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2025フィギュアスケート・バックナンバー


1/21〜27 全米選手権 ペア・アイスダンス (ウィチタ・カンザス州)
1/21〜27 全米選手権 (ウィチタ・カンザス州)

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フィギュアスケート (2025.4/29,5/3,4)

全米選手権 ペア・アイスダンス (2025.1/21〜27 ウィチタ・カンザス州) 選手権

 <ペア>12組エントリー。チャン/ハウ組、エフィモア/ミトロファノフ組、カム/オシェイ組、マーティンス/ビダード組、マクビース/パークマン組、シン/ナギ組、ジュニアからウィリアムス/ルワー組など。Jスポーツでは上位9組を放送。解説は小山さん、実況は小林アナ。
 6番滑走でシン/ナギ組(20、26)。昨季女性はシングルで全米9位、男性はリウと組んで4位。今季5月組換え、ゴールデンスピン3位。曲は「Lacrimosa」他。振付はジュリー・マルコット他。冒頭の3Twは抱えてしまい、レベル2でGOE-1.0。3Tはタイミングも合っていた。3LoThも成功。BoDsは女性の頭がヒザより高めでレベル2にGOE-3〜2。CCoSpとStSq、4Liはいずれもレベル4。うち最後の4Liは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、StSqも全ジャッジが加点2〜3。解説の小山さんは「女性がシングルから転向1年目で3Twや3LoThができるのはすごい」と感心。技術点6番目の33.76、演技構成点4番目の28.3、合計62.06でSP5位。
 7番滑走でマーティンス/ビダード組(18、24)。昨年6位。今季NHK杯8位。曲は「Dream On」。振付はロヒーン・ワード。冒頭の3Twはキャッチで抱えてしまいレベルB。3Sはやや離れていたがピッタリで全ジャッジが加点1〜4。3SThも全ジャッジが加点1〜4。4LiとStSq、FCCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜4、最後のスピンは加点2〜3。「最後のスピンはフライングで入ったが、今ではレベルを上げる要素ではないので、まだやっている組があるのかと思った」と解説の小山さん。技術点5番目の34.38、演技構成点6番目の27.45、合計61.83でSP6位。

 8番滑走でマクビース/パークマン組(30,25)。昨年5位。今季スケートアメリカ7位、中国杯5位。曲は「Love Is a Lie」。振付・コーチともブランドン・フレイジャー。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3Tでは女性が片手つき。3LzThは両足。BoDsはレベル3。CCoSpとStSq、4Liはいずれもレベル4。うち最後のリフトは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点4番目の34.7、演技構成点5番目の28.22、合計62.92でSP4位。
 9番滑走でウィリアムス/ルワー組(18、21)。昨年全米ジュニア2位、世界ジュニア銅メダル。今季シニアデビュー、フィン杯8位。曲は「Joli Garcon」。振付・コーチともミーキンス。冒頭の3Twは高かったが着氷でややふらつきレベル2。3Tでは女性がステップアウト。3SThはきれいに成功。BoDsはレベル2だが全ジャッジが加点。CCoSpと4Liはレベル4。うちスピンはずれたが、リフトは男性の首に女性が伸ばした両足をかけて下りる難しい形で、全ジャッジが加点2〜4。最後のStSqはレベル3。技術点7番目の31.83、演技構成点も7番目の27.07、合計58.9でSP7位。

 10番滑走でエフィモア/ミトロファノフ組(25,27)。昨年2位。今季GPファイナル5位。曲は「Ameksa」他。振付はルネ・ロッカ。全体に速く、なかなかよかった。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の3Twはレベル3で加点2〜4。しかし3Tでは女性がダウングレードでステップアウト。3LoThは加点3〜4。BoDsと4Li、StSqはいずれもレベル4。うちBoDsとリフトは加点3〜4。StSqは二人の距離が近かった。最後のCCoSpはレベル3で加点ほぼ3〜4。技術点2番目の36.96、演技構成点3番目の32.07、合計69.03でSP3位。
 11番滑走でチャン/ハウ組(27、28)。昨年SP1位だがフリー棄権。今季スケートカナダ、フィン杯とも5位。曲は「Give Me Love」。振付はガニチェワ。冒頭の3Tは女性にqマーク。3Twはキャッチもきれいでレベル4に全ジャッジが加点2〜3。3FThはこらえた。BoDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。4LiとStSqはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは二人の距離がやや離れていたが加点2〜5。最後のCCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の36.95、演技構成点2番目の32.15、合計69.1でSP2位。
 最終滑走でカム/オシェイ組(20,33)。昨年初優勝、四大陸銅メダル、世界選手権11位。曲は「Rain, in Your Black Eyes」。振付はミーキンス。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高くレベル4で加点3〜4。3Sもよくそろっていて加点2〜4。3LoThはダンスリフトの後で跳び、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。BoDsとCCoSp、StSqと4Liはいずれもレベル4。うち最後のリフトは加点4〜5、BoDsは加点ほぼ4。ほぼーミスで別格の感じ。技術点最高の43.08、演技構成点も最高の34.11、合計77.19でSP1位。

