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サッカー短評 (2017.12/18)
日本vs.韓国 1対4 (2017.12/16 味スタ) 東アジア選手権
よかったのは先制したことだけ。解説のラモスさんが言うように「久しぶりに魂のない試合」になってしまった。いろいろ原因はあると思うが、攻守の切り替えで劣り、球際の競り合いでも負け、攻撃の精度も足りなかった。前半のうちに1−3と逆転され、後半も立て直せずに、さらに1失点。これで来年のワールドカップは大丈夫なのか。
日本の勝ち点6に対して韓国は4。勝たなければ連覇はない。日本は引き分け以上でよかったのだが。
先発は、GK中村、DF車屋、昌子、三浦、植田。今野がアンカー、二列目に井手口と倉田。左右のワイドに土居と伊東。小林のワントップ。4−1−4−1。このうち、中村、三浦、植田、土居が2試合目、伊東も3試合目。今回もキャプテンの昌子は「韓国代表と対戦するのは初めて」と言っていた。おそらく、車屋と井手口、倉田、小林もそうだろう。
韓国は、ワントップに196pの長身FWキム・シヌク、左右のワイドに元Jリーガーのキム・ミヌとイ・グノ。システムは4−4−2らしいので、イ・グノとのツートップかも。でも3−2−4−1に見えた。キャプテンは、CBのチャン・ヒョンス(FC東京)。
先制したのは前半3分。伊東のドリブルをペナルティーエリアで相手DFチャンが手をかけて倒し、イエローカード。PKを得る。これを小林が左隅に決めて1−0。幸先はよかった。
7分、パスをつながれ、最後は相手FWキムにシュートされるが、DFが防ぐ。11分、FKを与え、ニアで相手FWキムにヘディングシュートされるがGK中村。さらに12分、相手FWキムのポストプレーからボレーシュートをうたれるが、枠の右。
13分、ついに失点。左SBキムが攻め上がってクロス、中央で長身FWキムが昌子をかわして楽々ヘディングシュートを決める。1−1。
ここで踏ん張れなかったのが敗因。韓国の攻撃ラッシュにズルズル下がり、苦し紛れのクリアをことごとく拾われ、守備で体力と神経を使わされる悪循環。ピッチ解説の山口さんが「韓国だって素晴らしい攻撃をしているわけじゃない」と言う。放送席の解説、小野伸二が「長身FWキムにDF二人で対応していて、ラインが上がらないので、中盤と前線小林の間にスペースができてそこを使われている」と言う。
19分にも左SBキムからのクロスを相手FWキムにシュートされるが、GK中村。しかし、22分、車屋の攻め上がろうとしたドリブルが大きくなり、ボールを失い、取り返そうとしてファールを犯し、ペナルティーエリア手前右寄りでFKを与える。元Jリーガーのチョン・ウヨンが蹴り、壁の上を越えて右奧のネットに吸い込まれる。1−2。解説のラモスさんも「これはキッカーをほめるしかない」。そうは言っても車屋が落ち着いてボールをつないでいれば防げた失点と思ってしまう。
日本は、このへんでシステムを4−2−3−1にしたらしい。ダブルボランチにしたせいなのか、少しはボールがつながり出す。
31分、34分と相手左サイドから左SBキムのクロスを入れられ、相手FWキムにシュートを打たれる。いずれも枠の右。しかし、35分、相手MFイが中央をドリブル突破、スルーパス、受けた相手FWキムがGK中村とフリーで1対1となり、とうとう1−3。
37分、日本のFK。倉田が蹴り、三浦が落とすが、シュートまでいけず。
39分、キム・ミヌが左サイドから中へ切り込み、シュートするが枠の上。40分、相手左サイドでFKを与える。キックはDFがはね返す。植田の右SBは中国相手には通用したが、急造なので、CB三浦とのマークの受け渡しがうまくいってないらしい。また、SBとしての寄せや攻め上がりも遅いようだ。
44分、日本の後ろからのロングパスに伊東が走り込み、相手DFと競りながらヘディングシュート、相手GK。1−3のままハーフタイム。
後半は交替なしで開始。「前線に早くボールを付ける」というハリル監督の指示を忠実に守りすぎではないか。いきなり小林に放り込まれても、相手DFの方が高いし、キープできない。また、前からの追い回しにしても、小林一人で三人くらいを相手にしていて、後ろからの寄せがない。結局、ロングボールはことごとく相手ボールとなってカウンターを受け、自分たちのリズムにはならない。
8分、相手FWキムのポストプレーから左ウイングのキム・ミヌがミドルシュート、DFの肩に当たって枠に飛んできたが、GK中村が防ぐ。韓国は2点のリードがあるので、もうラッシュしてこず、落ち着いてパスを回す。
16分、右ウイングのイ・グノのシュートがDFに当たり、相手右CK。左SBキムが蹴るが、GK中村。19分、相手MFチョンがミドルシュート、枠の左。
21分、日本が一人目の交替。井手口に替えて三竿(鹿島)を入れる。三竿は初キャップ。日本は、今野と井手口のところでタメを作れず、攻撃の起点にもなっていなかった。二人ともめずらしくミスパスが多く、日本の選手の動き出しが遅いのと、韓国の寄せが早いのでそうなっていると思われるが、後半になっても同じでリズムを取り戻せないための交替だろう。
22分、日本の左CK。土居が蹴るが、相手DF。
23分、韓国が一人目の交替。11番イ・グノに替えて19番ヨムが入る。
24分、ペナルティーエリアすぐ外右で相手FK。入ったばかりのヨムがニアへ直接ねらったキックを蹴り、これが決まって1−4。
25分、日本は二人目の交替。伊東に替えて川又が入る。26分、韓国も二人目の交替。17番イに替えて4番DFチョン(鳥栖)が入る。
30分、日本の左サイドから土居がクロス、中央で川又が飛びこむが、相手GKへのファールを取られる。川又と小林で前からプレスし、少しは攻撃の形もできるようになるが、相変わらず、ロングボールが多く、シュートまで持ち込めない。
36分、日本は三人目の交替。倉田に替えて阿部を入れる。阿部は右ワイドに入り、小林と川又のツートップか。
39分、植田のスルーパスに阿部が走り込み、右サイドのゴールライン近くからダイレクトでクロス、中央で川又がヘディングシュートするが、相手GKがかろうじて押し出す。惜しかった。解説のラモスが「決めていればヒーローだった」と言う。
43分、相手左CK。ニアで相手FWキムがヘディングシュートするが枠の外。直後に、韓国が三人目の交替。9番FWキムに替えて18番FWチンを入れる。
追加タイム3分。46分、中央左で日本のFK。キッカーはなぜか車屋。左足でクロスを入れるが、相手GK。
48分、川又がループパスを受けてボレーシュートをうつが、相手GK。
1−4のままタイムアップ。ほとんど何も収穫がなかったのではないか。恒例のハーフタイムに解説者が選ぶ「前半の印象に残った選手」も、司会の川平さんが「それどころではない展開になってしまいましたが…」と持ちかけると、ラモスさんが「全くダメ」と言い、小野伸二も何も言えなかった。
試合後のインタビューで、昌子は「キャプテンとしても力量不足」と反省。小林は「後ろが重かった。自分一人で相手DF三人をみている感じだった」と解説者たちが指摘していたのと同じことを語った。ハリルホジッチ監督は「今日のチームは、相手が格上だった」。そうは言っても、韓国もヨーロッパ組は呼べなかったチームなのだが、日本対策が徹底していた。
サッカー短評 (2017.12/17)
日本女子vs.北朝鮮女子 0対2 (2017.12/15 フクダ電子) 東アジア選手権
結局、力負け。勝ち点6で並んでいたが、得失点差で劣るため、勝たなければならなかった一戦で先に2失点。高倉監督は「一芸に秀でた」選手を集めた(12/16朝日新聞)らしいが、まだチームになっていない。北朝鮮は、フィジカルが強いだけでなく、パスやドリブルも力強い。巧さや速さでこれに対抗するには、日本ももっと正確なプレーが必要。ネットの「Sports Navi」には「フィニッシュまでのアイディアの乏しさ」と書かれた。
先発は、GK池田、DF宇津木、鮫島、三宅、高木。阪口と隅田のダブルボランチ、左右のワイドに籾木と櫨。田中美南と岩渕のツートップ。なお、控えのGK山下とMF長谷川が怪我で離脱。
北朝鮮は、3試合全て同じ先発。ここまで全3得点をあげている12番FWキムと若い小柄な11番FWソンのツートップ。システムは3−5−2らしい。監督は、フジ解説の澤が現役のときからずっと同じ人らしい。
前半は、立ち上がり15分くらい受けに回ってしまった。5分には、相手12番FWに早くもシュートをうたれたが、GK池田の正面。
解説の加藤さんが言うように、「北朝鮮はボールを持つとためらわずにクロスを放り込んでくる」。日本がクリアしたと思っても、タッチライン際やゴールライン際で追いつく走力があり、二の矢、三の矢が来る。
日本はなんとか前線にボールをつなごうとするが、岩渕のトラップにプレスをかけられ、収まらない。田中美南にはがっちりマークが付いている。
それでも21分、前半で唯一形になったのが、右サイド櫨のパスを受けた宇津木が中央左寄りからクロス、DFラインの裏に走り込んだ岩渕がヘディングシュートした攻撃。惜しくもオフサイドになったが、これが日本のめざす形のひとつだろう。
23分にも、阪口からのパスを受けた田中美南がシュートするが、枠の右。
この後は、シュートを打たれはしたが、自分たちの方はシュートまでもちこめず、0−0でハーフタイム。
後半は交替なしで開始。
4分、田中美南がこぼれ球をボランチ隅田に落とし、隅田が思い切りよくミドルシュートをうつが、枠の外。
9分、相手FK。キックに相手FW11番ソンがヘディングシュートするがオフサイド。
15分、相手右サイドからのクロスを鮫島がなんとか蹴り出すが、右CKを与える。これが両チーム初のCK。キックは相手FW12番キムにヘディングシュートされるが、GK池田が防ぐ。
17分、日本は一人目の交替。岩渕に替えて中島が入る。
20分、失点。相手FW11番ソンが右サイド深くから上げたクロスをMF7番キムがシュート、櫨がクリアするが小さく、これをつながれ、ペナルティーエリア外まで下がっていた相手FW12番キムに豪快なミドルシュートをたたきこまれた。0−1。
30分、田中美南が倒されてFKを得る。籾木が蹴り、相手DFがクリアするが、こぼれを宇津木がミドルシュート、しかしこれも相手DF。
37分、また失点。相手左サイドで高木がかわされ、低いクロスを入れられる。中央で相手FW12番キムがファーにつなぎ、右MF14番リがシュート、0−2。これで勝負あった。
38分、日本は右SB高木に替えて、169pのFW菅澤を入れる。田中と菅澤のツートップ。DFは3バックになったようだ。
40分、阪口からの縦パスを受けた田中美南が菅澤につなぎ、菅澤がミドルシュートをうつが、ヒットせず相手GK。
43分、中央左寄りで日本のFK。隅田が蹴り、ファーで阪口がヘディングシュートするが枠の外。直後に籾木に替えて中里が入る。
45分、中央で櫨がシュートするが、枠の上。
追加タイム4分。48分、北朝鮮は一人目の交替。FW12番キムに替えてFW20番リが入る。一矢報いることもできず、タイムアップ。
サッカー短評 (2017.12/15)
日本vs.中国 2対1 (2017.12/12 味スタ) 東アジア選手権
勝ったけど、大島がケガをしてしまった。北朝鮮戦の反省をもとに、積極的な前線の動きだしと大島のパスさばきでいい感じに試合を支配していたが、27分、大島は左足を傷めて下がり、代わりに井手口が入る。このへんから中国が日本のサッカーに慣れ、次第にボールを支配。後半は押される場面も増えたが、39分に川又のシュートのこぼれを今季得点王の小林が押し込んで先制。DF昌子のロングドライブシュートも決まるが、最後にPKを与えて失点はいただけない。
先発は、GK東口(ガンバ)、DF山本脩斗(FC東京)、昌子、三浦(ガンバ)、植田(鹿島)。アンカーに今野、二列目に大島(川崎)と倉田。左右のワイドに土居(鹿島)と伊東純也。ワントップ小林。キャプテンマークは昌子が巻く。山本と三浦、植田と土居の4人は初キャップ。植田の右SBがサプライズ。
中国は、ワールドカップ予選で敗退し、リッピ監督を迎え、世代交代中。若い20番FWウェイが注目株で、左サイドから攻撃してくるらしい。4−3−3又は5−2−3。3トップの中央は、キャプテンで22番の于大宝。
4分、伊東が右サイドをドリブル突破、クロスを小林がヘッドで落とし、左から土居がつめるが、枠の左。
5分、相手右CK。20番が蹴るが、GK東口がはじき出す。
6分、倉田のクロスからのこぼれを大島がひろい、小林へパス、小林のシュートは相手DF。これで得た右CKを倉田が蹴り、植田が競るが、得点できず。7分にも左CKを土居がショートコーナーを蹴るが、相手DF。
日本は、ハリル監督の指示で「縦に速い攻撃」をめざしているが、どうもフジテレビ解説の山口素弘さんと小野選手の見るところ、攻め急いで一瞬タイミングが早かったり遅かったりするようだ。
中国は、前の試合は左サイドから攻めたらしいが、対面する日本の右サイドには、本職がCBの植田を置き、大島か伊東が加勢する。すると、山本のいる右サイドから14番MFフーがさかんに攻め上がってくるようになった。
22分、右サイドから伊東がクロス、こぼれを植田が拾って再度クロス、小林がフリーでヘディングシュートするが枠の外。
26分、中央右寄りで日本のFK。倉田が蹴るが相手DF。27分、大島がミドルシュートをうつが、シュートしたとき軸足の左ハムストリングを傷め、担架で退場。突然のケガでなかなか交替の準備が進まず、放送席の解説、山口さんが「早く交替を入れてほしい」と言う。30分、井手口が入る。
31分、相手左サイドを突破され、クロスを入れられるがこれははね返すも、こぼれを相手20番にミドルシュートされる。枠の外。
36分、中央右寄りで日本のFK。三浦が蹴り、山本が左サイドからヘッドで折り返すが、相手GK。
44分、井手口からの縦パスを受けた土居がペナルティーエリア左からクロス、小林がダイビングヘッドで飛びこむが、枠にとばず。
追加タイム1分。47分、土居がドリブルでペナルティーエリア左に進入、こぼれを倉田がシュートするが、左ポストに当たる。倉田もオフサイド。0−0でハーフタイム。
後半開始から、中国は二人交替。9番FWに替えて11番MF、6番DFに替えて3番DFを入れる。
3分、10分と右サイド伊東がクロスを入れるが、味方に合わず。加地や駒野、内田もそうだったが、相手のプレスをかいくぐり、スピードにのったまま精度の高いクロスを入れるのはすぐにはできないようだ。
12分、立て続けに相手右サイドからパスを通され、シュートまでいかれるが、22番于のシュートはGK東口が防ぎ、20番ウェイのシュートは枠の上。
18分、こぼれ球を井手口がすかさずシュート、相手DFに当たったが入りそうな軌道を描くも、相手GK。井手口は22分にも、ミドルシュートをうつが、枠の外。
25分、またも相手右サイドを突破され、14番フーがクロス、22番于が走り込んでシュートされるが枠の外。
30分、伊東がやや足をひきずって、FW川又と交替。川又のワントップ、小林が右ワイドへ回る。
34分、井手口のシュートが倉田に当たってはずれる。37分、土居に替えて阿部が入る。
38分、中国は三人目の交替。20番FWウェイに替えて18番が入る。
39分、先制。倉田の縦パスを小林が受けて川又へパス、川又のシュートは相手DFが防ぐが、こぼれを小林がひろいペナルティーエリア内右からシュート、出てきた相手GKに当たるが、ゴールライン際で再度シュート、ほとんど角度のないところからネットをゆらす。1−0。小林はこれが代表初ゴール。
43分、なぜかCB昌子が中央まで上がってこぼれ球をひろい、ロングシュート、これがカーブを描いて右上に決まり、2−0。
追加タイム3分。これで後は、「試合をどうしめくくるか」と解説の山口さん。お互い一枚ずつイエローカード。48分、相手11番がドリブルでペナルティーエリアに進入、山本が倒してしまい、PKを与える。これを22番FW于が蹴り、2−1。
しかし、このままタイムアップ。日本は2連勝で優勝に王手。
サッカー短評 (2017.12/13)
日本女子vs.中国女子 1対0 (2017.12/11 フクダ電子) 東アジア選手権
開始から積極的に攻めて、前半20分に先制したところまではよかったが、その後は防戦一方に。相手がシュートを外してくれただけの場面もあったが、チーム全体としてのまとまりは、韓国戦よりも少し上向いたかもしれない。
先発は、GK池田、DF万屋、鮫島、三宅、大矢。猶本をアンカーに阪口と隅田が二列目中央に、左右のワイドに中島と中里。ワントップに田中美南。韓国戦から4人変更。
中国は、初戦の北朝鮮戦に0−2で敗戦。連敗すると最下位の危機。女子のワールドカップが始まった頃は、中国女子は世界上位にいた。近年は立て直しを図っているらしい。一昨年のリオ五輪予選では中国に負けて日本は出場を逃した(五輪アジア女子代表は、オーストラリアと中国)。平均身長は日本より9p高い。
韓国戦の反省からか、日本は積極的にシュートをうつ姿勢で臨む。3分、日本は阪口がミドルシュートをうつが、相手GK。
5分、相手右CK。ショートコーナーを蹴るが、味方に当たる。
11分、中島からのパスをやや下がって受けた田中美南がミドルシュートをうつが、枠の上。
20分、中島からのスルーパスを斜めに走り込んだ田中美南が左足で右隅に流し込み、1−0。
中国は、日本がボールを持つと、ボールホルダーにかなり素早く一人二人とプレスに来るが、ボールを自分たちで持って攻めるときは、最後の詰めの精度が低い。それにしても、田中美南にはパッと三人で囲むのは早かった。テレビ解説は加藤さんと澤。澤は「私が現役のときから中国は大きくて強かった。まともに対すればかなわない。日本は全員で走るしかない」と言う。
37分、相手FWにドリブル突破され、シュートまでいかれるが、枠の上。38分にも攻め込まれ、GK池田のはじいたボールをライン際でひろわれ、シュートされるが枠の外。
41分、相手左サイドで大矢が相手選手にかわされ、三宅もドリブルでかわされ、ペナルティーエリア内左からシュートされるが、枠の左で助かる。
43分、日本の左CK。中島がニアに蹴るが、相手DF。
直後に中央右寄りで相手FK。キックはゴールラインをわる。1−0のままハーフタイム。
日本は後半開始から、猶本に替えて岩渕が入る。岩渕はドリブルをしかけるが、ボールを失う。日本は中島や岩渕にボールを通そうとロングフィードを送るが、相手DFが高く、通らない。
12分、中里からパスを受けた中島がドリブルでペナルティーエリア左に切り込み、折り返しのクロス、田中美南がシュートするが、相手DF。
18分にも岩渕からのスルーパスに田中美南が走り込むが、相手DFに倒されるも、PKにはならず。19分、日本は二人目の交替。中里に替えて籾木が入る。
22分、中国は一人目の交替。9番FWに替えて21番FWが入る。
27分、大矢が右サイドから入れたクロスを田中美南がヘディングシュートするが、枠の上。
33分、足がつった万屋に替えて宇津木が入る。
35分、右サイドの籾木と大矢がボールをつなぎ、大矢がクロス、岩渕がフリーでヘディングシュートするが、相手GK正面。
40分、中国は二人目の交替。17番MFに替えて13番MFが入る。
43分、岩渕がドリブルで右サイドを持ち上がってシュートまでいくが、枠の外。
44分、相手ボールをカットした阪口がスルーパス、岩渕が受け、フリーでペナルティーエリア内でシュートするが枠のわずか右。
追加タイムは3分。47分、相手左CK。GK池田が防ぐ。1−0のままタイムアップ。
サッカー短評 (2017.12/11)
日本vs.北朝鮮 1対0 (2017.12/9 味スタ) 東アジア選手権
後半追加タイムにやっとのことで得点して勝った。国内組の最後の試験なのに、得点したのはここ9試合連続出場している井手口。他に結果を残したのは、初キャップのGK中村航輔と、途中出場した伊東純也くらい。先発した小林も谷口も車屋も、途中出場した阿部も目立たなかった。
先発は、GK中村(柏)、DF車屋(川崎)、昌子(鹿島)、谷口(川崎)、初キャップの室屋(FC東京)。今野(ガンバ)と井手口(ガンバ)のダブルボランチ、トップ下に高萩(FC東京)。左右のFWに倉田(ガンバ)と小林(川崎)、ワントップに金崎(鹿島)。
北朝鮮は、4−4−2か、5−4−1か。中盤には、J2カマタマーレ讃岐のDFリ・ヨンジが16番の背番号で入っている。ベンチには、元フロンターレにいたFWアン・ビョンジュン(J2熊本)も。監督は、ノルウェー代表FWだったアンデルソン。
日本はボールを支配して何度か井手口や室屋や車屋からクロスが入るが、前線にうまくつながらない。このメンバーでやっていないからすぐには難しい。しかし、ピッチ解説の山口素弘さんは「選手同士のコミュニケーションが足りない」と言う。
一番のチャンスは、15分、今野からの縦パスを金崎がヒールでつなぎ、倉田がDFラインの後ろに走り込んで受け、GKとの1対1でシュートを決めた場面だが、惜しくもオフサイド。
北朝鮮は、ワントップのFW23番キム・ユソンにすばやくパスを出してカウンターをねらう。日本はマークの受け渡しがうまくいかないのか、22分には谷口がキムをペナルティーエリア内で倒すが、PKにはならず。
25分には、相手MFリ・ヨンジがミドルシュート、ゴール前で相手FW11番に触られるが、GK中村がスーパーセーブ。27分にも、相手FW23番キムのシュートを中村がはじいたところをまた、リ・ヨンジがヘディングシュート、再びGK中村が防ぐ。
日本は左サイドで倉田と車屋、井手口が三角形でパス交換するが、攻め込めず。右サイドの小林の足下に出してもいいと思うのだが。
36分、日本の右サイドで室屋とやり合っていた相手FWをファールで倒してしまい、FKを与える。相手キッカーはゴールを直接ねらうボールを蹴るが、蹴り損ねたのか弱く、GK中村。
39分、金崎が左サイドでボールを受けて、深い位置からニアへクロス、高萩が走り込んで触るが枠の上。タイミング的には、これが前半では一番よかった。高萩はこの場面以外では、守備はしていたが、ほとんど攻撃で名前が出ず。
40分、小林の縦パスに金崎が走り込み、ペナルティーエリア右から折り返しを小林に出すが、相手DF。追加タイム1分あったが、0−0でハーフタイム。解説の小野伸二が「前半の最も印象的だった選手」と聞かれて「GK中村」と答えていた。
後半は交替なしで開始。1分、相手MF9番にミドルシュートをうたれるが、枠の左。5分にも相手DF2番にミドルシュートを打たれるが、GK中村。
8分には、相手左サイドを破られ、クロスが入りダイビングヘッドされるが、これもGK中村がはじく。これで与えた相手左CKは、味方に合わず。
11分、日本は高萩に替えて俊足の伊東(柏)が入る。伊東は初キャップ。小林がトップ下、伊東が右FWに入る。
伊東は15分、16分と右サイドで相手DFをかわしてクロスを入れ、右CKを得る。井手口が蹴るが、ファーにいた谷口の頭上を越える。谷口は今季のリーグ戦でセットプレーから7点取ったのが再評価されて選ばれたらしいのだが。
放送席の解説は、宮本と小野伸二。小林が中央に移ったことでボールがよく動くようになったらしい。
しかし、20分、北朝鮮のカウンター。相手DF4番パクが攻撃参加してポストプレー、これをまたも相手MFリが鋭いミドルシュート、枠の右で助かる。24分には、相手左サイドからクロスを入れられ、相手FW11番がヘディングシュート、GK中村がファインセーブ。直後の25分には、スルーパスを通され、相手DF4番パクが走り込み、GK中村と1対1でシュート、枠の上で助かる。パクは絶好機をはずして芝生をたたく。
26分、日本は金崎に替えて追加招集したFW川又(磐田)を入れる。28分、日本の右CK。今度は倉田が蹴るが、相手DF。
30分、室屋が右サイドから川又へクロス、相手DF。続けて倉田が左サイドから入れたクロスを小林が受けるがコントロールできず。そう言えば、せっかく車屋がいるのに、一度も小林にクロスを合わせられず。
32分、北朝鮮は一人目の交替。4番パクに替えてFW10番アン・ビョンジュンを入れる。
33分、小林が右サイド深くからクロス、川又の前に飛び出した相手GKがはじく。
36分、日本は三人目の交替。倉田に替えて阿部が入る。阿部も初キャップ。
38分、北朝鮮のカウンター。相手DF2番シムのスルーパスをシュートされるが、GK中村が防ぐ。解説の宮本が「GK中村の位置取りがいい」という。
39分、日本の左CK。今度は伊東が蹴り、ファーで今野が競るが枠にいかず。
40分、北朝鮮は二人目の交替。9番パクに替えて14番MFカンが入る。カンが伊東に倒され、相手FK。カンが蹴り、ゴール前でこぼれたボールをシュートされるが、相手11番の背中に当たり、サイドネット。
44分、日本の右CK。井手口が蹴るが、ゴールできず。
追加タイム3分。46分、車屋が入れたクロスを川又が相手DFに競り勝ってヘディングシュートするが相手GK正面。惜しかった。
47分、北朝鮮は三人目の交替。11番FWに替えて12番FWを入れる。
48分、やっと得点。阿部のスルーパスを左へ流れて受けた川又が、深い位置からクロス、ファーで今野が頭で折り返し、ペナルティーアークにいた井手口が鋭いボレーシュート、相手DFの肩に当たってゴールイン。やれやれ。
サッカー短評 (2017.12/9)
日本女子vs.韓国女子 3対2 (2017.12/8 フクダ電子) 東アジア選手権
韓国にはここ3試合で勝てていないらしい。ランクではまだ日本が上だが、高倉ジャパンに世代交代してからは初対戦。前半8分に田中美南が先制点をあげ、滑り出しはよかったが、14分にPKで失点。後半15分に交替で入った中島が、26分に追加点をとったあたりから、次第にかみ合うようになり、35分に再びDFのミスから追いつかれたが、最後には38分、岩渕が決勝点を決めて逃げきった。冷たい雨が降る中、岩渕は久々に90分出場でき、これも収穫。
先発はGK池田、DF左から万屋、鮫島、三宅、大矢。阪口と宇津木のダブルボランチ、左右のワイドに長谷川と櫨(はじ)。岩渕と田中美南のツートップ。キャプテンは宇津木。この大会は国際Aマッチデー開催ではないので、海外組で呼べたのは宇津木のみ。それは韓国も同じで、アイナック神戸にいたチ・ソヨンがいない。
14分の得点は、長谷川が左サイドを攻め上がったSB万屋にパス、万屋が深い位置から上げたクロスにファーで田中美南がヘディングシュートを決めた。1−0。
しかしこの後、9分、12分とFKを与え、13分にはGK池田がはじいたボールを折り返され、これがDFの手に当たり、PKを与える。GK池田は、キックに反応して触ったが、決められ、1−1。
日本は21分、25分と左CKを得る。初めのは岩渕、次のは長谷川が蹴るが、味方に合わず。
鮫島とGK池田の息が合わずにピンチになりかけたり、攻撃のパスがつながらずにシュートまでいけなかったりの場面が多い。0−0でハーフタイム。
後半開始から韓国は一人交替。13番MFに替えて15番MFが入る。日本は交替なし。
5分、相手10番のスルーパスからつながれ、最後はペナルティーエリア内から相手FW12番にシュートされるが枠の外。
9分、岩渕からのパスを受けた田中美南が、ペナルティーエリア手前からミドルシュートをうつが相手GK。
15分、日本はFW田中美南に替えてMF中島が入る。中島は左ワイドに入り、長谷川が岩渕とツートップを組む。
24分、韓国は二人目の交替。9番MFに替えて19番MFが入る。25分、日本も二人目の交替。左SB万屋に替えて高木が入る。
26分、追加点。日本の右CK。大矢が蹴り、三宅が頭でファーへ落とし、中島が左足でシュートを押し込む。2−1。
30分、日本は三人目の交替。長谷川に替えてFW籾木が入る。31分、韓国も三人目の交替。12番FWに替えて11番FWが入る。
35分、失点。鮫島のクリアが味方に当たり、韓国に拾われ、相手10番が右サイドからクロス、ファーで相手FW22番にボレーシュートを決められる。2−2。
38分、勝ち越し。岩渕からのパスを中島がペナルティーエリア手前からシュート、入るかと思ったが、バーに当たり、落ちたところを岩渕が拾って押し込んだ。3−2。
40分過ぎ、相手右サイドから続けてクロスを上げられるが、しっかり守ってはね返す。
追加タイム3分。日本は前線でボールキープ。47分には、櫨からのループパスを阪口がヘディングシュートするが、相手GK。このまま逃げ切り、初戦を勝利で飾った。
サッカー短評 (2017.12/7,10)
2017Jリーグアウォーズ (2017.12/5 横浜アリーナ)
放映がDAZNになった初めてのJリーグアウォーズ。まず、選手入場で真っ先にフロンターレがアナウンスされ、選手全員で入場。続いてリーグカップ優勝チームであるセレッソ大阪もおそらく全員入場。後のチームは3〜4人ずつ。憲剛はなぜかチームマスコットふろん太の小さいぬいぐるみを手に、他にもカブレラの小さいぬいぐるみを安藤が持って入場。フロンターレの選手はみんなタキシードの胸ポケットにスカイブルーのチーフ。浦和レッズは、全員欠席。UAEで開かれるクラブワールドカップに出場するため、ちょうど飛行機に乗っている頃らしい。村井チェアマンが挨拶と開会宣言している後ろに、キャプテン小林と井川が並んでいる(真後ろは鬼木監督だったが、隠れて全く見えず)。
