FWジェニフェル、21番CBローレンに代えて3番DFタルハアーニを入れる。 6分、ブラジルの左CK。アンジェリナが蹴るが、ファーで守屋がクリア。こぼれを相手FWルドミラが拾ってペナルティーエリア左からシュート、枠の外。 8分、長野のクロスがクリアされて日本の左CK。長谷川が蹴り、熊谷が頭で触るが味方に合わず。 11分、失点。ブラジルのカウンター。マルタからのスルーパスに走りこんだ相手FWルドミラが高橋をかわし、南の足の間を通してペナルティーエリア右に走りこんだジェニフェルへパス。ジェニフェルはGK山下が飛び出すのを見極めてシュートを流し込む。0−1。 12分、日本が一人目の交代。浜野に代えて9番植木(ウェストハム・英)を入れる。 17分、マルタからのパスに相手左FWルドミラが走りこむが、古賀がクリア。 19分、守屋からのパスを受けた植木が相手DFをかわしてペナルティーエリア左に入って折り返し、フリーの田中がシュートするが相手DF。 23分、守屋が左サイドを攻めあがって深い位置からクロス、田中が収めて反転してシュート、ゴールに飛んだが相手GK。 25分、ブラジルが四人目の交代。20番ボランチのアンジェリナに代えて5番サンパイオを入れる。日本も二人目の交代。古賀に代えて清家を入れる。古賀の守備力にひきかえで清家の攻撃力で同点をねらう。 26分、南が相手FWルドミラをひっぱって倒してイエローカード。 31分、相手GKからのパスを長谷川がカットして、シュートをうつが、枠の右。32分、清家が右サイドを攻めあがって深い位置からクロス、相手DFに当たって日本の右CK。長谷川がファーへ蹴るが、相手GKが捕る。 35分、日本が二人同時交代。左WB守屋に代えて12番MF谷川(ローゼンゴード・スウェ)、右シャドーの宮澤に代えて19番FW千葉を入れる。前から活性化するねらいか。 38分、中盤で日本のFK。長谷川が蹴り、南がヘディングシュート、枠の外。さらに相手ボールを谷川がカットしてスルーパス、清家が走りこんだが相手DF。 40分、ブラジルが五人目の交代。マルタに代えて7番ケロリンを入れる。いよいよマルタを休ませ、逃げ切りを図るか。マルタはキャプテンマークを4番DFラファエレに巻く。「ラファエレも33歳のベテランです」と小宮山アナ。 41分、谷川のボールカットからパスを受けた清家がクロス、相手DFに当たり、日本の右CK。これを谷川が蹴り、シュートはできなかったが、こぼれを拾ってさらに攻撃。 44分、VARからのチェックで主審がオンフィールドレビュー。リプレー映像が出ると、谷川のパスを防ごうとした相手MFヤスミンの支え手に当たっている。ハンドとなり、再び日本のPK。熊谷がボールをセット。長い助走から落ち着いて相手GKの逆をつき、ゴール右に決める。1−1。やれやれ。勝点1は取れそうだ。 追加タイム8分。既に3分が過ぎている。日本に流れが傾くが、GK山下のキックミスなどボールは落ち着かない。時間稼ぎして引分をねらうのか、逆転をねらって攻め込むのか。当然ブラジルも追加点をねらってくる。 51分、追加点。清家がボールを失うが、相手のパスミスを拾った谷川がピッチ中央から意表をついたロングループシュート。これが見事に決まって2−1。画面には、ブラジルベンチ内のマルタが映る。 55分、日本はできるだけボールをキープして時間を使う。ブラジルにボールカットされるが、パスのこぼれを日本がひろったところで、タイムアップ。 思いがけず、勝点3を得てグループCの2位に浮上。それにしても、バックアップメンバーだった千葉、守屋、谷川などが活躍している。男子と違って誰が選ばれたのか知らなかったが、いい循環が生まれた。谷川は代表初得点の上、男女通じて10代での得点は最年少記録とのこと。 次戦はまたナントに戻ってナイジェリアと戦う。 |
サッカー短評 (2024.7/28) U23日本vs.U23マリ 1対0 (2024.7/28 ボルドー) パリ五輪グループD第2戦