 フリー。Jスポーツでは上位9組を放送。
 6番滑走でウィリアムス/ルワー組(18、21)。曲は「Elanor Rigby」。振付はミーキンス。最後は疲れたのかリフトでミス。冒頭の3Twは高く、レベル3に全ジャッジが加点2〜3。3T+1A+2A+SEQの3連続はやや離れていたが決める。リフト二つとFiDs、PCoSpはレベル4。うちリフト二つは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Sは女性がアンダーローテーションで転倒。3SThは幅があった。ChSqはGOE+0.5。2LoThも決めたがタッチがあったか。最後の5RLiは途中で下ろしてしまい、レベルB。技術点4番目の55.37、演技構成点8番目の52.81、転倒の減点1、合計107.18は今季最高でフリー7位、総合166.08で6位。
 8番滑走でシン/ナギ組(20、26)。曲は「River Flows in You」。振付はミーキンス他。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点。解説の小山さんが「3Twにしないとコーチと決めたのだろう」と言うと、小林アナが「SPでの3Twは挑戦だった」というコメントを紹介。3Sはよく合っていて全ジャッジが加点。3T+2A+2A+SEQはほぼ成功だったのに男性がよろけて両手付き、転倒扱いに。3LoThは安定していた。FiDsと3Li、最後のPCoSpはいずれもレベル3。うち3Liは全ジャッジがほぼ加点2〜3。あと二つのリフトはレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点2〜4、5ALiは加点2〜3。3SThはステップアウト。ChSqはGOE+0.93。技術点3番目の63.33、演技構成点5番目の58.28、転倒の減点1、合計120.61でフリー3位と躍進、総合182.67で5位。
 9番滑走でマクビース/パークマン組(30,25)。曲は「Per Te」。振付はモロゾフ。冒頭の3Twには余裕があり、レベル4に全ジャッジが加点2〜4。3T+2A+2A+SEQはそろっており、ほぼ全ジャッジが加点。しかし3Fで女性がステップアウト、男性はダウングレードで転倒。3LoThは全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとFiDs、PCoSpはレベル4。うち5ALiはスムーズで全ジャッジが加点2〜4、3Liは全ジャッジが加点2〜3、FiDsと5RLiは全ジャッジが加点1〜3。3LzThも決める。最後のChSqはGOE+1.14。「女性の表情が豊か」と小山さん。技術点2番目の68.28、演技構成点4番目の60.37、転倒の減点1、合計127.65は今季最高でフリー2位、総合190.57で2位。

 10番滑走でエフィモア/ミトロファノフ組(25,27)。曲は「Je Suis Malade」。振付はルネ・ロッカ。女性の衣装は明るい水色。全体にスピードがあり、技の完成度、つなぎなどもすばらしかった。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3S+2A+2A+SEQは女性の第1がqマーク、第3がアンダーローテーションだったが、こらえた。3Tでも女性はややこらえ気味。一方、3LoThはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+1.36。リフト三つとFoDs、PCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち「姿勢が難しいので認められないこともある」と解説の小山さんも言うFoDsは加点3〜5、5ALiは加点3〜4、ジャンプインのPCoSpと最後の4Liは加点2〜4。3SThも美しく決め、全ジャッジが加点4〜5。3連続以外ノーミスで終わったとき、感極まって抱き合い、男性はガッツポーズ。技術点最高の74.86、演技構成点も最高の68.01、合計142.87でフリー1位、総合211.9で初優勝。
 11番滑走でチャン/ハウ組(27、28)。曲は「イオチサロ」。振付はガニチェワ。女性のジャンプがやや不調でスピードがなかった。冒頭の3連続は2T+2A+2A+SEQとレベルを落としたが、女性の第3がqマークで転倒。次も2Sにして何とか決める。3Twはレベル4で全ジャッジが加点。3FThは片手つき。FiDsはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル3。うち5ALiは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、最後の3Liは全ジャッジが加点ほぼ3。3LoThは転倒。ChSqはGOE+1.21。技術点5番目の55.25、演技構成点3番目の61.6、転倒の減点2、合計114.85でフリー4位、総合183.95で4位。
 最終滑走でカム/オシェイ組(20,33)。曲は「Stand by Me」。振付はデュブレイユ。女性のジャンプが不調だった上、最後の転倒でびっくり。冒頭の3Twは高くて速く、レベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Tは男性が片手付き。3LzThはステップアウトして片手つき。ChSqはGOE+2.0の最高得点。しかし3S+2A+SEQの予定のところ女性が第1で転倒、男性は+1A+SEQを付けたが無効。3LoThもステップアウトして両手付き。PCoSpとリフト二つ、BiDsはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち4Liは4〜5、5RLiとBiDsは加点3〜4、PCoSpは加点2〜4と、後半で挽回かと思われたが、最後の5ALiで上げたものの転倒。男性が尻もちをついた上に女性が倒れたので怪我無く最後のポーズ。何が起こったのか。技術点6番目の53.3、演技構成点2番目の62.08、転倒の減点3、合計112.38でフリー5位、総合189.57で3位。