優勝チーム表彰では、憲剛が細長い大きめの明治安田生命杯を根岸社長からもらう。次に井川が田島日本サッカー協会会長から、両側に持ち手の付いた会長杯をもらう。そして小林が改めて村井チェアマンから優勝シャーレをもらった。選手たちへのインタビューは、去年までスカパー! で試合速報番組のMCだった平畠さんが小林、登里、大島、谷口、憲剛、井川に聞いた。大島は登里に比べて喜び方が控えめだと言われていたが、「あれが僕の全力です」とか言っていた。
いったん座席にすわり、各賞の発表。今年の司会は、スカパー! の西岡アナ。去年は「フットボールブレイン」のMC勝村さんだった。ベストゴールへのノミネート9ゴールに、9/30セレッソ戦での森谷のドライブシュートも入ったが、受賞したのは7/1レッズ関根の5人(?)抜きドリブルシュート。ベストイレブンに、車屋、エウシーニョ、大島、憲剛、小林と5人も入った。車屋は平畠さんのインタビューに「驚いている」と言っていた。谷口も33人の優秀選手には入ったのだが。そして小林は、23点での得点王だけでなく、なんとMVPもとった。受賞あいさつで、奥さんへの感謝を述べた後、当の奥さんが入場してきて、ものすごく驚いていた。3歳の長男(ものすごく可愛い)がステージの奧へ猛ダッシュして連れ戻されていた(笑)。
後でJリーグのホームページを見たら、今年からベストピッチ賞は廃止で、新たに「優秀監督賞」を設けたらしい。J1は、J1復帰一年目でルヴァンカップに優勝したセレッソ大阪のユン監督、J2は、一年でJ1に復帰する湘南ベルマーレのチョウ監督、J3は逆転優勝したブラウブリッツ秋田の杉山監督。杉山監督のあいさつが面白かった。フロンターレの逆転優勝が決まった翌日に最終節があり、「フロンターレのみなさんは感謝されても困るかもしれないが、たいへん勇気をもらった」というような内容だった。
例年、この後のパーティーも放映され、そこで番組の解説者たちが選手たちにもっとざっくりしたインタビューをしたり、番組選出のMVPを渡したり、セレモニーの緊張から解放された生の声が聞けて面白かったのだが、今年からはセレモニー本編だけ1時間半に収めておしまいらしい。確かに今までは少し長かったが、ちょっと残念。
12/10の優勝パレードを見に行った。第三市庁舎の前から11時半に出発、川崎駅前12時到着という予定。5万人の人出だったらしい。最初に庁舎前で市長や鬼木監督、憲剛が挨拶したようだが、何しろ見える所まで近づけず。市役所通り沿いの「川崎信用金庫」前の人混みの中で待つ。上空をヘリコプターが飛んでいてうるさい。しばらくすると「出発します」というアナウンスが聞こえた。待っていると、選手たちが乗ったオープンバス2台が近づいてきた。いつも試合に持って行く双眼鏡で見ると、小林はパネルになっている。誰かが「得点王」と書いた小さめのパネルを掲げている。ノボリは選挙運動みたいに名前を大書したタスキを斜めがけにしている。運良く、プレスがカメラを構えている所の後ろだったので、目の前でバスが止まり、憲剛がシャーレを掲げた。デジカメが不調で写真は撮れなかったが、テレビで見たより小さい感じ。大島がいないなーと思ってつぶやくと、「代表に行っている」と教えてくれる人が。そうだ、東アジア選手権で、谷口も車屋も阿部も行っているんだった。
サッカー短評 (2017.12/2)
川崎フロンターレvs.大宮アルディージャ 5対0 (2017.12/2 等々力) 第34節
川崎フロンターレ逆転優勝!! 信じられない。こういうとき、土壇場で勝つのが鹿島だったのに。ジュビロ戦で何があったのだろう。フロンターレは、変則日程のため、たった三日前にレッズと対戦し、やっとの思いで1−0で逃げきったばかり。それでも先発は同じメンバー。これが今季のベストということだ。
開始50秒で阿部が先制ゴール。これで楽にはなったが、前半のうちに連戦の疲労が目に見えてきて、大宮の反撃を何回も耐えるはめに。でも前半終了間際に小林が追加点。いい流れで後半、さらに追加点を積み上げ、追加タイム5分が終わると、やはり5分の追加タイムがあったヤマハスタジアムがスコアレスのまま終わり、ついに勝ち点で鹿島と並び、得失点差で上回った。
先発は、GKソンリョン。DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。小林のワントップ。
大宮は、マルセロ・トスカーノと瀬川のツートップ。左右のワイドに江坂とマテウス。茨田と長谷川アーリアジャスールのダブルボランチ。和田、高山、山越、奥井の4バック。GK塩田。CBのレギュラー、菊地と河本がいないらしい。前鹿島監督だった石井監督は3試合限定で、来季の契約は未定らしいが、来季に向けた先発らしい。
川崎のキックオフで始まり、憲剛からのパスを受けたエウシーニョがドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア内右からゴール前を横切る速いパス、小林が中央からニアへ斜めに走り、阿部がファーで走り込み、思い切り左足をふると、ボールは見事に右サイドネットをゆらした。1−0。阿部はこのところ惜しいシュートを外していたので、幸先がいい。
しかし3分、相手左サイドをえぐられ、江坂にクロスを上げられ、左CKを与える。マルセロが蹴るが、最後はGKソンリョンが押さえる。
さらに8分、瀬川にゴールキックをカットされ、シュートまでいかれるが枠の上に外してくれる。10分にも江坂にシュートされるが、GKソンリョン。
14分、車屋が左サイドから上げたクロスに小林がワンタッチでシュートするが、相手GK。ここで追加点が取れると言うことなしだったが。
17分、また相手左CK。ショートコーナーからクロスを入れられるが、奈良がクリア。
フロンターレは次第にパスがずれてきて、さほどハイプレスでもない大宮にパスカットされることが目立ち始める。NHK解説の木村さんは「フロンターレの選手に疲れが見える」と言う。
26分、中央右寄りでFKを得る。憲剛が蹴り、エウシーニョがヘディングシュートするが、枠の外。
29分、大宮のFK。マルセロが蹴るが、GKソンリョン。36分、またもや大宮の左CK。マルセロが蹴るが、奈良がクリア。
42分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴り、相手DF。追加タイム2分。阿部からのパスを受けた家長が左からクロス、小林がヘディングシュート、2−0。阿部と家長が同じサイドで連携しているので、相手は守りにくいだろう。
NHKなので、たびたび「磐田0−鹿島0」と画面の左下に出てうっとうしい。2−0でハーフタイム。野地アナが「川崎の2点目は鹿島へのプレッシャーになるでしょう」と言う。
後半は交替なしで開始。2分、阿部の左からのクロスがクリアされて左CK。憲剛が蹴り、こぼれを最後は阿部が左からクロス、相手DF。
6分、相手FK。マルセロが蹴り、江坂にヘディングシュートされるが、GKソンリョン。9分の相手右CKも最後はGKソンリョン。
12分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴り、ネットがヘディングシュート、枠の上。
15分、阿部の縦パスを家長が走り込んで受け、ペナルティーエリア内左から速いクロス、小林が蹴り込み、追加点。3−0。小林はこれで今季22点目。ついに得点ランキング1位のセレッソ杉本と並ぶ。
16分、大宮が一人目の交替。ボランチ茨田に替えてFWカウエが入る。
17分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。
24分、相手MFマテウスにドリブルからミドルシュートを打たれるが、GKソンリョン。ソンリョンはまだ右足のケガが治っていないらしく、左足でゴールキック。
25分、フロンターレのカウンター。エウシーニョがボールカットし、家長へ。家長が右サイドからクロスを入れるが、相手GK。
直後にカウンターを返され、マルセロからのロングパスに走り込んだ相手左SB和田がペナルティーエリアからシュート、左ポストに当たり、助かる。これが一番危なかった。
27分、右サイドからくずして、家長がクロス、阿部がヘディングシュートするが、相手GK。
30分、エウシーニョのクロスが相手DFに当たり、右CKを得る。憲剛が蹴り、奈良がヘディングシュート、枠の外。
31分、大宮は二人目の交替。江坂に替えてFW大前が入る。大前のワントップ、マルセロが左ワイド、瀬川が右ワイドに。
35分、車屋が憲剛のスルーパスに走り込み、ペナルティーエリア内で倒され、PKを得る。小林が中央上寄りに蹴り込み、ハットトリック。4−0。これで小林は得点ランキングトップに。野地アナが「杉本はまだ点を取っていません」と言う。ハットトリックは初めてらしい。
37分、フロンターレ一人目の交替。エウシーニョに替えて田坂が入る。38分、大宮は三人目の交替。DF和田に替えて渡部が入る。
39分、ネットが競り合いで足を傷めたのかすわりこみ、自分から交替を要請。ドクターと担架が入るが、結局自分で歩いて出る。両足ともすごいテーピングが見える。急きょ森谷が入る。
画面左下にまだ「磐田0−鹿島0」と出ている。しかし、あまり期待しないようにする。
41分、相手MFマテウスに鋭いシュートをうたれるが、GKソンリョン。続く大宮の左CK。大前が蹴り、山越がヘディングシュート、GKソンリョンがはじく。
42分、フロンターレのカウンター。憲剛のクロスに小林も阿部も合わず。解説の木村さんが「疲れているはずの小林もまだ走りますね」と言う。
43分、阿部に替えて長谷川が入る。
45分、相手左CK。今度はマルセロが蹴り、カウエがニアでヘディングシュート、GKソンリョンが片手で防ぐ。
追加タイム5分。46分、長谷川がドリブル、ペナルティーエリア内左から、シュートもうてたが小林にクロス、小林にうまく合わず。後から入ったのだから、自分でシュートすればいいのに。
47分、相手FWカウエが2枚目のイエローで退場。主審は家本さん。関塚監督の頃は何かと相性の悪い主審だったが、近年はそうでもなくなった。
49分、サポーターが「アヴァンテ」を歌い出す。大宮のカウンターを防いだ後、憲剛が家長につなぎ、家長からのパスを受けた長谷川がドリブルで独走、最後はシュートも決める。5−0。これでタイムアップ。野地アナが「ヤマハスタジアムも5分の追加タイムがあったが、スコアレスで終わった」と言う。憲剛がヒザからくずれ、感極まる。小林の初の得点王も決まる。結局終わりの15試合は無敗とか。どうにも実感が湧かない。
優勝インタビューは、鬼木監督、キャプテンの小林、憲剛、決勝点の阿部。憲剛は「2003年の入団から15年。長かったですか」と聞かれ「長かった。もうタイトルを取れずに辞めるのかと思っていた」。阿部は高木リポーターから「移籍一年目で10得点、リーグ優勝、代表にも初選出されました」と振られると、「できすぎです」。表彰式の前に、小林が憲剛の腕にキャプテンマークを巻いていたが、自分の腕にもあった。優勝シャーレがヤマハスタジアムにあるので、シャーレの写真が付いたパネルを原専務理事から受け取る。その後、なぜか風呂用の木桶(底の外側にシャーレの模様)が数個出てきて、みんなでそれを掲げていた。※後でホームページを見たら、優勝記念グッズの一つだった(!!)。こんなヘンナモノを売るのはフロンターレくらいだろう。
後で、ホームページの監督公式記者会見の質疑応答を見ると、鬼木監督は「今日の最後の結果は僕自身は知らなかった」と言っていた。また、小林のコメントには「本当にフロンターレに残ってよかった」とあり、シーズン前のオファーにかなり心が動いたらしいことが伺えた。小林は入団以来初めて全試合先発したらしい。憲剛のコメントは異様に長く(^^;)、ヤマハスタジアムの「得点経過はわからなかったけど、残り2、3分ぐらいから半泣き状態だった」「2009年のとき柏レイソルに勝ってベンチを見たときの誰も喜んでいない状態を知っている」「今年のルヴァン杯も自分が原因じゃないか」今年のチームは「今までのフロンターレの良くなかったところを鬼さんがつぶして、選手たちが付いていってできたチーム」「自分たちのサッカーに対する肯定ではないけど、ここを信じてまた質を上げていけば優勝に近いんだということを証明できたことが何より嬉しい。」「自分が探してた、追い求めていたのはこの景色だったんだな」観戦に行けなくて本当に残念だった。
降格・残留争いは、16位甲府はホームで仙台に1−0で勝ったものの、15位清水がアウェイで神戸に3−1で勝ったために降格が決まった。
サッカー短評 (2017.11/29)
浦和レッズvs.川崎フロンターレ 0対1 (2017.11/29 埼玉) 第33節
とにかく勝った。前半14分、家長からのクロスを小林がワンタッチで合わせて決めた1点を守りきった。
11/26(日)開催の第33節で首位鹿島アントラーズが柏レイソルと0−0で引き分けた。これで勝ち点は5差に。また、この間、浦和レッズはACL決勝だ2戦をホームで1−0でアルヒラル(サウジアラビア。監督ラモン・ディアス)に勝ち、10年ぶりに優勝。ホーム連戦とは言え、疲れたレッズは先発6人変えてきた。
フロンターレの先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。小林のワントップ。今日11/29発表になった東アジア選手権の日本代表に5人選ばれた、とNHKの松野アナ。車屋、谷口、大島、阿部、小林。うち阿部は初代表らしい。
レッズはズラタンのワントップ。左右のシャドーに高木と武藤。二列目に矢島と長沢。アンカーに遠藤航。DF菊地大介、マウリシオ、阿部勇樹、森脇の4バック。GK西川。おそらく、ズラタン、高木、矢島、菊地あたりが入れ替えたメンバー。興梠、柏木、槙野らはベンチから。柏木がいないのはありがたい。
前半は、レッズも前から守ってきて、パスカットをねらってきていたが、攻撃は散発。7分、レッズの長沢からのパスを左サイドで受けた高木から菊地とつながれ、ワンタッチでクロスを入れられ、武藤が合わせたが、GKソンリョンが片手で防ぐ。
11分、フロンターレのカウンター。ネットから右寄りの憲剛、憲剛からの斜めのパスに阿部が走り込んでシュートするが、枠の左。
14分、先制。右サイドで家長がドリブル。止めに来た菊地と競り合い、いったんはボールを失うが、相手DFマウリシオが応援に来たもののボールを回収できず、再び家長がひろって右サイドをえぐり、クロス、そこへ小林が飛びこんでゴールに押し込んだ。1−0。
17分、相手FK。高木が蹴るが、奈良がクリア。19分、相手右ショートコーナーからのクロスも奈良がクリア。23分、相手ボランチ阿部からのループパスを、奈良がついていたズラタンにヘディングされるが、枠の上。
実は、15分に大島にイエロー、29分にもネットにイエローが出て、もし累積4枚目だったら、最終節にベストメンバーがそろわないところだった。覚えていなかったが、この試合までに3枚だったのは、奈良、谷口、エウシーニョ、家長。この後、奈良や家長はカードが出そうな場面もあったが、松尾主審は知っていたのか、これ以上は出さなかった。
31分、ネットからの縦パスを、下がって受けた小林がすばやくふり返ってシュート、相手GK西川がはじいたところにエウシーニョがつめたが、ボールは枠の右。
41分、相手MF矢島にシュートされるが、枠の左。入れ替え先発メンバーは、連携は今ひとつだが、個人的な意欲は高いので、個人技には用注意。
追加タイム2分。右サイドからの崩しをねらわれるが、車屋やエウシーニョが防ぐ。48分、相手左CKは高木が蹴るが、ネットがクリア。1−0でハーフタイム。
後半は交替なしで開始。後半、ほとんど耐えていたような気がする。
10分、12分、と家長が相手を倒してFKを与える。いずれも高木が蹴るが、シュートまでいかせない。
フロンターレは無理に攻めない。憲剛も戻ってボール回ししたり、守備したり。レッズはズラタンへの放り込みをねらっている。
17分、久しぶりに相手陣内に攻め込む。憲剛のスルーパスに車屋が走り込み、折り返しのクロス、しかし中央には小林が一人で、相手DF阿部に倒されたが、PKにはならず。
20分、フロンターレのFK。憲剛が直接ねらうが、壁にあたり、枠の右。続けて右CKを得る。これも憲剛が蹴るが、低くて速いボールを入れ、小林がヒールでゴール前へ。ネットが走り込むがオフェンスファール。
22分、相手左CK。高木がファーに蹴り、森脇が折り返すが、混戦となり、最後はゴールキックの判定。24分、相手左サイドから菊地にシュートまでいかれるが、GKソンリョンが捕る。
29分、レッズ一人目の交替。高木に替えて梅崎が入る。
フロンターレは、パスミスで相手に渡してカウンターを受ける。32分、相手FWズラタンが縦パスに反応してDFラインの裏に抜け出されるが、谷口が戻り、スライディングタックルでボールだけクリア、難を逃れる。
33分、フロンターレも一人目の交替。阿部に替えて登里が入る。
37分、相手MF長澤からパスを受けた相手FW武藤がシュート、DFがクリア。これで与えた相手右CKは梅崎が蹴るが、これもはね返す。
直後にレッズは二人目の交替。菊地に替えて槙野を入れる。槙野はDFではなく、攻撃要員のMFとして入ったようだ。続けて39分、長澤に替えて柏木を入れる。
42分、フロンターレのカウンター。登里が左サイドをドリブル突破。コーナー付近でキープするのかと思ったが、ゴール前に低いクロスを入れるが、小林に合わず。うーん。時間を使ってほしかった。
43分、中央右寄りで相手FK。柏木が蹴るが、受け手の槙野がオフェンスファール。
追加タイム4分。46分、相手MF矢島からのクロスを上げられ、フリーで槙野にヘディングシュートされるが、枠の右。NHK解説者に「力んでいる」と言われる。
直後にフロンターレは二人目の交替。憲剛に替えて田坂が入る。49分、小林も下げて森本を入れる。直後に森本はシュートをうつが、枠の右。
50分、相手左CK。柏木が蹴るが、シュートには持ち込ませない。なんとか守りきって1−0で勝利。
勝ったことで、首位鹿島との差は、再び勝ち点2に縮まった。依然として首の皮一枚だが、とうとう最終節まで優勝争いに持ち込んだ。
残留争いは、17位大宮がホームで16位甲府と0−0で引き分け、降格決定。14位だった清水はホームで最下位新潟に2−3で敗戦、15位に転落。15位だった広島はホームでFC東京に2−1で勝利、14位に浮上。降格3チーム目はまだ不明。
サッカー短評 (2017.11/18)
川崎フロンターレvs.ガンバ大阪 1対0 (2017.11/18 等々力) 第32節
久々に観戦。雨模様の中、なんとか傘はささずにすんだ。第32節は、ACL決勝に浦和レッズが勝ち進んだことで、鹿島対浦和戦が11/5に前倒しで開催され、1−0で鹿島が勝っている。つまりフロンターレが負けると、ここで鹿島の優勝が決まる。しかし、再三の逸機の後、後半37分にやっと右CKからエウシーニョが決めて、なんとか勝ちきった。これで勝ち点は4差に戻った。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。小林のワントップ。これが今季のベントメンバー。車屋は日本代表の欧州選手権遠征帰り。ガンバサポーターは、阿部と家長の選手紹介の時、ブーイング。阿部は試合中もボールを持つとブーイングされていた。
ガンバはここ4試合勝ちなしで、先発も前節と3人変えたらしい。ワントップに久々の呉屋、今季初先発の高木と米倉が左右のアウトサイドMF。トップ下に倉田、遠藤と井手口のダブルボランチ。DF藤春、今野、三浦、初瀬の4バック。GK東口。倉田、井手口、三浦、東口は代表帰り。
2分、阿部からのパスを受けた家長がシュート、相手DF。4分、大島が左サイドから入れたクロスを小林がダイレクトでヘディングシュート、枠の上。11分、今度は家長からのパスを受けた阿部がミドルシュート、惜しくも枠の右。15分には、大島からのループのスルーパスに憲剛がゴール前に走り込み、ボレーシュートをうったがうちあげてしまう。
22分、家長が井手口に倒されてFKを得る。憲剛が蹴るが相手DF。26分、小林が右サイドから入れたクロスにエウシーニョが合わせるが、枠の外。
27分、ガンバの倉田にドリブル突破をねらわれるが、大島が戻って取り戻す。直後にカウンターをしかけ、左CKを得る。憲剛が蹴り、ニアで奈良がヘディングシュートするが、相手GKがファインセーブ、右CKとなる。また憲剛がニアへ蹴るが、相手GKがはじき、オフェンスファールに。
30分、ネットが相手ボールをカットし、小林へスルーパス、小林が走り込みペナルティーエリア内でフリーでシュート、かと思ったのにネットへ戻し、これが合わずにがっかり。スタンドからは大きな「ええー」の声。隣の席のおじいさんも「ユウくん、それはないよ」。なんでペナルティーエリア内フリーで受けて打たないかな。FWなのに。
32分、小林が埋め合わせのように右CKを取る。憲剛が蹴り、相手DFがクリアしたボールを阿部がミドルシュート、大きく枠の上。
33分、また倉田にドリブルを許すが、谷口が蹴り出す。フロンターレはボールを支配しているが、ツメが甘い。ガンバは前線の呉屋にボールが収まらない。
36分、阿部のシュートは相手GK。この日はGK東口の反応がすばらしかった。
37分、相手右CK。初瀬が蹴るが、オフェンスファール。
42分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。チャンスはたくさん作るのに、シュートの精度が低い。追加タイム1分。0−0でハーフタイム。
後半、ガンバはFW呉屋に替えて、鹿島から来たFW赤崎を入れる。前線からハイプレスをかけろということだろう。フロンターレの交替はなし。
5分、小林からのパスを受けた阿部がシュート、惜しくも枠の右。7分、小林がドリブルからやや強引にミドルシュート、これも枠の右。
7分、ガンバ二人目の交替。左MF高木に替えてFW長沢を入れる。4−4−2にしたらしい。
9分、ルーズボールをひろった小林が相手GKと1対1になるが、シュートは相手GKの右の爪先で防がれる。決めてほしい。11分、大島からのサイドチェンジのパスを受けた奈良が攻撃参加、ヘディングシュートをうつがまた相手GK。
13分、家長が利き足でない右で鋭いシュートをうつが、相手GK、左CKに。憲剛が蹴るが、相手DF。15分、左寄りでFKを得る。憲剛が蹴り、エウシーニョがヘディングシュート、またまた相手GKのファインセーブ。続く右CKで、憲剛がニアに蹴り、奈良が落とし、谷口がボレーでねらったが、枠の上。決めてほしい。
17分、中央右寄りでガンバにFKを与える。初瀬が蹴るが、GKソンリョンがはじく。雨だから、無理に捕りにいかない方が安全。
20分、大島の入れたクロスを小林がヘディングシュート、枠の左。
25分、一瞬のスキをつかれて、相手左サイドからのクロスを相手FW赤崎に振り向きざまのシュートをうたれる。谷口が防ぐが相手右CKを与える。初瀬が蹴り、DFが防ぐが相手左CKを与える。これも初瀬が蹴るが、なんとかクリア。
28分、ネットのスルーパスに走り込んだ家長が、相手GKと1対1になり、足の間をねらったシュートをうつが、防がれる。31分にも車屋が左から入れた低いクロスにフリーで家長が飛びこむが、シュートは枠の上。
31分、阿部に替えて長谷川を入れる。33分、憲剛からのパスを受けた家長がシュート、枠の外。
35分、ガンバ三人目の交替。米倉に替えてDFオ・ジェソクを入れる。守備を固めて引き分け狙いか。結局、前節と入れ替えた三人を交替させた。
37分、フロンターレの右CK。憲剛が初めてファーに蹴り、ニアで奈良、中央で小林などが相手DFを引き寄せ、家長が三人に囲まれながら、さらに大外左のスペースに走り込んだエウシーニョに頭で落とし、エウシーニョがフリーで相手GKの足の間に蹴り込んだ。1−0。やっと得点。
41分、大島が倒れ、足を傷める。42分、大島に替えて森谷が入る。
42分、相手GKからのロングフィードを入れられるが、家長が戻って防ぐ。44分にも相手ロングフィードを家長が防ぐ。追加タイム3分。気がついたら、電光掲示の時計が消えていた。
47分、エウシーニョが右サイドからスルーパスを通すが、合わず。
直後に、またロングボールを入れられるが、車屋がクリア。48分、家長に替えて田坂が入る。フロンターレも逃げ切り体制に。
49分、相手左サイドからロングボールを入れられるが、クリア。1−0でタイムアップ。やれやれ。
今節、最下位のアルビレックス新潟が勝ったが、広島も勝ったため、アルビレックス新潟の降格が決定。
サッカー短評 (2017.11/15)
日本vs.ベルギー 0対1 (2017.11/15 ベルギー) 国際親善
ブラジル戦よりはましだったが、1点もとれず。先発は、GK川島、DF長友、槙野、吉田、酒井宏樹。アンカーに山口、中盤は長澤と井手口。左右のワイドに原口と浅野。ワントップ大迫。キャプテンマークは吉田。浅野と長澤を新しく先発に起用。
ベルギーはワントップにルカク。二列目にトルガン・アザールとメルテンス。中盤はシャドリ、デブライネ、ビツェル。ベルマーレン、ベルトンゲン、ムニエル、カバセレの4バック。GKミニョレ。これでもエデン・アザール、フェライニ、コンパニなどレギュラーはそろっていない。
日本は立ち上がりからプレスをかけ、走り回る。しかし攻撃はクロスやラストパスが合わない。何度かCKやFKも得るが、シュートが枠にいかない。
相手のエース、ルカクはなんとか押さえ、0−0で前半を終える。
後半は交替なしで開始。日本は9分に大迫がミドルシュート、惜しくも枠の上。以降は、ずっと攻め込まれる。
15分、ベルギーが一人目の交替。14番FWメルテンスに替えて11番FWミララスが入る。日本も17分、長澤に替えて森岡が入る。おそらく森岡がトップ下で山口と井手口のダブルボランチに変更か。ベルギーも二人目の交替。7番MFデブライネに替えて19番MFデンベレが入る。
23分、日本は二人目の交替。浅野に替えて久保が入る。
27分、失点。相手MFシャドリが左サイドをドリブル突破、吉田をかわしてペナルティーエリアに入り、クロス、ルカクがヘディングシュート、0−1。
28分、大迫に替えて杉本が入る。ベルギーも三人目の交替。9番FWロメル・ルカクに替えて17番FWオリジが入る。
32分、相手のクリアミスから、杉本がペナルティーアーク付近からシュートするが、枠の外。
33分、日本が四人目の交替。原口に替えて乾が入る。
39分、ベルギーは二人交替。6番MFビツェルに替えて16番MFデフール、22番MFシャドリに替えて22番DFジョルダン・ルカクが入る。こちらのルカクはFWルカクの弟。
41分、日本は五人目の交替。酒井宏樹に替えて酒井高徳を入れる。
追加タイム3分。0−1のままタイムアップ。[後日記2018.6]
サッカー短評 (2017.11/10)
日本vs.ブラジル 1対3 (2017.11/10 ベルギー) 国際親善
完敗。前半の早い時間に立て続けに失点して試合にならず。がっかりした。後半に1点CKから返したが、焼け石に水。
先発は、GK川島、DF長友、槙野、吉田、酒井宏樹。長谷部のアンカー、その前に井手口と山口。左右のワイドに原口と久保。ワントップ大迫。長友が代表100試合目で、キャプテンマーク。8月のオーストラリア戦の中盤構成と10月のニュージーランド戦の最終ラインとか。
ブラジルは、ワントップのジェズス、左右にネイマールとウィリアン。中盤にジュリアーノ、フェルナンジーニョ、アンカーにカゼミーロ。4バックはマルセロ、ジェメルソン、チアゴ・シウバ、ダニーロ。GKアリソン。
立ち上がりからラッシュしてくるブラジルに対応するのが手一杯。7分、ジェズスのドリブルを槙野がカットして左CKを与える。ウィリアンが蹴り、川島がはじくが、競り合いの中で、吉田がファールで相手を倒し、PK判定。これをネイマールに決められ、あっさり失点。0−1。
16分にも、ジェズスを山口が倒してPK献上。またネイマールが蹴るが、これはGK川島がはじき、左CKとなる。今度はネイマールが蹴り、ニアでチアゴ・シウバがさわり、日本がクリアするも小さく、これをマルセロがミドルシュート、0−2。
30分には、ペナルティーエリア前の左寄りで原口が倒され、日本のFK。キッカーになぜか吉田と原口が立つ。日本には優秀なキッカーが多数いたのに、ハリルジャパンには、蹴ろうという選手がいないとか。吉田が蹴るが、惜しくもバーに当たる。
36分、ウィリアンのパスに攻撃参加したダニーロが右サイドから折り返し、ジェズスが蹴り込み、0−3。もう試合は決まった。
後半、開始から日本は久保に替えて浅野を入れる。ブラジルは余裕でGKアリソンに替えてカッシオを入れる。
日本はCKを何回か得るが、決められない。13分、14分とブラジルが二人交替。FW9番ジェズスに替えて25番ディエゴ・ソウザ、DF12番マルセロに替えて9番サンドロが入る。
17分、日本が一矢報いる。長友の左からのクロスをクリアされて得た左CK。これも今までは香川や本田が蹴っていたが、今はキッカーがいなくて井手口が蹴る。ファーで槙野が競り勝ち、ヘディングシュートが決まり、1−3。
25分、日本は原口に替えて乾、長谷部に替えて森岡が入る。ブラジルもネイマールに替えて7番ドウグラス・コスタ、ウィリアンに替えて24番タイソンが入る。
