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サッカー短評 (2023.12/12)
蔚山現代vs.川崎フロンターレ 2対2 (2023.12/12 蔚山文殊) ACLグループI第6節
2点先制しながら、前半のうちに1点返され、後半押し込まれてPKを与えて追いつかれた。しかし中二日で先発10人を入れ替えて臨んだ試合にしてはよくやった。最後は山根や家長を投入して引分に持ち込んだ。気温11度、湿度61%。観客少なめ。ファガニ主審はイランの人。第4審判は確かオーストラリアの人。DAZN解説はチョン・テセ、実況は野村アナ。
先発は、GK上福元。DF田邊、高井、ジェジエウ、松長根。アンカーにシミッチインサイドハーフは遠野と瀬古。左右のウイングは名願と瀬川。ワントップ山田。ゲームキャプテンはジェジエウ。今季で契約満了のシミッチはラストゲーム。高井、松長根、名願は高卒新人。ベンチにGKソンリョン、安藤、早川。登里、大南、今季のユース昇格新人・大関、来季ユースから昇格の由井、尾川など。ダミアンや脇坂、橘田などベンチ外。
蔚山は、4-2-3-1。ワントップにスウェーデンのFW9番アーダーム。左右のシャドーに17番ルドヴィグソンと11番オム。トップ下に22番キム・ミンヒョク。16番キム・ソンジュンと27番イ・チョンヨンのダブルボランチ。DFと66番ソル、19番キム・ヨンゴン、15番チョン・スンヒョン、23番キム・テファン。GKチョ・ヒョヌ。ゲームキャプテンは27番イ・チョンヨン。ベンチに江坂や今季Kリーグ得点王のチョ・ミンギュなど。GKとDF4人は現役韓国代表だと野村アナ。蔚山は今季Kリーグ2連覇したらしい。
フロンターレは勝点15でグループ首位を既に決めている。蔚山は勝点9でグループ2位だが、勝って勝点12にすれば決勝トーナメント進出決定。引分以下だと2位5チームのうち上位3チームに入らないといけないので、他のグループの結果次第に。まだ、マリノスや全北にも可能性があるとのこと。
4分、相手左SBソルがペナルティーエリア手前左からシュート、DFが防ぎ、蔚山の左CK。27番イ・チョンヨンが蹴るが、シュートに至らず。
7分、相手左FWルドヴィグソンがペナルティーエリア内でシュート、GK上福元。
12分、相手MFイ・チョンヨンがペナルティーエリア手前右からシュート、DFが防ぐ。
14分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、高井が触るがヒットせず。
16分、瀬川が右サイドから振り返りざまにシュート、枠の上。これがフロンターレの初シュートか。
17分、先制。瀬古からのロングボールを右サイドで受けた瀬川がシュートフェイントからペナルティーエリア内に斜めのパス、走りこんだ山田がシュート、相手GKがいったんはじくが、遠野がつめて右ポスト際をうちぬいた。1−0。
解説のテセが「フロンターレの守備は非常によい」と言う。ワントップの山田からよくプレスをかけている(後半には、「これをやっていると70分には必ず足が止まる」とも)。「フロンターレはショートカウンターがうまくできている。鬼木監督が今季やりたかったのはこの形」。「蔚山はパスをつなぐよりアーダームがいるので放り込んでポストプレーから速攻が得意」と言う。
21分、中盤相手左サイドで蔚山のFK。イ・チョンヨンが蹴るが、シュートに至らず。
23分、相手CBキム・ヨンゴンが山田を倒してイエローカード。テセが「CBがこの時間にカードをもらうのは痛い」。中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、こぼれを瀬川がミドルシュート、相手GKが捕る。
29分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、こぼれを遠野がミドルシュート、枠の外。
31分、追加点。山田が右に流れてパスを受け、深い位置から折り返し、瀬川が受けてシュート、相手GKがはじく。こぼれに名願がつめてシュートするが相手DFにはばまれるも、倒れながら左へパス、そこへ上がってきた瀬古が相手DFをかわして足の間を通すシュートを決める。2−0。相手GKは憮然とした感じ。
36分、蔚山の左CK。イ・チョンヨンが蹴るが、GKソンリョンが触り、遠野がクリア。
37分、相手右サイドからクロスを上げられ、相手FWアーダームがヘディングシュート、GK上福元が防ぐ。解説のテセが「相手右SBキム・テファンをフリーにしてはいけない。すごいクロスを入れられてしまう。ここまでうまく抑えている」と言う。
39分には、相手右FWオムにペナルティーエリア内からシュートされるがGK上福元がはじいて蔚山の左CK。このCKからはシュートに至らず。
44分、失点。相手右サイド深い位置で蔚山のFK。クイックスタートでパスを受けた相手右FWオムがクロス、ニアで山田に当たったが、かえってプレゼントパスのようになり、相手FWアーダームが瞬速ヘディングシュートを決めて2−1。テセが「これは蔚山の形。デフレクションはあったが、アーダームに正確にクロスを入れ、それをアーダームが落ち着いて決める」。
追加タイム5分。前半2分に相手DFキム・テファン、28分には山田が接触プレーで倒れ、それぞれメディカルが入ったため少し長め。
49分、相手左FWルドヴィグソンがペナルティーエリア内からシュート、枠の上。テセが「足元が悪いから、シュートを押さえて打つのが難しい」。
2−1でハーフタイム。笛が鳴った途端、山田と相手選手が小競り合い。どっちが先にしかけたか見ていなかったが、山田にイエローカード。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。名願に代えて宮代を入れる。「名願はあまり目立たなかったが、右の瀬川が大活躍だったせいもある」とテセ。すると野村アナが「2点目のアシストをしています」とフォロー。
1分、中盤中央でフロンターレのFK。瀬古が直接ねらうが、相手GK。
6分、蔚山の左CK。このキックからはシュートに至らず。しかし、こぼれを拾った相手DFキム・ヨンゴンを松長根が後ろから倒して、いったんはペナルティーエリアすぐ外での相手FKの判定。すぐにVARが入り、野村アナが「ファールがペナルティーエリアの中か外かはファクトなのでVARオンリーレビューで決まる」という。再生映像を見たテセは「微妙だけど中ですね」と言う。主審は判定を変更して蔚山のPKに。これを相手FWアーダームが決めて、あっという間に2−2。
15分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、高井が頭に当て、宮代がつめるが、枠の外。いつの時点か不明だが、左ウイングに瀬川、右に宮代と変更していた。
フロンターレは攻撃の時なかなかクロスを入れない。テセが「Kリーグの選手はJリーグのパスをつなぐテクニカルなサッカーに憧れている面がある。それができないので、速く前に送ってクロスが異様に上手になったりする」と言う。
22分、蔚山の左CK。しかしこのキックからシュートに至らず。
24分、遠野がペナルティーエリア手前からすかさずシュート、相手GKがはじいてフロンターレの右CK。ここで蔚山が二人同時交代。左FWルドヴィグソンに代えて江坂、トップ下のキム・ミンヒョクに代えて18番FWチョ・ミンギュを入れる。するとテセが「アーダームを残したのでツートップ気味か。フロンターレにとってはやりやすいかも。この二人はあまり動かないしプレスをかけない。江坂がトップ下に入るとやっかいだが左FWに入ったようだ」。ゲームキャプテンのイ・チョンヨンは、チョ・ミンギュにキャプテンマークを渡したらしい。
CKは瀬古が蹴るが、シュートに至らず。
33分、ようやくフロンターレも二人同時交代。松長根に代えて山根、瀬古に代えて大関、瀬川に代えて山村を入れる。「瀬川を代えますか」とテセ。「3バックのようですね」と野村アナ。DFは高井、山村、ジェジエウの3バックに左WB大関、右WB山根が下がれば5バックになるようだ。蔚山も三人目の交代。ボランチの16番キム・ソンジュンに代えて10番カザイシビリを入れる。
37分、フロンターレが五人目の交代。山田に代えて家長を入れる。ワントップに宮代、右に家長か。「フロンターレは完全に引分狙いにきましたね」とテセ。「フロンターレが勝つと他のグループの日本チームが2位通過する可能性が高くなる。引き分けでも援護射撃になりますか」と野村アナ。
39分、遠野が倒されて中央でフロンターレのFK。遠野が蹴るかと思ったら家長が蹴った。味方に合わず。
43分、山村が倒れている。大柄な相手FWアーダームとの接触があったようだ。無事に立ち上がる。
追加タイム5分。48分、蔚山がペナルティーエリア内から落としたボールを江坂がフリーでミドルシュート、枠のだいぶ上。テセが「足元が悪いのでふかさないように蹴るのはむずかしい。力が入りましたね」と言う。
50分、蔚山の右CK。江坂が蹴るが、DFが大きくクリア。相手選手がスローインしようとしたところでタイムアップの笛。スローインしかけた選手は主審に抗議していた。
試合後、相手選手のインタビューをテセが同時通訳してくれたところによると、「ベスト16に残れてうれしい。しっかり休んで決勝トーナメントに臨みたい」と言ったようだ。野村アナが「甲府が首位突破を決めました。マリノスは明日ホームで試合があります」。ただ、マリノスと全北が勝点12になっても、勝点10の蔚山はベスト16(東地区8チーム、西地区8チーム)に入るようだ。
※12/19、Jリーグはついに、2026年シーズンからの夏春制への意向を理事会で全会一致で決定した。8月上旬に開幕し、1月にウインターブレイクを経て、5月末に終わる。「直接のきっかけはACLの8月開幕への変更」らしい。これに加えて、日本の夏の酷暑化が選手たちのプレーの質の低下を招き、野々村チェアマンのいう「Jリーグを世界と戦う舞台」に変えるためにシーズン移行が必要という。12/14のJリーグ実行委員会では、全60クラブ中唯一アルビレックス新潟が反対したらしい。2025年12月から2026年8月までの間、収入のために特別な大会を開くという。(2023年12/20朝日新聞朝刊スポーツ面より)
サッカー短評 (2023.12/9)
川崎フロンターレvs.柏レイソル 0対0延長0−0PK8-7 (2023.12/9 国立) 天皇杯決勝
PK戦までかかったが、やっとタイトルをとることができた。柏のハイプレスに終始受け身だった。普通なら、前半途中くらいから、相手のやり方に慣れて、こちらのパスが回り出すが、ほとんど相手ペースだった。前半のシュートは1本のみ。柏は11本。後半も、遠野と瀬川を入れて少しはよくなったが、シュートは3本のみ。もっとも、柏のシュートも2本と激減。両チームのGKのシュートストップもよかった。延長に入っても危ない場面があったが、何とか耐えきった。ついにPK戦に突入したが、5人ずつ蹴っても決着せず。柏の4人目がはずし、フロンターレの5人目ゴミスが決めれば終わったのだが、やや置きに行ってしまい、止められた。とうとう10人目にGKソンリョンがゴールの上の方に決め、次の相手GKのキックを止めた。そこまで相手がはずした以外、ソンリョンはPKストップが1本もなかったが、ここで決めてヒーローになった(※PK戦は柏の古賀が足のケガで蹴れないため、10人ずつという取り決めだったらしい)。PK戦はフロンターレ側のゴールで行われ、橘田がコイントスで先攻を選んだのもよかった。 ユニフォームもフロンターレはファーストの水色、レイソルはセカンドの白だった。気温17.1度、湿度46%。観客62837人。史上最多らしい。主審は木村さん。VARは飯田さん。NHK解説はOBダブルで中村憲剛と林稜平。実況は松野アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに宮代と家長。ワントップはダミアン。大南は古巣対決。ベンチにゴミス、シミッチ、ジェジエウはいるが、マルシーニョがいない。ケガか。
柏は4-4-2。山田康太と細谷のツートップ。左右のシャドーにサヴィオと小屋松。高嶺と椎橋のダブルボランチ。DF片山、古賀、立田、土屋。GK松本。キャプテンは古賀。ベンチに武藤雄樹、仙頭、三丸など。リーグ最終節でレッドカードをもらったDFジエゴなどレギュラー3人がベンチ外(あと二人の犬飼と山田雄は夏の移籍で加入した選手で、前のチームで天皇杯に出ていたため)。
柏はFWからハイプレスをかけ、フロンターレにロングボールを蹴らせてそれを回収してカウンター。手間暇かけずに細谷に放り込む、サヴィオに渡して突破する、などはっきりしたねらいがあった。
1分で柏に右CKを与え、サヴィオのキックを登里が跳ね返すが拾われ、シュートされるも枠の右。
10分の相手右CKも脇坂が跳ね返したが、こぼれを相手ボランチ高嶺にシュートされるも今度は橘田が防ぐ。さらに攻められ、最後は相手MF小屋松がシュート、枠の上。
14分、小屋松のシュート性のクロスが枠に飛んできたが、GKソンリョンがはじく。続く相手左CKもサヴィオが蹴り、相手ボランチ椎橋がヘディングシュート、枠の右。解説の憲剛が「柏のCKが続いて、だんだんキッカーの精度が上がっていやな感じになってきた」。
19分の相手FKは枠の上。22分、サヴィオのシュートを防いでまた相手左CK。これもサヴィオが蹴り、宮代がクリアしたこぼれを拾われ、最後はサヴィオがシュート、GKソンリョン正面。
25分、細谷、高嶺、小屋松に続けてシュートされるが、なんとか跳ね返す。VARが登里の「ハンドの可能性」をチェックしたが、ハンドなしの判定。
柏のFW山田のプレスが素早くてしつこく、よく効いている。アンカー橘田には誰かがいつもマーク。フロンターレは選手間が間延びさせられていてパスが回らない。ダミアンが下がって来て受けようとするが、そもそも前にボールを入れられない。相手の191cmのDF立田がよくダミアンについている。相手左MFサヴィオはうまくて危険な選手対面の山根はたびたび突破され、攻撃参加できず。
40分、フロンターレのファーストシュート。ダミアンが右に流れてパスを受け、中へ送ったボールを受けた瀬古がシュート、枠の上。
追加タイム1分。46分、柏の左CK。サヴィオが蹴るがシュートに至らず。
後半は交代なしで開始。フロンターレが圧力を強めて入る。
1分、脇坂が倒され、ペナルティーエリア手前中央でフロンターレのFK。ボールサイドに脇坂、瀬古、宮代が立つ。解説の林稜平が「この距離だと速いボールでないと決まらない」と言う。脇坂が蹴るが、落ち切らずに枠の上。
8分、橘田が相手ボランチ高嶺に倒され、高嶺にイエローカード。
10分、今度は脇坂が相手左SB片山を倒してイエローカード。中盤相手左サイドで柏のFK。サヴィオが直接狙うが、GKソンリョン。
13分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、ニアで相手DF。
19分、フロンターレが二人同時交代。宮代に代えて瀬川、瀬古に代えて遠野を入れる。瀬川は古巣対戦。
28分、相手DF立田のロングフィードから最後は相手MFサヴィオにペナルティーエリア手前左からシュートされるが、山根に当たってGKソンリョンが捕る。
30分、フロンターレが三人目の交代。ダミアンに代えて小林を入れる。柏も二人同時交代。小屋松に代えて19歳の新人戸嶋、FW山田康太に代えて山本を入れる。
34分、左サイド瀬川からの斜めのパスに走りこんだ遠野がシュート、相手GK正面。
39分、こぼれを拾われ、相手DF片山にシュートされるが、大きく枠の外。
42分、フロンターレが二人同時交代。足がつった大南に代えてジェジエウ、脇坂に代えてシミッチを入れる。シミッチと橘田のダブルボランチ、家長のトップ下として、4-2-3-1に変更。
追加タイム8分。46分、瀬川とパス交換して小林がシュート、相手DF。
48分、柏が二人同時交代。ボランチ高嶺に代えて仙頭、右SB土屋に代えて川口を入れる。
50分、右サイド深い位置でフロンターレのFK。遠野が蹴るが、ニアで相手DF。こぼれを再度クロス、小林がヘディングシュート、相手GK正面。
53分、柏の右CK。キックはクリアするが、こぼれを拾われ、最後は相手DF片山が家長をかわしてシュート、左ポストに当たって助かる。
0−0のままタイムアップ。延長戦へ。これで両チームとも六人まで交代可能に。
3分、登里からのクロスに小林が走りこんで頭で触るが枠の右。
6分、シミッチが相手MFサヴィオを倒してペナルティーエリア手前左で柏のFK。サヴィオが蹴るが、壁に当たる。
9分、相手MFサヴィオにシュートされるが、枠の外。
10分、相手DF片山のスルーパスに走りこんだ細谷がGKソンリョンと1対1になるが、シュートはソンリョンがはじき、ペナルティーエリア左端でこぼれに追いついた細谷が再度折り返すも、これもすばやくつめたGKソンリョンが防ぐ。これは本当に危なかった。
14分、柏が五人目の交代。ボランチ椎橋に代えて武藤を入れる。武藤は細谷とツートップ。山本は右シャドーへ、戸嶋がボランチに回る。
0−0のまま延長後半へ。
延長後半開始からフロンターレが六人目の交代。後半交代で入った小林に代えてゴミスを入れる。小林はケガらしい。すごく悔しそうだった。
3分、右サイド山根からのクロスをゴミスがバイシクルシュート、ヒットせず。
5分、相手MFサヴィオがペナルティーエリア手前左でシュート、GKソンリョン正面。
7分、中盤相手左サイドで柏のFK。仙頭が蹴るが、山村がクリア。
9分、相手FW武藤の落としから最後はサヴィオがシュート、GKソンリョン正面。
13分、一番のチャンス。右サイド山根からのクロスに今度はゴミスのヘディングシュートがヒット。しかし、相手GKが触って右ポストに当たり、こぼれに家長がつめたが、これも相手GK。決めてほしい。
0−0のままPK戦へ。
主審のコイントスで、フロンターレ側のゴールを使うことになる。次のコイントスで橘田に選択権が与えられ、先攻を選ぶ。PK戦は先攻が有利というデータがある。
プレッシャーのかかるフロンターレ一人目は家長。相手GKに触られるが、ゴール右に決める。柏の一人目は、120分すごくがんばったサヴィオ。右上に決める。1-1。
フロンターレの二人目は途中出場の瀬川。左下をねらって蹴るが、相手GKに止められる。ただし、すぐVARが入り、スローリプレーを見ると、相手GKは瀬川が蹴る前にだいぶ飛び出ていることがわかる。蹴り直しは右側に成功。柏の二人目は細谷。左上にズドンと蹴りこむ。2-2。
フロンターレの三人目は山村。すごく神経質な顔をしていたが、しっかり左に決める。柏の三人目は、途中出場の戸嶋。GKソンリョンの逆の左上隅に決める。3-3。
フロンターレの四人目はキャプテン橘田。相手GKに反応されたが、ゴール左に決める。柏の四人目は途中出場の仙頭。左ポストに当たる。4-3。
フロンターレの五人目は途中出場のゴミス。これが決まれば優勝だったが、なんと右に蹴るのを相手GKに読まれて止められる。まだまだ本調子には程遠いのか。柏の五人目は途中出場の武藤。GKソンリョンの逆の左に決める。4-4。振り出しに戻る。
ここからサドンデス。フロンターレの五人目は120分走ってきた登里。右下に蹴るが、相手GKに止められる。これで柏が有利に。柏の六人目も先発のDF片山。しかし今度はなんとバーに当たる。4-4。
フロンターレの七人目は途中出場の遠野。落ち着いて蹴り、相手GKも反応したが、左下に決める。柏の七人目は途中出場のFW山本。GKソンリョンが触るが、右下に入る。5-5。
フロンターレの八人目は先発の山根。助走でタイミングをずらして中央に決める。柏の八人目は途中出場のDF川口。GKソンリョンも反応したが、左下に決める。6-6。
フロンターレ九人目は途中出場のシミッチ。相手GK触れるが右に決める。柏の九人目は先発のDF立田。強気に真ん中に決める。7-7。
フロンターレ十人目はソンリョン。GKが十人目に蹴るのは珍しい。なんと大胆に右上に決める。柏も十人目はGK松本。左へ蹴るが、GKソンリョンがはじく。8-7。
フロンターレが3大会ぶり、二度目の優勝。みんながGKソンリョンにとびつく。こんなにPKを蹴るのが得意とは知らなかった。
試合後のインタビューで鬼木監督が「ソンリョンはキックが得意なので、決めた後は止めてくれるような気がしていた」。これでACL最終戦に気分よく臨める。
※12/10、ダミアンとシミッチの今季で契約満了が発表された。ダミアンは5年、シミッチは3年在籍した。また、ベンチにいなかったマルシーニョは、カタールのチームへの移籍交渉が進んでいるらしい。
サッカー短評 (2023.12/5)
Jリーグアウォーズ (2023.12/5 横浜アリーナ)
今年はどこか見ていてかみあわなかった。会場音が入らず、司会が一人で盛り上がっているだけに聞こえた。しかもその司会者がサッカーとどういう関係なのか全く不明。挨拶も面白い人はいなくて、文化勲章を受けたという川渕名誉キャプテンの「30年前は地域密着ということでチームのある自治体の市長に自ら出向いてスタジアムの建設や支援をお願いした」話が、自分の言葉で語られてよかったくらい。フェアプレー賞の表彰にも高円宮妃がおいでにならなくなって3年目。簡素化・経費節減なのかもしれないが、舞台も「きらびやか」と自称しているだけでキンキラなだけに見えた。
優勝チームはヴィッセル神戸。優勝監督賞は吉田孝行監督。
優秀監督賞は、チームにルヴァンカップ優勝の初タイトルをもたらしたアビスパ福岡の長谷部監督。「挨拶は短く、と言われている」と言っていた。
最優秀審判は、主審が中村太さん、副審が野村修さん。
フェアプレー賞のプレゼンターは中澤と田中マルクス闘莉王。受賞は、セレッソ大阪、アルビレックス新潟、横浜F.マリノスの3チーム。うち高円宮杯はセレッソ大阪。フェアプレー個人賞は3人ともGKで、浦和の西川、神戸の前川、広島の大迫。浦和はACLのため、全員欠場。
功労選手13人と功労審判は4人は中村憲剛がプレゼンター。功労選手代表として中村俊輔に憲剛がインタビューしたがあまり盛り上がらず(12/17が引退試合)。真っ赤なスーツの槙野がめだっていた。他には、鄭大世、大谷、田中隼磨、赤嶺、駒野、橋本英郎、藤本淳吾、水本裕貴、本山雅志など。功労審判は佐藤隆治さん他。
最優秀育成クラブは、「後日発表」で拍子抜け。今季から、アカデミーからプロ契約した選手数・育成期間・出場実績の評価基準に、日本代表選出歴か何かが加わったと言っていた。
ベストヤングプレーヤー賞は、アルビレックス新潟の三戸。ハーフパンツスーツで登場。「季節外れの服装ですが若いので許してください」と言っていた。副司会の影山優香が「アウォーズのドレスコードも初めはブラックタイにタキシードだったが、近年は変わってきた」と紹介。
ベストゴール賞のプレゼンターは内田篤人。FC東京の渡辺凌磨。第8節(2023.4/15)のセレッソ大阪戦68分のボレーシュートらしい。従来のように月間ベストゴールを見せてほしかった。
得点王は、最終節にアンデルソン・ロペスが1点積み上げ、22得点で大迫とダブル受賞。プレゼンターは、元ガンバ大阪GK本並と元なでしこFW丸山桂里奈の夫妻。
優秀選手賞34人の中に、フロンターレからただ一人脇坂が選ばれた。そしてベストイレブンにも入った(3回目)。これは嬉しい。脇坂はジャケットの中に縦縞のベストを着ていた。後で得票数を見たら、全体の6位で102票(MFとしては山口蛍の137票に次ぐ)。トップの大迫は221票だった。
ベストイレブンは、GK西川(浦和)、DFショルツ(浦和)、ホイブラーテン(浦和)、酒井高徳(神戸)、毎熊(セレッソ大阪)、MF伊藤敦樹(浦和)、脇坂(川崎)、山口(神戸)、FWアンデルソン・ロペス(横浜F.マリノス)、大迫(神戸)、武藤嘉紀(神戸)。優勝した神戸から4人はわかるが、3位の浦和からも4人選ばれた。2位のマリノスからは1人とさびしい(34人の中には6人いた)。今回は得票数上位11人と一致しているとのこと。
そしてMVPは予想通り、大迫。得点王とベストイレブンとMVPの三冠。スピーチの前に奥さんと二人の娘たちが出てきて、やっとくだけた感じに。最後に家族への感謝を述べ、「あまり一緒にいられなかったから、どこか出かけようね」と言っていた。
サッカー短評 (2023.12/3)
サガン鳥栖vs.川崎フロンターレ 1対0 (2023.12/3 駅スタ) 第34節
最終節。なんとか勝点3を得た。前半はかなり押される場面もあったが、鳥栖にすごくチャンスを与えたわけでもなかった。惜しいシュートは何本かあったが、決めきれず。とうとう後半42分、この試合1本目のCKでオウンゴールが生まれ、やっと先制。その後ゴミスの初ゴールかという場面もあったが、このままタイムアップ。気温13.9度、湿度42%、観客13302人。主審は山下良美さん。DAZN解説は元福岡の中払さん。
先発は5人入替え。GKソンリョン。DF登里、山村、ジェジエウ、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングに瀬川と宮代。ワントップ小林。ベンチにはゴミス、家長、瀬古、大南など。マルシーニョとダミアン、シミッチはベンチ外。宮代がJ1通算100試合出場達成。
鳥栖は4-2-3-1。富樫のワントップ。トップ下に手塚。左右のシャドーに岩崎と長沼。藤田と河原のダブルボランチ。DF菊地、原田、山崎、福田。GK朴。キャプテンは3試合ぶり先発という藤田。川井監督は3年目。
1分、相手左MF岩崎のクロスをジェジエウがクリアして鳥栖の左CK。藤田が蹴り、小林がクリアするが、こぼれを拾われ、ペナルティーエリア右から原田がシュート、DFが防ぐ。
4分、登里が相手MF長沼との接触で左肩を傷め、しばく倒れているが、メディカルも入ったものの無事立ち上がってプレー再開。
9分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、中央で山村が頭に当てるが、相手GKが捕る。
12分、山根の縦パスをカットした相手DF菊地が攻めあがってミドルシュート、DFが防ぐ。
15分、中盤相手右サイドで鳥栖のFK。手塚が直接ねらうが枠の上。
17分、相手河原からのスルーパスに岩崎が走りこむが、ジェジエウがクリアして鳥栖の左CK。また藤田が蹴るが、ニアで遠野がクリア。
25分過ぎ、実況席で「川崎のウイングの選手が左右入れ替わっている」という指摘。宮代が左、瀬川が右にいる。流れの中での状態なのか、戦術的に入れ替えたのか。試合後の鬼木監督へのインタビューでは、「いろいろあって入れ替えた。先発の形でやりたかったが」とのこと。
32分、山根からの縦パスをペナルティーエリア右で受けた瀬川がワンタッチで折り返し、小林がシュート、惜しくも枠の左。これが前半一番惜しかった。決めてほしかった。
37分、橘田のスルーパスに宮代が走りこむが相手DF。39分にも脇坂のパスに小林が走りこむが合わず。
41分、相手ボランチの河原がミドルシュート、大きく枠の外。
追加タイム1分。0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
1分、山根からのクロスをファーで宮代が頭に当てるが、枠の外。
3分、相手サイドからクロスを入れられ、相手MF長沼にヘディングシュートされるが、枠の上。
5分、相手左SB菊地が攻め上がり、深い位置からペナルティーエリア左へパス、走りこんだ岩崎がワンタッチで折り返し、藤田がボレーシュートをねらうが空振り。
8分、脇坂がミドルシュート、相手DF。
11分、相手ボランチ藤田がペナルティーエリア手前左からミドルシュート、脇坂が止める。藤田は前半から危ない所に必ず顔を出し、フロンターレのパスを読んではカットし、と効いていたが、後半になってミドルシュートもねらってきた。
12分、小林のポストプレーから遠野が左足でミドルシュート、相手GK。
13分、中盤右サイドでフロンターレのFK。ここでフロンターレが二人同時交代。小林に代えて山田、瀬川に代えて瀬古を入れる。瀬古はインサイドに入り、遠野が右ウイングへ回る。FKは脇坂が中央へ蹴るが、相手DF。
15分、山田が倒され、相手MF原田にイエローカード。ペナルティーエリア手前右でフロンターレのFK。壁が近いと瀬古が抗議したが、そのままとなる。脇坂が直接狙うが壁に当たる。
22分、鳥栖が一人目の交代。トップ下の手塚に代えて西川潤を入れる。
26分、山根のクロスをファーに走りこんだ登里がタイ゛レクトシュート、枠の外。
26分、フロンターレが三人目の交代。遠野に代えて家長を入れる。これは何としても点を取ろうということだ。
28分、鳥栖が二人同時交代。ボランチ藤田に代えて日野、左シャドー岩崎に代えてFW横山を入れる。日野は拓大からの特別強化指定選手とのこと。藤田は下がる前にキャプテンマークをGK朴に巻いていた。
31分、宮代が左サイドをドリブル、ペナルティーエリア左に入り、タイミングを図ってシュート、枠の右。「宮代は昨年は鳥栖にレンタルされていた」と実況席。恩返しをしないといけなかったのでは。
32分、鳥栖の左CK。河原が蹴るが、DF陣がクリア。このとき山村とジェジエウが別々の接触で倒れ、メディカルが入る。二人とも立ち上がって再開。
36分、フロンターレが二人同時交代。ジェジエウに代えて大南、脇坂に代えてゴミスを入れる。ゴミスと山田のツートップ、中盤を宮代、瀬古、橘田、家長とする4-4-2らしい。
38分、ゴミスからのパスを受けた家長がクロス、山田がヘディングシュートするが枠の外。
40分、瀬古が西川に倒され、ペナルティーエリア手前中央でフロンターレのFK。ここで鳥栖が二人同時交代。右SB福田に代えて鳥川、左SB菊地に代えて樺山を入れる。FKは瀬古が直接ねらい、枠の左上に飛んだが相手GKがファインセーブ。フロンターレの左CK。これを瀬古が蹴ると、相手MF日野の後頭部に当たってゴールイン。1−0。
実況席では解説の中払とアナウンサーが「日野は走りこんだ川崎の大南の動きが気になってクリアが中途半端になったのでは」と言っていたが、スローリプレーを見ると、日野がクリアしようとした動きはない。
追加タイム4分。46分、中盤相手左サイドで鳥栖のFK。河原が蹴るが、DF陣がクリア。こぼれを相手MF日野にミドルシュートされるが、枠の外。
49分、宮代が相手陣のルーズボールを拾ってペナルティーエリア右にパス、家長が利き足でない右足アウトサイドで中央へクロス、ゴミスがシュートするが、相手GK。残念。
1−0でタイムアップ。勝点50として8位に浮上。すぐ上にいたセレッソが新潟に負けたため、入れ替わった。
1位神戸はアウェイでガンバを1−0で下した。ガンバは7連敗とか。2位マリノスはアウェイで京都に1−3で敗れた。3位広島はアウェイで福岡に1−0で勝利。
最下位横浜FCはアウェイで鹿島に2−1の敗戦、1年で降格決定。17位柏は、アウェイで名古屋と1−1の引分。
フロンターレは、この後、12/9に柏と天皇杯決勝、12/12にアウェイで蔚山とACLグループステージ最終戦を戦う。
サッカー短評 (2023.11/28)
川崎フロンターレvs.ジョホール 5対0 (2023.11/28 等々力) ACLグループI第5節
今季等々力最終戦(リーグ戦最終節は鳥栖、天皇杯決勝は国立、ACLグループ第6節は蔚山)。思わぬ大量点で大勝。グループI首位通過も決めた。前半は押される場面もあったが、後半5分に、ダミアンが追加点。左右のポストに当たって決まる。15分にマルシーニョがダイビング・ヘッド。これで勝負あった。24分には、交代で入った小林がヘディングシュートを相手GKにはじかれたが再度足で押し込んだ。最後は44分、シミッチのパスを起点に宮代の落としを山根がシュート。気温13.9度、湿度27%。観客9274人。ハッサン主審はUAEの人。DAZN解説は佐藤寿人、実況は下田アナ。
先発は、直近の鹿島戦と同じ。GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにはマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。ベンチにジェジエウ、田邊、高井、瀬川、ゴミスなど。
ジョホールは4-2-3-1。ワントップに9番ベルクソン。トップ下に37番ヘベルチ、左右のシャドーに45番フォレスティエリと42番アリフ・アイマン。4番ファザイルと6番ホンワンのダブルボランチ。DF24番アリバス、15番バハルディン、5番ジョルディ・アマト、2番デイビス。GK33番ハズミ。キャプテンはアマト。ヘベルチはJリーグのセレッソや仙台にいたことがあるそうだ。エステバン・ソラーリ監督はアルゼンチンの人か。
フロンターレは引き分け以上で首位通過が決まり、ジョホールは負ければグループステージ敗退が決まるらしい。
8分、先制。CB大南が攻撃参加。右サイドを攻め上がり、山根とパス交換してペナルティーエリア右から低く鋭いクロス、ニアのダミアン、センターのマルシーニョには合わなかったが、なぜかファーにいた家長が流し込んで1−0。
13分、ジョホールの右CK。ヘベルチが蹴り、クリアしたこぼれを相手DFアリバスにシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。
18分、右サイド山根からの折り返しにマルシーニョが走りこんでシュートするがヒットせず。
20分、脇坂が相手FWベルクソンにボールカットされ、ピンチになりかけるが、大南が猛烈に戻って防ぐ。
23分、家長からのスルーパスを受けたダミアンがヒールで落とすと、瀬古がシュート、枠の外。24分にも、右サイドから家長入れたクロスのこぼれを瀬古がミドルシュート、惜しくも右ポストに当たる。
28分、ジョホールのカウンター。相手FWベルクソンがボールカットからミドルシュートをうつが、枠の上。
32分、大南が相手MFフォレスティエリを倒してイエローカード。中盤相手左サイドでジョホールのFK。ヘベルチが蹴るが、DF陣がはじく。
36分、脇坂が中盤で相手ボランチのホンワンに倒され、ホンワンにはイエローカード。
39分、相手FWベルクソンがヘベルチとのパス交換から鋭いミドルシュート、GKソンリョンがファインセーブ。このFWベルクソンは、マレーシアのリーグでは20点くらいとっているらしい。
42分、ダミアンが相手DFアマトに倒され、アマトにイエローカード。
44分、マルシーニョが相手DFをドリブルで切り裂き、ペナルティーエリア手前からシュート、相手GKが捕る。
45分、家長からのクロスをダミアンがヘディングシュート、タイミングはすばらしかったが、バーに当たる。
追加タイム2分。1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
5分、待望の追加点。山根から脇坂、家長とパスが渡り、家長がフリーであげたクロスをフリーでダミアンがダイレクトシュート、ヒットしなかったが、左ポスト、右ポストと当たってゴールイン。2−0。
6分、相手FWベルクソンにペナルティーエリア左奥からシュートのようなボールを入れられるが、ゴール前を通過して助かる。
8分、ジョホールが二人同時交代。24番左SBアリバスに代えて22番DFコービンオング、45番MFフォレスティエリに代えて20番MFムニスを入れる。ムニスはトップ下に入ったようだ。
14分、フロンターレの右CK。脇坂がニアへ蹴るが、相手DF。
15分、追加点。脇坂からのパスを受けた山根が中盤右サイドからクロス、センターのダミアンには合わないが、ファーにマルシーニョが飛び込みダイビングヘッドで3点目。マルシーニョはこのときどこか傷めたようだが、その後もプレーを続けた。
22分、フロンターレが三人同時交代。脇坂に代えて遠野、ダミアンに代えて小林、マルシーニョに代えて宮代を入れる。
24分、右サイドでパスをつなぎ、家長からのパスを受けた遠野がペナルティーエリア右からクロス、小林がヘディングシュート、相手GKがはじくが、さらにこれをジャンピングボレーで押し込む。4−0。交代で入った選手で得点。小林らしいゴールだった。
28分、フロンターレが四人目の交代。家長に代えて山田を入れる。ジョホールも三人目の交代。カードをもらった6番ボランチのホンワンに代えて32番DFサードを入れる。
32分、相手FWベルクソンのポストプレーから相手MFムニスがミドルシュート、GKソンリョンが捕る。
33分、山田が相手DFバハルディンに倒され、バハルディンにイエローカード。中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、相手DF。
36分には、瀬古が相手DFファザイルに倒され、ファザイルにもイエローカード。
39分、フロンターレが五人目の交代。瀬古に代えてシミッチを入れる。シミッチがアンカーに入り、橘田は瀬古の位置に回る。ジョホールも四人目の交代。4番ボランチのファザイルに代えて30番MFナチョインサを入れる。
40分、入ったばかりのサードにイエローカード。41分、遠野にもイエローカード。中盤相手右サイドでジョホールのFK。ムニスが蹴るが、GKソンリョンがはじく。
44分、さらに追加点。シミッチが右サイドからゴール前へ斜めのパス、宮代がヒールで落としたところをなぜかそこにいた山根がペナルティーアークからダイレクトシュート、5−0。
追加タイム4分。
48分、相手イドからコービンオングがクロス、相手FWベルクソンがヘディングシュート、枠の左。
50分、フロンターレの右CK。遠野が蹴るが、相手DF。5−0でタイムアップ。
試合後のインタビューで先制点を決めた家長は、「久しぶりのゴール」であることが悔しいと言っていた。
※11/29、鬼木監督の続投が発表された。ACLがJリーグのシーズンをまたいでいるので、こういう契約更新も難しい。
サッカー短評 (2023.11/25)
川崎フロンターレvs.鹿島アントラーズ 3対0 (2023.11/24 等々力) 第33節
ホーム最終。終わってみれば、ダミアンの2得点と脇坂のPK、無失点での勝利。しかしシュートは8本と少ない。対する鹿島は15本。相性のいいはずの鹿島戦だったが、前半は用心していたのに受けてしまい、システムのギャップをつかれ、相手右WBの松村と左WBの仲間に何度も攻め込まれてしまった。アンカーの橘田のところへ相手FW鈴木優磨が下りてきたり、ボランチが来たりして展開できず。前線のマルシーニョへのロングフィードはマークに付いた相手右SB須貝がカット。それでも前半34分、数少ないチャンスを生かして登里がマルシーニョにパスを通し、マルシーニョはペナルティーエリア奥からタイミングを図って走りこむダミアンへ折り返し、それをダイレクトに押し込んで先制。後半18分にもマルシーニョからの横パスをダミアンが流し込んで今日だけで2得点。最後は39分、ダミアンがペナルティーエリア内で相手GKに倒され、VARでファクト確認を経てPK獲得。ダミアンはハットトリックしたかったろうが、鬼木監督がキッカーに脇坂を指名。これをキッチリ決めて3点目。追加タイム6分あったが、サポーターが用心深く「アヴァンテ」を歌い出した途端にタイムアップの笛。気温16.4度、湿度29%。観客20887人。主審は笠原さん。DAZN解説は坪井、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップはダミアン。ベンチにゴミス、小林、高井など。
鹿島は4-4-2。鈴木優磨と元フロンターレの知念のツートップ。左右のWBに仲間と松村。ピトゥカと佐野のダブルボランチ。DF安西、関川、植田、須貝。GK早川。キャプテンは鈴木。佐野は先日の日本代表に招集され、サウジから帰国して中一日だそうだ。ベンチにDF昌子、MF土居、FW垣田など。鹿島はここ5試合勝星なしとのこと。
試合前にJ1出場200試合を達成した山村に花束贈呈のセレモニーがあった。息子と娘が渡していた。
2分、相手右サイドからのクロスを相手FW知念がヘディングシュート、ヒットせずGKソンリョンが捕る。
鹿島は右サイドはWBの松村が上がって来てクロスを入れてくるが、左サイドのWB仲間は中へ入り、空いたところへ左SB安西が攻撃参加してきてクロスを上げる。
6分、相手FW知念がドリブルでペナルティーエリア左に入ったところ山村と接触して倒れる。主審はノーファールとしたがVARチェックが入って心配したが、判定変わらず。
8分、相手FW鈴木が下がってボールをさばき、右へ展開。相手右WB松村が受けてドリブルから鋭いミドルシュート、GKソンリョンが捕る。
11分、マルシーニョがスピードを生かしてペナルティーエリアに入り、飛び出してきた相手GK早川と接触、早川が倒れ、メディカルが入る。桑原アナが「マルシーニョもGK早川も止まれなかった」。どちらにも落ち度はなく、ファールなし。早川も立ち上がる。
20分、相手FW鈴木にミドルシュートを打たれるが、DF陣が防ぐ。
20分、鹿島の右CK。ピトゥカが蹴るが、DF陣がはじき、こぼれを左からクロスを入れられるが、防いで再び鹿島の右CK。ピトゥカが蹴り、ニアで相手ボランチの佐野がヘディングシュート、枠の左。
25分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを瀬古がシュート、これも相手DF。
ここまで、フロンターレの攻撃は、鹿島のパスカットでつながらない。大南や山村が時折ロングフィードを入れるがダミアンに通らない。
34分、先制。登里が右斜め前方にパス、走りこんでペナルティーエリアで受けたマルシーニョが深い位置から折り返し、これをダミアンがダイレクトで合わせると、ボールはバーに当たってゴールイン。1−0。
36分、相手FW鈴木にミドルシュートをうたれるが、枠の上。
42分、43分と、右サイド家長がクロスを入れ、ファーからマルシーニョが走りこむが、合わなかったり、オフェンスファールになったりとシュートに至らず。いらだつマルシーニョを登里がなだめていた。
44分、鹿島の右CK。ピトゥカが蹴るが、DF陣が防ぐ。こぼれも拾われるが、全員で守る。
追加タイム4分。47分、相手右WB松村ワンタッチでペナルティーエリア右にクロスを上げ、相手右SBが走りこんむが、マルシーニョが対応し、今度は相手のオフェンスファールとなる。
1−0でハーフタイム。
後半開始から鹿島が一人目の交代。CB関川に代えて昌子を入れる。ダミアンとの競り合いで怪我したようには見えなかったが。
1分、家長からのパスを走りこんで受けた山根がペナルティーエリア右に入ってクロス、ファーから走りこんだマルシーニョと攻めあがった瀬古が重なり、二人ともシュートできず。
5分、瀬古からのパスを受けたマルシーニョがドリブル、ペナルティーエリア左で相手DFにカットされてしまうが、こぼれを瀬古がつなぎ、最後はどフリーの脇坂がダイレクトで左足シュートするが、枠の上。残念。
8分、鹿島のカウンター。相手MF仲間からのクロスが入るが、山村がクリア。さらに仲間を倒してペナルティーエリア手前左で鹿島のFK。ここで鹿島が二人目の交代。仲間に代えて樋口を入れる。FKは入ったばかりの樋口が直接狙うが、壁に当たる。
11分、相手右SB須貝が攻め上がり、相手右サイド深い位置からクロス、いったんははじき返すが、こぼれを相手ボランチ佐野がシュート、これをすばやくとびこんだ橘田が間一髪クリア、鹿島の左CKに。これを樋口が蹴るが、DF陣がクリア。
13分、相手FW鈴木がミドルシュート、大きく枠の外。
18分、追加点。山根が右からクロス、ファーで相手DF須貝に競り勝ったマルシーニョがペナルティーエリア左からゴール前に横パス、ダミアンが落ち着いて流し込んで2−0。ダミアンはゴール後、すたんどへ走り寄って、娘と息子が一番前の通路まで下りてくるとカメラマンが走り寄って記念撮影。家族が来ていると2点取れるなら、毎回来てほしい。
20分、鹿島が二人目の交代。知念に代えて垣田を入れる。
23分、瀬古が相手DF須貝を倒して相手右サイド深い位置で鹿島のFK。樋口が蹴るが、ダミアンがクリア。こぼれを松村がシュートするが、枠の上。
26分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて宮代を入れる。
33分、橘田が相手ボランチ佐野に倒され、佐野にイエローカード。フロンターレのFK。ここで鹿島が二人同時交代。右SB須貝に代えて広瀬、松村に代えて土居を入れる。ボールサイドには瀬古と脇坂が立つが、脇坂が直接ねらうも枠の上。
36分、家長からのパスを受けたダミアンがペナルティーエリア右ライン上で相手GK早坂に倒され、主審はペナルティーエリア外のFKを指示。解説の坪井は「主審は初めPKの方を指しました」。「VARが確認しています」と桑原アナ。スローリプレイを見ると、内側で足ががかかっている。確認の結果、VARオンリーレビューでPKに判定変更。相手GK早川にイエローカード。PKキッカーは家長だと思ったが、また脇坂がセットしている。脇坂はわずかに笑みを浮かべて相手GKの動きを見極めコール左に決める。3−0。
42分、フロンターレが四人同時交代。瀬古に代えて遠野、ダミアンに代えてゴミス家長に代えて小林、登里に代えてシミッチを入れる。シミッチはアンカーに入り、橘田が左SBへ回る。
43分、鹿島の左CK。樋口が蹴るが、ゴミスがクリア。44分、相手右サイドからのクロスを相手FW鈴木がミドルシュート、枠の上。
追加タイム6分。相手DF広瀬のクロスをいったんははじき返すが、こぼれを相手MFピトゥカがミドルシュート、枠の左。
3−0でタイムアップ。
勝点47としたが、9位のまま。同じ金曜日開催の試合で、マリノスが新潟相手に痛恨の0−0ドローに終わった。明日土曜の試合で神戸が名古屋に勝てば、33節で優勝が決まる。
神戸は2−1で名古屋に勝ち、初優勝。下位では、最下位横浜FCと17位湘南が対戦、1−0で湘南が勝ち、勝点34として15位に浮上、残留決定。横浜FCは勝点29のまま。逆に鳥栖と2−2で引き分けた16位柏が勝点32で17位に下降。ただし、柏は得失点差が1-14、横浜FCは-26なので、最終節に柏が負けて横浜FCが勝っても、順位は変わらないと思われる。
来季以降のACLは方式変更し、「ACLエリート」と「ACL 2」に分ける。「ACLエリート」の日本の枠は3チームで、リーグ優勝と準優勝、天皇杯優勝のチーム。リーグ3位のチームは「ACL 2」に出場するとのこと。
※翌日の『朝日新聞』川崎面に大きく天野部長の退任記事が出た。本当にお疲れさまでした。鹿島に勝てなかった時代の「K点越え」、アウェイの大宮、新潟、清水に勝てなかった時の「オレンジ制覇」などから始まる語呂合わせプロモは今や日常になっている。でもこれでフロンターレの草創期を知るスタッフは、とうとうみんないなくなってしまった。プロ化1年目からのサポーターとしては、非常にさびしい。
サッカー短評 (2023.11/22)
日本vs.シリア 5対0 (2023.11/21 ジッダ・サウジアラビア) ワールドカップアジア二次予選第2節
前日の昼になってもテレビ放送やライブ配信の予定がなく、観戦できないようだ。気温27度、湿度53%、観客数不明。主審はマーニンさん。VARはなし。
「日刊スポーツ.com」のライブ速報による先発は、GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝、冨安、谷口、菅原。守田と遠藤のダブルボランチ。トップ下に久保、左右のウイングに浅野と伊東。ワントップ上田。下記の予想と一致している。キャプテンは遠藤。ベンチに町田、渡辺剛、中山、毎熊、佐野、堂安、相馬、田中碧、細谷、南野。「サッカーマガジンWeb」による先発予想。GK鈴木彩艶。DF伊藤洋輝(中山)、冨安(町田)、谷口(渡辺剛)、菅原。守田(田中碧)と遠藤(佐野)のダブルボランチ。トップ下に久保(南野)。左右のウイングに浅野(相馬)と伊東(堂安)。ワントップ上田(細谷)。
シリアには、192cmの長身FWスマという選手がいるらしい。システムは「スポーツナビ」によると、4-1-4-1。ワントップに9番ソマ。二列目インサイドに14番オスマンと4番ハム。左右のアウトサイドに21番ヘサルと3番ウエス。18番アンズがアンカー。DF17番ユーセフ、5番アルミダニ、13番クロマ、6番ジェニャト。GKアルマ。監督はエクトル・クーペル。
前半33分、先制。右サイド伊東からの横パスを久保がミドルシュートをゴール右隅に決めたらしい。1−0。
37分には、上田が追加点。左サイド伊藤がオーバーラップからクロス、ファーで伊東が頭で折り返し、上田が右足ダイレクトで押し込んだとのこと。2−0。
さらに40分、上田が追加点。久保からの縦パスを受けた伊東が右サイドを突破してクロス、上田が今度は左足で押し込んだとのこと。3−0。
3−0でハーフタイム。
後半開始からシリアが一人目の交代。長身FWスマに代えてマルドキアンを入れる。日本の交代はなし。
2分、また追加点。上田が倒されてペナルティーエリア手前左寄りで日本のFK。ボールサイド久保と菅原が立ち、久保が動かして菅原が直接ねらい、相手DFに当たって決めたらしい。4−0。
17分、シリアが二人同時交代。ヘサルに代えてアルマワス、ウエスに代えてラマダンを入れる。左右のアウトサイドを変えたようだ。
21分、日本も二人同時交代。上田に代えて細谷、浅野に代えて南野を入れる。おそらく南野がトップ下に入り、久保が右ウイングに回り、伊東が左へ回ったらしい。
24分、シリアの初シュート。交代で入ったアルマワスからのクロスをこれまた交代で入ったマルドキアンがヘディングシュート、枠の右。
30分、シリアの左CK。キックはGK鈴木がはじく。
31分、日本が二人同時交代。久保に代えて堂安、冨安に代えて町田を入れる。
37分、またまた追加点。守田のドリブルからパスを受けた左サイド伊東がクロス、細谷が合わせて5−0。
38分、日本が五人目の交代。遠藤に代えて田中碧を入れる。キャプテンマークは谷口に渡したらしい。
41分、シリアも交代。アンカーのアンズに代えてフメイシェを入れる。
追加タイム3分。5−0でタイムアップ。
サッカー短評 (2023.11/15)
日本vs.ミャンマー 5対0 (2023.11/16 パナスタ) ワールドカップアジア二次予選グループB第1節
上田のハットトリックを含む5得点で快勝。控え組中心の先発で、意図が合わなかったり、守備を固めたミャンマーを打開するプレーもなかなか出なかったが、前半11分、南野からのループパスを上田が頭で決めて先制。28分には、鎌田の目が覚めるようなミドルシュートで追加点。前半追加タイムにも上田が得点。今回はケガ人続出(※)の招集だったが、前半のうちに3得点できたので、新しいメンバーを試すこともできた。※主な怪我人は、前田、古橋、川辺、伊藤敦樹など。合流後に三笘も離脱。板倉、旗手もいない。追加招集は、FW細谷(柏)、MF佐野(鹿島)、DF渡辺剛(ヘント・ベル)。
次のワールドカップはアジア枠が4.5から8.5に増える。二次予選は36ヵ国が9グループに分かれ、1位と2位の内上位が最終予選に進む。グループBは、日本戦での失点が少なくすることが2位への近道らしい。他の2ヵ国は、シリアと北朝鮮。気温16度、湿度64%。観客34484人。小雨が降る中の試合。タキ主審はカタールの人。VARはなし。各国の状況が異なり、用意できない国もあるため条件をそろえるということらしいが。テレ朝解説は内田と松木さん。実況は寺川アナ。
先発は、GK大迫(広島)。DF中山(ハダースフィールド・英2部)、町田(サンジロワーズ・ベル)、谷口(アルラーヤン・カタ)、毎熊(セレッソ)。田中碧(デュッセルドルフ・独2部)と鎌田(ラツィオ・伊)のダブルボランチ、トップ下に南野(モナコ・仏)。左右のウイングに相馬(カーザピア・ポル2部)と堂安(フライブルク・独)。ワントップ上田(フィエノールト・蘭)。ゲームキャプテンは中山。ベンチに遠藤、守田、久保、浅野など。冨安はいない。
ミャンマーは5-4-1。しかしワントップの位置にいるのはMF16番エイン。二列目インサイドに8番ネイと14番ウェ。左右のアウトサイドに11番マウンと20番スアン。DF12番ズウェ、17番テッ、6番チョウ、15番エイン、2番エイン。GKチョウ。キャプテンは11番マウンマウンルイン。
2分、左サイド相馬からのクロスを南野がヘディングシュート、枠の左。
5分、最終ラインから谷口が右前方へ縦パス、堂安のヒールパスを鎌田がペナルティーエリア右で受けてクロス、相手DF。谷口は、初めは攻撃に有効なパスを出したが、ミャンマーが日本の攻撃に慣れ、ときには6バックで守備を固めるようになると、次第に横パスとか無難なパスばかりになった。
前半11分、鎌田からのパスを受けた南野が中盤からゴール前にループパス、走りこんだ上田が相手DFにマークされながら難しい体勢でヘディングシュート、相手GKの指先をかすめてゴールイン。1−0。
12分、ミャンマーの右CK。マウンが蹴るが、谷口が頭でクリア。
14分には左から相馬、15分には右から毎熊がクロスを入れ、中で上田が合わせるが、得点できず。
17分、日本の右CK。堂安が蹴り、中山がヘディングシュート、枠の左。
20分、最終ラインを高く押し上げ、CB町田がミドルシュート、相手GK。
23分、相馬からのパスをペナルティーエリア右に走りこんで受けた堂安が効き足でない右でシュート、相手DF。
28分、追加点。田中碧からの縦パスを受けた鎌田が一瞬ためてミドルシュート、相手DFの間をぬけて、ゴール右に決まり、2−0。ダブルボランチのうち、鎌田は南野と同じくらいの位置に上がっていることが多く、田中碧がアンカー気味の位置取りになっている。
30分、鎌田が相手ボールをカット、田中碧が相馬につなぎ、相馬が中へドリブルしてシュートするが大きく枠の外。
32分、横パスばかりしていた谷口が久々に上田へフィードを送るが相手DF。
33分、南野が倒され、ペナルティーエリア手前左で日本のFK。ボールサイドには相馬と堂安が立つ。堂安が直接ねらうが、相手GK。
37分、日本の右CK。堂安がファーへ蹴るが、シュートできず。
42分、中山が相手DFに右足首付近を蹴られて倒れるが、ファールの笛は鳴らない。スローリプレーが映ると、長期離脱の原因になったのと同じ右足アキレス腱の下あたりに相手の爪先が当たっている。しかし、この試合はVARが入っていないので、審判団が見逃せば、ファールはとられない。
追加タイム3分。48分、相手MFウェが毎熊へのレイトチャージでイエローカード。
49分、堂安がクロスに見せかけた斜めのパスをペナルティーエリア右に出し、上田がゴール左に流し込んで3−0。ミャンマーの選手たちは、前半2失点までは想定内だったのか平静だったが、この時間の失点にはガックリとしていた。このままハーフタイム。
後半開始から日本が二人同時交代。谷口に代えて4年ぶり召集の渡辺剛、鎌田に代えて初召集の佐野を入れる。佐野が田中碧とダブルボランチになったのか。
3分、相馬が左から上げたクロスのこぼれを佐野がミドルシュート、相手GK正面。
5分、追加点。南野からのパスを受けた上田が、飛び出した相手GKをよく見てシュート、4−0。これで上田はハットトリック。
7分、堂安がシュート、バーに当たる。こぼれをなんとか押し込もうと何人かシュートを試みるができず。
後半は、田中碧が南野の近くでプレーし、佐野がアンカーのようになっている。佐野は初めてなのに回りがよく見えているようで、パスを展開したりボールカットしたり、シュートもうったりと積極的。
16分、ミャンマーが一人目の交代。ワントップ16番MFエインに代えて7番FWウインを入れる。
16分、左サイド深い位置で日本のFK。相馬が蹴り、相手GKがはじいて日本の右CK。堂安が蹴るが、シュートに至らず。
18分、右深い位置で日本のFK。相馬が蹴り、渡辺剛がヘディングシュート、枠の上。
20分、南野がドリブルからペナルティーエリア内でシュート、枠の外。南野はくやしそう。南野は2アシストしたが、自分の得点はなし。
22分、日本が二人同時交代。上田に代えて守田、南野に代えて初召集でパリ五輪世代の細谷を入れる。守田がアンカー、田中碧と佐野がインサイドハーフのようだ。
22分、日本の右CK。堂安が蹴るが、相手DF。
24分、CBの町田からのフィードを入ったばかりの細谷が落ち着いてポストプレー。しかし味方につながらず。実況席では、細谷のプレーを称賛。
25分、今度は堂安からのパスを細谷がポストプレー、これを堂安がペナルティーアークからミドルシュート、相手GK。「堂安は点を取りたくてギラギラしているのが伝わってくる」と解説の松木さん。
27分、ミャンマーが二人同時交代。インサイド右MF14番ウェに代えて22番MFゾー、アウトサイド右MF20番スアンに代えて5番DFナンダを入れる。
30分にも、右サイド毎熊からのクロスを堂安がシュート、相手GKがはじく。
34分、相馬が倒されて左サイド深い位置で日本のFK。堂安が蹴るが、相手DF。こぼれを毎熊がシュート、枠の外。
36分、日本が五人目の交代。なんとGK大迫に代えてGK前川を入れる。おそらくこれが初出場。
38分、日本の右CK。堂安がニアへ蹴るが、相手DF。
41分、追加点。守田からのループパスをペナルティーエリア内でうまく収めた堂安がシュート、相手GKの足の間をぬけて見事ゴールイン。5−0。
45分、守田がシュート、枠の外。
45分、ミャンマーが四人目の交代。2番DFエインに代えて13番DFカウンを入れる。
追加タイム3分。5−0でタイムアップ。
サッカー短評 (2023.11/12)
川崎フロンターレvs.京都サンガ 3対3 (2023.11/12 等々力) 第32節
前半のうちに3失点。それも全てボールロストからの流れで決められた。しかし前半のうちに2点返し、出入りの多い展開に。最後は脇坂のPKで何とか引分けに持ち込んだ。前半は特に、京都のレイトチャージは全てと言っていいほど主審に流され、フロンターレのチャージはファールと思えないものもファール判定され、スタンドから大ブーイングも起きた。急に11月らしくなり、気温12.8度、湿度53%。観客19084人。主審は高崎さん。DAZN解説は佐藤ゆうすけさん、実況は野村アナ。
実際の先発は、GKソンリョン。DF瀬川、高井、ジェジエウ、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と脇坂。左右のウイングに宮代と小林。ワントップはゴミス。左SB、左CB、アンカー、左インサイドハーフ、左右ウイング、ワントップを入替え。7人代えたのはやり過ぎだった。ベンチに登里、家長、マルシーニョ、山田など。先発予想はGKソンリョン。DF登里、山村、ジェジエウ、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。
京都は4-1-2-3。ワントップ山崎。左右のシャドーに原大智と豊川。二列目に武田と川崎颯太。アンカー金子。DF麻田、イヨハ、アピアタウィア、福田。GK太田。キャプテンは川崎。ベンチにはパトリックなど。チョウ監督は3年目。京都は勝てば残留が決まるとのこと。
前半は、前線にボールを供給できず、京都のハイプレスにひっかかってしまった。
7分、失点。相手MF川崎から右SB原田が攻め込むところへパス、原田はフリーでペナルティーエリア手前右からシュート、右ポスト内側に当たってゴールイン。0−1。
10分、山根が小林とパス交換して攻め上がり、ペナルティーエリア右から折り返し、ゴミスがシュートするが、ヒットせず枠の右。
13分、中盤左寄りでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
14分、相手左サイドで京都のFK。武田がファーへハイクロス、相手長身DFアピアタウィアが折り返し、混戦の中、相手MF原がシュート、DFに当たってGKソンリョンが押さえる。
16分、相手サイドからのクロスをクリアして京都の左CK。豊川が蹴り、小林が跳ね返す。こぼれをシュートされるが、これもGKソンリョン。
19分、追いつく。GKソンリョンからのロングフィードをゴミスが頭で前方へ。相手DFがクリアしそこねたところへ走りこんだ宮代が拾い、ねらいすましてゴール右へ流し込む。1−1。
22分、相手左サイドで京都のFK。豊川がニアへ蹴るが、瀬川がクリア。24分、中盤相手右サイドで京都のFK。武田が蹴るが、山根がクリアして相手左CK。これも武田が蹴り、GKソンリョンがはじくが、こぼれを相手右SB福田がシュート、DF陣が防ぐ。
28分、左サイド深い位置でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、またも相手GKが捕る。なんだかボールが相手GKの手めがけて吸い込まれているよう。
36分、シミッチがレイトチャージでイエローカード。シミッチはねらわれていて、イライラしていたらしい。
38分、脇坂からのスルーパスに走りこんだ小林がペナルティーエリア手前右からクロス、ゴミスが中央でシュート、枠の外。残念。だんだんタイミングは合ってきた。
42分、また失点。相手MF原が武田とのパス交換して左サイドクロス、後ろから走りこんだ豊川がきれいにヘディングシュートを決める。1−2。
追加タイム4分。46分、相手右サイドで京都のFK。福田が蹴り、長身MF原が競り合いに勝ってゴール前に落とすと、そこにいた豊川がすばやく蹴りこみ、1−3。悪い時間帯に失点。
49分、瀬川のクロスがクリアされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、また相手GKが触るが、ファーへ流れ、これを宮代が拾って相手DFをかわし、ゴールライン近くからクロス、小林が走りこんでヘディングシュートを押し込む。2−3。これで一応、後半に希望がつながった。