 <アイスダンス>15組エントリー。ブラッティ/サマヴィル組、ブラウン兄妹、カレイラ/ポノマレンコ組、チョック/ベイツ組、グリーン/パーソンズ組、ペイト/バイ組、モロゾフ/チェン組、ジンガス/コレズニク組、ネセット/マーケロフ組など。Jスポーツでは上位7組を放送。解説は都築さん、実況は小林アナ。ようやく専門の解説が聴けて、今季のPStのキーポイントが少しわかった。男性のモホークとブラケット、女性のカウンターとロッカーらしい。
 7番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(20、21)。昨年全米シニア9位。今季ジュニアの年齢規定が変わったのでまたジュニアに戻ってJGPファイナル2位。曲は「Car Wash」。振付・コーチともC.ホワイト他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル3で加点ほぼ2〜3。ChRSはGOE+4.07。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiSt男女ともレベル3で加点2〜3。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点6番目の44.25、演技構成点4番目の32.02、合計76.27でRD6位。
 8番滑走でブラウン/ブラウン組(20、22)。昨年8位。今季スケートカナダ6位、フィン杯8位。曲は「Get Up Offa That Thing」。振付はアグノエル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは途中で水平開脚でペタンとすわる動きもあり、男女ともレベル3で加点加点3〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1だが加点2〜3。RoLiはレベル4で加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.71。技術点5番目の44.51、演技構成点6番目の32.87、合計77.38でRD5位。

 10番滑走でブラッティ/サマヴィル組(22、24)。昨年3位。今季スケートカナダ9位、フランス杯3位。曲は「Brick House」他。振付はズーライン他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは近くて速かったが男女ともレベル2で加点3。SqTwは女性にレベル3、男性レベル4で加点1〜4。解説の都築さんが「女性にチェックスリー」があったと言う。PStはレベル2で加点2〜3。ChRSはGOE+3.64。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点8番目の42.16、演技構成点5番目の33.09、合計75.25でRD7位。
 12番滑走でジンガス/コレズニク組(22、23)。昨年6位。今季スケートカナダ、フィン杯とも5位。曲は「Jive Talking」他ビージーズ・メドレー。振付・コーチともシュピルバンド。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル4で加点2〜3。PStのレベル4は初めて見た。MiStは男女ともレベル3で加点2〜4。SqTwは女性レベル4、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSはGOE+5.57の高得点。技術点2番目の47.84、演技構成点4番目の34.29、合計82.13でRD3位。

 13番滑走でグリーン/パーソンズ組(21、29)。昨年4位。今季NHK杯4位、中国杯6位。曲は「These Boots Are Made for Walking」他。振付はジャン・リュク・ベイカー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点3〜4。PStはレベル3で加点2〜4。ChRSはGOE+5.36。MiStは男女ともレベル3で加点3〜4。最後のRoLiはレベル4で加点3。技術点3番目の47.65、演技構成点3番目の34.48、合計82.13でRD4位。合計がジンガス/コレズニク組と同じだが、RDでは技術点が高い方が上になる。
 14番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(24,24)。昨年2位。今季NHK杯2位、中国杯3位。曲は「I Just Want to Make Love to You」他。振付はハベル他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは近くて速く、男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1だが加点3〜4。MiStは男女ともレベル3で加点3〜4。ChRSはGOE+5.14。最後のRoLiはレベル4に加点3〜4。技術点4番目の46.96、演技構成点2番目の35.9、合計82.86でRD2位。
 最終滑走でチョック/ベイツ組(32、35)。作ね年3連覇。今季ファイナル2連覇。曲は「Hawaii 5-0」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ4〜5。ChRSはGOE+6.43の最高得点。MiStは男女ともレベル3で加点4〜5。解説の都築さんは「エッジがクリーンでしぶきも出ない」とほめる。PStはレベル4で加点ほぼ4〜5。最後のRoLiはレベル4で加点3〜5。技術点最高の52.53、演技構成点も最高の38.63、合計92.16でRD1位。

 フリー。
 6番滑走でA.モロゾフ/チェン組(23、22)。昨季組換え。今季スケートアメリカ9位。曲は「Star Wars」からラフマニノフ「交響曲第2番」に変更。振付はN.モロゾフか。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはレベル4で加点1〜3。次のCuLiもレベル4で加点ほぼ2〜3。DSpもレベル4に加点2〜3。CiStは女性レベル3、男性レベル1だが加点2〜3。OFTは男女ともレベル2で加点ほぼ2〜3。SyTwは女性レベル4、男性レベル3。RoLiはレベル4でほぼ加点1〜3だが時間超過。最後にコレオ要素三つ。うちChStはGOE+1.66。技術点10番目の58.54、演技構成点も10番目の45.36、リフト時間超過の減点1、合計102.9でフリー11位、総合173.54で10位。
 7番滑走でネセット/マーケロフ組(18、21)。「6月に結婚」と小林アナ。昨年全米ジュニア3連覇、世界ジュニア金メダル。今季スケートアメリカ5位、フランス杯6位。曲は「My Love Will Never Die」他。振付はN.モロゾフ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル1だが加点2〜3。StaLiは女性の片手と片足首を支える独創的な形で、レベル3だが加点3〜4。ChSlはGOE+2.13。解説の都築さんが「二人同時に3秒以上氷に触れること」。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。SyTwは少し距離が遠く、女性レベル4、男性レベル3で加点2〜3。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。DSpはレベル4で加点2〜4。ChStはGOE+2.61、最後のChLiはGOE+2.37。技術点7番目の63.59、演技構成点8番目の47.36、合計110.95でフリー7位、総合183.12で9位。