最後はPKも与えたが、後半に細谷が粘って右サイドから入れたクロスを途中交代で入った佐藤がシュート、相手GKからこぼれたところに山本が寄せて、ボールがころころとゴールイン。この1点で勝ち切り、グループD2位以内を確定して決勝トーナメント進出を決める。グループDのもう1試合は、先に終わっており、パラグアイがイスラエルに4−2で勝ったとのこと。気温26度、湿度60%。アウベス主審はブラジルの女性審判。二人の副審と第4審判も女性。VARはムニズさん。NHK解説は森岡。
先発はGK小久保。DF大畑、高井、3番西尾(セレッソ)、関根。アンカーに藤田、インサイドハーフに山本と13番荒木(FC東京)。左右のウイングに斉藤と20番山田楓喜(東京ヴ)。ワントップ細谷。山田はケガした平河に代わって登録メンバーに入った。今大会は、直前になって、バックアップメンバーとの入れ替えが柔軟に認められるようになり、日本も当初はパリまで帯同しない予定が、急きょ渡仏することにした。日本は第1試合と同じボルドーで試合に臨む。 マリは4-1-2-3。ワントップに9番ドゥンビア。左右のシャドーに11番T.ディアラと13番B.ディアラ。二列目に8番トラオレと10番ジドゥ。アンカーに18番ディアキテ。DF2番ドゥクレ、4番トゥンカラ、5番シセ、17番ディオマンテ。GKはL.ディアラ。キャプテンは8番トラオレ。監督はバダラ アル ディアロ。シセは196cm。トゥンカラは192cm。10番ジドゥは24歳。マリは試合会場を長距離移動してきた。 マリには、3月の練習試合で負けていたらしい。この日も対面でキープできずにカットされる場面が多かった。しかし、相手のシュートミスや、GK小久保のスーパーセーブもあり、無失点で終えられたのはよかった。 1分、藤田の縦パスから荒木、細谷とパス交換。最後は細谷がシュート、相手DF。 4分、左SB大畑の攻め上がりから斉藤が左サイドをドリブル、ゴールライン際で相手DFを見事にかわしたが、最後はクロスを入れる前にボールカットされる。 6分、マリの右CK。10番ジドゥが蹴り、ニアで長身DFトゥンカラが頭で触るが、関根がクリア。 11分、相手左FWのT.ディアラがペナルティーエリア左に入り、関根をかわして左奥からシュート、GK小久保が右足の先に当てて防ぐ。解説の森岡が「体を左に持っていこうしたところでしたが右足をよく伸ばしました」。 19分、日本の左CK。荒木がニアへ蹴るが、相手DF。しかしクリアボールを高井が拾って、また日本の左CK。荒木がファーへ蹴り、西尾が頭で折り返すと、相手に当たって日本の右CK。こちらは山本が左足でファーへ蹴り、こぼれを山田が拾ってクロス、斉藤がヘディングシュートするが、枠の外。 23分、斉藤がドリブルすると相手DFがぬかれないよう、やや距離をおいて寄せてくる。「試合の始めにドリブル突破を見せたので、相手DFに警戒されていますね」と森岡。斉藤は左の荒木へパス、荒木のクロスに中央へ走りこんだ山本がヘディングシュートを狙うが、相手GKが捕る。 28分、藤田にイエローカード。相手10番ジドゥの足の間からボールを触ろうとしたとき、かかとが上がっていたためのようだ。 30分過ぎくらいから、相手の足の長さや動きに慣れてきたようだ。それでも、二人で追い込んでも9番ドゥンビアなどボールを奪えない選手もいる。 34分、斉藤が左からドリブルで中へ切り込み、ペナルティーエリア手前左からミドルシュート、相手DFに当たってゴールの方へ飛ぶが、相手DFがクリア。 37分、惜しい場面。相手ボールをカットした藤田がすかさずスルーパス、荒木が走りこむが、わずかに追いつかず、相手GK。 39分、相手右SBディオマンテが攻めあがってクロス、相手FWドゥンビアがヘディングシュートをねらうが、高井が競ってクリア。 