2−3でハーフタイム。
後半開始からフロンターレが二人同時交代。ジェジエウに代えて山村、シミッチに代えて瀬古を入れる。瀬古はインサイドハーフに入り、橘田がアンカーに回る。ジェジエウは前半途中でちょっとどこか傷めたらしい。
2分、脇坂が相手ボールをカットしてスルーパス、小林が走りこんで受け、ペナルティーエリア内へドリブルしてシュート、惜しくも枠の左。
6分、右サイド中盤に下がった位置から小林がクロス、ゴミスも下がってペナルティーアークで受けてシュート、これもヒットせず相手GK。9分には、ゴミスのポストプレーから小林がシュート、相手GK。
10分、京都の右CK。武田が蹴り、ニアでシュートされるが、DF陣が防ぐ。
15分、攻めあがった瀬川からのクロスをファーのペナルティーエリアに走りこんだ小林がシュート、相手DFに防がれたこぼれも再度シュートするが相手DF。
16分、フロンターレが三人目の交代。ゴミスに代えてマルシーニョを入れる。マルシーニョは左ウイングに入り、宮代が中央へ回る。
18分、京都が一人目の交代。MF豊川に代えてDF井上を入れる。京都は布陣を5バックにしたようだ。
19分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが相手DF。
20分、京都の右CK。武田が蹴り、ファーで長身DFアピアタウィアがヘディングシュート、枠の外。その前にオフェンファールがあったとの判定。
26分、フロンターレが四人目の交代。宮代に代えて山田を入れる。宮代は中央でのプレーが10分しかできず、不満そう。山田は右ウイングに入り、小林が中央へ回る。
28分、中盤相手左寄りで京都のFK。武田が蹴るが、山村がクリア。後半、山村とインサイドハーフの瀬古が入って守備が落ち着いた。それにしても、主審の変な判定は、後半に入ってやや公平になったが、野村アナが「先程のはファールにならず、こちらはファールですか」と言うほどムラがある。
34分、山田が右サイドで味方とパス交換してペナルティーエリア右に入り、ここでクロスを入れてもよかったのに、さらに相手DFをかわしにかかってボールがゴールラインを割る。実況席では「中央ではフリーで3枚待っていましたのでクロスを入れたら面白かった」。たぶん自分でシュートしようとしたためだろう。
直後にフロンターレが五人目の交代。瀬川に代えて家長を入れる。家長はトップ下に入ったのか。瀬川のいた左SBには橘田が回る。瀬古と脇坂のダブルボランチか。
39分、マルシーニョからの折り返しのパスを受けた脇坂が右へ展開。受けた山根がペナルティーエリア手前からゴール前にクロス、走りこんできた橘田がシュートしたが枠の左。まるで、中央でクロスに合わせようとしていた山田のじゃまをしたようだった。
39分、京都が二人目の交代。MF原に代えてMF松田を入れる。
41分、京都のFW山崎の足がつって立ち上がれず。高井が足を伸ばしてやっていたが、メディカルが入り、何とか立ち上がって退場。京都が三人目の交代。山崎に代えてFW木下を入れる。
44分、瀬古からのスルーパスに走りこんだマルシーニョがペナルティーエリアで相手DF原田に倒され、フロンターレにPKが与えられる。VARが「オフサイドの可能性」をチェックしている表示が出るが、「オフサイドなし」。PKは今回も家長ではなく、脇坂がセット。落ち着いて中央へ蹴りこみ、3−3。やれやれ。
追加タイム6分。49分、マルシーニョが左サイドから中へドリブル、ペナルティーエリア手前からシュート、相手DF。51分、さらにマルシーニョがペナルティーエリア左に入ってクロス、ファーで家長がジャンピングボレー、残念ながら右足だったので、枠の外。
52分、京都に中盤でボールカットされて攻め込まれるが、家長がクリア。相手GKが蹴ったところでタイムアップ。
3−3で互いに勝点1ずつを分け合った。勝点44として9位のまま。
今日の試合で、2位マリノスが先にセレッソを2−0で下して勝点63としていたので、神戸が浦和と引き分けたり負けたりすると首位が入れ替わる可能性があったが、何とか2−1でアウェイ試合を終わらせ、勝点62で1位キープ。
下位は、きのうの試合で最下位横浜FCと17位湘南が、それぞれ鳥栖と名古屋に勝ち、勝点29、31とした。16位柏は鹿島と1−1で引き分け、勝ち点31、かろうじて得失点差で16位キープ。次節、湘南対横浜FCの直接対決がある。
来週は、ワールドカップアジア二次予選が2試合ある。11/16に大阪パナスタでミャンマー戦、11/21には、アウェイでシリア戦。
サッカー短評 (2023.11/7)
川崎フロンターレvs.パトゥムユナイテッド 4対2 (2023.11/7 等々力) ACLグループI第4節
前半16分にマルシーニョが得たPKを脇坂が決めて先制。しかし33分にGKソンリョンがチャナティップにパスカットされてしまい同点弾。40分にダミアンが倒され、またPKを脇坂が蹴って勝ち越したのもつかの間、1分後に再度チャナティップにシュートされ、誰かに当たって再び同点に。後半は8分に、瀬古を踏んだ相手MFアルバレスがVARチェックの末退場。23分に脇坂の右CKを山村がヘディングシュートして勝ち越し。互いに選手交代した後、追加タイム9分の中、53分、宮代が追加点。前回と同じ点差で勝ったが、前回同様、簡単な試合ではなかった。気温23度、湿度%。観客9441人。アルジャッシム主審はカタールの人。DAZN解説は水沼さん、実況樹桑原アナ。
実際の先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、ジェジエウ、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。ベンチに高卒新人の名願、高井、山田、ゴミスなど。先発予想は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントツプにはゴミス。
パトゥムは3-1-4-2。7番アウベスと11番セルゲーエフのツートップ。二列目に18番チャナティップと14番アルバレス。アンカーに6番サーラット。左右のウイングバックに33番ワタナコーンと24番スチュワート。DF16番ジャッカパン、17番イルファン、55番コナパット。GK26番キッティポン。キャプテンマークは6番サーラット。前回対戦時はGK1番チャチャイだった。
鬼木監督は、ホームなので、ただ勝つだけでなく内容も必要だ、前回は相手のよさを出させてしまったと言ったらしいが、結果的に失点は自分たちの詰めの甘さだと試合後のインタビューで言っていた。
立ち上がりこそ、積極的に縦パスを通してシュートまでいっていたが、チャナティップなどにパスカットされたり、パスがずれて相手に渡ったりすると、ゴール前まで取り返せず、シュートまで行かれてしまうことも増えてくる。解説の水沼さんは「フロンターレの即時奪回が機能していない」と言う。
2分、右サイド深い位置から家長がパス、受けた脇坂がペナルティーエリアに入ってシュート、相手GK。3分には瀬古が右サイド深い位置からシュート、枠の左。
7分、相手右サイドから攻め込まれ、最後は相手FWセルゲーエフがペナルティーエリア内でシュート、枠の左。
15分、マルシーニョがペナルティーエリア左に入ったところで相手DFに倒され、PK獲得。脇坂がボールをセット。VARの確認後、笛が鳴り、脇坂は相手GKが動くのを見て落ち着いて左上に決めた。1−0。いい時間に先制。しかしフロンターレのPKキッカーは家長だと思っていたが(※)。
20分、相手MFアルバレスがミドルシュート、GKソンリョンが指先ではね上げ、パトゥムの右CK。キッカーは6番のサーラット。キックはDF陣が防ぐ。
23分にも相手右WBスチュワートに攻め込まれ、ペナルティーエリア手前からミドルシュートをうたれるが、登里が体で止める。これで与えた相手左CKは、チャナティップがショートコーナーを蹴るが、これもDF陣がしのぐ。
25分、瀬古が右サイド深い位置で倒され、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
32分、相手MFアルバレスからのクロス相手FWアウベスがヘディングシュート、登里が防ぐ。これで与えた相手左CK。アルバレスが蹴るが、GKソンリョンが捕る。相手選手がソンリョンを倒し、オフェンスファール。
33分、DFラインからGKソンリョンに戻し、ソンリョンが前方へ送ったパスをチャナティップにねらわれ、カットされる。チャナティップはペナルティーエリア手前中央までドリブル、GKソンリョンが飛び出し、DF陣が寄せてきた中、一瞬のフェイントの後、ループ気味のシュートを決める。1−1。
38分、マルシーニョからのパスを受けたダミアンが相手DF二人にはさまれる形で倒され、またもPKの判定。倒した相手左WBワタナコーンにイエローカード。ボールを置くのはまたも脇坂。実況席では「PKを二回蹴るのは難しいでしょうね」「先程と同じ方へ蹴るのか、逆に蹴るのか」。VARの確認が終わり、脇坂が今度は低く左に蹴り、相手GKも触ったが、ゴールイン。2−1。
やれやれまたリードできた。と安心する間もなく、失点。41分、家長が右サイド自陣でパスを相手にぶつけてそのまま取られ、相手はチャナティップにパス。チャナティップはすばやくミドルシュート、これがジェジエウに当たってゴールイン。2−2。この展開にやや呆然。実況席でも桑原アナが「15分にフロンターレが先制したときには、この時間にこんな展開になっていることは予想できませんでしたね」。
46分、ダミアンからの折り返しを脇坂がシュート、枠の上。
追加タイム4分。49分、フロンターレの左CK。脇坂がニアへ蹴るが、相手DF。
2−2でハーフタイム。
※翌日の『神奈川新聞』の脇坂のコメントによると、「[PKの]1本目はアキさん(家長)が蹴らせてくれた。2本目も同じような感じで蹴らせてもらった」とのこと。ホームページの方には「プロになって初めてPKを蹴ったので緊張した」「自分が外したらしょうがないなという気持ちで蹴って、決めることができてよかった」とあった。
後半は交代なしで開始。
8分、瀬古と交錯した相手MFアルバレスにイエローカード。
9分、橘田からのパスを受けた山根が右サイドを攻めあがってクロス、ダミアンが相手DFと競りながらヘディングシュート、枠の外。
10分、瀬古が左足のすねあたりを押さえて倒れている。VARからチェックが入り、オンフィールドレビューとなる。スローリプレーが出ると、アルバレスが瀬古の足首近くを靴裏でしっかり踏んでいるのがわかる。判定がレッドカードに変更され、パトゥムは10人に。実況席では「パトゥムは配置を変えましたか」「4-4-1でしょうか」と言っている。
14分、山根が右サイドからゴール前へパス、ダミアンが受けて、相手GKをかわしてループシュート、決まったかと思ったが、ものすごい勢いで戻ってきた相手DFがかきだし、ゴールならず。
15分、山根からのパスを受けた家長がクロス、中央のダミアンには合わないが、走りこんだマルシーニョがヘディングシュートで押し込む。これも得点かと思ったが、VARの確認でオフサイド。家長が山根からのパスを受けたとき、左足の先がわずかに出ていた画像が出た。
20分、相手アンカーのサーラットがボールカットからすばやくミドルシュート、フロンターレのDFに当たる。
21分、瀬古からのクロスをダミアンが競り、こぼれを家長が拾って、右足でシュート、オフェンスファール。
23分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴ると、相手GKがはじこうと飛び出すが、その前に山村がヘディングシュート、3−2。しかし、またまたVARのチェックが入り、シュートがダミアンの手に当たったかどうかの確認。リプレー映像では、当たったかどうか不明。ダミアンが当たらないように腕を体に引き寄せているが、ボールの軌道が変わったかどうかわからない。得点は認められる。やれやれ。
25分、パトゥムが一人目の交代。33番左WBワタナコーンに代えて2番サンティパープを入れる。フロンターレも足を傷めた瀬古を代えなくていいのか。
29分、登里が左サイドからゴール前へパス、こぼれをつないで最後は家長が左足でシュート、ヒットせず枠の外。解説の水沼さんが「ボールの下を蹴ってしまった」。
31分、フロンターレが二人同時交代。家長に代えて宮代、ダミアンに代えてゴミスを入れる。ダミアンは下がりたくなさそう。
34分、相手FWアウベスが山村に倒されたふりをして倒れるが、シュミレーションでイエローカード。桑原アナが「これはわかりやすいシュミレーションですね」。
36分、橘田がチャナティップを手で止めてイエローカード。
36分、相手FWセルゲーエフにDFラインの裏に走りこまれるが、山根がすごい勢いで戻ってボールをクリア。
38分、マルシーニョが相手DFをかわして折り返し、右から入ってきた宮代がシュートを決めるが、マルシーニョがオフサイド。
39分、フロンターレが二人同時交代。マルシーニョに代えて小林、瀬古に代えてシミッチを入れる。小林は→ウイングに入り、宮代が左へ回る。シミッチと橘田はダブルボランチらしい。
41分、パトゥムが二人同時交代。24番右WBのスチュワートに代えてMF81番ワリス、FW11番セルゲーエフに代えてFW19番チェンロップを入れる。
43分、宮代が中へカットインしてドリブル、最後はシュートするが、相手GK。
追加タイム9分。相手左DFジャッカパンが倒れている。メディカルが入るが立ち上がれない。50分、パトゥムが四人目の交代。16番DFジャッカパンに代えて36番MFピティワットを入れる。フロンターレも五人目の交代。脇坂に代えて瀬川を入れる。
51分、中盤相手右サイドでパトゥムのFK。サーラットが蹴り、ゴール前で混戦になるが、最後はクリア。
52分、チャナティップがロングフィード、走りこんだピティワットに通りそうになるが、GKソンリョンが飛び出して捕る。
53分、追加点。山根が右サイド中盤からペナルティーエリア右奥へスルーパス、宮代が走りこんで追いつき、折り返しのようなシュートを蹴ると、ボールが回転しながら相手GKの指先をすりぬけ、左ポストに当たってゴールイン。4−2。
4−2でタイムアップ。鬼木監督の談話にもあったが、「自分たちの軽いプレーが自分たちを苦しめた」。解説の水沼さんも「もう1歩、50cm寄せるとか球際が少し甘かった」。
勝点は12にできたので、グループIの1位をキープ。もうひとつの試合では、なんとジョホールがホームで蔚山を2−1で下し、これで蔚山とジョホールが勝点6で2位に並んだ。かろうじて蔚山が得失点差で2上回っている。
サッカー短評 (2023.11/4)
アビスパ福岡vs.浦和レッズ 2対1 (2023.11/4 国立) ルヴァンカップ決勝
前半5分、浦和が福岡の立ち上がりの勢いを受けてしまっている間に福岡が先制。さらに前半追加タイムに追加点。いずれも左足のプレースキッカー紺野からのクロスを走りこんだボランチ前や、攻めあがった長身DF宮が合わせた得点。浦和は、後半15分に与えたPKをGK西川がベテランの読みでキャッチ。22分に交代で入った明本が1点返したが、2点目は遠く福岡の厚い守備を破れず。それでも後半追加タイム6分まで攻め続け、右ポスト直撃のシュートもあった。福岡は、これが初のタイトル。観客は史上最多の61683人。
福岡の先発は、3-4-2-1。GK永石。DF宮、奈良、グローリ。森山と井手口のダブルボランチ。左右のウイングバックに前嶋と湯澤。二列目に前と紺野。ワントップ山岸。キャプテンは奈良。
浦和は、4-2-3-1。ワントップにホセ・カンテ。トップ下に早川。左右のシャドーに小泉と高橋。岩尾と伊東敦樹のダブルボランチ。DF荻原、ホイブラーテン、ショルツ、酒井宏樹。GK西川。キャプテンは西川。
試合後のインタビューで、福岡キャプテンの奈良は、涙まじりで「特別にうまい選手もいなくて、みんなで泥臭くやってつかんだ優勝」だと言っていた。
サッカー短評 (2023.10/29)
柏レイソルvs.川崎フロンターレ 1対1 (2023.10/29 柏) 第31節
やっとのことで引き分けた。本当は勝てば8位にあがれたらしい。前半なかなかシュートにもちこめないうちに、40分、瀬古のパスをカットされ、マテウス・サヴィオからの1本のパスで相手MF山田に抜け出され、失点。後半から交代で出た遠野が9分にレッドで退場。布陣を4-4-1にして、シミッチ、宮代、瀬川を投入。一列上がった橘田が同点シュートを決めた。その後は柏のシュートミスにも助けられ、なんとか勝点1を得た。その他の収穫としては、ジェジエウが90分、ゴミスが80分以上試合に出たこと。ゴミスは失点直後の幻のゴールもあった。気温19.3度、湿度44%。観客12540人。主審は福島さん。DAZN解説は福田さん、実況は野村アナ。
実際の先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、ジェジエウ、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにゴミス。出場停止の大南はケガもある。ベンチに高井、シミッチ、小林など。ダミアンがベンチにもいない。予想先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、高井、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。
柏は4-4-2。山田康太と細谷のツートップ。左右のウイングバックにサヴィオと山田雄士。高嶺と椎橋のダブルボランチ。DFジエゴ、古賀、犬飼、土屋。GK松本。キャプテンは古賀。ジエゴや犬飼がケガからの復帰らしい。細谷はU22のアメリカ遠征帰りとか。ベンチには、立田、小屋松、仙頭、武藤雄樹など。細谷はこの試合でJ1通算100試合目という。
灼熱のタイから帰国して中4日。直近のACLパトゥム戦から先発を二人だけ替えて臨むリーグ戦。この試合を含めて残り4節。両チームともどれだけ勝点を積めるか。また、12/9の天皇杯決勝の前哨戦という意味合いもあり、チケットは完売とのこと。
3分、家長が相手MFサヴィオ倒したとして相手左サイドで柏のFK。サヴィオがファーへ蹴り、相手DFジエゴが折り返し、さらに右からクロスを入れられ、最後は相手DF犬飼がシュート、オフサイドの判定。
8分、柏のカウンター。相手FW細谷が右WBの山田雄士とパス交換からシュート、GKソンリョンが捕る。
10分、攻めあがった登里が左サイド深い位置からクロス、ゴール前でゴミスがヘディングシュートを試みるが。相手DF。
16分、ゴミスが相手MFサヴィオに倒され、フロンターレのFK。脇坂がゴミスをねらって蹴るが、相手DF。
17分には、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、山村がヘディングシュートするがたたきつけられず、相手GKが捕る。
27分、相手左サイドからサヴィオがペナルティーエリア左へスルーパス、相手左SBジエコが攻めあがってクロス、中央へ走りこんだ相手FW細谷がシュート、ネットをゆらすが、ジエゴがオフサイドの判定。
29分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂がニアへ蹴るが、相手GKが捕る。
31分、相手右WB山田雄からパスを受けた相手FW細谷がシュート、枠の右で助かる。
33分、脇坂とゴミスがパス交換、マルシーニョが受けてシュート、わずかに枠の上。
40分、失点。瀬古のパスをカットしたサヴィオが右前方へロングパス、相手右WB山田雄が走りこんで受け、ドリブルでペナルティーエリア右に入ってシュート、これが決まって0−1。
42分、山根からのパスを受けたゴミスが巧みに相手DFをはずしてシュート、ゴール左に決まったかに見えた。が、オフサイドの判定。今季オフサイドは3D判定だからほんのわずかでも出ていれば確認できてしまう。ここで決まっていれば、試合の流れも変わったと思うのだが。
45分、橘田がミドルシュート、枠の上。
追加タイム2分。0−1でハーフタイム。
後半開始から瀬古に代えて遠野を入れる。
5分、マルシーニョが左サイドを攻め上がり、自分でシュートするかと思えば折り返し、ゴミスが相手DFを背負ったまま、なんとかシュートに持ち込むが、相手GK。
7分、遠野が、下がってきた相手FW細谷との競り合いで靴の裏を見せたタックルが危険だとして、VARチェックからオンフィールドレビューを経てレッドカード。フロンターレは後半から交代で入ったフレッシュな選手を失い、残り時間を10人で戦うことに。
12分、相手MFサヴィオにミドルシュートをうたれるが、DF陣に当たって柏の右CK。これをサヴィオが蹴り、こぼれを相手ボランチ高嶺にミドルシュートを打たれるが、GKソンリョンが防ぐ。さらにこぼれをサヴィオがサイドチェンジ、ペナルティーエリア左から相手DFジエゴが折り返し、相手MF右WB山田雄がフリーでシュート、枠の上で助かる。
14分、フロンターレが二人目の交代。マルシーニョに代えてシミッチを入れる。シミッチがアンカーに入り、橘田が一列上がる。家長をFWにして4-3-2か。
23分、フロンターレが二人同時交代。家長に代えて宮代、登里に代えて瀬川を入れる。
25分、同点に追いつく。こぼれを拾った脇坂が右サイドへ展開、山根が深い位置から低いクロス、ゴミスが中央で相手DFをひきつけ、走りこんだ橘田がダイレクトでシュート、1−1。
28分、柏の右CK。ショートコーナーから相手ボランチ高嶺にミドルシュートされるが、枠の上。
29分、柏が二人同時交代。右SB土屋に代えて三丸、左FW山田康に代えて小屋松を入れる。
30分、相手ボールカットからフロンターレのカウンター。宮代が中央でのドリブルから右に開いたゴミスにパス、ゴミスがペナルティーエリア右からシュート、惜しくも右ポストに当たる。
31分、相手DFジエゴからのパスに走りこんだ相手FW細谷にシュートされるが、GKソンリョンが飛び出し、枠の右。
35分、柏が二人同時交代。ボランチ椎橋に代えてMF仙頭、右WB山田雄に代えてMF戸嶋を入れる。
36分、相手右サイド深い位置で柏のFK。サヴィオが蹴るが、大きくファーへ流れ、高嶺が左からクロスを上げるが味方に合わず。
37分、フロンターレが五人目の交代。ゴミスに代えて小林を入れる。
40分、相手MF小屋松からのパスを受けた相手FW細谷がシュート、枠の上。
41分、柏が五人目の交代。サヴィオに代えて武藤を入れる。
追加タイム6分。48分、柏の右CK。仙頭が蹴るが、山村がクリア。こぼれを相手ボランチ高嶺にシュートされるが、小林が防ぐ。
50分、相手右サイドからクロスを入れられるが、誰にも合わずにゴール前を通過。
51分、橘田の折り返しを相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、シミッチがヘディングシュート、枠の上。
1−1でタイムアップ。
勝点43としたが、9位のまま。柏は勝点29で16位のまま。上位は、首位神戸が17位湘南と1−1でひきわけ勝点62、2位マリノスがアウェイで福岡を4−0と下して勝点60として2差につめよる。湘南は勝点28。3位浦和はアウェイで6位鹿島と0−0の引分、勝点54で神戸と6差となり、残り3試合で厳しい状況。鹿島は7位に下降。最下位横浜FCは14位札幌に1−2で負け、勝点26のまま。17位湘南と2差、16位柏と3差。札幌は13位に浮上。大阪ダービーに0−1で敗れたガンバが代わりに14位に。
サッカー短評 (2023.10/25)
パトゥム・ユナイテッドvs.川崎フロンターレ 2対4 (2023.10/24 パトゥム) ACL第3節
勝ったが最後は主審の対応で後味が悪かった。前半立ち上がりはパトゥムの攻撃を受けてしまったが、14分に、遠野の思い切りのいいシュートが決まり先制。しかし次第にまた受け身になってしまい、真夏のような気候に足も止まり、前半終わりに同点にされる。後半は、自分たちの形を前面に押し出し、7分に橘田がこぼれを見事なミドルシュートで押し込み、勝ち越し。23分にはマルシーニョが独走してゴールも決める。32分には右CKから大南がヘディングシュート。しかし、その直後、GKソンリョンのひざが相手FWを蹴ったとしてPK判定。44分にジェジエウ、47分に高井が交代で入ったとき、許可を待たずに入ったとして連続イエローカード。こんなこと見たことない。でもACLのひどい主審はいつもいた。怪我で自ら交代を頼んだ大南が心配。気温30度、湿度72%。観客6998人。主審ボニーアディファードさんはイランの人。DAZN解説は水沼さん、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。ベンチにジェジエウが戻ってきた。新人の大関もいる。解説の水沼さんは「鬼木監督はパトゥムとの2連戦で決めたいとアウェイだが本気のメンバーを組んできた」と言う。
パトゥムは3-1-4-2。7番アウベスと11番セルゲーエフのツートップ。二列目に18番チャナティップと14番アルバレス。左右のウイングバックに33番ワタナコーンと81番ワリス。アンカーに36番ピティワット。DF16番ジャッカパン、5番カルドソ、55番コナパット。GK1番チャチャイ。キャプテンはGKチャチャイ。スラチャイ監督はタイ代表のGKだったとのこと。なんと昨年7月まで手倉森真監督だったという。ここまで2連敗で後が厳しい。蔚山に1−3、ジョホールに2−4で敗戦。
パトゥムは、チャナティップが自由に動いてパスをつなぐ。パスが速くて正確。フロンターレのアンカー橘田には、ツートップのどちらかがマーク。アウベスはブラジル、セルゲーエフはウズベキスタン出身。セルゲーエフはチャナティップと同じく、この夏に移籍してきた。
2分、パトゥムのカウンター。相手MFチャナティップがシュート、山村が防ぐ。
9分、脇坂からのパスを受けた遠野がシュート、相手GK正面。
14分、先制。家長からのパスを受けたダミアンが後方へ落とそうとして相手DFに当ててしまうが、こぼれをすぐ拾って、右サイド深い位置へスルーパス、家長が走りこんでダイレクトで折り返すと、遠野もダイレクトでふりぬき、相手GKの足の間からシュートを決める。1−0。
19分、パトゥムの左CK。チャナティップがショートーコーナーからクロス、長すぎてゴールラインを割る。
22分、チャナティップからのパスを受けた相手左MFワタナコーンがシュート、枠の外。
24分、 中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
29分、脇坂がダミアンとパス交換からシュート、相手GK。
このへんから、なかなか攻めあがれなくなる。クリアも相手に拾われ、次第に押されて下がってしまう。
34分、相手右MFワリスがマルシーニョを後ろから倒してイエローカード。
37分、山根がフリーでペナルティーエリア手前右からシュート、相手DFが防いでフロンターレの右CK。脇坂がファーへ蹴るが、大きすぎた。
39分、パトゥムの左CK。アルバレスが蹴り、相手FWアウベスが跳ぶが合わず。41分、アルバレスからのパスを受けたセルゲーエフがシュート、フロンターレのDFに当たる。
44分、アルバレスがミドルシュート、DF陣が防ぐ。
追加タイム1分。46分、失点。相手左サイドからのサイドチェンジ後、右から連続シュート、これは跳ね返したが、さらに相手右サイドから右SBコナパットがループでクロス、これを大南にマークされた相手FWセルゲーエフが競り勝ってヘディングシュート、絶妙なカーブを描いてゴール右上に決められる。1−1。スタンドは大喝采。
1−1でハーフタイム。みんな大汗をかいている。後半大丈夫か。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。遠野に代えて瀬古を入れる。
5分、登里が左サイドを攻めあがって横パス、橘田、脇坂を経由して最後は家長がペナルティーエリア内でシュート、枠の上。
7分、追加点。マルシーニョがペナルティーエリア左奥のゴールラインギリギリから折り返しのクロス、ダミアンが落とし、脇坂がシュートするが相手DF。こぼれをすばやく橘田がミドルシュート、相手GKが触るが、ゴールラインを越える。2−1。
10分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
12分、相手アンカーのピティワットがミドルシュート、GKソンリョン。
15分、ダミアンがミドルシュート、相手DFに当たる。
21分、家長、マルシーニョが連続シュート、いずれも相手DF。
23分、追加点。なんとマルシーニョが自陣からドリブルで持ち上がり、相手DFをかわしてペナルティーエリア左に入る。飛び出した相手GKと交錯しながらシュート、これがゴールに転がり込み、3−1。
25分、フロンターレが二人同時交代。ダミアンに代えてゴミス、マルシーニョに代えて宮代を入れる。解説の水沼さんが「ゴミスは福岡戦でゴールにからんだ。そろそろ本人のゴールが見たい」。
28分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GK。
31分、パトゥムが三人同時交代。右WB81番ワリスに代えて24番スチュワート、左WB33番ワタナコーンに代えて15番アピシット、右SBコナパットに代えて13番ケリッチを入れる。左右のウイングバックをいずれも交代。
32分、追加点。フロンターレの右CK。脇坂のクロスを大南が相手DFとの競り合いに勝ってヘディングシュートを決める。4−1。
34分、ボールをジャンプして捕ったGKソンリョンが寄せてきた相手FWスチュワートを膝蹴りしたとの判定でイエローカード。パトゥムにPKが与えられる。スローリプレイが出たが、ソンリョンのひざは相手の手にさわったかどうかぐらいに見えるが、解説の水沼さんは「主審には、ソンリョンが蹴りに行ったように見えたんでしょうね」。この判定に抗議していたフロンターレの寺田コーチにもイエローカード。VARは介入せず。
このPKは相手DFカルドソが蹴り、4−2。
38分、パトゥムが四人目の交代。14番MFアルバレスに代えて8番チャトモンコルを入れる。
39分、ペナルティーエリア手前でフロンターレのFK。脇坂と瀬古が立ち、脇坂が直ねらうが、枠の上。
42分、大南が足を傷める。ゴールラインの外に倒れ、自ら交代のサインを送る。
42分、相手左CK。大南がいないので10人全員で守る。さらに相手右サイドから攻められるが、山村がクリア。
44分、フロンターレが四人目の交代。ジェジエウが入ると、主審がイエローカード。まだ入るように指示を出していないということらしい。ジェジエウはこれがケガ明けの初戦。
45分、ジェジエウがチャナティップを倒して、自陣ペナルティーエリア手前でパトゥムのFK。水沼さんが「今のジェジエウのタックルにはヒヤッとしました。もう彼は一枚イエローをもっていますからね」。本当だ。
追加タイム6分。相手FKはジャッカパンがシュートを狙うが、壁に当たる。
46分、フロンターレが五人目の交代。家長に代えて高井を入れる。するとまた高井にもイエローカード。これもまだ許可していないということらしい。高井は、第4審に入るように言われたから入ったと説明しているようだが聞く耳なし。すると解説の水沼さんが「第四審だけ香港の人でしたね」。こんなことが関係していたらおかしいのだが。
48分、相手右CKをしのいだ後、さらに相手左サイドからクロス、相手FWケリッチにヘディングシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
49分、脇坂が相手選手を後ろから止めてイエローカード。これはしかたない。
51分、宮代が左コーナー付近でボールキープ。味方が来ずに相手DF二人に囲まれてボールを失う。
4−2でタイムアップ。
勝点9としてグループIの1位に。この試合の前に蔚山対ジョホールの試合があり、蔚山が3−1で勝ち、勝点6の2位。
第4節は、11/7に等々力でふたたびパトゥムと対戦。
サッカー短評 (2023.10/20)
川崎フロンターレvs.アビスパ福岡 4対2 (2023.10/20 等々力) 第30節
とてもこの点差の内容ではなかった。苦労して、やっと20分、橘田のシュートのこぼれを瀬川が押し込んで先制したのは良かったが、4分後にペナルティーエリアすぐ外で瀬古が与えた相手FKから失点して追いつかれた。しかも、後半も耐える流れを変えきれずにいると、21分、失点して逆転される。相手FW山下が自らのヘディングシュートのこぼれにつめ、押し込まれた。今年の悪い時だとこのままズルズルいく流れだったが、失点直後の3人交代、33分の小林投入が功を奏した。39分、山村のロングフィードをうまく収めた小林が流し込んで殊勲の同点弾。追加タイム5分の中で、ゴミスの落としから遠野のミドルで再逆転、最後に宮代も追加点をあげた。ラストプレーで相手にCKを与えたのはいただけないが、ホームで勝てたのはとてもよかった。気温23.1度、湿度47%。観客19026人。主審は御厨さん。DAZN解説は福田さん、実況は久しぶりの下田アナ。
先発は、GKソンリョン。DF瀬川、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップはダミアン。ベンチにゴミス、宮代、高井など。登里はケガらしい。選手紹介はこの時期のお約束でハロウィンバージョン。
福岡は、3-4-2-1。ワントップに山下。左右のシャドーに金森と紺野。左右のウイングバックは小田と前嶋。前と井手口のダブルボランチ。DF宮、田代、グローリ。GK村上。キャプテンは前。ベンチにウェリントン、城後、三國など。
10/8に天皇杯準決勝で対戦して以来、フロンターレは中11日、福岡は中4日だが、福岡はルヴァン杯の決勝進出を決めてのっている。しかも、10/8敗戦を踏まえた対策をしっかりしてきたらしく、前半は福岡のペースで押されてしまった。相手のダブルボランチはベテランだし、左右のシャドーは調子がいい。ワントップの山下も残り5試合で3得点してフタケタ得点をねらっている。
4分、福岡のカウンター。最後は相手ボランチの井手口がミドルシュート、味方に当たる。
6分、相手左サイドからのスローインを受けた相手FW山下をフロンターレのDFが倒して、福岡のFK。紺野が蹴るが、ダミアンがクリア。
10分、相手ボランチ井手口からのパスを受けた相手FW山岸を大南が倒してイエローカード。これで次節出場停止。福岡のFK。宮が蹴るが、パスをつないでからDFラインの裏へロングボール、GKソンリョンが捕る。
12分、瀬古のミドルシュートを相手GKがはじく。こぼれをマルシーニョが合わせるが、相手DF。
15分、相手DFグローリが攻めあがる。マルシーニョが後ろから倒して、中盤相手右サイドで福岡のFK。前が蹴るが、GKソンリョンが捕る。
20分、やっと先制。右サイド深い位置でボールキープした家長がペナルティーエリア手前の橘田へ。橘田がミドルシュートを打つと、相手GKがはじくが、これにつめた瀬川が流し込んで1−0。
24分、失点。相手ボランチ井手口からのパスを受けた紺野が右サイドを攻め上がり、ペナルティーエリア右横で瀬古が倒して福岡のFK。紺野がゴール右下をねらうシュート、GKソンリョンがはじくが、相手DFグローリがつめて押し込まれ、1−1。すぐに追いつかれてガッカリ。
この後、相手右サイドから紺野、左サイドから金森にクロスや折り返しを入れられるが、DF陣が防ぐ。33分、中盤相手左サイドで福岡のFK。紺野がペナルティーエリア右に蹴り、相手DF宮が頭で触るが、後ろへ流れる。こぼれを相手MF金森が拾ってクロス、相手DF田代とグローリが飛び込むが、シュートに至らず。最後は山村がクリア。
43分、山根の右からのクロスが流れ、逆サイドの瀬川がワンタッチで折り返すとダミアンがシュート、相手GK。ダミアンはだいぶ体が切れてきたようだ。
45分、相手ボランチ前が接触で倒れ、メディカルが入る。追加タイム1分。前は立ち上がってピッチを出る。
47分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ゴール前で混戦になるが、相手DF。1−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
2分、左へ流れた家長がクロス、ダミアンがバックヘッドでシュート、相手GKが捕る。
6分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DFがクリア。こぼれを橘田がダイレクトシュート、枠の左。
10分、山村からのロングフィードがマルシーニョに通り、マルシーニョは相手DFグローリをかわそうとするが、オフサイド。12分には下がってパスを受けたダミアンからのスルーパスにマルシーニョが走りこむがまたオフサイド。
17分、マルシーニョが突破しようと左サイドを縦にドリブル、相手DFグローリが倒してイエローカード。ペナルティーエリア左角でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを橘田、瀬古が連続シュート、いずれも相手DF。これでフロンターレの右CK。これを脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを瀬川が拾うがシュートに至らず。
21分、失点。中盤相手右サイドから相手MF前嶋がクロス、大南をかわした相手FW山岸がペナルティーエリア右からヘディングシュート、いったんはGKソンリョンがはじくが、こぼれに山岸がみずから詰めて再度シュート、これが倒れ込んだソンリョンの足の間をころがり、押さえる前に戻ってきたDFの誰かがスライディングしてかえって押し込んでしまい、逆転を許す。1−2。解説の福田さんが「あそこに打たれたら、GKは止められないですね」。
22分、フロンターレが三人同時交代。ダミアンに代えてゴミス、マルシーニョに代えて宮代、瀬古に代えて遠野を入れる。
29分、相手MF金森のシュートを大南がクリアして福岡の右CK。紺野がファーへ蹴るが、遠野がクリア。
30分、フロンターレのカウンター。山根がフリーで右サイド深い位置からクロス、相手DFに当たり、フロンターレの右CK。これを脇坂が蹴るが、ニアで相手DF。こぼれをファーにいたゴミスがバイシクルシュート、わずかに枠の上。高さは合わなかったが、ちゃんとゴールの方向に飛んでいた。ゴミスもやっと少し動けるようになってきた。バイシクルはダミアンの得意技だが、今季はまだ決めていない。
33分、フロンターレが二人同時交代。瀬川に代えてシミッチ、家長に代えて小林を入れる。シミッチがアンカーに入り、橘田が左SBへ回る。福岡も一人目の交代。FW山岸に代えて長身FWウエリントンを入れる。
36分、シミッチからのパスを受けた橘田が攻めあがって逆サイドへロングパス、山根が右サイド深い位置で受けてペナルティーエリア右へループパス、小林が受けてヒールパス、ゴミスが鋭いシュートをうつが、相手DF。
37分、右サイド深い位置から脇坂が折り返し、こぼれをシミッチがミドルシュート、相手DF。
39分、追いつく。山村が小林をよく見てロングフィード、相手DFの背後から走りこんだ小林がペナルティーエリア右で受け、そのまま右のアウトサイドでシュート、相手GKの指先をかすめてゴールイン。2−2。さすが。すばらしい。
42分、福岡が二人同時交代。ボランチの前に代えて中村駿、DF宮に代えて長身DF三國を入れる。
44分、相手サイドで福岡のFK。中村駿が蹴り、相手MF金森が触るが、最後はGKソンリョンが捕る。
追加タイム5分。47分、ついに逆転。フロンターレのカウンター。脇坂からパスをつないで小林が右サイドから低いクロス、中央でゴミスがポストプレー、これを走りこんだ遠野がシュート、ゴール右上に決まる。3−2。遠野はなんとこれが今季リーグ戦初得点。また3年連続福岡戦で得点とのこと。
48分、福岡が二人同時交代。金森に代えて鶴野、紺野に代えて城後を入れる。相手のこわかったツーシャドーを入替え。
51分、追加点。山根が右サイドからライン際にロングスロー、ゴミスが受けて相手DF田代と入れ替わって独走、ペナルティーエリア右に入ってGKとDFの間をねらったクロスに、ファーから走りこんだ宮代が滑り込みながら触って押し込み、4−2。
53分、福岡の右CK。サポーターが「アヴァンテ」を歌っているのに。中村が蹴り、相手FWウエリントンがヘディングシュート、大きく枠の上。やれやれ。
4−2でタイムアップ。後半は、逆転されたが、少しずつペースを取り戻して同点、再逆転、さらに追加点と望外の展開に。
勝点42としたが、9位のまま。福岡も勝点45で8位のまま。金曜日開催のもう1試合は、3位浦和が16位柏に2−0で勝ち、2位マリノスに暫定で勝点1差と迫る。
翌日、首位神戸が4位鹿島に3−1で勝ち、鹿島は6位に後退。2位マリノスも14位札幌に4−1で勝ち、再び浦和と勝点4差、神戸とも勝点4差。6位名古屋がアウェイで13位ガンバを0−1で下し、4位に浮上。
最下位横浜FCは10位FC東京に1−0で勝ったが、17位湘南もアウェイで15位京都に1−0で勝ったので、順位は変わらず。
サッカー短評 (2023.10/17)
日本vs.チュニジア 2対0 (2023.10/17 ノエスタ) 国際親善
昨年6月に0−3で敗戦した相手に、シュート1本しかうたせずに勝利。前半はかなり攻撃のチャンスを作ったが、やっと終了間際に古橋が得点。久保や旗手もシュートしたが枠に飛ばず。後半は選手交代しても、カナダ戦ほど連携がくずれず、24分に伊東が追加点。こちらは久保がアシスト。最後の追加タイムにあわや失点という場面を作られたのは、まずかった。やはりカナダより世界ランクが上で、フランスに勝っただけのことはある。気温24度、湿度45%。観客26529人。主審は中国のワンさん。カナダ戦でVARを務めた人らしく、今日のVARはキングさん。第4の審判は山本雄大さん。フジテレビ解説は槙野と松井。実況は中村アナ。
実際の先発は、GK鈴木彩艶(シントトロイデン・ベル)。DF中山、冨安、板倉(ボルシアMG・独)、菅原(AZ・蘭)。守田(スポルティング・ポル)と遠藤のダブルボランチ。トップ下に久保(レアルソシエダ・西)。左右のウイングに旗手(セルティック・スコ)と伊東。ワントップ古橋(セルティック・スコ)。中山、冨安、遠藤、伊東は連続先発。先発予想は、GK鈴木彩艶。DF中山、板倉、谷口、菅原。遠藤と守田のダブルボランチ。トップ下に久保。左右のウイングに旗手と奥抜。ワントップ上田。結局、追加招集の奥抜と第3GK前川は出番なし。11月のワールドカップアジア二次予選は今回の26人から23人に絞られる。怪我人・体調不良を考えると、この2試合に出たうちの20人残るかどうか。
チュニジアは、3-4-2-1。ワントップはガンバの9番ジェバリ。二列目に11番アシュリと15番ベンロムダン。左右のウイングバックに13番アブディと20番ドレーガー。14番ライドゥニと17番スキリのダブルボランチ。DF25番ハダディ、3番タルビ、4番メリアー。GK1番アセン。キャプテンは17番スキリ。4日前の韓国戦は、時差ボケのため0−4で敗戦。
前半10分、古橋が相手DFに倒され、ペナルティーエリア手前左で日本のFK。菅原と久保が立ち、久保が壁の下を通すキックを蹴るが、相手GK。
23分、伊東からのパスを受けた久保がペナルティーエリア右に入ってシュート、相手DFに当たるが左から走りこんだ旗手がシュート、力んだのか大きく枠の上。
25分にも、旗手のサイドチェンジを受けた伊東がペナルティーエリア右にドリブルで入りこみ、後方へ折り返すと、攻めあがった菅原がシュート、相手DF。
29分の古橋のシュートは相手DF。35分の久保の左CKも相手DF。
43分、やっと先制。遠藤からのパスを受けた守田が縦パス、久保が受けて左の旗手へ。旗手はペナルティーエリア手前からシュート、相手DFに当たるが、こぼれを拾った古橋が相手GKをよく見て流し込む。1−0。
追加タイム2分。47分、相手ボランチのスキリが縦パス、相手FWのジェバリが右サイドをドリブルして深い位置まで進むが、冨安が対応して、チュニジアの右CK。アブディが蹴るが、ニアで古橋がクリア。
1−0でハーフタイム。前半、チュニジアのシュートは0本。
後半開始から日本が一人目の交代。古橋に代えて上田を入れる。チュニジアも一人目の交代。右WB20番ドレーガーに代えて2番ヴァレリーを入れる。
4分、守田のシュートはヒットせず、相手GK正面。
7分、旗手が守田からのパスを受けて、ミドルシュート、枠の左。
9分、相手左WBアブディを後ろから倒したとして、伊東にイエローカード。リプレイ映像では、相手の足は蹴っていないようだったが。
10分、中盤相手左サイドでチュニジアのFK。アブディが蹴るが、GK鈴木がはじく。
16分、久保がペナルティーエリア右から中へドリブル、ペナルティーアークからシュート、これもヒットせず。
17分、久保の縦パスを受けた上田は収められず。日本が拾って最後は右SBの菅原がシュート、わずかに枠の左。
18分、チュニジアが三人同時交代。FW9番ジェバリに代えて19番FWジュイニ、DF25番ハダディに代えて6番MFラフィア、MF11番アシュリに代えて7番MFムサクニを入れる。チュニジアはここで4バックに変更したかもしれない。日本も二人同時交代。旗手に代えて浅野、左SB中山に代えて町田を入れる。町田はCBの選手だが、左SBに入る。
24分、追加点。町田からのパスを受けた浅野がヒールで久保に出し、久保がドリブルでペナルティーエリア左に入る。久保がシュートすると相手DFは思ったかもしれないが、深い位置から折り返し、ファーから中へ走りこんだ伊東が押し込み、2−0。
25分、今度は相手MFアブディにイエローカード。
27分、日本が二人同時交代。伊東に代えて南野、板倉に代えて谷口を入れる。南野はトップ下に入り、久保が右ウイングに回る。
29分、南野が左サイド深い位置から折り返し、受けた上田がペナルティーエリア左からシュート、惜しくも右のポストに当たる。
30分、チュニジアが五人目の交代。MF15番MFベンロムダンに代えて18番FWルタイエフを入れる。これでチュニジアは前の3人を総取替。
33分、入ったばかりの相手FWルタイエフが相手右サイドライン際で町田と対峙、町田が突破を防いでチュニジアの右CK。ラフィアが蹴るが、中央で南野がクリア。
37分、日本が六人目の交代。久保に代えて橋岡が入る。橋岡は右SBに入り、菅澤が一列上がって右ウイングにに。
41分、相手右サイドでチュニジアのFK。ラフィアか蹴るが、DF陣がクリア。
43分、チュニジアが6人目の交代。14番ライドゥに代えて23番スリティを入れる。これでチュニジアは注目の19歳の10番、メイブリは使わなかった。
45分、遠藤からの縦パスを受けた浅野がペナルティーエリア左からクロス、こぼれを最後は南野がシュート、枠の右。南野は悔しそうだった。
追加タイム4分。48分、自陣ペナルティーエリア手前左寄りでチュニジアのFK。スリティが蹴るが大きく、ゴールラインを割る。
49分、相手左サイドからクロスを上げられ、相手FWジュイニがヘディングシュート、近くのDF陣が触って、左ポストに当たる。危なかった。
2−0でタイムアップ。
次の代表の活動は、ワールドカップアジア二次予選で、11/16にミャンマーと対戦。
サッカー短評 (2023.10/16)
日本vs.カナダ 4対1 (2023.10/13 デンカス) 国際親善
なんといきなり2分に田中碧が先制点。40分に浅野の折り返しからオウンゴールを加えた後、42分に三笘の代役中村敬斗が追加点。後半4分にも田中碧が追加点。最後に選手交代の連係ミス、疲れなどから失点。しかしワールドカップ後の親善試合計22得点で5連勝。気温17度、湿度56%。観客37125人。主審のキングさんはオーストラリアの人。第4審判は谷本さん。この試合はVARもいて、中国のワンさんなど。テレ朝解説は松木さんと内田篤人。ピッチに槙野と影山優香。
今回、三笘は体調不良で代わりに奥抜を、前田はケガで代わりに川辺を追加招集(10/9)。GK前川がケガで離脱し、代わりに小島(10/12)。DF伊藤洋輝も体調不良で離脱(10/14)。鎌田や堂安もいない。カタールワールドカップに直前のケガで出られなかった中山が復帰。ワールドカップ以来の南野も呼ばれた。前回初選出の伊藤敦樹は引き続き選出。谷口、板倉、守田、田中碧、旗手など元フロンターレ勢はいる。
実際の先発はGK大迫(広島)。DF中山(ハダースフィールド・英2)、町田(サンジロワーズ・ベル)、冨安(アーセナル・英)、毎熊(セレッソ)。遠藤(リバプール・英)と田中碧(デュッセルドルフ・独2)のダブルボランチ。トップ下に南野(モナコ・仏)、左右のウイングに中村敬斗(ランス・仏)と伊東(ランス・仏)。ワントップ浅野(ボーフム・独)。キャプテンは遠藤。中村と毎熊は2キャップ目。先発予想は、GK大迫。DF中山、冨安、板倉、菅原。遠藤と守田のダブルボランチ。トップ下に南野、左右のウイングに久保と伊東、ワントップ上田。
カナダは3-5-2。17番ラリンと20番デイビッドのツートップ。トップ下に21番オソリオ。6番ピエットと8番コネのダブルボランチ。左右のウイングバックにバイエルンの19番デイビスと22番ラリア。DF4番ミラー、15番コーネリアス、2番ジョンストン。GK18番ボージャン。カナダは世界ランク44位。カタールワールドカップでは、ベルギーなど強豪相手に未勝利でグループ敗退。ビエッロ監督は8月の前監督の辞任を受けて就任。11月に、コパアメリカ招待を賭けたCONCACAFネーションズリーグ準々決勝2試合があり、それに向けた唯一の強化試合らしい。
日本は1年前、ワールドカップ直前親善試合でカナダに敗戦。そのお返しをすべく、立ち上がりから攻めかかる。カナダは守備時には5バック。2分、先制。浅野のシュートのこぼれを右SB毎熊がクロス、相手DFのクリアを田中碧が拾ってミドルシュート、相手DFに当たってゴールイン。1−0。
7分、中村が左サイドをドリブル、ペナルティーエリア左からクロス、相手DFがクリアして日本の左CK。伊東がショートコーナーからクロスを上げるが、ゴールラインを割る。
カナダは、左WBのデイビスが上手い。毎熊からボールをカットしてドリブルして攻めあがる。伊東と遠藤の二人がかりで止める。
15分過ぎからカナダが日本の攻撃に慣れてボールをとれなくなってくる。相手FWラリンはワールドカップで何点も得点しているらしいが、冨安がマンマーク。
19分、相手左WBのデイビスが相手FWデイビッドとのパス交換でペナルティーエリアに進入、GK大迫が飛び出して止めるが、主審はノーファール。しかしVARが介入、オンフィールドレビューを経てPKに判定変更。PKは相手FWデイビッドが蹴るが、大迫が右足を残して蹴り上げる。これで相手右CKとなるが、これも防いで、日本のカウンター。
このPKストップから、カナダに傾いていた流れを引き戻す。
27分、毎熊からのパスを受けた伊東がペナルティーエリア右横からクロス、ファーから走りこんだ中村がヘディングシュート、枠の外。
28分、ペナルティーエリア手前左寄りで日本のFK。中村が直接ねらうが惜しくもバーに当たる。カナダの高い壁を越えて落とすのは難しい。
29分、DF町田からのロングフィードに走りこんだ浅野が左サイド深い位置から折り返し、中村が受けてドリブル、最後は逆サイドの毎熊がミドルシュート、枠の右。実況席が「毎熊選手はプロになった後、FWからDFになった」と紹介。道理で、なかなか鋭いシュートだった。
39分、左サイド中村からの横パスを南野がシュート、枠の右。
40分、追加点。田中碧からのパスをペナルティーエリア左で受けた浅野が折り返し、南野が走りこむが触れず、ゴール前に戻ってきた相手MFデイビスの足に当たり、さらに相手相手GKの顔に当たってゴールイン。2−0。なぜか「オフサイドの可能性」でVARチェックが入るが、得点は認められる。
42分、相手DFラインのパス回しに浅野がプレスをかけてボールカット、反転してドリブル、ペナルティーエリアエリアに入ってから並走していた中村へ横パス、中村が落ち着いてシュートを決め、3−0。これで中村は4試合連続得点。出来過ぎでは。
45分、南野のシュートは相手DF。
追加タイム3分。3−0でハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。3日前に試合があった冨安に代えて谷口(アルラーヤン・カタ)を入れる。カナダも一人目の交代。15番DFコーネリアスに代えて195cmの5番DFビトーリアを入れる。
1分、伊東のクロスがクリアされて日本の右CK。これを田中碧が蹴るが、相手DFがクリアして今度は日本の左CK。こちらは伊東が大きく蹴り、ファーで長身DF町田がヘディングシュート、相手GK。
4分、追加点。南野がペナルティーエリア左から中へループパス、ペナルティーアークで受けた伊東がポンと前方へ入れると、走りこんでいた田中碧がシュート、うまくゴール右に流し込んだ。4−0。「田中碧は攻撃時にはゴール前に顔を出し、守備のときにはすばやくプレスもかける」と松木さん。
6分、左サイドを攻めあがった中山がクロス、相手GKがはじいたところを田中碧がシュート、惜しくも枠の右。ハットトリックならず。
11分、相手DFジョンストンが中村の後ろから左足首を踏んでイエローカード。リプレー見ると、レッドでもいいのではないかと実況席の解説陣。中村は立ち上がれず、担架で退場。日本はしばらく10人で戦う。南野が当面左に入ったらしい。ベンチでは急いで旗手が準備に入る。
16分、やっと準備ができたらしく「ボールを切れ」という声がピッチ内であり、毎熊が横へ蹴り出す。日本が二人同時交代。中村に代えて旗手(セルティック・スコ)、遠藤に代えて伊藤敦樹(浦和)を入れる。伊藤は田中碧とダブルボランチ。遠藤はキャプテンマークを主審に渡す。後で谷口が巻いていた。松木さんが「6人まで変えられるが、交代回数もありますからね」。カナダも三人同時交代。ボランチ8番コネに代えて10番MFホイレット、ボランチ6番ピエットに代えて12番DFペイトン、トップ下21番オソリオに代えて11番MFショワニエルを入れる。カナダは4バックに変更したようだ。
27分、浅野のドリブルのこぼれを南野が拾ってペナルティーエリア内に持ち込んでシュート、相手DFの足の間をうまく通ったが枠の左。決めたかった。
27分、日本が二人同時交代。田中碧に代えて川辺(スタンダール・ベル)、浅野に代えて古橋(セルティック・スコ)を入れる。川辺と伊藤敦樹のダブルボランチに。このダブルボランチはあまり連携がとれていないかも。
33分、南野からのパスを受けた伊東がドリブルからシュート、ヒットせず、相手GK。どこかこのへんで旗手の素晴らしいサイドチェンジのパスが逆サイドの伊東の足元にピタリと収まった場面もあった。
36分、カナダが二人同時交代。FW17番ラリンに代えてFW23番ブライン、DF2番ジョンストンに代えてFW9番ミラーを入れる。カナダはDFを減らしてFW二人を入れてきた。また3バックにしたのかもしれない。
38分、日本が六人目の交代。南野に代えて橋岡を入れる。橋岡は右SBに入り、毎熊が一列前へ、伊東が左へ回る。南野のいたトップ下に旗手が入る。
44分、失点。相手左WBのデイビスとのパス交換から相手FWデイビッドが日本のDF陣をかわしてペナルティーエリア左から低いクロス(シュートかも)、GK大迫がはじくが、こぼれにつめた相手MFホイレットに押し込まれた。4−1。
追加タイム3分。カナダに押し込まれるが、逃げ切りに成功。
次は、10/17にチュニジアと対戦。
サッカー短評 (2023.10/8)
川崎フロンターレvs.アビスパ福岡 4対2 (2023.10/8 等々力) 天皇杯準決勝
前半5分、CKから幸先よく先制。しかし、PKで追加点のチャンスにダミアンが止められ、前半終了間際に失点し、同点で後半へ。ここで切り替え、 8分に橘田のミドルシュートが決まって再びリード。25分にマルシーニョ、36分にダミアンと追加点。追加タイムに再び失点したのはいただけないが、ついに12/9の天皇杯決勝にコマを進めた。3年前の初優勝時はコロナ下で、参加チーム数も少なく、いきなり準決勝から出場という形式だった。二回戦から勝ち上がったのは初めて。気温21.4度、湿度55%。後半は小雨だった。観客18547人。主審は中村太さん。NHK解説は宮澤ミシェルさん、実況は田中(秀)アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。家長が戻ってきた。ベンチにゴミス、山田、瀬川、遠野など。
福岡は3-4-2-1。ワントップ山岸、二列目に金森と紺野。左右のウイングバックに小田と前嶋。前と井手口のダブルボランチ。DF宮、元フロンターレの奈良、グローリ。GK村上。キャプテンは奈良。井手口はセルティックからレンタルとか。ベンチに元ベルマーレのウエリントン、城後など。
5分、瀬古のクロスが相手DFグローリに当たり、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ゴール前中央にいたダミアンではなく、ニアへ走りこんだ山村が合わせてヘディングシュートを決める。1−0。
8分にも瀬古のクロスがクリアされて今度はフロンターレの右CK。こちらも脇坂が蹴るが、相手DF。
10分、福岡が相手右サイド深い位置にロングパスを通し、相手右MF前嶋がクロス、相手FW山岸がシュートするが、山根が防ぐ。
16分、相手DFグローリのロングフィードが相手MF紺野に通り、クロスを上げられるが、DF陣がクリアして福岡の右CK。前が蹴るが、山村がクリア。
18分、瀬古がセンターサークル付近で相手ボランチ井手口に足首を踏まれて倒れ、井手口にイエローカード。瀬古は倒れたままでメディカルが入る。VARが「退場の可能性」について確認したが、イエローのままとなった。映像を見ると、井手口はボールにいこうとしているが、瀬古の足首に体重をかけており、すごく危険に見えた。瀬古は何とか立ち上がる。
23分、今度は瀬古が相手MF紺野を倒し、中盤相手右サイドで福岡のFK。前がファーへ蹴るが、味方が合わせられず。
26分、ダミアンが奈良との競り合いで後ろから腰を押されたように倒れるが、ファールとならず、主審に抗議。奈良が冷静に対応していて驚いた。フロンターレにいた頃はずいぶん熱しやすかったが。
28分、瀬古が相手DF宮にレイトチャージしたとしてイエローカード。
29分、マルシーニョが自陣から高速ドリブルで突進するが、相手DFグローリに止められる。
30分、相手MF前嶋のクロスをクリアして福岡の右CK。前が蹴るが、ニアでマルシーニョがクリア。再度福岡の右CK。前が今度はファーへ蹴るが、シュートに至らず。
33分、相手左サイドで福岡のFK。紺野が蹴り、ファーで左MF小田がヘディングシュート、枠の上で助かる。
20分頃から防戦の時間が長い。クリアを拾われ、パスをつなげていない。マルシーニョには、左に張っていないで、どんどん中へ入るようにという指示が何回も出ているとピッチサイドからリポート。
38分、脇坂のスルーパスに走りこんだマルシーニョがペナルティーエリアで相手GKをかわそうとしたところを倒され、相手GK村上にイエローカード。PKの判定。またVARチェックが入るが、判定は変わらず。これをダミアンが真ん中へ蹴るが、相手GKに止められ、追加点はならず。残念。ダミアンの調子はまだ今一つのようだ。
42分、失点。自陣深い位置でのスローインを奪われ、相手ボランチ井手口のスルーパスを受けた相手FW山岸がペナルティーエリア右から折り返し、走りこんだ相手MF金森が蹴りこみ、1−1。
追加タイム4分。46分、ボールカットされ、相手MF紺野がミドルシュート、DFに当たって福岡の左CK。こちら側は紺野が蹴り、中央で相手左MF小田が頭で流し、ファーで相手DF宮がヘディングシュート、枠の右。
追いついた福岡の勢いを受けて耐える。福岡も最後はボールを回して時間を使い、1−1のままハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
1分、相手MF前嶋が相手右サイドからクロス、相手FW山岸がヘディングシュート、枠の上。
2分、山村の頭でのバックパスに猛プレスがかけられるが、なんとかGKソンリョンが味方につなぐ。
5分にも、相手MF紺野からのクロスを相手FW山岸がシュートするがDF陣が防ぐ。
6分、家長からのパスを受けた瀬古が左サイド深い位置からクロス、相手DFのクリアがペナルティーエリア中央に入ったフリーのマルシーニョの足元に落ち、マルシーニョがとっさにシュートしたが、枠の上。残念。
8分、追加点。登里が左サイドを攻め上がり、深い位置からクロス、相手GKのクリアを橘田が左足でミドルシュート、ゴール前で相手DF奈良が足を当てたが、かえって相手GKの届かない上の方へ飛んでゴールイン。2−1。
10分、山根が自陣ゴールライン際で相手ボールがラインを切るまで相手MF金森をブロック。ところがボールが出た後で金森に蹴られて倒され、立ち上がった山根が金森を突き倒す。すぐに家長が間に入って他の選手たちも仲裁にきたが、VARのチェックが入る。両方にイエローか山根にレッドかと心配したが、いずれにもカードなしの判定。
11分、脇坂が右サイドから中へドリブルして瀬古にパス、瀬古のシュートは相手GKにはじかれ、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手GK。