 8番滑走でペイト/バイ組(24、26)。この組も「5月に結婚」したとのこと。昨年5位。今季フランス杯9位、フィン杯7位。曲は継続の「Prince Igor: Polovtsian Dances」(韃靼人の踊り)。振付はカメレンゴ、シュピルバンド。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSlはGOE+2.02。DSpはレベル4で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜4。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。一つ目のCuLiはイーグルした男性のももに手をついて女性が倒立する形。OFTは男女ともレベル3で加点1〜3。SeStも男女ともレベル3で加点ほぼ2〜3。ChAJはGOE+1.54、ChStはGOE+1.9。最後のRoLiはレベル4に加点1〜4。技術点8番目の63.04、演技構成点9番目の46.56、合計109.6でフリー9位、総合183.24で8位。
 9番滑走でブラッティ/サマヴィル組(22、24)。曲は継続の「Ne Me Quitte Pas」他。振付はベイカー他。音楽を情感たっぷりに演じた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+2.37。SyTwは「距離非常にが近く」て、男女ともレベル4で加点ほぼ3。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。DSpはレベル4で加点2〜4。CuLi+CuLiの連続リフトは第1がレベル4、第2はレベル3で加点3〜4。StaLiはレベル4で加点2〜3。3Tは男女ともレベル3で加点2〜4。ChStとChSlはともにGOE+2.96。技術点5番目の67.53、演技構成点も5番目の50.5、合計118.03でフリー5位、総合193.28で6位。

 10番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(20、21)。曲は「One Day I'll Fly Away」他。振付・コーチともT.ホワイト他。ツイズル以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜3。OFTは男女ともレベル3で加点2〜3。SyTwは女性レベル4、男性レベル2でGOE-2〜1。男性が第2で3回転目にタッチダウン。SlLiはレベル4で加点2〜3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。ChAJはGOE+2.13。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。ChLiはGOE+2.23、最後のChStはGOE+2.25。技術点9番目の62.06、演技構成点7番目の48.5、合計110.56でフリー8位、総合86.83で7位。
 11番滑走でブラウン/ブラウン組(20、22)。曲は「Baba O'Riley」。振付はアグノエル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+2.13。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。リフト三つとDSpはレベル4。うちSlLiは加点2〜4、他は加点2〜3。ChSlは独創的でGOE+3.08。DiStは音楽によく合っていて男女ともレベル3で加点2〜3。OFTは男性レベル3、女性レベル2で加点2〜4。最後のChStはGOE+2.73。技術点6番目の66.07、演技構成点も6番目の49.92、合計115.99でフリー6位、総合193.37で5位。
 12番滑走でグリーン/パーソンズ組(21、29)。曲は「Spiegel im Spiegel」他。振付はベイカー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+3.2。OFTは女性レベル3、男性レベル4で加点ほぼ3〜4。「クリーンなエッジ」と都築さん。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4〜5。RoLiもレベル4で加点ほぼ3〜4。DSpもレベル4で加点2〜5。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。ChStはGOE+2.96、最後のChLiはGOE+2.73。都築さんが「音楽に吸い込まれるように終わった」。技術点3番目の70.52、演技構成点も3番目の52.72、合計123.24は自己ベストでフリー3位、総合205.37で3位。

 13番滑走でジンガス/コレズニク組(22、23)。女性は体調不良から回復中らしい。曲は「Epilogue」他。振付はブノワ・リショー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル4、男性レベル3で加点3〜4。DSpはレベル4で加点2〜5。DiStは男女ともレベル3で加点2〜4。RoLiはレベル4で加点3〜4。StaLiもレベル4で加点2〜3。SyTwは互いに近くて男女ともレベル4に加点2〜5。CuLiはレベル4に加点3〜4。最後にコレオ要素三つ。ChStはGOE+3.2。ChLiはGOE+2.61、最後のChSlはGOE+2.73。技術点4番目の69.4、演技構成点も4番目の52.64、合計122.04は今季最高だがフリー4位、総合204.17で4位。
 14番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(24,24)。曲は「カルメン組曲」。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のSlLiは男性が片膝を氷につく形で、レベル4に加点3〜5。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜5。CuLiとRoLi、DSpはいずれもレベル4で加点3〜4。ChStはGOE+3.91の高得点。SeStは女性レベル3、男性レベル2で加点3〜4。ChAJはGOE+3.68、最後のChSpはGOE+3.2。ChSpは「3回転必要」とのこと。技術点2番目の72.93、演技構成点も2番目の55.0、合計127.93でフリー2位、総合210.79で2位。
 最終滑走でチョック/ベイツ組(32、35)。女性は直前に食中毒になったという。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のRoLiはレベル4で加点4〜5。独創的なChSpはGOE+3.91の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。DSpもレベル4で加点3〜4。OFTは女性レベル1、男性レベル3でほぼ加点1〜3。DiStは二人の距離が近く、女性レベル3、男性レベル4で加点3〜5。ChTwはGOE+3.32。CuLiもレベル4で加点ほぼ4〜5。ChStはGOE+3.44。StaLiはレベル4に加点4〜5。技術点最高の73.94、演技構成点も最高の57.42、合計131.36でフリー1位、総合223.52で4連覇。

フィギュアスケート (2025.2/7,8)