45分、相手右SBディオマンテが攻め上がり、ペナルティーエリアだいぶ手前からシュート、距離はあったが、鋭い弾道でゴール中央上に飛んできたが、小久保が上に押し出す。 追加タイム2分。46分、西尾にイエローカード。相手FWドゥンビアを抱えて倒してしまったため。 0−0でハーフタイム。 後半は交代なしで開始。しかし、マリの左右のシャドーが位置を入れ替えている。 1分、西尾からのロングフィードを受けた細谷が収め、左の斉藤へ。斉藤は家へ切り込み、シュートするが、相手DF。 5分、相手左FWのT.ディアラがドリブルで中央へ切り込み、ペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右。 7分、ハイボールの競り合いで、藤田と相手アンカーのディアキテが競り、二人の頭がぶつかり、二人とも倒れる。主審がすぐ試合を止め、両チームのメディカルを呼び入れる。脳震とうを起こしていないか確認してからいったんピッチを出て、二人とも大丈夫だったので、ピッチに戻る。 10分、相手10番ジドゥにイエローカード。 11分、相手FWドゥンビアからのスルーパスに相手左FWのT.ディアラが走りこみ、GK小久保と1対1になるが、高井が戻ってシュートを打たせず。 12分、日本が二人同時交代。斉藤に代えて藤尾、荒木に代えて三戸を入れる。藤尾は左ウイングに入り、三戸は荒木のいたインサイドハーフに入る。 15分、中盤相手左サイドでマリのFK。ジドゥが蹴るが、関根がクリア。 18分、相手左SBドゥクレからの縦パスを受けた左FWのT.ディアラ中央で受け、ドリブルからシュートに持ち込まれるが、GK小久保が防ぐ。 21分、日本の左CK。山本が蹴るが、相手GK。 23分、日本が三人目の交代。山田に代えて佐藤恵允を入れる。佐藤は左ウイングに入り、藤尾が右へ回る。マリが一人目の交代。10番ジドゥに代えて12番シソコを入れる。 27分、相手右サイドでマリのFK。17番ディオマンテが蹴り、相手FWドゥンビアがヘディングシュート、左ポストに当たって助かる。28分の相手MFトラオレのミドルシュートは枠の上。 31分、右サイド藤尾からのスルーパスを受けた細谷が深い位置からクロス、三戸が走りこんでシュートをねらうが、うまく蹴れず、枠の左。 32分、マリが2人目の交代。右FWのB.ディアラに代えて14番D.ディアロを入れる。 33分、日本の左CK。山本がニアへ蹴るが、相手DF。このクリアからマリのカウンター。入ったばかりの相手右FWのD.ディアロが縦パスに走りこむ。高井が戻ってきれいに蹴り出す。 37分、ついに得点。日本のカウンター。自陣でのボールカットから、細谷が右サイドをドリブルで駆け上がり、低いクロス、佐藤がファーへ走りこんでシュート、ややヒットせず相手GKが触るが、こぼれにつめた山本が押し込み、1−0。 42分、日本は、GK小久保が時間を使う。さらにボールカットから三戸が左サイドをドリブル、深い位置でクロス、味方に合わず。三戸はレイトチャージを受けてピッチ外の看板にぶつかるが、怪我はしなかったようだ。相手DFはかなり荒っぽかったが、主審にはよく見えなかったようでおとがめなし。 44分、日本が四人目の交代。山本に代えて6番川崎を入れる。川崎はボランチの選手だがインサイドハーフに入ったようだ。 追加タイム6分。47分、マリの左CKからの攻撃で相手MFディアキテがシュート、日本の二人の選手がスライディングして防ぐが、ここでVARが介入。主審がオンフィールドレビューを行う。川崎のヒジにボールが当たっていて、ハンドでマリにPKが与えられる。放送席では実況アナが「ベンチのGKコーチがキッカーの情報を探しています」と言う。小久保に伝えるのに間に合うのか。PKキッカーは相手CFドゥンビア。なんと、枠の左へはずす。小久保もそちらへ跳んでいたが。 52分、三戸が攻め上がり、ペナルティーエリア右からフリーでシュート、相手GK。 