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フィギュアスケート (2025.4/17、18、19、)
国別対抗杯 (2025.4/17〜20 東京)
6か国が参加。アメリカ、日本、イタリア、フランス、カナダ、ジョージア。男女シングル各2名、ペアとアイスダンス各1組。テレ朝地上波では、日本とアメリカを中心に放送。
<アイスダンス・RD>日本からは吉田/森田組。アメリカはチョック/ベイツ組。その他、ギレス/ポワリエ組(加。33、33)、ロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)、デイヴィス/スモルキン組(ジョー。22、25)、ギナール/ファブリ組(伊。35、37)。地上波では日本とアメリカのみ放送。解説は河合彩さん。
1番滑走で吉田/森田組(21、24)。今季世界選手権22位。曲は「Be-Bop-a-Lula」他。振付はキャシー・リード。なんとリフトで転倒。冒頭のPStはレベル1。SqTwは男女ともレベル4。MiStは男女ともレベル2だが全ジャッジが加点。ChRSはGOE+3.0。しかし最後のCuLiで上げた後、転倒、レベルB。技術点6番目の31.09、演技構成点も6番目の27.54、転倒の減点2、合計56.63でRD6位。ポイント7。
5番滑走でチョック/ベイツ組(米。32、36)。今季世界選手権2連覇。曲は「Hawaii 5-0」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。ChRSはGOE+7.07の高得点。MiStは男女ともレベル3で加点ほぼ4〜5。PStと最後のRoLiはいずれもレベル4。PStは加点3〜4、リフトは加点4〜5。技術点最高の52.78、演技構成点も最高の38.47、合計91.25でRD1位。ポイント12を獲得。
その他、カナダがRD2位でポイント11、イタリアがRD3位でポイント10、フランスがRD4位でポイント9、ジョージアがRD5位でポイント8。
<男子シングル・SP>日本からは鍵山と佐藤駿。アメリカからマリニンとブラウン。フランスはシャオイムファとエイモズ。その他、カナダがラキッチとサドフスキー、イタリアはグラスルとメモラ、ジョージアはエガーゼとクビテラシビリ。地上波では日本とフランス、アメリカのマリニンの5人を放送。解説は町田樹。
8番滑走で佐藤(21)。今季世界選手権6位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。解説の町田が「世界選手権の後、StSqはより音楽に合うよう、レベルも取りやすいように変更してきた」。冒頭は4Lzから4Tに変更、全ジャッジが加点3〜4。3Lz+3Tも決め、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜4。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。体調をくずして発熱していたらしく、ジャンプの難度を落としてまとめた。技術点3番目の51.11、演技構成点6番目の42.57、合計93.68でSP5位、ポイント8。
9番滑走でエイモズ(仏。27)。今季世界選手権5位。曲は「Everybody」。振付は本人。冒頭の4Tで転倒。しかし以降の全要素に全ジャッジが加点。続く3Aは決め、加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のStSqは加点4〜5、スピン二つは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも成功。技術点9番目の44.69、演技構成点4番目の44.38、転倒の減点1、合計88.07でSP6位、ポイント7。
10番滑走でシャオイムファ(仏。24)。今季世界選手権4位。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。冒頭は4Lzに戻したが片手つき。連続ジャンプの予定だったが第2付かず。次は4T+3Tは第1の軸が曲がったが決め、連続ジャンプをリカバリー、全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の52.68、演技構成点5番目の43.48、合計96.16でSP2位、ポイント11。エイモズと合計18を加えてフランスはポイント27の2位。
11番滑走で鍵山(21)。今季世界選手権銅メダル。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。冒頭はきれいな4T+3Tを決め、全ジャッジが加点3〜4。しかし次の4Fの予定が3Fになり、その上転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜5、FSSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aは加点ほぼ3〜4。技術点4番目の50.0、演技構成点3番目の44.73、転倒の減点1、合計93.73でSP4位、ポイント9。佐藤と合計17を加えて日本はポイント24の3位。
最終滑走でマリニン(米。20)。今季世界選手権2連覇。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4Fはオーバーターン。以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く3Aは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqはラズベリーツイストも入れ、加点ほぼ4〜5、FSSpはほぼ加点1〜4。1.1倍になるところで軽々と4Lz+3Tを決め、加点ほぼ3〜4。技術点最高の59.91、演技構成点も最高の46.17、合計106.08でSP1位、ポイント12。ブラウンがSP3位でポイント10。合計22を加えてアメリカはポイント34の1位。
その他、イタリアはグラスルが7位、メモラが11位で合計8ポイントを加えてポイント18の4位。ジョージアはエガーゼが8位、クビテラシビリが12位で合計6ポイントを加えてポイント14の6位。カナダはサドフスキーが9位、ラキッチが10位で合計7ポイントを加えて17の5位。
<女子シングル・SP>日本からは坂本と千葉。アメリカからはアリサ・リウとグレン。その他、カナダからスキーザスとデュピュイ、フランスからシルトとセルナ、イタリアからグトマンとペゼッタ、ジョージアからグバノワとウルシャーゼ。地上波では日本とアメリカ、グバノワの5人を放送。解説は荒川。
5番滑走でリウ(米。19)。今季世界選手権金メダル。曲は「Promise」。振付はスカリ。リラックスして見えた。ノーミス。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点ほぼ2〜3。続く2Aは加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点ほぼ4、あと二つのスピンは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lzも加点2〜3。技術点最高の40.78、演技構成点2番目の34.92、合計75.7は自己ベスト更新でSP1位、ポイント12。
9番滑走でグバノワ(ジョー。22)。今季欧州選手権銀メダル、世界選手権28位。曲は「Money, Money, Money」。振付はアダム・ソルヤ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点ほぼ2〜3。続く2Aは加点1〜4。スピン三つはレベル4。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lzはほぼ加点1〜3。StSqはレベル3で加点1〜4。技術点3番目の37.51、演技構成点5番目の32.29、合計69.8は自己ベスト69.81に近く、SP3位でポイント10。ウルシャーゼと合計11ポイントを加えてジョージアは25ポイントの6位。
10番滑走で千葉(19)。今季世界選手権銅メダル。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。特に前半、緊張していた。2A以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点2〜4と成功。しかし2Aで転倒。解説の荒川が「今まで2Aでミスしたことはなく、三つのジャンプのうち一番成功するものでしたが」。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ2以上。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqは加点2〜4。1.1倍になる3Fは加点2〜3。技術点4番目の37.5、演技構成点3番目の33.16、転倒の減点1、合計69.66でSP4位、ポイント9。
11番滑走でグレン(米。25)。今季世界選手権5位。曲はジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。続く3F+3Tの予定が3F+2Tになったが全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンとStSqはいずれもレベル4。うち最後のStSqは全ジャッジが加点2〜4。技術点10番目の32.3、演技構成点4番目の32.4、転倒の減点1、合計63.7でSP7位、ポイント6。リウと合計18ポイントを加えてアメリカは52ポイントの1位。
最終滑走で坂本(24)。今季世界選手権銀メダル。曲は「ピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。衣装は赤。連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは幅があり、加点4〜5。続く3Lzはほぼ加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqは加点2〜5、最後のLSpは加点3〜4、FCSpは加点3〜5。1.1倍になる3F+3Tは間にオーバーターン。よくこらえた。解説の荒川が「第2に3回転が付くかつかないかで大きく番う」。技術点2番目の39.58、演技構成点最高の35.96、合計75.54でSP2位、ポイント11。千葉と合計20ポイントを加えて日本は44ポイントの2位に浮上。
その他、イタリアはグトマンがSP5位、ペゼッタがSP9位で合計12ポイントを加えて30ポイントの4位。カナダはスキーザスがSP6位、デュピュイがSP10位で合計10ポイントを加えて28ポイントの5位。2位だったフランスはシルトがSP8位、セルナがSP11位で合計7ポイントを加えて34ポイントの3位に後退。
<ペア・SP>日本からは三浦/木原組。カナダからステラトデュデク/デシャン組。イタリアからコンティ/マッチ組。その他、エフィモワ/ミトロファノフ組(米)、メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)、コワレフ/コワレフ組(仏)。地上波では、日本とカナダ、イタリアの3組を放送。解説は高橋成美。
4番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)。昨季世界選手権金メダル、今季世界選手権5位。「GPファイナルは、男性の体調不良で欠場、その後女性がお尻の骨を骨座礁と、今季は病気や故障の後半戦だった」と実況アナ。曲は「Crazy In Love (remix) 」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twは余裕がありレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3。続くソロジャンプは女性が2Tに。4LiとCCoSp、StSqとBoDsはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4、StSqは加点2〜3、リフトも加点ほぼ2〜3。3LoThはステップアウト。技術点5番目の33.97、演技構成点4番目の32.68、合計66.65でSP4位、ポイント9を加えてカナダは5位。女性はキスアンドクライで悔しそうだった。
5番滑走で三浦/木原組(23、32)。昨季世界選手権銀メダル、今季世界選手権金メダル。曲は「黒く塗れ」。振付はシェイリン・ボーン。すばらしかった。素人目にも今季一番の完成度だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高くて横倒しの形で、レベル3だが加点ほぼ3〜4。続く3Tも少し離れていたが加点ほぼ2〜3。4LiとCCoSp、StSqとBoDsはいずれもレベル4。うちCCoSpとStSqは加点ほぼ4〜5、最後のBoDsは加点3〜5、リフトは加点3〜4。3LzThも決め、加点3〜4。終わったとき、二人ともガッツポーズ。技術点最高の44.14、演技構成点も最高の36.85、合計80.99は自己ベスト更新でSP1位、ポイント12を加えて日本は56ポイントとしたが2位。
最終滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。今季世界選手権銅メダル。曲は「カルメン組曲」。振付はカッツァニーガ他。ここも全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点ほぼ2〜3。続く3LoThは加点1〜4。3Sはピッタリ合っていて加点2〜3。4Liと最後のCCoSpはレベル4。うちリフトは加点2〜3。StSqとBoDsはレベル3。うちStSqは加点3〜4。技術点3番目の39.37、演技構成点2番目の34.73、合計74.1でSP2位、ポイント11を加えてイタリアは41ポイントで3位に浮上。
その他、メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)はSP3位で、10ポイントを加えてジョージアは35ポイントの6位。エフィモワ/ミトロファノフ組(米)はSP5位で、8ポイントを加えてアメリカは60ポイントの1位キープ。コワレフ/コワレフ組(仏)はSP6位で、7ポイントを加えてフランスは41ポイントの4位に後退(ポイントで並んだ場合、得点で順位を決定)。
<アイスダンス・フリー>地上波では、日本とアメリカのみ放送。
1番滑走で吉田/森田組(21、24)。曲は「ロミオとジュリエット」。振付はスコット・モイアー他。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトは、少しこらえたが、いずれもレベル4で全ジャッジが加点。OFTは女性レベル2、男性レベル1。男性に疲れが見える。SyTwは男女ともレベル4。DSpとCuLiはいずれもレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChAJはGOE+1.07、ChStはGOE+1.9。CiStは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点。しかし最後のChSlでポーズを取るときバランスを崩して転倒扱いに。技術点6番目の54.17、演技構成点も6番目の42.78、転倒の減点2、合計94.95でフリーも6位、ポイント7を加えて日本は63ポイントで2位キープ。しかし1位アメリカとの差は9ポイントに。
最終滑走でチョック/ベイツ組(米。32、36)。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。いやー見事。シーズン当初とは見違えるよう。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のRoLiはレベル4で加点4〜5。女性を片手だけで回すChSpはGOE+4.15の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜5。DSpはレベル4で加点3〜4。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。DiStも男女ともレベル3で加点3〜4。ChTwはGOE+3.2。CuLiはレベル4で加点3〜5。ChStはGOE+3.79。最後のStaLiはレベル4に加点ほぼ5。どの要素も滑らかにつながっており、二人の距離も近い。技術点最高の75.65、演技構成点も最高の57.86、合計133.51でフリーも1位、ポイント12を加えてアメリカは72ポイントで1位キープ。
その他、ギレス/ポワリエ組(加。33、33)はフリー2位で、ポイント11を加えてカナダは48ポイントの5位。ギナール/ファブリ組(伊。35、37)はフリー3位で、ポイント10を加えてイタリアは51ポイントの3位。デイヴィス/スモルキン組(ジョー。22、25)はフリー4位で、ポイント9を加えてジョージアは44ポイントの6位。ロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)はフリー5位で、ポイント8を加えてフランスは49ポイントの4位。
<男子シングル・フリー>地上波では、日本とアメリカ、フランスの計6人を放送。
7番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人。冒頭は4Tの予定が3Tになり、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次も4Tからの連続ジャンプの予定だったが、ステップアウトして第2つけられず繰り返しの違反。3Lzは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3A+2A+SEQも決め、全ジャッジが加点3〜4。FCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。StSqとあと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点3〜5、スヒン二つは加点2〜3。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点3〜5。3S+1Eu+2Sも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。予定では3T+1Eu+3Sだった。3F+2Tは第1に!マーク。ChSqは伸び伸びと滑り、GOE+2.29。技術点8番目の76.9、演技構成点2番目の88.44、合計165.34でフリー7位、ポイント6。
8番滑走で佐藤(21)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。冒頭の4Lz成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4T+3Tは全ジャッジが加点1〜4。3Aも決める。ここは3連続の予定だったが単独に変更。FCSpはレベル2。1.1倍になる4Tはステップアウト。3Lo+1Eu+2Sでやや構成を落として3連続リカバリー。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロのルッツは片手つき。解説の町田が「現在の状態でミスを最小限に抑えた」と評価。CSSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはイーグルやニースライドを行ったがGOE+0.43。最後のCCoSpはレベル4だがVマーク。技術点3番目の89.23、演技構成点6番目の80.39、合計169.62でフリー4位、ポイント9。
9番滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。冒頭で4Fに挑むがアンダーローテーションで転倒。続く4Sもqマークで転倒。これは痛い。4Tはステップアウト。予定では連続ジャンプだった。3A+1Eu+3Sは決める。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqはフラメンコらしくなり、加点4〜5、最後のFCCoSpは加点3〜4。1.1倍になるところで4T+2Tとしてリカバリー。ソロの3Aはなんとか決める。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはStSqに続けて行い、GOE+1.21。技術点5番目の86.98、演技構成点4番目の83.95、転倒の減点2、合計168.93でフリー5位、ポイント8。佐藤と合計17ポイントを加えて日本は80ポイントの2位。1位アメリカとの差は15ポイントとだいぶ開いた。
10番滑走でJ.ブラウン(米。30)。曲は「Spiegel im Spiegel」。振付はロヒーン・ワード。4回転はなし。冒頭の3Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3A+2Tも成功、ほぼ全ジャッジが加点。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次はパンクして1Sに。その後の全要素に全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のCCSpは加点4〜5、バレエジャンプを含むStSqとFCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは、第1の後に片足を高く上げてから跳び、解説の町田も「こんな形の3連続は見たことがない」。加点3〜4。3F+3Tも加点2〜3。ChSqはGOE+2.07の高得点。3Loも成功、加点1〜3。技術点6番目の86.79、演技構成点最高の92.54、合計179.33でフリー2位、ポイント11。
11番滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4Lzは片手つき。続く4Tはステップアウトで第2付かず。さらに4Fは転倒。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のCSSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところで4T+3Tを跳び、連続ジャンプをリカバリー。すごいメンタルと体力。しかし4Sで転倒。残念。すごいのは4回転5本とも回転不足がないこと。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。3Lz+1Eu+3Sは第3がqマーク。ChSqはバク転も入り、GOE+1.93。技術点4番目の88.28、演技構成点5番目の82.19、転倒の減点2、合計168.47でフリー6位、ポイント7。エイモズと合計13ポイントを加えてフランスは62ポイントの4位。
最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。解説の町田によれば、自分は吸血鬼ではないという男が市民に退治されるミュージックビデオをヒントにしたプログラムとのこと。冒頭4Fは全ジャッジが加点2〜4。続く3Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。4Lzは軽そうに決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。次は4Sの予定だったが2Sにパンク。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4、最後のFSSpは転倒扱い。スピンが終わらないうちに倒れたようだ。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Sを跳んだが、第1にqマーク。それでも4T+3Tは決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。次は2F+3A+SEQになった。ChSqではラズベリーツイストも入れ、GOE+1.5。さすがのマリニンも疲れていた。技術点最高の98.67、演技構成点3番目の86.21、転倒の減点1、合計183.88でフリーも1位、ポイント12。ブラウンと合計23ポイントを加えてアメリカは95ポイントで1位。
その他、イタリアは、グラスルがフリー3位で10ポイント、メモラがフリー8位で5ポイント、合計15ポイントを加えて66ポイントの3位キープ。カナダは、サドフスキーがフリー9位、ラキッチがフリー11位で合計6ポイントを加えて54ポイントの5位。ジョージアは、エガーゼがフリー10位、クビテラシビリがフリー12位、合計4ポイントを加えて48ポイントの6位。
<ペア・フリー>地上波では、日本を含む後半の3組を放送。
4番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、22)。曲は「A Necessary End」。振付はマラフェエフ。冒頭の3Twは高く、レベル4で全ジャッジが加点3〜4。3S+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。ソロジャンプは女性が2Tのステップアウト。3FThは余裕があり、全ジャッジが加点2〜4。リフト二つとFiDs、PCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点1〜4。5ALiとFiDs、PCoSpは加点2〜3。3LoThもきれいに流れ、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。4Liはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ3。最後のChSqはGOE+1.36。技術点最高の72.63、演技構成点4番目の67.33、合計139.96でフリーも3位、ポイント10を加えてジョージアは58ポイントの6位。
5番滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。男性は次期五輪開催地のミラノ出身と紹介。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3T+2A+2A+SEQも決め、全ジャッジが加点1〜3。3Sはピッタリで全ジャッジが加点。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のPCoSpは加点ほぼ3〜4リフト二つは加点2〜3。3LoThは両手つき。3SThは全ジャッジが加点2〜3。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.64。技術点3番目の71.58、演技構成点2番目の70.68、合計142.56は自己ベスト更新でフリーも2位。ポイント11を加えてイタリアは77ポイントで3位。
最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。女性の衣装は赤、男性は黒。フリーは小さいミスがいくつかあったが、楽しんで滑っていた。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点3〜4。3T+2A+2A+SEQは女性の第1がアンダーローテーションだったが、よくまとめた。リフト三つとPCoSp、BiDsはいずれもレベル4全ジャッジが加点ほぼ3以上。うちリフト三つとPCoSpは加点3〜4。3LoThはきれいに決め、全ジャッジが加点3〜4。ソロジャンプは女性が2Sに。3LzThはこらえた。最後のChSqはGOE+1.93の高得点。終わった後、二人ともしばらく起き上がれなかった。技術点2番目の71.82、演技構成点最高の73.24、合計145.06は自己ベスト更新でフリーも1位。ポイント12を加えて日本は92ポイントの2位。
その他、ステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)はフリーも4位で、ポイント9を加えてカナダは63ポイントの5位。エフィモワ/ミトロファノフ組(米)はフリーも5位でポイント8を加えてアメリカは103ポイントの1位。コワレフ/コワレフ組(仏。28、32)はフリーも6位で、ポイント7を加えてフランスは69ポイントの4位。
<女子シングル・フリー>地上波では、グレンと後半6人を放送。
6番滑走でグレン(米。25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。よかった。3S以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Aを決め、ほぼ加点1〜3。3F+3Tは加点2〜3。3Lz+2Tも成功。3Sはこらえた。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQは加点2〜3。3Fは成功、加点2〜3。CCoSpはレベル3だが加点2〜4。3Loはきれいに決め、加点3〜4。ジャンプ全て回転不足なし。ChSqはGOE+1.64。技術点最高の80.95、演技構成点3番目の6.98、合計148.93でフリー2位、ポイント10。
8番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+1Eu+3Sは加点1〜3。続く3T+2A+SEQも加点1〜3。3Fの予定が2Fに。3S+2Tは成功。ChSqはGOE+1.14。2Aは加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpとStSqは加点2〜4、最後のFCCoSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lzと3Loはいずれも加点2〜3。ジャンプ全て回転不足なし。技術点6番目の67.83、演技構成点も6番目の65.3、合計133.13は自己ベスト更新でフリー6位、ポイント7。ペゼッタと合計9ポイントを加えてイタリアは86ポイントの3位を確保。
9番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。SPより自然な笑顔が出ていた。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Sも全ジャッジが加点2〜3。しかし3Loがアンダーローテーションで転倒。次のSPでミスした2Aは決め、全ジャッジが加点。ChSqはイーグルなど行い、GOE+1.5。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちLSpは加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは第1がqマークでよくこらえて第2を付けた。3Lz+2T+2Loは決め、全ジャッジが加点。ソロの3Fは全ジャッジが加点2〜3。技術点5番目の72.08、演技構成点も5番目の67.44、合計138.52でフリー5位、ポイント8。
10番滑走でグバノワ(ジョー。22)。曲は「Balder」他。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lo、3Lz、3Sと成功、うち3Lzと3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpとStSqは加点2〜4。ChSqはGOE0.93。1.1倍になるところで3Lz+2A+2T+SEQを決め、全ジャッジが加点1〜3。3F+2T、ソロの2Aも成功。ジャンプ全て回転不足なし。技術点3番目の73.68、演技構成点4番目の67.71、合計141.39は自己ベスト更新でフリー4位、ポイント9。ウルシャーゼと合計10ポイントを加えてジョージアは68ポイントで6位。
11番滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。思い切りよくスピードにのっていた。冒頭の2Aはすごい幅があり、全ジャッジが加点4〜5。3Lzはこらえた。2A+1Eu+3Sは第3にqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うちStSqとFSSpは加点3〜4、あと二つのスピンは加点2〜4。ソロの3Fは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tはややこらえた。ChSqはGOE+1.5。3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜4。3Loはqマークでよくこらえた。技術点4番目の72.8、演技構成点2番目の72.2、合計145.0でフリー3位、ポイント10。千葉と合計18ポイントを加えて日本は110ポイントの2位。
最終滑走でリウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。実に楽しそうに滑っていた。冒頭の3Fは加点2〜3。続く3Lz+3Tも加点2〜3。3Sは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4でいずれも加点ほぼ3〜4。3Loも加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQと3F+2T、2Aはいずれも加点2〜3。ジャンプ全て回転不足なし。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+1.5。解説の荒川は「以前は高難度の技で勝負していたが、今は要素の精度を上げる方針に変換していて、本人には難しい技をやっているという感覚はないのではないか」。技術点2番目の78.7、演技構成点最高の72.27、合計150.97でフリーも1位、ポイント12。グレンと合計23ポイントを加えてアメリカは126ポイントの1位。
その他、フランスは、シルトが8位、セルナが9位で合計9ポイントを加えて78ポイントで4位。
最終順位は、アメリカが126ポイントで優勝。2位は110ポイントで日本。3位は86ポイントのイタリア。イタリアは次の五輪の開催地。4位は78ポイントのフランス。5位は72ポイントのカナダ。6位は68ポイントのジョージア。
フィギュアスケート (2025.3/29、4/5、7/22、25、26、27、28、8/1,2,3,10,11)
世界選手権 ペア・アイスダンス (2025.3/25〜31 ボストン・アメリカ) 選手権
この世界選手権で、来年のミラノ五輪の枠が大部分決まる。男女シングルは出場各29人のうち24人、ペアは出場19組のうち16組、アイスダンスは出場23組のうち19組(残りは9月に北京で開催されるISU予選大会で決定)。3枠とるには、複数出場の場合上位2人が13ポイント以内、2枠とるには上位2人が14〜28ポイント以内。ただし五輪の枠は、世界選手権の枠取りとは異なり、複数で出場した場合は、全員がフリーに進まないと、最大でもフリー進出した選手数しか枠は取れず、SP落ちした分は予選会への挑戦権となる(2022北京五輪の枠取りから変更された)。なお、フリーで16位以下の選手のポイントは、一律16ポイント、SP落ちした選手は18ポイントで計算する(ISU Communication No.2696)。
<ペア>23組エントリー。日本からは三浦/木原組、長岡柚奈/森口澄士組。 今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。ペアは88.0点。フジ地上波ではSP放送なし。BSフジでは三浦/木原組のみ放送。後日、Jスポーツで全組見た。解説は岡部さん、実況は赤平アナ。
第1グループ1番滑走で、今季アメリカ女子シングルからペアに転向したイッツォ/マイアホファー組(墺。23、22)は、今季CSワルシャワ杯10位、CSゴールデンスピン9位、国内2位。3LzThを1年目でできるのはすばらしいが、BoDsはうまく入れず、レベルもつかず無得点。技術点22番目の25.12、演技構成点23番目の23.08、合計48.2でSP23位。フリーに進めず。
3番滑走でゲイニシュ/チジレフ組(ウズ。19、23)。後日見た。初出場。二人ともロシア出身。今季からウズベキスタンに移籍、四大陸8位。曲は「The Deal Between Tsubaki and Lingba」。振付はメクディエフ。衣装は二人ともライトグレー。冒頭の3Twは回転が速くレベル3で全ジャッジが加点1〜3。続く3Tでは女性が片手つき。3FThは成功、全ジャッジが加点1〜3。「たいへん上手い」と岡部さん。4LiとBoDsはレベル3。うちリフトはほぼ全ジャッジが加点1〜3。StSqとCCoSpはレベル4。うち最後のスピンはほぼ全ジャッジが加点。解説の岡部さんは「この二人は練習もモスクワでロシアですね。ニーナ・コーチが来ている時の方がいい滑りができているように思います」と言う。技術点8番目の35.73、演技構成点18番目の26.6、合計62.33でSP11位。
第2グループ5番滑走で長岡/森口組(19、23)。後日見た。初出場。昨季全日本優勝。今季全日本2位、冬季アジア大会銅メダル、四大陸7位。曲は「Goodbye Yellow Brick Road」。振付はキャシー・リード。衣装は二人ともオレンジと黒。冒頭で3Twに挑戦、うまく回って下りたと思ったが立てずに転倒。レベル1。残念。これで動揺したのか3Loで女性が早く開いてしまい、ダウングレードでステップアウト。3SThも片手つき。解説の岡部さんが「これだけでもできていれば」と残念がる。4Liはレベル4で全ジャッジが加点3〜4。得点6.92は、三浦/木原組の6.78より高い(ただし、カム/オシェイ組が6.99)。しかしBoDsはレベルB。「女性の頭がヒザより高かった」と岡部さん。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のFCCoSpはレベル4。技術点23番目の24.82、演技構成点16番目の27.28、転倒の減点1、合計51.1でSP22位。フリーに進めず。
7番滑走で地元エフィモア/ミトロファノフ組(米。25、27)。後日見た。初出場。昨季組換え、全米2位。今季全米初優勝、四大陸5位。曲は「Ameksa」他。振付はルネ・ロッカ。衣装は二人とも黒が基調。女性は髪に赤いバラ一輪。冒頭の3Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Tは女性がアンダーローテーションで両足に。3LoThはすごく幅があり、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。BoDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。4Liはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。StSqとCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは、音楽に合わせて二人でピタッとポーズする場面もあり、加点2〜3。技術点12番目の33.82、演技構成点9番目の29.88、合計63.7でSP9位。
第3グループ8番滑走でローリン/エチエ組(加。22、24)。後日見た。昨年15位。今季四大陸9位。曲は「Separate Ways」。振付はポール・ボル。衣装は二人とも黒を基調にオレンジで模様。女性のは青い筋模様も。冒頭の3Twは。高く、レベル2でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sはしっかり決めた。3LoThは全ジャッジが加点2〜3。BoDsと4Liはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちリフトは加点1〜3。StSqはレベル2で全ジャッジが加点。最後のCCoSpはやや離れていて、レベル3。技術点11番目の33.85、演技構成点13番目の28.45、合計62.3でSP12位。
10番滑走でゴルベワ/ジォトプロスムア組(豪。18、22)。後日見た。昨年10位。今季スケートカナダ3位。曲は「Exogenesis: Symphony Pt.3」他。振付はゲレーロ他。冒頭の3Twはキャッチがうまくいかず、レベル1。解説の岡部さんが「この組はとても力があるが、3Twだけ以前からうまくできない」と言う。以降の全要素に全ジャッジが加点。3Tはピッタリで成功、加点ほぼ2〜3。ダンスリフトしてから投げる3LoThも決め、加点2〜5。4LiとStSq、最後のFCCoSpはいずれもレベル4。うちリフトとStSqは加点2〜3。BoDsはレベル3で加点ほぼ2〜3。技術点6番目の36.46、演技構成点11番目の29.27、合計65.73は自己ベスト更新でSP8位。
第4グループ14番滑走でペレイラ/ミショー組(加。20、28)。後日見た。昨年8位。今季国内2位、四大陸銅メダル。曲は「Sing Sing Sing」。振付はハベル他。冒頭の3Twは「軽々と」成功、レベル4だがGOEは-1〜4と割れた。3Tはピッタリ合っていて全ジャッジが加点。しかし3LoThで転倒。「今季のSPではここまで3SThだった」と赤平アナ。4LiとFCCoSp、StSqはいずれもレベル4。うち最後のStSqは曲の速いテンポにやや息切れしていたが、全ジャッジが加点2〜3、リフトは全ジャッジが加点2。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点。最後は男性が女性を抱え、女性は頭を下げ、両足を斜めに上げてポーズ。技術点9番目の34.44、演技構成点10番目の29.84、転倒の減点1、合計63.28でSP10位。キスアンドクライでは思ったより得点が出ないのでコーチともども暗い顔。
15番滑走でホッケ/クンケル組(独。24、25)。後日見た。四回目。昨年5位。今季欧州選手権8位。今季は、女性が左足の骨を傷めていることが12月に調べてわかったそうだ。曲は「I Love Rock n Roll」他。振付はカッペリーニ他。冒頭の3Twはレベル2。ソロジャンプは3Sの予定だったが女性は2Sになり、男性は転倒。3LoThは両手付き。4Liはレベル3でほぼジャッジが加点1〜3。BoDsはレベル2でGOE-1〜2。StSqと最後のCCoSpはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。技術点20番目の27.75、演技構成点14番目の28.41、転倒の減点1、合計55.16でまさかのSP20位。ぎりぎりでフリーへ。
第5グループ16番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、22)。後日見た。昨年7位。今季欧州選手権銅メダル。曲は世界選手権では昨季の「サマータイム」に戻した。振付はセルゲイ・プリシュキン他。衣装も変更。女性は水色を基調にピンクの重ね、男性は水色と黒。BoDs以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高くて余裕があり、レベル4に加点2〜4。3Sも加点1〜4。3FThは加点3〜4。4LiとFCCoSpはレベル4。うちリフトは加点2〜4、スピンは加点2〜3。StSqはレベル3で加点2〜3。最後のBoDsは一周したところで男性がバランスを崩しかけて片手をつき、レベル3でGOE-2〜2。速報値ではレベル1だった。技術点3番目の39.47、演技構成点6番目の32.21、合計71.68でSP4位。キスアンドクライではコーチ陣に笑顔なし。
17番滑走で地元カム/オシェイ組(米。20、33)。後日見た。昨年11位。今季全米3位、四大陸4位。曲は「Rain, in Your Black Eyes」。振付はミーキンス。衣装は二人とも紺地に銀のビーズ。ほぼノーミスで、よかった。女性の気迫が見えた。冒頭の3Twはレベル3に全ジャッジが加点2〜3。3Sは女性がこらえた。解説の岡部さんは回転不足を気にしていた。3LoThは片手つき。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。「ポジションに入るのがとても速い」と岡部さん。CCoSpはレベル4だが少しトラベリング。StSqはレベル3で全ジャッジが加点3〜4。ダンスリフトから入り、片足で男性の首にぶら下がる難しい出口の4Liは、レベル4で加点ほぼ3〜4。技術点7番目の35.79、演技構成点5番目の32.82、合計68.61でSP5位。
18番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。20、25)。後日見た。三回目。昨年4位。今季欧州選手権4位。曲は「Kiss」他。振付はエフドキモア(2025.5スヴィアチェンコと結婚)。BoDs以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twは余裕があり。レベル4に加点2〜4。3Tは成功、加点1〜3。3LzThも決め、加点2〜3。4Liはレベル4。BoDsは女性の頭がやや高く、レベル1でGOE-3〜3と割れた。速報値ではレベル2だった。StSqとCCoSpはレベル4.うち最後のCCoSpは距離が近く、よく合っており加点1〜3。技術点5番目の37.25、演技構成点8番目の30.2、合計67.45でSP6位。
19番滑走でジラルディ/アンブロジーニ組(伊。25、31)。後日見た。三回目。前回2021年17位。昨季国内優勝。欧州選手権銅メダル。今季国内2位、欧州選手権6位。曲は「El Tango De Roxanne」。振付はラノッテ他。冒頭の3Twは「少し高さがなく女性の体が触れた」ためレベル2でGOE-3〜0。2Aで男性が転倒。4Liはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。BoDsはレベル2。StSqとCCoSpはいい出来でレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。技術点18番目の30.48、演技構成点7番目の30.62、転倒の減点1、合計60.1でSP14位。
最終グループ20番滑走で三浦/木原組(23、32)。昨年銀メダル。今季。曲は「Paint It Black」。振付はシェイリン・ボーン。今までで一番よかった。全体に速い。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高く、レベル3で加点ほぼ2〜4。3Tは女性がアンダーローテーション。4LiとCCoSp、StSqは全てレベル4で加点3以上。うちStSqは速くて動きも音楽によく合っており、加点ほぼ4〜5、4LiとCCoSpは加点3〜4。うちスピンは足替え・姿勢変更時もすごく合っていた。3FThは着氷後の伸びもあり、フジ解説の高橋は「ほぼ完ぺきです」。最後のBoDsはレベル3だが加点3〜5。Jスポーツ赤平アナが「ブルーノコーチによると世界一速いペア」と紹介。技術点最高の40.47、演技構成点も最高の36.1、合計76.57でSP1位。
21番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)。後日見た。昨年優勝。今季スケートカナダ、フィン杯とも優勝、国内3連覇。GPファイナルは男性の体調不良で欠場、その後女性のケガもあったと赤平アナ。「この年齢で世界のトップレベルでやっていることに尊敬する」とも。曲は「Crazy In Love (remix) 」。振付はジュリー・マルコット。女性がずっと笑顔。冒頭の3Twはレベル3。ややタッチしたか。3Tは成功。4Liはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3LoThもこらえて決める。CCoSpは足替えでズレ、レベル3。StSqはさすがのレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のBoDsはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点10番目の34.19、演技構成点4番目の33.13、合計67.32でSP7位。
22番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。後日見た。昨年銅メダル。今季ファイナル2連覇、欧州選手権金メダル。曲は「You Were Mine」。振付はポール・ボル他。女性の衣装は真っ赤、男性は黒。全体に手堅い。ソロジャンプ以外の全ジャッジが加点3〜4。冒頭の3Twはレベル3で加点2〜3。3Sは男性がややあやしいが決める。3LoThは見事で加点1〜4。4LiとCCoSp、StSqはいずれもレベル4で加点2〜3。男性のスピンは「少しトラベリングしている」と岡部さん。最後のBoDsはレベル3で加点1〜3。技術点4番目の39.15、演技構成点3番目の34.44、合計73.59でSP3位。
最終滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。後日見た。昨年6位。今季欧州選手権銀メダル。曲は「カルメン組曲」。振付はカッツァニーガ他。女性の衣装は朱色、男性は黒。ここもよかった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル4で加点1〜3。3LoThはすばらしく、加点3〜4。下りた時女性が右手の拳を握った。3Sはいつもながら成功、加点ほぼ2〜3。4LiとStSq、CCoSpはいずれもレベル4。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜4。女性はStSqのとき晴れやかな笑顔。BoDsはレベル2で加点1〜4。終わったポーズで女性が片手を突き上げた。技術点2番目の39.74、演技構成点も2番目の34.87、合計74.61でSP2位。
フリー。20組が進む。フジ地上波では三浦/木原組のみ放送。解説は高橋成美。BSフジでは上位3組放送。後日、Jスポーツで見た。後日、Jスポーツで全組見た。解説は岡部さん、実況は赤平アナ。この大会で五輪枠16が決まるので、16位以内をとらないと予選会に出る必要がある。
1番滑走でホッケ/クンケル組(独。24、25)。女性のケガで4週間しか練習できていないらしい。曲は「Out of the Dark」他。振付はラノッテ他。衣装は二人とも黒。冒頭の3Twはレベル3。次の3Sの予定が女性2S、男性ステップアウト。2A+1A+2A+SEQは第3で男性が早く足をついた。3LoThは全ジャッジが加点。リフト三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点だが、いずれも上げる時がぎこちない。3FThはきれいに決め、全ジャッジが加点。FiDsはレベル2でほぼ全ジャッジが加点1〜3。PCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。最後のChSqはGOE+0.57。技術点15番目の57.13、演技構成点も15番目の55.43、合計112.56でフリー15位、総合167.72で18位。
7番滑走でジラルディ/アンブロジーニ組(伊。25、31)。曲は「ドラキュラ」より「The Brides」他。振付はラノッテ。衣装は二人とも黒で、袖口に鮮やかな赤。冒頭の3Twはレベル2。キャッチに少しミス。次は2Aの予定だったが女性が1Aに。2S+1A+1A+SEQは決める。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liと最後のPCoSpは加点2〜3。BiDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+1.21。3FThはこらえた。続く3LoThは成功。技術点17番目の55.22、演技構成点11番目の58.76、合計113.98でフリーも14位、総合174.08で13位。
第3グループ9番滑走でローリン/エチエ組(加。22、24)。曲は「Elevation」。振付はサンドラ・ベジック。衣装は二人とも黒。冒頭の3Twは高くレベル3でほぼ全ジャッジが加点。続く3Sからの3連続で女性が第1で転倒。男性は第2以降を跳ばず。次の3Loに+1A+SEQを付けた。女性の第1はアンダーローテーションでよろめいたが片足でこらえて第2を付けた。リフト二つとPCoSpはレベル4。うちリフト二つは全ジャッジが加点、5ALiは加点2〜3。3LoThは傾いたがこらえた。ChSqはダンスリフトなど行いGOE+0.95。3SThは両手つき。5RLiはレベル3。BiDsはレベル2。最後のポーズに入る前のスピンの出でよろけて得点伸びず。技術点18番目の52.74、演技構成点14番目の55.51、転倒の減点1、合計107.25でフリー18位、総合169.55で16位。
10番滑走でゲイニシュ/チジレフ組(ウズ。19、23)。曲は「Teatro」。振付はメクディエフ。冒頭の3Twは高さがあり、レベル3で全ジャッジが加点2〜3。3T+2A+2A+SEQは決めたが、距離と方向が全く違った。3Sはたぶん団背手がqマーク。リフト三つはレベル4うち二つは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+0.64。3LoThで転倒。3FThはきれいに成功、ほぼ全ジャッジが加点。FiDsはレベル3だが、男性の足が「パンピング」していてGOE-1〜2と割れた。最後のPCoSpもレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。技術点8番目の64.09、演技構成点13番目の57.59、転倒の減点1、合計120.68でフリー10位、総合183.01で10位。
11番滑走でペレイラ/ミショー組(加。20、28)。後日見た。曲は「Tango Jalousie」。振付はディアス他。衣装は二人とも黒。女性の開いた背中に飾った木のような絵。冒頭の3Twはレベル4。次は3T+2A+2A+SEQの予定だったが、男性が第1で両足となり、女性が+1A+SEQを付けたが無効に。3Sも女性は跳んだが、男性が2Sに。3LiとBiDsはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3LoThは片手つき。あと二つのリフトとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。うち最後のPCoSpは加点ほぼ3。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+1.0。3SThは成功。技術点16番目の55.58、演技構成点9番目の61.78、合計116.22でフリー13位、総合179.5で11位。これでカナダはこの大会で五輪3枠(上位2組で13ポイント。2枠なら28ポイント)は取れないことがほぼ確定。
12番滑走で地元エフィモア/ミトロファノフ組(米。25、27)。後日見た。曲は「Je Suis Malade」。振付はルネ・ロッカ。女性の衣装は水色、男性の上はブルーグレー、ズボンは黒。地力の違いを見せた。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。3S+2A+2A+SEQも女性の第3がアンダーローテーションになるが何とか決める。3Tは女性が両足。3LoThは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはダンスリフトを行い、GOE+1.21。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちPCoSpと最後の4Liは加点1〜4、5ALiは加点ほぼ3。一番難しいというFoDsも「きれいなポジション」と岡部さんも評価、レベル3。3SThは幅もあり、全ジャッジが加点3〜4。大歓声のなか、二人とも片手ガッツポーズ。技術点3番目の70.76、演技構成点6番目の64.83、合計135.59でフリー4位、総合199.29で6位。
13番滑走でゴルベワ/ジォトプロスムア組(豪。18、22)。後日見た。曲は継続の「シェルブールの雨傘」。振付はジョナサン・ゲレーロ。冒頭の3Twはレベル2でGOE-3〜2。やはりキャッチに難がある。3T+2A+2A+SEQは女性の第3が両足に。3SThは成功。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。PCoSpとリフト三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちPCoSpは加点2〜3。3LoThは転倒。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+1.14。技術点9番目の63.17、演技構成点10番目の60.34、合計122.51でフリー9位、総合188.24で9位。
14番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、32)。後日見た。曲は「Siren's Song」「The Blue Planet」他。振付はジュリー・マルコット。女性の衣装は青や水色でキラキラビーズがたくさん。水中の世界を表しているらしい。冒頭の3Twはこの大会初めてレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3T+1A+2A+SEQの予定だったが、女性の第1がqマークで両足になって第2が跳べず第3を付けたが無効。3Sもミスがあったようだ。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち5ALiは加点3〜4、3Liは加点ほぼ3〜4。上で女性が腕などで世界観を表現。3SThはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+1.29。3LoThは両手つき。最後のFoDsはレベル3で全ジャッジが加点。技術点7番目の65.7、演技構成点4番目の66.74、合計132.44でフリー5位と少し挽回、総合199.76で5位。カナダは上位2組で16ポイントとなり、五輪は2枠。
15番滑走でパヴロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。20、25)。後日見た。曲は「Pirates of the Caribbean」。振付はラノッテ。男性はヒゲを生やしているが、なぜか海賊というより山賊に見える。冒頭の3Twは高く、ここもレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3T+2A+2A+SEQでは女性が両手をつき、転倒扱い。3FThは成功、全ジャッジが加点2〜4。3Sは男性が2Sに。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちリフト二つは加点1〜3。FoDsはレベル2。3LoThはこらえた。ChSqはダンスリフトなど行いGOE+0.57。技術点5番目の66.18、演技構成点8番目の60.66、転倒の減点1、合計125.84でフリー8位、総合193.29で8位。
16番滑走で地元カム/オシェイ組(米。20、33)。後日見た。曲は「Stand by Me」。振付はデュブレイユ。女性の衣装は水色の地に青い筋模様。男性の上は紺、下は黒。冒頭の3Twは余裕があり、ここもレベル4。3Tは決める。3FThは片手つきでステップアウト。ChSqはダンスリフトやスパイラルを行い、GOE+1.57。3S+2A+SEQは男性が両足、女性がステップアウト。3LoThで転倒。しかし、この後は立ち直り、PCoSpとリフト三つはいずれもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち4Liは加点ほぼ3〜4、5RLiは加点2〜4。BiDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点2〜4。技術点10番目の62.73、演技構成点5番目の65.04、転倒の減点1、合計126.77でフリー7位、総合195.38で7位。アメリカは2組合計13ポイントで五輪3枠確保。
最終グループ17番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、22)。後日見た。曲は「A Necessary End」。振付はマラフェエフ。めずらしくミスが多かった。冒頭の3Twはお手本のようでレベル4に全ジャッジが加点3〜4。3S+2A+2A+SEQはたぶん女性の第2がqマーク。3Tは男性がこらえた。3FThはタッチあり。リフト二つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは加点2〜3、5RLiも加点ほぼ2〜3。3LoThは両足でオーバーターン。FiDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のChSqはダンスリフトなど行い、GOE+0.93。技術点6番目の66.16、演技構成点7番目の64.37、合計130.53でフリー6位、総合202.21、この時点で1位だが最終的には4位。キスアンドクライではコーチ陣に笑顔なし。
18番滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。曲は「四季」より「冬」「夏」他。振付はマーク・ピレイ他。女性の衣装は白、男性は黒地に銀の筋模様。ここはジャンプがうまい。会心の出来。3Li以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高く、レベル3で加点ほぼ4〜5。3T+2A+2A+SEQはピッタリで加点1〜3。3Sもきっちり成功、加点2〜3。3LoThも決め、加点3〜4。リフト二つとPCoSpはレベル4。うち5ALiは加点3〜5。FoDsはレベル2で加点1〜3。解説の高橋が「FoDsは一番難しい」。3SThも加点2〜4。ChSqは二人でイーグルなど行い、GOE+1.36。最後の3Liは下ろすとき軸がぶれ、レベル3でGOE-0.27。「時間が足りなくなった」。終わった後、女性が氷の上で大の字に。技術点最高の74.92、演技構成点2番目の70.57、合計145.49は自己ベスト更新でフリー1位、総合219.08も自己ベスト更新で銀メダル。