全米選手権 (2025.1/21〜27 ウィチタ・カンザス州) 選手権

 <女子シングル>18人エントリー。アンドリュース、ツイ、エヴァハート、グレン、アリサ・リウ、テネル、ソーングレン等。ジュニアからはリングレーシー、ジョゼフィン・リー、ミア・ケイリンなど。1/2にジーグラーが二度目の手術で欠場、1/6にクレア・セオ欠場、1/14にはレヴィトも足のケガで欠場。Jスポーツ解説は岡崎さん、実況は小林アナ。
 7番滑走でジュニアのヒガセチェン(16)。昨季全米ジュニア優勝。今季クランベリー杯ジュニア2位。曲は「Jyn Erso and Hope Suite」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。2Aも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜5。1.1倍になる3Lzにqマーク。技術点6番目の35.69、演技構成点12番目の27.54、合計でSP6位。
 8番滑走でジュニアのケイリン(16)。昨季全米シニア8位。曲は継続の「Rain, In Your Black Eyes」。振付はチェリショワ他。小林アナが「かつて4Loを跳んだ」と言ったのはこの選手だったか。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点 ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点3〜5、FCSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはどちらもアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の33.37、演技構成点10番目の28.7、合計62.07でSP7位。フリー11位で総合11位。

 10番滑走でジュニアのシェリー・ジャン(16)。昨季ユース五輪6位、全米ジュニア4位、世界ジュニア8位。今季国際試合記録なし。曲は継続の「Vivo Tango」他。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+2Tは加点2〜4。続く3Lzも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点4〜5、FCSpは加点2〜5、StSqは加点1〜5。1.1倍になる2Aも加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の37.57、演技構成点6番目の29.85、合計67.42でSP5位。キスアンドクライにコーチとしてかつての全米ジュニア女王キャロライン・ジャンがいた。
 11番滑走でジュニアのジョゼフィン・リー(16)。165cm。昨年から5cm伸びたという。昨季全米シニア2位。世界ジュニア20位。今季JGP2 5位。曲は「Objection」。振付はウィーバー。体調を崩して何とか間に合ったらしい。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし構成を落とした3T+3Tは第2がqマーク。スピン二つとStSqはレベル3。うち最後のStSqは大きく動けて全ジャッジが加点2〜5、LSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Fもqマークでこらえた。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点11番目の30.22、演技構成点8番目の29.88、合計60.1でSP10位。
 12番滑走でアリサ・リウ(19)。2019、2020年全米連覇。2022年北京五輪7位、世界選手権銅メダル。昨年、一昨年は引退していた。今季スケートカナダ6位、NHK杯4位。曲は「Promise」。振付はスカリ。衣装は白い太い包帯を巻いたような。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜4。続く2Aは加点3〜5。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqと最後のLSpは加点3〜5、あと二つのスピンも加点2〜5。1.1倍になる3Lzも成功。「引退前と違う意味で見ている人を幸せにするスケーターとして戻ってきた」と小林アナ。技術点最高の41.35、演技構成点も最高の35.01、合計76.36でSP1位。

 13番滑走でエヴァハート(18)。昨年4位。今季からシニアに完全移行。フランス杯5位、フィン杯4位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。衣装は深緑色。キラキラビーズがたくさん。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは加点3〜4。続く2Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点2〜5、スピン二つも加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点2〜5。技術点2番目の38.75、演技構成点4番目の31.97、合計70.72でSP4位。
 14番滑走でアンドリューズ(23)。昨年6位。今季デニス・テン記念10位、サンタクロース杯優勝。曲は「エリーゼのために」。振付はデルモア。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし3Tからの連続ジャンプで第2が1Tになり、要素を失う。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Loは成功、全ジャッジが加点1〜4。技術点13番目の28.97、演技構成点7番目の30.48、合計59.45でSP12位。
 15番滑走でテネル(26)。2018年ピョンチャン五輪9位。2018、2021年の全米女王。昨季全休。今季スケートアメリカ5位、NHK杯5位。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。衣装は灰緑色にケルティックな線模様。冒頭の3Lz+3Tは第2にqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜5、FSSpは加点1〜5。1.1倍になる3Loは加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点3番目の37.68、演技構成点も3番目の33.55、合計71.23でSP2位。

 16番滑走でソーングレン(19)。昨年7位。曲は「The Windmills of Your Mind」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Lz+3Tはいずれもアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜5。1.1倍になる3Fはeマーク。StSqはレベル3。終わったとき涙ぐんでいた。技術点10番目の30.3、演技構成点6番目の30.69、合計60.99でSP9位。フリー12位で総合12位。
 17番滑走でリングレーシー(17)。昨年10位。今季からシニアに完全移行。スケートアメリカ4位、スケートカナダ7位。曲は「Broken Vow」。振付はミーキンス他。冒頭の3Lz+3Tは第2がダウングレードで転倒。続く2Aは決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点2〜4、StSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Fは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点8番目の31.73、演技構成点5番目の30.74、転倒の減点1、合計61.47でSP8位。
 最終滑走でグレン(25)。昨年初優勝。今季GPファイナル優勝。曲は「ジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。緊張したか。冒頭の3Aはqマークで両足。この後の全要素に全ジャッジが加点。続く3F+2Tは加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点3〜5、CCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点1〜3。技術点5番目の36.39、演技構成点2番目の34.52、合計70.91でSP3位。