既に追加タイムの6分は過ぎているが、VARが入ったため、なかなか笛が鳴らない。コーナーでボールを踏んだりしてやっとタイムアップ。 日本は勝点6としてグループ首位。2位は勝点3のパラグアイ。3位は勝点1、得失点差-1のマリ、4位は勝点1、得失点差-2のイスラエル。 日本は8/31にイスラエルとナントで第3戦を行うが、主力を休ませることもできる。グループ1位突破にこだわるか。準々決勝は8/3、グループ1位だとグループCの2位(現在エジプト)とマルセイユで対戦、2位だとグループCの1位(スペイン)とリヨンで対戦。 |
サッカー短評 (2024.7/26) 日本女子vs.スペイン女子 1対2 (2024.7/26 ナント) パリ五輪グループC第1戦
スペインは昨年の女子ワールドカップ優勝国現在世界ランク1位。ヨーロッパでも圧倒的な強さを誇っているらしい。正確で速いパス回しに翻弄された。13分に、田中美南が倒されて得たFKを藤野が直接決めて先制。しかし次第に守備に追われ、相手にはずされて後手後手に。22分に相手右からのクロスを入れられ、相手FWにあっさりマークをはずされ、フリーでシュートされ、同点に。後半、29分まではピンチの連続を耐えたが、中央を崩されて失点。選手交代しても押し返せず。元々守備を固めてカウンター狙いだったというが、後半24分、右WBの清水がケガで交代してからは、攻める形が見えなかった。気温24度、湿度66%。主審はモロッコのカルボウビさん。VARはブリサールさん。
日本は4-4-2。先発は、GK1番山下(INAC神戸だったが移籍を控えて無所属)。DF6番古賀(フェイエノールト・蘭)、4番熊谷(ローマ・伊)、3番南(ローマ・伊)、2番清水(マンチェスター・シティ・英)。左右のWBに8番清家(浦和)と7番宮澤(マンチェスター・ユナイテッド・英)。10番長野(リヴァプール・英)と14番長谷川(マンチェスター・シティ・英)のダブルボランチ。15番藤野(日テレ)と11番田中美南(ユタ・ロイヤルズ・米)のツートップ。キャプテンは熊谷。宮澤は昨年の女子ワールドカップの後、どこかを骨折してのケガ上がりとか。古賀は最年少の18歳。 ※「スポーツナビ」の先発予想は、GK山下。DF古賀、熊谷、南。長野と長谷川のダブルボランチ、マンチェスター・左右のWBに清家と清水。左右のウイングに宮澤と藤野。ワントップ田中美南。この布陣の方がありそう。 ※※「スポーツナビ パリ五輪特集」の予想先発は、3-4-3。GK山下。DF古賀、熊谷、南。藤野と宮沢のダブルボランチ。左右のWBに清家と清水。左右のウイングに長野と長谷川唯。ワントップ田中美南。この予想布陣は、ウイングとボランチが逆ではないか。長野と長谷川のダブルボランチで左ウイングが宮沢、右ウイングが藤野では。 「スポーツナビ」によるスペイン先発は、4-1-2-3。8番カルデンティ、7番デルカスティージョ、9番パラジュエロのスリートップ。二列目に11番プテジャスと6番ボンマティ。アンカーに12番ギハーロ。DF8番カルモナ、14番アレイクサンドリ、4番パレデス、2番バトル。GK13番コル。こちらの方が名前の読みもスペイン語らしい。 ※スペインの「スポーツナビ パリ五輪特集」の予想先発は、4-3-3。9番パラリュエロのワントップ。左右のシャドーに8番カルデンティと7番デルカスティリョ。インサイドハーフに11番プテリャスと6番ボンマティ。12番ギハロのアンカー。。DF8番カルモナ、14番アレイクサンダー、4番パレデス、2番バトジェ。GK13番コル。キャプテンは4番パレデス。布陣は違うかもしれない。 1分、相手CFデルカスティージョがペナルティーエリア右からシュート、GK山下が捕る。 2分、宮澤のパスカットからCFの田中美南、田中のスルーパスに走りこんだ藤野がペナルティーエリア中央でシュート、相手GK。 