12分、マルシーニョが相手DFグローリに倒され、左サイド深い位置でフロンターレのFK。脇坂が直接狙うが、相手GKがはじく。
14分、瀬古からのパスを受けた家長がペナルティーエリア右に入って折り返し、ダミアンが止めてからシュートするが、相手DF。やはりまだ体が思うように切れていない感じ。
16分、家長が相手MF紺野に倒され、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、相手GKがはじいてフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、また山村がヘディングシュートしたが、相手GK正面。
20分、福岡が二人同時交代。MF金森に代えて若いFW鶴野、左MF小田に代えて湯澤を入れる。湯澤は右MFに入り、前嶋が左へ回る。
21分、脇坂が相手選手を手で止めたか何かでイエローカード。
24分、交代選手が入った福岡の勢いが戻り、パスを回され、相手左CKを与える。紺野が蹴り、相手長身DF宮が競るが、DF陣がクリア。
25分、追加点。GKソンリョンがロングフィード。マルシーニョが追いつき、独走。相手GKが飛び出すと、マルシーニョはループシュート、きれいにゴールに入る。3−1。すばらしい。解説の宮澤さんが「福岡は交代を入れて反撃というところで失点してしまった」と言う。
28分、福岡が三人目の交代。MF紺野に代えてFWウエリントンを入れる。ウエリントンのワントップ、山岸と鶴野が二列目のようだ。
29分、フロンターレも二人同時交代。瀬古に代えてシミッチ、マルシーニョに代えて瀬川を入れる。シミッチがアンカーに入り、橘田がインサイドハーフ左に回る。
32分、福岡が二人同時交代。ボランチ前に代えて平塚、DFグローリに代えて192cmのDF三國を入れる。三國は前線でウエリントンとツインタワーとなり、4バックに変えたらしい。放り込みをしてくるようだ。
36分、追加点。瀬川のクロスがクリアされてフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、ファーでダミアンがヘディングシュートをたたきつけ、ゴールイン。4−1。ダミアンは喜びのあまり、ユニフォームを脱いでイエローカード。
40分、相手右サイドからクロスを上げられ、相手FW山岸がシュート、枠の左。
40分、シミッチからのパスを受けた家長がループシュート、わずかに枠の上。
福岡のベンチからは前線に放り込めという指示が何度も出ているらしい。
追加タイム5分。45分、相手右MF湯澤が右サイドへパス、右へ開いて受けた相手DF三國がクロス、DFがクリアして福岡の左CK。平塚が蹴るが、GKソンリョンがはじく。
47分、フロンターレが三人目の交代。家長に代えて192cmの長身DF高井を入れる。高井は相手長身FWウエリントンのマークらしい。
50分、フロンターレが四人目の交代。ダミアンに代えて山田を入れる。
50分、中盤左サイドで福岡のFK。平塚が蹴り、相手長身DF三國が合わせるが、ヒットせず。
51分、ロングキックを受けた山田がシュート、枠の外。サポーターが「アヴァンテ」を歌い出す。
51分、相手DFからのロングフィードをつながれて相手FW鶴野に渡り、シュートを決められる。4−2。このゴールのVAR確認直後、タイムアップ。どうしてあとワンプレーを耐えられないのか。
ついに決勝進出。決勝の相手は、J2熊本を4−0で破った柏。リーグ戦で低調な同士の対戦となった。12/9までにもっと調子を上げて臨みたい。
ホーム3連戦は、2勝1敗で切り抜けた。福岡とは、10/20にリーグ戦30節をまた等々力で戦う。
サッカー短評 (2023.10/4)
川崎フロンターレvs.蔚山現代 1対0 (2023.10/3 等々力) ACLグループI第2節
いやー、後半最後の橘田の目の覚めるようなミドルシュートが決まって、グループI最強と思われる蔚山に勝ち、ACL2連勝。前半は立ち上がりからよく攻めた。いきなり瀬川の惜しいシュートもあった。脇坂、橘田の枠外シュートもうった。マルシーニョはなんとかダミアンにゴールさせようと、パスを送ったりして好機を逃していた。後半、そのダミアンが疲れているのに相手DFをかわして、やっとうったシュートは相手GK正面。蔚山には、なぜか江坂がいて、右ウイングやトップ下でパスを出したりさばいたりしていた。蔚山はルーズにロングボールをサイドに蹴り、これが収まってカウンターをねらうが、最低勝点1でもいい感じ。モハンメド アルホイシ主審はサウジアラビアの人。気温25.1度、湿度51%。観客9382人。DAZN解説は、昨季J2町田で引退した、元フロンターレのチョン・テセ、実況は野村アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングはマルシーニョと瀬川。ワントップはダミアン。テセの解説では、ダミアンの前線からの追いまわしはまだ本調子ではないとのこと。現役のとき、ダミアンの前線からの守備を見習うよう言われたと言う。
蔚山は4-2-3-1。ワントップに兵役からもどったばかりのキム・ジヒョン。トップ下にイ・ドンギョン。左右のウイングにカザイシビリと江坂。イ・ギュソンとキム・ミンヒョクのダブルボランチ。DFチョ・ヒョンテク、キム・ヨンゴン、キム・ギヒ、キム・テファン。GKチョ・ヒョヌ。キャプテンはキム・ギヒ。監督はホン・ミョンボ。国際マッチウイークの韓国代表にGKチョ、DFキム・ヨンゴンらが選ばれたとのこと。
韓国のチームは、ACLで日本のチームと対戦するときは、ハードにチャージするように言われているとテセが言う。自分が2013-2015シーズン水原三星所属時に経験したらしい。蔚山の強いチャージでフロンターレの選手が倒れると「すごくKリーグっぽい」と言っていた。
6分、右サイドから山根のスローイン。ダミアンがペナルティーエリア右角で受けてうまくスペースに落とし、瀬川が走りこんでダイレクトでシュート、枠の右。
10分、瀬川からのパスを攻めあがって受けた山根がすばやくクロス、脇坂が受けて相手DFをかわしてシュート、大きく枠の上。タイミングは良かったが、枠にうってほしい。
11分、ダミアンのシュートを相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るがニアで相手DF、こぼれをつないで最後は橘田がシュート、大きく枠の外。
13分、山根からのクロスを走りこんでマルシーニョがヘディングシュート、枠の左。
18分、相手右サイドから江坂がクロス、イ・ドンギョンがシュート、GKソンリョンが捕る。20分にも相手右サイドでパスをつながれ、またイ・ドンギョンにシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。
22分、マルシーニョが対面のDFキム・テファンに後ろから倒され、キムにイエローカード。中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂と瀬古が立ち、瀬古がおとりで脇坂が蹴るが、相手DF。
24分、山根のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
28分、蔚山にパスをつながれ、相手右サイドから相手ボランチのイ・ギュソンにシュートされるが、山根が防ぐ。こぼれをひろわれ、クロスを入れられるが、DF陣が守る。
34分、脇坂からの縦パスを受けた瀬川が右サイド深い位置まで運んで、相手GKとDFの間をねらった絶妙なクロスを入れるが、ダミアンの反応が一瞬遅れて合わせられず。解説のテセが「まだ反応が0.5秒遅い」らしい。
36分、山根からの横パスをマルシーニョがペナルティーアークからシュート、相手GKが捕る。20分以降、シュートを打てていなかったのでシュートで終わってよかった。
41分、ダミアンが相手DFキム・ギヒに抱えられ、腕を引っ張られて倒されるが、ファールなし。
45分、瀬古が倒されてセンターサークルでフロンターレのFK。このキックは後ろへ下げてキープ。
追加タイム2分。47分、相手DFからロングボールが蹴りこまれるが、GKソンリョンが捕る。0−0のままハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
1分、右サイドのライン際でパスを受けた瀬川が対面の相手DFチョ・ヒョンテクに倒され、フロンターレのFK。ここの場所では前半から二人でやりあっている。FKはゴールをねらわずパスをつなぐ。
3分、今度は瀬川が相手DFチョを倒してイエローカード。レイトチャージの判定。解説のテセが「蔚山に一枚イエローが出ていたので、カードが出やすい状況だった」と言う。
5分、右サイド深い位置でフロンターレのFK。脇坂が蹴り、マルシーニョがヘディングシュートをたたきつけるが、相手DF。こぼれを瀬川が拾ってシュートするがこれも相手DF。
9分、蔚山が二人同時交代。トップ下14番イ・ドンギョンに代えて17番MFイ・チョンヨン、ワントップ96番キム・ジヒョンに代えて長身のハンガリー現役代表FW9番アーダームを入れる。
12分、相手MFイ・ギュソンのシュートを防いで、蔚山の右CK。カザイシビリがショートーコーナーからクロスを入れるが、マルシーニョがクリアして連続相手右CK。イ・ギュソンが蹴るがこれもクリア。こぼれを拾われ、また右からクロスが入るが、山村がクリア。
14分、クリアのこぼれをマルシーニョがスペースで拾ってドリブルで独走。あっという間に相手ゴール前に来たがシュートせず、後ろから攻めあがってきたダミアンへパス。しかしダミアンはシュートに持ち込めず、絶好のチャンスを逃す。解説のテセは「あそこでマルシーニョに渡したら、得点の可能性が高い。FWに得点させたいのはわかるが」とやや残念そう。見ているこちらも「まず1点取るのが先じゃないのか」と思った。
蔚山は二人同時交代してから、全体のパス回しがよくなった。プレスもよく効いている。フロンターレはもうダミアンが走れない感じ。マルシーニョと瀬川が守備で奔走しているのももったいない。
20分、相手ロングボールから江坂がペナルティーエリアに切り込んでくるが、DF陣が対応すると後方へパス。蔚山は江坂がトップ下、カザイシビリが右ウイングにポジション変更したらしい。テセが「江坂はトップ下でやりたいと思う」と言う。
22分、相手ボールをカットして、ダミアンがペナルティーエリアへドリブル、相手DFキム・ヨンゴンをかわしてシュートしたが、相手GKに防がれる。これで得たフロンターレの右CKを脇坂が蹴るが、相手DF。
24分、今度は蔚山にボールカットされ、江坂やカザイシビリにつながれ、最後は相手左SBチョ・ヒョンテクにクロスを上げられるが、大南がクリア。
24分、フロンターレが一人目の交代。マルシーニョに代えて宮代を入れる。前線からのプレスを復活させようということか。
30分、中盤で相手ボールをカットして脇坂へ。脇坂はペナルティーアークからシュート、相手GK。
31分、フロンターレが二人同時交代。ダミアンに代えて山田、瀬古に代えて遠野を入れる。これでフロンターレも前線からのプレスが復活。蔚山も二人同時交代。26番左SBチョ・ヒョンテクに代えて17番MFルドウィグソン、26番ボランチのキム・ミンヒョクに代えて16番MFキム・ソンジュンを入れる。蔚山は勝点1でもいいようだ。
37分、右サイド山根からのクロスをペナルティーエリア内で山田が受けて落とし、左から走りこんだ登里がシュートするが、大きく枠の左。
38分、フロンターレが四人目の交代。瀬川に代えてゴミスを入れる。ゴミスのワントップ、山田が右ウイングに回ったようだ。
42分、山村のロングフィードを右サイドで山田が受け、ペナルティーエリア右からクロス、相手DFに当たってゴールへ飛ぶが、相手GKが捕る。
43分、遠野がペナルティーエリア右からクロス、ゴミスが受けようとするが、相手DFがクリア。
44分、ついに先制。脇坂からの縦パスを右サイドで山根が受けてペナルティーエリア横から中央へパス、相手DFに当たったこぼれを遠野が後方へパス、これを橘田が鋭いミドルシュートをうち、ゴール左を打ち抜いた。1−0。
44分、蔚山が五人目の交代。31番MF江坂に代えて18番チョ・ミンギュを入れる。
追加タイム3分。
冷静に時間を使い、相手のロングボールは確実にクリア。1−0でタイムアップ。勝点6とした。蔚山に勝ったのは、2014年以来とのこと。鬼木監督は初勝利と言われて苦笑い。
ホーム3連戦をこれで1勝1敗。次は天皇杯の福岡戦。
サッカー短評 (2023.9/29)
川崎フロンターレvs.アルビレックス新潟 2対3 (2023.9/29 等々力) 第29節
がっかりした。ホームで逆転負け。押され気味の中、先制したのはよかった。しかし、それを生かせないうちに追いつかれ、逆転された。後半、途中出場の山田の頑張りからPKでやっと追いついたのに、直後にまた勝ち越され、もう追いつく力が残っていなかった。気温26.9度、湿度57%。観客17557人。主審は岡部さん。DAZN解説は佐藤さん、実況は西岡アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、田邊、山村、山根。アンカーにシミッチ。インサイドハーフに遠野と脇坂。左右のウイングはマルシーニョと小林。ワントップにゴミス。ベンチにダミアン、橘田、高井など。
新潟は4-2-3-1。ワントップに鈴木孝司。トップ下に高木善朗。左右のシャドーに三戸と長谷川巧。フロンターレU15出身の高と秋山のダブルボランチ。DF堀米、元広島の千葉、元浦和のデン、新井。GK小島亨介。キャプテンは堀米。監督は元マリノスの松橋力蔵。ベンチに元フロンターレのDF舞行龍ジェームズなど。
前回アウェイ対戦時は0−1で負けたため、まず守備で相手を捕まえるという考えで、マルシーニョと小林の両ウイングが相手ダブルボランチをマンマーク。しかし、この作戦はうまくいかず。相手ボランチからの展開は減らせたが、フィードや持ち上がりの得意な相手両CBからのロングボールがすばやく相手FWの近くやサイドに出て、後手後手の対応に。ゴミスはまだ脅威になっていない。
それでも23分、CKの流れから先制。右CKを脇坂が蹴り、相手DF千葉がクリア。こぼれを遠野がひろってペナルティーエリア手前左からミドルシュート、相手GKがはじいたところをシミッチがつめて押し込んだ。1−0。
しかし、この後も押される展開は変わらず、30分、とうとう同点に。相手左MF三戸が中へ切り込んでミドルシュート、右ポストに当たってはねかえったところを相手FW鈴木が落ち着いて流し込んだ。1−1。
当然、新潟の勢いが増し、流れを押し返せない。ついに途中で鬼木監督がシステム変更を指示。ゴミスと小林のツートップにして、おそらく中盤で遠野を右に出して4-4-2にしたようだ。これでなんとか1−1のままでハーフタイム。ゴミスがボールにさわったのは、相手CKのクリアくらいか。マルシーニョと小林を守備で使ってしまい、もったいなかった。
後半開始からフロンターレが二人同時交代。ゴミスに代えて山田、小林に代えて瀬川を入れる。山田とマルシーニョのツートップらしい。
9分、相手ボランチの一人、秋山が足を傷めて座り込む。新潟が一人目の交代。秋山に代えて星を入れる。
14分、逆転される。相手左CKを高木が蹴り、いったんは山田がクリア。新潟が拾ってつなぎ、また高木が相手左サイド深い位置からクロス、ファーで相手右SB新井がシュート、1−2。
15分頃からまたマルシーニョを左ウイングに出し、山田と遠野のツートップに変更。
21分、新潟が二人同時交代。FW鈴木に代えて長倉、DF千葉に代えて渡邉を入れる。フロンターレも二人同時交代。マルシーニョに代えてダミアン、脇坂に代えて橘田を入れる。脇坂は無念そう。でもここ3試合フル出場だった。これでシステム変更。登里、田邊、山村の3バック。アンカーにシミッチ、マルシーニョ、遠野、瀬川、橘田の立ち位置はよくわからず。たぶん、ダミアンと山田のツートップ。ベルマーレ戦で機能した3バックにしたが、これも結論から言うとうまくいかず。
28分、新潟が二人同時交代。足がつった右MF長谷川に代えて松田詠太郎、トップ下の高木に代えて太田修介を入れる。
29分、瀬川からのパスをペナルティーエリアで受けた山田が前を向こうとしたところを相手DF渡邉に倒され、PKを得る。前回、瀬川がPKをもらった試合では、ダミアンと山田が二人ともPKキッカーに名乗り出て、ダミアンが譲らなかったようだが、今回は山田が自分でもらったのでボールをずっと抱えている。山田はゆっくり構えて左下に強いキックを決め、2−2と追いつく。
34分、フロンターレが五人目の交代。足がつった遠野に代えて瀬古を入れる。よかった。脇坂を下げていたので、プレースキッカーがいないところだった。
35分、せっかく追いついたのに、また失点。相手ボランチ星が左へ展開、相手左サイド深い位置で受けた相手MF太田がドリブルで切り込み、ペナルティーエリア手前左寄りからミドルシュート、見事にゴール右に決まって2−3。
45分、ペナルティーエリア手前左で瀬古が倒されてフロンターレのFK。瀬古がしばらく痛そうにしていたが、立ち上がり、キッカーを務める。瀬古が蹴り、相手DFデンがクリアしてフロンターレの右CK。これも瀬古が蹴るがニアで相手DF。
追加タイム7分。53分、田邊が攻撃参加、左サイドで相手に倒され、フロンターレのFK。これがラストプレーと思われるので、瀬古は直接ねらうかと思ったが、ふわっとゴール前に上げたクロスは相手DFクリア。2−3でタイムアップ。
勝点は39のままで9位のまま。新潟も勝点は33としたが14位のまま。この金曜の試合では、1位神戸と2位マリノスが勝点1差で激突。結果、アウェイの神戸が2−0と勝ち、勝点58とし優勝への足固め。他には、前節ガンバに勝ち3位に浮上した浦和が17位横浜FCと1−1で引分。浦和は勝点50で3位キープ。横浜FCは勝点23として、最下位ベルマーレとは2差。
残りの試合は9/30土曜日。そこで最下位ベルマーレがセレッソにアウェイで2−0と勝ち、17位に浮上。
サッカー短評 (2023.9/24)
湘南ベルマーレvs.川崎フロンターレ 0対2 (2023.9/24 国立) 第28節
前半のFW二人の得点で勝ち切った。1点目の山田の得点は、ダミアンの落としから、瀬古、脇坂とつないで山田がうちきった。ダミアンのPKは、瀬川がドリブルでペナルティーエリアに入ってシュートする足を後ろから蹴られて得たもの。一度相手GKに防がれたが、早く動いたとして蹴り直しになり、真ん中に決めた。今年、ベルマーレとはルヴァンカップでも対戦したので、4回目の対戦とか。前節、2ヵ月ぶりに勝点3をとり、直前のACLもアウェイで勝利。ここから回復していきたい。ケガで交代した佐々木と車屋が心配。気温25.6度、湿度49%。観客54243人。これはベルマーレのホーム最高らしい。主審は木村さん。DAZN解説は佐藤さん、実況は下田アナ。
3-1-4-2を採用。先発は、GKソンリョン。DF佐々木、車屋、大南の3バック。左右のウイングバックに瀬川と山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。ダミアンと山田のツートップ。ベルマーレの陣形に合わせてはめてきた。橘田、脇坂、瀬古は連戦。ベンチに登里、シミッチ、家長、小林、ゴミスなど。
ベルマーレは、3-1-4-2。大橋と鈴木章斗のツートップ。二列目に平岡太陽と小野瀬。アンカーに奥野耕平。左右のウイングバックに杉岡と石原広教。DF大野、新加入のキム・ミンテ、舘。GKは元フロンターレの馬渡洋樹。キャプテンは杉岡。ベンチに山田直輝、茨田、タリクなど。
2分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
ベルマーレのツートップは裏抜けが得意らしい。相手DFからロングボールを入れられるが、DF陣が対応。10分には、相手MF奥野からのパスを受けた相手MF小野瀬にミドルシュートをうたれるが、枠の左。
11分、先制。ダミアンが下がってボールを収めて瀬古につなぎ、瀬古から脇坂へパス、脇坂はペナルティーエリア手前からスルーパス、走りこんだ山田が受けてペナルティーエリア左に入って思い切りよくシュート、ゴール右下に決まる。1−0。
12分には、瀬古からのスルーパスを受けたダミアンがペナルティーエリアでシュートしたが、惜しくも右サイドネット。解説の佐藤さんに「らしくない」と言われる。
13分、相手右サイドから攻め込まれ、相手右MF石原がクロス、クリアしてベルマーレの右CK。杉岡がショートコーナーで始めるが、脇坂がクリア。続けて右CKを与えるが、DF陣が防ぐ。最後は相手FW大橋に頭で触られるが、枠の上。
18分、佐々木が左のもも裏を押さえて座り込んでいる。担架とメディカルが入る。ダミアンがバツサイン。ベンチでは急いで登里が準備。20分、フロンターレが一人目の交代。佐々木に代えて登里を入れる。ノボリはACLで暑い中、先発して後半途中まで出ていたから、疲れがあるのでは。
20分、登里からダミアンへのパスを相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。クリアがまた脇坂に入り、左サイド深い位置からクロス、相手DFがクリアして再度左CK。脇坂がニアへ蹴るが、相手DFがクリアして今度は右CK。脇坂がニアへ蹴るが、相手DF。
25分、相手右サイドでベルマーレのFK。杉岡が直接狙うが、ボールが落ち切らずに枠の上。
29分、相手FW鈴木が大南と競りながらシュート、ヒットせず、GKソンリョンが捕る。
31分、車屋からのパスに登里が走りこむが、相手DFがクリアしてフロンターレ左CK。脇坂が蹴るが、ニアで相手DF。こぼれを車屋が拾って左からクロス、さらにこぼれを大南がシュート、相手DF。
34分、ダミアンからのヒールパスを受けた瀬川がシュート体勢に入るが、後ろからきた相手MF小野瀬に振り足を蹴られ、シュートは枠に飛ばない。瀬川は倒れて左足首を抑えて主審にアピール。しかし、ここでVARが介入。しばらくして主審がオンフィールドレビューを行う。場内のスクリーンの画像を見ると、瀬川は足を後ろから蹴られている。主審は小野瀬にイエローカード、フロンターレにPKの判定に。
PKはダミアンが右下をねらうが、相手GKが防ぐ。しかし、またもVARが入り、GKが蹴る前に両足ともゴールラインを離れていたとして蹴り直しに。やり直しのPKをダミアンは冷静に真ん中に蹴りこみ、2−0。幸先のいい展開に。ダミアンはこれが今季初ゴール。
ここまで、フロンターレはGKからパスをつながず、大きく前へフィードしていたが、43分、登里がGKソンリョンへやさしいバックパスを送った後、ベルマーレの選手たちがGKにハイプレス、ソンリョンのキックが小さくなって相手MF小野瀬がカット。小野瀬はペナルティーエリア手前からすかさずミドルシュート、枠の左で助かる。
44分、ベルマーレのスルーパスをGKソンリョンが飛び出して捕る。
45分、登里のバックパスがゴールラインを割ってベルマーレの右CK。杉岡が蹴るが、瀬川がクリア。
追加タイム6分。佐々木の担架やVARが二回あったため長い。
48分、相手DFキムからのロングフィードを入れられるが、GKソンリョンが捕る。49分には、相手MF石原からのクロスをいったんはじいたものの小さく、こぼれを相手MF杉岡にシュートされるが、混戦の中で味方の平岡に当たる。
50分、フロンターレのカウンター。山田がファールで止められ、相手DF舘にイエローカード。
2−0でハーフタイム。
後半開始からベルマーレが一人目の交代。アンカーの奥野に代えて田中聡を入れる。
3分、登里のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを瀬古がシュート、相手DF。さらにこぼれを脇坂が拾ってペナルティーエリア右角からクロス、これもクリアされる。
6分、相手右サイドでベルマーレのFK。杉岡が蹴るが、ファーで山根がクリアして相手左CK。こちらは小野瀬がショートーコーナーを蹴り、相手長身DFキムに折り返されるが、GKソンリョンが捕る。
9分、ベルマーレの右CK。杉岡が蹴るが、山田がクリア。こぼれを相手MF田中がミドルシュート、枠の右。
16分、ベルマーレが二人同時交代。二列目のMF平岡に代えて山田直輝、FW鈴木に代えて福田を入れる。
17分、中盤相手右サイドで小野瀬がファールを受けてベルマーレのFK。杉岡が左サイドへ蹴り、折り返しを相手FW大橋がシュート、混戦になるが、なんとかクリア。
19分、またも小野瀬がファールを受けて相手右サイドでベルマーレのFK。杉岡が直接シュートをねらい、枠にくるが、GKソンリョンがはじく。こぼれを拾われるが、全員で防ぐ。
後半はここまで押されっぱなし。22分、フロンターレが二人同時交代。瀬古に代えてシミッチ、山田に代えて家長を入れる。どうも、ダミアンと家長のツートップらしい。シミッチはアンカーに入り、橘田がインサイドハーフに。
25分、車屋が相手との接触で左足を傷めて担架で退場。しばらく10人で戦う。
27分、相手アンカー田中から前線へパス、攻め込んだ相手左MF杉岡がペナルティーエリア左からシュート、DFの誰かに当たってベルマーレの左CK。
ここでようやくフロンターレが交代を準備。車屋に代えてマルシーニョ、ダミアンに代えてゴミスを入れる。ゴミスとマルシーニョのツートップ、インサイドMFに家長と脇坂、アンカーにシミッチ。橘田が左ウイングバックへ回る。登里、大南、山根の3バック、瀬川が右ウイングバックになったらしい。
相手左CKは小野瀬が蹴り、GKソンリョンが触れずに倒れた上を、相手MF杉岡にヘディングシュートされるが、枠の上で助かる。
30分、杉岡からのパスを受けた山田がミドルシュート、枠の外。
31分、フロンターレのカウンター。脇坂がスルーパス、マルシーニョが受けてドリブル、相手GKをかわしてシュートしたが、戻った相手DFキムにクリアされる。残念。
36分、ベルマーレが四人目の交代。右MF石原に代えて岡本を入れる。さらに38分、ベルマーレが五人目の交代。小野瀬に代えて茨田を入れる。
41分、家長が相手を倒してイエローカード。
42分、茨田がミドルシュート、DF陣が防ぐ。43分、相手右CK。茨田が蹴るが、シミッチがクリア。45分にも相手右CK。これも茨田が蹴るが、家長がクリア。
追加タイム4分。46分、フロンターレのカウンター。ゴミスのシュートが相手DFに当たってフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、こぼれを家長がシュート、相手DFに当たってから右ポストに当たる。残念。
48分、登里と相手FW大橋が競り合いで頭同士を接触して倒れる。後ろからぶつかられた登里は少し座り込んでいたが、何とか大丈夫そうで立ち上がる。
49分、ベルマーレの右CK。相手GK馬渡も攻撃参加。これがラストプレーか。杉岡が蹴り、こぼれを相手MF田中にシュートされるが、大きく枠の外。この後もクロスを上げられたが、脇坂や登里がクリア。
追加タイム5分30秒過ぎたところで、国立競技場に「アヴァンテ」の歌声が響く。
51分、フロンターレのカウンター。マルシーニョが左サイドをドリブル、最後にゴミスにパスするが、ゴミスはどうしてもシュートできず。まだ体が反応しないのか。
2−0でタイムアップ。やれやれ。
勝点39としたが9位のまま。前日、6試合が開催され、首位神戸がセレッソに1−0で勝利、勝点55とした。今日、2位マリノスはアウェイで4位鹿島を2−1と下して、勝点54に積み上げ、1差を保つ。3位名古屋が昨日札幌と1−1で引分けて勝点47で足踏み。5位浦和はアウェイで3−1とガンバに勝ち、勝点49と伸ばした。
下田アナが「残り6節で3位の浦和と勝点差10。数字上ではフロンターレが3位になる可能性はありますが、これからミッドウィークにACLや天皇杯が入ってくるので、厳しい日程」と言う。いやまったく。
サッカー短評 (2023.9/20)
ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)vs.川崎フロンターレ 0対1 (2023.9/19 ジョホール) グループI第1節
アウェイだが、前半最後のマルシーニョの先制点を守って勝った。4チームずつ10組に分かれてグループステージを戦う。グループA〜Eは西地区(西アジア、南アジア、中央アジア)、グループF〜Jは東地区(東アジア、ASEAN)。グループ上位2チームがノックアウトステージに進出。準決勝までは東西の地区をまたいだ対戦は行われない。気温29度、湿度82%。主審アルジャシムさんはカタールの人。DAZN解説は佐藤寿人、実況は下田アナ。JDTとは昨季も対戦したらしい(※昨季は4月にジョホールで集中開催だった)。
先発は、GKソンリョン。DF登里、車屋、大南、山根。アンカーに橘田。インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップにゴミス。ベンチのGKに上福元と新人の早坂。その他高井、小林、山田、宮代など。
JDTは4-2-3-1。ワントップはベルグソン。トップ下にヘベルチ。左右のシャドーにムニスとアイマン。ファザイルとホンワンのダブルボランチ。DFコービンオング、ロウリー、アマト、デイビス。GKハズミ。キャプテンはアマト。エステバン・ソラーリ監督はアルゼンチンの人。JDTは今季も快調で、自国のリーグ戦であと1試合引き分け以上で10連覇とか。
4分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが相手DF。
7分、フロンターレのカウンター。マルシーニョが左サイドから折り返し、走りこんだ脇坂がシュート、相手DF。
11分、ゴミスが相手ボランチのホンワンに手で倒されてホンワンにイエローカード。中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古と脇坂が立つが、脇坂が直接狙って蹴り、壁に当たって左CKとなる。これを脇坂が蹴り、家長がフリーでシュートするが、枠の外。
17分、中盤相手左サイドでJDTのFK。ムニスが蹴ったボールを相手FWベルグソンがヘディングシュート、枠の上。
20分、相手右CK。ショートコーナーからパスをつないでクロスを入れられるが、山根がクリア。こぼれをヘベルチにシュートされるが、枠の右。
22分、相手中盤からスルーパスを相手右FWアイマンに通されそうになるが、GKソンリョンがボールを抑える。VARが入って試合が止まるが、何もなく、再開。
24分、相手右サイドからクロス、相手FWベルグソンがシュート、枠の左で助かる。
立ち上がりは、フロンターレが攻め込む場面が多かったが、次第に攻め込まれる場面が増えてきた。
32分、マルシーニョが相手ボールをカットしてドリブル、ペナルティーエリア中央からループシュートをねらうが、相手GKに触られ、相手DFがクリア。惜しかった。
41分、相手トップ下ヘベルチが相手右FWアイマンにパス、アイマンはペナルティーエリア右に入ってクロス、登里が対応するが、相手FWベルグソンにヘディングシュートされ、大南が防ぐ。
45分先制。右サイド家長がクロス、ニアで瀬古が相手DFと競り合って頭でつなぎ、ファーでマルシーニョがオーバーヘッドを決める。1−0。VARがだいぶ長めに確認するが、得点が認められて再開。
49分、相手右サイドからデービス、左サイドからコービンオングと続けてクロスを上げられるが、DF陣が防ぐ。1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。2分、家長からのクロスをマルシーニョがシュート、枠の右。惜しかった。
3分、JDTのカウンター。相手右FWアイマンがドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、GKソンリョンがはじく。
7分、JDTの左CK。ムニスが蹴るが、ゴミスがクリア。9分にも相手左CK。ムニスが蹴り、マルシーニョが触ってゴール前に飛ぶが、GKソンリョンが捕る。
15分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが、相手GK。
16分、大南からのロングフィードに走りこんだ瀬古が、飛び出してきた相手GKの前でかろうじて先にボールに触るが、相手DFがクリア。
19分、JDTの右CK。ショートコーナーからクロスを上げられるが、ボールがゴールラインを割る。
20分、脇坂がペナルティーエリア右角からクロス、飛び込んだマルシーニョが頭で合わせるが、惜しくも枠の左。
22分、JDTが一人目の交代。ボランチのファザイルに代えて11番FWジオゴを入れる。
23分、フロンターレも二人同時交代。マルシーニョに代えて瀬川、ゴミスに代えてダミアンを入れる。
26分、相手右サイドのスローインから最後は相手FWベルグソンにシュートされるが、DF陣が防ぐ。27分、相手サイドからのクロスをまたベルグソンにヘディングシュートされるが、登里が競り、GKソンリョンが防ぐ。
29分、フロンターレが三人目の交代。登里に代えて佐々木を入れる。
29分、車屋が相手選手を倒したとしてイエローカード。
31分、JDTが相手右サイド浅い位置でFK。ムニスが蹴り、ファーでロウリーが折り返すが、大南がクリア。
32分、相手FWベルグソンが車屋との競り合いでイエローカード。
34分、家長が倒され、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。
36分、橘田にイエローカード。37分には、相手FWジオゴにイエローカード。
39分、フロンターレが二人同時交代。瀬古に代えて山村、家長に代えてシミッチを入れる。山村がDFラインに入って5バックか。シミッチのアンカーで橘田がインサイドハーフか、ダブルボランチかも。守備固めの体制に。
43分、JDTが二人目の交代。ボランチのホンワンに代えてMFクッティーを入れる。
43分、中盤相手右サイドでJDTのFK。ムニスが直接狙うが、枠の上。
45分、JDTが三人目の交代。左SBコービンオングに代えてMFエンドリッキを入れる。
追加タイム5分。47分、ドリブルする瀬川が倒され、相手CBロウリーにイエローカード。
49分、相手右サイドからクロスを入れられるが、DF陣が防ぐ。しかし、ボールカットされて相手FWベルグソンにシュートされるが、枠の上。
50分、シミッチが相手左FWムニスと競り合い、口論になってイエローカード。
1−0で勝利。同じグループIのもうひとつの対戦は、蔚山がホームでBGパトゥムユナイテッド(タイ)に3−1の勝利。
※他のグループのJリーグ勢は、グループGのマリノスが9/19にホームで仁川に2−4と敗戦。グループHの甲府はアウェイでメルボルンと0−0。グループJの浦和もアウェイで武漢と2−2と引分。
サッカー短評 (2023.9/15)
川崎フロンターレvs.FC東京 1対0 (2023.9/15 等々力) 第27節
観戦した。7試合ぶりの勝利!!! マリノスに勝って以来2ヵ月ぶりとか。まだ非常に蒸し暑かったが、勝ったので、良しとする。前半は先制できそうな場面もあったが0−0で折り返し。後半9分に、マルシーニョがドリブルで切り込み、今季初ゴールを決めた。この1点を最後まで守る展開になった。車屋の足がつったり、相手DF長友も足を伸ばしたりしていたのに、飲水タイムがなく、不可解だった。気温28.8度、湿度73%。観客20284人。チケット完売と出ていた。試合前には雷雨もあったが、試合中は曇りだった。主審は池内さん。
先発は、GKソンリョン。DF登里、車屋、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップにゴミス。(※スポーツナビの先発予想は、GK上福岡。4バックは実際と同じ。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と脇坂。左右のウイングに瀬川と家長。ワントップに新加入の元フランス代表ゴミス。)ベンチにはダミアン、シミッチ、山村など。
FC東京は、4-2-3-1。アダイウトンのワントップ。左右のウイングは渡邉凌磨と仲川。トップ下に元フロンターレの塚川。原川と東のダブルボランチ。DF長友、トレヴィザン、森重、小泉慶。GKスウォビィク。キャプテンは確か東。オリヴェイラとGK野澤はベンチ外。ベンチには新加入のペロッチとジャジャ等。(※スポーツナビの先発予想は、オリヴェイラのワントップ。左右のウイングに俵積田と仲川。トップ下に渡邉。元フロンターレの原川と小泉のダブルボランチ。DF長友、トレヴィザン、森重、白井。GKは193cmの野澤大志ブランドン。)国立競技場で負けた5月の対戦時はスペイン人のアルベル監督だったが、現在はオーストラリア人のクラモフスキー監督。
ネットの記事を読むと、ゴミスの「存在感」とか「ポストプレー」について賞賛しているが、スタンドで見ている分には、全然ポストプレーヤーでないな、という印象。まだフロンターレの選手や戦い方になじんでいない感じがありありで、いいパスもほとんど入らなかった。なんとかゴミスにシュートさせようと、ロングフィードを入れたり、折り返しのパスをしたりしたが、うまく合わない。無理やりシュートしたときもヒットしなかった。もちろんFC東京のDFトレヴィザンがぴったりマンマークしていたこともある。本人のコメントとして『日刊スポーツweb』が伝えているのは「私の本来の状態、高いレベルに戻すには、数試合必要」。
1分、車屋からのボールに走りこんだマルシーニョが折り返して、最後は瀬古がシュート、相手DFに当たってフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ゴミスが競って頭で触り、こぼれをマルシーニョがシュートしたが、枠の上。
6分、相手トップ下の塚川からのループパスをペナルティーエリア内で相手左FW渡邉が胸トラップ、シュートするがヒットせず、GKソンリョンが捕る。
8分、登里が左サイドを攻めあがるが、相手MF東に倒され、フロンターレのFK。脇坂が蹴るが、味方に合わず。
10分、橘田からのパスにマルシーニョが走りこみ、ペナルティーエリアの左外で受けるが、相手右SB小泉がクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
11分、FC東京のカウンター。ロングボールをペナルティーエリア手前に入れられるが、GKソンリョンが飛び出してクリア。こぼれを相手左FW渡邉がシュート、DF陣がはじく。さらに拾われ、相手左サイドから渡邉にミドルシュートを打たれるが枠の右。
15分、大南からのフィードをゴミスが下がった位置で受けるが、相手DFに倒され、中盤中央でフロンターレのFK。このFKからはシュートに至らず。
19分、山根からのパスをペナルティーエリア手前で受けたゴミスがポストプレーで落としたボールを瀬古がミドルシュート、枠の上。
20分、左サイドへ流れた家長がクロス、相手GKがはじいたこぼれを山根がシュート、枠の左。
23分、瀬古が東に後ろから倒され、東にイエローカード。
24分、相手MF東が右サイド深い位置からクロス、車屋がクリアしてFC東京の右CK。原川が蹴るが、FC東京のオフェンスファール。
27分、GKソンリョンからのロングパスを受けたマルシーニョがペナルティーエリア手前に折り返し、橘田が受けてゴミスにパス、ゴミスは反転してシュートするがヒットせず相手DF。ここで主審がVARと交信。何をチェックしているのかわからなかったが、少ししてスクリーンに「ハンド確認中」(確か)と出た。せっかく出すならもっと早く出せないのか。しかし何もなく再開。
32分、FC東京のカウンター。相手右サイドからくずされ、最後は相手FWアダイウトンがシュート、これはDF陣が防ぐが、こぼれを攻めあがってきた相手DFトレヴィザンに拾われ、鋭いミドルシュートを打たれるも、GKソンリョンがファインセーブで相手右CKに逃れる。これを相手MF原川が蹴るが、直接ゴールラインを割る。
35分、相手FWアダイウトンからのパスを受けた相手左FW渡邉にペナルティーエリア左からシュートされるが、ヒットせず。相手右SB小泉に右サイド深い位置からクロスをあげられ、相手左FW渡邉が頭で触るが、GKソンリョンが捕る。
38分、ゴミスからのパスを受けた脇坂がシュート、相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴り、家長がヘディングシュート、ネットを揺らすが、副審が旗を上げている。一応VARチェックが入るが、山根がオフサイドの位置だった。
44分、家長が相手右FW仲川を後ろから倒してイエローカード。
追加タイム2分。0−0でハーフタイム。ここで買ってきたカツサンドを食べる。本当は和幸のとんかつサンドを買うつもりだったが、売り切れていたので、神戸屋のヒレカツサンドに変更。
後半は交代なしで開始。ゴミスがあまり動けていないので、後半はダミアンかと思ったが、もう少し使うようだ。
3分、マルシーニョがペナルティーエリア手前左からペナルティーエリア内へパス、攻めあがった登里が折り返し、相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DFがクリア、こぼれを瀬古がシュート、相手DFに当たって再度左CK。これも脇坂が蹴るが、ニアでクリアされる。
5分、大南が相手左FW渡邉に遅れて倒され、渡邉にイエローカード。
9分、先制。フロンターレのカウンター。自陣からの脇坂のパスを中盤左サイドで受けたマルシーニョがドリブル突破、ペナルティーエリア左に入り、相手DF森重をかわしてシュート、ゴール右下に決まる。1−0。マルシーニョはなんとこれが今季初得点。
11分にも瀬古からのパスを受けたマルシーニョがシュート、相手GKが捕る。
14分、フロンターレのパスを相手MF東にカットされ、相手FWアダイウトンにパス、アダイウトンは相手右FWの仲川へ。仲川は対面の車屋をかわしてペナルティーエリア右からシュート、GKソンリョンがかろうじて足に当ててFC東京の右CK。これを原川が蹴るが、DF陣がクリア。
16分、ゴミスが倒され、フロンターレのFK。ゴミスが素早く瀬古にパス、瀬古がすかさずシュートするが相手GK。こぼれにマルシーニョが詰めるが、これも相手GKがはじいてフロンターレの左CK。
ここでフロンターレが一人目の交代。ゴミスに代えてダミアンを入れる。CKは脇坂がショートコーナーを蹴り、家長がクロス、大南が頭で触り、マルシーニョがシュートするがポストに当たる。
19分、FC東京が三人同時交代。FWアダイウトンに代えてFWジャジャ・シルバ、東に代えてDF白井、塚川に代えてFW俵積田を入れる。
22分、マルシーニョが相手DF白井に倒されて、白井にイエローカード。中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂は登里にパス、登里があげたクロスにマルシーニョが走りこむが、相手DF。
24分、橘田が相手MF原川に倒され、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂がペナルティーエリアへ蹴りこむが、相手DF。
26分、マルシーニョのクロスのこぼれを橘田がペナルティーエリア手前から鋭いミドルシュート、枠の左。
27分、FC東京が四人目の交代。左FW渡邉に代えてFWペロッチを入れる。
28分、相手右SB小泉にイエローカード。
30分、フロンターレの左CK。脇坂が速いボールを入れるが、相手DF。
30分、FC東京のカウンター。相手FW俵積田がペナルティーエリア内の仲川にパスを通すが、ハンドの判定。やれやれ。
31分、瀬古がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DF。
32分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、ペナルティーエリア中央で車屋がヘディングシュート、相手GK正面。
35分、マルシーニョが足を傷めて座り込む。フロンターレが二人目の交代。マルシーニョに代えて瀬川を入れる。
37分、ダミアンが相手FWジャジャに後ろから倒され、ジャジャにイエローカード。
38分、40分と相手FW俵積田に相手左サイドからクロスを入れられるが、DF陣が防ぐ。
42分、何度か足を伸ばしていた車屋が座り込んでしまい、FC東京のサポーターがブーイング。担架で退場。フロンターレが三人同時交代。車屋に代えて山村、瀬古に代えて遠野、家長に代えて宮代を入れる。
45分、相手左FW俵積田が左サイド深い位置からクロス、相手FWペロッチが頭で折り返すが、DF陣がクリア。
追加タイム6分。
49分、相手右DF白井が攻めあがってクロス、相手FWペロッチが胸トラップからシュートするがヒットせず、GKソンリョンが捕る。やれやれ。
49分、相手右FW仲川にイエローカード。
51分、サポーターが「アヴァンテ」を歌い始める。フロンターレは左コーナーでボールをキープして時間を使う。1−0でタイムアップ。
久々に勝点3を積み上げ、36とする。9位のまま。FC東京は勝点33で10位のまま。
首位神戸を勝点2差で追走する2位マリノスは13位鳥栖と1−1の引分、勝点51。ところが翌日の試合で神戸が7位広島に0−2で負け、勝点は52のまま、差は1になった。
サッカー短評 (2023.9/12)
日本vs.トルコ 4対2 (2023.9/12 ゲンク・ベルギー) 国際親善
またしても4点とって勝利。左SB伊藤洋輝以外全員入れ替えたメンバーで、立ち上がりは相手にパスをつながれた。しかし何とか失点しないうちに、前半15分、代表キャップ2試合目のボランチ伊藤敦樹がミドルシュートで先制。28分、36分と中村敬斗が追加点。このまま押し切るかと思ったが、トルコもそんなに甘くなく、前半44分に1点返す。後半トルコは5人交代、立ち上がりも積極的に来て、日本はDFラインが下がる。16分にはついに失点。これで1点差となるが、トルコの勢いを遠藤の投入で止め、さらに三笘を入れようとしていたがやめる。後半から入った伊東純也がドリブル突破からPKをもぎ取り、自ら決めて4点目。最後は冨安をクローザーとして入れて欧州遠征2連勝。気温24度、湿度73%。観客7202人。リンドハウト主審はオランダの人。日本テレビの解説は城と中田浩二、ゲストに引退したばかりの岩渕真奈。
先発は、GK中村(ポルティモネンセ・ポル)。DF伊藤洋輝(シュトゥットガルト・独)、190cmの町田(サンジロワーズ/ベル)、谷口(アルラーヤン/カタ)、毎熊(セレッソ)。田中碧(デュッセルドルフ/独)と伊藤敦(浦和)のダブルボランチ。左右のシャドーに中村敬斗(ランス/仏)と久保(レアル・ソシエダ/西)。トップ下に堂安(フライブルク/独)。ワントップ古橋(セルティック/スコ)。毎熊と伊藤敦は初キャップ。ゲームキャプテンはなんと田中碧。左SB伊藤洋輝以外の10人入替え。
トルコは4-1-2-3。CFに21歳の19番ユルドゥルム。左右のシャドーに8番カフヴェジと7番サリ。二列目に6番コクチュと20番ウチャン。アンカーに5番エズジャン。DF18番ブルト、4番ソユンジュ、15番カバク、21番ミュルドゥル。GK23番チャクル。キャプテンは4番ソユンジュ。3日前に欧州選手権の予選を戦っているため、大幅に先発変更しているらしい。ベンチには昨季インテル・ミラノ所属の10番チャルハノール。シュテファン・クンツ監督はドイツの人。
トルコとの対戦は、2002年の日韓ワールドカップの悔しい敗戦だったラウンド16以来。ゲスト解説の岩渕は「両ウイングの利き足が内側なのでそこを生かす攻撃が楽しみ」と言う。
2分、伊藤敦からのパスを受けた堂安がシュート、相手DF。
トルコはパスを正確につないでくる。日本のプレスはうまくかかっていない。12分、相手右サイドからのスルーパスに相手FWユルドゥルムがペナルティーエリア内でシュート、枠の左で助かる。
15分、先制。ボランチの伊藤敦がペナルティーエリア右隅から堂安とパス交換してペナルティーエリア手前中央からシュート、ゴール右上に決まる。1−0。ここまでうまく攻撃の形を作れていなかったが、何だかあっさり得点。
21分、久保がドリブルでペナルティーエリアに入ろうとすると相手DFサリがタックルで倒すが、ノーファール。久保は国際主審たちから、わりと「すぐ倒れる選手」と思われているようだ。
23分、飲水タイム。ピッチリポーターによると、日がさすと24度より体感は暑いらしい。
28分、追加点。相手ボールをカットして日本のカウンター。久保がペナルティーエリア手前中央でシュート、相手GK。こぼれを左ウイング中村が流し込んで2−0。
29分、中村にイエローカード。
36分、またもや追加点。右SB毎熊が高い位置で相手左SBブルトからボールカット、ドリブルで攻め上がって横パス、ペナルティーエリア中央で中村が受けてシュート、3−0。こんな展開でいいのか。
38分、相手左SBブルトが攻めあがって深い位置からフリーでクロス、相手右シャドーのサリがフリーでシュート、枠の外。
日本は攻めている時はいいが、守るときのマークが後手になっている。全体が下がってしまっているのも良くない。
43分、毎熊にイエローカード。相手DFソユンジュにもイエローカード。
44分、失点。中盤相手左サイドでトルコのFK。MFコクチュがファーへ蹴り、外から走りこんだ相手DFミュルドゥルがヘディングシュート、GK中村がはじくが、こぼれを相手DFカバクに蹴りこまれて3−1。
このとき、GK中村は右肩を傷めたらしく、メディカルが入って氷を当てる。右腕を動かせないため、日本は一人目の交代。GK中村に代えてシュミットが入る。
追加タイム3分。49分、相手右サイドからのクロスが日本のDFに当たり、ゴールに向かうが、GKシュミットが防ぐ。
50分、相手MFエズジャンにイエローカード。久保にもイエローカード。
3−1でハーフタイムになったが、前半最後はトルコに流れがいってしまった。
後半開始から日本が三人同時交代。堂安に代えて伊東(ランス/仏)、中村に代えて前田(セルティック/スコ)、毎熊に代えて橋岡(シントトロイデン/ベル)を入れる。伊東は右ウイングに入り、久保がトップ下に回る。前田と橋岡はそのまま左ウイング、右SBに入る。
トルコも五人同時交代。20番MFウチャンに代えて17番FWユンデル、23番GKチャクルに代えて12番GKバユンドゥル、4番DFソユンジュに代えて3番DFデミラル、5番アンカーのエズジャンに代えて10番MFチャルハノール、6番MFコクチュに代えて16番MFユクセクを入れる。ソユンジュの付けていたキャプテンマークは誰に渡ったか不明。なお、この試合は6人まで交代可能。
2分、伊東のクロスが相手DFにクリアされて日本の右CK。久保が蹴るが、シュートに至らず。
4分、今度はトルコの左CK。チャルハノールが蹴るが、ニアで橋岡がクリア。
11分、ロングフィードに走りこんだ伊東が深い位置からクロス、ニアで久保がトラップ、相手DFカバクがクリアするがこれが久保に当たり、ゴールするかと思われたが、左ポストに当たる。
16分、また失点。相手左サイド深い位置からサリが横パス、相手FWユンデルが受けてクロス、谷口と町田が触るが、クリアしきれず、こぼれを相手FWユルドゥルムに押し込まれる。3−2。怪しい雲行きに。
18分、久保からのスルーパスに走りこんだ前田がペナルティーエリア左からクロス、古橋が触るが、惜しくも右ポストに当たる。
18分、日本が五人目の交代。伊藤敦に代えて遠藤を入れる。田中碧がキャプテンマークを渡したと思うが覚えていない。
25分、相手右サイドでトルコのFK。ニアで古橋がクリア。
25分、橋岡が攻め上がり、右CKを得る。久保が蹴るが、相手DF。
31分、伊東が高速ドリブルで攻め上がり、ペナルティーエリア右で相手DFユクセクに後ろから倒され、ユクセクにイエローカード。日本にPKが与えられる。これを伊東が蹴って右に決め、4−2と後半初得点でリードを広げる。
34分、日本が六人目の交代。町田に代えて冨安を入れる。これで逃げ切りを図る。
37分、前田が左サイドを攻めあがってきた伊藤洋輝にパス、伊藤は深い位置までえぐってクロス、これを再び前田がシュートするつもりだったが、その前に田中碧が走りこんでシュート、枠の右。田中碧は遠藤が入ったので、やっと得意の攻撃参加の機会だったが、決めないとFWの選手に文句を言われてもしかたない。
38分、トルコが六人目の交代。8番左シャドーのカフヴェジに代えて11番FWユルマズを入れる。
40分、橋岡が相手FWユルドゥルムと空中戦で顔をぶつけて倒れるが、無事に立ち上がる。
追加タイム3分。日本はあえて攻撃せずにボール回し。4−2のままタイムアップ。
サッカー短評 (2023.9/10)
日本vs.ドイツ 4対1 (2023.9/9 ヴォルフスブルク・独) 国際親善
このマッチメークはドイツの方から申入れがあって成立。録画が不調で見られず残念無念。ABEMAのダイジェストを見た。なんと日本が4得点もしてまたドイツに勝利。前半11分に、右SB菅原のオーバーラップからのクロスをニアに伊東が飛び込んで先制。しかし19分にザネの得点で追いつかれる。この時点では、ドイツも勝てると思っていただろう。ところが3分後にまた菅原からのクロスを伊東がワンタッチでコースを変え、相手DF二人の間に走りこんだ上田が押し込み、勝ち越し。そのまま後半に入り、14分に上田に代えて浅野、鎌田に代えて谷口を入れる。谷口はDFライン中央に入って5バックに。30分には伊東に代えて久保、守田に代えて田中碧を入れる。39分には三笘に代えて堂安、菅原に代えて橋岡も入れる。ボール支配率はドイツが高かったようだが、45分、自陣で相手ボールをカットした久保が長躯ドリブルしてペナルティーエリアに入り、左足アウトで横パス、並走していた浅野が余裕で流し込んで3−1。さらに追加タイムの47分、またも久保からのクロスを田中碧がヘディングシュートをたたきつけてダメオシの4点目。出来過ぎでは。気温21度、湿度68%。観客24980人。ジョアン ピニェイロ主審はポルトガルの人。
先発予想はネット記事「FootballChannel」より。GKシュミット(シントトロイデン・ベルシュトゥットガルト/ドイツ)。DF伊藤洋輝(シュトゥットガルト・独)、冨安(アーセナル・英)、板倉(ボルシアMG・独)、菅原(AZ・蘭)。アンカーに遠藤(リバプール・英)、インサイドMFに守田(スポルティング・ポル)と鎌田(ラツィオ・伊)。左右のウイングに三笘(ブライトン・英)と久保(レアル・ソシエダ・西)。上田(フェイエノールト・蘭)のワントップ。キャプテンは遠藤。ネットの「Goal」の予想では、久保の代わりに伊東純也(仏)。実際には、GK大迫(広島)。DF4人は予想と同じ。守田と遠藤のダブルボランチ、トップ下に鎌田。左右のウイングは三笘と伊東。ワントップは上田。
ドイツは、「Goal」の予想では3-4-3。ワントップにハヴァーツ(アーセナル・英)。左右のウイングにザネとミュラー。左右のワイドにはゴセンスとホフマン。キャプテン・ギュンドアンとキミッヒのダブルボランチ。DFシュッロッターベック、ジューレ、リュディガーの3バック。GKシュテーゲン。実際には、4-3-3。ハヴァーツのワントップに、左右のウイングにはニャブリとザネ。インサイドハーフにギュンドアンとヴイルツ。アンカーにジャン。DFシュッロッターベック、リュディガー、ジューレ、キミッヒの4バック。GKシュテーゲン。カタールワールドカップで対戦時に先発したのは、FWハヴァーツ、ギュンドアンとキミッヒ、DFシュッロッターベック、リュディガーの5人。19歳のムシアラはケガで呼ばれていない。フリック監督は、2023年の親善試合が1勝1分3敗のため、これに負けたらクビではないかと言われているらしい。
「サッカーダイジェストWeb」の採点では、GK大迫6.5、DF菅原7、板倉7、冨安が7.5でMOM。同僚の相手FWハヴァーツを抑えた。伊藤洋輝は6。失点はここかららしい。守田7、遠藤7.5。先制点につながる三笘へのロングパスを出したらしい。伊東7.5。1ゴール1アシスト。鎌田6、三笘6.5。対面の名手キミッヒをかわしたらしい。上田7。PK以外の初ゴール。他にも41分と47分に好機があったらしい。谷口6.5、浅野6。後半35分の絶好機ははずしたらしい。田中碧6.5。久保7。2アシスト。
※ドイツは9/10、とうとうフリック監督とコーチ陣を解任したとのこと。ドイツ代表監督が任期途中での解任は史上初めてらしい。後任は未定。
サッカー短評 (2023.9/2)
セレッソ大阪vs.川崎フロンターレ 3対0 (2023.9/2 ヨドコウ) 第26節
6位セレッソに完敗。前半は今にも点が取れそうだったのに。後半オウンゴールで失点した後、山村のハンドをVARに指摘されて主審がPKの判定。直後に四人交代して反撃を試みたが、終了間際にまたPKを与えて万事休す。引分をはさんで4連敗。どうしてまだ9位のままなのか。気温31.5度、湿度51%。観客18789人。主審はJ1まだ6試合目という川俣さん。DAZN解説は元ガンバの橋本英郎、実況は若田部アナ。
先発は、GK上福元。DF田辺、山村、高井、大南。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と脇坂。左右のウイングに瀬川と山田。ワントップにダミアン。と思ったら、3-3-2-2だった。DF田邊、山村、高井。左右のウイングバックに瀬川と大南。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と脇坂。山田とダミアンのツートップ。ベンチに小林、家長、登里など。120分戦った天皇杯から中二日のため、先発8人入替え。
セレッソは、4-4-2。レオ・セアラと上門のツートップ。左右のワイドにカピシャーバとクルークス。喜田と香川のダブルボランチ。DF舩木、鳥海、進藤、毎熊。195cmのGKヤン・ハンビン。GKキム・ジンヒョンはケガからの復帰中でスタンドにいた。毎熊は、来週からの日本代表の親善試合に初めて呼ばれた。
前半はフロンターレらしいパス回しというより、ダミアンと山田にボールが収まるので、長めの縦のボールを使い、より素早くゴールに迫った。脇坂が目の前のニアに押し込むだけの瀬川からの横パスを打ち上げたのが一番惜しかった。橘田のミドルシュートもよかった。解説の橋本が言う通り、この時間帯に得点したかった。41分には、GK上福元のスーパーセーブもあったし。
後半7分、相手右ワイドのクルークスが瀬川をかわしてクロス、山村がクリアしようとしたが、わずかに触っただけで中央のセアラのところへ流れてきた。セアラのヘディングシュートがマークでついていた高井の肩あたりに当たってオウンゴール。0−1。
21分には、またクルークスがペナルティーエリア右に入ってクロスを上げ、ブロックにいった山村の腕に当たったらしく、VARが介入。ずいぶん待たされてから主審が画面を確認、PKの判定に。これをセアラが決め、0−2。
直後に飲水タイム。29分、PK前に呼ばれていた四人を投入。瀬川に代えてマルシーニョ、田邊に代えて登里、ダミアンに代えて小林、山田に代えて家長を入れる。しかし、あと10分早く入れていたら、PKにはならなかったかも。
38分、小林のヘディングシュートは相手GK。
39分、フロンターレが五人目の交代。橘田に代えて遠野を入れる。セレッソも二人同時交代。クルークスに代えてDFヨニッチ、ボランチ喜田に代えて19歳のFW鈴木を入れる。セレッソは5バックに変更して守りを固める。
41分、フロンターレの右CK。脇坂がファーに蹴り、マルシーニョの折り返しを山村がヘディングシュート、枠の右。
42分、セレッソがまた二人同時交代。カピシャーバに代えて新井、セアラに代えて渡邉を入れる。
追加タイム10分。46分、入ったばかりの新井が相手左サイド深い位置でドリブル、ペナルティーエリア左際で高井が倒してPK判定。渡邉が蹴り、J1初ゴール。0−3。このままタイムアップ。
首位のマリノスが17位柏に0−2で敗れ2連敗。勝点50のまま。2位神戸は明日ホームで京都と対戦(※神戸が2−1で勝って勝点52として、首位に返り咲き)。3位名古屋と4位浦和はともに1−1の引分。名古屋は3位キープしたが、浦和は勝点45で並んだセレッソに4位を明け渡し5位に降格。5位鹿島も最下位湘南と2−2で引き分け、6位に下降。フロンターレは勝点33で9位のままだが、明日の試合で10位FC東京が8位福岡に勝てば10位に落ちる(※FC東京はホームだったのに1−2で敗戦)。
サッカー短評 (2023.8/30、9/7)
アルビレックス新潟vs.川崎フロンターレ 1対1延長1−1PK4-3 (2023.8/30 デンカス) 天皇杯準々決勝
PK戦までいってなんとか勝ったらしい。9/7、NHK「天皇杯準々決勝ダイジェスト」を見た。前半30分に先制され、後半22分に瀬古のゴールでやっと追いつく。延長後半3分、後半の42分から途中出場した山田が勝ち越し点をとったのはよかったが、追加タイムにくずされて失点、とうとうPK戦に。決めれば勝てるという5人目で山田が失敗。しかし、新潟5人目もGKソンリョンに止められ、やっと決着。気温30.1度、湿度80%。観客10287人。主審は荒木さん。
先発予想はGKソンリョン。DF登里、車屋、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ宮代。ベンチにシミッチ、小林、山村など。
新潟は4-4-2。谷口海斗とネスカウのツートップ。左右のワイドに小見洋太と松田詠太郎。秋山と星雄次のダブルボランチ。DF田上、千葉、早川史哉、新井直人。GK阿部航斗。ベンチに元フロンターレのDF舞行龍ジェームズ、MF三戸、高など。