19番滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。衣装は二人ともグレーがかった青に銀の筋。女性もパンツスーツ。痛恨の3連続ステップアウト。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3T+2A+2A+SEQは、おそらく女性の第1がアンダーローテーション、第2もqマーク。しかし第3で男性がステップアウト。3Sは決め、全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のPCoSpは加点3〜4。3LoThはこらえた。3SThは両手つき。FiDsはレベル2で全ジャッジが加点2〜3。ChSqはスライドやダンスリフトを行い、GOE+1.21。終わった後、男性が反省しきり。技術点4番目の66.99、演技構成点3番目の68.87、合計135.86でフリー3位、総合210.47で銅メダル。総合順位を見て、メダルを確定したので大いにホッとした感じ。イタリアは2組合計で16ポイントとなり、五輪2枠確保。
最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。女性の衣装は真っ赤、男性は黒で胸に小さな紅薔薇。「女性の衣装を初めの黒から変えたのもよかった」と岡部さん。少し固かったのかスロージャンプが二つとも両足。冒頭の3Twは高くレベル3でGOE-2〜4。3T+2A+2A+SEQは第1がqマーク。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち5ALiと5RLiは加点3〜5、しゃがんだ姿勢から上げる4Liは加点3〜4。3LoThは両足。3Sはしっかり成功、全ジャッジが加点2〜3。3FThも両足。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。最後のChSqは男性のバタフライジャンプ、ダンスリフトなど行いGOE+1.64の高得点。技術点2番目の71.5、演技構成点最高の71.72、合計143.22は今季最高を更新でフリー2位、総合219.79、0.71の僅差で金メダル。最終順位が出ると、三浦が飛び上がった。木原は涙。これで五輪1枠確保(※五輪枠は、複数組で出た場合、SP落ちの組は18ポイント換算)。優勝インタビューで木原は英語で「英語は忘れました。応援ありがとう」などと話していた。
<アイスダンス>36組エントリー。日本からは吉田唄菜/森田真沙也組。今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。アイスダンスは94.0点。フジではRD放送なし。後日、Jスポーツで全組見た。解説は東野さん、実況は小林アナ。
第2グループ7番滑走でクドリャフツェワ/カランケビッチ組(キプ。19、21)。昨年世界ジュニア11位。今季シニアデビュー、CSゴールデンスピン8位、欧州選手権21位。曲は「Knock On Wood」他。振付・コーチともマッテオ・ザンニ他。痛恨のリフトで大きなミス。冒頭のSqTwは女性レベル2、男性レベル4だがほぼ全ジャッジが加点。続くMiStは男女ともレベル1で全ジャッジが加点。CuLiは成立せず。イーグルの男性のももに女性が乗ったかと思ったら落ちてしまった。解説の東野さんが「3秒あればやったことにはなる」。3秒に満たず、リフトはなかったことになり無得点。PStはレベル1。ChRSはGOE-0.17。速報値では+1.5あったが「開始時点で離れていて途中でも1回離れた。ChRSではセパレートは1回のみ」と東野さん。キスアンドクライで呆然。技術点36番目の25.69、演技構成点33番目の23.94、合計49.63でRD36位。フリー進めず。
8番滑走でレイタン/マヨロフ組(スウェ。19、24)。女性はノルウェー生まれだがドイツから出場したことも。男性は元シングルの選手。昨年欧州選手権27位、世界選手権28位。今季国内2連覇、欧州選手権17位。曲は「The Ballroom Blitz」他。振付はトゥマノフスカ-チャイカ。組んで2年目でぐんとよくなった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2。DiStは男女ともレベル2。PStはレベル1。ChRSはGOE+2.79。最後のRoLiはレベル4に加点2〜3。技術点22番目の37.44、演技構成点25番目の27.54、合計64.98でRD25位。フリー進めず。
第3グループ10番滑走で吉田/森田組(21、24)。初出場。今季冬季アジア大会金メダル、四大陸8位。曲は「Be-Bop-a-Lula」他。振付はキャシー・リード。最初から最後までスピードが落ちず、今できることは全てやりきった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル2。SqTwは男女ともレベル4。MiStは、途中で男性のニースライドなどもあり、男女ともレベル4で加点2。ChRSは手前から行い、GOE+2.57。最後のRoLiはレベル4。東野さんは「今シーズン最高の出来」とほめるが、「残れないと思いますが」と付け加える。技術点19番目の39.31、演技構成点23番目の28.38、合計67.69、この時点で1位、15番滑走のファブリ/アイア組(加。RD19位)までキープ。RD22位でフリー進めず。
第5グループ17番滑走でベッカー/ヘルナンデス組(英。19、23)。昨年21位。今季CSゴールデンスピン優勝。国内2位、欧州選手権13位。曲は「Get Back」他ビートルズ・メドレー。振付・コーチともクームズ他。「昨年は小松原/コレト組に0.53の差でRD21位になりフリーに進めなかった」と小林アナ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。ChRSはGOE+3.0。PStはレベル3で加点ほぼ2〜3。レベル3はここまでで初か。SqTwは女性レベル3、男性レベル4で加点1〜3。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点17番目の40.81、演技構成点19番目の30.17、合計70.98、この時点で1位、RD17位。ここで初めてQマークが付いた。
18番滑走でハリス/チャン組(豪。22、28)。五回目。昨年17位。今季四大陸7位。曲は「Take A Chance On Me」他アバ・メドレー。振付はデュブレイユ。衣装は二人とも碧が基調。女性の前身頃には銀の模様。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル3。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。PStはレベル2。ChRSはGOE+3.0。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点18番目の39.76、演技構成点20番目の30.08、合計69.84でRD18位。
20番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。18、21)。2023年世界ジュニア金メダル。昨年13位。今季欧州選手権12位。曲は「Love Me Do」他。振付はマッテオ・ザンニ他。衣装は二人とも上衣は無地の紺。女性のスカートは長めでカラフル。男性の上衣の内にも同じ生地。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは、同時に片手側転もあり、女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。ChRSはGOE+3.64。PStはレベル2。最後のCuLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。技術点9番目の42.9、演技構成点14番目の31.59、合計74.49でRD10位。
21番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。21、25)。昨季ジョージア移籍。昨年12位。今季CSゴールデンスピン2位、欧州選手権8位。曲は「Lady Marmalade」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは男女ともレベル3で加点2〜3。SqTwは距離は近かったが男女ともレベル3で、加点は2〜4。PStはレベル2。ChRSはGOE+3.43。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。技術点13番目の41.92、演技構成点16番目の31.3、合計73.22でRD14位。
第6グループ22番滑走で折原/ピリネン組(フィン。24、29)。昨年16位。今季欧州選手権7位。曲は「Disco Inferno」他。振付はスカリ。女性はピンクのパンツスーツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは距離も近く動きもピッタリ合い、男女ともレベル2で加点2〜3。RoLiはレベル4で加点2〜3。PStはレベル1。最後のChRSは、始点で男性が「YMCA」の身ぶりをしてGOE+5.14、ここまでの最高点。観客を巻き込んで大声援。技術点10番目の42.35、演技構成点13番目の31.63、合計73.98でRD11位。
23番滑走でスマート/ディーク組(西。27、28)。昨年19位。今季欧州選手権5位。曲は「Move Over」他。振付はデュブレイユ他。女性の上衣は赤と黄色、パンツは赤。男性は上衣が赤、ズボンが黒。昨年19位。今季欧州選手権5位。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル3だが加点2〜4。PStはレベル2で加点2〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル1だが加点3。ChRSはGOE+4.5。最後のCuLiはレベル4に加点ほぼ3〜4。技術点8番目の43.72、演技構成点7番目の33.49、合計77.21でRD8位。
24番滑走でタシュラー/タシュレロワ組(チェコ。23、25)。五回目。昨年7位。今季欧州選手権10位。曲は「Hot Stuff」他。振付はマッテオ・ザンニ他。女性の上衣は紫、パンツは黒。男性は上衣が黒で内に紫。昨年15位。今季欧州選手権10位。ツイズル以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル2で加点2〜3。MiStは男女ともレベル2で加点2〜3。SqTwは女性が第1の入りで少しよろけレベル2、男性レベル4。RoLiはレベル4で加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.07。技術点15番目の40.94、演技構成点10番目の32.35、合計73.29でRD13位。
25番滑走でイム/クァン組(韓。20、23)。男性はアイスランド生まれの中国系カナダ人で2024年12月に韓国籍取得。昨年14位。今季韓国・ソウルでの四大陸6位。曲は「I Got You」他。振付はアグノエル。衣装は二人とも茶色で女性の方は金ラメ、男性はオレンジラメ。女性の内スカートは黒、男性ズボンも黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1で加点1〜3。MiStは女性レベル3、男性レベル1で加点1〜3。ChRSはGOE+3.86。最後のRoLiはレベル4で加点2〜4。今季前半は男性のキレがなかったが、だいぶ復活。技術点16番目の40.83、演技構成点18番目の31.21、合計72.04でRD16位。
第7グループ27番滑走でトゥルッキラ/フェルスシウス組(フィン。30、30)。六回目。昨年10位。今季欧州選手権4位。曲は「I Got You」他。振付はスカリ。女性の上衣はピンク、スカートは白地に黒い水玉。男性はピンクのズボン吊りでズボンは黒。なんとStSqで転倒。それ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル2、男性レベル4で加点2〜4。PStはレベル1だが加点2〜3。MiStは女性レベル3、男性レベル2だが、男性が最後の部分で転倒。解説の東野さんも「ここで転倒するのは初めて見た」。すぐに立ち上がり、後の要素に影響がなかったのはさすが。RoLiはレベル4で加点ほぼ2〜4。最後のChRSはGOE+4.29。技術点24番目の37.04、演技構成点11番目の32.05、転倒の減点1、合計68.09でRD20位。この時点でQマークはつかず、キスアンドクライは暗い顔。ぎりぎりでフリーへ。
28番滑走で地元グリーン/パーソンズ組(米。21、29)。2年ぶり二回目。前回は6位。昨季四大陸4位。今季NHK杯4位、中国杯6位、全米3位。曲は「These Boots Are Made for Walking」他。振付はジャン・リュク・ベイカー。女性の衣装は朱色で衿とスカート裾に紫の帯。男性は明るい青の上下。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4でほぼ加点2〜4。PStレベル1で加点2〜3。ChRSはGOE+4.71。MiStは女性レベル3、男性レベル1で加点2〜3。最後のRoLiはレベル4に加点ほぼ3〜4。技術点7番目の44.03、演技構成点9番目の33.48、合計77.51は今季最高でRD7位。
29番滑走で地元カレイラ/ポノマレンコ組(米。24,24)。三回目。昨年7位。今季全米2位、四大陸4位。曲は「I Just Want to Make Love to You」他。振付はハベル他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwはすごく速く、男女ともレベル4で加点3〜4。PStはレベル3で加点2〜3。MiStは男女ともレベル3で加点3〜4。ChRSはGOE+4.93。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。全体に「とてもスピードがあった」と東野さん。技術点4番目の46.99、演技構成点6番目の34.52、合計81.51は自己ベスト更新でRD6位。
30番滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。30、32)。七回目。昨年6位。今季欧州選手権6位。曲は「Da Ya Think I'm Sexy?」。振付はデュブレイユ。女性の上衣はピンク、パンツは黒。男性は黒の上下。痛恨のStSq転倒。それ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。PStはレベル1で加点1〜4。MiStは男女ともレベル2だが途中で女性が転倒。びっくりした。RoLiはレベル4レベル4で加点2〜4。最後のChRSはGOE+4.07。技術点23番目の37.05、演技構成点12番目の32.03、転倒の減点1、合計68.08でRD21位。なんと0.01差でフリーに進めず。東野さんは「同じグループで2組も転倒とは」と驚いていた。
31番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、25)。なんと組んで14季目とのこと。三回目。昨年5位。今季四大陸銅メダル。曲は「Soul Bossa Nova」他。振付はアグノエル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは、二人がピッタリ重なる動きで速く、男女ともレベル4で加点2〜4。SqTwは女性が第2で止まりかけてレベル3、男性レベル4で加点ほぼ2〜4。PStはレベル3で加点ほぼ2〜3。ChRSはGOE5.14の高得点。最後のRoLiはレベル4に加点3〜4。技術点5番目の46.9、演技構成点5番目の34.87、合計81.77でRD5位。
最終グループ32番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)。昨年8位。今季欧州選手権銀メダル。曲はBoney M「Night Flight to Venus」他。振付はアグノエル。衣装は二人ともブルーグレー。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点1〜4。PStはレベル2で加点2〜4。MiStは男女ともレベル2で加点3〜4。しかし、StaLiの入りがスムーズではなく、レベル1でGOE0〜4。速報値ではレベル4だったので痛かった。最後のChRSはGOE+4.5。技術点12番目の41.96、演技構成点6番目の34.78、合計76.74でRD9位。
33番滑走でギレス/ポワリエ組(加。33、33)。12回目。昨年銀メダル。今季四大陸2連覇。曲は「I Get Around」他。振付はクレニアン。衣装は1950年代のカリフォルニアのビーチを表現。女性は白地にピンクの細い縦縞、男性は黄色と白の太い横縞に黄色のズボン。アメリカの観客にも大受け。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。速報では女性もレベル3だった。SqTwは男女ともレベル3で加点3〜4。これも速報では男性レベル4。PStはレベル2で加点3〜4。RoLiは女性を立った姿勢のまま体から離して回し(解説の東野さんが「これは難しいんです」)、レベル4で加点ほぼ4〜5。最後のChRSはGOE+6.43の高得点。技術点2番目の48.92、演技構成点も2番目の37.52、合計86.44でRD2位。
34番滑走でチョック/ベイツ組(米。32、35)。昨年2連覇。今季四大陸銀メダル。曲は「Hawaii 5-0」他。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は真っ赤、男性は濃い青のスーツに白いシャツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは距離が近く、男女ともレベル4で加点3〜4。ChRSはGOE+6.64の最高得点。MiStは男女ともレベル3で加点4〜5。PStはレベル3で加点3〜4。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ4〜5。全体にGOEがホームアドバンテージなのかひときわ高い。「曲は当初8曲使ったが6曲にした」とのこと。「YMCAの曲もなくなりました」と小林アナ。技術点最高の51.96、演技構成点も最高の38.22、合計90.18は今季最高でRD1位。
35番滑走でフィアー/ギブスン組(英。25、30)。八回目。昨年4位。今季欧州選手権銅メダル。曲は「Le Freak」他。振付はアグノエル他。女性の衣装は落ち着いた金色、男性は淡いベージュのスーツにクリーム色のシャツ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点3〜4。PStはレベル1。「スピードがあるのでトウにかかっている」と東野さん。MiStは女性レベル3、男性レベル2で加点3〜4。ChRSはGOE+6.0の高得点。最後のRoLiは女性を斜めに上下させる「十八番」の形で、レベル4に加点4〜5。技術点3番目の47.62、演技構成点4番目の36.24、合計83.86でRD3位。
最終滑走でギナール/ファブリ組(伊。35、37)。最多の13回目。昨年銅メダル。今季欧州選手権3連覇。曲は「Land of 1000 Dances」他。振付はジラルディ他。二人とも淡いグレーのパンツ。女性の上衣は真っ赤、男性は山吹色。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは二人の距離が近く、女性レベル3、男性レベル2。速報では二人ともレベル4。MiStは途中で二人してゴロッと横転して驚くが、背中は氷に触れない。女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。RoLiはレベル4で加点3〜4。PStはレベル1で加点ほぼ3〜4。速報ではレベル3だった。この組も「すごくスピードがあるためPStが少しトウにかかって見える」と東野さんが指摘。最後のChRSはGOE+6.0の高得点。技術点6番目の45.98、演技構成点3番目の37.06、合計83.04でRD4位。
フリー。20組が進む。このうち19組が五輪枠を得る。BSフジでは上位2組を放送。解説は宮本賢二。後日、Jスポーツで全組見た。解説は東野さん、実況は小林アナ。
1番滑走でトゥルッキラ/フェルスシウス組(フィン。30、30)。後日見た。曲は「Bewitched」他。振付はスカリ。すばらしく気合が入った演技だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは男女ともレベル3で加点3〜4。CuLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。SyTwは距離が近く、男女ともレベル4で加点2〜3。DiStは男女ともレベル2で加点2〜3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。ChAJはタンゴらしく、GOE+2.96。ChLiは男性の靴の縁に女性が膝をつく形でGOE+3.08。DSpはレベル4で加点2〜4。最後のChStはGOE+3.2。「これまでの彼らにない力強いリズムを表現」と解説の東野さん。技術点5番目の68.78、演技構成点8番目の52.08、合計120.86でフリー7位と大いに挽回、総合188.95で11位。
3番滑走でハリス/チャン組(豪。22、28)。曲は「ドビュッシー「月の光」他。振付はベイカー。「正反対の人物を表現」と小林アナ。女性の衣装は黒。男性の衣装は白地に黒い模様だが本人が墨を流して染めたとのこと。「今季開花した」と東野さん。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点1〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。OFTは男女ともレベル3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。CuLiはレベル4。最後にコレオ要素三つ。うち手前から行ったChStはGOE+1.66、最後のChSpはGOE+2.13。技術点17番目の60.66、演技構成点20番目の44.28、合計104.94でフリー19位、総合174.78で19位。
4番滑走でベッカー/ヘルナンデス組(英。19、23)。曲は「ジェームズ・ボンド」メドレー。振付・コーチともバックランド他。女性の衣装は真っ赤、男性は黒のスーツに蝶ネクタイ。「このプログラムは二人にぴったりと言われた」という男性のコメントを小林アナが紹介。「今季躍進」と東野さん。冒頭の男性の肩に女性が片足をかける形から入るStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。ジャンプして靴の上で倒立するSlLiもレベル4で加点ほぼ2〜3。DSpもレベル4で加点ほぼ2。CiStは男女ともレベル2で加点で加点1〜3。ChSlはGOE+1.66。OFTは男女ともレベル2で加点1〜3。対角線を使ったChStは見せ場となり、GOE+2.25。最後のChAJはGOE+1.66。技術点15番目の60.99、演技構成点17番目の46.38、合計107.37でフリー16位、総合178.35で17位。
5番滑走でイム/クァン組(韓。20、23)。曲は「Cruella」他。振付はデュブレイユ。女が男を誘惑して堕落させる物語とのこと。女性の衣装は臙脂を基調に前身頃半分は白と黒のデザイン。SyTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のRoLiはレベル4に加点ほぼ2〜3。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点1〜3。SyTwは女性レベル4、男性レベル3。男性が第2で離れていった。SlLiはレベル4で加点2〜3。ChSlGOE+2.13。DSpはレベル4でほぼ加点1〜3。DiStは男女ともレベル2で加点1〜3。低い姿勢での開脚CuLiもレベル4で加点1〜3。ChStはGOE+1.78、最後のChLiはGOE+2.13。技術点18番目の59.55、演技構成点も18番目の45.72、合計105.27でフリー18位、総合177.31で18位。
7番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。21、25)。後日見た。曲は「Kashmir」他。振付はアグノエル他。女性のパンツスーツは暗色系のパッチワークで金のスジで分割。男性は黒に銀のスジ。なかなかよかった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。OFTは男女ともレベル3で加点2〜3。SyTwは近くて速かったが男女ともレベル3で加点2〜4。ChSlはGOE+2.73。DSpはレベル4で加点2〜4。DiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChLiとChStのいずれもGOE+2.49。技術点8番目の66.86、演技構成点11番目の50.42、合計117.28でフリー10位、総合190.5で10位。
8番滑走でタシュラー/タシュレロワ組(チェコ。23、25)。後日見た。曲は「Porcelain」。振付はカメレンゴ他。女性の衣装は白に青い筋模様。髪にビーズたくさん。男性の上衣はグレー地に青い模様。冒頭のCuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点1〜4。後半のCuLiは「倒立姿勢の開脚は今季から」と東野さんがやや不満そうに言う。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜4。SeStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。男性の左靴の上で女性が倒立するSlLiはレベル4に加点2〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。ChSpはGOE+1.78。DSpはレベル4で加点ほぼ2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChStはGOE+2.37、ChSlはGOE+2.02。技術点13番目の63.45、演技構成点も13番目の48.92、合計112.37でフリー13位、総合185.66で13位。
10番滑走で折原/ピリネン組(フィン。24、29)。後日見た。曲は「コーラスライン」より「Opening: I Hope I get It」他。振付はパーキネン。女性の衣装は淡いベージュで衿は金色。男性は上は白、縦縞のズボンにサスペンダー。すばらしかった。要素に入る前から観客の心をつかんだ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。ChAJは3つともバレエのポーズを模してGOE+2.13。OFTは男女ともレベル2でほぼ加点2〜3。腰の高さで横向きの水平に女性を支えるStaLiはレベル4で加点2〜3。CiStは女性レベル2、男性レベル1で加点1〜3。DSpはレベル4で2〜3。最後にコレオ要素二つ。うちChStは有名なテーマに乗っていちいちポーズで拍手。GOE+3.08の高得点。最後のChLiはGOE+2.25。終わると観客がスタンディングオベーション。技術点14番目の62.48、演技構成点も14番目の48.26、合計110.74でフリー14位、総合184.72で14位。フィンランドは2組合計25ポイントで五輪2枠確保。
11番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。18、21)。後日見た。曲は「Pulling a Thread」他。振付はデニス・ロドラ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはしゃがんだ男性の背中で女性が水平になる形でレベル3に加点2〜3。OFTは男女ともレベル3で加点ほぼ2〜3。SeStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。低い姿勢のChHyはGOE+2.37。「最も新しいコレオ要素だが、やっているのはこの組くらい。ChSlと異なり二人のブレードが氷に接していなければならない」と東野さん。DSpはレベル4で加点ほぼ2〜3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ2〜3。SyTwも男女ともレベル4で加点2〜3。ChStは最後に女性がジャッジ側バリアで行う「ハンドスタンド」が印象的でGOE+2.37。最後のChLiはGOE+2.02。技術点12番目の63.6、演技構成点も12番目の49.08、合計112.68でフリー12位、総合187.17で12位。「去年までは力強さがめだったが今季はバランスが取れてきた」と東野さんが評価。チェコは2組合計25ポイントで五輪2枠確保。
12番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)。後日見た。曲はBFRND「Elephant」他。振付はシゼロン。衣装は二人とも黒が基調。男性の肩に女性が片足を乗せるポーズで始まる。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはレベル4に全ジャッジが加点3〜4。直立不動の女性を逆さまに支えるSlLiもレベル4に加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点ほぼ2〜3。ChAJはGOE+2.25。DSpはレベル3で加点2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。MiStは男女ともレベル3で加点2〜3。ChStはGOE+2.49、最後の加速していくChSlはGOE+2.85。技術点10番目の66.03、演技構成点9番目の51.86、合計117.89でフリー9位、総合194.63で8位。
13番滑走でスマート/ディーク組(西。27、28)。後日見た。曲は映画「Dune Part Two」より「Resurrection」他。振付はアグノエル他。女性の衣装は淡いベージュで髪をおおうベール付き。男性は濃い目のベージュ。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトは女性が座禅のような姿勢をとる形でいずれもレベル4に加点3〜4。OFTは男女ともレベル3で加点ほぼ3〜4。ChSpはGOE+2.96。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。DSpはレベル4で加点2〜4。SlLiもレベル4で加点ほぼ4。MiStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。男性がしゃがんだ姿勢で女性を担ぐ形のChLiはGOE+3.32、最後のChStは二人の動きがピタッと合っており、GOE+3.56のいずれも高得点。「スピードがありかつ重厚感も表現」と東野さん。総合力の勝利。技術点3番目の70.99、演技構成点6番目の52.72、合計123.71は自己ベスト更新でフリー3位、総合200.92も自己ベスト更新で6位。キスアンドクライで得点を見た女性が飛び上がっていた。
14番滑走でグリーン/パーソンズ組(米。21、29)。後日見た。曲は「Spiegel im Spiegel」他。振付はベイカー。曲はJ.ブラウンと同じ。しかし直前の「Dune」に比べて弱いか。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJは静かな曲調に合っており、GOE+2.49。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点1〜3。CuLi+CuLiの連続リフトは男性がノーハンドの場面もあり、いずれもレベル4で加点3〜4。RoLiもレベル4で加点ほぼ3。DSpはレベル4で加点2〜4。DiStは男女ともレベル2で加点2〜3。ChStはGOE+2.37、最後のChLiはGOE+2.61。技術点11番目の65.4、演技構成点10番目の50.56、時間超過の減点1、合計114.96は今季最高でフリー11位、総合192.47で9位。
15番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。24,24)。後日見た。曲は「カルメン組曲」。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は黒地に赤い小花たくさん。男性の上衣は暗い赤、下は黒。「ずっとこの曲で滑りたかったがハベルコーチがなかなか許可してくれなかった」らしい。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSlLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。OFTは速く男女ともレベル3で加点3〜4。SyTwも速くて男女ともレベル4で加点3〜4。CuLiとRoLiはいずれもレベル4で加点3〜4。手前から行うChStはGOE+3.32の高得点。DSpはレベル4で加点3〜4。SeStは男女ともレベル3で加点3〜4。ChAJはGOE+2.73、最後のChSpはGOE+2.85。今季はGOEの加点の出方が大きくなった。解説の東野さんは「今季一番の気迫。特に女性の目力が」。技術点4番目の70.09、演技構成点6番目の53.28、合計123.37今季最高でフリー5位、総合204.88で5位。
最終グループ16番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、25)。後日見た。曲はドビュッシー「月の光」他。振付はベイカー。女性の衣装は紫の濃淡、男性の上衣も暗い紫。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.37。OFTは男女ともレベル3で加点1〜4。DSpはレベル3で加点2〜3。SlLiはレベル4で加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜4。ChStはGOE+2.61。RoLiはレベル4で加点3〜4。ChSlは二人とも低い姿勢で片足を前に伸ばす形でGOE+2.85。最後のStaLiは女性の片手と片足をもって回す形でレベル4に加点ほぼ3〜4。落ち着いた曲調だが、もっとスピード感が出せるとよかったのでは。技術点8番目の66.42、演技構成点7番目の52.22、合計118.64でフリー8位、総合200.41で7位。
17番滑走でギナール/ファブリ組(伊。35、37)。後日見た。曲は「Robotboys Audition」他。振付はフーザルポリ他。衣装は二人とも薄手の黒に水色のパネル。全要素に全ジャッジが加点。男性の足首につかまり片足を90度上げる形のChSpはGOE+2.61。女性が足を両側から上げて逆さまになる形のSlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。距離が近いOFTは女性レベル3、男性レベル2で加点ほぼ3〜4。解説の東野さんは「男性が少しトウにかかったようだ」。DSpはレベル4で加点ほぼ3〜4。CiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3。男性の首に女性の片足をかける形のStaLiはレベル4に加点ほぼ3〜4。手前サイドから行うChStはGOE+3.08。最後のChLiはGOE+2.85。欧州選手権の方が勢いがあったような。ほんの少しずれがある感じ。技術点7番目の68.22、演技構成点4番目の55.2、合計123.42でフリーも4位、総合206.46で4位。
18番滑走でフィアー/ギブスン組(英。25、30)。後日見た。曲は「Halo」他。振付はシュイナール他。珍らしく少しぎこちないところがあった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはウインドミルのような動きが3回あるGOE+3.08。SeStは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点2〜4。CuLi+RoLiは1つ目がレベル3、二つ目はレベル4で加点2〜4。CuLiは速報値ではレベル2で女性の姿勢変更がスムーズでなかった。DSpはレベル4に加点3〜4。ChTwはGOE+2.96。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。長辺で行うChStはGOE+3.68の高得点。女性が男性の首に両足をからめる形の最後のStaLiは、レベル4に加点ほぼ4〜5だが時間超過。技術点6番目の68.75、演技構成点3番目の55.5、リフト時間超過の減点1、合計123.25でフリー6位、総合207.11で銅メダル。
19番滑走でギレス/ポワリエ組(加。33、33)。曲は「Air On the G String」「A Whiter Shade Of Pale」他。振付はラザグリアエフ他。すばらしかった。全要素に全ジャッジが加点ほぼ3以上。冒頭のRoLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点4〜5。ChAJは二つ目に風車の形もあり、どれも独特。GOE+2.96。OFTは男女ともレベル2で加点3〜4。MiStは女性レベル3、男性レベル2だが加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。ChStはますます音楽表現が進み、GOE+3.68の高得点。DSpはChStの最後の動きのまま続けて入り、レベル4に加点3〜4。ChSpはGOE+2.85。最後のCuLiもレベル4で加点ほぼ4〜5。要素が全体の流れに溶け込んでいて見逃しがち。技術点2番目の72.68、演技構成点も2番目の57.42、合計130.1でフリーも2位、総合216.54で2年連続銀メダル。
最終滑走でチョック/ベイツ組(米。32、35)。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。シーズン当初とは見違えるように完成されてきた。全要素に全ジャッジが加点ほぼ2以上。冒頭のRoLiは加点4〜5。ChSpはGOE+3.68の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点4〜5。DSpとCuLiはレベル4。うちCuLiは加点4〜5。OFTは男女ともレベル3で加点3〜5。DiStも男女ともレベル3で加点4〜5。ChTwはGOE+1.9。ChStは加点+3.91の最高得点。最後のStaLiはレベル3だが加点4〜5。技術点最高の73.66、演技構成点も最高の58.22、合計131.88でフリーも1位、総合222.06は今季最高で金メダル。優勝インタビューの聞き手はアゴストで、ベイツはアゴストやホワイトなど道を切り開いてきた先輩たちに感謝していた。
フィギュアスケート (2025.3/28、29、4/1,2,3,7/17,18,20,21,8/1,7,8,9,10)
世界選手権 (2025.3/25〜31 ボストン・アメリカ) 選手権
この世界選手権で、来年のミラノ五輪の枠が大部分決まる。男女シングルは出場各29人のうち24人、ペアは出場19組のうち16組、アイスダンスは出場23組のうち19組(残りは9月に北京で開催されるISU予選大会で決定)。3枠とるには、複数出場の場合上位2人が13ポイント以内、2枠とるには上位2人が14〜28ポイント以内(1人出場の場合は2ポイント以下で3枠、3〜10ポイントで2枠。この場合、枠=五輪出場ではなく、予選会挑戦権となる)。ただし五輪の枠は、世界選手権の枠取りとは異なり、複数出場の場合は、全員がフリーに進まないと、最大でもフリー進出した選手数しか枠は取れず、SP落ちした分は予選会への挑戦権となる(2022北京五輪の枠取りから変更された)。なお、フリーで16位以下の選手のポイントは、一律16ポイント、SP落ちした選手は18ポイントで計算する(ISU Communication No.2696)。
<男子シングル>39人エントリー。日本からは鍵山、佐藤駿、壷井。今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。男子は104.0点。フジ地上波では、日本3人とマリニン、シャオイムファ、エイモズ、シャイドロフの7人を放送。解説は本田武史と宇野。後日、Jスポーツで全員見た。解説は中庭、実況は赤平アナ。
8番滑走でユーシァン・リー(台湾。18)。後日見た。170cmで小柄に見える。初出場。昨季世界ジュニア16位。今季四大陸14位。曲は「This Is War」。振付・コーチとも佐藤有香他。コーチは他にイワン・ディネフ、アルトゥニアン他。ほぼノーミス。冒頭の3Fは全ジャッジが加点。続く2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3Lz+3Tも決める。StSqはレベル3。技術点27番目の36.59、演技構成点32番目の33.04、合計69.63は自己ベスト更新でSP30位。フリー進めず。このまますくすく伸びてほしい。
10番滑走でダイウェイ・ダイ(中。21)。後日見た。初出場。曲は「I Still Love You」。振付はポーリヌス他。冒頭の4回転は回避し、3T+3Tを成功。続く3Lzは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFSSpは加点1〜4、あと二つは加点2〜3。1.1倍になる3Aはオーバーターンでこらえた。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。「今季はずっと冒頭に4回転を入れてきましたが、安全策をとって成功しました」と赤平アナ。技術点20番目の39.23、演技構成点25番目の35.79、合計75.02でSP21位。
18番滑走でノルデバック(スウェ。21)。後日見た。三回目。昨年は23位。曲は「Personal Jesus」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は黒で背中にステンドグラスのようなカラフルな模様。冒頭の3Aは成功。全ジャッジが加点。続く3Lz+3Tは間にオーバーターン。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは伸び伸び滑り、加点2〜4。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点2〜3。技術点13番目の41.47、演技構成点17番目の37.56、合計79.03でSP17位。
19番滑走でサドフスキー(加。25)。後日見た。184cm。昨年20位。今季国内優勝、四大陸10位。曲は継続の「Unconscious」。振付はデュブレイユ。解説の中庭が「滑りに品があって好きな選手。ジャンプさえ決まれば」と言う。本当に。衣装の胸をかきむしるような動作で始まる。冒頭の4Sはqマーク。続く3Aは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2Tは第1で片手をついた。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点3〜4、最後のCCoSpは加点2〜3。StSqは情感たっぷりに動いたがレベル3で、全ジャッジが加点1〜3。「後半のジャンプは1.1倍になるが、そのわずかな得点よりも、前半に集中して跳ぶ方を選ぶのも理解できる」と中庭。技術点16番目の40.7、演技構成点15番目の39.55、合計80.25でSP15位。
20番滑走で壷井(22)。昨季全日本7位。今季全日本3位、四大陸5位。曲は「En Aranjuez Con Tu Amor」。振付はダナヒュー、川越正大。冒頭の4Sの予定がパンクして2Sとなり、無得点。要素を失う。大きな痛手。続く3Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。FCSpはレベル4。このへんで少し立ち直った。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マーク。StSqとあと二つのスピンはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜3。最後のCSSpもレベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点29番目の35.49、演技構成点18番目の37.51、合計73.0でSP24位。ぎりぎりでフリーへ。
23番滑走で地元トルガシェフ(米。23)。後日見た。昨季四大陸8位。今季全米2位。曲は継続の「L'enfer」。振付はシェイリン・ボーン。今まで見た中で一番よかった。冒頭の4Tはかろうじて決める。続く3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは生き生きと滑り、全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3F+3Tは成功。最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。いい出来に観客も大声援。技術点8番目の46.12、演技構成点11番目の41.15、合計87.27は自己ベスト更新でSP8位。※しかし、フリーでは冒頭の4T2本転倒してフリー23位、総合21位と沈んだ。
25番滑走で地元ブラウン(米。30)。後日見た。昨年5位。今季スケカナ8位、NHK杯7位。曲は「The Legend of Tarzan」より。振付はロヒーン・ワード。もちろん大声援。ほとんどの選手が五輪枠のため緊張しているのに楽しそうに見えた。冒頭の3Fはきれいに決まり、全ジャッジが加点3〜4。3Aはqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5。片足ずつ高く上げる動きなど他の選手にはできない動作がたくさん。CCSpは加点ほぼ4、最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは決める。技術点17番目の40.28、演技構成点4番目の44.44、合計84.72でSP12位。
26番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。24)。後日見た。昨年25位。今季欧州選手権15位。曲は「Games of Thrones」メドレー。振付はミハイロフ。少し口ひげを生やしてきた。こんなに上手かったか。連続ジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tは軽く決め、加点2〜3。続く3Aも加点2〜3。スピン二つはレベル4。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第1にqマーク。StSqはいろいろやったがレベル2で加点1〜3。最後のCCoSpはレベル3で加点2〜3。技術点9番目の45.64、演技構成点19番目の37.46、合計83.1でSP13位。
27番滑走でハガラ(スロバ。18)。後日見た。184cm。四回目。昨年35位。今季世界ジュニア銅メダル。曲は「Another Love」。振付はヨリク・ヘンドリクス。冒頭の3Lz+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点。解説の中庭が「今季はジュニアの試合で何度も会いました。来季はシニアですが、まだ4回転がないんです」。技術点15番目の41.4、演技構成点21番目の36.93、合計78.33でSP18位。
第6グループ28番滑走でワシリエフス(ラト。25)。後日見た。昨年7位。今季欧州選手権6位。曲は「Helix」。振付はランビエール。SPでは4回転回避。冒頭の3Fはきれいに成功、全ジャッジが加点3〜4。続く3Lz+3Tも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはオフバランスも動きも豊富で全ジャッジが加点3〜4、最後のFSSpは全ジャッジが加点2〜4。しかし1.1倍になる3Aがアンダーローテーションで転倒。技術点21番目の39.13、演技構成点9番目の41.86、転倒の減点1、合計79.99でSP16位。
29番滑走でグラスル(伊。22)。後日見た。2023世界選手権12位。昨季出場停止。今季欧州選手権8位。曲は「Human」に変更。振付・コーチともベルナルディス。冒頭の4Lzは!マークにアンダーローテーションで転倒。続く3Lo+3Tは決める。さらに3Aは全ジャッジが加点ほぼ3。スピン三つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点2〜4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点15番目の41.21、演技構成点13番目同点の40.26、転倒の減点1、合計80.47でSP14位。
30番滑走でチャ(韓。23)。後日見た。昨年10位。今季四大陸銀メダル。曲は「Natural」。振付はシェイリン・ボーン。この人もフィン杯途中棄権など右足首のケガを抱えているらしい。ただ「韓国に五輪複数枠を確保するためには休養に専念できないのでは」と赤平アナ。冒頭の4Sはきれいに決め、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Loも成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。しかし1.1倍になる3Aがqマークで転倒。StSqと最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは音楽に合わせたポーズなどめりはりの利いた滑りで加点3〜4。技術点10番目の45.23、演技構成点7番目の42.18、転倒の減点1、合計86.41でSP10位。
31番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。後日見た。曲は「L'Enfer」。振付・コーチともトゥトベリーゼ他。トルガシェフと同じ曲。衣装の手袋が赤い。「ジャンプがうまい選手」と中庭。冒頭で4S+3Tを簡単に成功ね全ジャッジが加点1〜3。続く4Tも決め全ジャッジが加点。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aも全ジャッジが加点1〜3。技術点4番目の51.61、演技構成点16番目の38.78、合計90.39でSP6位。いい演技にコーチたちも笑顔。
32番滑走でエイモズ(仏。27)。昨年ファイナル6位。今季国内優勝、欧州選手権22位。「曲は「Everybody」に戻してきた」とフジ実況アナは言うが欧州選手権もこれだったような。振付は本人。冒頭は4T+3Tを跳び、第1がqマーク。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く3Aは加点1〜5。スピン二つとStSqはレベル4。うち最後のStSqはよく体が動いていて加点4〜5。1.1倍になる3Lzは加点2〜3。CCoSpはレベル3で加点2〜4。終わったとき「できた!」の笑顔。技術点6番目の48.54、演技構成点3番目の45.09、合計93.63でSP4位。
33番滑走でメモラ(伊。21)。後日見た。195cm。昨年9位。今季欧州選手権銀メダル。曲は「ミッションインポッシブル2」より「Nyah」。振付はジョルダーニ他。この身長で跳ぶ4Lzが売り。ただし「eマークを取られやすい選手」と解説の中庭。冒頭の4Lzはちゃんと下りたが!マーク。続く3Aは全ジャッジが加点2〜4。スピン三つはレベル4。うちFSSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tも第1に!マーク。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。中庭が「このレベルになるとスピンなどもっと演技のスピードが求められる」と言う。技術点7番目の47.63、演技構成点13番目同点の40.26、合計87.89でSP7位。
最終グループ34番滑走でブリッチギー(スイス。27)。後日見た。昨年6位。今季欧州選手権金メダル。曲は「Iron Sky」。振付はヴァトゥーリ他。この人も欧州選手権後にケガしたらしいが、「もう痛みはない」そうだ。冒頭の4T+3Tはこらえた。続く3Aはステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4、CSSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。赤平アナによると「自分は才能のない選手」と語ったらしいが「それでも努力を積み重ねて、27歳で欧州選手権金メダルをつかんだ」。技術点12番目の43.92、演技構成点も12番目の41.91、合計85.83でSP11位。
35番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。昨年14位。今季四大陸金メダル。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。衣装は黒と濃いグレー。背中などに金のラメも。冒頭4Lz+3Tを楽そうに決め全ジャッジが加点2〜3。続く3Aは片手つき。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところですばらしい4Tを決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。「この選手もスピードがない。ただ、この助走で4回転を跳んでしまう」と中庭。技術点3番目の54.15、演技構成点10番目の40.62、合計94.77でSP3位。
36番滑走で佐藤(21)。初出場。全日本7位、冬季ユニバ5位、冬季アジア大会5位。曲は「ラヴェンダーの咲く庭で」。振付はシゼロン。冒頭で4Lzを成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4T+2Tは第1で片手つき。CSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Aも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル2でレベルは取りこぼしたが全ジャッジが加点ほぼ3。初出場で枠取りのプレッシャーもある中、よくやりきった。技術点5番目の6番目の48.98、演技構成点7番目の42.28、合計91.26でSP5位。
37番滑走でシャオイムファ(仏。24)。昨年銅メダル。今季欧州選手権銅メダル。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。衣装の上衣はオフホワイト。今季ファイナル以降はケガの回復に専念。冒頭を4Lzに戻したがアンダーローテーションで転倒。予定では連続ジャンプだった。続く4T+3Tはステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、最後のCSSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。右足首のケガは再発もあり、完全に治ったわけではないらしい。「ケガの回復が長引いているのが心配」と中庭。技術点11番目の45.14、演技構成点5番目の43.08、転倒の減点1、合計87.22でSP9位。
38番滑走で地元マリニン(米。20)。昨年初の金メダル。今季ファイナル、全米とも優勝。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。すごい歓声。冒頭の4Fは簡単に決め全ジャッジが加点3〜4。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のStSqは観客をあおりながら、ラズベリーツイストも入れ、加点4〜5、CCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところに何と4Lz+3Tを楽そうに入れ、全ジャッジが加点3〜4。FSSpはレベル3。技術点最高の64.21、演技構成点2番目の46.2、合計110.41は自己ベスト更新でSP1位。
最終滑走で鍵山(21)。昨年銀メダル。今季全日本初優勝。冬季ユニバ優勝。冬季アジア大会銀メダル。曲は「The Sound of Silence」。振付はローリ・ニコル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4T+3Tは加点3〜5。続く4Sも軸が外に傾いたが加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Aはやや傾いたが加点2〜4。ノーミスで終え、氷を何度もたたく。アメリカの観客も立ち上がって拍手。「初めて日本のエースとしての出場、マリニンの110点の演技の後の最終滑走、枠取りのプレッシャーの中、よくやった」と中庭。技術点2番目の60.03、演技構成点最高の47.06、合計107.09は今季最高でSP2位。
フリー。24人が進む。フジ地上波では、最終グループの6人とSP24位壷井、SP10位チャ、SP9位シャオイムファの9人を放送。後日、Jスポーツ「拡大版」(全選手インタビュー付き)で全員見た。解説は中庭、実況は赤平アナ。
1番滑走で壷井(22)。曲は「道化師」。振付はスカリ。Jスポーツ解説の中庭が「上位二人に入る必要はないので、この体験を生かしてほしい」。冒頭の4Sはスピード、高さが足りずにアンダーローテーションで転倒。次は二つ目の4Sを3Sに変更して全ジャッジが加点2〜3。3Aも決める。FSSpはレベル2と取りこぼし。StSqはレベル3。3A+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マーク。3Loは成功、全ジャッジが加点。あと二つのスピンはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.5。3Fも決め、全ジャッジが加点。技術点19番目の73.36、演技構成点23番目の70.9、転倒の減点1、合計143.26でフリー19位、総合216.26で21位。キスアンドクライで下を向いていた。試合後Jスポーツのインタビューで「フリーで挽回しようと思っていたができなくて悔しい。この大会で戦うには、まだいろいろ足りないことがわかった」と言っていた。
3番滑走でSP22位サバテ(西。25)。四回目。昨年28位。今季欧州選手権19位。曲は「Return to the Cabin」他ウエスタン・メドレー。振付はブノワ・リショー。拠点はトリノで、コーチはベルナルディス他。冒頭で3A決める。3F+2Tも何とか入れる。3Loは1Loに。3Sはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqは実に楽しそうに滑り、レベル3に全ジャッジが加点1〜4。すっかり観客を味方に。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がqマーク。3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.43。3Fが2Fに。技術点20番目の68.36、演技構成点17番目の74.23、合計142.59は自己ベスト更新でフリー20位、総合217.48も自己ベスト更新で20位。
4番滑走でダイウェイ・ダイ(中。21)。曲は「Tirol Concerto for Piano and Orchestra」。振付・コーチともシュガン・ジア他。冒頭で4Tを成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3A+2A+SEQ、ソロの3Aも成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lzで転倒。StSqとFCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2T+2Loと3S+2Tも決め、3連続はほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.43。技術点18番目の75.12、演技構成点20番目の72.06、合計146.18でフリー18位、総合221.2で18位。インタビューでは「構成を下げて完成度を高めた」というようなことを言っていた。
7番滑走でハガラ(スロバ。18)。曲は「James Bond 007 Theme」。振付はフラヴァセク他。よかった。ほぼノーミス。冒頭の3A+2Tは成功、ほぼ全ジャッジが加点。続くソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。3Loも全ジャッジが加点。CCoSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fと3Sもほぼ全ジャッジが加点でそろえた。あと二つのスピンはレベル4。ChSqはGOE+0.79。技術点13番目の81.86、演技構成点19番目の72.43、合計154.29でフリー15位、総合232.62で16位。インタビューでは「4回転を入れたかった。来季は試合に入れる」と言っていた。
8番滑走でノルデバック(スウェ。21)。曲は「How It Ends」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。ジャンプで力むので後半スタミナが限界。冒頭は3A+1Eu+3Sを決め全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Aはステップアウト。3F+2A+SEQとソロの3Loは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル3。うちFCSpは全ジャッジが加点2〜3、StSqも加点ほぼ2〜3。1.1倍になる2A+3T、3Lz、3Fも決める。ChSqはGOE+1.14。技術点17番目の76.3、演技構成点16番目の74.52、合計150.82でフリー16位、総合229.85で17位。