11分、CB南からのロングフィードを相手GKがペナルティーエリアの外でクリア、ハイボールを田中が拾うと、相手ボランチのギハーロに倒され、ペナルティーエリア手前右寄りで日本のFK。ギハーロにはイエローカード。 13分、先制。FKのボールサイドに右利きの長谷川と藤野が立つ。藤野が蹴ると、ゴール右上にきれいに決まって1−0。 ここからスペインの猛攻が始まる。CFのデルカスティージョは確か、ケニアにもルーツがある長身FWで、ポストプレーもできるし、スルーパスも出せる。相手左ウイングのカルデンティは清水をふりきるが、パスが通らず。相手右SBバトルが攻め上がり、サイドチェンジされるが、クロスは味方に合わず。 22分、失点。相手右サイドでパスをつながれ、相手FWデルカスティージョがペナルティーエリア手前右からスルーパス、走りこんだ相手MFボンマティが冷静にGK山下をかわして流し込み、1−1。 前半は、得点した後、スペインが落ち着いたこともあり、追加タイム3分あったが、なんとか1−1でしのぐ。 後半開始から日本が一人目の交代。左MF清家に代えて17番浜野(チェルシー・英)を入れる。浜野は右シャドー、宮澤が左へ回る。布陣を3-4-2-1に変更したらしい。DF古賀、熊谷、南。藤野と長谷川のダブルボランチか。それとも藤野がトップ下で長谷川がアンカーか。左右のWBに長野と清水か。田中美南のワントップ。実際には、5バックの時間も長かった。 20分、清水が対面の相手左FWカルデンティと競ったときに左ヒザを傷める。担架で退場、急きょ交代に。24分、日本が2人目の交代。清水に代えて5番高橋はな(浦和)を入れる。スペインも二人目の交代。インサイドMF11番プテジャスに代えて10番MFエルモソを入れる。 しかし29分、失点。1点目をとった相手MFボンマティからのパスを受けた相手左FWカルデンティが、清水のいない左サイドからボンマティとパス交換してペナルティーエリア左に入り、シュートを決める。1−2。 35分、日本が三人目の交代。田中美南に代えて17番FW千葉(浦和)を入れる。前からのプレスをもう少しやろうということか。37分、スペインも二人同時交代。CFデルカスティージョに代えて17番FWガルシア、アンカーのギハーロに代えて3番MFアベレイラを入れる。こちらはレギュラーを少しでも休ませようということか。 45分、日本が四人目の交代。左SB古賀に代えて20番MF守屋(INAC神戸)を入れる。 追加タイム6分。しかし、後から入った浜野や千葉が活躍する場面を作れず。1−2のままタイムアップ。 グループCのもう1試合、ブラジル対ナイジェリアは、1−0でブラジルの勝利。 |
サッカー短評 (2024.7/25) U23日本vs.U23パラグアイ 5対0 (2024.7/25 ボルドー) パリ五輪グループD第1戦
結果だけ見ると圧倒したようだが、1点目をとるまでは互角だった。パラグアイはフル代表の世界ランクこそ62位(日本のフル代表は18位)だが、このチームは、南米予選でブラジルを破り、アルゼンチンとも引き分けて1位で通過している。GKとCBにオーバーエイジの選手もおり、レイトチャージも厭わず止めに来る。先制点は左SB大畑の攻め上がりから、斉藤とのパス交換から折り返し、細谷が相手DFを背負って、フリーの三戸が流し込んだ。22分に平河が相手10番に足を踏まれて倒れ、主審は流したがVARからオンフィールドレビューを勧められ、レッドカードに判定変更。パラグアイは10人に。これで藤田にフリーでボールが入るようになり、日本のパス回しがスムーズに。平河は34分に自ら交代を申し出て、佐藤が入った。後半はパラグアイが攻勢を増してきたが、18分、24分と追加点をとり、相手の勢いをそいだ。28分に三人同時交代し、36分には交代した荒木のFKを同じく交代した藤尾がヘディングシュートで追加点。さらにパラグアイのカウンターの裏をとって藤尾が2点目。大差をつけて今後の展開を有利にした。気温27度、湿度59%。レテキシエ主審はイタリアの人。NHK解説は中田浩二、実況は曽根アナ。
