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サッカー短評 (2024.7/20)
柏レイソルvs.川崎フロンターレ 2対3 (2024.7/20 柏) 第24節
6試合ぶりに勝利! 14位川崎と13位柏の対戦だが、勝点差4なので、フロンターレが勝っても順位は変わらない。今日もあやうく引き分けるところだったが、GKソンリョンのPKストップがあり、逃げ切れた。柏は2017年からフロンターレに勝てていないらしい。立ち上がり4分と10分に山田が2得点。1点目は復帰した三浦の攻め上がりからのクロスを蹴りこんだ。2点目は家長の右からのクロスをヘディングで決めた。しかし前半12分に相手FKから1点返されたのはまずかった。梅雨明けして夜でも蒸し暑い中、雨も降ってきた後半、消耗戦の様相に。次第に押し込まれて防戦の連続。ついに22分、GKソンリョンのクリアを拾われ再度入れられたクロスからまた失点して追いつかれる。嫌な展開だったが、25分に大島、瀬古、瀬川を一気に投入して34分、勝ち越しに成功。マルシーニョのシュートを相手GKが止めたがこぼし、瀬川が詰め、さらにこぼれたところを脇坂が押し込んだ。追加タイムの47分、VARのチェックでオンフィールドレビューの結果、橘田のハンドで柏にPKを与えたが、なんと名手マテウス・サヴィオのキックをGKソンリョンが大きくはじいた。さらにそこから5分以上攻め込まれたが、102分を回ったところでタイムアップ。これで2週間ほどの中断期間に入る。気温30.2度、湿度66%。観客12853人。主審は中村太さん、VARは大坪さん。DAZN解説は元ジュビロ磐田の成岡翔、実況は小松アナ。どちらもフロンターレ戦担当は初めてでは。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、佐々木、大南、際。山本と橘田のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田。ベンチに大島、田邊、瀬古など。三浦は4月のマリノス戦での半月板損傷からの復帰戦。家長は5試合ぶりの先発らしい。エリソン、遠野はベンチ外。高井がパリ五輪のため離脱中。7/16に、ジェジエウが7/3の練習中に負傷し、右ハムストリングの肉離れでブラジル帰国中と発表。その他、DF丸山も負傷中。ゴミスはどうしたのか。
柏は4-4-2。190cmの木下と鹿島から今季加入の垣田のツートップ。左右のシャドーにマテウス・サヴィオと山田雄士。戸嶋と白井のダブルボランチ。DFジエゴ、古賀、ケガから復帰の犬飼、片山。GK松本。キャプテンは古賀。ベンチにDF立田、FW小屋松など。FW細谷と右SB関根がパリ五輪のため離脱中。
前半1分、相手左サイドで柏のFK。サヴィオが蹴り、相手長身FW木下がヘディングシュート、枠の左。
3分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。
4分、先制。左サイドから三浦が攻め上がり、左へ流れた家長とパス交換して左サイド深い位置からクロス、相手DFの裏から走りこんだ山田が合わせて蹴りこんだ。1−0。ゴール前にはマルシーニョもいて、相手DFはそちらについていたか。
6分、脇坂からのスルーパスに走りこんだマルシーニョがゴールライン際から折り返し、こぼれを右から攻めあがった際がダイレクトシュート、わずかに枠の右。マルシーニョがオフサイドだったが惜しかった。
7分、柏の右CK。サヴィオが蹴り、相手FW垣田がヘディングシュート、枠の右。解説の成岡が「柏の方が背が高い選手が多い」と指摘。190cmの相手FW木下には大南が付いているが、垣田も180cmある。相手CB陣、古賀と犬飼も高い。さらにこぼれをサヴィオにミドルシュートを打たれるが、際が防ぐ。
9分、フロンターレのカウンター。マルシーニョがドリブルで駆け上がり、ペナルティーエリアでパスを受けた山本がクロス、山田がなんとかヘディングシュートするがヒットせず、相手GK。
これで得たフロンターレの右CKを山本がショートコーナーからクロスを入れるが、相手長身FW木下がクリア。成岡が言う通り、柏の方が背が高いので、単純にクロスを入れても通りそうにない。
しかし10分、追加点。こぼれを脇坂がシュートするが、相手DFに当たる。これを佐々木がひろってワンタッチで強めに右前方へ送り、ペナルティーエリア内の家長がなんとか止めてすぐさまクロス、山田がねらいすまして頭で押し込み、2−0。山田はこれで今季7点目。
しかし12分、失点。相手左サイドのサヴィオと対面の際が対応に苦労していて、ファールで止めてしまい、中盤左サイドで柏のFK。サヴィオが蹴り、ファーで相手DFジエゴが頭で折り返し、これを相手ボランチ白井にヘディングシュートされ、あっさりゴール左下に決まる。2−1。
15分、17分と、相手左サイドでFKを与えるが、サヴィオのキックを山田や際がクリア。18分の柏の右CKからゴール前で混戦になるがしのぐ。19分には右、左と続けてゴール前にクロスを入れられるが、橘田や脇坂がクリア。20分には相手ボランチの戸嶋にミドルシュートされるが、枠の上。
23分、自陣ペナルティーエリア左すぐ外で柏のFK。サヴィオが蹴り、相手FW垣田がヘディングシュート、枠の上。
25分、飲水タイム。みんなものすごく汗をかいている。解説の成岡が「この暑さなので、両方とも早めに得点して攻撃を安定させたいというのが見えた。開始12分までで3点入ったが、この後は得点時のような速攻ではなく、いかに主導権を握るかということになる」。
29分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。30分、フロンターレの右CK。山本が蹴るが、また相手DF。33分には、三浦が左サイドをドリブルしてクロス、相手にクリアされてフロンターレの右CK。山本が蹴るが、またまた相手DFがクリア。CKに工夫が足りないのでは。山本は右CKは蹴るが、攻撃の時のパス回しにあまり参加できていない。立ち位置が悪いのだろうか。
35分、こぼれを相手FW木下にひろわれ、ドリブルからミドルシュートを打たれるが、GKソンリョン。フロンターレDF陣がボールを回している時にカットされ、相手左サイドからサヴィオが折り返し、相手MF白井がシュート、枠の上。
追加タイム2分。46分、相手ロングボールを受けた相手FW木下がペナルティーエリア左からシュート、GKソンリョン。さらに垣田につながれ、サヴィオがシュート、山本が防ぐ。さらにこぼれを相手MF戸嶋にシュートされるが、橘田が防ぐ。
2−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
6分、フロンターレの右CK。山本が蹴るが相手DF。7分、左ショートコーナーから山本がゴール前にパス、相手DF。
10分、相手右スローイン。相手右SB片山がロングスローを入れるが、山本がクリア。12分、中盤でボールを失い、相手左SBジエゴに突破されてクロスを上げられ、相手FW垣田が頭に当てるが、DF陣が防ぐ。さらにこぼれをサヴィオに拾われてクロスを入れられるが、クリアして柏の左CK。サヴィオが蹴り、山田がクリアしたこぼれをつながれ、相手DF片山にシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
16分、また左サイドから崩され、相手DFジエゴが攻めあがってミドルシュート、GKソンリョンが防ぐ。こぼれを相手MF山田がシュート、枠の上。後半は、柏の攻勢を受けてしのぐ、前半終わりのようなパターンになっている。井原監督の「対フロンターレ戦術」が効いてきたのかもしれない。
19分、フロンターレが一人目の交代。家長に代えて小林を入れる。小林はそのまま右ウイングに入ったようだ。
22分、失点。柏の左CK。サヴィオが蹴り、いったんはGKソンリョンがはじいたが、相手右MF山田が走って追いつき、脇坂が必死につめてスライディングしたがクロスを上げられ、相手FW垣田に高い打点のヘディングシュートを決められた。2−2。ここ数試合と同じ流れになってしまった。
24分、飲水タイム。
25分、柏が二人同時交代。FW垣田に代えてMF熊澤、右MF山田雄士に代えてFW小屋松を入れる。フロンターレも三人同時交代。山田に代えて瀬川、三浦に代えて大島、山本に代えて瀬古を入れる。前線は小林のワントップ、右ウイングに瀬川か。橘田が左SBに下がり、大島と瀬古のダブルボランチのようだ。解説の成岡が「これで中盤を前節と同じ構成にしましたね」。
29分、小林、瀬古が右から続けてクロスを入れるが、相手DFにクリアされる。どうも小林は右ウイングのままでゼロトップに近いか。ゴール前にはマルシーニョや瀬川が走りこんでいる。それにしても小林はクロッサーではない。クロスに合わせるところに走りこんでほしいが。それでも三人交代してからボールを回せるようになり、大島のロングボールやサイドチェンジなどでチャンスを作れるようになってきた。
30分、相手FW木下、小屋松とつながれ、最後はサヴィオにシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
31分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、小林がヘディングシュートするが、相手DF。続く左CKも脇坂が蹴り、ファーで大南がヘディングシュート、相手GKが捕る。大南は体が反ってしまい、たたきつけられなかった。
34分、追加点。大南からのパスをペナルティーエリア右で受けた瀬古がファーへクロス、走りこんだマルシーニョがシュート、相手GK松本が体に当てるが前にこぼれ、瀬川がシュートしようと詰めてさらにこぼれたところを脇坂が冷静に流し込んだ。3−2。VARのチェックが入るが、オフサイドやオフェンスファールはなし。
36分、柏が二人同時交代。右SB片山に代えてDF川口、ボランチ戸嶋に代えてMF熊坂を入れる。フロンターレも五人目の交代。マルシーニョに代えて山内を入れる。
40分、中盤中央で柏のFK。サヴィオが蹴るが、DF陣がクリア。
42分、山内がボールカットからドリブル、ペナルティーエリアまでいくがシュートをうちきれず。みんな疲れているのだから、小林にパスしたりしなくていいのに。
45分、相手右SB川口が攻めあがってペナルティーエリア内の小屋松にパス、橘田が競るが、この競り合いで腕にボールが触れたことがハンドかどうか、VARのチェックが入り、主審がオンフィールドレビューを経てPKの判定に。キッカーはサヴィオ。もう同点かと思われたが、熱さと疲れのせいか、サヴィオのキックは思ったよりスピードがなく、GKソンリョンは左へ大きくはじいた。すかさず誰かがさらに大きく蹴る。
追加タイム8分。「既に4分過ぎていますが、このVARのチェックでもう少し残っていると思われます」と小松アナ。
50分、柏の右CK。サヴィオが蹴るが、小林がクリア。こぼれを相手FW小屋松がシュート、枠の上。
フロンターレは相手陣のコーナー付近でボールを踏んだりしていたが、つい、小林がクロスを入れてしまい、瀬川がシュート、相手GKに捕られてロングフィードを入れられてしまい、柏のカウンターを受ける。本当に試合の締め方が下手。見苦しく時間を使えばいいのに。
55分、サヴィオのドリブルを際が止め、中盤相手左寄りで柏のFK。サヴィオが蹴るが、最後はGKソンリョンが捕る。その後も柏に押し込まれるが、なんとか全員でしのいでタイムアップ。
勝点3を得て28とし、14位のまま。しかし5連続引分の泥沼を抜けた。柏も13位のまま。すぐ下の15位新潟も6位セレッソに2−1で勝ち、勝点28としたので、危ないところだった。セレッソは6位のまま。首位町田は12位マリノスに1−2で敗れたが勝点49で首位キープ。マリノスは11位浮上。2位ガンバもホームなのに18位湘南に0−1で負け、勝点44のままで詰め寄れず。3位神戸はホームで11位名古屋と3−3のドロー、勝点42で4位に後退。名古屋も勝点24で12位に下降。逆に4位鹿島が2−1で7位FC東京を下して3位に返り咲き。FC東京は7位のまま。今節で札幌が8連敗を止めた。9位浦和との打ち合いを4−3で制して3勝目。勝点は15で最下位のまま。
次の25節8/7水曜日まで中断。この間に、パリ五輪の男女グループステージが7/24〜7/31(日本時間7/25〜8/1)に行われ、男子は8/2に準々決勝、8/5に準決勝、8/8に3位決定戦、8/9に決勝が開催される。女子は8/3に準々決勝、8/6に準決勝、8/9に3位決定戦、8/10に決勝が開催される。
サッカー短評 (2024.7/16)
パリ五輪代表 (2024.7/4)
7/3、パリ五輪に臨む18人+バックアップメンバー4人が発表された。U23男子は、GK小久保(ベンフィカ→シントトロイデン・ベル)、野澤(FC東京)。DF大畑(浦和)、西尾(セレッソ)、木村(鳥栖)、半田(ガンバ)、関根(柏)、高井(川崎)。MF/FW川崎(京都)、山本理仁(シントトロイデン・ベル)、荒木(FC東京)、藤田(シントトロイデン・ベル)、三戸(スパルタ・蘭)、平河(町田→ブリストル・英2部)、藤尾(町田)、佐藤恵允(ブレーメン・独)、斉藤光毅(ロンメル・ベル)、細谷(柏)。バックアップはMF佐野航大(NEC・蘭)、佐々木(柏)、DF鈴木海音(磐田)、山田楓喜(東京V)。OAは使わず(18カ国中、日本のみ)。※7/18、バックアップメンバーの交代が発表された。佐野に代えて植中(マリノス)になった。
主な落選(招集の調整がつかなかった)選手は、GK鈴木彩艶(シントトロイデン→パルマ)、MF鈴木唯人(ブレンビー)、久保建英(レアルソシエダ)、松木(FC東京→サウサンプトン⇒ギョズテペ)など。
グループステージの日程は、男子はグループDで7/24(日本時間7/25 2時)パラグアイ戦、7/27(7/28 4時)マリ戦、7/30(7/31 4時)イスラエル戦。
女子は、GK山下(INAC神戸)、平尾(新潟)。DF熊谷(ローマ)、清水(ウェストハム)、北川ひかる(INAC神戸)、南萌香(ローマ)、高橋はな(浦和)。MF/FW古賀塔子(フェイエノールト)、清家(浦和)、長谷川唯(マンチェスターC)、林穂乃香(ウェストハム)、長野風花(リバプール)、宮沢ひなた(マンチェスターU)、藤野あおば(日テレ)、谷川萌々子(ローゼンゴート)、田中美南(INAC神戸)、植木(ウェストハム)、浜野(チェルシー)。女子も18人中11人が海外組に。
グループステージの日程は、女子はグループCで7/25(日本時間7/26 0時)スペイン戦、7/28(7/29 0時)ブラジル戦、7/31(8/1 0時)ナイジェリア戦。
サッカー短評 (2024.7/14)
川崎フロンターレvs.セレッソ大阪 1対1 (2024.7/14 U等々力) 第23節
これで5試合連続引分になった。前半は、4分の脇坂のシュートを相手GKがはじいてバー直撃を含めて、多くのチャンスがあったが、得点できたのは36分の佐々木のドリブルから脇坂のパスを受けたマルシーニョのシュートだけ。結局、後半布陣を変えてきたセレッソの攻撃を耐えるだけになってしまい、35分の小林の逆転弾と思われたものも、そのだいぶ前の家長の折り返しのパスがゴールラインを割っていたとして取り消しになった。気温26.9度、湿度82%。観客20725人。主審は木村さん、VARは山本雄大さん。前後半とも飲水タイムあり。DAZN解説は林稜平、実況は原大吾アナ。(※解説の林稜平は、Jリーグ新人研修のとき、登里と同部屋だったと言っていた。)
先発は、GKソンリョン。DF橘田、佐々木、高井、際。大島と瀬古のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにはマルシーニョと山田。ワントップはエリソン。ベンチに大南、家長、小林など。ジェジエウはいない。試合前、家長に3人の子どもたちから花束贈呈のセレモニーがあった。
セレッソは4-4-2か。レオ・セアラと上門のツートップ。左右のシャドーにカピシャーバとルーカス・フェルナンデス。奥埜と田中駿汰のダブルボランチ。DF舩木、鳥海、西尾、奥田。GKキム・ジンヒョン。ベンチにブエノ、登里など。ノボリは2ヵ月ぶりのベンチ入りらしい。セレッソは対川崎戦はここ3年勝ちか引き分けている。今季4/13にも1−0でフロンターレに勝っているが、ここ8試合「負け無し」で勝ち切れていないらしい。
解説の林稜平が「前半のセレッソは守備と攻撃のリンクマンがいなかった。後半は田中駿汰と奥埜がダブルボランチとして機能し始めた」と言う。後半、セレッソが3-4-3にしたらしいが、試合後の鬼木監督のインタビュー回答を聞くと、フロンターレはその対策をとらなかったようだ。
解説の林稜平は、「後半13分にエリソンに代えて小林を入れたとき、右ウイングにした狙いが何だったのか。家長もベンチにいたわけですから」と言っていたが不明。そして20分に、際の足がつったタイミングで大南を入れるとともに、好調のマルシーニョに代えて左ウイングに家長を入れたが、この家長の起用はさっぱり効いていなかった。特に、相手左シャドーだったカピシャーバが右に移ったので、37分に山田に代えて右ウイングに瀬川を入れたとき、家長と左右交換した方がよかったのではないと、とも言っていた。
後半追加タイムは8分もあったが、ほぼ、セレッソの無攻撃をしのいでいた。瀬川がはりきっていたが、パスが強すぎて味方に合わなかった。
勝点25となり14位浮上。14位だった新潟が7/13の試合で8位FC東京に0−2で負けて15位になったため。FC東京は7位に浮上。首位町田は10位ヴェルディに1−0で勝ち、勝点49に伸ばした。2位鹿島は4連敗中だった13位マリノスに4−1で敗れ、4位に後退。マリノスは12位に。3位ガンバはアウェイで17位鳥栖を2−0で下し、勝点44で2位浮上。4位神戸はアウェイで札幌と1−1で引分け、勝点41で鹿島と並んだが得失点差で3位に。札幌は8連敗を止めた。
これで、高井(とセレッソの西尾)は、パリへ向けて出発。
サッカー短評 (2024.7/10)
大分トリニータvs.川崎フロンターレ 3対1 (2024.7/10 レゾド) 天皇杯三回戦
JFAのライブ配信のみ。ここで負けた。最後の10分しか見られず。気温29.5度、湿度61%。観客4056人。主審は岡部さん。VARなし。
先発は、GK上福元。DF田邊、車屋、大南、瀬川。山本とゼヒカルドのダブルボランチ。トップ下に遠野。左右のウイングに山内と家長。ワントップ山田。ベンチにエリソンが戻ってきた。
大分は、3-3-2-2。伊佐と鮎川のツートップ。二列目に松岡と保田。左右のウイングバックに野嶽と茂。アンカー弓場。DFデルラン、安藤、ペレイラの3バック。GKムン・キョンゴン。監督は片野坂。
サッカー短評 (2024.7/6)
ジュビロ磐田vs.川崎フロンターレ 2対2 (2024.7/6 ヤマハ) 第22節
今日こそ勝てそうだったのに、またまた引分け。これで4試合連続引分けで、試合の締め方がなっていない。前半は0−1で先に失点。しかし後半早々に遠野の得点で追いつき、後半途中から入った橘田が逆転弾。それなのに、最後の追加タイムで、相手ミドルシュートをGKソンリョンがあせったのか足を滑らせて大きくはじけず、こぼれを途中出場の相手キャプテン・山田に押し込まれた。気温28.5度、湿度61%。観客は13153人。主審は御厨さん。VARは山本雄大さん。DAZN解説は元FC東京、町田の大田。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、高井、大南、際。大島と瀬古のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと遠野。ワントップは小林。ベンチに家長、橘田、山本悠樹など。(先発予想は、GKソンリョン。DF佐々木、高井、ジェジエウ、際。橘田のアンカー。インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングはマルシーニョと山内。ワントップはゴミス。)
ジュビロは4-4-2。ペイショットとジャーメインのツートップ。左右のウイングバックに金子と松本。上原とレオ・ゴメスのダブルボランチ。DF松原、グラッサ、鈴木、植村。GKは元フロンターレの川島。ジャーメインはケガ明けらしい。ベンチにはチームキャプテン・山田大記、元FC東京の平川怜など。
サッカー短評 (2024.6/29)
川崎フロンターレvs.サンフレッチェ広島 1対1 (2024.6/29 U等々力) 第21節
またまた勝てなかった。今回も先制したのに、追加点取れず、逃げ切れず。広島は今季無得点の試合がなく、20チーム中最多らしい。気温25.3度、湿度66%。観客2293人。主審は今村さん。VARは西村さん。DAZN解説は、フロンターレ戦では初の永井雄一郎、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、高井、ジェジエウ、際。瀬古と橘田のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと遠野。ワントップは山田。ベンチにゴミス、小林、大島、大南など。家長は2試合続けてベンチ外。(「スポーツナビ」の先発予想は、GKソンリョン。DF佐々木、高井、ジェジエウ、瀬川。橘田と山本のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップは山田。)
広島は3-4-2-1。ワントップはドウグラス・ヴィエイラ。後は以下の予想と同じ。「スポーツナビ」の先発予想は、ソティリウのワントップ。左右のシャドーに加藤睦月と湘南から今季移籍の大橋。左右のウイングバックは満田と新井。東俊希と松本のダブルボランチ。DF佐々木翔、中野就斗、塩谷。GK大迫。キャプテンは佐々木。ベンチにマルコス・ジュニオール、エゼキエウ、ソティリウなど。
サッカー短評 (2024.6/26)
川崎フロンターレvs.湘南ベルマーレ 1対1 (2024.6/26 U等々力) 第20節
またしても引分け。ホームで先制したんだから勝たないと。ここから後半戦だが、今季の見通しは暗い。それでも大島が1年ぶりに試合に出て、いいパスを配球していた。際はバー直撃も含む、ミドルシュートを何本か打ったが、決められず。佐々木もポストに当たるシュートがあった。鬼木監督が試合後に言ったように課題は「2点目を取ること」。気温26.4度、湿度56%。観客20720人。主審は清水さん。VARは鶴岡さん。DAZN解説は松原良香。実況は野村アナ。
先発は、7人入替え。GKソンリョン。DF佐々木、高井、大南、際。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにはマルシーニョと山内。ワントップ山田。ベンチに大島が戻ってきた。最近見ないと思っていたエリソンは、6/9の練習で負傷、右腿の肉離れだった。
ベルマーレは3-1-4-2。鈴木章斗とルキアンのツートップ。二列目に山田直輝と池田。アンカーに田中聡。左右のウイングバックに小野瀬と元フロンターレの鈴木雄斗。DF鈴木淳之介、大野、舘。GKソン・ボムグン。キャプテンは舘。ベンチに茨田や元フロンターレのGK馬渡など。
4分、大南からのロングフィードを右に流れて老けた山田がクロス、こぼれを攻めあがってきた際がミドルシュート、相手DF。5分にもマルシーニョが左からクロス、山田がペナルティーエリア中央でシュート、枠の右。
8分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、クリアされ、こぼれをまた際がミドルシュート、枠の左。
10分、山田が右サイドでドリブル、ファールで止められ、フロンターレのFK。脇坂が蹴るが、クリアされ、こぼれを山内がミドルシュート、相手DF。
16分、相手サイドから攻め込まれ、折り返しのパスを相手MF田中にミドルシュートされるが、枠の外。
16分、フロンターレのカウンター。マルシーニョからのパスを山田がシュート、相手GKがはじき、これを佐々木がシュート、左ポスト。さらにこぼれを拾った脇坂がシュート、これも相手GK。これで得たフロンターレの右CKを脇坂が蹴るが、相手DF。このこぼれをゼヒカルドがミドルシュート、枠の上。
19分、中盤で湘南のFK。田中が蹴り、マルシーニョがクリアして湘南の右CK。これも田中が蹴り、ゼヒカルドがクリア。
21分、山内がペナルティーエリア右からクロス、山田がシュートするが相手GK。こぼれを再度山田がシュート、相手DF。
24分、脇坂がペナルティーエリア内でパス、走りこんだ橘田がシュート、相手DF。
26分、相手MF小野瀬が足を傷めて担架で退場。湘南が一人目の交代。小野瀬に代えて畑を入れる。
27分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手FWルキアンがクリア。27分にも、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
36分、湘南がロングフィードから相手MF鈴木雄斗が右サイドから攻めあがってミドルシュート、枠の左。
38分、ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが、枠の上。
43分、中盤相手左サイドで湘南のFK。相手DF鈴木淳が蹴るが、DF陣が防ぐ。
45分、山内がシュート、相手DF。こぼれをひろってつなぎ、際が入れたクロスを山田がシュート、ヒットせず枠の上。
0−0のままハーフタイム。
後半開始から湘南が2人目の交代。山田直輝に代えて、福田を入れる。
5分、山内が入れたクロスを山田がオーバーヘッドシュート、枠の右。
7分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、際がペナルティーエリア中央でシュート、枠の上。今日の際は、何本もミドルシュートをねらっているが、少しずつ枠の外。
9分、相手左WBに途中から入った旗が攻めあがって折り返し、走りこんだ相手MF池田がフリーでシュート、GKソンリョンの前に走った高井が足に当ててクリア。これで与えた湘南の左CK。田中がショートコーナーを蹴るが、高井が防ぐ。
13分、相手FW鈴木章斗がペナルティーエリアからパス、相手MF鈴木雄斗がミドルシュート、GKソンリョンが防ぐ。
15分、フロンターレの左スローインから最後脇坂のパスを走りこんだ際が押さえのきいた強いミドルシュートをうつが、惜しくもバーに当たる。解説の松原が「ボール1個分くらいじゃないか」と言う。こぼれをマルシーニョがシュート、枠の上。
17分、先制。右サイド深い位置で相手DF二人と山田が競り合い、山田が抜け出してクロス、ファーでフリーのマルシーニョが合わせてゴールを決める。1−0。
19分、際がミドルシュートをうつが枠の左。決めてほしい。
22分、フロンターレが二人同時交代。山内に代えて遠野、マルシーニョに代えて宮城を入れる。
2分、湘南も二人同時交代。FW鈴木章斗に代えて石井、DF鈴木淳に代えて茨田を入れる。システムを4−4−2にしたらしい。
28分、フロンターレが三人目の交代。際に代えて田邊を入れる。
32分、宮城が左サイドからサイドチェンジのパス、山田がシュート、枠の上。
33分、失点。相手MF鈴木裕斗が池田とパス交換から折り返し、相手MF田中が鋭いミドルシュート、1−1。解説の松原が「フロンターレのDFラインが下がっていたところをねらわれた」。後半になって、フロンターレの前からのプレスが弱くなって、湘南がボールを持てるようになり、DFが押し込まれたとのこと。
34分、遠野が右サイドをドリブルからシュート、相手DF。
35分、湘南が四人目の交代。池田に代えて奥野を入れる。フロンターレも二人同時交代。佐々木に代えて小林、山田に代えて大島を入れる。小林のワントップ、大島とゼヒカルドのダブルボランチ、橘田が左SBか。大島がほぼ1年ぶりの試合出場。
36分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
41分、脇坂からのスルーパスをペナルティーエリア内で受けた大島がクロス、相手DF。42分には、宮城が左サイドをドリブルからクロス、遠野が受けるがシュートできず。
43分、相手DFを後ろから止めようとした大島にイエローカード。相手右サイドで湘南のFK。奥野が蹴り、相手MF福田がヘディングシュート、GKソンリョンが防ぐ。
追加タイム6分。46分、宮木が左サイドからペナルティーエリアに入ってシュート、相手DF。さらに遠野からのパスを受けた脇坂がペナルティーエリア内でシュート、相手DF。
49分、こぼれを相手MF奥野がミドルシュート、大南が防ぐ。これで与えた湘南の右CK。茨田が蹴るが、小林がクリア。
51分、相手選手を止めた大南にイエローカード。自陣ペナルティーエリア外で湘南のFK。茨田が蹴り、相手DF舘がシュート、枠の右。
52分、GKソンリョンのロングフィードを攻めあがった高井が競り合い、こぼれをシュート、相手DFに防がれ、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。解説の松原が「ソンリョンのロングフィードで前節の新潟戦のような形になった」。
53分、ゼヒカルドのパスを受けた脇坂がペナルティーエリア内から折り返し、小林がシュートするが、相手GK。
1−1でタイムアップ。勝点22としたが、15位に後退。
首位の町田は4位の神戸の猛攻を耐えて0−0で引分け、勝点40で首位キープ。神戸も勝点34で4位のまま。2位の鹿島も3位のガンバと0−0で引分け、勝点38同士で順位は変わらず。フロンターレより下位だった16位磐田が10位ヴェルディに3−0で勝ち、13位に浮上。ヴェルディは11位に。11位浦和は9位名古屋に1−0で勝ち、9位に浮上。名古屋は10位に。12位マリノスは8位福岡に1−2で負けたが、順位は変わらず。マリノスはまだ1試合少ない。
サッカー短評 (2024.6/22)
アルビレックス新潟vs.川崎フロンターレ 2対2 (2024.6/22 デンカス) 第19節
前半戦最後の試合。勝点20同士の14位と15位対決。せっかく前半17分にマルシーニョのゴールで先制したのに、追加点がとれないまま後半に。フロンターレのプレスが弱まり、新潟がボールを持てるようになって後半15分に同点にされた。しかも選手交代してさんざん攻め込んでいた追加タイム、相手CB舞行龍ジェームズのシュートを相手FW鈴木に押し込まれて勝ち越される。8分あった追加タイムの7分目。もう負けたかと思ったが、それは新潟の選手たちも同じで勝ったと思っていたらしい。試合再開後、GKソンリョンのロングフィードのこぼれを宮城がゴールライン際から折り返し、ワンタッチで山田が押し込み同点に。解説の松原良香が「新潟の選手たちは勝ったと思ってGKも含めてDFがバラバラだった。あきらめなかったフロンターレの選手たちの執念が実った」と言う。気温27.5度、56%。観客33885人。主審は笠原さん、VARは上原さん。DAZN解説は松原、実況は大西アナ。
先発は、5人入替え。GKソンリョン。DF佐々木、大南、ジェジエウ、瀬川。瀬古と山本のダブルボランチ、トップ下に遠野。左右のシャドーにマルシーニョと家長。ワントップは小林。ゲームキャプテンは小林。「ゴミスと脇坂は帯同していない」と実況アナ。(※「スポーツナビ」の先発予想は、GKソンリョン。DF佐々木、高井、ジェジエウ、際。アンカーに瀬古、インサイドハーフには遠野と脇坂。左右のウイングには山内と家長。ワントップはゴミス。)ベンチに高井、田邊、ゼヒカルド、ヴェロン、宮城天など。橘田がイエロー累積で出場停止。
新潟は4-2-3-1。ワントップ鈴木孝司。トップ下に奥村。左右のシャドーは谷口海斗と小見。島田と秋山のダブルボランチ。DF堀米、元浦和のデン、元フロンターレの舞行龍ジェームズ、藤原。GK小島。キャプテンは堀米。(※「スポーツナビ」の先発予想は、ワントップは鈴木孝司。トップ下に奥村。左右のシャドーは谷口海斗と小見。島田と秋山のダブルボランチ。DF早川、デン、元フロンターレの舞行龍ジェームズ、藤原。GK小島。左SB以外当たっていた。)松橋監督は3年目。
フロンターレは守るときには、遠野が前からプレスをかけ、4-4-2になるようだ。開始2分でマルシーニョからのパスを受けた遠野がシュート、枠の上。前節の神戸戦でシュート3本に抑えられた反省か、開始直後から積極的にうつ姿勢を見せる。
5分、マルシーニョのドリブルがファールで止められ、左サイドでフロンターレのFK。山本が蹴るが、相手DFがクリアして今度はフロンターレの右CK。
6分、右CKを瀬古が蹴るが、相手DF。こぼれを遠野がミドルシュート、枠に飛んだが、相手GKが触ってバーに当たる。惜しかった。
7分、フロンターレの左CK。ショートコーナーから瀬古がクロス、相手DF。こほれをマルシーニョがペナルティーエリア左からクロス、右サイドを攻めあがった瀬川がヘディングシュート、相手GKが捕る。
9分、新潟の右CK。島田が蹴るが、誰にも合わず。12分にも新潟の左CK。秋山が蹴るが、瀬川がクリア。こぼれを相手MF奥村がミドルシュート、枠の上。
15分、瀬古の縦パスを受けたマルシーニョがペナルティーエリア中央からシュート、枠の右。瀬古はこの試合、何本も縦パスを差し込み、中央からの攻撃の起点を作っていた。
17分、先制。遠野からのパスを7受けたマルシーニョが、オーバーラップしてきた佐々木とパス交換してペナルティーエリア中央左寄りでダイレクトシュート、右サイドネットに決まる。1−0。
25分、飲水タイム。
28分、佐々木が攻めあがってペナルティーエリア手前から左足でミドルシュート、枠内に飛んだが相手GK。実況アナが「佐々木の利き足は右足です」と言う。今日の佐々木は先制点のアシストもあり、攻撃に積極的。
33分、新潟の左CK。秋山が蹴り、ファーで相手DF舞行龍ジェームズがシュート、遠野が防ぐ。こぼれを相手MF島田にミドルシュートされるが、枠の右。
34分、小林からのパスを受けた遠野がペナルティーエリア中央でシュート、枠の上。遠野はこの試合一番多くシュートしたが、枠に行ったのは1本だけで後になるほど力んだようだ。
38分、相手左シャドーの谷口がミドルシュート、ジェジエウが防ぐ。こぼれを拾った谷口が攻めあがってきた相手DFデンへパス、デンがミドルシュート、瀬古が防ぐ。さらにこぼれを相手左SB堀米にシュートされるが枠の上。実況席では「双方のチームにシュートが多い展開」と言っている。ここまで新潟7本、フロンターレ8本らしい。
43分、山本がペナルティーエリア内でシュート、相手DF。
追加タイム4分。47分、中盤左サイドで新潟のFK。秋山が蹴り、小林がクリアして新潟の左CK。これも秋山が蹴るが、DF陣がクリア、再度相手左CK。秋山が蹴るが、ボールは誰にも合わずにゴール前を通過。
1−0のままハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
4分、佐々木が攻めあがってクロス、相手DFにクリアされてフロンターレの右CK。ショートコーナーから瀬川がクロス、相手DF。こぼれを佐々木がミドルシュート、枠の外。
6分、佐々木からの折り返しを遠野が押し込み、ネットをゆらすが、オフサイドの判定。VARも入ったが、変更なし。惜しかった。これが決まっていれば勝てたかも。
9分、中盤右寄りでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、こぼれをマルシーニョがペナルティーエリア内でシュート、ヒットせず相手GK。ここも惜しかった。
10分、フロンターレの左CK。山本が大きく戻し、遠野が胸トラップから落とさずにシュート、枠の上。解説の松原が「遠野はうまかった。胸トラップから落とさずに打つのは難しい」とほめる。枠にうってほしいが。
15分、相手左サイドから攻め込まれ、ペナルティーエリア内の奥村ボールが入るが、シュートはヒットせず、GKソンリョンが捕る。
16分、失点。相手左サイドから相手MF奥村が瀬川をかわしてクロス、これは大南が防ぎ、堀米のシュートはGKソンリョンが防ぐが、こぼれを相手CB藤原にミドルシュートされ、1−1。解説の松原が「DFの藤原が休まずにゴール前まで入ってきたのがよかった」。
21分、フロンターレが一人目の交代。小林に代えて山田を入れる。小林はキャプテンマークを瀬古に巻く。
24分、遠野が鋭いミドルシュートをうつが、相手GK。26分、中盤でフロンターレのFK。山本が蹴るが、相手DF。
27分、新潟が二人同時交代。ボランチ島田に代えてMF長谷川元希、右シャドー小見に代えてMF松田詠太郎を入れる。小見は、最近活躍している選手で解説の松原も注目にあげていたが、後半に入ってあまり名前が出なくなっていた。
29分、山田がドリブルからマルシーニョにパス、マルシーニョはドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK。
34分、相手右サイドから攻め込まれ、相手MF秋山にペナルティーエリア右からシュートされるが、大南が防ぐ。
34分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて宮城、家長に代えてヴェロンを入れる。
38分、宮城からのスルーパスに走りこんだ山本がペナルティーエリアからクロス、相手DF。さらに山本がペナルティーエリアからクロス、相手DF。こぼれを山田がシュート、枠の上。
40分、相手ボールをカットしてフロンターレのカウンター。遠野からのパスを受けた宮城がシュート、枠の上。
41分、相手MF長谷川にシュートされるが、枠の左。
42分、フロンターレが二人同時交代。山本に代えてゼヒカルド、瀬川に代えて田邊を入れる。ゼはそのまま瀬古とダブルボランチに入る。田邊は左SBに入り、佐々木が右へ回る。
43分、瀬古にイエローカード。VARのチェックが入って試合が止まる。スローリプレーを見ると、わざとではないが相手選手の足を踏んでいる。ここで瀬古がレッドで退場だとかなり痛い。チェックが終わり、判定は変わらず。やけに確認に時間がかかったが、やれやれ。
追加タイム8分。46分、左サイドを攻めあがった田邊がクロス、相手DF。続けて右へ回った佐々木が攻めあがってクロス、相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。こぼれをまた遠野がシュートするが枠の上。
50分、瀬古からのパスを受けた宮城がペナルティーエリア内で遠野へパス、遠野がシュートするが枠の上。決めてほしい。
52分、失点。相手CB舞行龍シェームズが攻めあがってスルーパス、ペナルティーエリア内で相手MF奥村が受けて折り返すが、ジェジエウがクリア。しかしクリアが小さく、こぼれを舞行龍ジェームズがシュート、相手FW鈴木がゴール前でヒールで触ってゴールイン。1−2。
54分、新潟が三人目の交代。堀米に代えてDF早川を入れる。堀米はキャプテンマークを秋山に渡す。
55分、ジェジエウが攻めあがってペナルティーエリアから折り返し、遠野がミドルシュート、相手DF。こぼれをヴェロンがミドルシュート、枠の右。
56分、フロンターレの右CK。ラストプレーと思われ、GKソンリョンもゴール前に上がってくる。瀬古が蹴るが、相手DF。こぼれをまたヴェロンがシュート、これも相手DFがクリア。しかしこれで終わらず。
56分、定位置に戻ったGKソンリョンからロングフィード。ジェジエウをねらったボールは相手DFが競りかつが、こぼれを宮城がペナルティーエリア左奥ゴールライン際からワンタッチで折り返し、これにつめた山田がダイレクトで蹴りこみ、2−2。VARがオフサイドの確認に時間をかけたが、ゴールは認められた。このままタイムアップ。なんとか引き分けに持ち込み、勝点1ずつを得たので、順位は変わらず。結局シュートは22本うち、枠内は8本あったらしい。
勝点21同士となり、14位と15位のまま。首位の町田は7位福岡と0−0の引分け、勝点39に。勝点29の福岡は8位に。2位鹿島も10位浦和と2−2の引分けで、鹿島は勝点37で2位のまま。勝点26の浦和は11位に。8位FC東京が1−0で17位湘南に勝ち、勝点30として6位浮上。湘南は降格圏の18位に。降格圏の18位鳥栖と19位京都の対決は、鳥栖が3−0で勝ち、勝点17で17位と脱出。
サッカー短評 (2024.6/16)
ヴィッセル神戸vs.川崎フロンターレ 1対0 (2024.6/16 国立) 第18節
前半は冒頭だけボールをつなげたが、GKソンリョンに下げた後、ボールを失い、その後は防戦一方だった。26分に、脇坂のポスト直撃弾が一番惜しかった。前半終わりという悪い時間に武藤に押し込まれて先に失点。神戸も連敗していたようだが、暑さの中でも大迫はこわい動きをしていたし、あわやのシュートもうたれた。山口蛍にもミドルシュートされたし酒井高徳は最後まで走っていた。フロンターレは全体でシュート5本。これでは得点できない。気温27.5度、湿度53%。観客49541人。主審は交換プログラムでポーランドから来ているシルヴェストジャクさん。VARは谷本さん。DAZN解説は林遼太郎、ゲスト解説に古橋。実況は西岡アナ。
先発予想は、GKソンリョン。DF、高井、ジェジエウ、大南。アンカーに橘田。インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングに山内と家長。ワントップはゴミス。ベンチにマルシーニョ、山田、瀬古、田邊など。