35分、ブラジルが六人目の交替。18番MFジュリアーノに替えて8番レナト・アウグストを入れる。日本も四人目の交替。大迫に替えて杉本が入る。
38分、日本の右CK。乾が蹴り、チアゴ・シウバがクリア、こぼれを井手口がミドルシュート、相手DF。
41分、井手口に替えて遠藤航が入る。
43分、乾のドリブルを止められ、左サイドで日本のFK。乾が蹴り、杉本のヘディングシュートが決まったかに見えたがオフサイド。
追加タイム5分あったが、1−3でタイムアップ。[後日記2018.6]
サッカー短評 (2017.11/4)
川崎フロンターレvs.セレッソ大阪 0対2 (2017.11/4 さいスタ) ルヴァン杯決勝
開始1分で失点し、その後はずっと得点できず、最後後半追加タイムにまた失点。「フロンターレは過去3度の決勝ではいずれも無得点で敗退」のジンクス破れず。
先発は、GKチョン・ソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに三好と家長。小林のワントップ。大島が戻り、ほぼベストの布陣。ベンチに阿部も戻ってきた。
セレッソは、杉本のワントップ、左右のワイドに柿谷と水沼。トップ下にケガ明けの清武。ソウザと山口のダブルボランチ。DF丸橋、ヨニッチ、木本、松田の4バック。GKキム・ジンヒョン。清武が先発できたのが大きかったのかも。
1分、相手スローインを柿谷が頭で中央につなぐと、エドゥアルドがクリアを空振り、杉本と入れ替わってしまい、フリーでシュートを決められた。0−1。
フロンターレは、前半のうちに得点できず、後半開始から、三好に替えて長谷川を入れる。さらに後半30分に、エウシーニョに替えて知念を入れ、ツートップにする。35分にはネットに替えて阿部も入れる。憲剛がボランチに下がって3−4−1−2か。
セレッソは、39分、キャプテンの柿谷に替えて山村を入れる。山村はいざとなればCBもできる。44分ににはDF木本に替えてDF山下を入れ、さらに守備固め。
追加タイム4分。フロンターレがエドゥアルドも上げてパワープレーしたが、慣れていないせいか、トップにボールが収まらず、落としを拾われ、たびたびカウンターを受ける。47分、ついにそのこぼれを清武から水沼、ソウザとつながれ、GKと1対1を決められ、0−2。万事休した。48分、セレッソは時間を使うため、走れなくなった丸橋を田中裕介に替えて逃げきった。
ガンバで優勝経験のある阿部が先発できなかったフロンターレと、清武が間に合ったセレッソの差か。奈良の出場停止が一番の敗因か。先発はせめて三好でなく、長谷川の方が良かったのでは。など、全ては「たら・れば」で虚しい。
サッカー短評 (2017.10/30)
柏レイソルvs.川崎フロンターレ 2対2 (2017.10/29 柏) 第31節
台風が迫る中、ドリブルはできず、ボールもほぼ止まるような状態で、試合開始も30分遅れた。直前の天皇杯で負けた相手との再戦。前半はまったく得点できそうもない展開で、しのいでスコアレスで後半へ。そこで2失点し、もうだめかというときに、ルーキー知念のリーグ戦初得点。終了間際に小林の追加点で追いつき、追加タイムに逆転をねらったが、シュートが枠に跳ばず。鹿島は札幌に勝ち、勝ち点差は4に。
先発は、GK新井。DF車屋、エドゥアルド、奈良、エウシーニョ。谷口と森谷のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに家長と三好。小林のワントップ。
柏はクリスティアーノのワントップ、左右のシャドーにハモン・ロペスと伊東。トップ下にオリベイラ。キムと栗沢のダブルボランチ。輪湖、中山、中谷、小池の4バック。GK中村。
雨と芝のせいで、ドリブルのときボールを置いていったり、クリアしたつもりがボールがラインを切らなかったり。柏はどんどん前線に放り込む。フロンターレのDFはスライディングでボールを蹴りだしたりして、つなごうとしない。
12分、憲剛がループで家長にパス、家長がすぐにシュートするが、相手GK 。フロンターレの前半のシュートは2本。
14分、相手MFロペスがミドルシュート、枠の外。この後も押される展開が続く。NHK解説の小島さんは「フロンターレは前でいったん収めてから攻撃をしようとするが、それが通らないので苦戦している。柏はこぼれ球を中盤でみんな栗沢が拾っている」と言う。
30分、柏の左CK。クリスティアーノが蹴るが、ニアで憲剛がクリア。35分、中央で柏のFK。クリスティアーノが直接ねらうが、GK新井がはじく。
37分、久々に攻め込んで、最後は憲剛がシュートするが、相手GK。
直後にカウンターを受けるが、エドゥアルドと新井で防ぐ。38分、ロペスがクリスティアーノにスルーパス、これは長くなり、GK新井。
追加タイムなしでハーフタイム。雨はやむ。
後半開始から森谷に替えて森本を入れる。森本のワントップ、左右のワイドに家長と小林、トップ下に三好。憲剛がボランチに入ったようだ。
1分、森本のキープから、憲剛がシュートするが相手DF。
3分、奈良がすばやくクリアせずにいるとクリスティアーノに奪われ、ペナルティーエリア内に進入、GK新井がつめたところに横パス、ロペスがガラ空きのゴールにシュートを決める。0−1。
7分、再び失点。ロペスが左サイドからクロスを上げ、ファーでオリベイラがワントラップシュートで押し込む。0−2。
8分、フロンターレは三好に替えてFW知念を入れる。すると9分、知念が相手ボールをカットし、左サイドをドリブルで突破、ライン近くから相手GKが出られないぎりぎりのところに速く低いクロスを送る。森本が飛びこむが、触れず。せめて触ってほしかった。
10分、エウシーニョからの縦パスを家長がシュートするが腰がまわりきらず、大きく枠の外。11分、家長の折り返しのパスを谷口が受け、こぼれたところを小林がシュート、枠の外。14分、憲剛のパスを知念が頭で落とし、森本が直ちにシュートするが、相手DFに当たり、相手GK。
15分、フロンターレのカウンター。森本のヘディングシュートは相手GK正面。17分にもエウシーニョの右からのクロスに、家長がヘディングシュートするが、枠の右。やんでいた雨がまた強く降り出している。
20分、谷口が左サイドからクロス、知念が落とし、小林がシュートするがヒットせず。直後にカウンターを受け、クリスティアーノが相手左サイドをドリブル突破、ペナルティーエリア内にクロスを入れられ、伊東に走り込まれるが、谷口が脱兎のごとく戻ってクリア。
24分、エウシーニョからのロングパスを受けた森本がシュートするが枠の外。25分、1点返す。左サイドで家長がボールキープ、車屋にボールを戻し、車屋がサイドを突破、クロスを入れると、知念が仰向けでヘディングシュート、これがまっすぐネットをゆらす。1−2。
29分、柏はボランチ栗沢に替えて細貝を入れる。柏は少し前から、大きくクリアして逃げ切り体勢に入っている。35分、柏の左CK。クリスティアーノが蹴り、相手DF中山がヘディングシュート、これはGK新井が足に当て、こぼれがすぐにクリアできなかっだが、最後は新井が身体で押さえる。
40分、クリスティアーノに左サイドからシュートされるが、GK新井。
41分、家長が中央でボールキープ、森本にパスを出すと森本がシュート、決まったかと思ったが、右サイドネット。松野アナが「外です!」と叫ぶ。
43分、家長に替えて板倉が入り、前線へ。45分、左サイドから車屋がクロス、小林がヘディングシュートをたたきこみ、ついに同点。2−2。
追加タイム3分。46分、知念がボールキープし、最後は板倉がシュートするが枠の外。知念のドリブルから森本がシュート、相手GK。
48分、柏に放り込まれ、左CKを与える。クリスティアーノが蹴り、中山がヘディングシュートするが枠の外。さらに左CKを与える。またクリスティアーノが蹴るが、DFがクリア、オリベイラにひろわれるが、GK新井がクリア。2−2でタイムアップ。
サッカー短評 (2017.10/26)
川崎フロンターレvs.柏レイソル 0対1 (2017.10/25 等々力) 天皇杯準々決勝
せっかくここまで来たが、控え組のメンバーでは、1点が遠かった。台風が迫る中の試合。
先発は、GK新井、DF車屋、エドゥアルド、奈良、田坂。森谷とネットのダブルボランチ、左右のワイドにハイネルと家長、知念と森本のツートップ。ゲームキャプテンは田坂。知念は初先発か。憲剛と小林、谷口はベンチから。
柏はクリスティアーノのワントップ、左右のシャドーにハモン・ロペスと伊東。トップ下に中川。キムと小林祐介のダブルボランチ。DF輪湖、中山雄太、中谷、小池の4バック。GK中村航輔。ベンチには、細貝、大津、オリヴェイラなど。
柏はたちあがりからハイプレス。6分、クリスティアーノにシュートされるが、枠の左。
10分、田坂からのパスを受けた森谷がミドルシュート、森本がコースを帰るが、相手GK。
16分、ハイネルのドリブルから得た左CK。森谷が蹴るが、フロンターレのオフェンスファール。
17分、柏の右CK。キムがショートコーナーを蹴るが、最後はGK新井。18分、中川のミドルシュートもGK新井が防ぐ。
ハイネルからのパスを受けた家長がループパス、相手GKがはじいて右CK。森谷が蹴り、森本がヘディングシュートはこぼれ、最後はフロンターレのオフサイド。
25分、28分と相手MFキムにシュートされる。1本目は伊東の折り返しをアワされたが田坂が防ぐ。2本目はクリスティアーノの落としを打たれたが枠の上で助かる。
32分、田坂からのパスを受けた知念がシュート、枠の左。田坂が足の付け根を傷めたのか、登里が準備し始める。
34分、家長からのパスを受けた森谷がダイレクトで森本にパス、森本がペナルティーエリア右からシュート、相手DFがはじき、右CK。森谷が蹴るが、相手DF。
36分には、家長がセンターラインあたりからドリブルでペナルティーエリアまで進み、シュートするが、枠の外。
40分、相手右サイド伊東からクロスを入れられ、なぜかフリーりの相手FWクリスティアーノに鋭いシュートをうたれるが、GK新井のファインセーブ。
これでなんとか前半をしのげるかというとき、家長相手左サイドで輪湖を手で倒してイエローカード、FKを与える。キムとクリスティアーノが立ち、クリスティアーノが蹴るが、ニアでハイネルがクリア。42分にも相手左CK。クリスティアーノがショートコーナーを蹴るが、奈良がクリア。44分にも、クリスティアーノに左からクロスを入れられるが、森谷がクリア。
追加タイム1分。知念がドリブルから、シュートまでいくが、相手DF。0−0でハーフタイム。
後半開始から森本に替えて憲剛を入れる。知念のワントップ、憲剛のトップ下。
5分、柏の左CK。クリスティアーノが蹴るが、GK新井が防ぐ。6分にも相手右CK。キムが蹴るがネットがはじく。
フロンターレは憲剛がすばやくパスをさばくが、雨のせいか知念やハイネルにボールが届かない。
15分、憲剛のパスをクリスティアーノにカットされ、シュートされるが、DFが防ぐも、相手左CKを与える。
16分、失点。相手左CKはクリスティアーノがショートコーナーを蹴り、キムからの戻しをペナルティーエリアの外からミドルシュート、これが右隅に決まる。0−1。
19分、ハイネルに替えて登里が入る(結局、田坂は最後までプレー)。21分、田坂からのクロスを登里がダイレクトシュート、相手GKがかろうじてはじき、右CKを得る。これを憲剛が蹴るが、味方に合わず。
24分、相手MF伊東がスルーパスに走り込み、シュートするがわずかに枠の右。
25分、知念に替えて小林を入れる。フロンターレは攻撃が空回り。
32分、相手ボランチ小林に替えて栗沢が入る。柏は、守りきる体制に入る。
36分、相手ロングボールに走りこんだクリスティアーノをエドゥアルドが倒してFKを与える。キムが蹴るがネットがクリア。こぼれを伊東にシュートされるが、大きく枠の外。
40分、エドゥアルドが上がり、攻撃参加。クロスをゴール前に入れるが、相手DF。
42分、相手MF伊東に抜け出され、左サイドを切り込まれる。クリスティアーノにつながれるが、なんとかみんなで防ぐ。
追加タイム4分。柏は小池に替えて細貝を入れる。そのまま右SBへ。
47分、柏の右CK。キムが蹴らずにクリスティアーノとボールキープ。
48分、ループパスを胸トラップした小林が振り向きざまにシュートするが、トラップのときのハンドをとられる。
49分、相手FWクリスティアーノが右からペナルティーエリアに入り、シュート、DFに当たり、左CK。これを蹴らずにまたボールキープされ、タイムアップ。
こんな有様では、日曜日のリーグ戦で再対戦するときも心配だ。
サッカー短評 (2017.10/21)
サンフレッチェ広島vs.川崎フロンターレ 0対3 (2017.10/21 エディオン) 第30節
満身創痍で勝ち点5差の首位鹿島を追う2位フロンターレと、降格圏の16位広島。どちらも勝ち点3がほしい対戦。前半立ち上がりのチャンスを逃し、その後押される展開に。しかし前半終了間際にFKからのこぼれを押し込み、先制。追加タイムにも三好の2点目が決まる。前半の途中でファインセーブを見せていたGKソンリョンが負傷交替というアクシデントもあり、後半、あやうく失点しそうなピンチもあったが、相手のシュートミスなどに助けられ、最後には小林がダメ押し点を決めた。なんと夜の試合で鹿島がマリノスに競り負けたため、勝ち点差は2に縮まった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、奈良、エウシーニョ。谷口と森谷のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに長谷川と三好。ワントップ小林。家長とネットは出場停止。ベンチには、ハイネルや森本、板倉。
広島は、ヨンソン監督に代わってから、4バックを採用。ワントップ皆川、左右のシャドーに柏とアンデルソン・ロペス。インサイドハーフに甲府から来た稲垣と森島、アンカーに青山。DF高橋壮也、水本、千葉、ガンバから途中移籍の丹羽。GK中林。
台風の接近で激しい雨の中の試合。前節、ふわっとした立ち上がりで試合を難しくしてしまったので、「フロンターレは試合への入り方を気をつけています」とNHKの横井アナ。
5分、小林のポストプレーから、森谷がミドルシュート、相手GK。惜しかった。続く右CKは憲剛が蹴るが、相手DF。8分、中央左寄りでフロンターレのFK。憲剛がグラウンダーでねらうが、思ったよりヒットせず、相手GK。
13分、長谷川が左サイドから上げたクロスを小林がヘディングシュート、相手GKがはじき、右CK。NHK解説の福西が「小林はボールをたたきつけようとねらった分、勢いが弱くなった」と言う。CKは憲剛が蹴るが、相手DF。こぼれをエウシーニョがミドルシュート、相手GK。
15分、広島の左CK。柏が蹴り、折り返され至近距離でFW皆川にヘディングシュートされるが、GKソンリョンが足で防ぐ。スーパーセーブ。
19分、長谷川のミドルシュートが相手DFに当たり、右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。
20分すぎから広島の時間帯に。最前線の皆川から始まるハイプレスにボールがつながらない。21分、あわや失点。相手MFロペスが右から頭で折り返しのクロス、これを相手MF稲垣に押し込まれたが、ロペスがオフサイドで助かる。
26分、ロペスのパスに攻め上がった相手SB丹羽がクロスを入れ、柏が滑り込むが、わずかに合わず。28分、相手MF森嶋にミドルシュートをうたれるが、枠の右。29分、丹羽の右からのクロスを稲垣がヘディングシュート、枠の左。
相手の時間帯に、奈良が倒れたり、谷口が倒れたりして、ベンチでは、板倉にアップをさせ始める。
31分、GKソンリョンがすわり込む。いつの時点で傷めたのか、不明。バツが出て、急にGK新井が交替で入る。※右足のももの前の部分らしい。
37分、車屋が左から上げたクロスを三好がヘディングシュート、うちあげてしまうが、久々にフロンターレらしい攻撃。
39分、左サイドでフロンターレのFK。憲剛が蹴り、相手GKがつかもうとして足下に落とし、攻撃参加していたエドゥアルドがすかさず足を出してつなぎ、同じく攻撃参加していた谷口が押し込んだ。1−0。このところ押されていたのに、先制。
42分、広島の右CK。柏が蹴るが、味方に合わず。追加タイム3分。フロンターレは、パスをつないで時間を使う。
46分、憲剛が縦パスを三好に送る。三好がゴールにふり返ると、憲剛が前に走り上がり、相手DFがひきつけられた瞬間、三好のシュートが決まる。2−0。解説の福西は「三好が振り向いたときDFが寄せてこないからうたれた」と言う。
48分、相手MFロペスに鋭いシュートをうたれ、GK新井が跳んだ指の先も届かず、今度こそ失点かと思われたが、左ポストに当たり、助かる。
49分、相手左CK。柏が蹴るが、GK新井がはじく。追加タイムは過ぎているが続けて相手右CK。これも柏が蹴るが、DFがクリア。リードしてハーフタイム。
後半開始から広島は、右SB丹羽に替えて椋原を入れる。
1分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手GK。2分、小林がシュート、相手DF。こぼれを谷口がミドルシュート、枠の外。
9分、森谷からのパスを受けた三好がシュート、枠の左。
10分、相手左サイドからクロスを上げられ、柏がヘディングシュート、これが相手FW皆川の足下に落ちるが、皆川はきちんと蹴れずに枠の左。14分、相手左CK。柏が蹴るが、DFがクリア。
15分、長谷川に替えて登里が入る。長谷川はやや不満そうに下がってくる。
17分、相手右サイドからクロスを入れられ、相手FW皆川がシュート、枠の右。21分、相手左CK。ここで広島は、MF森島に替えてFWパトリックを入れる。CKは柏が蹴り、相手MF稲垣にフリーでヘディングシュートされるが、枠の右。
「広島はツートップにしたのかもしれません」と横井アナ。福西は「広島はロングボールをどんどん入れてくる」と言う。しかし、選手間の距離が開いて、前半のようなハイプレスがかからず、フロンターレのパスが回る。
29分、相手MF青山がミドルシュート、DFがクリアするが、右CKを与える。柏が蹴るが、GK新井がはじく。
30分、三好に替えて田坂が入る。これが最後の交替。田坂は右SBに入り、エウシーニョが一列上がる。エウシーニョは少し疲れたのか、守備が甘くなってきている。
36分、相手MF青山のクロスにロペスがヘディングシュート、枠の外。
40分、GK新井が前線にロングフィードを入れる。小林が収めてドリブル、ペナルティーエリアに入ったところでシュート、これが右上に決まって、3−0。これでほぼ決まり。
42分、広島は柏に替えてフェリペ・シウバを入れる。45分、相手MF青山がミドルシュート、枠の左。横井アナが「広島はチャンズをたくさん作っている。なぜ決まらないのか」とふると、福西が「あとは決めるだけだが、緊張もあり、慎重になっている」と言う。
追加タイム4分。48分、フロンターレの左CK。憲剛はショートコーナーを蹴り、最後は登里がシュート、枠の左。
50分、少し前から足が痛そうな小林が、縦パスを受けて相手DFをかわしてシュート、相手GKがさわり、左ポストにあたる。小林は倒れ込む。フロンターレサポーターが「アヴァンテ」を歌っている。3−0でタイムアップ。
これで鹿島に圧力をかける形になった。マリノスは3位浮上、ヴァンフォーレ甲府に勝ったセレッソが4位、大宮と引き分けた柏は5位に後退。
サッカー短評 (2017.10/14)
川崎フロンターレvs.ベガルタ仙台 3対2 (2017.10/14 等々力) 第29節
劇的な逆転だった。ルヴァン杯2連戦から続く同一カード3試合目。集中が切れたような試合の入り方で、仙台の鋭い出足を受けて後手に回り、走らされて退場者も出し、2点を先取されたあげく、後半37分から5分で逆転とは。なんとしても、首位・鹿島に食らいついていくという執念は見せたが、まずい試合運びに加え、代償も大きそうだ。
先発は、GKソンリョン、DF代表帰りの車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。森谷とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに家長とルヴァン杯2得点の三好。ワントップ小林。憲剛はJ1通算400試合目。なんと大卒選手としては藤田俊哉以来二人目の快挙らしい。
仙台は、石原のワントップ、二列目に野津田と西村。左右のアウトサイドMFに、フロンターレからレンタルの中野と古林。三田と奧埜のダブルボランチ。増嶋、大岩、平岡の3バック。GK関。
コイントスに勝った仙台がふだんと逆のエンドを選択。前半にアウェイサポーターが陣取るゴールに向かって攻める。倉敷アナと解説の福田さんが、「仙台はリーグ戦は優勝争いにも降格にも関係ないし、初のベスト4に進んだルヴァン杯に賭けていたのに敗れてしまい、モチベーションが難しい」と言う。
ところが渡辺監督は、見事にチームを立て直し、仙台の選手たちは高い集中力をもって素早いプレスと積極的な攻勢をかけてきた。一方、フロンターレは、時々あることだが、試合前のコメントでは「前の対戦の勝ちは忘れて臨みたい」と口々に言うもののどこかに気の緩みがあり、ふわっと試合に入ってしまい、相手の勢いに圧倒され、試合の流れをつかめず、自分たちのリズムも発揮できないという事態を招いてしまう。特に、ボランチのネットがねらわれているのに、不用意にボールをとられたり、ゆるい横パスを出したりして集中していないように見えた。
たちあがり2分にいきなり、ロングボールのこぼれから、相手FW西村にミドルシュートをうたれるが枠の上。
4分、6分とフロンターレの左CK。一本目はショートコーナーで、クロスに小林と三好がつめるがシュートできず。二本目はニアで奈良がシュートするが枠の手前。
8分、相手右サイドから野津田が入れたクロスを蹴り出して左CKを与える。三田が蹴るが奈良がクリア。9分、今度は左から野津田が入れたクロスを西村にフリーでシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。危なかった。
14分にも相手左CK。三田が蹴ると、なぜかまたもフリーで西村がヘディングシュート、枠の右。15分にも、相手MF中野のドリブルを森谷がクリアして相手左CK。三田が蹴り、今度はネットが頭で大きくクリア。
仙台が素早いパスをつなぎ、フロンターレの方が走らされている。しかし17分、フロンターレのカウンターで右サイドの家長からパスを受けた憲剛がシュート、枠の外。
22分、家長のユニフォームを引っぱって倒した相手DF古林にイエローカード。しかし、23分に、ペナルティーエリアで倒れた家長にシュミレーションだとしてイエローカード。これが4枚目で次節出場停止。倉敷アナが、「家長はフロンターレになじんだらとてもよい働きをしている。もったいないカード」と言う。
26分、小林からの折り返しを受けた憲剛が左足でシュート、枠の右。憲剛は記念試合で得点がほしいのかもしれない。
29分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが相手DF。倉敷アナと福田さんが「右サイドのエウシーニョの攻撃参加がほとんどない」と言う。相手MF中野の攻め上がりをケアして自重しているのか、どこかケガでもしているのか。パスが微妙にずれているのも確かだが。
33分、森谷からのループパスを受けた家長がペナルティーエリア右からボレーシュート、惜しくも相手GK。倉敷アナが「森谷は今のパスを浮かせる必要があったのか」と言う。パススピードが落ち、その分家長がうつタイミングが遅れ、相手DFとGKに準備する時間ができたからだろう。35分、憲剛の右CKは相手DF。
38分、家長からのクロスを受けた憲剛がシュートするが、ヒットせず。ここまで攻撃陣では、ルヴァン杯2得点の三好が消えている。
42分、家長が対面していた相手MF奧埜を背中から押して倒し、相手の上を飛び越えるとき蹴ったとみなされ、二枚目のイエローカードをもらい、退場。主審は池内さん。倉敷アナに「この2チームの対戦はそれほど激しい試合でもないのに、退場が出る。ルヴァン杯の2試合とも2枚目はイエローでなくてもよかったと思う」と言われる。ふだんはおとなしいフロンターレサポーターが審判にブーイング。
追加タイム4分。46分、ネットが相手ボランチ三田を倒してFKを与えた上、イエローカード。ネットも次節出場停止。相手FKは三田が蹴るが、DFがクリア。こぼれから平岡にヘディングシュートされるが枠の外。47分、野津田に意表をついたミドルシュートをうたれるが、GKソンリョン。
49分、失点。三田が中央から左サイド前方にパス、フリーで走り込んだ中野がラインギリギリから折り返しのクロス、これにやはりノーマークで野津田が走り込み、押し込まれた。0−1。ビハインドでハーフタイム。サボーターは下がる審判団にブーイング。後半、鬼木監督はどんな手をうってくるか。
後半開始からネットに替えて長谷川が入る。長谷川がトップ下で憲剛がボランチか。
6分、相手ボランチ三田にミドルシュートをうたれるが、枠の左。後半に入っても仙台のリズム。9分、仙台は右アウトサイドの古林に替えて蜂須賀を入れる。
10分、エウシーニョが相手FW石原に中央で倒され、起き上がらない。フロンターレの選手たちは攻撃を続ける。前半にもエウシーニョがファールを受けて少し倒れているときがあったが、悪い流れを切る意味もあったかもしれない。倉敷アナは「アピールの場合のほか、知られていないケガの可能性もある」と言う。
12分、相手左サイド深くから中野が右足アウトサイドで入れたクロスにファーで蜂須賀が飛びこむが、間一髪で車屋が触り、合わず。
フロンターレも11分に森谷のミドルシュート、14分に車屋の折り返しから憲剛のシュートと攻めるが、いずれも得点にならず。
しかし、15分、またも失点。相手右サイド蜂須賀からのアーリークロスを、少し下がり目の位置にいた石原がヘディングシュート、これがきれいに決まり、0−2。サポーターはがっかりして静かに。
19分、長谷川のドリブルからの車屋のクロスがクリアされて左CKを得る。憲剛が蹴り、ニアで合わせようとするが、相手MF中野がクリア。
仙台は、ピッチの幅いっぱいにボールを動かして時間を使う。倉敷アナと解説の福田さんは「ショートパスはフロンターレに有利になる」。ピッチから高木レポーターも「渡辺監督も広く使え、という指示」という報告。
三好が蜂須賀に倒されるが、ノーファール。サポーターからブーイング。倉敷アナは「前半は主審が試合をコントロールしようとしたのかずいぶんカードが出たが、後半は流す傾向のようだ」と言う。福田さんも「主審と戦ってもしかたない」。
26分、森谷に替えてハイネルが入る。高木レポーターが「交替は初め三好だったが森谷になった」と言う。森谷の代わりのボランチは誰がやるのかと思ったら、ハイネルがそこへ入ったようだ。ハイネルは激しく動き回って、攻撃の起点と前からの守備に貢献。ハイネルが相手選手を倒しても笛は鳴らず。
27分、ハイネルからのクロスが入るが味方に合わず。31分、左サイド車屋のクロスのこぼれをハイネルが折り返し、長谷川が難しい姿勢でシュートするが、相手DFに当たり、相手GKが防ぐ。
31分、三好に替えてFW知念が入る。知念は今季リーグ戦初出場か。固い顔で、動けるのか心配。鬼木監督は、一人退場があったACLのときは、次々とDFを入れたが、今回は逆に攻撃の選手で3人の交代枠を使い切った。倉敷アナと福田さんは「フロンターレは一人少ないのだから、誰かが少し無理をしないといけない」と言う。
37分、1点返す。長谷川からのパスを受けた車屋がドリブルで上がり、サイドチェンジ。右で受けたエウシーニョが中に切れ込んで鋭いミドルシュート、これが左上に決まって1−2。エウシーニョはシュート直後に左の腰のあたりを押さえていた。今日はそこが痛くて攻撃が控えめだったのか。
38分、仙台は西村に替えて、ケガ上がりのFWクリスランを入れる。
39分、同点に追いつく。またも左サイドで長谷川からのパスを受けた車屋が、ドリブルから入れたクロスをファーで小林が受け、ハイネルが斜めにゴール前を走り抜けて相手DFを一枚はがし、小林は中に切り込んでエウシーニョと同じようなところからミドルシュート、これも決まり、2−2。スタジアムは爆発したような騒ぎに。
40分、仙台のカウンターを受けるが、谷口が相手シュートを防ぐ。41分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手GKがはじき、こぼれをエウシーニョがシュートするがこれも相手GK。続く右CKも憲剛が蹴り、谷口が飛びこむが、枠の外。
43分、長谷川が相手ボールをカットしてドリブルでかけあがり、小林にパス、小林がペナルティーエリア手前左寄りからシュートすると、すぐ近くの相手DFに少し当たり、美しい弧を描いて枠の右ネットにとんでいき、あっという間に逆転。3−2。小林はこれで今季17得点でキャリアハイを更新。得点ランクも2位浮上(1位は19得点のレッズ・興梠)。小林はこの後もうひとつシュートをうつが、枠の外。