先発は、GK1番小久保(シントトロイデン・ベル)。DF16番大畑(浦和レッズ)、5番木村(鳥栖)、15番高井(川崎)、4番関根(柏)。8番藤田(シントトロイデン・ベル)と7番山本(シントトロイデン・ベル)のダブルボランチ、トップ下に10番斉藤光毅(ロンメル・ベル)。左右のウイングに17番平河(ブリストル・英)と14番三戸(スパルタ・蘭)。ワントップ11番細谷(柏)。キャプテンは藤田。事前の練習中に左右のSBができる半田がケガで離脱、バックアップの鈴木海音が18人のメンバー入り、内野貴史(デュッセルドルフ・独)が新たにバックアップ入りしたとのこと。※「スポーツナビ」の先発予想は、4-1-2-3。GK小久保。DF大畑、木村、高井、関根。アンカーに藤田、インサイドハーフに三戸と山本。左右のウイングに斉藤光毅と平河。ワントップ細谷。 パラグアイは、3-4-3。ワントップはM.フェルナンデス。左右のシャドーに15番エンシソと17番カバジェロ。左右のWBに4番リヴァスと10番ビエラ。6番M.ゴメスと8番D.ゴメスのダブルボランチ。DF5番フローレス、3番デヘスス、14番バルブエナ。GKはG.フェルナンデス。キャプテンは8番D.ゴメス。GKのG.フェルナンデスと右ストッパー14番バルブエナはオーバーエイジ。※「スポーツナビ」の先発は、4-4-2。15番エンシソと8番D.ゴメスのツートップ。左右のWBに7番M.フェルナンデスと17番カバジェロ。10番ビエラと6番M.ゴメスのダブルボランチ。DF4番リヴァス、5番フローレス、3番デジェズス、14番バルブエナ。GKはG.フェルナンデス。布陣はどちらが正しいか、よくわからず。ハラサギエル監督は、2004年アテネ五輪ではグループステージ初戦で日本を4−3で破り、最後は銀メダルをとったとき以来の監督復帰とのこと。 1分、パラグアイがいきなり縦に速攻。ペナルティーエリア手前中央の相手FWエンシソにパスが渡り、そこから右FWのカバジェロへ。カバジェロがシュートしたが、大畑も対応し、最後はGK小久保が捕る。 4分、右サイドで平河のクロスがクリアされて日本の右CK。山本が左足で蹴り、ニアで関根がフリーでヘディングシュート、枠内に飛んだが、相手GK。 6分、左サイドで三戸がファールで止められ、日本のFK。山本がファーを狙ったのか大きく蹴るが、直接ゴールラインを割る。 8分、相手左WBのM.フェルナンデスが関根と競り合ったとき、ヒジが関根の顔に当たってイエローカード。この主審は、足を蹴って倒したファールは流すが、手によるファールは厳しいのか。 13分、相手FWエンシソからのループパスに走りこんだ左WBのM.フェルナンデスがペナルティーエリア左からシュート、サイドネットで助かる。NHKの曽根アナも「決まったかと思いました」。 18分、先制。左SB大畑が斉藤からのスルーパスに走りこみ、攻めあがって、ゴールライン近くから折り返し。ニアで細谷が相手DFを止めており、パスを受けた三戸はフリーでシュート、左下に決まって1−0。ここ5分くらいは攻めあぐねて停滞気味だったので、いいところで得点できた。 21分、左サイドから中央へ入ってきた斉藤が藤田からのスルーパスを受け、ペナルティーエリア右に入ってシュート、相手GKの出足もあり、わずかに枠の左。 22分、平河がファールで倒され、右足首を押さえたまま立ち上がれず。その場では何もカードは出なかったが、プレーが途切れたところで、VARから「レッドカードの可能性」でチェックが入る。リプレー映像では、平河の足をしっかり踏みに来ているように見える。主審がオンフィールドレビューを行った結果、相手MFビエラにレッドカード。 パラグアイは、4-4-1の布陣にしたようだ。