神戸は、4-3-3。大迫のワントップ。左右のシャドーに佐々木大樹と武藤。二列目に井出と山口蛍。アンカーに扇原。DF初瀬、トゥーレル、山川、酒井。GK前川。ベンチに今季フロンターレから完全移籍の宮代、井手口、パトリッキなど。吉田監督は年目。
前後半とも飲水タイムが設けられた。それでも足をつる選手が出た(ジェジエウと相手DFトゥーレル、武藤)。
橘田がイエロー累積で次節出場停止。せっかく解説の林が言うように「DF陣の怪我人が戻って来て、橘田を最終ラインで使わなくてよくなった」ところだったのに。
前半、フロンターレのビルドアップがうまくいかない要因として、橘田がマークされていて最終ラインからのパスを受けられないので、「脇坂か遠野が下がって、パスの出口を二つにしたらいい」と解説の林が言っていた。後半開始から、山内に代えてゼヒカルドを入れ、ダブルボランチにしたら少し改善された。
神戸は勝点33としたが4位のまま。フロンターレは勝点20のままだが14位キープ。首位町田は、水曜の天皇杯で筑波大に敗れた上、怪我人が5人も出たが、6/15土曜にアウェイでマリノスを3−1で下して首位キープ。マリノスは13位のまま。2位鹿島はホームで新潟と1−1で引分け、2位キープ。3位ガンバもホームで柏に2−1で勝ち、3位キープ。
サッカー短評 (2024.6/12)
川崎フロンターレvs.ソニー仙台 2対0 (2024.6/12 U等々力) 天皇杯二回戦
初めて日本サッカー協会の無料配信「JFAtv」(ライブのみ)を見た。実況もリプレーもなく、ロングの映像のみのため、誰がだれやらわかりにくかったが、少なくとも、試合の流れや雰囲気はわかった。前半、かなり苦戦していたが、なんとか39分に山田がマルシーニョからのクロスを押し込んで先制。後半13分には、佐々木からのロングパスを受けたマルシーニョがドリブルで切りこみ、シュートも決めて追加点。後半は相手のプレスも弱まり、かなり前を向いてパスがつながるようになってはきたが、ミスパスや相手のカウンターでペナルティーエリアまでやすやすと入られたりするなど、今季の課題はそのまま。20分にマルシーニョに代えて山内、25分に家長に代えて遠野を入れたが、追加点なし。詳しい試合経過はフロンターレ公式HPで確認。気温25度、湿度54%。観客7000人。主審は西村さん。VARはなし。
先発は、GKソンリョン。DF橘田、佐々木、大南、瀬川。アンカーに瀬古、インサイドハーフに脇坂と山本。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに田邊、ゼヒカルド、ゴミス、宮城など。
ソニー仙台は4-2-3-1。ワントップ山田晋平。左右のシャドーに信太と布方。トップ下に伊藤綾汰。平田健人と吉野蓮のダブルボランチ。DF中山雅斗、塩崎、長江、後藤裕二。GK佐川。監督は鈴木 淳。
4分、脇坂のパスがクリアされてフロンターレの右CK。ショートコーナーから脇坂がミドルシュート、相手DFに当たって今度は左CK。脇坂が蹴り、家長がシュート、ヒットせず。
6分、左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、相手GK。
9分、マルシーニョのプレスから山田がシュートするが相手DF。
12分、マルシーニョのクロスをクリアされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
16分、脇坂が右サイドからクロス、マルシーニョが走りこむがオフサイド。
19分、ソニー仙台のカウンター。相手右サイドから攻め込まれて連続シュート、DF陣が防ぐ。20分、仙台の右CK。伊藤が蹴るが、DFがクリア。こぼれをひろわれてつながれ、ミドルシュートを打たれるが、これもDFが防ぐ。このへんから、仙台につながれて攻め込まれる場面が増える。
29分、ソニー仙台の左CK。伊藤が蹴るが、オフェンスファール。
38分、こぼれを拾って瀬古がミドルシュート、枠の上。
39分、やっと先制。右サイドから脇坂のクロス、ファーでマルシーニョが折り返し、山田がシュートを決める。1−0。
40分、フロンターレの左CK。ショートコーナーからクロスを入れるが、相手DF。
44分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、こぼれを脇坂がシュート、相手DF。
1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
7分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、こぼれを拾って二次攻撃。瀬川のクロスをマルシーニョがヘディングシュート、相手GK。
9分、右サイドから家長がクロス、相手DF。こぼれをひろってマルシーニョが左からシュート、相手GKが捕る。
13分、追加点。佐々木が左サイドスペースへロングフィード、マルシーニョが走りこんで収め、シュート、2−0。
14分、ソニー仙台が一人目の交代。ワントップ山田に代えてMF秋元を入れる。
19分、脇坂のシュートは味方に当たる。
20分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて山内を入れる。
21分、中盤左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、大南が頭に当てるが枠の外。
22分、相手左サイドから攻め込まれ、シュートされるが、DF陣が防ぐ。
25分、フロンターレが二人目の交代。家長に代えて遠野を入れる。
29分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、瀬古がミドルシュート、相手DF。
30分、ソニー仙台が二人同時交代。右FW布方に代えてFW加藤、右MF吉野に代えてMF吉森を入れる。
36分、橘田からのパスを受けた山内が左サイド深い位置からシュート、相手DFに当たってフロンターレの左CK。瀬古が蹴り、こぼれを遠野がクロス、相手GKが捕る。
38分、フロンターレが三人同時交代。脇坂に代えて久しぶりの宮城天、瀬川に代えて田邊、山本に代えてゼヒカルドを入れる。田邊は左SBに入り、橘田が右SBへ回る。ゼヒカルドがアンカー、瀬古が山本のいたインサイドハーフ、宮城は左ウイングで山内が右へ、遠野がインサイドへ回ったか。脇坂のキャプテンマークは山田が巻いたか。
39分、ソニー仙台のカウンター。相手左サイドから攻め込まれ、クロスを入れられるが、DF陣が防ぐ。
39分、田邊が左サイドから攻め上がり、最後は宮城がシュート、相手DF。40分には、遠野がミドルシュート、相手GKが捕る。
41分、また相手左サイドから攻め込まれ、相手FW秋元にシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
42分、フロンターレのカウンター。ゼヒカルドを起点に最後は宮城が左サイドから中へ入ってシュート、相手DF。
45分、ソニー仙台の左CK。秋元が蹴るが瀬古がクリア。こぼれをひろわれ、クロスを入れられるが、DF陣がクリア。
46分、ソニー仙台が二人同時交代。左MF伊藤に代えてDF辻、左FW信太に代えてDF山下を入れる。
48分、ソニー仙台にボールをカットされてカウンターを受けるが、DF陣が対応。
2−0でタイムアップ。次の三回戦は7/10、アウェイで大分と対戦。
サッカー短評 (2024.6/11)
日本vs.シリア 5対0 (2024.6/11 エディオン) W杯アジア二次予選グループB第6戦
思ったよりシリアが弱くて、また大差の勝利。日本は引き続き攻撃的3バックのテストをしたが、これでは十分な検証はできなかったのでは。シリアはグループ2位だが、前節3位北朝鮮に敗れて勝点1差。この日本戦に負けると北朝鮮と順位が入れ替わる可能性が高く、死に物狂いでかかってくると予想されていた。前半13分、クロスから上田のヘディングシュートであっさり先制すると、19分堂安、22分久保のシュートからオウンゴールと追加点を重ね、前半だけで力の差が歴然。後半からは一気に3人交代し、そのうちの相馬がPKを決め追加点。31分にはGKまで交代して40分に南野のダメ押し点。気温24.8度、湿度63%。観客26650人。アルアリ主審はカタールの人。VARはなし。フジテレビ解説は、松井と小野伸二。実況は西岡アナ。
先発は、GKが地元の大迫(広島)。DF町田(サンジロワーズ・ベル)、板倉(ボルシアMG・独)、冨安(アーセナル・英)の3バック。田中碧(デュッセルドルフ・独2部)と遠藤(リバプール・英)のダブルボランチ、左右のWBに中村敬斗(ランス・仏)と堂安(フライブルク・独)。トップ下に南野(モナコ・仏)と久保(レアル・ソシエダ・西)。ワントップに上田(フェイエノールト・蘭)。ミャンマー戦とは両ウイング以外の9人入替え。
シリアは4-4-2。9番アルソマーと20番セルベラのツートップ。左右のアウトサイドに21番ヘサルと8番エリアス。4番ハムと14番アブラハムのダブルボランチ。DF3番アルアジャン、15番アモール、13番クロマ、2番ウエス。GK1番クレレル。キャプテンは9番FWアルソマー。4番DFハムはJ3岐阜にいたことがあるという。20番FWセルベラ、15番MFアモール、13番DFクロマはアルゼンチン出身。クーペル監督はアルゼンチンの人。過去にセリアAの監督などを歴任。
8分、南野からのスルーパスに走りこんだ中村がペナルティーエリア左から折り返し、走りこんだ久保がシュート、枠の上。
13分、先制。遠藤が相手ボールをカットし、南野からのパスを受けた中村が左サイドをドリブルして深い位置からクロス、上田が相手DFに競り勝ってヘディングシュート、バーに当たってゴールイン。1−0。
18分、相手左サイドでシリアのFK。キックを相手長身DFアモールがヘディングシュートするが枠の上。
19分、追加点。中村からのパスを受けた久保が相手DFによせられながらも右の堂安につなぎ、堂安が相手DFをぬききらずに利き足でない右足でシュート、右下に決まる。2−0。
22分、久保からペナルティーエリア左の南野へのパスが相手DFに当たってオウンゴール。3−0。
25分、相手右サイドでFWセルベラが町田をかわしてペナルティーエリア右から低いクロス、板倉が足に当てる。こぼれを拾われ、再度クロスを入れられるが、冨安がクリア。
28分、久保が堂安の動きをおとりに右から中へ切り込んで上田へパス、上田はターンして鋭いシュート、相手GK正面。
32分、久保のサイドチェンジのパスを受けた中村が南野へパス、南野はペナルティーエリア左でシュート、相手DF。
35分、中盤中央でシリアのFK。アルアジャンが蹴り、FWアルソマーが頭で触るが、味方がオフサイド。
39分、相手右サイド深い位置でシリアのスローイン。受けた相手MFアブラハムからのクロスに相手FWアルソマーが走りこむが、冨安がクリア。
44分、右サイド久保からのスルーパスに上田が走りこむがオフサイドの旗。リプレー画像では違うように見えるが、VARがないので、そのまま。
追加タイム2分。3−0でハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。中村敬斗に代えて伊藤洋輝(シュトゥットガルト・独)を入れる。伊藤は左SB、冨安が右SBの4バックに変更。遠藤のアンカーに、二列目に田中碧と久保、左右のウイングに南野と堂安か。4-1-2-3。
6分、遠藤が右へ展開、攻め上がった冨安が受けて堂安へパス、堂安がシュートを打つが滑ってしまいヒットせず相手GK。
8分、田中碧が左へ展開、攻めあがった伊藤が受けてペナルティーエリア手前からシュート、わずかに枠の上。
12分、堂安が左へ流れてパスを受け、利き足の左に持ち替えてシュート、相手GK正面。
14分、シリアのカウンター。相手FWアルソマーが左へ展開、ヘサルが相手左サイドからクロス、伊藤と冨安でクリア。後半はスムーズにチャンスを作れなくなったことについて解説の松井が「前半はウイングバックの中村と堂安の所にボールが収まり、そこを起点にクロスを何回も上げることができたが、後半は相手のシステムと噛みあってしまった」。
15分、久保が右サイドを深い位置からペナルティーエリア右に入ってファーへクロス、南野がフリーでヘディングシュート、相手DF。
17分、シリアが一人目の交代。14番ボランチのアブラハムに代えて12番MFラマダンを入れる。日本も二人同時交代。遠藤に代えて鎌田(ラツィオ・伊)、久保に代えて相馬(カーザピア・ポル)を入れる。鎌田は二列目に入り、左ウイング南野も二列目に。左ウイングに相馬、田中碧が遠藤のいたアンカーに。遠藤のキャプテンマークは冨安へ。後で知ったが、冨安が腕章を巻くのは初めてだったらしい。
23分、相馬が左サイドをドリブルからクロス、相手DFのクリアを南野がペナルティーエリアでひろい、シュートしてもよかったのに上田へパス、上田は反転してシュートしたが、相手DF。
26分、鎌田からのパスを受けた堂安がドリブルで中央を攻めあがってペナルティーアークからスルーパス、相馬がシュートするが相手DF。
27分、相馬が鎌田とパス交換して攻め上がり、ペナルティーエリア内で相手DFウエスに倒され、PK獲得。ウエスにはイエローカード。
28分、日本が四人目の交代。田中碧に代えて川村(広島)を入れる。PKは相馬が自ら蹴り、ゴール右に決める。4−0。
30分、中盤右サイドで日本のFK。相馬が蹴り、ファーで板倉がシュート、枠の左。
31分、日本が五人目の交代。なんとGK大迫に代えて谷(町田)を入れる。
32分、相手右サイド深い位置から相手MFラマダンが伊藤をかわしてクロスをあげるが、伊藤が戻って防ぐ。
33分、相馬が後ろから相手DFハムに倒され、ハムにイエローカード。34分、鎌田が異議でイエローカード。
37分、中央でシリアのFK。相手FWアルソマーが直接ゴールを狙うが壁に当たる。こぼれを再び相手FWアルソマーにシュートされるが、わずかに枠の右。
40分、追加点。相手DFに伊藤がプレスしてボールをカット、南野がひろって前方へドリブル、ねらいすましてシュート、ゴール右下に決まり5−0。
43分、シリアが二人目の交代。4番DFハムに代えて18番MFアンズを入れる。
45分、相手左サイド深い位置から低いクロスを入れられ、町田がクリア。高く上がってしまい、相手FWアルソマーがペナルティーアークからシュート、枠の外。
追加タイム3分。46分、堂安が右サイドから切り込んでクロス、中央で上田、ファーで相馬が跳ぶが惜しくも合わずにラインを割る。
5−0でタイムアップ。これで二次予選は6戦全勝、無失点。全勝でかつ無失点は初めてらしい。
この後6/28に組み合わせ抽選があるアジア最終予選は9月から始まる。
サッカー短評 (2024.6/6)
ミャンマーvs.日本 0対5 (2024.6/6 ヤンゴン) W杯アジア二次予選グループB第5戦
終わってみれば大差がついたが、前半はチャンスが多く作れたものの17分に中村敬斗が決めるまで、枠外のシュートばかりだった。34分には、堂安が鎌田のシュートのこぼれを押し込み、2−0で後半に。後半開始から旗手と堂安に代えて川村と鈴木唯人(フル代表デビュー)を入れたが、まったくパスがつながらなくなり、17分に鎌田と菅原に代えて前田と相馬を入れたところ、やっと30分に相馬のクロスから小川がヘディングシュートで追加点。解説の大久保が「FWは得点すると蘇る。特にアジア予選本番の試合なのですごく自信がついたと思う」。さらに35分、守田に代えて板倉を入れると、38分、またも小川が追加点。相手DFのクリスミスをすかさず打ち込んた。46分には、3点目をねらったが、相手GK正面。大久保が「明らかにハットトリックを意識しすぎて置きにいってしまった」。48分には、また中村が個人技で打ち込んで5−0。日本テレビの解説は北沢さん、槙野、大久保。実況は中野アナ。気温28度、湿度70%。観客不明。主審のアルシャムラニさんはサウジの人。VARはなし。
先発は、GK前川(神戸)。DFは伊藤洋輝(シュトゥットガルト・独)、谷口(アルラーヤン・カタ)、橋岡(ルートン・英)の3バック。旗手(セルティック・スコ)と守田(スポルティング・ポル)のダブルボランチ。左右のバックに中村(ランス・仏)と菅原(AZ・蘭)。二列目に鎌田(ラツィオ・伊)と堂安(フライブルク・独)。ワントップ小川航基(NEC・蘭)。ゲームキャプテンは谷口。GK前川は初先発。ベンチには初召集の鈴木唯人のほか、チームキャプテン遠藤航、上田綺世、南野、田中碧など。今回、久保や冨安は呼ばれていない。
ミャンマーは5-4-1。キャプテンはワントップ11番のマウン・マウン・ルイン。タイなどの海外リーグに参加している選手もいるようだ。監督はゾー ウィン トゥンさん。
日本は初めて試合開始から攻撃的な意図で3バックを採用。3分、こぼれを拾った守田がシュート、枠の左。4分、鎌田とのパス交換から旗手がシュート、相手DF。
5分、日本の右CK。堂安が蹴り、ニアで守田が頭に当てるが枠の上。
7分、左サイド深い位置から鎌田がサイドチェンジ、小川がシュートするが枠の右。
9分、日本の右CK。堂安が蹴るが相手DFがクリアして左CK。こちらは旗手が蹴るが、相手GKがはじく。
11分、相手FWルインがペナルティーエリア手前から右前方へループパス、味方が走りこむが追いつく前にラインを割る。
15分、鎌田がペナルティーアークからシュート、枠の左。
17分、先制。守田のボールカットから、旗手、鎌田とつなぎ、鎌田からの長いスルーパスに走りこんだ左WB中村が相手DFをはずしてペナルティーエリア左に入ってシュート、1−0。
失点した後のミャンマーは、引き続き5バックでひいて守り、DFは時にはタックルで止めに来る。前線からのハイプレスはかけない。日本のミスパスを拾うと、前線へボールを送ろうとするが、うまくつながらず。
34分、追加点。先制点の中村から横パスを受けた鎌田がすばやく振り返ってシュート、惜しくも左ポストに当たってはねかえるが、すかさずつめていた堂安が押し込む。2−0。
39分、右ストッパー橋岡が右サイド深い位置からクロス、ファーで中村がヘディングシュート、相手GK。
43分、橋岡がボールを取り返そうと相手FWルインを倒し、中盤相手左サイドでミャンマーのFK。ルインが蹴るが、ゴールラインを割る。
追加タイムは3分。48分、鎌田からのスルーパスに走りこんだ堂安がゴールを決めたかと思われたが、オフサイド。2−0でハーフタイム。
後半開始から日本が二人同時交代。旗手に代えてボランチの川村(広島)、堂安に代えて、鈴木唯人(ブレンビー・デン)を入れる。川原は森田とダブルボランチ、鎌田と鈴木が二列目に入るようだ。ミャンマーも一人目の交代。右シャドー9番オーカー・ナインに代えて19番MFエイン・テッ・アウンを入れる。
5分、日本のCK。前半にキッカーをつとめた堂安も旗手も下がったので、菅原が蹴るが、得点に至らず。
7分、鈴木がペナルティーアークからシュート、枠の左。
10分、小川がシュート、相手DFに当たって日本の右CK。菅原が蹴り、谷口が触るが、相手DF。
15分、日本の左CK。菅原が蹴るが、直接ゴールラインを割る。
17分、日本が二人同時交代。鎌田に代えて前田(セルティック・スコ)、菅原に代えて相馬(カーザ・ピア・ポル)を入れる。少し後に、相馬を左、中村を右にしたらしい。
18分、前田が左サイドをドリブルして深い位置から低いクロス、相手GKにはじかれるが、こぼれを守田がフリーでシュートするも枠の左。決めてほしい。
20分、ミャンマーが二人同時交代。なんとキャプテンの11番ルインに代えて20番MFスアン ラム マン、7番MFルイン モー アウンに代えて10番FWウイン ナイン トゥンを入れる。
22分、ミャンマーが四人目の交代。15番DFズヴェ テッ ミンに代えて5番DFズウェ カン ミンを入れる。
25分、中村からのパスを受けた守田がペナルティーエリア左へループパス、攻めあがった左ストッパー伊藤がシュート、相手GK。伊藤がここまで攻めあがったのは、この試合初めてではないか。
28分、相手右サイドからクロスを入れられるが、谷口がクリア。
30分、ようやく追加点。川村から鈴木、相馬とつないで、相馬が右から中へ切りこんでクロス、小川が頭で合わせて押し込んで3−0。
34分、ミャンマーのFKの流れから、相手MF14番ウェ リン アウンがミドルシュート、枠の外。ミャンマーはこれが初シュートか。
35分、前田が相手選手を倒してイエローカード。日本の選手たちは、こちらが倒されたときにはイエローがでなかったのにと抗議。
35分、日本が五人目の交代。守田に代えて板倉を入れる。
37分、また相手右サイドからクロスを入れられるが、谷口がクリア。
38分、追加点。相馬からの鋭く低いクロスを相手DFがクリアミス、小川がすかさずターンしてシュート、4−0。
40分、板倉がペナルティーエリア→にロングフィードを送りこむが誰も間に合わず。
41分、前田が左サイドでドリブル、相手MFウェ リン アウンにイエローカード。これで得た日本のFKを相馬が蹴り、小川がヘディングシュート、枠の左。
45分、ミャンマーが五人目の交代。14番MFウェ リン アウンに代えて3番DFニェイン チャンを入れる。
追加タイム4分。46分、前田からの横パスを受けた小川が左足でシュート、相手GK正面。解説の大久保が「明らかにハットトリックを意識しすぎ」。
48分、なんまた追加点。板倉からのパスを小川が倒れながら落とし、受けた中村がペナルティーアークからシュート、5−0。
5−0でタイムアップ。
日本は勝点15でグループ首位。ミャンマーは4位に後退、敗退決定。
もう一方の北朝鮮は中立地のラオスでシリアに1−0で勝ち、勝点6で3位のまま。シリアは勝点7で2位のままだが、最終戦で日本がシリアに勝ち、北朝鮮がミャンマーに勝てば、北朝鮮がグループ2位になる。
次戦は、6/11、広島でシリアと対戦する。
サッカー短評 (2024.6/2)
川崎フロンターレvs.名古屋グランパス 2対1 (2024.6/2 U等々力) 第17節
久々に勝った。前半6分、瀬古の右CKを走りこんだ高井がファーへ落とし、そこへ飛び込んだ家長が先制点を決める。さらに18分、豪雨の中、家長がボールカットして追加点。後半、ハットトリックのチャンスもあったが、惜しくも枠の右。ゴミスのオンターゲットのシュートは相手GK。ゴミスは他にも2本ネットをゆらしたが、一つ目は自分がオフサイド、二つ目はパスを出した山内がオフサイドで認められず。名古屋は後半14分に3枚代えで攻勢を強め、最後はまた防戦一方になり、44分に相手右CKのこぼれを押し込まれたが、かろうじて逃げ切りに成功。3試合ぶりに勝ち、勝点20として14位に浮上。気温19.2度、湿度90%。雷雨で試合開始を13分遅らせた。観客19463人。主審は御厨さん。VARは先立さん。DAZN解説は福田さん、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF橘田、高井、ジェジエウ、大南。アンカーに瀬古、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングに山内と家長。ワントップはゴミス。山内は初先発か。右SBと左ウイング以外は予想通り。(「スポーツナビ」の先発予想は、GKソンリョン。DF瀬川、高井、ジェジエウ、大南。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップはゴミス)。佐々木はイエロー累積で出場停止。瀬川は前の試合を脳震とうの疑いで交代している。ベンチにはDF田邊と丸山が戻ってきた。その他山本とエリソン、マルシーニョもいる。フロンターレはこの1週間、ボールを持ったら、すばやく前に付けることを意識づける練習をしてきたとのこと。
名古屋は、3-4-2-1。ワントップにはユンカー。インサイドハーフに倍井(マスイ)と森島司。左右のWBに和泉と中山克広。椎橋と稲垣のダブルボランチ。DF三國、ハ・チャンレ、内田。GKランゲラック。左インサイドMFと右ストッパー以外は予想通り(「スポーツナビ」の先発予想は、3-4-2-1。ワントップにはユンカー。インサイドハーフに永井と森島司。左右のWBに和泉と中山克広。椎橋と稲垣のダブルボランチ。DF三國、ハ・チャンレ、吉田温紀。GKランゲラック)。ベンチに永井謙佑、福岡から今季加入のFW山岸、元マリノスの山中、米本など。長谷川健太監督は3年目。
5分、ゴミスへのパスを相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。瀬古が蹴り、ニアで高井が頭で送り、ファーへ飛び込んだ家長がダイビングヘッドで先制。1−0。嬉しいが、西岡アナが「フロンターレはここ3試合先制はできていますが、勝てていません」と言う通りなので、追加点を取るまでは安心できない。試合後の日比野キャスターのインタビューに家長は淡々と「練習通り」と答えていた。
8分、遠野がミドルシュート、枠の左。
9分、相手右DF内田からのロングパスがペナルティーエリア内の相手MF倍井に通り、クロスを入れられ、ここへ相手MF稲垣にヘディングシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。さらにこぼれをひろわれ、相手MF中山からのパスを再度稲垣にシュートされるが、ジェジエウが止める。
11分、相手MF倍井にペナルティーエリア内でフリーでシュートされるが、ジェジエウが防ぐ。
18分、追加点。相手DF三國に家長がプレスをかけると三國が滑り、ボールカットした家長は相手GKランゲラックもかわし、利き足でない右足でちょんと浮かせて流し込んだ。2−0。
23分、相手左WB和泉が倒れている。解説の福田さんが「筋肉系のようですね」。名古屋が一人目の交代。和泉に代えてDF野上を入れる。野上は右ストッパーに入り、本来MFの内田が和泉の位置へ回ったようだ。
27分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、また高井が頭に当て、こぼれをゴミスがシュート、相手GKランゲラックが足に当てる。はねかえりをさらにゴミスがねらうが惜しくも枠の左。
32分、右サイドから攻め上がり、家長がサイドチェンジ、山内がゴールライン際から頭で折り返すが、相手GK。
34分、相手MF森島からのループパスに相手FWユンカーが走りこんで触るが、シュートはヒットせず枠の左。
38分、山内が左サイドをドリブルで相手DF二人をたくみにかわしてシュートにもちこむが、相手DF。これで得たフロンターレの右CKを瀬古が蹴るが、相手DFがクリアし、再度フロンターレの右CK。瀬古がファーへ蹴り、高井が落としたこぼれを山内が右から折り返すが、相手DF、今度はフロンターレの左CK。こちらは脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを瀬古がミドルシュート、相手DF。こぼれを山内がひろってドリブル、今度はシュートする前に相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。また脇坂が蹴るが、相手FWユンカーがクリア。ここで3点目を押し込みたかった。
44分、中盤右サイドで名古屋のFK。森島が蹴り、相手DF内田がヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。
追加タイム4分。46分、相手FWユンカーがドリブルからシュート、ジェジエウがなんとかクリア。名古屋の左CK。ジェジエウは先程から足が痛そうで、フロンターレのベンチは何度もメディカルと通訳が本人にまだできるか確認している。相手CKは森島が蹴るが、GKソンリョンがクリア。こぼれを拾った相手DF中山が相手右サイドからクロス、脇坂がクリア。さらにこぼれを相手MF椎橋にミドルシュートをうたれるが、脇坂がクリア。こぼれを森島がシュート、瀬古に当たって名古屋の左CK。森島が蹴り、ユンカーがシュート、枠の上。
49分、ゴミスがミドルシュートをうつが、相手DFに当たり、フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手MF森島がクリア。
2−0でハーフタイム。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。ジェジエウに代えて田邊を入れる。田邊は左SBに入り、橘田が右SB、大南がCBに回る。
2分、パスをつないで瀬古がクロス、最後は家長がヘディングシュートするが、惜しくも枠の右。ここも決めておきたかった。西岡アナが「フロンターレではゴミスがハットトリックを決めています。名古屋は先日ユンカーがハットトリックしました」と言う。
6分、相手MF森島がペナルティーエリア右からシュート、田邊が防ぐ。
8分、家長からのパスを受けたゴミスがシュート、相手DF。
8分、名古屋のカウンター。相手右サイドから中山にクロスを入れられるが、GKソンリョンが捕る。
11分、家長がミドルシュート、枠の右。13分、大南が攻めあがって出したパスに走りこんだゴミスがシュート、決まったかと思ったがオフサイドの旗。VARもチェックするが判定はそのまま。残念。
14分、名古屋が三人同時交代。ユンカーに代えて今季福岡から移籍のFW山岸、倍井に代えて永井、稲垣に代えて米本を入れる。
15分、入ったばかりの相手FW永井が相手左サイドからクロス、相手FW山岸がシュート、GKソンリョンが捕る。16分、さらに相手FW永井にペナルティーエリアすぐ外からシュートをうたれるが、バーに当たって助かる。
19分、ボールカットされ、相手右サイドから相手FW山岸がクロス、高井が防ぐ。こぼれを相手MF内田がペナルティーエリア中央からシュート、GKソンリョンが防ぐ。さらに相手MF森島にペナルティーエリア内でシュートされるがこれもGKソンリョン。
19分、フロンターレのカウンター。山内から家長、ゴミスへとパスが渡り、ゴミスがシュートを決めるが、その前の山内がオフサイドでこれもゴールならず。VARチェックの画像も出るが、確かに山内がオフサイド。ゴミスは今度こそ自分はオフサイドでなかったので、すごく悔しそうに叫びながら天を仰ぐ。
21分、フロンターレが2人目の交代。山内に代えてマルシーニョを入れる。
22分、相手右サイドで名古屋のFK。森島が蹴り、相手長身DF三國が頭に当てるが枠の上。25分、相手MF森島からのスルーパスに走りこんだ相手FW山岸がシュート枠の上で助かる。
28分、またボールカットされ、相手右サイドから中山にクロスを入れられるが、橘田がクリアして名古屋の右CK。森島が蹴るが高井がクリア。
34分、名古屋が五人目の交代。左WB 内田に代えて山中を入れる。山中は元マリノスの左利きのプレースキッカー。
35分、入ったばかりの相手MF山中が相手左サイドからクロス、相手FW永井がシュート、大南が防ぐ。
36分、フロンターレが三人目の交代。遠野に代えて山本を入れる。山本は久しぶりの出場。
37分、マルシーニョのドリブルがクリアされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれも拾うがシュートに至らず。
40分、右サイドから攻め込み、最後はペナルティーエリア内で山本に渡るが、シュートせずにゴミスへパス、相手DFがクリア。入ってすぐにペナルティーエリア内でボールを持ったらシュートしてほしい。残り5分の時間だし。
41分、相手MF野上にミドルシュートを打たれるが枠の右。
42分、名古屋の右CK。山中が蹴るが、高井がクリア。連続で相手右CK。また山中が蹴るが、ゴール前を通過。
44分、失点。名古屋の右CK。山中が蹴り、相手DFハ・チャンレがヘディングシュート、いったんはGKソンリョンがはじくが、こぼれを相手DF三國にひろわれ、パスを受けたハ・チャンレが再度シュート、2−1。
45分、フロンターレが四人目の交代。ゴミスに代えて山田を入れる。先に入った山本のプレスが効いていないので、前から追いかけろということか。
追加タイム6分か。46分、相手MF森島が右サイドからクロス、相手FW永井がシュート、枠の上。47分にも、相手MF中山からのクロスを永井がシュート、枠の右。
51分、相手右サイドからの中山のクロスは橘田がクリア。53分、相手GKのロングフィードから相手MF山中がクロス、瀬古がクリア。さらにロングボールを相手FW永井にシュートされるが、大南が防ぎ、GKソンリョンが押さえる。
なんとか2−1で勝利。脇坂は泣いていた。
前日の試合で16位だった新潟が首位の町田に3−1で勝ち、勝点19で14位になったため16位に後退していたが、勝点20として14位に浮上。勝点26で5位だった名古屋は、勝点23の8位広島と9位FC東京がともに勝ったため、得失点差で7位に後退。
2位鹿島は連戦のマリノスに3−2と逆転勝ち、2位キープした上、35として首位町田に並んだ。3位だった神戸は8位浦和と引分け、勝点30で4位に。浦和は8位のまま。4位だったガンバが湘南に勝ち、勝点31として3位浮上。湘南は18位のまま。19位だった札幌は、12位V東京に3−5で負け、最下位に転落、V東京は11位に。
サッカー短評 (2024.5/25)
川崎フロンターレvs.柏レイソル 1対1 (2024.5/25 U等々力) 第16節
また勝てなかった。でも何とか連敗は止めた。DAZN解説は坪井、実況は原アナ。
先発は二人変更。GKソンリョン。DF佐々木、大南、ジェジエウ、瀬川。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにゴミス(「スポーツナビ」の先発予想は、GK上福元。DF佐々木、大南、ジェジエウ、際。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにゴミス)。
柏は4-4-2。木下と細谷のツートップ。左右のシャドーにマテウス・サヴィオと島村。戸嶋と白井のダブルボランチ。DF三丸、古賀、犬飼、関根。GK松本(「スポーツナビ」の先発予想は、熊沢と細谷のツートップ。左右のウイングバックに小屋松とマテウス・サヴィオ。白井と戸嶋のダブルボランチ。DF三丸、古賀、犬飼、関根。GK松本)。井原監督は2年目。
先制点は前半30分、家長がポンとループパスを右に開いたゴミスに通し、ゴネスのクロスを脇坂が遠野にワンタッチでパス、遠野ののヒールパスを再度脇坂がシュートして決めたもの。「フロンターレらしい」と実況席でもいっていた。
しかし、その後追加点を畳みかけられず、後半14分、後半立ち上がりから攻勢を強めていた柏の相手FW木下のシュートをGKソンリョンがいったんははじいたが、相手MF戸嶋につながれ、再度相手FW木下に押し込まれて同点。
後半追加タイム46分、瀬古のFKをジェジエウがヘディングシュートで勝ち越した、と思ったがVARのチェックで無情にもオフサイド判定となり、引き分けた。
勝点17としたが、15位に後退。10位だった柏は10位のまま。
サッカー短評 (2024.5/19)
ガンバ大阪vs.川崎フロンターレ 3対1 (2024.5/19 パナスタ) 第15節
また負けた。先制点は、押し込んでいた前半26分、家長の芸術的なパスに飛び込んだ瀬川が決めたもの。しかし、3分後にセットプレーから失点。前半のうちに勝ち越そうと攻めたが、瀬川がジェジエウと交錯して脳震とうの疑いで際と交代。1−1でハーフタイム。後半立ち上がりにその際がボールを失ってからは防戦一方。後半25分、再びセットプレーから失点、最後は後半36分、試合を締めに直前に入った相手のベテラン倉田に押し込まれて万事休した。
後半32分、ジェジエウと大南を二人とも交代させる必要はあったのか。気温19.2度、湿度75%。小雨が降っていた。観客24754人。主審は飯田さん。DAZN解説はガンバOBで元日本代表の加地、実況は寺西アナ。2試合で8失点、14位のまま。
先発は、GK上福元。DF佐々木、大南、ジェジエウ、瀬川。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにはゴミス。
ガンバは、ワントップに宇佐美。トップ下に金髪にした坂本。左右のシャドーにウェルトンと小柄な山下。鈴木徳真とのダブルボランチ。DF黒川、福岡、中谷、半田。GK一森。キャプテンは宇佐美。ポヤトス監督は2年目。
サッカー短評 (2024.5/16、17)
サガン鳥栖vs.川崎フロンターレ 2対5 (2024.5/15 駅スタ) 第14節
負け方の内容が悪い。ジェットコースターのような前半だった。瀬古の右CKから、高井の鮮やかなヘディングシュートで先制したのはとてもよかった。しかし、10分もたたないうちに相手FW横山のJ1初ゴールで追いつかれる。しかも、続けて横山に得点され、あっという間に逆転。しかもこれで持ちこたえられず、ズルズルとヒアンにまで得点され、前半だけで3失点。しかし、途中マルシーニョが倒れてメディカルが入ったため、3分の追加タイムがあり、山田の粘りから1点返す。前半ラストプレーで相手に左CKを与えるが、何とか防いで2−3でハーフタイム。
後半は追いつこうとした矢先の2分に相手右CKから失点。13分にマルシーニョと際に代えて脇坂とジェジエウ、2分には家長と瀬古に代えてエリソンと山内を入れたが、効果なし。かえって30分にまた失点。直後の33分に大南を瀬川に交代。連戦を考慮して中途半端にレギュラーを休ませたのが凶と出た感じ。勝点16のままで14位に後退。気温20.1度、湿度33%。観客6222人。主審は笠原さん、VARは吉田哲朗さん。
先発は、GK上福元。DF佐々木、高井、大南、際。アンカーに橘田、インサイドハーフは遠野と瀬古。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ山田。ゲームキャプテンは瀬古。ベンチに脇坂、エリソンなど。前節ハットトリックのゴミスは帯同していない。
鳥栖は、ワントップにマルセロ・ヒアン。左右のシャドーに横山と富樫。トップ下に菊地。手塚と河原のダブルボランチ。DF長沼、キム・テヒョン、木村、原田。GKパク・イルギュ。ゲームキャプテンはパク(チームキャプテンは藤田直之)。川井監督は3年目。
サッカー短評 (2024.5/11)
川崎フロンターレvs.北海道コンサドーレ札幌 3対0 (2024.5/11 U等々力) 第13節
前半は、札幌に押し込まれる時間も多かったが、30分、ついにゴミスが得点。昨年8月に来日して、何度かゴールかという場面はあったが、他の選手のオフサイドなどでまだ無得点だった。今日も何回かポストプレーはあったが、得点時は反転してすばやく蹴りこんだ。2点目は、遠野と狭い場所でのパス交換から。3点目はマルシーニョが相手GKに倒されて得たPK。後半、追加点がとれるとなお良かったが、それは「次の課題」。勝点16として11位に浮上。気温23.9度、湿度36。強風。観客20611人。主審は川俣さん。VARは谷本さん。DAZN解説は坪井、実況は野村アナ。試合前に、ジェジエウのJ1通算100試合の花束贈呈があった。
先発は、GK上福元。DF佐々木、大南、ジェジエウ、際。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップはゴミス(「スポーツナビ」の予想先発は、GK上福元。DF際、高井、大南、佐々木。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップは山田)。いつもとは際と佐々木が左右逆のSBに入っている。遠野はJ1通算100試合達成。ベンチにGKソンリョン、高井、ゼヒカルド、山内、山田など。エリソンは出場停止。
札幌は3-4-2-1。「スポーツナビ」の予想先発通り。ワントップは今季ガンバから移籍の鈴木武蔵。二列目にスパチョークと浅野。左右のWBは青木と今季横浜FCから移籍の近藤。荒野と駒井のダブルボランチ。DF菅、今季いわきFCから来た家泉、馬場。GK菅野。キャプテンは荒野。ベンチに元フロンターレ長谷川達也、元ジュビロの小林祐希、キム・ゴンヒなど。ペトロビッチ監督は7年目。元フロンターレの福森は横浜FCに移籍した。
2分、いきなり相手FW浅野がミドルシュート、枠の上。
3分、佐々木がドリブルで攻めあがってミドルシュート、相手GKが捕る。実況席では「佐々木が左SBですね」と驚いている。
9分、相手右WB近藤のクロスを佐々木がクリアして札幌の右CK。浅野が蹴るが、味方に合わず。
14分、相手右DF馬場が攻めあがってクロス、相手FW鈴木武蔵がヘディングシュート、枠の左。
16分、ゴミスのポストプレーから遠野がミドルシュートも枠の左。
17分、札幌のカウンター。相手ボランチ荒野がペナルティーエリア内の浅野にパス、最後は相手左DF菅がシュート、枠の左。札幌は荒野がパスをさばいたりサイドチェンジしたり、やり方が明確でシュートまで攻め切れている。
フロンターレは今日のメンバーでこの布陣で戦うのはおそらく初めてで、ねらいが少しずれたり、クロスが合わないことが多い。
20分、相手左WB青木がドリブルからクロス、ジェジエウがクリアして札幌の左CK。浅野が蹴り、ニアで相手DF馬場がヘディングシュート、GK上福元。21分にも、相手FW鈴木武蔵にシュートされるが、GK上福元。
23分、相手左WB青木がペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右。25分にもスパチョークからの折り返しのパスを受けた相手FW鈴木武蔵がフリーでミドルシュート、枠の左。どうもパスの出所にプレスがかかっていない。ホームなのに押し込まれている。