PK戦はフロンターレ先攻。一人目は後半開始から出た小林が右に決める。新潟は後半37分から途中出場のFW鈴木孝司も右に決める。1−1。
二人目は前半39分から途中出場の瀬川が左上に決める。新潟は前半50分から出た三戸舜介は右に決める。2−2。
三人目は延長後半から出た山村が右に決める。新潟は後半24分から出たFWゴメスが右に蹴るが、GKソンリョンが止める。3−2。
四人目は後半36分から出た遠野が左へ決める。新潟は後半37分から出たDF堀米も左に決める。4−3。
五人目は後半42分から出た山田が真ん中に蹴って相手GK阿部に止められる。新潟は後半24分からでた高が右へ蹴るが、GKソンリョンが止める。4−3。
準決勝は10月8日。相手は、ベルマーレに3−1で勝った福岡。もう1試合は、なんと首位神戸をPK戦で下したJ2熊本対、3位名古屋に2−0で勝った17位の柏の対戦。
サッカー短評 (2023.8/26)
川崎フロンターレvs.北海道コンサドーレ札幌 2対2 (2023.8/26 等々力) 第25節
3連敗で迎えるホームの試合。札幌も8試合勝ちなし。前半はシュート0本2失点という情けない内容。札幌のマンツーマンハイプレスに後手後手になり、27分、押し込まれて与えたペナルティーエリア右角すぐ外のFK。福森のキックが壁に当たったこぼれを相手MFスパチョークがダイレクトシュートを打ち込んだ。35分には相手左サイドから崩され、スパチョークの低いクロスに飛び込んだ駒井がシュート。フロンターレはまともにパスをつなげず、小林にいいボールが入らなかった。後半から入れたマルシーニョのドリブルを相手DFがファールで止めた場面にVARが入り、主審のオンフィールドレビューの結果、相手DFにレッドカード。これで得たFKでは得点はできなかったが、22分、相手GKと相手DFのパスミスをマルシーニョがカット、折り返しを脇坂が冷静に流し込んで1点返す。26分には、マルシーニョの左からのクロスを右から山根がシュート、これが変則バウンドでファーへ流れ、走りこんでいた佐々木が頭で押し込み、同点に。この後もチャンスを作ったが、守り切られ、勝ち越しはできず。気温29.6度、湿度56%。観客19257人。主審は岡部さん。DAZN解説は清水範久さん、実況は野村アナ。
先発予想はGKソンリョン。DF佐々木、車屋、大南、山根。アンカーにシミッチ。インサイドハーフに橘田と脇坂。左右のウイングに瀬川と家長。ワントップに小林。車屋が戻ってきた。大南はレッド出場停止明け。ベンチにダミアン、マルシーニョなど。DFの控えはいないが山村はいる。スタンドの上の方に、この夏契約した元フランス代表FWゴミスの姿も。
札幌は3-4-2-1。駒井のゼロトップ。シャドーにスパチョークと浅野。左右のウイングバックに菅とフェルナンデス。馬場と荒野のダブルボランチ。DF福森、岡村、田中駿汰。GKはこの夏移籍の高木駿。ゲームキャプテンは荒野。福森とGK高木は元フロンターレ。ベンチに長身FWキム・ゴンヒ、MF小林祐希など。
立ち上がりから札幌が積極的に攻め込み、2分に相手ボランチ荒野のシュート、枠の左。
14分、家長が倒されて中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、走りこんだ大南に合わず。こぼれを佐々木が拾うが相手DFに倒されるも笛はなし。
16分、中盤まで攻めあがった相手DF福森が鋭いミドルシュート、枠の右。18分には、相手右CK。福森が蹴るが、味方に合わず。20分、スパチョークがペナルティーエリア手前中央で右後方からのクロスをフリーでシュート、GKソンリョンが捕る。22分、相手DF福森がペナルティーエリア手前右からシュート、わずかに枠の左で助かる。
23分、飲水タイム。
25分、失点。橘田が相手FW浅野を倒して、ペナルティーエリアすぐ外右角で札幌のFK。福森が蹴り、壁に当たるが、こぼれがちょうどスパチョークの足元に落ち、これをダイレクトに蹴りこまれた。0−1。
35分、また失点。相手ボランチ馬場からのパスを受けたスパチョークが対面の山根をかわしてペナルティーエリア左に入って横パス、走りこんだ相手FW駒井が押し込み、0−2。最悪の展開。
「フロンターレはまだシュートを打っていない」と、実況席で野村アナ。「フロンターレは足元につなぐだけでなく、相手をひっくり返すような形も入れたらいいのでは」と解説の清水さん。
40分、相手右MFフェルナンデスが中盤下がり目からドリブルで突進、だれも止められずペナルティーエリア手前からシュートを打たれるが、GKソンリョンが防ぐ。43分には、相手左MF菅にもシュートされるが、これもGKソンリョン。
追加タイム3分。48分、脇坂が倒され、相手ボランチ荒野にイエローカード。中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DFがクリア。
0−2でハーフタイム。札幌はシュート10本、枠内7本。フロンターレはシュート0本。
後半開始からフロンターレが二人同時交代。瀬川に代えてマルシーニョ、シミッチに代えて瀬古を入れる。瀬川は調子が悪かったわけではなく、守備に追われていた。鬼木監督はもっと高い位置にいてほしかったらしいがうまくいかず。マルシーニョのスピードを生かしたい。シミッチのいたアンカーには橘田が一列下がり、瀬古がインサイドハーフに入る。
5分、佐々木がマルシーニョにループパスを送り、受けたマルシーニョが左サイドを突破したが、オフサイド。この後、佐々木からマルシーニョへのパスはしばらくの間、出なくなる。
6分、マルシーニョが左から内側へ切れ込んでいくところを相手DFに足をかけられ、バランスを崩しながら進んだが、ペナルティーエリアに入るところで倒れる。主審はノーファールとしたが、VARのチェックが入り、DOGSOかどうかオンフィールドレビューを推奨。主審が確認後、相手DF岡村にレッドカード。
11分、これで得たフロンターレのFKを脇坂が蹴り、中央で車屋が相手DFと競りながらヘディングシュートするが枠の外。これがこの試合初のシュートか。
12分、札幌が一人目の交代。右FW浅野に代えてDF宮澤を入れる。荒野がキャプテンマークを宮澤に巻く。システムは3-4-2か、3-5-1か。
18分、山根がペナルティーエリア手前中央からシュート、枠の上。19分、小林が倒され、中盤右サイドでフロンターレのFK。パスで攻撃を始めるが、シュートに至らず。
20分、佐々木が対面のフェルナンデスを遅れて倒し、二回目のためイエローカード。
22分、1点返す。相手GK高木が味方DF宮澤にパスを出したが、宮澤は気づかず、マルシーニョが拾う。マルシーニョはペナルティーエリア左奥から右横へパス、脇坂が受けて体の向きとは逆のニアへまっすぐ打ち込み、1−2。
23分、飲水タイム。
26分、追加点。佐々木からのパスを受けたマルシーニョがペナルティーエリア内左からファーへクロス、山根がたたきつけるようなシュートになり、バウンドがはねあがったところに左ポスト近くへ走りこんだ佐々木が頭で押し込んだ。2−2。
27分、相手MFフェルナンデスにイエローカード。28分、山根にイエローカード。
29分、佐々木が相手との接触で腰のあたりを強くうったらしく、倒れている。メディカルが入るが、しばらく起き上がれず。担架が入るが何とか立ち上がって退場。フロンターレが三人目の交代。佐々木に代えて遠野を入れる。左SBには橘田が下がり、瀬古がアンカーに回り、遠野がインサイドハーフに入る。
32分、相手MFスパチョークがシュート、DF陣が防ぐ。
34分、フロンターレが攻め込み、こぼれをペナルティーエリアすぐ手前で遠野がシュート、力んだらしく、大きく枠の上。野村アナに「遠野は力が入りましたね」と言われる。
35分、フロンターレが四人目の交代。小林に代えて宮代を入れる。札幌も二人目の交代。ボランチの荒野に代えて大森を入れる。福森がボランチに回り、大森はDFに入ったらしい。大森は今年の新人でこれがリーグ戦デビューらしい。
36分、遠野のシュートが相手DFに当たってフロンターレの右CK。主審がVARと交信しているが何のためかは不明。ハンドか何かの確認らしいが、映像がないらしく、そのままCKの指示。脇坂が蹴り、いったん相手DFにクリアされるが、こぼれを橘田がシュート、相手DFに当たる。残念。
42分、脇坂から宮代にボールが入り、ペナルティーエリア手前中央からシュート、相手DF。43分にはゴール前でパスを回し、ペナルティーエリア右から瀬古が入れたラストパスをマルシーニョがダイレクトでシュートするが枠の上。うったというより足に当たったようだった。
45分、フロンターレが五人目の交代。家長に代えてダミアンを入れる。ダミアンが中央に入り、宮代が右ウイングへ回ったと思う。札幌も二人同時交代。左MF菅に代えて小林祐希、福森に代えて深井が入る。小林はインサイドに入り、馬場が左へ出たらしい。
追加タイム11分。49分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
51分、相手MFフェルナンデスからのパスを受けた相手MF小林祐希がペナルティーエリアに入ってシュート、ヒットせず枠の右。
53分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、相手GKがはじく。
56分、パスをつないで、最後は車屋がミドルシュート、枠の上。
2−2でタイムアップ。後半は14本シュートをうったらしい。ようやく連敗は止まったが。
勝点33で9位のまま。
首位マリノスはなんと横浜ダービーで17位横浜FCに1−4で敗れた。横浜FCは16位に浮上。しかし2位神戸がFC東京と2−2で引き分け、マリノス勝点50、神戸49で順位は変わらず。3位名古屋は7位セレッソに1−3で負けたが、勝点45で3位キープ。セレッソは勝点42で6位に。4位浦和は1−0で最下位湘南に勝ち、勝点44として4位キープ。5位鹿島は14位新潟に2−0で勝利、勝点42で5位キープ。
次は中三日で天皇杯準々決勝。またアウェイで新潟と対戦。
サッカー短評 (2023.8/20)
スペイン女子vs.イングランド女子 1対0 (2023.8/20 シドニー・オーストラリア) 女子ワールドカップAUNZ決勝
なかなか見ごたえのある試合だった。前半の前半は、イングランドが持ち味を発揮して、何度もスペインのゴール前に迫り、特にFWヘンプは1分、16分、20分とシュートをうち、3本目はクロスバー直撃だった。スペインもパスをつないで相手ペナルティーエリア付近まで行ったが、なかなかシュートまでは持ち込めなかった。しかし、前半29分、右サイドからの大きなサイドチェンジのパスが左インサイドMF(カルデンティか?)に通り、そこから左サイドを攻めあがったカルモナにスルーパス、カルモナはクロスではなく、シュートをうち、ゴール右をうちぬいた。カルモナは準決勝のスウェーデン戦でも同点に追いつかれた後の決勝点を取っていた。得点した後のスペインは、それまでよりも伸び伸びとパスをつないで何本もシュートをうち、完全に流れを引き寄せた。
後半にも、相手にハンドがあったとVARのチェックで主審がオンフィールドレビューを行い、スペインにPKが与えられたが、エルモソのキックはイングランドGKアーブスが跳んだ正面に飛び、しっかり捕られて追加点はならず。その後しばらくはイングランドの攻勢が続いたが、また流れはスペインへ。途中でイングランドのDFが相手FWとの競り合いで頭部から流血し、治療に時間がかかった。さらに、観客がピッチに入ったこともあって、追加時間は13分もあったが、スペインは、イングランドの猛追をいなしたり、反撃したりして先制点を守り切った。
スペインは前回2019年フランス大会のベスト16が過去最高成績で、初優勝。気温14度、観客75784人。ペンソ主審はアメリカの人。第四審判に日本の山下良美さん。NHK解説は永里あさの、実況は堺アナ。
表彰式は、個人賞として、最優秀ヤングプレーヤーにスペインの18番パラリュエロ(19歳)、ベストGKにイングランドのアーブス、大会MVPにスペインのボンマティ、得点王は宮澤ひなた(5得点。単独)が受賞。銅メダルは地元オーストラリアを2−0で破ったスウェーデン。
サッカー短評 (2023.8/19)
サンフレッチェ広島vs.川崎フロンターレ 3対2 (2023.8/19 Eスタ) 第24節
2試合続けて追加タイムに逆転負け。2回先行されて2回追いついたが、勝ち切れず。後半途中までいいサッカーをしていたが。試合後に鬼木監督が言ったように、「惜しかったではだめ。勝たないと」。一時期より内容はよくなっているように思うが、どうしたらいいのだろう。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングは瀬川と家長。ワントップ山田。ベンチにマルシーニョ、小林、橘田など。
広島は3-4-2-1。ワントップにソティリウ。左右のシャドーは満田とこの夏加入の加藤。左右のウイングバックに志知と中野。川村と野津田のダブルボランチ。DF佐々木、荒木、塩谷。GK大迫。ベンチにはマリノスから移籍のマルコス・ジュニオール、ベンカリファなど。
サッカー短評 (2023.8/12)
川崎フロンターレvs.ヴィッセル神戸 0対1 (2023.8/12 等々力) 第23節
夜なのに気温が30度を超える過酷な環境。前節負けた同士というが、今季の神戸は敗戦の後の試合は必ず勝っているらしい。後半はなかなかいい攻撃もできたし、惜しいシュートもあったが、前半FKで与えた1点が重かった。首位神戸と勝点12差で対戦、勝てば9差に縮まり現実的な数字になったが、15差となっては事実上、優勝は難しい。気温30.4度、湿度53%。観客20845人。主審は西村さん。DAZN解説は吉田達磨さん。
先発は、GKソンリョン。DF登里、山村、大南、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに脇坂と瀬古。左右のウイングは瀬川と家長。ワントップ山田。瀬川はリーグ戦初先発。ベンチのDFは佐々木と高井。車屋は前節もいなかったが、ケガだろうか。
神戸は4-1-2-3。大迫のワントップ。左右のウイングにパトリッキと武藤。インサイドハーフに佐々木大樹と山口蛍。アンカーは齊藤未月。DF初瀬、本多、トゥーレル、酒井高徳。GK前川。キャプテンは山口。ベンチにFWリンコン、MF汰木、DF大崎など。
前半が問題だった。神戸のハイプレスに守備が決まらず、後手対応になり、押し込まれた。とうとう34分、神戸のカウンターで抜け出した相手FWパトリッキを追走した大南が後ろから押して倒し、大南はイエローカード、PKの判定。しかし、VARのチェックでファールした位置がペナルティーエリアの外という確認があり、FKに変更された。そのため、大南のカードはペナルティーエリア内なら一段下がってイエローだったが、外の判定になったためレッドカードで退場。フロンターレは急きょ高井を投入、下がったのは、好調の橘田。これは痛かった。
神戸のキッカーにはプレースキッカーの初瀬とFW大迫が立ち、なんと大迫に直接決められた。いやー、恐れ入った。試合後のインタビューで得点シーンについて質問された大迫は「PKの方がよかった」とか言っていた。どうせ大迫に得点されるなら、PKの方が大南もピッチに残れてよかったかも…(大南はイエローでも次節出場停止だし。というのはヤケクソ)。
フロンターレは初先発の瀬川も前半からシュートをうち、守備にもよく走った。山田も粘り強く相手DFと戦っていた。脇坂は前半より後半の方が鬼気に迫る迫力があったが、及ばなかった。32分、ノボリからのクロスで絶好機のシュートを失敗。ここにストライカーがいない現状が今の実力。8/8に、元フランス代表FWゴミス(38歳)と契約、と発表されたが、まだ来日もしていない。解説者と実況アナが「川崎らしくない、大物レジェンドの獲得」と言っていたが、果たしてチームに間に合うのか。
後半36分、フロンターレが三人同時交代。瀬川に代えてマルシーニョ、瀬古に代えて佐々木、山田に代えて宮代を入れる。
追加タイムは6分もあり、50分にはマルシーニョがシュートをねらうが、一瞬早く相手DFが蹴り出し、フロンターレのCK。脇坂が蹴り、ファーで高井が後ろ向きのままヘディングシュート、枠の左。
51分、脇坂が決死のドリブルで突進、相手DF大崎がペナルティーエリア手前やや左で倒してイエローカード。フロンターレのFK。GKソンリョンも上がってくる。脇坂がペナルティーエリア右に大きく蹴り、高井が頭で折り返し、山村がこぼれを拾って右サイド深い位置からクロス、マルシーニョがダイビングヘッドをねらって飛び込むが合わず。
0−1のままタイムアップ。
サッカー短評 (2023.8/11)
日本女子vs.スウェーデン女子 1対2 (2023.8/11 オークランド・ニュージーランド) 女子ワールドカップAUNZ準々決勝
ついに敗戦。ベスト8に終わった。たちあがり一回いい形を作りかけたが、すぐに相手のハイプレスに後手後手になり、32分、右CKを与えしまい、そこからクリアできずに押し込まれて失点。今大会先制されたのは初めて。しかも後半5分、相手CKの際の守備で長野のハンドをVARに指摘されてPK判定。これを決められ、2点のビハインド。後半29分には日本にもPKが与えられたが、植木がバーに当てて失敗。41分の藤野のFKも入ったかと思ったがバーに当たって真下に落ち、ゴールならず。しかしスウェーデンの運動量が落ちてきて、ついに42分、左サイドから遠藤と清家で組み立てて、こぼれを林が打ち込み、途中出場の3人で1点返す。日本が攻めていると、なぜかスタンドから大きな声援。追加タイムは10分あったが、スウェーデンに守られ、延長戦には持ち込めず。スタウブリ主審はスイスの人。気温10度、湿度76%。観客43217人。NHK解説は、丸山カリナと永里あさの。実況は佐々生アナ。
先発は、GK山下。DF南、熊谷、高橋。長野と長谷川のダブルボランチ。左右のウイングバックは杉田(ポートランド・米)と清水。左右のシャドーに宮澤と藤野。ワントップは田中美南。杉田が初先発。しかし、池田太監督のこの采配は効かなかった。
スウェーデンは4-2-3-1。ブラクステニウスのワントップ。トップ下に9番アスラニ。左右のシャドーに18番ロルフォと19番カネリト。23番ルベンソンと16番アンイエルダールのダブルボランチ。DF2番アンデション、6番エリクソン、13番イレステット、14番ビョルン。GKムショビッチ。キャプテンは9番アスラニ。監督は男性でペーター・ハルドソン。アメリカ戦と同じ先発。日本より中日が一日少なく疲れているはずだが。平均身長では7cmの差があるらしい。
1分、日本の右CK。長谷川はショートコーナーを蹴り、田中美南とのパス交換でペナルティーエリアに入ろうとするが、相手DF。
3分、相手MFアスラニを南が倒して、相手右サイドでスウェーデンのFK。キックは高橋が頭でクリア。
11分、田中美南が倒されてペナルティーエリア手前中央で日本のFK。藤野が杉田にパス、杉田がダイレクトで前方へ流す。デザインされた形だと思うが、相手DF。
15分、相手右CK。アンデションが蹴るが、直接ゴールラインを割る。
日本の長谷川と長野ががっちりマークされて攻撃を組み立てられず。とにかくプレスが速い。
25分、相手右サイドから攻め込まれ、相手FWブラクステニウスが熊谷をふりきってペナルティーエリア内でシュート、枠の右で助かる。
28分、宮澤からのパスを受けた清水がペナルティーエリア右の深い位置からクロス、ファーに杉田が飛び込んだがわずかに合わず、こぼれを宮澤が拾うもシュートできず。
32分、失点。中盤相手左サイドでスウェーデンのFK。アスラニのキックはいったんGK山下がはじく。しかしクリアできずにいるところを拾われ、立て続けにシュートされ、最後は相手DFイレステットに押し込まれる。0−1。
38分、相手FWブラクステニウスのポストプレーから受けた相手ボランチのアンイエルダールがミドルシュート、GK山下。
42分、相手MFアスラニがペナルティーエリアに入ってシュート、枠内に飛んだがGK山下が指先で触り、右ポストに当たる。
追加タイム1分。0−1でハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。杉田に代えて遠藤を入れる。こう守備のタスクが大きいと、攻撃に強みのある杉田では守り切れない。後半スーパーサブ的な使い方がよかったかも。
2分、相手右FWカネリトにペナルティーエリアでシュートされるが、右CKに逃れる。これをアンデションが蹴り、ゴール前で混戦になるが、シュートはうたせず。しかし、ボールが切れた時点でVARが介入、長野の腕に当たったという指摘を主審がオンフィールドレビュー、ハンドの判定でスウェーデンにPK。これをアンイエルダールが決めて0−2。
7分、日本が二人目の交代。田中美南に代えて植木を入れる。
14分、中盤相手右サイドでスウェーデンのFK。アスラニが蹴り、相手DFエリクソンが頭に当てるが、枠の外。
18分、遠藤が左サイドを攻め上がり、深い位置からファーへクロス、藤野がシュートするが枠の外。
23分、藤野が右サイドから送ったクロスのこぼれを長谷川が拾ってペナルティーエリア内でシュート、大きく枠の外。
24分、長谷川からのパスを受けようとした植木がペナルティーエリア手前で相手DFイレステットに倒されるが、ファールの笛なし。解説の永里は「もう少しがんばらないと取ってもらえない」。丸山は「私だったらファールにならないことに文句を言う」。
26分、長野からのパスを受けた藤野がペナルティーエリア左からシュート、相手GKがはじく。
28分、スウェーデンが二人同時交代。9番トップ下アスラニに代えて7番ヤノギー、18番左FWロルフォに代えて8番フルティグを入れる。さすがのスウェーデンも先発陣は2戦連投なので疲れたか。
29分、右サイドのスローインを受けた植木がドリブル、ペナルティーエリア内で倒されて、今度はPKを獲得。植木が蹴るが、バーに当たって決まらず。うーん。
34分、相手DFに激しくプレスをかけた植木にイエローカード。
35分、日本が二人同時交代。宮澤に代えて左インサイドMF清家、長野に代えてボランチ林を入れる。
37分、相手右サイド深い位置から入ったばかりのヤノギーにクロスを上げられ、これまた途中交代の相手左FWフルティグにヘディングシュートされるが、枠の外。
39分、スウェーデンが二人同時交代。19番右FWカネリトに代えて10番ヤコブソン、23番ボランチのルベンソンに代えて20番ベニソンを入れる。
41分、藤野が倒されてペナルティーエリア手前中央で日本のFK。藤野が直接ねらい、バーに当たったボールが相手GKの背中にも当たり、下に落ちたが、ノーゴールの判定。実況席では「入っていたのではないか」とざわついたが、後で「ゴールラインシステム」の映像が出て、残念ながらオンラインなのがわかった。
42分、ようやく1点返す。遠藤が左サイド深くまで攻めあがって横パス、受けた清家がシュート、相手DFに当たったこぼれに林がつめて押し込んだ。1−2。
追加タイム10分。カタールワールドカップもそうだったが、VARが入ると追加タイムは長くなる。
46分、日本の右CK。藤野が蹴り、ニアで植木がシュート、相手GK。47分にも植木からのスルーパスを受けた清家がペナルティーエリア左からシュート、枠の左。
47分、日本が五人目の交代。右DF高橋に代えてFW浜野まいか(ハンマルビー・スウェ)を入れる。浜野はおそらく前方に入り、右DFには清水が下がる。浜野はスウェーデンのチームに所属しているのだから、もっと早く入れたらどうだったのか。
48分、藤野が相手MFアンイエルダールに倒され、左サイドで日本のFK。ボールサイドに長谷川と遠藤が立ち、遠藤がファーへ蹴るが、相手DF。こぼれを浜野がダイレクトでシュート、枠の外。
51分、スウェーデンの左CK。キックはシュートに至らず。
52分、清水が中盤右サイドからクロスを上げるが、相手GKがはじく。
スウェーデンはボールをキープして時間を稼ぐ。
55分、遠藤が浜野とパス交換してドリブル、ペナルティーエリア手前まで進み、スルーパスを送るが、味方と合わず。
1−2でタイムアップ。
※なお準決勝は、スウェーデン対スペイン(8/15)およびオーストラリア対イングランド(8/16)の組み合わせとなった。開催国オーストラリアは、準々決勝でフランスと対戦、延長まで0−0でしのぎ、PK戦は10人目まで蹴るという壮絶な試合を勝ち抜いた。
サッカー短評 (2023.8/6)
川崎フロンターレvs.ガンバ大阪 3対4 (2023.8/6 等々力) 第22節
結局、自滅。前半3失点。立ち上がりずっと攻め込んでいたのに、前半13分、ガンバの最初のシュートで失点。27分に脇坂のゴールで追いついたのはよかったが、3分後にPKを与えてまた勝ち越され、前半終わりにさらに失点。後半から入った瀬川が2得点して追いついたが、追加タイムの相手CKでダメ押し点をとられた。ホームなのに、やりたいことをやられ、今季ガンバに2連敗。気温29.2度、湿度69%。観客20162人。主審は谷本さん。DAZN解説は佐藤寿人、実況は桑原アナ。
先発はGKソンリョン。DF登里、大南、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と脇坂。左右のウイングにケガ明けのマルシーニョと家長。ワントップにダミアン。ベンチに宮代、山田、瀬川など。
ガンバは4-1-2-3。ワントップにジェバリ。左右のウイングは石毛とアラーノ。インサイドハーフにダワンと山本。アンカーにラヴィ。DF藤春、三浦、福岡、高尾。GK東口。ゲームキャプテンは山本。ベンチにチームキャプテンの宇佐美、鈴木武蔵など。
サッカー短評 (2023.8/5)
日本女子vs.ノルウェー女子 3対1 (2023.8/5 ウェリントン・ニュージーランド) 女子ワールドカップAUNZラウンド16
高さが武器のノルウェーが引いて守りを固めたので、日本は攻撃を存分にできた。立ち上がりから惜しいシュートを浴びせ、前半15分に宮澤のクロスから相手オウンゴールを誘って先制。その5分後に、前がかりになったノルウェーにフリーでクロスを上げさせてヘディングシュートから失点して追いつかれたのはいただけなかった。しかし、その後、ノルウェーは一気に逆転をねらいに来ず、再び5-4-1で引いてしまった。後半、日本は前線からのプレス強度をあげ、早くも5分にカウンターから清水のシュートが相手DFの足に当たるもゴールイン。ノルウェーも18分に二人交代して追加点を取りに来たが、日本は攻め続けることで相手に守備で時間を使わせる。次第に疲れからか相手カウンターから危ない場面も作られたが、シュートは枠の外やGK山下正面に。そして36分、ここまで4得点の宮澤がダメ押しの追加点。追加タイムにはGK山下のスーパーセーブもあり、1失点で勝利。ノルウェーは、得点したロングフィードからハイクロス、ヘディングシュートという形を初めからやっていたら怖かったが。気温4度、湿度86%。観客33042人。アウベス主審はブラジルの人。そういえば、ブラジルは残念ながら、フランスのいるグループFで敗退。NHK解説は矢野と永里あさの。
先発は、ザンビア戦とほぼ同じらしい。GK山下。DF南、熊谷、高橋はな。左右のウイングバックに遠藤と清水。長野と長谷川唯のダブルボランチ。左右のシャドーに宮澤ひなたと藤野あおば。ワントップ田中美南。
ノルウェーは4-1-2-3。ワントップの22番ロマン・ハウグは177cm。グループ最終戦のフィリピンからハットトリック。左右のウイングに20番ハーヴィと10番C.ハンセン。二列目インサイドに11番レイテンと8番リーサ。アンカーに7番エンゲン。DFは4番T.ハンセン、16番ハーヴィケン、6番ミエルデ、13番ビエルデ。GK23番ミカルセン。キャプテンはミエルデ。ヘーゲ・リーセ監督は、ノルウェー女子サッカー選手のレジェンドで2年前から指揮をとる。1995年第二回大会以来の優勝をめざす。
日本が立ち上がりから攻め込む。1分、藤野が右サイド深い位置からクロス、相手GK。6分には、遠藤が左サイド深い位置からクロス、相手DF。
ノルウェーは4バックとのことだったが、アンカーが最終ラインに入って5-4-1で引いている。こんなに警戒されるとは。
12分、日本の右CK。遠藤がショートコーナーを蹴り、パス交換からニアへクロス、相手DF。平均身長で上回られている相手にCKからただ放り込んでも勝ち目は少ないので、工夫されている。
13分、左サイドで宮澤からオーバーラップした遠藤にスルーパス、遠藤はペナルティーエリア左に入るが、相手DFがクリアして日本の左CK。こちら側は藤野が蹴り、ニアで田中美南がヘディングシュート、枠の外。
15分、先制。左サイドから攻撃をしかけ、宮澤が鋭いクロスを入れると、戻ってクリアしようとした相手アンカーエンゲンに当たってゴールイン。オウンゴールで1−0。
19分、ルーズボールをカットした宮澤が左から斜めにドリブル、ペナルティーエリア右に入っシュート、相手DF。
しかし、20分、失点。相手ゴールキックから、相手右ウイングのハンセンが前方へスルーパス、相手MFリーサが走りこんで深い位置からクロス、中央に走りこんだ相手MFレイテンが高いヘディングシュートを決める。1−1。いかにもノルウェーの得意な形。これを続けてやられたら怖かったのだが。日本はこれが今大会初失点。
日本はめげずに、後方からのロングフィード、ボランチ長谷川からのロングパスなど試みるが、シュートまで至らず。25分、田中美南がペナルティーエリア手前中央からミドルシュート、枠の外。
26分、ノルウェーはワントップのハウグへ放り込み、ハウグは前方へパス、レイテンが走りこんで相手左サイドからシュート、枠の外。
33分、中盤左サイドで日本のFK。長谷川がゴール前に蹴りこむが相手DF。
37分、田中美南のポストプレーから右サイドを攻めあがった清水にわたり、藤野、長谷川とつなぐが相手DF。40分にも宮澤から攻めあがった遠藤へパス、遠藤はペナルティーエリア左から折り返し、受けた長野がペナルティーエリア内の宮澤に縦パス、相手DF。
41分、やや下がった田中美南が右へ横パス、長谷川が触って右サイドの清水にわたり、清水はペナルティーエリア手前右からシュート、惜しくも枠の外。
追加タイム2分。1−1のままハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
2分、宮澤からのパスを受けた長谷川がペナルティーエリア手前からボレーシュート、ヒットせず、相手GK。
5分、追加点。左サイド遠藤と宮澤で攻撃をしかけ、ペナルティーエリアへスルーパス、長谷川が受けて三う方へ落とすが、相手MFリーサが拾う。しかしこぼれたところを清水がカット、ニアを打ち抜く。2−1。すばらしい。
ノルウェーの重心が上がって、パスを前方につなごうとするが、日本は複数で囲んで最後までやらせない。
日本が攻撃しているとき、ノルウェーは相変わらず5-4-1で引いている。日本は長谷川と長野のダブルボランチがいいバランスでボールをさばいている。
18分、ノルウェーが二人同時交代。20番左ウイングのハーヴィに代えて9番MFセーヴィク、8番インサイドMFリーサに代えて18番MFマーナムを入れる。
日本は、右DF高橋が攻めあがって藤野へパス、藤野のクロスは相手DF。左DF南も何度も左サイドにロングフィードを送り、遠藤や宮沢がクロスを入れるが相手DF。
27分、日本が一人目の交代。田中美南に代えて植木を入れる。
28分、植木がペナルティーエリア右で相手MFエンゲンをかわして折り返すと、相手DFに当たってオウンゴールになりそうなところを相手GKが押さえる。
29分、ノルウェーが三人目の交代。4番左SBハンセンに代えて14番FWヘーゲルベルクを入れる。
30分、ノルウェーの左CK。相手右ウイングのハンセンが蹴るが、熊谷がクリア。
32分、相手MFハンセンのドリブルが長谷川に当たって相手左ウイングのセーヴィクに渡る。セーヴィクが反転してシュート、枠の左。
33分、相手MFハンセンが右サイドから切り込み、インサイドMFマーナムにパス、マーナムのシュートはGK山下正面。
36分、追加点。下がった位置で縦パスを受けた藤野が右から中へドリブルしてスルーパス、受けた宮澤がペナルティーエリア手前左から落ち着いてゴール右下に流し込む。3−1。ノルウェーはこれでガッカリしたのでは。5得点の宮澤は得点ランキング1位らしい。
42分、長谷川が相手ボールをカットして、中盤左サイドからロングシュート、相手GK。
43分、ノルウェーが四人目の交代。13番右SBビエルデに代えて3番DFホルテを入れる。おそらくポジションチェンジかシステム変更があったと思われる。
43分、長谷川からの縦パスを受けた宮澤がペナルティーエリア左に入って折り返し、植木がダイレクトシュート、相手DF。これで得た日本の右CKを長谷川がショートコーナーを蹴り、右サイドでつなぐが相手DF。
46分、最大のピンチ。相手右サイド深い位置から相手MFハンセンがクロス、ファーで折り返され、中央の相手MFセーヴィクがヘディングシュート、GK山下が左手ではじく。
追加タイム5分。日本は二人目の交代として、ここまで唯一出場のないFW浜野を準備していたらしいが、日本がボールキープして時間を使っていたため、入れず。
49分、ノルウェーが前線へロングボールを入れ、相手FWヘーゲルベルクが頭で触れるが、その先がつながらず。50分、相手右MFハンセンが右サイド深い位置からクロス、ファーで折り返されるが、熊谷がクリア。
3−1でタイムアップ。次戦は、アメリカを0−0でPK戦に持ち込んで破ったスウェーデンと8/11に対戦。
サッカー短評 (2023.8/2)
高知ユナイテッドvs.川崎フロンターレ 0対1 (2023.8/2 春野陸) 天皇杯ラウンド16
かなり本気の先発の顔ぶれだったのに大苦戦。7/29のバイエルン戦の方が集中していた。相当湿度が高くて蒸したようだったが。高知は5バックで守り、プレスしてミスパスを拾うと速攻をしかけ、ゴール前に迫ってみせた。フロンターレにとって幸いなことに、シュート精度が高くなくて無失点ですんだ。フロンターレ唯一の得点は後半35分、右CKから山田の強烈なボレーシュートを相手GKがはじいたところにつめた佐々木が押し込んだ。気温27.7度、湿度88%。観客7243人。主審は小屋幸栄さん。NHK解説は早野さん。
先発は三人変更。GKソンリョン。DF登里、高井、大南、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と瀬古。左右のウイングは宮代と家長。ワントップ小林。ベンチにダミアンや山村など。バイエルン戦で脳震とうの脇坂はベンチ外。
高知ユナイテッドは、3-4-2-1。ワントップ西村。二列目に樋口と小林心。左右のウイングバックに橋本と吉田知樹。高野と佐々木敦河のダブルボランチ。DF今井、横竹、小林大智。GK上田。キャプテンは10番横竹。かつて広島に在籍していたらしい。二日前にリーグ戦を戦ったが、先発は二人しか代えていないとのこと。高知は堅守速攻を武器に、二回戦でガンバ大阪、三回戦で横浜FCを破ってきた。JFLでは、パスサッカーを志向しているが11位という成績らしい。
立ち上がりから高知がハイプレス。3分の瀬古のクロスは相手DFがクリア。
4分、中盤でボールカットされ、相手FW西村がミドルシュート、枠の外。解説の早野さんは「高知はハイプレスで来ましたね」。
8分、シミッチを起点に左サイドを登里や宮代がつないで最後は瀬古がミドルシュート、相手GKが指先ではじく。
12分、速いパスをつないで相手左サイドからクロスを入れられるが、高井がクリア。この試合は何度も高井や大南がクリアする場面があった。
16分、相手ボールカットからパスをつないで、シミッチからの縦パスを受けた橘田がミドルシュート、枠の上。
18分、またも相手左サイドの裏にボールを通され、相手左MF樋口が低いクロス、ゴール前に相手MF小林心が走りこむが、ここに登里がぴったり寄せて自由にさせず、ボールはゴール前を通過。
20分、フロンターレ左CK。瀬古がファーへ蹴るが、相手GKが捕る。
24分、中盤左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴り、大南がヘディングシュート、相手GKが捕る。
26分、また高知のカウンター。ボールカットから素早く前線へスルーパス、走りこんだ相手MF小林心が抜け出しかけたが、トラップが大きくなり、GKソンリョンが飛び出して押さえる。ただ、小林心のシュートしようと振った右足がソンリョンの頭に当たったため、ソンリョンはボールを落として倒れる。メディカルが入って確認したが、無事に立ち上がる。やれやれ。小林心にイエローカード。
35分、左サイドから登里の攻めあがりなどでくずし、なぜか山根までこちらサイドに攻撃参加しており、その山根がペナルティーエリア左深い位置からクロス、ファーで小林がヘディングシュートするが、わずかに枠の左。ここまでで一番惜しかった。小林には、相手キャプテンの横竹ががっちりマークしていて、いつものようにくさびのパスが通らない。
39分、中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古がニアに低いボールを蹴るが、相手DFがクリア。
42分、山根が右サイドからクロス、宮代がフリーでヘディングシュート、枠の上。いいシュートだったが。
44分、相手右WB吉田が持ち上がって右サイド深い位置から低いクロス、味方に合わず。
追加タイム2分。47分、相手ボランチ佐々木にペナルティーエリア手前からミドルシュートされるが、枠の上。
0−0でハーフタイム。これは高知のペースと言えるのだろう。後半開始直前のインタビューで、高知の吉本監督は「両サイドの裏をねらった速攻で攻めたい」と言っていた。
後半開始から高知が一人目の交代。ワントップ西村に代えてFW東家を入れる。フロンターレは交代しなくていいのか。
立ち上がりの攻撃が実を結ばず、高知のカウンターを受ける。3分、入ったばかりの相手FW東家が右サイドから低いクロス、誰にも合わず。こぼれを拾われ、左サイドからもクロスを入れられるが、DF陣が防ぐ。
7分、瀬古がペナルティーエリア右からシュート、枠の上。
11分、宮代がペナルティーエリア内で相手DFに囲まれながらうまく反転してシュート、枠に飛んだが相手GKがファインセーブ。続く右CKを瀬古が蹴り、こぼれをつないで最後は家長がバイシクルシュートをねらうがヒットせず。
14分、最大のピンチ。高知のすばやいカウンター。スルーパスに走りこんだ相手FW東家がシュート、これはGKソンリョンが飛び出してはじくが、こぼれを右サイドから走りこんだ相手MF小林心がペナルティーエリアゴールライン近くからシュートをねらうが、戻ってきた高井がスライディングでクリア。これで与えた相手右CKはボランチ高野が蹴るが、DF陣がクリア。
16分、フロンターレが二人同時交代。シミッチに代えて遠野、小林に代えて瀬川を入れる。遠野はインサイドハーフに入り、橘田がアンカーに回る。瀬川は左ウイングに入り、宮代がワントップ。
19分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴るが、だれにも合わずにゴール前を通過。
20分、高知が二人目の交代。MF小林心に代えてFW田口を入れる。
22分、高知のカウンター。相手左WB橋本がミドルシュート、枠の上。
23分、右サイドからの山根のクロスを瀬川がヘディングシュート、相手GK。25分の宮代がペナルティーエリア真ん中からうったシュートも相手GK正面。
32分、フロンターレが二人同時交代。登里に代えて佐々木、宮代に代えて山田を入れる。
35分、やっと先制。瀬古が蹴り、ニアで瀬川が触り、中央の山田がボレーシュート、相手GKがはじいたところにつめた佐々木がヘディングシュートを決める。1−0。交代で出た選手たちが活躍。
37分、高知の左CK。キックはニアへ送られるが、DFがクリア。
39分、高知が二人同時交代。17番橋本に代えて6番田尻、7番樋口に代えて15番新谷を入れる。
42分、右サイドから攻撃を仕掛け、遠野がクロス、山田が走りこむが、相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
追加タイム3分。
48分、遠野がペナルティーエリア中央でシュート、枠の上。
49分、相手GKがロングフィードを入れてくるが、DF陣が対応し、最後はGKソンリョンが捕る。1−0でタイムアップ。
これでベスト8。次は8/30、またアウェイで、町田を1−0で下した新潟と対戦する。
サッカー短評 (2023.7/31)
日本女子vs.スペイン女子 4対0 (2023.7/31 ウェリントン・ニュージーランド) 女子ワールドカップAUNZグループC第3節
いやーびっくりした。日本が先制点を取っただけでなく、前半のうちに3得点し、後半にも追加点をとり、なおかつ無失点で1位突破とは。試合全体としては、スペインが攻め、日本が守る構図。日本は数少ないチャンスを生かしてシュートを決めた。なんとシュート8本で枠内4本(うち前半シュート3本で3得点!)、得点率50%。スペインは攻めている時間の割に少なく、シュート9本で枠内2本。気温13度、湿度81%。観客20957人。コロレバ主審と両副審はアメリカの人。NHK解説は、安藤梢と矢野。3戦目は地上波のNHK総合で放映。
先発は、GK山下。DF南、熊谷、高橋はな(浦和)。左右のウイングバックに遠藤と清水。長野と林のダブルボランチ。二列目に猶本と宮澤。ワントップ植木(日テレ)。高橋は初出場、植木は初先発。長谷川唯や長野、田中美南はベンチスタート。逆にGK山下、熊谷、南、清水は3戦連続先発2戦フル出場(清水は第2戦後半46分に交代)。
スペインはFIFAランク6位。システムは4-1-2-3。3トップ中央に10番エルモソ、左右に8番カルデンティと18番パラジュエロ。二列目インサイドに11番プテジャスと6番ボンマティ。アンカーに3番アベレイラ。DF19番カルモナ、20番ガルベス、4番パレデス、2番バトル。GK1番ロドリゲス。監督はホルヘ・ビルダ。エルモソはザンビア戦で2得点。プテジャスは2年連続女子バロンドール。パラジュエロは19歳の快足アタッカー。
5分、相手左FWカルデンティからのクロスに相手ボランチのボンマティが飛び込むが、合わず。これが合っていたら、違う展開になっていたと思う。
8分、遠藤からの縦パスを受けた猶本を相手DFパレデスが倒して日本のFK。ボールサイドに猶本と遠藤が立ち、交互に蹴るフェイントを入れ、最後は遠藤が蹴るが、相手DF。
スペインは日本がボールを持つと、すぐ二人三人で囲みに来る。日本がボールを奪っても、味方にパスするときに苦しい姿勢が多く、そこで失うことが多い。かなり風が吹いているようで、日本は前半風上、スペインは風下。
しかし、ワンチャンスで先制。12分、熊谷からのフィードを左サイドで受けた遠藤がスルーパス、ワントップの植木が走りこむが、その右背後から猛烈に攻めあがった宮澤が飛び出した相手GKと戻った相手DFをうまくかわしてシュート、ゴール左下に決める。1−0。
19分、相手右SBバトルが攻めあがってペナルティーエリア右横から折り返し、中へ入った右FWパラジュエロがミドルシュート、GK山下が正面で捕る。解説のどちらかが「遠藤がパラジュエロをうまく抑えているので、中に位置を変えている」と言う。
26分、相手CBパレデスが攻めあがって右へパス、受けた右FWパラジュエロが対面の遠藤をかわしてクロス、直接ゴールラインを割って助かる。
29分、追加点。日本のカウンターで宮澤が走りこみ、ペナルティーエリア手前で左を並走している植木にパス、植木はペナルティーエリア左に入って相手DFと味方の位置をよく見てシュート、対面のパレデスが後ろ手を組んだ姿勢で足に当てるが、これがかえって絶妙にたたきつけたようなループを描いて相手GKの頭上を越えてゴールイン。2−0。
想定外の2失点にスペインが連続攻撃。日本は集中して5バックで守る。
36分、相手右SBバトルが攻めあがって対面の遠藤をかわしてクロスを上げられ、相手10番エルモソにヘディングシュートされるが、下がりながら合わせたため、枠の上で助かる。
39分、相手左FWカルデンティからのパスを受けた右FWパラジュエロがペナルティーエリア手前からミドルシュート、宮澤が体に当ててCKに逃れる。この相手左CKはショートコーナーを蹴ってきたが、高橋が早めに寄せて防ぐ。
40分、なんとまた追加点。長野が相手ボールをカットして下がってきた植木へパス。植木は右前方へスルーパス、走りこんだ宮澤が受けてペナルティーエリア右に入って滑りこむようにシュート、相手DFの伸ばした足のすぐ上を通過してゴール左上に決まる。3−0。びっくり。相手GKは呆然。望外の点差になり、池田監督も両手を突き上げる。
追加タイム3分。46分、右サイド清水からのパスを受けた植木がドリブル、相手左SBカルモナが倒してイエローカード。中盤右サイドで日本のFK。猶本が蹴り、ゴール前で混戦。高橋がシュートしようとするが空振り。相手DFがクリア。
48分、相手DFパレデスが中盤まで攻めあがってクロス、そのままゴール方向へ流れてGK山下が捕る。
3−0でハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。2得点の宮澤に代えて藤野を入れる。スペインも一人目の交代。左SB19番カルモナに代えて12番エルナンデスを入れる。エルナンデスは右SBに入り、バトルが左SBへ回る。
3分、相手アンカーのアベレイラからのスルーパスに走りこんだ左SBバトルが清水をかわしてペナルティーエリア左からシュート、わずかに枠の右で助かる。
6分、遠藤のボールカットからつないで清水が右サイド深い位置からクロス、ニアで猶本がダイレクトシュート、ヒットせず相手GK。トラップして止めていたら枠に飛んだかも。
10分、スペインの右CK。パラジェイロが蹴るが、GK山下が大きくはじく。
14分、日本が二人同時交代。清水に代えて守屋、長野に代えて長谷川を入れる。
17分、相手右SBエルナンデスが中盤からクロス、相手MFプテジャスが頭に当てるが、高く上がる。GK山下がはじく。
17分、スペインも二人同時交代。11番MFプテジャスに代えて17番レドンド、8番左FWカルデンティに代えて15番ナバーロを入れる。レドンドはザンビア戦で2得点している。3トップ真ん中に入り、エルモソがトップ下に回る。ナバーロは右FWに入り、パラジュエロが左へ回る。
21分、相手ボランチのアベレイラからのパスを受けたエルモソがペナルティーエリア手前からシュート、これを藤野が体に当て、GK山下が防ぐ。
22分、日本が四人目の交代。植木に代えて田中を入れる。
26分、エルモソからのパスを受けたパラジュエロが左から中央へドリブルして右へパス、受けたボンマティは直ちに後ろへ渡すと、最後はアベレイラがミドルシュート、枠の上。
27分、スペインも四人目の交代。ボランチの3番アベレイラに代えて21番ゾルノサを入れる。
30分、久しぶりに日本のカウンター。田中美南のポストプレーから、左サイドを攻めあがった遠藤が斜めにロングパス、右サイドMF守屋がペナルティーエリア右横からクロス、味方に合わず。
35分、右サイドで日本のスローイン。守屋が入れて藤野がダイレクトでクロス、相手DF。こぼれを拾った長谷川がペナルティーエリア右からシュート、相手GK。藤野は得点が欲しいだろうが、よく守備をしている。
37分、スペインが五人目の交代。18番左FWパラジュエロに代えて9番ゴンザレスを入れる。
37分、直後にまた追加点。日本の右サイドからのスローイン。守屋が入れ、田中美南が受けて、タッチライン際の攻防を制してライン際を駆け上がり、ペナルティーエリア右に入って相手DFの重心をフェイントで動かして左足でシュート、きれいに弧を描いてゴール左上に決める。4−0。これはたいしたゴール。それにしても出来過ぎでは。
40分、日本が五人目の交代。遠藤に代えて杉田を入れる。遠藤は、攻撃参加を控えて、よく左サイドを守った。前半は対面の快足右FWパラジュエロに持ち味をとうとう出させず。
41分、相手右SBエルナンデスからのスルーパスに相手FWゴンザレスが走りこむが、南がスライディングでクリアしてスペインの右CK。相手MFゾルノサが蹴り、GK山下がはじくが小さくなり、こぼれを藤野が大きくクリア。
44分、長谷川からの縦パスをセンターサークルで受けた田中が振り向きざまにスルーパス、走りこんだ猶本が相手DFエルナンデスに倒され、エルナンデスにイエローカード。ペナルティーエリア手前左で日本のFK。猶本が直接狙うがわずかに枠の上になりネットの上に着地。
追加タイム3分。48分、エルモソからのパスを右サイドを攻めあがったエルナンデスが受けてクロス、相手FWゴンザレスが走りこんでシュート、ヒットせず、GK山下が捕る。
4−0でタイムアップ。日本は勝点9でグループC1位通過。スペインは勝点6でグループ2位。8/5のラウンド16で対戦するグループA2位のノルウェーは、大会開幕戦で開催国ニュージーランドに0−1で敗戦という不覚をとり、最終戦のフィリピンを6−0で下して2位通過してきた、世界ランク12位の古豪。
サッカー短評 (2023.7/29)
川崎フロンターレvs.バイエルン・ミュンヘン 0対1 (2023.7/29 国立) 国際親善
前半たちあがりはハイプレスしてシュートまでもっていけたが、次第に押し込まれ、何とか0−0で後半へ。両チームとも大幅にメンバー交代した後半12分、横パスをカットされ、速攻で失点。後は、時折個人技の高さを見せられたが、日本の暑さもありプレシーズンでもあるため、シュートが決まらず。交代は無制限か。フロンターレも最後は高卒新人の名願や大関まで出て、顔見世した。気温30度、湿度55%。観客45289人。主審は中村太さん。VARはなし。ABEMA TVの無料配信で見た。解説はチョン・テセと槙野、実況は野村アナ。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、高井、大南、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と脇坂。左右のウイングに宮代と瀬川。ワントップにケガ明けの小林。
ブンデスリーガ11連覇のバイエルンは、4-2-3-1。ワントップにテル。トップ下はニャブリ。左右のシャドーにムシアラとザネ。ライマーとキミッヒのダブルボランチ。DFデイヴィス、190cm超の韓国代表キム・ミンジェ、パヴァール、マズラウィ。GKゾマー。監督はトーマス・トゥヘル。チームキャプテンはGKノイアーらしいが、ベンチ外。
前半2分、フロンターレのカウンター。橘田からのパスを受けた脇坂がシュート、枠の上。この後はシュートまでもっていけず。
6分、接触で頭をうったのか脇坂がいったんピッチを出る。
7分、バイエルンの左CK。キミッヒが蹴り、長身DFキムがヘディングシュート、枠の上。
9分、相手FWテルのシュートは左ポストに当たり、助かる。
11分、バイエルンの左CK。キミッヒが蹴るが、DF陣とGKソンリョンが防ぐ。
18分、やはり脇坂は頭が気になるようで、フロンターレが一人目の交代。脇坂に代えて瀬古を入れる。脇坂は脳震とうかも。心配だ。
26分、飲水タイム。
バイエルンは、ライマーとキミッヒのダブルボランチが配球しているが、なかなか前線と合わない。
フロンターレは右ウイングの瀬川が奮闘。瀬川一人に三人が寄せてきた。シミッチと瀬古もパスで勝負。こちらも前線と合わない。
39分、相手右SBマズラウィからのスルーパスを受けた相手右MFザネがペナルティーエリア右に入ってシュート、並走していた佐々木がクリア。これで与えた相手右CKをキミッヒが蹴り、相手CBパヴァールがヘディングシュート、ヒットせず枠の右。
43分、バイエルンのカウンター。相手MFキミッヒがミドルシュート、枠の右。
45分、キミッヒからの縦パスを受けた相手FWテルは後ろへ下げ、受けたザネがペナルティーエリア右へスルーパス、フリーで走りこんだ相手MFニャブリが折り返し、相手FWテルがフリーでシュート、わずかに枠の左で助かる。
追加タイム1分。0−0でハーフタイム。
後半開始からフロンターレ五人同時交代。GKソンリョンに代えて上福元、山根に代えて山村、小林に代えてケガ明けのダミアン、瀬川に代えて山田、宮代に代えて遠野を入れる。前線の三人全員入替え。山村はCBに入り、大南が山根のいた右SBに回ったようだ。
バイエルンも9人交代。DF19番デイヴィスに代えて41番クレツィヒ、キムに代えて2番ウパメカノ、5番パヴァールに代えて4番デリフト、40番マズラウィに代えてスタニシッチ。4バック全員交代。ボランチ24番ライマーに代えて38番グラフェンベルフ、6番キミッヒに代えて8番ゴレツカ。ダブルボランチも入替え。10番ザネに代えて20番サール、42番ムシアラに代えて45番パヴロビッチ。左右のシャドーも入替え。トップ下の7番ニャブリに代えて11番コマンを入れる。残ったのは、GKとワントップのテルのみ。
1分、橘田のボールカットからパスを受けた瀬古の鋭いミドルシュートは相手GKがはじく。2分、フロンターレの左ショーコーナーからのこぼれを山田がシュート、枠の外。
7分、左サイドでフロンターレのFK。これはパスをつなぐが、相手DF。8分、フロンターレの左CK。瀬古が蹴り、ゴール前で混戦になるが、オフサイド。
10分、右サイドからのクロスをダミアンがヘディングシュート、ヒットせず。
12分、失点。相手DFスタシニッチがボールカットからドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア手前でボランチのグラフェンベルフとパス交換して、フリーでシュート、0−1。
16分、バイエルンの右CK。ここでバイエルンが10人目の交代。CF39番テルに代えて46番アリヨン・イブラヒモビッチを入れる。CKはコマンが蹴るが、DF陣が対応、シュートに至らず。
17分、右サイドを大南が攻め上がってクロス、ニアでダミアンがつぶれ、橘田がシュート、ヒットせず。今日はみんなシュートを力んでいる。
18分、フロンターレが四人同時交代。佐々木に代えて登里、大南に代えてU18からの新人、松長根、高井に代えてケガ明けの田邊、シミッチに代えて高卒新人の名願を入れる。これで4バックも全員交代。名願は遠野のいた左ウイングに入り、遠野がインサイドハーフに、シミッチのいたアンカーに橘田が下がったようだ。
20分、登里がからのスルーパスに走りこんだ名願がクロス、ファーにこぼれてフリーで山田が拾う。この試合で一番の好機だったが、山田はシュートを枠の上に打ち上げる。FWなんだから、もう少し落ち着いて。
23分、相手左サイドからのクロスを相手右FWサールにシュートされるが枠の上。
28分、相手トップ下のコマンがペナルティーエリア手前左から切り込んでシュート、枠の外。
29分、飲水タイム。バイエルンの後半開始から入った選手たちは、相当つらそう。日本が夜でもこんなに熱帯で湿度も高いとは想像もしていなかったのでは。でもさすがに一流だから、文句も言わずに耐えている。
30分、フロンターレが二人同時交代。橘田に代えてU18からの大関、遠野に代えて家長を入れる。これで先発11人全員入れ替えた。大関は試合に出たのは初めてだと思う。橘田のいたアンカーには瀬古が下がったのか。それとも大関が入ったのか(どうもそうらしい)。キャプテンマークは登里が巻いたのか。
33分、バイエルンのカウンター。相手トップ下のコマンからのパスを受けた相手FWイブラヒモビッチがシュート、枠の左で助かる。
38分、こぼれを右SB松長根が拾って右サイドからクロス、こぼれをファーで拾った名願がかなりフリーでシュート、枠の左。解説のテセに「名願は棒立ちだった」と試合後に言われる。無理もないか。一方、大きく映る場面はないが、解説の槙野が「大関のボールさばきがすばらしい」と何度も絶賛。
41分、相手右サイドからの折り返しを相手FWイブラヒモビッチがシュート、左ポストに当たって助かる。こちらも力んでいるよう。
41分、フロンターレが12人目の交代。瀬古に代えて現役U18の尾川を入れる。見ている時は誰だかわからなかった。
44分、相手FWイブラヒモビッチにミスパスをカットされ、フリーでシュートされるが、これはGK上福元がぎりぎりではじく。これで与えたバイエルンの右CKもシュートに至らず。
追加タイム3分。46分、相手左サイド深い位置から左SBクレツィヒが攻めあがってクロス、ボランチのグラフェンベルフがペナルティーエリア中央へ走りこんでシュート、なぜか枠の上。47分にも、相手ボランチのゴレツカにシュートされるがこれも枠の上。
0−1でタイムアップ。バイエルンの選手たちは、飲水タイムの前後からヒザに手をついたりして相当疲労していた。
試合後のインタビューで唯一の得点者スタシニッチはフロンターレの印象を聞かれ、「ボール扱いがうまく、パスが回せるいいチーム」みたいなことを言っていたが、リップサービスだろう。
サッカー短評 (2023.7/26)
日本女子vs.コスタリカ女子 2対0 (2023.7/26 ダニーデン・ニュージーランド) 女子ワールドカップAUNZグループC第2節
前半2得点して攻め続けたが、結局追加点は取れず。後半は、ここで負けると後がないコスタリカは、攻め込んできた。さすがにシュートゼロにはできなかったが、逃げ切った。南島に移動しての試合。気温7度、湿度72%。観客6992人。カプティ主審はイタリアの人。NHK解説は川澄。
日本は3-4-2-1。先発は、GK山下。DF南、熊谷、三宅(神戸)。左右のウイングバックに杉田(ポートランド・米)と清水。林(ウエストハム・英)と長谷川のダブルボランチ。二列目は猶本と藤野、ワントップに田中美南。第1節から四人入替え。右DF三宅、左MF杉田、ボランチ林、インサイドMF猶本が今大会初先発。
コスタリカは4-2-3-1。ワントップは14番MFチンチージャ。9番FWサラスはトップ下。縦のツートップかも。左右のシャドーに2番ギレスと7番エレーラ。15番グラナドスと16番アルバラードのダブルボランチ。DF12番エリソンド、4番ベナビデス、20番F.ビジャロボス、3番コト。GK12番ソレラ。アメリア・バルベルデ監督。
男子の日本代表は、先のカタールワールドカップでコスタリカに苦杯をのまされた。コスタリカ女子も引き気味かと思われたが、そうでもない。世界ランク36位だが、さすがに77位のザンビアより組織的。相手FWが日本のDFラインにプレスに来る。ただ、前節のスペイン戦では、前半途中で守備が「崩壊」したらしい。
7分、日本の右CK。藤野が山なりのボールを蹴り、田中がヘディングシュート、枠の外。これが最初のシュートか。
12分、日本の右CK。藤野が直線的なキックを蹴り、熊谷がフリーでヘディングシュート、相手GKがはじく。NHK解説川澄が「デザインされたセットプレー」と解説した後、「熊谷選手決めてー」と言った場面。続く右CKは、相手GKに直接いってしまう。
日本は、三宅や熊谷がロングフィードを前線へ送る場面があるが、いずれも長すぎて攻撃に結びつかない。
コスタリカもロングボールを前線のチンチージャへ送るが、日本は三人くらいで囲んで相手に自由にやらせない。
16分、藤野からのパスを受けた田中が左の猶本へパス、走りこんだ猶本がペナルティーエリア左からシュート、相手GKがはじく。こぼれを攻めあがった清水がシュートしようとするが、藤野と重なって枠の右。うーん。
20分、藤野がドリブルして田中へパス、これがこぼれたところをボランチ林がミドルシュート、相手DFに当たって日本の左CK。こちら側は猶本が蹴り、中央で田中が競るが、シュートできず。
25分、先制。三宅からのロングフィードを収めた田中が左前方の猶本にパス、猶本はドリブルでペナルティーエリア左に入ってシュート、相手GKの指先をはじいてファーに決まる。1−0。試合後のインタビューで「美南やあおばにボールが入ったとき自分があくのでチャンスになると思っていた。1本外していたので、決まってよかった」と言っていた。
27分、追加点。左サイド杉田が相手DFをうまくいなしてクロス、田中のヘディングシュートは右にそれるが、これを藤野が拾ってドリブル、ペナルティーエリア右の角度のない所からニアを打ち抜く。2−0。すごいシュートだった。19歳でのワールドカップ得点は、男女通じて最年少記録とか。
30分、相手のフィードを熊谷がクリア、相手右MFエレーラに当たってしまい、エレーラにシュートされるが、GK山下が防ぐ。ベンチ総出で祝福。
31分、田中からのこぼれを清水がダイレクトでシュート、わずかに枠の左。今度はフリーでうったのに決まらず、清水は残念そう。
33分、左サイドライン際で猶本が倒されて日本のFK。ボールサイドに猶本と長谷川が立つ。長谷川が触り、猶本がパスを送る。ゴール前に上がっていたDF三宅がシュート、枠の外。
38分、左からのクロスを田中がヘディングシュート、ヒットせず、相手GKが捕る。
42分にも、パスをまわしてさいごは田中がミドルシュート、わずかに枠の上。
追加タイム5分。女子ワールドカップもカタール大会同様、追加タイムは長め。
47分、猶本がシュートするが、ボールがはずんでヒットせず、大きく枠の外。
49分、熊谷が中盤でマークしていた相手ワントップのチンチージャを倒して、コスタリカのFK。このキックは日本のDF陣が跳ね返す。2−0でハーフタイム。
後半開始からコスタリカが一人目の交代。左シャドー2番ギレンに代えて10番MFG.ビジャロボスを入れる。