 フリー。今季は世界選手権がボストン開催なので、アメリカの選手はホームで戦える。しかも昨季レヴィトが銀メダル、グレンが10位で3枠確保している。
 7番滑走でアンドリューズ(23)。曲は「I'm Tired」。振付はリッポン。転倒した3Lo以外の全要素にほぼほぼ全ジャッジが加点。冒頭に3F+2A+2T+SEQを決め、加点2〜4。調子がよさそう。続く3Fと2Aも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点位置から五、FCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+2Tは決めたが、ソロの3Loがアンダーローテーションで転倒。3Sはほぼ加点1〜3。ChSqはスパイラルやバレエジャンプなど行い、GOE+1.64。技術点4番目の64.47、演技構成点5番目の63.05、転倒の減点1、合計126.52でフリー5位、総合185.97で6位。
 8番滑走でSP11位ヒルマー(25)。曲は「Earth Melodies」他。振付は本人。逆回転のジャンプとスピンをやる選手。冒頭の3F+2Tはほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Fはアンダーローテーションでこらえた。次は3Loの予定が2Loに。3Tは成功、全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ4〜5、FSSpは加点2〜5、CCoSpは加点2〜4。ChSqは長めのスパイラルなど行い、GOE+1.57。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3S+2Sの第2が逆回転で、全ジャッジが加点2〜4。3連続は2Lo+1T+2A+SEQになる。解説の岡崎さんが「今日は彼女の3Loの日じゃない」。技術点9番目の56.89、演技構成点、6番目の62.8合計118.97でフリー8位、総合178.54で9位。

 9番滑走でジョゼフィン・リー(16)。曲はラフマニノフ 「交響曲第2番」。振付はスカリ。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lzはqマークでこらえた。3F+2Tも決める。3ソロの3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lo+2Tも全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+2A+SEQは全てのジャンプがアンダーローテーション。3Tは全ジャッジが加点ほぼ2。FCCoSpとStSqはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル2。技術点6番目の45.93、演技構成点8番目の53.96、合計122.59でフリー6位、総合182.69で7位。
 11番滑走でリングレーシー(17)。曲は「Cleopatra's Death」他。振付はジェイミー・イスリー他。衣装はエジプトの女王っぽく首から前面にカラフルビーズがきらきら。冒頭の3Lzはステップアウト。続く3Sはつまったが決める。3Loの予定がパンクして1Loに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点1〜4、あと二つのスピンとStSqは加点ほぼ2〜3。2Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fも全ジャッジが加点1〜3。3Lzからの連続ジャンプをリカバリーしようとしたが、またステップアウトして付けた2Tは無得点。ChSqはGOE+1.57。技術点8番目の57.65、演技構成点9番目の60.1、合計117.75でフリー9位、総合179.22で8位。

 最終グループ13番滑走でヒガセチェン(16)。曲は「Los Moros」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。冒頭の3F+3Tは詰まったが決める。続く3Lzも成功。ソロの3Sと2Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜3。1.1倍になる3F成功。ChSqはGOE+0.57。3Lzがアンダーローテーションで連続にできず、繰り返しの違反。3Lo+2Tも第1がアンダーローテーション。StSqはレベル3。技術点10番目の55.19、演技構成点も10番目の57.4、合計112.59でフリー10位、総合175.82で10位。
 14番滑走でシェリー・ジャン(16)。曲は「The Hunger Games」。振付はスカリ。前半はよかった。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+2Tもほぼ全ジャッジが加点。3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし次が2Lzになり転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.57。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQを跳ぶが第2の後にオーバーターン。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。最後は3Sがパンクして1Sに。技術点7番目の61.1、演技構成点も7番目の60.96、転倒の減点1、合計121.06でフリー7位、総合188.48で5位。
 15番滑走でエヴァハート(18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は濃い紅。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点3〜4。続く2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マーク。3Loはステップアウト。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。StSqとあと二つのスピンはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜5、FSSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2T+2Loも成功、全ジャッジが加点1〜4。3Sも決めて全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。技術点2番目の72.48、演技構成点4番目の64.16、合計136.64でフリー3位、総合207.36で3位。

 16番滑走でグレン(25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。冒頭の3Aがきれいに決まって全ジャッジが加点2〜5。続く3F+3Tも全ジャッジが加点3〜4。3Lz+2Tとソロの3Sも決める。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lo+1A+2A+SEQとソロの3Fも全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。3Loはqマークで転倒。残念。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点最高の75.73、演技構成点も最高の71.15、転倒の減点1、合計145.88でフリー1位、総合216.79で2連覇。
 17番滑走でテネル(26)。曲は継続の「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。3Fはqマーク。ソロの3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqスピン二つは加点3〜4。1.1倍になる2A+3Tは第2がqマーク。3Lzからの連続ジャンプの予定だったがqマークで転倒して繰り返しの違反。ソロの3Loはこらえた。連続ジャンプのリカバリーはできず。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点5番目の62.86、演技構成点3番目の6685、転倒の減点1、合計128.71でフリー位、総合199.94で4位。
 最終滑走でアリサ・リウ(19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金色で大きなビーズがびっしり。冒頭の3Fはすかっと決まり、全ジャッジが加点2〜4。つつく3Lz+3Tは第2がqマーク。3Sは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つは加点2〜4。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。しかし3F+2Tはいずれもアンダーローテーション。これは痛かった。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.29。最後のLSpはビールマン姿勢の時足を早く落としてしまい、レベル2。これも痛かった。技術点3番目の69.55、演技構成点2番目の69.42、合計138.97でフリー2位、総合215.33で2位。