30分、先制。家長が低い位置から遠野へパス、遠野からのパスを収めたゴミスは走りこんだ遠野や脇坂に落とすと見せて、反転してシュート、左下に決まる。1−0。野村アナが「リーグ戦初ゴールというより川崎フロンターレで初ゴールです」と言う。
34分、遠野が相手ボールをカット、相手GKが飛び出し、遠野は空っぽのゴールめがけて蹴るが、ヒットせず、相手DFが戻って来てクリア。
36分、フロンターレのカウンター。右サイドを際がドリブルで攻めあがってクロス、相手DF菅が防ぐ。こぼれを橘田がシュート、相手DF。
38分、相手三木WB近藤がヘディングシュート、オフサイドの旗が上がる。
40分、最大のピンチ。相手ロングボールに走りこんだ近藤がペナルティーエリアに入ったところでシュート、大南がゴールライン直前で触り、GK上福元が大きくクリア。
43分、佐々木からのパスを受けたマルシーニョがペナルティーエリアに入ってシュート、惜しくも枠の右。
43分、追加点。遠野からのパスを受けたゴミスがもう一度遠野とパス交換してワンタッチシュート、2−0。
追加タイム2分。46分、家長からのパスに走りこんだマルシーニョがペナルティーエリア内で相手GK菅野に倒され、菅野にイエローカード、フロンターレにPKが与えられる。PKキッカーはゴミス。落ち着いて中央上に決めてハットトリック達成。3−0。
3−0でハーフタイム。
後半開始から札幌が二人同時交代。FW鈴木武蔵に代えてキム・ゴンヒ、CB家泉に代えて岡村を入れる。
2分、脇坂が相手ボールをカットしてミドルシュート、枠の上。
4分、札幌のカウンター。相手FWキムにペナルティーエリア左からシュートされるが、枠の左。
8分、フロンターレのカウンター。際が起点に攻めあがって最後は際がミドルシュート、枠の左。
9分、相手右WB近藤がペナルティーエリア右からシュート、GK上福元。さらに相手左WB青木がシュート、枠の左。
11分、際からのパスを収めたゴミスの落としを橘田がシュート、相手GK。これで得たCKを脇坂が蹴るが、相手FWキムがクリア。
14分、相手左サイドで札幌のFK。浅野が蹴るが、GK上福元が捕る。
15分、GK上福元のロングスローからマルシーニョが左サイドをドリブル突破しかかるとファールで止められ、フロンターレのFK。ここでフロンターレが一人目の交代。ゴミスに代えて山田を入れる。FKは脇坂が蹴り、家長が頭で折り返すが、相手DF。
16分、佐々木にイエローカード。18分、遠野にもイエローカード。
21分、札幌が三人目の交代。右WB近藤に代えて、元フロンターレの長谷川を入れる。
22分、相手右DF馬場からのパスを受けた相手FWキムが折り返し、相手MF荒野がミドルシュート、枠の左。25分には、相手右DF馬場が攻めあがってシュート、枠の上。
30分、競り合いで相手の頭が頭に当たった大南が倒れている。担架が入って退場。フロンターレが三人同時交代。家長に代えて瀬古、マルシーニョに代えて山内、大南に代えて高井を入れる。大南の交代は脳震とうの疑いによるので、5人交代枠の枠外のカウント。瀬古はインサイドハーフにインサイドハーフに入り、遠野が右ウイングに回る。札幌も四人目の交代。荒野に代えて高尾を入れる。キャプテンマークは誰に渡したのか。
34分、橘田からのパスに走りこんだ佐々木がペナルティーエリアから折り返すが、相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手FW浅野がクリア。こぼれをジェジエウがひろってクロス、脇坂がペナルティーエリア左からシュート、相手DF。これで再度フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、また浅野にクリアされ、こぼれを脇坂が再びクロス、相手DF高尾がクリア。今度はフロンターレの右CK。いい加減決めてほしい。脇坂が蹴るが、相手FWキムがクリア。
34分、札幌のカウンター。キムのクリアをひろった相手左DF菅が攻めあがってペナルティーエリア左奥からミドルシュート、枠の左。
40分、札幌が五人目の交代。右DF馬場に代えてMF小林祐希を入れる。
43分、フロンターレが二人同時交代。ジェジエウに代えて瀬川、遠野に代えてゼヒカルドを入れる。瀬川は右SBに入り、佐々木がCBに回る。ゼヒカルドはアンカーに入り、橘田とダブルボランチか。脇坂がトップ下、瀬古が右MFの4-2-3-1か。
45分、山田がドリブルで相手DFを押しのけてペナルティーエリア右に入ってシュート、惜しくも右ポストにはじかれる。こぼれを拾って脇坂がミドルシュート、相手GK。
追加タイム5分。46分、相手左WB青木にミドルシュートをうたれるが、枠の上。47分にも相手右サイドからのクロスのこぼれを青木にシュートされるが、GK上福元が防ぐ。続く札幌の右CK。浅野が蹴るが、山田がクリア。
49分、相手左サイドからのクロスをペナルティーエリアに入れられるが、DF陣がクリア。
51分、フロンターレのカウンター。山内が縦パスを山田に通し、山田からパスを受けた瀬川が右サイドから鋭いシュート、相手GK。
52分、際が右サイドからクロス、相手GKが捕る。3−0でタイムアップ。
勝点3を加え、11位に浮上。
首位町田は17位湘南と0−0で引き分け、2位に後退。2位神戸はアウェイで鬼門だった5位セレッソを4−1と下し、首位浮上。セレッソは7位に下降。3位鹿島は10位東京Vと3−3で引き分け、3位のまま。11位マリノスと6位広島の試合は、マリノスのACL決勝のため7月に延期。マリノスは暫定13位に、広島も暫定8位に。
※マリノスはACL決勝第1戦をホームで戦い、アルアイン(UAE)に2−1で逆転勝利。第2戦は5/25(5/26未明)にアルアインのホームで開催される。
サッカー短評 (2024.5/6)
アビスパ福岡vs.川崎フロンターレ 1対1 (2024.5/6 ベススタ) 第12節
山田のがんばりでやっと後半30分に先制したのに、40分に福岡の名手・紺野に決められ、またしても勝てなかった。気温22.7度、湿度76%。観客9174人。主審は清水勇人さん。VARは上原さん。DAZN解説は、福岡OBの中払、実況は南鉄平アナ。
先発は2人変更。GK上福元。DF際、佐々木、大南、瀬川。アンカー橘田。インサイドハーフは遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと山田。ワントップにエリソン(ワントップと右ウイング以外は「スポーツナビ」の予想どおり。GK上福元。DF際、佐々木、大南、瀬川。アンカー橘田。インサイドハーフは遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにゴミス)。ベンチに家長、ゴミス、ジェジエウ、GK早坂など。
福岡は3-4-2-1。前節から8人変更。ワントップはウェリントン。インサイドハーフに鶴野と北島。左右のWBは亀川と小田。重見と松岡のダブルボランチ。DF田代、元フロンターレの奈良、井上。GK永石(「スポーツナビ」の先発予想とはだいぶ違った。ワントップにザヘディ。インサイドハーフに佐藤凌我と紺野。左右のWBは岩崎と湯澤。前と松岡のダブルボランチ。DF田代、元フロンターレの奈良、グローリ。GK村上)。キャプテンは奈良。長谷部監督は5年目。ベンチにザヘディ、岩崎、紺野など。
1分、いきなり相手MF鶴野がペナルティーエリア右に入ってクロス、相手FWウェリントンがペナルティーエリア中央でシュート、枠の右。誰かに当たったらしく、福岡の右CK。相手MF北島が蹴るが、遠野がクリア。こぼれを相手ボランチ重見にペナルティーエリア内からシュートされるが、枠の左。
13分、中盤相手左サイドから左SB田代がクロス、ファーで相手右WB小田がヘディングシュート、DF陣が防ぐ。こぼれを相手ボランチ松岡がシュート、佐々木が防ぐ。
15分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを脇坂が拾ってゴール前に入れ、混戦になるが、最後は相手GK。
21分、福岡の右CK。北島が蹴るが、大南がクリア。
31分、右サイド山田からのパスを受けた遠野がダイレクトでミドルシュート、枠の左。これがフロンターレの初シュート。すっかり福岡のペースにはまっている。
33分、左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを大南が拾ってクロス、相手DF。
37分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、マルシーニョが頭で触り、ゴール前で混戦になるが押し込めず。38分、佐々木が攻めあがってペナルティーエリア内でクロス、相手DF奈良がクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手FWウェリントンがクリア。こぼれを橘田が拾ってクロスを入れるがこれも相手DF。
43分、エリソンが相手を倒してイエローカード。累積4枚目で次節出場停止。
追加タイム2分。47分、マルシーニョからのパスを受けたエリソンがペナルティーエリア内からシュート、相手GKがはじいてフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ファーで佐々木がシュートするがヒットせず、枠の上。
0−0でハーフタイム。
後半開始から福岡が一人目の交代。インサイドハーフの鶴野に代えて岩崎を入れる。フロンターレも一人目の交代。エリソンに代えて家長を入れる。家長は右ウイングに入り、山田がワントップに回る。
1分、自陣でボールカットされ、相手ボランチ松岡がミドルシュート、枠の左。
4分、左SB際が攻めあがってクロス、相手DF井上がクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれを拾った佐々木からのパスを受けた遠野がミドルシュート、相手DF。
6分、福岡のカウンター。相手左DF田代にクロスを入れられるが、際がクリア。7分、福岡にパスをつながれ相手左サイドから岩崎にクロスを入れられるが、誰にも合わずにゴール前を通過。
9分、マルシーニョが左足アウトサイドでクロス、山田が飛び込むが合わず。
10分、福岡が二人同時交代。インサイドハーフ北島に代えて湯澤、右WB小田に代えて紺野を入れる。フロンターレも二人同時交代。マルシーニョに代えて瀬古、瀬川に代えてゼヒカルドを入れる。瀬古はインサイドハーフに入り、遠野が左ウイングに、ゼヒカルドはアンカーに入り、橘田が右SBへ下がる。
12分、橘田からのスルーパスに走りこんだ脇坂が右サイドから折り返し、山田が競り、こぼれを遠野がミドルシュート、惜しくもバーに当たる。
14分、ボールカットされ、相手ボランチ重見にクロスを入れられるが、橘田が防ぎ、福岡の左CK。紺野が蹴り、相手FWウェリントンがヘディングシュート、GK上福元が捕る。
19分、相手MF岩崎からクロスを入れられるが、大南がクリア。
21分、相手ボールをカットし、最後は脇坂が左サイドからミドルシュート、枠の左。
23分、相手MF松岡からのパスをペナルティーエリアで受けた相手MF紺野が折り返し、相手MF重見がシュート、GK上福元。
25分、福岡が二人同時交代。FWウェリントンに代えてFWザヘディ、左WB亀川に代えてMF前をを入れる。ザヘディはここ5試合で4得点している。
26分、相手FWザヘディがペナルティーエリア手前からシュート、大南が防ぐ。27分、相手ボランチ松岡からのパスを受けた重見が折り返し、大南がクリアして相手左CK。紺野が蹴るが、GK上福元がはじく。こぼれを紺野にクロスを入れられ、岩崎が触って最後は相手FWザヘディがシュート、大南が防ぐ。続く福岡の右CKを紺野が蹴るが、山田がクリア。再度福岡の右CK。ショートコーナーから紺野がクロス、GK上福元が捕る。
30分、先制。中盤でボールをカットした山田がそのままドリブルでペナルティーエリア左に入り、相手DFに囲まれながらもシュート、左上に決まる。1−0。
31分、フロンターレが四人目の交代。際に代えてジェジエウを入れる。ジェジエウはCBに入り、佐々木が右SBに回り、橘田は左へ回る。
32分、相手右サイドから攻め込まれ、相手MF湯澤のクロスを相手FWサヘディがシュート、DF陣が防ぐ。
38分、39分とクロスを入れられるが、DF陣とGK上福元が防ぐ。
しかし40分、失点。相手左サイドを岩崎がドリブルからクロス、GK上福元が飛び出してかろうじて触るが、はじいた先にいた相手MF紺野にダイレクトでシュートされ、1−1。
41分にも、相手MF紺野にシュートされるが、GK上福元が防ぐ。
42分、フロンターレが五人目の交代。脇坂に代えてゴミスを入れる。脇坂は疲れからか少し判断やパスの精度が低かった。脇坂はキャプテンマークを瀬古に巻く。ゴミスはワントップ、山田が右ウイング、家長がトップ下に回る。
43分、家長が右サイドからクロス、ゴミスがヘディングシュート、相手GK。続くフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが相手DF。こぼれを遠野がミドルシュート、大きく枠の上。
追加タイム5分。48分、山田が左サイドからドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、相手DF。
49分、相手右サイドからドリブルで相手FWザヘディがペナルティーエリア右に入ってシュート、GK上福元。
50分、遠野の左からのクロスを相手DF田代がクリア、フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF奈良がクリア。こぼれを再度瀬古がクロス、相手GKが捕る。
1−1でタイムアップ。勝点13として15位に浮上。
首位町田は17位京都に3−0で勝ち、1位キープ。京都は18位に。2位神戸も15位新潟を3−2で破り、2位キープ。新潟はフロンターレと入れ替わって16位に。10位ガンバは大阪ダービーに久々に1−0で勝ち、8位浮上。3位だったセレッソは5位に下降。7位マリノスはアウェイで12位浦和に1−2で負け、11位に沈む。浦和は9位に。マリノスは5/11にACL決勝第1戦があるが大丈夫か。
サッカー短評 (2024.5/4)
U23日本vs.U23ウズベキスタン 1対0 (2024.5/3 ドーハ・カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選決勝
追加タイム17分もあったが、後半途中から交代で入った山田楓喜の得点を、GK小久保のPKストップも含めて全員で守り切った。このU23アジア杯は8年ぶりの優勝らしい。気温28度、湿度77%。観客12276人。ムード ボニーアディファード主審はイランの人。VARのショーン・エヴァンズさんはオーストラリアの人。DAZN解説は水沼さんと小野伸二。実況は野村アナ。
先発は、GK小久保。DF大畑、高井、木村、関根。アンカーに藤田、インサイドハーフに松木と山本理仁。左右のウイングに佐藤恵允と藤尾。ワントップ細谷。佐藤と藤尾はここまで無得点。決勝で返上できるか。
ウズベキスタンは4-2-3-1。ワントップに19番ノルチャエフ。トップ下に10番ジャロリディノフ。左右のシャドーに22番オディロフと20番ジャノフ。17番ホルマトフと23番ブリエフのダブルボランチ。DF6番ユルダシェフ、18番ダブロノフ、2番ミルサイドフ、5番ハムラリエフ。GK1番ネマトフ。キャプテンは10番ジャロリディノフ。小柄な選手だが司令塔らしい。ティムル・カパーゼ監督はウズベキスタン代表のレジェンドで日本との対戦経験もあるという。
ウズベキスタンはここまでの5試合、無失点で14得点。たいへん手ごわいチームなのは明らか。ただ、レギュラーのうち4番クサノフ、7番エルキノフ、14番ファイズラエフの3人が「五輪出場を決めるまで」というチームとの約束で既に帰ったという。
1分、山本へのパスを相手ボランチのホルマトフにとられ、そこから相手FWノルチャエフが反転してシュート、GK小久保が捕る。
7分、藤尾の腕が競り合いで相手DFユルダシェフの首の後ろに当たり、イエローカード。
9分、相手左FWオディロフからのスルーパスに走りこんだ相手FWノルチャエフがシュート、左サイドネット。ウズベキスタンは、パスが正確で速く、ハイプレスで日本は押され気味。
12分、高井のクリアが相手左FWオディロフに渡ってしまい、シュートをうたれるが、藤田が防ぐ。こぼれを相手MFジャロリディノフにロングシュートをうたれるが、GK小久保が押さえる。立て続けにシュートを打たれている。
16分、細谷が競り合いで相手ボランチのブリエフの足を踏んでしまい、イエローカード。日本のチームはここまで、対人プレーの経験の浅さが出ているようだ。Jリーグで戦っている国内組は、ここまで腕や手を使って体を前に入れてもファールにならなかったか、相手選手が顔を押さえてもんどりうったりしなかったので、激しいプレーになると細かい体の使い方に粗さが見られる。
藤田にはマンマークに近い守備が対策されている。松木と山本がフォローしているようだが、細谷が孤立。左の佐藤と右の藤尾も突破できず。20分過ぎから相手のハイプレスが落ち着き、日本も少しボールを回せるようになるが、縦パスは入れられない。
28分、前半唯一のシュート。日本のプレスから相手陣深い位置でのパスミスをひろい、佐藤がペナルティーアークからシュート、力んだのか枠の左。
35分、相手ボランチのホルマトフからのループパスに相手FWノルチャエフが走りこむが、大畑がぴったりマークし、ボールはGK小久保。
36分、相手FWノルチャエフが倒れている。メディカルが入るが、ファールされたというアピールではないか。自力で歩いて出て、すぐ戻る。
38分、相手ボランチのホルマトフからのパスを右サイドで受けた相手FWノルチャエフはペナルティーエリア右に折り返し、相手右FWジャノフがシュート、GK小久保の正面。
41分、相手MFジャロリディノフが中盤左寄りから大きなループシュート、これがバーに当たり、ヒヤッとする。実況席ではリプレーを見ながら「ここからねらいますか」「これはクロスでしょう」。
44分、中盤相手左サイドから相手左SBユルダシェフがクロス、ファーへ走りこむ相手MFジャロリディノフは佐藤が押さえるが、こぼれを相手DFミルサイドフに鋭いミドルシュートを打たれる。枠の外。
追加タイム3分。48分、相手左サイドからMFホルマトフがクロス、高井がクリアしてウズベキスタンの右CK。ジャロリディノフがニアへ蹴るが、なんとかクリア。
0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。日本は前半の立ち上がりを反省して修正してきた。1分、早々と攻め込み、関根が右サイドからクロス、藤尾が落とし、細谷がシュート、相手DF。笛が鳴り、リプレーが出ると、藤尾の落としがハンドだった。
3分、中盤浅い位置で日本のFK。山本が蹴り、大畑がゴール前へループパス、相手DF。4分、日本の右CK。山本が蹴り、こぼれを藤田がひろって松木へつなぐ。松木は攻めあがっていたCB木村へクロスを入れるが、相手DF。
7分、藤田からのパスを右サイドで受けた藤尾が攻めあがった関根をおとりに再び藤田へパス。藤田はそのままシュートに持ち込むが、相手GK。
15分、ウズベキスタンの左CK。ホルマトフが蹴るが、松木が頭でクリア。
17分、日本が二人同時交代。松木に代えて荒木、藤尾に代えて平河を入れる。平河はそのまま右ウイングに入る。藤尾は無得点で大会を去ることに。
20分、相手右サイドへのロングボールに相手右FWジャノフが走りこんでクロス、これが枠に向かってきたが、GK小久保が触って押し出す。
24分、日本のカウンター。縦パスを受けた山本が相手DFをかわして平河へ。平河はペナルティーエリア手前からシュートしたが、走りこんだ山本に当たる。
26分、日本が二人同時交代。佐藤に代えて山田、山本に代えて川崎を入れる。山田は右ウイングに入り、平河が左へ回る。川崎は山本のいたインサイドハーフに入る。佐藤も無得点で終わる。
29分、平河からのパスを受けた川崎が左サイド深い位置から折り返し、ファーの山田がフリーでヘディングシュート、枠の上。
30分、ウズベキスタンが二人同時交代。足がつった2番DFミルサイドフに代えて3番DFアブドゥラフマトフ、20番右FWジャノフに代えて9番FWホシモフを入れる。
30分、木村が相手との競り合いで、また手で背中を押してイエローカード。解説の水沼さんが「木村は前にもイエローをもらっていましたよね」。これで中盤相手右サイドでウズベキスタンのFK。相手MFジャロリディノフが蹴るが、木村が頭でクリア。
31分、日本のカウンター。平河から前線へのロングボールを荒木が相手GKと競り合う際、蹴られて激しく落ち、頭をピッチにぶつけて倒れる。相手GKも治療を受けていたが、終わると主審がイエローカード。しきりに右ひざ横のスパイクで蹴られた跡を気にしていたが、味方DFの靴のよう。これで得た日本のFKを山田が蹴るが、相手DF。
36分、FKのこぼれを拾って、関根が左サイド深い位置から低いクロス、細谷がニアへ飛び込み、頭で触るが枠の外。荒木はメディカルが入ったため、いったんピッチを出ていたが、このへんでようやく戻る許可が主審から出る。
38分、相手司令塔のジャロリディノフの両足がつったらしく、すわりこむ。40分、ウズベキスタンが三人目の交代。10番ジャロリディノフに代えて8番MFイブラギモフを入れる。
41分、山田が右から上げたクロスを相手DFがクリアして日本の左CK。荒木が蹴り、ファーに細谷が走りこんで頭で触るがヒットせず、枠の外。こぼれもひろうが、シュートに至らず。
追加タイム11分。この大会は長めの傾向らしい。メディカルが二回入り、選手交代が四回、VARでハンドの確認が一回あった。水沼さんが「選手交代の時間もしっかり含めるんですね」。
46分、先制。高井が前へ出て相手ボールをカット、藤田へパス。藤田は荒木につなぎ、荒木からのパスを受けた山田がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DFの足の間を通って右下へ決まる。1−0。山田は試合後のインタビューで「試合を決める左足を自分が持っているのはわかっていた」と言ったらしい。
48分、ウズベキスタンが二人同時交代。19番FWノルチャエフに代えて11番FWジュラクジエフ、17番ボランチのホルマトフに代えて15番MFラクモナリエフを入れる。
49分、日本も五人目の交代。左SB大畑に代えて内野貴史を入れる。
50分、相手右サイドからのクロスをファーサイドで関根と相手左FWオディロフが競り合う。相手のヘディングシュートは防いだが、関根にハンドがあったと相手は訴えるが、主審はノーファールの判定。しかし、2分後にVARからオンフィールドレビューの確認が入る。リプレー画像が映ると実況席では、「これは印象が悪い」。関根の腕がボールの方向に上がっていくのが映っている。すぐに後ろ手に組んでいるが、やはり主審は判定を変更してハンドでPKの判定に。
54分、PKキッカーは交代で入ったばかりのMFラクモナリエフ。左下に蹴るが、GK小久保がはじき出す。すばらしい反応。続く相手左CK。これもラクモナリエフが蹴り、DF陣がクリア。何度もこぼれをひろわれ、攻め込まれるが、全員で跳ね返す。試合後の記事を読むと、なんと小久保は「PKストップに自信はなかった」と言うが、もちろん事前の情報もあり、試合では「みんながお前なら止められると言ってくれた」ので、思い切っていけたらしい。
いったい追加タイムにVARチェックでの何分が追加されたか不明。57分、日本のカウンター。平河のドリブルがファールで止められ、相手DFアブドゥラフマトフにイエローカード。左サイド深い位置で日本のFK。
58分、荒木が倒れているようだ。担架で退場。やはり先程倒れた時に頭を打っているので心配。試合後の記事によると、「記憶がない、ということで病院に直行し、脳震とうの診断がされ、帰国を遅らせて様子を見ることになった」らしい。その後の続報では記憶は戻りつつあるとのこと。※一日遅れの5/5深夜帰国、本人が「元気です」とインスタ更新したそうだ。
60分、日本のFKはコーナー付近でボールキープ。
62分、ウズベキスタンの右CK。ラストプレーか。ショートコーナーからクロスを上げられ、ファーで相手DFハムラリエフが頭に当てるが、GK小久保が捕る。
1−0でタイムアップ。
表彰式では、フェアプレー賞がウズベキスタンに贈られた。ベストGKが1失点のウズベキスタンGKネマトフ。得点王は4得点のイラクのジャシム。大会MVPは藤田だった。メダル授与には日本サッカー協会新会長の宮本会長も来ていた。
※前日の3位決定戦では、イラクがインドネシアを延長戦で2−1と退け、五輪出場を決めた。インドネシアは、ギニアとの大陸間プレーオフへ回る。
※※アジアカップ優勝チームは、パリ五輪本大会グループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと戦う。パラグアイはブラジルを破ってきたらしい。野村アナによると、グループDの試合時間は現地の夜で涼しい時間帯だが、準優勝のウスベキスタンが入るグループC(スペイン、エジプト、ドミニカ)は昼間の時間帯とのこと。3位のイラクはグループBでアルゼンチン、モロッコ、ウクライナと同組に。インドネシアが勝てば入るグループAは、開催国フランス、アメリカ、ニュージーランドがいる。
サッカー短評 (2024.5/3)
川崎フロンターレvs.浦和レッズ 3対1 (2024.5/3 U等々力) 第11節
6試合ぶりにやっと勝った。脇坂の先制ゴールは良かったが、前半のうちに相手左FW中島のピンポイントクロスを相手右FW大久保にヘディングシュートを決められて追いつかれた。前半は相手左FW中島とアンカーのグスタフソンに自由を与えて苦しんだが、ハーフタイムに修正できた。すると、なぜかCBの佐々木がドリブルで攻め上がり、そのままミドルシュートを決めて勝ち越し、追加タイムに家長のダメ押し点も入った。気温22.5度、湿度38%。観客23457人。主審は池内さん、VARは御厨さん。DAZN解説は水沼さんと元フロンターレの田中裕介。実況は桑原アナ。試合前に、フロンターレのマスコット、メーカブーの1歳の誕生日のお祝い。橘田のJ1通算100試合出場記念の花束贈呈もあった。
先発は、GK上福元。DF際、佐々木、大南、瀬川。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ここまで予想通り。ワントップにゴミス(スポーツナビの先発予想。GK上福元。DF際、佐々木、大南、瀬川。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。ベンチにエリソン、山内、ゼヒカルド、ジェジエウなど。
浦和のシステムは4-1-2-3。チアゴ・サンタナのワントップ。左右のウイングに中島翔也と大久保。右FW以外は予想通り。インサイドハーフに安居と伊藤敦樹。アンカーにグスタフソン。DF渡邉、ホイブラーテン、ショルツ、石原。GK西川。キャプテンはショルツ(スポーツナビの先発予想。チアゴ・サンタナのワントップ。今季清水から移籍。左右のウイングに中島翔也と前田。中島は昨季トルコから移籍、前田は今季名古屋から移籍。インサイドハーフに安居と伊藤敦樹。アンカーにグスタフソン。DF渡邉、ホイブラーテン、ショルツ、石原。GK西川)。ベンチに興梠、リンセン、タイから移籍のエカニット・パンヤなど。ヘグモ監督は2年目。
2分、遠野がペナルティーエリア手前からファーストシュートを打つが、相手GKが捕る。
3分、相手MF安居からのパスをペナルティーエリアで受けた相手左SB渡邉がシュート、GK上福元が防ぎ、浦和の右CK。渡辺が蹴るがDFがクリア。7分〜9分に浦和の連続右CK。DF陣やゴミスがクリア。3本目のCKからのサンタナのヘディングシュートは脇坂が防ぐ。
11分、マルシーニョがペナルティーエリア内から折り返すと、相手右FW大久保がクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手長身FWサンタナがクリア。
18分、先制。右スローインを受けた家長が右サイドからクロス、相手右SB渡邉が防ぎ、こぼれをひろった遠野がペナルティーエリア中央からシュート、相手DFショルツに当たり、こぼれを脇坂が押し込んだ。1−0。
前節、得点の1分後に失点したので、そこはしっかり修正したようだ。ゴミスも前線ではプレスに走り、途中、相手DFショルツを押し倒したりもしていたのには、解説の水沼さんが「ショルツが倒されるのは初めて見ました」。
25分、遠野のスルーパスに追いついたマルシーニョがペナルティーエリア左からクロス、ファーで家長が右足でシュート、決まったと思ったがゴールライン上で相手DF渡邉がクリア。
27分、相手MFグスタフソンからのパスを受けた中島がシュート、脇坂が防ぐ。「中島は技術も高く、いろいろアイディアも豊富でパスも出せる」と水沼さん。中島が楽しそうにプレーしているのは、相手にしてみればこわい。
32分、相手MFグスタフソンからのスルーパスをペナルティーエリアに走りこんで受けた伊藤がシュート、ややヒットせず、GK上福元。
35分、失点。相手左サイドから中島がファーへ斜めのクロス、相手右FW大久保がヘディングシュート、左下に決まる。遠野がしっかり競っていたが、上からたたかれた。1−1。VARがオフサイドの可能性をチェックしたが、認められる。リプレー映像を見た実況席では、「得点した大久保ではなく、その手前の選手でしょうか」と言っていた。
38分、中盤でボールカットされ、浦和のカウンター。右サイドからクロスを入れられ、相手FWサンタナが右足でシュート、GK上福元が捕る。
39分には、また相手右FW大久保にシュートされるが、大南が防ぐ。これで与えた浦和の左CKをグスタフソンが蹴り、相手MF安居がシュートするが、GK上福元がクリアして今度は相手右CK。こちらは渡邉が蹴るが、大南がクリア。
41分、フロンターレのカウンター。マルシーニョの突破を遅れて止めた相手DFショルツにイエローカード。
43分、ゴミスがパスを収めて右サイドでパスをつないで瀬川が折り返し、ゴミスがシュートするが、相手DFホイブラーテンが防ぐ。これで得たフロンターレの右CKを脇坂が蹴るが、相手DF石原がクリア。
44分、浦和のカウンター。相手左SB石原のドリブルを瀬川が止める。
47分、浦和のカウンター。下がってきた相手FWサンタナにボールキープされ、左の中島へ。中島はドリブルしてペナルティーエリア左からシュートするが枠の上。シュートのタイミングに意外性があり、やっぱりこわい。
48分、家長の右からのクロスを相手DFホイブラーテンがクリアしてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DFショルツがクリア。
1−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。ただし、遠野が守備時にはゴミスと並び、相手DFやGKから相手アンカーのグスタフソンへのパスに対してプレスするように修正。
2分、ペナルティーエリア手前左寄りでフロンターレのFK。脇坂が直接ねらい、バーの上側に当たる。解説の田中裕介が「ボール1個分下だったら決まりましたね」と言う。
3分、浦和のカウンター。相手左サイドから攻め込まれるが、家長が戻って守備。さらにクロスを上げられるが、際がクリア。
4分、勝ち越し。フロンターレのカウンター。ゴミスが中盤まで下りてきてボールキープ、落としたボールを受けた橘田からのパスをなぜか佐々木が受けてドリブル開始。左にマルシーニョも走っていたが、そのままペナルティーエリア左に入ったところでシュート、これが決まって逆転。2−1。佐々木が得点するとは、ビックリ。相手GK西川の顔も無念そう。試合後のインタビューで佐々木は「前が空いていたので出ていった。思い切ってうったら入ってよかった。広島戦では自分のところで失点していたので、取り返したいと思っていた」。
8分、相手ロングボールのこぼれを相手右FW大久保にひろわれ、ペナルティーエリアから折り返されるが、瀬川がクリア。
10分、脇坂が右サイドへ展開、家長がダイレクトでクロス、ファーに走りこんだマルシーニョがシュート、惜しくも枠の左。
12分、相手ボールをカットして家長がミドルシュート、枠の上。
15分、相手右FW大久保からの折り返しを相手MF安居がシュート、大南に当たってなんとか枠の左へ。浦和の左CK。グスタフソンが蹴るが、ゴミスがクリア。
16分、パスをつないで攻め込み、最後は大南が攻めあがってシュート、相手DFに当たってフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ゴミスがヘディングシュート、枠の右。
17分、浦和のカウンター。相手右FW大久保に突破をねらわれるが、佐々木が対応。20分、相手右サイドで浦和のFK。グスタフソンが蹴るが、佐々木がクリア。こぼれを拾われ、相手左サイドから渡辺にクロスを上げられるが、GK上福元が捕る。
24分、フロンターレが一人目の交代。遠野に代えて瀬古を入れる。
26分、入ったばかりの瀬古がこぼれをミドルシュート、脇坂に当たって枠の外。
28分、浦和が二人同時交代。MF安居に代えてFWリンセン、中島に代えてエカニットを入れる。リンセンが左ウイングに入り、エカニットがインサイドハーフに入ったようだ。中島はなぜか後半消えてしまった。フロンターレの対策が功を奏したのか。
29分、浦和の左CK。グスタフソンが蹴るが、家長がクリア。こぼれを相手DF渡邉が鋭いシュート、GK上福元が触り、右ポストに当たったところを上福元が押さえる。さらに相手右サイドから相手DF石原がクロス、これもGK上福元がクリア。続けて相手左サイドからMF伊藤がドリブルでペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右。
30分、フロンターレが二人同時交代。ゴミスに代えて山田、マルシーニョに代えて山内を入れる。
33分、相手FWサンタナにミドルシュートをうたれるが、橘田が防ぐ。浦和の左CK。グスタフソンが蹴るが、家長がクリア。
36分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えてジェジエウ、際に代えてゼヒカルドを入れる。脇坂はキャプテンマークを瀬古に巻く。ジェジエウはCBに入り、佐々木が左SBに回る。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチらしい。
38分、フロンターレのカウンター。山内からのヒールパスを左サイドで受けた家長がシュート、相手DF。
39分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手MFグスタフソンがクリア。
39分、ゼヒカルドのスルーパスを受けた山田が落とし、瀬川がシュートするが相手GKが捕る。
41分、橘田のスルーパスを受けた山田がペナルティーエリア右奥からシュート、相手GKに当たる。フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手FWサンタナがクリア。続けてフロンターレの右CK。瀬古が蹴り、ゴール前で混戦になり、今度は相手DF石原がクリア。こぼれを右から山内が折り返すが、相手GK。
43分、浦和が二人同時交代。伊藤に代えて武田、サンタナに代えて興梠を入れる。
追加タイム4分。48分、追加点。ジェジエウからのパスを受けた橘田がすぐに前方へループパス、走りこんだ山田がペナルティーエリア内で受け、自分でシュートせずにファーへクロス、走りこんだ家長が右足でニアへ流し込んだ。3−1。
サポーターが歌う「アヴァンテ」を久しぶりに聞いた。3−1でタイムアップ。
勝点12としたが、16位のまま。10位だった浦和は勝点14のままで12位に後退。勝点12で13位だった福岡が9位ガンバに勝って勝ち点15となり9位浮上、勝点13で12位だった磐田が7位マリノスと引分け勝点14で浦和と並び、得失点差で上回って11位になったため。ンバは10位になり、マリノスは7位のまま。
首位セレッソはホームで最下位札幌と1−1で引き分け、3位に後退。札幌は19位に。2位町田は11位柏を2−0で下して首位返り咲き。柏は13位に後退。3位広島は14位新潟と1−1で引き分け、4位に。無敗記録は継続。新潟は15位に。4位神戸はアウェイで6位名古屋に2−0で勝ち、2位浮上。名古屋は8位に後退。
サッカー短評 (2024.4/30)
U23日本vs.U23イラク 2対0 (2024.4/30 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選準決勝
ついに五輪出場権を得た。前半にFW細谷、MF荒木の得点で2−0とリード。イラクは後半途中まで守備的な5-4-1で、ハイプレスもなかったので、藤田が自由に配球でき、今までで一番安心して見ていられた。気温29度、湿度62%。観客6405人。ショーン・エバンス主審はオーストラリアの人。VARは日本対中国でもVARを務めていた女性審判員のケイト・ジェイスウィツさん。DAZN解説は林稜平さん、実況は下田アナ。
先発は、GK小久保。DF大畑、木村、高井、関根。アンカーに藤田、インサイドハーフに荒木と松木。左右のウイングには予想と同じ平河と山田。ワントップ細谷(Web記事「超WORLDサッカー!」の「【U23日本代表プレビュー】勝てばパリ行き決定! 8大会連続出場へ、ついにCBが満を持して復帰か」(4/29 15:50配信)による先発予想は、GK小久保。DF内野貴史、木村、出場停止明けの西尾、関根。川崎と藤田のダブルボランチ、トップ下に松木。左右のウイングに平河と山田。ワントップ細谷)。西尾はベンチスタート。試合勘のこともあるだろう。DF陣は4人とも連戦。
イラクはキャプテンのマスルーキが出場停止。システムは4-1-2-3。ワントップは19番アフメド。左右のウイングに7番ジャシムと8番アルモサウェ。インサイドハーフに21番イスマエルと14番アリ。アンカーに5番アメル。DF3番マクナジ、2番アルイマム、4番タシーン、17番サードーン。GK22番ハサン。ゲームキャプテンは4番タシーン。7番ジャシムは、フル代表でも活躍しており、1月のアジア杯日本戦にも出ていたらしい。ラディ・シェナイシル監督は1994年アメリカW杯のアジア最終予選「ドーハの悲劇」の試合でDFだった人。
1分、イラクは、長身FWアフメドめがけて放りこむ。アフメドは頭で触るがボールは流れる。
2分、左サイドで平河がドリブル、荒木とパス交換を狙ったが、相手DFがクリアして日本の左CK。山田が蹴り、ファーで木村が頭に当てるが、高く打ち上げてしまう。
5分、相手FWアフメドが木村と競り降った後、着地で足を踏まれ、メディカルが入る。
10分、藤田からの縦パスを受けた細谷がペナルティーエリア内からシュート、相手GK正面。
11分、警戒していた相手左FWジャシムにドリブル突破され、シュートを打たれるが、GK小久保。
イラクはパスをつながず、マイボールになるとすかさす前線のアフメドに放り込む。
日本はこれまでの試合と異なり、藤田がフリーで前を向けるので、縦パスが何本も入る。19分、藤田からのパスを受けた荒木がシュート、ヒットせず相手GK。
26分、平河が左サイドでドリブル、相手DFサードーンに倒され、サードーンにイエローカード。日本のFKは荒木がニアへ蹴り、関根が競るが、相手DFがクリア。
28分、先制。藤田が前線へ長めのループパス、細谷が受けて反転、相手DFをかわしてシュート、1−0。
32分、序盤に足を傷めた相手FWアフメドが再びすわりこむ。34分、イラクは一人目の交代。9番FWアフメドに代えて18番ファディルを入れる。アフメドはメディカルスタッフの肩を借りて出る時泣いていた。解説の林さんが「イラクの監督が彼を先発にしたのは考えがあってのことだし、彼も覚悟を持って出ていたはず」と言う。また「イラクは攻撃のしかたを変えてくるかもしれない」。
34分、日本の右CK。荒木がニアへ低めのボールを蹴り、木村がダイレクトでシュートするが、ヒットせず、枠の右。
37分、中盤相手右サイドでイラクのFK。右FWアルモサウェがクロスボールを蹴り、相手MFアメルが飛び込むが、GK小久保がはじく。アメルはオフサイドだった。
イラクは、林さんが指摘したように、ロングボールの放り込みはやめて、パスをつないでくるようになった。「この方が日本も攻めやすい」とのこと。
42分、追加点。左SB大畑が相手DFをかわして攻め上がり、中へ横パス、フリーの藤田が受けてダイレクトで縦パス、走りこんだ荒木が相手GKをかわして右下へ蹴りこみ、2−0。イラクの選手たちはがっかりした感じ。
追加タイム8分。49分、攻め込んだところでボールを失うが、松木が取り返して藤田へ。藤田からのパスを受けた平河が左サイドで時間を使い、相手DFに倒され、日本のFK。荒木が高めのクロスを蹴るが、相手GK。こぼれを拾って細谷がシュート、相手に当たって日本の左CK。荒木が蹴り、ニアで細谷が触るが、味方に合わず。
52分、自陣でパスを回して時間を使うがイラクのプレスに引っかかるも、ハンドの判定。2−0でハーフタイム。