9番滑走でワシリエフス(ラト。25)。後日見た。曲は「ラ・バヤデール」。振付はランビエールとムンタギロフ。バレエの要素を多く取れ入れ、すばらしかった。4Sとソロの3A以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Sはアンダーローテーションだが下りた。続く3Lz+3Tと3A+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fは余裕があり加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちFSSpは加点2〜5、FCCoSpは加点1〜4。StSqは表現力は高かったがレベル2で加点3〜5。1.1倍になるソロの3Aはアンダーローテーションでこらえた。3Lz+1Eu+3Sとソロの3Loは加点2〜3。最後のChSqはイナバウアーなど行い、GOE+2.07の高得点。氷面に倒れ伏す終わりのポーズでは観客は総立ち、本人は左拳でガッツポーズ。技術点10番目の86.29、演技構成点7番目の85.98、合計172.27でフリー9位とやや挽回、総合252.26で11位。ラトビアはクーリッシュが24位なので16ポイント換算で合計27ポイントとなり、ぎりぎり五輪2枠確保。
10番滑走でサドフスキー(加。25)。後日見た。曲は「インターステラー」。振付はシュイナール他。冒頭の4Sは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Aはアンダーローテーションで両足。3Lo+2A+SEQは決める。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になるところで4S+1Eu+3Sに挑戦、第1がqマークだがよく決めた。ソロの3Lzもこらえた。服も成功。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点3〜5、CCSpは加点3〜4。ChSqはGOE+0.93。技術点14番目の80.21、演技構成点11番目の79.92、合計160.13でフリー13位、総合240.38で14位。インタビューで今季の収穫は「4回転が安定した。メンタルが強くなった」と言っていたと思う。
11番滑走でグラスル(伊。22)。後日見た。曲はミュージカル「Billy Elliot」より「Electricity」他。振付・コーチともドゥ・ベルナルディス。衣装の上は練習着のような白いTシャツ風。冒頭で3本4回転を予定。1本目の4Lzはパンクして2Lzに。4Loはきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。4Sはダウングレードで前向き両足。3A+3Tは決める。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Lo+3Tも全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Lzも成功。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。「4回転二つのミスで20点近く失った」と中庭。技術点11番目の84.52、演技構成点14番目の77.32、合計160.13でフリー12位、総合242.31で13位。赤平アナが「これでイタリアは五輪3枠は難しくなった」と言う。
12番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。24)。後日見た。曲は継続の「くるみ割り人形」より「Dance of the Sugar Plum Fairy」他。振付はミハイロフ。口ひげを生やしてきた。冒頭で4T+3T成功、全ジャッジが加点2〜3。続くソロの4Tもほぼ全ジャッジが加点。しかし3Aで転倒。3Loは決める。スピン二つはレベル4。うちCSSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.14。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは第3がqマーク。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Lzは!マーク。StSqはレベル2。最後のCCoSpはレベル1。冒頭の4Sをはずしてジャンプ構成を変えてきたが3Aでころんでは。技術点15番目の79.61、演技構成点21番目の71.6、転倒の減点1、合計150.21でフリー17位、総合233.31で15位。
13番滑走でブラウン(米。30)。後日見た。曲は「Spiegel im Spiegel」。振付はロヒーン・ワード。全要素に減点なし。3A+2Tと3Lo以外はほぼ全ジャッジが加点。冒頭のソロの3Aは加点1〜3。続く3A+2Tも成功。3Lzは加点2〜4。3Sも決める。スピン三つはレベル4。うち最後のCCSpは加点4〜5、あと二つは加点3〜5。StSqはレベル3だが加点4〜5。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは加点2〜4。3F+2Tも加点2〜3。ChSqはスパイラルなど行い、GOE+2.21の高得点。直後の3Loも成功。とにかく演技がひとつの流れになっている。解説の中庭が「解説でさえぎるのをためらってしまう。4回転なしでこの得点はすばらしい」。技術点9番目の88.37、演技構成点最高の92.31、合計180.68でフリー4位と挽回、総合265.4で8位。
14番滑走でブリッチギー(スイス。27)。後日見た。曲は「Lux」。振付はアダム・ソルヤ他。冒頭の4T+2Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。次はソロの4Tの予定がパンクして2Tに。3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。3Loも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aも決め、ほぼ全ジャッジが加点2〜3。しかし3Lz+3Tの第2がqマークで転倒。次も2Fに。StSqとFCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4、FCCoSpはレベル3で加点2〜3。最後のChSqはGOE+1.29。技術点16番目の78.47、演技構成点10番目の80.89、転倒の減点1、合計158.36でフリー14位、総合244.19で12位。
15番滑走でチャ(韓。23)。曲は「Balada para un Loco」。振付はシェイリン・ボーン。よかった。あまり顔は付いていないが、情感たっぷりに滑った。冒頭の4Sはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。次の4Tの予定が2Tに。3Lz+3Loはほぼ全ジャッジが加点2〜3。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。3Aは加点ほぼ2〜4。StSqとスピン三つはレベル4。うちStSqは加点2〜5、CCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+1Eu+3Sと3A+2A+SEQはいずれも成功、加点1〜3。ソロの3Fは加点2〜3。ChSqは曲を十分に表現してみせ、GOE+1.79。技術点6番目の93.22、演技構成点も6番目の86.11、合計179.33でフリー5位と挽回、総合265.74で7位。韓国はもう一人のキム・ヒョンヨンがSP26位で18ポイント換算となり、チャと合わせて25で五輪2枠。
16番滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。すごい追い上げ。フリーが得意というより「追い込まれると力が出る」とコーチが言っていたと赤平アナ。冒頭の4Lzはややこらえたが決めた。続く4T+3Tはまっすぐで全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Fは全ジャッジが加点3〜4。さらに3A+2A+SEQも成功、ほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜5、最後のCSSpは加点1〜4。1.1倍になるところで4Tと4S+1Eu+2Sを決める。ソロの4Tは全ジャッジが加点3〜4、3連続は加点1〜4。しかしソロの3Aがqマークで転倒。ChSqはGOE+2.07の高得点。技術点3番目の101.72、演技構成点5番目の87.54、転倒の減点1、合計188.26と猛追でフリー3位、総合275.48で4位。22番滑走のシャイドロフが滑るまで1位だった。
18番滑走でメモラ(伊。21)。後日見た。曲は「Song for the Little Sparrow」。振付はフーザルポリ他。冒頭で4Lz+3Tを決める。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの4Lzはアンダーローテーション。3Loは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3A+1Eu+3Sは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2A+SEQも全ジャッジが加点。3Fも決める。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+1.43。「SPでも言ったが、このレベルの選手としてはスピードがない」と中庭。技術点7番目の89.72、演技構成点13番目の77.52、合計167.24でフリー11位、総合255.13で10位。
最終グループ19番滑走でSP6位エガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。衣装は白と赤。まずジャンプ要素を7つ続ける構成。冒頭で4Tを決める。続く4S+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。次のソロの4Sは全ジャッジが加点2〜4。3A+2A+SEQ成功、ほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になるソロの3Aはこらえる。3F+1Eu+3Sも決める。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちFCSpとStSqは全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.71。技術点5番目の94.62、演技構成点12番目の78.02、合計172.64でフリー8位、総合263.03で9位。五輪1枠+予選チャレンジ権1確保。コーチたちもホッとした笑顔。
20番滑走で佐藤(21)。曲は「Nostos」。振付はシゼロン。よくやった。冒頭の4Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く4Fはeマークだが下りた。4T+3Tはしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの4Tはステップアウトに両手つき、転倒扱い。1.1倍になる3A+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQもほぼ全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Loも決め、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。CSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.5。終わったとき、珍しく何度もガッツポーズ。技術点4番目の98.39、演技構成点9番目の81.91、合計179.3でフリー6位、総合270.56で6位はすばらしい。試合後のインタビューでは「この1ヵ月、五輪の枠のことばかり考えていた」。
21番滑走でエイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人。ほぼノーミス。冒頭の4T+2Tはこらえた。続くソロの4Tはきれいに決め、ほぼ全ジャッジが加点。3Lzもなんとか決める。3A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜5、あと二つのスピンは加点2〜3。StSqはレベル3だが、全ジャッジが加点4〜5。1.1倍になるソロの3Aは高さもあり、全ジャッジが加点3〜4。3T+1Eu+3Sはなんとか決める。ソロの3Fはeマーク。真骨頂のChSqはGOE+2.36の高得点。技術点8番目の88.51、演技構成点3番目の90.38、合計178.89でフリー7位、総合272.52で5位。シャオイムファと合わせて9ポイントでフランスは五輪2枠+予選チャレンジ権1枠確保。試合後のインタビューでは「踊り出したいくらい嬉しい」と言ってはしゃいでいた。
22番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。四大陸よりよかったと思う。金メダルで自信がついたか。全要素に全ジャッジが加点。冒頭で大技3A+1Eu+4Sを決め、加点3〜5。解説の中庭が「第3ジャンプに4回転を跳ぶなど想定されていなかった。もっと得点を出してもいいと思うが日本のことを考えると提案しづらい」。さらにソロの4Lzと4Tを成功、いずれも加点2〜4。ソロの3Loは加点1〜3。FCSpはレベル3で加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4でいずれも加点2〜3。1.1倍になる4T+3Tは加点2〜4。3Lz+2A+SEQは加点1〜3。ソロの3Lzも加点2〜3。StSqはエッジがやや浅く、レベル2だが加点ほぼ2〜4。ChSqはGOE+1.29。技術点2番目の110.17、演技構成点8番目の82.53、合計192.7でフリー2位、総合287.47で銀メダル。五輪1枠と予選チャレンジ権1枠獲得。キスアンドクライではコーチたちの方が狂喜乱舞。試合後のインタビューでは「来季は4回転全種類入れるかも(4A以外)」と言っていた。
23番滑走で鍵山(21)。曲は「Ameksa」。振付はローリ・ニコル。突然の乱調。リンクに出たとき顔が白かった。冒頭の4Fの予定がパンク、2Fに。4Sはステップアウト。4T+2Tは決め、全ジャッジが加点2〜4。3A+1Eu+3Sも成功、全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはフラメンコの動きを表現し、加点4〜5、CCoSpは加点3〜5。しかし、1.1倍になる4Tで転倒。ソロの3Aは全ジャッジが加点1〜4。が、次は3F+1Tとなる。ChSqはGOE+1.86。技術点12番目の84.45、演技構成点5番目の87.65、合計171.1でフリー10位だが、総合278.19で銅メダル。6位の佐藤と合計9ポイントで五輪3枠確保。キスアンドクライで指を3本立てて確認していた。枠取りがそこまで重圧だったのか。
最終滑走でマリニン(米。20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。衣装は黒地に赤い飾り。冒頭で簡単そうに4Fを跳び、全ジャッジが加点3〜4。続く4Aはqマーク。4Lzはいつもより気合を入れて飛び、全ジャッジが加点3〜4。課題の4Loも全ジャッジが加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になるところで4Lzからの連続ジャンプの予定が2Lzに。4T+1Eu+3Fとリカバリーするが第1がqマーク。4S+3A+SEQも決める。StSqはラズベリーツイストも入れ、レベル3だが全ジャッジが加点4〜5。ChSqはバックフリップも行い、GOE+2.5の最高得点。技術点ダントツの116.91、演技構成点2番目の91.24、合計208.15でフリーも1位、総合318.56で金メダル。アメリカも3人ともフリーに進んだので、マリニンと8位のJ.ブラウン合計9ポイントで五輪3枠獲得。優勝インタビュー第一声は「疲れた」。
<女子シングル>33人エントリー。日本からは坂本、千葉、樋口。今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。女子は90.0点。フジ地上波では、日本とアメリカの3人ずつ、キム・チェヨン(韓)を放送。解説は荒川。後日Jスポーツで全員見た。解説は岡崎さん、実況は小林アナ。 なんと、最終グループ29番滑走で今季欧州選手権銀メダルのグバノワがSP28位でフリー進めず。
10番滑走でサモデルキナ(カザフ。18)。後日見た。初出場。今季からカザフスタンへ移籍。JGPトルコ4位、冬季ユニバ銅メダル、冬季アジア大会4位、四大陸7位。曲は四大陸から「リベルタンゴ」に変更。振付はプルシェンコ他。冒頭の3Lz+3Tは第1が!マークとqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Fも余裕で成功、全ジャッジが加点2〜4。LSpとStSqはレベル3。技術点12番目の34.69、演技構成点15番目の28.89、合計63.58でSP13位。
13番滑走でミクティナ(墺。21)。後日見た。五回目。昨年14位。2023年秋からアメリカのモントクレア大学に進学。曲は「El Mariachi」他。振付はシニツィン。ソロジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点ほぼ2。2Aも成功。スピン二つとStSqはレベル4。うちFCSpは加点2〜4、StSqはほぼ加点3。しかし、1.1倍になる3Fの予定がパンク、1Fとなり要素を失う。無得点は痛い。最後のCCoSpはレベル3で加点1〜3。技術点19番目の31.03、演技構成点17番目の28.6、合計59.63でSP17位。フリーに進めてホッとしていた。
18番滑走でリウ(米。19)。2022年銅メダル。ここ2年は引退。今季全米2位、四大陸4位。曲は「Promise」。振付はスカリ。笑顔でリラックスして滑り、緩急がついた演技。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の3F+3Tは加点2〜3。続く2Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lzもきれいに成功、加点2〜3。応援を力にして滑っていた。技術点最高の40.8、演技構成点4番目の33.78、合計74.58は自己ベスト更新でSP1位。
19番滑走でグトマン(伊。22)。後日見た。四回目。一昨年17位。今季欧州選手権6位。曲は「Squid Game」他。振付はランビエール他。冒頭は3T+3Tをちゃんと下りたように見えたが第2がアンダーローテーションで転倒。続く2Aは決める。SSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。技術点15番目の32.76、演技構成点13番目の29.96、合計61.72でSP14位。
21番滑走で樋口(24)。2018年銀メダル、2022年11位。昨季全日本12位。今季全日本3位、四大陸5位。曲は「デューン砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。衣装は深緑。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはきれいに成功、着氷した後の流れもすばらしく、加点ほぼ3。続く3Lz+3Tも決め、加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは思い切り曲を表現して加点ほぼ4〜5。最後のSSpは加点ほぼ3。1.1倍になる3Fも成功、加点2〜3。ノーミスで終え、すばらしい。本人も手元で両こぶしを握っていた。技術点2番目の39.71、演技構成点6番目の32.39、合計72.1でSP4位。
第5グループ22番滑走でイ・ヘイン(韓。19)。後日見た。昨年6位。今季四大陸8位。曲は「アヴェ・マリア」。振付はシン・イェジ。衣装は白。要素はできていたが、何だか曲と合っていない感じ。後半のソロジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tはほぼ加点1〜3。づく2Aは加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Fは!マーク。技術点6番目の36.89、演技構成点11番目の30.9、合計67.79でSP7位。
23番滑走でスキーザス(加。22)。後日見た。昨年18位。今季国内優勝、四大陸12位。曲は「The Lion King」より「Spirit」他。振付はアリソン・パーキス。衣装はオレンジが基調。今まで見た中で一番よかった。最後のLSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点2〜3。続く2Aは加点ほぼ3。これで流れに勢いが。スピン三つとStSqはレベル4。うちスピン二つは加点2〜3。StSqも笑顔で滑り、持ち前の表現力がよく出ていた。終わったとき珍しくガッツポーズ。技術点5番目の38.45、演技構成点12番目の30.73、合計69.18でSP6位。
24番滑走でクラコワ(ポー。22)。後日見た。昨年11位。今季欧州選手権8位。曲は「Let's Get Loud」。振付はアモディオ。冒頭の3Lzはすごく慎重に跳び、アンダーローテーションで両足。3Lo+2Tはこらえた。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる2Aも決める。あと二つのスピンとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは観客を盛り上げ、加点2〜4。技術点25番目の26.83、演技構成点16番目の28.69、合計55.52でSP21位。なんとかフリー進出。
25番滑走でレポンド(スイス。18)。後日見た。174cm。昨年5位。今季欧州選手権4位。曲は「Mother Nature」。振付はダビド・ヴィンクール。衣装は水色と青の波模様に銀のビーズがたくさん。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tはほぼ加点1〜3。続く2Aは加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loも決めて加点1〜3。StSqはレベル3で加点2〜3。小林アナによると「プログラムも衣装も気に入っている」とのこと。技術点7番目の36.47、演技構成点10番目の30.95、合計67.42でSP10位。
26番滑走で千葉(19)。昨年7位。今季全日本4位、冬季ユニバ銀メダル、四大陸6位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。衣装は濃いピンク。小林アナが「地元ボストン出身のドナ・サマーの曲です」と言う。スピードにのり、よく動けていた。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点2〜4。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは加点4〜5、CCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fも成功、加点3〜4。StSqはレベル3だが加点3〜4。終わったとき片手ガッツポーズ。技術点3番目の39.34、演技構成点2番目の34.1、合計73.44は自己ベスト更新でSP2位。試合後のインタビューでは「楽しめた」と言っていた。
27番滑走でペトロキナ(エスト。20)。後日見た。昨年16位。今季欧州選手権金メダル。曲は「Soldier」。振付はマーク・ピレイ。衣装は真っ赤。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+2Tはこらえた。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4、最後のLSpは加点2〜3。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点1〜3。技術点13番目の34.46、演技構成点9番目の31.12、合計65.58でSP12位。
最終グループ28番滑走でピンザローネ(ベル。18)。後日見た。昨年15位。今季欧州選手権銅メダル。曲は「白鳥の湖」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。続く2Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは「黒鳥」のピルエットのようで、全ジャッジが加点4〜5、StSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点。技術点8番目の36.2、演技構成点も8番目31.54、合計67.74でSP8位。
30番滑走でグレン(米。23)。昨年10位。今季全米2連覇。曲は「This Time」。振付はウィーバー他。見るからに緊張していた。冒頭の3Aは軸が傾き、qマークで転倒。解説の荒川が「いつもより締め方が弱くて軸も傾いて回り切れなかった」。続く3F+3Tは力強く決め、全ジャッジが加点2〜4。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Loはしっかり成功。あと二つのスピンはレベル4。うちLSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の35.91、演技構成点5番目の32.74、転倒の減点1、合計67.65でSP9位。
31番滑走でレヴィト(米。18)。昨年銀メダル。今季スケートアメリカ3位、全米は足の怪我で欠場したが間に合わせてきた。曲は映画「ティファニーで朝食を」より「Moon River」。振付はクズネツォワ他。衣装は黒で長手袋も黒。冒頭の3F+3Tはしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜5、FCSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lzが!マーク。いつもながらポーズが絵になる。技術点4番目の39.27、演技構成点3番目の34.06、合計73.33でSP3位。
32番滑走で坂本(24)。昨年3連覇。今季全日本4連覇、冬季アジア大会銀メダル。曲はピアソラ「天使の復活/天使の死」。振付はロヒーン・ワード。緊張していた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aはいつもながら幅があり加点4〜5。続く3Lzも加点2〜3。スピン二つはレベル4で、加点ほぼ3〜4。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは大きく動いて加点ほぼ4。1.1倍になるところで2F+3Tになる。第1の踏切が変で2回転になったものの、何とか3Tを付けて要素を満たした。技術点9番目の35.99、演技構成点最高の35.04、合計71.03でSP5位。
最終滑走でキム・チェヨン(韓。18)。昨年銅メダル。今季国内初優勝、冬季アジア大会金メダル、四大陸金メダル。曲は「トロン: レガシー」。振付はブノワ・リショー。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tの第2がアンダーローテーションで両足、両手もついた。転倒扱い。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpとStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点3。技術点11番目の34.81、演技構成点7番目の31.86、転倒の減点1、合計65.67でSP11位と大きく出遅れ。どうしたのか。
フリー。24人が進む。欧州選手権フジ地上波では最終組の6人とSP9位のグレンを放送。解説は荒川。後日、Jスポーツで全員見た。解説は岡崎さん、実況は小林アナ。
2番滑走のSP23位カイザー(スイス。20)。後日見た。欧州選手権4日前の右足の怪我で手術、かばって左足にもテーピング。2Fや2Lzなどになり、3Loで転倒。スピン三つはレベル4。技術点23番目の48.93、演技構成点も23番目の45.29、転倒の減点1、合計93.22でフリーも23位、総合146.9で23位。
4番滑走のクラコワ(ポー。22)。後日見た。髪に猫耳を復活させて登場。観客にはアピール。相変わらずジャンプを慎重に跳び、3Loではアンダーローテーションで両足に。3連続はやめたようだ。スピン三つとStSqはレベル3、うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSq前の衣装替えもうまくいった。技術点19番目の52.69、演技構成点16番目の54.28、合計106.97でフリー18位、総合162.49で20位。
6番滑走でSP19位セニュク(イスラ。19)。後日見た。ロシア・モスクワ生まれ。二回目。昨年は32位。今季欧州選手権13位。曲は「サムソンとデリラ」。振付はフェドールチェンコ他。スケーティングが滑らかでなかなかよかった。冒頭の2Aは全ジャッジが加点1〜3。3F+3Tは第2がアンダーローテーション。続く3Lzは!マーク。3Sはqマーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはで全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE-0.07。1.1倍になる3Lo+2A+2T+SEQ成功。3Lo+2Tも決める。3Fは全ジャッジが加点。技術点14番目の60.25、演技構成点20番目の49.89、合計110.14でフリー16位、総合167.1で16位。
11番滑走でグトマン(伊。22)。後日見た。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。目には青いアイシャドー。衣装も青。前半はよかった。冒頭で3Lz+1Eu+3S成功。続く3T+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Fもほぼ全ジャッジが加点。3S+2Tも決める。ChSqはGOE+1.21。2Aもほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜3、CSpは加点1〜3。1.1倍になる3Lzはアンダーローテーションで転倒。3Loはqマークでステップアウト。技術点12番目の61.95、演技構成点13番目の59.3、転倒の減点1、合計120.25でフリー12位、総合181.97で13位。
12番滑走でサモデルキナ(カザフ。18)。後日見た。曲は四大陸で変更した「Ave Maria」「Stranger」。振付はダヴィドフ他。前半は安定していた。冒頭の3F+2Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く2Aは全ジャッジが加点2〜4。3Sと3Loは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3、最後のCCoSpも加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マークでアンダーローテーション。3Fは全ジャッジが加点。しかし3Lzがダウングレードで転倒。予定では3連続だった。ChSqはGOE+1.29。技術点15番目の59.57、演技構成点14番目の59.21、転倒の減点1、合計117.78でフリー13位、総合181.36で14位。
13番滑走でペトロキナ(エスト。20)。後日見た。曲はデューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」他。振付はマーク・ピレイ。衣装は砂色と水色。気合が入っていた。冒頭の2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lzも全ジャッジが加点2〜3。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2。3Fはqマーク。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fはステップアウトして第2が付かず繰り返しの違反。しかし2Aに+2Tを付けて連続ジャンプはリカバリー。リカバリーのためCCoSpは入りが不安定になり、レベル3でVマーク。ChSqはGOE+1.57。技術点7番目の66.42、演技構成点も7番目の64.67、合計131.09でフリー8位、総合196.67で8位。エストニアは五輪2枠の資格を得たが、二人目の枠の確保には、9月の予選会に別の選手が出て上位5人に入る必要がある。
14番滑走でキム・チェヨン(韓。18)。後日見た。曲は「Whisperers from the Heart」。振付はシン・イェジ。冒頭の2Aは安定していて全ジャッジが加点2〜3。続く3Loは全ジャッジが加点1〜3。3F+2T+2Loとソロの3Sも全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点ほぼ3、FCSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは成功。しかしソロの3Lzはタイミングが狂いダウングレードで転倒。3F+2Tは第1がqマーク。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.29。技術点9番目の65.37、演技構成点も9番目の63.12、合計128.49でフリー9位、総合194.16で10位。
15番滑走でレポンド(スイス。18)。後日見た。曲は「グラディエーター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。衣装は茶色を基調に赤と黄色のライン。なんと2回転倒。冒頭の3Lzはアンダーローテーションで転倒。続く3Fも転倒。ここで観客席から励ましの拍手。2A+2Tとソロのさるは決める。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜3。ChSqはGOE+0.61。1.1倍になる3Lo+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点。3F+2T+2Loは第1がqマーク。ソロの3Loは決める。StSqはレベル3に全ジャッジが加点1〜3。技術点16番目の58.0、演技構成点12番目の59.91、合計115.91でフリー15位、総合183.33で12位。スイスは23位のカイザーが16ポイント換算で合計28ポイントとなり、ぎりぎり五輪2枠。
16番滑走でグレン(米。23)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。冒頭で3A成功。続く3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2Tは第1がqマーク。3Sは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+2A+2A+SEQの予定の第2が1Aに。全ジャッジが加点1〜3。次も3Fの予定が2Fに。!マークも。最後のジャンプの3Loは、渾身の集中できれいに決め、全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スパイラルなど行ったChSqはGOE+1.71と高得点。技術点4番目の70.21、演技構成点4番目同点の67.79、合計138.0でフリー4位と挽回、総合205.65で5位。その時点でトップの選手がすわる「Leader's chair」に(20番滑走の坂本が滑るまで)、地元ボストンクラブの亡くなった選手たちの写真を持ってすわっていた。
17番滑走でピンザローネ(ベル。18)。後日見た。曲は「映画「The Handmaid's Tale」より「Escapes Within」他。振付はブノワ・リショー。衣装は真っ赤。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。続く3Fは全ジャッジが加点。3Loは全ジャッジが加点2〜3。2Aも全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、CCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第1がqマーク。3Lo+2Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。3Sはアンダーローテーションでこらえた。ChSqはGOE+1.3。技術点6番目の67.2、演技構成点8番目の64.49、合計131.69でフリー7位、総合199.43で7位。ベルギーも五輪2枠の資格を得た。9月の予選会にヘンドリクスが出て上位5人に入れば、二人で五輪出場が可能。
18番滑走でイ・ヘイン(韓。19)。後日見た。曲は「Ark Ascending」他。振付はシン・イェジ。冒頭の3Lzはオーバーターンでこらえた。3Loと3F+2T+2Loも決める。3Sはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜4、スピン三つは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3F+2A+SEQは第1がアンダーローテーション。2Aは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.36。技術点10番目の65.27、演技構成点も10番目の61.3、合計126.57でフリー10位、総合194.36で9位。韓国は10位のキム・チェヨンと合計19ポイントで五輪2枠獲得。
最終グループ19番滑走でスキーザス(加。22)。曲は四大陸(国内ナショナル)から「The Butterfly Lovers Concerto」に変更。振付はアリソン・パーキス。衣装は鮮やかなピンクで上半身に白い花の飾りがたくさん。冒頭は連続3回転の予定が2Lz+3Tに。続く3Fと3Lo、3Sは決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpとStSqはレベル3。うちCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になるところで3Lz+2Tの予定を3T+2Tに変更。3Lo+2A+2T+SEQは成功。あと二つのスピンはレベル4。ChSqはGOE+1.07。ソロの2Aも決める。技術点13番目の60.76、演技構成点11番目の60.85、合計121.61でフリー11位、総合190.79で11位。惜しくも2枠に届かず。カナダは五輪1枠確保。
20番滑走で坂本(24)。曲は「All That Jazz」。振付はデュブレイユ。よかった。冒頭の2Aは幅があり、全ジャッジが加点4〜5。続く3Lzは全ジャッジが加点ほぼ3。2A+1Eu+3Sの第3はアンダーローテーション。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはスピードもあって曲をよく表現して加点3〜5、スピン二つも加点2〜4。ソロの3Fは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3F+3Tは第2がqマーク。3Lz+2Tも決める。ChSqはGOE+1.5。3Lz+2Tとソロの3Loは全ジャッジが加点2〜4。全てのジャンプを集中して跳びきった。終わる前から観客が立ち始め、大歓声。本人もリンクでジャンプして喜んでいた。技術点2番目の74.89、演技構成点最高の72.06、合計146.95でフリー2位と追い上げ、総合217.98で銀メダル。66年ぶりの4連覇は消えたが、最後にリウと抱き合って祝福。それでも2位は悔しかったようだ。
21番滑走で樋口(24)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。衣装は青紫。冒頭の2Aは余裕がありきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。3Loは全ジャッジが加点ほほ2〜3。CCoSpは第1姿勢で少し軸が揺らいでレベル3。ソロの3Sは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQを決め、全ジャッジが加点2〜3。しかし二つ目の3Loがダウングレードで第2付けられず繰り返しの違反に。3F+2Tとして連続ジャンプはリカバリー。あと二つのスピンとStSqはすばらしく、レベル4に全ジャッジが加点。うちStSqは顔の表情も動きのメリハリもあり、加点4〜5。大きなミスなく終え、技術点6番目の65.84、演技構成点も6番目の66.64、合計132.48でフリー6位、総合204.58で6位。いい演技にグリーンルーム(リーダーズ・チェア)の坂本も感涙。
22番滑走でレヴィト(米。18)。曲は「Liebestraum」。振付はクズネツォワ他。モスグリーンの衣装に肩から胸元には白い花の飾りがたくさん。冒頭の3F+3Tで転倒。解説の荒川が「軸が外へ傾いてしまった」。3Lo、3S、2Aは決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3F+2A+SEQは加点ほぼ3〜4。3Lz+2T+2Loは第1に!マーク。ソロの3Lzも!マークとqマーク。ChSqは美しく、GOE+1.79の高得点。技術点5番目の69.72、演技構成点4番目同点の97.79、転倒の減点1、合計136.51でフリー5位、総合209.84で4位。
23番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。笑みを貼り付けているような顔が硬かった。それでも全体的には四大陸より緊張せずにできていた。冒頭の3F+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点3〜4。次の3Sはアンダーローテーション。3Loと2Aは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.57と高得点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは滑らかによく動いて加点ほぼ4〜5、最後のCCoSpは加点2〜5、FCCoSpとStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2T+2Loの3連続は第1がアンダーローテーション。3Fは全ジャッジが加点2〜3。ほぼノーミスで終え、技術点3番目の73.53、演技構成点も3番目の68.27、合計141.8でフリー3位、総合215.24は自己ベスト更新で初の銅メダル。これで日本は余裕で五輪3枠獲得。
最終滑走でリウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金色。全くリラックスして見えた。楽しそうに堂々と滑っていた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点2〜4。続く3Lz+3Tは加点2〜3。3Sは加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点ほぼ4〜5、あとスピン二つは加点3〜4。ソロの3Loは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQと3F+2Tは加点2〜4。ソロの2Aは加点1〜3。全てのジャンプに回転不足なし。ChSqはGOE+1.57の高得点。もちろん観客は総立ち。誰が見ても文句のない圧勝だった。技術点最高の78.27、演技構成点2番目の70.12、合計148.39は自己ベスト更新でフリーも1位、総合222.97も自己ベスト更新で金メダル。キスアンドクライではコーチたちも大喜び。アメリカも五輪3枠確保。小林アナによると「地元ボストン出身のドナ・サマーの曲を使ったのは偶然」と語ったらしい。優勝インタビューでは「まだ信じられない。SP1位も想定外だった」。坂本選手と何を話したのか聞かれると「秘密です」と笑った。
フィギュアスケート (2025.6/28,29,7/4,5,6,11,13)
世界ジュニア選手権 ペア・アイスダンス (2025.2/25〜3/2 デブレツェン・ハンガリー) 選手権
<ペア>20組エントリー。日本からは清水/本田組。カナダからアリアノケント/ラリベルテローレン組、デスロシャー/スラシャー組、ケンプ/エリザロフ組。アメリカからフロレス/ワン組、ウィリアムズ/ルワー組など。イタリアからナポリターノ/コミ組など。フランスからテレマク/クーロン組など。中国からジャン/フアン組。ジョージアからメテルキナ/ベルラヴァ組。今季から男性の年齢制限が23歳未満(7/1時点)に変更(ただし年齢差は7歳まで)、ジュニアとシニアのどちらにも出られない組をなくす。また、今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。ペアは63.0点。Jスポーツでダイジェスト放送を見た。解説は岡部さん、実況は赤平アナ。
3番滑走でヴラモ/ブヴァール組(スイス。20、23)。なんと今季組替え、男性はシングルから転向。CSワルシャワ杯4位、ババリアンオープンジュニア2位、欧州選手権13位。曲は「This Business of Love, Hey Pachuco」。振付はエフレム他。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Aも全ジャッジが加点1〜3。3SThも成功。4Liはレベル2。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。StSqもレベル2。最後のCCoSpはレベル3。今季組替えなのに3Twや3SThができるのはすごい。「ペアは相性が大事です」と解説の岡部さん。技術点5番目の30.03、演技構成点7番目の24.79、合計54.82でSP6位。
5番滑走でホリチェンコ/ダレンスキ組(ウク。20、23)。2020年から組む。昨季欧州選手権11位、世界選手権17位。今季JGPポーランド大会2位。CSワルシャワ杯7位、欧州選手権11位。曲は「Hit The Road Jack」。振付はヤヴィル。シニアで戦っている余裕があった。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点1〜4。2Fも全ジャッジが加点。3SThもほぼ全ジャッジが加点1〜3。4Liと最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちリフトは加点ほぼ2〜3。BoDsはレベル2だが全ジャッジが加点。StSqはレベル3。技術点3番目の32.02、演技構成点も3番目の25.38、合計57.4でSP2位。
9番滑走で清水/本田組(19、22)。昨年14位。今季JGPファイナル5位、全日本シニア3位、。曲は「Music Box: Wind Up」「白鳥の湖」。振付はキャシー・リード。女性の背中の大きなネジを巻く仕草で始まる。冒頭の3Twはレベル4。3SThは低く、転倒。2Aは成功。4Liと最後のCCoSpはレベル4。「ジュニアのリフトは女性の片手のサポートがあってもワンハンド扱い」とは知らなかった。解説の岡部さんは「初めはリフトが全然上がらなかった」と感慨深げ。スピンは後半少しずれた。BoDsはレベルB。「男女とも低い姿勢で一周」しないとレベルは取れないが、「今回は女性も低い姿勢をがんばったが、一周足りていたか」と岡部さん。StSqは曲に合わせてスライドするなどよく音楽を表現していてレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点13番目の26.11、演技構成点8番目の24.22、転倒の減点1、合計49.33でSP11位。
10番滑走でウィリアムズ/ルワー組(米。18、22)。昨年銅メダル。今季シニアに参戦、フィン杯8位、全米6位。曲は「Joli Garcon」。振付・コーチともミーキンス。冒頭の3Twは高かったがレベル2。2Aは決める。3SThで転倒。BoDsとCCoSpはレベル2。スピンはズレやトラベリングがあった。StSqはレベル4。4Liはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点2。昨年メダリストにしては低調。技術点9番目の28.49、演技構成点11番目の23.46、転倒の減点1、合計50.95でSP9位。
11番滑走でアリアノ=ケント/ラリベルテ=ローレン組(加。18、19)。昨年5位。今季国内ジュニア2位。ババリアンオープンJr3位。2024年6月に男性は肩を手術、練習は3ヵ月しかできていないらしい。曲は継続の「I'm Gonna Be (500 Miles)」。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の3Twはレベル1。2Aはほぼ全ジャッジが加点。4Liはレベル3。「女性がきちんと回っていない」と岡部さん。3SThは着氷でややこらえたが成功。CCoSpはレベル4。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。最後のBoDsはレベル2だが全ジャッジが加点。技術点4番目の30.96、演技構成点5番目の24.85、合計55.81でSP4位。
12番滑走でジャン/フアン組(中。17、22)。今季JGPファイナル優勝。曲は「Dive」。振付はウェンジン・スイ。赤平アナが「スイが来季の五輪に出たいのでパートナーを探している」と言う。冒頭の3Twは高く、レベル3だが全ジャッジが加点2〜4。2Aは男性がステップアウト、女性はアンダーローテーション。FCCoSpはレベル3。BoDsはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。3SThは幅があり、全ジャッジが加点1〜3。4LiとStSqはレベル4。うちリフトは全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の32.2、演技構成点4番目の25.18、合計57.38でSP3位。
14番滑走でデスロシャー/スラシャー組(加。18、21)。昨年8位。今季JGPファイナル3位、国内シニア5位。曲は継続の「アメリ」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点2。2Aは女性がステップアウト。4Liはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3SThもステップアウト。CCoSpはレベル3。解説の岡部さんは「男性のキャメルで足が水平より下がった」。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。最後のBoDsもレベル3。「男性の軸足でない方の足で押している」と岡部さん。技術点7番目の28.55、演技構成点2番目の26.5、合計55.05でSP5位。
15番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。20、22)。まさかジュニアに戻ってくるとは。昨年金メダル。今季シニアのファイナル3位、欧州選手権銅メダル。曲は「Why?」。振付はセルゲイ・プリシュキン。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twはレベル3で加点ほぼ3〜4。3SThも加点3〜4。2Aは加点2〜3。4LiとStSq、BoDsはレベル3。うちリフトは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。最後のFCCoSpはレベル4。「もう完成している」と赤平アナ。岡部さんは「(このレベルの選手が)ジュニアに出ていいのかと思ってしまう」。技術点最高の37.26、演技構成点も最高の31.92、合計69.18でSP1位。
最終グループ17番滑走でナポリターノ/コミ組(伊。16、19)。昨年4位。今季JGP10位と5位、国内ジュニア優勝。曲は「Lacrimosa (epic version)」。振付はニコレッタ・ルンギ他。冒頭の2Twは予定通りで、レベル3に全ジャッジが加点。2Aは女性がこらえた。4Liはレベル4。3SThは転倒。BoDsはレベルB。StSqと最後のCCoSpはレベル3。昨季と異なり今季は不調のようだ。技術点16番目の24.33、演技構成点12番目の23.16、転倒の減点1、合計46.49は今季最高でSP14位。
18番滑走でテレマク/クーロン組(仏。14、19)。昨年9位。今季JGPファイナル4位。曲は「Fever」他。振付はルイ・ソロン。衣装はおそろいで上衣は赤、黒いパンツ。冒頭の2Twは予定通りでレベル2に全ジャッジが加点。3SThは全ジャッジが加点1〜3。2Aは男性がオーバーターン。StSqはレベル4ほぼ全ジャッジが加点。4Liと最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。BoDsはレベル2。技術点6番目の29.1、演技構成点9番目の24.07、合計53.17は自己ベスト更新でSP7位。
19番滑走でフロレス/ワン組(米。17、21)。昨年銀メダル。今季JGPファイナル2位、全米ジュニア2位。曲は「Golden Slumbers」他。振付は・コーチともミーキンス。冒頭の3Twはレベル2。3SThは成功、全ジャッジが加点。4Liはレベル4で全ジャッジが加点。BoDsはレベル2でGOE-3〜0。男性の軸足がずれたためらしい。2Aでは男性がダウングレードで派手に転倒。CCoSpはレベル4だが離れていた。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点11番目の27.08、演技構成点5番目の24.94、転倒の減点1、合計51.02でSP8位。
最終滑走でケンプ/エリザロフ組(加。16、21)。昨年6位。今季国内シュニア2連覇、ババリアンオープンJr優勝。曲は「Succession」。振付はバトル他。冒頭の3Twはレベル1。2Aは成功、全ジャッジが加点。3SThも決める。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点。しかし4Liで上げたものの、女性の姿勢変化で回れず下ろしてしまい、レベルBでGOE-5〜-4。CCoSpと最後のStSqはレベル2。うちスピンはほぼ全ジャッジが加点。技術点12番目の26.17、演技構成点11番目の24.03、合計50.2でSP10位。
フリー。16組が進む。
3番滑走でナポリターノ/コミ組(伊。16、19)。曲は「The Girl Who Fell From the Sky」他。振付はジョルダーノ他。衣装は二人とも明るい水色。冒頭の2Twはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3Sはタイミングはあっていたがアンダーローテーション。リフト二つはレベル3。3SThは成功。3T+2T+2Tでは女性の第1と第3がqマーク。BoDsはレベルB。ChSqはGOE+0.71。2LoThもきれいに決め、全ジャッジが加点。最後のPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。技術点10番目の43.45、演技構成点11番目の47.87、合計91.32は今季最高でフリー12位、総合137.81で12位。
6番滑走で清水/本田組(19、22)。曲は「Photograph」他。振付はキャシー・リード。冒頭の2Twはレベル2、キャッチが落とし気味でGOE+3〜0。3SThは低くてステップアウト。3Lz+2A+2A+SEQは、男性の第1がアンダーローテーションでこらえたがなんとか決める。リフト二つはレベル4。2FThは成功。ソロの3Fは二人ともアンダーローテーション。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+0.64。FiDsはレベル1。最後のPCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。今後の改善点として岡部さんは「スロージャンプの高さを出すこと、ソロジャンプの回転不足の解消」をあげた。「女性がスロージャンプに恐怖心があるのではないか」とも。技術点9番目の44.92、演技構成点12番目の47.58、合計92.5でフリー10位、総合141.83で11位。
7番滑走でケンプ/エリザロフ組(加。16、21)。曲は「Bohemian Rhapsody」。振付はキャロル・レイン他。冒頭の3Twはレベル2。3S+1A+1A+SEQは予定通り決める。2Aも成功。しかし3LoThで転倒。3LiとPCoSpはレベル4。うち3Liは全ジャッジが加点。3SThも転倒。5RLiはレベル3で全ジャッジが加点。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+064。最後のBoDsはレベル2だが全ジャッジが加点。技術点5番目の47.41、演技構成点10番目の49.76、転倒の減点2、合計95.17でフリー7位、総合145.37で10位。
8番滑走でウィリアムズ/ルワー組(米。18、22)。曲は「Elanor Rigby」。振付はミーキンス。冒頭の3Twは高く、レベル3。3Tは女性が転倒、男性がステップアウト。リフト二つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちPCoSpは勝て華ほぼ2〜3、5RLiは加点2。2A+1A+2A+SEQは男性が最後オーバーターン。2STh決める。ChSqはGOE+0.71。2LoThは両足。FiDsはレベル2だが全ジャッジが加点。技術点7番目の47.04、演技構成点9番目の49.87、転倒の減点1、合計95.91でフリー6位、総合146.86で9位。赤平アナによれば、今季シニアのフィン杯に出場し「ステラトデュデク選手を見て感動した」と語ったらしい。
9番滑走でフロレス/ワン組(米。17、21)。曲は「The Lion King Orchestra Suite」。振付はミーキンス。要素に入る前に二人で横っ飛びしたがピッタリ合っていた。冒頭の3Twはレベル2で接触あり。2A+1A+2A+SEQは男性がステップアウトで両手付き。転倒扱い。3Sは成功。5RLiはレベル3。3LoThはステップアウト。BiDsはレベル1。PCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。3Liはレベル2。3SThはこらえた。最後のChSqはバレエジャンプなど行い、GOE+0.86。笑顔で終える。技術点6番目の47.09、演技構成点5番目の51.29、転倒の減点1、合計97.38でフリー5位、総合148.4で6位。
10番滑走でテレマク/クーロン組(仏。15、19)。曲は「Breathing Under Water」他。振付はルイス・ソロン。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点。3FThも成功。2Aも決める。5RLiはレベル4。ChSqはGOE+0.86。3SThタッチあったか。BoDsは男性の軸足がずれたらしくレベルなし。無得点。3Liはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。3F+1A+1A+SEQは決める。最後のPCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点11番目の43.26、演技構成点6番目の50.92、合計94.18でフリー8位、総合147.35で7位。
11番滑走でヴラモ/ブヴァール組(スイス。20、23)。曲は「Crossing The Bridge」他。振付はポルテレット。冒頭の3Twは高く、レベル2。3Tは男性が転倒。2A+2A+SEQは決める。リフト二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うち3Liは加点1〜3。3SThはこらえた。FiDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。PCoSpはレベル2でVマークも。ChSqはスパイラルやニースライドを行い、GOE+0.36。最後の3LoThは決める。技術点3番目の48.11、演技構成点4番目の51.32、合計98.43でフリー4位、総合153.25で4位。
12番滑走でデスロシャー/スラシャー組(加。18、21)。曲は「Since I've Been Loving You」。振付はジュリー・マルコット。冒頭の3Twは高かったがレベル2。3LoTh両足。2Aからの3連続は女性が第1でステップアウト。男性の第2・第3は無得点。リフト二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liは加点1〜33。SThはステップアウト。ChSqは+0.71。BoDsはレベル3。2Sは女性がステップアウト。最後のPCoSpはレベル4だがVマーク。技術点13番目の41.95、演技構成点8番目の50.35、合計92.3でフリー11位、総合147.35で8位。
最終グループ13番滑走でアリアノケント/ラリベルテローレン組(加。18、19)。曲は継続の「Radioactive」。振付はミレーヌ・ギラール。冒頭の3Twはレベル1。2A+2A+SEQは成功。リフト二つとPCoSpはレベル4。うち最後のPCoSpは全ジャッジが加点。3LoThは両手付き。BoDsはレベル2。ChSqはGOE+0.71。3SThはうまくこらえた。2Sはきれいに決める。技術点4番目の47.51、演技構成点3番目の51.7、合計99.21でフリー3位、総合155.02、逆転で銅メダル。