 <男子シングル>18人エントリー、樋渡、ジミー・マー、マルティノフ、ナウモフ、プルキネン、トルガシェフ、マリニン等。ジュニアからはサンチェスなど。1/21にジェイソン・ブラウンが(靴か何か装備の問題で)欠場。Jスポーツ解説は中野由香里、実況は赤平アナ。
 10番滑走で樋渡(24)。昨年8位。今季NHK杯8位。曲は「Super bad」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。3Aは決める。FCSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜5。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のCSSpはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の39.84、演技構成点も10番目の36.37、転倒の減点1、合計75.21でSP10位。
 11番滑走でカペイキス(20)。昨季13位。今季CSクランベリー杯10位、CSニース・コートダジュール杯7位。曲は「Movement」。振付はジョーイ・ラッセル。会心のでき。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点3〜4。続く3Aはややこらえた。スピン三つはレベル。うち最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはは加点2〜3。StSqはよく音に合わせて加点2〜5。技術点5番目の44.82、演技構成点8番目の39.19、合計84.01、この時点で9点近い差をつけて1位となり、SP5位。
 12番滑走でナウモフ(23)。昨年4位。今季スケートアメリカ7位。曲は「Steppin' out with My Baby」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の4Sで転倒。続く3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは音をよく拾って全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の42.89、演技構成点5番目同点の40.52、転倒の減点1、合計82.41でSP7位。

 最終グループ13番滑走でマルティノフ(18)。昨年9位。今季CSロンバルディア杯10位、デニス・テン記念13位、タリン杯2位。曲は「Sing, Sing, Sing」。振付はアモディオ。冒頭の4Tはアンダーローテーション。続く3Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはよく動いて全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+3Tもほぼ全ジャッジが加点。技術点8番目の42.64、演技構成点7番目の39.25、合計81.89でSP8位。ほぼノーミスだが思ったより得点伸びず。
 14番滑走でジミー・マー(29)。昨年6位。今季CSロンバルディア杯6位。曲は「Mexican Phonk Eki」。振付はモロゾフ他。今年こそ世界選手権出場をつかみたいらしい。冒頭で4T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Aもほぼ全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはコミカルな表現で全ジャッジが加点ほぼ3〜5、FCSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも決める。技術点3番目の50.06、演技構成点4番目の41.85、合計91.91でSP3位。
 15番滑走でジュニアサンチェス(17)。昨季ユース五輪4位、世界ジュニア10位。今季JGPファイナル優勝。曲は「Music」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3Aはほぼ全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点3〜4。スピン三つはレベル4だが、GOEマイナスもあり改善の余地あり。1.1倍になる3Lz+3Tも全ジャッジが加点3〜4。しかし、気持ちよく踏んでいたStSqの途中で両手付き、レベル3で転倒扱い。もったいなかった。技術点6番目の43.12、演技構成点5番目同点の40.52、合計82.64でSP6位。

 16番滑走でプルキネン(24)。昨年3位。今季フランス杯11位、フィン杯9位。曲は「Break My Heart Again」から「Come What May」へ変更らしい。振付はデイヴィッド・ウィルソン。就職してフルタイムで働きながら続けているらしい。久々にいい出来だった。冒頭の4Tはアンダーローテーション。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うちStSqは全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜5。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の4.86、演技構成点3番目の42.9、合計88.76でSP4位。
 17番滑走でトルガシェフ(23)。昨年5位。今季フランス杯3位、NHK杯4位。曲は「継続の「L'enfer」。振付はシェイリン・ボーン。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tは加点1〜3。続く3Aは加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点4〜5、最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+3Tも加点2〜3。FSSpはレベル3だが加点2〜4。ノーミスで終え、氷をたたいて喜んだ。技術点2番目の51.03、演技構成点も2番目の43.91、合94.94でSP2位。
 最終滑走でマリニン(20)。昨年2連覇。今季GPファイナル優勝。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。靴に問題があるらしい。全要素に全ジャッジが加点。冒頭4Fを成功、加点3〜5。続く3Aも楽々決め、゜加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点ほぼ5、CCoSpは加点3〜5。1.1倍になるところで4Lz+3Tを簡単に跳び、加点3〜5。技術点最高の66.13、演技構成点も最高の47.95、合114.08計でSP1位。「一人だけ異次元」。

 フリー。
 9番滑走で樋渡(24)。曲は「Jimmy's Tux」他。振付はバトル。かなり復活した。冒頭の4T+3Tは少し強引だったが成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz、3A、3Sを決める。3Lzと3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはよく体が動いて、得意の大きなバレエジャンプも入り、全ジャッジが加点ほぼ2〜4、最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+0.14。1.1倍になるところで3A+2A+SEQの予定が第1の後、足が落ちてしまい、2Aは無得点。3Lz+1Eu+3Fは成功、全ジャッジが加点2〜3。解説の中野が「これを決められたのは大きい」。3Loもほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後までスピードが落ちなかった。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の83.65、演技構成点7番目の74.79、合計158.44でフリー5位、総合233.65で6位。
 11番滑走でマルティノフ(18)。曲は「Inside」。振付はアモディオ。絶不調。冒頭の4Tは回ったがステップアウトで両手付き。3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。3Lzは片手付き。3Loは決める。スピン二つはレベル4。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になる3Aからの連続ジャンプの予定が転倒して第2付かず、繰り返しの違反に。3Lz+2Tはこらえた。3S+1A+SEQになった。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。CCoSpは無得点。技術点18番目の55.4、演技構成点9番目の71.03、転倒の減点1、合計125.43でフリー15位、総合207.32で11位。
 12番滑走でナウモフ(23)。曲は「トロン: レガシー」より3曲。振付はアダム・ブレイク。冒頭の4Sの予定が大きな2Sになるが全ジャッジが加点1〜3。3Aは全ジャッジが加点2〜4。3A+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Loも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のFSSpは加点ほぼ3〜4、あと二つのスピンも加点2〜41.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点3〜4。3Lz+1Eu+3Sも決める。3Fは!マーク。ChSqはGOE+1.5。技術点3番目の84.39、演技構成点4番目の81.36、合計165.75でフリー3位、総合248.16で4位。