45分、仙台は中野に替えて茂木を入れる。追加タイムは4分。GKソンリョンがキックに時間をかけ、イエローを出されるが、気にする風もない。
47分、入ったばかりの相手MF茂木に鋭いシュートをうたれるが、バー直撃で助かる。この後も仙台の攻撃が続くが、全員で疲れを押して守りきった。
タイムアップの笛が鳴ると、小林ほか何人かピッチに倒れた。憲剛は主審に通り過ぎ際何か言った。サポーターはやっと「アヴァンテ」を歌い始める。
鹿島も勝ったので勝ち点は5差のまま。3位柏レイソルは負け、4位マリノスは引き分け。次節はアウェイの広島戦。家長とネットが出場停止、阿部も大島も間に合わない。大塚も怪我人の中にいた。
New! サッカー短評 (2017.10/10)
日本vs.ハイチ 3対3 (2017.10/10 埼玉ス)
幸先良く2点とったのに、後半に逆転を許し、ロスタイムにかろうじて追いついた。国内組を試すホームでの親善試合2試合目で、フロンターレの車屋が後半から出て初キャップ。同点となる3点目の起点となるクロスを上げた。
先発は、GK東口、DF長友、槙野、昌子、酒井高徳。遠藤のアンカーに倉田と小林祐希の二列目。左右のシャドーに乾と浅野。ワントップ杉本。杉本は初先発。キャプテンマークは長友。
ハイチは、北中米カリブ海予選で敗退し、次のワールドカップに向けて新チームを立ち上げているところ。8番のMFエリボーは、母親が日本人で、ハイチと日本と米国の国籍を持っているらしい。
開始直後は、ハイチの選手のフィジカルが強く、足も速いのに押されたが、日本の速いパスが回り始めると、日本のペースに。3分、日本の左CK。乾が蹴るが、相手DF。ハイチの選手たちは、足がサッと伸びてきたり、バネのあるジャンプなど、アフリカの国の選手の動きと似ている。
7分、先制。左サイドから倉田が入れたパスを杉本が受け、再度左サイド奧にパス、走り込んだ長友がラインぎりぎりで折り返したボールに倉田がヘディングシュート、これが見事なループになって、相手GKの頭上をぬいてゴール右上に決まる。1−0。
12分、浅野からのパスを受けた杉本が鋭いシュートをうつが、枠の右。17分、追加点。右SB酒井高徳からのパスを受けた、右に移動していた乾が、浅野にパス、浅野は走り込む杉本にパス、杉本も左の倉田にパス、倉田がうったシュートは相手GKにはじかれるが、これを杉本がもう一度シュートすると、やや当たり損ねてワンバウンドして飛び出した相手GKの上をこえてゴールイン。2−0。
25分、ハイチの右CK。大きくカーブするキックが入るが、味方に合わず。28分、失点。相手右サイドからドリブルでしかけられ、ペナルティーエリア手前で左前方にスルーパス、走り込んだ13番MFラフランスに通り、飛び出したGK東口をかわすシュートを決められる。2−1。1点返したハイチの動きがてきめんによくなる。
31分、日本の右サイドから酒井のスローイン。杉本の落としを浅野が酒井にスルーパス、酒井がシュートするが右サイドネット。
33分、相手FW20番ナゾンに鋭いシュートうたれるが、GK東口が防ぐ。
38分、乾が、ドリブルで左からペナルティーエリアに入り、シュートまでもちこむが、わずかにそれ左サイドネット。39分には、小林、酒井とつないで、杉本がシュートするが、枠の左。
45分、相手のバックパスが強すぎてラインをわり、日本の左CK。乾が大きく蹴るが、相手GKが捕る。かなりジャンプ力がある。46分、ハイチは11番FWに替えて16番DFを入れる。2−1でハーフタイム。
後半開始から、日本は二人交替。浅野に替えて原口、長友に替えて車屋が入る。車屋は初出場。緊張しているように見える。
3分、ハイチのFK。二人が立ち、7番FWゲリエが左足で蹴るが、GK東口。
4分、車屋が初めて攻撃参加。左サイドをほぼフリーで攻め上がり、かなり深くからゴール前にクロスを入れるが、相手GK。
8分、同点にされる。相手右サイドからのFK。すばやく蹴られ、日本の選手たちの対応が後手になり、右からの低く速いクロスを入れられ、走り込んだFWナゾンに左隅にシュートをうちこまれる。2−2。枠にシュートをうつのがうまい。リプレーを見たら、相手はペナルティーエリアに5人も走り込んでいた。ナゾンには昌子が後追いしていた。TBS解説の戸田が、「日本はセットプレーでひと息ついてしまった」というようなコメント。
11分、小林に替えて井手口が入る。小林は今まで、多くの攻撃の起点のパスを出し、パスの長短、サイドチェンジ、ボール回しなど日本のリズムをコントロールしていた。後は誰がゲームを作るのか。倉田がボランチに下がり、井手口とダブルボランチか。
12分、左サイド深くで車屋が相手に当てて日本の左CK。乾が蹴るが、またも相手GKが捕る。
14分、ハイチ二人目の交替。17番に替えて18番が入る。日本も倉田に替えて香川が入る。これでますますパスの起点が減った。香川は少し下がってボールを受けたりしているが、下がった香川はこわくない。解説の戸田が「原口は右だとやりにくそう」だと言う。
16分、右サイド原口の縦パスに走り込んだのは、なんと井手口。奥深くで相手DFがクリアして日本の右CK。井手口が蹴るが、ゴールラインをわったという判定。
18分、ハイチの7番ゲリエがミドルシュート、枠の外。
19分、杉本に替えて大迫が入る。ハイチも4番DFに替えて5番DFを入れる。23分、ハイチは四人目の交替。13番ラフランスに替えて6番が入る。
26分、井手口のミドルシュートのこぼれを遠藤がミドルシュート、枠の左。28分、乾が倒されてFKを得る。乾と香川がボールのところに立つ。香川は壁の後ろに走り込み、乾は原口と短くボールを動かした後、壁の後ろにショートループバスを香川に送るが、相手DF。
33分、また失点。中央左寄りで相手FWナゾンがミドルシュート、見事なカーブで決まり、2−3と逆転。35分にもナゾンにシュートされるが、GK東口がはじいて、相手左CK。鋭いキックが入り、ヘディングされるが、枠の外。
日本は乾に替えて武藤を入れる。武藤が右シャドーに入り、原口は左に回る。37分、ハイチも五人目の交替。2番に替えて21番が入る。
40分、左に回って活気を取り戻した原口が、大迫からパスを受け、短く戻しのパスを入れると井手口がフリーでシュートするが、わずかに枠の左。それにしても、後半の日本はMFしかシュートしていない。
41分、ハイチは六人目の交替。7番ゲリエに替えて9番FWが入る。足が速いらしい。
追加タイムは3分。少し前から土井アナは、「日本は勝たなくては来月のワールドカップ組み分け抽選会を前にFIFAランクが下がってしまうかもしれない」と言っていたが、「負けるわけにはいかない」と言い始める。
47分、左サイドで、原口のスルーパスに走り込んだ車屋が低く鋭いクロスをファーに通す。これを右サイドから上がってきた酒井高徳がシュート、飛び出してきた相手GKの倒れかかる身体の上を越えて、ゴールイン。3−3。リプレーをよく見るとゴール前で倒れた香川が足で触っていた。車屋のアシストにはならなかったが、得点にからめたのは好材料。
なんとか引き分けでタイムアップ。
サッカー短評 (2017.10/9)
川崎フロンターレvs.ベガルタ仙台 3対1 (2017.10/8 等々力) ルヴァン杯準決勝第2戦
テレビ放送なし。三好が2点とって、終了間際には、三好と交替した長谷川が見事なシュートも決めて、2試合合計5−4で、ついに決勝進出を決めた。2009年以来8年ぶりとか。あのFC東京と対戦した三度目の正直にならなかったとき以来かと思うと感慨深い。
先発は、GKソンリョン、DF登里、奈良、谷口、エウシーニョ。森谷とネットのダブルボランチ。憲剛のトップ下。左右のワイドに家長と三好。ワントップ小林。三好は久々の先発。登里が戻ってきた。
仙台はクリスランのワントップ、二列目に西村と中野。左右のアウトサイドに蜂須賀と古林。三田と奧埜のダブルボランチ。増嶋、大岩、平岡の3バック。GK関。出場停止の石原の代わりに中野が入ったらしい。
3分、こぼれ球をひろった森谷のシュートは小林にあたる。5分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、ニアで相手DF、こぼれを最後はエウシーニョが左足でシュート、枠の右。
10分、相手ボランチ奧埜にシュートをうたれるが、奈良がクリアして相手右CK。三田が蹴るが、仙台のファール。
13分、憲剛のシュートは相手GK。14分、奈良にイエローカード。どんなプレーに対して出たのか不明。反スポーツ的行為の分類。
21分、憲剛が競り合いで落としたボールを小林がダイレクトでシュート、枠の上。24分、家長のミドルシュートは枠の右。
27分、三好がラフプレーで相手を倒してイエローカード。
29分、先制。森谷が縦パスを憲剛に出すと、憲剛はヒールで三好へ渡す。三好が相手GKをかわしてシュートを流し込む。1−0。
38分、相手左サイドから蜂須賀が入れたクロスをクリスランが落とし、三田がつないで奧埜がシュート、GKソンリョン正面。
追加タイム2分。1−0のままハーフタイム。
後半開始には交替なし。2分、憲剛からのパスを受けた三好がドリブルでペナルティーエリア右に進入、シュートするが枠の左。
4分、追加点。森谷からのスルーパスに走り込んだエウシーニョがシュート、相手GKがはじくが、三好が詰めて押し込んだ。2−0。
7分、相手左サイドからの突破を止めた奈良が2枚目のイエローカードで退場。相手FKは三田が蹴るが、家長がクリア。
11分、森谷に替えて板倉が入り、CBの位置へ。憲剛がボランチに下がる。
14分、相手左CK。中野がショートコーナーを蹴り、見たから受け直してペナルティーエリアに切り込み、シュート、これが決まって2−1。
20分、相手ボランチ三田が左から入れたクロスを古林が折り返し、クリスランが合わせるが枠の外。
21分、三好に替えて長谷川が入る。25分、家長のドリブルからのパスを受けたエウシーニョがシュート、相手GK。
25分、仙台は古林に替えて野沢を入れる。古林のいたところに蜂須賀が回り、中野が左アウトサイドに回る。おそらく野沢は中野がいたところに入った。
27分、中野左サイド深くから入れたクロスに三田が走り込んでシュートするがヒットせず、大きく枠の外。
34分、相手左CK。野沢が蹴るが、ニアで憲剛がクリア。35分、仙台はDF平岡に代えて藤村を入れる。
38分、フロンターレは小林に替えてハイネルを入れる。仙台も奧埜に替えてジャーメインを入れる。
41分、フロンターレのカウンター。憲剛からのパスを受けたハイネルがドリブルからシュートに持ち込むが、相手GK。
45分、ネットからの縦パスを受けた長谷川が鮮やかなミドルシュートを決めて、3−1。
追加タイム6分。47分、エウシーニョのシュートは惜しくも枠の左。48分、ペナルティーエリア左角で相手FK。三田が蹴るがDFがクリア。49分にも右サイドで相手FK。野沢が蹴るがハイネルがクリア。3−1でタイムアップ。
2試合合計5−4でフロンターレが決勝進出。相手は、初の決勝進出となったセレッソ大阪。11/4(土)に埼玉スで対戦。
サッカー短評 (2017.10/5)
ベガルタ仙台vs.川崎フロンターレ 2対3 (2017.10/5 ベアスタ) ルヴァン杯準決勝第1戦
テレビ放送なし。前半に3点もとられ、後半なんとか2点アウェイゴールをとったらしい。
先発は、GKソンリョン、DF奈良、谷口、板倉の3バック。森谷とネットのダブルボランチ。左右のワイドに長谷川とエウシーニョ。憲剛と家長の二列目。ワントップ小林。車屋が日本代表に呼ばれ、U−21枠で板倉が入る。
24分、ネットがボールを奪われ、板倉がカバー、こぼれをつながれ、最後は相手FW石原にシュートを決められる。0−1。
30分、相手DF椎橋がモモ裏を傷めて交替。平岡が入る。33分、またも失点。相手右サイドから崩され、最後は相手FWクリスランに決められ、0−2。
45分、クリスランのドリブルをGKソンリョンが倒してPKを与える。これもクリスランに決められ、0−3。前半はこのままハーフタイム。
後半開始から板倉に替えて登里が入る。ケガが治ったらしい。左SBに入り、エウシーニョが右SBに下がり、4バックに変更。
16分、仙台はクリスランに替えて特別指定選手のジャーメインを入れる。
25分、長谷川に替えてFW知念を入れる。
27分、フロンターレの左CK。憲剛がニアに蹴り、奈良がヘディングシュートを決める。1−3。
29分、相手FW石原が2枚目のイエローカードで退場。なぜかフロンターレのベンチにいた田坂の異議にイエローカード。主審は岡部さん。
40分、森谷に替えて狩野が入る。
46分、仙台は蜂須賀に替えて貫井が入る。追加タイムは5分。
49分、中央左から家長がファーサイドにループパス、小林が頭で折り返し、知念が相手DF平岡に競り勝ってヘディングシュートを決める。2−3。
追いつくことはできず、このままタイムアップ。
※試合経過は、フロンターレHP、スポーツナビ、『エルゴラッソ』、TVK「ファイト! フロンターレ」などで確認。
サッカー短評 (2017.10/6)
日本vs.ニュージーランド 2対1 (2017.10/6 豊田ス) 国際親善
かろうじて勝った。ニュージーランドは一ヵ月後に南米5位と大陸間プレーオフを戦うため、本気モード。ふだん親善試合では呼ばないプレミアリーグの選手も出場。
先発は、GK川島、DF長友、槙野、吉田、酒井。井手口と山口のダブルボランチ。香川のトップ下。左右のシャドーに2年ぶり先発の武藤と久保。ワントップ大迫。
7分、武藤の左からのクロスが相手DFに当たり、左CK。井手口が高いボールを蹴り、ファーで槙野がシュートするが相手DF。
9分、香川がペナルティーエリア内で相手DFをかわしてシュートするが、右ポストに当たる。決めないといけない。
10分、山口からの縦パスを武藤が受けて大迫に落とし、大迫がシュートするが枠の外。武藤と大迫の関係はいい。
22分、大迫からパスを受けた香川は左の武藤にパス、武藤がドリブルでペナルティーエリアに進入してシュートするが、枠の外。
29分、ニュージーランドはカウンターで前線のウッドにスルーパス、ウッドがシュートするが枠の上。
34分、GK川島のロングフィードを大迫が頭でつなぎ、右の久保が相手GKをかわしてシュートするが、枠の外。久保はこれ以外の場面では消えていた。
39分、長友が左から上げたクロスのこぼれを山口がミドルシュート、これも枠の外。
41分、ニュージーランドの右CK。トーマスが蹴るが、ファーサイドに通り抜ける。
43分、長友が左から入れたクロスを大迫が相手DFをかわしてヘディングシュートするが、枠の上。0−0でハーフタイム。
後半は交替なしで開始。ハリルホジッチ監督は、6人の交代枠を使う、と言っていたように思うが。
4分、山口がシュートすると、ペナルティーエリア内の相手DFの手に当たり、PKを得る。ボールを持った大迫が蹴り、真ん中右寄りにたたきこみ、1−0。
6分、ニュージーランドが左寄りでFK。ロハスとウッドが立ち、ロハスが蹴るが壁に当たる。トーマスのシュートを防いで相手右CK。トーマスが蹴り、ボクソールが受けるがシュートできず。
11分、中央で相手FK。トーマスが蹴るが、DFがはじく。14分、失点。相手右サイドからくずされ、ロハスがクロスを入れ、ウッドが吉田と槙野に競り勝ってヘディングシュートを決める。1−1。
15分、二人同時交替。香川に替えて小林祐希、大迫に替えて杉本を入れる。山口がアンカー、井手口が一列上がり、小林と二人で二列目に。
21分、ニュージーランドは18番コルビーに替えて17番ドイルを入れる。
25分、相手右サイドからインガムがクロス、そのこぼれをトーマスがダイレクトシュート、枠の外。
直後に武藤に替えて乾が入る。26分、ニュージーランドは7番バルバルゼスに替えて10番スメルツを入れる。
28分、吉田のシュート、30分、杉本のシュートはいずれも枠の外。
30分、ニュージーランドは11番ロハスに替えて4番ツィモプロスを入れる。
31分、長友が思い切りよくシュートするが、相手GKがはじいて左CKを得る。乾が蹴るが、大きすぎてファーで切れる。
33分、久保に替えて浅野が入る。34分、乾のドリブルを相手DFがクリアして、左CKを得る。乾が蹴り、ファーで槙野がヘディングするが、ヒットせず。
36分、日本の右CK。小林が蹴るが、味方に合わず。
37分、ニュージーランドは8番マグリンチに替えて6番トゥイロマが入る。日本も井手口に替えて倉田が入る。
39分、山口からのパスを受けた長友がミドルシュート、枠の右。
42分、乾が左サイドでドリブル、ペナルティーエリア際でファーへクロスを上げると、酒井宏樹が頭で折り返し、ニアの浅野とファーの大迫の間に飛びこんだ倉田がダイビングヘッドで押し込み、2−1。
追加タイム3分。47分、日本の右CK。小林が蹴り、杉本がニアに飛びこむ合わず。48分、山口に替えて遠藤航が入る。2−1でタイムアップ。小林はためを作り、左右に長短のパスを供給したが、本当に日本のリズムを変えたのは、乾のドリブルだという印象。倉田は出場時間数に比して得点が多い。
サッカー短評 (2017.9/30)
川崎フロンターレvs.セレッソ大阪 5対1 (2017.9/30 等々力) 第28節
前節の無得点のうっぷんを晴らすような大勝。早い時間に行われた試合で、1位鹿島と3位柏がともに敗戦した後の、2位と4位対決。ここでまた引き分けでもしたら、鹿島の独走を許すことになるところだったが、早い時間での先制点、前半終わりに追加点、後半初めにも追加点とリズムにのれた。
先発は、GKソンリョン、DFには10月の親善試合のための日本代表に初選出された車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。森谷とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに長谷川と家長。ワントップ小林。ベンチに三好が戻ってきた。逆に阿部がケガでベンチ外。
セレッソは、杉本のワントップ、左右のウイングに柿谷と水沼。トップ下に山村。山口螢と秋山のダブルボランチ。田中裕介、山下、ヨニッチ、松田の4バック。GKキム・ジンヒョン。左SBレギュラーの丸橋は出場停止。疲れの見えるソウザをベンチに置き、守備的にしたらしい。
たちあがりは、セレッソも勢いがあり、互いに攻め合い、どちらにころんでもおかしくなかった。3分、相手左CKを与える。柿谷が蹴るが、DFがクリア。4分には、柿谷のクロスを山村がオーバーヘッド、枠の右。
6分、フロンターレの右CK。森谷が蹴ったこぼれを長谷川がシュートするが、相手DF。この後はしばらく、クロスやスルーパスが前線に合わず。守備では、奈良と相手FW杉本がやりあい、エウシーニョと田中裕介の攻め上がり合いなど、解説の川勝さんは「おもしろい」。島田アナは「水沼はアーリークロスがいい」と言う。
18分、家長からのパスを受けた憲剛が、ダイレクトでねらいすました鋭いシュートをうち、相手DFに当たったが枠にとび、相手GKにはじかれたが、右CKを得る。今度は憲剛が蹴り、ニアへ猛烈な勢いで走り込んだ谷口が相手DF山村に競り勝ってヘディングシュート、相手GKの指をはじいてゴールイン。1−0。
29分、相手左サイドでFKを与える。柿谷が蹴ったボールは、ファーをねらったらしいが、誰にも合わずにラインをわる。
36分、奈良がカットしたボールが小林に通り、小林が反転してシュートするが、枠のわずかに左。
42分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、今度はネットがヘディングシュートするが、枠の外。
44分、車屋のクロスが相手DFに当たり、左CKを得る。憲剛が蹴るが、相手GK。このこぼれをネットとエウシーニョがつないで、ネットが右寄りから斜めにクロスを入れると、小林が足から飛びこみ、空中で足のどこかに当てて左ポスト際にたたき込み、2−0。スローリプレイを見ると、長谷川もゴール前を横切って、相手DFをひきつれていた。
追加タイム1分もこのままでハーフタイム。
後半は交替なしで開始。セレッソは後半たちあがりも勢いをもって攻めてきたが、なんとかシュートまではもちこませない。
5分、家長からのパスを受けた小林が、ペナルティーエリア内で相手DFをかわしてシュートするが、相手GK。これで右CKを得る。憲剛が蹴るが、とびこんだ谷口がファールの判定。主審は西村さん。
7分、憲剛が左サイドでフリーの車屋にパスを送り、車屋が入れたクロスは相手DFがはじくが、そこへ攻め上がったエウシーニョがダイレクトでシュートすると、ボールはすぐ近くで一度バウンドしてファーサイドへループシュートとなってとびこむ。3−0。セレッソはこれで少し気落ちしたか。
9分、森谷がカットしたボールを前線へスルーパス、DFの裏にぬけだした小林はオフサイドをとられる。スローリプリイでも微妙な感じで、解説の川勝さんは「これくらいの感じだととらない副審もいる」と言う。
13分、家長からのパスを中央で受けた森谷がミドルシュート。森谷がときどきねらう、ドライブシュートが放物線を描いて右ポストに当たり、ゴールイン。4−0。相手GKも呆然。※このゴールは月間ベストゴールになったらしい。
15分、ペナルティーエリア手前左寄りで家長が倒されて得たFK。憲剛が蹴り、奈良が頭で折り返すが、走り込んだ谷口がオフサイド。
16分、相手左サイドでFKを与える。柿谷が蹴るが、クリア。これをキープできず、山村にミドルシュートされるが、枠の上。
19分、セレッソは、秋山に替えてソウザを入れる。するとさっそくソウザにクロスを放り込まれ、これを山村にシュートされ、右CKを与える。ソウザが蹴るが、憲剛がクリア。
しかし、23分、失点。ソウザが一人でドリブルしてペナルティーエリア手前左から鋭いシュート、いったんはGKソンリョンがはじくが、そこへ柿谷がつめダイレクトで蹴り込んだ。4−1。スローリプレイを見るとフロンターレのDFはボールウォッチャーになっていたようだ。柿谷には後ろから奈良が追っていた。
28分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。30分、セレッソのFK。ソウザが蹴るが、DFがクリア。
34分、セレッソはDFヨニッチに替えてケガ明けの清武を入れる。山村がCBに下がり、清武がトップ下に入る。
フロンターレは攻め急がず、ボールキープ。セレッソはせっかく入れた清武をなかなか生かせない。
41分、セレッソは三人目の交替。柿谷に替えてFWリカルド・サントスを入れ、ツートップに。フロンターレも同時に交替。足がつった長谷川に替えて田坂が入る。田坂は右SBに入り、エウシーニョが一列上がり、家長が左へ回る。
42分、ネットに替えて板倉が入る。
44分、小林が中央で相手ボールを奪って、倒れ込みながら憲剛に下げる。憲剛はダイレクトで右サイドに展開、攻め上がったエウシーニョがフリーでかけあがり、相手DFとGKが寄せてきたと見るや、ループシュートを決める。5−1。
45分、小林に替えて三好を入れる。追加タイム4分。
47分、ペナルティーエリア内で家長が相手GKと交錯して倒れるが、笛は鳴らず、右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。直後に相手GKに憲剛がつめより、ボールを奪う。すかさず、シュートをうつが、惜しくも右サイドネット。
49分、相手右サイドでセレッソのFK。ソウザが蹴り、松田にヘディングされるが、枠の上。満員のサポーターが「アヴァンテ」を歌っている。GKソンリョンのゴールキックを少しつないだところでタイムアップ。
これで1位鹿島との差は勝ち点5。
この後10月は、ルヴァンカップとリーグ戦で仙台と3連戦、アウェイの広島戦をはさんで、天皇杯とリーグ戦で柏レイソル2連戦。
サッカー短評 (2017.9/23)
ヴィッセル神戸vs.川崎フロンターレ 0対0 (2017.9/23 ノエスタ) 第27節
どちらも相手の長所を消しながら、攻めきれなかった。前回等々力で対戦したときは、5−0で勝ったが、その後、神戸はネルシーニョ監督を解任、元ドイツ代表ポドルスキが加入。怪我人も復帰し、まったく違うチームといっていい。鹿島は勝ったので、勝ち点差は8に開いた。しかも、大島をケガで失い、ダブルパンチ。
先発は、GKソンリョン。DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ。憲剛のトップ下、左右のワイドに阿部と家長。ワントップに小林。
神戸は、ポドルスキと渡邊千真のツートップ。左右のワイドに田中順也と小川。鳥栖から来た藤田と、FC東京から来た高橋のダブルボランチ。三原、岩波、渡部、藤谷の4バック。GKは韓国代表のキム・スンギュ。
試合はフロンターレのキックオフで始まったが、いきなり相手FWポドルスキがネットに激しくスライディングタックル。ネットが踏みこたえて奈良に下げると、奈良にもタックル。奈良が倒れると、ポドルスキにイエローカード。主審は東城さん。自分のチームに渇を入れているのかもしれないが、奈良を倒したときの笑いが嫌な感じ。元ドイツ代表で場違いなところにいる感じは確かにあるが、人を見下しているように見える。
4分、相手右サイドからMF小川にクロスを入れられるが、奈良が対応してGKソンリョンが押さえる。
7分、家長からパスを受けた大島が左サイドからループクロスを入れるが、小林にはうまく合わず。
8分、相手右サイドからポドルスキがクロス、田中がヘディングシュートするが、GKソンリョンが防ぎ、相手左CK。神戸のキッカーは藤田。キックは奈良がはじく。
13分、阿部からのパスを受けた憲剛がペナルティーエリア左からシュートするが、相手DF。14分、車屋のクロスを防がれ、左CKを得る。憲剛が蹴るが、相手GK。
18分、フロンターレの左CK。軒子はショートコーナーを蹴り、最後は大島がミドルシュートをうつが、相手DF。19分、阿部の右からのクロスをファーで谷口が頭で折り返し、小林がヘディングシュートするが、相手GK。さすが韓国代表。
22分、相手FW渡邊にドリブルからシュートをうたれるが、GKソンリョン。相手MF藤田は、ロングスローが武器だが、守備に戻っていた小林がクリア。
25分、ネットの縦パスを受けた大島が反転して入れたパスに小林が飛びこむがオフサイドの判定。
27分、28分と相手CK、FKを与えるが、田中順也のキックをいずれも得点にならず。
フロンターレのパスもうまくつながらないが、神戸もポドルスキを生かした攻撃ができているとは言えない。
37分、家長のドリブルを止めた相手DF渡部にイエローカード。フロンターレのFK。憲剛が蹴るが、相手DF。こぼれを小林がシュートするがヒットせず。
追加タイム2分。0−0でハーフタイム。
後半は交替なしで開始。6分、相手左CKを与える。藤田が蹴り、ファーで岩波が頭で折り返すと、小川がフリーでオーバーヘッドシュートをねらうが、ヒットせず助かる。
10分、大島が相手DFと競り合いながらドリブル突破を試みるが、クリアされる。その直後、左もも裏を傷めて担架で退場。顔をおおっていたので、ハムストリングか。森谷が交代で入る。
13分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが相手GK。
15分、相手クロスをクリアするが右CKを与える。田中が蹴るが、DF陣がクリア。18分、パスを受けた相手FW渡邊がペナルティーエリア右から鋭いシュートをうつが、かろうじてGKソンリョンがさわり、右ポストに当たる。
20分、阿部に替えて長谷川が入る。
21分、相手MF藤田のシュートは枠の左。相手FW渡邊からのパスを受けた小川がシュートするが、ヒットせず、GKソンリョン。
27分、エウシーニョがシュートするが、大きく枠の外。
29分、ペナルティーエリア手前でポドルスキを倒してFKを与える。ボールのところに藤田と田中が立つ。田中が蹴り、壁に当たって左CK。今度は藤田が蹴り、ファーで田中がクロスを入れるが、誰にも合わず。
33分、フロンターレのカウンター。長谷川がドリブルでゴール前まで持ち上がり、最後は森谷が走り込んで鋭いシュートをうつが、相手GKがはじき、右CK。憲剛が蹴り、こぼれをエウシーニョがつなぎ、家長がクロスを入れるが、合わず。
37分、家長が右から上げたクロスを、小林がオーバーヘッドシュートをねらうが、空振り。こぼれをネットがミドルシュート、大きく枠の外。
直後に憲剛に替えて森本が入る。神戸も三原に替えてDF伊野波が入る。
40分、相手左CK。田中が蹴るが、クリア。こぼれを最後はポドルスキが至近距離でシュートするが、GKソンリョンが止める。やれやれ。
41分、神戸は高橋に替えてニウトンを入れる。43分には、小川に替えて大森を入れる。
44分、右サイド中央でフロンターレのFK。森谷が蹴るが、壁に当たる。追加タイム3分。その後、4分になる。
48分。車屋が倒されて中央左寄りでFKを得る。車屋を倒したニウトンにイエローカード。FKは森谷が蹴り、ゴール前で混戦になるが、オフェンスファール。49分、相手FW大森にシュートされるが、GKソンリョン。50分、長谷川のドリブルを相手MF藤田が倒し、イエローカード。これで得たFKも森谷が蹴るが、相手DF。0−0でタイムアップ。
サッカー短評 (2017.9/24)