14番滑走でジャン/フアン組(中。17、22)。曲は「All For One」。振付はスイ。女性のジャンプが大崩れ。冒頭の3Twは高くてレベル3に全ジャッジが加点3〜4。3T+2A+SEQは女性の第2がダウングレードで転倒。ChSqはGOE+0.5。3Sも女性がアンダーローテーションで転倒。3FThでも転倒。リフト二つはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。FoDsはレベルB。PCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3LoThはこらえた。「3回も転ぶと心が折れるがよく耐えた」と岡部さん。技術点8番目の46.59、演技構成点7番目の50.44、転倒の減点3、合計94.03でフリー9位、総合151.41で5位。メダルを逃して女性は悔しそう。
15番滑走でホリチェンコ/ダレンスキ組(ウク。20、23)。曲は「Cosmic Love」。振付はヤヴィル。冒頭の3Fは二人のタイミングが全く違い、!マークとアンダーローテーションも。3Twはレベル2だが全ジャッジが加点。3Sからの3連続は男性が第1でステップアウト、女性の第3がAに。5RLiとFiDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.79。3SThは決める。3Liと最後のPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liは加点ほぼ2〜3。技術点2番目の51.33、演技構成点も2番目の55.33、合計106.66でフリーも2位、総合164.06で銀メダル。
最終滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。20、22)。曲は「A Necessary End」。振付はマラフェエフ。ここだけ別格。冒頭の3Twはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3S+2A+2A+SEQは男性の第2がアンダーローテーションで片手つき。3Tは決める。3FThはほぼ全ジャッジが加点1〜3。リフト二つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちPCoSpと4Liは加点2〜3。3LoThはきれいに成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点1〜4。最後のChSqはGOE+1.21の最高点。技術点最高の59.45、演技構成点も最高の62.38、合計121.83でフリーも1位、総合191.01で連続の金メダル。解説の岡部さんは「ジュニアの大会が純粋にジュニアの戦いになるよう来季は何か制限をかけたい」と言っていた。
<アイスダンス>25組エントリー。日本からは岸本/田村組。アメリカからミューレン/ミューレン組、アボイアン/ヴェセルキン組、ウォルフコスティン/ツァレフスキ組。カナダからゴーティエ/ティエレン組、ニューエン/ギャン組。フランスからフラジ/フルノー組など。ドイツからグリム/サビツキー組など。イタリアからタリ/ラフォルナラ組など。ウクライナからピジャイな/コワル組。今季の音楽は50-70年代。ジュニアはChRSがなく、パターンダンスはパソ・ドブレ(PD)。今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。アイスダンスは71.0点(5点以上上がったので昨年の31組より参加数が減った)。女性の年齢上限も7/1時点で21歳未満に変更。地上波の放送なし。Jスポーツで8番滑走と12番滑走以降のダイジェストを見た。解説は滝野さん、実況は小林アナ。
13番滑走でベズノシコワ/レレウ組(ベル。15、18)。女性はロシア生まれ。三回目の出場。昨年18位。今季JGP8位二回、エフェソス杯Jr優勝、ババリアンオープンJr3位。曲は「Brick House」。振付はカメレンゴ他。冒頭の1PDはレベル1でkpNNYN。続く2PDもレベル1で+kpNNNY。解説の滝野さんは「足元はラフだが音楽表現はよい」。MiStは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点。SqTwは女性レベル3、男性レベル4。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点。技術点10番目の30.72、演技構成点12番目の25.66、合計56.38は自己ベスト更新でRD10位。
14番滑走でアボイアン/ヴェセルキン組(米。14、17)。男性はロシア生まれ。組んで2年目。今季JGP3 2位、JGP4 3位、全米ジュニア優勝。曲は「Heart of Glass」他 。振付・コーチともメリッサ・グレゴリー他。女性の衣装は青紫。「粗削りだが、音楽をとらえるセンスをとても感じる」と滝野さん。冒頭の1PDはレベル3でkpYNYY。続く2PDはレベル1でkpNYTN。「1PDとは明らかに速さもパターンの大きさも違う」と滝野さん。SqTwは男女ともレベル4で全ジャッジが加点。MiStは男女ともレベル2でほぼ全ジャッジが加点。滝野さんは「二人の距離が少しある」。最後のRoLiは回転が速く、レベル4で全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の32.9、演技構成点9番目の26.74、合計59.64でRD7位。
15番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(米。20、21)。女性はチェンと組み2022年4位。今季JGPファイナル2位。曲は「Car Wash」他。振付・コーチともC.ホワイト他。今までの組より大人っぽく、演技が安定している。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の1PDはレベル3でkpYNYY。続く2PDもレベル3でkpYYNY。SqTwは男女ともレベル4。MiStは男女ともレベル2で2〜3。「リズミカルで音楽の緩急の使い方がうまい。お手本です」と滝野さん。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点2番目の36.4、演技構成点3番目の29.31、合計65.71でRD2位。
16番滑走で岸本/田村組(17、20)。二回目で昨年12位。今季JGP4日本4位、JGP6ポーランド3位、全日本ジュニア初優勝。曲は「スパイドマン」「The Power Game」。振付・コーチともアグノエル他。女性の衣装はピンク、男性は水色の上下に赤いシャツ。冒頭のMiStは男女ともレベル2。SqTwは女性の第3がチェックスリー気味でレベル3、男性はレベル4。2PDはレベルBでkpNNNT。1PDはレベル2でkpNNYY。最後のStaLiは得意な低い位置で回り、レベル4に全ジャッジが加点。解説の滝野さんは「音楽が60年代なのにダンスが80年代的。この時代はもっとソーシャルダンス寄り。曲を変えるようアドバイスしたが変えませんでしたね。技術的に高くても減点せざるを得ない」と残念そう。技術点14番目の28.76、演技構成点16番目の23.28、合計52.04でRD15位。
17番滑走でゴーティエ/スエーレン組(加。21、21)。2年ぶり三回目。2023年は7位。昨季は女性の年齢制限のためシニア参戦、CSオータムクラシック6位、国内シニア10位。今季JGP5位と2位、国内ジュニア2位。曲は「Honky Tonk WOmen」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の1PDはレベルBでkpNNNN。SqTwは男女ともレベル3で加点1〜3。MiStは男女ともレベル1。2PDは滝野さんが「エッジが少し浅い」と言うが、レベル3でkpYNYY。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ2。「60年代の音楽をよく表わし、衣装もそれらしい」と滝野さん。技術点8番目の30.95、演技構成点7番目の27.42、合計58.37でRD8位。
18番滑走でニューエン/ギャン組(加。19、21)。昨年6位。今季JGP3 4位、JGP7 3位。国内ジュニア優勝。曲は「Blame it on the Boogie」他。振付・コーチともメーガン・ウイング。ダンスとしては前のカナダの組よりずっと「踊って」いた。冒頭の1PDはレベル2でkpYNYT、全ジャッジが加点。SlLiは右肩に跨る形もあり、レベル4で全ジャッジが加点1〜3。2PDはレベル1でkpNNTY。滝野さんが「パターンダンスはKP以外でもリズムを7つ以上はずしたらレベル1」と厳しいらしい。SqTwは男女ともレベル4だが、つなぎで女性がよろけたのでGOE-2〜0。最後のMiStは男女ともレベル2で加点でほぼ全ジャッジが加点1〜3。「MiStはリズミカルでよく合っていた」と滝野さん。技術点9番目の30.82、演技構成点10番目の26.64、合計57.46でRD9位。
19番滑走でミューレン/ミューレン組(米。19、21)。初出場。今季JGP1 2位、JGP6 3位、全米ジュニア3位。曲は「Stayin' Alive」他。振付はズーライン他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のMiStは二人の距離が近く、男女ともレベル2。しかしSqTwは二人の距離が離れていて、女性レベル4、男性レベル3。1PDはレベル3でkpYNYY。「左右の足の使い方が上手い」と滝野さん。2PDはレベル1でkpYNNN。どうしても減速してパターンが小さくなるようだ。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。「曲はディスコダンスの王道でアメリカの選手はこういう曲の表現がうまい」。技術点4番目の34.23、演技構成点6番目の27.6、合計61.83でRD6位。
20番滑走でペリエ=ジャネシーニ/ブラン=クラペルマン組(仏。18、17)。初出場。昨季国内ジュニア優勝、冬季ユース五輪金メダル。今季JGPトルコ4位、JGP中国2位。曲は「Da Ya Think I'm Sexy?」。振付・コーチともショーンフェルダー他。コーチは他にザズーイ、デラアソンション、平井エミ。女性の上衣は金、パンツは黒。冒頭の1PDはレベル2でkpYNNY、全ジャッジが加点2〜3。滝野さんが「ニーアクションが非常に上手。音楽の使い方もよい」。SqTwは女性が途中バランスを崩してレベル3、男性レベル4。2PDも女性が乱れてレベル2でkpNNYY。MiStは女性レベル2、男性レベル3で全ジャッジが加点。「距離があいているがダンスは上手」。最後のRoLiはレベル4。「下ろすとき勢いにまかせない」。技術点11番目の29.87、演技構成点も11番目の26.51、合計56.38でRD11位。ベズノシコワ/レレウ組(ベル。15、18)と同点だが、技術点の差でフリーは第2グループに。
最終グループ21番滑走でゼンダー/ジーバー組(スイス。19、20)。三回目の出場。昨年14位。今季JGP5位二回、欧州選手権23位。シニアとかけもち。曲は「Barbken Dollhouse」他。振付・コーチともアリサ・ベッセジャー。女性の衣装は白地に黒の細い横縞。男性は赤いパンツ。女性がバービー人形で男性はボーイフレンドのケンらしい。「スケートが滑らか」と滝野さん。冒頭の1PDはレベル2でkpNNYY。続く2PDはレベルBでkpNNTN。SlLiはレベル4。SqTwは女性が第2でバランスをくずしてレベル2、男性レベル4。DiStは女性レベル1、男性レベル2だが全ジャッジが加点。「ムードたっぷり」「もう少しユニゾンがほしい」とのこと。技術点13番目の28.94、演技構成点8番目の26.78、合計55.72でRD12位。
22番滑走でピドゲイナ/コワル組(ウク。16、20)。二回目の出場。昨年15位。今季JGPファイナル4位。曲は「Get Up」他。振付はナザロワ他。女性の衣装は青、男性は黒で袖無し。すごく大人っぽい雰囲気。SqTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の1PDはレベル2でkpYNNY。SqTwは速かったが、女性が第2で乱れてレベル3、男性レベル4。2PDもレベル2でkpNNYY。RoLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。最後のMiStは「個性的」と評価。男女ともレベル2で加点ほぼ2〜3。男性が185cmで身長差が20cmあるが「感じさせない」と滝野さん。技術点6番目の33.71、演技構成点4番目の28.83、合計62.54でRD5位。
23番滑走でタリ/ラフォルナラ組(伊。19、20)。男性はアメリカ生まれ。2023年組換え。二回目の出場。昨年7位。今季は負け無しでJGPファイナル優勝。曲は「How Deep Is Your Love」他。振付はスカリ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の1PDはレベル4で加点2〜3。滝野さんは「この大会で一番大きなパターン」と賞賛。「氷にソフトなタッチ」のよく滑るスケートでリンクを大きく使う。続く2PDはレベル3でkpYNYY、加点2〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜4。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。とにかく深いエッジで、つなぎも見せる。最後のRoLiは「音楽と調和」しており、レベル4で加点2〜3。「すばらしい。あえて言えばホールド変更が少ない」。技術点最高の39.85、演技構成点も最高の3.07、合計70.92は自己ベスト更新でRD1位。
24番滑走でフラジ/フルノー組(仏。19、21)。四回目の出場。昨年4位。今季JGPファイナル5位。曲は「In the Navy」他。振付・コーチともカリーヌ・アリベル他。衣装は二人とも紺色。女性の前身頃は白いハート型。MiSt以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは「二人のシルエットがピッタリ」で男女ともレベル4に加点2〜4。2PDはレベル2でkpTNYY。続く1PDはレベル3でkpYNYY。「珍しく1PDの方がパターン小さい」。RoLiはレベル4で加点1〜3。「音楽に合わせて下ろしたが、もう少していねいに」。最後のMiStでは女性がツイズルで乱れてレベル1、男性レベル2。技術点5番目の34.18、演技構成点も5番目の28.69、合計62.87でRD4位。
最終滑走でグリム/サビツキー組(独。18、21)。四回目の出場。昨年銅メダル。今季JGPファイナル3位。曲は「Miss Broadway」他。振付はチャイカ他。女性の衣装は明るい朱色、男性は黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3だが「第1で離れていた」。1PDはレベル3でkpYNYY、加点1〜3。「きっちりしたパターン」という。続く2PDはレベル1でkpYNNN(速報値ではBだった)。MiStは男女ともレベル2で加点2〜3。「リンクの端まできっちり使った」。最後のRoLiはレベル4に加点2〜4。「つなぎに工夫のある振付」と評価。技術点3番目の35.68、演技構成点2番目の29.74、合計65.42でRD3位。
フリー。Jスポーツで6番滑走以降のダイジェストを見た。
6番滑走で岸本/田村組(17、20)。曲は「Mustang Nismo」他。振付はシュイナール他。衣装は二人とも黒が基調。冒頭のCiStは女性レベル2、男性レベル1。解説の滝野さんは「流れがよかった」。SyTwは近くて速かったが女性の第2がやや揺れレベル3、男性レベル4。CuLiはレベル4で全ジャッジが加点。DSpはレベル3。速報値ではレベル4だったが、「まずきちんとレベル4を取ること」と滝野さん。OFTは距離は近かったが男女ともレベル1。RoLiはレベル4。ChStはGOE+1.07、最後のChLiはGOE+1.3。技術点17番目の42.99、演技構成点16番目の37.92、合計80.91でフリー16位、総合132.95で16位。
9番滑走でゼンダー/ジーバー組(スイス。19、20)。曲は映画「シザーハンド」より「Edward Scissorhands」他。振付はベッセジャー。男性の手袋にハサミの絵、髪型はギザギザ。衣装デザインは本人。冒頭のSlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点1〜3。リフトの移行が少し雑か。「今季から開脚リフトが認められたが美しくないという人もいる」と滝野さん。DiStは男女ともレベル1だが「ニーアクションで曲想表現」。ChAJの第1は男性がジャンプした。GOE+1.07。SyTwは女性レベル2、男性レベル3でGOE-1〜0。OFTは男女ともレベル1。DSpはレベル3。最後のChStは手前から行いGOE+1.3。滝野さんによれば「ジャッジの中には手前からだとよく見えないと嫌がる人もいる」とのこと。技術点18番目の42.55、演技構成点12番目の40.72、合計83.27でフリー13位、総合138.99で12位。
10番滑走でペリエ=ジャネシーニ/ブラン=クラペルマン組(仏。18、17)。曲は「La Boheme」他。振付・コーチともデラアソンション他。女性の上衣は薄緑。女性のスカートと男性のパンツは同じ濃いグレー。男性の体幹が安定していて滑りがきれい。ChTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル3。「ニーアクションが上手くリンクも大きくカバー」と滝野さんCiStは男女ともレベル2で加点1〜3。ChStは手前から行い、GOE+2.02。SyTwは女性レベル3、男性レベル4。「演技の中に融けこんでいた」。DSpはレベル4で加点ほぼ2〜3。「回転が速く音楽にぴったり」。なんとChTwで女性が転倒。最後のSlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。技術点8番目の48.4、演技構成点9番目の42.2、転倒の減点1、合計89.6でフリー9位、総合145.98で10位。滝野さんが「レフェリーが一番印象に残ったと述べた」と言う。なかなか今後が楽しみな組。
12番滑走でニューエン/ギャン組(加。19、21)。曲は「Sign of the Times」。振付・コーチともアーロン・ロウ。女性の衣装はピンク、男性は黒。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル2だがとても速く加点2〜3。OFTは男女ともレベル1だが加点1〜3。「音楽のニュアンスに合っている」。CiStは女性レベル2、男性レベル1。「力強く音楽に合っている」SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。SlLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。ChStはGOE+1.66。RoLiはレベル4で加点2〜4。最後のChLiはGOE+1.54。「力強いRoLiとゆるやかなChLiが対比的でよい」。技術点10番目の47.47、演技構成点も10番目の41.34、合計88.81でフリー10位、総合146.27で9位。
13番滑走でゴーティエ/スエーレン組(加。21、21)。曲は「Pact Sworn In Blood」他。振付はアグノエル他。女性の衣装は深緑。全要素にほぼ全ジャッジが加点。二人で弓矢を射るような仕草から始まる。冒頭のDSpはレベル4。OFTは女性レベル2、男性レベル1。StaLiはレベル4で加点1〜3。SyTwは距離が一定で男女ともレベル4で加点2〜3。DiStは男女ともレベル1。RoLiはレベル4で加点2〜3。ChStはGOE+2.49。最後のChSlはGOE+2.37。終わりのポーズも弓を射るような形で、ロビン・フッドの世界を表現したらしい。「途中に現代的な音楽があったので雰囲気を統一してほしい」と滝野さん。技術点5番目の50.01、演技構成点8番目の42.36、合計92.37でフリー7位、総合150.74で8位。
14番滑走でアボイアン/ヴェセルキン組(米。14、17)。曲はモーツァルト「Concerto in A major for clarinet and orchestra」他。振付・コーチともデニス・ペチュコフ他。女性の衣装は淡いピンク。男性の上衣は淡いグレー、ズボンは黒。すばらしかった。全要素に全ジャッジが加点。女性が片足を高く上げるポーズから始まる。冒頭のChSpはGOE+1.3。CuLi+RoLiは映像が乱れたが、連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。SyTwはシームレスな入りで男女ともレベル4で加点1〜3。「これだけの演技をSyTwでできるのは大したもの」と解説の滝野さん。ここで女性の表情がぱっと変わる。DSpもレベル4で加点1〜4。ChAJは正にクラシックバレエのように優雅でGOE+1.9。OFTはややグライドが物足りないが女性レベル1、男性レベル2で加点ほぼ2。最後のMiStは女性レベル2、男性レベル1。「音楽によく合っているが、男性のニーアクションが少しバタバタしている」。女性の指先、足先まで使うポーズの全てが美しい。技術点6番目の49.99、演技構成点7番目の43.58、合計93.57でフリー6位、総合153.21で7位。来季が楽しみ。
15番滑走でミューレン/ミューレン組(米。19、21)。曲は「La terre vue du ciel」。振付・コーチともゴンチャロフ他。女性の衣装は青紫、男性の上衣は青、下は黒。冒頭のOFTは女性レベル1、男性レベル2だが、よくグライドして大きなパターンで滑り全ジャッジが加点2〜3。ChAJは曲想に合っておりGOE+1.9。CiStは男女ともレベル2で全ジャッジが加点2。しゃがんだ姿勢から入るSyTwは二人とも第2がスピン風になり男女ともレベル3でGOE-1〜1。リフト二つはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。DSpのポジションはきれいだが後半回転速度が落ち、レベル2でほぼ全ジャッジが加点2〜3。ChStはGOE+2.13。技術点9番目の48.07、演技構成点6番目の43.86、合計91.93でフリー8位、総合153.76で6位。
16番滑走でピドゲイナ/コワル組(ウク。16、20)。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付・コーチともクリロワ。女性の衣装は白、男性は黒。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のOFTは男女ともレベル2で加点2〜3。リフト二つと最後のDSpはレベル4。うちRoLiは加点2〜4、SlLiは加点2〜3。ChSpは「流れに融けこんでいてしても個性的」と滝野さん。DiStは女性レベル2、男性レベル1で加点2。SyTwは女性レベル4、男性レベル3。第2で男性が少し遅れ、第3は間が離れた。ChStはGOE+2.25。技術点4番目の50.95、演技構成点も4番目の45.44、合計96.39でフリー4位、総合158.93で4位。
17番滑走でフラジ/フルノー組(仏。19、21)。曲は「Exogenesis: Symphony」第1部、第3部。振付はシャンテローズ他。衣装は二人とも紫が基調。SyTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiは回転がすごく速く、レベル4で加点ほぼ3〜4。CiStは男女ともレベル2で加点2〜3。SyTwは男性が第1でスリーターンとなり、女性レベル4、男性レベル3でGOE-1〜1。OFTは「力強いエッジ」で男女ともレベル2で加点1〜3。ChSpはGOE+1.78。CuLiと最後のDSpはともにレベル4で加点2〜3。うちDSpは「デザインされたボーズはどれもよく技術も高い」。ChStは「派手さはないが印象的」。GOE+1.9。技術点7番目の49.84、演技構成点5番目の45.0、合計94.84でフリー5位、総合157.71で5位。
18番滑走でグリム/サビツキー組(独。18、21)。曲は「Adagio」。振付はカラミセワ他。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のDSpはChAJのような入りでレベル4に加点2〜4。OFTは距離が近く、男女ともレベル2で加点2〜3。「このくらいの距離でやってほしい」と滝野さん。SeStも男女ともレベル2で加点2〜3。StaLi+RoLiの連続リフトは、音楽の盛り上がりに合わせて迫力があり、いずれもレベル4で加点2〜4。SyTwも男女ともレベル4で加点2〜3。手前から始まるChStはGOE+2.25。「とても独創性があり表現したいものが伝わる」と評価。最後のChLiはGOE+2.37の高得点。技術点3番目の53.06、演技構成点も3番目の45.78、合計98.84でフリーも3位、総合164.26、2年連続ので銅メダル。
19番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(米。20、21)。曲は「One Day I'll Fly Away」他。振付・コーチともT.ホワイト他。女性の上衣は黒、スカートは真っ赤。ここも全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のOFTは長辺を一杯に使う形で、解説の滝野さん「イチオシ」。男女ともレベル2で加点2〜4。SyTwはよく同調していて男女ともレベル4で加点2〜3。リフト二つとDSpはレベル4。うちRoLiは加点ほぼ3〜4、SlLiは加点2〜4。「リフトが曲想を表現するのに効果的な位置に配置されている」。DiStは力強く、男女ともレベル2で加点2〜3。ChLiはGOE+2.61、最後のChStはGOE+2.73の高得点。「表現の変化が上手」。技術点2番目の54.74、演技構成点も2番目の47.06、合計101.8は今季最高でフリーも2位、総合167.51で銀メダル。
最終滑走でタリ/ラフォルナラ組(伊。19、20)。曲は「Love Story」。振付はステファノ・アッティ他。衣装は二人とも赤紫。別格だった。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のDSpは「美しいポジションでスピードも落ちず」レベル4に加点2〜4。「軸の取り直しが惜しい」とのこと。OFTはピッタリ合っていて男女ともレベル2に加点3〜4。「ニーアクションがすばらしい」。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。ChAJは「音楽の流と一体化」していてGOE+2.73の高得点。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ3〜4。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。「エッジがものすごくグライド」と評価。最後のChStはGOE+2.96の最高得点。「全身くまなく使って表現」。技術点最高の57.3、演技構成点も最高の49.28、合計106.58己ベスト更新でフリーも1位、総合177.5も己ベスト更新で金メダル。
※来季は、ジュニアに戻ってきた組はシニアへ戻り、今回のメダリストも全部上がるとのこと。また、滝野さんによれば、来季のテーマは「90年代の音楽とダンス」、ジュニアのパターンダンスはルンバとクイックステップという。
フィギュアスケート (2025.3/10,6/15,18,20,24,25,27)
世界ジュニア選手権 (2025.2/25〜3/2 デブレツェン・ハンガリー) 選手権
<男子シングル>41人エントリー。日本からは中田璃士、高橋星名、中村俊介。アメリカからサンチェスとブラックウェル。韓国からソ・ミンギュ、イ・ジェクン、チェ・ハビン。スロバキアからハガラとファイナルに出たL.ヴァツラヴィク。ニュージーランドのヤンハオ・リー。エストニアからレヴァンディなど。カナダからパラディスなど。スウェーデンのヨハンソン。今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。男子は80.0点。フジ地上波はSP放送なし。後日、Jスポーツでダイジェストを見た。解説は中野友加里、実況は赤平アナ。
第3グループ12番滑走でボンダー(加。18)。初出場。今季JGP12位と7位、国内ジュニア優勝。曲は「アンジェリカ」。振付はラザグリアエフ。コーチはリー・バーケル、バトル他。3Aは決める。続く3Fは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+2Tは第1にqマーク。終後のStSqはレベル2。技術点22番目の31.31、演技構成点23番目の30.42、合計61.73でSP22位。
16番滑走でブラックウェル(米。17)。初出場。今季クランベリー杯ジュニア10位、JGP2位と6位、全米ジュニア3位。曲は「Love is a Bitch」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3Aは全ジャッジが加点1〜3。しかし3Lzからの連続ジャンプが第1でステップアウトし第2付かず、要素を失う。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3Fもステップアウト。StSqはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。技術点24番目の30.22、演技構成点19番目の31.78、合計62.0でSP21位。
第4グループ19番滑走でチェ・ハビン(韓。15)。155cm。初出場。昨季国内シニア7位。今季JGP6位と5位、国内シニア5位。曲は「Tron: Legacy」。振付はシン・イェジ。冒頭の3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも決め、ほぼ全ジャッジが加点。StSqと最後のCSSpはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点6番目の43.35、演技構成点33.87、合計77.22でSP6位。
21番滑走でヨハンソン(スウェ。19)。188cm。昨年14位。今季JGP11位と13位、国内シニア優勝。曲は「Apologize」。振付・コーチともヴィクトリア・ヘルゲソン。冒頭の3Fは全ジャッジが加点。続く2Aも決める。来年はシニアなのに2Aで大丈夫か。CCoSpとStSqはレベル3。うち最後のStSqは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tはややこらえた。全体的には、長い手足を生かした演技で「もうシニアの風格」(赤平アナ)があった。技術点16番目の35.08、演技構成点21番目の30.77、合計65.85でSP18位。
第5グループ25番滑走で高橋星名(15)。初出場。昨季全日本ジュニア8位。今季全日本ジュニア2位、JGPファイナル4位、全日本シニア14位。曲は「The Greatest Showman」より「This is Me」。振付は宮本賢二他。冒頭の3Aはオーバーターンでこらえた。続く3Lz+3Tは決める。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点ほぼ2。技術点8番目の41.39、演技構成点10番目の35.46、合計76.85はでSP7位。
27番滑走でガルトゥング(独。17)。初出場。180cm。ロシア生まれ。今季JGP6位と3位、国内ジュニア優勝。曲は「Amber」。振付はポリゾアキス。冒頭の3Aは全ジャッジが加点1〜3。続く3Fも全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。1.1倍になる3Lz+3Tも決め、ほぼ全ジャッジが加点。技術点7番目の42.39、演技構成点17番目の31.98、合計74.37自己ベスト更新でSP8位。
28番滑走でパラディス(加。17)。昨年15位。今季JGP8位と5位、国内シニア2位。曲は「The Citrine Cross」他。振付はデイヴィッド・ウィルソン、本人他。衿の部分を伸ばして顔の下半分を覆って出てきた時から演技している。セリフや高笑いの入った曲で、それを表情や全身で表現。解説の中野は「顔で表現しながら滑るのは難しい」。冒頭の3Lz+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点3〜4。しかし、1.1倍になるところで3Fがパンク、1Fとなり要素を失う。残念。CCoSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqはは加点3〜4、CCoSpは加点1〜4。要素でないつなぎにも、たっぷり演技が入っていた。技術点23番目の31.03、演技構成点4番目の37.34、合計68.37でSP14位。
第6グループ30番滑走でレヴァンディ(エスト。18)。昨年7位。今季JGP3位と6位、冬季ユニバ10位。曲は「Lucia di lammermoor」他。振付はブノワ・リショー。衣装は背中の中央縦に模様。この選手もジャンプではない部分で表現するタイプ。冒頭の3Aはqマークで転倒。続く3Fは成功、全ジャッジが加点。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がqマーク。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つは加点ほぼ2〜3、最後のStSqは難しくて独特な動きが多く、加点3〜4。解説の中野も「つい見入ってしまった」。技術点13番目の36.45、演技構成点6番目の36.97、転倒の減点1、合計72.42でSP12位。
31番滑走でティアン(中。16)。初出場。昨季国内ジュニア優勝、ユース五輪8位。今季JGP3位と2位。曲は「Warriors」。振付はリウ。赤平アナによれば「拠点は長春で、コーチも同じ出身地」とのこと。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点2〜3。続く3Fも加点1〜3。スピン三つはレベル4でうち二つは加点1〜3。1.1倍になる2Aは加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3だが加点ほぼ2〜3。技術点11番目の37.62、演技構成点も11番目の34.84、合計72.46は自己ベスト更新でSP11位。
33番滑走でクパーマン(イスラ。17)。昨年19位。今季JGP4位二回、国内ジュニア2連覇、ババリアン・オープンジュニア優勝。曲は「The Puss Suite」。振付・コーチともチャイト=モラッチ。衣装は緑や黄色が使われた、闘牛士のような服。音楽はスパニッシュ。冒頭3Aは高さはあったが、転倒。続く3Fは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tも全ジャッジが加点。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。ずっとセカセカした感じで、もう少し緩急があった方がいいのでは。技術点12番目の17番目の36.9、演技構成点32.27、合計68.17でSP17位。
34番滑走でヴァツラヴィク(スロバ。18)。昨季国内シニア2位。今季JGPファイナル6位、国内シニア2位。曲はベートーベン「Symphony No.7」他。振付・コーチともロザノフ。冒頭の3Aは高く跳んだが転倒。続く3Fもこらえた。スピン二つはレベル3。うちFCSpは全ジャッジが加点ほぼ2。1.1倍になる3Lz+3Tは決め、全ジャッジが加点1〜3。CCSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜4。技術点17番目の34.71、演技構成点9番目の35.55、合計68.26でSP15位。
35番滑走でイ・ジェクン(韓。17)。174cm。昨年6位。今季JGP2位と6位、国内シニア6位。曲は「Movement」。振付はイム・ウンス。冒頭の3Aは全ジャッジが加点。続く3Fはeマーク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。StSqと最後のCSSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。技術点9番目の39.7、演技構成点12番目の34.54、合計74.24は自己ベスト更新でSP9位。
最終グループ36番滑走で中村俊介(19)。昨年4位。今季JGP3位と2位、全日本11位。曲は「Everybody」。振付はウィーバー他。完璧に近い。自信に満ちた滑りで、演技も大きく見得も決まっていた。冒頭の3Aはほぼ全ジャッジが加点。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の44.2、演技構成点5番目の37.09、合計81.29は自己ベストを大きく更新でSP4位。
37番滑走でサンチェス(米。17)。昨年10位。今季JGPファイナル優勝、全米シニア7位。曲は「Music」。振付はアダム・ブレイク。とてもリラックスして滑っているようだった。冒頭の3Aは全ジャッジが加点1〜3。3Fには!マーク。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは、体を大きく使い、よく音楽を表現していた。解説の中野も「よく動いて、エッジも使えている」。1.1倍になる3Lz+3Tも成功、全ジャッジが加点2〜3。最後のCSSpはレベル3。技術点5番目の43.8、演技構成点3番目の39.08、合計82.88は自己ベスト更新でSP3位。
38番滑走でヤンハオ・リー(NZ。16)。昨季ユース五輪銅メダル、世界ジュニア10位。今季JGPファイナル5位。曲は継続の「Supreme」。振付・コーチともベス・カオ。「北京生まれだが8歳のとき移住」と赤平アナ。スケーティングが滑らか。冒頭の3Aは下りたがqマークで転倒。続く3Fは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは決める。技術点10番目の38.23、演技構成点8番目の35.73、転倒の減点1、合計72.96でSP10位。
39番滑走でソ・ミンギュ(韓。16)。昨年金メダル。今季JGPファイナル2位。曲は「Moonlight Sonata」。振付はE.& P.チャン。ジャンプがうまい。滑りも速い。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは加点2〜3。続く3Lz+3Tも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちスピン二つは加点3〜4、StSqも加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fも加点3〜4。解説の中野は「ジャンプを下りた後のフローがすばらしい」。終わったとき、小さくガッツポーズ。技術点最高の46.9、演技構成点2番目の39.78、合計86.68は自己ベスト更新でSP1位。
40番滑走でハガラ(スロバ。18)。184cm。昨年銅メダル。今季JGP3位と2位、国内シニア4連覇、欧州選手権12位。曲は「Another Love」。振付はヨリク・ヘンドリクス。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Aはほぼ全ジャッジが加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpとStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点1〜3。「シニアで滑っている余裕を感じる」と中野。技術点4番目の44.09、演技構成点7番目の36.8、合計80.89でSP5位。
最終滑走で中田(16)。昨年銀メダル。今季全日本ジュニア優勝、JGPファイナル3位、全日本シニア2位。曲は「Aroul / Uccen」。振付はミーシャ・ジー。CSSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは加点3〜4。続く3Fは加点ほぼ3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ4、最後のCCoSpは加点3。1.1倍になる3T+3Tは加点ほぼ3。きれいに決めて拳を握る。ここを3Lz+3Tにしなかったのは作戦か(JGPファイナルも3T+3Tだった)。終わった後、ガッツポーズ。赤平アナも「言うことのない演技」と賞賛。解説の中野は「お父様の中田コーチとは一緒に全日本に出たことがある」と言う。技術点2番目の45.5、演技構成点最高の40.54、合計86.04は自己ベスト更新でSP2位。
フリー。24人が進む。フジ地上波では、日本人3人とソ・ミンギュのみ放送。解説は無良。後日、Jスポーツでダイジェストを見た。解説は引き続き、中野友加里。
3番滑走でボンダー(加。18)。後日見た。曲は「Pirates of the Caribbean: At World's End」。振付はラズグリアエフ。冒頭できれいな3A+2Tを決め、全ジャッジが加点1〜3。続いてソロの3Aも成功。3F+3Tは第2がアンダーローテーションでステップアウト。スピン二つはレベル4。3Loもほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になるところで3Lz+2A+2A+SEQを決め、全ジャッジが加点。ChSqはC+0.79。3Lzはアンダーローテーションで転倒。疲れてきたのかジャンプの高さが不足。3Sは決める。FSSpはレベル3。技術点14番目の69.15、演技構成点20番目の60.41、転倒の減点1、合計128.56でフリー15位と挽回、総合190.29で17位。
4番滑走でブラックウェル(米。17)。後日見た。曲は「Smoke and Mirrors」。振付はアダム・ブレイク。冒頭で4Tを下りる。続く3A+2A+SEQは楽そうに決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Aと3Loもほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3Fはこらえた。予定では3F+3Tだった。次を3Lz+3Tとしてリカバリーしたがこれも危なかった。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3T+1Eu+2Sは両手付き。スタミナ不足か。最後のChSqはバックフリップも入れ、GOE+1.0。技術点9番目の72.99、演技構成点14番目の65.07、合計138.06でフリー12位、総合200.06で13位。
7番滑走でヨハンソン(スウェ。19)。後日見た。曲は「Crossings」「Camping」他。振付はヴィクトリア・ヘルゲソン。冒頭で4T+3Tを跳んだが第1がqマーク。続く4Sはアンダーローテーションで転倒。3Loと3Fは決める。FCSpはレベル2。CSSpはレベル4で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がqマーク。3Lz+2A+2A+SEQは第1に!マークとqマーク。3Sは成功。ChSqは+0.57。最後のCCSpはレベル3。3Aはないが、4回転を2種類入れてきた。しかし、長い手足をもう少し生かした体の使い方ができると、見栄えすると思うのだが。技術点15番目の67.49、演技構成点16番目の63.27、転倒の減点1、合計129.76は自己ベスト更新でフリー14位、総合195.61で14位。
8番滑走でSP位クパーマン(イスラ。17)。後日見た。曲は「トスカ」より「E Lucevan le Stelle」。振付はチャイトモラッチ。冒頭の4Sは全ジャッジが加点。続く4T+2Tも決める。3A+3Tもきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。FSSpはレベル3。2本目のソロの4Tはqマークで転倒。1.1倍になる3Loはほぼ全ジャッジが加点。3Lz+2A+2A+SEQも決める。3Fは!マーク。あと二つのスピンはレベル2。うち最後のCCoSpにはVマークも。ChSqはGOE+0.36。技術点5番目の77.61、演技構成点15番目の64.71、転倒の減点1、合計141.32は自己ベスト更新でフリー10位、総合209.49で12位。
11番滑走でパラディス(加。17)。後日見た。曲は「Yours」他。振付はヴァネッサ・ソリオル、本人他。太い包帯を巻きつけたような衣装で、首筋から前身頃にかけて血しぶきのような赤いビーズ。冒頭の3Lz+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点。3Aはアンダーローテーションで転倒。3F+1Eu+3Sはステップアウトし片手つき。2Aはこらえた。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2A+SEQもステップアウト。3Fは!マークとアンダーローテーションで両足。ChSqはイーグル、スパイラル、バレエジャンプなど行い、GOE+1.43。最後のジャンプは2Loになった。FSSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。解説の中野が「表現力はシニアでも通用する。これにジャンプが決まってくれば」。本当に。技術点19番目の54.84、演技構成点11番目の68.37、合計122.21でフリー16位、総合190.58で16位。
13番滑走でレヴァンディ(エスト。18)。後日見た。曲は「Brotsjor」他。振付はブノワ・リショー。頭の後ろから回した右手で左目をおおう「印象的な」ポーズで始まる。冒頭の3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3F+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。3Loはステップアウト。2Aは決める。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3T、3F+1Eu+3Sを成功したのは大きかった。ただし、3Fに!マーク。ChSqはGOE+1.29。3Lzは決める。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点8番目の73.22、演技構成点5番目の73.26、合計146.48でフリー6位と挽回、総合218.9で8位。キスアンドクライでコーチたちとも笑顔。
14番滑走でティアン(中。16)。後日見た。曲はリスト「Hungarian Rhapsody」。振付はリウ。初めにパンクして実力発揮できず。赤平アナによれば「今季ここまでフリーはミスなし」だった。しかし、冒頭で3Aが1Aになる痛恨のミス。4回転がないので得点源だった。2A+1Eu+3Sと3F+2Tは成功。FCSpはレベル4で全ジャッジが加点。3Fはステップアウト。1.1倍になる3Loは決める。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点だがVマーク。3Lz+3Tは片手つき。ソロの3Lzもこらえた。ChSqはGOE+0.5。技術点17番目の56.09、演技構成点14番目の64.84、合計120.93でフリー17位、総合193.39で15位。
15番滑走でヤンハオ・リー(NZ。16)。後日見た。曲は「Earned It」。振付はベス・カオ。スケーティングはうまくて速い。冒頭の3A+2Tはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。しかしソロの3Aはパンクして1Aに。3Loと3Sは決める。スピン三つは速くてレベル4。うち二つは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3、3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3、3Fは全ジャッジが加点1〜3と挽回。ChSqはGOE+1.0。技術点10番目の71.52、演技構成点7番目の71.37、合計142.89でフリー9位、総合215.85で10位。
16番滑走でイ・ジェクン(韓。17)。後日見た。曲は「Archangel」より「Two Steps from Hell」他。振付はミーシャ・ジー。冒頭の4Tはqマークで片ヒザ付き片手つき。「フリーで初めて4回転を入れてきた」と赤平アナ。続く3A+3Tは成功。3Sは全ジャッジが加点。3Lzはややこらえた。連続の予定だった。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちFCSpは加点1〜3。1.1倍になるソロの3Aは何とか下りた。しかし二つ目の3Lzでステップアウトしで第2付かず、繰り返しの違反に。3Lo+2A+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.0。技術点13番目の69.38、演技構成点10番目の68.4、合計137.78でフリー13位、総合212.02で11位。
17番滑走でガルトゥング(独。17)。後日見た。曲は「It's a Man's Man's Man's World」他。振付はムサショフ。ほぼジャンプしかない印象。4回転を3本跳んできた。びっくり。冒頭の4Fを決める。続けて4Lz+3Tも成功。次は2Loにパンク。スピン二つはレベル4。うち最後のCSSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.36。1.1倍になる3Aはほぼ全ジャッジが加点。ソロの4Lzはqマークで転倒。3F+2A+2A+SEQと3F+2Tは決める。FCSpはレベル3。技術点3番目の79.9、演技構成点12番目の65.67、転倒の減点1、合計144.57は自己ベスト更新でフリー7位、総合218.94も自己ベスト更新で7位。
18番滑走でSP7位高橋星名(15)。曲はヴィヴァルディ「四季」。振付は村元哉名他。冒頭は1Lzに。連続3回転の予定だった。3A+2Tは全ジャッジが加点1〜3。3Fも決める。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になるソロの3Aは成功。3Lo+3Tで連続ジャンプをリカバリー、ほぼ全ジャッジが加点。3F+2A+2A+SEQは決める。3Sはほぼ全ジャッジが加点。後半盛り返した。技術点12番目の70.13、演技構成点9番目の69.47、合計139.6でフリー11位、総合216.45で9位。
19番滑走でチェ・ハビン(韓。15)。後日見た。曲は「Tae guk gi」。振付はシン・イェジ。冒頭の4Sは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く4Tはアンダーローテーションで転倒。赤平アナによれば「この選手もここまで4回転を跳んでこなかった」。3Lz+3Tは成功。3A+2A+SEQも決める。スピン三つはレベル4。うち二つは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.86。1.1倍になる3A成功。3F+1Eu+3Sは第1に!マーク。3Lzは全ジャッジが加点1〜3。技術点2番目の81.47、演技構成点8番目の69.59、転倒の減点1、合計150.06でフリー4位、総合227.28で5位。
20番滑走でハガラ(スロバ。18)。後日見た。曲は「James Bond 007 Theme」。振付はフラヴァセク他。別格の大人の余裕。4回転なし。冒頭で3A+2Tをきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Aも決める。3F+3Tとソロの3Loは全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功、全ジャッジが加点2〜3。振りは全ジャッジが加点2〜3、3Sも全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.21。技術点4番目の78.61、演技構成点も4番目の74.43、合計153.04でフリー3位、総合233.93で2年連続の銅メダル。
21番滑走でSP4位中村俊介(19)。曲は「イオチサロ」。振付は村元哉名他。冒頭の4Tは転倒。続く3A+2Tは全ジャッジが加点。3Lz+3Tは第1に!マーク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Fはステップアウト。1.1倍になるソロの3Aはほぼ全ジャッジが加点。3Lz+2A+2T+SEQもなんとか決める。3Loはややこらえた。ChSqは生き生きと演技し、GOE+1.29。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後のポーズも決まった。技術点7番目の73.23、演技構成点6番目の72.17、転倒の減点1、合計144.4は自己ベスト更新でフリー8位、総合225.69も自己ベスト更新で6位。
22番滑走でサンチェス(米。17)。後日見た。曲は「イオチサロ」。振付はアダム・ブレイク。中村選手と同じ曲。4回転なし。ジャンプが安定している。後半の連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3A+3Tは加点2〜4。続くソロの3Aも加点2〜3。3Loはほぼ加点2〜3。3F+2Tは加点1〜3。スピン二つはレベル4。うちCCoSpは加点3〜4。1.1倍になる1Lz+2A+SEQでステップアウト。予定では3Lzからの3連続だった。10点以上失ったのでは。3Sはほぼ加点1〜3。ソロの3Lzは加点2〜3。ChSqは伸び伸びと演じ、GOE+1.86。最後のFCCoSpはレベル3で加点1〜3。技術点11番目の71.17、演技構成点3番目の76.36、合計17.53でフリー5位、総合230.41で4位。
23番滑走でSP2位中田(16)。曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」。振付はシン・イェジ。冒頭の4Tでステップアウトして片手つき。しかし続く4T+3Tはきれいに決め、全ジャッジが加点3〜4。次の3A+1Eu+3Sも決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜3。ソロの3Aは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lzと3F+2A+SEQはソロの3Loも全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.36。最後のCCoSpはレベル3で、全ジャッジが加点2〜3。終わった後、うつぶせになった。技術点最高の85.39、演技構成点2番目の77.56、合計162.95は自己ベスト更新でフリー1位、総合248.99も自己ベスト更新で念願の金メダル。
最終滑走でSP1位ソ・ミンギュ(韓。16)。曲は「雨に唄えば」。振付はシン・イェジ。4回転なし。よく滑りこんであり、隅々まで演技できていた。冒頭の3A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。しかしソロの3Aで痛恨の転倒。これ以後の全要素に全ジャッジが加点。3Loは加点2〜4。3F+2Tは加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは加点ほぼ3〜4。あと二つのスピンも加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.43。1.1倍になる3Lzと3F+2A+2A+SEQ、ソロの3Sはいずれも加点2〜3。技術点5番目の77.15、演技構成点最高の78.62、転倒の減点1、合計154.77でフリー2位、総合241.45で銀メダル。
<女子シングル>48人エントリー。日本からは島田麻央、和田、中井。アメリカからリングレーシーとフォンフェルテン。韓国からキム・ユジェとシン・ジア。イタリアからペゼッタなど。スイスからブランデンブルグなど。ジョージアからグルゲニゼ。エストニアからゴイディナなど。フィンランドからカルフネンなど。フランスからグラッキ。中国からイーハン・ワン。カナダからルゥルゥ・リンなど。今季からミニマムスコアがSP+フリーの合計点に変更。女子は72.0点。フジ地上波はSP放送なし。後日、Jスポーツでダイジェストを見た。解説は岡部さん、実況は小林アナ。
8番滑走でカルギナ(アゼ。14)。初出場。158cm。今季ロシアから移籍。エフェソス杯3位。曲は「Young and beautiful」他。振付はステパノワ。コーチはブツァエワ(旧姓ヴォルチコワ)。3Aと4Sを跳ぶらしい。冒頭の3Lz+3Tはきれいに成功、。続く2Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fもしっかり決め、全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル4。技術点11番目の34.47、演技構成点24番目の22.57、合計57.04でSP16位。
17番滑走でフォンフェルテン(米。15)。スイス生まれ。初出場。今季JGP優勝と13位、全米ジュニア優勝。曲は「Sweet Dreams」。振付はアダム・ソルヤ。冒頭で3A+3Tを跳んだが、第2がqマークでステップアウト。残念。2Aは余裕があり、全ジャッジが加点。FCSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fは!マークとqマーク。StSqとあと二つのスピンはレベル3。うちCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点24番目の30.66、演技構成点21番目の23.27、合計53.93でSP23位。フリーでは3Aと4Sを跳ぶらしい。
23番滑走でペゼッタ(伊。17)。159cmとあるがもっと大きく見える。一昨年27位。今季JGP4位と5位、国内シニア優勝、欧州選手権5位。曲は「火の鳥」。振付はアダム・ソルヤ。衣装は赤。ジャンプが大きい。冒頭の3Lz+3Tは幅があった。続く2Aは全ジャッジが加点2〜4。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fは大きすぎてフリーレッグが壁に当たって滑れが止まる。StSqは大きく動いていたが、レベル2で全ジャッジが加点2〜4。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpはほぼ加点1〜3。技術点12番目の33.56、演技構成点も12番目の26.45、合計60.01でSP12位。
26番滑走でハナ・バース(豪。15)。157cm。昨年26位。今季JGP7位と9位、国内ジュニア3連覇、国内シニア2連覇。曲は「Nocturnal Serenade」。振付は不明。3Aを跳べるらしい。12月大阪に移住。コーチは平池大人。冒頭の3Lz+3Tは成功。スピン三つとStSqはレベル3。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。2Aは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fはこらえた。技術点17番目の33.0、演技構成点18番目の23.95、合計56.95は自己ベスト更新でSP17位。
第6グループ31番滑走でリングレーシー(米。17)。昨年四大陸8位。今季スケートアメリカ6位、スケートカナダ7位、全米シニア8位。曲は「Broken Vow」。振付はミーキンス他。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。続く2Aもほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点1〜3。StSqとLSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜4、StSqは加点2〜4。 技術点3番目の37.36、演技構成点5番目の28.75、合計66.11でSP4位。
33番滑走で和田(15)。初出場。今季JGPファイナル2位、全日本ジュニア2位、全日本シニア10位。曲は「How Does A Moment Last Forever」。振付は佐藤紀子。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第2がqマーク。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点ほぼ3〜4、最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fは!マークとアンダーローテーション。技術点10番目の34.57、演技構成点4番目の29.78、合計64.35でSP5位。
35番滑走でシフリン(イスラ。16)。ロシア生まれ。163cm。昨年22位。今季JGP9位と13位、国内ジュニア2連覇。曲はショパン「プレリュード」。振付・コーチともプロタセニア他。冒頭の3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3でVマーク。1.1倍になる3Fは!マークにアンダーローテーション。あと二つのスピンとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。技術点16番目の33.15、演技構成点13番目の26.36、合計59.51は自己ベスト更新でSP13位。
第7グループ38番滑走でツィンプカキス(スイス。15)。昨季ババリアンオープンジュニア優勝。今季JGP6位と5位。曲は「Drunk in Love」他。振付はフェドールチェンコ。大人っぽい雰囲気の選手だった。冒頭の3Fは全ジャッジが加点。続く2Aも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは決める。StSqと最後のLSpはレベル3。 技術点7番目の35.86、演技構成点17番目の25.51、合計61.37は自己ベスト更新でSP10位。