後半開始からイラクが二人目の交代。右インサイドハーフ8番アルモサウェに代えて10番FWのN.モハンメドを入れる。
1分、また相手左FWジャシムに突破され、ペナルティーエリア左に入られ、松木をかわして低いクロスを入れられるが、味方に合わず、助かる。やはりジャシムは怖い選手。
3分、右に流れた細谷が受けて落とし、受けた松木がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手GK。
4分、こぼれを左SB大畑がひろって低いクロス、ニアに走りこんだ山田がシュート、左ポストに当たる。
8分、細谷がロングボールを競り合い、こぼれを松木が拾ってミドルシュート、相手GK。
11分、日本の右CK。荒木がショートコーナーを蹴り、山田が受けるが、相手DF。
13分、荒木が左へさばき、攻めあがった左SB大畑が折り返し、松木がペナルティーエリア内で受けた落としを荒木がシュート、立ち足が滑って相手GKが捕る。
14分にも、右サイドから山田の折り返しを松木がペナルティーアークからシュート、枠の外。
15分、イラクが三人目の交代。アンカーの5番アメルに代えて9番MFアザドを入れる。
18分、イラクの左CK。ジャシムがファーへ蹴り、松木がクリアするが、こぼれを拾われ、右から低いクロスを入れられる。細谷が触り、ぎりぎりゴール右で助かる。
19分、続けてイラクの右CK。こちらはマクナジが蹴り、相手長身DFタシーンがヘディングシュート、GK小久保が捕る。
21分、平河からのクロスをファーで細谷がヘディングシュート、右ポストに当たる。なかなか追加点が決まらない。
23分、中盤右サイドで日本のスローイン。関根が投げ入れ、荒木が前へパス、山田がボレーシュートを打つが、相手GKが正面で捕る。
27分、日本が一人目の交代。山田に代えて藤尾を入れる。
29分、イラクの縦パスに走りこんだ相手MFのN.モハンメドがペナルティーエリア右から折り返し、相手アンカーに後退で入っアザドがシュート、高井が防ぐが右ポストに当たる。
31分、藤尾の腕が相手DFサードーンの顔に当たったとしてイエローカード。この主審も手を使ったプレーには厳しい判定。
33分、藤田からのパスをペナルティーエリア右でフリーで受けた藤尾がファーへクロス、細谷には届かず、相手DF。
35分、日本が二人同時交代。荒木に代えて佐藤恵允、松木に代えて川崎を入れる。
36分、イラクのインサイドハーフ14番アリが座り込む。37分、イラクも二人同時交代。14番MFアリに代えて23番MFサード、18番FWファディルに代えて16番MFアブドゥラミールを入れる。ファディルは前半途中で入った選手。
日本は左サイドから平河や大畑が藤田や川崎と連携してクロスを入れるが、味方に合わず。
44分、相手右サイドから横パスを受けた相手左WBマクナジがミドルシュート、枠の上。
46分、日本が二人同時交代。細谷に代えて内野航太郎、大畑に代えて出場停止明けの西尾を入れる。
追加タイム5分。47分、日本の右CK。藤田がショートコーナーを蹴り、時間を使う。
48分、左サイドで日本のスローイン。西尾が縦にロングスロー、内野が左サイド深い位置で受けるが、キープできず。
50分、関根が中盤で相手左WBマクナジを倒してイラクのFK。マクナジが蹴り、相手MFのN.モハンメドがヘディングシュート、枠の上。
2−0でタイムアップ。
試合後のインタビューで選手たちは、負けたら五輪出場がなくなる準々決勝より、ずっとリラックスして試合に臨めた、と言っていた。これでこの大会でパリ五輪出場を決める。
最後は、優勝をかけて2年前に敗れたウズベキスタンと5/3深夜に対戦。
サッカー短評 (2024.4/28)
サンフレッチェ広島vs.川崎フロンターレ 2対2 (2024.4/28 Eピース) 第10節
4試合連続無得点から、ようやく2得点FWが取ったが、速いプレスに押し込まれて先に失点したり、勝ちこした直後に追いつかれたりなど、まだ甘い。しかし今季無敗の3位チームのホームで善戦はした。エリソンの調子が落ちて来たか。瀬川は全くSBには見えないし、際は本職のはずだが相手ユニをひっぱっていた。後半から入って殊勲の同点弾の小林が負傷交代で無念。急きょ先発のGK上福元は「神」がかったセーブを連発。気温24.3度、湿度30%。観客26051人。主審は岡部さん、VARは飯田さん。DAZN解説は森崎浩二とゲストで松井大輔。松井は大南を鹿児島実業の後輩と言っていた。実況は江本アナ。
先発は4-1-2-3に戻してきた。GKはソンリョンがアップ中にケガして急きょ上福元。DFは予想通りの際、佐々木、大南、瀬川。アンカーに橘田。インサイドハーフに遠野と脇坂。前の3人は予想通り。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップはエリソン(スポーツナビの先発予想は、GKソンリョン。DF際、佐々木、大南、瀬川。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチ。左右のウイングはマルシーニョと家長。トップ下に脇坂。ワントップはエリソン)。DF陣に怪我人が多いが、ベンチにジェジエウが戻ってきた。ようやく、車屋も練習に復帰したらしい。橘田がJ1通算100試合。
広島は、3-4-2-1。大橋のワントップ。二列目にマルコス・ジュニオールと加藤。左右のウイングバックに東と越道。満田と松本のダブルボランチ。3バックは予想と同じで佐々木翔、中野、塩谷。GK大迫(スポーツナビの先発予想は、3-4-2-1。湘南から今季移籍の大橋のワントップ。二列目に満田と加藤。左右のウイングバックに東と新井。野津田と松本のダブルボランチ。DF佐々木翔、中野、塩谷。GK大迫)。キャプテンは佐々木。スキッベ監督は3年目。広島は水曜日にルヴァン杯を戦っていて、マルコスはそこがケガからの復帰戦だったらしい。ベンチに柏、野津田、ソティリウなど。大橋がJ1通算100試合。
7分、左からパスをつなぎ、左サイドに流れた家長がクロス、遠野がシュートするがヒットせず、相手GK。
9分、相手FWマルコスの折り返しを大南がクリアして広島の左CK。東が蹴るが、佐々木がクリア。
15分過ぎから次第に押し込まれる場面が増える。実況席では「広島はマンツーマンプレスではないか」「川崎はボールのつけどころがない」と言っている。
19分、中盤相手左サイドで広島のFK。満田が蹴り、ニアで相手MF松本がわずかに触り、ファーへ飛び込んできた越道に押し込まれそうになるが、GK上福元が防ぐ。
22分、相手左サイドから加藤がクロス、橘田がクリアして広島の左CK。東が蹴り、相手FWマルコスがヘディングシュート、GK上福元が捕る。
26分、相手FW加藤にペナルティーエリア右に入られ、シュートされるが、橘田が防ぎ、広島の右CK。こちら側は満田が蹴るが、家長がクリア。続けて相手右サイドからクロスを上げられるが、際や大南がクリア。29分にも広島の右CK。満田が蹴り、東にミドルシュートを打たれるが、枠の上。
30分過ぎ、ようやくフロンターレが攻撃をしかけるが、前線のエリソンにボールが収まらない。35分、遠野が左サイドからクロス、エリソンが飛び込むが、佐々木翔がクリア。36分にも、左サイドのマルシーニョからの折り返しをエリソンがペナルティーエリア手前からシュート、相手DF中野に当たり、相手GKが捕る。38分には、GK上福元のロングフィードからエリソンを起点に、右サイドから続けてクロスを入れるが、いずれも相手DF。
38分、広島のカウンターからの流れで失点。相手左サイドからスルーパスを通され、ペナルティーエリア内マルコスが受け、中央へ折り返すが、GK上福元がクリア。しかし、こぼれを相手DF佐々木翔に拾われクロス、GK上福元がはじきに飛び出すが、相手FW大橋にヘディングシュートを決められる。0−1。
解説の松井が「フロンターレは遅攻になることが多いので、エリソンが収めて時間を作ってくれないと押し上げにくい」と言う。
42分、右サイドに流れたエリソンがドリブルからペナルティーエリア右に入ってシュート、枠の右。
45分、クリアのこぼれを拾われ、ペナルティーエリア内の相手FW大橋が折り返し、相手ボランチ松本がシュート、GK上福元がかすかに触ってバーに当たる。
追加タイム3分。47分、橘田が中盤左サイドからゴール前にループパス、マルシーニョが頭で合わせるが枠の上。
49分、中盤相手左サイドで広島のFK。満田が蹴るが、遠野がクリア。
0−1でハーフタイム。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。エリソンに代えて小林を入れる。
1分、小林に入ったボールの落としを受けた瀬川からのスルーパスを再度小林が受け、ペナルティーエリア右からシュート、相手GK。
直後に広島のカウンター。相手右サイドから越道がクロス、相手MF東がヘディングシュート、枠の左。さらに相手左サイドから東にクロスをいれられるが、GK上福元が捕る。4分、相手FW加藤にこぼれをシュートされるが、橘田が防ぐ。「橘田は三人分動く」とか「橘田はJ1のデュエルキング」と実況アナ。
6分、相手右サイドで家長が相手選手を倒してイエローカード。広島のFKは満田が蹴り、越道がペナルティーエリア中央でシュートするが、枠の右で助かる。
8分、相手右サイドで広島のFK。満田が蹴り、跳ね返ったボールを再び満田がクロス、相手FW大橋がペナルティーエリア中央でヘディングシュート、枠の右。
12分、自陣ペナルティーエリア手前相手右サイドで広島のFK。東が直接狙うが、枠の上。解説の森崎が「力が入りましたね」。
13分、相手FW加藤のシュートを大南が防いで広島の右CK。満田が蹴るが、小林がクリア。
16分、大南のロングフィードを受けた遠野がドリブルでペナルティーエリア左に進入、ヒールパスで折り返すが、マルシーニョに合わず。
さらに家長がクロス、相手DF塩谷がクリアしてフロンターレの左CK。この試合これがフロンターレ初めてのCK。脇坂が蹴るが相手GKがはじき、続けてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、マルシーニョが頭で触るが枠の左。
20分、追いつく。左サイドでフロンターレのFK。脇坂がゴール前に蹴りこみ、混戦になり、こぼれにいち早く反応した小林が流し込んだ。1−1。解説の松井が「小林はボールが頭上を越しても一度も目を離さない」。小林はJ1通算140得点となり、カズを抜いて単独7位になったらしい。
21分、広島が一人目の交代。マルコスに代えてFWソティリウを入れる。
22分、ボールカットされ、相手FW大橋にミドルシュートされるが、枠の左で助かる。
23分、フロンターレが二人同時交代。瀬川に代えて瀬古、際に代えてジェジエウを入れる。左右のSBを交代。右SBに佐々木が回り、ジェジエウがCBに入る。瀬古は脇坂とダブルボランチになり、橘田が左SBに回る。
25分、広島が二人目の交代。右WB越道に代えて新井を入れる。
26分、遠野のスルーパスを受けたマルシーニョがペナルティーエリア左からシュート、惜しくも枠の右。
28分、小林がすわりこむ。立てないようだ。実況席では「筋肉系のようだ」と言っている。担架が入り、フロンターレが四人目の交代。小林に代えて山田を入れる。
29分、追加点。遠野がループボールをゴール前に蹴りこみ、相手GKがペナルティーエリア内の佐々木にパス、家長が競り勝ってカットしたボールをシュートせずに横パス、走りこんだ山田がファーストタッチのシュートを相手GKの足の間から蹴りこんだ。2−1。
しかし、30分、得点シーンのリプレーが終わると、相手右サイドから攻め込まれていて、大南がいったんはクリアするが小さく、相手MF満田に拾われてクロス、走りこんだ相手FW加藤にシュートを決められる。2−2。加藤はこれが今季初得点とか。
33分、脇坂からのパスをペナルティーエリア内で受けた山田がドリブルからシュート、相手MF松本が防ぐ。34分には、マルシーニョがドリブルからペナルティーエリア内でクロス、相手DF中野。
36分、広島のカウンター。ドリブルでペナルティーエリア右に入った相手FW加藤がシュート、すごい勢いで戻ってきたジェジエウがクリア。さらに相手右サイドから満田がクロス、またも相手FW大橋がヘディングシュート、GK上福元がライン近くで押さえる。
38分、広島の右CK。満田が蹴るが、山田がクリア。こぼれを拾った相手DF塩谷がシュート、瀬古が防ぐ。こぼれをさらに相手MF松本がシュート、枠の左。
39分、広島のカウンター。こぼれを拾われ、相手FWソティリウが相手左サイドからシュート、GK上福元が捕る。
41分、広島が二人同時交代。ボランチ松本に代えて野津田、左WB東に代えて志知を入れる。
43分、相手左サイドから入ったばかりの志知がクロス、橘田がクリア。こぼれを拾った相手右WB新井が右からクロス、こぼれを相手FW大橋がヘディングシュート、これもGK上福元が防ぐ。
43分、広島の左CK。満田が蹴るが、GK上福元がクリア。こぼれをひろわれたが新井がオフサイド。
44分、フロンターレが五人目の交代。脇坂に代えて山本を入れる。脇坂はキャプテンマークを山田に巻く。
追加タイム7分。48分、ジェジエウが善戦にロングフィード。マルシーニョが追いつき、絶好の位置からシュートするが枠の上。残念。
49分、相手右サイドからの満田のクロスを家長がなんとかクリアして広島の左CK。満田が蹴り、家長がクリアするが、こぼれを相手FW加藤がオーバーヘッドを試みるも、枠の上。
50分、相手FW大橋がペナルティーエリア中央からシュート、瀬古が防ぐ。
50分、フロンターレのカウンター。GK上福元からのロングフィードを受けた山田がドリブル、ペナルティーエリア中央からシュート、枠の左。
53分、相手MF野津田からのパスをペナルティーエリア内で受けた相手FW加藤がドリブルしてシュートするが、佐々木が防ぐ。
2−2でタイムアップ。両チームともしゃがみ込む選手が多かった。実況席は「面白い試合を見せてもらった」。
昨日5試合があり、19位の京都が4位神戸に1−0で勝ったため、フロンターレは17位に後退していたが、勝点1を加えて9とし、16位に戻った(京都は17位に)。広島は勝てば首位だったが、3位のまま。
前節首位に返り咲いた町田は14位磐田に0−2で負け、2位に。磐田は9位に浮上。ACLで決勝進出を決めた7位マリノスは2位セレッソと引き分け6位、セレッソは首位返り咲き。さらに今日の試合で11位鹿島が8位ガンバに勝ち、5位浮上(マリノスは7位に)、ガンバは9位に。13位浦和も5位名古屋に勝ち、10位浮上、名古屋は6位に。最下位札幌はホームで18位湘南と3−3の痛み分け。湘南は19位に。19位鳥栖が10位柏と1−1で引き分け、鳥栖は18位に、柏は11位になった。
サッカー短評 (2024.4/26)
U23日本vs.U23カタール 2対2延長2−0 (2024.4/25 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選準々決勝
幸先よく開始1分少しで先制したのはよかった。しかし、前半24分にヘディングシュートを決められて追いつかれる。そこからは地元チームに勢いを与えてしまい、スタンドの応援も盛り上がる。40分、ペナルティーエリアすぐ外で相手GKと細谷が接触、腹を蹴られた細谷が倒れる。VARがチェックし、主審がオンフィールドレビューした結果、相手GKは一発レッドで退場。しかし後半、日本は一人多い有利を生かせず、4分にCKから失点。まさかの展開になったが、22分、日本の右CKからDF木村がヘディングシュートを決め、追いつく。追加タイム9分あったが、決めきれず延長へ。足が止まったカタール相手に延長前半11分、エース細谷に待望の初得点。延長後半には唯一の大学生、内野航太郎がこぼれを押し込み、ダメ押し点。これでようやく次戦勝てば五輪代表をとれる位置まで来た。4/30未明、イラク対ベトナム戦の勝者と対戦。気温26度、湿度69%。観客9573人。ハンナ・ハットタブ主審はシリアの人、VARはタイの人。DAZN解説は水沼さん、実況は桑原アナ。
先発は、GK小久保。DF大畑(浦和)、高井(川崎)、木村(鳥栖)、関根(柏)。アンカーに藤田、インサイドハーフに山本理仁と松木(FC東京)。左右のウイングに佐藤恵允と山田楓喜(東京V)。ワントップ細谷(柏)。
カタールは3-1-4-2。実際には5-4-1のようだった。19番アルラウィと10番アリのツートップ。インサイドハーフに6番メシャールと15番ジャッセム・ガベル。左右のウイングバックに3番S.ハッサンと11番アルヤジディ。アンカーに8番ナイフ・アルハドラミ。DF13番アルアリ、4番アヤシュ、5番アルフセイン。GK1番アブドゥラー。キャプテンは4番アヤシュ。19番アルラウィはまだ19歳だがフル代表でも得点しているという。10番アリは小柄なテクニシャンでトップ下のことが多かった。イリディオ・ヴァレ監督はポルトガルの人。昨年8月から指揮を執っているとのこと。
2分、先制。右SB関根からのロングフィードは相手DFにカットされるが、右ウイング山田がプレスして、相手パスが短くなったところをカット、ペナルティーエリア右角近くで思い切りよくシュート、これがニアに決まって1−0。解説の水沼さんが「カタールは0−0の時間をなるべく長くというゲームプランが早くも狂った」と言う。
17分、細谷が倒されてペナルティーエリア手前ほぼ中央で日本のFK。ボールサイドに山田と松木が立ち、山田が蹴るが、壁に当たり、今度は日本の左CK。山本が蹴るが、相手DF。
20分、松木が倒され、相手MFアルハドラミにイエローカード。
22分、カタールの右CK。左足のキッカーが蹴り、ファーでヘディングシュートされるが、大きく枠の外。日本の相手CKのときのDFがゾーンなので不安。
24分、失点。相手右サイドからのクロスを相手FWアルラウィにヘディングシュート決められる。1−1。関根がマークしていたが、近くで競れていなかった。やはり人に付かなくてはいけないのでは。
26分、得点したアルラウィがピッチ中央で座り込んでいる。メディカルが入っていったん出るが、しばらくして何事もなかったように戻る。水沼さんが「カタールの選手たちは筋肉系のケガのように見えても、その後普通にプレーを続けていることが多い」と言う。
30分、松木が相手DFアルアリを倒してイエローカード。松木は当たり負けしないのはいいが、態度が大きいし、この主審は少しでも手や腕を使ったファールには厳しかった。
日本は、相手プレスが速いので、うまく攻撃が組み立てられない。細谷にボールが入っても、落としたところに誰もいないので、すぐ相手ボールになってしまう。左サイドで佐藤が持っても、味方が近くにいないのでドリブルで切り込めず。右サイドの関根と山田は連携できているが、三人目がいないので、相手DFと1対1になっている。
36分、中盤右サイドから山田がファーへクロス、相手DFがクリアして日本の左CK。山本が蹴るが、相手DF。
38分、日本の左スローインを受けた松木がペナルティーエリア左から低く鋭いクロスを入れると、細谷が走りこんで触るが、枠の右。
40分、日本が前線の細谷へロングフィード、これを相手GKも飛び出してきて競り合う際、不自然に右足を動かして細谷の腹を蹴る。体を二つに折って倒れる細谷。リプレーが出ると靴の裏がまともに当たっている。VARのチェックで主審が映像を確認、相手GKにレッドカード。
44分、カタールが一人目の交代。10番アリに代えて21番GKナダルを入れる。
これで得た日本のFKは、藤田が触って松木が蹴るが、壁に当たる。日本のプレースキッカーは山田か山本だと思っていたが、「松木が蹴らせてほしいと頼んだんでしょう」と水沼さん。
追加タイム10分。49分、山田が右サイドから内へ切り込みクロス、ファーから飛び込んだ佐藤がダイビングヘッドで合わせるが、枠の外。
50分、相手FWと競り合った木村にイエローカード。相手FWは顔を押さえて倒れていたが、リプレーを見ると、飛び上がるとき横に張ったひじが相手の肩と首あたりに入っていた。
51分、これで与えたカタールのFK。MFメシャールが蹴るが、直接ゴールラインを割る。
1−1でハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。カードをもらった松木に代えてFW藤尾を入れる。細谷とツートップのようだ。山本は一列下がって藤田とダブルボランチか。
4分、あっさり失点。中盤相手左サイドでカタールのFK。6番MFメシャールが蹴り、15番MFガベルがヘディングシュート、1−2。マークしていたのはFW藤尾。身長は高いが体を寄せて競れていなかった。ひとり少ない相手に負けて五輪出場を逃すとかありえない。
6分、日本の右CK。山本が蹴るが、ファーで相手DF。
8分、大畑が粘って倒され、中盤左サイドで日本のFK。山本が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを拾って最後は山田がペナルティーエリア右から鋭い折り返しを入れ、フリーの高井が中央で右足を振るがヒットせず。いやーシュートが下手。
11分、関根が自陣でボールを失い、相手左MFハッサンがペナルティーエリア左からシュート、枠の外。13分、カタールの1点目を取ったアルラウィが藤田のマークにあいながら反転してシュート、枠の外。カタールは一人少ないため、日本の最終ラインやボランチの藤田のところには、プレスに来なくなった。何かにつけては倒れたりして時間を使っている。日本はひとり多いはずだが、ビハインドのせいか、カタールが固めている守りを崩せず、手をこまねいている。
しかし、右サイドだけは、関根が思い切りのいい攻め上がりを何度も見せ、低く鋭いクロスを何回も入れている。細谷とは同じチームなのだからもう少し合いそうなものだが。
22分、追いつく。日本の右CK。山本が左足で蹴り、木村がヘディングシュート、左隅に決まり、2−2。やれやれ。
24分、カタールの左CK。メシャールが蹴り、カタールの2点目を取った15番ガベルの頭に合うが、日本も今度は体を寄せて競っており、ボールは枠の外。
31分、右サイド二回一から藤田が折り返しのクロス、ゴール前を誰にも合わずに通過するが、ファーで佐藤が飛び込み、ヘディングシュート、相手GK。
32分、右サイドから関根がクロス、藤尾がフリーでヘディングシュートするが枠の上。決めてほしい。
34分、日本の右CK。山本が蹴るが、相手DF。
35分、相手FWアルラウィがまた倒れ込む。今度こそ足が限界らしく、メディカルスタッフの肩を借りて出る。
36分、カタールが二人同時交代。19番アルラウィに代えて9番FWマンスール、11番右MFアルヤジディに代えて2番DFユーシフを入れる。
38分、藤田からのパスを受けた関根が右サイド深い位置から低いクロス、藤尾がシュートするがまた枠の外。解説の水沼さんが「関根はよくクロスのコースが見えていますね」と感心。
38分、日本が二人目の交代。佐藤恵允に代えて平河を入れる。平河のクロスなら藤尾は決められるか。
44分。大畑からのパスを受けた平河が左サイドをドリブル、クロスをあげるが、手前の相手DFに当たる。せっかく入ったのに、日本は右サイドからばかり攻めて、平河の左サイドにはほとんどボールが来ない。
追加タイム9分。前半より少なくてびっくり。46分、山本のクロスを相手GKがはじいたこぼれを、すかさず藤尾が拾って右ポスト近くのゴールライン際から折り返すが、味方に合わず。
48分、相手DFアルアリが飛び上がった後立ち上がれず。49分、カタールが二人同時交代。13番左DFアルアリに代えて23番MFアルマナアイ、5番右DFアルフセインに代えて18番MFイルファンを入れる。カタールはこれで五人の交代枠を使い切った。カタールは10人で走っているので、交代した選手以外は足が限界のようだ。
51分、日本も三人目の交代。右ウイング山田に代えて荒木を入れる。大岩監督は延長も見越しているのか。
2−2のまま、延長へ。
延長は交代なしで開始。2分、またも右サイド関根から低く速いクロスが入るが、味方に合わず。
5分、相手MFハッサンにイエローカード。ペナルティーエリア手前右角で日本のFK。山本が直接ねらうが、相手GK。
7分、相手ボランチ8番アルハドラミが倒れ込む。カタールが六人目の交代。アルハドラミに代えて7番DFサイードを入れる。
11分、やっと勝ち越し。藤田からの縦パスを受けた荒木が反転してスルーパス、走りこんだ細谷がシュート、相手GKの足の間をぬけてゴールイン。3−2。解説の水沼さんは「細谷は藤田から直接パスが来ても受けられるように動いていたし、荒木からのパスにも動き直して受けられるようにしていた」。
追加タイム2分。1分、ペナルティーエリア右角近くで日本のFK。山本はクロスを上げずに味方にパスをつなぐ。3−2のまま延長後半へ。
延長後半開始から日本が二人同時交代。細谷に代えて内野航太郎、山本に代えて川崎を入れる。内野のワントップになり、藤尾が右ウイングに回る。荒木がトップ下、川崎と藤田のダブルボランチか。
3分、平河がドリブルすると倒されて左サイド深い位置で日本のFK。荒木が蹴り、ニアで木村か誰かが触ったボールをファーで平河がシュート、相手GKが捕る。
7分、日本の左CK。荒木が蹴り、いったんは相手DFクリア、こぼれを川崎がペナルティーエリア内でシュート、相手GKが右手に当てるが、FW内野がすかさず押し込み、4−2とする。ふー。水沼さんが「内野はこれを決めてしまう」と感心。
9分、日本が六人目の交代。左SB大畑に代えて半田を入れる。
10分、なぜか大岩監督にイエローカード。指示エリアを大きくはみ出ていたせいか。
11分、カタールの左ロングスローからヘディングシュートされるが、GK小久保が捕る。
13分、入ったばかりの半田にイエローカード。この主審が手を使ったプレーに厳しいというのがわかっていなかったようだ。
14分、藤尾がドリブルでペナルティーエリア右に入って横パス、受けた荒木はシュートできず。
16分、カタールの左スローインから、2点目を取ったガベルがミドルシュート、枠の外。
追加タイム1分。4−2でタイムアップ。
いよいよ準決勝は、五輪出場をかけて、ベトナムに勝ったイラクと4/30未明に対戦。
サッカー短評 (2024.4/22)
U23日本vs.U23韓国 0対1 (2024.4/22 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選グループB第3節
前半は、たがいに攻めあぐねて0−0。後半13分、17分と二人ずつ交代した韓国が攻撃を活性化し、日本も18分にキャプテン藤田や松木など3人投入したものの、30分に相手右CKから失点。直後にFW細谷、MF山本も入れたが、引分に持ち込めず。三日後の準々決勝で地元カタールと対戦することに。ここを勝たないと、五輪はない。気温32度、湿度38%。観客2683人。アルシャムラニ主審はサウジアラビアの人。DAZN解説は水沼さん、実況は野村アナ。ゲスト解説に小野伸二。
先発は、GK野澤。DF内野貴史、高井、鈴木海音、半田。アンカーに川崎、インサイドハーフに荒木と田中聡。左右のウイングに平河と藤尾。ワントップに内野航太郎。ゲームキャプテンは内野貴史。
韓国は3-4-2-1。ワントップに11番チョン。二列目に10番ホンと7番ホン。左右のウイングバックに22番イと16番チャン。23番キムと20番チェ。DF2番チョ、8番イ、15番イ。GK12番ペク。監督は、セレッソや柏にも在籍したファン・ソンホンさん。
※韓国は、4/25、グループA2位のインドネシアと対戦、2−2で延長まで戦ったが、決着がつかず、PK戦10-11で敗戦。まさかの結果。
サッカー短評 (2024.4/20)
川崎フロンターレvs.東京ヴェルディ 0対0 (2024.4/20 U等々力) 第9節
負けなかったが、またしても無得点。ホームで勝てない。16位のまま。気温23.1度、湿度24%。観客21732人。主審は笠原さん、VARは大坪さん。DAZN解説は松原良香、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF際ファンウェルメスケルケン、佐々木、大南、瀬川。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと山田。ワントップにエリソン。今季初めて左SBに際が入った。これがリーグ戦デビュー。ゼヒカルドと橘田のダブルボランチの組み合わせも初めてかも。山田は鹿島戦以来2試合目の先発とか。家長が今季初のベンチスタート。ベンチにゴミスが戻ってきた。(先発予想は、GKソンリョン。DF橘田、佐々木、大南、瀬川。瀬古と山本のダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。
※4/14にジェジエウ、丸山、三浦のケガについてチームHPで公表された。ジェジエウは4/7の町田戦の負傷で、左短内転筋肉離れと右大腿二頭筋肉離れ。三浦は4/3のマリノス戦で、左膝外側半月板損傷、4/11に手術とのこと。丸山は3/30の練習で、左大腿二頭筋肉離れ。連休明けに丸山が戻れればいい方か。
フロンターレは高井、東京Vは山田楓喜がU23アジア杯に行っていて不在。東京Vはその他にもDF谷口がいないらしい。
東京Vは、4-4-2。木村と染野のツートップ。左右のウイングバックに見木と齋藤。森田と稲見のダブルボランチ。DF深澤、千田、林、翁長。GKマテウス。キャプテンは森田。金髪のCB千田はJ1初先発とか。誰一人名前も顔も知らない。城福監督は3年目か。ここ5試合負けていないが、勝ち切れないということのようだ。
6分、7分と相手FW木村にシュートされるが、1本目は佐々木が防ぎ、2本目は枠の上。
11分、相手サイド見木にドリブルからシュートされるが、脇坂が防ぎ、GKソンリョンが捕る。13分には、相手FW染野にペナルティーエリア中央でシュートされるが、GKソンリョンが防ぎ、相手右CK。見木が蹴り、こぼれを相手FW木村がシュート、枠の右。
17分、見木からのパスを受けた染野がペナルティーエリア右からシュート、枠の上。染野は全部で6本シュートをうったが、解説の元CF松原は「受けてすぐに打つのではなく、フリーの味方を使うとか」などとコメント。
18分、マルシーニョがドリブル、エリソンにパスするが通らず。19分、際が左サイドをドリブル、スルーパスは通らず。
20分、脇坂が左サイドから低いミドルシュート、惜しくも右ポストに当たる。前半はこれが一番惜しかった。
27分、東京VのCK。幹が蹴るが、DF陣が防ぐ。
33分、相手左サイドで東京VのFK。見木が蹴り、大南がクリアするが、こぼれをゴール前に入れられ、これも大南がクリア。
34分、GKソンリョンのキックを相手FW木村にカットされ、染野にシュートされるが、GKソンリョンが足先でさわり、大南があわてて戻ってゴールライン近くで大きくクリア。
36分、マルシーニョがロングボールに追いつき、攻めあがった際がクロスを入れるが、マルシーニョがオフサイド。
40分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。続けてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ニアのマルシーニョのシュートは枠の左。こぼれを拾って大南からパスを受けた際がシュート、ヒットせず枠の上。
42分、相手ロングボールがFW木村に入り、木村からのパスを受けた相手MF見木にシュートされるが、枠の右。
44分、フロンターレのカウンター。最後はエリソンがペナルティーエリア手前でシュート、わずかに枠の右。
46分、エリソンが中盤からドリブルでペナルティーエリア左に入ってシュート、相手DF林に当たって相手GKが捕る。
50分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが相手DF。こぼれを佐々木が拾ってペナルティーエリア左横からクロス、だれにも合わずにゴール前を通過。
0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
2分、中盤相手左サイドで東京VのFK。見木が蹴るが、瀬川がクリア。これを拾ったマルシーニョが左サイドをドリブル、ペナルティーエリア左からシュートに持ち込むが枠の外。
6分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、大南がヘディングシュート、相手GK。続くフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、エリソンがシュート、枠の上。
7分、ロングボールを相手FW染野に通され、相手右サイドからクロス、見木がシュートするが枠の上。
7分、フロンターレのカウンター。山田が右サイドからクロス、瀬川が攻めあがってシュート、相手DF。8分、脇坂からパスを受けたエリソンがマルシーニョにパス、マルシーニョはペナルティーエリア中央からシュート、相手GK。いい攻撃だったが。
10分、東京Vのカウンター。相手右サイドからクロスを入れられ、相手FW染野にヘディングシュートされるが、枠の外。
13分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、こぼれを拾った瀬川がミドルシュート、相手DF。14分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
19分、フロンターレが二人同時交代。エリソンに代えて小林、マルシーニョに代えて遠野を入れる。
21分、東京Vの右CK。ショートコーナーから相手右MF齋藤にシュートされるが、GKソンリョンが捕る。22分、見木のミドルシュートは枠の上。
22分、東京Vが一人目の交代。齋藤に代えてチアゴ・アウベスを入れる。アウベスは今季山形から加入。
27分、フロンターレも二人同時交代。際に代えて瀬古、山田に代えて家長を入れる。際のいた左SBに橘田が下がり、瀬古がボランチに入る。
29分、こぼれを拾われ、相手左サイドからのクロスを相手FW染野がシュート、枠の左で助かる。
34分、瀬古からのパスを小林がシュートに持ち込むが、ヒットせず相手GK。
37分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
38分、東京Vが二人目の交代。FW木村に代えて山見を入れる。
39分、フロンターレが五人目の交代。脇坂に代えてゴミスを入れる。脇坂はキャプテンマークを小林に預ける。ゴミスがワントップに入り、小林は右ウイング、家長がトップ下に回る。
40分、ゴール近くの横パスを相手FW染野にカットされ、シュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。最近、ソンリョンの活躍が目立つ試合が多くて困る。
40分、相手FW山見がオフサイド。解説の松原が「山見はオフサイドにかからないようにしないといけない」と苦言。
41分、橘田からのパスを受けた遠野がペナルティーエリア内からパス、瀬古が受けてペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手GKがはじいてフロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
43分、遠野からのパスを受けた家長がミドルシュート、枠の外。
追加タイム4分。46分、東京Vのカウンター。相手DF深澤からのクロスを相手FW染野ヘディングシュートされるが、橘田が防ぐ。続く相手右CKを山見が蹴り、相手DF千田がフリーでヘディングシュート、GKソンリョンが防ぐ。さらにこぼれを相手左サイドからクロスを入れられるが、ニアでゴミスがクリア。
0−0でタイムアップ。勝点1ずつを得て、15位と16位のまま。
首位のセレッソは明日名古屋と対戦。2位広島は17位札幌とアウェイで1−1の引分で2位キープ。札幌はまた最下位に。3位町田は明日アウェイでFC東京と対戦。4位神戸はアウェイで17位湘南を1−0で破って暫定3位浮上。湘南は18位に。最下位鳥栖がホームで6位鹿島を4−2で破り、17位浮上。降格圏脱出。鹿島は7位に。
サッカー短評 (2024.4/)
U23日本vs.U23UAE 2対0 (2024.4/19 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選グループB第2節
この試合に勝てば、決勝トーナメント進出が決まる。既に韓国が中国に2−0で勝利しているため。日本は前半からボールを支配し、何度も攻め込み、27分に先制。追加タイムにPK獲得で追加点かと思われたが、PK取り消しになった後にピンチがあったものの、しのいで後半へ。後半もVARの確認でゴール取り消しがありながら、21分に追加点も決め、そのまま無失点で試合を締めた。気温30.5度、湿度39%。観客2097人。グルムロディ主審はタジキスタンの人。NHK解説は福西、実況は早坂アナ。現地リポートとインタビューに森岡。
先発は7人変更。GK小久保。DF大畑(浦和)、木村(鳥栖)、鈴木海音(磐田)、関根。アンカーに川崎(京都)、インサイドハーフに荒木(FC東京)と山本。左右のシャドーは佐藤恵允(ブレーメン・独)と山田楓喜。ワントップに藤尾(町田)。ゲームキャプテンは山本。大畑、川崎、荒木は初出場。木村、鈴木、佐藤、藤尾は初先発。GK小久保、DF関根、MF山本、山田は連戦。ベンチにキャプテン藤田、松木、細谷、高井など。
UAEは4-1-2-3。ワントップに21番アルアメリ。左右のシャドーは7番アルムシャラクと11番Y.アルブルーシ。インサイドハーフに8番アルベドワウィと12番A.アルメンハリ。アンカーに4番ハサン。DFは13番A.アルブルーシ、3番アルテイネイジ、5番K.アルマンスーリ、23番アルザービ。GK22番アルモータディ。キャプテンは12番A.アルメンハリ。マルセロ ブロリ監督は。ウズベキスタンの人。UAEは初戦で韓国に負けているので、連敗するとグループステージでの敗退が決まる。
3分、日本の左CK。山田が蹴り、長身DF木村が触るが、相手DF。
8分中盤左サイドで日本のFK。荒木が蹴るが、近くの山田が受けてクロス、ゴール前でまた木村が頭で触るが枠の外。
10分、UAEはワントップの長身FW21番のアルアメリにロングボールを入れ、落としを両シャドーがねらう。左右のシャドー二人、7番アルムシャラクと11番Y.アルブルーシは足が速い。後ろからつないで攻めてくることはない。
11分、右サイド山田からのパスをスペースに走りこんで受けた川崎が後ろへ落とすと山田がペナルティーエリア右からシュート、相手GK。しかし、その前に川崎がオフサイド。リプレー画面に赤いラインと青いラインがひかれた静止映像が出た。
13分、左サイドを佐藤がドリブルで攻め込み、ファーに攻めあがった右SB関根へ横パス。ペナルティーエリア手前右からの関根のミドルシュートは枠の左。
15分、相手FWアルアメリと木村が競り合い、二人で倒れ込むが木村のファールとなる。18分、アルアメリが顔を押さえて座り込む。先程の競り合いの映像が出て、解説の福西が「こういう倒れ方は後から痛んでくる」と言う。UAEのメディカルが入るが、アルアメリはプレー続行可能で戻る。
20分、左SB大畑がカットしたボールを受けた荒木がペナルティーエリア左横からシュート、惜しくもバーに当たる。
22分、右サイドから関根が入れたクロスをクリアされて日本の左CK。荒木がショートコーナーを蹴るが、再び日本の左CK。また荒木が蹴るが、相手DF。
25分、右サイドを山田がドリブルで攻め込み、スルーパス、走りこんだ荒木がペナルティーエリア右からシュート、相手GK。26分にも、山本からのパスを佐藤がヘディングシュートするが、相手GKがはじいて日本の左CK。「そろそろ得点を決めてほしい」と実況席。
27分、先制。CKを山田がファーへ蹴り、山本がペナルティーエリア右角付近からクロス、木村がヘディングシュートすると左ポストに当たってゴールイン。1−0。
34分、中盤左サイドで日本のFK。荒木が直接ねらうが、相手GKがはじき、こぼれを佐藤が拾って鋭い枠内シュートを打つが、GKの前に入った相手DFが跳ね返す。さらに木村がミドルシュートをうつがバーに当たる。
36分、山本が右サイドからクロス、なぜかゴール前に上がっていた右SB関根がヘディングシュート、相手DFに当たって日本の左CK。山田が蹴るが、相手DF。こぼれを受けた大畑が相手DFに倒されてペナルティーエリア手前で日本のFK。荒木と山田が立ち、山田が直接ゴールをねらうが、相手GK。
40分、CB鈴木からのロングフィードをCF藤尾が収めるが、相手DFがクリアして日本の右CK。こちら側のCKは荒木が蹴るが、木村のハンドとなる。藤尾はシュートこそないが、前線の起点として、またプレスの起点としてよく走っている。
41分、相手のクリアボールを拾った左SB大畑が攻めあがって、ペナルティーエリア手前からシュート、枠の左。なかなか追加点は決まらない。
43分、下がってパスを受けた相手FWアルアメリからのスルーパスに走りこんだ相手左SBのA.アルブルーシがペナルティーエリア左に入ってシュート、GK小久保が防ぐ。この時間帯の失点は避けたい。
追加タイム6分。47分、相手のロングフィードを関根が頭でクリアするが、相手左FWアルムシャラクに拾われ、ここへ山本がスライディングでボールカットにいくがファールの判定。リプレイを見ても相手を蹴ってはいないので、違うと思うが、こういうことにはVARは入らない。自陣ペナルティーエリア手前でUAEのFK。アルムシャラクが直接ねらうが、大きく枠の外。