解説の中田が「ひとり減ったので、前からプレスしてこなくなるのでは」と言う。 32分、攻めあがった右SB関根がペナルティーエリア手前右からシュート、枠の上。この後、平河がピッチに座り込み、やはりだめそう。担架が入り、ピッチを出る。 35分、日本が一人目の交代。平河に代えて佐藤を入れる。佐藤はふだんは左ウイングに入るが、そのまま右ウイングに入ったらしい。 日本は先制しているので、攻め急がず。しかし、サイドからくずそうとすると、相手DFはやはりためらわずにタックルで止めに来る。南米では、激しくタックルしないと止められないのだろう。日本人は直接コンタクトされると比較的簡単に倒れるので、こんなに削らなくてもいいのに。 42分、相手FWエンシソがボールを受けて前方へパス。FWのM.フェルナンデスが受けるが高井の対応にあい、最後はファールで高井を止める。44分には、また相手FWエンシソからのパスをDFラインの裏で受けた相手WBカバジェロがクロスを入れるが、木村と大畑で防ぐ。 追加タイム7分。47分、GK小久保がキックに時間をかける。スタンドからブーイング。 49分、大岩監督がパラグアイの悪質なファールの多さに抗議すると、エリアを出ていたためか、執拗に言ったためか主審に注意される。 50分、左サイドで日本のFK。山本が蹴り、木村が飛び込むが、相手GKが捕る。さらに相手ボールをカットして日本のカウンター。佐藤がペナルティーエリア右からシュート、相手GK。 52分、パラグアイの右CK。エンシソが蹴り、GK小久保がはじくが、その前にゴールラインを割っていたとの判定。 1−0でハーフタイム。 後半は交代なしで開始。 1分、相手右SBフロレスが攻めあがってクロス、GK小久保が捕る。 4分、高井がキープしていたボールを相手FWのM.フェルナンデスに取られてファールしてしまい、高井にイエローカード。中盤相手左サイドでパラグアイのFK。リヴァスが左足で蹴り、佐藤がニアでクリアするが、こぼれをデヘススがシュート、DF陣が防ぐ。 9分、佐藤が右サイドをドリブルで攻め上がり、内側に入ってきた関根にスルーパス、関根がやや驚いたように受けてペナルティーエリア右からクロス、走りこんだ三戸がシュート、ネットを揺らすが、関根がオフサイド。 11分、パラグアイの右CK。エンシソが蹴り、ファーへこぼれたところを相手FWのM.フェルナンデスがペナルティーエリア左からフリーでシュート、わずかに枠の右で助かる。他にもパラグアイの選手が二人こぼれにフリーで寄せていたので危なかった。 12分、サイドに追い込まれた関根がファールで相手を止めてイエローカード。曽根アナが「これで日本4バックのうち高井と関根の二人がカードをもらいました。2枚たまると出場停止です」と言う。解説の中田も「この後の試合にも影響しますね」。累積警告は、決勝トーナメント1回戦後に1枚ならクリアされる。 15分、ペナルティーエリア右で佐藤がスルーパス、走りこんだ関根がワンタッチで折り返しのクロス、ペナルティーエリア左で大畑がシュートするが、枠の外。 17分、パラグアイが二人同時交代。FW7番のM.フェルナンデスに代えて9番FWパルザフク、17番右WBのカバジェロに代えて18番FWペレスを入れる。9番パルザフクは190cmあるので、放り込みしてくるのかもしれない。 18分、待望の追加点。斉藤がペナルティーエリア内で巧みなドリブルから左奥ゴールライン際から折り返すと、ファーサイドからフリーの三戸がダイビングヘッド。2−0。パラグアイがFW二人を入れて、反撃にかかる出鼻をくじく。 19分、三戸が中央をドリブル突破し、ペナルティーエリア手前右寄りからシュート、ハットトリックをねらうが枠の外。 24分、また追加点。佐藤が右サイド深い位置から折り返し、左から中へ入ってきた斉藤が落とし、山本がミドルシュート、相手DFに当たるが右下に決まる。