39番滑走でイーハン・ワン(中。14)。153cm。昨季JGP12位と4位、国内ジュニア3位、シニア優勝。今季JGPファイナル4位、国内ジュニア2位、シニア3位。曲は「Paint It Black」。振付はミーシャ・ジー他。ジャンプがうまい。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Lz+3Tは加点1〜3。続く2Aも成功。スピン二つはレベル4。うちFCSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fも決め、加点2。StSqとLSpはレベル3。うち最後のLSpは加点3〜4。技術点4番目の36.89、演技構成点11番目の26.55、合計63.44でSP8位。
40番滑走でキム・ユジェ(韓。15)。一昨年4位、昨年16位。今季JGP3位と7位、国内シニア3位。曲は継続の「Flamenco」。振付はシン・イェジ。冒頭の2Aでステップアウト。「3Aを跳ぶ選手なのですが」と小林アナ。3Lz+3Tは決める。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fの予定が2Fのダウングレードで!マークも。要素を失う。LSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点31番目の27.84、演技構成点12番目の26.46、合計54.3でSP21位。
41番滑走でブランデンブルグ(スイス。15)。165cmに伸びた。昨年6位。今季JGP7位と8位。曲は「Perfume - The Story of a Murderer」に変更。振付はトゥトベリーゼか。冒頭の3Fは成功。続く2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。LSpはレベル3。確かこの後つなぎで転倒。技術点15番目の33.3、演技構成点10番目の26.64、転倒の減点1、時間超過の減点1、合計57.94でSP15位。
42番滑走でゴイディナ(エスト。14)。昨年11位。今季JGP5位と6位。曲は「Kill the Target」と映画「The Fifth Elements」より2曲。振付・コーチともセルゲイ・ロザノフ。冒頭の3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点2〜3。続く2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点2〜3。CCoSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の36.7、演技構成点8番目の27.45、合計64.15は自己ベスト更新でSP6位。
最終グループ43番滑走でグルゲニゼ(ジョー。15)。ロシア生まれ。昨年12位。今季JGP5位と6位。曲は「Tango Time」。振付はビクメトワ・イロナ。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点1〜3。続く2Aも加点2〜3。フリーでは3Aを跳ぶらしく余裕があった。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも加点1〜3。StSqはレベル3で加点1〜4。全体に大人っぽくタンゴを表現したが、ノーミスで終えた後、笑顔。技術点2番目の38.57、演技構成点5番目の28.9、合計67.47は自己ベスト更新でSP2位。ここまでリングレーシー(米)が1位だった。
44番滑走でグラッキ(仏。14)。ロシア生まれ。昨年9位。今季JGPファイナル6位。曲はミュージカル「ドラキュラ」より「Please Don't Make Me Love You」。振付はカスモワ他。冒頭の2Aは全ジャッジが加点。続く3Fも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つは レベル4。うちFCSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tもきめる。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。StSqもレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。解説の岡部さんは「この選手もロシアからの転籍で、パスポートは持っていると思うが、こう増えてくるとどうなのかと思う」。技術点9番目の35.03、演技構成点7番目の27.59、時間超過の減点1、合計62.62は自己ベスト更新でSP9位。自己ベストだがフリー最終組に入れなかったので悔しそう。
45番滑走で中井(16)。一昨年銅メダル。今季JGPファイナル3位、全日本ジュニア4位、全日本シニア15位。曲は「シェルブールの雨傘」。振付は宮本賢二。やや力が入っていて、曲想表現までは及んでいなかった。冒頭の2Aはこらえた。3Aも跳ぶ選手なのだが。続く3Fは!マーク。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ3、LSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。最後のStSqはレベル3だが、よく動けていて、全ジャッジが加点2〜4。技術点6番目の36.68、演技構成点2番目の30.16、合計66.84でSP3位。
46番滑走でカルフネン(フィン。16)。昨年4位。今季JGP5位と7位。曲は継続の「Le Jazz Hot」他。振付はアダム・ソルヤ。衣装は黒。黒い長手袋もしていて大人っぽいイメージ。冒頭で3Lz+3Loを跳んだが、惜しくもステップアウト。続く2Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜3、StSqも加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Fは決める。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点12番目の33.35、演技構成点9番目の26.89、合計60.24でSP11位。
47番滑走でシン・ジア(韓。16)。昨年3年連続銀メダル。今季JGP4位と2位、国内シニア2位。曲は「アディオス・ノニーノ」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。ずいぶん大人っぽくなった。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーションで転倒。これ以降の全要素にほぼ全ジャッジが加点。続く2Aは加点ほぼ3。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはほぼ加点1〜4、あと二つのスピンは加点ほぼ3。1.1倍になる3Fは成功、加点1〜4。技術点10番目の34.54、演技構成点3番目の30.03、転倒の減点1、合計63.57でSP7位。
最終滑走で島田(16)。昨年2連覇。今季JGPファイナル2連覇、全日本ジュニア3連覇、全日本シニア2位。曲は「Defying Gravity」。振付はウィーバー。完璧だった。冒頭の2Aは余裕があり、加点2〜4。続く3Fも加点3〜4。解説の岡部さんも「ジャンプを下りた後の姿勢がいい」。スピン三つとStSqはレベル4。うちLSpと最後のCCoSpは加点4〜5、StSqは笑顔で滑り、体も大きく動かし、加点3〜4。1.1倍になる3Lz+3Tは加点2〜4。「最後のCCoSpはこれ以上できない最高なのに、なぜ全員が加点5を出してくれないのか」と岡部さん。技術点最高の41.66、演技構成点も最高の33.02、合計74.68は自己ベスト更新でSP1位。
フリー。24人が進む。フジ地上波では、日本人3人とシン・ジアのみ放送。解説は村上佳菜子。後日、Jスポーツでダイジェストを見た。解説は引き続き岡部さん、実況は小林アナ。
2番滑走でフォンフェルテン(米。15)。後日見た。曲は「ロミオとジュリエット」より4曲。振付はアダム・ソルヤ。冒頭で3A+2T成功。続く4Sはアンダーローテーション。ソロの3Aは転倒。スピン二つはレベル4.うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。3Lzはqマーク。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは第1がqマーク。3Loは決める。3F+3Tは第1が!マーク、第2がqマーク。ChSqはGOE+0.14。最後のLSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。技術点7番目の65.45、演技構成点20番目の47.02、転倒の減点1、合計111.47でフリー17位と少し挽回、総合165.4で18位。
4番滑走でキム・ユジェ(韓。15)。後日見た。曲は「白鳥の湖」。振付はミーシャ・ジー。冒頭の3Aはアンダーローテーションでオーバーターン。続く3Lz+3Tは第1にqマーク。3Fは!マーク。3Loは全ジャッジが加点。ジャンプに慎重になるあまりスピードが落ちている。スピン二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点。2A+3Tも決める。3S成功。ChSqはGOE+0.79。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。技術点10番目の63.22、演技構成点14番目の51.11、合計114.33でフリー14位とやや挽回、総合168.63で16位。
8番滑走でSP17位ハナ・バース(豪。15)。後日見た。曲はシルクドゥソレイユより「Querer」。振付はボルーノフ夫妻。コーチは平池大人。拠点は12月から大阪。冒頭の3Loはオーバーターン。続く3A+2Tは成功。3Lzは全ジャッジが加点。3F+2Tも決める。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち二つは加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功、全ジャッジが加点2〜3。3Fもエラーにくほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.79。3Sは全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の70.09、演技構成点13番目の51.96、合計122.05は自己ベスト更新でフリー4位と躍進、総合179.0も自己ベスト更新で10位。キスアンドクライではコーチの方が嬉しそう。
9番滑走でカルギナ(アゼ。14)。後日見た。曲は「Snowstorm」他。振付はステパノワ。冒頭で4S+2A+SEQ成功、全ジャッジが加点。続く3Aは転倒。ソロの4Sもアンダーローテーションで転倒。3Fは決める。スピン二つはレベル4。1.1倍になる3Lzは全ジャッジが加点。3Lo+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Lo+1Eu+3Sも成功。ChSqは加点なし。FCCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。「男子並みの構成」と解説の岡部さん。「ジュニア男子でもここまでは」と小林アナ。技術点2番目の71.22、演技構成点21番目の46.17、転倒の減点2、合計115.39は自己ベスト更新でフリー12位、総合172.43も自己ベスト更新で14位。
10番滑走でブランデンブルグ(スイス。15)。後日見た。曲は「Apres moi」。振付はグレイヘンガウス他。髪型は猫耳なのか二つのお団子。スカートは提灯型。冒頭の3F+2Tは成功。3Loも決める。3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。次は2Fをこらえたがこれは構成通り。スピン二つはレベル4。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは決める。3Lz+2A+2A+SEQは第1でこらえたがなんとか決める。ChSqはGOE+0.29。ソロの3Fは!マーク。技術点11番目の62.04、演技構成点17番目の50.54、合計112.58でフリー15位、総合170.52で15位。
12番滑走でシフリン(イスラ。16)。後日見た。曲は「Good Night Moon」他。振付はカナエワ他。衣装の上衣は黄色のレーサー服のよう。スカートは透ける白。眉は薄く目尻切れ長のアイシャドー。冒頭の2Aは幅があり全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く3Lz+1Eu+3Sも高さがあり、全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。3Fは!マークとqマーク。ChSqはGOE+0.29。1.1倍になる2A+3Tはステップアウト。3Lzはほぼ全ジャッジが加点。3Lo+2Tは第1にqマーク。FCCoSpはレベル4。技術点18番目の58.48、演技構成点16番目の50.22、合計108.7でフリー18位、総合168.21で17位。
13番滑走でペゼッタ(伊。17)。後日見た。曲は映画「アヴァター」より3曲。振付はラノッテ。衣装は黒を基調に長袖は透ける紺。SP同様スピードがあり、伸びがある。「ナショナルでも壁にぶつかった」らしい。冒頭の幅がある3Fは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く2A+3Tも幅があり、全ジャッジが加点2〜4。次は大きな1Loに。3Lz+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル3で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3S+2Tは全ジャッジが加点2〜3。ソロの3Lzはqマーク。3Sも成功。ChSqはGOE+0.5。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点18番目の59.28、演技構成点9番目の55.3、合計114.58でフリー13位、総合174.59で13位。
14番滑走でカルフネン(フィン。16)。後日見た。曲は「白鳥の湖」。振付はアダム・ソルヤ。衣装は白。年齢のわりにジュニアっぽい。振付を一生懸命やりとげた感じ。冒頭の3Sはほぼ全ジャッジが加点。続く3Fも成功。3Lz+3Tも決める。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜3。ChSqは+0.5。3F+2T+2Loも成功。1.1倍になる3Lzはこらえた。3Lo+2A+SEQは決める。ソロの2Aはオーバーターン。技術点9番目の63.3、演技構成点11番目の53.3、合計116.6でフリー10位、総合176.84で11位。
15番滑走でツィンプカキス(スイス。15)。後日見た。曲は「This Bitter Earth」。振付はフェドールチェンコ。この年齢でパワースケーター。「最近3Aを跳べるようになったのでフリーに入れたい」と言ったとのこと。冒頭は3Aだがダウングレード。前向きで下りたがエッジを回してころばず。3Lz+3Tは全ジャッジが加点。3Loは全ジャッジが加点ほぼ2。スピン三つはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点。3Sは成功。1.1倍になるソロの3Lzも決める。3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点。3F+2Tも決める。ChSqは+0.64。技術点6番目の66.04、演技構成点13番目の52.25、合計118.29は自己ベスト更新でフリー7位、総合179.66も自己ベスト更新で9位。
16番滑走でグラッキ(仏。14)。後日見た。曲は「Diamonds Are a Girl Best Friends」他。振付はカナエワ他。冒頭の3Fは全ジャッジが加点。続く3Loと二つの2Aも成功。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のFCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点。3Lz+1Eu+3Sと3F+2Tも決める。後半に連続ジャンプを固め打ち。ChSqは+0.79。技術点5番目の66.9、演技構成点8番目の55.77、転倒の減点1、合計121.67でフリー5位、総合184.29で5位。
17番滑走でイーハン・ワン(中。14)。後日見た。曲は「The Gold Pavilion」他。振付はジャクシン・ゼン他。スピンが速くてすごく上手い。でも無表情で振付を懸命にこなしている感じ。冒頭の3Lo+2Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Fはダウングレードで転倒。3Sは慎重に跳び全ジャッジが加点。3F+2Tは第1に!マーク、間にオーバーターン。スピン二つはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。うちFCCoSpは速くて加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点。ソロの3Lzはqマーク。ChSqは+0.93。3Tも全ジャッジが加点。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。「表現力がついてくるともっと良くなる」と岡部さん。技術点15番目の59.29、演技構成点14番目の53.78、転倒の減点1、合計112.07でフリー16位、総合175.51は自己ベスト更新で12位。
18番滑走でSP7位シン・ジア(韓。16)。曲は11月〜リスト「Liebestraum」に変更。振付はデイヴィッド・ウィルソン。後半の3Lz+3T以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aと3Loは加点2〜3。3Sは加点1〜3。3F+2T+2Loも成功。スピン二つはレベル4。うち最後のFCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tで転倒。解説の岡部さんは「SPでも同じジャンプを転倒した。苦手意識があるのかも」。「場所も同じ」と小林アナ。3F+2Tは決める。ソロの3Lzも成功。FCSpはレベル3で加点2〜3。ChSqはGOE+1.21の高得点。技術点4番目の67.11、演技構成点3番目の60.85、転倒の減点1、合計126.96でフリー2位と挽回、総合190.53で銀メダル。
19番滑走でゴイディナ(エスト。14)。後日見た。曲は「503 Angels and Demons」他。振付はセルゲイ・ロザノフ。冒頭の3F+2Tはほぼ全ジャッジが加点。3Loは全ジャッジが加点。3Tは全ジャッジが加点1〜4。3Sも全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+2Tも全ジャッジが加点。ChSqはスライド中に尻もちをつき転倒扱い。3Fはステップアウト。技術点11番目の62.29、演技構成点7番目の56.74、転倒の減点1、合計118.03でフリー8位、総合182.18で7位。キスアンドクライでは悔しそうだった。
20番滑走でSP5位和田(15)。曲は「タイタニック」より「Never An Absolution」他。振付は宮本賢二。回転不足が多かった。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Tは第2にqマーク。3Fは!マークとqマーク。スピン三つはレベル4。うち最後の得意なLSpは回転もたいへん速く全ジャッジが加点3〜5。3Loもqマーク。ChSqはGOE+1.29の高得点。1.1倍になる3S+2A+SEQは第2がqマーク。3F+2T+2Tは第1に!マークとqマーク、第3にもqマーク。ソロの3Lzはアンダーローテーション。最後まで固かったが、終わったとき笑顔になった。。技術点19番目の56.37、演技構成点2番目の60.93、合計117.3でフリー9位、総合181.65で8位。
21番滑走でリングレーシー(米。17)。後日見た。曲は「Cleopatra's Death」他。振付はジェイミー・イスリー他。衣装は首元に緑ビーズがたくさん。小林アナによれば「全米で今季は終わったつもりだったが、この大会に選ばれて感謝している」と語ったらしい。そのせいかやや太く見える。冒頭の3Lz+3Tはステップアウト。3Sと3Loは決める。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。2Aも成功。1.1倍になる3F+2A+2T+SEQ成功。3F+2Tも決める。ソロの3Lzも成功。LSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3。ChSqはスナバウアーやスパイラルを行い、GOE+1.29の高得点。技術点8番目の64.53、演技構成点5番目の58.07、合計122.6でフリー3位、総合188.71、逆転で銅メダル。
22番滑走でSP3位中井(16)。曲は映画版「シンデレラ」より「Who Is She」他。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3Aはアンダーローテーションで転倒。続く2本目の3Aもアンダーローテーションでステップアウトしたため第2付けられず繰り返しの違反に。岡部さんが振り返りのときに「2本目に第2の構えだけでも付けられれば(繰り返しの減点はないのに)」と言う。3Lz+1Eu+3Sは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点2〜4。2Aはほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜4。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点。3Fは!マークにアンダーローテーションでステップアウト。ChSqはGOE+0.86。3Aのどちらか1本でも成功できればメダルだったか。技術点13番目の60.83、演技構成点4番目の59.22、転倒の減点1、合計119.05でフリー6位、総合185.89で4位。
23番滑走でグルゲニゼ(ジョー。15)。後日見た。曲は「107 Steps」他。振付はビクメトワ・イロナ。冒頭の3Aはアンダーローテーションでステップアウト。3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点。3Fは!マーク。3Loはアンダーローテーションでこらえた。スピン二つはレベル3てほぼ全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.93。1.1倍になる2Aでステップアウト。連続ジャンプの予定だった。3F+2Tは第1に!マーク。3Lz+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点。連続ジャンプをリカバリー。最後のLSpはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。変わった曲調に独特な振付がされていたが、岡部さんは「選手本人が何を表現したいのか伝わってこなかった」。技術点18番目の57.79、演技構成点6番目の57.78、合計115.57でフリー11位、総合183.04で6位。
最終滑走でSP1位島田(16)。曲は「Mado Kara Mieru ?」。振付はローリ・ニコル。3Aと4T成功。すばらしかった。初めて見たときはずいぶんギクシャクしていたが、曲に乗せて気持ちも表現できるようになり、ジャンプもノーミスでいい演技だった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3Aは加点2〜3。今季ずっと立てなかった4Tもしっかり決めて加点1〜4。3Lz+3Tと3S+3Tはいずれも加点2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点ほぼ4〜5、LSpも加点3〜5。ChSqはGOE+1.43の最高得点。1.1倍になるところで3F+2A+2A+SEQ成功、加点ほぼ2〜3。3Loは加点2〜3。ソロの3Lzは加点3〜4。ずっと笑顔で滑っていた。技術点ダントツの89.23、演技構成点最高の66.93、合計156.16は自己ベスト更新でフリーも1位、総合230.84も自己ベスト更新で3連覇。※フリーの得点は、シニアも含めて日本歴代トップとか。まあ3Aと4Tが回転不足なく入るのだから当然か。
フィギュアスケート (2025.5/19,23,24,30,6/1)
四大陸選手権 ペア・アイスダンス (2025.2/19〜23 ソウル・韓国) 選手権
<ペア>11組エントリー。日本からは三浦/木原組、長岡柚奈/森口澄士組。カナダからステラトデュデク/デシャン組、ペレイラ/ミショー組など。アメリカからカム/オシェイ組、エフィモワ/ミトロファノフ組など。その他ゴルベワ/ジォトプロスムーア組(豪)、ゲイニシュ/チジレフ組(ウズベク)など。残念なことに地元の韓国も、ペア大国だった中国の選手もいない。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。ペアは75.0点。全体としては少し高くなった。Jスポーツでは全組放送。解説は岡部さん、実況は赤平アナ。
1番滑走でシン/ナギ組(米。20、26)。今季組換え。女性は昨年シングルで全米9位。男性はリウと組んで四大陸7位。今季CSゴールデンスピン3位、全米5位。曲は「Lacrimosa」他。振付はジュリー・マルコット他。冒頭の3Twはキャッチで抱えてしまいレベル2でGOE-4〜-2。3Tは成功。3LoThで転倒。BoDsとCCoSp、StSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点。最後の4Liはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の27.61、演技構成点も10番目の25.09、合計51.7でSP10位。しかしフリーでは女性が3回転倒、男性も1回転倒、5ALiも上がらず、フリー11位、総合11位に。全米では5ALiもレベル4でフリー3位だったのだが。
3番滑走で長岡/森口組(19、23)。昨季全日本優勝、世界選手権SPミニマム取れず不参加。今季全日本2位、冬季アジア大会銅メダル。曲は「Goodbye Yellow Brick Road」。振付はキャシー・リード。冒頭の2Twはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロジャンプは3Loの予定だったが、女性が2Loになりステップアウト。3SThはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。4LiとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちリフトは下りる時男性の首に女性の両足をかけてぶら下がる難しい形で、加点3〜4、StSqは加点1〜4。BoDsはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。最後のFCCoSpはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。技術点9番目の29.65、演技構成点8番目の27.64、合計57.29でSP9位。
4番滑走でエフィモワ/ミトロファノフ組(米。25、27)。昨年組替え、全米2位。今季スケートアメリカ3位、仏杯4位、全米初優勝。曲は「Ameksa」他。振付はルネ・ロッカ。冒頭の3Twはレベル3でGOE-2〜0。3Tはしっかり成功。3LoThも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。BoDsと4Li、StSqとCCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のスピンは加点2〜4、BoDsは加点2〜3。技術点4番目の37.24、演技構成点5番目の30.35、合計67.59は自己ベスト更新でSP5位。
6番滑走でゴルベワ/ジォトプロスムーア組(豪。19、22)。昨年4位、世界選手権10位。今季スケートカナダ、NHK杯とも4位。曲は「Exogenesis: Symphony Pt.3」他。振付はゲレーロ他。冒頭の3Twは軸が傾き、レベル2でGOE-3〜-1。3Tは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。3LoThも決め、全ジャッジが加点2〜4。4LiとStSq、FCCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちリフトと最後のスピンは加点2〜4。BoDsはレベル1でGOE-2〜3と割れた。女性の頭がやや高かったが。技術点6番目の35.72、演技構成点も6番目の29.64、合計65.36は今季最高でSP6位。
7番滑走でローリン/エチエ組(加。22、24)。昨年8位。今季フィン杯4位、国内3位。曲は「Separate Ways」。振付はポール・ボル。冒頭の Twはレベル1だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sは成功、全ジャッジが加点1〜3。3LoThも決める。BoDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点。4LiとStSq、CCoSpはいずれもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちリフトは加点1〜3。技術点7番目の35.06、演技構成点も7番目の27.84、合計62.9は今季最高でSP7位。
8番滑走でカム/オシェイ組(米。20、34)。昨年全米初優勝、四大陸銅メダル。今季ファイナル5位、全米3位。曲は「Rain, in Your Black Eyes」。振付はミーキンス。全米よりずっとよかった。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Sも決め、全ジャッジが加点1〜3。3LoThは両足に。BoDsとCCoSp、StSqと4Liはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のリフトは下りる時、男性の首に女性の両足をかける難しい形で、加点ほぼ3〜4、BoDsは加点2〜4、StSqは加点1〜4。「男性に安定感がある」と赤平アナ。「いつも笑顔」と岡部さん。技術点3番目の37.88、演技構成点も3番目の32.44、合計70.32でSP2位。
9番滑走でペレイラ/ミショー組(加。20 、28)。昨年5位、世界選手権8位。今季中国杯3位、国内2位。曲は「Sing Sing Sing」。振付はハベル他。女性の上衣は鮮やかなピンク。冒頭の3Twはレベル4だがGOEは-2〜3と割れた。3Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。3LoThは全ジャッジが加点2〜3。4Liと最後のStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。FCCoSpとBoDsはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点2番目の38.35、演技構成点4番目の31.44、合計69.79は今季最高でSP3位。
10番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、33)。昨年金メダル、世界選手権金メダル。今季スケートカナダ、フィン杯とも優勝。国内3連覇。曲は「Crazy In Love (remix) 」。振付はジュリー・マルコット。ファイナルは男性の体調不良で欠場したが、実はこの大会前の振付で女性が腰をケガしたと赤平アナ。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点3〜4。3Tは男性がステップアウト。4LiとCCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちリフトは加点3〜4、スピンは加点ほぼ2〜3。3LoThは片手付き。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。最後のBoDsはなぜかレベル2でほぼ全ジャッジが加点2〜4。技術点5番目の36.5、演技構成点2番目の33.16、合計69.66でSP4位。
最終滑走で三浦/木原組(23、32)。昨年銀メダル、世界選手権銀メダル。今季ファイナル2位、全日本5年ぶり優勝。曲は「Paint It Black」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の3Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点3〜4。3Tはやや離れていてqマーク。4Liはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3LzThは少しこらえた。CCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはよく音楽に合っていて、加点3〜4。BoDsはレベル3だが全ジャッジが加点3〜4。技術点最高の39.73、演技構成点も最高の35.0、合計74.73でSP1位。
フリーに全組進む。
3番滑走で長岡/森口組(19、23)。曲は「継続の「Space Table Symphony」。振付はキャシー・リード。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。3Lo+2A+2A+SEQの3連続は、女性が第2で両足になり、第3は跳べず。リフト二つとFiDs、最後のPCoSpはレベル4。うち5ALiは全ジャッジが加点3〜4、5RLiは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。3Tでは女性が両足。3LoThも両足になったがこらえた。「転倒しなかったのは大きい」と岡部さん。ChSqはスパイラルやダンスリフトを行い、GOE+1.36。3SThはきれいに成功、ほぼ全ジャッジが加点。4Liはレベル3だが、下りる時女性がノーハンドで男性の首に両足をからめる難しい形で、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。技術点6番目の60.63、演技構成点7番目の56.84、合計117.47でフリー6位、総合174.76は自己ベスト更新で7位。
5番滑走でローリン/エチエ組(加。22、24)。曲は「Elevation」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点。3S+1A+2A+SEQはなんとか決める。しかし3Loで女性が転倒。リフト二つと最後のPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiは加点2〜3。3LoThでまた転倒。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+0.36。3SThは成功。5RLiとBiDsはレベル3。技術点9番目の56.01、演技構成点も9番目の53.32、転倒の減点2、合計110.5でフリー9位、総合170.23で9位。
6番滑走でゴルベワ/ジォトプロスムーア組(豪。19、22)。曲は継続の「シェルブールの雨傘」。振付はゲレーロ。女性は水色の衣装、男性は濃いグレー。冒頭の3Twはレベル2でGOE-3〜-1。解説の岡部さんは「前にあるべき女性のフリーレッグが後ろにある」と言う。3T+2A+2A+SEQの3連続では男性が第1で転倒、女性は1Aの第2を付けたが無効に。3SThは決める。3Sはきれいに成功。FiDsはレベルBだが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。体勢に入ってからミスがあったらしい。PCoSpとリフト二つはレベル4。うちPCoSpは全ジャッジが加点2〜3、4Liも加点ほぼ2〜3。5ALiはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ全ジャッジが加点。3LoThはこらえた。ChSqでは女性が男性の背で風車のような動きもあり、GOE+1.36。技術点8番目の55.48、演技構成点6番目の58.92、転倒の減点1、合計113.4でフリー7位、総合178.76で6位。
7番滑走でエフィモワ/ミトロファノフ組(米。25、27)。曲は「Je Suis Malade」。振付はルネ・ロッカ。女性の衣装は淡い水色、男性はグレー。ここまでの5組とは別格だった。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。3S+2A+2A+SEQの3連続は、女性の第1がダウングレードながらこらえて第2を付けたが第3は跳ばず。3Tは女性がアンダーローテーションで転倒。しかしこの後は、5RLi以外の全要素に全ジャッジが加点。3LoThは加点2〜4。ChSqはダンスリフトを行い、GOE+1.29。リフト三つとPCoSpはレベル4。うち5ALiは加点1〜4、PCoSpは加点2〜4、最後の4Liは加点1〜5。FoDsはレベル3だが加点1〜4。3SThはものすごく幅があり、加点3〜4。技術点5番目の62.81、演技構成点も5番目の62.67、合計124.48でフリーも5位、総合192.07で5位。
最終グループ8番滑走でステラトデュデク/デシャン組(加。41、33)。曲は「Siren's Song」「The Blue Planet」他。振付はジュリー・マルコット。SPとは見違えるようだった。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3T+1A+2A+SEQは成功。3Sは二人のタイミングが全くズレていたが決める。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5ALiとPCoSpは加点3〜4、あと二つのリフトは加点2〜4。3SThは全ジャッジが加点2〜4。ChSqはダンスリフトを行い、GOE+1.64。3LoThはかすかにタッチあり。最後のFoDsはなぜかレベル1だが全ジャッジが加点1〜4。技術点最高の72.88、演技構成点2番目の68.38、合計141.26は今季最高でフリー2位と挽回、総合210.92で銀メダル。
9番滑走でペレイラ/ミショー組(加。20 、28)。曲は「Tango Jalousie」。振付はディアス他。衣装は二人とも黒。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3T+2A+2A+SEQの連続は、女性の第1がqマークでステップアウトし第2付かず。男性の第2も1Aに。3Sは男性がこらえたが決める。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のPCoSpは加点3〜5、3Liは加点2〜4。3LoThはこらえた。BiDsはレベル2だが全ジャッジが加点3。ChSqはダンスリフトを行い、GOE+1.43。3SThもこらえた。技術点4番目の63.78、演技構成点3番目の64.83、合計128.61でフリーも3位、総合198.4は自己ベスト更新で銅メダル。
10番滑走でカム/オシェイ組(米。20、34)。曲は「Stand by Me」。振付はデュブレイユ。全米のフリーは崩れたが、立て直してきた。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。3Tは男性が片手つき。3FThは転倒。ChSqはGOE+1.93の高得点。3S+2A+2A+SEQの3連続は、女性が第2で下りたのに転倒。直後の3LoThは片手をついたがこらえた。PCoSpとリフト三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点3〜4、PCoSpとあと二つのリフトは加点2〜4。BiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。解説の岡部さんは「男性がいつ見ても安定しているのが頼もしい」と賞賛。技術点3番目の64.32、演技構成点4番目の64.3、転倒の減点2、合計126.62でフリー4位、総合196.94で4位。
最終滑走で三浦/木原組(23、32)。曲は「Adios」。振付はデュブレイユ。冒頭の3Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜4。3T+2A+2A+SEQの3連続ではね女性の第2が1Aに。リフト二つとPCoSp、BiDsはレベル4で全ジャッジが加点。うちリフト二つは加点3〜4、PCoSpは加点ほぼ3〜4。3LoThは軽くステップアウト。3Sは二人の間が離れていたが、タイミングは合っていて全ジャッジが加点ほぼ2〜4。3FThはステップアウト。4Liはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。最後のChSqはダンスリフトやウインドミルなど行い、GOE+2.0の最高得点。最後にポーズしたとき、向こう正面の方を向いてしまい、終わってから向き直った。技術点2番目の71.46、演技構成点最高の71.13、合計142.59は今季最高でフリーも1位、総合217.32で金メダル。優勝インタビューで木原が「最後の向きをまちがえなければ完璧だった」と言っていた。
<アイスダンス>15組エントリー。14組出場。日本からは田中梓沙/西山真瑚組、吉田唄菜/森田真沙也組。アメリカからチョック/ベイツ組、ジンガス/コレズニク組、カレイラ/ポノマレンコ組。カナダからギレス/ポワリエ組、ラジョワ/ラガ組など。その他、地元韓国からイム/クァン組、中国からレン/シン組とシャオ/ホ組、ハリス/チャン組(豪)、メキシコからスタンレー/浦野組など。作問銀メダルのフルニエボードリー/ソレンセン組は解散。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。アイスダンスは85.0点。全体としては少し高くなった。Jスポーツでは全組放送。解説は東野さん、実況は小林アナ。今季は冬季アジア大会(ハルピン・中国)があったため、例年より開催が遅い時期になっている。
1番滑走でスタンレー/浦野組(墨。18、23)。二人ともアメリカ生まれ。初出場。今季組んだらしい。CSゴールデンスピン11位。曲は「Funky Town」他。振付は不明。コーチはキリアコフ、ノヴァク他。拠点はアメリカか。解説の東野さんが今季のPStについて、はっきりわかるようにパソドブレのスライドステップで始め、クロスロールで終わること、ジャッジの正面から正面まで一周する間に指定のステップを4つ踏むこと、前後のパソドブレの部分は男女のパートをどちらがやってもよいが、PStの部分では男女それぞれのパートを踊ること、と説明してくれる。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性は「少しスピンになった」ためレベル2。PStはレベルB。DiStは男女ともレベル1。ChRSはGOE+0.21。最後のRoLiはレベル4。基礎点は26だが技術点14番目の24.82、演技構成点も14番目の21.89、合計46.71でRD14位。フリーも14位、総合14位。
2番滑走でシャオ/ホ組(中。17、17)。昨季CSニースコートダジュール杯3位、国内シニア3位。今季中国杯10位、国内2位、冬季アジア大会4位。中国期待の若手らしい。曲は「Hit the Road Jack」他。振付・コーチともパスカル・デニス他。Zhuoming Sunコーチは「つい最近まで選手だった」と東野さん。冒頭のMiStは男女ともレベル1でほぼ全ジャッジが加点。SqTwは男女ともレベル4で加点1〜3。PStはレベル1でほぼ全ジャッジが加点。ChRSはGOE+1.93。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点。東野さんが「今季からリフトの時間制限はなくなった。3回転3秒以上とだけ書かれている」と言うと、小林アナも驚いていた。3秒に満たないのはつなぎとみなすようだ。技術点9番目の35.62、演技構成点12番目の26.74、合計62.36でRD9位。
3番滑走でレン/シン組(中。24、23)。昨年組換えか。今季中国杯9位、国内優勝、冬季アジア大会銀メダル。曲は「September」「Boogie Wonderland」他。振付はパスカル・デニス他。こちらのXun Zhengコーチもコロナ前まで現役だったが、やや太った。冒頭のMiStは女性レベル1、男性レベル2でほぼ全ジャッジが加点。SqTwは男女ともレベル4。PStはレベルB。ChRSはGOE+2.36。最後のRoLiはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜3。技術点11番目の33.05、演技構成点10番目の26.83、合計59.88でRD11位。
4番滑走で田中/西山組(19、23)。昨年11位。今季NHK杯10位、全日本2位、冬季アジア大会銅メダル。曲は「September」他。振付はアグノエル。女性の衣装は淡いオレンジ色。男性の上衣に薄い朱色の模様。全体にスピードがあった。要素でない所の転倒が残念。冒頭のMiStは女性レベル1、男性レベル2で全ジャッジが加点。SqTwは女性レベル3、男性レベル4で全ジャッジが加点。PStはレベルBだが、ほぼ全ジャッジが加点。ここで何もないところで女性が転倒。すぐにChRSに入ってGOE+2.36。最後のRoLiはレベル4で全ジャッジが加点。「男性が昨年に比べてずっとパワーがついた」と東野さん。技術点10番目の34.04、演技構成点11番目の26.8、転倒の減点1、合計59.84でRD12位。
6番滑走で吉田/森田組(21、21)。昨年10位。今季NHK杯9位、全日本初優勝、冬季アジア大会金メダル。曲は「Be-Bop-a-Lula」他。振付はキャシー・リード。女性のスカートは黒に白い水玉。男性は黒い衿の水色ジャケット。「冬季アジア大会の結果で自信がついただろう」と東野さん。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベルBだが加点1〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点1〜3。MiStはスピードがあったが男女ともレベル1。ChRSは手前サイドから行い、GOE+3.0。ChRSもいろいろ決まりがあり、離れるのは一回だけでずっと組んでいる必要がある。ストップは初めか終わりに一回のみ。「これでうまくいくか心配したが、ふたを開けたら組手があやとりのように次々変わって見ごたえがある」と東野さん。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。技術点8番目の35.63、演技構成点も8番目の29.37、合計65.0でRD8位。
7番滑走で地元イム/クァン組(韓。20、23)。女性カナダ生まれ、男性アイスランド生まれ。「男性は2024年12月に韓国国籍をとった」と小林アナ。2023年世界ジュニア銀メダル。昨年シニアデビュー、四大陸7位、世界選手権14位。今季スケートカナダ7位、フィン杯9位。曲は「I Got You」他。振付はアグノエル。男性の衣装は茶色で袖無し。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは女性レベル4、男性レベル3で加点1〜3。PStはレベル1で加点ほぼ2〜3。MiStは男女ともレベル2で加点ほぼ2。ChRSはGOE+4.07。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。終わったとき、すごい歓声。技術点6番目の41.08、演技構成点も6番目の31.29、合計72.37でRD6位。
8番滑走でハリス/チャン組(豪。22、28)。五回目の出場。昨年9位。今季スケートカナダ10位、CSタリン杯5位、国内5年ぶり優勝。大会前に女性がケガをして2週間しか練習できなかったとのこと。曲は「Take A Chance On Me」他アバ・メドレー。振付はデュブレイユ。女性の衣装はパンツスーツで上は銀の模様、下は黒。男性は上が紺、下が黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4。MiStは女性レベル1、男性レベル3で加点1〜3。PStはレベル1。ChRSはGOE+3.0。最後のRoLiは加点2〜3。技術点7番目の39.08、演技構成点も7番目の30.29、合計69.37でRD7位。
10番滑走でジンガス/コレズニク組(米。22、23)。昨年初出場で4位。今季スケートカナダ5位、フィン杯5位、全米4位。曲は「Jive Talking」他ビージーズ・メドレー。振付・コーチともシュピルバンド。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル2で加点ほぼ2〜3。MiStは女性レベル1、男性レベル2で加点1〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点1〜3。RoLiはレベル4で加点2〜4。解説の東野さんは「男性が片足で1回転するとレベルをとれるが、1回転以上していました」。最後のChRSはGOE+4.07。技術点5番目の42.09、演技構成点も5番目の32.54、合計74.63でRD5位。
11番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。24,24)。四回目の出場。昨年銅メダル。今季NHK杯2位、中国杯3位、全米2位。曲は「I Just Want to Make Love to You」他。振付はハベル他。女性の上半身は黒の同心円の模様。水色のベルト。男性のシャツは淡いピンクで縦二本の模様。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点1〜3。PStはレベル2で加点2〜3。MiStは男女ともレベル3で加点2〜3。ChRSはGOE+4.71。「上位になるにつれ隙間のないシークエンスとなる」と東野さん。最後のRoLiはレベル4で加点2〜4。技術点4番目の45.04、演技構成点も4番目の34.26、合計79.3でRD4位。
12番滑走でチョック/ベイツ組(米。32、36)。過去三回金メダル。昨年出場せず。今季ファイナル2連覇、全米4連覇。曲は「Hawaii 5-0」他。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は濃いピンク。全要素に全ジャッジが加点ほぼ3以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3。ChRSはGOE+5.79の高得点。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ4。PStはレベル2だが加点3〜4。現世界チャンピオンでもレベル2しか取れないとは。最後のRoLiはレベル4に加点4〜5。技術点2番目の48.51、演技構成点も2番目の37.7、合計86.21でRD2位。
13番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、26)。昨年女性の脳震とうで欠場。今季ファイナル4位、国内2位。曲は「Soul Bossa Nova」「Boogie Wonderland」他。振付はアグノエル。女性の衣装は明るいピンク、白い立ち襟とベルト。男性は水色の上下。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のMiStは男女ともレベル3で加点3〜4。SqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。PStはレベル2で加点2〜3。ChRSはGOE+5.14。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。技術点3番目の47.19、演技構成点も3番目の35.67、合計82.86は自己ベスト更新でRD3位。
最終滑走でギレス/ポワリエ組(加。33、33)。九回目の出場。昨年初の金メダル。今季ファイナル5位、国内優勝。曲は「I Get Around」他。振付はクレニアン。女性の衣装は白とピンク。男性の上衣は黄色と白の縦縞、ズボンは黄色。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のMiStは男女ともレベル3で加点3〜4。SqTwは男女ともレベル4でこれも加点3〜4。PStはレベル2だが加点3〜4。RoLiはレベル4で加点ほぼ4〜5。最後のChRSはGOE+6.21の最高得点。解説の東野さんは「夏の海辺を描き出した」。小林アナによると「RDの衣装は5着ある」とのこと。技術点最高の49.41、演技構成点も最高の37.81、合計87.22は今季最高でRD1位。
フリーに全組進む。Jスポーツでは全組放送。
3番滑走で田中/西山組(19、23)。曲は「Fur Elise」。振付はアグノエル。RDよりずっとよかった。冒頭のOFTは女性レベル1、男性レベル2で全ジャッジが加点2〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。SyTwも男女ともレベル4で全ジャッジが加点。DiStは女性レベル1、男性レベル2でほぼ全ジャッジが加点。DSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChStはジャッジサイドから円形に行い、GOE+1.66。「ChStは短辺だけでなくミッドラインやダイアゴナル、サーキュラーでもよい」と東野さん。RoLiはレベル4で全ジャッジが加点。最後にコレオ要素二つ。うちChTwはGOE+1.54とうまくできたが、ChSlは女性が一瞬バランスを崩しGOE-0.25。解説の東野さんは盛んに残念がっていたが、転倒扱いにならずよかった。技術点10番目の54.41、演技構成点も10番目の42.14、合計96.55は今季最高でフリー10位、総合156.39も今季最高で11位。
4番滑走でレン/シン組(中。24、23)。曲は「Silver Linings」。振付・コーチともXun Zheng。女性の衣装は赤。冒頭のOFTは女性レベル1、男性レベル2でほぼ全ジャッジが加点。StaLiはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。SyTwも男女ともレベル4でほぼ全ジャッジが加点。DiStは女性レベル1、男性レベル2で全ジャッジが加点。DSpはレベル3。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。最後にコレオ要素三つ。うちChAJとChStはGOE+1.19。ChLiはGOE+1.78。東野さんによれば「アジア大会の方がもっとスピードがあった。フリーは1位だった」。「アジア大会の開催地ハルピンは男性の出身地で応援も力になった」と小林アナ。技術点11番目の53.89、演技構成点12番目の41.48、合計95.37は自己ベスト更新でフリーも11位、総合155.25で12位。
6番滑走でシャオ/ホ組(中。17、17)。曲は映画「ロミオとジュリエット」より3曲他。振付・コーチともZhuoming Sun。女性の衣装は淡い緑。RDほど勢いがない。冒頭のChAJはGOE+1.3。OFTは女性レベル2、男性レベル1で全ジャッジが加点1〜3。SyTwは男女ともレベル2で取りこぼしだが全ジャッジが加点。SeStは女性レベル1、男性レベル2。RoLiはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。DSpもレベル4でほぼ全ジャッジが加点。最後にコレオ要素二つ。うちChStはGOE+0.95、ChSpはGOE+1.42。「ChSpは3回回らなくてはならない」。技術点12番目の53.01、演技構成点11番目の42.06、合計95.07は自己ベスト更新でフリー12位、総合157.43も自己ベスト更新で10位。
7番滑走で吉田/森田組(21、21)。曲は「ロミオとジュリエット」。振付はスコット・モイアー他。前の組と同じロミジュリだが「こちらはバレエ音楽」と小林アナ。SyTw以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点1〜3。第1リフトから立ち上がって動き出すのがややぎこちなかった。OFTは女性レベル2、男性レベル1。SyTwは距離が近く男女ともレベル4だが第2でずれたためかGOE-1〜2。DSpとCuLiはいずれもレベル4.うちCuLiは加点2〜3。ChAJとChStはいずれもGOE+1.78。CiStは女性レベル2、男性レベル1。最後のChSlはGOE+1.66。最後まで集中してやりきった。技術点9番目の57.42、演技構成点も9番目の44.14、合計101.56でフリー9位、総合166.56で8位。
8番滑走でハリス/チャン組(豪。22、28)。曲はドビュッシー「月の光」他。振付はベイカー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。OFTは女性レベル1、男性レベル2で加点2〜3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。MiStは男女ともレベル2で加点2〜3。CuLiはレベル4で加点ほぼ2。最後にコレオ要素三つ。ChStはGOE+2.25、ChLiはGOE+2.37、ChSpはGOE+2.02。「最後にコレオをまとめてやる組が多いが、ChLiからChSpに続く動きがきれいだった」と東野さん。技術点7番目の61.83、演技構成点も7番目の46.92、合計108.75は自己ベスト更新でフリーも7位、総合178.12で7位。
9番滑走で地元イム/クァン組(韓。20、23)。曲は「Cruella」他。振付はデュブレイユ。女性の衣装は濃い臙脂色。全要素にほぼ全ジャッジが加点。フリーはRDよりずっとよかった。冒頭のRoLiはレベル4で加点2〜4。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3。SlLiもレベル4で加点ほぼ2〜4。ChSlはGOE+2.49。DSpはレベル4で加点2〜3。DiStは男女ともレベル2でほぼ加点1〜3。CuLiはレベル4で加点2〜4。ChStは!マークが付き、GOE+0.95。東野さんが「!マークが付くと評価が自動的に2段階下がる。原因は、二人が腕2本分以上離れたとか逆行したとかあるが映像からはわからない」。最後のChLiはGOE+2.49。二人とも要所要所の決めポーズがうまい。キスアンドクライでも笑顔。技術点6番目の63.09、演技構成点も6番目の48.56、合計111.65は今季最高でフリーも6位、総合184.02で6位。
最終グループ10番滑走でジンガス/コレズニク組(米。22、23)。曲は「Epilogue」他。振付はブノワ・リショー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは男女ともレベル2で加点2〜3。DSpとリフト三つはレベル4。うちDSpとStaLiは加点2〜4、RoLiは加点ほぼ3〜4。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点2〜3。最後にコレオ要素三つ。うちChStは当初GOE+2.49あったが、!マークが付き+1.19に。解説の東野さんも理由はわからず。ChLiはGOE+2.49、ChSlは+2.37。技術点5番目の63.78、演技構成点も5番目の50.14、合計113.92でフリーも5位、総合188.55で5位。
11番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(米。24,24)。曲は「カルメン組曲」。振付はデュブレイユ他。女性の衣装は黒のレースっぽい生地に赤いバラひとつ。最後のChSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSlLiはレベル4で加点3〜4。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点ほぼ3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3。あと二つのリフトとDSpはいずれもレベル4。うちCuLiとDSpは加点3〜4。ChStは手前側から行い、GOE+3.08。SeStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。うちChAJはGOE+2.85だが、ChSpでほんの少し女性がよろけて!マーク。GOEが2段階落ち+0.06。東野さんが「いい演技だったのに最後で残念」。技術点3番目の65.56、演技構成点4番目の52.22、合計117.78でフリーも4位、総合197.08で4位。
12番滑走でラジョワ/ラガ組(加。24、26)。曲は「The Sound of Silence」。振付はアグノエル。衣装は二人とも暗めの紫色。SyTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpは流れの中で行われ、GOE+3.2。OFTは男女ともレベル3で加点で加点ほぼ3。DSpとリフト三つはいずれもレベル4。うち最後のStaLiは加点ほぼ4、RoLiは加点3〜4、DSpは加点3。SyTwは女性が第2で足をついてレベル2、男性レベル4でGOE-3〜0。直後のDiStは動揺が残ったのか女性レベル1、男性レベル3だが加点3。ChStはGOE+2.61。ChSlはGOE+2.91。技術点4番目の65.24、演技構成点3番目の52.94、合計118.18でフリーも3位、総合201.04で銅メダル。