川崎フロンターレvs.清水エスパルス 4対1 (2017.9/20 等々力) 天皇杯ラウンド16
テレビ放送はなし。NHKの「天皇杯ダイジェスト」でハイライトを見た。ミッドウイークの連戦なので、三日前に完勝した同じチームとの対戦とはいえ、控えメンバーでの先発になるだろうと思っていたが、やはりそうだった。それにしても、先発すればハットトリックなら、もっと森本を使うべきでは。
先発は、GK新井、DF奈良、エドゥアルド、板倉の3バック。ネットと森谷のダブルボランチ、左右のアウトサイドに長谷川と田坂。二列目に狩野と阿部。ワントップ森本。谷口、大島、家長、小林はベンチから。憲剛はベンチにもいない。
エスパルスは、テセがベンチに戻ってきた。先発は、違うようだが、よくわからない。
4分、相手FK、5分、相手右CKと攻撃されるがGK新井が防ぐ。7分にも相手右CKを与え、エドゥアルドがクリア。
しかし8分、先制。板倉がドリブルで持ち上がり、スルーパスを前線に入れると、これを受けた森本がトラップで相手DFをかわして、GKの右をぬくシュートを決める。1−0。
その後は、フロンターレがパスを回すが、決めきれない展開だったらしい。そのうち、21分、左サイドの松原、22分、右サイドの鎌田とクロスが入り、いずれもデュークにシュートされるが、枠の外。しかし23分、とうとう決められ、同点に。エドゥアルドのボールをFW金子にカットされ、シュートされるもいったんはGK新井がはじくが、こぼれをデュークに押し込まれる。1−1。
29分、阿部が倒されて得たFK。森谷と狩野が立ち、狩野がねらうが、相手GK。
35分、フロンターレの左CK。狩野がショートコーナーを蹴り、クロスを奈良がシュートするが、相手DF。続く右CKは、狩野が蹴るが、味方に合わず。38分にも、狩野の左CKからのこぼれを阿部がシュートするが、相手DF。
40分、相手右CKをGK新井のパンチングでしのいで、カウンター。長谷川が左サイドから右サイドの板倉へサイドチェンジ。板倉のアーリークロスを森本がヘッドでたたきこみ、追加点。2−1。
44分には、阿部がミドルシュート、枠の左。追加タイム3分。48分、阿部のクロスがクリアされて左CKを得る。狩野が蹴り、板倉がヘディングシュートするが、相手DF。続く右CKでもゴール前で混戦になったが決められず。リードしてハーフタイム。
後半開始からエスパルスがボランチ枝村に替えて竹内を入れる。エスパルスは前半36分にも、ボランチ村松をケガで北川に替えている。1分、いきなり相手左CKを与える。金子が蹴り、松原にヘディングシュートされるが、枠の右で助かる。
4分、森本がルーズボールを阿部に落とし、阿部は走り込んだ森本にダイレクトで縦パス、抜け出した森本は相手GKとの1対1を左足で決め、3−1。
8分、森谷のミドルシュートは大きく枠の外。
9分、相手右サイドからクロスを入れられ、板倉がクリアするが左CKを与える。金子が蹴り、折り返されるが、なんとか田坂がクリア。
GK新井のパスをカットされ、相手ボランチ竹内に無人のゴールへシュートされるが、枠の左で助かる。
14分、ネットに替えて大島が入る。15分、長谷川が左サイドから中に切り込んでシュートするが、枠の右。
16分、相手左サイドからデュークがクロス、北川が流し、相手FW長谷川がシュートするが、わずかに枠の右。17分、エスパルスは三人目の交替。デュークに替えてチアゴ・アウベスを入れる。
すると22分、チアゴのスルーパスに抜け出した北川がGK新井と1対1でシュートするが、新井が防ぐ。
23分、狩野がペナルティーエリア左手前で相手DFカヌに倒されFKを得る。狩野と森谷が立ち、狩野が直接シュートをねらうが、相手GKに防がれる。
30分、攻守に走り回った阿部に替えて車屋が入る。長谷川が阿部のいた二列目左に上がり、車屋は左アウトサイドに入る。左サイド深くでのFK。狩野が蹴るが、相手DF。
33分、相手MFチアゴに鋭いシュートを打たれるが、わずかに枠の上で助かる。38分にも、金子からのクロスをチアゴに入れられるが、チアゴのハンドとなる。
40分、追加点。中央やや左でFK。森谷が蹴り、ファーでエドゥアルドがヘディングシュート、4−1。41分、長谷川に替えて知念が入る。
45分、車屋のクロスがクリアされて得た左CK。森谷が蹴り、奈良がヘディングするが、枠の外。追加タイムは3分。46分、知念が倒されて得たFK。森谷が直接ねらうが、大きく枠の上。
48分、相手右サイドからクロスを入れられ、北川にシュートされるが枠の右。このままタイムアップ。
次は10月25日、柏レイソルと等々力で対戦。
サッカー短評 (2017.9/17)
清水エスパルスvs.川崎フロンターレ 0対3 (2017.9/16 アイスタ) 第26節
雨の日本平で完勝。レッズに大敗した傷を癒せたか。前半のうちに2得点。FKから谷口、流れから崩して小林。これでぐっと楽に試合を進め、最後は交替で入った森本が個人技で追加点。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島と森谷のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに長谷川と家長。小林のワントップ。長谷川は5試合ぶりの先発、森谷は9節以来の先発。レッズ戦とは、ネットと阿部のところを替えてきた。
エスパルスは、右SBに12試合ぶりに復帰の村松を入れ、右サイドハーフのデュークとの連携が悪かった。ツートップも長谷川悠と北川の組み合わせは3試合ぶりとか。CBは角田と鎌田。テセはまだベンチにいない。チアゴ・アウベスはベンチに戻ってきた。
たちあがりは、エスパルスの左MF白崎が、ボランチ竹内からのパスをシュートするなど、多少勢いがあったが、すぐにフロンターレのボール支配の展開に。
5分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴り、クリアボールをエウシーニョがひろって森谷にパス、森谷はシュートしたが枠の外。
13分、長谷川が倒されて左サイド深くでFK。憲剛が蹴り、ニアに谷口が走り込んでヘディングシュートを決める。1−0。早い時間に先制できてひと安心。
16分、相手ペナルティーエリア外右寄りでFKを与える。白崎が蹴るが奈良がクリア。
25分、追加点。谷口が少し高めの位置から車屋にスルーパス、これを車屋がドリブルでさらに持ち上がり、折り返し、小林がフリーで蹴り込んだ。2−0。車屋は、レッズ戦で退場したが、他の選手たちにたくさん励まされたらしい。
フロンターレの家長は、右だけでなく、左にも動き、この日はボランチのところにもいた。
32分、相手左寄りでFKを与える。白崎が蹴るが奈良がクリア。しかし相手CKとなる。これも白崎が蹴るが、ニアで憲剛がクリア。34分にも、相手左CKのクリアが真上に上がって、ごちゃごちゃしたが、なんとかクリア。
37分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、ニアで谷口がバックヘッドでつなぎ、家長がヘディングシュートしたが、タイミングがずれ、枠の大きく上。
40分、右サイドから憲剛の折り返しを小林が落とし、大島がミドルシュートをうったが、相手DF。これで得た左CKを憲剛が蹴るが、誰にも合わずにゴール前を通過してラインを割る。触れば、3点目になりそうだった。
42分、中央で相手FK。白崎が蹴り、角田がヘディングシュートするが、枠の外。最後はエスパルスに左右からクロスをあげられたが、GKソンリョンがはじいたり、奈良がクリアしたりして防ぐ。追加タイム2分もスコアは動かず、ハーフタイム。
後半開始からエスパルスは、右SBの村松に替えて、この8月に広島から獲得した清水を入れる。右SBには、ボランチの六平が下がり、白崎がボランチに下がり、そこへ清水が入った。
エスパルスは、プレスを前から早めにしかけるように変更。「1点とれば、ホームなので雰囲気が変わる」と解説の興津さんが言う。5分、エスパルスの左CK。白崎が蹴るが、またニアで憲剛がクリア。
13分にも相手左CK。白崎が蹴り、今度はGKソンリョンがはじく。こぼれを拾われるが、なんとかクリア。興津さんは、「エスパルスはセットプレーのときのボールの質が同じ。もっと緩急をつけるとかショートコーナーを混ぜるとか変化をつけないと守りやすい」。
17分、フロンターレのカウンター。パスをつないで、小林が落とし、憲剛が右寄りからシュートするが、枠の左。
19分、エスパルスは、右SBに入っていた六平が足を傷め、枝村と交替。鎌田が本来の右SBに周り、清水が左SBに下がる。枝村は右MFに入り、デュークが左へ回ってくる。
20分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、奈良がヘディングシュート、うまく叩きつけたが、相手GKがライン上で押さえる。惜しかった。21分、大島が本日の2本目をうつが、枠の上。さらに23分、憲剛の右CKを奈良がヘッド、こぼれをさらに小林がヘディングシュートするが、相手GK。
24分、エスパルスの清水がミドルシュート、奈良が止めるが、左CKを与える。白崎が蹴るが、GKソンリョン。
26分、エスパルス3人目の交替。FW長谷川悠に替えて、ケガ上がりのチアゴ・アウベスを入れる。フロンターレも27分、足がつった長谷川に替えて阿部が入る。
31分、中央右寄りで相手FK。チアゴに直接ねらわれ、GKソンリョンがはじき出す。これで与えた右CKもチアゴが蹴り、速く低いボールが入ってくるが、誰にも合わずにラインをわる。興津さんは「チアゴのボールは速くて質が違う」と言う。
33分、フロンターレは小林に替えて森本を入れる。小林はキャプテンマークを谷口に巻く。
直後に、谷口が左前方にロングフィード。これを受けた森本がペナルティーエリア手前左寄りからシュートをうつと、寄せてきた相手DF角田にあたり、見事なループシュートとなってゴールイン。3−0。森本は今季3点目。興津さんは、「エスパルスは前半走らされたので足が止まってきた。今のも角田の出足がひとつ遅い」と言う。
36分、エスパルスの右CK。チアゴが蹴るが、DFがクリア。38分、喜多川のパスを受けたデュークがシュートするが、枠の右。
43分、フロンターレも3人目の交替。疲れの見える家長に替えてネットが入る。ネットはボランチに入り、おそらく森谷が右ワイドに回る。
44分、左サイドから阿部とネットでパス交換して攻め上がるが、ペナルティーエリアに入ったネットのヒールパスが味方に渡らず。この時間帯だから、もっと確実にボールキープしてほしい。
45分、中央でエスパルスのFK。チアゴが蹴るが、GKソンリョンがはじく。追加タイム4分。
47分、エスパルスの右サイドからクロスを入れられるが、エウシーニョがクリア。48分、ネットが前方にループでスルーパスを送るが、走り込んだエウシーニョはオフサイド。エウシーニョはこの時間まで本当によく走る。49分、憲剛のスルーパスを受けたエウシーニョが折り返すが森本には通らず。サポーターの「アヴァンテ」の歌声も聞こえてくる。GKソンリョンにボールが戻ったところでタイムアップ。
これで勝ち点52に伸ばし、2位キープ。1位の鹿島も新潟に逆転勝ち、勝ち点は6差のまま。3位の柏が5位マリノスと引き分け、勝ち点50。マリノスはついに斉藤学が得点したが、勝ちきれず。4位のセレッソはなんと広島に0−1で敗戦。ガンバも大宮と引き分け、暫定7位。6位ジュビロと8位浦和は9/17対戦。
次は天皇杯で、また、9/20水曜日にエスパルスと等々力で対戦。
サッカー短評 (2017.9/13)
浦和レッズvs.川崎フロンターレ 5対1 (2017.9/13 埼玉ス) ACL準々決勝第2戦
信じられない。有利な状況で試合に臨み、先制点まで取ったのに。前半の車屋の一発退場が敗因。結局、左SBを埋めるために憲剛を下げて田坂を入れ、守って勝つ方針に転換。しかし、前半から10人で戦ったツケは重く、前半のうちに興梠に決められて同点、大島まで下げてエドゥアルドを入れて守りきろうとしたが、後半にも1点ずつ追いつめられて2試合合計で4−4同点になったときには、フロンターレの足は止まり、レッズはホームサポーターの後押しもあり、とうとう逆転された。「1試合目の勝ちは忘れて2試合目も勝ちに行く」という戦前の鬼木監督の言葉通りにやれればよかったが。慣れないことをしてもだめということ。フロンターレは逆境のときには攻めていないと守れない。そのためには、憲剛を下げたのはミスだと思う。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。小林のワントップ。
サッカー短評 (2017.9/9)
川崎フロンターレvs.横浜F.マリノス 3対0 (2017.9/9 等々力) 第25節
なんと、ここ最近ずっと負けていない、2位マリノスに黒星を付け、しかも無失点で完勝。マリノスは5/7の鳥栖戦以来の敗戦とか。勝ち点差1の3位だったフロンターレが2位浮上。しかし、代わりに柏がぴったりと得失点差6で3位に。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。ワントップ小林。
マリノスは、ウーゴ・ビエイラのワントップ、左右のウイングにマルティノスと斉藤。天野がトップ下。扇原と喜田のダブルボランチ。山中、デゲネク、松原の4バック。GK飯倉。マルティノスと斉藤はいつもと左右が逆らしい。
たちあがり、フロンターレの選手間の距離が少し間延びして、マリノスにカットされて回される場面も。4分、憲剛がミドルシュート、相手GK。
9分、大島からのパスを受けたエウシーニョがペナルティーエリアに入り、シュートも打てそうだったが折り返し、小林には通らなかったが、相手DF。これで得た右CKを憲剛が蹴るが、相手GK。
12分、相手MF斉藤がドリブルで攻め込んでくるが、大島とエウシーニョではさんで対応。13分、憲剛がミドルシュート、今度は相手DFに当たり、高く上がってピッチをわるかと思ったが、相手GKの真上。
14分、先制。左からの鋭いクロスが小林に入り、落としたボールは相手DFデゲネクがクリアしたが、これが大島の足下に入り、ダイレクトでシュートをうつと、右奧のネットに直接飛びこむファインゴール。1−0。大島はなんとこれが今季初得点。
18分、ペナルティーエリア手前左寄りで阿部が中澤に倒されて得たFK。憲剛が直接ゴールをねらうが、味方に当たってはずれる。
20分、マルティノスが左サイドからカウンターをしかけるが、エウシーニョが対応、マルティノスのファールの判定。この少し前に、マルティノスと斉藤は左右の位置を交換し、いつもと同じ配置になっていた。
22分、扇原からボールをカットした小林が、憲剛につなぎ、憲剛は阿部にワンタッチパス、阿部もペナルティーエリア内からダイレクトシュートをうつが、相手GKがはじき出す。ここで追加点が入っていると、楽だった。これで得た右CKを憲剛が蹴るが、相手DF。29分、32分のCKも得点できず。
38分、最大のピンチ。左サイドをマルティノスに突破され、ライン際からクロス、これにビエイラが飛びこみシュート、GKソンリョン正面でなんとか押さえる。ビエイラには谷口が付いていた。ここで同点になっていたら、どうころんだかはわからない。
40分過ぎからマリノスの攻撃が続く。43分、相手FK。天野が蹴り、DF陣がクリアするが、こぼれを斉藤がシュート、これもDFがブロック。追加タイム1分までボール支配されるが、しのいでリードしたままハーフタイム。
後半、交替なしで開始。4分、中央で阿部が倒されて得たFK。憲剛がまた直接ねらうが、壁に当たる。早く2点目がほしいのか。
7分、家長のドリブルがクリアされて得た右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。直後に、マリノスのカウンターを受け、斉藤にドリブルで突進されるが、大島が絶妙な技術でボールをカット。9分、車屋が攻撃参加してシュートまでいくが、相手DF。
12分、追加点。ネットが相手ボールをカットして小林にパス、小林がペナルティーエリア手前中央から、一瞬フェイントで相手DF中澤を牽制、鋭いミドルシュートをうつと、豪快に決まる。2−0。マリノスは、今季唯一、ペナルティーエリア外からのミドルシュートで失点していないチームだったらしいが、それを破る。小林はウサイン・ボルトのポーズ。
16分、左寄りで相手FK。天野が蹴るが、大き過ぎてゴールラインを直接わる。ミスキックらしい。17分、斉藤が左サイドからスルーパスを入れ、谷口がクリアするが、天野にボールをカットされ、そのままシュートを打たれるが、枠の右で助かる。
23分、相手左CK。天野が蹴り、小林がクリアしたこぼれを斉藤がシュートするがヒットせず。相手右サイド松原にクロスを入れられるが、なんとかしのぐ。
25分、マリノス一人目の交替。ボランチの喜田に替えて中町が入る。直後の相手右CKは天野が蹴り、憲剛がヘッドでクリア。26分、マルティノスを倒して相手FKを与える。天野が蹴り、中澤が飛びこむが合わず。しかし、右CKを与える。これも天野が蹴るが、小林がクリア。10分以上、流れが悪い。
30分、さらに追加点。中盤で憲剛が扇原のトラップをねらってカット、家長へパス、家長はフリーで落ち着いてシュート、3−0。利き足ではない右足だった。これでマリノスは苦しくなった。
直後にマリノス二人目の交替。ボランチ扇原に替えてFW富樫が入る。32分、相手FK。天野が直接ねらうが、枠の上。NHKのアナウンサーが「フロンターレは先日のカップ戦でも5−0とした後、失点した。今日は無失点で終われるか」と言う。
33分、大島に替えて森谷が入る。39分、憲剛に替えてエドゥアルドが入る。エドゥアルドがCB中央に入り、3バックに。エウシーニョと車屋がアウトサイドMFに上がる。このシステム変更で守りきれるか。
41分、天野が相手右サイドから入れたクロスが谷口に当たる。腕に当たったが、主審はPKをとらず。44分、相手右寄りでFK。天野が蹴るが、クリア。
直後にフロンターレのカウンター。クリアがフリーの阿部に通り、阿部がペナルティーエリア手前までドリブル、シュートするが相手GK。
44分、小林に替えて長谷川が入る。キャプテンマークは谷口に。長谷川は左ワイドに入り、おそらく阿部がトップに入る。
追加タイム3分。46分、相手左CK。天野が蹴るが、クリアする。47分、フロンターレの左CK。阿部が蹴りに行くが、近くの家長とパス交換。長谷川も参加して時間稼ぎ。残り40秒でサポーターが「アヴァンテ」を歌い出す。48分、最後、マリノスの誰かにシュートされるが、枠の外。GKソンリョンのゴールキックをネットが納めたところでタイムアップ。リーグ最少失点のマリノスは今季初めての3失点とか(それでも20失点は最少)。
なんとフロンターレは、リーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯、ACLと4冠ねらえる唯一のチームらしい。ちょっと信じられない。
サッカー短評 (2017.9/6)
サウジアラビアvs.日本 1対0 (2017.9/6 リャド) ワールドカップアジア最終予選グループB
気温32度、湿度80%だったかの厳しい環境。前半はなんとか動けていたが、惜しいシュートもあったが、0−0で折り返し。後半、足が止まった18分、交替で入った選手にシュートを決められ、そのままタイムアップ。この試合前日に、オーストラリアがタイに2−1で勝ったものの得失点差をかせげなかったことが、勝ち点で並んでいたサウジの力になった。
先発は、GK川島、DF長友、昌子、吉田、酒井宏樹。山口のアンカー、柴崎と井手口が二列目。左右のウイングに原口と本田。ワントップ岡崎。柴崎は最終予選初先発。オーストラリア戦ではベンチ外だった、植田、高萩や武藤、杉本がベンチから。
前半2分、長友のクロスをクリアされて左CKを得る。柴崎が蹴るが、相手GK。
9分、柴崎のクロスがクリアされて左CKを得る。これも柴崎が蹴り、岡崎がヘディングシュートするが枠の外。
12分、サウジの左サイドからドリブルで吉田がかわされ、シュートをうたれるが、枠の外。
13分、原口からのパスを受けた井手口がミドルシュート、うまくヒットせず、相手GK。18分、岡崎のミドルシュートも枠の上。
20分、相手FK。18番MFアルアビドが蹴るが、GK川島。直後にまたカウンターを受け、吉田が相手FWアルサハラウィを倒してイエローカード。
お互いに攻め合うがなかなかシュートまで持ち込めない。28分、給水タイム。これで3分の追加タイムとなる。
32分、日本の右CK。これも柴崎が蹴り、昌子がヘディングシュート。いいシュートだったが、相手DF。
日本は、井手口のクロスや柴崎のスルーパスなど、いい展開に持ち込むが、最後まで攻めきれない。40分、原口が倒されて、左寄りでFKを得る。柴崎が蹴り、相手GKがはじいたこぼれを山口がミドルシュートするが、またしても相手GKに阻まれる。イラク戦の再現、とはいかず。
追加タイム3分。どちらも攻めきれずにハーフタイム。
後半開始から、本田に代えて浅野が入る。本田は、持ち味を発揮できず。前から暑さには強くなかったが。サウジアラビアも一人交替。10番FWアルサハラウィに替えて19番FWアルムワラドを入れる。
後半4分、日本の右CK。柴崎が蹴り、ニアで吉田が頭で流し、酒井宏樹がつめるが、相手DF。
7分、相手右サイドから抜け出した相手MF17番に、ペナルティーエリア深くからシュートをうたれるが、右サイドネット。
8分、井手口のスルーパスを受けた長友が左サイド深くから折り返しのクロス、原口がフリーでシュートスルガ枠の右。これが一番惜しかった。ここで得点できなかったのが敗因かも。
9分、日本の右CK。柴崎が蹴り、ニアで岡崎がヘディングシュート、相手GK。
10分、後半から入った相手FWアルムワラドが長友をかわして、ペナルティーエリアに入り、GK川島と1対1の場面でシュートするが、川島が防ぐ。
15分、日本の右サイドのスローインを酒井宏樹が入れ、受けた浅野がペナルティーエリア深くからクロス、原口がとびこむが合わず。
18分、失点。ペナルティーエリア手前からループパスが日本のDFラインの裏に出て、抜け出した相手FWアルムワラドが納める。吉田がつめるが、その前にシュートされ、決まってしまう。0−1。アルムワラドは喜んでユニフォームをぬいだため、イエローカード。
22分、日本は二人目の交替。岡崎に代えて杉本を入れる。杉本はこれが初キャップ。
24分、26分と相手FWアルムワラドに相手左サイドからシュートされる。体面の酒井の足が止まってきたか。
30分、また給水タイム。サウジはこの間に二人目の交替。DF3番O. ハウサウィに替えてDF23番M. ハウサウィを入れる。
34分、柴崎からのパスを受けた浅野が持ち味の高速ドリブルで攻め込むが、シュートする前に相手DFに止められる。
35分、日本は三人目の交替。柴崎に替えてFW久保が入る。山口と井手口のダブルボランチに変更、久保がトップ下、左右のウイングに原口と浅野、杉本のワントップに。
41分、サウジも三人目の交替。倒れたDF2番のアルハルビに替えて、DF4番アルドサリが入る。
42分、久保が深い位置で倒されてFKを得る。柴崎が下がったので、井手口が蹴るが、相手DFがクリア。43分、攻め上がった酒井宏樹がロングボールを受けて、頭で落としたところへ久保が走り込み、ペナルティーエリア内でシュートするが、枠の右。
追加タイム4分。47分、相手左サイド深くでFK。サウジはクロスを入れず、時間稼ぎ。吉田がつめより、ファールとなり、再び相手FK。またしても時間稼ぎされるが、今度は相手のファール。
49分、ペナルティーエリア手前中央で相手FK。キックは壁に当たる。後半は、ほとんど効果的な攻撃ができず、守備で力を使い果たした感じ。これでサウジがグループ2位で、4大会ぶりの本大会出場を決める。オーストラリアは、グループAの3位シリアとプレーオフへ。勝った方が北中米カリブ海地区予選の4位と大陸間プレーオフとなる。
サッカー短評 (2017.9/9)
FC東京vs.川崎フロンターレ 1対5 (2017.9/3 味スタ) ルヴァン杯準々決勝第2戦
終わってみれば、大勝だった。FC東京はどうしたのか。録画放送がなかなかなくて、見るのが遅くなった。新聞やホームページを読まないようにしていたが、新聞は見出しにもならず、小さい扱いで、フロンターレのホームページは「ルヴァン杯」のリンクが生きてない。
先発は、GKソンリョン、DF奈良、板倉、エドゥアルドの3バック。憲剛と大島のダブルボランチ。左右のアウトサイドに車屋とエウシーニョ。左右のウイングに阿部と家長。ワントップ小林。第1戦から7人入れ替え、ほとんどリーグ戦のレギュラーに。ただルヴァン杯の規定で、「U21の選手を入れなければならない」というのがあるため、板倉が入っている。憲剛のボランチは久しぶり。谷口、ネットなどがベンチから。そう言えば三好はどうしたのだろう。
FC東京は、大久保と前田遼一のツートップ。二列目に小川諒也、橋本拳人、柳。この柳が20歳らしい。梶山と米本のダブルボランチ。丸山、吉本、徳永の3バック。GK林彰洋。第1戦に出ていた、ウタカ、太田などがベンチから。
前半7分、家長がスルーパスに抜け出してシュート、これがバーに当たる。FC東京は、フロンターレにアウェイゴールを与えては、勝ち目がないためか、勝たなくてはいけないにもかかわらず、全体に消極的に引いている感じ。
13分、相手DF徳永がミドルシュート、DFに当たり、左CKを与える。これを小川がショートコーナーを蹴るが、得点できず。
フロンターレも慣れない3バックをふだんと違うメンバーでやっているせいか、パス回しにぎこちなさがある。それでも、大久保と前田を3バックでうまく押さえている。第1戦では、板倉が大久保を押さえに行って、ファールをとられていたが、今日はそこまでボールがいってない。
16分、大島のクロスを小林がヘディングシュート。18分、小林の落としを阿部がシュートするが、いずれも得点できず。
28分、先制。憲剛のスルーパスに阿部が抜け出し、ドリブルしてペナルティーエリアに入り、左足でシュート、これが見事に決まり、1−0。解説者が「阿部は両足ともシュートがうまい」と言う。2試合合計3−0の上、アウェイゴールが入ったので、FC東京は4点とらないといけなくなった。
しかも、30分、フロンターレに追加点。小林からのパスを受けた阿部がまたもやゴール。落ち着いて左下隅に打ち込んだ。2−0。FC東京のサポーターは静かになった。
38分、FC東京は梶山に替えてFW永井を入れる。前田を中央に、左に永井、右に大久保と3トップ気味になる。
しかし、40分、交替のかいなく、フロンターレに追加点。小林のループパスを受けたのは、攻撃参加した板倉。右サイドからペナルティーエリアに入り、シュート、これは相手GKがはじくが、そこにつめていたエウシーニョが押し込んだ。3−0。
まだ前半なのに2試合合計5−0となり、勝敗は決まったも同然。しかし、過去、FC東京には何度も苦い思いをさせられてきた。
追加タイム1分もフロンターレが攻撃し続け、FC東京の攻撃は機能しない。ハーフタイムの笛が鳴ると、ホームのサポーターがブーイング。
後半開始からフロンターレは家長に替えて谷口を入れる。谷口が左SBに入り、エドゥアルドが中央、板倉がボランチに入り、憲剛は家長のいた右ワイドに。
FC東京は、大久保が少し下がってボールを受けてケームメイクしたり、一人で突破を試みたりしている。永井はあまり効いていない。
9分、板倉からのパスを受けたエウシーニョが、右サイドからクロス、ファーの阿部が今度は右足でシュートすると、相手DF徳永の足の間をぬけてゴールイン。4−0。阿部は初めてのハットトリック。それにしてもFC東京のDFの寄せが遅い。
10分、FC東京は前田に替えてウタカを入れる。
11分、小林が下がってボールを受け、ペナルティーエリアに走り込んだエウシーニョにパス、エウシーニョが落ち着いてループシュートを決め、5−0。なんだか他の試合に回したいほど得点が入り、もったいない。
12分、FC東京は三人目の交替。米本に替えてユ・インスを入れる。これで先発のダブルボランチを二人とも下げたことになる。
16分、FC東京の右CK。小川が蹴るが、DFがクリア。フロンターレはここで失点してはいけない。
20分、フロンターレも二人目の交替。奈良に替えて田坂が入る。
21分、最大のピンチ。相手FWウタカのパスを受けた永井が抜け出し、GKとの1対1の場面に。絶体絶命、と思ったが、永井が力んだのか、空振り。GKソンリョンがかろうじてボールを押さえる。
23分、ペナルティーエリア手前左寄りで相手FK。ウタカが直接ねらうが、枠の上。25分、相手左CK。小川がショートコーナーを蹴るが、得点できず。
26分、相手MF柳が右サイドからミドルシュート、枠の右。フロンターレの守備が疲れてきたのか、緩んできたのか。鬼木監督が、田坂に攻撃参加を控えるように指示している、とレポートが入る。
28分、板倉が競り合いで右足首を傷めて倒れる。いったんピッチの外で治療して戻るが、35分、狩野と交替。本当は、憲剛を休ませる交替だったかもしれないが。狩野はすごく久しぶりの試合だと思う。
FC東京は、大久保とウタカがパスを供給。永井や柳が合わせようと走り込むが、フロンターレのDFやGKに防がれる。