3−0。山本は2試合連続得点。相手GKはオーバーエイジだが、下を向く。 26分、大畑の左からのクロスがクリアされて日本の右CK。斉藤がショートコーナーを蹴り、藤田とのパス交換からクロス、関根がシュート、こぼれをさらに三戸がミドルシュート、枠の外。 28分、日本が三人同時交代。山本に代えて6番川崎(京都)、三戸に代えて9番藤尾(町田)、斉藤に代えて13番荒木(FC東京)を入れる。川崎はそのままボランチに、藤尾は右ウイングに入り、佐藤が左へ回る。荒木は三戸のいたトップ下に入る。 29分、パラグアイも三人目の交代。15番FWエンシソに代えて2番DFヌニェスを入れる。布陣の変更は不明。 30分、パスミスからあわやのピンチをまねく。左SB大畑のバックパスが短く、相手へのプレゼントパスになり、後半途中で入った相手長身FWパルザフクがカット。これを入ったばかりの相手DFヌニェスにペナルティーエリアからシュートされるが、GK小久保がはじき出す。やれやれ。だんだん疲れからか、交代で入った選手と先発の選手との連携ミスなのか、パスミスが増えてきた。 34分、右サイド関根からのクロスを受けた細谷がシュート、枠の外。細谷はこれが初シュートかも。 35分、川崎がファールで倒され、相手DFデヘススにイエローカード。 36分、日本が五人目の交代。左SB大畑に代えて3番西尾(セレッソ)を入れる。西尾は本来CBだが、両SBをできる半田が離脱したため、テストではないか。実況席では、「3点リードしたため、こういう交代もできる」と言っている。 36分、追加点。中盤右サイドで日本のFK。荒木が蹴り、中央で木村と藤尾が跳ぶが、藤尾の頭に合い、きれいに決まる。4−0。出来過ぎ。 37分、パラグアイが二人同時交代。8番キャプテンでボランチのD.ゴメスに代えて11番FWゴンサレス、4番左SBリヴァスに代えて13番DFカンテロを入れる。キャプテンマークはオーバーエイジで14番CBのバルブエナが巻く。どうやら、この試合に勝つことはあきらめ、控えの選手の経験を優先したのかもしれない。 39分、藤田が巧みなボールコントロールで複数の相手選手をかわし、最後はミドルシュートをうつが、枠の上。もう少し惜しいのを打ってほしい。 42分、またまた追加点。パラグアイが前がかりになっている中、ボールカット。細谷がセンターサークル付近からスルーパス、走りこんだ藤尾が受けてドリブル、相手GKと1対1になり、流し込んだ。5−0。 45分、パラグアイのカウンター。途中から入った相手FWペレスがDFラインの裏でパスを受けてペナルティーエリア左からシュート、枠の外。 追加タイム5分。46分、日本のカウンター。藤田がボールカットからペナルティーエリア右へパス、細谷が受けて再び藤田に渡ると、そのままシュート、相手DF。 50分、攻めあがった西尾がペナルティーエリア左から折り返し、相手DFに当たって日本の左CK。荒木がニアへ蹴るが、相手DF。 5−0でタイムアップ。 なお、同じグループDのマリ対イスラエルは1−1で引き分けた。現時点で日本がグループ1位。 |
○ アテネ・オリンピック出場決定! (2004.4) ・・・2004.7.17追記あり | |
こんなに苦しむとは思わなかったが、サッカー23歳以下日本代表がアテネ五輪の出場権をついに勝ち取った。 | |
○ やっぱり、ワールドカップ (2002.8) | |
ワールド・カップの楽しみは、日本代表の活躍に対する期待も当然ながら、それとは別に、各国、特に | |
○ 生(あ)れ出(いで)よ! サッカー文化 (2001.8) | |
Jリーグが始まって9年目だというのに、日本のテレビは、いっこうにカメラワークが上手くならない。 | |
○ やっぱりワールド・ユースの銀メダル (1999.6) | |
素晴らしい週末だった。1999年4/25は未明から夜まで、サッカーづくめ。 |