13番滑走でチョック/ベイツ組(米。32、36)。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。楽しそうに踊っていた。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のRoLiはレベル4で加点3〜5。ChSpはGOE+3.91。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。DSpとあと二つのリフトはいずれもレベル4。うち最後のStaLiは加点ほぼ4〜5、CuLiは加点3〜5。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。DiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。ChTwはGOE+4.03。ChStGOE+3.32。終わったとき、男性が右手でガッツポーズ。技術点最高の74.5、演技構成点2番目の57.22、合計131.72でフリー1位としたが、総合217.93で銀メダル。
最終滑走でギレス/ポワリエ組(加。33、33)。曲は「Air On the G String」「A Whiter Shade Of Pale」他。振付はラザグリアエフ他。「女性の衣装が袖無しに変更された」と小林アナ。金色を基調に赤い花と赤のアクセント。男性の衣装は赤系のスーツだが背中が開いている。ここも全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のRoLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点4〜5。ChAJはGOE+3.2。OFTは女性レベル1、男性レベル2だが加点3〜5。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。直ちに入るSyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。タンゴのステップを踏むChStはGOE+4.03。DSpしCuLiはいずれもレベル4.うち最後のCuLiは加点4〜5、DSpは加点ほぼ4。ChSpはGOE+3.44。技術点2番目の73.96、演技構成点最高の57.28、合計131.24でフリー2位、総合218.46で金メダル。最終順位を見たとき女性はびっくりした笑顔。カナダの同じ組が連覇するのは初めてらしい。
フィギュアスケート (2025.2/22、23,24,6/3,,4,6,7,13,14)
四大陸選手権 (2025.2/19〜23 ソウル・韓国) 選手権
<男子シングル>24人エントリー。22人出場。日本からは壷井、三浦佳生、友野。アメリカからプルキネン、樋渡、マー(当初エントリーからトルガシェフ、ナウモフが辞退)。カナダからサドフスキー、ラキッチ等。地元韓国からはチャ、キム・ヒョンヨン。カザフスタンはシャイドロフとジレンバイエフ。中国はチェン・ユドンなど。ボーヤン・ジンはいない。2/15にチウが欠場、ニューナムが繰上げ出場。イ・シヒョン(韓)とフィリピンのボロメオは当日棄権。イ・シヒョンは練習で肩を脱臼したという。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。男子は86.0点。全体としては少し高くなった。フジ地上波では、日本人3人とシャイドロフ、チャの5人を放送。解説は無良、実況は上中アナ。後日、Jスポーツで他の選手を見た。解説は岡崎さん、実況は赤平アナ。
3番滑走でニューナム(加。22)。後日見た。初めて見る選手か。曲は「Aline」。振付は不明。コーチはオズモンドのコーチだったラヴィ・ワリア。昨季プランタン杯3位、国内5位。今季チャレンジ杯7位、国内6位。カナダらしくスケーティングが滑らか。冒頭で3A成功。3F+3Tをきれいに決めたが、第1に!マーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loも全ジャッジが加点。技術点3番目の39.87、演技構成点14番目の33.94、合計73.81でSP7位。
8番滑走で樋渡(米。25)。後日見た。昨年11位。今季NHK杯8位。全米6位。曲は「Super bad」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の4Tはqマークでなんとかころばず。3Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点。スピン二つはレベル4。うち最後のCSSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lzからの連続ジャンプは、第1でステップアウトして第2つかず、要素を失う。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点。技術点17番目の32.17、演技構成点15番目の33.71、合計65.88でSP15位。
13番滑走でラキッチ(加。20)。昨季国内2位、世界ジュニア8位。今季スケートカナダ7位、国内はケガでフリー棄権。曲は継続の「Biblical」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の4Tは決める。3Aはこらえた。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fは!マークで転倒。連続ジャンプの要素を失う。技術点11番目の35.47、演技構成点も11番目の34.88、転倒の減点1、合計69.35でSP12位。
14番滑走でジミー・マー(米。29)。昨季全米6位。今季CSロンバルディア杯6位、全米5位。曲は「Mexican Phonk Eki」。振付はモロゾフ他。冒頭の4Tはこらえた。3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lz+3Tも成功。StSqとCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。繰上げ出場だが、よくまとめた。キスアンドクライでは、全米後の飛行機事故で亡くなった同じボストンクラブのジュニア選手たちの写真を見せていた。技術点2番目の44.46、演技構成点6番目の38.06、合計82.52でSP2位。
17番滑走で壷井(22)。昨季全日本7位。今季NHK杯3位。全日本3位。曲は「En Aranjuez Con Tu Amor」。振付は川越正大。冒頭で4Sがアンダーローテーションで転倒。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点3番目の41.3、演技構成点7番目の37.77、転倒の減点1、合計78.07でSP6位。
18番滑走でサドフスキー(加。25)。昨年10位。今季スケートカナダはフリー棄権。国内5年ぶり優勝。しかし「1枠しかない世界選手権派遣はこの四大陸の結果を見てから」とカナダスケ連は決めたと赤平アナ。曲は継続の「Unconscious」。振付はデュブレイユ。冒頭の4Tはqマーク。続く3Lz+3Tも第1がqマーク。3Aはアンダーローテーションで転倒。うーん。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜4だがVマークも。CCSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。技術点12番目の35.38、演技構成点5番目の38.47、転倒の減点1、合計72.85でSP9位。
19番滑走で友野(26)。昨季全日本6位。今季仏杯5位、フィン杯6位。全日本5位。曲は「Tshegue」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4T+3Tは惜しくも最後オーバーターン。しかし次が4Sのパンクした2Sで無得点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うち二つは加点2〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2。渾身のStSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。技術点7番目の39.04、演技構成点40.8、転倒の減点1、合計79.84でSP3位。
22番滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。昨年6位。世界選手権14位。今季ファイナル5位。冬季ユニバ4位。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」等。振付はリギーニ。Jスボーツの赤平アナは「試合ごとにうまくなっている」。ジャンプが安定していた。冒頭の4Lz+3Tは余裕があり、全ジャッジが加点2〜5。続く3Aも幅があり全ジャッジが加点ほぼ3。Jスボーツ解説の岡崎さんも称賛。FCSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。1.1倍になるところで4T成功。あと二つのスピンはレベル4。うちCSSpは全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の55.78、演技構成点4番目の38.95、合計94.73でSP1位。
23番滑走で地元チャ(韓。23)。昨年銅メダル。世界選手権10位。今季スケートカナダ3位、フィン杯フリー棄権。冬季ユニバ3位。曲は「Natural」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭は4Sの予定がパンクして2Sとなり無得点。得意の3Lz+3Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5。1.1倍になる3Aは慎重に跳び、全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル2でVマークだが全ジャッジが加点2〜3。技術点9番目の37.43、演技構成点最高の41.81、合計79.24でSP4位。
最終滑走で三浦(19)。昨季世界選手権8位。今季スケートアメリカ3位、NHK杯6位。全日本8位。曲は「Conquest of Spaces」。振付はブノワ・リショー。大会前に左ももを傷め、ジャンプの練習は1週間前に再開したとのこと。冒頭の4Sはよくこらえた。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つはレベル4.うち最後のCSSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3F+3Loは第2がダウングレードで転倒。試合でほとんど跳んだことのない連続ジャンプらしい。StSqはレベル3だがスピードに乗り、全ジャッジが加点2〜3。ケガのため構成はレベルを落としたという。終わった後、苦笑い。技術点6番目の39.25、演技構成点3番目の40.55、転倒の減点1、合計78.8でSP5位。
フリー。フジ地上波では、日本人3人とジミー・マー、チャ、シャイドロフ等9人を放送。後日、Jスボーツで他の選手を見た。
6番滑走でSP17位のリー・ユーシャン(台湾。18)。後日見た。昨季世界ジュニア16位。今季シニアデビュー、CSネーベルホルン杯20位、CSニースコートダジュール杯9位、CSゴールデンスピン10位、冬季アジア大会8位。曲は「エリナー・リグビー」。振付は佐藤有香、アボット他。コーチはイワン・ディネフ、アルトゥニアン他。スケーティングがきれい。冒頭の3Loと3Sは全ジャッジが加点。4Tはアンダーローテーション。3F+2Tは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+0.79。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Lz+3Tとソロの3Lzも成功、いずれも全ジャッジが加点。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点。ノーミスで終え、感極まったのか、顔を手で覆った。こんなにいい選手がいたのか。技術点8番目の77.12、演技構成点15番目の65.3、合計142.42は自己ベスト更新でフリー10位、総合204.29で14位。
7番滑走でSP16位プルキネン(米。24)。後日見た。曲は「Outro / Solitude」。振付はシェイリン・ボーン。SPとは別人のよう。冒頭の4Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜4。しかし次の3Aからの3連続の予定が1Aとパンク。3Loは決める。StSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQも全ジャッジが加点2〜3。冒頭のパンクのリカバリーをねらって3Aの2本目を跳んだが転倒、連続ジャンプも二つとなる。3Fは!マーク。ChSqはGOE+1.5。技術点9番目の74.68、演技構成点5番目の77.78、転倒の減点1、合計151.46でフリー8位と挽回、総合217.25で8位。
8番滑走で樋渡(米。25)。後日見た。曲は「Jimmy's Tux」他。振付はバトル。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。続く3Lz+3Tは第2にqマーク。3Aは成功、全ジャッジが加点。3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のCCoSpは戦時1〜3。ChSqはGOE+1.0。1.1倍になる3A+2A+SEQは第1が回り過ぎてこらえた。3Lz+1Eu+3Fは成功。3Loも決める。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。解説の岡崎さんは「後半なのによく動きますね。スピードがあるのでエッジが浅くなる」。技術点7番目の77.95、演技構成点9番目の71.96、転倒の減点1、合計148.91でフリー9位、総合214.79で9位。
14番滑走でサドフスキー(加。25)。曲は「インターステラー」。振付はシュイナール他。冒頭の4Sは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lzはステップアウト。3Aは決める。3Lo+2A+SEQは第1にqマークでこらえた。StSqとFCCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になるところの3連続は2S+1Eu+ステップアウトとなり第3は無得点。予定では、第1が4Sだった。3Lz+2Tは成功。ソロの2Aも決める。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点3〜5。ChSqは最後でよろけてGOE-0.57。技術点14番目の65.29、演技構成点7番目の75.76、合計141.05でフリー9位、総合213.9で10位。
15番滑走でSP8位の地元キム・ヒョンヨン(韓。18)。昨季JGPファイナル2位、ユース五輪金メダル。今季アジアンオープン4位、中国杯9位。曲は「Hold On to Hope in the Dark Time」他。振付はシン・イェジ。冒頭の4Tは成功。続く3Aはアンダーローテーション。3Lz+3Tは全ジャッジが加点。ソロの3Fに!マーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点。3Lo+2A+2A+SEQも決める。ソロの3Sは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.29。技術点4番目の82.44、演技構成点13番目の70.06、合計152.5でフリー6位、総合226.16で7位。
16番滑走でSP7位ニューナム(加。22)。曲は「Buenos Aires Hora Cero」他。振付は不明。冒頭の3連続はいきなり3Aがパンクして1A+1Eu+3Sに。4回転がないので、これは決めておきたかった。続く3F+3Tは第1に!マークとqマーク。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2。3Lo+2A+SEQも成功全ジャッジが加点。FSSpはレベル4。1.1倍になる3Fはステップアウト。次の3Loは片手つき。2Aは決め、全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.86。あと二つのスピンとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちFCCoSpは加点1〜3。技術点16番目の60.86、演技構成点11番目の70.67、合計131.53は自己ベスト更新でフリー14位、総合205.34も自己ベスト更新で12位。
17番滑走で壷井(22)。曲は「道化師」。振付はスカリ。冒頭の4S+3Tは間にオーバーターン二回。ソロの4Sはqマークでステップアウト。3Aは決める。FSSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3A+1Eu+3Sも成功。3Lz+2A+SEQは第1が!マーク。ソロの3Loは成功。あと二つのスピンはレベル4。ChSqはGOE+0.86。ソロの3Fは全ジャッジが加点1〜3。後半はまとめて全体的によかった。技術点5番目の81.71、演技構成点8番目の75.15、合計156.86でフリー5位、総合234.93で5位。
18番滑走で三浦(19)。曲は「シェルブールの雨傘」。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の4S+2Tはスピードがあり全ジャッジが加点2〜4。しかし続くソロの4Sで転倒。予定では3Aだったらしい。次は2Aにパンク。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点ほぼ2〜3、最後のCCoSpは加点2。もう一回ソロの3Aに挑戦、なんとか決める。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になるソロの3Lzは全ジャッジが加点1〜3。3F+1Eu+3Sの予定が+1Eu+の後両足をついてしまうが2Sを付けた。ChSqはGOE+1.36。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜3。CSSpはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。終わったときすごく痛そうに右足を押さえてしかめ顔。赤平アナが「ケガのため構成を大きく変更している。傷めているのは左足と聞いていましたが」。「左をかばって右も傷めたのかも。(左足のトーを突く)トーループは初めの2Tしかない」と岡崎さん。技術点10番目の71.22、演技構成点4番目の81.46、合計151.68でフリー7位、総合230.48で6位。
19番滑走でチャ(韓。23)。曲は「Balada para un Loco」に変更。振付はシェイリン・ボーン。終わったとき、ホッとした感じ。パンクした2T以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Sはきれいに決まり、加点3〜4。次は4Tがパンクして2Tに。得意の3Lz+3Loは加点2〜4。StSqとスピン三つはレベル4。うちStSqとCCoSpは加点3〜5。1.1倍になる3F+1Eu+3S成功、加点2〜3。3A+2A+SEQも決め、加点2〜3。ソロの3Fは加点3〜5。ChSqは音楽に合わせて大きく動き、GOE+2.14の最高得点。技術点2番目の95.27、演技構成点最高の90.51、合計185.78でフリー2位、総合265.02で銀メダル。
20番滑走で友野(26)。曲は「Butterfly」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の4S+2Tは全ジャッジが加点。ソロの4Sの予定が2Sにパンク。次をソロの4Sに変えて決める。ソロの3Loは2Loに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3A+1Eu+3Sを決め、全ジャッジが加点。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Aも成功、全ジャッジが加点。技術点6番目の82.55、演技構成点2番目の82.55、合計162.24でフリー4位、総合242.08で4位。
21番滑走でSP2位ジミー・マー(米。29)。曲は「Clair de Lune」。振付はアダム・ブレイク他。すばらしかった。冒頭の4T+3Tは全ジャッジが加点2。続くソロの4Tも全ジャッジが加点2〜3。3Loは転倒。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ソロの3Lzも全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3A+2A+SEQは第1がqマーク。続くソロの3Aは決める。3F+1Eu+3Sの第1に!マーク。ChSqはGOE+1.21。技術点3番目の85.94、演技構成点77.55、転倒の減点1、合計162.49でフリー3位、総合245.01で銅メダル。マーは初の表彰台。
最終滑走でシャイドロフ(カザフ。20)。曲は「Moonlight Sonata」他。振付はリギーニ。圧倒的なジャンプ力を見せた。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭で3A+1Eu+4Sを決め、加点2〜5。試合で成功したのは初めてらしい。続く4Lzは加点2〜4、4Tはほぼ加点1〜3。ソロの3Loは加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4で加点2〜3。1.1倍になるところでなんと4T+3Tを決め、加点ほぼ2〜3。さらに3Lz+2A+SEQも成功、加点2〜4。ソロの3Lzも加点2〜3。ChSqはGOE+1.0。ノーミスで終え、氷に仰向けに横たわった。岡崎さんも「減点は全くありません」。技術点ダントツの109.02、演技構成点4番目の81.35、合計190.37は自己ベスト更新でフリーも1位、総合285.1も自己ベスト更新で初の金メダル。
<女子シングル>21人エントリー。日本からは樋口、千葉、松生。アメリカからリウ、テネル、エヴァハート。カナダからスキーザス、デュピュイ等。地元韓国からキム・チェヨン、ユン・アースン、なんと資格停止だったイ・ヘインも。その他ロシアから転籍のサモデルキナ(カザフ)、中国からシァンイ・アン、ホンイー・チェン等。フジ地上波では、日本人3人とキム・チェヨン、アメリカの3人を放送。解説は村上佳菜子、実況は上中アナ。後日、Jスボーツで他の選手を見た。解説は岡部さん、実況は小林アナ。
3番滑走のメドランドスペンス(加。24)は、初出場。後日見た。昨季は国内13位だったが、今季CSワルシャワ杯優勝、国内3位になって出場できた。スケーティングは伸びがある。スピン三つはレベル4だがStSqはレベル2。連続ジャンプが3T+2Tで、ソロジャンプは3Lo。3Lzも3Fもないようだ。それでもノーミスの53.02でSP14位。
8番滑走のタラ・プラサド(印。24)はアメリカ生まれで三回目の出場。後日見た。前回2023年は14位。今季冬季アジア大会8位。曲は「Poeta en el Viento」他。振付は本人。衣装は赤。細かい動きが雑だが、見得は決まっている。3Lzのアンダーローテーション、LSpとStSqのレベル2などが響いて、SPは自己ベスト更新だが47.39で17位。なんとコーチの席にジェレミー・アボット(選手履歴にはザクライセクコーチなど)。小林アナも驚いていた。
9番滑走でシァンイ・アン(中。18)。後日見た。初出場。昨季スケートアメリカ9位、中国杯11位。今季アジアンオープン優勝、中国杯10位、国内5位、冬季アジア大会6位。曲は「Femme Fatale」他。振付はブノワ・リショー他。冒頭の3Loは全ジャッジが加点。続く2Aも全ジャッジが加点。スピンMFはレベル4.うち二つはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3S+3Tは第2にqマーク。StSqはレベル2で全ジャッジが加点。技術点9番目の31.59、演技構成点13番目の26.04、合計57.63でSP12位。4番滑走のジュウ・イーはSP15位、6番滑走のホンイー・チェンはSP16位。
10番滑走でサモデルキナ(カザフ。18)。後日見た。2021年までロシアの選手。昨季は国際大会出場なし。今季からカザフスタンへ移籍。JGPトルコ大会4位、CSデニス・テン記念シニア2位、冬季ユニバ銅メダル、冬季アジア大会4位。曲は四大陸では「リベルタンゴ」に変更。振付は不明。ここまでの9人とは別格だった。かつて4Sや3Aを跳んだ身軽さはないが、ジャンプは楽々と決めた。つなぎにも音楽表現の振付がたっぷり。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fも全ジャッジが加点1〜3。LSpとStSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点。解説の岡部さんは「StSqで上半身の動きが少ない」。技術点5番目の35.94、演技構成点12番目の28.04、合計63.98でSP8位。
11番滑走でユン(韓。18)。後日見た。2022年世界ジュニア4位。昨年出場せず。昨季CSロンバルディア杯12位、CSデニス・テン記念10位。今季CSネペラ記念優勝、フィン杯5位、国内5位。曲は映画「オッペンハイマー」より「Can You Hear the Music」他。振付は不明。コーチはチ・ヒョンジュン。冒頭の3Lz+3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。2Aも成功、全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Fも決め、全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のLSpはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。技術点3番目の6.74、演技構成点10番目の28.83、合計65.57は今季最高でSP6位。
12番滑走でデュピュイ(加。19)。後日見た。昨年9位。今季スケートカナダ10位、CSタリン杯3位、国内2位。曲は「Never Go Back」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3T+3Tは成功、全ジャッジが加点1〜3。2Aも全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzも決める。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の33.89、演技構成点11番目の28.46、合計62.35は今季最高でSP9位。ノーミスなのに順位は低いのは「連続ジャンプの種類が前のユン選手と違うため」と岡部さん。キスアンドクライでコーチともども笑顔。
13番滑走で樋口(24)。昨季全日本12位。今季ファイナル4位、全日本3位。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より4曲。振付はバトル。冒頭の2Aは全ジャッジが加点ほぼ3。しかし次の3Lzからの連続ジャンプの予定がステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3F+3Tで連続ジャンプをリカバリーしたが、第1に!マーク、第2はqマーク。技術点9番目の33.61、演技構成点6番目の31.49、合計65.1でSP7位。
14番滑走で松生(20)。昨季全日本17位。今季ファイナル6位、全日本5位。曲は「Ain't We Got Fun」。振付は佐藤紀子。冒頭の2Aはいつも通りふんわりと成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3F+3Tは第1が!マークでアンダーローテーション、第2もアンダーローテーション。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点1〜4。1.1倍になる3Lzの予定が2Lzになり無得点。痛かった。StSqとLSpはレベル3で全ジャッジが加点2以上。うち最後のLSpは加点2〜4。技術点16番目の25.24、演技構成点9番目の29.83、合計55.07でSP13位。
15番滑走でアリサ・リウ(米。19)。昨季はまだ引退中。今季スケートカナダ6位、NHK杯4位。全米2位。曲は「Promise」。振付はスカリ。冒頭の3F+3Tは第2がアンダーローテーション。以降の全要素に全ジャッジが加点。2Aは加点ほぼ2〜3。スピン二つはレベル4。うちFCSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点1〜3。StSqはレベル3で加点2〜4。最後のLSpはレベル2だが加点3〜4。技術点6番目の34.59、演技構成点4番目の32.5、合計67.09でSP4位。
最終グループ16番滑走でエヴァハート(米。18)。昨季全米シニア4位。今季仏杯5位、フィン杯4位、全米3位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。衣装は黒に近い深緑に銀ラメ。滑りはスピードがある。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tはややこらえたが、ほぼ加点1〜3。2Aも加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点2〜3。最後のStSqはリバーダンスのステップも入れ、レベル3だが加点2〜5。ジャンプの回転不足がないのが強い。解説の岡部さんは「最終グループの選手はやはり違いますね」。術点4番目の36.41、演技構成点7番目の30.95、合計67.36でSP3位。
17番滑走でテネル(米。27)。昨季全休。今季スケートアメリカ、NHK杯とも5位、全米4位。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。衣装は濃い深緑にケルティックな模様。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは加点1〜3。LSpはレベル3で加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3Loは加点2〜3。あと二つのスピンはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜4。StSqはアイリッシュ・ダンスの動きも入れ、レベル2だが加点2〜4。技術8番目の33.66、演技構成点3番目の32.92、合計66.58でSP5位。「リバーダンスが2人続きましたが、皆さんはどちらがお好きでしょうか」と岡部さん。
18番滑走でスキーザス(加。22)。後日見た。昨年6位、世界選手権18位。今季スケートカナダ5位、中国杯7位。国内優勝。曲は「The Lion King」より「Spirit」他。振付はアリソン・パーキス。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル3。うち最後のLSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Loはステップアウト。FSSpはレベル4。StSqは音楽をよく表現したがレベル2、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点11番目の28.96、演技構成点8番目の30.74、合計59.7でSP11位。キスアンドクライで、得点と順位に不満そう。ジャンプの回転不足やステップアウトが痛かったか。
19番滑走でイ・ヘイン(韓。19)。後日見た。昨年11位。今季前半は資格停止。国内6位。曲は「アヴェ・マリア」。振付はシン・イェジ。全体にスケートの伸びがなく、一本調子に急いでいた。冒頭は連続3回転の予定が、2Lz+3Tになり、第2もアンダーローテーション。2Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のStSqは加点ほぼ3〜5、CCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fは!マークでアンダーローテーション。技術点12番目の28.94、演技構成点5番目の31.83、合計60.77でSP10位。キスアンドクライでは、それほど悔しそうではなかったが、休んでいたためジャンプがここまで戻せただけでもよかったのか。
20番滑走でキム・チェヨン(韓。18)。昨年銀メダル、世界選手権銅メダル。今季仏杯4位、中国杯3位。曲は「トロン: レガシー」。振付はブノワ・リショー。万事そつがない。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点ほぼ3。続く3Lz+3Tも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のLSpは加点3〜4。1.1倍になる3Fは加点3〜4。回転不足やエッジエラーがないのが強み。技術点最高の40.15、演技構成点2番目の33.87、合計74.02は自己ベスト更新でSP1位。
最終滑走で千葉(19)。昨年金メダル、世界選手権7位。今季ファイナル2位、全日本4位、冬季ユニバ2位。曲は「Last Dance」。振付はウィーバー。緊張していたが、全体としてはうまくできた。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。続く2Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のLSpは加点3〜5、CCoSpとStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fもqマーク。技術点2番目の37.13、演技構成点最高の34.07、合計71.2でSP2位。
フリー。24人以内なので全員進む。フジ地上波では、日本とアメリカの各3人とサモデルキナ、イ・ヘイン、キム・チェヨンの9人を放送。後日、Jスボーツで他の選手を見た。
9番滑走で松生(20)。曲は「Lux Aeterna」。振付はローリ・ニコル。衣装は銀。スケーティングが速くて美しい。冒頭の3Loは滑らかに成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz+3T+2Tは第1、第2ともqマーク。次の3Fもqマーク。ChSqは全ジャッジが加点2〜3。ソロの2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点3〜4、StSqと最後のLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+2Tは成功。しかし3Fから連続ジャンプの予定がダウングレードでステップアウトし、第2を付けられずに繰り返しの違反。3S+2A+SEQとして連続ジャンプはリカバリーしたが、いずれもqマーク。技術点9番目の60.64、演技構成点8番目の61.39、合計122.03でフリー9位と挽回、総合177.1で11位。
10番滑走でシァンイ・アン(中。18)。後日見た。曲は継続の「Lara and My Torment」。振付はブノワ・リショー。冒頭の2Aは成功。続く3Fはqマークでこらえた。3Lo+2Tとソロの3Loは決める。スピン二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。ChSqは何をやったかよくわからず、GOE-0.43。1.1倍になる2A+3Tは第2がqマーク。3S+2T+2Loは成功。ソロの3Sはほぼ全ジャッジが加点。StSqはレベル2でほぼ全ジャッジが加点。FCCoSpはレベル2でVマーク。技術点14番目の55.0、演技構成点も14番目の51.29、合計106.29でフリー13位、総合163.92で13位。
11番滑走でスキーザス(加。22)。後日見た。曲は「The Butterfly Lovers Concerto」に変更。振付はアリソン・パーキス。冒頭の3Lz+3Tは成功。続く3Fは軸が傾いて転倒。3Loと3Sは全ジャッジが加点。CCoSpとStSqはレベル2。1.1倍になるところで2Lz+2Tになる。3Lo+2A+2T+SEQは成功。FCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.93。2Aは全ジャッジが加点。最後のLSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。曲は本人によく合っているが、滑り込みが足りない感じで残念。技術点11番目の59.7、演技構成点も11番目の58.07、転倒の減点1、合計116.77でフリー11位、総合176.47で12位。
12番滑走でイ・ヘイン(韓。19)。曲は「Ark Ascending」他。振付はシン・イェジ。まだ試合勘が戻っていないか。冒頭の3Lzで見事に転倒。連続3回転の予定だった。続く3Loは全ジャッジが加点1〜3。3F+3Tで連続ジャンプをリカバリーしたが、第2がアンダーローテーションで両足。3S+2T+2Loは成功。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。1.1倍になる3F+2A+SEQは第1がqマーク。ソロの3Lzは!マークとqマークの上、繰り返しの違反。2Aは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+1.43。技術点8番目の61.54、演技構成点7番目の61.79、転倒の減点1、合計122.33でフリー8位、総合183.1で8位。
14番滑走でサモデルキナ(カザフ。17)。曲は「Ave Maria」他。振付は不明。ジュニアの試合とプログラムが違うようだ。冒頭の3F+2Tは全ジャッジが加点1〜3。2Aと3S、3Loはいずれも全ジャッジが加点2〜3。すごく手堅く演技している感じ。スピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqとLSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マークとqマーク。ソロの3Fは全ジャッジが加点。3Lz+2A+2T+SEQは第1に!マーク。ChSqはGOE+0.48。技術点3番目の69.49、演技構成点9番目の59.9、合計129.39でフリー6位、総合193.37で7位。
15番滑走で樋口(24)。曲は「Nature Boy」他。振付はシェイリン・ボーン。冒頭の2Aは余裕があり全ジャッジが加点3。続く3Lz+3Tは第2にqマーク。ソロの3Loは全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。ソロの3Sはqマーク。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lzで転倒。3連続の予定だった。次を3Lo+2A+2A+SEQとしてリカバリー。3F+2Tは第1が!マーク。技術点5番目の66.79、演技構成点4番目の64.27、転倒の減点1、合計130.06でフリー5位、総合195.16で5位。試合後のインタビューで「ミスはあったが、SP、フリーとも落ち着いてできたのがよかった。世界選手権はまた緊張すると思うが今回の経験を生かしたい」。
最終グループ16番滑走でユン(韓。18)。後日見た。曲は「The Mummy Returns」。振付は不明。小林アナによると「有名な選手たちと同じグループで滑れてうれしい」と言ったらしい。冒頭で3Lzが1Lzにパンク。連続3回転の予定だった。続く3Lo、3S、2Aは全ジャッジが加点。ChSqはGOE+0.57。1.1倍になる3F+2A+SEQは第1でこらえた。3Lz+3Tは第2にqマークだが、冒頭のパンクをリカバリー。3F+2T+2Loは第1に!マーク。FCSpとStSqはレベル2。FCCoSpはレベル3にVマークも。最後のCCoSpはレベル4だがGOEはマイナス。新しく変えた靴がまだなじまないらしい。技術点12番目の58.27、演技構成点10番目の58.84、合計117.11でフリー10位、総合182.68で9位。
17番滑走でテネル(米。27)。曲は継続の「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒にたくさんのビーズ。ほぼノーミス。いよい完全復活か。冒頭の3Lz+3Tは第2がqマーク。つづく3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fと2Aはいずれも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜4。StSqはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Sは全ジャッジが加点。3Lz+2T+2Loも成功。ソロの3Loはこらえた。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点2番目の70.97、演技構成点も2番目の66.83、合計137.8でフリー2位、総合204.38で銀メダル。
18番滑走でアリサ・リウ(米。19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金。冒頭の3Fは!マーク。3Lz+3Tは第2がqマーク。次は3Sの予定が2Sに。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちFCSpは加点2〜4。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第2にqマーク。3F+2Tの第1が!マーク。ソロの2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqとLSpはレベル3だが全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点3〜4。ChSqはGOE+1.43。技術点6番目の65.49、演技構成点3番目の65.97、合計131.46でフリー4位、総合198.55で4位。3Aの練習もしているらしい。
19番滑走でエヴァハート(米。18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は赤。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く2A+3Tは第2にqマーク。ソロの3Fにもqマーク。3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点。CCoSpはレベル3、StSqはレベル2だがいずれも全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loは全ジャッジが加点。3Lz+2T+2Loも成功。ソロの3Sはほぼ全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うち最後のFCCoSpは加点2〜4。ChSqはGOE+0.93。すごくよく見えたが、あまりGOE伸びず。解説の岡部さんは「淡々と振付をこなしているところなど、まだジュニアっぽい」。技術点4番目の69.07、演技構成点5番目の63.6、合計132.67でフリー3位、総合200.03で銅メダル。
20番滑走で千葉(19)。曲は「Ariana Concerto No.1」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。全体にスピードもキレもなかった。緊張に負けたのかと思ったが、前夜から体調不良だったらしい。冒頭の3F+3Tは第1が!マーク。3Sはqマークであっさり転倒。3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。2Aは決める。ChSqはGOE+0.86。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz++2A+SEQと3Lz+2T+2Loは成功、ほぼ全ジャッジが加点。しかしソロの3Fがアンダーローテーションで転倒。最後のCCoSpはレベル2でVマーク。終わったとき、氷にがっくりひざをついた。どこか痛いように見えた。技術点7番目の62.84、演技構成点6番目の63.04、転倒の減点2、合計123.88でフリー7位、総合195.08で6位。
最終滑走でキム・チェヨン(韓。18)。曲は「Whisperers from the Heart」。振付はシン・イェジ。ノーミス。最後のスピン以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは加点2〜3。続く3Loも加点2〜3。3F+2T+2Loは加点1〜3。3Sも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点ほぼ4。1.1倍になる3Lz+3Tは加点2〜4。3Lz+2A+SEQは加点1〜3。ソロの3Fも加点2〜3。ChSqはGOE+1.64。技術点最高の78.27、演技構成点も最高の70.09、合計148.36でフリーも1位、総合222.38で初の金メダル。すばらしい得点なのにキスアンドクライでは喜ぶというより戸惑っているようだった。
フィギュアスケート (2025.5/6,9,10,17)
欧州選手権 ペア・アイスダンス (2025.1/28〜2/2 タリン・エストニア) 選手権
<ペア>18組エントリー。メテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー)、ハーゼ/ボロディン組(独)、ホッケ/クンケル組(独)、パブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン)、コンティ/マッチ組(伊)、ジラルディ/アンブロジーニ組(伊)、ダニロワ/ツィバ組(蘭)、コワレフ/コワレフ組(仏)など。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。ペアは75.0点。全体としては少し高くなった。それでも昨年と同じ数の組が出場。昨年金メダルのベッカーリ/グアリーゼ組(伊)は女性の足の手術があり今季全休。Jスポーツでは上位13組を放送。解説は岡部さん、実況は小林アナ。
9番滑走でコワレフ/コワレフ組(仏。30、33)。昨年SP15位フリー棄権。今季フランス杯7位、中国杯6位。曲は「Toxic」他。振付はドミニク・デニオ他。今まで見た中で一番よかった。冒頭の3Twはレベル1。ソロジャンプは女性が2T、男性が3T。3FThはこらえたがほぼ全ジャッジが加点。4Liはレベル4で全ジャッジが加点。BoDsとStSqはレベル3。うちStSqは動きがよく合っていて全ジャッジが加点1〜3。解説の岡部さんは「BoDsで女性がポジションに入るのが早い」。最後のCCoSpはレベル4。技術点9番目の30.21、演技構成点も9番目の26.92、合計57.13は今季最高でSP8位。フリーは9位で総合9位。
10番滑走でチチェティニーナ/ウォズニアク組(ポー。30、26)。2023年組換え。昨年10位、世界選手権19位。今季スケートカナダ6位、中国杯4位。曲は「Moderation」。振付はベルナドウスキ他。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点。3Tは男性がオーバーターン気味。3FThはややこらえたが成功。CCoSpと4Liはレベル4。うちリフトはダンスリフトから入り、全ジャッジが加点1〜3。BoDsはレベル2。女性がポジションに入るのが遅かった。最後のStSqはダンスリフトも入れ、レベル3。「二人とも笑顔で演技しているのがいい」と岡部さん。技術点5番目の33.35、演技構成点8番目の26.96、合計60.31でSP7位。
11番滑走でヴァイパンロウ/ディグビー組(英。25、23)。昨年9位。今季スケートアメリカ6位、NHK杯6位。曲は「Lighthouse」。振付はディーン。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点。2Aは成功、ほぼ全ジャッジが加点。4Liはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。3SThは幅があり、全ジャッジが加点2〜3。BoDsとStSq、最後のCCoSpはいずれもレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点。技術点2番目の35.8、演技構成点7番目の29.03、合計64.83でSP4位。
13番滑走でホッケ/クンケル組(独。24、26)。昨年7位、世界選手権5位。今季スケートカナダ4位、NHK杯4位。女性のケガからの復帰戦とのこと。曲は「I Love Rock n Roll」他。振付はカッペリーニ他。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点。3Sはタイミングはよく合っていたがqマーク。3LoThは両手付き。4Liはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。BoDsとStSq、最後のCCoSpはいずれもレベル3。うちStSqは男性がツイズルでややふらついたが、全ジャッジが加点。技術点6番目の33.01、演技構成点6番目の29.67、合計62.68でSP5位。
14番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、22)。昨年銀メダル。今季ファイナル3位。女性の両肩にすごいテーピング。曲は「Why?」。振付はセルゲイ・プリシュキン。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点。3FThはなんとかこらえた。3Sでは女性がアンダーローテーションで転倒。4Liはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。解説の岡部さんは「この組にしては演技のキレがよくない」。BoDsは無得点。途中で男性のピボットのかかとが落ちてしまった。最後のFCCoSpはレベル4。技術点14番目の27.91、演技構成点5番目の30.12、転倒の減点1、合計57.03でSP9位と大きく出遅れ。キスアンドクライで男性は頭を抱え、コーチたちは暗い顔。
最終グループ15番滑走でパブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。20、25)。昨年4位。今季スケートアメリカ5位、フィン杯2位。曲は「Kiss」他。振付はエフドキモア。冒頭の3Twは高さがあり、レベル3で全ジャッジが加点2〜3。3Tも合っていて全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3FThは片手つき。4Liはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。BoDsとStSqはレベル3。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。岡部さんが「見ていてワクワクするので、もっとつなぎを工夫すればGOEが伸びる」と言う。技術点3番目の35.53、演技構成点4番目の30.35、合計65.88でSP3位。
16番滑走でジラルディ/アンブロジーニ組(伊。25、31)。昨年銅メダル。今季ファイナル6位。曲は「El Tango De Roxanne」。振付はラノッテ他。全体に速い。冒頭の3Twはレベル3。ソロジャンプでは男性は2Aを跳んだが女性が1Aになり、無得点。これが痛かった。3LzThは片手付き。4Liはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。BoDsとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。最後のCCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。「この組はペアで一番エモーショナルな演技をするがジャンプが弱い」と岡部さん。技術点12番目の29.83、演技構成点3番目の31.12、合計60.95でSP6位。
17番滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。昨年6位。今季ファイナル4位。曲は「カルメン組曲」。振付はカッツァニーガ他。冒頭の3Twはレベル2。3LoThはステップアウト。3Sはピッタり合って全ジャッジが加点ほぼ2〜3。4Liはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3。BoDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。4LiとBoDsは速報値ではレベル4だった。最後のCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点4番目の35.27、演技構成点2番目の33.25、合計68.52でSP2位。
最終滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。昨年5位。今季ファイナル2連覇。曲は「You Were Mine」。振付はポール・ボル他。冒頭の3Twは余裕があり、レベル3で全ジャッジが加点2〜4。3Sは男性がこらえ気味だが成功。3LoThは幅があり、全ジャッジが加点2〜4。4LiとCCoSpはレベル4。うちリフトは全ジャッジが加点2〜4。StSqとBoDsはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のBoDsは加点1〜4、StSqは加点2〜3。技術点最高の38.47、演技構成点も最高の34.12、時間超過の減点1、合計71.59でSP1位。
フリー。16組が進む。Jスポーツでは全16組放送。
8番滑走でメテルキナ/ベルラヴァ組(ジョー。19、22)。曲は「A Necessary End」。振付はマラフェエフ。ほぼノーミス。冒頭の3Twはレベル4に全ジャッジが加点2〜3。3S+2A+2A+SEQはややずれたか゜決める。3Tで女性がステップアウト。3FThは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。リフト二つとFiDs、PCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちリフト二つは加点1〜3。3LoThは全ジャッジが加点2〜4。4Liはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のChSqはGOE+1.0。女性が黒いフードを被って終わる。解説の岡部さんが「あのフードにどんな意味があるのか知りたいですね」。技術点最高の71.34、演技構成点3番目の63.51、合計134.85でフリー3位と挽回、総合191.88で銅メダル。
10番滑走でチチェティニーナ/ウォズニアク組(ポー。30、26)。曲は「I Love You」。振付はマーク・ピレイ他。冒頭の3Twはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜4。3Tは男性がやや乱れた。2A+1A+1A+SEQは、男性第1がアンダーローテーション、第3では女性は2A、男性は1Aとなった。岡部さんが「シニアではせめて2Aは跳んでほしいので、1Aは禁止という案が出ている」と言う。3FThはこらえて決める。リフト三つとPCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち3Liはほぼ加点1〜4。3SThはタッチがあった。ChSqはダンスリフトを二つ行い、GOE+0.93。FiDsはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。ここもほぼノーミスで終え、女性が喜んでいた。技術点5番目の60.07、演技構成点8番目の57.48、合計117.55でフリー7位、総合177.86で7位。
11番滑走でジラルディ/アンブロジーニ組(伊。25、31)。曲は「ドラキュラ」より「The Brides」他。振付はラノッテ。「今季は『オペラ座の怪人』で作ったが役に入りこめず、昨季のプログラムに戻した」と小林アナ。冒頭の3Twはレベル3。2Aの予定のソロジャンプは女性が1Aに。3連続では男性が3Sのqマークで転倒、女性は+1A+SEQを付けたが、「体重移動のあるターンが入ったので無効」と岡部さん。この後はよかった。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち3Liは加点2〜4、最後のPCoSpは加点2〜3。BiDsはレベル2だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.36。3LzThは成功。3LoThは幅があり、全ジャッジが加点ほぼ2〜4。「ジャンプさえ決まれば」と岡部さんが残念がる。技術点7番目の58.46、演技構成点4番目の62.45、転倒の減点1、合計119.91でフリー5位、総合180.86で6位。
12番滑走でホッケ/クンケル組(独。24、26)。曲は「Out of the Dark」他。振付はラノッテ他。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。3Sは女性がアンダーローテーションで転倒。2A+1A+1A+SEQは、第3で2Aの予定だったが男性が1Aになった。3LoThは決め、全ジャッジが加点1〜3。リフト二つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。3FThは両足着氷に片手付き。3Liは姿勢変更の後1周だけで下ろしてしまいレベル1。「疲れが見える」と岡部さん。FiDsはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点2〜3。PCoSpはレベル2でVマーク。最後のChSqは二つダンスリフトなど行い、GOE+1.64。技術点10番目の54.9、演技構成点6番目同点の59.97、転倒の減点1、合計113.87でフリー8位、総合176.55で8位。
最終グループ13番滑走でヴァイパンロウ/ディグビー組(英。25、23)。曲は「Arrival of the Birds」。振付はマーク・ハンレッティ。冒頭の3Twはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Tは女性がステップアウトで片手つき。2A+2A+1A+SEQは離れていたが成功。しかし3LoThで転倒。リフト三つとPCoSp、FiDsはレベル4で全ジャッジが加点。うちPCoSpは加点ほぼ2〜3。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+0.76。3SThは軽くステップアウト。終わってから小林アナが「朝の練習で女性がリフトから落ちる事故があった」と言う。技術点6番目の59.96、演技構成点6番目同点の59.97、合計118.93でフリー6位、総合183.76で5位。
14番滑走でパブロワ/スヴィアチェンコ組(ハン。20、25)。曲は「Pirates of the Caribbean」。振付はラノッテ。冒頭の3Twはレベル2だが全ジャッジが加点2〜3。3T+2A+2A+SEQも全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし3FThで転倒。3Sは女性がこらえて決めた。リフト二つはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。FoDsはレベル2。3LoThはほぼ全ジャッジが加点。5RLiはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.71。最後のPCoSpはレベル2でVマークだが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点4番目の65.04、演技構成点5番目の61.52、転倒の減点1、合計125.56でフリー4位、総合191.44で4位。3位とは0.44の僅差にコーチ陣も悔しそう。
15番滑走でコンティ/マッチ組(伊。24、29)。曲は「Papa Can You Hear Me?」。振付はマッテオ・ザンニ他。冒頭の3Twはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2〜4。3T+2A+2A+SEQは男性の第3がアンダーローテーション。3Sは決める。リフト三つとPCoSpはレベル4で全ジャッジが加点。うち5TLiと最後のPCoSpは加点2〜4。3LoThはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。3SThも決め、全ジャッジが加点2〜4。FiDsはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。ChSqはニースライドやダンスリフトを行い、GOE+1.29。技術点3番目の69.88、演技構成点2番目の68.49、合計138.37でフリーも2位、総合206.89で銀メダル。