41分、フロンターレは久しぶりの狩野に得点を取らせようと、ボールを回し、狩野も鋭いシュートをうつが、惜しくもバーに当たる。44分にも、エウシーニョが右から入れたクロスに飛びこむがわずかに合わず。
45分、相手FW大久保がシュート、GKソンリョンが押さえる。追加タイム3分。
46分、相手FW永井の入れたクロスに大久保が合わせ、ゴールを決められる。5−1。やっぱり大久保はすごい。谷口が悔しそうな顔。
これで久しぶりのベスト4。他会場では、セレッソとガンバが勝ち、準決勝で大阪ダービー。もう一試合は、仙台が2試合合計5−4で鹿島を下し、初のベスト4で、次にフロンターレと対戦。
サッカー短評 (2017.8/31)
日本vs.オーストラリア 2対0 (2017.8/31 埼玉ス) ワールドカップアジア最終予選グループB
勝てば、1試合残して、6大会連続ワールドカップ出場が決まる。二日前、サウジアラビアがホームでUAEにまさかの敗戦で勝ち点を伸ばせず。日本は最悪オーストラリアに負けてもサウジと引き分ければグループ2位になれるらしいが、そんなことにはなってほしくない。本来、まだ残暑で蒸し暑くてもいい時期なのだが、午前中に雨が降り、すっかりさわやかな秋になってしまい、冬から来たオーストラリア選手にも快適な気候になった。
先発は、GK川島、DF長友、昌子、吉田、酒井宏樹。長谷部のアンカー、その前に山口と最年少(21歳)の井手口。左右のシャドーにドリブラーの乾と俊足の浅野。大迫のワントップ。大迫と長谷部はケガ明け、長友も軽いケガをしているらしい。それでもこのメンバーがいると心強い。一方、乾は最終予選初出場。乾、大迫、浅野の前線は初顔合わせ。本田、香川、岡崎はベンチから。原口、久保もベンチ。今回9人も呼んだFWのうち唯一の国内組、杉本もベンチ。
オーストラリアは、コンフェデ杯のキャプテン、ジェディナクがケガでいない。ワントップだったユリッチもケガらしい。37歳のケーヒルがベンチからなのは想定内。システムは3−4−2−1。ワントップに10番クルーズ、二列目にトロイージとロギッチ。左右のワイドにスミスと、ヘルタで原口がポジションを奪ったレッキー。ルオンゴとアーバインのダブルボランチ。アーバインが司令塔らしい。DFは浦和レッズにいたスピラノビッチ、セインズベリー、キャプテンのミリガン。GKライアン。
オーストラリアは最悪、日本に負けても、最終戦のタイに大勝すればいいらしい。ポステコグルー監督は、先のブラジルワールドカップから指揮をとっていて、パワーと高さのサッカーを、GKからパスでつなぐサッカーに転換させようとしている。おかげで、日本の苦手なロングボールの放り込みにラッシュしてきたりしないので、落ち着いて臨める。NHK解説の木村さんには、「ちっともこわくない」と言われるほど。
前半1分で日本が右CKを得る。キッカーはなんと井手口。ガンバでも最近プレースキッカーをつとめているらしい。酒井宏樹がヘディングシュートするが、枠の外。8分には、乾が中央右寄りで倒されて得たFKも井手口が蹴る。こぼれが浅野に出るが、奪われる。
14分、山口からのパスを受けた乾がシュートするが、相手DF。これで得た左CKは、相手GK。連続CKでは、ショートコーナーを使い、ファーの浅野にクロス、浅野がヘッドで折り返したが、右ポストの外側。NHKもう一人の解説、山本さんが「相手が高いのでCKは工夫している」と言う。
23分、大迫にボールが収まり、大迫は相手DFを背負ったままミドルシュートするが、相手DF。
日本は、せっかくの浅野の俊足を生かすパスが通らない。酒井宏樹とのタイミングが合わない。解説の木村さんは「酒井は考えすぎだ。ぴったりクロスを合わせようとしなくていい。GKとDFの間にシュート性の速いボールを入れてほしい」と言う。トップの大迫にも、なかなかいいボールが入らない。アンカーの長谷部にボールが入るとねらわれ、一度ならずボールを奪われた。
35分、長友のパスが大迫に収まり、大迫はサイドを走り込んだ長友にスルーパスを送る。乾が相手DFをひきつけ、長友がクロス、ファーで浅野がヘディングシュートするが、惜しくも枠の外。
38分、解説の山本さんが言う「転換点」があった。オーストラリアの攻撃で、ルオンゴからのパスを受けたレッキーにミドルシュートをうたれ、DF吉田に当たったボールが右ポスト直撃した場面。これがオウンゴールにでもなっていたら、流れは全く違っただろう。
浅野は、酒井とは合わなかったが、前半16分、井手口からのパスや、35分には長友からのクロスをシュートしていた。長友は、ケガ気味のせいか、酒井がよく上がるせいか、あまり攻撃参加していなかったが、41分、左サイドをドリブル、浅野の裏への飛び出しにぴったりの速いクロスを入れ、ゴール前中央では大迫が相手DFをひきつけ、浅野は余裕でフリーの状態で蹴り込んで先制。1−0。相手GKはびっくりしていた。DFたちはオフサイドと言い、ノーマルスピードの画面だとそうも見えるが、スローリプレイでは全然オフサイドではない。浅野の飛び出しスピードが速いだけ。スタンドは爆発したような歓声。ベンチも大喜び。
日本は先制点で勢いが出て、解説の木村さんは「2点目もとれるといい」と言っていたが、さすがにそんな簡単にいくわけもない。オーストラリアが前半のうちに追いつこうと、パワープレーをしてくるかと思ったが、そんなこともなく追加タイム1分も過ぎ、ハーフタイム。
後半12分、浅野からのパスが低い位置の大迫に収まり、大迫は乾に落とす。乾は左サイドをフリーでドリブルして進み、ペナルティーエリア左からシュートしようとしたが、一瞬遅く相手DFに防がれる。テレビ画面に悔しそうなハリル監督が映る。
16分、オーストラリアはトロイージに替えてユリッチを入れる。ユリッチがワントップに入り、クルーズが二列目へ。
18分、酒井が倒されて得たFK。井手口が蹴り、こぼれを長友がボレーシュート、惜しくも相手GK。
オーストラリアは、25分には早くもロギッチに替えてケーヒルを入れてきた。ケーヒルは、試合前の両国国歌がながれているときに何度もテレビ画面に映った。出てきたときもスタンドからブーイング。しかも、日本のDF陣も「とたんに浮き足立」った(SportsNavi 宇都宮徹一 2017.9.1)らしい。ついに放り込みのパワープレーの時間帯か、と見ている方も思った。が、相手監督はあくまでGKからパスをつなぐサッカーを貫いた。
日本も31分、疲れの見えた乾に替えて原口を入れる。乾は、守備にも献身的に走り、攻撃ではシュートをうちきれなかった。
原口は、他の選手たちが疲れている中、もっと走ってほしかったが、32分、ドリブルで左サイドをもちあがり、低いクロス、これを井手口がシュート、枠に行ったが相手DFがゴールライン上に身を投げ出して止め、相手GKがとる。
37分、原口が追加点の起点となるボールカットから、井手口につなぎ、井手口は左サイドをドリブルしていき、ペナルティーエリア手前で鋭いシュート。これがカーブを描いて、相手GKの指の先をかすめ左上隅に吸い込まれる。2−0。解説の木村さんは「これで勝った」と言う。ベンチの選手たちも井手口を祝福しに殺到。
日本は、41分、大迫に替えて岡崎、44分、浅野に替えて久保を入れる。45分、原口が倒されてFKを得る。もう蹴らずにつないで時間を使う。47分、井手口からのパスを受けた久保は、右サイドを持ち上がるが、シュートはねらわず。3分の追加タイムを逃げきった。
試合後のセレモニーでは、長谷部が改めてサポーターへの感謝を述べ、ここから本番へ向けての競争がスタートすること、自分も含めて誰も本大会での出場は補償されていないこと、引き続きの応援を願ってしめくくった。ハリルホジッチ監督も挨拶に立ち、日本語で「ありがとうございます。」と言った後、選手たちからウォーターシャワーが浴びせられ、それだけとなった。槙野が両手に1本ずつボトルを持って水をかけていた。
公式記者会見では、拍手で迎えられ、「日本国民全員にこの勝利を捧げたい」と語ったハリル監督は、プライベートで重大な問題があるとのことで、質問を受けずに退席したらしい。本当は試合の前に帰国したかったという。親か妻が病気か何かなのだろうか。
解説の木村さんは、最後に井手口のスタミナをほめていた。「あれだけ走った後に、正確なロングパスを通したり、攻撃参加したり、冷静にシュートしたりできるのはすばらしい」。
試合後の選手たちのインタビューで何人もが「オーストラリアには、最終予選で勝ったことがない」とか「最終予選の初戦で負けた国がワールドカップ出場を決めた前例はない」というジンクスを破りたかったとコメントしていた。
本田と香川がベンチ入りしながら二人とも出なかったのは、二度目らしい。公式戦では初めてとか(日刊スポーツ、2017.9.1、5面)。
ボール支配率も40%くらいだったらしい。しかし、シュートは前半10本、後半5本。オーストラリアは前後半2本ずつ。変則的な中盤が機能したということだろう。乾も「守備で貢献できた」と言っていた。リオ世代の浅野と井手口が活躍したことで、世代交代も進み始め、ベテランにも刺激があったようだ。
9/6のサウジ戦に向け、長谷部と香川の離脱が報道された。長谷部の不在は少し心配だ。
サッカー短評 (2017.9/3)
川崎フロンターレvs.FC東京 2対0 (2017.8/30 等々力) ルヴァン杯準々決勝第1戦
フロンターレはサブ組中心の先発で連携が悪かったが、FC東京も日本代表と韓国代表に呼ばれた選手を欠き、攻撃がかみあわない。互いに決められずに進み、後半29分、フロンターレがPK獲得。これを家長が決め、先制。終了間際にも家長が追加点をとり、無失点で先勝した。
先発は、GK新井、DF奈良、エドゥアルド、板倉の3バック。森谷とネットのダブルボランチ、左右のワイドに長谷川と田坂。二列目に家長とハイネル、ワントップに森本。小林、憲剛、大島、GKソンリョンはベンチ。谷口はベンチにもいない。
FC東京は、ウタカと大久保のツートップ、二列目に米本と橋本。左右のワイドに太田と柳。梶山のアンカー。丸山、吉本、徳永の3バック。GK林。アジア最終予選のため、CBが韓国代表に、ボランチの高萩が日本代表に呼ばれ、センターラインが普段と違うらしい。
2分、森本がシュートするが、相手DF。FC東京は、アウェイゴールをとることよりも、先に失点することを警戒しているらしく、ハイプレスはかけてこない。フロンターレにはその方が、慣れないメンバーでリズムが出ないなか、ありがたい。
8分、板倉が大久保をファールで止めて、FC東京のFK。太田が蹴るが、GK新井がはじく。
13分、ハイネルのクロスがクリアされて左CKを得る。森谷が蹴るが、相手DF。こぼれをハイネルがシュートするが、相手DF。17分、森谷からのパスを受けた家長が右サイドからミドルシュートをうつが大きく枠の外。
ハイネルと板倉が空回り気味。田坂やネットのスルーパスは走り込む選手に長すぎる。森本には全然いいボールが入らない。長谷川は何をやっているのかよくわからない。家長には、もう少し前線のメンバーに指示出ししてもらいたい。そういえば、いつのまにかハイネルと家長が左右逆になっているようだ。
25分、相手左サイドの丸山にクロスを入れられ、エドゥアルドがヘッドでクリアして相手左CK。太田が蹴り、ウタカにヘディングシュートされるが、GK新井正面。
29分、パスをつないで森谷がミドルシュートをうつが、相手GK林がはじきだし、左CK。これも森谷が蹴るが、相手DF。
32分、相手左CK。太田が蹴るが奈良がクリア。FC東京は、大久保が下がってきてパスを受け、簡単にさばいて前に戻ったりしているが、いいボールが返ってこない。ウタカもがまんできずに下がってきてボールを受けている。
38分、大久保が下がってボールを受け、ドリブル突破をねらうが、板倉が止める。
43分、森谷の右CKは相手DF。45分、ハイネルがループで森本にすばやいラストパスを送るが、森本のヘディングはヒットせず。
46分、相手左CKを太田が蹴るが、ネットがクリア。互いに慎重になり、決め手を欠いたままハーフタイム。
後半は交替なしで開始。たちあがり、FC東京は前線からプレスをかけてくる。しかし、気温27度、湿度86%の気候で、長くは続かないはず。2分、続けてクロスを入れられるが、DFがクリア。7分にもクロスを入れられ、GK新井がはじく。
12分、右サイドからハイネルがクロス、森本がヘディングシュートするが枠の外。
16分、最大のピンチ。相手MF米本のスルーパスが、オフサイドから動き直した大久保に通り、フリーで抜け出される。GK新井と1対1になるが、シュートは新井が足に当てて止める。高木リポーターから「新井GKは、大久保選手がフロンターレでシュート練習していたとき、いつも相手になっていたので、シュートしてくれた方がよくわかると話していた」とリポートが入る。
19分、森谷がペナルティーエリアに持ち込み、折り返しのパスを長谷川がシュートするが、相手DF。続く森谷の左CKも相手DF。
22分ネットが攻撃参加。ペナルティーエリア内でパスをつなごうとしたが、カットされる。
25分、FC東京は、ウタカに替えて永井を入れる。
25分、カウンターをしかけ、最後は田坂が右サイドからフリーでシュートするが、枠の上。フリーだったので、せめて枠にうってほしい。
27分、家長のループパスにペナルティーエリア内に走り込んだ森本を相手DF3人が囲み、倒してしまい、PKを得る。これを森本ではなく、家長が蹴る。緊張していたが、しっかり右のサイドネットにうちこみ、1−0。やれやれ。
29分、FC東京は、梶山に替えて東が入る。さらに34分、米本に替えてFW前田も入れる。
34分、相手FK。太田が蹴り、橋本がヘディングシュートするが枠の上。
37分、長谷川に替えて車屋が入る。ここからしっかり守備して、試合をうまくクローズさせられるか。
40分、大久保にシュートされるが、枠の左。
41分、森本に替えて小林が入る。すると45分、家長が右サイドでボールキープ、田坂が外側のライン際を上がってきたが、ペナルティーエリア内の小林にパス、小林はペナルティーエリアに入ってきた家長に戻し、家長がシュートを左ポスト際にうちこみ、2−0。
45分、ハイネルに替えて阿部が入る。追加タイム4分。
47分、家長のクロスを小林がシュートするが、相手GK。さらに48分にも、カウンターから小林がシュートうつが、相手DF。無失点でタイムアップ。
他会場のルヴァン杯準々決勝第1戦は、なんと仙台が鹿島に3−1で勝利。セレッソ大阪対浦和レッズ、ガンバ大阪対ヴィッセル神戸は2試合とも0−0。
サッカー短評 (2017.8/27)
ヴァンフォーレ甲府vs.川崎フロンターレ 2対2 (2017.8/27 中銀ス) 第24節
せっかく先制したのに、追加点を決められないうちに逆転され、後半追加タイムにようやく引き分けた。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ。憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。ワントップ小林。
前半は、立ち上がりから甲府がいきおいよく入ったが、次第にフロンターレが支配し、33分、家長が倒されて得たPKを、小林がど真ん中に決めて先制。1−0。
後半20分、憲剛を下げてハイネルを入れたが、全体の運動量が落ち、疲労が隠せない。とうとう、途中出場のFWリンスにドリブルで切り込まれ、エウシーニョがかわされると奈良の加勢も間に合わず、ニアサイドへのシュートを決められる。1−1。
さらに29分、ハイボールをクリアしようとした谷口にドゥドゥが競り勝ち、そのままペナルティーエリア右からうったシュートも決まってしまう。1−2。
足が止まったフロンターレは、32分、家長に替えて森本、37分には車屋に替えて長谷川を入れる。ハイネルも含めて、うまくボールにさばけないで45分になってしまう。ここで左CKを得る。ネットが蹴り、谷口がファーで頭で折り返すと、森本がやはり頭でするりと合わせて押し込んだ。2−2。
追加タイムは4分あったが、もう1点とる力は残っていなかった。勝ち点1を積み上げ、46で3位。1位は2位だったセレッソ(→5位)に勝った鹿島(勝ち点52)。2位はFC東京に勝ったマリノス(勝ち点47)。4位柏(勝ち点46)、6位ジュビロ(勝ち点42)。
サッカー短評 (2017.8/24,25)
川崎フロンターレvs.浦和レッズ 3対1 (2017.8/23 等々力) ACL準々決勝第1戦
夜7時というのに、気温29度、湿度87%とかいう気候。レッズは衝撃のペトロビッチ監督解任から、3試合負けなし。つまり、前回対戦時とは別のチームになっていると言うこと。現在リーグ戦勝ち点36の7位。なお、ACLでは準々決勝から、追加副審を2人、ゴールの脇に配置。審判団はカタールとオマーンの人。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに家長と小林。阿部のワントップ。直前の札幌戦とメンバーは同じだが、布陣を変えてきた。
レッズは直前の練習で柏木の足に張りが出たとかで急に青木と交替。興梠のワントップ、李と矢島のツーシャドー。阿部勇樹と青木のダブルボランチ。左右のワイドに菊地大介と駒井。3バックは槙野、この夏新加入のマウリシオ、遠藤航。GK西川。
試合はアウェイゴールを警戒しているのか、新生レッズを確認しているのか、暑さの中、消耗を避けているのか、20分ほどどちらもシュートなし。22分、小林が家長からのパスを胸トラップして、やや強引にシュートしたのが初シュート。ここからしばらくフロンターレの時間帯に。
26分にも小林がミドルシュートをうち、相手DFにあたり、右CK。憲剛がペナルティーエリアすぐ外中央にいる阿部に強いキックを入れ、阿部がダイレクトでシュートかと思わせてファーポスト際の奈良にクロス、奈良もヘディングシュートしたが、相手DFに競られ、枠の右。テレ朝の解説、都並さんが「練習した形ですね」と言う。アナウンサーが、「フロンターレは今年から分析担当のスタッフを増やし、相手に合わせて作戦を立てている」と言う。
28分、相手ボランチ阿部勇樹がドリブルでもちあがり、青木にパス、青木がダイレクトでシュートしたが、GKソンリョン。レッズはここまで、全然積極的に攻めてこなかった。直前の練習で柏木がケガしたせいもあると思うが、攻撃の形を見いだせていないよう。レッズの前半のシュートはこれ1本。
33分、先制。家長のスルーパスに走り込んだ憲剛の見事なワンタッチの折り返しパスを、走り込んだ小林が蹴り込んだ。1−0。ゴール前には、エウシーニョもいて、相手DFを引きつけていた。憲剛には、新加入のマウリシオが反応してついてきたがつききれず、折り返しのパスを通してしまい、無念そうな表情。マウリシオは、フロンターレのワントップ阿部の動きには全く動じなかったのに。
38分、家長が倒されてFKを得る。家長は倒され方がうまい。憲剛が蹴るが、壁に当たる。
40分、フロンターレのカウンター。憲剛から右サイドの小林へパス、小林はファーサイドへクロス、車屋が飛びこんでヘディングシュートするが、枠の上。
42分、小林とパス交換したエウシーニョがミドルシュート。大きく枠の右。このままハーフタイム。
後半、レッズは前線の李に替えて武藤を入れる。3分、FKから阿部がうったシュートは相手GKに防がれ、右CK。憲剛が蹴るが、谷口に合わず。
5分、ネットのスルーパスに、左寄りで相手DFラインの裏に飛び出た小林がシュート、いったんは相手GKがはじくが、そこにエウシーニョがつめていて、飛び蹴りでボレーシュートをたたきこむ。2−0。よしよし。この後、緩まないようにする時間が長い。
12分、相手右ワイドの駒井がドリブルでもちあがり、ネット、谷口とかわしてシュートまでいかれるが、枠の左。もう緩んでしまったか。14分、相手左サイドライン際でFKを与える。菊地が蹴るが、小林がクリア。
17分、GKソンリョンのロングキックを小林が頭で憲剛に落とし、フリーの憲剛がダイレクトでミドルシュートするが、枠の右。
18分、大島を倒した武藤にイエローカード。主審はカタールの人。武藤は通算2枚目で第2試合は出られない。22分、ペナルティーエリアすぐ外で相手FK。矢島が蹴るが、GKソンリョンがはじく。
25分、憲剛に替えて登里が入る。レッズもMF矢島に替えてFWラファエル・シルバが入る。先日の札幌戦では、憲剛がいなくなったら、全く別のチームになってしまったが、今回は持ちこたえられるか。
28分、家長の左からのクロスのこぼれを小林がシュートするが、相手DF。これで得た左CKをネットが蹴るが、これも相手DF。30分、ネットのループパスにエウシーニョが走り込み、シュートまでいくが、ヒットせず。
31分、失点。興梠、阿部勇樹、青木とつながれ、青木がDFラインの裏にループパス、武藤が走り込み、オフサイドをとれず、飛び出したGKソンリョンもかわされ、流し込まれる。2−1。解説の都並さんはスローリプレイを見て、「手前の車屋が少し残っていた」と言う。谷口は「セルフジャッジして足を止めてしまった」と反省していた。
アウェイゴールで、レッズのチームも、サポーターもよみがえってしまう。フロンターレは、暑さもあって、足が止まってきた。試合が途切れるとひざに手をつく選手や、ネットなど足がつっているようすの選手もいる。
35分、車屋のクロスがクリアされて得た右CK。ネットがペナルティーエリア外の阿部に出すが、シュートは相手DFマウリオがブロック。
直後のレッズのカウンターで走り込む武藤を登里が抑えるが、足を傷め、38分、田坂と交替。ノボリは古傷もあるし心配だ。田坂は右SBに入り、エウシーニョが一列上がり、阿部が左ワイドへ、家長はトップ下か。
40分、追加点。阿部からのパスを受けた家長が、突然スピードアップしたドリブルで左寄りからペナルティーエリアに切り込み、寄せてくる相手DF遠藤を緩急でかわすと、滞空時間の長いクロスを上げ、ニアでエウシーニョが相手DF槙野をひきつけ、ファーで小林がヘディングシュートを落ち着いてたたきこんだ。3−1。これでまあひと安心。解説の都並さんは、家長の攻撃センスだけでなく、守備にもずいぶん走るようになったとほめる。
41分、小林に替えて森本が入る。レッズも興梠に替えてオナイウが入る。
43分、レッズのカウンター。武藤が突破を試みるが、足がつっているはずのネットが対応して防ぐ。45分、右サイドを田坂がドリブル突破。森本が落としてエウシーニョがシュートをねらうが、相手GK。
追加タイム3分。相手右サイドから遠藤がクロス、ファーで槙野が頭で折り返すが、オフサイド。46分、武藤、オナイウ、ラファエル・シルバで突破をこころみるが、奈良が防ぐ。
47分40秒を過ぎたが、「アヴァンテ」の歌声が聞こえない。48分きっかりでタイムアップの笛。フロンターレの選手たちが次々としゃがみこむ。やっと「アヴァンテ」の歌が聞こえてきた。
ACL東地区のもうひとつの準々決勝は中国勢同士の対決で、上海上港が広州恒大に4−0で勝利。西地区は、UAEのアルアインとサウジのアルヒラルの対戦がスコアレスドロー、イランのペルセポリス対サウジのアルアハリは2−2の引き分けとのこと。
サッカー短評 (2017.8/22)
川崎フロンターレvs.コンサドーレ札幌 2対1 (2017.8/19 等々力) 第23節
前半、追加点を決めていれば、もっと「いい試合」になったかもしれない。緩む時間が早まるだけだったかもしれないが。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに阿部と家長。ワントップ小林。これが今季最初にやりたかった布陣とメンバーかも。
札幌は、前回対戦時にはいなかった、元ジュビロで190pのジェイと戸倉のツートップ。7月〜加入したタイ代表のチャナティップも新顔。3バックは福森、河合、菊地直哉。GKク・ソンユン。
ここから6連戦。前に大雨のジュビロ戦で完敗したが、今回は大丈夫か。なんだか雷も鳴っていて、倉敷アナが解説の秋田さんに「もし中断再開試合となったら、先に得点していたチームが有利」と話すほど、一時は降った。
前半3分、小林がシュートするが、相手GK。
10分、ドリブルするチャナティップを、後手になったエウシーニョがファールで止めてイエローカード。この相手FKを福森が蹴り、ジェイにヘディングされるが、GKソンリョンが上にはじき出す。でも札幌のオフサイド。
13分、大島のループパスを受けた家長がシュート、いったんは相手GKがはじくが、そこに詰めていた憲剛が押し込み、先制。やれやれよかった。
17分、ネットのミドルシュートは枠の右、18分、憲剛のミドルシュートは相手GK正面。19分、阿部のシュートも枠の外。
車屋は対面のマセードの突破やクロスを防ぐためにあまり攻撃参加しない。ジェイには、奈良がついて、自由にヘディングさせない。エウシーニョはたびたび上がるが、その裏をチャナティップにつかれる。なんとか守備にも戻り、それまでは大島と奈良がカバー。
28分、エウシーニョからのパスを受けた小林がクロスを入れると、回り込んだエウシーニョがシュート、枠の上。タイミングはよかったが。
32分、今度は奈良がマセードを倒してイエローカード。ペナルティーエリア手前やや右寄りで相手FK。福森が直接右上をねらうが、枠の上。倉敷アナが「無回転キックで落とすか、回転をうんとかけて曲げるかしないといけないので難しい」と言う。雨が強かったので、もっと落ちると思ったのかもしれない。
37分の小林のシュートは相手GK。42分の車屋のシュートは枠の外。とうとう追加点をとれずにハーフタイム。
後半、交替なしで開始。雨はほぼやんだが、この後また降り出す。4分、フロンターレのFK。憲剛が蹴るが、相手DF。6分、ネットにイエローカード。勝っているのに、フロンターレにばかりイエローが出る。
8分、憲剛の右からのクロスを小林が頭で合わせるが、枠の右。11分にも、家長からのパスに抜け出した大島があげたクロスを小林がヘディングシュートするが、相手GK。15分、憲剛のミドルシュートは枠の左。
15分、札幌はFW都倉に替えてヘイスを入れる。17分、憲剛に替えて登里が入る。家長がトップ下に入り、登里が左ワイドに入る。
19分、左寄りで相手FK。ヘイスが直接ねらうが、GKソンリョン。続く右CKは福森が蹴るが、奈良がクリア。
26分、札幌は石川に替えて菅を入れる。27分、相手右CK。福森が蹴るが奈良がクリアして左CK。これも福森が蹴るが、防ぐ。
30分、やっと追加点。左サイドで家長のスルーパスに走り込んだ登里が、ペナルティーエリアをドリブル、深い位置から速い低いクロスを入れると、小林が飛びこんで合わせ、2−0。
倉敷アナが「川崎は試合の終わらせかたが課題です。鹿島など強いチームは、うまく試合を「殺し」ますね」と言う。
という矢先に失点。谷口が中央でヘイスにボールを奪われ、ペナルティーエリアを飛び出したGKソンリョンはなぜかバイシクルキックでクリアをねらうが失敗。そのままヘイスに無人のゴールに流し込まれた。2−1。解説の秋田さんは、「なんでGKソンリョンは足でいったのか。普通にヘディングでクリアすればいいのに」と言う。この時点ではまた雨がけっこう降っている。
39分、阿部に替えて田坂が入る。田坂は右SBに入る。40分、フロンターレのFK。ネットが蹴り、小林がヘディングシュートするが、枠の左。
41分、札幌は菊地に替えて内村を入れる。フロンターレも小林に替えて森本を入れる。
43分、相手右サイドからヘイスがクロスを入れ、ジェイがヘディングシュートしたが、GKソンリョン正面。初めてタイミングが合ったヘディングシュートをうたれたが、得点させず。
追加タイム4分。フロンターレはボールキープしていたが、48分、エウシーニョが右サイドを攻め上がり、森本にパスを送るが、トラップが大きくなり、シュートできず。
50分、福森を倒してしまい、相手FK。相手GKも攻撃参加。兵藤が蹴り、相手GKがヘディングシュートするが、みんなで守る。なんとかリードしたままでタイムアップ。3連勝で暫定3位に上がる。
サッカー短評 (2017.8/13)
川崎フロンターレvs.鹿島アントラーズ 3対1 (2017.8/13 等々力) 第22節
首位鹿島を破り、勝ち点差4につめよった。昨年はリーグ戦、プレーオフ、天皇杯決勝とことごとく勝てなかった。今季はリーグ戦2勝。鹿島が大岩監督になってから9試合負けなしだったのをストップ。家長の移籍後リーグ戦初得点も、おまけについた。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。ネットと大島のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに登里と家長。阿部のワントップ。キャプテンマークは谷口が巻く。小林は太ももに違和感とかでベンチスタート。他に久しぶりのハイネルもいる。
鹿島は、布陣を変えたとかで、金崎と中村充孝のツートップ。左右のワイドに今季新加入のレアンドロと遠藤康。三竿とレオ・シルバのダブルボランチ。山本、昌子、植田、西の4バック。GK曽ヶ端。キャプテンマークは遠藤康。ベンチには、土居、鈴木優磨、高卒新人FWの安部など。大岩監督になってから、小笠原や永木の出番が減り、三竿が出るようになったらしい。
久しぶりにNHKの放送があり、見やすい。解説は福西。