1分、左サイド杉田がクロス、ゴール前の混戦から最後は林がこぼれをシュート、枠の上。
4分、猶本が相手クリアボールをカットしてペナルティーアークからシュート、相手GK。5分らも、相手ボールをカットしてさいごは長谷川がペナルティーエリア手前からシュート、これも相手GK。
コスタリカは後半から入ったG.ビジャロボスがいい動きをする。ロングボールを放り込むのではなく、パスをつないで組み立てようとしているので、日本がカットしやすい。相手の攻撃は、日本のパスミスを拾って始まる。
14分、日本が二人同時交代。藤野に代えて宮澤、田中に代えて植木を入れる。
16分、日本の左CK。猶本が蹴るが、相手DF。
植木は今季のWEリーグ得点王だが、ポストプレーヤーではないので、ロングフィードが収まらない。田中美南のように相手DFを背負ったときの安定感も足りない。
19分、コスタリカが二人目の交代。ボランチ15番グラナドスに代えて11番MFロドリゲスを入れる。
20分、植木と競り合った相手GKソレラが倒れる。頭に当たったらしく、メディカルが入って確認。3分後、プレー続行可能に。日本の左CK。猶本が蹴るが、相手DFが小さくクリア、これを宮澤がダイレクトでシュート、わずかに枠の左。
26分、中央で日本のFK。猶本が横の林へ出し、林がペナルティーエリア左へパス、相手DFがクリアして日本の左CK。このCKのこぼれを拾った宮沢が右サイドからクロス、植木がヘディングシュートするが、相手GK。
29分、日本が二人同時交代。ボランチ林に代えて長野、猶本に代えて清家を入れる。
31分、コスタリカが三人目の交代。トップ下9番サラスに代えて21番MFスコットを入れる。
32分、日本のカウンター。相手ボールをカットした清家から植木、宮沢とつないで最後は宮澤がペナルティーアークからシュート、相手GK。
35分、植木からのパスを清家がダイレクトシュート、相手DFに背中を押されてヒットせず。
35分、長谷川がボールを奪われ、最後は相手左シャドーのG.ビジャロボスがミドルシュート、GK山下が捕る。
40分、中盤右寄りでコスタリカのFK。ペナルティーエリアにロングボールを放り込まれ、相手選手がヘディングシュート、ヒットせずGK山下が捕る。
杉田が左サイドでテクニックを見せる。対面する相手にボールを触らせない。
追加タイム6分?。46分、杉田のドリブルを相手DFがクリアして日本の左CK。ここで日本が五人目の交代。清水に代えて守屋を入れる。左CKを長谷川が蹴り、ゴール前で混戦に。最後は相手GK。
49分、時間を使いながらキープしていたが、宮沢が左サイドで相手DFをかわしてクロス、植木が頭で触るが、ヒットせず枠の右。
50分、相手MFスコットがミドルシュート、枠の外。
2−0でタイムアップ。
この後の試合で、スペインがザンビアに5−0で勝ったので、グループCは日本とスペインが決勝トーナメント進出決定。当面スペインが1位、日本が2位。コスタリカとザンビアはグループステージでの敗退が決定。8/31の日本対スペインの結果で、グループA1位スイスまたは2位ノルウェーとの対戦が決まる。
サッカー短評 (2023.7/23)
ヴィッセル神戸vs.川崎フロンターレ 2対2 (2023.7/22 ノエスタ) 第16節
せっかく2点先制したのに、後半立ち直った神戸に攻め続けられ、とうとう家長がPK献上。大迫に決められた3分後に今度はCKからまたも大迫に得点された。押していた前半のうちに3点目を決められなかったのが残念。台風2号の影響で新幹線などが試合予定の前日6/2午後から運休、フロンターレの選手たちが移動できずに6/3朝中止が決定。代替開催日は7/22。気温26.4度、湿度78%。観客15986人。主審は木村さん。DAZN解説は片野坂さん、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、車屋、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに宮代と家長。ワントップ山田。ゲームキャプテンは登里。ベンチにダミアンが戻ってきた。
神戸は4-1-2-3。大迫を真ん中に、左パトリッキ、右に武藤。インサイドハーフに佐々木大樹と山口蛍。アンカーに齊藤未月。DF初瀬、本多、トゥーレル、酒井高徳。GK前川。キャプテンは山口蛍。チームキャプテンだったイニエスタは退団したので、後任なのか。
前半は次第にフロンターレペースになり、神戸に2本しかシュートをうたせなかった。
5分、相手ボールカットから左サイドを崩して、瀬古からのスルーパスに走りこんだ山田がペナルティーエリア左深い位置でシュート、枠の外。
9分、シミッチからのスルーパスを受けた宮代がシュート、枠の左。
14分、相手左FWパトリッキにクロスを上げられ、ファーから大迫と武藤が入ってくるが、登里がクリア。これで与えた神戸の右CKを初瀬が蹴るが、家長がクリア。
お互いに攻めあうが、なかなかシュートまでいけない。21分、相手FW武藤にシュートされるが、DF陣が防ぐ。
23分、家長からのパスを受けた瀬古がミドルシュート、相手GK正面。
24分、先制。相手ボールをカットして家長がペナルティーエリア左の山田へパス、山田はゴールライン近くから中央へ折り返す。宮代は納められなかったが、相手DF本多が戻ってクリアしたが小さく、右につめた脇坂の足元にパスのようにころがる。脇坂は落ち着いてまっすぐニアに蹴りこみ、1−0。
25分、飲水タイム。
30分、追加点。フロンターレの左CK。ファーでシミッチが頭で折り返し、宮代が飛び込んでヘディングシュートを押し込んだ。2−0。アウェイらしく歓声が全然聞こえない。
33分、登里がジャンプしてボールをクリアしようとしたところへ後ろから武藤が競りに来て、頭同士がぶつかり、二人とも倒れる。両チームのメディカルが入り、脳震とうの確認。しばらくして二人ともプレーに復帰。
38分、フロンターレの左CK。脇坂はショートコーナーを蹴り、瀬古がゴール前にクロス、相手DF。続くフロンターレの右CK。脇坂が蹴り、高井がヘディングシュートするが、枠の外。
41分、家長がパトリッキを倒したとして、相手左サイドで神戸のFK。初瀬が蹴るが、DF陣がクリア。続く神戸の右CK。これも初瀬が蹴り、武藤がフリーでヘディングシュート、枠の右で助かる。
追加タイム3分。2−0でハーフタイム。
後半開始から登里が脳震とうによる交代で佐々木旭が入る。ゲームキャプテンは脇坂に引き継がれる。フロンターレはまだあと五人三回の交代ができる。
神戸は後半初めからプレスを強めてくる。
5分、佐々木が左サイドをドリブル、ペナルティーエリア右に入ってシュート、相手DF。
6分、神戸が一人目の交代。武藤に代えて汰木を入れる。実況席では「後半開始6分で交代というのはケガ以外考えにくい」というがどこか痛そうでもない。試合後、このことをインタビューで聞かれた吉田監督は「背中の痛み」と答えていた。脳震とうではないのか。
6分、相手左サイドで神戸のFK。初瀬が蹴り、DF陣がはじいたこぼれを相手MF山口にシュートされるが、枠の左。
8分、神戸の右CK。汰木が蹴るが、DF陣が防ぐ。こほれをまた山口にシュートされるが、これも跳ね返す。
10分、相手左サイドから攻め込まれ、ペナルティーエリア左すぐ外で相手MF汰木がクロス、これを防ぎに行った家長の手に当たり、ハンドの判定。木村主審はペナルティーエリア外のFKとして、スプレーでラインをひくが、VARのオンリーレビューでPKに変更。PKは大迫がゴール左に決め、2−1。
フロンターレは、後半立ち上がりから神戸の勢いを受けてしまい、止められない。とうとう失点したが、鬼木監督は動かない。
17分、また相手左SB初瀬からのクロスを相手左FWパトリッキにペナルティーエリア中央でヘディングシュートされるが枠の外。
17分、また失点。神戸の右CKを汰木が蹴り、中央で相手FW大迫がシミッチに競り勝ってヘディングシュートを決める。2−2。あっという間に追いつかれた。
神戸は連続得点でますます勢いに乗り、交代選手もよく働いている。フロンターレは前半の動きのよさが影をひそめ、交代で入ったのも佐々木だけで一回攻めあがったのみ。
23分、相手左サイドから相手MF佐坂がクロスを入れるが、シミッチがクリアして神戸の左CK。初瀬が蹴るが、ゴール前を誰にも合わずに通過。
24分、飲水タイム。
25分、フロンターレが二人同時交代。山田に代えて橘田、瀬古に代えて大南を入れる。3バックに変更。高井を真ん中に左車屋、右に大南。佐々木旭と山根はウイングバック。橘田はシミッチとダブルボランチ。脇坂がトップ下、宮代と家長のツートップ。キャプテンマークは橘田に。
システムを替えてフロンターレのパスが回り出す。同点にされる前に、できればよかったのだが。
28分、宮代のポストプレーから橘田がつなぎ、最後は脇坂がシュート、相手DF。30分には、こぼれを橘田がミドルシュート、相手GK。
31分、フロンターレが三人目の交代。車屋に代えて瀬川を入れる。瀬川は左ウイングバックに入り、佐々木が左DFに下がる。車屋はケガでないといいのだが。神戸が二人目の交代。佐々木大樹に代えて飯野を入れる。
36分、相手右SB酒井が攻めあがってペナルティーエリア手前右からスルーパス、これが入ったばかりの相手MF飯野に通り、クロスを上げられ、ファーで相手MF汰木がヘディングシュート、枠の上。
39分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えて遠野、宮代に代えてダミアンを入れる。ダミアンのワントップ、トップ下に遠野、左ウイングに瀬川、右ウイングに家長か。また4バックで4-4-2か? 実況席でもよくわからないようだ。
40分、相手MF汰木が倒れている。リプレーを見ると山根と競っていた時、接触していないのに着地で倒れたとき、ついた左腕を傷めたらしい。担架で退場。神戸は二人同時交代。汰木に代えて川崎、パトリッキに代えて大崎を入れる。
45分、こぼれをつないで最後は遠野がペナルティーエリア中央でシュート、相手GKが捕る。
追加タイム6分。神戸はクロスを入れてきたり、大迫めがけてパスしてきたりしたが、全員で跳ね返す。50分、相手左DF初瀬がが左からクロスを入れてきたが、GKソンリョンが捕る。2−2でタイムアップ。
痛み分けの勝点1を得て32、7位のまま。神戸は21節の試合で勝ち、マリノスと勝点43で並び、得失点差で首位に返り咲いていた。これで勝点44として2位マリノスと勝点1差をつけた。
サッカー短評 (2023.7/22)
日本女子vs.ザンビア女子 5対0 (2023.7/22 ハミルトン・ニュージーランド) 女子ワールドカップAUNZグループC第1節
前半はチャンスを多く作りながら1点のみ。後半はPKを含む4得点、ザンビアには最後までシュートを打たせずに勝ち切った。気温は8度、湿度85%。観客16111人。オロフソン主審はスウェーデンの人。NHK解説は安藤梢、実況は小宮山アナ。今回の女子ワールドカップは、初のオセアニア開催で、オーストラリア6会場、ニュージーランド4会場で開催。テレビ放送が放映権料の高騰で直前まで決まらず、何とかNHKが日本戦と開幕戦、決勝戦を放送することになり、見ることができてよかった。
先発は3-4-2-1。GK山下(神戸)。DF南(ローマ・伊)、熊谷(ローマ・伊)、石川璃音(浦和)。左右のウイングバックに遠藤純(エンジェルシティ・米)と清水(ウエストハム・英)。長谷川唯(マンチェスター・英)と新10番長野風花(リバプール・英)のダブルボランチ。左右のシャドーに宮澤ひなた(仙台)と藤野あおば(日テレ)。ワントップ田中美南(神戸)。キャプテンは熊谷。4度目のW杯。前回優勝時の唯一の選手。ベンチにDF三宅(神戸)、高橋はな(浦和)、MF杉田妃和(ポートランド・米)、猶本(浦和)、林穂之香(ウエストハム・英)、清家(浦和)、FW植木理子(日テレ)、浜野まいか(ハンマルビー・スウェーデン)など。池田監督は2017年からU19女子監督として植木、宮澤、長野、遠藤、宝田などを率いて、2018年U19女子ワールドカップ(フランス大会)で優勝した。
ザンビアは、男子並みのパワーとスピードを備えたFWバンダが注目。7月の親善試合で欧州強豪のドイツ相手に3−2で勝利した原動力。システムは4-1-2-3というが実際は5-4-1。ワントップに11番バーバラ・バンダ。左右のシャドーに19番マペパと17番クンダナンジ。インサイドハーフに12番カトンゴと14番ルング。アンカーに4番スーザン・バンダ。DF13番テンポ、3番ムウェンバ、15番ムサセ、8番ベレム。GK1番ムソンダ。キャプテンはB.バンダ。中国のリーグに所属とのこと。
日本は、相手FWバンダを押さえるため、俊足の石川を先発起用。必ず二人ではさむことを徹底。バンダは、前線から日本のボールにプレスをかけてくるが、二列目の押上がないので、無駄走りになっている。
6分、藤野からのパスを受けた田中がシュート、大きく枠の上。これが日本の最初のシュートか。
7分、左サイド遠藤からのクロスは逆サイドの清水へ。清水からの折り返しを藤野がシュート、相手GKが指先で触ってバーに当たる。
8分、日本の右CK。藤野が蹴るが、相手DF。
10分、藤野がミドルシュート、枠に飛んで行ったが、惜しくも右ポストに当たる。
15分、田中が相手ボールをカットしてペナルティーエリア手前左からミドルシュート、相手GK。
19分、遠藤のクロスが相手DFに当たって日本の左CK。こちら側は遠藤が左足で蹴るが、味方に合わず。
21分、右サイドのコーナー近くで日本のFK。長谷川と遠藤が立つが、遠藤が蹴り、ゴール前でボールがこぼれ、田中がすかさず蹴りこむ。主審はゴールを宣告したが、VARのチェックの結果オンフィールドレビューで、FKの瞬間に田中がオフサイドの判定。主審がマイクでアナウンスする。3Dの映像も出た。
28分、ザンビアのFK。3番ムウェンバがロングボールを蹴りこむが、競り合いの結果、ゴールラインを割る。
33分、相手右FWクンダナンジがドリブルで右サイド突破をねらう。遠藤が後ろから倒してしまい、ザンビアのFK。しかし、相手のキックはまっすぐGK山下の所へ。
39分、右からの藤野のクロスのこぼれを長谷川が拾って後ろへつなぐ。受けた長野がシュート、相手GK。
43分、やっと先制。長谷川からのパスを受けた藤野が縦に運んでからゴール前のDFとGKの間へ低めのクロス、ニアで田中がいたが、中央に来ていた宮澤が走りこんでシュートを決める。1−0。
45分、ペナルティーエリア中央で左からのパスを受けた田中が右へはたく。攻めあがっていた清水がとっさにシュートするが、枠の外。
追加タイム6分。51分、藤野が倒されて右サイド日本のFK。また長谷川と遠藤が立ち、遠藤が蹴るが、壁に当たる。1−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
4分、遠藤の左サイドからのパスを受けた田中が相手DFをかわしてシュート、追加点かと思われたが、またもVARチェックでオフサイドの判定。今度はオンリーレビューだった。そもそもオフサイドはファクトなのだがら、前半だってオンリーレビューでよかったはず。主審が映像を確認したいと言ったのかな。
6分、スルーパスに走りこんだ藤野がペナルティーエリア右で相手GKに倒され、主審は相手GKムソンダにイエローカード、日本にPKの判定。ここもVARのチェックの結果、藤野がオフサイドだったので、その後のPKも取り消し。ただし、イエローカードは残る。解説の安藤は「これだけオフサイドを取られるとFWは抜け出すタイミングを遅らせないといけない」。
10分、追加点。長谷川からのスルーパスに左サイドから走りこんだ遠藤がゴール前に低いクロス、中央で田中が滑り込みながら流し込んだ。2−0。三度目の正直でワールドカップ初得点。この国際映像は、ゴールが認められた後のキックオフを映さないので、本当にゴールが決まったのかどうかわかりにくい。リプレーが終わると試合は再開している。
13分、南がDFラインから前線へロングフィード、藤野が受けてペナルティーエリア中央からフリーでシュート、力んだのか枠の上。
17分、追加点。田中がゴールラインを割りそうなボールを粘って倒れながら中へ折り返すと、飛び出した相手GKは触れず、走りこんだ宮澤がゴール左に蹴りこむ。3−0。やれやれこれでひと安心。実況席では小宮山アナと解説の安藤が「三笘の1ミリ」みたいだと言っていたが、これはリプレー映像だけでボールがラインにかかっているのがはっきりわかったから、1センチ以上はあったと思う。
21分、日本が一人目の交代。田中に代えて植木を入れる。
23分、右サイド藤野からのクロスを宮澤がシュート、枠の左。
26分、追加点。植木がポストプレーで長谷川に落とし、長谷川は左の遠藤へパス。遠藤はペナルティーエリア左へ入って、利き足の左でシュート、ゴール右に決める。4−0。
27分、ザンビアが二人同時交代。19番左FWマペパに代えて21番チトゥンドゥ、14番インサイドMFルングに代えて7番ルバンジを入れる。ちょっと交代が遅いのでは。
28分、長谷川が右サイドを上がった清水へパス、清水がワンタッチでクロス、中央で藤野がヘディングシュート、相手GK正面。ヘディングシュートは得意らしいが、決まらない。
30分、藤野からのパスを受けた植木がうまくフリーになってゴール正面からシュート、簡単そうだったのに枠の上。
32分、日本が二人同時交代。藤野に代えて猶本、遠藤に代えて清家を入れる。猶本はワールドカップ初出場。
33分、ペナルティーエリア内のこぼれを植木がシュート、しかし、相手DFがゴールライン上でクリア。これで得た日本の左CK。猶本が蹴り、ニアで植木がシュートするが枠の左。
37分、ザンビアが三人目の交代。CBのムウェンバが前半から足を傷めていたが、後半は治療で出た後戻れず。23番ピリが入る。
39分、ザンビアの右CK。S.バンダがショートコーナーを蹴り、ペナルティーエリア右からクロス、ゴールラインを割る。
39分、右サイド猶本からのクロスを植木がヘディングシュート、枠の右。
40分、相手右サイドを交代で入ったチトゥンドゥが攻めあがってクロス、相手FWバンダが受ける。日本のDFがバンダを囲んで振り返らせない。バンダがワンタッチで反転シュートするつもりだったら、打たれたかもしれないが。
追加タイム7分。48分、日本が四人目の交代。宮澤に代えて千葉を入れる。これで三回の交代機会を使い切った。前線の三人も全員入れ替わった。
49分、ロングフィードを受けた清家がペナルティーエリア左に入ってシュート、相手GK。50分、千葉が対面する相手DFをかわしてペナルティーエリアに入ってシュート、相手DF。
52分、植木がペナルティーエリア内で相手GKに倒されてPKの判定。ムソンダにイエローカード。二枚目で退場。小宮山アナが「実はザンビアは正GKが直前にケガして16番ルングが追加招集されています」と言う。ザンビアが四人目の交代。交代で入れたチトゥンドゥに代えて18番GKサカラを入れる。
PKは植木が自らまっすぐ正面に蹴るが、相手GKがかすかに触り、バーに当たる。しかし、VARのチェックで蹴る前に相手GKがゴールラインを離れていたため、蹴り直しとなる。改めて植木は冷静にゴール右に蹴りこみ、5−0。
ザンビアのキックオフの前にタイムアップの笛。5−0の大勝。グループCのもう1試合は昨日あり、スペインが3−0でコスタリカに勝利。得失点差で日本が1位。スペインが2位。次戦は7/26、ニュージーランドの南島に移動してコスタリカと対戦。ここでグループ突破を決めておきたい。
サッカー短評 (2023.7/15)
横浜F.マリノスvs.川崎フロンターレ 1対0 (2023.7/15 日産ス) 第21節
首位のマリノスに勝った。もう暑さでヨレヨレだったので引分かと思っていたが、なんと後半追加タイムに、セットプレーの流れからあきらめずに攻め続けて、大南のゴールラインぎりぎりからの折り返しを車屋が体ごと押し込んで1点もぎ取った。マリノスのシュートがはずれただけ、という場面も何回もあった。フロンターレもすばらしいシュートが相手GKの正面に飛んだり、せっかく得たPKを止められたりしたが、ここで勝点3を加え、なんとか上位に食い込む希望を持ち続けることができた。気温28.6度、湿度59%。観客42772人。主審は審判交流プログラムで来日中のカタールのアルマッリさん。DAZN解説は福田さん、実況は西岡アナ。
先発は、GK上福元が復帰。DF登里、車屋、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに宮代と家長。ワントップ山田。ゲームキャプテンは登里。水曜日の天皇杯の試合に先発したのは、GK上福元と瀬古と宮代。ベンチにGK安藤、佐々木、橘田、山村など。ソンリョンに何かあったらしい。
マリノスは4-2-1-3。FWはアンデルソン・ロペスを中央に、左エウベル、右にヤン・マテウス。トップ下にマルコス・ジュニオール。藤田譲瑠チマと渡辺皓太のダブルボランチ。DF永戸、元フロンターレのエドゥアルド、上島、松原。GK一森。ゲームキャプテンはエドゥアルド。ベンチにチームキャプテンの喜田、水沼、宮市など。
今回から、最近6シーズンの優勝2チームの対戦を「BIG神奈川ダービー」と呼ぶことになったらしい。解説の福田さんは「どちらもボールを持つチームで、サイドからの攻撃が得意」。「両チームとも相手の良さを消すのではなく、自分たちのやり方をしていく」と西岡アナ。
前半から両チームとも殴り合いのような切り替えの早い攻め合いになった。3分、相手左FWエウベルのミドルシュートをGK上福元がはじいてマリノスの左CK。永戸が蹴るが、シミッチがクリア。
10分には、相手DF永戸からのループパスを受けた左FWエウベルが折り返し、相手右FWマテウスがシュート、右サイドネットで助かる。利き足ではなかったらしい。12分には、相手FWロペスもシュート、DF陣が防ぐ。
13分、惜しい場面。左サイドからパスをつないで、宮代が走りこんで深い位置から折り返し、相手右CB上島にクリアされるも、こぼれを家長が拾ってゴール前にシュート性のクロス、山田がダイレクトで押し込んで先制かと思ったが、副審の旗が上がっていて、残念ながら宮代がオフサイド。
14分、相手FWエウベルのシュートはGK上福元が捕る。
15分、家長からの低いクロスを山田がシュート、枠の左。しかし、その前の家長がオフサイド。18分にも山根からの縦パスを受けた山田が反転して強引にシュート、枠の右。
19分、マリノスのカウンター。相手右サイドをマテウスが攻めあがって折り返し、エウベルが走りこんでシュート、GK上福元が捕る。
ここまで宮代は対面の相手右SB松原に苦戦。脇坂も藤田か誰かに押さえられているのか名前が出ない。
20分、シミッチが右サイドへ開き、受けた家長が左サイドへサイドチェンジ、宮代が受けて相手DF松原を抜けずに斜め後ろパス、瀬古がミドルシュートを打つが枠の外。
24分、相手右サイドから切り込まれて相手右FWマテウスがシュート、DFの登里か誰かに当たってマリノスの左CK。しかし、その前にここで飲水タイム。もうそんな季節になった。みんなすごく暑そう。解説の福田さんが「中断後のセットプレーには、守るフロンターレは注意しないといけない」と言う。
27分、相手CKを永戸が蹴るが、GK上福元が飛び出してはじく。
29分、シミッチが相手選手を倒してイエローカード。シミッチはちょっと熱くなっていたが、山田が来てなだめていた。
34分、相手DFエドゥアルドからのロングフィードを受けたエウベルがペナルティーエリアに入ってシュート、高井が防ぐ。こぼれも拾われて攻められるがDF陣が防ぐ。
35分、相手陣内からフロンターレゴール前のスペースに蹴りこまれるが、GK上福元が飛び出してきてダイビングヘッドで大きくクリア。36分には、攻めあがった相手右SB松原が登里を振り切ってクロスを入れるが、誰にも合わずにゴール前を通過。
38分、家長のクロスがクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれをシミッチが拾って山根がシュート、ヒットせず、枠の右。
40分、相手DF永戸が攻めあがってミドルシュート、GK上福元が捕る。
追加タイム2分。47分、相手右SB松原が、攻めあがっていた登里とのヘディングの競り合いで倒れる。登里はすぐに立ち上がるが、当たりに行った方の松原が倒れたままでメディカルが入る。松原はいったんピッチを歩いて出て、戻ったが、少しフラフラするようだ。実況席では「脳震盪の可能性がある」という。
49分、相手右サイドでマリノスのFK。マテウスが蹴り、ロペスがヘディングシュートするが、GK上福元が正面で捕る。しかも、ロペスはオフサイドだった。
0−0でハーフタイム。最後15分くらいは押し込まれっぱなしだった。
後半開始からマリノスが一人目の交代。しかし、これは、脳震盪による交代なので、5人の交代枠とは別のカウントになる。松原に代えて畠中を入れる。畠中は右CBに入り、上島が右SBに回る。マリノスはSBが不足しているらしい。
4分、相手右FWマテウスが登里を突破してペナルティーエリア右から折り返し、受けたマルコスがさらに後ろへパス、相手ボランチ渡辺がペナルティーアークからシュート、枠の外。渡辺は、小柄な選手だがボランチの位置から左右に展開したりフロンターレのインサイドハーフをマークしたり、いい働き。
5分、左サイドでパスをつないで登里がペナルティーエリア左に入って低いクロス、山田がシュートするがヒットせず枠の外。
9分、家長がペナルティーエリア右から縦パス、オーバーラップした山根が深い位置からシュート、相手GK。後半は、前半より、シュートの意識が高いようだ。
12分、家長が対面する相手右SB永戸をタイミングをずらして入れ替わり、ペナルティーエリア右に入って、やさしい折り返しのパス。受けた瀬古はフリーでシュートしたのに枠の大きく上。残念。家長もがっかりしたのでは。ただ、瀬古も連戦の疲れがあるのかも。
13分、マリノスが二人同時交代。藤田に代えて喜田、マテウスに代えて宮市を入れる。エドゥアルドはキャプテンマークを喜田に渡す。宮市は左FWに入り、エウベルが右へ回る。
15分、フロンターレも二人同時交代。瀬古に代えて橘田、山田に代えて遠野を入れる。登里も橘田にキャプテンマークを渡す。遠野は左ウイングに入り、宮代がワントップに回る。「瀬古は水曜日の試合も先発でした」と西岡アナ。
相手左サイドで宮市対山根の構図。この消耗する試合で後半から足の速い選手に出てこられるのは嫌なもの。スピードを出させないようにシミッチと囲んだりして対応。
19分、攻めあがってきた相手DF畠中がシュート、枠の上。20分にはボールカットされ、相手MFマルコスのスルーパスに走りこんだ相手FWロペスがループシュート、オフサイドで助かる。
22分、フロンターレが三人目の交代。宮代に代えて瀬川を入れる。ここで後半も飲水タイム。後半は、暑さからか、マリノスの攻撃が鈍ってきた。お互い、足が止まってきた面もある。
26分、瀬川からのスルーパスに走りこんだ遠野がペナルティーエリアに入ったところで飛び出した相手GKに倒され、GK一森にイエローカード。フロンターレにPKが与えられる。VARチェックが入るが、判定はそのまま。家長が真ん中やや右寄りに蹴るが、なんと相手GKが触ってバーに当たる。落ちたところはゴールの外。解説の福田さんはかつてPKを得意としていたが、「家長にしては少し中途半端なところに蹴った」と言う。さすがの家長も疲れたか。先制のチャンスを逃す。
29分、マリノスが三人目の交代。マルコスに代えて植中を入れる。
32分、山根からのサイドチェンジのパスを受けた遠野が中へきりこんで鋭いシュート、相手GKがはじき出し、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GKがクリア。こぼれを拾ってシュートするが、相手DF。
34分、相手左SB永戸の足がつって立ち上がれず。担架で退場。
36分、10人のマリノスの攻撃。フロンターレDFラインの裏にパスを通され、エウベルが受けてペナルティーエリア右から折り返し、走りこんだ相手FWロペスがシュート、枠の外で助かる。
38分、フロンターレが二人同時交代。登里に代えて佐々木、脇坂に代えて大南を入れる。3バックに変更。高井を中央に、左に車屋、右に大南。佐々木と山根はウイングバック。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに橘田と遠野。瀬川と家長のツートップか。マリノスも二人同時交代。永戸に代えて水沼、エウベルに代えて杉本を入れる。水沼はボランチに入り、喜田が左SBに回る。マリノスはこれで両サイドのDFが本職ではない選手になった。
41分、橘田が右前方へパス、受けた山根がペナルティーエリア中央まで入ってシュート、相手GK。こぼれを拾った佐々木も鋭いシュート、これも相手GK。
43分、フロンターレの右CK。遠野が蹴るが、相手DF。44分にもフロンターレの左CK。こちらも遠野が蹴るが、相手FW杉本がクリア。こぼれを拾った橘田がミドルシュート、これも相手GK。
追加タイム5分。48分、フロンターレの右CK。遠野が蹴り、高井が頭で折り返すが、相手DF。
49分、こぼれを拾って遠野がドリブル、ペナルティーエリア手前の瀬川へパス。瀬川は少し下がりながら、複数の相手DFの間をうまく浮かせて右サイド前方へスルーパス、大南が走りこんでペナルティーエリア右で受け、ゴールライン際からGKと相手DFの間へ折り返すと、相手DF二人をひきつれた車屋が飛び込み、体ごとボールをゴールに押し込んだ。1−0。
マリノスがセンターサークルにボールをセットしたが、蹴る前にタイムアップの笛。1−0でフロンターレの勝利。試合後のインタビューで車屋は「本当はCKの後リスク回避で後ろへ戻らないといけなかったが、監督からこの試合を勝たないと優勝は厳しいと言われていたので、前に留まった」「こういう劇的なゴールを決めたことがないので、どう反応していいかわからなかった」と言っていた。
勝ち点31として暫定で6位に浮上。鬼木監督がいう天皇杯を含む「3連戦」を3連勝でのりきった。マリノスはホーム初黒星で、天皇杯敗退と連敗。この日は10位札幌と14位新潟の一戦もあり、アウェイの新潟が1−0で勝ち13位に浮上、札幌は11位に後退。
翌日、7位鹿島が3−1で11位FC東京に勝ったので、入れ替わって鹿島が6位、フロンターレは7位に。FC東京は12位に。2位神戸も2−1で9位鳥栖に勝ち、首位に返り咲き、マリノスは2位に後退。3位名古屋はなんとアウェイで15位京都に1−2で負けたが3位キープ。8位広島は17位横浜FCと引分。横浜FCは16位に浮上。14位ガンバと16位柏レイソルの対戦は3−1でガンバが勝って13位に復帰、柏は17位に下降。最下位湘南はホームで12位福岡に0−1で敗戦、福岡は10位に上昇。
サッカー短評 (2023.7/12)
水戸ホーリーホックvs.川崎フロンターレ 1対2 (2023.7/12 Ksスタ) 天皇杯三回戦
NHKでは放送がなかったが、スカパーで観戦した。後半、危ない場面もあったが、追加点が取れていたので、逃げ切れた。前半は、完全にペースを握っていたので、前半の内にもっと追加点がとれるとよかったが。気温27.7度、湿度83%。観客2498人。主審は御厨さん。スカパー解説は柱谷幸一さん、実況はいつも高円宮杯プレミアリーグの実況をしている原大悟アナ。
先発は、GK上福元。DF佐々木、山村、大南、今季新加入の松長根。アンカーに橘田、インサイドハーフに遠野と瀬古。左右のウイングに今季新加入の名願と瀬川。ワントップは宮代。名願は初出場、松長根は初先発ではないか。ベンチに新人の大関など。家長は完全休養。後半17分に、山田新とシミッチ、24分に高井と車屋、28分に脇坂が出た。
水戸は、4-4-2。安藤瑞季と唐山のツートップ。左右のアウトサイドに井上怜と杉浦文哉。新里と安永玲央のダブルボランチ。DF成瀬、田辺陽太、山田奈央、長井。GK春名。ベンチには元フロンターレのタビナス・ジェファーソンなど。濱崎監督は、鬼木監督とS級ライセンス講習の同期だとか。
前半たちあがりから、GK上福元のロングフィードや、DF山村のロングサイドチェンジ、佐々木や名願のドリブルなどサイナ攻撃を見せるが、シュートまで行けず。
13分、佐々木からの縦パスを遠野がワンタッチでクロス、瀬川がヘディングシュートするが相手GK。
17分にも瀬古からのパスをシュート、相手DF。続く18分、フロンターレの連続右CK。1本目は瀬古が蹴るが、相手DF。2本目は瀬古が蹴り、大南が頭に当てるが枠の上。
20分、佐々木からのパスを受けた瀬川が胸トラップからミドルシュート、枠の外。
25分、先制。瀬古が相手ボールをカットして、フロンターレのカウンター。右サイドに流れた宮代からの折り返しに瀬古が走りこんでシュートを決める。1−0。
29分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。こぼれを遠野がシュートするがヒットせず。31分にも遠野はミドルシュートをうつが相手GK。
31分、遠野のミドルシュートを相手GKがはじいてフロンターレの右CK。瀬古がマイナスに蹴り、遠野がゴール前に入れるが、相手DF。
37分、宮代のミドルシュートは枠の右。38分、名願のシュートは相手DF。39分、遠野のシュートは相手GK。これで得た右CKを瀬古が蹴り、大南がヘディングシュート、さらにこぼれを瀬川がシュート、相手DF。ここで追加点がほしかった。
42分、GK上福元のロングフィードに遠野が走り、こぼれを瀬川がループシュート、枠の上。
44分、水戸のカウンター。左サイド、右サイドと連続してクロスを入れられるが、山村などDF陣がクリア。
1−0でハーフタイム。
後半2分、水戸のカウンター。相手FW唐山がシュート、DFが触り、水戸の左CK。安永が蹴るが、DFがクリアして連続左CK。安永が蹴り、今度は大南がクリアして右CK。こちらも安永が蹴り、山村がクリア。
11分、ルーズボールを拾われ、相手MF井上、新里にシュートされるが、DF陣が防ぐ。これで与えた相手左CKを安永が蹴るが、ボールが誰にも合わずに通過。
13分、右サイド瀬古からのパスを受けた宮代がシュート、相手DF。これで得た右CKを瀬古が蹴るが、相手DF。
16分、水戸が二人同時交代。ボランチ安永に代えてMF高岸、FW安藤に代えてFW内田優晟を入れる。
17分、フロンターレも二人同時交代。遠野に代えて山田、名願に代えてシミッチを入れる。
21分、フロンターレのカウンター。宮代と山田が連続でシュートするが相手DF。
23分、フロンターレが二人同時交代。松長根に代えて高井、佐々木に代えて車屋を入れる。左右のSBを変更。
25分、高井の縦パスをボールカットされ、相手FW内田にミドルシュートを打たれるが、枠の上。
27分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、大南が頭で触り、こぼれを橘田がミドルシュート、相手DF。これで得たCKのこぼれをつないで、ゴール前に残っていた高井にフィードが入り、高井の落としをシミッチが左サイドからシュート、相手GK。
28分、フロンターレが五人目の交代。瀬古に代えて脇坂を入れる。
30分、水戸が二人同時交代。右ワイド杉浦に代えて柳町、左SB長井に代えてタビナスを入れる。
31分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
34分、水戸が五人目の交代。CB田辺に代えてFW寺沼を入れる。
35分、やっと追加点。橘田からの縦パスを受けた宮代がミドルシュート、相手DFタビナスのスライディングに当たってゴールイン。2−0。
しかし直後の36分、失点。水戸にルーズボールを拾われ、高井がかわされ、入ったばかりの相手FW寺沼にシュートを決められる。2−1。解説の柱谷さんに「ちょっとスキがあった」と言われる。
41分、瀬川が左サイドを突破、折り返しを宮代がシュート、相手DF。
43分、相手左サイドから崩され、クロスを入れられるが、DF陣が防ぐ。
追加タイム4分。46分、水戸の左サイドのスローインから相手MF高岸につながれ、相手FW寺沼が落とし、最後は相手FW唐山に右サイドから走りこまれてシュートされるが、ゴールラインすぐ手前に戻った高井が足に当ててクリア。
なんとか2−1で逃げ切って四回戦へ。次はラウンド16で、JFLの高知ユナイテッドと対戦。
※※7/6、小塚が韓国・水原三星へ完全移籍とお知らせされていた。
サッカー短評 (2023.7/8)
川崎フロンターレvs.横浜FC 3対0 (2023.7/8 等々力) 第20節
久々の勝利。鬼木監督は先発を入れ替えた。立ち上がりは横浜FCに押し込まれたが、相手CKをしのぎ、13分に左CKからボールをつないでノボリのクロスを山田が押し込み、先発起用に応えた。36分には、宮代がPKを決め、追加点。後半、横浜FCは選手交代してプレス強度を上げてきたが、相手のシュートミスにも助けられ、最後は44分に途中から出た瀬川がダメ押し点。無失点で勝点3を得た。気温28.1度、湿度71%。観客21856人。主審は松尾さん。DAZN解説は福田さん、実況は下田アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、車屋、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに宮代と家長。ワントップ山田。ゲームキャプテンは登里。ベンチに大南、橘田、大島、山村など。下田アナは「2試合続けて失点にからんだ上福元をはずした」と言う。ソンリョンは11試合ぶりの先発。
横浜FCは、エースFW小川航基がオランダのNECに移籍。システムは3-4-2-1。マルセロ・ヒアンのワントップ。二列目に俊足の山下と小川慶次郎。左右のウイングバックに林幸多郎と山根永遠。井上潮音とユーリ・ララのダブルボランチ。DFモラエス、岩武、吉野。GKブローダーセン。キャプテンは岩武。
開始1分で横浜FCに左CKを与える。井上が蹴り、相手DF岩武がヘディングシュート、枠の上で助かる。
両チームの布陣が違うので、マッチアップでズレが生じてフロンターレのプレスがはまらない。一方相手のプレスにパスが通らない。
7分にもピンチ。相手FWヒアンが下がった位置からスルーパス、走りこんだ小川が車屋をかわしてGKと1対1の状態でシュート、ソンリョンの足で防ぐ。車屋も前回対戦で相手MF山下とのスピード勝負に負けていたが、今回も小川のスピードに追いつけず。小川が名古屋時代はこんなに速いという記憶はなかった。
8分、11分と横浜FCの右CK。一回目は相手につながれるが、FWヒアンのオフサイド。二回目は味方に合わず。
12分、フロンターレの左CK。脇坂がショートコーナーを蹴り、瀬古が左の登里へパス、登里はペナルティーエリア左から鋭いクロスを入れると、ゴール前で何人かが反応、走りこんだ山田が腰のあたりに当てて押し込んだ。相手GKも指先で触ったが止められず。1−0。山田は今季2点目。「フロンターレは最初のチャンスを生かした」と福田さん。
18分、中盤右サイドで横浜FCのFK。井上が蹴るが、枠の上。
21分、登里が左足でシュート、相手GK。
28分、高井を後ろから倒した相手FWヒアンにイエローカード。
31分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴り、車屋がヘディングシュート、相手DF。
33分、脇坂がターンして送った縦パスを受けた宮代がペナルティーエリア左に入ったところで相手MF山根がスライディング、松尾主審が笛を吹いてPKを指示。VARのチェックが入る。スローリプレイが出ると、山根のスライディングはボールに行っているが、やや後ろから宮代の足にも当たっているように見える。いろいろやり取りがあったようだが、そのままPKに。解説の福田さんは「自分もたくさんPKを蹴ったが、今のように時間がかかるといろいろ考えてしまう」と言う。フロンターレのPKキッカーは家長のはずだが宮代と二人で相談し、宮代がど真ん中に蹴って決め、2−0。下田アナが「鬼木監督は宮代が蹴ったので不満があるようです」。
39分、中盤で横浜FCのFK。井上が大きく蹴るが、直接ゴールラインを割る。わりと風が吹いているようだ。GKのキックも戻されたりしている。
43分、登里のパックパスがずれてピンチ。俊足の相手MF山下にカットされ、ペナルティーエリア真ん中でGKと1対1でシュートされるが、わずかに枠の左で助かる。
さらに44分、相手MF山根にもシュートされるが、これはGKソンリョン。
追加タイム3分。2−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
3分、山田がペナルティーエリア手前右からミドルシュート、相手GKが捕る。6分にも山根からのクロスを山田がヘディングシュート、枠の外。山田は相手DFを背負ったプレーや、倒れてもボールを両足の間でキープするなど、ボールに執着したプレーを見せ、解説の福田さんに「FWに必要なこと」とほめられる。
7分、脇坂がペナルティーエリア内へワンタッチパスを送るが相手DFに当たって跳ね返ってきたのでシュートに切り替えたが、枠の左。宮代が相手ボールをカットして瀬古がシュート、そのこぼれを家長がループシュート、飛び出してきた相手GKが正面で捕る。ここで追加点が入ると楽だったのだが。
10分、宮代が中盤で相手選手を倒してイエローカード。解説の福田さんは「この時間にこの位置でイエローをもらうようなファールは必要ない」と言われる。
12分、宮代が相手DF吉野にユニフォームが伸びるほどつかまれ、引き倒されるが、相手にカードは出ない。
13分、中盤右サイドでフロンターレのFK。脇坂がファーへ蹴り、家長が頭で折り返すが、味方に渡らず。
16分、脇坂にイエローカード。
17分、横浜FCが三人同時交代。FWヒアンに代えてサウロ・ミネイロ、MF小川に代えて伊藤翔、MF林に代えて近藤を入れる。伊藤は小川の位置に、近藤は右ウイングバックに入り、山根永遠が左ウイングバックへ回る。フロンターレ右サイドで山根対山根の構図。すごく蒸し暑そうで、フロンターレもそろそろ交代したらいいのでは。
22分、登里からのスルーパスに走りこんだ山田がペナルティーエリアからシュート、相手DF。
22分、フロンターレが一人目の交代。宮代に代えて瀬川を入れる。福田さんが「先程イエローももらっていたからしかたがない」と言う。
24分、相手MF山下が高井をかわしてペナルティーエリア左隅に向かうが、ぎりぎり手前で車屋が阻止してイエローカード。これはやむを得ないが危険な位置で相手FK。ボールサイドに井上と山根が立ち、山根が直接狙うが落ち切らず、枠の上。
26分、瀬川が相手選手を倒してイエローカード。相手の顔に手が当たったらしい。福田さんが「イエローをもらった宮代に代わって入った瀬川がすぐにイエローをもらうとは」と苦言。
29分、脇坂が相手DF吉野に倒され、左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、ニアで相手DF。ボールを取り返して瀬川が左サイドからシュート、枠の右。
33分、横浜FCの右CK。井上が蹴るが、シュートに至らず。
35分、横浜FCが二人同時交代。MF山下に代えて三田、山根永遠に代えて武田を入れる。
37分、フロンターレがやっと二人目の交代。足が止まりそうな選手もいたが、脇坂に代えて大南を入れる。下田アナが「脇坂は二つほどパスミスがあった」という。5-3-2にしたらしい。大南を真ん中に、左CB車屋、右CB高井、左右のウイングバックに登里と山根。瀬古とシミッチのダブルボランチ、山田と瀬川のツートップで家長がトップ下らしい。
38分、相手FWミネイロが高井をかわしてペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の右で助かる。
40分、横浜FCの右CK。三田がショートコーナーを蹴り、相手MF武田がミドルシュート、遅れ気味に車屋がブロックに寄せて再度相手右CK。GKソンリョンが味方に怒る。解説の福田さんが「フロンターレは集中を欠いていた」と言う。続く相手右CKはシュートに至らず。
42分、フロンターレが二人同時交代。瀬古に代えて橘田、山田に代えて遠野を入れる。前線は家長と瀬川のツートップ、瀬古がトップ下か。
44分、追加点。橘田からのパスを受けた瀬川が相手DF二人をターンでかわしてシュート、ゴール右にまっすぐ打ち込み、3−0。
追加タイム5分。47分、フロンターレのカウンター。ゆっくりパスをつないで家長がペナルティーエリア手前までいくが、めずらしくボールを失う。
49分、GKソンリョンからのロングフィードを右サイドで家長が収めてキープ。相手DF岩武を背負うがびくともせず。家長はこの時間帯でも相手GKまでプレスをかける。
フロンターレサポーターが4分30秒たったので「アヴァンテ」を歌い出すが、相手ボールなので笛が鳴らない。
51分、相手MF武田が山根をかわしてクロス、ニアで相手FWミネイロと高井が競り合って倒れる。高井が右足首を押さえて倒れている。かなり痛そうだがなんとか立ち上がる。相手ロングスローを家長がクリアしたところで、やっとタイムアップ。
勝ち点3を加えて28として暫定9位に浮上。横浜FCは17位に。上位対決の1位マリノス対2位名古屋は2−2、6位鹿島と7位広島は1−1で引分。3位神戸は前日に13位新潟とアウェイで対戦、1−0と勝ち、勝点3差の暫定2位に浮上。
下位の17位柏対最下位湘南は1−1の引分。柏は井原監督になって初めて先制したが、終了間際に失点したらしい。それでも横浜FCと入れ替わって16位に浮上。15位ガンバは14位京都に1−0で勝利、13位に上昇。
※この試合でベンチ入りしていた大島が負傷。7/16お知らせでは右下腿三頭筋肉離れで全治不明。
サッカー短評 (2023.7/1)
名古屋グランパスvs.川崎フロンターレ 2対0 (2023.7/1 豊田ス) 第19節
負けた。しかも無得点。前半初めは積極的に試合に入り、惜しいシュートも打てた。しかし30分過ぎから押され続け、41分にシュートのこぼれをユンカーに押し込まれて失点。後半も立ち上がりはよく攻撃したが、やはり得点できず。山田を入れて宮代とツートップの4-4-2に組替えたが、結果は出ず。またも名古屋のカウンターからくずされ、19分、相手左MF泉に流し込まれた。気温25.9度、湿度74%。観客25560人。主審は木村さん。DAZN解説は吉田達磨さん、実況は桑原アナ。
先発は、GK上福元。DF登里、車屋、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは登里。高井はU20ワールドカップ後初先発。ベンチに大南がいるからケガではなさそう。他に佐々木、橘田など。
名古屋は、3-4-1-2。永井とユンカーのツートップ。トップ下にマテウス。左右のアウトサイドに森下と和泉。稲垣と内田のダブルボランチ。DF河面、中谷、藤井の3バック。GKランゲラック。キャプテンは稲垣。ベンチのDF長澤、MF石田、17歳FW貴田など知らない選手ばかり。不動のボランチ米本が出場停止らしい。
4分の家長のシュート、7分の遠野のシュートはいずれも枠の外。
直後の名古屋のカウンターからユンカーのシュートはGK上福元。続く名古屋の右CKを和泉が蹴るがニアの家長がクリア。
10分の宮代のシュートと24分の脇坂のシュートは相手GK。28分には、こぼれから大島がミドルシュートをうつが、相手DFが体で防ぐ。
次第にパスが回らなくなり、名古屋の時間帯に。相手左アウトサイドMF森下は先日の日本代表に呼ばれた、今、勢いのある選手。積極的に攻めあがり、山根の攻撃参加をさせない。相手右サイドはアウトサイドMF和泉とボランチの内田が連携。相手トップ下のマテウスは、シミッチにフィードをさせない。フロンターレのDF陣は、車屋が主にユンカーを、高井が永井を見ているようだが、ユンカーは右へ流れたり、下がったりして車屋や登里が引き出され、マークがずれたところを使われている。
41分、失点。相手MFマテウスが中盤左寄りからクロス、飛び出したGK上福元が押さえたように見えたが、ボールの勢いだか回転が勝って押さえきれずに足下にこぼれ、つめていた相手FWユンカーに楽々流し込まれた。0−1。前半はスコアレスで押さえたかったので、痛い失点。
44分、シミッチからの縦パスを受けた宮代が強引に振り向いてシュート、枠の上。
追加タイム2分。46分、山根のクロスが相手DFに当たったこぼれを家長がシュート、相手DF。
48分、中盤右寄りで名古屋のFK。マテウスが直接ねらうが、枠の外。解説の吉田さんが「ちょっと集中できなかったようだ」と言う。0−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。3分、5分と遠野がシュートするが、相手GKと枠の外。遠野の積極的なシュートの姿勢はいいのだが。遠野も宮代も、相手DFを「外す」ことができていないのではないか。
8分、フロンターレの左CK。ショートコーナーから遠野がミドルシュート。こぼれを高井が頭で折り返し、中で車屋がヘディングシュート、たたきつけられず枠の上。残念。
16分、フロンターレが一人目の交代。遠野に代えて山田を入れる。山田と宮代のツートップにしたらしい。「脇坂が左サイドに出て4-4-2にした」と実況席で確認。
しかしシステム変更の効果が出る前にまたしても19分、失点。相手右MF和泉が逆サイドのマテウスからのパスを受けてドリブル、宮代のプレスをかわし、相手FW永井とパス交換してペナルティーエリア左に入ってシュート、0−2。痛すぎる。今日の攻めあぐね具合ではとてもこれから3点とって逆転は無理そう。せめて引分けたかったが、できるか。
22分、左サイドからのパスを受けた山田が強引にシュート、相手DF。
25分、フロンターレが三人同時交代。宮代に代えて瀬川、登里に代えて大南、山根に代えて佐々木を入れる。大南はCBに入り、車屋が左SBに回る。佐々木は右SBに入った。登里のキャプテンマークは脇坂が巻いている。
29分、脇坂が瀬川とのパス交換からシュート、相手GK。
右SB佐々木は積極的に攻撃参加。左の車屋も上がってくる。しかし、なかなかシュートに持ち込めない。
32分、フロンターレが五人目の交代。大島に代えて瀬古を入れる。名古屋が一人目の交代。ユンカーに代えて17歳のFW貴田を入れる。
35分、脇坂からのスローインを受けた山田が相手DFを背負いながら、振り返ってシュート、枠の左。36分、脇坂からのパスを攻めあがった大南が受けてシュート、枠の左。
37分、GK上福元からのロングフィードを収めた山田がペナルティーアークからループシュート、枠の左。38分、大南から右サイドから入れたクロスをニアで瀬川がシュート、枠の外。
40分、名古屋が二人目の交代。永井に代えて石田を入れる。
瀬川は42分にも、大南からの縦パスをダイレクトシュート、相手DF。これで得たフロンターレの右CKを瀬古が蹴るが、相手DF。
追加タイム5分。47分、中盤左寄りでフロンターレのFK。脇坂がペナルティーエリア右に蹴ると、高井が頭で触るが、枠の外。
49分、名古屋が二人同時交代。ボランチ内田に代えて長澤、右MF和泉に代えて野上を入れる。
51分、佐々木が左サイドをドリブル突破、ペナルティーエリア左に入って後ろへパス、受けた脇坂がシュートするが枠の外。
0−2でタイムアップ。
フロンターレのボール支配率が65%、シュート23本ということだったが、枠内は5本。名古屋はシュート10本で枠内5本で2得点。久々の先発だった高井は大きなミスなくなんとかやれたか。相手FW永井のスピードを出させなかった。シミッチがかなり抑えられていたが、パスもよくないときの横や後ろが多かった。ただ、大島よりも前へのパスが多かった印象。試合前の長谷川監督は警戒する選手として大島をあげていたが、大島は相手にパスを渡した場面があった。読まれたのか。受け手が悪いのか。今季のフロンターレを見ていると、パスの出し手と受け手が同じ絵を描いていないことがよくわかる。
フロンターレは勝ち点25で10位のまま。ただし1−0で16位柏レイソルに勝った11位FC東京に追いつかれた。名古屋は暫定2位浮上。暫定3位の神戸は1−1の引分で3位のまま。暫定首位のマリノスは明日最下位ベルマーレと対戦。
サッカー短評 (2023.6/24)
浦和レッズvs.川崎フロンターレ 1対1 (2023.6/24 埼スタ) 第18節
代表ウィーク明けの後半戦初戦。先に失点したが、相手GKのおかげで同点になり、また一人退場者を出したが、がまんして勝点1を得た。気温26.1度、湿度65%。観客35887人。主審は今村さん。DAZN解説は福田さん。実況は西岡アナ。
先発は、GK上福元。DF登里、車屋、大南、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは登里。ベンチに橘田が戻ってきた。DFの控えはいないものの山村はいる。
浦和も怪我人がいろいろいるらしい。システムは4-2-3-1。ワントップにホセ・カンテ。トップ下に安居。左右のシャドーに初先発の高橋利樹と大久保智明。岩尾と伊藤敦樹のダブルボランチ。DF荻原、ホイブラーテン、ショルツ、明本。GK西川。キャプテンは岩尾。酒井宏樹は警告累積でベンチ外。スコルジャ監督はポーランドの人。今季は等々力で一回、ルヴァンカップで二回対戦しているので、「川崎の長所も弱点もわかっている」と話していた。
前半は、パスがつながらず、浦和の速攻に脅かされた。ハイプレスでフロンターレのパスミスを誘い、手間暇かけずに前につなぐ。受けた選手もすぐシュートする。枠に来たら失点という場面もあった。
2分、相手スローインから相手右サイドの大久保がシュート、GK上福元がはじいて浦和の左CK。岩尾が蹴るが、シュートを打たせず。4分、さらに相手左サイドから左SB荻原にクロスを上げられるが、GK上福元が捕る。5分、また浦和の左CK。岩尾が蹴るが、GK上福元が捕る。
14分、シミッチが相手DF荻原を倒して、中盤で相手FK。これも岩尾が蹴るが、シミッチがクリア。
17分、遠野がこぼれを拾ってペナルティーエリア手前左からシュート、枠の右。
23分、浦和の左CK。岩尾が蹴り、GK上福元がクリア。こぼれを拾われ、二次攻撃を受けるが、DF陣が防ぐ。
25分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、ニアで相手FWカンテがクリア。こぼれを大島が拾って脇坂にパス、脇坂が改めてクロスを入れるが、相手DF。
27分、山根が相手MF高橋に倒され、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が直接狙うが、惜しくもバーに当たる。
31分、相手FWカンテのボストプレーのこぼれを相手MF大久保が拾ってシュート、枠の左で助かる。
34分、右サイドを攻めあがった山根のクロスをクリアされてフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、シュートに至らず。
37分、車屋からのロングフィードのこぼれを家長が拾って宮代にパス、右サイドに流れた宮代がミドルシュート。枠の右。
41分、フロンターレのカウンター。遠野のドリブルからのパスを受けた宮代が折り返すと相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GK西川がクリア。こぼれを拾った遠野、家長がシュートするがいずれも相手DF。
0−0でハーフタイム。
後半開始から浦和が一人目の交代。初先発だった高橋に代えて関根を入れる。
2分、相手右MF大久保からのクロスに、入ったばかりの左MF関根が走りこんでヘディングシュート、枠の左。
5分、相手右SB明本がファーサイドへクロス、受けた相手MF安居がシュート、GK上福元が防ぐ。
7分、脇坂が相手ボランチ岩尾に倒され、岩尾にイエローカード。
8分、失点。相手GK西川がロングフィード、これを高い位置を取っていたGK上福元が頭で右前方へクリア。しかし、ちょうどボールが落ちたハーフラインの一番近くにいた相手MF関根が、GK上福元の頭上を越すロングシュート、まっすぐゴールに入る。0−1。実況席では「GK上福元は高い位置を取るのが戦術の一環なので、相手に奪われたときのリスクはある」と福田さん。
11分、GK上福元のキックを相手MF大久保にカットされ、縦パスを受けた相手FWカンテがペナルティーエリア内でシュート、大南が防ぐ。
13分、同点に。相手GK西川がDF陣とパス交換し、下がってきた相手ボランチ岩尾にパス。宮代がプレスをかけると岩尾はGK西川にバックパス。宮代が再度つめようとする前に、戻されたボールをなぜかGK西川が処理できず、ゴールの中にころがりこんでオウンゴール。1−1。なんと。
15分、遠野が左サイドから切れ込んでシュート、相手ボランチ岩尾が防ぐ。さらにシミッチからのパスを受けた家長が利き足の左でミドルシュート、わずかに枠の左。17分にも相手ボールをカットし、シミッチが鋭いミドルシュート、相手GK西川が防ぐ。
19分、浦和が二人同時交代。ボランチ岩尾に代えて小泉、FWカンテに代えて興梠を入れる。岩尾からショルツがゲームキャプテンを引き受ける。フロンターレも一人目の交代。遠野に代えて瀬川を入れる。疲れの見えた大島は残した。
実況席では、「本来なら浦和の右SBには酒井がいるが、今日は明本が守っている。酒井ほどの強さはないが、うまくやっている」と福田さん。遠野に代わった瀬川も対面の明本を突破できない。
相手右サイドから何度もクロスが入るが、シミッチや車屋が防ぐ。
27分、フロンターレのカウンター。低い位置の大島からロングフィード。瀬川がフリーで受け、ペナルティーエリア内で相手GKと1対1になりループシュート、わずかに枠の左。
28分、相手DF明本が足を傷めてすわりこんでいる。担架で退場。浦和が四人目の交代。明本に代えて大畑を入れる。大畑は左SBに入り、荻原が右SBに回ったらしい。フロンターレも二人目の交代。大島に代えて小塚を入れる。
32分、登里がドリブルで左サイドを突破してファーへクロス、家長が受けるが、相手DFへのファールとなる。
33分、フロンターレボールをカットした相手DFショルツに対して、スライディングタックルで取り返しにいった小塚が一発レッド。スローリプレイを見ると靴の裏は向けていないが、ボールではなく相手の足首に当たっており、すぐに足をひいてはいるが、カードが出てもしかたがないか。しかし、今村主審が真っ赤な顔で小塚にすごい剣幕で注意していたが、主審があんなに激高するのはまずいのでは。小塚は入って4分で退場。フロンターレは10人に。
36分、今度は家長にイエローカード。自陣に戻りながら相手選手と競り合っていたところをファールとされ、よく見てほしいというように笑顔で頭の横を指さしながら異議を唱えたのが、まだ興奮していた主審の気に障ったのかもしれない。解説の福田さんが「今村主審は家長のジェスチャーで馬鹿にされたと感じたのかもしれませんね」と言う。相手左サイド深い位置で浦和のFK。小泉が蹴るが、GK上福元がはじく。こぼれも拾われるが、DF陣が防ぐ。
38分、フロンターレが三人同時交代。シミッチに代えて橘田、脇坂に代えて瀬古、宮代に代えて山田を入れる。山田のワントップ、家長をトップ下にしたらしい。
39分、センターサークル内でフロンターレのFK。GK上福元が蹴り、右サイドで山田が受けるが、シュートに持ち込めず。
40分、相手MF小泉と橘田の競り合いからのこぼれを相手MF関根が拾ってペナルティーエリア左からシュート、GK上福元が防ぐ。これで与えた相手左CKを小泉が蹴るが、シュートに至らず。
43分、浦和が五人目の交代。代表帰りのボランチ伊藤に代えて平野を入れる。
追加タイム7分。46分、左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、GK西川がはじく。
49分、相手右サイドに流れた相手FW興梠からのパスを受けた相手MF小泉がペナルティーエリア手前からミドルシュート、GK上福元が捕る。
52分、左サイドから家長がクロス、相手DF。こぼれを拾って何度かクロスを入れるが、いずれも相手DF。最後は瀬古がミドルシュートをうつが、枠の外。
54分、もう7分を過ぎているが、浦和の右CK。小泉が蹴るが、橘田がクリア。0−0でタイムアップ。やれやれ。試合後に解説の福田さんが「今日の試合は両GKが失点にからんだが、その後は二人ともしっかり切り替えて良いプレーをしていた」。
勝点1を得たが10位にまた後退。浦和は4位から5位へ。暫定首位のマリノスは5位広島とアウェイで対戦して1−0と勝利、首位キープ。広島は6位に。暫定2位だった名古屋は12位FC東京にアウェイで0−2と敗れて暫定3位に下降。FC東京は11位に。代わりにアウェイで11位福岡に勝った神戸が暫定2位に浮上。福岡は12位に。15位ガンバはホームで7位鹿島を2−1で破り、14位に上がった。鹿島は7位のまま。最下位の柏は13位新潟と0−0のスコアレスドローで16位に浮上。代わってホームで10位鳥栖に0−6と大敗した17位湘南が最下位に。
サッカー短評 (2023.6/20)
日本vs.ペルー 4対1 (2023.6/20 パナスタ) 国際親善
ペルーは日本の世界ランク20位と並ぶ21位。実際には格上かもしれない。しかしなんと前半2点、後半2点の結果に。先制点は前半22分の左SB伊藤洋輝の代表初ゴール。37分には、GK中村を起点に三笘が追加点。後半18分には三笘からの横パスを伊東が流し込んだ。さらに30分、こぼれを拾った前田が相手GKに触られながらも4点目。最後にやや緩んだところをペルーにつかれて1失点。気温26.1度、湿度64%。観客35001人。アルマリ主審はカタールの人。交代は6人ずつ可能。TBS解説は福田さんと槙野。