51分、川崎がペナルティーエリア手前右寄りからドリブルで相手DFをかわして進入するが、8番アルベドワウィに後ろから倒され、主審はPK判定。アルベドワウィにイエローカード。しかし、VARが介入してオンフィールドレビューの結果、PK取り消し、従ってイエローも取り消し。先程の山本と同じくボールに行った結果、からんで倒れたということらしい。こちらはペナルティーエリア内だったので、VARが入って正された形だが、日本に不利な形が続く感じ。この介入で追加タイムがどのくらい伸びるか不明。
55分、ドロップボールから相手GKがロングフィード。相手右サイドでクリア。相手右FWのY.アルブルーシがロングスロー、ゴール前で混戦に。最後は相手左SBのA.アルブルーシがヘディングシュート、枠の左。
1−0でハーフタイム。
後半開始からUAEが一人目の交代。アンカーの4番ハサンに代えて15番FWアハメドを入れる。4-4-2に変更したのか。
2分、佐藤が左サイドで相手DFをかわしてペナルティーエリア左からシュート、枠の外。何度もシュートチャンスがあるが決められず悔しそう。
3分、右に流れたFW藤尾が入ったばかりのアハメドに倒され、アハメドにイエローカード。右サイド深い位置で日本のFK。荒木が蹴るが、相手DF。
5分、山本の足を踏んだ相手キャプテンのMFアルメンハリにイエローカード。
8分、相手GKのキックをFW藤尾がカットしてドリブル、アルメンハリに倒され、ペナルティーエリア右角付近で日本のFK。荒木と山田が立ち、二人でパス交換してから山田がシュート、枠の外。解説の福西が「決めようとして力みましたね」。
15分、山田からのパスを受けた荒木が川崎とパス交換してシュート、枠の外。
16分、日本の追加点のチャンス。ペナルティーエリア左でフリーの山本がシュート、相手DFがはじき、こぼれを拾った大畑がクロスを入れるとそのままゴールイン。いったんは日本の追加点と表示されたが、またまたVARの介入で主審がオンフィールドレビュー。リプレイを見ると、大畑の戻りオフサイドのようで、得点は取り消しに。実況席では「なかなか追加点は入りませんね」。
19分、日本が一人目の交代。山田に代えて平河を入れる。これで平河と藤尾の町田ラインの攻撃が見られるかも。UAEも二人同時交代。右FW11番Y.アルブルーシに代えて20番FWバルート、左SB13番A.アルブルーシに代えて14番DFアハマドを入れる。
21分、待望の追加点。荒木と山本がボールキープ、左の佐藤へパス、佐藤からのスルーパスに攻めあがった左SB大畑がペナルティーエリア左奥からクロス、走りこんだ川崎がヘディングシュート、2−0。ようやく得点が認められた。
25分、川崎が右サイドからクロス、ファーで佐藤が折り返し、平河がボレーシュートをうつが、相手DFがクリアして日本の左CK。荒木がニアへ蹴り、木村が頭で触るがシュートできず。
29分、日本が二人同時交代。藤尾に代えて細谷、荒木に代えて松木を入れる。平河と藤尾のコンビプレーはまたも見られず。
32分、佐藤のドリブルから日本の左CK。相手の右SBの選手はいいかげん佐藤のドリブルを止めるのに疲れたようだ。山田が下がっているので、CKは山本が蹴り、相手DFがクリアして再度日本の左CK。これも山本が蹴り、こぼれをクリアした相手ボールがオウンゴールの方向へ飛ぶが、最後は相手GK。
34分、UAEが四人目の交代。12番キャプテンのA.アルメンハリに代えて6番MFアブドゥラを入れる。
日本は交代で入った松木と細谷が前から追い回している。松木は山本とダブルボランチのようでもあり、細谷とツートップのようでもある。
「日本が3点目を取って無失点で終わると、得失点差の関係でグループ内1位で韓国と対戦できる」と実況席。1位突破するとグループAの2位と対戦、2位だとグループAの1位と対戦。現在グループAの1位は開催国のカタール。2位はインドネシア。強豪国のひとつオーストラリアはなぜか最下位らしい。
40分、松木がスルーパスを受けてペナルティーエリア左奥から折り返すが、細谷に合わず。42分にも佐藤からのクロスに細谷が合わせるが、ヒットせず。
42分、日本が四人目の交代。MF川崎に代えてFW内野航太郎を入れる。細谷とツートップらしい。
追加タイムはなんと9分。47分、右SB関根からのパスを受けた細谷はドリブルでペナルティーエリア右に入ってシュート、大きく枠の外。
49分、平河が右サイドから入れたクロスのこぼれを佐藤がボレーシュート、相手DFに当たり、日本の左CK。これを山本が蹴り、ニアでDF鈴木がヘディングシュート、バーに当たる。残念。
52分、FW内野が右サイドを突破してペナルティーエリア右奥からシュート、相手GKがはじいたこぼれをフリーで拾った佐藤がダイレクトでシュート、大きく枠の上。解説の福西が「あまりにもフリーで、決めなくてはと力が入った」。
2−0でタイムアップ。
試合後のインタビューで、右SBの関根は攻撃参加について聞かれ、「スカウティングで自分のところが空くのがわかっていたので」と言っていた。
※第3節の韓国戦は、引分の場合、PK戦で順位決定するとのこと。
※※中国戦でレッドカードの西尾はなんと3試合出場停止。準々決勝を勝てば準決勝から出られるようだ。このUAE戦はスタンド観戦したようだが、なんとカタールのアルラーヤンに移籍した元フロンターレの谷口彰吾と並んで観戦。同じポジションの大先輩としていろいろメンタルサポートも期待できるのでは。
サッカー短評 (2024.4/16)
U23日本vs.U23中国 1対0 (2024.4/16 カタール) U23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選グループB第1節
前半8分に松木が先制したのはよかったが、17分にCB西尾がVARの介入でオンフィールドレビューを経てレッドカードとなり退場。展開力のあるMF山本を下げてCB木村を入れる。その後は、防戦一方で逃げ切った。気温25度、湿度74%。ドームで空調が入っているわりに気温と湿度が高い。観客はなんと390人。主審は女性でケイシー・レイベルトさん(豪)。男子のACLも担当経験があるとのこと。審判団はVARのケイト・ヤツェヴィチさんも含めて全員が女性だった。テレ朝の解説は内田篤人、実況は寺川アナ。
先発は、ワントップ細谷(柏)、左右のシャドーは予想と同じ。インサイドハーフは松木と山本理仁(シントトロイデン・ベル)。アンカーは同じ藤田。DF内野、高井(川崎)、西尾、関根。GK同じ小久保(※「超Worldサッカー!」(4/16 16:00配信記事)先発予想は、4-3-3。ワントップ藤尾(町田)、左右のシャドーに平河(町田)と山田楓喜(東京V)、インサイドハーフに田中聡(湘南)と松木(FC東京)、アンカーにキャプテン藤田(シントトロイデン・ベル)。DF内野貴史(デュッセルドルフ・独)、木村誠二(鳥栖)、西尾隆矢(セレッソ)、関根大輝(柏)。GK小久保(ベンフィカ・ポル))。この他、GK野澤(FC東京)、MF川崎颯太(京都)、佐藤恵允(ブレーメン・独)、FW荒木(FC東京)など。海外勢は5人のみ。大岩監督は「メンタル、個人戦術、チーム戦術も全てにおいて非常にいい準備ができた」と言ったらしい。
※「サッカーの園」で前園が星を付けたドリブラーでミドルシュートを打つ三戸(新潟→スパルタ・蘭)は、今回呼ばれず。五輪代表は招集義務がなく、アジア最終予選も国際マッチデーではないため、FW鈴木唯人(ブレンビー・デン)などもチーム事情で呼べなかったようだ。
中国は平均年齢21歳。システムは4-2-3-1。ワントップ11番リウ。左右のシャドーに17番フェイエルディン・アイスカルと9番ベイヘラム・アブドゥワイリ。トップ下に7番タオ。10番ジャと19番ドゥアンのダブルボランチ。DF16番ヤン、4番リャン、13番ジン、5番ジュー。GK22番ファン。キャプテンは7番タオ。「超Worldサッカー!」の記事によるとFWワン・ユドン(14番)、ドゥ・ユエチョン(18番)は17歳と18歳。GKリー・ハオ(1番)はアトレティコ・マドリーに所属で今季は3部のコルネジャにレンタル移籍中。3人ともベンチから。チョン・ヤオドン監督のチームは、自国開催となった2008年の北京大会以来、2度目のオリンピック出場を目指す、という。
前半は中盤がやや下がり過ぎで中国の放りこみをフリーにしてしまい、日本の右サイドから攻めあがって逆サイドに速めのクロス、これにFWが飛び込むという単純だがこわい攻撃に何度もゴールを脅かされた。GK小久保のファインセーブや、バーに当たったシュートもあった。中国の17番と9番は帰化選手のような名前と風貌で、プレーもあなどれない。
中国は後半開始から二人交代し、圧力をさらに強めたが、日本も守り方を整理してサイドが下がり過ぎないようにしていた。21分には、両ワイドの平河と山田に代えて佐藤恵允(ブレーメン・独)と藤尾(町田)を入れ、さらに45分にはCF細谷に代えてFW内野航太郎(筑波大)、左SB内野に代えてDF鈴木海音(磐田)を入れて、追加タイム6分を耐えきった。
日本は立ち上がりから左サイドの平河がドリブルからクロスを入れる。細谷が落として松木がねらう。右からは山田がクロス。これも松木がねらうが、いずれもシュートはヒットせず。
6分、日本の右CK。山田が蹴るが、滑ってしまい、それたボールを山本がペナルティーエリアに入れるが、相手DF。
8分、先制。関根からパスを受けた山田が中盤右サイドからクロス、松木がうまくオフサイドぎりぎりから飛び出して押し込んだ。1−0。
10分、相手DFからのロングフィードを受けた相手MFジャがドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、GK小久保が捕る。
15分、日本の左CK。こちらは山本が蹴り、CB西尾が競るが、相手DF。相手MF10番ジャがゴール前で倒れる。主審は笛を吹かなかったが、VARのチェックでオンフィールドレビューとなる。解説の内田が「この映像を見られると、印象は悪い」と言う。競り合って着地した後、西尾が相手選手を振り払った腕が相手の頭に触っていた。主審は西尾にレッドカード。解説の内田が「西尾は急いでピッチを出ちゃだめだ。ベンチは交代を用意できてないのだから、主審に質問するとか時間を作らないと」と言うが、西尾はショックもあるのかスタスタと退場してくる。海外でもまれていれば、こういうとき知恵が働くようになるのか。日本の選手たちは素直すぎる。
日本は試合再開時には、松木が左SBに下がった10人の配置でいたらしい。「松木はどこのポジションもこなせる選手で人数の少ない五輪代表では貴重」とのこと。21分、山本が相手選手の強めのキックを体で止めて倒れる。
22分、日本が一人目の交代。MF山本に代えてDF木村(鳥栖)を入れる。松木は藤田とダブルボランチ。システムは4-4-1か。
ひとり多くなった中国が攻勢を強める。24分、相手左サイドから相手左FWフェイエルディンがクロス、相手右SBジューが攻めあがって来てヘディングシュート、GK小久保。
25分、松木が相手MFジャに倒され、ジャにイエローカード。倒した時ひざが顔に当たっていた。
30分、相手クロスを内野がクリアして中国の右CK。キックを相手右FWベイヘラムがシュート、枠の右。
35分、中国の右CK。ショートコーナーから相手MFタオがクロス、相手右FWベイヘラムがシュート、枠の上。この時の競り合いでハンドのVARチェックが入ってヒヤヒヤするが、何もなし。
38分、相手右FWベイヘラムからのパスを受けた相手MFタオがペナルティーエリア手前中央から無回転シュート、バーに当たって助かる。
40分、日本はスローインから細谷が右コーナー近くでボールをキープ、最後はゴールラインをわる。41分には、平河が左サイド深い位置から松木にパス、松木はペナルティーエリア内左奥から折り返しのクロスを上げるが、その前にゴールラインをわったとの判定。
42分、中国のカウンター。相手左SBヤンが攻めあがって縦パス、相手右FWベイヘラムがヘディングシュート、GK小久保が防ぐ。
追加タイム7分。中盤相手左サイドで中国のFK。相手MFタオが蹴るが、GK小久保がはじく。こぼれをさらに相手右SBジューがミドルシュート、これもGK小久保が防ぐ。
中国は前線の長身FWをめがけてロングフィードを入れ、こぼれてもすばやく拾って攻めようとするがなかなか枠内にシュートを飛ばすことができない。日本は、ひとり少なくなってから全体が下がって、相手のボールの出どころにプレスがかけられていない。
1−0のままハーフタイム。
後半開始から中国が二人同時交代。CF11番リウに代えて期待の若手FW18番ドゥ、左FW17番フェイエルディンに代えて23番シエを入れる。
2分、入ったばかりの相手FWドゥが相手左サイドをドリブル突破して中へパス、これも交代で入った相手FWシエが受けてGK小久保と1対1になりシュート、小久保が足で止めるファインセーブ。
5分、相手MFタオがループパスを日本のDFラインの裏に通す。GK小久保がペナルティーエリアを飛び出してクリア。
日本はハーフタイムに守り方を整理して、両サイドがあまり下がらないように修正したはずだが、後半も防戦一方なのは変わらず。GK小久保をはじめ、DF陣はもちろん体を張っているし、アンカーの藤田もあちこち危ない所に顔を出している。
13分、中国が三人目の交代。左SB16番ヤンに代えて2番DFフーを入れる。
17分、松木からのパスをフリーで受けた左FW平河が相手DFをかわしてペナルティーエリア左角付近からクロス、残念ながらゴールラインをわる。
19分、細谷が中盤右サイドでパスを受け、下げたボールを関根が縦パス、今度は山田が受けるが相手DF。
21分、中国が四人目の交代。13番CBジンに代えて3番リウを入れる。
22分、日本も二人同時交代。左FW平河に代えて佐藤(ブレーメン・独)、右FW山田に代えて藤尾(町田)を入れる。両シャドーを入れ替えた。残念ながら平河と藤尾の町田コンビは見られず。
24分、藤田がドリブルから、藤尾にパス、藤尾は体の強さを生かして、相手右FWベイヘラムにファールで倒され、日本のFK。松木が蹴るが、相手DFがはじく。
26分にもペナルティーエリア手前中央で日本のFK。藤田と松木が立ち、松木が直接ゴールをねらうが相手GKがはじく。
28分、日本の右CK。松木がファーへ蹴るが、相手DF。こぼれを佐藤が拾ってファーへクロス、大きすぎてゴールラインをわる。
28分、中国の右CK。相手DFフーが直接ねらうようなキックを蹴るが、GK小久保がはじく。
34分、相手サイドで中国のFK。右利きの相手MFタオと左利きの相手DFフーが立つが、タオが蹴り、木村が頭でクリア。
35分、相手MF10番ジャが中盤右サイドからミドルシュート、GK小久保が防ぐ。
36分、関根からのパスを受けた藤尾が相手DFフーに倒され、フーにイエローカード。右サイド深い位置で日本のFK。松木が低いキックを蹴るが、相手DFがクリアして日本の右CK。これも松木が蹴るが、相手GKが捕る。
40分、佐藤が自陣で相手ボールをカットして左サイドをドリブル、ペナルティーエリア左に入るが、最後の1タッチが大きくなってゴールラインをわる。もったいなかった。
43分、相手FWドゥが放り込みのボールをポストプレーで落とし、相手MFタオがミドルシュート、これを松木が至近距離で止める。松木はしばらく倒れている。メディカルスタッフが入ったので、いったんピッチを出るが、日本はこの間9人になる。時間稼ぎも必要だが、メディカルが入ると出なければならないので、このへんも難しい。
43分、中国が五人目の交代。19番MFドゥアンに代えて12番GKユーを入れる。ユーはフィールドプレーヤーのユニフォームを着て前線に入る。実況席では「12番ユーはGK登録ですが」「初めからパワープレー要員としてフィールドプレーヤー用のユニフォームも用意していたということでしょうか」などと驚いている。
45分、日本も二人同時交代。FW細谷に代えてFW内野航太郎(筑波大)、左SB内野貴史に代えてDF鈴木海音(磐田)を入れる。
追加タイム6分。入ったばかりのFW鈴木は高い位置から相手にプレス。佐藤が左サイドをドリブルして中央へ切れ込み、時間を使うがシュートに至らず。
50分、FW内野が右コーナー付近でボールキープして藤尾へつなぐ。藤尾はドリブルでペナルティーエリア右に入ると松木へパス。松木のシュートは相手DF。
1−0でタイムアップ。
※グループBのもう1試合は、韓国がUAEを1−0で破り、日本と同率1位。
※※4/18の『朝日新聞』を読むと、日本はひとり少ない場合も想定してセットプレーの守備も練習したと松木が語ったとあった。
サッカー短評 (2024.4/13)
セレッソ大阪vs.川崎フロンターレ 1対0 (2024.4/13 ヨドコウ) 第8節
3試合連続無得点で、2連敗。前半は、何度もピンチをしのぎ、前半終わりにはチャンスも作れるようになった。しかし、0−0で入った後半25分、相手FWレオ・セアラをフリーにしてしまい、とうとう失点。直後に小林、山田、ゼヒカルドの3人を投入して流れを変えようとしたが、得点できず。最後には脇坂に代えて新加入のヴェロンを入れたが、セレッソに逃げ切られた。16位に下降。降格圏が見えてきた。気温23.6度、湿度30%。観客18786人。主審は御厨さん。VARは池内さん。DAZN解説は加地。
先発は、GKソンリョン。DF橘田、佐々木、大南、瀬川。山本と瀬古のダブルボランチ。トップ下と左右のウイング、ワントップは予想と同じ(予想はGKソンリョン。DF佐々木、大南、ジェジエウ、瀬川。瀬古と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。ベンチにDF田邊、ゼヒカルド、ヴェロン、遠野など。ヴェロンは今季加入の19歳で初のベンチ入り。
セレッソは4-1-2-3。3トップ真ん中にレオ・セアラ。左右に新加入のカピシャーバと今季札幌から加入のルーカス・フェルナンデス。インサイドハーフに長崎から加入の奥埜と柴山。アンカーに札幌から加入の田中駿汰。DFは今季フロンターレから加入の登里、舩木、鳥海、毎熊。GKキム・ジンヒョン。キャプテンは毎熊。ベンチにはFWブエノ、新加入のDFハブナーなど。小菊監督は年目。陣形は、実際には登里がダブルボランチ気味に内側に位置して脇坂をマークしていた。
サッカー短評 (2024.4/7)
川崎フロンターレvs.町田ゼルビア 0対1 (2024.4/7 U等々力) 第7節
最後は10人になった相手に守り切られて1点が遠かった。またホームで負けて15位に後退。ホームで負けているようだと、今後にどう展望を持てばいいのか。ケガで交代したジェジエウの右足も心配だ。気温22.1度、湿度56%。観客22008人。主審は山本さん。VARは榎本さん。DAZN解説は坪井、実況は初めて聞く喜谷(キヤ)アナ。
先発は4人変更。GKソンリョン。DF佐々木、高井、ジェジエウ、瀬川。山本とゼヒカルドのダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングに大卒新人の山内と家長。ワントップにエリソン。ゼヒカルドと山内はリーグ戦初先発。山本とゼヒカルドのダブルボランチは初めてか。ベンチに大南、田邊、瀬古、遠野など。三浦はケガ、マルシーニョは出場停止(ゴミスが最近いないと思ったら、3/10に肉離れでフランス帰国中だった)。
町田は4-4-2。195cmのオ・セフンとU23の藤尾のツートップ。二列目に今季移籍の仙頭と柴戸。左右のウイングバックに藤本一輝とU23の平河。DF林幸太郎、チャン・ミンギュ、ドレシェビッチ、鈴木準弥。GKはガンバから移籍の谷。ゲームキャプテンは仙頭(チームキャプテンは昌子らしい)。黒田監督は2年目。昨季、青森山田高校の監督から転身して1年でチームを昇格させた。ここまで1敗で首位を走っている。
5分、中盤相手右サイドで町田のFK。鈴木が蹴るが、壁に当たる。9分、自陣で相手FW藤尾にボールカットされ、町田のカウンター。藤尾にシュートされるが、GKソンリョン。町田はロングスローが武器だが、左からは林、右からは鈴木の両SBが入れてくる。10分、ジェジエウのクリアを相手MF柴戸にシュートされるが、枠の上。
15分、相手右サイドからのクロスを瀬川がクリアして町田の左CK。ショートコーナーからつながれ、最後は相手DFチャンがシュート、ジェジエウ防ぐ。続く相手右CKを鈴木が蹴り、混乱の中から最後は相手FWオ・セフンがシュート、これもジェジエウが防ぐ。
22分、町田の林がエリソンを後ろから抱えてイエローカード。23分には、フロンターレのゼヒカルドが相手の足をアフターで蹴ってイエローカード。初先発のゼヒカルドは、マンマーク気味の町田の守備にめだった働きができず。
32分、失点。相手左サイド深い位置から左FW藤本が折り返しのクロス、走りこんだ相手FW藤尾がワンタッチでシュート、0−1。解説の坪井が「ワンタッチが3本続いたのがよかった」。
このときの守備でジェジエウが右足の付け根付近を傷めたようで、フロンターレが一人目の交代。大南を入れる。
39分、山内が左サイドでドリブルから切りこんでミドルシュート、惜しくも枠の左。これが何とフロンターレの初シュート。
42分、左サイドで家長がパス回しに参加して、最後はエリソンがペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DFドレシェビッチが防ぐ。
44分、相手左FW藤本がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、枠の左。
45分、こぼれをエリソンがつめてシュートするがヒットせず、枠の右。
追加タイム3分。47分、町田のカウンターを受けるが、GKソンリョンが飛び出してクリア。48分にも、相手DFドレシェビッチのロングフィードが相手FWオ・セフンに入り、ゴール前にパスを通されるが、佐々木が寄せてクリア。佐々木はまるで登里のようだった。
0−1でハーフタイム。
後半開始からフロンターレが二人同時交代。山内に代えて遠野、ゼヒカルドに代えて瀬古を入れる。これで受け身の歯車を変えられるか。
しかし5分、さっそくピンチに。相手左サイドから攻め込まれ、いったんクリアしたボールを拾われ、相手MF仙頭が左サイド藤本にパス、藤本からの折り返しをまたも藤尾がヘディングシュート、いったんは得点が認められた。VARが介入し、リプレー画面が出ると、得点した藤尾ではなく、その前の仙頭からのパスを受けた藤本の足がオフサイドだった。得点は取り消しになり、一息つく。
10分、フロンターレがこの試合1本目の左CK。山本が蹴るが、相手DFドレシェビッチ。
11分、エリソンにイエローカード。14分、相手FWオ・セフンにもイエローカード。
16分、こぼれを相手FW藤本に拾われ、シュートされるが枠の上。
17分、フロンターレの左ショートコーナーから脇坂がうまく抜け出し、ゴールライン近くから左足でシュート、惜しくも枠の右。シュート性のクロスかと喜谷アナが聞くと、解説の坪井は「シュートでしょう」。
20分、町田の右CK。鈴木が蹴るが、遠野がクリア。
21分、町田が一人目の交代。FWオ・セフンに代えて荒木駿太を入れる。フロンターレも四人目の交代。家長に代えて小林を入れる。
23分、右サイド瀬古からのクロスを脇坂がダイビングヘッドで合わせるが、枠の右。25分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手GK谷が捕る。
26分、脇坂からのスルーパスに走りこんだ小林がペナルティーエリア手前で飛び出した相手GK谷に倒され、谷にレッドカード。VARのチェックも入ったが、判定は変わらず。町田は10人に。
町田はここで三人同時交代。左FW藤本に代えてGK福井、MF仙頭に代えてDF昌子、右SB鈴木に代えて奥山を入れる。仙頭はキャプテンマークを昌子に巻く。システム変更があったのかはわからず。
31分、これで得たペナルティーエリア手前やや右寄りでのフロンターレのFK。ボールサイドにエリソン、山本、脇坂が立つ。エリソンが直接ねらうが壁の中の相手DF昌子がクリア。続く右CKを山本が蹴るが、相手FW藤尾がクリア。
32分、右サイドから脇坂がクロス、瀬古がペナルティーエリア内でシュート、相手DF昌子。
37分、フロンターレが五人目の交代。ボランチ山本に代えて山田を入れる。4-4-2に変更か。エリソンと小林のツートップ、左右のシャドーに遠野と山田、瀬古と脇坂のダブルボランチか。
38分、佐々木が左サイドをドリブルで攻め上がってクロス、相手DFチャンにクリアされるが、こぼれを小林が拾ってペナルティーエリア内からシュート、ヒットせず枠の左。
40分、佐々木が左サイドをドリブルで攻め上がってクロス、エリソンはシュートできず。こぼれを佐々木が拾ってシュート、枠の右。佐々木がこんなに攻撃参加するのを初めて見た気がする。
44分、町田が五人目の交代。右FW平河に代えて、オーストラリア代表のデュークを入れる。
追加タイム6分。46分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ゴール前で混戦になるが、オフェンスファール。48分にはフロンターレの右CK。瀬古が蹴り、ニアの高井が頭で触り、ファーで小林が滑り込むが触れず。
49分、こぼれ球をフロンターレが拾って大南がシュート、相手MF柴戸。さらにこぼれを瀬古が拾ってシュート、相手GK福井。
52分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手FW藤尾がクリア。
53分、瀬川からのパスを受けた山田がペナルティーエリア右からシュート、相手DF昌子がクリア。さらにこぼれをひろって最後は瀬古がミドルシュート、枠の上。
0−1でタイムアップ。15位に後退。3連戦は1勝1分1敗。
2位広島は18位湘南に2−0で勝ち、2位キープ。3位セレッソも1−0で11位新潟に勝ち、3位キープ。新潟は14位に。4位神戸は14位マリノスに1−2で敗戦したが、4位キープ。マリノスは7位浮上。無敗だった6位ガンバが最下位札幌に0−1で負け、12位に下降。
※この後、高井、藤尾、平河はU23の五輪アジア最終予選に参加予定。
サッカー短評 (2024.4/3)
横浜F.マリノスvs.川崎フロンターレ 0対0 (2024.4/3 日産ス) 第6節
疲れたが、負けなかった。10位フロンターレと11位マリノスの対戦だったが、勝点1ずつの痛み分けで13位と14位に下降。ただしマリノスはACLの関係で1試合ガンバ戦が未消化。気温13.9度、湿度82%。かなり雨が降っていて、メイン寄りのタッチライン際のピッチがドロドロだった。ケガで交代した三浦が心配だ。主審は木村さん。フロンターレにばかりカードを出した。VARは上村さん。DAZN解説は佐藤寿人と槙野。実況は西岡アナ。
先発は、GK、DF、ダブルボランチ、トップ下、ワントップは予想通り。左ウイングに遠野、右は家長だった。(スポーツナビの先発予想は、GKソンリョン。DF三浦、高井、ジェジエウ、瀬川。瀬古と橘田のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン)。ベンチにマルシーニョ、小林、山本、佐々木など。
マリノスは4-1-2-3。先発はワントップ、二列目、アンカー、DF、GKは予想通り。左右のシャドーは宮市とエウベル。キャプテンは喜田。(スポーツナビの先発予想は、4-1-2-3。ワントップにアンデルソン・ロペス。左右のシャドーにエウベルと水沼。二列目に渡辺皓太と植中。アンカーに喜田。DF永戸、大けがから復帰の畠中、上島、松原。今季町田から移籍のGKポープ・ウィリアム)。元オーストラリア代表のFK名手だったキューエル監督は1年目。ベンチに天野、水沼など。
1分、相手左サイド永戸からのクロス、相手FWメペスがヘディングシュート、枠の右。
3分、脇坂がミドルシュート、相手MF喜田が防ぐ。
6分、ペナルティーエリア手前左でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、枠の上。
7分、相手左サイドからのクロスをジェジエウがクリアしてマリノスの左CK。永戸が蹴るが、高井がクリア。
11分、相手右FWエウベルからの折り返しを相手FWロペスがシュート、枠の右で助かる。
15分、中盤右寄りでフロンターレのFK。三浦が蹴り、高井が頭に当てるが枠の上。
20分、瀬古のサイドチェンジから瀬川、脇坂とつなぎ、家長がシュート、ヒットせず枠の左。
22分、高井にイエローカード。いったいどこがイエローなのかよくわからず。
24分、自陣ペナルティーエリア外でマリノスのFK。相手FWロペスが蹴るが、壁に当たる。こぼれをロペスが再度シュート、GKソンリョンがはじいてマリノスの左CK。永戸が蹴り、相手DF上島がヘディングシュート、橘田が体に当て、バーに当たる。
30分、相手右サイド奥のスペースをエウベルに使われ、ペナルティーエリア右からシュート、三浦が防ぐ。こちらサイドでは三浦がエウベルをよく抑えている。中央では、高井がロペスをしっかりマークしている。
31分、マリノスの右CK。こちらは松原が蹴り、ファーで相手DF上島が頭に当てるが枠の左。32分、こぼれを拾われ、マリノスのカウンター。最後は松原にフリーでシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
35分、またマリノスの右CK。松原が蹴り、中央で宮市がヘディングシュート、枠の左で助かる。さらに38分、相手右サイドからのクロスをファーの宮市にシュートされるが、バーに当たって下に落ちるがノーゴール。ピンチが続く。
43分、相手右サイドから渡辺のクロス、橘田が防いでマリノスの右CK。松原が蹴り、相手DF畠中がヘディングシュート、GKソンリョンが防ぐ。44分の相手左CKは永戸が蹴るが、これもGKソンリョンが触り、DF陣がクリア。
45分、右サイドから攻め込み、脇坂がミドルシュート、相手DF。こぼれを瀬川がクロス、エリソンがヘディングシュート、相手GK。
追加タイム5分。46分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF畠中がクリア。こぼれを拾った瀬古がミドルシュート、相手DF。
50分、橘田にイエローカード。
51分、三浦が足を傷めて立ち上がれず、担架で退場。フロンターレが一人目の交代。三浦に代えて佐々木を入れる。
0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。佐々木は右SBに入り、瀬川は左へ回ったか。
9分、相手左FW宮市からのパスをペナルティーエリアで受けた相手MF植中が、パスを返して宮市がペナルティーエリア左からシュート、瀬古が防ぐ。
10分、フロンターレのカウンター。左サイドから遠野がクロス、エリソンがペナルティーエリア中央でシュートするがヒットせず枠の左。残念。さらに瀬古が右サイドからシュート、相手DF。
11分、家長にイエローカード。
12分、マリノスが三人同時交代。ボランチ渡辺と植中に代えて山根陸と天野を入れる。左FW宮市に代えて加藤を入れる。加藤は右FWに入り、エウベルが左へ回る。
16分、佐々木にイエローカード。
17分、フロンターレが二人同時交代。遠野に代えてマルシーニョ、エリソンに代えて山田を入れる。
18分、中盤相手右寄りでマリノスのFK。天野が蹴り、家長がクリア。19分、マリノスの右CK。これも天野が蹴るが、GKソンリョンが触り、ジェジエウがクリア。
21分、マリノスが四人目の交代。左FWエウベルに代えて村上を入れる。
22分、フロンターレのカウンター。佐々木からのスルーパスに走りこんだマルシーニョがペナルティーエリア左からシュート、相手DF畠中が防ぐ。これで得たフロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手GK。
24分、マルシーニョからのパスを受けた山田がペナルティーエリアにドリブルで入ってシュート、相手DF畠中が防ぐ。
26分、マルシーニョにイエローカード。VARが介入してオンフィールドレビューの結果、木村主審はイエローを取り消し、レッドカードに判定を変更。フロンターレは10人に。
30分、相手右サイドでマリノスのFK。天野に直接ゴールをねらわれるが、枠の上。
32分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ジェジエウが頭に当てるが、枠の外。
34分、家長が右からクロス、相手DF上島がクリア。こぼれを佐々木が拾って右からクロス、相手DF畠中がクリア。こぼれを橘田がミドルシュート、枠の上。
この後はひたすら耐える。36分、相手右SB松原がミドルシュート、瀬古が防ぐ。後半途中から、相手FWロペスが左肩を傷めたらしく、腕を動かさないようにしていた。
38分、フロンターレが四人目の交代。瀬古に代えて大南を入れる。高井、ジェジエウ、大南の3バックに変更。瀬川と佐々木は左右のウイングバックに。
39分、マリノスの左CK。ショートコーナーを蹴り、左サイドから相手左FW村上がクロス、ジェジエウがクリア。
41分、マリノスが五人目の交代。左SB永戸に代えてMFナム・テヒを入れる。
41分、相手MF天野がペナルティーエリア右からシュート、高井が防ぐ。高井はここまでよく守っている。
43分、相手右サイドから松原のクロスは高井がクリア。44分、相手サイドからナム・テヒのクロスはジェジエウがクリア。
追加タイム11分。47分、マリノスの左CK。ショートコーナーから相手MF山根にミドルシュートを打たれるが、枠の上。
48分、マリノスの右CK。またショートコーナーからクロスを入れられるが、DF陣がクリア。こぼれを相手左FW村上に拾われ、クロスを入れられるが、佐々木がクリア。50分にも相手左ショートコーナーから攻め込まれるが、DF陣が防ぐ。
51分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF上島がクリア。こぼれを高井が拾ってファーへクロス、山田が受けて、ペナルティーエリア手前から中へスルーパス、走りこんだ佐々木がペナルティーエリア右でシュート、枠の上。タイミングはよかったが、せめて枠内にうってほしい。
52分、山田がミドルシュート、相手DF加藤が防ぐ。
52分、相手左FW村上がミドルシュート、枠の右。
54分、相手右サイドから松原がクロス、大南がクリア。続けて相手左サイドからもクロスを入れられるが、DF陣がクリア。こぼれをロペスに拾われ、クロスを相手左FW村上にヘディングシュートされるが、オフサイド。
51分、相手右サイドから相手FWロペスにドリブル突破されそうになるが、高井が対応。解説の槙野は「高井は一枚イエローをもらっているが、うまく相手FWに対処している」とほめる。
0−0でタイムアップ。勝点1は得たが13位に後退。
瀬川は今季サイドバックにコンバートされたようだ。試合の始めは宮市と簡単に入れ替わった場面もあったが、その後はかなりうまく抑えていた。登里のように攻撃的DFになれるか。ジェジエウの足が最後つりかけたようだが大丈夫か。また中3日でリーグ戦が続く。次節は4/7に首位の町田と対戦。
首位の町田はホームで広島に1−2の敗戦、初の黒星。ただし勝点13で首位キープ。広島は勝点12として2位浮上。セレッソは1−1で柏と引分け、負け無しを継続、勝点12で3位。2位だった神戸は鳥栖と0−0で引き分け、勝点11で4位に後退。鳥栖は勝点4で19位。最下位札幌はホームで名古屋に1−2と負け、未勝利の勝点1のまま。
サッカー短評 (2024.3/30)
川崎フロンターレvs.FC東京 3対0 (2024.3/30 U等々力) 第5節
やっとやっとホームで勝った。しかも無失点。前半は互角だったが、何回もシュートで終わる攻撃をできて、24分、三浦のシュートのポスト跳ね返りを脇坂が押し込んで先制。後半も1点差の時間が続いたが、FC東京が19分にトップ下の松木を含む前線の3人を交代した後、相手GK波多野がエリソンをエリア外で倒して一発退場。さらに右ウイングの仲川に代えて控えのGK野澤を入れることに。37分、フロンターレもエリソンと左ウイング遠野に代えて山田と大卒新人の山内を入れると、1分後に山内のクロスを山田が押し込み追加点。理想的な展開に。さらに追加タイムに橘田のすばらしいミドルシュートが決まって3点目。直後に家長と脇坂を下げる余裕も生まれ、無失点で逃げ切った。これがホーム通算200勝とか。気温23.3度、湿度20%。観客22543人。主審は上田さん、VARは岩田さん。DAZN解説は福田さんと中西。初めてのOB解説者で嬉しい。実況は桑原アナ。今回はNHKも放送があり、試合後、なぜかNHK小川キャスターによるDAZN解説者二人との試合振り返りもあった。
先発は、GKソンリョン、DF三浦、高井、ジェジエウ、瀬川。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップにエリソン。始まってみると、瀬古と橘田のダブルボランチだった。ベンチに佐々木、山本、山内、小林など。マルシーニョは出場停止。
FC東京は4-2-1-3。3トップ真ん中に今季鹿島から加入の荒木。左右のウイングに元マリノスの遠藤渓太と仲川。トップ下に松木。小泉と今季新潟から加入の高のダブルボランチ。DFバングーナガンデ、森重、木本、長友。GKは長崎から復帰の波多野。キャプテンは今季から2年目の松木。ベンチにオリヴェイラ、今季札幌から移籍の小柏など。クラモフスキー監督は1年目。前節、今季初勝利し、スタメンは変更なし。桑原アナが「高選手はU12からU15までフロンターレのアカデミー育ちで市船へ進学した」と紹介。
3分、エリソンからのパスを瀬古がシュート、戻ってきた相手FWが防ぐ。さらにこぼれを橘田がペナルティーエリア手前からシュートするがヒットせず枠の上。
5分、遠野が利き足でない左でシュート、相手DFに防がれ、フロンターレの右CK。瀬古がショートコーナーからクロスを入れるが、相手DF。
FC東京は、フロンターレの右SB本職でない瀬川がいる相手左サイドから遠藤がクロス、さらに松木もクロスを上げてくるが、ジェジエウやGKソンリョンが対応。そういえば、ソンリョンのユニフォームが以前は緑色だったが、今日は紫色だった。違う人のように見える。
11分、相手サイドから松木がクロス、高井がクリアするが、こぼれを相手ボランチ小泉にミドルシュートされるも橘田が防ぐ。
12分、前線でエリソンがボールキープ、瀬川がつないでペナルティーエリア内の脇坂からの落としを橘田がミドルシュート、またもヒットせず枠の上。
16分、中盤でフロンターレのFK。瀬古が直接狙うが、相手DF。
直後にFC東京のカウンター。相手左ウイング遠藤のクロスを橘田が防いでFC東京の左CK。相手のサインプレーを橘田が防ぐ。
19分、中盤相手右サイドでFC東京のFK。松木が蹴るが、オフェンスファール。
23分、相手FW荒木が下がり目の1〜3、GKソンリョンが前へ出ているのを見てミドルシュートをねらうが、枠の右。
25分、相手右ウイングの仲川に右サイドを突破されるが、高井がクリア。解説陣は「仲川は速いですからね」「高井もいい守備だった」。中西の解説は、フロンターレの選手たちの目立たないが、いいプレーを取り上げてくれる。
31分、中盤相手左サイドでFC東京のFK。荒木が蹴り、こぼれを相手ボランチ高にシュートされるが大きく枠の上。
33分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DFがクリア。
34分、三浦が左サイドをドリブル攻め上がり、相手DF長友をかわしてゴールライン近くから鋭いクロス、相手CB木本がクリアするがこれが左ポストに当たり、つめていた脇坂が利き足でない左で流し込んだ。1−0。
35分、エリソンが右からペナルティーエリアに入って左足でシュート、相手DF。37分、瀬古がシュート、相手GK。
40分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれを遠野がシュート、相手DFに当たり、今度は右CK。脇坂が蹴り、こぼれを家長がシュート、枠の上。
43分、橘田のスルーパスに走りこんだ瀬古が相手GKをかわして流し込もうとしたが惜しくも枠の左。
追加タイム2分。46分、FC東京の右CK。荒木が蹴り、こぼれを松木にミドルシュートされるが、枠の右上。
48分、FC東京の右CK。バングーナガンデが蹴るがGKソンリョンがはじく。こぼれをペナルティーエリアで拾われ、相手左FW遠藤にシュートされるがこれもGKソンリョンが防ぐ。
1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。5分、橘田からのパスを受けた三浦がペナルティーエリア左からシュート、枠の右。
13分、FC東京の右CK。ショートコーナーから松木がクロス、ゴール前で混戦になるが、オフェンスファール。
14分、三浦からのスルーパスにエリソンが走りこみ、シュートするがオフサイド。
17分、右サイドを攻めあがった瀬川からの折り返しを遠野がシュート、相手GK。こぼれを再度遠野がシュート、枠の左。決めてほしい。
19分、左サイドからくずし、橘田のパスをペナルティーエリアに走りこんだ三浦がシュート、枠の右。
19分、FC東京が三人同時交代。左FWの遠藤に代えて新加入のジャジャ・シルバ、トップ下の松木に代えて小柏、ワントップの荒木に代えてオリヴェイラを入れる。フロンターレも一人目の交代。瀬川に代えて佐々木を入れる。