開始1分で相手FW金崎にシュートされるが、DFが防ぐ。いきなり圧力をかけられ、先が思いやられる。鹿島はFWからプレスをかけ、フロンターレのパスを分断しようとしてくる。
次第にパスをつなげるようになり、4分、憲剛からのパスを受けた阿部がシュート、枠の上。阿部はここ4試合得点を取れていない。7分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手DF。
相手FW金崎には縦パスが入るが、左に流れると、奈良がマークに付き、自由にやらせない。金崎もハードにチャージしてきて、イエローではないかと思うプレーもあったが、主審の西村さんが声をかけてコントロール。
20分、エウシーニョのクロスが相手DFに当たり、右CKを得る。憲剛が蹴り、ファーにこぼれたボールをエウシーニョがシュートするが、惜しくも左サイドネット。
25分、ネットからの縦パスを中央で受けた大島が左足でシュート、惜しくも相手GK。これが本日の一本目。
これで得た右CKを憲剛が蹴り、谷口が頭に当てるが、ボールは枠の外へ、谷口は競り合った昌子へのファールをとられた。
エウシーニョは攻め上がることで、相手の左ワイド、レアンドロを守備に回らせる。ネットはレオ・シルバを見ているようだが、レオ・シルバの方は、憲剛に入るボールをねらっている。
35分、フロンターレのカウンター。憲剛が右寄りからシュート、相手DFに当たり、左CKを得る。これを憲剛が蹴るが、相手GK。
38分、登里と競り合ったレアンドロにイエローカード。両チームの選手が集まり、鹿島の選手たちは西村主審に抗議。レアンドロには三竿がついて離れさせていた。
40分、相手FW金崎がドリブルで持ち込み、右の中村充にパス、中村がうったシュートはGKソンリョンがはじくが、ここへ金崎が頭で押し込もうと突っ込んできたが合わず、こぼれをさらにレアンドロがシュートしたが、戻った阿部が身体をはり、はずれる。やれやれ。
42分、登里からのリターンパスを受けた憲剛がシュート、これは相手GKがわずかに触り、バーに当たる。惜しかった。これで得た左CKも憲剛が蹴るが、相手GK。
追加タイム2分。46分、ネットからのパスを受けた阿部が右の家長にパス、家長はペナルティーエリア右からゴール前にクロスを入れると、ゴール前中央の阿部がスルー、ファーに走り込んだ大島の前に相手DF西がスライディング、大島も足を振っていたが、ボールは西に当たり、絶妙なオウンゴール。1−0。場内の電光掲示板には、大島の得点として表示される。登里が祝福に飛びついたが、大島は微妙な笑顔。テレビのスローリプレイだと、はっきりオウンゴールだとわかる。このままハーフタイム。
後半は交替なしで開始。1分、エウシーニョが右サイドを攻め上がり、低いクロスを入れると、ペナルティーエリア中央でポストプレーしたのは、登里。ワンタッチで落としたボールを阿部がミドルシュート、これが右回転で左ポスト際に決まり、幸先良く追加点。2−0。
NHK解説の福西が、「鹿島は布陣を変えたようだ」と言う。ボランチの三竿がCBに下がって3バックに。両SBの西と山本が少し高めに位置するように。レオ・シルバのワンボランチだと中盤が手薄になるので、遠藤が絞っているらしい。
11分、鹿島が一人目の交替。中村に替えてFW鈴木優磨が入る。すると12分、西からのパスを受けた鈴木が右からクロスを入れ、金崎が飛びこんでくるが、わずかに合わず、助かる。
16分、鹿島は二人目の交替。レアンドロに替えて、若いFW安部を入れる。17分、フロンターレも登里に替えてハイネルを入れる。
20分、鹿島の縦パスがペナルティーエリア内の相手FW安部に通り、谷口がかわされてシュートをうたれるが、枠の左で助かる。鹿島の交替選手が次々と攻撃をしかけてくる。
22分、ハイネルがファールで相手を止め、イエローカード。相手FKは遠藤が蹴るが、憲剛がクリア。こぼれをレオ・シルバに拾われ、スルーパスが入るが、奈良がクリア。NHK解説の福西が「フロンターレのDFは集中している」と言う。
24分、憲剛からネット、ネットがスルーパスを入れるとハイネルが走り込み、鋭いシュート、惜しくも相手GK。これで得た左CKを憲剛が蹴り、ファーで奈良が頭で折り返し、ニアで谷口がヘディングシュートをねらうが、合わず。惜しかった。
26分、カウンターを受け、奈良がかろうじてクリアしてCKを与える。相手左CKを遠藤が蹴るが、GKソンリョンがはじく。
27分、フロンターレ二人目の交替。憲剛に替えて小林が入る。足は大丈夫なのか。谷口がすばやくキャプテンマークを小林の腕に巻く。鬼木監督からの、もう1点必要だというメッセージか。確かに鹿島の猛攻を耐えるには、もう1点あった方がよいとは思うが。憲剛のいたトップ下に家長が入り、小林が右ワイドか。
すると、直後に右サイドの小林からのリターンパスを受けた家長が、ドリブルでペナルティーエリアに切り込み、シュートをうつと、相手GKの指先をはじいて決まる。3−0。家長の周りに祝福の人だかり。真っ先に阿部がとびついた。
30分、ゴール前の金崎にボールが入り、落としたところに走り込んだ西がシュート、決まったかに思ったが、バーに当たり、助かる。
32分、鹿島は三人目の交替。遠藤に替えてDF伊東を入れる。伊東が右SBに入り、西が一列上がる。
すると、レオ・シルバからのパスを受けた伊東が右サイドを上がって受け、頭でクロス、これをFW安部がシュートするが枠の外。
フロンターレは、だんだん守備に戻る足が遅くなってくる。スライディングすると起き上がるのに時間がかかり、フェイントでかわされるとストップがかからない。
36分には、西からのパスを受けた伊東がまたクロス、GKソンリョンが足に当てて止め、すぐ押さえる。
ハイネルがクリアボールをつなぎ、右サイドを走るエウシーニョの前方にパス、エウシーニョはゴール前にクロスを入れるが、味方に合わず。もう足が止まっているのだから、速攻しなくていいのに。憲剛がいないと、こういうコントロールが効かない。
42分、1点返される。相手DF三竿が右サイドから入れたクロスを、FW鈴木がなぜかフリーでヘディングシュート、これが決まり、3−1。
さらに44分、金崎にヘディングシュートされるが、今度はGKソンリョンが防ぐ。45分、レオ・シルバからのパスを受けた金崎がDFを背負ったまま反転シュートするが枠の外。
追加タイム4分。
48分、家長に替えて田坂が入る。
49分、右寄りで相手FKを与える。レオ・シルバが蹴るが、オフサイド。なんとか時間を使ってタイムアップ。鹿島は布陣変更が効かなかった。
順位は変わらず。1位鹿島(46)、2位セレッソ(44)、3位マリノス(43)、4位フロンターレ(42)、5位柏(42)。6 6位だったガンバはジュビロに負け、1位と勝ち点10差のまま7位に後退。
サッカー短評 (2017.8/9)
アルビレックス新潟vs.川崎フロンターレ 0対2 (2017.8/9 デンス) 第21節
3試合ぶりに勝った。いつも思うのだが、どうして一番暑い時期に週中に試合を組むのだろう。お盆(?)の中断明けからホーム2連戦で未勝利だったが、やっと勝てたが、最下位相手に苦戦。毎年アウェイの新潟戦は苦手にしていたが、1000人もサポーターが行ったらしい。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、エウシーニョ。ネットと大島のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドは長谷川と阿部。小林のワントップ。3日前の試合から登里とエドゥアルドのところを変更。
新潟は、呂比須監督になってから10試合目。新加入FWドウグラス・タンキのワントップ、トップ下にチアゴ、左右のワイドにホニと矢野。小泉と磯村のダブルボランチ。堀米、ソン、大武、川口の4バック。GK守田。磯村と大武は名古屋から今季加入。システムはフロンターレと同じと4-2-3-1。
前節は攻撃が中央に偏っていたのを反省して、もっとサイドからシンプルに攻撃することを意識してきたという。しかし、序盤は新潟の速攻を受ける。
開始1分にホニにペナルティーエリアに切り込まれ、谷口が倒したかと思ってヒヤッとしたが、家本主審の笛は鳴らず。6分にも相手ボランチ小泉にミドルシュートを4たれるが、枠の外。8分にもチアゴにペナルティーエリア右からシュートされ、右CKを与える。ホニが蹴り、タンキが頭で合わせるが枠の外。
フロンターレはパスがつながらない。新潟の前線からのプレスが効いている。解説の梅山さんは「この守備が後半で続かなくなったとき、どうするか」と言っている。エウシーニョのクロスやネットのスルーパスも大きすぎて味方に合わない。
14分、タンキのミドルシュートを奈良が身体で止め、相手左CK。ホニが蹴るがDFがクリア。
18分、車屋が左サイド深くから入れたクロスは相手DF。これで得た左CKを憲剛が蹴るが、相手DF。
28分、再びフロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手DF。こぼれを阿部がシュートするが、枠の右。
32分、フロンターレの右CK。ようやくサイドをうまく使えるようになってくる。憲剛が蹴るが、味方に合わず。
37分、右コーナー近くでスローインを得る。憲剛がすばやく入れ、長谷川が受けてペナルティーエリアに進入、小林にパスするが、相手GK。
39分、やっと先制。車屋が左サイドで開いてDF二人をかわしてクロス、小林が下がり目から走り込んで合わせ、流し込んだ。1−0。これで小林は今季10点目。
フロンターレのパス回しに余裕が出てくる。このままでハーフタイム。
後半は交替なしで開始。6分、新潟は矢野とホニを左右入れ替え、矢野が左に。ホニに車屋を押さえさせるねらいか。矢野にエウシーニョの上がった裏をねらわせるのか。
9分、憲剛のシュートは枠の右。10分、小林のシュートは相手GK。12分、フロンターレの右CKを憲剛が蹴るが、相手DF。長谷川に替えて登里が入る。
14分、新潟→サイドでホニがドリブル。車屋と登里でクロスを防ぐ。
17分、追加点。ネットからのリターンパスを受けた登里が左サイドを抜け出し、折り返しのクロスを送ると、憲剛がミドルシュート、相手GKの手をかすめたが、ゴールイン。2−0。
20分、相手ボランチ、磯村がシュートするが、GKソンリョン。これで与えた左CKも防ぐ。24分、26分とシュートをうたれるが、GKや枠の外で助かる。
26分、新潟は磯村に替えて加藤を入れる。27分、フロンターレも憲剛に替えて森谷が入る。
30分、ホニのクロスにとびこんだ相手FWタンキがシュート、ボールはGKソンリョンがなんとか押さえたが、タンキはポストに頭をぶつけ、ピッチの外側に倒れる。新潟ベンチは山崎の交代を準備するが、ドクターからマルのサイン。33分、タンキがピッチに戻る。
35分、新潟はホニに替えて山崎が入る。38分、さらに矢野に替えて伊東が入る。
40分、新潟の左CKをタンキにヘディングシュートされるが、GKソンリョンが指先ではじき出す。やれやれ。
直後にカウンターをしかけ、エウシーニョがシュートするが枠の右。
42分、相手FW山崎のシュートをクリアして、新潟の左CK。ここで阿部に替えてエドゥアルドが入る。相手CKはクリア。
追加タイムは5分。48分、相手FK。49分、相手左CK。必死にはね返して、なんとか無失点でタイムアップ。
4位に浮上。1位のセレッソは清水に負け、2位に後退。2位の鹿島は神戸に勝ち、逆転で1位。3位だった柏は鳥栖と引き分け、5位に後退。 4位だったマリノスがコンサドーレ札幌に勝って3位浮上。
サッカー短評 (2017.8/5)
川崎フロンターレvs.FC東京 1対1 (2017.8/5 等々力) 第20節
ホームなのにやっとのことで引き分けた。阿部のポストに当たったシュートがボールもう一個分右ならよかったのに。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに登里と小林。阿部のワントップ。
東京は、ウタカと中地のツートップ。二列目に米本と橋本。左右のワイドに太田と室屋、アンカーに高萩。丸山、吉本、徳永の3バック。GK林彰洋。怪我人のため、本来の布陣ではないらしいが、よくわからず。捻挫していた大久保はベンチにいる。
前半の好機に得点できなかったのが敗因かも。前半2分右CK。憲剛が蹴るが相手DF。5分、ペナルティーエリア右手前で小林が倒されてFK。憲剛が蹴り、壁に当たって左CK。これも憲剛が蹴り、谷口がヘディングシュートするが、競り負けて枠に飛ばず。
9分、小林が落としたポールを大島がミドルシュート、枠の外。本日の1本目。
19分、相手FWウタカに3人(車屋、エドゥアルド、谷口か?)もかわされて突破され、シュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。
25分、エウシーニョのクロスがクリアされて右CKを得る。憲剛が蹴り、エドゥアルドがヘディングシュートするが、枠の上。
28分、相手MF中島からのスルーパスが右ワイドの室屋に通り、室屋のクロスを受けたウタカが、GKとの1対1でシュートするがGKソンリョンが防ぐ。30分、今度は中島がミドルシュート、これで右CK。太田が蹴るが、DFがクリア。再度の左CKも防ぐ。
36分、小林がペナルティーエリア右からやや強引にシュートするが枠の外。44分、ネットのミドルシュートも枠の外。
45分、大島からのループパスをペナルティーエリアで小林がフリーで受け、シュートもできたと思うが、阿部にパス、阿部もフリーでワンタッチシュートをうつが、わずかに左ポストに当たり、決まらない。これが試合の分かれ目だったか。
追加タイム1分。フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、シュートまで持ち込めず、ハーフタイム。
後半は交替なしで開始。2分、相手MF太田が左からシュート、GKソンリョンが防ぐ。4分、太田が左サイドからエウシーニョをかわしてクロス、中央で中島がヘディングシュート、これが決まり、0−1。
8分、小林がペナルティーエリアの外からシュート、相手GK。11分、車屋がペナルティーエリア左から、シュート、これも相手GK。13分、阿部のシュートは枠の外。
14分、憲剛が中央で倒されてFKを得る。憲剛が蹴るが、相手DF。20分、憲剛が自ら低いシュート、いいシュートだったが、枠の左。
21分、相手MF米本に鋭いミドルシュートを打たれるが、GKソンリョンが防ぐ。
22分、登里のシュートのこぼれを阿部がヘディングシュートするが、枠の右。
24分、鬼木監督が阿部と小林の位置を入れ替える。25分、大島がペナルティーエリア手前中央でミドルシュートをうつが、枠の左。これで本日の2本目。
27分、憲剛に替えて森谷が入る。気温28度、湿度84%は厳しい。森谷はこれでJ1通算100試合出場らしい。28分、小林のシュートのこぼれをノボリがシュートするがあたりそこね、大きく枠の外。
31分、FC東京は、中島に替えて大久保を入れる。試合前の選手紹介では、拍手もあったらしいが、試合に入ったので、ブーイングも。
32分、森谷がミドルシュート、これも枠の外。33分、登里に替えて森本が入る。森本がワントップに入り、小林が左ワイドに回ったらしい。
35分、相手FW大久保がミドルシュート、GKソンリョンが防ぐ。続く相手右CKは、太田が蹴るが、オフェンスファール。
37分、阿部に替えて長谷川が入る。相手GK林に遅延行為でイエローカード。主審は扇谷さん。39分、FC東京は、ウタカに替えて俊足FW永井を入れる。
43分、長谷川がシュート、相手GKがはじいて左CKを得る。これを森谷が蹴り、谷口が競り勝ってヘディングシュートを決める。1−1。谷口は今季4点目。
追加タイム5分。47分、FC東京は、米本に替えて東を入れる。48分、高萩からのロングパスに永井が追いつき、左サイド深い位置からクロス、これを大久保がヘディングシュートするが、枠の上。
49分、フロンターレ左CK。森谷が蹴るが、相手DF。相手MF室屋が車屋とぶつかり、倒れる。室屋がピッチをを出て、再開直後、相手FW永井が高速ドリブルで左サイドからシュートしかけるが、谷口が必死のスライディングで防ぐ。これでタイムアップ。今年の「多摩川クラシコ」は負け越し。
なんとガンバが甲府に負けたので、まだ5位にとどまる。
サッカー短評 (2017.7/29)
川崎フロンターレvs.ジュビロ磐田 2対5 (2017.7/29 等々力) 第19節
完敗。ジュビロはこれで6連勝らしい。豪雨の中の試合で、パスが思うように回らない感じ。それにしてもバーやポストに当てすぎた。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに登里と小林。阿部のワントップ。
ジュビロは川又のワントップ、二列目にアダイウトンと中村俊輔。川辺とムサエフのダブルボランチ、左右のワイドに松本と櫻内。DF森下、大井、高橋祥平の3バック。GKカミンスキー。
2分、ジュビロはハイプレスでボールカットし、ボランチの川辺が攻め込んでくるが、これはなんとか対処。
6分、ネットの上にエウシーニョが倒れかかり、二人の頭がぶつかって倒れたままのため、主審が試合を止める。
このアクシデントの直後にカウンターを受け、失点。俊輔が川又にパス、川又はヒールでボールを前に送り、走り込んだ川辺のシュートが決まり、0−1。
12分、追いつく。ネットのミドルシュートが相手DFに当たって左CKを得る。憲剛が蹴り、エドゥアルドがヘディングシュート、いったん相手GKにはじかれるが、このクリアが小さく、ネットが反応してたたきこんだ。1−1。今日の試合でよかったのはここまで。
16分、中盤右寄りでジュビロのFK。俊輔が蹴るが、オフサイド。
18分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。20分、車屋が俊輔に倒されてFKを得る。憲剛が蹴るが、得点できず。
23分、相手ボランチ川辺からのパスを受けた川又がシュート、これがDFに当たって、ジュビロの左CK。俊輔が蹴り、後ろから走り込んだ櫻内がヘディングシュート、これが決まって1−2。
26分、右サイドからパスをつなぎ、憲剛とのパス交換から大島がシュートするが、相手DF。
29分、エウシーニョの右サイドのドリブルを相手DFがクリアして右CKを得る。憲剛が蹴り、エウシーニョがヘディング、相手DFが止めたところに谷口が競ってシュートしたが、右ポストに当たる。ここで決められなかったのが、象徴的。
37分、フロンターレ右CK。憲剛が蹴るが、オフェンスファール。39分、大島からのパスを受けた車屋がクロス、小林がヘディングシュートするが、枠の右。
43分、カウンターを受け、俊輔がペナルティーエリア内でボールを受けようとするが、エドゥアルドがクリア。
44分、小林からのパスを受けた阿部が右サイドからシュートするが、相手DF。ビハインドのままハーフタイム。
後半は交替なしで開始。雨は少し小降りになる。7分、ジュビロが前線にロングフィード、川又が落とすと、アダイウトンがミドルシュート、枠の外。
8分、大島がムサエフに倒されてFKを得る。ムサエフにイエローカード。憲剛が蹴るが、オフェンスファール。
10分、また失点。相手DF高橋のロングフィードが中盤に下がった川又に入り、川又は走り込む川辺にパス、川辺がドリブルでペナルティーエリアに入ったところでニアにシュート、飛び出したGKソンリョンの足の間を通ってゴールイン。1−3。
13分、二人同時交替。ネットに替えて家長、登里に替えて森谷を入れる。森谷がボランチに、家長は右ワイドに入ったか。おそらく小林がトップに入り、阿部が左ワイドへ。
14分、また失点。川又がボールカットから、ドリブルで持ち込み、シュート、これはいったん谷口が止めるが、戻しのパスを受けたエドゥアルドがダイレクトで右前方にはじくと、ちょうどつめていたアダイウトンに拾われ、シュートを決められる。1−4。
16分、相手右サイドのスローインから、アダイウトンが川又にパス、川又がフリーでシュートを決め、1−5。二人交替して、これから、というときに連続失点。悪すぎる。
18分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、谷口がヘディングシュートするが、相手GK正面。解説の戸田さんが「フロンターレの攻撃がペナルティーエリアの幅の中に限られていてジュビロの3バックが防ぎやすい。もっとサイドを使った方がいい」と言う。
19分、川又とやりあったエウシーニョにイエローカード。うまくいかなくてイライラしている。21分、憲剛がミドルシュートをうつが枠の左。しかし、これはフロンターレの選手の士気を鼓舞するため。
24分、エドゥアルドが川又を倒してFKを与える。俊輔が蹴るが、DF陣が防ぐ。
25分、憲剛の左からのクロスを小林がヘディングシュートするが、バーに当たる。入ったかと思ったが。
26分、相手FK。俊輔が蹴り、相手DF高橋がヘディングシュート、枠の右。
28分、相手ボランチ・ムサエフがゴール前につめてきて、GKソンリョンと接触、2枚目のイエローカードで退場に。解説の戸田さんは「あれくらいで退場は少しかわいそう」と言う。スローリプレイだと、GKを蹴らないようにかわしているようだ。
30分、少し前に腰を傷めた大島に替えて森本を入れる。
32分、ジュビロ一人目の交替。アダイウトンに替えて松浦を入れる。ムサエフがいなくなったボランチには俊輔が入り、二列目に松浦が入ったらしい。
35分、森本、憲剛とパスをつないで、最後は家長がシュートするが、大きく枠の上。
36分、相手MF川辺に遅延行為でイエローカード。このリスタートからのパスを受けた川又がシュート、枠の右で助かる。
37分、1点返す。エウシーニョが右サイドからクロスを入れ、ファーで家長が受けようとするが相手DF櫻内がクリア、このこぼれを素早く森本が反応、右上にたたきこむ。2−5。
38分、ジュビロ二人目の交替。川辺に替えて上田が入る。
40分、フロンターレの右CK。森谷が蹴り、エドゥアルドが競るが、相手DFがクリア。連続右CKのこぼれを阿部、エドゥアルドとつめるが、相手GK。
42分、ジュビロは三人目の交替。宮崎に替えて小川が入る。
追加タイム6分。46分、家長のシュートは相手DF。阿部のシュートはまたもクロスバー。
49分、攻撃参加していたエドゥアルドが倒されて得たFK。憲剛が蹴るが相手DF。こぼれを阿部がシュートするが、またまた右ポスト。ホームでこれでは、お祓いが必要かも。
50分、森谷がシュートするが、相手GK。51分、家長が折り返しのクロスを森本に入れるが、シュートできず。このままタイムアップ。
6位のガンバが大阪ダービーを勝ち、暫定3位。フロンターレは暫定4位。明日の試合で柏が勝つとまた下がる。※柏は神戸に勝ち、3位、フロンターレ5位。
サッカー短評 (2017.7/16)
ザスパクサツ群馬vs.川崎フロンターレ 0対4 (2017.7/12 正田ス) 天皇杯三回戦
リーグ戦とほぼ入れ替えたメンバーで快勝。テレビ放送はなかったので、NHKの天皇杯ダイジェストで確認。今年から、三回戦は、下のカテゴリーのチームのホームで開催と決まったとのことで、正田醤油スタジアム群馬での対戦。後半、雨が強くなった中での試合。
先発は、GK新井、DF登里、谷口、奈良、田坂。ネットと森谷のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに家長とハイネル。ワントップに森本。
先制は早くも前半3分。ネットからのパスを受けた森谷が、かなり遠目から前線にループパス、これを森本が相手DFをかわして左足でシュートを決め、1−0。
6分の憲剛のFKは相手GK。フロンターレはふだんと組み合わせが違うので、連携が今ひとつだったらしい。20分くらいから群馬に攻め込まれ、23分、26分と相手右CK、27分、28分、31分とシュートをうたれる。
34分のFKは森谷が蹴るが、枠の上。42分の左CKは憲剛が蹴るが、合わず。43分、ハイネルのミドルシュートも大きく枠の外。
44分、追加点。憲剛のスルーパスを受けた森谷が左サイドから突破、逆サイドに折り返しのパス、これをハイネルが右に落とすと、走り込んだ田坂がファーポスト際にたたきこんだ。2−0。
後半は交替なしで開始。5分、森谷の右CKをハイネルが競るが得点できず。8分、家長からの折り返しのパスを憲剛がシュートするが、枠の上。
11分、森本に替えて小林を入れる。
14分、相手左CKからのこぼれをシュートされるが枠の外。
16分、追加点。ハイネルが右サイドを突破し、折り返しのパス、これを受けた森谷がダイレクトでミドルシュート、見事に決まって3−0。
20分、憲剛に替えて長谷川が入る。長谷川が左ワイドに入り、家長がトップ下へ回る。23分、家長のシュートは枠の外。
31分、さらに追加点。森谷の左CKをファーサイドの家長ヘディングシュート、これが決まり、4−0。家長は加入後、これが初ゴール。
37分、ネットに替えて板倉が入る。ハイネルのシュートは相手GK、41分の長谷川のシュートは枠の上。43分、小林のシュートは相手DF。
群馬は1点返そうと、右サイドからドリブル突破をしかけるが、なんとか防ぎ、追加タイム4分の最後の相手CKをクリアしてタイムアップ。
サッカー短評 (2017.7/8)
サガン鳥栖vs.川崎フロンターレ 2対3 (2017.7/8 ベアスタ) 第18節
不運と不注意で立て続けに失点したのに、しかも中二日で九州でのアウェイだったのに、逆転勝ち。これは今までにない勝ち方だ。しかし、それこそ出し切った選手たちは笛とともに倒れ込んだ。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ。左右のワイドに三好と小林。家長と阿部のツートップ。三好と家長の先発は久しぶり。憲剛はベンチスタート。
鳥栖もエース豊田はベンチスタート。鎌田が7月から海外移籍。ワントップにチョ・ドンゴン。左右のシャドーに富山とベルギーから入った小野裕二。元フロンターレの原川、福田が左右のワイド、高橋義希のアンカー。DFはキャプテン吉田豊、青木、キム、マリノスから来た小林祐三の4バック。GK権田。
前半5分、鳥栖にFKを与える。キッカーは原川。原川は今季FKからの得点がある。原川のキックは味方に合わずラインの外へ。
9分、フロンターレの右CK。キッカーはネット。左利きなのでゴールに向かうボールを蹴るが相手DF。
10分、また鳥栖のFK。相手左サイド深い位置。原川が蹴るが、ネットがクリア。12分、相手左CK。原川が蹴るが、谷口がクリア。
15分、三好のドリブルから大島へ横パス、大島はミドルシュートをうつがバーの上。これが「大島本日の一本目」。16分には、小林からのパスを受けたエウシーニョがクロス、三好が飛びこむが、エウシーニョのところでオフサイド。
鳥栖の右サイドからは小野が突破をねらい、車屋が対応。鳥栖の左サイドからはSBの吉田が攻撃参加。エウシーニョの上がった裏を突いてくる。しかしクロスが味方に合わず、最後のつめが足りない。全体のハイプレスも影を潜めている。
フロンターレは、中二日の疲労が後半になると出るだろうから、前半の内に先制しておきたい。しかし、久しぶりの先発の家長がやはり周りとまだ微妙に合わない。このところ絶好調だった阿部も、守備まで走っているが、攻撃では決定力を出せず。
25分、車屋が左サイドから大島へパス、大島からのパスを受けた三好が鋭いシュートを打つが、枠の上。
26分、阿部が倒されてFKを得る。ネットが蹴るが相手DF。こぼれをエウシーニョがひろってクロスを入れるが、これも相手DF。28分、小林のポストプレーから家長がミドルシュート、枠の左。少し足を振りすぎた。
37分、相手左SB吉田が突破してきてエウシーニョが後追いで対応、ペナルティーエリアの外のように見えたが、中の判定。PKを与えた上、イエローカードももらう。鳥栖の選手や監督は、エウシーニョにイエローが出たのがわからず、「なぜカードが出ないのか」と抗議して、主審が説明に行ったりして時間がかかる。主審は山本雄大さん。PKは原川が蹴り、GKソンリョンも反応したが決められ、0−1。
42分、フロンターレのDF陣のパスミスをひろわれ、すばやく右サイドからクロスを上げられると、これに相手FWチョがヘディングシュート、決まってしまい、0−2。これはちょっとショック。前半残り5分を切っているのだから、セーフティーにクリアしておけば良かったのに。
44分、大島が敵陣からロングスルーパス、エウシーニョがシュートするが、相手DF。これで得た右CKをネットが蹴るが、相手GKがはじく。連続CKの流れから車屋がミドルシュート、相手GK。
追加タイム2分。47分、エドゥアルドにイエローカード。48分、原川にシュートされるが、DFが防ぐ。ビハインドのままハーフタイム。
後半開始から2枚替え。家長に替えて憲剛、三好に替えて登里が入る。おそらく阿部のワントップ、憲剛のトップ下になったと思われる。
憲剛がダイレクトでボールをさばきだし、フロンターレのリズムが変わる。3分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、エドゥアルドがヘディングをねらうが、合わず。
7分、左サイドからのFK。憲剛が蹴るが相手DF。8分、右CKを憲剛が蹴り、小林がヘディングシュートするが枠の上。