先発は、4-1-4-1。GK中村航輔(ポルティモネンセ・ポル)。DF伊藤洋輝(シュトゥットガルト・独)、谷口、板倉、菅原。アンカーに遠藤(シュトゥットガルト・独)、インサイドハーフに鎌田(Eフランクフルト・独)と旗手。左右のシャドーに三笘と伊東純也(ランス・仏)、ワントップ古橋(セルティック・スコ)。キャプテンは遠藤。
ペルーは4-4-2。ワントップ気味の相手FW9番ゲレーロ、39歳がキャプテン。カタールワールドカップには南米予選5位で大陸間プレーオフに回り、オーストラリアにPK戦の末、破れて出場できず。今年9月から次回大会へ向けた南米予選が始まるらしい。
11分、ペルーのカウンター。自陣からパスをつないで最後は攻めあがった相手左SBロペスがペナルティーエリア左からシュート、右SB菅原が防ぐ。
13分、右サイド伊東からのクロスを古橋がヘディングシュート、枠の左。
17分、相手相手左SBロペスが左へ流れてクロス、菅原に当たってペルーの左CK。これを相手ボランチのジョトゥンが蹴り、相手FWゲレーロがヘディングシュート、枠の左。
21分、鎌田からのパスを受けた三笘がドリブルでペナルティーエリア左に入って折り返し、攻めあがってきた右SB菅原がペナルティーエリア右でシュート、相手DF。
22分、先制。伊東が右サイドから中央の遠藤へパス、遠藤から左サイドを上がってきた伊藤洋輝が受けてシュート、相手GKの手に当たってゴールイン。1−0。伊藤は代表初得点。本職がCBとは思えないすばらしいシュート。
日本はこの後、左右から古橋に向けてクロスやパスを送るが、なかなか合わない。
32分、相手FWラパドゥーラが相手FWゲレーロとパス交換してゴール正面でシュート、なぜか枠の左にはずれて助かる。
33分、ペルーの左CK。ジョトゥンが蹴るが、大きくゴールラインを割る。
37分、追加点。右サイド菅原からのパスを受けた鎌田が左の三笘へパス、受けた三笘がドリブルしてペナルティーエリア左に入ると自分でシュート、相手DFに当たるが、相手GKの頭上に決まり、2−0。
41分、相手FWゲレーロが下がってきて日本のボールをカット、すかさずスルーパスを送ると走りこんだ相手FWラパドゥーラがループシュートを決める。しかしVARのチェックが入り、オフサイドの判定。
43分には遠藤が相手ボランチのカルタヘナとの競り合いで倒れ、いったんピッチを出るが無事に戻る。
追加タイム2分。47分、伊東が相手ボランチと競ったジャンプで腰からまともに落ち、いったんピッチを出るが、後半もプレー。2−0でハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。旗手に代えて守田を入れる。前半途中で旗手が傷んだのかもしれない。やや心配。ペルーも三人同時交代。10番左MFクエバに代えて20番MFフローレス、8番右MFペーニャに代えて16番MFゴンサレス、9番FWゲレーロに代えて26番FWレイナを入れる。ゲレーロの付けていたキャプテンマークは誰になったのか不明。
3分、左SB伊藤からのパスを受けた三笘がペナルティーエリア左から折り返し、伊東がシュートするがヒットせず。
5分、ペルーが四人目の交代。4番左CBサンタマリアに代えて22番DFカジェンスを入れる。
6分、日本の右CK。伊東が蹴るが、相手DF。
この後も、日本は主に右サイドから前線の古橋に向けてクロスやパスを送るがシュートに持ち込めず。
16分、日本が二人同時交代。古橋に代えて前田、菅原に代えて相馬を入れる。
18分、追加点。パスを受けた前田が相手DFと競り合い、こぼれを鎌田、三笘とつないでペナルティーエリア左から中央へ折り返すと、伊東が走りこんで受け、相手GKをかわしてシュートを決める。3−0。
20分、相手右MFフローレスがドリブル、ペナルティーエリア手前から中へクロス、遠藤がクリアするが、相手左MFゴンサレスに拾われ、シュートされるが、また遠藤が身を挺して防ぐ。
26分、日本が二人同時交代。伊東に代えて堂安、鎌田に代えて久保を入れる。
27分、相手ボランチのジョトゥンが中盤相手左サイドから鋭いミドルシュート、GK中村が防ぐ。これで与えたペルーの右CK。ゴンサレスが蹴るが、オフェンスファール。
28分、ペルーが五人目の交代。19番ボランチのジョトゥンに代えて23番MFアキーノを入れる。
30分、また追加点。堂安と久保のプレスからのこぼれを拾った前田がペナルティーエリアに入ってシュート、相手GKに当たるが決まる。4−0。
34分、相手MFゴンサレスがシュート、GK中村が捕る。
35分、日本の右CK。ここで日本が六人目の交代。遠藤に代えて瀬古を入れる。遠藤はキャプテンマークを堂安に巻く。CKは久保が蹴り、三笘がシュートするが相手DF。
38分、失点。相手ボランチのカルタヘナから前線へループパス、これは谷口が頭でクリアするが、こぼれを拾った相手MFゴンサレスがシュート、ゴール右に決まる。4−1。
39分、ペルーが六人目の交代。27番MFカルタヘナに代えて11番MFカスティージョを入れる。
40分、中盤右寄りで日本のFK。久保が蹴るが、相手GKが捕る。
45分、三笘からのパスを受けた久保がドリブル、ペナルティーエリア手前左寄りでシュート、枠の左。
追加タイム1分。4−1でタイムアップ。
※今回、めずらしく浅野に出番がなかった。また初めて呼ばれた川崎颯太や川辺も出なかった。中村敬斗などパリ五輪世代の選手たちが呼ばれた一方、大けがの田中碧やGK谷など東京五輪メンバーの数人が呼ばれなかった。
サッカー短評 (2023.6/)
湘南ベルマーレvs.川崎フロンターレ 2対3 (2023.6/18 レモンスタ) ルヴァン杯グループC第6節
なんとか勝ったようだ。CSフジは見られず。前半6分、後半14分、と先に2失点。18分に3人替え。大島、シミッチ、ダミアンに代えて瀬古、小塚、瀬川を入れる。すると28分に瀬古が1点返す。ここでフロンターレは家長に代えて遠野を入れる。ベルマーレも3枚替え。さらに34分、ベルマーレは阿部を山田直輝に代え、37分、フロンターレも登里を山田新に代える。すると43分、山田が得点し、同点に。5分の追加タイムの49分、ついに遠野のシュートで逆転。2勝2敗2分の勝点8で3チーム並んだが、「同一勝点のチーム同士で行った試合の勝点差」によりグループ3位で敗退。グループCからは1位の浦和のみが決勝トーナメントに進出。
先発は、GK上福元。DF登里、車屋、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングに宮代と家長。ワントップにダミアン。ゲームキャプテンは脇坂。
ベルマーレは、3-1-4-2。元フロンターレの阿部浩之と大橋のツートップ。二列目にタリクと小野瀬。左右のアウトサイドに畑と石原。アンカーに奥野。DF杉岡、山本、高橋の3バック。GK富居。キャプテンは杉岡。
サッカー短評 (2023.6/15)
日本vs.エルサルバドル 6対0 (2023.6/15 豊田ス) 国際親善
開始52秒のFKで得点が決まってしまい、前半3分に相手が一人退場して10人に。ただでさえ日本の世界ランク20位に対してエルサルバドルは75位。解説の岡田元監督が「森保監督も練習試合なら相手を11人にしてもらいたいのでは」。交代は6人まで。気温24.3度、湿度71%。観客37403人。マドレイ主審はイングランドの人。副審とVARはカタールの人。後半から、いったんあがっていた雨が降ってきた。フジテレビの解説は、岡田元代表監督と槙野。
「サッカー批評Web」の予想スタメン。GKシュミット・ダニエル。DF森下龍矢、谷口、板倉、菅原。アンカーに守田、インサイドハーフに旗手と堂安。左右のウイングに三笘と久保。ワントップ上田綺世。初選出は森下。4-1-4-1または4-3-3。実際には、GK12大迫(広島)。あとは予想通りでDF24森下(名古屋)、3谷口(アルラーヤン・カタール)、4板倉(ボルシアMG・独)、2菅原(AZ・蘭)。アンカーに5守田(スポルティング・ポル)、インサイドハーフに19旗手(セルティック・スコ)と10堂安(フライブルク・独)。左右のウイングに7三笘(ブライトン・英)と20久保(レアル・ソシエダ・西)。ワントップ9上田(セルクル・ベル)。ゲームキャプテンは守田。チームキャプテンは遠藤航だがベンチスタート。三笘(9→7)と堂安(→10)と久保(11→20)は背番号が変わった。森下は会場をホームスタジアムとする名古屋所属、菅原も元名古屋の選手。
エルサルバドルは4-4-2。ツートップの右FWブライアン・ヒルは、ヒル3兄弟の一人。コロンビア生まれとのこと。キャプテンは左SBのロルダン。
1分、先制。左サイドで三笘がドリブルの構えを見せると、相手DFが二人寄せてきて倒され、深い位置で日本のFK。ボールサイドに久保と旗手が立つが、久保が左足で蹴り、ニアで板倉、センターで上田がいたが、上田の右にいた谷口が高くジャンプしてヘディングシュートをたたきつけ、代表初得点。1−0。フロンターレでは、こんなにうまくヘディングシュートしたのは1、2回しかなかったのに。
2分、上田が相手GKにプレスをかけてボールカット、相手DFロドリゲスが上田を倒してレッドカード。日本にPKが与えられる。上田は右足が相手の体の下敷きになり、ひねったかと心配されたが、自分でPKを蹴り、右下に決める。2−0。なんとこれが代表初得点。岡田元監督が「上田はもっと点を取れる選手と思うので、これをきっかけにしてほしい」。
エルサルバドルは4バックの一人を欠いたが、すぐには選手交代しないらしい。落ち着いてパスを回すと、さすがに中米のチームらしく、なかなかうまい。解説の槙野が「早く2点リードしたので、日本の守備の寄せが甘くなっている」と苦言。
17分、久保のシュートは枠の外。19分、右サイド深い位置で久保が倒され、日本のFK。今度は旗手が蹴り、ニアに走りこんだ守田がシュート、サイドネット。
22分、攻めあがった板倉がミドルシュート、枠の外。解説の岡田さんが「ミドルシュートを打たないと相手も出てこない」。
24分、中盤中央でエルサルバドルのFK。右MFペレスが蹴るが、GK大迫が防ぐ。
25分、追加点。三笘が左サイドから相手DFをかわしてクロス、こぼれを取り返して前方にパスと見せかけて後方へパス、久保がシュートを決め、3−0。
27分、エルサルバドルがやっと一人目の交代。19番FWレジェスを下げて3番DFドミンゲスを入れる。ワントップにしたのか。3バックにしたのか。
29分、日本の左CK。旗手が蹴り、ニアで谷口が触るが、シュートに至らず。解説の槙野が「ニアでフリックして真ん中の選手がシュートだったのでは」。
32分、右サイド深い位置で日本のFK。CKからのスリーパーのように久保がマイナスに蹴り、菅原がシュート、相手DF。
39分、菅原が右サイドをオーバーラップ、久保を追い越したところで久保から縦パス、これを受けて低いクロスを送るとニアで上田がシュート、枠の左。
41分、久保が右サイドをドリブル、相手DFに当たって日本の左CK。これを堂安が蹴るが、相手DF。
44分、追加点。上田のポストプレーを起点に、三笘が左サイドでドリブル、内へ切れ込んでシュート、いったん相手GKが触るが、そのままゴール方向へころがるボールに堂安がつめて押し込んだ。4−0。
追加タイム2分。4−0でハーフタイム。
後半開始から日本が二人同時交代。菅原に代えて相馬(カーザピア・ポル)、三笘に代えて中村敬斗(LASK・墺)を入れる。ウイングかと思った相馬はそのまま菅原のいた右SBに入る。実況アナが「相馬も元名古屋の選手です」と言う。エルサルバドルも二人目の交代。8番ボランチのランダベルデに代えて23番MFカタルヘナを入れる。
エルサルバドルが立ち上がりはパスを回す。日本は前半よりプレスが速い。岡田元監督が「ハーフタイムにもっとプレスするように言われたと思う」。
6分、惜しい場面。堂安のシュートを相手GKがはじいたこぼれに上田がつめてシュートを決める。主審がいったんはゴールとするが、VARのチェックが入る。オンリーレビューでオフサイドの判定に変更。残念。上田もPKでない得点がほしかったと思う。
11分、日本の左CK。旗手が蹴るが、相手GKが捕る。旗手は後半途中まで守田の横に下がってダブルボランチのような位置取りだったらしい(「サッカー批評Web」6/17配信、後藤×大住「【サッカー日本代表「第2次森保体制6対0の初勝利」の激論】(2)「三笘、森下を支えていた選手」「強力だったフロンターレライン」」より)。
15分、追加点。久保がたくみなドリブルでペナルティーエリア手前を右から左へ相手をかわしながら進み、ペナルティーエリア左へパス、走りこんだ中村がシュートを決め、5−0。中村は代表初得点。
17分、相手DFロルダンがドリブルで攻めあがってペナルティーエリア左に入るが、堂安が防ぐ。
20分、日本が三人同時交代。堂安に代えて川辺(グラスホッパー・スイス)、久保に代えて浅野(ボーフム・独)、上田に代えて古橋(セルティック・スコ)を入れる。
21分、相馬が右サイドを攻めあがって低いクロス、古橋が走りこんでシュート、相手DF。こぼれをさらに中村がシュート、枠の外。
22分、エルサルバドルが二人同時交代。9番FWのB.ヒルに代えて11番FWのクリスティアン・ヒル、左MF17番エンリケスに代えて10番FWのマイエル・ヒルを入れる。
27分、相手FWのM.ヒルがドリブルからミドルシュート、枠の外。
28分、追加点。守田からのパスを受けた相馬が右サイドを攻め上がり、深い位置からクロス、古橋がヘディングシュートを決め、6−0。
29分、エルサルバドルが二人同時交代。6番ボランチのオレジャナに代えて14番MFマルティネス、15番左SBロルダンに代えて12番DFカナレスを入れる。
31分、日本が六人目の交代。守田に代えて初召集の伊藤敦樹(浦和)を入れる。伊藤は、体調不良で離脱した川村拓夢(広島)に代わって前日に呼ばれたばかり。守田はキャプテンマークを確か板倉に巻いていた。
エルサルバドルがボールをキープしてパスを回すが、日本が素早くプレスして前に進ませない。
41分、左SB森下が旗手とパス交換して攻め上がり、左サイド深い位置からクロス、相手DFに当たり、日本の左CK。これを相馬が蹴るが、相手GKがはじく。
43分、中村が左サイドをドリブルで相手DFをかわしてクロス、相手DFに当たってまた日本の左CK。相馬が蹴り、相手GKがはじいたこぼれを伊藤、板倉、相馬とシュートするが最後は右ポストに当たり得点できず。
6−0でタイムアップ。岡田元監督は「新チームの初勝利はよかったが、森保監督はできるだけ強いチームとやりたいと思っているだろう」と言う。
※エルサルバドルはこの後6/20に韓国と対戦予定とのこと。日本が6/20に対戦するペルーは6/16に韓国と対戦して1−0で勝っている。
サッカー短評 (2023.6/11)
川崎フロンターレvs.サンフレッチェ広島 1対0 (2023.6/11 等々力) 第17節
観戦した。小雨が降っていたが、バックスタンドの屋根のある席だったので、見やすかった。この試合はフィンランド関連の催しがあったので、武蔵小杉エキナカのKinokuniyaでフィンランドパンのサンドイッチを夕食用に買った。前半は、好調な広島に押し込まれる場面が多かった。しかも前半27分に小林が負傷交代。しかし何とか0−0で折り返し、後半11分に脇坂がバースデーゴール。前節の神戸戦が中止になり、水曜日の天皇杯は先発を完全ターンオーバーして休養十分。かたや広島は7連戦の7戦目。危ない場面は多々あったし、主審のインカム交換で10分近い追加タイムがあったと思う(会場には表示されなかった。なぜ?)が、1−0で逃げ切った。順位はひとつ上がって、ようやく上半分の9位になった。この後しばらく日本代表ウイークとなる。気温22.9度、湿度84%。観客18051人。主審は谷本さん。
先発はGK上福元。DF登里、車屋、大南、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングに宮代と家長。ワントップに小林。ゲームキャプテンは登里。ベンチにダミアン、天皇杯で2得点した遠野、小塚、瀬古など。
広島は、3-4-2-1。ワントップにドウグラス・ヴィエイラ。シャドーに森島司とエゼキエウ。ウイングバックに東俊希と越道。川村拓夢と野津田のダブルボランチ。DF佐々木翔、荒木、住吉。GK大迫。キャプテンは佐々木。川村と大迫は、6月の親善試合の日本代表に選ばれている。スキッベ監督は2年目か。
立ち上がりから広島にボールを回され、押し込まれる。クリアで逃げて相手スローインからまた攻め込まれる展開。2分、相手右サイド深い位置からのスローインからこぼれを相手MF野津田にシュートされる。これはヒットしないが、こぼれを相手FWヴィエイラがシュート、左ポストに当たって助かる。
8分、相手MF野津田からパスを受けた相手ボランチ川村の鋭いミドルシュートをGK上福元がはじき出し、広島の左CK。野津田が蹴るが、GK上福元が触り、DF陣がなんとかクリア。
フロンターレは、GK上福元が宮代へのロングフィードを何回か送るが、うまく合わない。シミッチにはボールが入るが、脇坂には相手ボランチ川村が付いていて、うまく攻撃にからめない。大島がなかなか前を向けず、宮代や脇坂につなげず後ろへ下げている。小林は相手長身DF荒木に抑えられている。
18分、大南の守備がイエローカードとなり、中盤右寄りで広島のFK。森島と野津田が立つが野津田が蹴り、シミッチがクリア。
23分、脇坂がおそらく川村との競り合いで倒されるが、ファールなしの判定。主審が笛を吹いたので相手のファールかと思ったが、ドロップボールで再開したので、フロンターレサポーターから怒りの声。
25分、今度は小林が倒れる。なんと担架で退場し、そのまま下がっていく。27分、フロンターレが一人目の交代。小林に代えてダミアンを入れる。小林が心配だ。
28分。登里が攻めあがって左サイド深い位置から折り返し、こぼれを攻めあがった山根がシュート、相手DF。
30分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂は右へパス、受けた相手も右へパス、四人つないで最後は大島がゴール前にループパスを入れるが誰も走りこまずゴールラインを割る。うーん。面白いが、かみあっていない。
31分、相手左MF東からの縦パスに走りこんだ相手MF川村が左サイド深い位置から折り返し、最後は相手右MF越道がペナルティーエリアに入ってシュート、DF陣が防ぐ。35分にはボールカットされ、広島のカウンター。相手MFエゼキエウにシュートをうたれるが、GK上福元が捕る。37分にも川村にシュートされるが、山根が触ってGK上福元が押さえる。ピンチの連続。どの時点かわからないが、途中から大島を一列下げてダブルボランチにしたらしい。
39分、左サイドからパスを回して、最後は家長がペナルティーエリア左から利き足の左でシュートしたが、相手GK。
43分、宮代が左サイドでボールを受けてドリブル、相手DFを何人かかわしてペナルティーエリア手前左寄りでシュート、攻めあがっていた登里の体に当たる。
追加タイム3分。46分、フロンターレのカウンター。相手ボールをカットして、宮代がドリブル、前のFC東京戦のようなゴールをねらったのか、ペナルティーエリア手前から巻くようなシュート、枠の右。だんだん点が入りそうになってきた。
0−0でハーフタイム。ここでサンドイッチを食べる。
後半は交代なしで開始。雨はほとんどやんだか。
1分、いきなり攻め込まれる。相手左MF東からのパスに走りこんだ相手MF森島が左サイド深い位置からクロス、相手FWヴィエイラとエゼキエウが走りこむが、オフェンスファールとなって助かる。
3分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを拾って攻めるがシュートに至らず。
6分、相手FWヴィエイラからのパスを受けた森島が相手右サイドからクロス、シミッチがクリアして広島の右CK。こちら側は森島が蹴るが、山根がクリア。
9分、中盤左寄りで広島のFK。森島と野津田が立つが、森島が直接狙う。大きく枠の上。
11分、先制。脇坂がドリブルから右サイドの家長へパス、家長がペナルティーエリアにパス、ダミアンがヒールで落とし、脇坂がフリーでシュートを決める。1−0。
小旗を振って、オーロラビジョンのリプレーを見て、ふとピッチを見ると攻め込まれている。
14分、相手MF森島からのパスを受けた相手右MF越道がペナルティーエリア右からシュート、GK上福元が捕る。
16分、広島の左CK。野津田が蹴るが、味方に合わず。17分、広島にボールカットされ、カウンターを受けるがなんとかクリア。また広島の左CK。野津田が蹴り、相手DF住吉がヘディングシュート、枠の外。
19分、広島が二人同時交代。野津田に代えてベン・カリファ、越道に代えて茶島を入れる。
ここで主審のインカムが壊れたらしく、第四審判が奥へ走っていく。だいぶたってから、やっと再開する。
25分、大島が倒れている。担架は入らず、大島は立ち上がる。怪我する前に代えてほしい。
26分、GK上福元からのフィードを受けた家長がペナルティーエリア右からシュート、枠の左。家長はロングフィードをピタリといっぺんで足下に収める技術があるので、フリーでシュートをうてる。
28分、相手FWエゼキエウにシュートされるが、DF陣が防ぐ。こぼれを拾われ、相手右MF茶島のクロスをクリアして広島の左CK。野津田はいないが、東がやはり左足で蹴るが、オフェンスファール。
34分、家長がボールカットされ、広島のカウンター。相手FWヴィエイラからのパスに走りこんだ森島がミドルシュート、枠の外。
34分、フロンターレが二人同時交代。宮代に代えて遠野、脇坂に代えて瀬川を入れる。大島は代えないのか。
38分、瀬川からのパスを受けた遠野が内へ切り込んでシュート、相手GK。
39分、広島が三人目の交代。右DFの住吉に代えて山崎を入れる。
41分、相手右MF茶島からのクロスを相手FWベン・カリファと競った大南がクリアして広島の左CK。東が蹴るが、GK上福元が飛び出して、はじく。
43分、大島がすわりこんでいる。担架で退場。45分、フロンターレが二人同時交代。大島に代えて小塚、家長に代えて山村を入れる。また、二人も怪我人が出てしまった。山村はDFラインに入って5バックにしたらしい。広島も五人目の交代。FWエゼキエウに代えて松本を入れる。
46分、広島の右CK。茶島が蹴り、相手DF佐々木が頭に当てるが、小塚がクリア。こぼれを拾われ、クロスを上げられるが、シミッチとGK上福元で防ぐ。
追加タイムは場内に表示されなかったが、8分だったらしい。表示されないと余計に長く感じる。
49分、相手右MF茶島がクロス、登里がクリア。
51分、競り合った瀬川と相手DF山崎が倒れるが、どちらも立ち上がる。
54分、ロングフィードを受けたダミアンがペナルティーエリア手前からシュート、枠の外。
いつの間にか応援席から「アヴァンテ」が聞こえてくる。スタジアム全体で手拍子で後押し。1−0でタイムアップ。やれやれ。
勝点24として暫定9位に浮上。広島は5位。前日土曜日の試合で首位神戸が6位セレッソに1−2で負け、勝点で並んでいた2位マリノスが17位柏に4−3と逆転勝ちしたため、神戸は暫定3位に後退、マリノスが暫定首位に浮上。また3位名古屋も11位福岡に2−1で勝利、暫定2位に浮上。最下位横浜FCは4位浦和と0−0で引き分け、16位に浮上。代わりに柏が最下位に転落。
なお、台風で中止になった神戸対川崎戦の代替開催日が7/22に決まった。
サッカー短評 (2023.6/)
川崎フロンターレvs.栃木シティFC 3対1 (2023.6/7 等々力) 天皇杯二回戦
なんとか勝ったらしい。テレビ放送なし。遠野が2得点。前半18分に先制したのに、後半20分に追いつかれる。22分にダミアンとチャナティップを永長と大南に交代した後、26分に遠野が追加点。最後は後半18分に瀬川に代わって入った宮代が44分にダメオシの3点目を入れたようだ。24.1度、湿度61%。観客5325人。主審は西村さん。
先発はGKソンリョン。DF佐々木、高井、山村、橘田。アンカーに小塚、インサイドハーフにチャナティップと瀬古。左右のウイングに遠野と瀬川。ワントップダミアン。
栃木県代表の栃木シティFCは4-1-2-3。ワントップ戸島。左右のウイングに岡庭と元フロンターレの田中パウロ淳一。インサイドハーフに加藤と大嶌。アンカーにヘニキ。DF佐藤喜生、増田修斗、内田錬平、野田。GK田中勘太。
サッカー短評 (2023.6/3)
ヴィッセル神戸vs.川崎フロンターレ 対 (2023.6/3 ノエスタ) 第16節
台風2号の影響で新幹線などが前日6/2午後から運休、フロンターレの選手たちが移動できずに6/3朝中止が決定。
試合がなくて勝点も増えないが、12位の鳥栖が16位の横浜FCに勝って9位になったため、10位に後退。同じく首位神戸の試合がない間に2位マリノスが11位FC東京に2−1で勝ったので、神戸と勝点33で並んだ。その他、最下位ガンバが10位福岡に勝ち、15位に浮上、代わりに12位鳥栖に1−2で負けた横浜FCがまた最下位に転落。福岡は11位に。
6/8、代替開催日は7/22(土)と決定。
サッカー短評 (2023.5/29)
U20日本vs.U20イスラエル 1対2 (2023.5/28 アルゼンチン) U20ワールドカップグループC第3節
前半は押し気味に試合を進め、追加タイムにCKから先制点を取るなど、いいところもあった。しかし、後半、戦い方を変えたイスラエルは、途中で退場者を出しながら、わりきった攻撃をしかけ続け、FKで同点、追加タイムに逆転に成功。日本はいずれの場合も、ゴール前で足が止まり、オフサイドをとりそこねていた。スタジアムは第1戦、第2戦とは別の所で寒いようだ。気温9度、湿度50%。観客7581人。マサ主審はチリの人。BSフジの解説は佐藤寿人。
先発は、GK木村。DF高橋、田中、チェイス、高井。山根と佐野のダブルボランチ、トップ下に松木。左右のウイングに安部と松村。ワントップ坂本。キャプテンは松木。安部、松村、坂本ら前線の3人は初先発。
イスラエルもシステムは4-2-3-1。ワントップには9番トルグマン。左右のウイングは10番ルガシと15番アベド。トップ下に20番イブラヒム。6番カンセポルスキーと8番マドモンのダブルボランチ。DF12番レビボ、3番イスラロフ、4番レムキン、2番ファインゴールド。GKザラファティ。キャプテンは8番マドモン。平均身長は日本より15cmほど高い。
なんとかグループ3位になったが、翌日以降の他グループの成績により、グループステージでの敗退が決定。残念。
サッカー短評 (2023.5/28)
川崎フロンターレvs.柏レイソル 2対0 (2023.5/28 等々力) 第15節
久々の快勝。立ち上がりから激しくボールに寄せ、縦につなぐ意識を共有して、21分に相手右サイドのバックパスがずれたところを小林がカットして、ペナルティーエリアで相手GKを引き出して流しこんで先制。さらに前半追加タイムに攻めあがった登里が効き足でない右足を振りぬいて追加点。後半は選手交代して戦い方を変えてきた柏に攻め込まれる場面もあったが、流れを取り戻して大島がもう少しで追加点という惜しいシュートもうった。柏はケガから戻ったドウグラスが20分くらいの間に3本シュートをうったが、小林や家長も最後まで走って守り切った。これで9位に浮上。次節はアウェイで首位神戸。気温24度、湿度49%。観客20207人。主審は中村太さん。Jスポーツ解説は福田さん、実況は喜谷アナ。会場には谷口彰吾がカタールから帰国して来ていた。6/20ペルーとの国際親善試合の代表メンバー(5/26発表)に選ばれたとのこと。
先発は、GK上福元。DF登里、車屋、脳震盪から復帰の大南、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングには宮代と家長。ワントップ小林。ゲームキャプテンは登里。脇坂とシミッチは出場停止明け。ベンチにダミアンとチャナティップが戻ってきた。代わりに橘田と遠野が見えない。マルシーニョ、ジェジエウ、田邊などがケガで離脱中。高井と永長はU20ワールドカップでアルゼンチン。
柏は4-2-3-1。細谷のワントップ。トップ下に仙頭。左右のシャドーに小屋松と山田。高嶺と戸嶋のダブルボランチ。DF片山、古賀太陽、立田、川口。GK松本。キャプテンは古賀。ベンチにはドウグラスや武藤雄樹。マテウス・サヴィオはベンチ外。DF田中がU20ワールドカップ。井原監督は、ネルシーニョ監督に代わって前節から指揮を執っている。
前半1分、右サイド家長からのクロスのこぼれを小林がシュート、相手DFに当たって左CK。これを脇坂が蹴るが、相手DF。
7分には、宮代からの横パスを家長がフリーでシュート、相手GK。これで得た右CKを脇坂が蹴り、車屋が跳ぶがヒットせず。
11分、脇坂が小林とのパス交換からペナルティーエリア内でシュートするが、ヒットせず、相手GKが捕る。
17分、中盤左寄りでフロンターレのFK。少し遠めだったが、脇坂が直接ねらう。惜しくも枠の左。
21分、先制。中盤相手右サイドからDF立田へのスローインに、小林がプレスしてボールカット、そのままドリブルしてペナルティーエリア左に入り、相手GKが飛び出してくるのを見極め、触れないところに蹴りこんだ。1−0。さすが。
フロンターレの右サイドは家長と山根、脇坂の3人でパスを回して、柏のDFの隙間をぬいていく。左サイドは大島と宮代、登里でパスを回しているが、右ほど連携は良くない。解説の福田さんは「強い時のフロンターレが戻ってきたようだ」と言うが。
32分、右サイド家長からのクロスに飛び込んだのは攻めあがったシミッチでヘディングシュートは枠の左。
34分、シミッチからGK上福元へのパスが甘くなり、プレスしてきた相手FW細谷にカットされ、細谷は無人のゴールに向けてボールを転がすが、枠の右で助かる。GK上福元は、ペナルティーエリアの外でパス回しに参加しているので、「ボールを失う位置が悪いと、相手のカウンターを受けるリスクはある」と福田さん。
直後にフロンターレのカウンター。右サイド山根からのクロスを宮代がシュート、相手GK。
39分、相手右SB川口が攻めあがって中へパス、相手MF山田がミドルシュート、GK上福元。
41分、脇坂が相手DFラインの裏へループのパス、走りこんだ大島がヘディングシュート、相手GK。42分、フロンターレの左CKを脇坂が蹴るが、相手DF。大島からのパスを受けた小林がシュート、相手DFに当たり、相手GK。43分、小林はさらにループシュートもねらうが、相手GKが捕る。
追加タイム1分。46分、追加点。GK上福元からのフィードを受けた大島が左サイドに展開、攻めあがった登里が脇坂とパス交換してペナルティーエリア手前まで切り込み、利き足でない右足でシュート、きれいにゴール右に決まる。2−0。
後半開始から柏が二人同時交代。右シャドー山田に代えて193cmの新加入のFWフロート、トップ下の仙頭に代えて武藤を入れる。フロートをワントップに、細谷が右シャドーに回る。フロートは長身だがヘディングシュートは得意ではないらしい。
6分、柏のカウンター。相手ボランチ高嶺からのパスを受けた武藤がシュート、枠の右で助かる。
9分、惜しい場面。宮代が落としたボールに走りこんだ大島がフリーで相手GKと1対1になり、ねらいすましてシュート、惜しくも左ポストに当たる。大島は前のめりに倒れる。試合後のハイライト映像でこの場面になると、解説の福田さんが「ここでゴールしていたら、試合が決まっていましたね」。
13分、相手右FW細谷からのクロスをフロートがシュート、枠の上。
柏は後半、選手交代とともに積極的に仕掛けてどんどんクロスを入れてくるようになった。パスも回るようになり、フロンターレのプレスが効かなくなってきた。
16分、宮代がペナルティーエリア手前からミドルシュート、相手DF。18分、脇坂が左へ出したパスを受けた登里がシュート、大きく枠の上。
22分、フロンターレが一人目の交代。大島に代えて小塚を入れる。もう1点入れば、水曜日のルヴァン杯にも出た小林や家長を休ませられるのだが。
24分、柏が三人目の交代。左SB片山に代えて三丸を入れる。28分には柏が四人目の交代。左シャドー小屋松に代えてFWドウグラスを入れる。ドウグラスがワントップに入り、フロートは左シャドーへ回ったらしい。
31分、右サイド山根からのクロス、小林がオーバーヘッドシュートを狙うが、飛び込んできた相手DF立田の頭に足が当たり、小林にイエローカード。立田が倒れたままでメディカルが入る。しばらくして上体を起こすが立ち上がれない。本人は大丈夫と言っているらしいが、ドクターはやめるように説得しているようだ。とうとうバツサインが送られ、柏が五人目の交代。立田に代えて、土屋が入る。実際には、5人の交代枠ではなく、「脳震盪による交代」だった。
41分、柏の左CK。「これが柏の初めてのCK」と喜谷アナ。三丸が蹴り、相手FWドウグラスがヘディングシュート、枠の外。シミッチがよく競っていた。
42分、フロンターレが二人目の交代。宮代に代えて瀬川を入れる。
追加タイム5分。右サイド家長がクロス、小林がヘディングシュート、枠の外。
47分、フロンターレが三人目の交代。脇坂に代えて瀬古を入れる。喜谷アナが「これで今日のダミアンの出場はありません」。
48分、相手ボランチ高嶺からの縦パスを受けた相手FWドウグラスがシュート、GK上福元が止める。シミッチが寄せてシュートコースを限定していた。最後まで守備陣の集中が続いている。49分には、相手ボランチからのループパスをドウグラスがヘディングシュート、これもGK上福元。
勝っている試合の追加タイム残り30秒から応援団が歌う「アヴァンテ」が聞こえてきた。追加タイムは5分きっかりではない可能性が高いが、わりとすぐにタイムアップの笛。
2−0の無失点勝利で勝点3を積み上げ21とし、ようやくヒトケタ順位の9位に浮上した。次節はアウェイで首位の神戸と対戦。柏は15位のまま。監督交代後公式戦3試合で未勝利。
首位の神戸はホームで10位FC東京を3−2と破り、勝点33として1位キープ。FC東京は11位。2位マリノスは9位福岡を2−0と下して勝点30で神戸を追撃。福岡は10位。3位名古屋はアウェイで7位札幌に2−1と勝ち、勝点29で3位。札幌は8位。4位鹿島は鳥栖と2−2で引分け、7位に後退。鳥栖は12位のまま。5位広島は17位湘南に1−0で勝利、4位に浮上。最下位ガンバがついに3−1で13位新潟から2勝目をあげたが、最下位脱出はできず。
サッカー短評 (2023.5/26)
U20日本vs.U20コロンビア 1対2 (2023.5/25 アルゼンチン) U20ワールドカップグループC第2節
この試合も先制した。CKからの流れでボランチで先発した山根陸がミドルシュートを決める。しかし、後半たち上がりに高井のいた日本の右サイドからの崩され、続けて失点。最後まであきらめずに攻撃し、PKのチャンスを得る。松木が蹴るが、バー直撃。CKからのボールをゴール前に上がったチェイスのところまで送るが押し込めず。追加タイム10分もコロンビアに逃げ切られた。21度、湿度87%。観客3768人。ホセ マリア サンチェス主審はスペインの人。
先発は、第1戦とほぼ同じ。永長がはずれて山根が入った。GK木村。DF高橋、田中、チェイス、高井。山根と福井のダブルボランチ。左右のウイングに北野と佐野。トップ下に松木。ワントップ熊田。
コロンビアも4-2-3-1。左ボランチ8番プエルタがキャプテン。
高井は初戦と同じく本職ではない右SBで、相手左MFルナの対応に苦戦。チェイスがカバーしてくれてなんとか守っている。7分にはそのルナにシュートをうたれる。
16分、高井が攻めあがってペナルティーエリア右に入って低いクロスを入れるが、ファーの松木に届かず、相手DF。
20分、相手右SBオカンポが攻めあがってペナルティーエリア手前からシュート、DFに当たってコロンビアの左CK。これをルナが蹴り、ファーで相手CBマンティージャが折り返すが、田中がクリア。
26分、松木のミドルシュートは相手DF。
27分、相手トップ下アスプリージャが田中をかわしてペナルティーエリア右に入ってシュート、チェイスが防ぐ。
29分、FW熊田のポストプレーから北野がペナルティーエリア左からシュート、相手DFに当たって日本の右CK。
30分、このCKから先制。福井がショートコーナーを蹴り、北野からのリターンを受けてペナルティーエリア右の深い位置から折り返すと、山根がシュート、1−0。ずっとコロンビアに押し込まれていたが、少ないチャンスをものにする。
37分、コロンビアはパスをつないで、最後は左MFルナがペナルティーエリア左に入ってシュート、枠の外。39分にも相手トップ下のアスプリージャがペナルティーエリア手前からミドルシュート、これはGK木村。
追加タイム1分。1−0のままハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。左SB高橋に代えてDF松田を入れる。コロンビアも二人同時交代。左MFルナに代えて11番MFマニョーマ、7番FWウルタードに代えて9番FWアンヘルを入れる。
3分、日本の右CK。ショートコーナーから山根がミドルシュート、相手GK。
6分、コロンビアの右CK。プエルタが蹴るが、DFがクリア。
8分、失点。相手MFコルテスが縦パス、攻めあがった相手左SBサラサールが高井の裏で受けて、深い位置から低いクロス、ペナルティーエリア内でフリーの相手トップ下アスプリージャがシュートを決め、1−1。
14分、今度は相手ボランチのプエルタに左サイドからペナルティーエリア左に入られ、クロスはいったんGK木村がはじくが、こぼれを相手FWアンヘルに押し込まれて逆転を許す。1−2。
18分、日本の左CK。福井が蹴るが、最後は相手GK。
21分、日本が二人同時交代。左MF北野に代えて永長、ワントップ熊田に代えてFW坂本を入れる。
25分、コロンビアが三人目の交代。16番右MFコルテスに代えて13番MFカスティージャを入れる。
30分、日本が四人目の交代。ボランチ福井に代えて松村を入れる。
34分、永長がドリブルでペナルティーエリア右に進入、クロスを入れるが、相手GK。
35分、左SB松田が左サイドからクロス、相手DFに当たる。VARからの進言で主審がオンフィールドレビュー。ハンドがあったとして、日本にPKを得る。これを松木が蹴るが、なんとバーに当たる。あー残念。
43分、コロンビアが二人同時交代。8番プエルタに代えて6番ベレス、3番オカンボに代えて15番タントンを入れる。
45分、永長が倒され、ペナルティーエリア手前で日本のFK。追加タイム10分。松木が蹴るが、相手GK。50分のFKは松田が蹴り、チェイスが胸トラップするが押し込めず。
結局コロンビアの時間稼ぎもあり逃げ切られた。コロンビアは2連勝でグループ突破を決める。
サッカー短評 (2023.5/)
浦和レッズvs.川崎フロンターレ 1対2 (2023.5/24 埼スタ) ルヴァン杯第5節
公式戦3連敗。せっかく瀬川のゴールで先制したのに、後半追いつかれ、最後はオウンゴールで逆転負けとのこと。CSフジは契約していないので見られない。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、車屋、山村、大南。アンカーにシミッチ。インサイドハーフに小塚と脇坂。左右のウイングに瀬川と山田。ワントップ小林。
浦和は4-2-3-1。ワントップにカンテ。トップ下に早川。左右のウイングにリンセンとモーベルグ。柴戸と平野のダブルボランチ。DF大畑、犬飼、岩波、元フロンターレの馬渡。GK鈴木歳艶。
3分、シミッチからのパスを受けた瀬川が対面の馬渡をかわしてシュート、ゴール左に決める。1−0。
前半は一進一退で、互いにシュートをはずしたり、防いだりで1−0のままハーフタイム。
後半5分、小塚からのパスを小林がシュート、惜しくも枠の左。
直後の6分、失点。浦和のカウンター。相手MF早川からのパスを受けた相手MFモーベルグが右サイドからクロス、相手FWカンテにシュートを決められ、1−1。
9分、11分と相手MFリンセンにシュートされるが、いずれもGKソンリョン。
13分、フロンターレが一人目の交代。瀬川に代えて遠野を入れる。15分、浦和も一人目の交代。馬渡に代えて酒井を入れる。
18分、脇坂の左CK、20分の山田のシュートはいずれも相手DF。
24分、浦和が三人同時交代。MFモーベルグに代えて安居、ボランチ平野に代えて伊藤敦樹、トップ下早川に代えて大久保を入れる。
28分、フロンターレも三人同時交代。小塚に代えて橘田、脇坂に代えて瀬古、小林に代えて宮代を入れる。
29分、瀬古がペナルティーエリアからシュート、枠の外。
34分、フロンターレが五人目の交代。山田に代えて家長を入れる。35分、浦和も五人目の交代。ボランチ柴戸に代えて高橋を入れる。
37分、相手FWカンテからのパスを相手MFリンセンががフリーでシュート、枠の上で助かる。
40分、相手MF安居がこぼれを拾ってシュート、GKソンリョンが防ぐ。
42分、家長がヘディングシュートするが相手GK。43分にはまた家長がミドルシュート、相手GKが捕る。
44分、失点。相手右SB酒井からのクロスがゴール前に戻ったシミッチに当たってオウンゴール。1−2。
追加タイム4分。49分、中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、相手GKが捕る。
1−2でタイムアップ。
勝点5のままでBグループ最下位に転落。
サッカー短評 (2023.5/22)
U20日本vs.U20セネガル 1対0 (2023.5/22 アルゼンチン) U20ワールドカップグループC第1節
3/29、FIFAはインドネシアでの開催取り消しを発表。インドネシアは出場予定のイスラエルと国交がなく、現地で抗議活動が起きていた。インドネシアサッカー協会会長とUEFA会長との会談後、取り消しの決定。4/17、ようやく代替開催がアルゼンチンに決定。開催国枠はアルゼンチンU20に与えられた。4/21に組み合わせ抽選が行われた。
5/8、日本代表21人のうち、20人を発表。フロンターレからはDF高井とMF永長が呼ばれた。海外組はチェイス・アンリ(シュトゥットガルト)、高橋仁胡(バルセロナ)、福井太智(バイエルン)。国内組でわかるのは松木玖生くらい。追加の一人は5/9、FW福田師王(ボルシアMG)が選ばれた。気温17度、湿度93%。観客8625人。ギョジュビユク主審はオランダの人。BSフジの解説には槙野。
システムは4-2-3-1。先発は、GK木村(日大)。DF高橋仁胡(バルセロナ・西)、188cmの田中隼人(柏)、183cmのチェイス(シュトゥットガルト・独)、192cmの高井(川崎)。佐野航大(岡山)と福井(バイエルン・独)のダブルボランチ。左右のシャドーに北野颯太(セレッソ)と永長(川崎)。トップ下に松木(FC東京)。ワントップには銀の短髪の熊田(FC東京)。キャプテンは松木。フロンターレの二人は二人とも先発した。富樫監督は2021年からこのチームの指揮を執る。
セネガルは4-1-2-3。左ウイングの10番サンバ・ディアロがキャプテン。平均身長は日本より少し高い。
この世代は、コロナのため、U17ワールドカップやそれにつながるアジアカップなどが開かれず、国際試合の経験がほとんどない。それでも、果敢にプレスをかけ、少しずつ日本の攻撃の形を出していった。
3分、左サイドで日本のFK。福井が蹴るが、相手GK。
8分、日本の左CK。福井がショートコーナーからクロスを入れると、長身DF田中がフリーでヘディングシュート、相手GK。
10分には、佐野が左サイドから入れたクロスをニアで松木がヘディングシュート、枠の右。
12分、相手左ウイングのディアロが個人技で突破を図るが、高井が対応。このディアロは要注意。何回かはクロスを上げられた。
15分、日本が先制。相手クリアを高井が頭で右の永長へ。永長はドリブルで中央へ切れ込み、相手を引き付けたところで左へパス、受けた福井もワンタッチで左の松木へ。松木がペナルティーアーク付近からミドルシュート、ゴール右に決まり、1−0。
この後はセネガルの猛攻をしのぐ格好に。16分、相手左サイドでセネガルのFK。インサイドMFディオプが蹴るが、ニアで日本のDF。19分には、相手左CK。これもディオプが蹴るが、チェイスがクリア。
21分、相手左SBバッセが攻めあがってペナルティーエリア左から低いクロス、相手左ウイング、ディアロがシュート、チェイスが防ぐ。こぼれを相手FWファイがつないで再度ディアロがシュート、ゴールしたかと思われたが、主審はVARと交信。解説の槙野は「オフサイドだと思う」。果たして、VARオンリーレビューでオフサイドの判定に。面白かったのは、「オフサイド、ナンバーテン」と場内アナウンスしたこと。初めて聞いた。
30分、右サイド永長からのクロスをファーに走りこんだ佐野がシュート、ヒットせず枠の左。
日本のGK木村からのロングキックは、なかなかワントップ熊田に収まらない。永長も対面の相手左SBバッセに競り負けている。相手左ウイングのディアロのドリブルを止めるために高井の加勢にいくが、ほとんど力にならない。松木はDFラインまで下がって危ないところをケアしている。チェイスは何度もクリアで見せた。
追加タイム3分。1−0のままハーフタイム。
後半開始から日本が一人目の交代。永長に代えて山根陸(マリノス)を入れる。やっぱり永長は守備の穴になっていたので、しかたがないか。山根はボランチに入り、佐野が右ウイングに回ったか。
2分、松木を倒した相手DFエンディアイエにイエローカード。
5分、ボランチ福井からのパスを受けた佐野がシュート、枠の外。
9分、日本の右CK。高橋がショートコーナーを蹴り、最後はオーバーラップした佐野が右からクロス、味方に合わず。
11分、中盤相手右サイドでセネガルのFK。相手MFディオプが蹴るが、高井がクリア。15分、相手右FWフェイがシュート、枠の左。
19分、左サイドの高橋と来たのでパス交換、高橋のクロスをFW熊田がバイシクルシュート、枠の外。
22分、相手FWディアロが縦パスを受けてミドルシュート、枠の右で助かる。
24分、福井が倒されて中盤右サイドで日本のFK。高橋が蹴り、高井が相手GKと競り、GKに当たって日本の左CKに。これも高橋が蹴るが、シュートに至らず。
27分、相手右FWフェイが味方のロングフィードに走りこみ、ペナルティーエリア内で胸トラップからシュートするが、枠の外で助かる。
28分、セネガルが二人同時交代。右FW17番フェイに代えて14番MFエンゴム、MF10番ディアロに代えて5番MFセックを入れる。キャプテンマークは誰になったか不明。
32分、相手左MFセックが高井をかわしてペナルティーエリア左に入ってシュート、枠の左。
34分、相手MFディオプをチェイスが後ろから倒して、中盤相手左サイドでセネガルのFK。ディオプが蹴るが、シュートに至らず。
35分、日本が二人同時交代。北野に代えて屋敷(大分)、ワントップ熊田に代えて福田師王(ボルシアMG・独)を入れる。屋敷は右ウイングに入り、佐野が左へ回ったか。
41分、相手左SBバッセにドリブルでペナルティーエリア左に入られ、シュートされるが、枠の右。
42分、福井が倒され、中盤中央で日本のFK。松木が直接ねらうが、惜しくも枠の外。
46分、日本が四人目の交代。ボランチ福井に代えてMF安部()を入れる。追加タイム4分。
49分、日本が五人目の交代。MF佐野に代えてDF松田(水戸)を入れる。
1−0で日本の勝利。
サッカー短評 (2023.5/20)
横浜FCvs.川崎フロンターレ 1対2 (2023.5/20 ニッパツ) 第14節
アウェイ連戦だがここで連敗はありえない。しかし勝てず。また連続失点し、瀬古が見事なFKで1点返したが、追いつけず。勝点1も取れずに11位に逆戻り。気温22.6度、湿度56%。観客10276人。主審は池内さん。
先発予想は、GK上福元。DF登里、車屋、山村、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに大島と瀬古。左右のウイングに遠野と家長。ワントップに宮代。瀬古は古巣との対戦。ベンチにチャナティップ、小塚、小林ほか。
横浜FCは3-4-2-1。ワントップ伊藤翔。二列目に元フロンターレの長谷川竜也と山下。左右のアウトサイドに林幸太郎と山根永遠。和田と井上潮音のダブルボランチ。DFモラエス、岩武、吉野。GKブローダーセン。キャプテンは岩武。四方田監督は1年目か。
4分、瀬古がミドルシュート、枠の上。6分、中盤サイドから瀬古がクロス、登里がヘディングシュート、枠の左。
11分、中盤相手右サイドで横浜FCのFK。井上が蹴るが、オフェンスファール。13分にも中盤左サイドで浜FのFK。また井上が蹴るが、直接ゴールラインを割る。
17分、右サイドから瀬古のスローインを遠野が頭に当てるが、枠に飛ばず。
フロンターレはボールを握っているが、シュートはなかなか打てず。
31分、瀬古が相手MF長谷川を倒して中盤相手左サイドで横浜FCのFK。井上が後方へパス、長谷川がペナルティーエリア右へループパス、相手MF山下が受けてクロスを入れるが、山村がクリア。
36分、相手見っ長谷川が中盤左サイドからペナルティーエリア右へクロス、相手MF山根永遠が頭に当てるが、DFが対応。
38分、宮代のポストプレーから家長が利き足でない右足でシュート、相手GKが捕る。
直後に横浜FCのカウンター。相手MF長谷川がミドルシュート、バーに当たって助かる。
43分、相手MF山下が左サイド深い位置から中央へ切れ込み、ペナルティーエリア手前からシュート、こぼれを相手FW伊藤翔がシュートするがオフサイド。
44分、失点。長谷川からのパスをペナルティーエリア手前右寄りで受けた相手FW伊藤がペナルティーエリア中央へループでクロス、走りこんだ相手MF井上が頭でトラップ、振り向きざまにシュート、これがゴール左に決まる。0−1。
追加タイム1分。0−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
3分、また失点。フロンターレの攻撃のクリアから横浜FCのカウンター。相手MF山根永遠が中盤右サイドへパス、受けた相手MF山下が車屋をふりきってペナルティーエリア右に入ってシュート、GK上福元の足の間を通過してゴールイン。0−2。
9分、フロンターレが二人同時交代。登里に代えて佐々木、大島に代えて瀬川を入れる。
11分、相手MF山根永遠が右サイドからドリブル、ペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の左。
12分、家長からのスルーパスに走りこんだ瀬川がシュート、相手GKが捕る。
16分、横浜FCが二人同時交代。FW伊藤に代えてヒアン、MF長谷川に代えて坂本を入れる。
20分、中盤左サイドで横浜FCのFK。相手みっ井上が蹴るが、山根がクリア。
22分、遠野が相手DF吉野に倒され、吉野にイエローカード。ペナルティーエリア手前中央でフロンターレのFK。これを瀬古が蹴り、ゴール右下に決め、1点返す。1−2。
27分、左サイドから家長がクロス、瀬川がヘディングシュートするが枠の上。29分には、遠野からのパスをペナルティーエリア中央で受けた瀬川が反転してシュート、相手GKが捕る。
31分、フロンターレが二人同時交代。遠野に代えて小林、瀬古に代えて小塚を入れる。横浜FCも二人同時交代。MF山下に代えて近藤、MF井上に代えて三田を入れる。
35分、小塚からのパスに走りこんだ橘田がペナルティーエリア内でシュート、枠の右。
38分、フロンターレが五人目の交代。宮代に代えて無山田を入れる。
40分、中盤右サイドでフロンターレのFK。小塚が蹴り、小林がヘディングシュート、相手GK。
42分、今度は中盤左サイドでフロンターレのFK。小塚が蹴り、相手DFに当たってフロンターレ右CK。これも小塚が蹴るが、相手DF。こぼれを山根が拾ってクロス、相手DFがクリア。さらに佐々木が左サイドからクロスを入れるが、相手GKが捕る。
追加タイム6分。46分、横浜FCが五人目の交代。山根永遠に代えて高井を入れる。
フロンターレは山村を前線に上げてパワープレー。
48分、横浜FCの右CK。ボールを蹴らずにコーナー付近で踏んで時間稼ぎ。
50分、GK上福元からのロングフィードを山村がヘディングシュート、枠の左。
1−2でタイムアップ。10位から11位に下降。横浜FCは17位から16位に上昇。首位神戸は監督交代した16位柏と1−1の引分。柏は15位に浮上。2位マリノスはアウェイで最下位ガンバに2−0で勝利。同率3位の広島と名古屋の対戦は2−1でホームの名古屋が勝ち、名古屋単独3位、広島5位に。5位鹿島はホームで11位FC東京と1−1と 引き分けたが4位に浮上。FC東京はフロンターレと入れ替わりに10位に。
サッカー短評 (2023.5/12)
FC東京vs.川崎フロンターレ 2対1 (2023.5/12 国立) 第13節
Jリーグ30周年記念試合。30年前には、まだ両チームともプロ化していなかったのに、どうしてこの試合が記念2試合のうちのひとつになったのか不明。単に国立に近いというだけでは。もう1試合は5/14日曜に開催される鹿島対名古屋で、こちらはオリジナル10同士で30年前と同じ対戦カード。
試合は、前半のうちに2失点して、流れをつかめず。せっかく宮代が1点返したが、後半早々に脇坂がレッドカード。10人で攻めたが、大島も小林も流れを変えられず。後半追加タイムには大南が負傷交代。次節のCBはどうするのか。頼みの高井はU20ワールドカップでいない。勝点取れず、また10位に下降。気温19.9度、湿度54%。観客56705人。主審は元国際審判の西村さん。
先発は、GK上福元。DF登里、車屋、大南、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフにインサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは脇坂。ベンチに橘田、大島、小林など。
FC東京は前節札幌に1−5と大敗して11位に後退。システムは4-1-2-3。ワントップにディエゴ・オリヴェイラ。左右のシャドーに渡邉凌磨とマリノスから移籍の仲川。二列目に安部柊斗と小泉、東慶悟のアンカー。DF徳元、森重、木本、長友。GKスウォビィク。キャプテンは森重。アルベル監督はスペインの人で2年目。ベンチにDFトレヴィザン、MFアダイウトン、元フロンターレの塚川など。
FC東京はマンマーク気味にハイプレス。特にアンカーのシミッチに相手FWオリヴェイラが執拗にマーク。脇坂か瀬古がサポートに行きたいが、そこも小泉と安部に抑えられていた。
12分、失点。相手右サイドから右SB長友にクロスを上げられ、ファーにこぼれる。これをひろった相手左SB徳元が寄せてきた脇坂などをかわしてペナルティーエリア左に入りシュート、0−1。
よくないときの典型で、選手間の距離が遠く、つなぎのパスが通らない。守備も後追いでファールになりやすい。
20分、車屋が相手FWオリヴェイラを倒して、中盤中央でFC東京のFK。徳元が蹴るが、大南がクリア。こぼれを安部にシュートされるが、枠の外。
23分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、宮代が頭で落とすが、味方につながらず。
25分、また失点。自陣ペナルティーエリア手前で相手FWオリヴェイラにボールカットされ、左の徳元につながれる。徳元がペナルティーエリア左に入って折り返し、相手MF安部が見事なシュートを決め、0−2。
28分、山根のクロスがクリアされてフロンターレ右CK。脇坂が蹴るが、相手FWオリヴェイラがクリア。こぼれを瀬古がシュートするがヒットせず。
32分、宮代が相手FW仲川に後ろから倒され、仲川にイエローカード。勝っているのに、なぜこんな余計なことをするのか。34分には、マルシーニョも相手MF渡邉に後ろから倒され、イエローカード。
37分、家長が右サイドから入りこんでミドルシュート、こぼれをさらに宮代がシュート、惜しくも相手GK。
39分、1点返す。瀬古が相手をかわしてドリブルからスルーパス、これを受けた宮代が相手DFをぬききらずにシュート、ゴール右端に決まる。1−2。
41分、FC東京のFK。徳元が蹴るが、シミッチがクリア。続く相手右サイドからのクロスでゴール前で混戦、最後は家長がクリア。
42分、マルシーニョが左サイドでキープして瀬古に折り返す。瀬古のシュートはヒットせず。
追加タイム3分。48分、シミッチがシュートを止めに来た相手MF渡邉を蹴ってしまいイエローカード。1−2でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。2分、FC東京の左CK。徳元が蹴るが、GK上福元。
4分、脇坂がペナルティーエリアすぐ外で相手FW仲川を倒して、FC東京のFK。ここでVARが介入。リプレー映像では、脇坂はボールをクリアしに足を上げてスライディングしているが、仲川が体を入れる方が早く、すねを蹴る形になっている。オンフィールドレビューとなり、案の定、レッドカード。少し厳しい。イエローではだめなのか。ゲームキャプテンは誰になったのか。
このFKは徳元が蹴るが、家長がクリア。こぼれを拾われ、相手MF渡邉にシュートされるが、バーに当たる。さらにひろわれ、仲川にもバイシクルシュートを打たれるが、枠の外。
12分、相手イド深い位置でFC東京のFK。徳元が蹴り、森重が足で触るが枠の外。
14分、フロンターレが二人同時交代。瀬古に代えて大島、マルシーニョに代えて遠野を入れる。15分、FC東京も一人目の交代。FWオリヴェイラに代えてアダイウトンを入れる。
18分、フロンターレのFK。大島がファーへ蹴り、大南が折り返すが、相手DF。
24分、遠野がペナルティーエリア左から折り返し、宮代がシュート、相手GK。25分、フロンターレの左CK。大島が蹴るが相手DF。
28分、FC東京が二人目の交代。渡邉に代えて長身の塚川を入れる。
30分、フロンターレも二人同時交代。宮代に代えて小林、家長に代えて橘田を入れる。
33分、大南からのフィードを受けた遠野がシュート、相手DF。こぼれを山根がすかさずシュートするが惜しくも枠の外。
37分、フロンターレが五人目の交代。シミッチに代えて山田を入れる。
38分、相手MF安部がペナルティーエリア手前左からクロス、ファーに塚川が走りこむが合わずにゴールラインを割る。やれやれ。
40分、フロンターレの右CK。遠野が蹴るが、相手DF。
42分、遠野が相手をかわしてループシュート、相手GK。
43分、FC東京が三人目の交代。仲川に代えてDFバングーナガンデを入れる。
追加タイム6分。46分、車屋が相手MF小泉を抱えてイエローカード。
47分、FC東京の右CK。蹴らずに踏んで時間稼ぎ。
49分、大南が森重とのハイボールの競り合いで落ちたとき、頭をうつ。しばらくして起き上がるが、脳震盪の疑いで山村と交代。大南にラフプレイでイエローカード。
1−2のままタイムアップ。
10位に後退し、FC東京に勝点18と並ばれるも、FC東京は前節の大敗で得失点差のため11位。横浜FCが柏に勝って2勝目をあげたため、浦和に負けたガンバ大阪がついに最下位に転落。浦和は6位に。神戸は広島に2−0で勝ち、首位キープ。広島も同率3位。鹿島も名古屋に2−0で勝利し5位浮上。名古屋は3位キープ。マリノスはなぜか新潟にアウェイで敗れたが2位のまま。
サッカー短評 (2023.5/7)
川崎フロンターレvs.サガン鳥栖 1対0 (2023.5/7 等々力) 第12節
観戦した。予報は弱雨だったが結構な雨になった。メインアウェイ寄りの屋根のない席だったので濡れて寒く、後半は一階の後ろの通路で見た。ハーフタイムにトイレに行ったら混んでいて、戻ったら後半が始まっていて唯一の得点シーンは見逃した。ロスタイムの表示が出なかったが、サポーターの手拍子の迫力がすごかった。ついにリーグ戦ホーム初勝利。3連勝で暫定6位に浮上。気温16.1度、湿度82%。観客17674人。主審は川俣さん。帰宅してからDAZNも見た。解説は水沼さん、実況は下田アナ。
先発は、GK上福元。DF車屋、大南、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは脇坂。ベンチに橘田、山村、大島、小林など。
鳥栖は4-2-3-1。ワントップ小野裕二。トップ下に本田風智。左右のシャドーに岩崎悠人と長沼。河原創と元フロンターレの森谷賢太郎のダブルボランチ。DF菊地泰智、田代雅也、山崎浩介、原田亘。GK朴。キャプテンは朴。ベンチにセレッソから移籍の西川潤など。川井監督は2年目。
前半は互角な感じ。6分、左サイドから攻撃し、最後は瀬古がシュート、こぼれをひろってつなぎ、右サイド山根からのクロスを受けたマルシーニョのシュートは相手GK。さらにこぼれを連続シュートするが相手DF。
7分、相手右MF長沼のシュートはオフサイド。12分、相手SB菊地のシュートは枠の外。
15分、脇坂が宮代とのパス交換からシュート、相手DF。16分にもマルシーニョがドリブルからシュート、相手GKが捕る。
どちらのチームもGKがパス回しや攻撃の開始となるフィードを行っている。フロンターレのGK上福元は、攻撃時にはペナルティーエリアの外にいることもある。鳥栖は以前に比べて、ものすごいハイプレスはしてこない。