最終滑走でハーゼ/ボロディン組(独。25、25)。曲は「四季」より「冬」「夏」他。振付はマーク・ピレイ他。冒頭の3Twはキャッチに余裕があり、レベル3だが全ジャッジが加点ほぼ4〜5。3T+2A+2A+SEQの予定の3連続は、女性の第3がAになり、無効要素に。だが以降の全要素に全ジャッジが加点。3Sは成功、加点1〜3。3LoThは加点ほぼ3〜4。5RLiはレベル3で加点2〜3。FoDsはレベル2で加点1〜3。PCoSpとあと二つのリフトはレベル4。うち5ALiは加点3〜4。3SThもきれいに成功、加点2〜4。ChSqはGOE+1.36。技術点2番目の70.7、演技構成点最高の70.19、合計140.89でフリーも1位、総合212.48で金メダル。キスアンドクライで得点を見たとき大喜び。優勝インタビューで、女性は「ジャンプでミスしたので優勝できないかと思った。まだ少し信じられない」と言っていた。表彰式では、ロシア出身の男性がドイツ国歌を「覚えている途中のようだ」と小林アナ。
<アイスダンス>30組エントリー。リード/アンブルレビシウス組、ロパレワ/ブリソー(仏)、デムージョ/ルメルシエ組(仏)、ギナール/ファブリ組(伊)、タシュレロワ/タシュラー組、ムラズコワ/ムラゼク組、スマート/ディーク組、デイヴィス/スモルキン組、フィアー/ギブスン組、ベッカー/ヘルナンデス組、トゥルッキラ/フェルスルイス組、折原/ピリネン組など。16番滑走トカチェンコ/キリアコフ組(イスラ)が棄権。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。アイスダンスは85.0点。全体としては少し高くなり、昨年より3組減った。Jスポーツでは上位14組を放送。解説は都築さん、実況は小林アナ。
17番滑走でベッカー/ヘルナンデス組(英。19、23)。2回目の出場。昨年17位。今季CSゴールデンスピン優勝。曲は「Get Back」他ビートルズ・メドレー。振付・コーチともクームズ他。女性のスカートは白地にカラフルな花のアップリケ。冒頭のMiStは男女ともレベル2で加点ほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChRSはGOE+3.0。解説の都築さんが「一回だけ離れてもよいが他はホールドが必要」。PStはレベル1でほぼ全ジャッジが加点1〜3。SqTwは男女ともレベル3は取りこぼしか。最後のRoLiは速くレベル4で全ジャッジが加点1〜4。若さを前面に「おしゃれなプログラム」と都築さん。技術点13番目の37.97、演技構成点も13番目の30.16、合計68.13でRD13位。
19番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。22、25)。3回目の出場(初の2022はロシアの選手。2023〜ジョージア移籍)。昨年8位。今季から拠点をカナダへ変更。スケートアメリカ4位、中国杯8位。曲は「Lady Marmalade」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは男女ともレベル2で加点2〜3。SqTwは二人の距離が近く、男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1。都築さんによれば「PStの間はホールドが必要で三回変えなければならない」。ChRSはGOE+3.43。最後のRoLiはレベル4で加点2〜4。技術点10番目の41.32、演技構成点9番目の32.5、合計73.82でRD10位。
20番滑走でヤンセファンレンスブルフ/シュテファン組(独。31、29)。3回目の出場。昨年11位。今季NHK杯7位。曲は「Boogie Shoes」他。振付はカメレンゴ。衣装は二人とも蛍光ピンク。女性のパンツはパンタロン風。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル3で加点1〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。ChRSはGOE+4.07。最後のRoLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。技術点6番目の43.42、演技構成点11番目の32.03、合計75.45でRD9位。フリーは自己ベスト更新だが11位、総合11位。
21番滑走でスマート/ディーク組(西。27、28)。昨年欠場のため初出場。今季スケートアメリカ3位、中国杯4位。曲は「Move Over」他。振付はデュブレイユ他。女性の上衣は黒、パンツは濃い赤。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル2でほぼ加点2〜3。MiStは男女ともレベル3で加点ほぼ2〜3。CuLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。最後のChRSはGOE+4.29。技術点9番目の43.21、演技構成点6番目の32.92、合計76.13は自己ベスト更新でRD7位。
22番滑走で折原/ピリネン組(フィン。24、29)。昨年10位。今季NHK杯6位、フィン杯6位。曲は「Disco Inferno」他。振付はスカリ。女性の衣装はピンクのパンツスーツ。全要素に全ジャッジが加点。相変わらず、女性が元気いっぱいの演技。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜3。RoLiはレベル4で加点ほぼ2〜3。PStはレベル2。最後のChRSは「YMCA」の曲に乗せ、GOE+5.36を取った。技術点7番目の43.32、演技構成点10番目の32.38、合計75.7は自己ベスト更新でRD8位。
23番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。18、21)。2023年世界ジュニア金メダル。二回目の出場。昨年9位。今季スケートアメリカ6位、フランス杯5位。曲は「Love Me Do」他。振付はマッテオ・ザンニ他。女性の上衣は黒、スカートはカラフルなフレア型。冒頭のMiStは男女ともレベル2で加点2〜3。SqTwは男性にミスがあり、女性レベル4、男性レベル2。ChRSはGOE+3.43。PStはレベル1で全ジャッジが加点1〜3。最後のCuLiはレベル4で加点2〜3。技術点12番目の38.53、演技構成点も12番目の31.73、合計70.26でRD12位。「これから楽しみ」と都築さん。
24番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。23、25)。昨年7位。今季スケートカナダ4位、フィン杯4位。曲は「Hot Stuff」他。振付はマッテオ・ザンニ他。二人とも上衣は紫、スカートとズボンは黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル1で加点2〜3。MiStは女性レベル2、男性は途中よろけてレベル1だが、加点1〜3。SqTwは男女ともレベル3で加点1〜3。RoLiはレベル4で加点1〜3。最後のChRSはGOE+4.29。技術点11番目の40.28、演技構成点6番目の33.16、合計73.44でRD11位。
25番滑走でデムージョ/ルメルシエ組(仏。23、25)。昨年5位。今季NHK杯5位、中国杯7位。曲は「I Want You Back」他。振付・コーチともカリーヌ・アリベルナース他。女性の衣装はツルツルの素材でオレンジ色のベルト、男性の衣装は上下黒だが金色のベルト。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはレベル4で加点2〜4。PStはレベル1で加点ほぼ2〜3。SqTwは男女ともレベル4で加点1〜4。MiStは男女ともレベル3で加点2〜4。最後のChRSはGOE+3.86。技術点8番目の43.31、演技構成点9番目の32.83、合計76.14は自己ベスト更新でRD6位。フリーは今季最高で10位、総合9位。
最終グループ26番滑走でトゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。30、30)。昨年6位。今季フィン杯3位、中国杯5位。曲は「I Got You」と「ダンス天国」。振付はスカリ。女性の上衣はピンク、スカートは白地に水玉。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のSqTwは速く女性レベル4、男性レベル2で加点2〜4。PStはレベル2で加点ほぼ3。MiStは距離も近く、女性レベル3、男性レベル2で加点3〜4。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSも楽し気でGOE+5.57の高得点。技術点3番目の46.21、演技構成点4番目の35.05、合計81.26は自己ベスト更新でRD4位。初めて80点を越えたとのことで、キスアンドクライではみんな大喜び。
27番滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。30、32)。「リード選手のリトアニア市民権が認められた」と小林アナ。昨年銅メダル。今季フランス杯4位、NHK杯3位。曲は「Da Ya Think I'm Sexy?」。振付はデュブレイユ。女性の上衣は光る濃いピンク、パンツは黒。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwはジャンプエントリーだが、解説の都築さんは「低かったので認められない」。男女ともレベル3で加点2〜4。PStは速報値ではレベルBだったが、レベル1で加点2〜4。「途中でジャンプしてしまった」と都築さん。MiStは男女ともレベル3で加点2〜4。RoLiはレベル4で加点ほぼ3。最後のChRSはGOE+4.71。全体に少し動きにキレがなかったか。技術点5番目の43.85、演技構成点も5番目の34.82、合計78.67でRD5位。
28番滑走でフィアー/ギブスン組(英。25、30)。7回目の出場。昨年銀メダル。今季ファイナル3位。曲は「Le Freak」他。振付はアグノエル他。SqTw以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwでは、女性の第2の最後でミスがあり、男女ともレベル4だがGOE-1〜2。PStはレベル2で加点ほぼ3。MiStは男女ともレベル3で加点ほぼ3。ChRSはGOE+5.36。最後のRoLiはレベル4に加点4。技術点4番目の45.51、演技構成点2番目の36.06、合計81.57でRD3位。
29番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)。昨年4位。今季ファイナル6位。曲はBoney M「Night Flight to Venus」他。振付はアグノエル。「今年はメダルを取りたい」とのこと。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。PStはレベル2で加点2〜3。MiStは男女ともレベル3で加点3〜4。解説の都築さんが「二人ともクリーンなエッジ」。StaLiはレベル4で加点ほぼ3〜4。最後のChRSはGOE+5.57の高得点。技術点2番目の47.03、演技構成点3番目の35.72、合計82.75は自己ベスト更新自己ベスト更新でRD2位。
最終滑走でギナール/ファブリ組(伊。35、37)。昨年2連覇。今季ファイナル2位。曲は「Land of 1000 Dances」他。振付はジォルダーニ他。女性の上衣は丈が短い赤、パンツは濃いグレー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは二人の距離が近く、女性レベル4、男性レベル3で加点2〜3。MiStは途中で二人がごろんと寝そべる動きが入る形で、男女ともレベル3で加点3〜4。RoLiはレベル4に加点ほぼ4。PStはレベル3で加点ほぼ2〜3。最後のChRSはGOE+5.57の高得点。技術点最高の47.38、演技構成点も最高の36.85、合計84.23でRD1位。
フリー。20組が進む。Jスポーツでは7番滑走以降を放送。
8番滑走でベッカー/ヘルナンデス組(英。19、23)。曲は「The Name's Bond... James Bond」他。振付・コーチともバックランド他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。SyTwも男女ともレベル4で加点2〜3。SlLiは男性の片方の靴に女性が両手をつき逆立ちする形だがやや滑らかさが欠け、レベル3で加点2〜3。DSpはレベル4で加点2〜3。CiStは女性レベル1、男性レベル2で加点ほぼ2〜3。ChSlはGOE+1.78。OFTは男女ともレベル2で加点ほぼ2。最後にコレオ要素二つ。うちChStは長辺を使い、GOE+2.13。最後のChAJはGOE+1.78。「イギリス人がボンドをやるのはよく合っている」とのこと。技術点13番目の61.53、演技構成点も13番目の46.36、合計107.89でフリー13位、総合176.02で13位。
9番滑走でムラズコワ/ムラゼク組(チェコ。18、21)。曲は著作権の関係で欧州選手権から「Rain, In Your Black Eyes」に変更。振付不明。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはレベル4に加点2〜4。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。SeStも男女ともレベル2で加点2〜3。ChHyはGOE+2.49。DSpはレベル4で加点3〜4。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。SyTwは女性の第2の最後でチェックスリーがありレベル2の取りこぼし、男性レベル4。最後にコレオ要素二つ。うちChStはGOE+2.49、ChLiはGOE+2.37。技術点11番目の63.43、演技構成点12番目の47.98、合計111.41でフリー12位、総合181.67で12位。
10番滑走でタシュレロワ/タシュラー組(チェコ。23、25)。曲は「Porcelain」。振付はカメレンゴ他。全要素に全ジャッジが加点2以上。全体にスピードがある。冒頭のCuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。OFTは男女ともレベル3で加点2〜4。SeStは「ひざが柔らかい」と都築さん。女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。SlLiはレベル4で加点2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点ほぼ3〜4。ChSpはGOE+2.13。DSpはレベル4で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。うちChStはGOE+2.49、ChSlはGOE+2.13。ChSlは「男女が同時に2秒以上氷に触れている」必要があるとのこと。技術点9番目の65.69、演技構成点も9番目の49.36、合計115.05でフリー9位、総合188.49で10位。
11番滑走でデイヴィス/スモルキン組(ジョー。22、25)。曲は「Kashmir」他。振付はアグノエル他。女性のパンツスーツは深緑色の地に金で模様。男性は袖無し。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトは、最初にジャンプして入る形で、いずれもレベル4に加点3〜4。OFTはぴったりそろっており、男女ともレベル3で加点2〜3。SyTwは女性レベル3、男性レベル4で加点2〜4。ChSlはGOE+2.73。DSpはレベル4で加点2〜4。CuLiはレベル3で加点2〜4。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChLiは男性の肩に女性が腰かけた形で、GOE+2.49。最後のChStはGOE+2.61。技術点7番目の66.99、演技構成点10番目の49.34、合計116.33でフリー8位、総合190.15で8位。
13番滑走で折原/ピリネン組(フィン。24、29)。曲は「コーラスライン」より「Opening: I Hope I get It」他。振付はパーキネン。会心の出来。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。ChAJはバレエのポーズのような形もあり、GOE+2.61。OFTは男女ともレベル2で加点2〜3。StaLiは音楽によく合っていてレベル4に加点2〜4。CiStは男女ともレベル2で加点ほぼ2〜3。DSpはレベル4で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChStはダンスのオーディションを表してGOE+3.79の最高得点。最後のChLiはGOE+2.96。技術点6番目の67.6、演技構成点7番目の50.64、合計118.24は自己ベスト更新でフリー6位、総合193.94も自己ベスト更新で7位。キスアンドクライでは得点を見てコーチ陣も大喜び。
14番滑走でスマート/ディーク組(西。27、28)。曲は映画「Dune」より「Resurrection」他。振付はアグノエル他。「女性の衣装を変更した」と都築さんは言うが、フードのような部分か。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のStaLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜5。RoLiの女性は座禅のような姿勢。OFTは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。ChSpはGOE+2.49。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。DSpとStaLiもレベル4。うちDSpは加点3〜4、SlLiは加点2〜3。MiStは女性レベル2、男性レベル3で加点2〜3。最後にコレオ要素二つ。ChLi、ChStともGOE+3.32。技術点2番目の69.79、演技構成点5番目の53.06、合計122.85は今季最高でフリー5位、総合198.98で5位。
最終グループ16番滑走でリード/アンブルレビシウス組(リト。30、32)。曲は「Lord and Master」他。振付はデュブレイユ。女性のスカートは黒いチュチュのようだが黒鳥ではない。全要素に全ジャッジが加点2以上。RDより動けていた。冒頭のStaLiはレベル4で加点2〜4。SyTwも男女ともレベル4で加点ほぼ3〜4。SlLi+RoLiは第1がレベル3、第2がレベル4で加点ほぼ3〜4。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜3。DiStは男女ともレベル2で加点2〜4。最後にコレオ要素二つ。ChStはGOE+2.73。ChHyはGOE+2.25。「ChHyは二人とも氷と体が平行」でないといけない。技術点8番目の65.85、演技構成点6番目の52.14、合計117.99は今季最高でフリー7位、総合196.66も今季最高で6位。
17番滑走でトゥルッキラ/フェルスルイス組(フィン。30、30)。曲は「Bewitched」他。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のOFTは男女ともレベル2で加点ほぼ3〜4。CuLiはレベル4で加点3〜4。SyTwは男女ともレベル3で加点ほぼ3〜4。DiStも男女ともレベル3で加点2〜3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点4〜5。ChAJは独創的で女性の長い脚を交差したりする形もあり、GOE+2.85。ChLiはGOE+3.56の高得点。DSpはレベル3だが加点3〜4。最後のChStはGOE+3.2。技術点4番目の69.57、演技構成点2番目の54.86、合計124.43は自己ベスト更新でフリー3位、総合で205.69も自己ベスト更新で4位。
18番滑走でフィアー/ギブスン組(英。25、30)。曲は「Halo」他。振付はシュイナール他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+2.61。ChSpは「3回以上回る必要がある」とのこと。SeStは女性レベル2、男性レベル3で加点1〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点1〜5。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点3〜4。SlLiでは男性の右肩で女性がV字バランスのような姿勢をとった。DSpもレベル4に加点2〜4。ChTwはGOE+3.08。OFTは男女ともレベル3で加点2〜4。ChStはGOE+3.32。最後のStaLiはレベル4で加点3〜4。技術点3番目の69.61、演技構成点も3番目の54.84、合計124.45でフリー2位、総合206.02で銅メダル。
19番滑走でロパレワ/ブリソー組(仏。24、27)。曲はBFRND「Elephant」他。振付はシゼロン。全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭のStaLiは自然な入りでレベル4で加点3〜4。SlLiは男性の背中側で女性が片腕を男性の首に回して倒立の姿勢をとり、レベル4に加点4〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜4。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点3〜4。ChAJはGOE+2.49。DSpとRoLiはレベル4。DSpは加点2〜4、RoLiは加点3〜4。MiStは男女ともレベル3で加点ほぼ3。最後にコレオ要素二つ。ChStはGOE+3.08、ChSlはGOE+2.73。都築さんは「終始クリーンなエッジで昨年よりだいぶ上手になった」。技術点5番目の69.43、演技構成点4番目の54.58、合計124.01は自己ベスト更新でフリー4位、総合206.76も自己ベスト更新で初の銀メダル。
最終滑走でギナール/ファブリ組(伊。35、37)。もう13回目の出場とか。曲は「Robotboys Audition」他。振付はフーザルポリ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSpはGOE+3.32。SlLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点4〜5。SlLiでは女性が縦回転して倒立の姿勢で男性が腰を支える形。SyTwは女性レベル4、男性レベル3で加点1〜4。OFTは男女ともレベル2で加点3〜4。DSpはレベル4で加点3〜4。CiStは女性レベル2、男性レベル3で加点3〜4。StaLiは女性が片手を男性の靴につき、男性の首に片足の足首をかける独創的な形。レベル4で加点3〜4。最後にコレオ要素二つ。ChStはGOE+3.2。ChLiはGOE+3.68の高得点。技術点最高の71.47、演技構成点も最高の56.42、合計127.89でフリーも1位、総合212.12で3連覇。
フィギュアスケート (2025.2/11,12,14,18,21,28,3/1,3)
欧州選手権 (2025.1/28〜2/2 タリン・エストニア) 選手権
<女子シングル>31人エントリー。ピンザローネ(ベル)、ペトロキナ(エスト)、ユルキネン(フィン)、グバノワ(ジョー)、グトマン(伊)、クラコワ(ポー)、レポンド(瑞)等。昨年金メダルのヘンドリクス(ベル)、8位のミクティナ(墺)、4位のカイザー(瑞)は欠場。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。女子は75.0点。全体としては少し高くなった。Jスポーツ解説は岡部さん、実況は小林アナ。
13番滑走でホヴァイン(ベル。20)。昨年23位。今季CSタリン杯5位。曲は「ボヘミアン・ラプソディー」。振付はトマス・ロシュレット。冒頭の3F+3Loは第1がqマーク、第2はアンダーローテーション。続く3Lzは!マーク。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜3。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点1〜3。StSqはレベル2。解説の岡部さんに「もう少していねいに」と言われる。技術点10番目の30.68、演技構成点15番目の25.51、合計56.19は自己ベスト更新でSP11位。
15番滑走でスポアース(英。20)。初出場。曲は「Love is a Bitch」。振付は不明。なかなかスピードがあってよかった。冒頭の3F+2Tは全ジャッジが加点。続く3Loも全ジャッジが加点1〜3。FCSpとStSqはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点1〜3。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うち最後のSSpは加点2〜4。技術点9番目の31.5、演技構成点14番目の25.89、合計57.39は自己ベスト更新でSP10位。
20番滑走でペゼッタ(伊。17)。今季JGP4位と5位、CSワルシャワ杯5位。曲は「火の鳥」。振付はアダム・ソルヤ。衣装は赤。なかなかパワフルな滑りだった。冒頭の3Lz+2Tは高さがあり、全ジャッジが加点2〜4。続く2Aも全ジャッジが加点2〜3。FCSpとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ3〜4。1.1倍になる3Fは片手つき。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。技術点7番目の33.18、演技構成点6番目の29.55、合計62.73でSP6位。
24番滑走でザウター(ルーマニア。27)。167cm。昨年9位。今季CSブダペスト杯6位。国内4連覇。曲は「Una Noche Mas」。振付は本人。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点2〜4。続く3T+2Tはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4.うちCSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる2Aも全ジャッジが加点2〜3。StSqはレベル3で全ジャッジが加点2〜3。技術点8番目の33.03、演技構成点も8番目の28.93、合計61.96でSP8位。
25番滑走でシルト(仏。20)。昨年5位。今季仏杯10位、フィン杯6位。曲は「Laissez Moi Danser」。振付はパパダキス。冒頭の3Lz+3Tは成功。続く2Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Loも決める。StSqはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の34.49、演技構成点9番目の27.98、合計62.47でSP7位。
最終グループ26番滑走でグトマン(伊。22)。昨年10位。今季NHK杯6位、フィン杯2位。冬季ユニバ5位。曲は「Squid Game」他。振付はランビエール他。衣装は黒で、背中に線状のイカ? 音楽に合った独創的な動き。冒頭の3T+3Tは幅があり、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。2Aも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4でほぼうちSSpは加点2〜3。全ジャッジが加点。1.1倍になる3Lzは!マークとqマーク。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。技術点6番目の33.24、演技構成点5番目の30.55、合計63.79でSP5位。
27番滑走でクラコワ(ポー。22)。昨年SP25位でフリーに進めず。今季スケカナ9位、NHK杯11位。曲は「Let's Get Loud」。振付・コーチともアモディオ。今季から拠点をフランスに変えたという。冒頭の3Lz+2Tはほぼ全ジャッジが加点。続く3Fはeマーク。CCoSpとStSqはレベル3。うちStSqは生き生きと滑り、全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる2Aも決める。あと二つのスピンはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。技術点11番目の29.3、演技構成点7番目の29.4、合計58.7でSP9位。
28番滑走で地元ペトロキナ(エスト。20)。まさにタリン生まれとのこと。昨年ケガで欠場。今季NHK杯10位、フィン杯7位。曲は「Soldier」。振付はマーク・ピレイ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の2Aは大きく、加点2〜4。続く3Lz+3Tも加点1〜3。スピん二つはレベル4。うちCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Fも加点ほぼ2〜3。StSqはレベル3だが加点3〜4。FCSpはなぜかレベル2だが加点2〜4。終わったときガッツポーズ。解説の岡部さんが「気合が入っていました」。小林アナは「気合が空回りすることもあるが今日はいい方に働いた」。技術点最高の37.45、演技構成点3番目の31.49、合計68.94は自己ベスト更新でSP2位。
29番滑走でグバノワ(ジョー。22)。昨年銀メダル。今季仏杯8位、中国杯8位。曲は「Money, Money, Money」。振付はアダム・ソルヤ。CCoSp以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜3。続く2Aは加点ほぼ3〜4。スピン三つはレベル4。うちFCSpは加点2〜4。StSqはレベル2で加点ほぼ2〜3。「この選手はミスしないのが強み」と岡部さん。技術点2番目の37.31、演技構成点最高の31.68、合計68.99でSP1位。2位とは0.05の僅差。
30番滑走でピンザローネ(ベル。18)。昨年銅メダル。今季スケートアメリカ、仏杯とも6位。国内優勝。曲は「白鳥の湖」。振付はブノワ・リショー。衣装は黒。冒頭の3Lz+3Tは第2がアンダーローテーション。しかしこれ以降の全要素に全ジャッジが加点。続く2Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うち最後のLSpは加点3〜5、StSqとCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loも加点2〜3。後半になるにつれ良くなっていった。「昨年のメダルで自信がついた」と小林アナ。技術点4番目の35.51、演技構成点も4番目の31.29、合計66.8でSP4位。
最終滑走でレポンド(スイス。18)。昨年7位。今季スケカナ4位、中国杯6位。曲は「Mother Nature」。振付はダビド・ヴィンクール。衣装は水色と青が交互に斜めに配され、スカートの裾も花びらのよう。冒頭の3F+3Tは決める。これ以降の全要素に全ジャッジが加点。イーグルから跳ぶ2Aは加点2〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqとC1.1倍になる3Loも加点2〜3。CoSpは加点2〜4。終わったとき「できた」という感じで喜んだ。技術点3番目の37.09、演技構成点2番目の31.59、合計68.68は自己ベスト更新でSP3位。
フリー。
7番滑走でSP18位ユルキネン(フィン。18)。一昨年7位。今季フィン杯10位、冬季ユニバ6位。曲は「Wake of Death」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lzが!マークとqマークで転倒。予定では連続3回転だった。続く3Fは成功、全ジャッジが加点。3Lo、2Aも決める。スピン二つはレベル4。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になるところで3Lo+2T+2Lo成功。3Lo+2Tは第1にqマークで間にオーバーターン。2S+2Loは元々ソロの3Loの予定だったが冒頭の連続ジャンプをリカバリー。StSqはレベル2。最後のCCoSpの予定が入りでよろけてスピンに入れず無得点。これが痛かった。技術点17番目の47.19、演技構成点も17番目同点の49.69、転倒の減点1、合計95.88でフリーも18位、総合146.18で18位。
8番滑走でSP17位セルナ(仏。25)。曲は「Exogenesis: Symphony Part 2」他。振付はパパダキス他。よかった。冒頭の3Lz+2Tは全ジャッジが加点2〜3。続く3S、3T、2Aも成功。うち3Tは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うちStSqは音楽によく合っていて、加点2〜4。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる3F++2A+SEQは成功。3Lzはダウングレードで両足。3Fはqマークでステップアウト。技術点7番目の57.22、演技構成点8番目の56.15、合計113.37でフリー7位、総合163.7で11位。
16番滑走でクラコワ(ポー。22)。曲は「キャッツ」。振付はアモディオ。髪につけていた猫耳はない。冒頭の3Lzでいきなり転倒。ここは3連続の予定だった。3Loは成功。3S+2Tも決める。3T成功。スピン二つはレベル4でいずれもほぼ全ジャッジが加点。確かここで衣装替え。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3S++2A+SEQは第1がqマーク。ソロの3Sはステップアウト。2A+2T+2Loは第3がアンダーローテーションになったが、冒頭の3連続をリカバリー。FCCoSpとStSqはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点。うちStSqはほぼ加点1〜4。「新しいコーチと一緒にジャンプを全部見直している途中なので不安定」と小林アナ。技術点12番目の54.02、演技構成点10番目の57.29、転倒の減点1、合計110.31でフリー11位、総合169.01で8位。
最終グループ19番滑走でペゼッタ(伊。17)。曲は映画「アヴァター」より3曲。振付はラノッテ。大きなジャンプが魅力。冒頭の3Fは幅があり、全ジャッジが加点2〜4。2A+3Tもすごく大きいジャンプで全ジャッジが加点3〜4。次は3Loの予定が2Loに。3Lz+2A+SEQも迫力があり全ジャッジが加点2〜4。FCSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3S+2Tも決める。ソロの3Lzはステップアウト。ソロの3Loはほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+0.79。StSqは途中でつまづき、レベル2。あと二つのスピンはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点3番目の63.09、演技構成点6番目の60.37、合計123.46は自己ベスト更新でフリー4位、総合186.19も自己ベスト更新で5位。キスアンドクライでコーチたちは喜んでいるが、本人はイマイチの顔。
20番滑走でグトマン(伊。22)。曲は「Wayward Sisters」他。振付はミンチオ他。冒頭の3Lz+1Eu+2Sは第1に!マーク。予定では第3は3Sだった。続く3T+2A+SEQはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Fと3S+2Tも全ジャッジが加点1〜3。前半に連続ジャンプをまとめている。ChSqはGOE+1.14。1.1倍になる2Aはややこらえた。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点ほぼ2〜3。ソロの2Lzは3Lzの予定だった。ソロの3Loはステップアウト。StSqはレベル3で全ジャッジが加点1〜4。技術点11番目の55.93、演技構成点5番目の61.79、合計117.72でフリー6位、総合181.51で6位。
21番滑走でピンザローネ(ベル。18)。曲は「Escapes Within」他。振付はブノワ・リショー。衣装は真っ赤。ワンピース型のスカート部分はふんわりしている。冒頭の3Lz+3Tはいずれもqマーク。ソロの3Fは!マークとqマーク。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。2Aも成功。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ3以上。うち最後のLSpは加点3〜5、CCoSpは加点3〜4。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは第1がqマーク。3Lo+2Tは第1がアンダーローテーション。StSqはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。3Sはアンダーローテーション。ChSqはGOE+1.57と高得点。回転不足が多いが、「音楽の表現が指先までできている」と岡部さん。技術点4番目の61.04、演技構成点3番目の63.6、合計124.64でフリー3位、総合191.44で、昨年に続いて銅メダル。
22番滑走でレポンド(スイス。18)。曲は「グラディエーター」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。冒頭の3F+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。3Lzは!マークとアンダーローテーションで転倒。2Aはほぼ全ジャッジが加点。3Sは全ジャッジが加点1〜3。FCCoSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.21。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは成功。3Fはアンダーローテーションでまた転倒。これは痛い。3Lo+2Tは決める。LSpとStSqは転倒の影響かレベル2で全ジャッジが加点1〜3。最後のCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。「ジャンプで力んでいる」と岡部さん。技術点6番目の57.98、演技構成点4番目の61.98、転倒の減点2、合計117.96でフリー5位、総合186.64で4位。
23番滑走で地元ペトロキナ(エスト。20)。曲は「デューン 砂の惑星 PART2」より「Worm Ride」他。振付はマーク・ピレイ。すばらしかった。ジャンプは全て成功。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の2A+3Tは加点2〜4。続くソロも3Lzは加点2〜4。3Loは加点1〜3。この後のつなぎで突然転倒。しかしすぐに起きて3Fを決め、加点1〜3。これは大きい。3Lzと3Fのエッジエラーや回転不足がないのも強い。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCCoSpとStSqは加点1〜4。1.1倍になる3Lz+1Eu+3Sはほぼ加点1〜3。3F+2Tとソロの2Aは加点1〜3。ChSqはGOE+1.29。動きがよく音楽に合っていた。技術点最高の74.53、演技構成点も最高の65.71、転倒の減点1、合計139.24は自己ベスト更新でフリー1位、総合208.18とただ一人200点台にのせ、初の金メダル。優勝インタビューでは「この瞬間を待ち望んでいた」と言ったらしい。
最終滑走でグバノワ(ジョー。22)。曲は「Balder」他。振付はアダム・ソルヤ。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。続く3Loはqマーク。ソロの3Lzと3Sは全ジャッジが加点1〜3。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは成功。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。2Aは決める。StSqとCCoSpはレベル2。これはやや痛かったか。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。最後のSSpはレベル4。まとめることはできた。技術点2番目の64.69、演技構成点も2番目の64.93、合計129.62でフリー2位、総合198.61、2年連続で銀メダル。
<男子シングル>34人エントリー。リトヴィンツェフ(アゼ)、A.セレフコ(エスト)、M.セレフコ(エスト)、エイモズ(仏)、シャオイムファ(仏)、エガーゼ(ジョー)、グラスル(伊)、メモラ(伊)、リッツォ(伊)、ワシリエフス(ラト)、ブリッチギー(瑞)、ジュニアと掛け持ちのハガラ(スロバ)等。今季からミニマムスコアがSP+フリーの技術点合計に変更。男子は86.0点。全体としては少し高くなった。Jスポーツ解説は岡崎さん、実況は赤平アナ。
11番滑走でヴィノクール(イスラ。18)。初出場。ロシア生まれだが拠点はアメリカらしい。今季CSロンバルディア杯7位、CSネーベルホルン杯8位。国内シニア初優勝。曲は「Harlem Nocturne」他。振付・コーチともN.モロゾフ。冒頭4T成功。続く3Aも決める。ほぼ全ジャッジが加点。第2グループまでと一線を画す。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3F+3Tはきりいに決め全ジャッジが加点。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。技術点10番目の42.83、演技構成点19番目の33.52、合計76.35は自己ベスト更新でSP14位。
15番滑走でクリッシュ(ラト。19)。ウクライナ生まれ。昨年29位。今季ボルボオープン杯54優勝。国内シニア2位。曲は「It's Wonderful」。振付は不明。冒頭で4Lzに挑戦、!マークでオーバーターン。続く3F+3Tはきれいに成功、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aも決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqはレベル2。ラトビアは昨年ワシリエフスが世界選手権2枠をとった、と赤平アナ。技術点11番目の42.05、演技構成点25番目の32.43、合計74.48は自己ベスト更新でSP15位。
19番滑走で地元M.セレフコ(エスト。22)。昨年SP30位。今季CSタリン杯9位、CSゴールデンスピン優勝。国内3連覇。曲は「The Sounds of Nightmares」他。振付はアダム・ソルヤ。こげ茶色に薄茶色の斜めの模様が入った変わった衣装。冒頭の4T成功。続く3F+3Tは全ジャッジが加点2〜3。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。StSqはオフバランスの動きがたくさん入り、レベル4で全ジャッジが加点3〜4。あと二つのスピンはレベル3。うち最後のCCoSpはVマークだが全ジャッジが加点1〜3。技術点5番目の45.6、演技構成点7番目の39.25、合計84.85でSP6位。
23番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。23)。昨年16位。今季スケートカナダ5位、NHK杯9位。曲は「Games of Thrones」メドレー。振付はミハイロフ。衣装の上衣は濃いグレーに大きめのビーズ。冒頭の4Tはこらえた。続く3Aも決める。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCSSpは加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。StSqと最後のCCoSpはレベル3。うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。技術点8番目の42.91、演技構成点14番目の34.95、合計77.86でSP11位。
24番滑走でサモイロフ(ポー。25)。昨年8位。今季フィン杯8位。曲は「Weapon of Choice」。振付はリギーニ。衣装の上衣は白に濃淡のグレーが縦横に入る。冒頭で4Sをあっさりと成功、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。続く3Aも全ジャッジが加点ほぼ2。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1が!マーク。あと二つのスピンとStSqはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。技術点3番目の48.63、演技構成点11番目の37.35、合計85.98は自己ベスト更新でSP3位。
25番滑走でジュニアと掛け持ちのハガラ(スロバ。18)。184cmの長身。昨年11位。世界ジュニア銅メダル。今季JGP3位と2位。CSネペラ記念4位。国内シニア4連覇。曲は「Another Love」。振付はヨリク・ヘンドリクス。衣装の上衣は肩口から黒、赤、臙脂に細いビーズ。4回転はなし。冒頭の3Lz+3Tは第1に!マーク。続く3Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜3。1.1倍になる3Fは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpはレベル2。技術点13番目の41.23、演技構成点も13番目の35.83、合計77.06でSP13位。
26番滑走でグラスル(伊。22)。昨年出場停止。今季ファイナル4位、冬季ユニバ2位。国内優勝。曲は「Human」に変更。振付・コーチともベルナルディス。上半身は淡い茶色にこげ茶の筋模様が斜めに入る。冒頭4Lzをなんとか下りる。qマーク。続く4Lo+3Tは第1がアンダーローテーション、第2もqマーク。さらに1.1倍になる3Aもqマーク。スピン三つとStSqはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点2〜3。StSqはなんと途中で転倒。技術点14番目の40.55、演技構成点9番目の38.6、転倒の減点1、合計78.15でSP10位。
27番滑走で地元A.セレフコ(エスト。23)。昨年銀メダル。今季仏杯7位、フィン杯7位。曲は「Why'd you lie?」。振付はシニツィン。衣装の上衣は青。声援がすごい。冒頭の4Tはややこらえ気味に決める。しかし次が2Aに。全ジャッジが加点2〜3。赤平アナは「今季のSPでは3Aに苦戦していて2Aで加点をねらったのかもしれない」。FSSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは音楽によく合った動きで加点2〜5、FCSpは加点2〜4。技術点7番目の43.46、演技構成点5番目の41.19、合計84.65でSP7位。
28番滑走でメモラ(伊。21)。195cm。昨年10位。今季仏杯6位、中国杯10位。国内2位。曲は「ミッションインポッシブル2」より「Nyah」。振付はジョルダーニ他。冒頭で4Lzを決める。惜しくも!マーク。続く3Aは全ジャッジが加点。スピン三つはレベル3。うち二つは全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+3Tは第1に!マーク。StSqはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。赤平アナが「今季ケガした選手には見えない」と言う。全体によかったと思うが得点は伸びず。ルッツの!マークとスピンのレベル3のためか。技術点4番目の46.99、演技構成点10番目の37.93、合計84.92でSP5位。
最終グループ29番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。昨年7位。今季スケートアメリカ、中国杯とも4位。曲は「L'Enfer」。振付・コーチともトゥトベリーゼ他。冒頭で軽く4S+3Tを決め、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。続く4Tもきれいに成功、全ジャッジが加点1〜4。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜3。技術点最高の53.17、演技構成点8番目の38.77、合計91.94でSP2位。キスアンドクライではコーチたちも笑顔。
30番滑走でエイモズ(仏。27)。昨年国内7位で欧州選手権出られず。今季ファイナル6位、国内優勝。曲は「Everybody」。振付は本人、フォンタナ他。冒頭の4Tの予定がパンク、2Tになり無得点。続く3Aは転倒。CCSpはレベル1。後半は立ち直り、1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点1〜3。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。最後のStSqはレベル3だが全ジャッジが加点3〜5。技術点30番目の30.0、演技構成点2番目の41.68、転倒の減点1、合計70.68でSP18位。う〜ん。
31番滑走でワシリエフス(ラト。25)。曲は「Helix」。振付はランビエール。衣装の上衣は青紫と赤紫が左右半分ずつ。冒頭で4Sがパンクして1Sとなり無得点。続く3Lz+3Tは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqと最後のFSSpは全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3Aもこらえてなんとか決める。技術点17番目の36.92、演技構成点6番目の40.9、合計77.82でSP12位。
32番滑走でリッツォ(伊。26)。昨年銅メダル。3月に右股関節手術。今季NHK杯5位、中国杯5位、国内4位。曲は「継続の「Two Men In Love」。振付はスカリ。冒頭で4T成功、全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+3Tは第1に!マーク。スピン二つはレベル3。1.1倍になる3Aはステップアウト。StSqと最後のFSSpはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqはよく音楽に合わせて動き、加点2〜5。技術点6番目の44.42、演技構成点4番目の41.26、合計85.68でSP4位。
33番滑走でブリッチギー(スイス。26)。昨年5位。今季仏杯9位、フィン杯5位。曲は「Iron Sky」。振付はヴァトゥーリ他。冒頭の4Tはステップアウト。続く3Aは全ジャッジが加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところで3Lz+2Tは全ジャッジが加点。予定では第2は3Tだった。FCSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ヒザが具合悪いらしい。技術点12番目の41.34、演技構成点3番目の41.56、合計82.9でSP8位。
最終滑走でシャオイムファ(仏。24)。昨年金メダル。今季仏杯優勝、中国杯3位。ファイナルは右足首のケガで欠場。曲は「SOS d'un terrien en detresse」他。振付はブノワ・リショー。冒頭の4T+3Tは第2がqマーク。続く4Sは成功。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは大きなバタフライも入り、加点ほぼ4〜5、最後のCSSpは加点2〜5。1.1倍になる3Aは全ジャッジが加点2〜3。技術点2番目の49.58、演技構成点最高の43.54、合計93.12でSP1位。
フリー。Jスポーツ解説は岡部さんに交代。実況は赤平アナ。
7番滑走でSP18位エイモズ(仏。27)。曲は「Van Gogh」他。振付は本人、ジマーマン他。この選手は「欧州選手権と相性が悪い」と岡部さん。赤平アナによれば「年明けに体調を崩して2週間くらいしか練習できていない」らしい。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。2本目を試みたが2Tとパンク。3Lzは成功。3Aはダウングレードで転倒。FCCoSpとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Aもアンダーローテーションで転倒、繰り返しの違反。3Tは決める。しかし次は1Fになりeマークも。ここで気持ちが切れたらしい。あと二つのスピンはレベル3で全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点2〜4。ChSqはGOE+2.07の高得点。技術点24番目の40.47、演技構成点9番目の76.69、転倒の減点4、合計113.16でフリー22位、総合183.84で22位。
11番滑走でSP14位ヴィノクール(イスラ。18)。生まれはモスクワだが拠点はアメリカ。初出場。曲は「Fly Me to the Moon」他。振付・コーチともモロゾフ。なかなかこれからが楽しみ。冒頭で4T+2Tを成功、全ジャッジが加点1〜3。続くソロの4Tは両足。3Aはqマーク。3Sは決める。FCSpとStSqはレベル3。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQは第1にqマーク。3F+3Tはこらえる。3Lzには!マーク。ChSqはGOE+0.14。CCoSpはレベル4。最後のCSSpはレベル2。最初にきれいな4回転を跳んだが、後半目に見えてスタミナがなくなっていったが、なんとかまとめた。技術点7番目の76.2、演技構成点15番目の68.49、合計144.69でフリー12位、総合221.04で13位。
12番滑走でSP13位ハガラ(スロバ。18)。184cm。ジュニアとかけもちで5回目の出場。曲は「James Bond 007 Theme」。振付はフラヴァセク他。4回転はなし。冒頭3A+2Tとソロの3Aほ成功、全ジャッジが加点2〜3。続く3F+3Tとソロの3Loも全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル3.うちStSqはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQは第1にeマーク。ソロの3Fと3Sは決める。ChSqはGOE+0.71。技術点6番目の76.34、演技構成点13番目の70.74、合計147.08でフリー10位、総合224.14で12位。
13番滑走でSP12位ワシリエフス(ラト。25)。曲は「ラ・バヤデール」。振付はランビエールとムンタギロフ。すばらしかった。解説の岡部さんも「今まで見た中で一番かもしれない。バレエ音楽の王道を緩急つけて表現できている」。赤平アナも「4回転2本と3Aが入ったのもすばらしい」。冒頭の4S+3Tは決めたが、第1がアンダーローテーション、第2はqマーク。続くソロの4Sもqマーク。3A+2A+SEQははこらえた。ソロの3Fはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。CCoSpとStSqはレベル2だが全ジャッジが加点。うちStSqはバレエっぽい動きも入り、加点1〜4。1.1倍になるソロの3Aはqマーク。3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点2〜4。ソロの3Loはステップアウト。あと二つのスピンはレベル4。うちFSSpは全ジャッジが加点2〜5。最後のChSqは情感たっぷりに滑り、GOE+1.64の高得点。倒れ伏して終わると大歓声。技術点5番目の77.99、演技構成点3番目の83.89、合計161.88でフリー4位と大挽回、総合239.7で6位。
14番滑走でリトヴィンツェフ(アゼ。23)。曲は継続の「くるみ割り人形」より「Dance of the Sugar Plum Fairy」他。振付はミハイロフ。大会の二日前の練習で左足をひねったとのこと。冒頭の4Sはアンダーローテーションで転倒。続く4T+3Tは全ジャッジが加点1〜4。ソロの4Tはアンダーローテーションで転倒。3Loは決める。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちFCSpは加点2〜4。ChSqはGOE+0.07。解説の岡部さんが演技後に「みんなが知っているくるみ割り人形の曲なのでもう少し何かしてほしい」。足が痛かったのかジャンプのためのお休みになっていた。1.1倍になる3A+1Eu+2Sはステップアウト。3F+A+SEQは第2が構えだけになった。ソロの3Aはqマークでこらえた。StSqはレベル2。最後のCCoSpは無得点。技術点17番目の62.94、演技構成点13番目の70.03、合計130.97でフリー16位、総合208.83で15位。
15番滑走でSP10位グラスル(伊。22)。曲は「Electricity」他。振付・コーチともドゥ・ベルナルディス。冒頭で4Lzを決めるが!マーク。続く4Loはダウングレード。4Sはqマークだが決める。3A3Tは第1がqマーク。ChSqはGOE+0.93。1.1倍になる3A+2A+2A+SEQはまたも第1がアンダーローテーション。3Lo+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。スピン二つはレベル4で全ジャッジが加点。うちCCoSpは加点2〜4。ソロの3Lzは!マークで転倒。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点ほぼ2〜3。最後のCCSpはレベル3で全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の81.87、演技構成点8番目の78.72、転倒の減点1、合計159.59でフリー5位と挽回、総合237.74で8位。イタリアは、世界選手権の枠が2枠なので、この大会で代表が決まる。グラスルは厳しいか。
16番滑走でSP9位ノルデバック(スウェ。20)。曲は「How It Ends」。振付はデイヴィッド・ウィルソン。スピンが速くてうまい。4回転なし。冒頭の3Aはステップアウト。続く3A+2Tは決める。3F+2A+SEQは全ジャッジが加点。3Loも成功。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちCSSpは加点3〜4。1.1倍になる2A+1Eu+3Sは成功。ソロの3Lzと3Fも決める。エッジエラーがないのはいい。ChSqはGOE+1.0。最後のCCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点12番目の72.66、演技構成点も12番目の75.43、合計148.09でフリー9位、総合227.11で11位。
17番滑走でブリッチギー(スイス。26)。曲は「Lux」。振付はアダム・ソルヤ他。冒頭で4T+2T成功、全ジャッジが加点1〜4。続けてソロの4Tも成功、全ジャッジが加点2〜5。3A+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点2〜4。ここまでで42点以上。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点2〜4。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちCSSpは加点ほぼ3〜4、StSqとFCCoSpも加点2〜4。1.1倍になるソロの3Aは全ジャッジが加点2〜3。3Lz+3Tも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fはステップアウト。最後のChSqはGOE+1.71の高得点。技術点最高の98.31、演技構成点も最高の85.88、合計184.19は自己ベスト更新でフリー1位と躍進、総合267.09で金メダル。優勝インタビューでは(たぶん)「何と言っていいかわからない。観客、家族、チームに感謝する」と言っていた。
18番滑走で地元A.セレフコ(エスト。23)。曲は「Basslineloss」他。振付はデヴィッド・ウィルソン。冒頭で3T+3Tを跳んだがおそらく4T+3Tの予定だった。全ジャッジが加点2〜4。次はソロの4Tの予定が2Lzのステップアウト。ソロの3Loと3Aは全ジャッジが加点。うち3Loは加点2〜4。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。StSqとあと二つのスピンはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Aはqマークで転倒。連続ジャンプの予定だったが、繰り返しの違反に。3Lz+2A+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Fは!マーク。ChSqはGOE+1.57。技術点15番目の67.21、演技構成点7番目の80.05、転倒の減点1、合計146.26でフリー11位、総合230.91で9位。
最終グループ19番滑走で地元M.セレフコ(エスト。22)。曲は映画「 Westworld」より「Main Title Theme」他。振付はアダム・ソルヤ。すごい声援。冒頭4Lo成功、ほぼ全ジャッジが加点2〜4。次は4Tからの連続ジャンプの予定だったが、2T+2Tに。3Aはきれいに決め、全ジャッジが加点ほぼ3〜4。スピン二つはレベル3。うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.36。1.1倍になる3F+3Tは第2がqマーク。3A+1Eu+3Sはやや乱れる。しかし次が3Lzのはずが1Lzに。CCSpとStSqはレベル2だが全ジャッジが加点。うちStSqは加点2〜4。技術点10番目の73.62、演技構成点6番目の80.53、合計154.15でフリー7位、総合239.0で7位。