24分、ペナルティーエリア内で遠野のパスを受けたエリソンが態勢を崩しながらシュート、ヒットせず枠の右。決めてほしい。解説の元FW福田さんが「エリソンは最後まであきらめない」とほめると、DF出身の中西が「ああいうFWはDFにとって気をぬけない」。
27分、遠野が前方へループパスを送り、エリソンが走りこむ。相手GK波多野がペナルティーエリアを飛び出してクリアしようとしたが、空中で先にボールに触ったエリソンの足をなぎはらう形になり、レッドカード。VARのチェックが入り、まずエリソンのオフサイドを確認。オフサイドなしでレッドカードが有効となり、波多野は退場。解説陣は「波多野の飛び出しはやむを得ない」と言う。
30分、FC東京は四人目の交代。右FW仲川に代えてGK野澤を入れる。トップ下の小柏が右ウイングへ回る。解説の福田さんが「FC東京は、これで交代回数も一回使うので痛いですね」。
30分、これで得た中盤左サイドでフロンターレのFK。ボールサイドに脇坂と三浦とエリソンが立つ。実況席では「エリソンがすごいシュートをねらいそう」と言うが、三浦が蹴り、相手DFがクリア。せっかくのチャンスをちょっとあっさりしていた。
32分、橘田がボールカットして左へ展開、受けた遠野が左からドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、あまり威力がなく、相手GKが捕る。急に入ったばかりの相手GKに練習させてしまった。34分にもエリソンが倒れずにシュートに持ち込むが相手DF。
37分、フロンターレが二人同時交代。遠野に代えて新人の山内、エリソンに代えて山田を入れる。「これでエリソンの連続ゴールは途切れました」と桑原アナ。残念。
38分、追加点。高井のロングフィードに走りこんだ左ウイング山内が左サイドをドリブル突破、ライン近くの深い位置からゴール前に折り返す。ニアポスト近くでクリアしようとした相手DF長友の背後に走りこんだ山田が押し込み、2−0。「交代で入れた選手が活躍すると監督はうれしいですね」と福田さん。
39分、FC東京が五人目の交代。足を傷めたらしい相手DF木本に代えて中村帆高を入れる。FC東京は交代で入ったFWオリヴェイラも競り合いで左肩を傷めたようで左腕を動かさないようにしている。
41分、中盤左サイドでフロンターレのFK。三浦が蹴るが、相手DF。
追加タイム6分。46分、家長が相手ボールをカットし、右サイドからシュート、枠の左。
47分、追加点。左サイドから攻め込み、瀬古からのパスを受けた橘田がパスも出せる体勢から鋭いミドルシュートを打ち込む。3−0。
フロンターレはボールキープして時間を使う。
50分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えて山本、、家長に代えて小林を入れる。
51分、相手左FWシルバがドリブルをしかけるが、DFが防ぐ。
52分、ロングボールを入れられ、クリアするが小さくなり、相手左FWシルバシュートに持ち込まれ、GKソンリョンが飛び出して防ぐが、シルバのオフサイド。サポーターが久々に「アヴァンテ」を歌っているのに、ひやっとさせる。GKソンリョンが大きくキックして、タイムアップ。
試合後のインタビューで、脇坂が試合の前に「このクラシコがターニングポイントだったと言えるようにしたい」と話していたことを聞かれると「次のマリノス戦で勝たないと意味がない」と答えていた。ホーム初勝利については「お待たせしました!」。橘田はDAZN解説者二人から質問されたうち福田さんが「得点したシュートは初めからあのタイミングで打つつもりだったのか」と聞かれ、「初めはパスも考えた。前半二回もはずしていたので。でもフリーだったので止めてから入ってくれとシュートした」と答えて福田さんに「パスを考えちゃダメだ」と言われていた。
やれやれ。勝点6として10位に浮上。今季から20チームに増えたので、10位でもトップハーフに入る。次節は3日後にアウェイで11位マリノスと対戦。「代表活動の中断期間に「即時奪回」を初心に立ち戻って練習したらしい。選手間の距離も改善されていた」と試合後の振り返りで中西が指摘していた。「フロンターレは90分集中してやり続けたことが勝因」と福田さん。この後、高井はU23の五輪アジア最終予選に参加予定。
首位町田ゼルビアは3−1で鳥栖に勝ち、いまだ負け無しの4勝1分の勝点13でトップをキープ。2位は湘南に2−0で勝ったセレッソが勝点11。これに札幌を6−1で下した神戸と磐田に1−0で勝った鹿島が勝点10で続く。
今季から3チーム自動降格となる。18位は勝点3の磐田、19位は同じく勝点3の鳥栖、20位は1分4敗で勝点1の札幌。
サッカー短評 (2024.3/26、4/1、3)
北朝鮮vs.日本 対 (2024.3/26 平譲) W杯アジア二次予選第4節
なんと3/21午前に突然、北朝鮮から平壌開催困難とAFCに連絡が来たとのこと。第三国での開催、日本での開催も検討したが、日本サッカー協会は5日後の日本開催は無理と回答したらしい。3/22にAFCが第三国での開催もなしと発表。
FIFAは3/23に、「3/26の試合は中止、3/26までの国際試合デイズ以外に日程の余裕がないので試合日変更もしない」と決定。試合の扱いは規律委員会に付託され、没収試合になれば日本の不戦勝(3−0)になる可能性があるとのこと。北朝鮮との2連戦に2連勝すれば二次予選突破が決定だったので、この試合の扱いがどうなるか注目されている。(※3/25 6:30配信「FOOTBALL ZONE」の記事「北朝鮮サッカー処分浮上」他より)
※3/31、やっと日本の不戦勝(3−0)というFIFAの決定がなされた。
※※4/2、FIFAから北朝鮮に罰金1万スイスフラン(約167万円)が課された。
サッカー短評 (2024.3/21)
日本vs.北朝鮮 1対0 (2024.3/21 国立) W杯アジア二次予選第3節
なんと開始2分で先制。楽勝かと思ったが、そんなことはなく、後半、危ないシュートもうたれた。結局追加点をとれず、3バックにして終了。気温7.6度、湿度22%。観客59354人。アデル ハミス アルナクビ主審はUAEの人。VARはなし。日本テレビ解説は、北沢、槙野、チョン・テセ。
先発は、GK鈴木(シントトロイデン・ベル)。DF伊藤洋輝(シュツットガルト・独)、町田(サンジロワーズ・ベル)、板倉(ボルシアMG・独)、菅原(AZ・蘭)。田中碧(デュッセルドルフ・独)と守田(スポルティング・ポル)のダブルボランチ、トップ下に南野(モナコ・仏)。左右のウイングに前田(セルティック・スコ)と堂安(フライブルク・独)。ワントップ上田(フェイエノールト・蘭)。ゲームキャプテンは板倉。ベンチにW杯カタール大会以来の長友、遠藤、久保、4年ぶりに召集の小川航基など。今回、負傷中の三笘と中山、鎌田、伊東は呼ばれていない。
北朝鮮は4-1-4-1。ワントップはMF登録の11番ジョン・イルグァン。左右のウイングに12番チェ・ジュソンと20番ぺク・チョンソン。インサイドハーフにはユベントスにも在籍していた10番ハン・グァンソンと22番キム・グボム。アンカーに15番リ・ウンチョル。DF4番キム・ポムヒョク、16番キム・ユソン、3番チャン・グチョル、2番キム・キョンソク。GK1番カン・ジュヒョク。キャプテンは3番チャン。ベンチに埼玉出身でJ3のFC岐阜所属ムン・インジュなど。シン・ヨンナム監督は、現役時代テセと一緒に試合に出たこともあるとのこと。
2分、先制。左サイド伊藤からのパスを前田が受けて上田へつなぐ。上田が左サイド深い位置から戻し、田中碧が逆サイドの堂安へ。堂安が頭で落とし、南野がシュート、相手DF。こぼれをすばやく堂安が拾ってペナルティーエリア右のライン際から折り返すと、走りこんだ田中碧がミドルシュート、見事に決まる。1−0。
7分、北朝鮮の右CK。左利きのキッカーがクロス、DF陣が防ぐ。
12分、堂安からのスルーパスを斜めに走りこんだ守田が受け、相手DFをかわしてからシュート、枠の左。
13分、日本の右CK。菅原が蹴るが、ニアで相手DF。
14分、板倉からのロングフィードを受けた堂安がペナルティーエリア内でシュート、相手DF。
17分、堂安からのスルーパスに走りこんだ上田が相手DFに当てて日本の右CK。菅原がニアへ蹴り、長身DF町田がヘディングシュート、枠の右。
20分、上田が相手DF3番チャンに倒され、チャンにイエローカード。中盤で日本のFK。堂安と菅原が立ち、菅原が直接ねらうも、枠の右。
29分、守田がペナルティーエリア中央からシュート、相手DF。こぼれをさらに堂安がシュート、相手GK。
31分、前田が倒され、ペナルティーエリア手前左で日本のFK。また菅原と堂安が立ち、今度は堂安が蹴るが、相手DFがクリア。
36分、日本の右CK。菅原が蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを伊藤が利き足の左足でシュート、枠の上。
43分、南野が相手ボールをカットし、上田とパス交換して攻め上がり、ペナルティーエリアへスルーパス、堂安が受けて相手GKと1対1でシュートするが、相手GKが片足で防ぐ。
追加タイム1分。1−0のままハーフタイム。
後半開始から北朝鮮が二人同時交代。左ウイング12番チェに代えて13番MFリ・イルソン、アンカーの15番リに代えて17番MFカン・グチョルを入れる。
1分、日本の右CK。菅原が蹴るが、味方に合わず。
2分、北朝鮮のカウンター。相手GKからのロングフィードを受けた10番ハンがミドルシュート、右ポストに当たる。跳ね返りをクリアしようとする日本と押し込もうとする北朝鮮の選手が交錯。ゴールにボールを蹴りこまれるが、その前にオフェンスファールの笛。ヒヤッとした。
6分、左サイド伊藤からのロングパスに追いついた前田が相手DFを抜いて折り返し、上田がシュートするがヒットせず枠の外。残念。実況席では、前田の速さに改めて感心。チョン・テセのFW目線の解説が面白い。「あそこに入ってくるのが上田のいい所。一番はずすFWが一番点を取るFW」。
6分、北朝鮮が三人目の交代。2番右SBキムに代えて14番DFチェ・オクチョルを入れる。
10分、相手右ウイングのペクが右サイド深い位置からクロス、後半から入った13番リがヘディングシュート、GK鈴木が捕る。後半は北朝鮮が積極的に攻め込んでくる。
13分、日本が一人目の交代。守田に代えて遠藤を入れる。
14分、入ったばかりの相手右DFチェのドリブルを伊藤が止めてイエローカード。中盤相手右サイドで北朝鮮のFK。キックは後半から入った17番カンが蹴るが、堂安がクリア。
18分、相手ウイング13番リのクロスを防いで北朝鮮の左CK。17番カンが蹴るが、伊藤がクリア。
21分、日本の右CK。菅原が蹴り、板倉がヘディングシュートするが、キックがラインを割っていたとして相手ゴールキックに。
23分、北朝鮮が四人目の交代。ワントップの11番ジョンに代えて8番FWキム・グジンを入れる。
23分、入ったばかりの8番キムが相手右サイド深い位置からクロス、DFに当たって北朝鮮の右CK。17番カンが蹴るが、ニアでクリア。
26分、前田の折り返しがクリアされて今度は日本の右CK。菅原が蹴り、こぼれをまた田中碧がシュート、しかし相手DF。
28分、相手13番MFリ・イルソンにイエローカード。
29分、日本が三人同時交代。堂安に代えて谷口、南野に代えて浅野、菅原に代えて橋岡を入れる。3-5-2にしたらしい。上田と浅野のツートップ。インサイドハーフに田中碧と堂安、アンカーに遠藤。左右のウイングバックに伊藤と橋岡。町田、谷口、板倉の3バック。谷口はラインの上げ下げをこまめにやる役目らしい。
30分、前田を倒した相手17番MFカン・グチョルにイエローカード。
34分、北朝鮮は前線への放り込みを徹底してしかけ、最後は8番FWキム・グジンがシュート、GK鈴木が捕る。
35分、左サイド伊藤からのスルーパスに斜めに走りこんだ上田がシュート、相手GKが防いで日本の右CK。ここで日本が五人目の交代。上田に代えて小川航基を入れる。小川はCKからの得点も得意だが、田中碧のキックからは得点できず。
37分、右サイド深い位置で日本のFK。田中碧が蹴るが、シュートまでいけず。
38分、北朝鮮が五人目の交代。4番左SBキムに代えて7番FWムン・モンジュを入れる。解説のテセが「在日コリアンにとって代表チームで日本と対戦するのは格別の思いがある」と言う。
43分、日本の左CK。田中碧が蹴り、こぼれを最後は橋岡がシュート、惜しくも枠の右。
追加タイム4分。49分、遠藤のスルーパスに走りこんだ板倉がシュート、枠の左。
1−0でタイムアップ。
※なんと、この日の午前中に、北朝鮮が次節3/26のホームゲームの平壌開催が困難であるとAFCに連絡してきたという。これで、場所だけでなく日時も不確定に。後はFIFAの判断待ちと言う(国際マッチデーでない日程での開催か、日本の不戦勝、没収試合など)。
サッカー短評 (2024.3/17)
鹿島アントラーズvs.川崎フロンターレ 2対1 (2024.3/17 カシマス) 第4節
3連敗。先制はしたが、後半に連続して失点。8年負けていなかった鹿島に負け、泥沼。ジェジエウが戻ったといっても100%ではないようだ。気温20度、湿度48%。観客24947人。主審は中西さん。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナか。
先発は、GK引き続き上福元。DF三浦、丸山、ジェジエウ、橘田。アンカーに山本、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田(スポーツナビの先発予想は、GK引き続き上福元。DF三浦、丸山、高井、橘田。アンカーにゼヒカルド、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに山田)。やはりエリソンはケガなのか。
鹿島は4-2-3-1。鈴木のワントップ。トップ下にケガ上がりの名古。左右のシャドーにチャヴリッチと藤井。佐野と元フロンターレの知念のダブルボランチ。DF安西、関川、植田、関西学院大から新加入の濃野。GK早川(スポーツナビの先発予想は、4-4-2。新加入チャヴリッチと鈴木のツートップ。左右のウイングバックに仲間と樋口。佐野と知念のダブルボランチ。DF安西、関川、植田、関西学院大から新加入の濃野。GK早川)。ポポビッチ監督は1年目。
4分、相手右サイド藤井のクロスを三浦が防いで鹿島の右CK。名古が蹴り、相手DF植田がヘディングシュート、GK上福元が防ぐ。
5分、脇坂のクロスをクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。6分の左CK脇坂が蹴るが、相手DF。
11分、鹿島の右CK。名古が蹴るが、ジェジエウがクリア。こぼれを拾われ、また相手左CK。こちら側も名古が蹴り、相手FW鈴木がヘディングシュート、瀬古がクリア。14分にも鹿島の右CK。名古が蹴り、ジェジエウがクリア。こぼれを拾われ、再びクロスを入れられるが、橘田がクリア。
21分、瀬古のクロスをクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ファーで家長がシュート、枠の上。これが初シュートか。
29分、瀬古がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DF。32分にもマルシーニョがドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、枠の上。
36分、先制。脇坂からのパスを受けた家長がペナルティーエリア内でシュート、相手GKがはじく。こぼれを走りこんだマルシーニョがシュート、右上に決まる。1−0。
前半は押されていたが、苦しい中で30分頃からパスがつながり、先制できた。なんとかリードしたままハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
2分、左サイドを三浦が攻めあがってクロス、走りこんだマルシーニョがシュートすると思ったが、山田へ折り返し、これを相手DF植田にカットされ、ロングフィードされる。受けた相手左FWチャヴリッチが丸山を振り切り、ペナルティーエリア右からシュートを決められる。1−1。後半早々に追いつかれる。
5分、続けて失点。チャヴリッチからのスルーパスに走りこんだ相手FW名古がペナルティーエリア左からシュート、バーに当たる。これを相手FW鈴木に押し込まれ、21−2。あっという間に逆転される。
8分、フロンターレが一人目の交代。山本に代えて佐々木を入れる。佐々木が右SBに入り、橘田がアンカーか。
18分には、フロンターレが三人同時交代。ジェジエウに代えて大南、山田に代えて小林、瀬古に代えて遠野を入れる。
25分、鹿島が一人目の交代。FW名古に代えて樋口を入れる。
30分、フロンターレが五人目の交代。三浦に代えて瀬川を入れる。
39分、鹿島が2人目の交代。右FW藤井に代えて松村を入れる。
44分、鹿島が三人目の交代。チャヴリッチに代えてパレジを入れる。
逆転された後は、攻めあぐね、結局一度も流れを取り戻せないままタイムアップ。マルシーニョが二枚イエローをもらい、次節出場停止。
15位に後退。
サッカー短評 (2024.3/9)
川崎フロンターレvs.京都サンガ 0対1 (2024.3/9 U等々力) 第3節
また負けた。これでホームゲーム3連戦3連敗。しかも初めて無得点。だんだん悪くなっているようだ。前半立ち上がりは、あわやという場面も作られたが、徐々に盛り返し、押し気味に試合を進めたが無得点。後半20分に失点。25分に遠野と小林、34分にはゴミスと瀬川など攻撃の選手を送り出し、ゴミスの初ゴールかという場面は作れたもののVARで遠野のオフサイドがあり、取り消しに。最後まで歯車がかみ合わなかった。気温9.6度、湿度20%。観客20757人。主審は審判交流制度で来日中のスミスさん。最近プレミアリーグで笛を吹き始めたという30歳の期待の若手主審らしい。DAZN解説は福田さん、実況は桑原アナ。
先発は、GK上福元。DF三浦、大南、丸山、橘田。アンカーに山本、インサイドハーフには瀬古と脇坂。ワントップ山田。ベンチにゴミス、小林、ソンリョンなど。上福元ハム古巣対戦らしい。ここ3試合で4得点のエリソンはベンチにもいない。後でスタンドにジェジエウ、ヴェロンと一緒にいるところが画面に映った(先発予想はGKソンリョン。DF三浦、高井、大南、際。アンカーに橘田、インサイドハーフに山本と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップはエリソン)。
京都は4-1-2-3。ワントップに191cmの原大智。左右のウイングに平賀大空と豊川。インサイドハーフに松田天馬と川崎颯太。アンカーに金子。DF三竿雄斗、麻田、アピアタウィア、福田。GKク・ソンヨン。キャプテンは川崎。曹 貴裁監督は4年目。
サッカー短評 (2024.3/2)
川崎フロンターレvs.ジュビロ磐田 4対5 (2024.3/1 U等々力) 第2節
信じられない展開。前半に3失点がそもそもダメだが、4点取っても勝ち切れないのが。気温13.2度、湿度51%。観客20316人。主審は飯田さん、VARは木村さん。DAZN解説は水沼さん、実況は下田アナ。水沼さんは、フロンターレの解説をよくするが、今回は磐田の選手の話ばかりで不愉快だった。
先発は、GKソンリョン。DF三浦、大南、高井、佐々木。橘田のアンカー、山本と脇坂のインサイドハーフ。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン(先発予想は、GKソンリョン。DF三浦、大南、ジェジエウ、際。橘田のアンカー、山本と脇坂のインサイドハーフ。左右のウイングにマルシーニョと山田。ワントップにエリソン)。
1年でJ1に戻ってきた磐田は、4-2-3-1。ジャーメインのワントップ。トップ下に山田大記、左右のシャドーに新加入の平川怜と松本。上原と中村駿のダブルボランチ。DF松原后、グラッサ、伊藤、植村。GKは元フロンターレの川島。キャプテンは山田。元日本代表コーチの横内監督は2年目。
5分、ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。三浦と脇坂が立ち、脇坂が直接狙うが枠の上。
6分、失点磐田のカウンター。山田からのパスを受けた相手左FW平川がクロス、こぼれをファーで拾った相手右SB植村がシュート、低い弾道で決まってしまう。0−1。
8分、磐田の左CK。中村が蹴るが、高井がクリア。
16分、マルシーニョがドリプルで左サイドを進み、家長へパス、ペナルティーエリア左奥から家長がシュート、相手GK。
18分、また失点。相手左MF平川にボールカットされ、パスをつながれ相手左SB松原が持ち上がってクロス、相手FWジャーメインがヘディングシュート、0−2。磐田はシュート2本で2得点。
23分、左サイドから山本がミドルシュート、相手GKがはじき、こぼれを右サイドから家長がシュート、枠の上。
29分、また失点。相手ボランチ中村のスルーパスを受けた右FW松本がヒールパスを通して相手FWジャーメインが左足でシュート、0−3。最悪。
磐田はいわゆる「ポケット」に走りこんで折り返す、という同じやり方を徹底していた。特にフロンターレの右サイド、佐々木の所がねらわれているように感じた。右ウイングの家長が必ずしも右サイドに張っていないので、佐々木が山根のように攻撃参加する余地があるが、今季から右に移ったばかりで慣れないせいか、立ち位置が自信なさげ。家長が持った時にパスを出したいところにいないし、攻めあがったときに脇坂と重なったりしていた。その裏を磐田がついてくると、戻るのが間に合わないことも。ジェジエウのようなスピードがないのだから、あらかじめよく考えて位置取らないと後手を踏むことになる。
36分、1点返す。マルシーニョのらのこぼれを拾った山本がペナルティーエリア内でシュート、相手DFが防ぐが、こぼれをエリソンが押し込み、1−3。
43分、攻めあがった佐々木がペナルティーエリア内でエリソンからパスを受けるがシュートできず。
46分、相手MF山田にミドルシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
1−3でハーフタイム。後半は思い切った交代などが必要か。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。橘田に代えて瀬古を入れる。瀬古がインサイドハーフ左に入り、山本がボランチに下がる。
1分、相手ボランチ中村からのパスを受けた上原がシュート、枠の上で助かる。
5分、ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが、壁に当たって今度は左CK。これも脇坂が蹴るが、相手FWジャーメインがクリア。
6分、瀬古を起点にマルシーニョを経由してエリソンがシュート、枠の上。
9分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GK。続く右CKを瀬古が蹴り、エリソンがヘディングシュートを決める。2−3。実況席では「瀬古を入れて攻撃がつながるようになった」。
14分、追加点。左サイドを三浦がドリブルで突破してクロス、こぼれをエリソンがシュート、相手GKがはじいたところをマルシーニョが押し込み、同点に。3−3。これで負けはないと思ったが。
19分、磐田が二人同時交代。山田に代えてペイショット、平川に代えて古川を入れる。
27分、マルシーニョからのパスをエリソンがシュート、相手DF。フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
29分、磐田が三人目の交代。右FW松本に代えて藤川を入れる。
31分、失点。相手FWジャーメインへのスルーパスをGKソンリョンが飛び出して防ごうとするが、VARが「PKの疑い」で主審にオンフィールドレビューを推奨し、PK判定に。ソンリョンはボールに触れないと判断した瞬間、ジャーメインを倒さないよう、仰向けに倒れたが、足がやはり接触していた。これをジャーメインが自ら決めてハットトリック。3−4。
37分、フロンターレが四人同時交代。CB高井に代えてFW山田、家長に代えて小林、マルシーニョに代えて遠野、山本に代えて瀬川を入れる。どうやら前線はエリソンと山田のツートップ、左右のウイングバックに遠野と小林、瀬古と脇坂のダブルボランチ、瀬川が右SBに入り、佐々木が右CBに回ったか。
40分、また追いつく。山田がペナルティーエリア内で粘ってから倒され、今度はフロンターレにPK。昨年は、家長や脇坂が蹴っていたが、今年はエリソンらしい。しかし山田がボールを渡したがらない。エリソンが譲って山田が左上に蹴りこむ。4−4。
42分、相手FW藤川のシュートは枠の右。相変わらず、DFの寄せが甘い。
追加タイムは9分か。46分、相手ロングフィードからゴール競り合い、最後はジャーメインにまたもやシュートを決められるが、ここでもVARが介入。ジャーメインにハンドがあったらしい。オンフィールドレビューの結果、なんとゴール取り消しで、瀬川のハンドでPKの判定に。しかし、ジャーメインがきっちり2本目のPKを同じ左側に決め、4−5とされる。瀬川にはイエローカード。
58分、中盤左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、エリソンがヘディングシュート、相手GK。続く左CKではGKソンリョンも攻撃参加。瀬古が蹴るが、相手DF。62分、またフロンターレの左CK。またGKソンリョンも参加。瀬古が蹴るが相手DF。こぼれを小林がシュートするが、惜しくも枠の上。
4−5でタイムアップ。勝点3のままで9位に後退。
※今季はDAZNの「ジャッジリプレー」の配信がない。なぜだろう。いい番組だったのに。最後のPKでは得点を取り消す必要があったのか聞きたいところだが、「攻撃側のハンド」があったためか。
サッカー短評 (2024.2/29)
日本女子vs.北朝鮮女子 2対1 (2024.2/29 国立) パリ五輪アジア最終予選
勝った方が五輪出場権を得る。前半1点、後半にも1点とり、その後失点したが、なんとかそのまま逃げ切って、パリ五輪をつかんだ。前半最後と後半最後に危ない場面を作られたが、GK山下の好セーブでしのいだ。日本は、昨年の女子ワールドカップでの布陣3バックに戻して戦い、第1戦より攻撃に関わる形を多く作れた。国立競技場の芝は、だいぶ荒れていたが、両ゴール前だけ貼りかえてあった。気温9.1度、湿度26%。観客20777人。北朝鮮応援席3000席は完売とのこと。ケイシー・レイベルト主審はオーストラリアの人。VARはなし。NHK解説は引き続き矢野と岩渕。実況は小宮山アナ。
先発は、GK山下。DF南、熊谷、高橋はな。左右のウイングバックに1年半ぶりに呼ばれた北川(神戸)と清水。長野と長谷川のダブルボランチ。左右のウイングに1年半ぶりに呼ばれた上野(広島)と藤野あおば。ワントップ田中美南。今回、左サイドの遠藤純(エンゼルシティー・米)、宮澤ひなた、ボランチの猶本光(浦和)など主力がケガで辞退。26歳の北川が追加招集された。解説の岩渕は「北川は大抜擢」。
北朝鮮は3-4-2-1。ワントップは小柄な7番ソン。二列目に12番チェと14番ホン。左右のアウトサイドは15番ウィと2番リ。9番チュと10番リのダブルボランチ。DF3番リ、16番パク、20番リ。GK1番パク。ゲームキャプテンは24歳の7番ソン。前回先発の17番FWキムとボランチの6番ミョンの所を変えてきた。平均年齢は21.8歳で日本の24.8歳よりだいぶ若い。昨年のアジア大会で5年ぶりに国際大会に復帰したとのこと。
北朝鮮は立ち上がりから攻撃ラッシュをかけてきた。解説の矢野は「こうやって出てきてくれる方が日本もやりやすい」「北朝鮮はFWに放り込んで走ってくる形が本来の形」。
3分、中盤左サイドで日本のFK。右利きの長谷川と左利きの北川が立つ。長谷川がまたいで北川が蹴るが、熊谷には合わず。
7分、相手右サイドのスローインのこぼれから、相手ボランチの9番チュがミドルシュート、GK山下が捕る。
10分、パスをつないで最後は上野からのパスを受けた田中へ渡り、ペナルティーエリア手前からシュート、相手DF。12分にも上野がミドルシュート、枠の外。
北朝鮮は、日本のシステム変更でややとまどっているらしい。ワントップの7番ソンは献身的にプレスをかけ、9番ボランチのチュはつなぎ役としてうまくさばいているが。
17分、相手FWソンが熊谷に靴の裏を見せるバックチャージでイエローカード。第1戦でもそうだったが、北朝鮮の選手たちは、危ないタックルでなくても、ボールを離した後でもレイトチャージしてくるので、気を付けておかないと。
22分、中盤相手右サイドで北朝鮮のFK。10番リがファーへ蹴り、9番チュが頭で折り返すと、左MFウィがシュート、DF陣が防ぐ。
26分、先制。中盤で日本のFK。北川がゴール前に蹴り、いったんは相手DFが触るが、左ポスト前の上野が頭で折り返すと、田中美南がヘディングシュート、相手GKがはじいてバーに当たる。落ちたところにつめた高橋が押し込んだ。相手GKそばに長谷川も走りこんだが、VARがないので、主審が認めれば得点。1−0。
30分、北朝鮮の右CK。14番ホンが蹴り、DF16番パクが頭でさわるが、枠の右。
34分、田中パスを受けた藤野がミドルシュート、枠の外。
38分、中盤での相手FKから9番チュがヘディングシュート、こぼれを再度チュがシュートするが、味方に当たる。
45分、相手10番リがペナルティーエリア右からクロス、これに走りこんだMF12番チェがヒールシュート、決まったかと思ったが、GK山下が懸命に体を伸ばし右手の先に当ててライン上でスーパークリア。
追加タイム。1分。1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。「北朝鮮は立ち上がりに前半と同じようにラッシュをかけてくる」と解説の矢野。
2分、北朝鮮は左サイドから攻め込み、FWソンがペナルティーエリア内でのキープから反転してシュート、GK山下。
8分、左WB北川からのクロスを田中がペナルティーエリア内でヘディングシュート、枠の外。
18分、日本が一人目の交代。上野に代えて清家を入れる。清家はドリブルも得意らしい。
20分、縦パスに走りこんだ田中がペナルティーエリア右奥から折り返し、いったん相手DFに当たったこぼれを清水がクロス、清家がシュートをねらうが、相手GKに対するファール。
21分、北朝鮮が三人同時交代。9番ボランチのチュに代えて6番MFミョン、7番FWソンに代えてアジア大会得点王の17番FWキム・キョンヨン、インサイドMF12番チェに代えて22番FWキム・ヒヨンを入れる。
23分、自陣ペナルティーエリア手前で北朝鮮のFK。10番リが蹴るが、田中が触り、藤野がクリア。25分にも相手右サイドで北朝鮮のFK。10番リが蹴り、ゴール前で混戦になるが、なんとか防ぐ。
26分、ロングフィードに走りこんだ清家がペナルティーエリア右に入って、相手DFをかわしてシュート、相手DF。
31分、追加点。こぼれを拾って日本のカウンター。長野からのスルーパスに走りこんだ清水がゴールライン際で相手DFの足の間にボールを通し、ペナルティーエリアからクロス、中央にいた清家をねらったようだったが、走りこんだ藤野がニアにヘディングシュートを決める。2−0。
34分、スルーパスに走りこんだ相手MF14番ホンがペナルティーエリア右に入ってシュート、GK山下。遅れてオフサイドの旗。
36分、失点。南のパスを相手10番リにカットされ、自負ラインの裏にパスを出される。入ったばかりの相手FW22番キムが走りこんでループシュートを決める。2−1。スタンドの北朝鮮応援席が大盛り上がり。
39分、清家が得意のドリブルで持ち上がってミドルシュート、枠の外。
北朝鮮は勢いが出て、得意のロングフィードを仕掛けてくるが、日本のDF陣も跳ね返す。
42分、北朝鮮が四人目の交代。14番インサイドMFホンのに代えて11番FWハンを入れる。
44分、日本も二人同時交代。北川に代えて19歳の古賀、田中美南に代えて植木を入れる。
追加タイム5分。
47分、長谷川がこぼれを拾って清家にパス、清家はペナルティーエリア手前右からシュート、相手DFに当たり、相手GKが捕る。
50分、中盤相手左サイドからのクロスに、入ったばかりの相手FWハンが走りこむが、その前にGK山下。最後まで危険な場面を作られるが、逃げ切ってタイムアップ。
2−1で日本の勝利。
※「裏番組」のパリ五輪アジア最終予選のもう1試合は、オーストラリアがホームでウズベスタンを10−0で下したらしい。
サッカー短評 (2024.2/25)
北朝鮮女子vs.日本女子 0対0 (2024.2/24 ジッダ・サウジ) パリ五輪アジア最終予選
ホームアンドアウェイ2試合合計得点の多い方が出場権を得る。当初、北朝鮮で開催予定だったが、アジアサッカー連盟が「直行便がない」などの理由で「中立国での代替開催」を提案、5日前にサウジアラビアでの開催が決定。なでしこの海外組は、いったん日本に帰国してから現地入りした選手やヨーロッパから直接入った選手などもいてコンディションがバラバラの上、合同練習も十分でないもよう。それでも前半は惜しいチャンスも作り、きわどいシュートも放ったが、後半は立ち上がりにいい形を作った後は、北朝鮮に押し込まれ、苦しい展開。なんとか失点せずに終え、勝点1を分け合った。気温31度、湿度16%。レ・ティリー主審は中国の人。NHK解説は矢野と岩渕。
日本の世界ランクは8位。先発は4-1-2-3。GK山下(神戸)。DF19歳の古賀(フェイエノールト・蘭)、南(ローマ・伊)、高橋はな(浦和)、清水(ウェストハム・英)。アンカーに熊谷(ローマ・伊)。インサイドハーフに長野(リバプール・英)と長谷川唯(マンチェスター・シティー・英)。植木(ウェストハム・英)、田中美南(神戸)、藤野(ベレーザ)の3トップ。キャプテンは熊谷。ベンチに杉田、林穂乃香、清家など。池田監督は、熊谷をアンカーに置く新しいシステムを打ち出してきた。
北朝鮮は世界ランク9位。システムは3-4-2-1。実際には、5-4-1できた。ワントップの17番キム・ヒョンヨンは、アジア二次予選得点王らしい。インサイドハーフに12番チェと14番ホン。左右のアウトサイドは15番ウィと2番リ。6番ミョンと9番チュのダブルボランチ。DF3番リ、16番パク、20番リ。GK1番パク。キャプテンは15番ウィ。
1分、日本の左CK。長谷川が蹴り、熊谷が頭に当てるが枠の右。
北朝鮮は、前線から日本にプレスをかけてくる。解説の矢野は「北朝鮮は守備と攻撃では陣形を変えているようだ。攻撃時にはツートップになっている」と言う。
日本はDFからパスをつなぐが途中でひっかかる。北朝鮮の方は、パスは長短小気味よくつながるが、ラストパスの精度はそれほど高くなく、日本のDFやGKが防ぐ。
14分、北朝鮮のロングフィードに相手FWキムが斜めに走りこんで、ペナルティーエリア右で受けると直ちにシュート、枠に飛んだがGK山下。
15分、藤野が長谷川とのパス交換で右サイドを突破しようとして、相手DFウィに倒され、右サイド深い位置で日本のFK。これを藤野が蹴るが、ニアで相手DF。
17分、左サイドでスルーパスに走りこんだ植木がクロスを上げるが、相手DFに防がれる。
21分、左SB古賀からのスルーパスに走りこんだ田中美南がペナルティーエリア左で受けるが、タッチが大きくなり、シュートできず。
26分、北朝鮮のカウンター。相手FWキムにボールカットされ、右MFのホンにパス、ホンからのパスを受けた相手ボランチのミョンがミドルシュート、GK山下がセーブ。
29分、飲水タイム。選手たちは水を飲むだけでなく、氷の袋で首筋を冷やしている。
39分、南が相手FWキムを倒して、相手左サイドで北朝鮮のFK。ウィが蹴るが、植木がクリア。
42分、右サイド深い位置から藤野がクロス、こぼれを田中美南が拾ってすかさずシュート、決まってもおかしくなかったが、相手GKが残した左足の先ではじかれる。
追加タイム1分。46分、長野からのパスを受けた田中美南が倒され、中盤右寄りで日本のFK。長谷川がファーへ蹴るが、相手DF。
0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
前半より日本の選手たちの距離が縮まり、パスがよく回るようになる。解説の矢野や岩渕も「ハーフタイムに修正したと思う」と言う。
3分、相手FWキムからのパスを受けた相手左MFチェがミドルシュート、南が防ぐ。
5分、相手ボランチのホンからのスルーパスを高橋がクリアして北朝鮮の右CK。キッカーは2番DFリ。シュートされるがヒットせず、GK山下が捕る。
10分、相手ボランチの9番チュがペナルティーエリア手前からミドルシュート、バーに当たる。しかし、その前に長谷川へのオフェンスファールがあったらしい。
13分にも、相手スルーパスに走りこんだ相手FWキムがペナルティーエリア左奥から折り返し、相手ボランチの6番ミョンがシュート、枠の上。
13分、日本が一人目の交代。植木に代えて中嶋(広島)を入れる。ドリブラーらしい。
16分、北朝鮮の攻撃。相手CKのこぼれから相手MFホンにクロスを上げられ、GK山下がファンブルするが、オフエンスファール。
21分、相手ボランチの6番ミョンがミドルシュート、熊谷が防ぐ。
24分、日本が二人同時交代。長野に代えて清家(浦和)、熊谷に代えて谷川(ローゼンゴード・スウェ)を入れる。キャプテンマークは熊谷から南に渡される。北朝鮮も二人同時交代。14番FWホンに代えて22番FWキム、6番DFミョンに代えて10番FWリを入れる。
28分、相手右SB2番リが攻めあがってペナルティーエリア右横からクロス、相手FWキムがヘディングシュート、バーに当たって助かる。
33分、北朝鮮が三人目の交代。17番FWキムに代えて7番MFソンを入れる。
35分、中盤左で日本のFK。谷川が蹴るが、味方に合わず、相手GKが捕る。
37分、日本の左CK。谷川がファーへ蹴るが、相手GKがはじく。こぼれを藤野が拾うが、シュートに至らず。
38分、北朝鮮の左CK。キッカーは10番リ。キックはGK山下が捕る。
40分、日本はGK山下のフィードからカウンターをしかけるが、清家のクロスは中嶋に合わず。
42分、日本が四人目の交代。FW田中美南に代えて22番千葉(フランクフルト・独)を入れる。
44分、左SB古賀の足がつって倒れる。日本は既に三回交代しているので、もう代えられない。いったんピッチを出て治療。
追加タイム3分。古賀が戻る。北朝鮮がずっとクロスを入れ続ける。
47分、清水のフィードに清家が走りこみ、相手DFに当てるが、CKにならず。
49分、日本のカウンター。藤野がドリブルで持ち上がってクロス、相手DF。
0−0でタイムアップ。
サッカー短評 (2024.2/24)
湘南ベルマーレvs.川崎フロンターレ 1対2 (2024.2/24 レモンス) 第1節
ついにまた新シーズン開幕。4日前のACLラウンド16をホームで敗退というショックからのリバウンド・メンタリティが問われる。前半はベルマーレに押し込まれ、7分早々にセットプレーから失点。しかし、前半のうちに脇坂の渾身のミドルシュートが決まって追いつく。後半11分には、なんとFWエリソンが相手バックパスを相手GKから奪って追加点。その後、双方にバー直撃やオフサイドによるゴール取り消しなどがあったが、フロンターレが逃げ切った。気温10.9度、湿度31%。観客12987人。主審は小屋さん、VARは岡部さん。DAZN解説は坪井啓介、実況は桑原アナ。
先発は、DF三浦、高井、大南、佐々木。アンカーに橘田、インサイドハーフに山本と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン。(先発予想は、GKソンリョン。DF三浦、丸山、大南、際。アンカーに橘田、インサイドハーフに山本と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン。「スポーツナビ」の予想は、GKソンリョン、DF三浦、高井、ジェジエウ、際。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにエリソン。)キャプテンは脇坂。鬼木監督は8年目。ベンチにゴミス、山田、ゼ・ヒカルド、丸山など。
ベルマーレは昨季とは異なる4-4-2。GK富居。DF杉岡、キム・ミンテ、大岩、元フロンターレの鈴木雄斗。左右のアウトサイドに平岡大陽と池田。田中聡とベテラン茨田のダブルボランチ。新加入のルキアンと鈴木章斗のツートップ。(「スポーツナビ」の予想は、3-1-4-2。GKソン・ボムグン。DF大野、鹿島から来たキム・ミンテ、大岩。アンカーに田中聡、インサイドハーフに平岡大陽と池田。ツートップは元フロンターレの阿部とルキアン。)キャプテンはキム・ミンテ。ベンチには、元フロンターレの阿部、新加入のFWディサロなど。山口智監督は4年目。
「フロンターレは昨季初めの5試合で1勝とスタートダッシュに失敗して結局それが最後まで響いた」と桑原アナ。「今季はここまで公式戦3試合で2勝1敗といいスタートを切れている」。