 最終グループ13番滑走でサンチェス(17)。曲は「イオチサロ」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3A+2Tは成功。次はソロの3Aの予定がパンクして1Aに。3Loは全ジャッジが加点。3F+2Tも全ジャッジが加点1〜3。StSqとスピン二つはレベル4。うちStSqとCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ただしCCoSpはVマーク。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功。3Sはほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.79。最後のFCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の71.0、演技構成点も6番目の75.89、合計でフリー6位、総合229.53で7位。
 14番滑走でカペイキス(20)。曲は「The Boxer」。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の4Tと3Aで転倒。3F+1Eu+3Sは決め、全ジャッジが加点。3Lz+3Tは惜しくも片手つき。スピン二つとStSqはレベル3。1.1倍になるソロの3Lzはオーバーターン。3F+1A+SEQは第1で片手つき。3Loは成功。CCoSpはレベル4。ChSqはGOE+0.5。技術点13番目の62.27、演技構成点11番目の69.42、転倒の減点2、合計129.69でフリー14位、総合213.7で8位。
 15番滑走でプルキネン(24)。曲は「Outro / Solitude」。振付はシェイリン・ボーン。4回転は入らなかったが、よくまとめた。冒頭、おそらく4Tの予定が3Tに。3Lz+2Tは全ジャッジが加点2〜3。3A+1Eu+3Sは決める。3Loはほぼ全ジャッジが加点。以降の全要素に全ジャッジが加点。FCSpはレベル3。StSqとあと二つのスピンはレベル4で加点ほぼ2〜3。1.1倍になるソロの3Aは加点2〜4。3Lz+2A+SEQも加点1〜3。3Fは加点2〜3。ChSqはGOE+1.79の高得点。解説の中野が「顔の表情も含めてて表現している」。技術点5番目の82.01、演技構成点3番目の82.15、合計164.16でフリー4位、総合252.92で3位。

 16番滑走でジミー・マー(29)。曲は「La Terre vue du ciel」。振付はバトル他。冒頭、4Tの予定が2Tにパンク。しかし次は4T+2Tを決める。3Loも成功。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqとスピン二つはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3A+1Eu+3Sはステップアウト。続くソロの3Aはアンダーローテーションで転倒。これは痛かった。3F+2A+SEQは第1が!マーク。ChSqはGOE+0.93。FCSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の67.98、演技構成点5番目の77.89、転倒の減点1、合計144.87でフリー7位、総合236.78で5位。
 17番滑走でトルガシェフ(23)。曲は「Scheherazade」。振付はカナエワ。衣装の上衣はオフホワイト、太いベルトは金色。最後まで集中して全てのジャンプを跳びきった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭、4Tと4T+2Tを決める。ソロの4Tは加点3〜4。3Loと3Aは加点2〜3。StSqとスピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQを成功、加点3〜4。3Lz+1Eu+3Sも加点3〜4。ソロの3Fも加点2〜3。FSSpはレベル3だが加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+2.21の最高得点。終わるとガッツポーズ。「完璧です」と赤平アナ。技術点2番目の99.7、演技構成点も2番目の91.85、合計191.55でフリーも2位、総合286.49で2位。
 最終滑走でマリニン(20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。衣装はスケカナの衿元に血のようなものが見えるスカーフをやめ、黒地に小さな赤のビーズの上下に変更。転倒した4Loと後半三つ目の連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜5。続く4Aは加点3〜4。4Lzも加点3〜5。4Loはアンダーローテーションで背中から転倒。直後のCCoSpはレベル2でVマーク。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Sを軽々と決め、加点ほぼ3〜4。4T+3Tも加点ほぼ3〜4。4S+3A+SEQは第1がqマークで第2が詰まった。CCSpはレベル3でほぼ加点2〜3。StSqとFSSpはレベル4。うちStSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.79。解説の中野は「4回転ジャンプに力を入れているためスピンが休むところになっている。つなぎなどもまだ伸びる余地がある」。技術点最高の128.18、演技構成点も最高の92.05、転倒の減点1、合計219.23でフリーも1位、総合333.31で3連覇。

※世界選手権代表は、シングル3枠ずつ。女子・グレン、リウ、レヴィト(*)。補欠にエヴァハート。男子・マリニン、トルガシェフ、ジェイソン・ブラウン(*)。補欠にプルキネン。(*)の選手はケガのため、手続き保留。
※※四大陸代表は、シングル3枠ずつ。女子・エヴァハート、リウ、テネル。男子・プルキネン、ジミー・マー、樋渡(当初、トルガシェフとナウモフが選ばれていたが、1/31トルガシェフ辞退、2/1ナウモフ辞退)。
※※※世界ジュニアは、シングル2枠ずつ。女子・リングレイシー、フォンフェルテン(全米ジュニア優勝)。男子はサンチェス、ブラックウェル(全米ジュニア3位)。


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