20番滑走でメモラ(伊。21)。曲は「Song for the Little Sparrow」。振付はフーザルポリ他。すばらしい。冒頭でものすごく幅のある4Lz+3Tを決める。ただし第1に!マーク。3Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。そしてもう1本4Lzを決める。全ジャッジが加点2〜4。ここまでで42点以上。3Loも全ジャッジが加点2〜3。スピン二つはレベル3で全ジャッジが加点。うちCCSpは加点2〜4。1.1倍になるところで3A+1Eu+3S成功、全ジャッジが加点2〜4。3Lz+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fはqマークでこらえた。FSSpはレベル1。StSqはレベル2だが全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.29。1位になるかと思ったが、スピンのレベル取りこぼしが響いたか。技術点2番目の97.41、演技構成点6番目の80.28、合計117.69は自己ベスト更新でフリー2位と浮上、総合262.61も自己ベスト更新で銀メダル。解説の岡部さんが本人から聞いたところでは「一番背が伸びているときは夜伸びる音がした」とか。「その年はジャンプを全部作り直した」とも。
21番滑走でリッツォ(伊。26)。曲は継続の「Fix You」から「Miserere」に変更。振付はラノッテか。冒頭の4Tはアンダーローテーションで大きくステップアウトして両手付き。転倒扱い。続く4Loはqマークでステップアウト。3Lz+3Tは第1に!マーク。スピン三つはレベル3。うちCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.29。1.1倍になるソロの3Aはステップアウト。3A+2A+SEQは決める。ソロの3Lzは!マーク。最後のStSqはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。技術点9番目の73.64、演技構成点4番目の82.89、転倒の減点1、合計155.53でフリー6位、総合241.21で5位。一応、イタリア勢3人のうち上位2人には入った。
22番滑走でサモイロフ(ポー。25)。曲は「Lay My Body Down」。振付はリギーニ。冒頭の4Lzは!マークでステップアウト。続く4Sは決める。ほぼ全ジャッジが加点1〜3。ここは連続ジャンプの予定だった。ソロの3Aもこらえる。3Loは全ジャッジが加点1〜3。CCSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Fで転倒。前半に連続ジャンプがなかったので、ここで第2を付けたかった。続く3Lz+3Tは成功。3F+1Eu+2Sも何とか決める。あと二つのスピンとStSqはレベル3.うち最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+0.79。技術点13番目の68.1、演技構成点12番目の76.59、合計143.69でフリー13位と大きく後退、総合229.67で10位。
23番滑走でエガーゼ(ジョー。22)。曲は「The Winter」他。振付・コーチともグレイヘンガウス他。冒頭は4Tの予定だったが、3Tになる。次も4Sの予定が2Sに。4S+3Tは決め、ほぼ全ジャッジが加点。さらに3A+2A+SEQ、3A+1Eu+3Sと連続ジャンプを前半に固め打ち。1.1倍になる3Fは成功。3Lzは!マーク。スピン二つはレベル3。StSqと最後のCSSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。ChSqはGOE+1.14。技術点8番目の75.98、演技構成点11番目の75.95、合計151.93でフリー8位、総合243.87で4位。キスアンドクライではSPとはうってかわってコーチたちも固い顔。
最終滑走でシャオイムファ(仏。24)。曲は「デューン 砂の惑星」より「Paul's Dream」他。振付はブノワ・リショー。まだ足が痛い感じで着氷が安定しない。冒頭は4Tだが転倒。続く4Sは成功、全ジャッジが加点2〜4。3Fは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Aはステップアウト。スピン三つとStSqはレベル4でほぼ全ジャッジが加点2以上。うちStSqとスピン二つは加点ほぼ3〜4。1.1倍になるところで2本目の4Tもステップアウトして繰り返しの違反に。3Lz+1Eu+3Sは全ジャッジが加点1〜3。3A+2A+SEQは間にオーバーターン。ChSqはGOE+1.93の最高得点。技術点4番目の80.13、演技構成点2番目の85.74、転倒の減点1、合計164.87でフリー3位、総合257.99で銅メダル。
フィギュアスケート (2025.4/29,5/3,4)
全米選手権 ペア・アイスダンス (2025.1/21〜27 ウィチタ・カンザス州) 選手権
<ペア>12組エントリー。チャン/ハウ組、エフィモア/ミトロファノフ組、カム/オシェイ組、マーティンス/ビダード組、マクビース/パークマン組、シン/ナギ組、ジュニアからウィリアムス/ルワー組など。Jスポーツでは上位9組を放送。解説は小山さん、実況は小林アナ。
6番滑走でシン/ナギ組(20、26)。昨季女性はシングルで全米9位、男性はリウと組んで4位。今季5月組換え、ゴールデンスピン3位。曲は「Lacrimosa」他。振付はジュリー・マルコット他。冒頭の3Twは抱えてしまい、レベル2でGOE-1.0。3Tはタイミングも合っていた。3LoThも成功。BoDsは女性の頭がヒザより高めでレベル2にGOE-3〜2。CCoSpとStSq、4Liはいずれもレベル4。うち最後の4Liは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、StSqも全ジャッジが加点2〜3。解説の小山さんは「女性がシングルから転向1年目で3Twや3LoThができるのはすごい」と感心。技術点6番目の33.76、演技構成点4番目の28.3、合計62.06でSP5位。
7番滑走でマーティンス/ビダード組(18、24)。昨年6位。今季NHK杯8位。曲は「Dream On」。振付はロヒーン・ワード。冒頭の3Twはキャッチで抱えてしまいレベルB。3Sはやや離れていたがピッタリで全ジャッジが加点1〜4。3SThも全ジャッジが加点1〜4。4LiとStSq、FCCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点1〜4、最後のスピンは加点2〜3。「最後のスピンはフライングで入ったが、今ではレベルを上げる要素ではないので、まだやっている組があるのかと思った」と解説の小山さん。技術点5番目の34.38、演技構成点6番目の27.45、合計61.83でSP6位。
8番滑走でマクビース/パークマン組(30,25)。昨年5位。今季スケートアメリカ7位、中国杯5位。曲は「Love Is a Lie」。振付・コーチともブランドン・フレイジャー。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3Tでは女性が片手つき。3LzThは両足。BoDsはレベル3。CCoSpとStSq、4Liはいずれもレベル4。うち最後のリフトは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点4番目の34.7、演技構成点5番目の28.22、合計62.92でSP4位。
9番滑走でウィリアムス/ルワー組(18、21)。昨年全米ジュニア2位、世界ジュニア銅メダル。今季シニアデビュー、フィン杯8位。曲は「Joli Garcon」。振付・コーチともミーキンス。冒頭の3Twは高かったが着氷でややふらつきレベル2。3Tでは女性がステップアウト。3SThはきれいに成功。BoDsはレベル2だが全ジャッジが加点。CCoSpと4Liはレベル4。うちスピンはずれたが、リフトは男性の首に女性が伸ばした両足をかけて下りる難しい形で、全ジャッジが加点2〜4。最後のStSqはレベル3。技術点7番目の31.83、演技構成点も7番目の27.07、合計58.9でSP7位。
10番滑走でエフィモア/ミトロファノフ組(25,27)。昨年2位。今季GPファイナル5位。曲は「Ameksa」他。振付はルネ・ロッカ。全体に速く、なかなかよかった。ソロジャンプ以外の全要素に全ジャッジが加点2以上。冒頭の3Twはレベル3で加点2〜4。しかし3Tでは女性がダウングレードでステップアウト。3LoThは加点3〜4。BoDsと4Li、StSqはいずれもレベル4。うちBoDsとリフトは加点3〜4。StSqは二人の距離が近かった。最後のCCoSpはレベル3で加点ほぼ3〜4。技術点2番目の36.96、演技構成点3番目の32.07、合計69.03でSP3位。
11番滑走でチャン/ハウ組(27、28)。昨年SP1位だがフリー棄権。今季スケートカナダ、フィン杯とも5位。曲は「Give Me Love」。振付はガニチェワ。冒頭の3Tは女性にqマーク。3Twはキャッチもきれいでレベル4に全ジャッジが加点2〜3。3FThはこらえた。BoDsはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。4LiとStSqはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは二人の距離がやや離れていたが加点2〜5。最後のCCoSpはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点3番目の36.95、演技構成点2番目の32.15、合計69.1でSP2位。
最終滑走でカム/オシェイ組(20,33)。昨年初優勝、四大陸銅メダル、世界選手権11位。曲は「Rain, in Your Black Eyes」。振付はミーキンス。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Twは高くレベル4で加点3〜4。3Sもよくそろっていて加点2〜4。3LoThはダンスリフトの後で跳び、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。BoDsとCCoSp、StSqと4Liはいずれもレベル4。うち最後のリフトは加点4〜5、BoDsは加点ほぼ4。ほぼーミスで別格の感じ。技術点最高の43.08、演技構成点も最高の34.11、合計77.19でSP1位。
フリー。Jスポーツでは上位9組を放送。
6番滑走でウィリアムス/ルワー組(18、21)。曲は「Elanor Rigby」。振付はミーキンス。最後は疲れたのかリフトでミス。冒頭の3Twは高く、レベル3に全ジャッジが加点2〜3。3T+1A+2A+SEQの3連続はやや離れていたが決める。リフト二つとFiDs、PCoSpはレベル4。うちリフト二つは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。3Sは女性がアンダーローテーションで転倒。3SThは幅があった。ChSqはGOE+0.5。2LoThも決めたがタッチがあったか。最後の5RLiは途中で下ろしてしまい、レベルB。技術点4番目の55.37、演技構成点8番目の52.81、転倒の減点1、合計107.18は今季最高でフリー7位、総合166.08で6位。
8番滑走でシン/ナギ組(20、26)。曲は「River Flows in You」。振付はミーキンス他。冒頭の2Twはレベル3で全ジャッジが加点。解説の小山さんが「3Twにしないとコーチと決めたのだろう」と言うと、小林アナが「SPでの3Twは挑戦だった」というコメントを紹介。3Sはよく合っていて全ジャッジが加点。3T+2A+2A+SEQはほぼ成功だったのに男性がよろけて両手付き、転倒扱いに。3LoThは安定していた。FiDsと3Li、最後のPCoSpはいずれもレベル3。うち3Liは全ジャッジがほぼ加点2〜3。あと二つのリフトはレベル4で全ジャッジが加点。うち5RLiは加点2〜4、5ALiは加点2〜3。3SThはステップアウト。ChSqはGOE+0.93。技術点3番目の63.33、演技構成点5番目の58.28、転倒の減点1、合計120.61でフリー3位と躍進、総合182.67で5位。
9番滑走でマクビース/パークマン組(30,25)。曲は「Per Te」。振付はモロゾフ。冒頭の3Twには余裕があり、レベル4に全ジャッジが加点2〜4。3T+2A+2A+SEQはそろっており、ほぼ全ジャッジが加点。しかし3Fで女性がステップアウト、男性はダウングレードで転倒。3LoThは全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとFiDs、PCoSpはレベル4。うち5ALiはスムーズで全ジャッジが加点2〜4、3Liは全ジャッジが加点2〜3、FiDsと5RLiは全ジャッジが加点1〜3。3LzThも決める。最後のChSqはGOE+1.14。「女性の表情が豊か」と小山さん。技術点2番目の68.28、演技構成点4番目の60.37、転倒の減点1、合計127.65は今季最高でフリー2位、総合190.57で2位。
10番滑走でエフィモア/ミトロファノフ組(25,27)。曲は「Je Suis Malade」。振付はルネ・ロッカ。女性の衣装は明るい水色。全体にスピードがあり、技の完成度、つなぎなどもすばらしかった。冒頭の3Twはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。3S+2A+2A+SEQは女性の第1がqマーク、第3がアンダーローテーションだったが、こらえた。3Tでも女性はややこらえ気味。一方、3LoThはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。ChSqはダンスリフトなど行い、GOE+1.36。リフト三つとFoDs、PCoSpはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち「姿勢が難しいので認められないこともある」と解説の小山さんも言うFoDsは加点3〜5、5ALiは加点3〜4、ジャンプインのPCoSpと最後の4Liは加点2〜4。3SThも美しく決め、全ジャッジが加点4〜5。3連続以外ノーミスで終わったとき、感極まって抱き合い、男性はガッツポーズ。技術点最高の74.86、演技構成点も最高の68.01、合計142.87でフリー1位、総合211.9で初優勝。
11番滑走でチャン/ハウ組(27、28)。曲は「イオチサロ」。振付はガニチェワ。女性のジャンプがやや不調でスピードがなかった。冒頭の3連続は2T+2A+2A+SEQとレベルを落としたが、女性の第3がqマークで転倒。次も2Sにして何とか決める。3Twはレベル4で全ジャッジが加点。3FThは片手つき。FiDsはレベル4で全ジャッジが加点1〜3。リフト三つとPCoSpはいずれもレベル3。うち5ALiは全ジャッジが加点ほぼ3〜4、最後の3Liは全ジャッジが加点ほぼ3。3LoThは転倒。ChSqはGOE+1.21。技術点5番目の55.25、演技構成点3番目の61.6、転倒の減点2、合計114.85でフリー4位、総合183.95で4位。
最終滑走でカム/オシェイ組(20,33)。曲は「Stand by Me」。振付はデュブレイユ。女性のジャンプが不調だった上、最後の転倒でびっくり。冒頭の3Twは高くて速く、レベル4で全ジャッジが加点ほぼ3〜4。3Tは男性が片手付き。3LzThはステップアウトして片手つき。ChSqはGOE+2.0の最高得点。しかし3S+2A+SEQの予定のところ女性が第1で転倒、男性は+1A+SEQを付けたが無効。3LoThもステップアウトして両手付き。PCoSpとリフト二つ、BiDsはいずれもレベル4で全ジャッジが加点。うち4Liは4〜5、5RLiとBiDsは加点3〜4、PCoSpは加点2〜4と、後半で挽回かと思われたが、最後の5ALiで上げたものの転倒。男性が尻もちをついた上に女性が倒れたので怪我無く最後のポーズ。何が起こったのか。技術点6番目の53.3、演技構成点2番目の62.08、転倒の減点3、合計112.38でフリー5位、総合189.57で3位。
<アイスダンス>15組エントリー。ブラッティ/サマヴィル組、ブラウン兄妹、カレイラ/ポノマレンコ組、チョック/ベイツ組、グリーン/パーソンズ組、ペイト/バイ組、モロゾフ/チェン組、ジンガス/コレズニク組、ネセット/マーケロフ組など。Jスポーツでは上位7組を放送。解説は都築さん、実況は小林アナ。ようやく専門の解説が聴けて、今季のPStのキーポイントが少しわかった。男性のモホークとブラケット、女性のカウンターとロッカーらしい。
7番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(20、21)。昨年全米シニア9位。今季ジュニアの年齢規定が変わったのでまたジュニアに戻ってJGPファイナル2位。曲は「Car Wash」。振付・コーチともC.ホワイト他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル3で加点ほぼ2〜3。ChRSはGOE+4.07。SqTwは男女ともレベル4で加点2〜3。MiSt男女ともレベル3で加点2〜3。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点6番目の44.25、演技構成点4番目の32.02、合計76.27でRD6位。
8番滑走でブラウン/ブラウン組(20、22)。昨年8位。今季スケートカナダ6位、フィン杯8位。曲は「Get Up Offa That Thing」。振付はアグノエル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは途中で水平開脚でペタンとすわる動きもあり、男女ともレベル3で加点加点3〜5。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1だが加点2〜3。RoLiはレベル4で加点2〜3。最後のChRSはGOE+4.71。技術点5番目の44.51、演技構成点6番目の32.87、合計77.38でRD5位。
10番滑走でブラッティ/サマヴィル組(22、24)。昨年3位。今季スケートカナダ9位、フランス杯3位。曲は「Brick House」他。振付はズーライン他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のMiStは近くて速かったが男女ともレベル2で加点3。SqTwは女性にレベル3、男性レベル4で加点1〜4。解説の都築さんが「女性にチェックスリー」があったと言う。PStはレベル2で加点2〜3。ChRSはGOE+3.64。最後のRoLiはレベル4で加点2〜3。技術点8番目の42.16、演技構成点5番目の33.09、合計75.25でRD7位。
12番滑走でジンガス/コレズニク組(22、23)。昨年6位。今季スケートカナダ、フィン杯とも5位。曲は「Jive Talking」他ビージーズ・メドレー。振付・コーチともシュピルバンド。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のPStはレベル4で加点2〜3。PStのレベル4は初めて見た。MiStは男女ともレベル3で加点2〜4。SqTwは女性レベル4、男性レベル3で加点ほぼ2〜3。RoLiはレベル4で加点3〜4。最後のChRSはGOE+5.57の高得点。技術点2番目の47.84、演技構成点4番目の34.29、合計82.13でRD3位。
13番滑走でグリーン/パーソンズ組(21、29)。昨年4位。今季NHK杯4位、中国杯6位。曲は「These Boots Are Made for Walking」他。振付はジャン・リュク・ベイカー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点3〜4。PStはレベル3で加点2〜4。ChRSはGOE+5.36。MiStは男女ともレベル3で加点3〜4。最後のRoLiはレベル4で加点3。技術点3番目の47.65、演技構成点3番目の34.48、合計82.13でRD4位。合計がジンガス/コレズニク組と同じだが、RDでは技術点が高い方が上になる。
14番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(24,24)。昨年2位。今季NHK杯2位、中国杯3位。曲は「I Just Want to Make Love to You」他。振付はハベル他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のSqTwは近くて速く、男女ともレベル4で加点2〜3。PStはレベル1だが加点3〜4。MiStは男女ともレベル3で加点3〜4。ChRSはGOE+5.14。最後のRoLiはレベル4に加点3〜4。技術点4番目の46.96、演技構成点2番目の35.9、合計82.86でRD2位。
最終滑走でチョック/ベイツ組(32、35)。作ね年3連覇。今季ファイナル2連覇。曲は「Hawaii 5-0」他。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のSqTwは男女ともレベル4で加点ほぼ4〜5。ChRSはGOE+6.43の最高得点。MiStは男女ともレベル3で加点4〜5。解説の都築さんは「エッジがクリーンでしぶきも出ない」とほめる。PStはレベル4で加点ほぼ4〜5。最後のRoLiはレベル4で加点3〜5。技術点最高の52.53、演技構成点も最高の38.63、合計92.16でRD1位。
フリー。
6番滑走でA.モロゾフ/チェン組(23、22)。昨季組換え。今季スケートアメリカ9位。曲は「Star Wars」からラフマニノフ「交響曲第2番」に変更。振付はN.モロゾフか。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のStaLiはレベル4で加点1〜3。次のCuLiもレベル4で加点ほぼ2〜3。DSpもレベル4に加点2〜3。CiStは女性レベル3、男性レベル1だが加点2〜3。OFTは男女ともレベル2で加点ほぼ2〜3。SyTwは女性レベル4、男性レベル3。RoLiはレベル4でほぼ加点1〜3だが時間超過。最後にコレオ要素三つ。うちChStはGOE+1.66。技術点10番目の58.54、演技構成点も10番目の45.36、リフト時間超過の減点1、合計102.9でフリー11位、総合173.54で10位。
7番滑走でネセット/マーケロフ組(18、21)。「6月に結婚」と小林アナ。昨年全米ジュニア3連覇、世界ジュニア金メダル。今季スケートアメリカ5位、フランス杯6位。曲は「My Love Will Never Die」他。振付はN.モロゾフ他。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル2、男性レベル1だが加点2〜3。StaLiは女性の片手と片足首を支える独創的な形で、レベル3だが加点3〜4。ChSlはGOE+2.13。解説の都築さんが「二人同時に3秒以上氷に触れること」。CuLi+RoLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。SyTwは少し距離が遠く、女性レベル4、男性レベル3で加点2〜3。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。DSpはレベル4で加点2〜4。ChStはGOE+2.61、最後のChLiはGOE+2.37。技術点7番目の63.59、演技構成点8番目の47.36、合計110.95でフリー7位、総合183.12で9位。
8番滑走でペイト/バイ組(24、26)。この組も「5月に結婚」したとのこと。昨年5位。今季フランス杯9位、フィン杯7位。曲は継続の「Prince Igor: Polovtsian Dances」(韃靼人の踊り)。振付はカメレンゴ、シュピルバンド。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChSlはGOE+2.02。DSpはレベル4で加点2〜3。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜4。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜4。一つ目のCuLiはイーグルした男性のももに手をついて女性が倒立する形。OFTは男女ともレベル3で加点1〜3。SeStも男女ともレベル3で加点ほぼ2〜3。ChAJはGOE+1.54、ChStはGOE+1.9。最後のRoLiはレベル4に加点1〜4。技術点8番目の63.04、演技構成点9番目の46.56、合計109.6でフリー9位、総合183.24で8位。
9番滑走でブラッティ/サマヴィル組(22、24)。曲は継続の「Ne Me Quitte Pas」他。振付はベイカー他。音楽を情感たっぷりに演じた。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+2.37。SyTwは「距離非常にが近く」て、男女ともレベル4で加点ほぼ3。OFTは女性レベル3、男性レベル2で加点2〜4。DSpはレベル4で加点2〜4。CuLi+CuLiの連続リフトは第1がレベル4、第2はレベル3で加点3〜4。StaLiはレベル4で加点2〜3。3Tは男女ともレベル3で加点2〜4。ChStとChSlはともにGOE+2.96。技術点5番目の67.53、演技構成点も5番目の50.5、合計118.03でフリー5位、総合193.28で6位。
10番滑走でウォルフコスティン/ツァレフスキ組(20、21)。曲は「One Day I'll Fly Away」他。振付・コーチともT.ホワイト他。ツイズル以外の全要素に全ジャッジが加点。冒頭のDSpはレベル4で加点2〜3。OFTは男女ともレベル3で加点2〜3。SyTwは女性レベル4、男性レベル2でGOE-2〜1。男性が第2で3回転目にタッチダウン。SlLiはレベル4で加点2〜3。RoLi+StaLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点2〜3。ChAJはGOE+2.13。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。ChLiはGOE+2.23、最後のChStはGOE+2.25。技術点9番目の62.06、演技構成点7番目の48.5、合計110.56でフリー8位、総合86.83で7位。
11番滑走でブラウン/ブラウン組(20、22)。曲は「Baba O'Riley」。振付はアグノエル。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+2.13。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。リフト三つとDSpはレベル4。うちSlLiは加点2〜4、他は加点2〜3。ChSlは独創的でGOE+3.08。DiStは音楽によく合っていて男女ともレベル3で加点2〜3。OFTは男性レベル3、女性レベル2で加点2〜4。最後のChStはGOE+2.73。技術点6番目の66.07、演技構成点も6番目の49.92、合計115.99でフリー6位、総合193.37で5位。
12番滑走でグリーン/パーソンズ組(21、29)。曲は「Spiegel im Spiegel」他。振付はベイカー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のChAJはGOE+3.2。OFTは女性レベル3、男性レベル4で加点ほぼ3〜4。「クリーンなエッジ」と都築さん。SyTwは男女ともレベル4で加点ほぼ2〜3。CuLi+CuLiの連続リフトはいずれもレベル4で加点ほぼ4〜5。RoLiもレベル4で加点ほぼ3〜4。DSpもレベル4で加点2〜5。DiStは男女ともレベル3で加点2〜3。ChStはGOE+2.96、最後のChLiはGOE+2.73。都築さんが「音楽に吸い込まれるように終わった」。技術点3番目の70.52、演技構成点も3番目の52.72、合計123.24は自己ベストでフリー3位、総合205.37で3位。
13番滑走でジンガス/コレズニク組(22、23)。女性は体調不良から回復中らしい。曲は「Epilogue」他。振付はブノワ・リショー。全要素に全ジャッジが加点。冒頭のOFTは女性レベル4、男性レベル3で加点3〜4。DSpはレベル4で加点2〜5。DiStは男女ともレベル3で加点2〜4。RoLiはレベル4で加点3〜4。StaLiもレベル4で加点2〜3。SyTwは互いに近くて男女ともレベル4に加点2〜5。CuLiはレベル4に加点3〜4。最後にコレオ要素三つ。ChStはGOE+3.2。ChLiはGOE+2.61、最後のChSlはGOE+2.73。技術点4番目の69.4、演技構成点も4番目の52.64、合計122.04は今季最高だがフリー4位、総合204.17で4位。
14番滑走でカレイラ/ポノマレンコ組(24,24)。曲は「カルメン組曲」。振付はデュブレイユ他。全要素に全ジャッジが加点3以上。冒頭のSlLiは男性が片膝を氷につく形で、レベル4に加点3〜5。OFTは男女ともレベル3で加点3〜4。SyTwは男女ともレベル4で加点3〜5。CuLiとRoLi、DSpはいずれもレベル4で加点3〜4。ChStはGOE+3.91の高得点。SeStは女性レベル3、男性レベル2で加点3〜4。ChAJはGOE+3.68、最後のChSpはGOE+3.2。ChSpは「3回転必要」とのこと。技術点2番目の72.93、演技構成点も2番目の55.0、合計127.93でフリー2位、総合210.79で2位。
最終滑走でチョック/ベイツ組(32、35)。女性は直前に食中毒になったという。曲は「Round Midnight」「Take Five」。振付はシュイナール他。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭のRoLiはレベル4で加点4〜5。独創的なChSpはGOE+3.91の高得点。SyTwは男女ともレベル4で加点2〜4。DSpもレベル4で加点3〜4。OFTは女性レベル1、男性レベル3でほぼ加点1〜3。DiStは二人の距離が近く、女性レベル3、男性レベル4で加点3〜5。ChTwはGOE+3.32。CuLiもレベル4で加点ほぼ4〜5。ChStはGOE+3.44。StaLiはレベル4に加点4〜5。技術点最高の73.94、演技構成点も最高の57.42、合計131.36でフリー1位、総合223.52で4連覇。
フィギュアスケート (2025.2/7,8)
全米選手権 (2025.1/21〜27 ウィチタ・カンザス州) 選手権
<女子シングル>18人エントリー。アンドリュース、ツイ、エヴァハート、グレン、アリサ・リウ、テネル、ソーングレン等。ジュニアからはリングレーシー、ジョゼフィン・リー、ミア・ケイリンなど。1/2にジーグラーが二度目の手術で欠場、1/6にクレア・セオ欠場、1/14にはレヴィトも足のケガで欠場。Jスポーツ解説は岡崎さん、実況は小林アナ。
7番滑走でジュニアのヒガセチェン(16)。昨季全米ジュニア優勝。今季クランベリー杯ジュニア2位。曲は「Jyn Erso and Hope Suite」他。振付はローリ・ニコル。冒頭の3F+3Tは全ジャッジが加点1〜3。2Aも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜5。1.1倍になる3Lzにqマーク。技術点6番目の35.69、演技構成点12番目の27.54、合計でSP6位。
8番滑走でジュニアのケイリン(16)。昨季全米シニア8位。曲は継続の「Rain, In Your Black Eyes」。振付はチェリショワ他。小林アナが「かつて4Loを跳んだ」と言ったのはこの選手だったか。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点 ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4。うち最後のLSpは全ジャッジが加点3〜5、FCSpは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはどちらもアンダーローテーション。StSqはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の33.37、演技構成点10番目の28.7、合計62.07でSP7位。フリー11位で総合11位。
10番滑走でジュニアのシェリー・ジャン(16)。昨季ユース五輪6位、全米ジュニア4位、世界ジュニア8位。今季国際試合記録なし。曲は継続の「Vivo Tango」他。振付はスカリ。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3F+2Tは加点2〜4。続く3Lzも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちCCoSpは加点4〜5、FCSpは加点2〜5、StSqは加点1〜5。1.1倍になる2Aも加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の37.57、演技構成点6番目の29.85、合計67.42でSP5位。キスアンドクライにコーチとしてかつての全米ジュニア女王キャロライン・ジャンがいた。
11番滑走でジュニアのジョゼフィン・リー(16)。165cm。昨年から5cm伸びたという。昨季全米シニア2位。世界ジュニア20位。今季JGP2 5位。曲は「Objection」。振付はウィーバー。体調を崩して何とか間に合ったらしい。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし構成を落とした3T+3Tは第2がqマーク。スピン二つとStSqはレベル3。うち最後のStSqは大きく動けて全ジャッジが加点2〜5、LSpは全ジャッジが加点1〜4。1.1倍になる3Fもqマークでこらえた。FSSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜3。技術点11番目の30.22、演技構成点8番目の29.88、合計60.1でSP10位。
12番滑走でアリサ・リウ(19)。2019、2020年全米連覇。2022年北京五輪7位、世界選手権銅メダル。昨年、一昨年は引退していた。今季スケートカナダ6位、NHK杯4位。曲は「Promise」。振付はスカリ。衣装は白い太い包帯を巻いたような。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3F+3Tは加点2〜4。続く2Aは加点3〜5。スピン三つとStSqはレベル4で加点2以上。うちStSqと最後のLSpは加点3〜5、あと二つのスピンも加点2〜5。1.1倍になる3Lzも成功。「引退前と違う意味で見ている人を幸せにするスケーターとして戻ってきた」と小林アナ。技術点最高の41.35、演技構成点も最高の35.01、合計76.36でSP1位。
13番滑走でエヴァハート(18)。昨年4位。今季からシニアに完全移行。フランス杯5位、フィン杯4位。曲は「Reel Around the Sun」。振付はシェイリン・ボーン他。衣装は深緑色。キラキラビーズがたくさん。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の3T+3Tは加点3〜4。続く2Aも加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点2〜5、スピン二つも加点2〜4。1.1倍になる3Lzは加点2〜5。技術点2番目の38.75、演技構成点4番目の31.97、合計70.72でSP4位。
14番滑走でアンドリューズ(23)。昨年6位。今季デニス・テン記念10位、サンタクロース杯優勝。曲は「エリーゼのために」。振付はデルモア。冒頭の2Aは全ジャッジが加点2〜3。しかし3Tからの連続ジャンプで第2が1Tになり、要素を失う。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜4。1.1倍になる3Loは成功、全ジャッジが加点1〜4。技術点13番目の28.97、演技構成点7番目の30.48、合計59.45でSP12位。
15番滑走でテネル(26)。2018年ピョンチャン五輪9位。2018、2021年の全米女王。昨季全休。今季スケートアメリカ5位、NHK杯5位。曲は「Lord of the Dance Medley」。振付はブノワ・リショー。衣装は灰緑色にケルティックな線模様。冒頭の3Lz+3Tは第2にqマーク。2Aは全ジャッジが加点1〜4。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のCCoSpは加点3〜5、FSSpは加点1〜5。1.1倍になる3Loは加点2〜4。終わったときガッツポーズ。技術点3番目の37.68、演技構成点も3番目の33.55、合計71.23でSP2位。
16番滑走でソーングレン(19)。昨年7位。曲は「The Windmills of Your Mind」。振付はサンドラ・ベジック。冒頭の3Lz+3Tはいずれもアンダーローテーション。続く2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。スピン三つはレベル4でほぼ全ジャッジが加点。うち最後のCCoSpは加点ほぼ3〜5。1.1倍になる3Fはeマーク。StSqはレベル3。終わったとき涙ぐんでいた。技術点10番目の30.3、演技構成点6番目の30.69、合計60.99でSP9位。フリー12位で総合12位。
17番滑走でリングレーシー(17)。昨年10位。今季からシニアに完全移行。スケートアメリカ4位、スケートカナダ7位。曲は「Broken Vow」。振付はミーキンス他。冒頭の3Lz+3Tは第2がダウングレードで転倒。続く2Aは決め、全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちFCSpはほぼ全ジャッジが加点2〜4、StSqは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Fは成功、全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点8番目の31.73、演技構成点5番目の30.74、転倒の減点1、合計61.47でSP8位。
最終滑走でグレン(25)。昨年初優勝。今季GPファイナル優勝。曲は「ジャネット・ジャクソン「This Time」。振付はウィーバー他。緊張したか。冒頭の3Aはqマークで両足。この後の全要素に全ジャッジが加点。続く3F+2Tは加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点3〜5、CCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Loも決め、加点1〜3。技術点5番目の36.39、演技構成点2番目の34.52、合計70.91でSP3位。
フリー。今季は世界選手権がボストン開催なので、アメリカの選手はホームで戦える。しかも昨季レヴィトが銀メダル、グレンが10位で3枠確保している。
7番滑走でアンドリューズ(23)。曲は「I'm Tired」。振付はリッポン。転倒した3Lo以外の全要素にほぼほぼ全ジャッジが加点。冒頭に3F+2A+2T+SEQを決め、加点2〜4。調子がよさそう。続く3Fと2Aも加点ほぼ2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqは加点位置から五、FCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lo+2Tは決めたが、ソロの3Loがアンダーローテーションで転倒。3Sはほぼ加点1〜3。ChSqはスパイラルやバレエジャンプなど行い、GOE+1.64。技術点4番目の64.47、演技構成点5番目の63.05、転倒の減点1、合計126.52でフリー5位、総合185.97で6位。
8番滑走でSP11位ヒルマー(25)。曲は「Earth Melodies」他。振付は本人。逆回転のジャンプとスピンをやる選手。冒頭の3F+2Tはほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Fはアンダーローテーションでこらえた。次は3Loの予定が2Loに。3Tは成功、全ジャッジが加点。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちStSqは加点ほぼ4〜5、FSSpは加点2〜5、CCoSpは加点2〜4。ChSqは長めのスパイラルなど行い、GOE+1.57。1.1倍になる2Aは全ジャッジが加点2〜3。続く3S+2Sの第2が逆回転で、全ジャッジが加点2〜4。3連続は2Lo+1T+2A+SEQになる。解説の岡崎さんが「今日は彼女の3Loの日じゃない」。技術点9番目の56.89、演技構成点、6番目の62.8合計118.97でフリー8位、総合178.54で9位。
9番滑走でジョゼフィン・リー(16)。曲はラフマニノフ 「交響曲第2番」。振付はスカリ。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜3。続く3Lzはqマークでこらえた。3F+2Tも決める。3ソロの3Sは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。CCoSpはレベル4で全ジャッジが加点2〜4。ChSqはGOE+1.07。1.1倍になる3Lo+2Tも全ジャッジが加点1〜3。3F+2A+2A+SEQは全てのジャンプがアンダーローテーション。3Tは全ジャッジが加点ほぼ2。FCCoSpとStSqはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点1〜3。最後のLSpはレベル2。技術点6番目の45.93、演技構成点8番目の53.96、合計122.59でフリー6位、総合182.69で7位。
11番滑走でリングレーシー(17)。曲は「Cleopatra's Death」他。振付はジェイミー・イスリー他。衣装はエジプトの女王っぽく首から前面にカラフルビーズがきらきら。冒頭の3Lzはステップアウト。続く3Sはつまったが決める。3Loの予定がパンクして1Loに。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点1〜4、あと二つのスピンとStSqは加点ほぼ2〜3。2Aはほぼ全ジャッジが加点1〜3。1.1倍になる3F+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Fも全ジャッジが加点1〜3。3Lzからの連続ジャンプをリカバリーしようとしたが、またステップアウトして付けた2Tは無得点。ChSqはGOE+1.57。技術点8番目の57.65、演技構成点9番目の60.1、合計117.75でフリー9位、総合179.22で8位。
最終グループ13番滑走でヒガセチェン(16)。曲は「Los Moros」。振付はローリ・ニコル。衣装は濃いピンク。冒頭の3F+3Tは詰まったが決める。続く3Lzも成功。ソロの3Sと2Aはほぼ全ジャッジが加点。スピン三つはレベル4で全ジャッジが加点。うちLSpは加点2〜3。1.1倍になる3F成功。ChSqはGOE+0.57。3Lzがアンダーローテーションで連続にできず、繰り返しの違反。3Lo+2Tも第1がアンダーローテーション。StSqはレベル3。技術点10番目の55.19、演技構成点も10番目の57.4、合計112.59でフリー10位、総合175.82で10位。
14番滑走でシェリー・ジャン(16)。曲は「The Hunger Games」。振付はスカリ。前半はよかった。冒頭の3Loは全ジャッジが加点2〜4。続く3Lz+2Tもほぼ全ジャッジが加点。3Tは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。しかし次が2Lzになり転倒。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.57。1.1倍になる3F+2A+2A+SEQを跳ぶが第2の後にオーバーターン。3F+2Tは第1がアンダーローテーション。最後は3Sがパンクして1Sに。技術点7番目の61.1、演技構成点も7番目の60.96、転倒の減点1、合計121.06でフリー7位、総合188.48で5位。
15番滑走でエヴァハート(18)。曲は「火の鳥」。振付はカナエワ他。衣装は濃い紅。冒頭の3Lzは全ジャッジが加点3〜4。続く2A+3Tは全ジャッジが加点2〜3。3Fは!マーク。3Loはステップアウト。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜3。StSqとあと二つのスピンはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点2〜5、FSSpは全ジャッジが加点2〜3。1.1倍になる3Lo+2A+SEQは全ジャッジが加点1〜3。3Lz+2T+2Loも成功、全ジャッジが加点1〜4。3Sも決めて全ジャッジが加点2〜3。ChSqはGOE+1.07。技術点2番目の72.48、演技構成点4番目の64.16、合計136.64でフリー3位、総合207.36で3位。
16番滑走でグレン(25)。曲は「Will Find You The Return」。振付はキャサリン・ヒル。冒頭の3Aがきれいに決まって全ジャッジが加点2〜5。続く3F+3Tも全ジャッジが加点3〜4。3Lz+2Tとソロの3Sも決める。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqは加点3〜4。1.1倍になる3Lo+1A+2A+SEQとソロの3Fも全ジャッジが加点1〜3。CCoSpはレベル3だが全ジャッジが加点2〜4。3Loはqマークで転倒。残念。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点最高の75.73、演技構成点も最高の71.15、転倒の減点1、合計145.88でフリー1位、総合216.79で2連覇。
17番滑走でテネル(26)。曲は継続の「トゥーランドット」より「Nessun Dorma」。振付はブノワ・リショー。冒頭の3Lzはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜3。3Lo+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。3Fはqマーク。ソロの3Sは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqスピン二つは加点3〜4。1.1倍になる2A+3Tは第2がqマーク。3Lzからの連続ジャンプの予定だったがqマークで転倒して繰り返しの違反。ソロの3Loはこらえた。連続ジャンプのリカバリーはできず。ChSqはGOE+1.71の高得点。技術点5番目の62.86、演技構成点3番目の6685、転倒の減点1、合計128.71でフリー位、総合199.94で4位。
最終滑走でアリサ・リウ(19)。曲は「MacArthur Park」。振付はスカリ。衣装は金色で大きなビーズがびっしり。冒頭の3Fはすかっと決まり、全ジャッジが加点2〜4。つつく3Lz+3Tは第2がqマーク。3Sは全ジャッジが加点2〜4。スピン二つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点。うちスピン二つは加点2〜4。ソロの3Loは全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+2A+2T+SEQは全ジャッジが加点1〜3。しかし3F+2Tはいずれもアンダーローテーション。これは痛かった。2Aは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+1.29。最後のLSpはビールマン姿勢の時足を早く落としてしまい、レベル2。これも痛かった。技術点3番目の69.55、演技構成点2番目の69.42、合計138.97でフリー2位、総合215.33で2位。
<男子シングル>18人エントリー、樋渡、ジミー・マー、マルティノフ、ナウモフ、プルキネン、トルガシェフ、マリニン等。ジュニアからはサンチェスなど。1/21にジェイソン・ブラウンが(靴か何か装備の問題で)欠場。Jスポーツ解説は中野由香里、実況は赤平アナ。
10番滑走で樋渡(24)。昨年8位。今季NHK杯8位。曲は「Super bad」。振付はマーク・ピレイ。冒頭の4Tはアンダーローテーションで転倒。3Aは決める。FCSpとStSqはレベル4。うちStSqは全ジャッジが加点1〜5。1.1倍になる3Lz+3Tはほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後のCSSpはレベル3だがほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点10番目の39.84、演技構成点も10番目の36.37、転倒の減点1、合計75.21でSP10位。
11番滑走でカペイキス(20)。昨季13位。今季CSクランベリー杯10位、CSニース・コートダジュール杯7位。曲は「Movement」。振付はジョーイ・ラッセル。会心のでき。全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の3Fは加点3〜4。続く3Aはややこらえた。スピン三つはレベル。うち最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tはは加点2〜3。StSqはよく音に合わせて加点2〜5。技術点5番目の44.82、演技構成点8番目の39.19、合計84.01、この時点で9点近い差をつけて1位となり、SP5位。
12番滑走でナウモフ(23)。昨年4位。今季スケートアメリカ7位。曲は「Steppin' out with My Baby」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の4Sで転倒。続く3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは音をよく拾って全ジャッジが加点3〜5。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。CCoSpはレベル3で全ジャッジが加点ほぼ2〜3。技術点7番目の42.89、演技構成点5番目同点の40.52、転倒の減点1、合計82.41でSP7位。
最終グループ13番滑走でマルティノフ(18)。昨年9位。今季CSロンバルディア杯10位、デニス・テン記念13位、タリン杯2位。曲は「Sing, Sing, Sing」。振付はアモディオ。冒頭の4Tはアンダーローテーション。続く3Aは成功。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはよく動いて全ジャッジが加点2〜5。1.1倍になる3Lz+3Tもほぼ全ジャッジが加点。技術点8番目の42.64、演技構成点7番目の39.25、合計81.89でSP8位。ほぼノーミスだが思ったより得点伸びず。
14番滑走でジミー・マー(29)。昨年6位。今季CSロンバルディア杯6位。曲は「Mexican Phonk Eki」。振付はモロゾフ他。今年こそ世界選手権出場をつかみたいらしい。冒頭で4T成功、ほぼ全ジャッジが加点1〜3。続く3Aもほぼ全ジャッジが加点2〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはコミカルな表現で全ジャッジが加点ほぼ3〜5、FCSpは全ジャッジが加点ほぼ2〜4。1.1倍になる3Lz+3Tも決める。技術点3番目の50.06、演技構成点4番目の41.85、合計91.91でSP3位。
15番滑走でジュニアサンチェス(17)。昨季ユース五輪4位、世界ジュニア10位。今季JGPファイナル優勝。曲は「Music」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3Aはほぼ全ジャッジが加点2〜3。続く3Fも全ジャッジが加点3〜4。スピン三つはレベル4だが、GOEマイナスもあり改善の余地あり。1.1倍になる3Lz+3Tも全ジャッジが加点3〜4。しかし、気持ちよく踏んでいたStSqの途中で両手付き、レベル3で転倒扱い。もったいなかった。技術点6番目の43.12、演技構成点5番目同点の40.52、合計82.64でSP6位。
16番滑走でプルキネン(24)。昨年3位。今季フランス杯11位、フィン杯9位。曲は「Break My Heart Again」から「Come What May」へ変更らしい。振付はデイヴィッド・ウィルソン。就職してフルタイムで働きながら続けているらしい。久々にいい出来だった。冒頭の4Tはアンダーローテーション。続く3Aは全ジャッジが加点ほぼ3〜4。FCSpはレベル3。1.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点2〜3。あと二つのスピンとStSqはレベル4で全ジャッジが加点ほぼ2以上。うちStSqは全ジャッジが加点3〜5、最後のCCoSpは全ジャッジが加点2〜5。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の4.86、演技構成点3番目の42.9、合計88.76でSP4位。
17番滑走でトルガシェフ(23)。昨年5位。今季フランス杯3位、NHK杯4位。曲は「継続の「L'enfer」。振付はシェイリン・ボーン。全要素に全ジャッジが加点。冒頭の4Tは加点1〜3。続く3Aは加点2〜3。スピン二つとStSqはレベル4。うちStSqは加点4〜5、最後のCCoSpは加点2〜4。1.1倍になる3F+3Tも加点2〜3。FSSpはレベル3だが加点2〜4。ノーミスで終え、氷をたたいて喜んだ。技術点2番目の51.03、演技構成点も2番目の43.91、合94.94でSP2位。
最終滑走でマリニン(20)。昨年2連覇。今季GPファイナル優勝。曲は「Running」。振付はシェイリン・ボーン。靴に問題があるらしい。全要素に全ジャッジが加点。冒頭4Fを成功、加点3〜5。続く3Aも楽々決め、゜加点3〜4。スピン三つとStSqはレベル4。うち最後のStSqは加点ほぼ5、CCoSpは加点3〜5。1.1倍になるところで4Lz+3Tを簡単に跳び、加点3〜5。技術点最高の66.13、演技構成点も最高の47.95、合114.08計でSP1位。「一人だけ異次元」。
フリー。
9番滑走で樋渡(24)。曲は「Jimmy's Tux」他。振付はバトル。かなり復活した。冒頭の4T+3Tは少し強引だったが成功、全ジャッジが加点1〜3。続く3Lz、3A、3Sを決める。3Lzと3Aは全ジャッジが加点1〜3。スピン三つとStSqはレベル4。うちStSqはよく体が動いて、得意の大きなバレエジャンプも入り、全ジャッジが加点ほぼ2〜4、最後のCCoSpはほぼ全ジャッジが加点1〜4。ChSqはGOE+0.14。1.1倍になるところで3A+2A+SEQの予定が第1の後、足が落ちてしまい、2Aは無得点。3Lz+1Eu+3Fは成功、全ジャッジが加点2〜3。解説の中野が「これを決められたのは大きい」。3Loもほぼ全ジャッジが加点1〜3。最後までスピードが落ちなかった。終わったときガッツポーズ。技術点4番目の83.65、演技構成点7番目の74.79、合計158.44でフリー5位、総合233.65で6位。
11番滑走でマルティノフ(18)。曲は「Inside」。振付はアモディオ。絶不調。冒頭の4Tは回ったがステップアウトで両手付き。3Aはきれいに成功、全ジャッジが加点2〜4。3Lzは片手付き。3Loは決める。スピン二つはレベル4。ChSqはGOE+0.71。1.1倍になる3Aからの連続ジャンプの予定が転倒して第2付かず、繰り返しの違反に。3Lz+2Tはこらえた。3S+1A+SEQになった。StSqはレベル3でほぼ全ジャッジが加点1〜3。CCoSpは無得点。技術点18番目の55.4、演技構成点9番目の71.03、転倒の減点1、合計125.43でフリー15位、総合207.32で11位。
12番滑走でナウモフ(23)。曲は「トロン: レガシー」より3曲。振付はアダム・ブレイク。冒頭の4Sの予定が大きな2Sになるが全ジャッジが加点1〜3。3Aは全ジャッジが加点2〜4。3A+2A+SEQも全ジャッジが加点1〜3。ソロの3Loも成功。スピン三つとStSqはレベル4で全ジャッジが加点2以上。うちStSqと最後のFSSpは加点ほぼ3〜4、あと二つのスピンも加点2〜41.1倍になる3Lz+3Tは全ジャッジが加点3〜4。3Lz+1Eu+3Sも決める。3Fは!マーク。ChSqはGOE+1.5。技術点3番目の84.39、演技構成点4番目の81.36、合計165.75でフリー3位、総合248.16で4位。
最終グループ13番滑走でサンチェス(17)。曲は「イオチサロ」。振付はアダム・ブレイク。冒頭の3A+2Tは成功。次はソロの3Aの予定がパンクして1Aに。3Loは全ジャッジが加点。3F+2Tも全ジャッジが加点1〜3。StSqとスピン二つはレベル4。うちStSqとCCoSpは全ジャッジが加点2〜3。ただしCCoSpはVマーク。1.1倍になる3Lz+2A+2A+SEQ成功。3Sはほぼ全ジャッジが加点。ソロの3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。ChSqはGOE+0.79。最後のFCCoSpはレベル3で全ジャッジが加点。技術点6番目の71.0、演技構成点も6番目の75.89、合計でフリー6位、総合229.53で7位。
14番滑走でカペイキス(20)。曲は「The Boxer」。振付はジョーイ・ラッセル。冒頭の4Tと3Aで転倒。3F+1Eu+3Sは決め、全ジャッジが加点。3Lz+3Tは惜しくも片手つき。スピン二つとStSqはレベル3。1.1倍になるソロの3Lzはオーバーターン。3F+1A+SEQは第1で片手つき。3Loは成功。CCoSpはレベル4。ChSqはGOE+0.5。技術点13番目の62.27、演技構成点11番目の69.42、転倒の減点2、合計129.69でフリー14位、総合213.7で8位。
15番滑走でプルキネン(24)。曲は「Outro / Solitude」。振付はシェイリン・ボーン。4回転は入らなかったが、よくまとめた。冒頭、おそらく4Tの予定が3Tに。3Lz+2Tは全ジャッジが加点2〜3。3A+1Eu+3Sは決める。3Loはほぼ全ジャッジが加点。以降の全要素に全ジャッジが加点。FCSpはレベル3。StSqとあと二つのスピンはレベル4で加点ほぼ2〜3。1.1倍になるソロの3Aは加点2〜4。3Lz+2A+SEQも加点1〜3。3Fは加点2〜3。ChSqはGOE+1.79の高得点。解説の中野が「顔の表情も含めてて表現している」。技術点5番目の82.01、演技構成点3番目の82.15、合計164.16でフリー4位、総合252.92で3位。
16番滑走でジミー・マー(29)。曲は「La Terre vue du ciel」。振付はバトル他。冒頭、4Tの予定が2Tにパンク。しかし次は4T+2Tを決める。3Loも成功。3Lzは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。StSqとスピン二つはレベル3.うちStSqは全ジャッジが加点ほぼ2〜3。1.1倍になる3A+1Eu+3Sはステップアウト。続くソロの3Aはアンダーローテーションで転倒。これは痛かった。3F+2A+SEQは第1が!マーク。ChSqはGOE+0.93。FCSpはレベル4でほぼ全ジャッジが加点1〜3。技術点7番目の67.98、演技構成点5番目の77.89、転倒の減点1、合計144.87でフリー7位、総合236.78で5位。
17番滑走でトルガシェフ(23)。曲は「Scheherazade」。振付はカナエワ。衣装の上衣はオフホワイト、太いベルトは金色。最後まで集中して全てのジャンプを跳びきった。全要素に全ジャッジが加点。冒頭、4Tと4T+2Tを決める。ソロの4Tは加点3〜4。3Loと3Aは加点2〜3。StSqとスピン二つはレベル4。うち最後のCCoSpは加点3〜5、StSqは加点3〜4。1.1倍になる3A+2A+SEQを成功、加点3〜4。3Lz+1Eu+3Sも加点3〜4。ソロの3Fも加点2〜3。FSSpはレベル3だが加点ほぼ3〜4。ChSqはGOE+2.21の最高得点。終わるとガッツポーズ。「完璧です」と赤平アナ。技術点2番目の99.7、演技構成点も2番目の91.85、合計191.55でフリーも2位、総合286.49で2位。
最終滑走でマリニン(20)。曲は「I'm Not a Vampire」。振付はシェイリン・ボーン。衣装はスケカナの衿元に血のようなものが見えるスカーフをやめ、黒地に小さな赤のビーズの上下に変更。転倒した4Loと後半三つ目の連続ジャンプ以外の全要素にほぼ全ジャッジが加点。冒頭の4Fは加点3〜5。続く4Aは加点3〜4。4Lzも加点3〜5。4Loはアンダーローテーションで背中から転倒。直後のCCoSpはレベル2でVマーク。1.1倍になるところで4Lz+1Eu+3Sを軽々と決め、加点ほぼ3〜4。4T+3Tも加点ほぼ3〜4。4S+3A+SEQは第1がqマークで第2が詰まった。CCSpはレベル3でほぼ加点2〜3。StSqとFSSpはレベル4。うちStSqは加点2〜5。ChSqはGOE+1.79。解説の中野は「4回転ジャンプに力を入れているためスピンが休むところになっている。つなぎなどもまだ伸びる余地がある」。技術点最高の128.18、演技構成点も最高の92.05、転倒の減点1、合計219.23でフリーも1位、総合333.31で3連覇。
※世界選手権代表は、シングル3枠ずつ。女子・グレン、リウ、レヴィト(*)。補欠にエヴァハート。男子・マリニン、トルガシェフ、ジェイソン・ブラウン(*)。補欠にプルキネン。(*)の選手はケガのため、手続き保留。
※※四大陸代表は、シングル3枠ずつ。女子・エヴァハート、リウ、テネル。男子・プルキネン、ジミー・マー、樋渡(当初、トルガシェフとナウモフが選ばれていたが、1/31トルガシェフ辞退、2/1ナウモフ辞退)。
※※※世界ジュニアは、シングル2枠ずつ。女子・リングレイシー、フォンフェルテン(全米ジュニア優勝)。男子はサンチェス、ブラックウェル(全米ジュニア3位)。