ベルマーレが3バックか4バックか試合開始後しばらく、解説の坪井と桑原アナは確認していた。「ベルマーレは、4バックも練習しているとは聞いていたが、開幕戦でやるからには手ごたえがあるのだろう」と桑原アナ。
1分、マルシーニョがドリブル突破を狙うが、相手DF鈴木雄がはばむ。
7分、失点。相手FWルキアンを倒して、自陣ペナルティーエリア左角付近でベルマーレのFK。これを茨田が蹴り、高井がいったんクリアするが、こぼれをいい位置に走りこんだ相手MF池田に押さえの効いた低いシュートをうたれ、決められる。0−1。
ACL山東との第2戦でも、相手CKのこぼれをミドルシュートされた。セットプレーを一度防いだ後の処理がうまくないように感じる。池田には、誰かがもちろん寄せていたが間に合わず。
ベルマーレは、FWルキアンを筆頭にハイプレスをかけてくる。特に橘田には必ず誰かが寄せてきて、ここからの展開ができない。「マルシーニョと鈴木雄斗、家長と杉岡のバトルが面白い」と坪井。フロンターレはDFラインからの組み立てがロングフィードになってしまい、マルシーニョに渡っても、そこにも複数の相手DFがすばやく対応。脇坂や山本からもいいパスが出ない、というより、二人になかなかパスが通っていないようだ。
20分、左サイドでフロンターレのFK。キッカーは三浦。今季は、プレースキッカー一番手は脇坂ではないようだ。二人で立っているところもこれまで見ていない。桑原アナが「三浦選手はいいキックを蹴る」と言う。三浦のキックに大南が走りこみ、ヘディングシュート、決まったかに思ったが、相手GK富居が右足ではじく。解説の坪井が「大南は少しのけぞるような形になったのに、よく当てましたが、GK富居もよく止めた」。
21分、エリソンからの落としを家長が右からクロス、マルシーニョがペナルティーエリア内でヘディングシュート、枠の右。
22分、相手FW鈴木章斗にボールが渡り、ここから相手MF茨田がミドルシュート、枠の上。
24分、同点に。佐々木がルーズボールをつなぎ、エリソンへ。エリソンは家長に落とし、ゴール前へ走りこみ、相手DF三人を引きつける。家長は一瞬キープしてからフリーの脇坂へ。脇坂は利き足でない左で豪快なミドルシュート。枠の左上に当たって決まる。1−1。
実況席では「池田のゴールもいいシュートでしたが、脇坂のシュートは今節のベストゴールになってもおかしくない」。本人も試合後に「打つと決めていた。よく覚えていない。気持ちで決めた」と言ったらしい。脇坂はオフに海外からオファーもあった中、ACLで優勝したいと残留したのに、ホームでの山東戦では自らのCKからのカウンターで失点し、期するところがあったようだ。
27分、エリソンのミドルシュートは惜しくも枠の右。
27分、相手DF鈴木雄斗のクロスをマルシーニョが防いでベルマーレの右CK。杉岡がスリーパーを見せる。大きく戻すキックを蹴り、待っていた田中聡がダイレクトで正確なインパクトのミドルシュート、曲がって落ちてきたが、バーに当たって助かる。
31分、ベルマーレの右CK。杉岡のキックはまたデザインされた形で、ポケットに走りこんだ杉岡に戻して折り返しをねらったが、三浦がクリア。実況席では、「ベルマーレはいろいろなCKを用意してますね」。
38分には、相手FKのこぼれを先制点の池田がミドルシュート、佐々木が防ぐ。さらにこぼれを相手DFキムが攻めあがってシュート、これは大南が防ぐ。
39分、相手右サイドから相手DF鈴木雄斗がクロス、脇坂がクリアするが、こぼれをまた相手MF田中聡がミドルシュート、これも大南が防ぐ。
44分、ベルマーレのカウンター。中盤でボールカットされ、攻めあがった相手DF大岩が右サイドから折り返したが、橘田がクリア。解説の坪井が「橘田は危ない所に真っ先に入る」と賞賛。
追加タイム1分。1−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。1分、家長からのパスを受けたエリソンがペナルティーエリアにドリブルで入り、エリア内右からシュート、枠の上。
11分、逆転。相手DFキムからのバックパスを受けた相手GK富居に、エリソンが猛然と詰め寄ってボールカット、そのまま突き進み、後ろから引っ張る相手GKを振り払いもせずシュートを決める。2−1。ここまでエリソンは出場した3試合全てで得点。「倒れません。強いですね」と桑原アナが感心。解説の坪井は「でもエリソンが倒れたら、GK富居はPK献上でしたね」。ゴールパフォーマンスは「闘牛」らしい。エリソンは試合後のインタビューで「前からプレスをかけるのは好きだし、一瞬でもあきらめたくない」と言っていた。
18分、三浦からのスルーパスをペナルティーエリア左で受けたマルシーニョはシュートかと思ったが、エリソンへパス、エリソンはシュートしたが、枠の右。
20分、ベルマーレが二人同時交代。ボランチ茨田に代えて鈴木淳之介、FW鈴木章斗に代えて阿部を入れる。それぞれ同じポジションに入る。
25分、あわや同点に。相手右サイドへの展開から、入ったばかりの相手MF鈴木淳にミドルシュートを打たれ、これがゴールイン。主審はいったん得点を宣言するが、VARのゴールチェックが長引く。リプレーが出ると、シュートが相手FWの阿部に当たってコースが変わっており、阿部の位置がオフサイドかどうかの確認らしい。桑原アナは「ジャッジリプレイ」の番組でこういう事例に詳しく、「これは3D判定になるでしょう」と言う。オフサイドはファクトなので、VARオンリーレビューでオフサイドに確定、得点取り消し。やれやれ。
27分、フロンターレが一人目の交代。山本に代えて瀬古を入れる。「守備にも強い選手です」と桑原アナ。
30分、中盤左寄りでフロンターレのFK。やはり三浦が蹴るが、相手DF。
32分、相手MF平岡がミドルシュート、高井がクリア。
34分、佐々木が攻めあがってペナルティーエリア右からシュート、相手DF。こぼれをペナルティーエリア内で橘田が拾って脇坂にパス、脇坂のシュートは相手GK富居が触ってバーに当たる。ここでもVARが介入。今度は、脇坂のシュートが途中で相手DF鈴木雄の腕に当たっているらしい。リプレーを見ると、まず胸に当たってから腕に当たっており、カメラの角度によっては、腕が動いてボールを叩き落とそうとしているようにも見える。これはオンフィールドレビューになるが、主審はだいぶ長い間画像の確認をしていた。解説の坪井が「主審も迷っているようですね。ボールが当たった順序は関係あるんですか」と聞くと、桑原アナは「順序は関係ないが確かに体から離れた腕に当たっている。これはどちらの判定になってもおかしくない例」と言う。結局ノーハンドのままとなった。
39分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて瀬川、エリソンに代えて山田を入れる。ベルマーレも二人同時交代。平岡に代えて奥野、池田に代えて畑を入れる。ベルマーレは奥野がボランチに入り、田中がアウトサイドへ回ったようだ。
42分、相手DF鈴木雄からのパスを受けた畑がペナルティーエリア内から折り返すが、大南が防ぐ。43分には、相手左サイド杉岡からクロスを入れられるが、GKソンリョンが捕る。
追加タイム7分。45分、ベルマーレの左CK。杉岡が蹴り、相手DF鈴木雄にヘディングシュートされるが、高井がクリア。さらにこぼれを相手DF大岩がペナルティーエリア内からクロス、相手MF鈴木淳が中央からシュート、枠の右。
46分、ベルマーレが五人目の交代。DF大岩に代えてFWディサロを入れる。いよいよパワープレーか。
50分、相手右サイドからクロスを続けてあげられるが、全員で防ぐ。
51分、フロンターレが四人目の交代。脇坂に代えて丸山を入れる。脇坂はキャプテンマークを丸山の腕に巻く。こちらも守り切るという決意表明。
2−1でタイムアップ。
まずは勝点3を得て、暫定4位につけた。
第1節は、マリノス対ヴェルディなど明日にも2試合開催される。
サッカー短評 (2024.2/20)
川崎フロンターレvs.山東泰山 2対4 (2024.2/20 等々力) ACLラウンド16第2戦
ここで敗退。ミスで前半に2失点したのが痛かった。気温20.7度、湿度64%。観客11732人。アルアリ主審はクウェートの人。
先発は、第1戦とは二人変更。GKソンリョン。DF三浦、丸山、大南、佐々木。アンカーに橘田、インサイドハーフに山本と脇坂。ワントップはエリソン。ベンチにゴミス、山田、瀬川など。
山東は4-2-3-1。9番クリザンのワントップ。トップ下に22番リー。左右のシャドーに7番カザイシビリと38番シェ。5番ジョンジョンと77番ポンのダブルボランチ。DF11番リウ、27番シー、4番ジャジソン、28番ガオ。GK14番ワン。
1分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。
4分、相手左FWカザイシビリがシュート、DFに当たって山東の右CK。ポンが蹴り、相手長身DFジャジソンがヘディングシュート、GKソンリョンがはじく。続く相手連続左CKもDF陣が防ぐ。
6分、ボールカットされ、相手右FWシェにミドルシュートされるが、これもGKソンリョンが防ぐ。
7分、サイドチェンジのパスから左サイドを攻めあがった三浦がミドルシュート、相手DF。
8分、失点。GKソンリョンからのパスを受けた大南が相手MFリーにボールカットされ、ペナルティーエリア左からの折り返しを相手FWクリザンに押し込まれる。0−1。
14分、相手FWクリザンにパスが通り、シュートされるが、枠の左。
24分、パスをつないで前線のエリソンへ。エリソンはペナルティーエリア内からシュート、相手DFに当たってフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、ミスキックなのか、ニアで相手DFガオにカットされ、相手左FWカザイシビリへパス、カザイシビリは左サイドを持ち運んでアウトサイドでゴール前へクロス、走りこんだ相手DFガオにループシュートを打たれる。0−2。せっかく攻撃がつながるようになってきたところで再びの失点でショック。
27分、左サイド深い位置でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。29分にも中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、大南が頭に当てるが相手GK。
30分、1点返す。山本からのスルーパスに走りこんだ三浦がそのまま持ち上がって左サイド深い位置からシュートを決める。1−2。これで二試合合計4−4。
32分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
33分、山東のカウンター。相手左FWカザイシビリが突破をしかけ、シュートを打つが、DF陣が防ぐ。
35分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。37分にもフロンターレの右CKからのこぼれを三浦が拾ってしかけるが、相手DF。
39分、山本の左サイドからのクロスに脇坂が飛び込んでヘディングシュート、枠の上。タイミングはよかったが、いかにもうまくないヘディングシュートだった。
40分、右サイド家長からの横パスを山本がダイレクトでシュート、惜しくもバーに当たる。
43分、中盤相手左サイドで山東のFK。ポンが蹴り、カザイシビリにシュートされるが、枠の上。
45分、橘田からのスルーパスを受けたマルシーニョが相手GKと1対1になるが、シュートは止められる。
追加タイム5分。1−2でハーフタイム。
後半開始から、山東が二人同時交代。38番MFシェに代えて32番FWフェルナンジーニョ、5番ボランチのジョンジョンに代えて8番FWパトを入れる。
4分、相手スローインからゴール前で混戦、最後はシュートされるが、DF陣が防ぐ。
6分、エリソンが左サイドで粘って折り返し、家長が利き足の左足でシュート、相手DFに当たってフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれを家長が右足でシュートするが相手DF。
11分、丸山からのロングフィードに走りこんだマルシーニョが折り返し、家長が左足でシュート、相手GKがはじいたこぼれを三浦が拾って折り返し、山本がシュート、相手GKが捕る。
14分、追加点。脇坂が右サイド浦野スペースにスルーパス、走りこんだ家長がクロス、ファーでマルシーニョがシュート、左ポストに当たるが、こぼれをエリソンが押し込み、同点に。2−2。二試合合計5−4とふたたび勝ち越した。
20分、相手右サイドで山東のFK。フェルナンジーニョが蹴り、リーに触られるが、枠の左。24分にも、相手右サイドで山東のFK。こちらはリーが蹴るが、GKソンリョンがはじいて防ぐ。
28分、失点。中盤相手左サイドで相手FWクリザンにパスが通り、ドリブルで進んでDFをかわして強烈なシュートを決める。2−3。これで二試合合計6−6になってしまった。
34分、エリソンが相手GKに倒され、GKワンにレッドカード、ペナルティーエリア手前右寄りでフロンターレのFK。しかし、VARのチェックでエリソンはオフサイド、レッドカードとFKは取り消しに。
39分、フロンターレが三人同時交代。山本に代えて山田、エリソンに代えてゴミス、マルシーニョに代えて瀬川を入れる。
41分、山東の左CK。フェルナンジーニョが蹴るが、ゴミスがクリア。
追加タイム6分。47分、また相手FWクリザンにペナルティーエリア手前から鋭いシュートをうたれるが、大南が止める。48分、山東の左CK。フェルナンジーニョが蹴り、こぼれを相手FWリーにシュートされるが、GKソンリョン。こぼれも拾われるが、DF陣が防ぐ。
51分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、大南がヘディングシュート、枠の右。
52分、山東の右CK。フェルナンジーニョが蹴り、ゴール前で混戦に。クリアできずに相手DFジャジソンに蹴りこまれ、万事休す。2−4。VARが念入りにチェックするが、得点が認められる。
54分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えてジェジエウ、家長に代えて高井を入れる。
54分、フロンターレのパワープレー。高井が攻撃参加し、左サイドからクロスを入れるが、相手GKが触ってタイムアップ。
二試合合計で6−7となり、ラウンド16で敗退。
※なお翌日、他のJリーグ勢の試合があり、甲府は蔚山に連敗して敗退したが、マリノスはホームで延長までもつれたがPKで1−0と勝ち、タイのバンコクを二試合合計3−2で下してベスト8へコマを進めた。準々決勝4試合は、3/5〜13に開催される。
サッカー短評 (2024.2/17)
川崎フロンターレvs.ヴィッセル神戸 1対0 (2024.2/17 国立) スーパーカップ
リーグ王者の神戸と天皇杯優勝のフロンターレの対戦。前半は神戸に攻め込まれたが、ターンオーバーのメンバーで耐え抜き、後半なんと新加入のDFファンウェルメスケルケン際のシュート(?)が相手DF二人に当たってゴールイン。この1点を守って勝ち切った。気温13度、湿度33%。観客52142人。主審は池内さん、VARは山本雄大さん。日テレ解説は北沢さん、大久保、槙野。
先発は、ACLと完全に入替え。GK上福元、DF田邊、新加入の丸山、高井、新加入の際。アンカーに新加入のゼ・ヒカルド、インサイドハーフに新加入の山内と瀬古。左右のウイングには新加入のパトリッキ・ヴェロンと山田。ワントップにゴミス。ゲームキャプテンは瀬古。山内は、U12〜U18までアカデミー所属で桐蔭横浜大学を経て加入(先発予想は、GKソンリョン。DF際、大南、ジェジエウ、丸山。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにはマルシーニョと家長。ワントップにエリソン。酒井高徳のポジションが右SBなら、マルシーニョと際で対応することになる)。
ベンチには、マルシーニョ、山本悠樹、瀬川、橘田ら山東戦に先発したメンバーとまだ出番のないDF三浦やMF松井など。GKソンリョン、ジェジエウ、大南、脇坂、家長、エリソン、小林、宮城天らはベンチ外。
神戸は4-1-2-3。大迫を真ん中に左右のシャドーはパトリッキと佐々木。二列目に井出と山口蛍。アンカーに扇原。DF初瀬、トゥーレル、山川、酒井高徳。GK前川。キャプテンは山口。
1分、相手FW大迫にいきなりミドルシュートされるが、枠の左。
2分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手GKがはじく。
6分、中盤相手左サイドで神戸のFK。初瀬が蹴り、GK上福元がはじいて神戸の左CK。初瀬が蹴るが、高井がクリア。
10分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。11分、右サイドからの瀬古のクロスに、攻め上がってきた際がペナルティーエリア右でヘディングシュート、相手GKがはじいてまたフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DFがクリア、こぼれをヴェロンがシュート、枠の上。
15分、田邊が相手選手を後ろから抱えて倒し、イエローカード。
17分、山内からのパスをペナルティーエリア右奥で山田が受けるが、相手GK。さらに山田が粘ってこぼれ、すかさずゴミスがシュートするが、相手GK正面。
21分、神戸のMF井出が空足を踏んだような感じで傷め、神戸が一人目の交代。井出に代えてフロンターレから完全移籍した宮代を入れる。すると珍しくフロンターレ・サポーターがブーイング。試合前の選手紹介のときだったら、移籍した元選手にも拍手したと思うが、試合中だからか。実況席でも「珍しい」。フロンターレ・サポーターが元所属選手も家族扱いしていることは広く知られているようだ。解説の(たしか)北沢が「宮代はシュートがうまい。大迫とのコンビもいい」。
22分、選手交代で集中がゆるんだのか、相手MFパトリッキからのパスを受けた相手FW大迫にシュートされるが、GK上福元が足で防ぐ。
23分、今度はヴェロンからの折り返しをゴミスがシュートするが相手DFにクリアされてフロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
24分、相手右サイド酒井からのクロスを相手FW大迫がGK上福元と競り合い、こぼれを相手MF山口がミドルシュート、枠の上。
25分、ゴミスが相手DFを倒したとしてイエローカード。
28分から連続して相手左FWパトリッキにクロスを入れられるが、DF陣がクリア。31分、中盤相手右サイドで神戸のFK。初瀬が蹴るが、DFがクリア。
37分、相手MF山口からのパスを受けた相手FW大迫がペナルティーエリア内でシュート、枠の右で助かる。
39分、瀬古がドリブルでペナルティーエリア手前まで進みシュート、枠の上。
フロンターレの選手たちはやや押し込まれつつも最後は何とか防いでいる。解説の大久保に「DFラインをもっと上げた方がいい」と言われる。宮代にパスが入ると、高井らが複数ですぐ寄せて、前を向かせないようにしている。高井は大迫もよく抑え、一度はボールカットもしていた。
42分、神戸のカウンター。相手右FW佐々木がペナルティーエリア右奥からシュート、枠の左で助かる。相手右サイドは酒井高徳も攻めあがってくるので、田邊一人だと対応が難しい。槙野が「丸山ともっとコミュニケーションをとった方がいい」と言う。
46分、相手左サイドからくずされ、相手DF初瀬のクロスを相手右FW佐々木にヘディングシュートされるが、GK上福元が捕る。0−0でハーフタイム。やれやれ。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。田邊に代えて新加入の三浦を入れる。
1分、相手右サイドから佐々木がクロス、受けた相手FW宮代がペナルティーエリア内からシュート、際が防ぐ。
2分、先制。中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、相手GKがはじき、さらに相手MF山口が空中で触るが、こぼれにつめていた際が蹴り、これが相手DFの誰かに当たって、いい具合に相手GKの触れない左上に飛んでゴールイン。1−0。
6分、ロングボールをDFラインの裏に入れられるが、大迫に渡る前にGK上福元が飛び出してクリア。「上福元は足元の技術が高い」「後半は、フロンターレのDFラインが高くなっている」と解説陣。
9分、相手MF扇原からのパスを受けた相手左FWパトリッキがペナルティーエリア左からシュート、枠の上で助かる。さらに相手DF酒井に攻め込まれてペナルティーエリア右からシュートされるが、枠の上。
18分、自陣ペナルティーエリア手前左寄りで神戸のFK。ボールサイドに初瀬と大迫が立つ。実況アナが「大迫は昨年FKで川崎から得点している」と言う。案の定、大迫が直接ねらうが、壁に当たる。
20分、フロンターレが2人目の交代。ヴェロンに代えてマルシーニョを入れる。
20分、際が右サイドからロングスロー、こぼれをゴミスがシュート、相手DF。
24分、マルシーニョが相手MF扇原に倒され、扇原にイエローカード。ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。瀬古が直接ねらうが惜しくもバーに当たる。
24分、際が攻めあがってシュート、下がってきた相手FW宮代が防ぎ、フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
25分、神戸が二人同時交代。パトリッキに代えて広瀬、扇原に代えて井手口を入れる。
28分、入ったばかりの相手右FW広瀬からクロスを入れられ、相手FW大迫がペナルティーエリア真ん中で頭に当てるが枠の上。31分、相手FW宮代がミドルシュート、枠の右。
32分、瀬古からのロングフィードに走りこんだマルシーニョがペナルティーエリア左に入ってシュート、相手GKがはじいてフロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
35分、フロンターレが二人同時交代。山内に代えて橘田、ファンウェルメスケルケン際に代えて瀬川を入れる。瀬川を右SBに入れたようだが、ねらわれないか。神戸も四人目の交代。初瀬に代えて飯野を入れる。
40分、フロンターレが五人目の交代。足がつった瀬古に代えて山本悠樹を入れる。
40分、右サイドでフロンターレのFK。入ったばかりの山本が蹴るが、相手GKがはじいてフロンターレの左CK。山本が蹴るが、相手DFがクリア。こぼれを拾った瀬川がミドルシュート、枠の上。
追加タイム3分。46分、瀬川が相手選手のプレスをかわせずバックパスして、GK上福元が蹴り上げてしまい、神戸の左CK。飯野が蹴るが、高井がクリア。
47分、相手左FW広瀬がミドルシュート、GK上福元。
48分、橘田が相手を倒してイエローカード。中盤相手左サイドで神戸のFK。広瀬がゴール前に蹴りこむが、なんとゴミスがクリアして、そのままボールを拾った相手選手をライン際に追い詰める。38歳なのに90分走り切った。
1−0でタイムアップ。
試合後のインタビューで唯一の得点者の際が「家族も見に来ている中で、タイトルのかかっている試合でゴールを決めてタイトルを取れたのでうれしく思う」と答えていた。甲府のアカデミー出身だが、高卒後は父の国オランダに渡ってプロになった。日本でプレーするのは初めてという。かつてアンダーカテゴリーの日本代表に呼ばれたこともあるらしい。
鬼木監督は、この日程が決まった初めからターンオーバーしようと考えていたわけではないと言っていた。怪我人とかもありうるので、直前まで決めずにフラットに選んだとのこと。また、この2試合でできるだけ多くの選手に本番の試合を体験させ、監督もプレーを確認したいと思っていたために結果としてこうなった、ということらしい。
次の試合は、中二日でACLラウンド16第2戦の山東戦が等々力で行われる。
サッカー短評 (2024.2/13)
山東泰山vs.川崎フロンターレ 2対3 (2024.2/13 山東) ACLラウンド16第1戦
ガラッと選手もコーチ陣も入替えた今季の体制で臨む初戦はいきなりのアウェイ戦。立ち上がり15分は山東に押し込まれたが、GKソンリョンの活躍もあってしのぐと、24分、脇坂の右CKのとき相手のハンドがあったとVARのチェックから主審がオンフィールドレビューを経て判定変更。28分、これで得たPKをエリソンが決めて先制。さらに33分、マルシーニョのダイビングヘッドで追加点。その後、山東のラフプレーとフロンターレのパスミスからピンチをまねくが、GKソンリョンのセーブでしのぎ、2−0で後半へ。山東は12分に外国籍FWを二人投入。フロンターレが得点チャンスを決めきれずにいると、22分、ついに失点。本職でない左SB瀬川の側から崩され、交代で入った相手FWに決められた。27分、フロンターレもFW山田とDF丸山を入れ、山田と家長のツートップとする5-3-2へシステム変更したようだった。すると34分、GKソンリョンのロングフィードを山田が頭でつなぎ、家長が絶妙な胸トラップから相手DFをブロックしつつシュートを決め、3点目。しかし山東も長身DFを前線へ上げるパワープレーで、フロンターレは防戦一方に。「クロスの出所にプレスがかからない」状態となり、ついに40分にまた失点。直後に審判の通信システムトラブルがあり少し中断。ここでフロンターレは左右のSBを交代。これで何とか7分の追加タイムをしのぎきって3−2で勝利した。山東はなんとシュート20本、そのうち枠内が13本。GKソンリョンに感謝。フロンターレはシュート7本、枠内4本。ずいぶん効率がよかったわけだ。気温20度、湿度39%。観客数46273人。タキ主審はシンガポールの人。VARはタイの人。DAZN解説は福田さん、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF瀬川、大南、ジェジエウ、佐々木。アンカーに橘田、インサイドハーフにはガンバから新加入の山本悠樹と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップに新加入のエリソン。キャプテンは今季から脇坂。副キャプテンに小林、山田、瀬古、丸山とか(先発予想は、GKソンリョン。DF佐々木、大南、ジェジエウ、丸山。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにゴミス。キャプテンは引き続き橘田か)。ベンチにゴミス、ゼ・ヒカルド、MF山内、松井、瀬古、DF高井、丸山、ファンウェルメスケルケン際など。
今季は、長く在籍した生え抜きの登里のセレッソ完全移籍、山村のマリノス完全移籍、山根のLAギャラクシー完全移籍、1/29発表の車屋の左ヒザ半月板手術、2/1発表の遠野の右肩脱臼などDF陣中心に激震状態。新外国人選手3人(MFゼ・ヒカルド、ヴェロン、FWエリソン)も未知数だし、新加入選手が開幕からどのくらいフィットするか不安要素だらけ。甲府からのDF三浦、名古屋からのDF丸山などは即戦力要員のはずだが。
山東はグループ2位で上がってきた。3月から新シーズンでやはりこの試合が今季公式戦初戦。開幕前に、蔚山からのカザイシビリやFWクリザンを補強。システムは4-4-1-1か。ワントップに9番クリザン。トップ下に7番カザイシビリ。左右のWBに29番チェンと67番ウー。77番ポンと22番リーのダブルボランチ。DF11番リウ、5番ジョンジョン、4番ジャジソン、28番ガオ。GK14番ワン。キャプテンは5番ジョンジョンか。チェ ガンヒ監督はなんとブラジルW杯で韓国代表も率いた経験のある韓国の人。
相手FWクリザンは左に流れたりしてパスを受け、鋭いシュートも打ってくる。解説の福田さんが「いやな動き」。カザイシビリも蔚山のときと同じく目端が利く展開やシュートも打つ。山東は、最初の15分の攻撃ラッシュの後は少し落ち着いた。解説の福田さんは、「DFラインの裏はあくのでねらい目」というが、なかなかそこを使えない。
フロンターレは新加入のエリソンがさっそく得点してよかった。ただ、交代で下がるとき、左もも裏を押さえていたのが心配だ。もう一人の新加入で先発した山本もなかなかよかった。フロンターレの初シュートをうったし、元々ボランチらしいので、展開のパスも期待。橘田は少しパスミスやボールロストがあって、まだエンジンがかかっていない感じ。瀬川が左SBで出てくるのは、登里の穴が埋まっていないということだろう。このグラウンドの芝の状態もフロンターレのパスサッカーには不利だが慣れるしかない。
5分、相手MFポンが橘田からボールカット、相手左サイドのカザイシビリにパス。カザイシビリはペナルティーエリア左に入ってシュート、ニアでGKソンリョンがはじく。
7分、相手右WBウーがボールカットからカウンター。サイドチェンジして相手左SBリウがペナルティーエリア左に入ってシュート、これもGKソンリョンが右手ではじく。右SB佐々木はなかなか相手を止められない。
8分、マルシーニョのドリブルから右前方へのパス、走りこんだ山本がペナルティーエリア右からシュート、惜しくも枠の上。これがフロンターレの最初のシュート。ずっと攻め込まれていたので、流れを変えられてよかった。
13分、大南のパスが相手MFウーにカットされ、そのままドリブルでペナルティーエリアに入られてシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。最初からこんなにGKが活躍するようではいけないのだが。この試合は、フロンターレの攻撃の起点になる縦パスがひっかかることが多く、後半に入ってから解説の福田さんが「ボールの失い方が悪い」と指摘。
14分、脇坂のクロスが相手GKにクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ファーでジェジエウが頭に当てるが枠の外。
17分、中盤でボールカットされ、相手FWにクロスが入るが、GKソンリョンが早めに飛び出してクリア。すばらしい。以前は、こんなに前へ出てくるGKではなかったが。
19分、エリソンがペナルティーエリア手前からシュート、枠の外。20分、山本がマルシーニョからのパスを受けてペナルティーエリア左に入るが、相手DFの対応にあい、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、またファーでジェジエウがシュートするがヒットせず、相手GK。このあたりから山東のプレスがおちつき、フロンターレの攻撃も増える。
24分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ファーで相手DFが触ったこぼれを家長が拾い、最後はエリソンがシュートするが、相手GKが捕る。ここでVARのチェックが入り、PKの可能性と出るので、家長が倒された場面かと実況席では話していたが、なんと最初の相手DFが触った場面で明らかなハンドがあったことが主審のオンフィールドレビュー場面でわかった。主審はPKに判定を変更。PKキッカーは「昨年は家長が蹴ることが多かった」と福田さんが言うが、FWエリソンがボールをセット。FC東京のディエゴ・オリヴェイラのようなステップで右サイドネットに決める。1−0。新加入FWが決めてよかった。
31分、エリソンが相手選手の背中を両手で押して倒し、イエローカード。もったいない。
33分、追加点。家長からのパスを受けた脇坂が左斜め前方にループパス、マルシーニョが走りこんでダイビングヘッドを決める。2−0。
35分、瀬川が相手ボランチのポンに倒され、ポンにイエローカード。瀬川は腰付近を膝蹴りされた格好で痛そう。ここでまたVARのチェックが入り、主審がオンフィールドレビュー。退場なのかと思ったが、イエローのままだった。
40分、相手FWクリザンが橘田との競り合いで倒れる。メディカルが入るが自力で歩いて出る。
44分、フロンターレの縦パスが相手に当たり、相手ボランチのリーがペナルティーエリア右に入ってフリーでクロス、相手左WBチェンが飛び込むが、GKソンリョンがはじき、山東の右CKに逃れる。ポンが蹴るが、大南がクリア。
追加タイム5分。2−0のままハーフタイム。
後半は交代なしで開始。立ち上がりは、前半と同じく山東が攻撃ラッシュ。
6分、相手右サイドからの折り返しに相手FWクリザンがペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右で助かる。
7分、マルシーニョに対して靴の裏を見せてタックルにいった相手右SBガオにイエローカード。前半の終わりごろから山東にラフプレーが増えてきた。
11分、脇坂が相手ボランチのリーを倒して、自陣ペナルティーエリア左外で山東のFK。ここで山東が二人同時交代。左WB29番チェンに代えて32番フェルナンジーニョ、67番右WBウーに代えて8番パトを入れる。解説の福田さんが「前線に外国人選手を入れて攻撃は彼らにまかせ、ますます前と後ろが開く可能性がある」。
13分、相手FKはジョンジョンが蹴り、GKソンリョンが触るが、大きくはじけず、ペナルティーエリア右で相手右SBガオに拾われるが、ほぼ同時にジェジエウが右ポスト際に寄せ、シュートは右サイドネットにはずれる。
14分、瀬川にイエローカード。
15分、クリアボールを拾ったマルシーニョがフリーで一気にドリブル、相手ペナルティーエリアに入って相手GKと1対1になるが、GKをかわそうとしたタッチが大きくなり、相手GKが捕る。惜しかった。
17分、相手右サイドで山東のFK。相手MFのリーが蹴り、大南に競り勝った相手右WBパトがヘディングシュート、GKソンリョンが捕る。
19分、フロンターレが一人目の交代。山本に代えて瀬古を入れる。
22分、失点。相手右サイドから崩され、橘田が相手の配球役のカザイシビリからせっかくボールを奪ったが、こぼれを相手MFフェルナンジーニョに拾われ、ペナルティーアークからシュートを左下に決められる。2−1。
27分、フロンターレが二人同時交代。エリソンに代えて山田、マルシーニョに代えて新加入のDF丸山を入れる。解説の福田さんが「前線のブラジル人二人は相手チームに脅威を感じさせていたと思う。いなくなってかさにかかってくるかもしれない」と心配する。山田と家長のツートップ、丸山は左ストッパーのような位置に入って5バック気味か。
29分、相手右CKからの二次攻撃で相手右サイドからクロスを開けられ、FWクリザンが頭で触るが、GKソンリョンがはじいて相手左CKに逃れる。
30分、相手CKをリーが蹴り、ニアで相手FWパトが頭で触り、ファーで相手FWクリザンがヘディングシュートをたたきつけるが右ポストに当たって助かる。こぼれも拾われるが、なんとかしのぐ。
33分、相手サイドで山東のFK。フェルナンジーニョが蹴るが、GKソンリョンがはじいて相手左CK。CKは丸山がクリア。
34分、追加点。GKソンリョンのロングフィードを山田が相手DFと競りながら頭のワンタッチで家長へ。家長はうまく相手DFを押さえながら利き足の左でシュートを決める。3−1。解説の福田さんは「家長はうまく左足で蹴れる所にボールをトラップした」と言う。
36分、山東が三人目の交代。77番ボランチのポンに代えて27番DFシーを入れる。これで外国人CBジャジソンを前線に上げたらしい。
37分、丸山が前戦に残ったジャジソンを倒して、自陣ペナルティーエリア手前中央で山東のFK。ジョンジョンが直接ねらうが、壁の家長が頭ではじいて山東の右CKに。このCKはGKソンリョンが防ぐ。フロンターレは後ろが重くなって、相手のクロスの出し手に全然プレスがかかっていない。
40分、失点。相手右SBガオが中盤からゴール前にクロス、大南に余裕で競り勝った相手DFジャジソンがヘディングシュート、3−2。
この後、主審がさかんに耳や右腕に触って通信状態を確認しているので、てっきりゴールに関するVARチェックの連絡かと思ったが、どうもそうではなく、機械のトラブルらしい。福田さんが「通信機械を交換すると、再装着と確認にさらに時間がかかる」と言う。しかし交換せずに再開。
45分、フロンターレが二人同時交代。佐々木に代えて新加入のDFファンウェルメスケルケン、瀬川に代えてDF田邊を入れる。いよいよ6バックか。
追加タイム7分。46分、田邊が相手FWフェルナンジーニョを倒していきなりイエローカード。フェルナンジーニョはピッチを出て治療するが歩くことも難しい。49分、山東が四人目の交代。32番フェルナンジーニョに代えて43番MFメウランを入れる。
50分、中盤相手右サイドで山東のFK。交代で入ったシーが蹴るが、大南が頭でクリア。
52分、再び相手右サイドからの山東のFK。シーが蹴り、相手DFガオが頭に当てるが枠の外。
53分、家長に遅延行為でイエローカード。
54分、相手クロスをGKソンリョンがはじいて山東の右CK。これも全員で守ってやっとタイムアップ。
重要なラウンド16第1戦を勝利。今季初戦からの難しい試合を新加入DF総動員で勝ち切った。MVPはソンリョンではないかと思うが、家長になった。
サッカー短評 (2024.2/3)
日本vs.イラン 1対2 (2024.2/3 アルラヤン・カタール) アジアカップ準々決勝
前半28分に守田が攻めあがって上田とパス交換からシュート、相手GKに当たってゴールインして先制。後半初めに、上田のヘディングシュートや久保の惜しいシュートなど追加点のチャンスはあったが、決めきれず。後半10分にイランの縦に速い攻撃でアズムンにクロスを入れられ、モヘビに決められて失点。追いつかれると、あとは防戦一方。後半22分に久保と前田に代えて南野と三笘を入れたが効果なし。解説の小野が言う通り「ボールの出所にプレスがかかっていない」状態で好きに攻めさせてしまい、延長も見えてきた51分、相手左クロスを上げられ、対応に冨安と板倉が重なってしまい、相手DFカナーニが拾う。これを板倉が倒してしまってPKに。キャプテンのジャハンバフシュにPKを決められてここで敗戦。気温20度、湿度37%。観客35640人。マー・ニン主審は中国の人。DAZN解説は水沼さんと小野伸二。実況は野村アナ。
先発は、4人入替え。GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝、冨安、板倉、毎熊。アンカーに遠藤、インサイドハーフに守田と久保。左右のウイングには前田と堂安。ワントップ上田。旗手は肉離れでベンチ外。伊東が昨日離脱。三笘はベンチスタート。
イランは、4-2-3-1。ワントップ20番アズムン、二列目に21番モヘビと7番ジャハンバフシュ。トップ下にゴッドス。6番エザトラヒとイブラヒミはダブルボランチ・DF5番モハマディ、4番ハリルザデ、13番カナーニ、23番レザイアン。GK1番ベイランバンド。キャプテンは7番ジャハンバフシュ。アミール・ガレノエイ監督。イランはここまで試合開始時刻が遅い時間で、ラウンド16ではPK戦を勝ち上がってきたので、体力的に日本より厳しい、とされていたのだが。
相手右サイドの攻撃を抑えるために入れた初先発の前田はよく効いていた。三笘に代えるとそこまでの追いまわしはできずイランに攻撃を許してしまった。久保も上田にいいボールを入れようとしていたが、南野は攻撃の機会がなく名前も出ず。中盤でボールを失わないよう、佐野を入れるべきだったのでは。前田は残してもよかったか。試合後に森保監督は「相手のパワー攻撃をどう回避すべきか対応しきれなかった。今回は私が交代カードをうまく切れなかった」というようなことを言っていた。
サッカー短評 (2024.1/31)
日本vs.バーレーン 3対1 (2024.1/31 アルトゥマーマ・カタール) アジアカップラウンド16
前半、押し気味に進める中、0−0で30分過ぎたが、右SB毎熊の鋭いミドルシュートが左ポストに当たったこぼれを走りこんだ堂安が流し込んで先制。後半は4分に久保が追加点。19分には、相手FKをクリアしようとした板倉とGK鈴木がぶつかってオウンゴール。流れが相手に傾いたが、27分、上田が南野をおとりに切り込んでGK正面から3点目を決めた。途中、怪我で交代した旗手が心配。気温27度、湿度48%。観客31832人。アハマド・アルアリ主審はクウェートの人。DAZN解説は水沼さんと小野伸二。現地に佐藤寿人。実況は下田アナ。
先発はGK鈴木彩艶。DF中山、板倉、冨安、毎熊。アンカーに遠藤、インサイドハーフに旗手と久保。左右のウイングに中村敬斗と堂安。ワントップ上田。ベンチに三笘が入った。
バーレーンは4-1-2-3。ワントップに190cmの9番ユスフ。左右のウイングに8番マルフーンと7番マダン。二列目に10番アスワドと15番シャイフ。アンカーに6番ハルダン。DF19番アリ、3番ハヤム、4番バケル、18番アデル。GK22番ルトファラ。キャプテンは3番ハヤム。ピッツィ監督は昨年8月に就任したアルゼンチンの人。
9分、日本の左CK。久保が蹴り、上田がFKでヘディングシュート、枠内に跳んだが相手GK正面。10分にも日本の右CK。こちらも久保が蹴るが、相手DF。
11分、こぼれを拾った相手FWユスフがペナルティーエリアに入ってシュート、GK鈴木が片足に当てて防ぐが、相手のオフサイドだった。
バーレーンは日本にボールを持たせ、プレスやパスミスでひっかけては、前線へロングボールを送る、というやり方。
22分、日本の左CK。久保が蹴り、相手DFのクリアを旗手が拾って冨安が折り返すと、遠藤が飛び込むが、相手DF。
25分、毎熊のクロスがクリアされて日本の右CK。久保が蹴り、冨安が頭に当てるが枠の外。