26分、マルシーニョが左へ回ってきた家長とのパス交換からペナルティーエリア内でシュートに持ち込むが相手DF。
33分、GK上福元からのロングフィードに走りこんだマルシーニョが、ペナルティーエリアに入ってシュート、またまた相手GK。
38分、脇坂がペナルティーエリア中央の家長とワンタッチパス交換からシュートするが枠の外。
43分、瀬古がペナルティーエリア手前左からミドルシュート、相手GK。
追加タイム2分。0−0でハーフタイム。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。瀬古に代えて大島を入れる。鳥栖も一人目の交代。FW小野に代えて河田を入れる。
1分、右サイドから攻撃し、山根がペナルティーエリア右から折り返しのパス、攻めあがった車屋がミドルシュート、バーを直撃。
4分、シミッチがペナルティーエリア手前左から鋭いミドルシュート、相手DF二人に当たって右ポスト直撃。残念。なぜかCKにならず。
7分、先制。フロンターレの右サイドからのスローイン。家長が投げ入れ、大島が受ける。再び家長が受けてループのパスをポンとペナルティーエリアに入れると、ニアで宮代が相手DFを引き付け、中央に走りこんだ脇坂が胸トラップ、うまく蹴りこみ、ネットを揺らした。1−0。
10分、鳥栖のカウンター。相手MF本田にドリブルで中央突破され、最後シュートされるが、戻ったシミッチがスライディングでクリア。やれやれ。これで与えた相手右CKを森谷が蹴るが、GK上福元がはじく。こぼれを拾われるが、DF陣が防ぐ。
15分、中盤相手右サイドでマルシーニョが相手MF原田を倒したとして鳥栖のFK。マルシーニョはボールだけを蹴っていたのだが。FKは森谷が蹴り、相手DF田代が頭に当てるが、枠の外。
17分、鳥栖が二人同時交代。ボランチ森谷に代えて手塚、左MF岩崎に代えて堀米を入れる。堀米は右MFに入り、長沼が左へ回る。
19分、鳥栖の左CK。河原が蹴るが、DFがクリア。
22分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、味方に合わず。
23分、フロンターレが二人目の交代。マルシーニョに代えて遠野を入れる。DAZNの解説、水沼さんが「ケガ明けですからね。この天候だし」と言う。
25分、家長が右サイド深い位置からクロス、宮代が頭に当てるがゴール前で混戦になり、得点できず。
28分、相手左サイドで大南が相手MF菊地を倒してイエローカード。鳥栖のFK。手塚が蹴るが、DF陣がクリア。こぼれも拾われ、ボールを入れられるが、最後はGK上福元が捕る。
33分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えて橘田、家長に代えて小林を入れる。家長はずいぶんゆっくり歩いて出る。小林がワントップに入り、宮代が右ウイングに回る。鳥栖も四人目の交代。左MF長沼に代えて樺山を入れる。水沼さんが「ドリブラーですね。先日もすばらしいシュートを決めていました」。
37分、遠野が左サイドからクロス、ファーで小林と宮代が走りこむが合わず。
40分、鳥栖の左CK。手塚が蹴るが、だれにも合わず。
41分、フロンターレが五人目の交代。宮代に代えて山田を入れる。
42分、山田がペナルティーエリア右から折り返そうとするが相手DFに当たり、フロンターレの右CK。遠野が蹴り、ゴール前で混戦になるが、得点に至らず。
43分、鳥栖が五人目の交代。MF本田に代えて西川を入れる。
追加タイム4分。時計が消えてからずっと見ていたが会場の電光掲示板には表示されなかった。第4審のボードも見かけなかった。40分くらいからバックスタンド応援団の歌も手拍子も途切れず、メインスタンドのフロンターレサポーターもみんな手拍子がそろって、すごい後押し。
47分、左コーナー付近で車屋がボールを踏んで時間を使う。49分には、小林も左サイド深い位置でボールキープ。相手DF田代の腕が顔に当たって倒れると、田代にイエローカード。フロンターレのFK。中にクロスを入れずに時間を使う。
応援席から「アヴァンテ」が聞こえる。1−0でタイムアップ。
試合後、DAZNの監督インタビューで鬼木監督は「前半にも1点取れればよかったし、後半にも追加点を取りたかった」「0点に抑えたのはよかった」という趣旨のことを答えていた。
勝点18として暫定6位に浮上。鳥栖は15位のまま。鳥栖は、この後5/10水曜日に、ACLで優勝した浦和と第10節を戦う。1位神戸は3−0で最下位横浜FCに勝ち、勝点26。2位マリノスも4−1で12位京都に勝利。京都は12位のまま。3位名古屋は前日5/4土曜日に17位ガンバに1−0で勝ち暫定2位だったが3位のまま。前節試合がなかった4位広島は5位福岡と対戦、3−1で勝利し、同率3位に。福岡は7位に後退。8位鹿島はアウェイでセレッソを1−0で下し、勝点19で5位浮上。フロンターレが次節Jリーグ30周年記念マッチで対戦する9位FC東京はアウェイで11位札幌に1−5で敗れ、11位に後退。札幌は10位に。
サッカー短評 (2023.5/3)
京都サンガvs.川崎フロンターレ 0対1 (2023.5/3 サンガス) 第11節
小林の劇的ゴールで今季初の連勝。ケガ明けの小林は4/1以来の途中出場。シュート3本のうち2本が枠内。今季初得点。アシストはやはり途中出場の大島。大島に落としたのはこれも途中出場のマルシーニョ。試合は、前半に脇坂のゴール、後半に相手FWパウリーニョのゴールがどちらもVARのオンリーレビューの上、オフサイドで取り消しになった。これ以外にも、遠野の「巻ききれなかった」シュートや相手DF井上のシュートなどわずかにはずれたものもお互いにあった。後半35分、五人目の交代として入った小林が43分、山根からのクロスをヘディングシュートしたのは相手GKがかろうじて押し出した。追加タイム5分のうち4分経過した49分、こぼれを拾った山田がマルシーニョにつなぎ、マルシーニョはペナルティーエリア外右寄りの大島へ落とす。少しずれたが大島は冷静にキープし、ファーへループパス、これを相手DFと競りながら小林がループのヘディングシュート、相手GKを超えてゴール右側のサイドネット奥に吸い込まれる。気温24.4度、湿度38%。観客15504人。主審は今村さん。DAZN解説は元ガンバ橋本。
先発は、前節と同じ。GK上福元。DF登里、車屋、高井、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは脇坂。上福元は古巣対決。昨季は京都の残留に貢献したとのこと。ベンチにマルシーニョと小林が戻ってきた。他には、大南、橘田、大島など。
京都は4-1-2-3。ワントップに山崎。左右のウイングに木下と豊川。インサイドハーフに松田天馬と平戸。アンカーに川崎。DF佐藤響、麻田、井上、白井。GK若原。キャプテンは川崎。ベンチにはパトリックやパウリーニョ。チョウ監督は3年目か。
1分、いきなりVAR。瀬古がルーズボールをクリアしたとき、相手DF井上が頭を下げて突っ込んできて、顔も蹴る形になってしまったことについて「退場の可能性」チェックだったが、ファールにならなかった。よかった。
3分、登里からのスルーパスに走りこんだ遠野がドリブル、ペナルティーエリア左に入ってシュート、枠の上。
11分、相手MF松田からのパスを受けた相手右SB白井が攻めあがってクロス、相手左SBがペナルティーエリア左でダイレクトシュート、枠の右。
12分、高井が相手ボランチ川崎を倒してイエローカード。解説の橋本が「自分のミスで取られたので」と言う。前々節もベテラン相手FW興梠にうまく体を入れられ、PKになってもおかしくなかった。気をつけよう。これで与えたFKを相手MF平戸が蹴るが、壁に当たる。
16分、相手ボランチ川崎からのパスを受けた相手FW山崎がペナルティーエリア右からシュート、車屋が防いで京都の右CK。これを松田が蹴るが、DF陣が防いで再度相手右CK。これも松田が蹴るが、フロンターレがクリア。
19分、脇坂がルーズボールを拾って中盤からドリブル、ペナルティーエリア手前でミドルシュート、相手GKが捕る。
20分にも、遠野がペナルティーエリア左に入ってシュート、枠のわずかに右。最初のシュートより得点に近かった。
27分、シミッチにイエローカード。またまたVARが「退場の可能性」のチェック。今回も「no red card」で終了となった。解説の橋本が「前半にアンカーがカードをもらってしまうと、後半は瀬古か脇坂がフォローに回る場面が増えるかも」と言う。
34分、先制かと思われた場面。脇坂がドリブルして宮代にパス、宮代がペナルティーエリア中央でシュート、さらに脇坂が走りこんで押し込むが、オフサイドフラッグが上がる。VARの結果、オンリーレビューでオフサイド。残念。
36分、中盤でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、オフェンスファール。
39分、右らのクロスのこぼれをペナルティーエリア左で登里がシュート、枠の右。2試合連続得点とはならず。
追加タイム2分。0−0でハーフタイム。
後半開始から京都が一人目の交代。MF平戸に代えて福岡を入れる。
7分、高井からのロングフィードを受けた遠野がドリブルからクロス、ペナルティーエリア中央で宮代がヘディングシュート、枠の外。
8分、京都のカウンター。ボールをつながれ、ペナルティーエリアの相手FW山崎にパスが送られるが、登里がスライドしてきてクリア。
10分、右サイド深い位置でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、大きすぎて誰にも合わず。ミスキックか。風か。
12分、京都が二人目の交代。FW山崎に代えてパトリックを入れる。
17分、相手右SB白井が攻め上がり、深い位置からクロス、ペナルティーエリアに走りこんだ相手右MF豊川がヘディングシュート、シミッチがクリアして京都の左CK。これを松田がショートコーナーを蹴り、リターンを受けて左サイド深い位置からクロス、京都のオフサイド。21分にも京都の左CK。松田が蹴るが、GK上福元がはじく。こぼれを相手DF佐藤にシュートされるが枠の上。
22分、フロンターレが二人同時交代。瀬古に代えて大島、遠野に代えてマルシーニョを入れる。京都も二人同時交代。豊川に代えてパウリーニョ、松田に代えてイヨハを入れる。
27分、また京都の左CK。今度は福岡が蹴り、相手DF麻田が頭で落とし、飛び出したGK上福元も触れず、相手MFパウリーニョが蹴りこみ、失点かと思われた。しかしVARが入り、GKが飛び出していたため、パウリーニョがオフサイドの判定となり、ノーゴール。はー。
29分、フロンターレが二人同時交代。登里に代えて大南、家長に代えて山田を入れる。大南が中央に入り、車屋が左SBに。家長は珍しく今日は山根との息が合わずにボールを失う場面もあった。
35分、フロンターレが五人目の交代。宮代に代えて小林を入れる。このへんでは、引分もやむなしかのような空気も。
38分、相手右MF白井がペナルティーエリア右に入ってシュート、DFに当たって京都の右CK。このCKは味方に合わず。
41分、左サイドをマルシーニョと車屋で攻め込むが、車屋のクロスは相手DF。42分には、高井からのパスを受けた山根がペナルティーエリア右に入り、低いクロス、相手GKが捕る。
43分、右サイド山根からのクロスに小林がヘディングシュート、枠にいったが、惜しくも相手GKが片手の先でクリア。
44分、京都が五人目の交代。左MF木下に代えて三沢を入れる。
追加タイム5分。46分、相手右サイド深い位置から京都のスローイン。白井がロングスローを入れ、こぼれを相手DF井上がシュート、枠の左で助かる。
47分、中盤でフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、味方に合わず。
48分、相手右サイドから相手MF三沢がクロスを上げるが、高井がクリア。
49分、ついに先制。山田が受けたボールをマルシーニョが拾って大島へ落とす。ボールが少し大きかったが大島がうまく受けて、ペナルティーエリア手前右寄りからすばやくループのクロス、これに小林が合わせてヘディングシュートをファーのサイドネットに叩き込む。1−0。
小林はユニフォームを脱いで自分の背番号をゴール裏のフロンターレサポーターに掲げて見せる。しかしこれでイエローカード。
51分、ルーズボールを京都に拾われて、ゴール前に放り込まれたこぼれを相手MF白井にシュートされるが、枠の大きく上。GK上福元のゴールキックでタイムアップ。
勝点3を積み上げ15、今季初の連勝で10位に浮上。なかなか上半分には戻れない。11位だった京都は12位に下降。
1位神戸は3位名古屋と2−2の引分。2位広島は暫定5位浦和との対戦なので5/31に試合。4位マリノスはアウェイで鳥栖に4−1の勝利。暫定2位に浮上。鳥栖は15位のまま。6位FC東京は7位福岡に0−1で敗れ、9位に後退。福岡は5位に浮上。最下位横浜FCがついに勝利。13位新潟を1−0で破る。順位どちらも変わらず。
サッカー短評 (2023.4/29)
アビスパ福岡vs.川崎フロンターレ 1対3 (2023.4/29 ベススタ) 第10節
やっと勝った☆ ノボリがなんと6年ぶりのゴール。前半12分に脇坂の深い位置からの折り返しを登里が決めて先制。前半のうちにルキアンのきわどいヘディングシュートを相手CKから打たれたが入らず助かった。リードしたまま後半に入り、2分という早い時間に追加点。今度は登里のクロスをファーの家長が再度クロス、宮代が押し込んだ。さらに20分、宮代が追加点を決めたかと思われたが、後で相手DF奈良のオウンゴールに変更された。40分に1点返され、追加タイム5分がさらに伸びても、選手交代で試合を締めた。勝点3を手に入れ、12位に浮上。気温20.3度、湿度85%。観客9053人。主審は山本雄大さん。DAZN解説は片野坂さん、実況は南アナ。
先発は、GK上福元。DF登里、車屋、U20代表候補で192cmの高井、山根。アンカーにシミッチ。インサイドハーフに瀬古と脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは脇坂。ベンチに山村が帰ってきた。他には橘田、大島、大南、GKソンリョンなど。
福岡は現在6位。ホームゲームは全て勝っているらしい。4-4-2のシステム。ルキアンと、ここ5試合で4得点の山岸とのツートップ。左右のワイドに金森と161cmの紺野。前と田邊草民のダブルボランチ。DF小田、元フロンターレの奈良、グローリ、湯澤。GK村上。キャプテンは奈良。ベンチには、元湘南のFWウエリントン、2019年U20W杯代表で192cmの三國ケネディエブスなど。長谷部監督は4年目。
大雨の中の試合。パスをきちんと通せるか心配だったが、脇坂が積極的に「ポケット」(by片野坂さん。ペナルティーエリア内左右のニアゾーン)に走りこみ、両サイドも高い位置をとって攻め続けた。この試合は、攻め切ることができていた。
3分、相手右SB湯澤が攻めあがったとき車屋と接触、担架で退場。結局戻れず、福岡は7分に一人目の交代。湯澤に代えて前嶋を入れる。早い時間に想定外の交代を1回使うことに。
5分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手DF。
12分、先制。右サイド家長からのクロスのこぼれを拾った脇坂がペナルティーエリア右深い位置まで入りこんでライン際から折り返すと、相手DFの間をすりぬけてボールがファーへころがったところに走りこんだ登里が利き足の左足でシュート。これが見事に決まって1−0。2017年の鹿島戦以来のゴールだという。
17分、右サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、味方に合わずにゴールラインを割る。直接ねらったのか。雨だから強めに蹴ったら大きくなってしまったのか。
19分、右サイド山根からのクロス、遠野が走りこむが合わず、こぼれを拾った瀬古が相手DFにハイレッグで倒される。VARが入り、遠野がオフサイドだったので、瀬古へのファールは取られず。イエローカードくらい出てもいいのでは。
22分、中盤相手右サイドで福岡のFK。紺野が蹴り、相手DFグローリが頭で触るが、DFがはじく。続く相手左CK。これは金森が蹴り、高井がなんとか押し出し、今度は相手右CK。こちらは紺のが蹴り、相手FWルキアンにフリーでヘディングシュートされるが、枠の左で助かる。
26分、脇坂が相手MF田邊に倒され、田邊にイエローカード。これで得たFKはチャンスにならず。
28分、フロンターレの左CK。脇坂は瀬古とのショートコーナーを選択するが、シュートに至らず。
31分、脇坂のスルーパスに反応した宮代がシュート、相手DF。38分、家長が右サイドから中へ入って左足でシュート、枠の左。ここで入るとよかったが。
41分、脇坂から左サイドの遠野、宮代とつないで最後は山根がシュートしたが相手DF。続くフロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、味方に合わず、遠野が拾ってクロスを入れるが、相手DF。
追加タイム3分。47分、相手ボランチ前から前線の相手FWルキアンへフィード、ルキアンが山岸につなごうとしたが、フロンターレDFが防ぐ。さらに相手MF紺野が右サイドからクロスを入れたがDF陣がクリア。1−0でハーフタイム。
解説の片野坂さんが「長谷部監督はハーフタイムに立て直してくる」と言う。南アナも「福岡はホームで負けていないし、後半に逆転したこともある」と言う。
福岡は前線のツートップから精力的にプレスをかけてくるので、GKへのバックパスでもかなりきわどい場面があったが、上福元はソンリョンより足下が上手いので、安心感があった。雨はだんだん激しくなっている。
後半は交代なしで開始。
2分、追加点。左サイド攻めあがった登里からのクロスをファーで家長がニアへ低いクロス、宮代と脇坂が走りこみ、宮代が蹴りこむ。VARチェックに時間がかかり(「オフサイドの可能性」と「攻撃側のハンドの可能性」が画面に表示された。表示が出るようになったのはいいが、心配も増える)、やや不安になったが認められる。2−0。
5分、相手FWルキアンに相手左サイドから鋭いシュートを打たれるが枠の右。
8分、シミッチが遠目からミドルシュート、枠の上。
9分、相手カウンターをしのいだ後、中盤で相手ボールをカット、遠野のスルーパスに走りこんだ宮代が相手GKと1対1でシュートするが、相手GK。
14分、相手MF田邊のミドルシュートをGK上福元が捕る。
16分、福岡が二人目の交代。FWルキアンに代えて佐藤凌我を入れる。これで三回の交代枠のうち二回を一人ずつの交代で使用。
18分、瀬古が相手FW山岸を倒してイエローカード。
20分、追加点。登里からのループパスに走りこんだ遠野がペナルティーエリア左から中央の宮代へパス、宮代と一緒に滑り込んだ奈良の足に当たってゴールイン。3−0。これでかなり勝利の可能性が上がったが、今季は試合の締めくくり方が悪いので、気は抜けない。
26分、脇坂がミドルシュート、相手GKが捕る。
27分、福岡が三人同時交代。FW山岸に代えてウエリントン、左SB小田に代えて三國、左ワイドの金森に代えて鶴野を入れる。これで五人使い切った。フロンターレもそろそろ交代した方がいいのでは。雨で疲労が早いような。
33分、相手DF三國からのフィードを相手FWウエリントンにヘディングシュートされるが、枠の右。
34分、フロンターレが二人同時交代。遠野に代えてFW山田、瀬古に代えて橘田を入れる。脇坂がキャプテンマークを橘田の腕に巻く。山田は左ウイングに入ったのか。家長が配置の確認をしていた。
37分、右サイド山根からのクロスを攻めあがったシミッチがヘディングシュート、枠の左。この日のシミッチは積極的にシュートしていた。
40分、失点。直前にも福岡に攻撃され、相手FW佐藤のシュートをGK上福元が防いでいた。相手右サイドの紺野からのクロスをゴール前の相手FW佐藤が頭で落とし、右から走りこんだ相手MF鶴野が押し込むが、いったん主審はオフサイドの判定。VARが入り、また時間がかかったが山根のかかとが残っていたためオフサイドは成立せずにゴールが認められる。3−1。
44分、フロンターレが三人目の交代。登里に代えて大南を入れる。大南は左CBに入り、車屋が左SBに回る。
追加タイム5分。46分、攻めあがってきた相手左SB三國にシュートされるが、DF陣が防ぐ。
47分、フロンターレが二人同時交代。家長に代えて山村、脇坂に代えて大島を入れる。システムを3-5-2にしたらしい。山村を中央に左に大南、右に高井。左右のアウトサイドに車屋と山根。シミッチと橘田のダブルボランチ。トップ下に大島。宮代と山田のツートップ。
49分、VARのチェックが入り、試合が止まっている。相手DFグローリのタックルが「退場の可能性」として表示されている。オンフィールドレビューでの判断となり、主審が画面を確認したうえで、グローリにイエローカード。
53分、相手左サイドから相手DF三國のクロス、GK上福元が捕る。上福元が大きくフィードしたところでタイムアップ。久々に勝点3を得て12とし、暫定で11位に浮上。その後、鹿島が勝ったため12位に。福岡は6位から7位に。
1位の神戸は11位湘南に2−0で勝ち、勝点22、一方の湘南は勝点11で14位に下降。2位の名古屋は3位のマリノスと1−1の引分。名古屋は3位、マリノスは4位に。4位の浦和はACLの決勝のため、5/10に鳥栖と対戦。5位広島はアウェイでセレッソに1−0の勝利。広島は暫定2位に浮上。最下位横浜FCはホームで札幌に1−4で敗戦。唯一未勝利。札幌は14位から10位へ。
サッカー短評 (2023.4/23)
川崎フロンターレvs.浦和レッズ 1対1 (2023.4/23 等々力) 第9節
せっかく先制したが、勢いにならず、最後は耐え切れずに追いつかれて悔しい引き分け。気温17.9度、湿度24%。観客22304人。主審は谷本さん。DAZN解説は佐藤さん、実況は西岡アナ。どうしてフロンターレ戦はホームなのに全く関係ない人が解説するのか。
先発は、GK上福元。DF登里、出場停止明けの車屋、新人の高井、山根。シミッチと瀬古のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングに遠野と家長。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは脇坂。GK上福元はリーグ戦初先発。GKとダブルボランチは3日前に大勝したルヴァンカップの組み合わせ。その勢いを持ち込めるか。ベンチにGKソンリョン、大南、橘田、ケガ明けの大島、新人の名願など。
浦和は4-2-3-1。興梠のワントップ。左右のシャドーに関根と大久保智明。トップ下に小泉。岩尾と伊藤敦樹のダブルボランチ。DF荻原、ホイブラーテン、ショルツ、明本。GK西川。キャプテンは岩尾。スコルジャ監督は1年目。
7分、瀬古からのパスを受けた宮代が右サイドからシュート、枠の右。
12分、相手MF小泉にボールカットされ、最後は関根がシュート、GK上福元がはじいたところに、また小泉がつめるがオフサイド判定。
16分、相手FW興梠のシュートはDFが防ぐ。
18分、GK上福元からのロングフィードを宮代が落とし、家長が利き足でない右足でシュート、大きく枠の外。
25分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、味方に合わず。
34分、浦和のFK。岩尾が蹴り、相手DFショルツが折り返すが、味方に合わず。
44分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ファーで家長がヘディングシュートするが、相手GKが捕る。
45分、相手右MF大久保が中へ入って右にパス。攻めあがった相手右SB明本がペナルティーエリア右に折り返し、相手FW興梠がシュート、DFがはじいて浦和の右CK。これを岩尾が蹴るが、シミッチがクリア。0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。
2分、先制。瀬古からのパスを受けた家長が相手DFホイブラーテンとのマッチアップをかわしてゴールライン際から右足で折り返しのクロス、ニアの宮代の背後に走りこんだ脇坂が左ももでトラップ、そのままボレーで打ち込んだ。1−0。
6分、相手SB荻原からのクロスを相手FW興梠が頭で触るが、GK上福元が捕る。
11分、興梠からのパスを相手DF荻原にシュートされるが、興梠がオフサイド。
13分、浦和の左CK。岩尾が蹴るがDFがクリアして再度浦和の左CK。また岩尾が蹴り、GK上福元が触り、相手右SB明本がクロス、DFがはじいて今度は浦和の右CK。岩尾が蹴るが、シュートに至らず。
16分、フロンターレが一人目の交代。瀬古に代えて大島を入れる。
21分、遠野が相手ボールをカットし、相手DFショルツをかわしてペナルティーエリア左から折り返し、走りこんだ脇坂がシュート、相手DF。
23分、相手FW興梠が高井との接触で倒れ、VARのチェック「PK確認中」が入る。浦和の選手たちがつめよって車屋に文句を言っている。両チームの選手が集まって不穏な感じ。主審は中に入って納めにかかり、副審がひとり近くに立って全体を観察。VARオンリーレビューでファールなしの判定でPKもなし。
28分、浦和が一人目の交代。右MF大久保に代えてリンセンを入れる。フロンターレも三人同時交代。脇坂に代えて橘田、宮代に代えて山田、登里に代えて佐々木を入れる。これでまた疲れていない選手たちで浦和にプレスをかけられる。
32分、シミッチが鋭いミドルシュート、惜しくも右ポストに当たる。跳ね返りが飛び出した相手GK西川の背中に当たるが、西川がすばやく押さえる。山田がつめたが間に合わず。
35分、浦和が三人同時交代。FW興梠に代えて安居、ボランチ岩尾に代えて柴戸、左MF関根に代えて早川を入れる。
36分、失点。ルーズボールを拾った相手MF早川が、高井やシミッチなど複数のフロンターレ選手をかわして、攻めあがった左DF荻原に縦パス、荻原はすばやく中央へ横パスを送り、走りこんだ相手右MFリンセンがフリーでシュート、1−1。試合後、鬼木監督が「失点の前に奪うチャンスがあった」と反省した場面。フロンターレは交代で入った選手たちが効いていない。
40分、浦和が五人目の交代。小泉に代えて大畑を入れる。フロンターレも五人目の交代。遠野に代えて大南を入れる。3バックにしたらしい。
41分、フロンターレの右CK。大島が蹴るが、味方に合わず。44分にもフロンターレの左CK。大島が蹴るが、相手GKがはじく。このこぼれを大島が拾って山田がヘディングシュート、相手GK西川が捕る。
追加タイム5分。45分、浦和の左CK。荻原が蹴るがDF陣がクリア。49分にも浦和の右CK。最後は明本がシュートするがDF陣がクリア。51分にも相手MF早川にシュートをうたれるが全員DFで守る。1−1でタイムアップ。
今季まだリーグ戦ではホーム未勝利。勝点1を得たが、15位に後退。浦和は4位。この後すぐに昨季のACLの決勝のため、対戦相手アルヒラルのホーム、サウジアラビアへ。フロンターレのサポーターから激励の横断幕が掲げられた。
サッカー短評 (2023.4/20)
川崎フロンターレvs.清水エスパルス 6対0 (2023.4/19 等々力) ルヴァン杯グループB第4節
なんと大量6得点で、今季ホームゲーム初勝利。遠野のシュートが相手DFにあたってゴールインしたのがキッカケらしい。前半の内に遠野がミドルシュートでもう1点取り、後半にCKから車屋が追加点。さらに瀬古の追加点。交代でケガ明けの小林と大島も出て、最後はやはり途中出場の脇坂が2点もとったらしい。残念ながら、フジのスカパー系列は見られない。スポーツナビの3分のハイライト動画を見た。実況は下田アナ。気温20.1度、湿度63%。観客15081人。主審は先立さん。
先発は、GK上福元。DF佐々木、車屋、高井、山根。シミッチと瀬古のダブルボランチ、トップ下にチャナティップ。左右のウイングに遠野と山田。ワントップ宮代。ゲームキャプテンは山根。
清水は、4-2-3-1。ワントップに日大藤沢高校卒で198cmの森重。左右のワイドにコロリと齊藤。トップ下に西澤。成岡とアウグストのダブルボランチ。DF高木、監物、菊地、落合。GK大久保。ゲームキャプテンはコロリ。秋葉監督は今季途中から就任。若手が中心らしい。知っている選手がコロリくらいしかいない。ベンチに控えのGKも含めて5人しかいないので、怪我人が多いのかも。
左サイドからは佐々木とチャナティップが積極的に攻め込みクロスも入れたようだ。7分、右サイド山根からのクロスを宮代がヘディングシュートしたのが初シュートか。
13分、先制。フロンターレの左CKを瀬古が蹴り、相手DFにいったんははじかれるが、こぼれを遠野がペナルティーアーク手前から左足でボレーシュート、相手DF背中にあたって決まる。1−0。
16分、追加点。シミッチからのパスを受けた遠野が宮代との壁パスから右足でミドルシュート、2−0。
23分には、相手MFコロリと齊藤に続けてシュートされるが、GK上福元がどちらも防ぐ。
31分、チャナティップがケガして、フロンターレが一人目の交代。脇坂が入る。
43分、清水の左CK。西澤が蹴り、アウグストがヘディングシュート、枠の外。
追加タイム1分。46分、左サイド脇坂からの折り返しを宮代がシュート、相手GK。
後半開始から清水が一人目の交代。FW森重に代えて太田を入れる。
8分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、車屋がヘディングシュート、枠の上。10分のペナルティーエリア手前右でフロンターレのFK。脇坂が直接ねらうが枠の左。
13分、追加点。フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、ニアで跳んだシミッチはおとりか。ファーで車屋がヘディングシュート、これが決まって3−0。相手GKは高井の陰になって見えなかったか。
14分、清水が二人同時交代。ボランチのアウグストに代えて矢田、右SB落合に代えて小竹を入れる。
16分、シミッチが相手ボランチ成岡を倒してイエローカード。成岡は担架で退場し、清水は四人目の交代。田中侍賢を入れる。
21分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが相手DF。23分、車屋からのスルーパスを宮代がつなぎ、遠野がシュート、枠の外。ハットトリックならず。
24分、追加点。瀬古が脇坂とプレスして相手ボールをカットし、そのままドリブルでペナルティーエリアに入ってシュート、飛び出した相手GKにかすったが決まる。4−0。
27分、フロンターレが三人同時交代。山根に代えて大南、宮代に代えて小林、シミッチに代えて大島を入れる。大南は右SBに入ったのか。キャプテンマークは脇坂の左腕に。
29分、大島からのパスに走りこんだ山田がペナルティーエリア右からシュート、枠の外。32分、右サイドで山田が倒され、フロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを大南がクロス、再度右CK。脇坂が蹴り、ゴール前で混戦、最後は相手GK。
34分、フロンターレが五人目の交代。遠野に代えて永長を入れる。
39分、追加点。山田のプレスを受けた相手DFのバックパスを小林がカット、ペナルティーエリア手前左から右中央へパス、ペナルティーアーク内で脇坂が受けてシュートをゴール左下に流し込む。5−0。脇坂はこれが今季初得点では。
41分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、いったん相手DFにクリアされるが、こぼれを大島がシュート、右ポストに当たる。跳ね返りを脇坂がシュート、これも右ポスト。
44分、追加点。瀬古からのパスを左サイド佐々木が受けてペナルティーエリア左ライン際までドリブル、折り返した先に小林などが走りこみ、脇坂がシュート、6−0。
追加タイム3分。6−0でタイムアップ。ルヴァンカップ初勝利。勝点5としてBグループの2位に浮上。この勢いをリーグ戦に続けてほしい。
サッカー短評 (2023.4/15)
川崎フロンターレvs.名古屋グランパス 1対2 (2023.4/15 等々力) 第8節
観戦した。天気は雨。ここからホーム3連戦で、なんとか立ち直ってほしい。しかし、前半だけで2失点。後半は失点せず、宮代が1点返せたのは良かった。気温15.4度、湿度83%。観客17304人。正面スタンドにだいぶ空席があった。主審は福島さん。
先発は、GKソンリョン。DF登里、高井、大南、山根。橘田のアンカー、インサイドハーフに小塚と脇坂。左右のウイングに宮代と永長。ワントップ家長。今季高卒入団の高井と永長はリーグ戦初先発か。脇坂が先発に戻ってきた。しかしベンチにダミアンも小林もいない。
好調2位・名古屋は、3-4-2-1か。ユンカーのワントップに左右のシャドーが永井とマテウス。中盤は左右のワイドに森下龍矢と内田宅哉。米本と稲垣のダブルボランチ。DF藤井、中谷、野上の3バック。GKランゲラック。キャプテンは誰だったか。長谷川健太監督は2年目か。
相手FWマテウスがアンカーの橘田をマークしてパスを出させない。フロンターレのパス回しが左右のサイドをウロウロしては下げるの繰り返し。
9分、永長が右サイドでバックパス、これを相手ボランチの米本にカットされて名古屋のカウンター。米本からのパスを受けた相手FW永井が俊足を飛ばして中盤左サイドから中へ横パス、走りこんだ相手FWユンカーが受けてペナルティーエリアに入り、GKソンリョンとの1対1をうちぬき、あっという間に0−1。
18分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴り、192cmの高井がヘディングシュートするが枠の外。
29分、相手FWマテウスのシュートはGKソンリョンがはじく。
42分、右サイド家長からのクロスのこぼれを逆サイドでひろった登里がシュート、ファーで宮代が頭で押し込もうとするが、枠の外。
追加タイム1分。46分、小塚がマテウスを倒して自陣ペナルティーエリア手前で名古屋のFK。マテウスが自ら蹴り、GKソンリョンの手をはじいて決まる。0−2。見事なキックだったが、2点のビハインドでハーフタイム。今の状態では、とても3点も取れると思えず。
後半、交替せずに開始。1分、いきなり、ペナルティーエリア内で永井のヒールパスから相手ボランチ稲垣にシュートされるが、ヒットせずにGKソンリョンが捕る。
フロンターレは後半、プレスを強くして相手の自由にさせず。前半ははめられた感じだったが、後半は橘田もボールに触れるように。
11分、1点返す。右サイド家長からの縦パスを橘田が走りこんで受け、相手DFが触ったこぼれを脇坂が横パスでつなぎ、さらにこぼれを宮代がシュート、相手GKランゲラックの指先をかすめて左に決める。1−2。
18分、左サイド家長からのクロスを宮代がヘディングシュート、たたきつけられず、相手GK。
19分、フロンターレが二人同時交代。小塚に代えて遠野、永長に代えて山田を入れる。山田のワントップかと思ったが、そうでもないか。
22分、フロンターレのFK。脇坂が蹴るが相手DF。
24分、名古屋も二人同時交代。永井に代えてFW酒井宣福、ユンカーに代えてMF長澤を入れる。
26分、脇坂の縦パスから攻め込み、最後は遠野がミドルシュート、相手DF。
29分、フロンターレがさらに二人同時交代。登里に代えて佐々木、家長に代えてシミッチを入れる。シミッチは橘田とダブルボランチか。
31分、大南からのロングフィードに走りこんだ宮代がダイレクトでシュート、相手GK。
37分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、また高井が跳ぶが合わせられず。
38分、フロンターレが五人目の交代。脇坂に代えて瀬古を入れる。
38分、フロンターレの右CKを瀬古が蹴り、こぼれを橘田がシュート、枠の外。
追加タイム4分。46分、名古屋が三人目の交代。マテウスに代えてFWターレスを入れる。これで前線の3人全て入れ替え。
47分、GKソンリョンのロングキックから相手ゴール前で混戦になり、最後はシミッチがヘディングシュート、相手GKがはじいてフロンターレの右CK。
ここでまた名古屋が四人目の交代。右DF内田に代えてDF丸山を入れる。
フロンターレの右CKは瀬古が蹴り、こぼれを遠野がシュート、枠の外。1−2のままタイムアップ。
負けたのになぜか13位のまま。1位の神戸はアウェイで14位鹿島に5−1と大勝。鹿島は5連敗とかで15位に下降。3位広島もアウェイで3−0と最下位横浜FCに勝利。浦和が9位札幌を4−1で下して6位から4位に浮上。札幌は12位に下降。マリノスは7位湘南と1−1で引き分け、5位のまま。湘南は10位に下降。
サッカー短評 (2023.4/9)
ガンバ大阪vs.川崎フロンターレ 2対0 (2023.4/9 パナスタ) 第7節
かなり最悪に近い状態だろう。攻撃は機能せず無得点、守備陣は退場とまたもや怪我人が出て、最後は9人で追加タイム8分を過ごした。13位に下降。16位ガンバは7節目にして初勝利という。気温16.4度、湿度34%。観客20734人。主審は飯田さん。DAZN解説は橋本、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、車屋、大南、山根。橘田と瀬古のダブルボランチ、トップ下にチャナティップ。左右のウイングに遠野と家長。ワントップ宮代。ベンチにダミアン、シミッチ、瀬川、田邊など。
ガンバは、4-1-2-3。CFに今季新加入のチュニジア人のジェバリ。左右のシャドーにファン・アラーノと今季新加入の杉山。二列目に今季新加入のダワンと石毛。アンカーに今季新加入のネタ・ラヴィ。DF黒川、クォン、三浦、今季新加入の半田。GKはベルマーレから復帰した谷。ゲームキャプテンはクォン。チームキャプテンの宇佐美はケガ明けでベンチに戻ってきた。ポヤトス監督は1年目。J2愛媛の監督だったスペインの人。
2分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。最近、脇坂はリーグ戦のベンチにも入らないことがあるが、どうしたのだろう。
20分くらいまでは、パスをつないで攻撃の形を作ろうとしていたが、シュートまではいけず。
29分、失点。相手左FWアラーノから攻めあがった相手左SB黒川がクロス、相手MF石毛がヘディングシュート、GKソンリョンがはじくが、ガンバの右CK。これを石毛が蹴り、ニアの相手FWジェバリにマークしていたが、後方で走りこんだ相手MFダワンがフリーでヘディングシュート、0−1。
31分、右真似からのパスを受けた宮代がシュート、枠の上。
33分、ガンバの右CK。石毛が蹴るが、最後は遠野がクリア。36分の相手FWアラーノのシュートはGKソンリョンが捕る。
38分、車屋が中盤左サイドで倒され、フロンターレのFK。瀬古が直接ねらうが、相手の壁に当たる。
追加タイム2分。47分、ガンバの左CK。杉山が蹴り、相手DF三浦が頭に当てるが、オフェンスファール。0−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。立ち上がりは勢いよくプレスをかけたが、パスが効果的につながらず。
5分、また失点。相手右サイドから相手MFラヴィが左サイドのダワンへパス。ダワンからのパスを受けた相手FWアラーノが内側へ入ってペナルティーエリア手前からカーブのかかったミドルシュート、右上に決まり、0−2。
7分、中盤で相手選手を倒した車屋にイエローカード。これで与えたガンバのFKを石毛が蹴るが、直接ゴールラインを割る。
9分、相手ボールをカットし、宮代がペナルティーエリア手前からミドルシュート、枠の上。ガンバは2点リードしているため、今のフロンターレの遅攻だと崩せない。ミドルシュートはいいと思うが、枠に飛ばしてほしい。
14分、右サイドから攻撃し、宮代がシュート、相手DFに当たったボールがさらにバーに当たって跳ね返り、これを登里がシュートするが、相手GKがはじく。
15分、ガンバのカウンターを止めようとした車屋が2枚目のイエローカードで退場。このとき、車屋と相手MF石毛は二人とも倒れていて、飯田主審はアドバンテージを適用したが、後で「ジャッジリプレー」で問題となった(※)。
18分、ガンバ大阪は三人同時交代。FWジェバリに代えて鈴木武蔵、MF石毛に代えて宇佐美、杉山に代えて福田を入れる。フロンターレもCBが退場になったこともあり、二人同時交代。チャナティップに代えてDF田邊、瀬古に代えてシミッチを入れる。
26分、フロンターレがさらに二人同時交代。遠野に代えて瀬川、宮代に代えて山田を入れる。
32分、フロンターレが五人目の交代。家長に代えてダミアンを入れる。
34分、ガンバが二人同時交代。DFクォンに代えて江川、右SB半田に代えて高尾を入れる。
35分、フロンターレの左CK。誰が蹴るのかと思えば、橘田が蹴るが、味方に合わず。
37分、ガンバの右CK。宇佐美がマイナスに蹴り、GKソンリョンが飛び出すが、捕り損ね、こぼれが相手DF三浦にあたり、相手FWアラーノがゴールに流し込むが、VARオンリーレビューでオフサイド。やれやれ。
41分、中盤右寄りでフロンターレのFK。橘田がファーへ蹴るが、シュートには持ち込めず。43分、フロンターレの左CK。橘田が蹴るが、味方に合わず。
追加タイム8分。CKの前に傷んだ田邊がピッチを出ていたが、戻れず、9人に。いやはや。
47分、ガンバの左CK。宇佐美はゴール前ではなく、後方にキック。
49分、ハーフライン付近でフロンターレのFK。GKソンリョンが前線へ蹴りこむ。こぼれをシミッチが拾うがシュートできず。さらに登里からのパスをシミッチがシュート、相手DF。
52分、ガンバのカウンター。前線に放り込まれ、相手FW福田が拾ってペナルティーエリア左でGKと1対1になるが、シュートはGKソンリョンが体に当てる。
0−2でタイムアップ。勝点8で13位に下降。今節前フロンターレと同率10位だったセレッソも負けたが、1点差だったので、12位に。上位は1位の神戸は12位だった新潟とスコアレスドロー、神戸は首位キープ、新潟は11位に。2位名古屋も3位浦和とスコアレスドローで2位のまま。浦和は6位に後退。4位広島と5位福岡がともに勝利したため。広島は1−0で14位鳥栖に勝ち、3位浮上。鳥栖は15位に。福岡は7位京都に2−1で競り勝ち、4位浮上。京都は10位に下降。未勝利の最下位横浜FCは、前日金曜4/8の試合でマリノスに0−5と敗れ、マリノスは6位から5位に。
※4/11のDAZN「ジャッジリプレー」で車屋に対する飯田主審のアドバンテージ適用について取り上げられた。退場に関わるプレーがあった場合、アドバンテージは適用されないのではないかという指摘があった(アドバンテージ中に退場すべき選手が得点に関わるような状況になることを防ぐため)。そもそも1枚目のイエローは「SPA」の判定で、「SPA」のときにアドバンテージを適用するとカード対象ではなくなる、という競技規則も紹介された。しかも、ここは「SPA」としなくてもよかったとのこと。一方、2枚目も「SPA」という判定で、今度はアドバンテージが適用されたが、審判ゲストの家本さんは「主審は勇気をもって試合を止め、2枚目のカードを出すべきだった」と言う。
サッカー短評 (2023.4/5)
川崎フロンターレvs.浦和レッズ 0対0 (2023.4/5 等々力) ルヴァン杯グループB第3節
また勝てず、無得点だったようだ。シュートは15本うったらしい。気温18.5度、湿度41%。観客18332人。主審は川俣さん。
先発は、GK上福元。DF佐々木、車屋、高井、山根。シミッチと小塚のダブルボランチ。トップ下に脇坂。左右のウイングに瀬川と永長。ワントップに初先発のダミアン。ゲームキャプテンはダミアン(HPの写真より)。ベンチに家長、チャナティップ、遠野など。橘田、大南などはベンチ外。
浦和は、4-2-3-1。ワントップにリンセン。左右のシャドーにシャルクと松崎。トップ下に安居。平野佑一と伊藤敦樹のダブルボランチ。DF大畑、犬飼、岩波、元フロンターレの馬渡。GK鈴木彩艶。スコルジャ監督は1年目。
前半のシュートは5本。浦和のシュートは1本。0−0でハーフタイム。
後半19分にフロンターレが一人目の交代。ダミアンに代えて山田を入れる。
24分に浦和も一人目の交代。FW9番リンセンに代えて11番カンテを入れる。
28分にフロンターレが二人同時交代。小塚に代えて瀬古、永長に代えて遠野を入れる。
31分に浦和も三人同時交代。17番MFシャルクに代えて26番DF荻原、40番ボランチ平野に代えて22番MF柴戸、27番MF松崎に代えて35番MF早川を入れる。
35分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えてチャナティップ、瀬川に代えて家長を入れる。
41分、浦和が五人目の交代。25番トップ下の安居に代えて29番MF堀内を入れる。
0−0でタイムアップ。2分1敗勝点2で最下位。浦和も勝点3で3位に下降。グループ1位は、清水に3−0で勝って浮上したベルマーレ。
サッカー短評 (2023.4/1)
北海道コンサドーレ札幌vs.川崎フロンターレ 3対4 (2023.4/1 札幌ドーム) 第6節
久しぶりに勝った!! しかも、4点も取っての勝利。先に失点したときは、とてもこんな結末は思い描けなかった。前半は札幌のフルコート・マンマークディフェンスに手を焼き、7分に失点。少しずつ連携を積み重ね、やっと25分に宮代の今季初ゴールで追いつく。なのに、たちまち27分に逆転される。しかしここで気落ちせずに39分、なぜかゴール前に入っていた山根が同点弾。そして追加タイムに家長がすかさずロングループを決め再逆転。後半は選手交代などで立て直して攻勢を強めた札幌に、14分、FKから高いヘディングシュートを決められ追いつかれる。ここから5人交代した後の41分、交代選手の瀬川が今季2点目を叩き込み、勝ち越し。46分に小林が負傷退場したので5分ほど10人で札幌の猛攻を耐え忍び、ついに「アヴァンテ」の歌が聞こえた。気温21.4度、湿度34%。観客14654人。主審は山本雄大さん。NHK解説は佐藤寿人、実況は笠井アナ。
先発は、GKソンリョン。DF登里、田邊、大南、山根。橘田と瀬古のダブルボランチ。トップ下に遠野、左右のウイングに宮代と山田、ワントップ家長。しかし実際にはゼロトップで、宮代と山田のツートップのようだったらしい。ベンチにダミアンと車屋が戻ってきた。他に水曜のルヴァンで負傷交代した脇坂、シミッチ、小林など。チャナティップとマルシーニョはベンチ外。
札幌は、3-4-2-1。ワントップに神戸から新加入の小林祐希。左右のシャドーに広島から新加入の浅野雄也と小柏。左右のワイドに青木と金子。元フロンターレの福森と荒野のダブルボランチ。DF菅、岡村、田中駿汰。GKは2020年6月まで在籍したク・ソンユン。ゲームキャプテンは荒野(?)(チームキャプテンは主将8期目の宮澤)。ペトロビッチ監督は6年目で、Jリーグでの監督歴を前人未到の試合数で伸ばし続けている。ここ4試合負け無しらしい。
出入りの多い試合になり、前半途中で解説の寿人が「オープンな展開になってきましたね」と言えば、笠井アナが「後半終わりごろのような雰囲気です」と言う。前半23分に、札幌の小林祐希が負傷交代してから流れを少しずつ取り戻せるようになった。
6分、相手FW小柏からのパスを受けた福森がミドルシュート、GKソンリョンがはじいて、札幌の左CK。
7分、失点。左CKは福森が蹴り山田がクリア。こぼれをつながれ、相手右サイドから金子にクロスを入れられ、セットプレーのために攻めあがっていた相手DF岡村にヘディングシュートされ、0−1。
9分にも相手FW浅野に裏をとられてシュートされるが、GKソンリョンが前に出て体で止める。ここで2点ビハインドになったら、おそらく勝てなかったろう。
札幌のワントップ小林祐希は、実際には、トップ下のような位置で下りて橘田をマークしたり、起点のパスをさばいたりしている。
13分、スローインからパスをつなぎ、遠野がドリブルからシュート、枠の外。だいぶはずれたが、まずシュートが大事。
15分、札幌のカウンターの流れから、相手MF小林祐希がミドルシュート、枠の右。
16分、瀬古からのスルーパスに走りこんだ山田が相手GKをかわしてシュート、枠に入るが、オフサイドの判定。
18分、相手FW浅野のシュートを大南が足に当てて防ぎ、札幌の左CK。福森が蹴り、小林祐希が頭に当てるが、枠の外。さらにこぼれを拾われ、札幌のカウンター。相手FW小柏がドリブルからミドルシュート、これも枠の外で助かる。
22分、相手MF小林祐希が瀬古と競り合ったとき、着地で足を傷める。札幌のスタッフからバツサイン。
23分、遠野のミドルシュートは枠の右。
23分、札幌は一人目の交代。小林祐希に代えて馬場を入れる。左ワイドの青木が小林のいたトップ下に回り、左DFの菅が左ワイドへ上がり、ボランチ福森が左DFへ回り、馬場はボランチに入ったらしい。
24分、フロンターレの右CK。瀬古が蹴り、家長が頭に当てるが、相手DF。
25分、得点。GKソンリョンからのロングキックを相手DFと競りながら受けた山田が、さらに飛び出してきた相手GKと競る。相手GKがはじくが、クリアは小さく、これを見ていた宮代がすかさずヘディングシュート、無人のゴールに決まる。1−1。観客からの歓声はまったく聞こえない。
しかし27分、直後に札幌のカウンターでまた失点。相手MF青木が相手左サイドからループで前線へ送ると、走りこんだ相手FW浅野がヘディングシュート、枠の左に決まって1−2。なぜボールホルダーにもっと詰めないのか。どうしてクロスを上げさせてしまうのか。
31分、札幌のFK。福森が蹴り、相手DF田中駿汰が頭に当てるが、GKソンリョンが体で防ぐ。35分、札幌の左CK。福森が蹴るが、宮代がクリア。37分にも相手右サイドで札幌のFK。これも福森がファーへ蹴り、相手MF馬場がシュート、枠の外。
39分、ふたたび追いつく。登里がペナルティーエリア左にロングフィード、山田が走りこみ、相手DF福森がスライディングで蹴り出そうとしたが、山田がうまく入れ替わってペナルティーエリア内からフリーで中央に折り返すと、走りこんでいた山根が蹴りこみ、2−2。なぜここに山根が。やっぱりスタジアムはシーンとしている。
42分、札幌のカウンター。相手MF青木にミドルシュートを打たれたが、大きく枠の外。
追加タイム3分。46分、札幌のカウンター。相手MF荒野がペナルティーエリア手前からシュート、DF陣が防ぐ。
46分、逆転。フロンターレのカウンター。家長が中盤でプレスをかけ、相手からボールカット。さらにこぼれを拾い直すと、相手GKが前に出ているのを見て、ループシュート、これが決まり、3−2でハーフタイム。
後半開始から札幌が二人目の交代。福森に代えて長身FWキム・ゴンヒを入れる。たぶん、システムも変更したようだ。
フロンターレは、後半は前線からのプレスがはまるようになってきた。
5分、札幌の右CK。福森が下がったので、浅野が蹴るが、GKソンリョンがはじく。
7分、宮代がシュート、相手DF。続くフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
8分、GKソンリョンのキックをカットされるが、DF陣がシュートを打たせない。
11分、札幌は三人目の交代。小柏に代えて西を入れる。
11分、札幌の右CK。浅野が蹴るが、DFがクリア。
14分、みたび失点。中盤左サイドで札幌のFK。笠井アナが「福森がいれば直接ねらうこともできたが、誰が蹴るのか」。ボールサイドに菅と浅野、金子も近寄る。浅野が蹴り、相手FWキムが高く跳んでヘディングシュートを押し込む。3−3。
19分、自陣ペナルティーエリア手前右で札幌のFK。菅が直接ねらうが枠の左。21分には相手MF金子にヘディングシュートされるが枠の外。
22分、フロンターレが二人同時交代。宮代に代えて小林、遠野に代えて瀬川を入れる。笠井アナが「小林は札幌戦では12試合連続して14得点を記録」と紹介すると、解説の寿人が「12試合というだけでもすごいのに連続ですからね」。小林と山田のツートップ、家長がトップ下か。
27分、フロンターレがさらに二人同時交代。橘田に代えてシミッチ、山田に代えて車屋を入れる。橘田はキャプテンマークを小林に巻こうとしたが、小林に何か言われて登里に巻きに行った。車屋がCBの中央に入って3バックとし、登里と山根がウイングバックのように一列上がるのか。
33分、瀬川からのパスをペナルティーエリアで受けた小林が反転してシュート、ヒットせず、相手GK。
36分、ボールをたたきつけた車屋にイエローカード。チャージをファールとされたいらだちなのか。ベテランらしくない行為。
38分、相手MF金子からの折り返しパスのこぼれを相手MF荒野がペナルティーエリアでシュート、車屋が防ぐ。札幌の左CK。
ここでフロンターレが五人目の交代。家長に代えてダミアンを入れる。笠井アナが「昨年8月20日以来の実践のピッチ」と紹介。札幌のCKは浅野が蹴るが、GKソンリョンが捕る。
41分、再逆転。田邊が攻めあがって左サイドからペナルティーエリアへクロス、中央でダミアンが相手CBをひきつけ、ニアで瀬川と小林がジャンプ、瀬川の頭をかすめて、ゴールイン。4−3。スタジアムは相変わらず静かだが、フロンターレの選手たちは、脚にアイシングした宮代まで出てきて、瀬川に手荒い祝福。
43分、相手右サイドから相手DF田中駿汰がクロス、相手FWキムがループシュート、枠の外。45分にも相手MF金子からの折り返しを相手FW浅野がシュート、これも枠の外。
46分、小林が座り込んでいて、担架で退場。笠井アナが「小林は今季右足の小指骨折で休んでいた」というが、そこの再発ではなさそう。とにかく交代枠がもうないので、システムを4-4-1にして耐えるしかない。
追加タイム5分。札幌が二人同時交代。青木に代えてトゥチッチ、浅野に代えて中島を入れる。札幌の前線放り込みパワープレーに全員守備でクリアし続ける。
4−3でタイムアップ。勝点8として10位浮上。1位神戸は4位京都を3−0と下し首位キープ。京都は7位に。2位名古屋も3−1で7位新潟に勝ち、2位キープ。新潟は一気に12位へ下降。3位マリノスは13位セレッソに1−2で負け、6位に後退。セレッソは10位タイに浮上。金曜日に、17位柏に勝った5位浦和が3位浮上。柏は最下位に転落。
今節一番の話題は、カタールワールドカップ日本代表に追加招集されたが出番がなく、3月のコロンビアとの親善試合では無得点だったベルマーレの町野が前半だけで4得点というJ1新記録を作って、11位湘南が4−1で16位ガンバに勝ったこと。湘南はこれで8位浮上。ガンバは16位のまま。
※4/2、マルシーニョのケガについて発表があり、3/26の試合で左ハムストリング肉離れで全治8週間とあった。痛い。小林のケガも心配。
サッカー短評 (2023.3/28)
日本vs.コロンビア 1対2 (2023.3/28 ヨドコウ) 国際親善
今回は、前半プレスがよくはまって、何回も攻撃の形を作れたのはよかった。3分に三笘が先制点を決めたのはでき過ぎなくらい。しかし、相手が本気で攻めてくると、スキを突かれてすぐ同点に。しかも、後半コロンビアにシステム変更などで対応されると、「次の手」がない。逆転され、選手交代もある程度の手ごたえはあったが、得点と言う結果は出せなかった。日本テレビ解説は北沢さん。ピッチに槙野。気温14.3度、湿度25%。観客20005人。声出し応援解禁。主審はムハンマド ビン ジャハリさん。コロンビアとの過去の対戦は、1勝1分3敗らしい。たしかリオW杯でハメス・ロドリゲスに華麗なシュートを決められたような。
先発は、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン・ベル)。DFバングーナガンデ(FC東京)、伊藤洋輝(シュツットガルト・独)、板倉(ボルシアMG・独)、菅原(AZ・蘭)。守田(スポルティング・ポル)と鎌田(フランクフルト・独)のダブルボランチ。トップ下に西村(マリノス)、左右のウイングに三笘(ブライトン・英)と伊東純也(スタッドランス・仏)。ワントップ町野(湘南)。ゲームキャプテンは板倉。バングーナガンデは初召集で代表デビュー。西村、町野は初先発か。
コロンビアは4-1-2-3。CF8番カラスカル。左右のシャドーには19番ボレと14番デュラン。二列目インサイドハーフに11番アリアスと15番ウリベ。アンカーに5番カスターニョ。DF13番マチャド、3番ルクミ、23番サンチェス、21番ムニョス。GK12番バルガス。キャプテンは15番ウリベ。ベンチには37歳のFWファルカオなど。ハメス・ロドリゲスの顔は見えるが登録外とのこと。韓国戦では得点したというがケガなのか。14番デュランは大柄な黒人系の19歳で、ハメスの後継者になるかと言われているらしい。
1分、コロンビアの右CK。ウリベが蹴るが、シュートまでいかず。
3分、先制。右サイドから攻め上がり、守田がクロス、町野がニアで相手DFをひきつけ、ファーから走りこんだ三笘が競り勝ってヘディングシュートを押し込んだ。1−0。
5分、左シャドーのボレがペナルティーエリア手前からタイミングをずらしてシュート、GKシュミットの長い手ではじく。日本が先制したので、コロンビアが本気になったのがよかった。けっこう、DF陣は勉強になったのではないか。
この試合では、前線で町野と西村が精力的なプレスをかけ、後ろも連動していた。
11分、日本の右CK。キッカーは左利きのバングーナガンデが蹴るが、相手DF。実況席では「初代表でCKのキッカーをまかされるとは」と感心。
13分、相手左サイドでコロンビアのFK。マチャドが蹴るが、GKシュミットが捕る。
15分、日本の右CK。今度は右利きの伊東が蹴るが、相手DF。こぼれを拾って攻め続けるが、右サイドで伊東がファールで止められ、日本のFK。また伊東が蹴り、ゴール前で混戦になるが、最後は相手DFがクリア。
21分、相手左サイドでコロンビアのFK。アリアスが蹴るが、味方に合わず。22分にも中央でコロンビアのFK。今度はFWカラスカルが直接ねらうが、枠の上。
33分、コロンビアの得点。相手左SBマチャドが攻め上がり、ペナルティーエリア左に入る。板倉が対応するが、折り返しのクロスを入れられ、走りこんだ相手MFデュランが押し込み、1−1。
コロンビアはCFのはずのカラスカルは「偽の9番」らしい。14番デュランの方がよほどCFっぽい。
38分、左サイドでバングーナガンデと三笘が攻め上がり、三笘が深い位置からクロス、ファーの伊東がシュートするがヒットせず。
40分、菅原からの縦パスを受けた伊東がトラップで相手DFをかわして右サイドから中央へ横パス、受けた西村がペナルティーアークからシュート、枠の右。
追加タイム1分。46分、相手左サイドでコロンビアのFK。アリアスが蹴るが、DF陣が跳ね返す。1−1でハーフタイム。
後半開始から日本が二人同時交代。町野に代えて上田(セルクルブルージュ・ベル)、鎌田に代えて遠藤(シュツットガルト・独)を入れる。
4分、相手DFマチャドがペナルティーエリア手前左からシュート、DFに当たり、コロンビアの左CK。アリアスがショートコーナーを蹴るが、クロスはGKシュミットが捕る。
8分、バングーナガンデが競り合いで足を傷めて座り込んでいる。9分、日本が三人目の交代。三笘に代えて堂安(フライブルク・独)を入れる。堂安は右ウイングに入り、伊東が左へ回る。バングーナガンデはいったん出ていたが、ピッチに戻る。
12分、コロンビアの右CK。アリアスが蹴るが、菅原がクリア。
13分、日本のカウンター。伊東がボールカットし、上田へパス、上田がドリブルして堂安に受け渡し、堂安がペナルティーエリア左から低いクロス、上田が走りこむが、シュートはヒットせず、相手DF。
14分、日本は二人同時交代。バングーナガンデに代えて瀬古歩夢(グラスホッパー・瑞)、西村に代えて久保(レアルソシエダ・西)を入れる。瀬古はCBに入り、伊東洋輝が左SBへ回る。
15分、相手MFデュランがドリブルからペナルティーエリア手前でミドルシュート、板倉が体に当て、枠の外へ。
16分、コロンビアが勝ち越しの追加点。相手MFデュランが味方のロングフィードを入ったばかりの瀬古と競り合い、ボールがこぼれる。これを相手MFアリアスが板倉をかわしてシュート、GKシュミットがはじくが、さらに相手MFボレがバイシクルで打ち込む。1−2。
21分、伊東が左サイドをドリブル、深い位置からヒールパス、受けた守田がクロス、中で上田が高いヘディングシュートを打つが、相手GKがファインセーブ。
23分、日本の左CK。伊東が蹴り、上田がヘディングシュート、相手GK。
28分、コロンビアが二人同時交代。11番FWアリアスに代えて7番FWバロジェス、19番FWボレに代えてレジェンド9番FWファルカオを入れる。
31分、コロンビアの右CK。マチャドが蹴り、混戦になるが、最後はGKシュミットが捕る。
33分、日本が六人目の交代。守田に代えて浅野(ボーフム・独)を入れる。遠藤をアンカーとして、浅野は上田とツートップか。
35分、浅野からのパスを受けた久保がシュート、相手DF。
38分、コロンビアが三人目の交代。14番FWデュランに代えて4番DFクエスタを入れる。逃げ切り体制にシフトか。