28分、相手GKが倒れていて、右のモモ裏に手を当てている。しかししばらくして立ち上がる。
29分、中村がボールをカットされ、相手右サイドからマルフーンが攻めあがって折り返し、ペナルティーエリア手前からマダンがシュート、GK鈴木。
31分、先制。遠藤からのパスを受けた毎熊がペナルティーエリア手前からすごいミドルシュート、左ポストに当たった跳ね返りに中村、上田も反応したが、最初に走りこんだ堂安に譲って堂安が落ち着いて流し込んだ。上田や中村はオフサイドだったかも。
33分、旗手が座り込む。何があったのかわからず。どうやらダメそうで悲しそうな顔。守田が急いでアップし始め、この間日本は10人でボール回し。35分、板倉が大きく蹴り出して、日本が一人目の交代。旗手に代えて守田を入れる。
39分、中村がドリブルで相手DFをかわして左足でシュート、相手に当たって日本の左CK。久保が蹴るが、相手DF。こぼれを頭で競り合った堂安のオフェンスファールになる。
追加タイム3分。46分、相手左サイドから前線へループパス、相手FWユスフが収めて強引にシュート、GK鈴木。
1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。三笘の登場はあるか。
2分、中盤左サイドで日本のFK。久保が蹴り、板倉がフリーでヘディングシュート、わずかに枠の右。
4分、追加点。久保のボールカットから日本のカウンター。久保の中央へのパスは相手DFが触るが、こぼれを再び久保がシュート、ゴール右下に決まって2−0。いったんは主審が久保をオフサイドとするが、VARでオンフィールドレビューを行い、ゴールが認められる。
12分、中盤真ん中でバーレーンのFK。10番アスワドが蹴るが、板倉がクリア。
17分、毎熊からのスルーパスを受けた上田が折り返し、守田が左へパス、中村がシュートを決めるが、上田がオフサイドでノーゴール。
19分、失点。バーレーンの左CK。10番アスワドがファーへ蹴り、長身DFバケルが中山をかわしてヘディングシュート、GK鈴木が触るが真上に上がり、これを捕ろうとしたとき味方の上田が頭で押し込んでしまいオウンゴール。2−1。バーレーンのサポーターが大騒ぎ。
19分、バーレーンが一人目の交代。8番マルフーンに代えて20番フマイダンを入れる。
23分、日本も二人同時交代。久保に代えて南野、中村に代えて三笘を入れる。
27分、追加点。右サイド毎熊からのパスを受けた上田がペナルティーエリア右入って相手DFとかけひき、ゴール前に南野が走りこんだのをおとりに自らシュート、相手GKの足の間を通して3−1。
30分、センターサークルでバーレーンのFK。DFバケルが前戦へ送り、相手FWユスフが頭で触るが、ゴールラインを割る。
32分、バーレーンが二人同時交代。6番ハルダンに代えて13番アデデ、10番アスワドに代えて14番ハシャシュを入れる。
33分、日本の右CK。堂安が蹴るが、相手GKがはじく。
34分、南野からの縦パスに走りこんだ上田が切り返すと相手3番ハヤムに倒され、ハヤムにイエローカード。日本のFK。
ここで日本が二人同時交代。堂安に代えて町田、上田に代えて浅野を入れる。DFラインは板倉、冨安、町田の3バックに変更。FKは南野が直接ねらうが壁に防がれる。
38分、相手右サイドからバーレーンの前線へロングボールが入り、相手FWユスフは冨安と競りながら反転してシュート、町田が防ぐ。
40分、三笘が左サイドをドリブル突破、右側を駆け上がった浅野へパスを送るが、浅野はうまく受けられず。
44分、相手イドからのパスを収めた相手FWユスフが前を向いて強引に左足でシュート、板倉が触ってGK鈴木が捕る。
追加タイム10分。
47分、バーレーンは二人同時交代。19番アリに代えて23番ハラシ、15番シャイフに代えて24番ヘライフをを入れる。
49分、中山からのスルーパスに走りこんだ浅野がペナルティーエリア左から利き足でない右でシュート、相手GK。
50分、浅野からのパスを受けた南野がペナルティーエリア手前右から折り返し、走りこんだ三笘がボレーシュート、きちんと当たらず、ゴールならず。
55分、板倉と相手FWユスフが競り合った後二人とも倒れる。板倉は足を傷めていったんピッチを出るがなんとか戻ってプレー続行。
3−1でタイムアップ。
これでベスト8。次は準々決勝でイランと対戦。
サッカー短評 (2024.1/24)
日本vs.インドネシア 3対1 (2024.1/24 カタール) アジアカップグループD第3節
開始6分にPKで先制。前半はシュート7本だが、中村の左ポスト直撃も含めて6本枠外。終始押し気味に進めたが、追加点はなく後半へ。後半7分、追加点。43分には、上田のシュートが相手DFに当たってオウンゴール。しかし追加タイムに相手左ロングスローからフリーでヘディングシュートを決められて失点。気温25度、湿度32%。観客26453人。ハミス・アルマッリ主審はカタールの人。DAZN解説は槙野と小野。実況は野村アナ。
先発は、GK鈴木彩艶。DF中山、町田、冨安、毎熊。アンカーに遠藤、左右のインサイドハーフに旗手と久保。左右のウイングに中村と堂安。ワントップ上田。中山と毎熊は初出場。板倉がベンチ外ということで心配。
インドネシアは3-4-2-1。しかし実際には、5バックで守っていた。ワントップ11番ストライク。二列目に2番サユリ、10番マウラナフィクリ。左右のWBに12番アルハンと6番ウォルシュ。7番フェルディナンと24番ジェナーのダブルボランチ。DF25番ウブネル、4番アマト、5番リド。GK21番アリ。ゲームキャプテンは4番アマト。シン・テヨン監督は、元韓国代表で日本との対戦経験もある。ロングスローを入れるアルハンは東京ヴェルディでのプレー経験があるという。欧米からの帰化選手もいるようだ。
2分、堂安からのパスをペナルティーエリア右で受けた上田が相手DFアマトに後ろから抱えられ、倒れるが、ノーファール。しかしVARが介入し、主審がオンフィールドレビューを行い、PKに判定変更。このPKを上田が自ら蹴り、ゴール右に決める。1−0。解説の槙野が「上田はボールを相手DFから隠すのがうまい」と言う。
槙野は、冨安がDFラインを高く設定している、と言う。野村アナがその意味で「冨安の復帰は大きい」と評価。冨安が渡辺と交代した後、槙野は「まずDFラインをそろえないと。ガタガタだ」と言っていたが、ロスタイムにロングスローから失点。
旗手はよく効いていた。あちこちに顔をだし、こぼれを拾ってすばやく前に付ける。久保は左へ流れたりDFライン近くまで下がったりしていたが、少しでも長く持つと相手が二人寄ってくる。小野が「久保は低い位置ではもっと早くパスした方がいい」と言う。堂安は積極的にシュートしていたが、1本も決まらず。槙野に「今日は堂安の日ではなかった」と言われる。
14分、上田が倒されて中盤左サイドで日本のFK。久保が蹴るが、相手DF。
24分、毎熊のボールカットから日本のカウンター。遠藤がペナルティーエリア右から折り返し、久保がダイレクトでシュートするが、右足のためか枠の左。
26分、旗手が倒されて中盤で日本のFK。旗手が蹴り、堂安がゴール前にループパスを入れるが、シュートに至らず。
31分、インドネシアの左CK。フェルディナンが蹴るが、直接ゴールラインを割る。
34分、久保からのパスを受けた中村がシュート、相手DF。こぼれを久保が今度は利き足の左でシュートするが、これも相手DF。
35分、毎熊が久保とパス交換してペナルティーエリア右からワンタッチでクロス、中村がシュートするが左ポストに当たる。残念。中村はここまで毎試合得点していたのだが。
36分、久保が倒されて中盤右サイドで日本のFK。旗手が蹴るが、相手GKがはじく。
39分、日本の左CK。久保が蹴るが、相手DF。
41分、冨安が倒され、中盤右サイドで日本のFK。久保がクイックスタートで蹴るが、相手DF。
42分、毎熊を倒した相手FWストライクにイエローカード。
44分左サイドを攻めあがった中山がファーへクロス、毎熊がスライディングで折り返し、上田がシュートするも相手DF。これで得た日本の右CKを久保が低いクロスを蹴るが、相手DF。
追加タイム4分。49分、久保が倒され、中央で日本のFK。久保が蹴るが、シュートに至らず。1−0でハーフタイム。
後半は選手交代なしで開始。
7分、追加点。GK鈴木から堂安、中村とパスをつなぎ、左からのクロスにニアで久保が相手DFを引き寄せてスルー、ファーでフリーの上田が落ち着いて流し込んだ。2−0。
9分、インドネシアが一人目の交代。2番インサイドハーフのサユリに代えて8番MFスライマンを入れる。
9分、相手右サイドでインドネシアのFK。ウブネルが蹴るが、GK鈴木が捕る。
9分、GK鈴木が堂安へフィード、堂安は旗手とパス交換してペナルティーエリア右からシュート、惜しくも枠の左。
15分、日本の左CK。久保が蹴り、町田がヘディングシュート、枠の右。
17分、冨安が前線へロングフィード、堂安がループシュート、わずかに枠の右。
19分、ペナルティーエリア左から中山からのクロスをフアーで堂安がヘディングシュート、相手DF。
23分、遠藤の手が相手選手の顔に当たり、イエローカード。
24分、日本が二人同時交代。旗手に代えて南野(モナコ・仏)、中村に代えて前田(セルティック・スコ)を入れる。南野はインサイドハーフ、前田は左ウイングにそのまま入ったようだ。
25分、南野が競り合いで相手選手の足を踏んでしまい、イエローカード。インドネシアが二人目の交代。10番FWマウラナフィクリに代えて3番DFバゴットを入れる。
32分、上田が相手DFアマトに倒され、アマトにイエローカード。33分、久保が相手DFウブネルに後ろからスライディングで倒され、ウブネルにイエローカード。
35分、前田が左サイド深い位置から上げたクロスをファーで毎熊がシュート、枠の右。
36分、相手MFアルハンが中盤相手左サイドからロングスロー、ゴール前で相手DFバゴットとGK鈴木の競り合いになるがオフェンスファール。
37分、日本が二人同時交代。久保に代えて佐野(鹿島)、冨安に代えて渡辺剛(ヘント・ベル)を入れる。佐野はボランチだがインサイドハーフに入ったのか。
40分、南野からのパスを受けた上田がシュート、枠の左。
41分、日本が五人目の交代。堂安に代えて伊東(ランス・仏)を入れる。これで前の方の選手はワントップの上田以外全員入替え。
43分、追加点。毎熊からのパスに走りこんだ伊東が右サイド深い位置から折り返し、上田がシュート、相手DFウブネルの足に当たったボールが跳ね上がってバーに当たり、ゴールイン。3−0。オウンゴールとなり、上田のハットトリックにはならず。
44分、インドネシアが三人目の交代。11番FWストライクに代えて15番MFカンブアヤを入れる。
追加タイム6分。46分、失点。中盤相手左サイドからアルハンがロングスロー。ゴール前で南野が頭で触るが、こぼれをファーで相手MFウォルシュがフリーでシュート、GK鈴木も反応してわずかに触るが決められる。3−1。
50分、中山が相手MFフェルディナンを倒してインドネトアのFK。フェルディナンが蹴るが、毎熊がバゴットに倒され、オフェンスファール。
3−1でタイムアップ。2位でグループDを突破し、決勝トーナメントに進む。ラウンド16では、1/31にグループEの1位と対戦する。
サッカー短評 (2024.1/19)
日本vs.イラク 1対2 (2024.1/19 カタール) アジアカップグループD第2節
開始5分で失点し、前半追加タイムにさらに失点という最悪の形でハーフタイム。後半開始から、冨安を入れたが、前線の入替えも同時に行うべきではなかったか。後半日本が攻勢を強めると、イラクの監督は5バックに移行。さらに日本が選手交代してFWを入れると、割り切って6バックも見せた。結局、日本は後半追加タイムにCKから1点返すのがやっと。第二次森保ジャパンの連勝は10試合で止まった。気温17度、湿度62%。観客38663人。ハリド・アルトゥライス主審はサウジアラビアの人。DAZN解説は元ヴェルディFWの林稜平と小野伸二。現地のピッチに佐藤寿人。実況は桑原アナ。
先発は2人変更。GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝、谷口、板倉、菅澤。守田と遠藤のダブルボランチ。左右のウイングには南野と伊東。トップ下に久保(ソシエダ・西)。ワントップ浅野(ボーフム・独)。ベトナム戦とはトップ下とワントップを変更。「スポーツナビ」の先発予想。GK前川。DF伊藤洋輝、冨安、板倉、毎熊。守田と遠藤のダブルボランチ。左右のウイングには中村敬斗と伊東。トップ下に南野。ワントップ浅野。
イラクは2007年にアジアカップで優勝している。その後湾岸戦争で海外に逃れた人たちの子どもたちが欧州で選手となり、今回のメンバーのうち8人が海外組という。システムは4-2-3-1。1試合目とは5人入替え。ワントップは18番アイメン・フセイン。トップ下に8番バイェッシュ。左右のシャドーに17番アリ・ジャシムと7番ユセフ・アミン。16番アルアマリと5番プトロスのダブルボランチ。DF25番アルハッジャージ、2番スラカ、4番ナディク、3番アリハイダル。GK12番ハッサン。キャプテンはGKハッサン。ヘスス・ガルシア監督はスペインの人。
立ち上がりからイラクは攻勢をかけてきた。少し後で解説の林が「日本はフワッと試合に入ってしまった」と言っていた。会場は完全にアウェイの雰囲気。
2分、相手左シャドーの17番ジャシムからのクロスを谷口が頭で触り、高く上がったボールをGK鈴木が大きく左へはじいてクリア。
5分、失点。相手右サイドから中央フセインを経由してワンタッチでパスが左サイドに渡り、攻めあがった相手左SBアルハッジャージが前方へスルーパス、受けたジャシムがすぐクロスを入れると、いったんはGK鈴木がはじくが、下がった位置から走りこんだ相手FWフセインにヘディングシュートで押し込まれた。0−1。
8分、伊東が倒され、右サイドで日本のFK。久保が蹴るが、味方に合わずにラインを割る。
10分、中盤でイラクのFK。16番アルアマリが蹴り、谷口がクリアするが、こぼれを相手右シャドーのアミンがミドルシュート、枠の左だがヒヤッとさせられる。解説の小野が「あそこからシュートを打とうと思うんですね」と言う。
13分、南野が倒され、中盤左サイドで日本のFK。伊藤が南野とパス交換してペナルティーエリア左に入り、シュートするが大きく枠の上。
16分、中盤相手右寄りでイラクのFK。ジャシムが蹴るが、GK鈴木が捕る。
18分、右SB菅原が右サイド前方に立てパス、伊東が走りこんでファーへ低いクロス、攻めあがった左SB伊藤が難しい姿勢で相手DFと競りながら中へパスを送るが、相手GKが捕る。
解説の林が「南野は中へ入ってプレーするので、久保とプレーエリアが重なってしまう。南野が空けた左サイドを伊藤がもう少し早く使えるといい」と言う。また、久保を使うなら、ワントップでボールを収めてもらい、二列目が前を向ける形を作りたい、という話も出た。浅野はポストプレーするFWではない。森保監督がもくろんだ、この組み合わせの攻撃陣による攻めの形が見えてこない。
右サイドの菅原と伊東の連携もあまりうまくいっていないように見える。前から一緒にやっている割にタイミングが合わない。伊東や久保がボールを持っている時、近くにフォローする味方が寄ってこないので孤立し、パスもつながらない。特に久保には必ず相手は二人で対応してくる。小野が後半になって、「前半は二人で攻撃していた。後半は三人で攻められるようになった」と言っていた。
21分、日本の左CK。久保がニアへ低いボールを入れ、ゴール前で混戦に。守田が何とか中へ入れると、遠藤が難しい姿勢でバイシクルシュート、枠の右。
26分、久保からのパスを受けた伊東が右からクロス、中央で浅野がヘディングシュートをねらうが、相手GKがはじく。
31分、相手ボランチのアルアマリがミドルシュート、枠の右。
32分、久保がペナルティーエリア左へスルーパス、浅野が受けてダイレクトでシュートするが、枠の左。解説の小野が「中央に伊東がフリーで走りこんでいたのが見えなかったのか」と言うが、解説の林が「ここまで浅野はシュートをうてていなかったので、打ちたかったと思う」と言う。後から振り返ると、これがこの試合一番の絶好機だった。
35分、南野が左から入れたクロスがクリアされて日本の左CK。久保が蹴るが、相手DFがクリアして今度は、日本の右CK。久保が蹴り、ニアで守田が触るが、相手DFがクリア。
38分、イラクの右CK。アルアマリが蹴り、これも混戦になるが、GK鈴木が捕る。40分には、相手左サイドでイラクのFK。アルアマリが蹴るが、伊藤がクリア。
現地の佐藤寿人から「冨安と前田のアップが急ピッチで行われているので後半からの投入があるかも」とレポートが入る。
追加タイム5分。49分、相手左SB25番アルハッジャージが攻め上がり、菅原をかわしてペナルティーエリア左へ入る。板倉が引き出され、遠藤も加勢。しかしクロスを上げられ、中央に飛び込んだ相手FWフセインがまたもヘディングシュートを決める。0−2。サイアク。このときフセインは勢いあまってネットに足がからまり傷めたらしい。
解説の林が「相手の左サイドを突破されたとき誰が寄せるかがはっきりしていなかったので、板倉と遠藤が二人で対応してしまい、伊藤が中央を締めるのがわずかに遅くなり、相手FWがフリーになってしまった」。
52分、日本の右CK。久保が蹴り、遠藤が合わせるが、枠の外。オフェンスファール。
0−2でハーフタイム。前半のスタッツでは、日本のシュートは3本、うち枠内は1本。イラクのシュートは5本、うち枠内は3本。
後半開始から日本が一人目の交代。谷口に代えて冨安(アーセナル・英)を入れる。イラクも二人同時交代。足を傷めたワントップFWの18番フセインに代えて10番モハナド・アリ、3番右SBアリハイダルに代えて23番ドスキを入れる。解説の林が「フィジカルが強いフセイン。より万能型のアリの方が日本にとっては対応しやすい」日本はもっと選手交代しなくてよいのか。
日本は二列目の配置を変更したようだ。南野をトップ下に、伊東を左へ、久保を右に入れている。解説陣は「南野は真ん中の方が生きる」と言う。
6分、中盤右サイドで日本のFK。久保が蹴るが、相手DF。7分、久保のクロスがクリアされて日本の右CK。久保がニアへ速いキックを入れ、守田が合わせるが、枠の外。
11分、伊東が左からペナルティーエリアに入って低いパス、浅野が走りこむと相手DFアリハイダルがクリアしようとした足が当たって倒れる。主審はPKを指示したが、VARがオンフィールドレビューを勧め、それを確認した主審がPK取り消し。残念。画像の角度によって、ボールだけクリアしたようにも、浅野の足に当たったようにも見えた。
15分、伊東のクロスがクリアされて日本の左CK。久保が蹴り、中央で板倉が頭に当てるが相手GK。
16分、イラクが三人目の交代。ボランチ5番プトロスに代えて20番ラシドを入れる。日本も二人同時交代。浅野に代えて上田(フェイエノールト・蘭)、久保に代えて堂安(フライブルク・独)を入れる。
18分、南野からのヒールパスをペナルティーエリアで受けた守田が折り返し、堂安がシュート、相手DF。
20分、南野が倒され、ペナルティーエリア手前で日本のFK。ここでイラクが四人目の交代。右シャドーの7番アミンに代えて6番アドナンを入れる。ボールサイドに菅原と堂安が立ち、堂安が直接ねらうが枠の上。
23分、イラクがロングボールをワントップのFWアリに入れ、冨安と競り合ったこぼれをすかさずシュート、枠の左で助かる。
25分、南野の右からのクロスがクリアされて日本の右CK。堂安が蹴るが、得点に至らず。28分、堂安のシュートが相手DFに当たり、日本の左CK。南野が蹴るが、相手DF。
29分、日本が二人同時交代。伊東に代えて前田(セルティック・スコ)、守田に代えて旗手(セルティック・スコ)を入れる。前田は左ウイングに入り、旗手は二列目に入ったか。堂安がFWに入ったのか。
30分、相手ボランチのラシドがペナルティーエリア右に入ってシュート、枠の外。
32分、イラクが五人目の交代。左シャドーの17番ジャシムに代えて24番タシーンを入れる。
37分、伊藤が左サイドを攻め上がり、ペナルティーエリア左からクロス、堂安がヘディングシュート、枠の左。38分、南野が右サイドから入れたクロスを前田がヘディングシュート、これも枠の左。
41分、中盤右サイドで日本のFK。堂安がファーへ蹴るが、相手DF。
42分、相手FWアリが一瞬のすきをついてペナルティーエリア右からシュート、枠の上。
43分、遠藤が中盤左から入れたクロスがクリアされて日本の右CK。菅原が蹴るが、相手DFがクリアして再び日本の右CK。続けて菅原が蹴るが、相手DF。このクリアでまたまた日本の右CK。菅原のキックを今度は冨安が頭に当てるが、枠の外。
追加タイム8分。
47分、遠藤が倒され、日本のFK。菅原がペナルティーエリア左へキックを上げるが、相手DFがクリアして日本の左CK。
48分、やっと1点返す。CKを旗手が蹴ると、相手GKが飛び出した上を越え、ファーで遠藤がヘディングシュート、右ポスト際に決まり、2−1。
50分、相手FWアリにボールが渡り、ペナルティーエリア手前からシュートされるが枠の上。
51分、堂安がペナルティーエリア手前からシュート、相手DFに当たって日本の右CK。これを菅原が蹴り、ゴール前で混戦になる。最後はこぼれを堂安がシュートするが枠の上。
1−2のままタイムアップ。
結局、16分に入れた上田と堂安もシュートが決まらず、29分に入れた旗手と前田も6バックのスペースがない中、どのように生かすのかはっきりせず。
平均身長はイラクの方が高いので、ただクロスを入れているだけではクリアされてしまう。CKやFKも以前はセットプレーコーチがいていろいろデザインしていたようだが、今はあまり工夫が感じられない。
日本は勝点3のままで、グループ2位に後退。イラクは勝点6としてグループ突破が決定。グループDのもう1試合は、インドネシアがベトナムに1−0で勝利。1/24の第3戦は、勝点3同士のインドネシアとグループ突破をかけて戦う。これで決勝トーナメント進出を決めたとしても、2位だとグループEの韓国とラウンド16で対戦することになるらしい。
※1/20、韓国がヨルダンとの第2戦を2−2で引き分け、グループ2位に後退したとのニュース。
サッカー短評 (2024.1/14)
日本vs.ベトナム 4対2 (2024.1/14 アルトゥマーマ・カタール) アジアカップグループD第1節
本来、昨年6月に中国で開催予定だった大会。コロナの影響で延期され、開催地も変更。試合は、幸先よく先制したのに、相手CKとFKから失点し逆転される。しかし前半のうちに南野の2点目、中村敬斗の目の覚めるようなシュートが決まって再逆転。後半にも交代で入った上田が追加点を取って大事な初戦を勝ち切った。気温26度、湿度42%。観客17385人。主審は韓国のキム・ジョンヒョクさん。DAZN解説は小野伸二と槙野。実況は下田アナ。現地のピッチ解説とインタビューに佐藤寿人、スタジオ解説に李忠成と野村アナ。
先発は、GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝、谷口、板倉、菅原。守田と遠藤のダブルボランチ、トップ下に南野。左右のウイングには中村敬斗と伊東純也。ワントップ細谷。キャプテンは遠藤。ケガの三笘と冨安はベンチ外。「サッカーダイジェストWeb」によるスタメン予想。GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝、谷口、板倉、菅原。佐野と守田のダブルボランチ、トップ下に南野。左右のウイングには中村敬斗と伊東純也。ワントップ細谷。ボランチ以外は合っている。
ベトナムはトルシエ監督。3-4-2-1。ワントップは10番ファム・トゥアンハイ。二列目に15番グェン・ディンバクと8番ドオ。左右のWBに3番ボーと7番ファム・スアンマイン。11番グェン・トゥアンアインと16番グェン・タイソンのダブルボランチ。DF12番ファン、20番ブイ、6番グェン・タインビン。GKグェン・フィリップ。キャプテンは8番ドオ。GKは母がチェコ人とのことで一人だけ背が高い。
ベトナムはよく統率がとれていて、守備的にひきこもっているだけではなかった。かなりDFラインを高くしてハイプレスもかけてきた。日本のパスミスを誘うと、前線へロングボール。15番のグェン・ディンバクはドリブルやボール扱いがうまい。
11分、左サイド中村のスルーパスに走りこんだ左SB伊藤がペナルティーエリア横から折り返すと相手DFがクリアして日本の左CK。伊東が蹴り、ファーの板倉にあたったこぼれを菅原がシュート、相手DFが防ぐが、その跳ね返りをつめた南野が押し込み、先制に成功する。1−0。
15分、相手MF15番グェンが左サイドをドリブルで攻め上がり、板倉が寄せ、菅原がクリアして相手左CK。キッカーは8番ドオ。ニアへ山なりのキック蹴ると、日本のニアポスト近くを守る遠藤の前に走りこんだ15番グェンが頭の後ろでファーへ流し、これがそのままゴールの右上に入ってしまう。1−1。
あっという間に追いつかれて、やや呆然。ベトナムは勢いづく。15番グェンは19歳だと下田アナが言う。
23分、惜しい場面。守田からのパスを受けた南野がすぐにターンしてシュート、わずかに右ポストの横。
日本は前線の細谷へ遠藤や谷口がパスを通そうとしても、相手DFががっちりマークしていて、出すことができない。左右のウイングや攻めあがったSBに通して、そこからクロスを入れるが、相手DFやGKに防がれてしまう。解説の槙野が「ワンタッチを入れるとパスを通すことができる」と言う。
32分、相手MF15番グェンを倒した菅原にイエローカード。中盤相手左サイドでベトナムのFK。キッカーの12番ファンが蹴り、相手CB20番ブイが板倉か誰かに競り勝ってヘディングシュート、GK鈴木彩艶がはじくが、大きくクリアできず、こぼれにつめた相手FW10番ファムに押し込まれ、逆転を喫する。1−2。
35分、左SB伊藤からのスルーパスを受けた中村が折り返し、守田がワンタッチで右の伊東へ展開。伊東はペナルティーエリア中央からシュートするが相手DF。40分にも伊藤がシュート、枠の上。
43分、日本の左CK。伊東がファーへ蹴り、こぼれを菅原がシュート、遠藤に当たる。44分にも、遠藤、伊東とつないで細谷がシュート、相手GK。
45分、追いつく。守田からのパスをペナルティーエリア近くで受けた遠藤が前を向いて縦パス、南野がペナルティーエリア中央で受け、落ち着いてシュート、相手DFの足の間をかすめてゴールイン。2−2。
追加タイム6分。47分、板倉のシュートは相手DF。49分、菅原とパス交換して伊東がシュート、相手GK。
49分、逆転。谷口からのパスを受けた南野が左前方の中村にパス、中村はペナルティーエリア手前左からループシュート、ゴール右上に決まり、3−2。
後半開始から日本が一人目の交代。細谷に代えて上田を入れる。ベトナムも一人目の交代。ボランチの11番グェンに代えて25番レファムを入れる。
ベトナムは守備のとき原則として5バックだが、あるときよく見たら、6-3-1で守っていた。前半ほどハイプレスにこない。疲れたのかもしれない。
日本は南野があらゆる危ない所に顔を出している。小野が「得点するとよく動ける」と言う。前半の日本のように、ベトナムはボールを回していても、攻め込むことができない。
18分、日本が二人目の交代。中村に代えて堂安を入れる。堂安は右ウイングに入り、伊東が左へ回る。
18分、伊東のドリブルから折り返しのパス、守田が受けてミドルシュート、相手DF。
19分、ベトナムも二人同時交代。15番グェンに代えて14番MFグェン・バンチュオン、3番左WBボーに代えて22番FWクァットを入れる。
24分、板倉のボールカットから、南野がシュート、相手GK。
29分、遠藤からのパスを受けた上田がシュート、相手GK。しかしそもそも上田がオフサイドだった。
32分、日本が二人同時交代。菅原に代えて毎熊、守田に代えて佐野を入れる。
33分、ベトナムが四人目の交代。足を傷めた7番右WBのファムに代えて13番MFチュオンを入れる。
39分、日本が五人目の交代。南野に代えて久保を入れる。
40分、追加点。遠藤からの縦パスを受けた堂安が久保へパス、久保がキープして相手DFを引き寄せてから左へパス、ほぼフリーで受けた上田が冷静にシュートを撃ち込み、相手DFの足に当たるが、中央に決まって4−2。やれやれよかった。
45分、ベトナムが前線へロングフィード、相手FWファムが受けてミドルシュート、GK鈴木が押さえる。
追加タイム5分。4−2で日本の勝利。
サッカー短評 (2024.1/8)
青森山田vs.近江 3対1 (2024.1/8 国立) 高校選手権決勝
最後は青森山田が地力の強さを見せたが、近江も前半は先制されながら粘り、後半早々に同点にしてみせた。しかし、後半15分に青森山田が勝ち越しゴールを決めた後は、次第に近江が防戦一方になり、最後はオウンゴールを与えて決着がついた。気温9.5度、湿度29%。観客55019人。日テレ解説は城彰二。
青森山田の先発は、GK1番鈴木、DF2番小林、3番丸刈りでロングスローワーの小沼、4番キャプテンの山本虎。6番菅澤と8番川原のダブルボランチ。二列目に10番芝田、13番福島、14番杉本。ワントップ11番米谷。正木監督は、黒田前監督のもとで19年コーチを務めてきた。町田ゼルビアの監督になった黒田前監督を引き継いで2年目。昨年は総監督として黒田氏がいたが、ベスト8に終わっていた。
近江は、パスをつなぐ攻撃が特徴。ワントップ9番小山。MF17番広瀬、14番浅井、8番山門、7番鵜戸、6番川上、4番西。DF10番キャプテンの金山、5番西村、2番安田。GK1番山崎。10番金山は攻撃時はフリーマンとして参加。4番西はいいパスを出すと解説の城が注目。滋賀県代表が優勝すれば、18年前の野洲高校以来とのこと。
前半立ち上がり10分くらいは、青森山田が攻め込んだが、近江がすばやく守ってシュートを打たせず。次第に相手に慣れると、近江の時間帯になる場面も増えてきた。青森山田は、近江の10番金山にマンマークを付けるというレポートが入る。金山が攻めあがると2人、3人と囲み自由にやらせない。
前半21分、青森右サイド杉森からのクロスをFW米谷がシュート、相手DF。
32分、青森MF芝田からのパスを左から中へ走りこんだ13番福島が胸トラップからシュート、ゴール左へ見事に決まる。1−0。
41分には、近江の14番浅井が遠目からミドルシュート、大きく枠の上。
後半開始から近江が一人目の交代。ワントップ小山に代えて2年生の13番山本諒を入れる。システムも変更し、中盤左アウトサイドに10番金山が上がる。近江は、ここまで、後半に得点が多いという。
すると、2分、近江のパスがつながり、14番浅井がたくみなドリブルでペナルティーエリア手前から右前方にスルーパス、中央から右へ走りこんだ10番金山が受けてゴールエリア右からゴール前に横パス、相手GKの届かない先に走りこんだのが交代で入ったばかり山本。相手DFのスライディングにわずかに触られるも左ポスト際でしっかり合わせて、1−1。
11分、青森山田も反撃。左SB小沼からのクロスをFW米谷がヘディングシュート、枠の上。
15分、青森のカウンター。FW米谷にロングパスが通り、高速ドリブルで相手DFをかわすと、ゆうゆうゴールに流し込んだ。2−1。米谷はこれで大会通算5得点で、市立船橋の郡司に並んだ。
24分、近江の右CK。しかしキックは相手DFに防がれ、かえってカウンターを受ける。青森14番浅井がドリブルで運び、8番川原とパス交換してシュート、そのまま決まったように見えたが、後でスローリプレイを見ると、近江DFにあたってコースが変わっていた。解説の城が「あれは防げません」。3−1。
最後追加タイム3分まで、近江は必死に食い下がったが、有効な形を作れず。
青森山田が2年ぶり4回目の優勝。夏のインターハイは優勝できなかったが、高円宮杯プレミアリーグで東地区優勝し、西地区優勝の広島にも勝ち、全国制覇。冬の選手権と2冠達成。
サッカー短評 (2024.1/9)
藤枝順心vs.十文字 3対0 (2024.1/7 ノエスタ) 全日本高校女子サッカー選手権大会決勝
昨年と同じ顔合わせ。しかし、今年の藤枝順心(東海第1代表・静岡)は夏のインターハイも優勝。ここまで4試合14得点1失点。対する十文字(関東第2代表・東京)は、4試合14得点2失点。数字上は互角に見えたが、藤枝の方が一枚上手だった。開始直後からハイプレス、4分にシュートのこぼれを10番久保田が押し込み先制。さらに前半最後にも辻沢が追加点。理想的な試合運びで後半へ。
後半は、十文字が積極的にシュートまで持ち込み、セットプレーもいろいろな形を見せた。しかし準々決勝から中一日の日程で、パスやキックの精度や強度が落ちているようで、得点できない。次第に藤枝のペースになり、とうとう3点目を交代で入った2年の葛西に決められ、大勢は決した。最後まで得点をねらったが、ゴールが遠かった。藤枝順心は、7度目の優勝だが、夏・冬2冠は初めてという。気温13.7度、湿度37%。観客2350人。TBS解説は中澤と引退したばかりの岩渕。
藤枝順心は、GK菊地。DF5番大川、8番中出、15番松本、18番柘植。MF6番下吉、10番久保田、19番植本。FW9番高岡、11番辻澤、17番藤原。キャプテンは5番大川和流。9番高岡、10番久保田、11番辻澤の3人は2022年のU17女子W杯インド大会代表だった。卒業後は10番久保田真生と11番FW辻澤、GK菊地がINAC神戸に入団内定。MF6番下吉はアルビレックス新潟レディースに入団内定とか。
十文字は、FW4番本多。MF7番新井、9番三宅、10番早間、12番川口、13番福島。DF3番米口、5番山ア、6番受川、8番安西。GK中村菫。キャプテンは9番三宅万尋。広島出身の10番早間は、卒業後WEリーグの広島レジーナに入るという。
前半4分、藤枝が先制。FW高岡がセンターサークルから前方へ送ったからのパスを受けたFW辻澤がペナルティーエリア線上からシュート、相手GKが足に当ててはじいたところを10番久保田がつめてゴール左に押し込んだ。1−0。
十文字も、ここまで3得点のFW9番三宅が右サイドを駆け上がり、ペナルティーエリア内右まで持ち込んでシュートしたが、相手GKが捕る。
さらに前半終了間際の45分に藤枝が追加点。自陣センターサークルから左前方へ19番植本がロングフィード。FW辻澤が相手DFと並走しながら受けて、そのままペナルティーエリアに進入、出てきた相手GKをよく見てゴール左へ打ち込んだ。2−0。
後半は、十文字が積極的にシュートを打ちにいった。5番山アのシュートは枠の上。10番早間のシュートは枠に飛んだが相手GK。
21分、十文字が一人目の交代。13番MF福島に代えて17番MF梅本を入れる。
23分、藤枝も一人目の交代。17番FW藤原に代えて23番2年生MF葛西を入れる。
26分、十文字はさらに二人同時交代。6番DF受川に代えて14番MF伊藤、8番DF安西に代えて長身の18番FW澤田さくらアリーヤを入れる。
しかし30分、みたび藤枝が得点。中盤右サイドから10番久保田がゴール前へクロスを上げる。中央で相手DFにマークされたFW辻澤には渡らなかったが、ファーに駆け込んできた23番葛西がフリーでシュート、ゴール左上にきれいに決まる。3−0。
32分、十文字が四人目の交代。5番DF山アに代えて2番DF小島を入れる。
しかし藤枝に傾いた流れは戻らず。藤枝は追加タイムに入ったところで二人同時交代。9番FW高岡に代えて14番FW曾根、交代で入った葛西に代えて7番MF青井を入れる。さらに48分には19番MF植本に代えて29番FW鈴木を入れるなどして下級生に決勝の舞台を踏ませる余裕。
3−0で藤枝順心が連覇達成。連覇は2019、2020年度の連覇に続く二回目で、常盤木学園以来2校目の連覇二回目とのこと。
サッカー短評 (2024.1/1)
日本vs.タイ 5対0 (2024.1/1 国立) 国際親善
ほとんど国内組と若手候補に経験を積ませる試合だった。前半は連携が合わず、無得点。後半開始から入った堂安がリズムを取り戻して6分に先制。決めたのは攻めあがった田中碧。その後は次第に調子が上がり、交代で入った中村敬斗、南野なども追加点。タイのオウンゴールも呼び込み大差となった。ここから、1/14から始まるアジアカップに呼ばれる選手はいるのか。主審は韓国のキム・ウースンさん。第4審に谷本さん。交代は6人まで。
先発は、GK鈴木彩艶(シントトロイデン・ベル)。DF森下(名古屋)、町田(サンジロワーズ・ベル)、藤井(名古屋)、毎熊(セレッソ)。田中碧(デュッセルドルフ・独)と佐野(鹿島)のダブルボランチ。左右のウイングに奥抜(ニュルンベルク・独)と伊東純也(ランス・仏)。トップ下に伊藤涼太郎(シントトロイデン・ベル)。ワントップ細谷(柏)。ゲームキャプテンは伊東。伊東と田中碧以外の9人はキャップ数ひとけた。藤井、奥抜、伊藤涼は初キャップ。ベンチにGK前川と野澤ブランドン、谷口、板倉、南野。浅野など。
タイは4-2-3-1または4-4-2。今回、チャナティップはいないが、ティーラトンなどJリーグにいた選手も何人か来ている。ゲームキャプテンは5番DFクリサダ。監督は日本人で石井正忠監督。
前半は攻めあぐねた。連携が合わずにパスミスが多発。
7分、ボランチ佐野からのパスを受けた伊藤涼がドリブルからミドルシュート、わずかに枠の左。8分、日本の右CK。伊東が蹴り、町田がヘディングシュート、枠の外。
17分、相手左SBミケルソンが攻めあがってのクロスを藤井がクリアしてタイの左CK。相手13番ジャルンサックが蹴るが、ニアで細谷がクリア。
22分、田中碧のボールカットから縦パス、細谷のポストプレーを受けて伊藤涼がシュート、枠の外。
30分、毎熊からの縦パスを受けた伊東純也のシュートは、相手DFとGKまでかわしたが、最後に戻ってきた相手DFに防がれた。
37分、タイのカウンター。19番トップ下のパトンポンのミドルシュートは町田に当たってGK鈴木が捕る。
41分には、伊東からのクロスを細谷がヘディングシュートはヒットせず枠の上。42分には、田中碧がミドルシュート、相手GKが防ぐ。0−0でハーフタイム。
後半開始から日本が二人同時交代。奥抜に代えて中村敬斗(ランス・仏)、伊藤に代えて堂安(フライブルク・独)を入れる。タイも四人同時交代。11番左ウイングのボディンに代えてスパチョーク(札幌)、21番右SBスパナンに代えて3番DFティーラトン、18番ボランチのピチャに代えて6番MFサーラット、22番ボランチのウィーラテップに代えて16番MFピティワットを入れる。
1分、タイの右CK。ティーラトンが蹴り、GK鈴木がはじく。こぼれを続けてミドルシュートされるが、いずれもDF陣が防ぐ。
6分、先制。堂安からのパスをペナルティーエリア右で受けた伊東がクロス、相手DFに当たったこぼれを攻めあがっていた田中碧が押し込み、1−0。これで一安心。碧がおいしいところを持っていった。
17分、堂安からのパスに走りこんだ左SB森下がペナルティーエリア手前までドリブルてシュート、相手DF。
21分、中盤相手左サイドでタイのFK。ティーラトンが蹴り、藤井がクリアがするが小さく、スパチョークにシュートされるも枠の外で助かる。
23分、日本が二人同時交代。伊東に代えて南野(モナコ・仏)、森下に代えて三浦(甲府)を入れる。伊東はキャプテンマークを南野に渡す。
24分、堂安からのパスを受けた南野がペナルティーエリア右からシュート、惜しくも枠の左。
25分、タイが五人目の交代。19番トップ下のパトンポンに代えて8番MFエカニットを入れる。
27分、追加点。中村からの縦パスを攻めあがった佐野がペナルティーエリア内から折り返し、受けた南野がシュート、相手DFにあたったこぼれを中村が押し込み、2−0。
29分、さらに追加点。日本の左CK。堂安が蹴り、ニアで細谷が頭でさわると、相手DFエリアスに当たってゴールイン。3−0。
31分、相手クロスを町田がクリアしてタイの右CK。サーラットが蹴るがニアで南野がクリア。こぼれを拾われるが、シュートは打たせず。
32分、タイが六人目の交代。13番右ウイングのジャルンサックに代えて20番MFサンティパープを入れる。
33分、日本が二人同時交代。毎熊に代えて菅原(AZ)、田中碧に代えて川村(広島)を入れる。
35分、日本の右CK。堂安が蹴り、こぼれを佐野がミドルシュート、ヒットせず枠の外。
37分、また追加点。右サイドを攻めあがった菅原が堂安とパス交換して右サイド深い位置から折り返し、走りこんだ川村がヘディングシュート、いったん相手GKがはじくが、これを自分で再度頭で押し込んだ。4−0。
42分、ペナルティーエリア左横から三浦が折り返しのパス、走りこんだ川村がシュート、枠の右。
46分、ついに南野がゴール。南野が堂安へ送ったパスは相手DFが触り、転がっているところに南野がつめて押し込んだ。5−0。
追加タイム2分。5−0で日本の勝利。
※同じ日の夕方にアジアカップのメンバーが発表された。結局、ほとんど変わらず。GK前川、鈴木、野澤。DF谷口、板倉、渡辺、中山、町田、毎熊、冨安、伊藤洋輝。MF/FWは遠藤、伊東、中村敬、浅野、守田、三笘、前田、旗手、堂安、上田、佐野、久保、細谷。三笘と久保はケガ。冨安もケガらしい。
「主力」で呼ばれなかった鎌田、田中碧、古橋について、質問が出たらしい。森保監督は「いろいろな事情」でこうなったと答えたようだが、古橋は不調、田中碧は移籍が成立すると身体検査の日程に当たるためらしい。