42分、久保が右サイドライン際をドリブル、パスの跳ね返りを再度ひろってペナルティーエリア手前右からシュート、相手DF。43分、日本の右CK。久保がニアへ蹴るが、ラインを割ったという判定。
44分、コロンビアが四人目の交代。8番カラスカルに代えて24番ボレロを入れる。
45分、コロンビアの左CK。このキックからコロンビアが波状攻撃、最後は相手FWファルカオがヘディングシュート、GKシュミットが防ぐ。
追加タイム4分。47分、久保が倒されて中盤左サイドで日本のFK。伊東が蹴り、いったん相手DFにはねかえされるが、堂安が拾う。しかしボールをつなげず相手DF。
48分、久保が左サイドからクロス、複数の味方に合わずに通り抜けてしまう。1−2のままタイムアップ。
シュミットは2〜3点は防いだのではないか。バングーナガンデはケガで交代するまで、初めてにしてはまずまずできたと思う。伊東のロングフィードはもう少し見たかった。板倉はずいぶん声が出ていたようだが、どのくらいコーチングは通ったのか。菅原はひょうひょうとした感じだが、相手ボレを止められず。攻撃参加はもう少し見たい。
守田は最初のアシスト以外はあまり攻撃参加しなかったか。よくわからず。鎌田はボランチの方がいいのでは。ウルグアイ戦より効果的にボールに触れて、さばいていた。西村は相変わらず、ものすごく走っていた。左にも右にも前にも後ろにも。前の町野との連携もよかった。町野はプレスはよかったが、シュートできなかったのではないか。
※4/2、バングーナガンデは右ひざの膝蓋骨骨挫傷で全治4週間と報道。
サッカー短評 (2023.3/31)
川崎フロンターレvs.湘南ベルマーレ 0対0 (2023.3/26 等々力) ルヴァンカップ第2節
テレビ放送見られず。スコアレスドローだったらしい。気温14.1度、湿度79%。雨。観客14967人。主審はトム・ブラモール。
先発は、GK上福元。DF登里、田邊、大南、山根。橘田とシミッチのダブルボランチ、トップ下に脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ小林。ベンチにGKソンリョン、DF佐々木、MF瀬古と瀬川、FW遠野、山田、宮代。
ベルマーレは、3-1-4-2。元フロンターレの阿部とタリクのツートップ。二列目インサイドに山田直輝と小野瀬。左右のワイドに元フロンターレの中野と石原。アンカーに永木。DF杉岡、大岩、舘。GK富居。キャプテンは大岩。ベルマーレも最近5試合未勝利で、ここ4試合で2得点らしい。
後半10分、脇坂が中野との接触で足を傷めて倒れる。中野にイエローカード。後半11分、フロンターレが二人同時交代。小林に代えて山田、脇坂に代えて遠野を入れる。
19分、ベルマーレも二人同時交代。中野に代えて岡本、山田直樹に代えて池田を入れる。
27分、フロンターレが二人同時交代。家長に代えて瀬川、マルシーニョに代えて宮代を入れる。
32分、ベルマーレが二人同時交代。タリクに代えて鈴木章斗、阿部に代えて若月を入れる。
38分、ベルマーレが五人目の交代。永木に代えて奥野を入れる。
42分、フロンターレも五人目の交代。登里に代えて佐々木を入れる。
0−0でタイムアップ。これで5試合勝利なし。
サッカー短評 (2023.3/24)
日本vs.ウルグアイ 1対1 (2023.3/24 国立) 国際親善
ワールドカップ後、新生森保チーム初めての親善試合。古豪ウルグアイ相手に新世代の選手たちがどれだけ通用するか。気温18.1度、湿度76%。雨。観客61855人。主審コ・ヒョンジンさんは韓国の人。VARはシンガポールの人。テレ朝解説は、松木さん、内田篤人、ピッチに中田浩二。
先発は、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン・ベル)。DF伊藤洋輝(シュトゥットガルト・独)、瀬古歩夢(グラスホッパー・瑞)、板倉(ボルシアMG・独)、菅原(AZ・蘭)。守田(スポルティング・ポル)と遠藤(シュトゥットガルト・独)のダブルボランチ。鎌田(フランクフルト・独)のトップ下、左右のウイングに三笘(ブライトン・英)と堂安(フライブルク・独)。ワントップ浅野(ボーフム・独)。ゲームキャプテンは遠藤。しばらくチームキャプテンは置かないとのこと。初先発は瀬古、菅原。交代は6人まで。ベンチに田中碧、伊東純也、上田、町野など。初召集はバングーナガンデ(FC東京)、藤井(名古屋)、半田(ガンバ)、中村敬斗(LASKリンツ・墺)、西村(マリノス)。
ウルグアイは4-2-3-1。トップ下のキャプテン、バルベルデはレアル・マドリー所属で、最終ラインに下がってロングフィードもすれば、中盤でパスも出し、得点もとるという選手らしい。マルセロ・ブロリ監督は、本来U20の監督で、暫定監督とのこと。
試合は、開始3分で三笘にボールが出て、ドリブルしていくと、満員の観客が湧いた。そのままペナルティーエリアに入ってシュートしたが、枠の外。
次第にボールを握れなくなり、ウルグアイがパスをつないだり、ロングボールをウイングに入れたりしてくるようになった。ただし、シュートまではうたせなかった。
しかし、前半残り10分でウルグアイはギアを上げ、38分、相手右サイドからのクロスをDFがクリアしたこぼれを、バルベルデにミドルシュートされ、これが右ポストに当たってはねかえり、そこへ詰めたバルベルデが今度は頭で押し込み、0−1。1本目のシュートで決められてしまった。
後半頭から日本のFWの交代があるかと思ったが、両チームとも交代なしで開始。解説の内田が「このまま変わらないなら、人を変えるか、システムを変えるかしないと」。
9分、三笘が自陣からドリブル、中盤から縦パスを送り、受けた浅野がペナルティーエリアでシュート、相手GK。
しかし、前半と同じようなウルグアイがやや優勢の膠着状態が続き、ついに16分、日本が二人同時交代。浅野に代えて上田(セルクルブルージュ・ベル)、堂安に代えて伊東純也(スタッドランス・仏)を入れる。内田が「伊東と三笘が二人で幅をとり、相手DFラインを広げている」と言えば、松木さんが「このシステムは左右に足の速い選手がいると生きる」。
17分、伊東はさっそく、右サイドを突破し、ペナルティーエリア右からクロスを入れるが、味方に合わず。
20分、伊東が上田のポストプレーから再びボールを受けてペナルティーエリア右に入ると、相手DFの長い脚に倒され、主審はPKの笛。しかし、VARが入り、オンフィールドレビューの結果取り消しになった。リプレー映像を見た解説の松木さんは「相手DFはボールに触っているのが主審の判断に影響した」と言う。
23分、ウルグアイも二人同時交代。両ウイングを交代。20番MFトーレスと14番MFカノッビオが入る。
29分、日本がまた二人同時交代。守田に代えて田中碧(デュッセルドルフ・独2部)、鎌田に代えて西村(マリノス)を入れる。
すると30分、交代選手たちがからんで同点弾が生まれる。右サイド深い位置まで上がった伊東からクロス、ニアで上田がつぶれ、中央に走りこんだ西村が勢いそのままに押し込んだ。1−1。スタンドは大騒ぎ。
32分、ウルグアイは三人目の交代。右ボランチの6番ウガルデに代えて7番MFカルバージオを入れる。ここからウルグアイは猛攻をしかけてくる。
39分、ウルグアイが四人目の交代。18番FWゴメスに代えて11番FWロドリゲスを入れる。
40分、ウルグアイが攻め込み、最後はトーレスがシュート、バーに当たって助かる。
44分、日本が二人同時交代。三笘に代えて中村敬斗(LASKリンツ・墺)、右SB菅原に代えて橋岡(シントトロイデン・ベル)を入れる。
追加タイム3分。47分、日本のFK。伊東が蹴り、板倉が頭で折り返すが味方に合わず。
1−1でタイムアップ。
サッカー短評 (2023.3/18)
川崎フロンターレvs.セレッソ大阪 0対0 (2023.3/18 等々力) 第5節
また勝てなかった。しかし、よくも負けなかった、と言うべきかも。CB不足のため、今季J2ジェフ千葉へレンタルしていた田邊をバックしてもらって大南と初のコンビを組むことに。セレッソにフリーでシュートを何回か打たれたが、枠に来なかったり、GKソンリョンが止めたりして何とか無失点に抑えた。そういえば、今季5試合目にして初の無失点試合だそうだ。気温9.7度、湿度77%。前半は雨。主審は今季J1は2試合目という岡部さん。DAZN解説は那須大亮、実況は下田アナ。
先発は、5人入替え。システムも4-2-3-1に変更。GKソンリョン。DF登里、田邊、大南、山根。シミッチと橘田のダブルボランチ、トップ下にチャナティップ。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ山田。ベンチに小林が戻ってきた。先発を外れたうち、宮代はベンチにいるが、脇坂と佐々木はいない。心配だ。
セレッソは、4-1-2-3。ワントップ加藤。左右のワイドに為田と毎熊。二列目に香川と奥埜。アンカーに鈴木徳真。DF山中、鳥海、ヨニッチ、松田。GKキム・ジンヒョン。キャプテンは鈴木徳真。小菊監督は3年目。
1分、GKソンリョンのロングフィードからチャナティップがマルシーニョとパス交換して鋭いクロスを入れるが、相手GK。
2分、フロンターレの左CK。チャナティップが蹴り、ゴール前で競り合うが、最後は相手GK。解説の那須が「フロンターレは、いい試合への入り方をした」と言う。
4分、セレッソにボールカットされ、最後は相手左SB山中にシュートされるが、枠の外。
6分、左サイドから山根のクロス、8分、シミッチからマルシーニョへのスルーパス、9分、家長から山田へのクロスと入れるが、いずれも相手GKや相手DF。
13分、マルシーニョが左サイドからクロス、こぼれを家長がペナルティーエリア右からフリーでシュート、枠の左上。前半はこれが一番惜しかった。
この後は、セレッソにボールを握られる展開。危なかったのは、18分。相手CBヨニッチからのロングフィードを攻めあがった相手左SB山中が受け、中盤からクロス、相手FW加藤がペナルティーエリア内でフリーでヘディングシュート、枠の上で助かる。
21分には、チャナティップがボールカットされ、セレッソのカウンター。相手左MF為田から折り返しのパス、相手MF香川がペナルティーエリア内でシュート、DFに当たる。これで与えた相手右CK。鈴木徳真が蹴るが、オフェンスファール。
この後しばらくは一進一退。35分、久々にマルシーニョがペナルティーエリア左に入って中央へパス、走りこんだチャナティップがミドルシュート、枠の上。
38分、また相手SB山中に攻めあがられ、クロスを入れられ、相手右MF毎熊にフリーでシュートされるが、枠の右で助かる。
45分、シミッチからのパスを中盤中央で受けた家長がドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア手前左からシュートのようなキックをゴール前に送るが、だれも押し込めず。実況席では、解説の那須が「家長はシュートではなくクロスだと思う」。山田が走りこめなかったということらしい。
追加タイム1分。0−0でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。3分、相手ボールを橘田がカットしたこぼれを山田がシュートするが相手GK。
7分、セレッソのカウンター。香川が中央でさばいて、相手右MF毎熊がペナルティーエリア手前右からシュート、枠の右。9分にも、セレッソの速攻をうけ、またも相手右毎熊にペナルティーエリアに入られてシュートされるが、絞っていた登里がおなかで止める。ボールがピッチの外に出たのを確認するとノボリが倒れたが、しばらくして立ち上がった。やれやれ。
11分、相手右サイドでセレッソのFK。鈴木徳真が蹴るが、だれにも合わずにゴールラインを割る。14分、相手右SB松田が攻めあがってクロス、こぼれを相手右MF毎熊がペナルティーエリア右奥からシュート、GKソンリョン。
15分、大南がすばらしいロングフィードを前線の山田につけるが、雨のせいか、山田のトラップは大きくなり相手GKの前に。
20分、フロンターレの右CK。チャナティップが蹴り、田邊が競るが、触れず。24分、山根が右サイド深い位置からクロス、山田が頭でさわるが薄く、枠の左。
25分、セレッソが先に二人同時交代。FW加藤に代えて今季マリノスから移籍のレオ・セアラ、香川に代えて上門を入れる。
27分、フロンターレの左CK。チャナティップが蹴るが、相手GKが捕る。そこから相手GKがロングフィードでセレッソの速攻。相手右MF毎熊が受け、田邊が入れ替わられてペナルティーエリアでシュートされるが、飛び出してきたGKソンリョンが体で止める。
31分、フロンターレも二人同時交代。チャナティップに代えて小林、山田に代えて宮代を入れる。小林はこれでJ1通算350試合出場。
32分、橘田が倒され、ペナルティーエリア手前左でフロンターレのFK。家長が蹴り、ファーのシミッチが折り返すが、相手DFがクリア。フロンターレの右CK。なんと橘田が蹴るが、相手DF。
38分、セレッソが三人目の交代。左MF為田に代えて新加入のカピシャーバを入れる。
40分、相手DFヨニッチの左サイドへのサイドチェンジが短くなったところを拾って、宮代がクロスを上げるが、相手DF。これで得たフロンターレの右CKを家長が蹴るが、相手DF。
41分、フロンターレが三人目の交代。マルシーニョに代えて瀬川を入れる。直後に家長がペナルティーエリア内にクロス、小林がとっさに頭に当てるが、相手GK正面。
43分、セレッソの左CK。山中が蹴り、ゴール前で混戦になるが、なんとかクリア。
45分、中盤右サイドでフロンターレのFK。今度は山根が蹴り、宮代がヘディングシュートするが枠の外。
追加タイム4分。46分、セレッソが四人目の交代。右SB松田に代えて進藤を入れる。
47分、小林が登里からのパスを受けてシュート、こぼれを左サイドから瀬川がクロス、走りこんだ家長が折り返し、これを宮代が滑りこみながら押し込んだが、小林がオフサイド。リプレーが出たが、誤審ではないか(※※)。主審がオフサイドを採用して得点を認めなかったので、VARは入らず(VARの介入できる場面は4つのみで、得点、PK、一発退場、人違い)。
0−0のままタイムアップ。勝点1を得てやっと5としたが、14位のまま。これで月末まで代表ウイークに入り、しばらくリーグ戦はお休み。フロンターレからは誰も招集されず。
1位の神戸はアウェイで鳥栖に勝ち、首位キープ。2位の名古屋はFC東京とスコアレスドローだが2位キープ。4位鹿島を2−1と下したマリノスが3位に浮上。鹿島は8位に下降。最下位横浜FCに4−1で勝った京都が4位、負け無しだった3位新潟に2−1で勝った浦和が5位。新潟は7位に後退。ホームで札幌と2−2で引き分けたガンバは未勝利ながら16位とひとつ上がった。札幌もひとつ上がって10位。もうひとつの未勝利チーム17位柏は、明日のアウェイ試合で12位広島と当たる。
※3/19、大島のケガは左ハムストリング肉離れ、山村のケガは右ハムストリング肉離れで、それぞれ3/11から全治4週間程度と発表があった。
※※(後日記)翌週火曜日のDAZN番組「ジャッジリプレイ」では、審判ゲストの家本さんが解説の前に立ち上がって「フロンターレを愛するみなさん、ごめんなさい!」という事態。(1)副審がオフサイドだと思ったが、実はオフサイドではなかった。(2)副審は直後に旗を上げそこなったので、ずっと「ディレイ」していることを主審に伝えていて、宮代が押し込んだときにやっと旗を上げることができた。主審はそれで笛を吹いてしまった。(3)ここは笛を吹かずに全体を見て、得点を認めた方が良かった。と、言われても、ファクトのオフサイドが間違っていたのに、得点は、オフサイドまでさかのぼって止まったことになるため結局認められない。踏んだり蹴ったり。元選手ゲストの槙野が言うように、「フロンターレはここ数試合勝ててない。この勝点3が取れたかどうかで週末の気持ちの持ちようも変わってしまう」。審判ゲストの深野悦子さんも「こういう事態を防ぐためのVARなのだが…」。副審が自分のオフサイドの判断を、試合の流れよりも優先したこと、主審が無条件に副審の旗で笛を吹くのではなく、得点を認めてからVARの確認をした方がよかった、これを教訓にしてほしいというのだが。教訓にされた方は泣き寝入りしかないのだが。 岡部主審がJ1は2試合目と聞いた時は不安があったが、的中してしまった。主審の経験が浅い時は、副審はベテランを組み合わせてほしい。
サッカー短評 (2023.3/11)
アルビレックス新潟vs.川崎フロンターレ 1対0 (2023.3/11 ビッグスワン) 第4節
とうとう零封負け。前半22分、家長からクリアボールを受けた山根がボールをとられ、相手MF伊藤に見事なミドルシュートを決められた。しかも、この試合で大島と山村がまたケガで交代。もう一軍の戦力が足りない。気温14.7度、湿度49%。観客26397人。主審は飯田さん。フロンターレサポーターも2200人くらいいたらしい。DAZN解説は福田さん、実況は桑原アナ。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、大南、山村、山根。アンカー橘田、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングにマルシーニョと家長。ワントップ宮代。
新潟は4-2-3-1。鈴木孝司のワントップ、トップ下に伊藤涼太郎、左右のワイドに三戸と太田修介。島田と高のダブルボランチ。DF渡邉、元浦和のデン、元フロンターレの舞行龍ジェームズ、藤原。GK小島亨介。キャプテンは高。松橋監督は2年目。新潟は6季ぶりのJ1で、知っている選手がほとんどいない。
9分、新潟のカウンター。相手FW鈴木にペナルティーエリア右に入られ、シュートされるが、山村が防ぐ。10分、新潟の右CK。島田が蹴るが、オフェンスファール。
12分、中盤左サイドから佐々木がクロス、こぼれをマルシーニョがシュート、枠の右。
13分、相手MF伊藤にループシュートをうたれるが、枠の右で助かる。
15分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴るが、ニアで相手DF。
17分、新潟のカウンター。相手右MF太田がスルーパスに走りこみ、ペナルティーエリアでGKソンリョンと1対1でシュートされるが、ソンリョンが体で防ぐ。
18分、大島がライン際で立ち止まり、メディカルスタッフが駆け寄っている。桑原アナが「ふくらはぎらしい。大島がずっと傷めているところですね」と言う。フロンターレが一人目の交代。大島に代えて遠野を入れる。
20分、右サイド山根からのクロスをファーで遠野がダイレクトシュート、相手DF。
21分、ボールカットされ、新潟のカウンター。相手右サイドから相手FW鈴木が折り返そうとするところを橘田がクリア。
22分、失点。相手スローインをしのいで、家長が前につなごうと山根にパス。山根がつなぐ前に相手左SB渡邉に寄せられて奪われ、相手MF伊藤にパス、伊藤がミドルシュートをうつとゴール左下に決まる。0−1。
25分、脇坂がペナルティーエリア内からシュートするが枠の左。
31分、左サイドでマルシーニョが倒され、フロンターレのFK。脇坂が蹴り、こぼれをつないで最後は宮代がヘディングシュートしようとしたが、相手GKが一瞬早くはじく。
33分、左CK、右CKと連続で得て、脇坂が蹴るが、いずれも相手DF。
36分、新潟の左CK。伊藤が蹴るが、シュートに至らず。
38分、相手FW鈴木を橘田が後ろから倒してイエローカード。
43分、宮代がペナルティーエリア中央で相手DFの間からシュート、相手に当たって枠の左。フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、シュートできず。
45分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手GKが捕る。
追加タイム2分。46分、相手右MF太田にボールカットされ、ドリブルから伊藤へパス、伊藤にペナルティーアークからシュートされるが、DFが防ぐ。0−1でハーフタイム。実況席では「フロンターレは後半何か手をうたないといけませんね」。
後半開始から山村に代えて松長根を入れる。これは試合後の鬼木監督へのインタビューで、戦術的交代ではなく山村のケガによるものと判明。松長根は左SBに入り、佐々木が右CBへ回る。
2分、フロンターレが攻勢を強め、山根が攻めあがってペナルティーエリア右から鋭いシュートをうつが、相手GKが体で止める。
3分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、こぼれを家長がバイシクルで蹴ろうとしたが、相手DFに当たり、オフェンスファール。
5分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GK。
6分、新潟のカウンター。相手右MF太田がペナルティーエリア右からシュート、GKソンリョン。
9分、相手右MF太田がペナルティーエリア右から折り返しのパス、相手FW鈴木がゴール正面でダイレクトシュート、枠の上。
14分、自陣ペナルティーエリア手前少し左寄りで新潟のFK。島田と伊藤が立ち、伊藤が蹴るが、バーに当たって助かる。解説の福田さんは「入ったかと思いました」。
16分にも相手左MF三戸にシュートされるが、枠の右で助かる。
17分、フロンターレが二人同時交代。脇坂に代えてシミッチ、宮代に代えて山田を入れる。シミッチと橘田のダブルボランチらしい。
22分、遠野が倒され、ペナルティーエリア右角付近でフロンターレのFK。家長が蹴り、ファーでシミッチが折り返すが、味方につながらず。こぼれを拾ってつなぐが相手DFがクリアしてフロンターレの右CK。家長が蹴り、ゴール前の混戦の中、マルシーニョがヘディングシュート、惜しくも相手GK正面。
26分、新潟が二人同時交代。ボランチの島田に代えてMF星、FW鈴木に代えてFW谷口を入れる。
32分、フロンターレが五人目の交代。マルシーニョに代えて瀬川を入れる。解説の福田さんが「フロンターレも点を取らなきゃなりませんからね」と言う。システムを3-4-3にしたらしい。桑原アナが「新潟は80分過ぎに失点が多い」と言う。
40分、新潟のカウンター。相手MF伊藤にドリブルからループシュートをうたれるが、枠の右。
直後に新潟が二人同時交代。左MF三戸に代えてFW小見、右MF太田に代えてMFゴメスを入れる。
43分、新潟の左CK。伊藤が蹴り、ペナルティーエリア中央でフリーの藤原がシュート、枠の上。
追加タイム3分。パスはつながらず、相手に持たれて時間が進む。FWの山田にボールが渡らない。0−1のままタイムアップ。
暫定で10位に後退。新潟は暫定で2位に浮上。土曜日開催の試合が2試合だけで、もうひとつの神戸対浦和戦は、アウェイの浦和が神戸の連勝を止めたらしい(神戸は1位キープ、浦和は9位)。
試合後の会見で鬼木監督は「自分たちのアクレッシブさを出せないで終わった。球際で相手にこぼしていた」と言ったらしい。
ホームページの選手たちのコメントを見ると、遠野の言う通り、「フロンターレのやりたいサッカーを相手がしていた」。山根は「試合の入りはよかった。選手交代後のプレーで、自分の所でとられたので判断が悪かった」。佐々木は「自分たちのサッカーうんぬんより、戦うことを全員が見つめ直さないと」。脇坂や家長のコメントはなし。
※3/10、ジェジエウのケガは左膝外側半月板損傷で、ブラジルに帰国して治療すると発表があった。
※※3/12に残りの試合があり、第4節終了時点でフロンターレは13位に沈んだ。しかし、マリノスもアウェイで札幌に0−2で負け、6位に後退。札幌は11位に浮上。鹿島もホームで福岡とスコアレスドローだが4位に留まる。福岡は7位に下降。名古屋がアウェイで柏に3−0で勝ち、2位に浮上。札幌とセレッソが初勝利。セレッソは鳥栖に2−1で勝利、12位に。未勝利は横浜FC、柏、ガンバ、広島(ガンバと広島は対戦中)。
サッカー短評 (2023.3/9)
清水エスパルスvs.川崎フロンターレ 3対2 (2023.3/8 アイスタ) ルヴァンカップグループB第1節
フジ衛星放送は見られず。気温12.1度、湿度58%。観客6900人。主審は川俣さん。
先発は、GK今季加入の上福元。DF佐々木、大南、山村、松長根。アンカーに小塚、インサイドハーフにはチャナティップと瀬古。左右のウイングには高卒新人の名願(ミョウガン)と瀬川。ワントップ山田。ゲームキャプテンは不明。人材不足のCB以外、完全にサブチーム。GK上福元、小塚、名願、チャナティップは今季初出場と思う。松長根と瀬古、山田は初先発か。ベンチにGK安藤、DF山根、MF橘田、シミッチ、FWマルシーニョ、遠野、宮代。
清水は、4-4-2。神谷優太とオ・セフンのツートップ。左右のワイドに西澤と岸本。宮本と白崎のダブルボランチ。DF吉田豊、井林、高橋祐治、北爪。GK大久保拓生。キャプテンは不明。ベンチに乾、コロリなど。ゼ・リカルド監督は2年目か。
いきなり6分、7分と失点。相手右SB北爪に右サイドを突破されてクロスを上げられ、ファーで相手FWオにヘディングシュートを決められる。0−1。直後のキックオフのボールをカットされて、清水のカウンターを受ける。相手FW神谷のスルーパスをペナルティーエリア左で受けた相手左MF西澤が折り返し、フリーで走りこんだ白崎がスライディングで押し込み、0−2。
9分の相手ミドルシュートと16分にまた相手FWオのヘディングシュートは、GK上福元が防いだらしい。
21分、チャナティップが右サイドを攻めあがった松長根にパス、ワンタッチで折り返すが相手DF。さらに松長根が拾って攻め、右CKを得る。瀬古が蹴り、こぼれも拾って攻めるがシュートできず。
26分のFKを瀬古が蹴るが、相手DF。30分のFKは小塚がミドルシュート、壁に当たってフロンターレの右CK。瀬古が蹴るが、相手DF。
36分、名願が左から入れたクロスは相手DF。こぼれを拾って最後は瀬川はシュート、枠の左。
43分、清水の右CK。西澤が蹴るがニアの味方に合わず。こぼれを相手FWオがシュート、枠の外。
44分、右サイドから瀬川がクロス、ファーで佐々木がシュート、相手GK。さらにチャナティップがシュート、相手DF。これで得た左CKを瀬古が蹴るが、相手DF。
追加タイム2分。0−2のままハーフタイム。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。名願に代えてマルシーニョを入れる。
8分、小塚が相手右MF岸本に倒され、左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、相手GK。10分にも左サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、また相手GK。
17分、ペナルティーエリア手前左でフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、壁に当たる。
21分、清水が三人同時交代。FWオに代えてコロリ、左MF西澤に代えて中山、FW神谷に代えて乾を入れる。
22分、1点返す。佐々木からのロングフィードをマルシーニョがペナルティーエリア左で受け、折り返しをペナルティーエリア中央でチャナティップがボレーシュート、1−2。
しかし25分、また失点。相手右サイドのスローインからコロリ、乾とつながれ、逆サイドのFW中山にパスを通され、中山がDFをかわしてシュートを決め、1−3。
27分、清水が四人目の交代。MF白崎に代えて松岡を入れる。
29分にフロンターレの連続左CK。いずれも瀬古が蹴るが、相手DF。
30分、フロンターレも三人同時交代。瀬古に買う手橘田、瀬川に代えて遠野、山田に代えて宮代を入れる。
32分、相手FWコロリにシュートされるが、近くのDF陣が防ぐ。
34分、左サイドから攻撃をしかけ、最後は橘田がシュート、相手DF。35分、フロンターレが五人目の交代。チャナティップに代えて山根を入れる。
直後のフロンターレの左CK。遠野が蹴り、ファーで相手と競った松長根が倒され、PKを得る。これを宮代が蹴ってゴール右に決め、2−3。
43分、左から攻撃し、最後は遠野がシュート、相手DF。
追加タイム5分。47分、相手MF乾からのパスをうフリーで受けた相手FW中山がドリブルからシュート、枠の外。
49分、清水が五人目の交代。右MF岸本に代えて監物を入れる。
50分、山村も前線に上げてパワープレー。2−3でタイムアップ。
サッカー短評 (2023.3/4)
川崎フロンターレvs.湘南ベルマーレ 1対1 (2023.3/4 等々力) 第3節
今季初観戦した。バックスタンドアウェイ寄りの席。ほとんどゴールラインの延長上。マッチデープログラムを買うのにすごく歩いた。バックだとハリケーンポテトがあるので、久しぶりに購入。風が少し右から左へ吹いていたが、午後1時キックオフだったので寒くなかった。DFラインの4人は予想通り。立ち上がりからベルマーレのハイプレスに押し込まれ、後手の対応に。前半5分、GKソンリョンのキックミスでは第1節の失点を思い出してヒヤリとしたが、今回は何とかなった。そうでなくても、ベルマーレにシュートをうたれ、しのぐ展開。20分過ぎからようやく攻撃が形になってきたが、なかなかシュートまでいけず、前半は4本のみ。しかも後半11分にはジェジエウが負傷交代。とうとう新人の松長根がピッチへ。佐々木が右へ回ってきた。その8分後にはベルマーレの連続攻撃に耐え切れずに失点。しかし、ここからねばり強く耐え、27分に遠野と山田を入れたあたりからボールが回るようになり、ようやく36分、瀬川が押し込み、同点に。さらにシミッチを入れて逆転をねらったが、最後は相手にFKを与え、それをしのいだところでタイムアップ。ホーム初勝利はまたもやお預け。それにしてもCBが足りない。気温15.8度、湿度24%。観客21171人。主審は荒木さん。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、大南、ジェジエウ、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフに大島と脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ宮代。ベンチのDFは今回は松長根ひとり。山村は出場停止。
ベルマーレは、3-1-4-2。第1節にハットトリックの大橋と町田のツートップ。タリクと今季ガンバから加入の小野瀬が二列目、アンカーに永木。左右のアウトサイドに畑と石原。DF杉岡、大岩、舘。GKソン・ボムグン。キャプテンは大岩。ベンチには今季加入の元フロンターレ阿部や昨季加入の元フロンターレ中野など。山口監督は3年目。
4分、ベルマーレの左CK。永木が蹴るが、味方に合わず。5分、小野瀬にGKソンリョンのパスをカットされ、町野にシュートされるが、橘田が防ぐ。7分、中央でベルマーレのFK。永木が蹴り、杉岡がヘディングシュート、枠の右で助かる。
22分、ようやく初シュート。マルシーニョが左サイドをドリブル、大島と脇坂がパス交換から大島がシュート、しかし至近距離のDFに当たる。
25分、脇坂が相手DF杉岡と交錯して倒れる。右ひざを傷めたようだが立ち上がる。
27分、相手MFタリクにペナルティーエリア右からシュートを打たれるが、枠の左で助かる。28分の石原のシュートも枠の外。30分には、相手MF畑にペナルティーエリア左手前からシュートされるが、脇坂が防ぐ。
32分、大南が攻めあがって左サイドからクロス、宮代がヘディングシュートするが枠の右。
35分、ベルマーレの左CK。永木が蹴るが家長クリア。続けてベルマーレの左CK。今度はショートコーナーを蹴り、畑がクロスを入れ、GKソンリョンのクリアを拾われるが、しのぐ。
40分、ベルマーレのカウンター。スルーパスに走りこんだ相手FW大橋がシュート、山なりの弧を描いてバーの上で助かる。大橋はこのシュートでどこか傷めたらしくピッチを出る。42分、ベルマーレの左CK。永木が蹴るが、DF陣がクリア。
44分、ベルマーレが一人目の交代。大橋に代えて平岡を入れる。
44分、家長が相手GKのパスをカットして宮代へパス、宮代はペナルティーアークからシュートするが、相手GK。
45分、ベルマーレのカウンター。相手右サイドからのクロスを町野にヘディングシュートされるが、GKソンリョンが触ってバーに当たる。こぼれを拾われ、シュートされるがオフサイド。
追加タイム1分。山根からのクロスを走りこんだマルシーニョがダイビングヘッド、惜しくも枠の上。前半に得点してくれるとよく見えたのに。0−0でハーフタイム。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。脇坂に代えて瀬川を入れる。瀬川を右ウイングに入れ、家長をトップ下にしたらしい。
2分、ベルマーレの右CK。杉岡が蹴るが、オフェンスファール。
3分、マルシーニョが左サイド深い位置で相手DF舘に倒され、舘にイエローカード。フロンターレのFK。大島が蹴るが、味方に合わず。
6分にもペナルティーエリア左横でフロンターレのFK。大島がニアへ蹴り、家長がヘディングシュート、枠の左。
8分、ベルマーレの攻撃でボールがゴールラインを割りそうなところにジェジエウが滑り込んでサイドへ蹴り出す。しかし、ジェジエウが倒れたまま起き上がれない。ドクターと担架が来たが、なんとか立ち上がってピッチを出る。
10分、ベルマーレの右ロングスロー。GKソンリョンが捕る。
11分、フロンターレが二人目の交代。ジェジエウに代えて松長根を入れる。松長根は左SBに入り、佐々木が右CBへ回る。
16分、マルシーニョのパスに攻めあがった松長根がクロスを上げるが、相手GKがはじく。
直後にベルマーレのカウンター。相手MFタリクにシュートされるが、GKソンリョンが捕る。
この後、松長根のいる左サイドをベルマーレにねらわれ、クロスを上げられてはクリアしていたが、19分にとうとう失点。相手MF永木がこぼれをペナルティーエリア右で拾ってファーへクロス、相手FW平岡が山根をかわしてシュート、これが決まって0−1。
22分、大島が相手MF小野瀬を倒してイエローカード。
23分、ベルマーレの左CK。永木が蹴るが、佐々木がクリア。こぼれを拾われるが、これもしのぐ。
26分、ベルマーレが二人同時交代。右MF畑に代えて中野、タリクに代えて阿部を入れる。
27分、ベルマーレの左CK。阿部が蹴るが、GKソンリョンが捕る。
ここでフロンターレも二人同時交代。マルシーニョに代えて遠野、宮代に代えて山田を入れる。ここでシステムを3-4-3に変更。DFは松長根、大南、佐々木。大島と橘田のダブルボランチ、左右のワイドに遠野と山根。トップ下に家長、山田と瀬川のツートップ。
30分、31分と右サイドから攻撃。山根が攻めあがってクロスを入れるが、いずれも相手GK。34分の大島のスルーパスに走りこんだ遠野はシュートできず。
36分、得点。大島から瀬川、瀬川から山田へとつないだが収めきれず、相手DF杉岡に当たり、こぼれを拾った瀬川がペナルティーエリアに入って相手GKと1対1となり流し込んだ。1−1。やれやれ。
39分、相手MF永木からのパスをペナルティーエリア左で受けた相手MF阿部がダイレクトシュート、枠の右。
40分、瀬川が相手を倒してイエローカード。
41分、フロンターレが五人目の交代。大島に代えてシミッチを入れる。
41分、ベルマーレの左CK。阿部が蹴り、ゴール前で混戦になるが、最後はGKソンリョン。
43分、ベルマーレが四人目の交代。右DFの舘に代えて岡本を入れる。
追加タイム4分。46分、フロンターレのカウンター。家長が右サイドからクロスを入れるが、味方に合わず。さらにこぼれを拾って攻め続けるが、シュートに至らず。
49分、こぼれを拾った山根が右サイドから入れたクロスを山田がヘディングシュート、枠の外。絶好のタイミングだったが、得点できず、引分か。
しかし50分に、自陣ペナルティーエリア近くで相手にFKを与える。阿部が蹴り、またもゴール前で混戦になるが、なんとかクリアしてタイムアップ。
勝点1を得て4として8位とやや後退。ベルマーレも5位から6位に下降。同率1位だったマリノスは金曜日の試合で広島と引き分け2位に後退。ガンバに4−0で勝ち、3連勝した神戸が単独1位。2勝目をあげた鹿島と福岡が3位と4位に浮上。浦和、京都、鳥栖が初勝利。未勝利チームは、柏、広島、札幌、ガンバ、セレッソ、横浜FCだが3連敗したところはなし。
サッカー短評 (2023.2/25)
鹿島アントラーズvs.川崎フロンターレ 1対2 (2023.2/25 カシマス) 第2節
いやもう負けか良くても引分かと思った。前半5分に失点。しかもフロンターレから完全移籍の相手FW知念が得点。鹿島の前からのハイプレスと、シミッチへの相手FW鈴木の執拗なマークでパスを組み立てられない。先制した鹿島は、フロンターレのパスミスをねらって速攻と徹底していた。フロンターレはシミッチのそばまで脇坂や大島、家長などが下がってパスを受けても、その先で相手にカットされてしまう。マリノス戦では、アンカー橘田のわきに山根が入って打開できたが、今回はシミッチのそばに橘田が入っても打開できない。後半12分、シミッチを下げて佐々木を入れ、橘田がアンカーに上がっても得点できず。34分に3人代えて家長をトップ下に入れたあたりから攻撃が動き始めたが、ここで山村がDOGSOで退場。またもや10人に。しかし、44分、瀬古の左CKからのこぼれを大南がつなぎ、家長がバイシクルボレー、相手DFが全員家長を見ている裏でFW山田が、シュートのそれたところを押し込み、同点。さらに追加タイム6分の中、50分に相手ハンドでPKのチャンス。一度は相手GKに止められたが、VARの指摘で蹴る前に相手DFがペナルティーエリアに入ったり(*)、相手GKがラインより前に出たりしていたため、蹴り直しに。家長が二度目はゴール上に決めて勝ち越し。薄氷だが、今季初勝利をなんとか手に入れた。DAZN実況は西岡アナ、解説は佐藤悠介さん。途中から雨が降ってきた。観客は28608人。
先発は、GKソンリョン。DF橘田、大南、山村、山根。アンカーにシミッチ、インサイドハーフは大島に脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ宮代。家長がこれでJ1通算400試合出場。大島は久々の先発。ベンチのDFの控えには、体調に不安がある佐々木とユースから昇格の新人、松長根も入った。
鹿島も4-3-3。ワントップ鈴木優磨、左右のシャドーに知念と今季広島から加入の藤井。インサイドハーフに樋口とディエゴ・ピトゥカ。アンカーに今季町田から加入の佐野。DF安西、関川、植田、常本。GK早川。キャプテンは鈴木。岩政監督は2年目。ベンチには、今季鳥栖から加入のFW垣田など。ガンバから復帰のDF昌子はケガでベンチ外。MF三竿はポルトガルのサンタクララへ、FWエヴェラウドはブラジルのバイーアへ移籍。
2分、鹿島の左CK。相手MF樋口が蹴るが、シミッチがクリア。
3分、家長が右サイド深い位置から低いクロス、宮代がシュートするが枠の上。
5分、鹿島のDF植田から左の鈴木へロングフィード。鈴木がフリーで入れたクロスをペナルティーエリア中央にいた知念がスタンディングでヘディングシュート、これが決まって0−1。鈴木へのプレスも、知念へのマークも甘くて効いていなかった。VARが知念のオフサイドの可能性を検証していたが、ゴールが認められる。今季からオフサイドは「3D」で判定できるようになったので、精度は上がったが、やや時間がかかる。また、VARがチェックしている項目と、チェックが終わると「終了」が表示されるようになった。これはいいこと。
9分、宮代、脇坂のシュートは枠の外。10分、フロンターレの右CK。脇坂が蹴り、シミッチが頭に当てるが、相手FW知念がクリア。
14分、マルシーニョが左サイドをドリブルで駆け上がり、ペナルティーエリア左から折り返し、家長がシュートするが相手DF関川が顔で防ぐ。関川は少し倒れていたが立ち上がる。
16分、シミッチが相手FW鈴木を倒して、中盤左サイドで鹿島のFK。シミッチは鈴木に執拗につきまとわれ、イライラしていた。挑発に乗ると相手の思うつぼなのに。このFKは樋口が蹴り、ニアで相手MF佐野が頭でつなぐが、GKソンリョンが捕る。
19分にも中盤左で鹿島アントラーズのFK。これは相手MFピトゥカが蹴るが、DF陣がクリア。25分にも脇坂が知念を倒して相手左サイドで鹿島のFK。樋口が蹴るが、大島がクリア。脇坂や大島は守備に追われて攻撃の組み立てができていない。
31分、フロンターレの左CK。脇坂が蹴るが、相手GK。
37分、相手右FW藤井に右サイドを突破されてクロスを上げられ、いったんはクリアしたが、こぼれを相手MFピトゥカにシュートされる。ひやっとしたが、GKソンリョン正面で助かる。
38分、マルシーニョが相手DF常本にボールを取られ、取り返そうとボールにタックルにいったが、背後から遅れていったためイエローカード。
43分、マルシーニョのスルーパスに走りこんだシミッチがゴールライン際から折り返し、ニアで脇坂がヒールシュート、相手DF。
追加タイム3分。47分、大島がミドルシュート、相手DF。これで得た左CKを脇坂が蹴るが、相手DF。これを大島が拾い、宮代が落とし、山村がシュートするが、惜しくも枠の右。0−1でハーフタイム。
後半は交代なしで開始。シミッチが機能していなかったので、後半開始から交代かと思ったが、鬼木監督はハーフタイムの修正がどこまで効くか見ようとしたのかもしれない。
2分、前半は攻め上がりを自重していた山根が右サイド中盤からクロス、宮代がペナルティーエリア手前で収め、反転してシュート、枠の上。西岡アナが「ペナルティーエリアで脇坂がパスを呼んでいましたが宮代はシュートしました」と言うが、CFなんだから打たないと。
8分、相手FW鈴木が中盤に下がった位置から右サイドへスルーパス、走りこんだ相手右FW藤井がペナルティーエリア右からシュート、枠の右。このとき、藤井はソンリョンと交錯し、二人とも少し倒れていたが、立ち上がる。
10分、相手右CK。樋口が蹴り、ファーで相手DF関川がフリーでヘディングシュート、GKソンリョンがゴールライン上で押さえる。やれやれ。
11分、フロンターレが一人目の交代。シミッチに代えて佐々木を入れる。佐々木が左SBに入り、橘田がアンカーへ上がる。
13分、先ほど傷んだ相手FW藤井がすわりこみ、鹿島が一人目の交代。藤井に代えて松村を入れる。
18分、中盤左サイドでフロンターレのFK。脇坂が蹴るが、相手DF。こぼれを家長がシュート、ヒットせず。さらに右サイドからつなぐがシュートできず。拾った橘田がミドルシュート、相手DF。
20分、鹿島のカウンター。相手右サイドから右FW松村がクロス、佐々木がクリアして鹿島の右CK。樋口が蹴るが、ニアでDF陣がクリア。こぼれを拾った相手FW鈴木がループのクロスを入れるが、GKソンリョンが捕る。
23分、鹿島が二人同時交代。足がつった知念に代えてMF荒木、MF樋口に代えてMF仲間を入れる。
27分、フロンターレも二人目の交代。大島に代えて遠野を入れる。
29分、宮代が左へ流れて前方へパス、遠野が走りこんでクロスを上げるがオフサイド。31分には、宮代が右サイドに出したパスに家長が走りこんでクロス、相手ボランチ佐野がクリア。
33分、下がった位置で相手ボールをカットした宮代がドリブル、ペナルティーエリア手前で左へパス、受けた遠野がペナルティーエリア左でシュート、枠の右。
34分、フロンターレが三人同時交代。宮代に代えて山田、マルシーニョに代えて瀬川、脇坂に代えて瀬古を入れる。4-4-1-1のような形か。ワントップ山田、トップ下に家長、左右のワイドに遠野と瀬川、瀬古と橘田のダブルボランチか。
35分、鹿島アントラーズのカウンター。一瞬のすきで放り込まれたロングボールをクリアし損ねた山村が、走りこんだ相手MF仲間を腕で止めた形になり、イエローカード(※イエローが出たと思ったが、口頭注意だけだったらしい)。ここでVARが介入し、西村主審がオンフィールドレビュー。戻ってくると、主審は山村にレッドカードを提示。これで与えたFKを相手MF荒木が蹴るが、DF陣がクリア。こぼれを相手DF安西が鋭いロングシュート、GKソンリョンが捕る。やれやれ。
「10人になりましたが、3バックで攻撃陣はそのままのようですね」「右SBの山根の攻撃参加は減りますね」と実況席。
41分、鹿島が四人目の交代。足がつったFW鈴木に代えて、今季加入のFW垣田を入れる。
44分、やっと得点。佐々木が左サイドを攻めあがってクロス、相手DFがクリアしてフロンターレの左CK。これを瀬古が蹴り、ニアで相手FW垣田がクリア。これが小さく、ペナルティーエリア近くで拾った大南がつないでペナルティーエリアへ入れると、家長がバイシクルシュートをねらう。相手DF陣がみんな家長に集中している裏でファーにいた山田が相手ボランチに引っ張られながら足で押し込み、同点に。1−1。山田はプロ初得点。ようやく引分を期待できるようになった。一応この7年、カシマスタジアムでは不敗らしいので。
追加タイム6分。47分、中盤右サイドでフロンターレのFK。瀬古が蹴るが、相手DF。
48分、鹿島のカウンター。相手FW垣田に左サイドを突破されそうになるが、瀬古と橘田が止める。
49分、フロンターレのカウンター。山根からのクロスを遠野がシュート、相手DF。こぼれをさらに橘田がシュート、ゴールライン上で相手MF荒木がクリアするが、西村主審がハンドと判定、荒木にレッドカード。フロンターレにPK。もちろんVARのチェックが入ったが、主審の判定を覆す確証はなかったらしく、そのままPKに。鹿島のベンチ前で退場が取り消しになるかと待っていた荒木に、西村主審が下がるように言いに行ってから、やっとPKの笛。すごく待たされた家長が蹴ったキックは勢いがなく、相手GKが捕る。
鹿島はすぐに攻撃を再開しようとしたが、またまたVARチェック。リプレー映像が映ると、明らかに家長が蹴る前に相手GKがラインの前に飛び出している。今度は主審がレビューせずに蹴り直しの判定に。二回目は強く蹴りこむのでは、と思ったが、ゴール中央のやや左上に打ち込み、成功。2−1と逆転。「まさかこんな展開になるとは」と解説の佐藤さん。「蹴り直しの場合はキッカーを変えることもあるのに、すごいメンタルだ。ほぼ同じ方向で上に決めるとは」。試合後のインタビューで蹴り直しのことを聞かれた家長は「相手GKはどこに蹴られたら嫌か考えてあそこに蹴った」と答えていた。
追加タイムに入ってから二回VARが入ったので、もう何分のびたのかわからないが、アウェイのフロンターレサポーターが「アヴァンテ」を歌っている。
60分、鹿島はDF植田を前線に上げてパワープレー。相手MF松村に左サイド深い位置からクロスを上げられ、走りこんだ植田にヘディングシュートされるが、枠の上で助かる。GKソンリョンのゴールキックでタイムアップ。
13位から7位に浮上。鹿島は6位に後退。首位は同率で2連勝のマリノスと神戸。3位に名古屋が浮上し、4位湘南、5位FC東京。2連敗は京都と浦和。
やっと勝点3を得たのはよかったが、またCBが退場してしまった。次節ベルマーレ戦にはジェジエウが戻ってくるはずだが。
(*)PKのとき、キッカー以外の選手が蹴る前にペナルティーエリアに入っても、プレーに直接関わりがなければ、VARの対象ではない。今回の蹴り直しは、GKの足が蹴る前にゴールラインを離れていたため。PKの際のGKの反則は、2020-21年の競技規則改正で一回目のみカードなしと決まったらしい。(WEBゲキサカ「VARで劇的幕切れ」2/25 19:56配信より)
サッカー短評 (2023.2/17)
川崎フロンターレvs.横浜F.マリノス 1対2 (2023.2/17 等々力) 第1節
いよいよ30年目のJリーグ開幕。1試合だけ金曜日開催。しかし開始4分で失点。しかもGKソンリョンのミスから。さらに前半のうちにCKから再び失点。それでも29分には宮代のシュートがポスト直撃など惜しい場面も。前半の途中から山根を内へ入れてダブルボランチ気味にしてから、マリノスのプレスをまともに受けずにかわせるようになり、後半頭からは、ケガ明けの家長に代えてベルマーレから新加入の瀬川を入れ、積極的に攻めた。しかし後半15分に車屋が負傷交代、新加入の大南をいきなり投入。さらに3人交代して攻めたが、得点できないうちにジェジエウがマリノスの交代で入ったマルコスを倒して退場。10人で攻め続け、46分に佐々木からの折り返しを橘田が押し込み1点返したが、同点にはできず。試合には負け、両CBを欠いて次節アウェイの鹿島戦。主審は山本雄大さん。気温7.2度、湿度49%。観客22563人。満席での声出し応援解禁。DAZN解説は中田浩二、実況は下田アナ。
先発は、GKソンリョン。DF佐々木、車屋、ジェジエウ、山根。アンカーに橘田、インサイドハーフは遠野と脇坂。左右のウイングはマルシーニョと家長。ワントップ宮代。キャプテンは橘田。佐々木は今季から背番号5、宮代は33。ダミアンと小林はケガ。登里も左足肉離れで全治5週間(2/11〜)。谷口はカタールのアル・ラーヤンへ移籍。宮城は長崎へ、五十嵐は山口へレンタル。知念は鹿島に完全移籍。鬼木監督は7年目。今季の斜め縞のユニフォームにまだなじめない。
マリノスは、4-2-1-3らしい。3トップ真ん中にアンデルソン・ロペス、左右にエウベルと水沼。トップ下は西村。渡辺と喜田のダブルボランチ。DF永戸、角田(ツノダ)、畠中、松原。GKオビ。キャプテンは喜田。スーパーカップの先発から右SBを入替え。昨季のMVP岩田はセルティックへ移籍。天野は全北現代へ、レオセアラはセレッソへ、仲川はFC東京へ移籍。マスカット監督は3年目。
立ち上がりからマリノスのハイプレス。これを嫌ってGKへのバックパスが多くなり、それを相手FWロペスやエウベルがまたねらい、とうとう4分、GKソンリョンのキックをエウベルがカット、これに詰めた相手MF西村が押し込み、あっという間に失点。0−1。
フロンターレは、まだ車屋とジェジエウの二人とGKソンリョンの連携が十分でないのでは。それにアンカーの橘田に、CBの二人がパスを出そうとしても、いつも相手MF西村がマークしている。結局、家長や脇坂が下がったり、時には宮代までが下がったりして受けている。宮代は、あまりポストプレーはうまくない感じ。途中で鬼木監督から、相手GKにもっとプレスするように言われていたらしい。
マルシーニョは調子がよさそうで、一人でドリブルで切りこんだり、佐々木や遠野とパス交換して攻め込んだりしている。17分にマルシーニョがシュート、相手GK。19分には、橘田が下がってきた宮代にパス、宮代の落としを佐々木がスルーパス、走りこんだ遠野がシュート、相手GKがはじいたところを家長がシュート、枠の外。ここで決めたかった。
そして29分、マルシーニョからのパスが相手DFに当たったこぼれにつめた宮代がカーブのかかった強いシュート、惜しくもバー近くの左ポストに当たり、ボールの回転で外へ。ここでも得点できず。
すると36分、マリノスのロングスロー、こぼれを相手ボランチ渡辺がシュート、ジェジエウがクリアして相手右CK。水沼が蹴るがDFがはじき、こぼれを相手DF永戸がシュート、DFに当たって今度は相手左CK。永戸が蹴り、相手FWロペスが落とし、相手FWエウベルがスライディングで押し込んだ。0−2。最悪の展開。前半はこのままでハーフタイム。
解説の中田浩二は、「山根が中へ入ってDFからのパスを受けると、橘田も前を向ける。これでマリノスのプレスをはがせるようになった」。下田アナも「この形は準備してきたものですね」と言う。
後半開始からフロンターレが一人目の交代。家長に代えて瀬川を入れる。瀬川がどんな選手なのか全然わからない。
1分、こぼれ球を佐々木がシュート、相手DFに当たったこぼれをさらにマルシーニョがシュート、枠の右。ここで入ればよかったが。
8分に佐々木が攻めあがってペナルティーエリア右へパス、受けた瀬川がドリブルからシュートするが相手GK。9分には、右サイド深い位置の瀬川からのクロスを遠野がヘディングシュート、枠の左。瀬川はなかなかいい動きと目をしているよう。
13分、アクシデント。車屋が足を傷め、担架が入る。すわりこんでいるときの顔が、しばらくかかりそうなケガらしい感じ。新加入の大南が突然入ることに。15分、フロンターレが二人目の交代で車屋に代えて大南が入る。大南とジェジエウの連携はどうなのか。
さらに26分、フロンターレが二人同時交代。宮代に代えて新加入の山田、遠野に代えて大島を入れる。山田はアカデミーで宮代と同期で、桐蔭横浜大学を経て戻ってきた。大島はボランチに入るのかと思ったが、インサイドハーフのようだ。
マリノスも二人同時交代。エウベルに代えてヤン・マテウス、SB松原に代えてCBエドゥアルドを入れる。32分、マリノスも三人目の交代。水沼に代えて井上を入れる。これで左右のシャドーを二人とも刷新。
34分、フロンターレが五人目の交代。脇坂に代えてシミッチを入れる。おそらくシミッチがアンカー、橘田が脇坂のいたインサイドハーフにあがったと思う。
37分、マリノスがまた二人同時交代。ボランチ喜田に代えて藤田ジョエルチマ、ロペスに代えてマルコスを入れる。うーん、マリノスの選手層は厚い。喜田は下がる前にキャプテンマークをエドゥアルドに巻いていた。
マリノスは選手を入れ替えて攻撃の強度を増してきた。39分、相手FKにマルコスが走りこみ、ジェジエウが後追いでボールにタックルするがマルコスを倒してしまう。主審はジェジエウにイエローカードを示し、PKの笛を吹いたが、VARと交信。しばらくしてオンフィールドレビューとなる。放送席では「おそらく倒した場所がペナルティーエリアの外ではないかということの確認でしょう」。すると、画像を確認してきた主審はジェジエウにレッドカードを出し直し、PKではなくFKに変更となった。「これはいわゆるDOGSOで、ペナルティーエリア内だったのでイエローになったが、外ならレッドとなりますね」と下田アナ。
この相手FKはマルコスが自ら蹴るが、GKソンリョンが胸に当てて、それを素早く橘田が蹴り出した。解説の中田が「GKは見事に防いだだけでなく、それをサイドにそらしたのがよかった」。これで与えた相手右CKも防ぐ。
追加タイムは6分。
46分、やっと1点返す。シミッチからのフィードのこぼれを拾った佐々木が縦にドリブル、ペナルティーエリア左に入ってシュートをうつかと思えば折り返し、そこへ走りこんだ橘田が気合のこもったシュートをダイレクトで打ち込み、1−2。ホーム開幕戦にかけつけたサポーターはようやく思い切り旗を振れた。
しかし、追加点は取れず、マリノスの勝負強さの前に屈した。
次節のCBはどうするのか。大南と山村か。山村はベンチにいなかったので大丈夫なのか不明。若い高井とか、まさか松長根とかになるのか(※2/20からU20で高井と永長が招集されたので高井の可能性はなし)。
※※2/22、車屋は右ハムストリングの肉離れで全治6週間と発表された。
サッカー短評 (2023.2/11)
横浜F.マリノスvs.ヴァンフォーレ甲府 2対1 (2023.2/11 国立) スーパーカップ
J1リーグ王者のマリノスと、天皇杯覇者のJ2甲府の対戦。誰が考えても、マリノス優位と思われたが、立ち上がりは甲府が積極的に出て、かなり互角にやりあった。しかしマリノスが慣れてくるにつれ、パスがつながるようになり、ついに30分、マリノスが右サイドから攻め上がり、最後は左から来たエウベルが押し込んで先制。
これで、大勢は決したかと思われたが、前半44分、甲府がカウンターで攻め上がり、長谷川の折り返しのパスを新加入のウタカが押し込み、同点に。ここでいったんはオフサイドの旗が上がったが、新たに導入された、オフサイドを3Dで判定するVARの介入で、主審がオンフィールドレビューすることになり、ゴールが認められた。ウタカは38歳11か月30日の得点でスーパーカップ最年長記録の更新とのこと。ここで5分以上かかったが、1−1のままハーフタイムとなり、興味が後半へつながった。
しかし、後半は16分に、マリノスFWロペスがシュート、左ポスト直撃のはねかえりを詰めていた西村が押し込み、また勝ち越し。結局、選手交代しながら甲府も攻めたが、得点できず。後半49分に、甲府のシュートがネットをゆらし、土壇場で再び同点か、と思われたが、今度のVARは早く、オンリーレビューでオフサイドが確定。2−1でタイムアップ。
サッカー短評 (2023.1/9)
岡山学芸館vs.東山 3対1 (2023.1/9 国立) 全国高校サッカー選手権決勝
1/7の準決勝は、神村学園(鹿児島)3対3岡山学芸館(岡山)(PK1-4)、東山(京都)1対1大津(熊本)(PK4-2)。いずれもPK戦で勝ち上がった。どちらが勝っても初優勝。国立競技場に5万人以上の観客がつめかけた。
岡山学芸館は4-2-3-1。GK12番平塚(2年)。DF右から2番福井(2年)、3番田口、4番井上、5番中尾(2年)。7番木村と10番山田蒼のダブルボランチ。二列目右MF8番岡本、トップ下6番田口(2年)、11番田邊(2年)。ワントップにFW9番今井。キャプテンは4番井上斗嵩(ツダカ)。8番岡本と9番今井は中学から同じクラブで、あうんの呼吸と紹介されていた。ユニフォームは水色。
東山は4-4-2のシステム。FW14番北村と15番豊嶋のツートップ。右サイドハーフにここまで3得点でセレッソ内定の10番阪田、左に13番清水。7番真田とロングスローが武器の8番松橋のダブルボランチ。DF右から2番石井、4番新谷、3番志津(2年)、6番仲里。準決勝でPKを2本止めたGK佐藤瑞起。キャプテンは4番新谷(シンタニ)。ユニフォームは赤。 (※システムについては、ネット記事「岡山学芸館、初優勝の要因は「修正力」と「献身」…東山は多彩な攻撃見せるも及ばず」高校サッカードットコム 1/9(月)20:07配信より)
「縦に速い」岡山の攻撃に対し、「パスをつなぐ」東山という構図。前半、ボールは東山が握っていたが、岡山がマンツーマン気味にハイプレスしてくるため攻めあぐねる。一方、岡山は東山のミスに乗じてカウンターはしかけていたが、リアクション気味。
先制点は前半25分。岡山学芸館が攻め上がり、右サイドからMF岡山がファーのFW今井めがけてクロスを入れると、やや短くなり、相手DF新谷に当たってオウンゴール。1−0。新谷はキャプテンだが、さぞかしショックかと思えば笑顔でゴール内で立ち上がった。その後は、相手FW今井をマンマーク気味にしっかり押さえていた。
東山も前半終了間際の44分、得点して追いついた。8番松橋が左サイドのスペースへ縦パス、走りこんだFW14番北村が折り返し、7番真田が鋭いミドルシュート、バーに当たったが右上に決まった。1−1。同点のままハーフタイム。
後半、7分に再び岡山が勝ち越し。岡山の左サイドからDF5番中尾が上げたクロスに、小柄な7番木村が滞空時間の長いジャンプ、ヘディングシュートで合わせた。2−1。
東山は、14分にフリーで7番真田がシュートしたが、力んだのか、大きく枠の上。25分の左MF清水のシュートは相手GK。29分には今度こそ決まったかという10番阪田のヘディングシュートもバーに当たる。流れはつかんだが、決めきれず。
40分、岡山が決定的な3点目。右サイドからDF2番福井がロングスロー、そのこぼれをファーでねらっていた7番木村がすねに当てて押し込んだ。3−1。
追加タイム3分あったが、東山は岡山の粘り強い守りを崩せず。3−1のままタイムアップの笛が鳴り、岡山学芸館が初優勝。
サッカー短評 (2023.1/8)
藤枝順心vs.十文字 1対0 (2023.1/8 ノエビア) 全日本高校女子サッカー選手権決勝
1/5の準決勝は、作陽(岡山)0対1藤枝順心(静岡)、十文字(東京)1対1日ノ本学園(兵庫)(PK3−1)。この結果、優勝経験校同士の対戦となった。藤枝は6回目の優勝をねらい、十文字は2016年以来の2回目の優勝をめざす。
藤枝順心は4-3-3。先発は、GK1番菊地。DF2番中井、3番安藤、6番加島、18番柘植。アンカーに20番久保田、二列目に10番浅田に15番下吉。8番濱野、9番正野、11番山田の3トップ。ゲームキャプテンは10番浅田。チームキャプテンは4番三宅。ユニフォームは藤色。
十文字も4-3-3のシステムというが、FW登録は9番氏原と12番浅香の二人。MFは3番早間、6番三宅、7番新井、14番村山。DF2番小島、4番杉山、5番岡田、8番野村。GK長谷川。ゲームキャプテンは4番杉山。チームキャプテンは10番野口らしいが、大会初戦に靭帯損傷。ベンチには戻ってきた。ユニフォームは水色。
試合は、前半から両チームが積極的に攻めあう展開。TBS解説の川澄が「まだ前半10何分なのに、70分やったみたいに疲れました」と言うくらい、攻守がどんどん切り替わる。ただ、シュートやCKの数では藤枝の方が多く、やや優勢か。前半は、どちらも惜しいシュートがあったが、0−0でハーフタイム。
後半もハイプレスの掛け合いになった。7分の十文字のFW浅香のヘディングシュートは決まったかと思ったが、右ポストに当たる。
唯一の得点は、後半23分、藤枝のFW正野が決めた。自陣でボールを収めようとしていた十文字のDF8番野村から藤枝11番山田がボールカット。そのままペナルティーエリア左に入って折り返し、走りこんだFW正野が相手GKもかわしてシュートを流し込んだ。
十文字は後半17分、12番FW浅香に代えて23番FW長行司を入れる。失点後の26分には14番MF村山に代えて19番DF安西を入れる。すぐ2分後の28分、交代で入れた長行司に代えて1年生FWの17番梅本を入れたが、実らず。藤枝は交代せずに最後まで戦った。