10分、阿部とのパス交換から大島が左足でシュートするが相手GK正面。これで大島の本日のシュートは打ち止めか。
11分、やっと1点返す。フロンターレの左CK。憲剛がショートコーナーを蹴り、大島がワンタッチで戻し、憲剛がワンタッチで入れたクロスをゴール前中央でネットが相手DFと競り合いながらヘディング、左にこぼれたボールに谷口がすばやく反応。流し込んで1−2。憲剛がショートコーナーのリターンからクロスを入れたとき、相手DFはボールウォッチャーになっていた。
12分、鳥栖は富山に替えてFW田川を入れる。
13分、追加点。車屋が左サイドをドリブル突破、ペナルティーエリアに入ったところで低く速いクロス、エウシーニョが相手DFラインから走り込んで合わせ、2−2。びっくりするほどあっけなく追いついた。左右のサイドバック二人で得点するとはフロンターレらしい(笑)。
17分、逆転。大島からのパスを左サイドで受けた車屋が、ペナルティーエリアすぐ外まで行き高速クロス、ファーで小林が相手DF吉田ともみ合いながらも競り勝ち、なんとか頭に当てて押し込んで、3−2。小林は3試合連続ゴールで8点目。6分で3得点はすごい。
21分、憲剛がペナルティーエリア内右からファーの阿部にクロスを送るが合わず。23分にも小林のポストプレーからネットが阿部にパスを送るが、うまくトラップできず。前半、憲剛のいないところを埋めて攻守に走り回った疲れからか、動きにキレがないが無理もない。
24分、憲剛からのパスを受けた小林がシュートするが、相手DF。
25分、鳥栖は二人目の交替。小野に替えてDF藤田を入れる。藤田はどうも小野の位置にそのまま入ったようだ。フロンターレのボール回しにプレスが全くかからなくなり、手をうってきた。
32分、鳥栖のFWチョからのパスを受けた相手ボランチ高橋がシュート、エドゥアルドに当たってややコースが変わるが、GKソンリョンが防ぐ。鳥栖は三人目の交替。原川に替えてMF水野を入れる。
すると34分、水野が右サイドから入れたクロスを相手FWチョがヘディングシュート、枠の上。35分には、水野にミドルシュートをうたれるがこれも枠の上。
36分、フロンターレも三人目の交替。車屋に替えて奈良を入れる。奈良、エドゥアルド、谷口の3バックに変更したらしいが、どちらかというと、5バックのように見えた。
37分、相手FW田川を奈良が倒して、ペナルティーエリア右角のすぐ外でFKを与える。キッカーは水野。水野は直接ねらうが、GKソンリョンが止める。
40分、今度は相手FW田川に左からペナルティーエリアに入り込まれるが、エドゥアルドがスライディングでボールだけ蹴り出して防ぐ。これで与えた左CKを水野が蹴り、これも直接ゴールに向かうが、GKソンリョンが大きくはじき、中央近くでサイドラインをわる。
42分、右サイドで水野がロングスローを入れるが、みんなで守る。
43分、フロンターレのカウンターで、キープに入るかと思うまもなく、憲剛がスルーパス、これを受けたエウシーニョが折り返しのクロスを入れるが、小林に合わず。もうみんな足が止まっているのだから、無理に攻めなくてもいいのに。
直後に鳥栖のカウンターを受け、水野からのパスを受けた相手FWチョに左からシュートを打たれるが、GKソンリョンが止める。ありがたい。
エウシーニョが競り合いで足を傷め、いったん担架で出る。もう交代枠はない。
追加タイム4分。46分、相手右サイドから藤田にクロスを入れられるが、GKソンリョン。ソンリョンも川島と同じで、こういう時間帯のゴールキックでも大きく前線に蹴ってくる。もう小林も阿部も競り勝てないから、相手ボールになってしまう。いっそ相手ゴール近くでサイドをわるようなボールを蹴ってほしい。エウシーニョが戻る。
48分40秒で川崎フロンターレサポーターの歌う「アヴァンテ」が聞こえてくるが、相手右サイドからクロスを入れられ、相手FWチョにヘディングされる。これをGKソンリョンが捕り、タイムアップ。
本当に試合の終わらせかたが下手だ。今回は、中二日の強行日程で暑かったし、しかたがないけれど。フロンターレの選手はほとんど、ピッチにしゃがみこむか倒れていた。後半から入った憲剛も笑顔はなく、消耗した顔だった。試合後の輪になったウォーターファイトも短かった。
試合後のインタビューで小林が「ハーフタイムに鬼木監督が『絶対勝てる』と言ったのを信じてやった」と言っていた。
3連勝したらいきなり3位(勝ち点35)。2位だったセレッソが3位だった柏に勝ち、首位に返り咲き(セレッソ38、柏34)。1位だった鹿島がFC東京と引き分けて2位に後退したため(鹿島37、FC東京25)。4位だったガンバはなんと清水に負けて6位に後退(ガンバ32、清水21)。森保監督が辞任した17位広島は、6位だったマリノスと引き分け(マリノス33、広島11)。セレッソ、鹿島、川崎、柏、マリノス、ガンバ。勝ち点6差に6チーム。
サッカー短評 (2017.7/5)
川崎フロンターレvs.浦和レッズ 4対1 (2017.7/5 等々力) 第13節
ACLのため日程を変更された試合。台風が通り過ぎ、さらにひと雨降った後の試合。7/1(土)の第17節をともに勝利した同士。フロンターレは美しく5−0、レッズは広島とのミラーゲームを再逆転で4−3と辛勝。フロンターレはマリノスと並ぶ最少の14失点で26得点。レッズは25失点だが最多の40得点。
そこでレッズはいつもの3−4−3ではなく、4バックを採用。しかしうまくはまらず、フロンターレが前半に2得点。後半、いつものシステムに戻したレッズが1点返すが、フロンターレはさらに2得点。これでようやく5位浮上。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに登里と小林。阿部のワントップ。
レッズは興梠とラファエル・シルバのツートップ、トップ下に柏木。左右のワイドに関根と駒井。ボランチに阿部。宇賀神、槙野、遠藤航、森脇の4バック。GK西川。宇賀神は怪我明けとか。
開始1分でレッズの右CK。柏木が蹴るが、味方に合わず。
7分、登里が左サイドをドリブルでいくが、槙野に防がれる。9分、登里が倒され、FKを得る。ノボリはこのへんで足のどこかを傷めたらしい。憲剛のキックは相手DFがクリアし、右CKに。これも憲剛が蹴るが、ボールはこぼれ、フロンターレのファールに。このへんは、DAZNの受信状態が悪く、よく見られなかった。
解説の戸田が言うように、「レッズはいつもとシステムが違うため、マークの受け渡しがほんの少しずつ遅い」らしい。攻撃の組み立てもスムーズにパスがつながらないらしい。
16分、先制。エドゥアルドからのパスを受けた阿部のスルーパスに、小林が相手CB二人の間に走り込んで受け、そのままシュート、ゴール左に決まる。1−0。
22分、レッズの柏木からパスをつないで、最後は興梠にシュートされるが、枠の右。24分、相手ボランチ阿部にボールをカットされ、ラファエル・シルバにパス、シルバのシュートはGKソンリョン。
29分、追加点。エドゥアルドがカットしたボールを大島につなぐ。大島は憲剛にパス、憲剛がダイレクトに前線へスルーパス、これに走り込んだ阿部が利き足でない左足で蹴り込み、2−0。阿部は今日が誕生日。
35分、関根からのパスを受けた、相手FW興梠が、タイミングをずらしたすばやいシュートを打つが、GKソンリョンが止める。さすが。
38分、車屋が森脇を倒して与えた相手FK。柏木が直接ねらうが、枠の上。
フロンターレは無理に攻めず、ボールを回し続ける。ベンチでは長谷川だけアップしているとレポートが入る。登里の足が痛そうだが、ハーフタイムまで交替は待つらしい。追加タイム2分あったが、2−0でハーフタイム。
後半は、始めから登里に替えて長谷川が入る。レッズも怪我あけの宇賀神に替えてFW武藤が入り、システムもいつもの3−4−2−1に変えたらしい。
2分、レッズの右CK。柏木が蹴り、遠藤がヘディングするが、枠の外。6分、レッズの右サイドで駒井と森脇がパス交換、縦パスが武藤に通り、シュートされるが、GKソンリョン。
8分にもピンチをGKソンリョンが防ぐ。駒井が右サイドから入れた鋭いクロスをGKソンリョンが飛び出してはじき、これを相手FWラファエル・シルバがシュートするが、すばやく起き上がっていたGKソンリョンが両手でゴールラインの外へはじき出した。
9分、ネットがドリブルで攻撃参加、中央を駆け上がっていくところを相手ボランチ阿部に引き倒され、阿部にイエローカード。
19分、フロンターレが配置変更。左ワイドに入っていた長谷川を右へ移し、小林のワントップ、左に阿部。レッズの攻撃が長谷川のいる相手右サイドから突破されているので、変更したらしい。解説の戸田は、「登里がいたときは、守るときは5バック気味に守れたが、交替後はそうできないので変更した」と言う。
21分、ネットがまた持ち上がり、小林とパス交換、フリーでミドルシュートをうつが、相手DF。決めてほしい。
22分、レッズはラファエル・シルバに替えて李を入れる。
26分、ネットのスルーパスを受けた小林がペナルティーエリア内でシュートするが枠の右。決めてほしい。
28分、失点。相手MF駒井のクロスを防いで右CKを与える。これを柏木が蹴り、ファーで槙野がエドゥアルドに競り勝ちヘディングシュート、これがバーに当たって入った。2−1。
30分、フロンターレの左CK。家長が憲剛と交替すべく準備していたが、CKの後になる。憲剛はショートコーナーを蹴り、長谷川が受けるが、味方につなげず。31分、憲剛に替えて家長が入る。1点差にされた直後のチャンスを決められなかったので、まず守備固めで板倉を入れる手もあったかと放送席では言っていた。
35分、ペナルティーエリア手前でパスを受けた小林に相手DF遠藤が背後から頭突きして倒し、レッドカードで退場。主審は家本さん。一人少なくなったレッズは阿部をCBに下げる。
小林が自らPKを決め、3−1。やれやれ。キックは右ポストに当たってゴールインしたらしいが、テレビ画面の背景が白く反射していてよく見えなかった。以前セレッソ戦でPKを失敗していたので少し心配だった。なんでも試合前に、息子に聞いて「右」と言われたので、右に蹴ったらしい。
39分、さらに追加点。ネットからのパスを受けた長谷川がドリブルで相手ボランチ阿部をかわし、ペナルティーエリアの外からミドルシュート、これが相手GK指の届かない左隅に決まり、4−1。これでひと安心。
41分、エドゥアルドが相手FW李と競りあったとき、靴の裏で相手の足を蹴ってしまい、イエローカード。李は左ヒザを押さえて立ち上がれない。解説の戸田は「ヒザは皮膚の下に筋肉もないから痛い」と言う。李は担架で退場。
43分、レッズは柏木と替えるつもりだったMF青木をそのまま入れる。フロンターレも、左もも裏を気にした車屋に替えて田坂を入れる。田坂が左SBをやるのは初めて見た。
追加タイムは4分。46分、阿部がペナルティーエリア内でシュートするが、相手DF。
49分、レッズがパスをつないで武藤のクロスを柏木がシュートするが、DFがはじく。4−1でタイムアップ。
これで全チームが17試合消化し、リーグ戦の半分が終わった。未消化だったもう一試合では、鹿島がアウェイでガンバに1−0で勝ち、前半戦の1位に。いやはや。2位セレッソ、3位柏、4位ガンバ、5位フロンターレ。ガンバ、フロンターレ、6位のマリノスは勝ち点32で並ぶ。次はアウェイで鳥栖戦。
サッカー短評 (2017.7/1)
川崎フロンターレvs.ヴィッセル神戸 5対0 (2017.7/1 等々力) 第17節
久々に完勝。ヴィッセル神戸はあまり対戦成績が良くない印象があるが、今回は、得意のハイプレスもなく(出させなかった?)、相当怪我人が多いらしいのが響いているのか。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに登里と小林。阿部のワントップ。ベンチに森本が戻ってきた。
神戸は田中順也と小林成豪のツートップ、左右のワイドに渡邊千真と小川慶治朗。三原と松下のダブルボランチ。伊野波、渡部、北本、高橋峻希の4バック。GKキムスンギュ。高橋は怪我あがり。DF岩波や橋本、FWレアンドロなどは怪我という。
先制は前半9分。大島からの縦パスを受けた憲剛が、ダイレクトで右前方の小林の前にボールを送り込み、小林はDFラインの裏で受けるとこれまたダイレクトでゴール前中央に速い折り返しを入れ、飛び出したGKが空けた広大な空間にフリーの阿部が蹴り込んだ。1−0。
13分、エウシーニョが倒されて得たFK。憲剛が蹴るが、相手DF。
14分、神戸のボランチ、三原がミドルシュートをうつが、GKソンリョンが上にはじき出す。しかしこれで相手右CKを与える。神戸のキッカー、田中順也が蹴るが、シュートに持ち込ませない。
19分、相手FW渡邊千真がドリブルからシュートするが、GKソンリョン。これで与えた左CKも防ぐ。
20分、追加点。最近のフロンターレの課題は、先制した後の追加点だったが、この日はうまくいった。カウンター攻撃をしかけ、小林が落としたパスを憲剛がドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア左から中央にクロスを入れると、走り込んだ阿部がループシュート、相手GKの指をはじいて左上隅に吸い込まれた。2−0。
憲剛をマークしようとした、相手DF高橋が足を傷めて担架で退場。今日が復帰戦だったのだが、やはりまだ治りきっていなかったのか。U20代表だった藤谷と交替。
解説の福田さんが「フロンターレのパスが速く回っているので、神戸はプレスに行きたくても行かれない」と言う。28分、大島がミドルシュートをうつが、相手DF。29分、登里の折り返しのパスを受けた憲剛がシュートするが、相手DF北本がクリア。
面白いようにパスが回っていたが、30分過ぎから神戸もやや立ち直り、「フロンターレが休んでしまったところ」をつかれる。40分、相手ボランチ松下のクロスを田中順也がペナルティーエリア内右でフリーで受け、利き足の左でシュートするが、GKソンリョンも飛び出すと、ボールは枠の上へ。これが一番危なかった。
2−0のままハーフタイム。
後半開始では交替なし。神戸はたちあがり、圧力をかけてくる。2分、中央やや右で相手FK。田中順也が蹴り、神戸の選手が触るが、ボールは枠には跳ばず。4分、相手ボランチ松下がミドルシュートをうつが、これも枠の外。
9分、登里のドリブルから右CKを得る。憲剛がショートコーナーを蹴り、最後はエドゥアルドがヘディングシュートするが、枠の外。
10分、神戸は二人目の交替。田中順也に替えて中坂を入れる。
13分、登里が左サイド深くで倒されて得たFK。憲剛が直接ねらうが、ボールが落ちず、枠の上。
18分、憲剛のスルーパスを受けた小林がすばやくターンしてシュート、入ったかに見えたが、わずかに枠の左。
23分、後半最初の追加点。憲剛が前線にロングループパスを送ると、走り込んだエウシーニョが猛烈なシュート、これは相手GKがはじくが、こぼれを拾った阿部がペナルティーエリアすぐ外の右寄りからクロス、これを相手DFの間から走り込んだ小林がヘディングシュートで押し込んだ。3−0。
直後に神戸は三人目の交替。小川に替えてウエスクレイを入れる。失点前から交替の準備はしていたが、間に合わず。
30分、ウエスクレイのスルーパスに相手FW小林成豪が抜け出したと思ってヒヤリとしたが、オフサイド。
31分、大島がすばらしいミドルシュートをうつが、右ポストに当たる。後でリプレイを見たら、相手GKがわずかに触ったためポストに当たっていた。こぼれを阿部がシュートするが、相手DF。
33分、川崎フロンターレの一人目の交替。足がいっぱいになった登里に替えて長谷川を入れる。34分、その長谷川が車屋からのパスを受けて、クロスを入れたが、相手DFにクリアされ、左CKを得る。
36分、このCKからまた追加点。憲剛がスリーパー気味に大きく戻し、阿部が鋭いシュートをうちこみ、これはいったんは相手GKにはじかれるが、こぼれが憲剛に出て、相手DFラインの真横から憲剛がクロスを入れると、相手DFはボールウォッチャーとなり、谷口がフリーでヘディングシュートを決めた。4−0。
37分、憲剛が小林にやさしいパスを送るが、小林はフリーのシュートを枠の左にはずす。小林は謝っていた。
38分、フロンターレは憲剛に替えて家長、エウシーニョに替えて田坂を入れる。
41分、田坂が攻め上がり、右サイドからクロス、小林がヘディングシュートをうつが、枠の外。小林は着地した後、足がつって倒れる。
追加タイム4分。47分、神戸のFK。渡邊が直接ねらうが、壁が防ぐ。千真には、フロンターレ戦で得点され続けてきたらしいが、これで止まったか。
49分、またまた追加点。ネットが前線に送ったパスを受けた阿部が、ペナルティーエリア左から中央へやさしいクロス、これを小林が流し込んだ。5−0。
勝ったのに6位のまま。
サッカー短評 (2017.6/25)
ガンバ大阪vs.川崎フロンターレ 1対1 (2017.6/25 吹田ス) 第16節
互いに連勝をねらう3位と6位の対戦。雨が強く降ったりやんだりのなか、なかなかシュートが枠にとばない。後半になってフロンターレが先制したが、ガンバの長沢にヘディングシュートを決められ、引き分け。どちらの監督も、ベテランのゲームメーカー、遠藤と憲剛を途中交替したが、勝ちきることはできなかった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、エウシーニョ。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに登里と小林。阿部のワントップ。阿部は古巣対決。
ガンバは長沢と堂安のツートップ、倉田のトップ下、左右のインサイドに井手口と今野、遠藤のアンカー。DF藤春、ファビオ、三浦、オジェソクの4バック。GK東口。堂安は7月から、オランダのフローニンヘンへ1年のレンタル移籍が決定。
1分、いきなりガンバに右CKを与える。遠藤が蹴り、車屋がはじくが、こぼれを堂安にシュートされ、これを防ぐがまた左CKを与える。これも遠藤が蹴るが、今度はGKソンリョンがはじく。
8分、倉田にシュートされるが、これも防ぐ。たちあがりはガンバが積極的に出てくる。フロンターレの選手や相手FW長沢などピッチで滑る選手がいる。
9分、車屋から折り返しのパスを受けた登里がペナルティーエリア内でシュートするが、相手DF。11分、エウシーニョが攻め上がり、最後はネットがミドルシュートするが、枠の右。
14分、堂安にドリブルされ、ペナルティーエリアに入り込まれるが、なんとかボールをはじくものの、こぼれを倉田にシュートされるが、GKソンリョンが身体で止める。
17分、エウシーニョとのパス交換から阿部がシュートするが、枠の上。20分、フロンターレのFK。憲剛が蹴り、相手DFにはじかれるが、こぼれを阿部がすかさずシュート、しかし枠の上。
25分、ネットからのパスを受けた憲剛が右サイドからシュートするが相手DF。エウシーニョのミドルシュートは大きく枠の外。
30分、登里が倒されて得たFK。憲剛が蹴るが壁に当たり、こぼれをネットがシュートするが枠の外。
39分、エウシーニョから大島、大島から登里とつないで、すかさずシュートしたが、惜しくも枠の外。
42分、ガンバのFK。遠藤が蹴るが、小林が防ぐ。こぼれを拾われるが、クロスはエドゥアルドがクリア。44分、遠藤からのパスを受けた堂安がドリブル、突破できずにバックパス、これを倉田がミドルシュート、わずかに枠の左。はずしてくれただけだった。
46分、エドゥアルドからのフィードを小林がヘディングシュートするが、少しねらいすぎたのか枠の左。0−0でハーフタイム。
後半は交替なしで開始。5分、堂安からのパスを受けた倉田がミドルシュート、枠の上。6分、今度はフロンターレのエウシーニョが右サイドミドルシュートをうつが枠の右。枠にとばないシュートが前半から続き、NHK解説の木村さんは「みんなシュートをうかせてしまうね」と言う。後の方では、滑る選手が多いことに対して「ポイント固定式のスパイクをはいている」からと言う。
7分、フロンターレが先制。エウシーニョが右サイドを攻め上がって、速いグラウンダーのクロスを送ると、ニアで憲剛がスルーして、ファーの登里が折り返し、これを憲剛がシュートすると、ファビオに当たってゴールイン。1−0。ただし、オウンゴールにはならず、憲剛の今季4点目らしい。
13分、車屋が攻め上がって折り返しのパス、阿部が鋭いシュートをうつが、これも枠の左。
19分、ガンバは二人交替。堂安に替えてアデミウソン、遠藤に替えて藤本が入る。すると、藤本のスルーパスにアデミウソンが走り込み、ペナルティーエリア内でエドゥアルドがボールだけスライディングで蹴り出そうとしてアデミウソンと交錯。PKかと心配したが、ノーファール。スローリプレイを見ると、エドゥアルドの足はボールに届いていなかったが、アデミウソンにも触っていなかった。むしろダイビング気味。
22分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴り、ネットが合わせるが、相手GK。
23分、追いつかれる。ガンバの井手口が左サイドからクロス、これを相手FW長沢にヘディングシュートされ、1−1。26分にも藤本にシュートされるが枠の右。
27分、フロンターレも二人交替。憲剛に替えて家長、足を傷めた登里に替えて長谷川。長谷川が右ワイドに入り、阿部が左へ、小林がワントップに入り、家長がトップ下。
28分、今野からのパスを受けたアデミウソンにペナルティーエリア内からシュートされるがサイドネット。
33分、家長からのパスを受けた小林がヘディングシュート、しかし相手GK。
38分、アデミウソンのドリブルから、最後は倉田がシュートするが、大きく枠の上。雨のためか、足がつっている選手が多い。
43分、ガンバは長沢に替えて赤崎を入れる。フロンターレも阿部に替えて三好を入れる。三好は右ワイドに入り、長谷川が左へ回る。
追加タイム4分。46分、長谷川がミドルシュートをうつが枠の上。小林もシュートするが相手DF。49分、三好もドリブルからシュートするが枠の外。
50分、アデミウソンにシュートされるが、DFがはじく。1−1でタイムアップ。
フロンターレは6位のまま。ガンバは4位に後退。首位柏、2位セレッソはいずれも勝ち、鹿島も勝って3位浮上。レッズが3連敗で9位に後退。
サッカー短評 (2017.6/27)
川崎フロンターレvs.栃木ウーヴァFC 2対0 (2017.6/21 等々力) 天皇杯二回戦
勝ったが、テレビ放映がない。前の試合とは11人全員を入れ替えた先発だったらしい。GK新井、DFに奈良、田坂、MF三好、FWハイネルなど。ゲームキャプテンは田坂。
たちあがりは、連携が悪く、格下の相手に押し込まれる場面もあったらしいが、次第にボールは支配するようになり、相手がブロックを固めたところを攻めあぐねる、という展開だったようだ。
前半31分、攻め上がった田坂のミドルシュートが決まって先制。1−0。「ボールを受けた瞬間、コースも見えていたし、狙ってました」とコメントしたらしい。
後半17分、後半開始から途中出場した車屋のクロスを長谷川が押し込み、追加点。2−0。後半は、相手を圧倒して危なげなかったようだ。鬼木監督は、「もっともっと相手を圧倒しないといけなかった。単純なミスが多い。ゲームで使える技術を身につけようと話した」とコメントしたらしい。
サッカー短評 (2017.6/17)
川崎フロンターレvs.サンフレッチェ広島 1対0 (2017.6/17 等々力) 第15節
なんとか勝った。久しぶりに観戦して勝つ試合を見られた。前節、ゼロ負けしてから2週間のインターバルがあり、少し休みが取れたり、戦術練習したり、怪我人が戻ってきたりした。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、登里。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに小林とエウシーニョ。阿部のワントップ。エウシーニョは開幕前に骨折したので今季初出場。ベンチに家長、長谷川、三好、奈良など。ハイネルはどうしたのか。武岡はヒザの手術で全治6ヵ月らしい。
サンフレッチェ広島は、皆川のワントップ、左右のワイドに柏とミキッチ、インサイドに柴崎とアンデルソン・ロペス。青山と丸谷のダブルボランチ。水本、千葉、野上の3バック。GK林。DF塩谷は、UAEのアルアインに移籍が決まったらしい。
前半立ち上がり、フロンターレが攻撃の形を作れないうちに、9分、ロペスにシュートをうたれるがGKソンリョン。12分、広島に右CKを与える。柴崎が蹴るが、味方に合わず。14分にも相手左CK。これは小林がクリア。
16分、大島を倒した相手ボランチ青山を、詰め寄ったネットが倒してしまう。阿部やエウシーニョなど両チームの選手が集まり小競り合いに。主審の西村さんが、青山とネットにイエローカード。青山のマークは憲剛が見ていた。
フロンターレのFKで再開。憲剛が動かしたボールを大島が強いシュートをうつが、相手MF柏が至近距離でブロック、そのまま倒れて起き上がれない。結局、担架で退場、清水が入る。
パスはつないでも広島の5バックに攻め込めない。26分、登里が倒され、FKを得る。憲剛が蹴り、谷口がヘッドで合わせるが、相手GK。
28分、相手左CK。柴崎が蹴るが、GKソンリョンが捕る。30分、ミキッチに右サイドからシュートされるが、DFが防ぐ。31分には、ロペスがペナルティーエリアに進入、すぐにシュートされていたらこわかったが、谷口がクリア。
前半は、フロンターレが攻め込めず、パスミスを広島がひろってカウンターをしかけるの繰り返し。42分に、相手ボランチ青山が中央付近から前線へロングループパスを送ると柴崎が走り込むが、ヘディングシュートは枠の外。
結局、前半はシュート0でハーフタイム。大島のはシュートにカウントされなかったらしい。
後半は交替なしで開始。ワントップに小林、左ワイドに阿部と配置を変更。
2分、車屋のドリブル突破からのこぼれを小林がシュートするが、ヒットせず、相手GK。4分、今度は登里が右サイドから折り返し、また小林がシュートするが、相手GK。7分、右CK。憲剛が蹴るが、相手FW皆川がクリア。
10分、相手ボランチ青山にミドルシュートをうたれるが、谷口が防ぐ。
11分、やっと得点。憲剛からのパスを受けたネットが、前線へループパス。エウシーニョが相手DFと競って落としたボールを阿部がひろって、ペナルティーエリアすぐ外から左足でシュート、これが左下に決まって、1−0。このとき、憲剛もニアに走り込み、相手DF野上をひきつけていた(というコメントを見て、NHKの「Jリーグタイム」で確認した)。
18分、エウシーニョが右サイドで倒されてFKを得る。憲剛が蹴るが、相手DF水本がクリア。
22分、広島はボランチの丸谷に替えて森島を入れる。
28分、ミキッチに右サイドからクロスを入れられ、相手FW皆川がヘディングシュート、これはバーに当たる。こぼれは大島がダイビングヘッドでクリア。危なかった。続けてミキッチからのパスを受けたロペスにシュートされるが、枠の右で助かる。
31分、相手ボランチ青山が左ワイドの清水にパス、清水の突破は登里とエウシーニョが防ぐ。33分、エウシーニョに替えて奈良を入れる。3バックに変更したらしいが、登里も下がっていて5バックに見える。
33分、大島の縦パスを受けたネットがドリブル、ペナルティーエリアまでいくがシュートせず、阿部にパスするが、阿部はシュートできず。見ていてじれったかった。
35分、左サイドの裏に走り込んだ相手MF清水にシュートされるが、大きく枠の外。
39分、憲剛に替えて家長を入れる。広島も三人目の交替。ミキッチに替えて宮吉を入れる。家長は疲れた味方の代わりに走り回り、ボールを納めてキープして、相手の脅威になるべく送り込まれたと思うが、見ているとほとんど走らない。小林の方がよほど走っているように見えた。
42分、入ったばかりの相手MF宮吉にドリブルからシュートされるが、谷口が防ぐ。これで与えた相手左CK。柴崎が蹴るが、家長がクリア。
追加タイム3分。左サイドから清水にドリブルからクロスを入れられるが、ネットがヘッドでクリア。こぼれを皆川にヘディングシュートされるが、枠の外。48分、また相手左サイドからシュートされるが、GKソンリョンが片手ではじく。
ひたすら耐えて、やっとタイムアウトの笛。それからサポーターは「アヴァンテ」を歌った。
今日の「あんたが大賞」はもちろん阿部だが、今年から警備会社のカスペルスキーの協賛で、無失点試合に貢献した選手に「スーパーセキュリティ賞」が贈られることになり、これはもちろんGKソンリョンに贈られた。試合後のインタビューで、阿部は「憲剛さんをおとりにしたので、決めないといけなかった」と言っていた。
試合前は9位だったが、暫定で5位に浮上。明日、レッズとFC東京が勝つと7位になる。
サッカー短評 (2017.6/13)
イラクvs.日本1対1 (2017.6/13 PASス・テヘラン) ロシアW杯アジア最終予選グループB
イラクの政情不安のため、中立地のイランで開催。夕方5時でも35度近くあり、湿度は10%という過酷な気候。スタジアムの照明が不備で夜間開催ができないらしい。元気な前半のうちに先制したのはよかったが、後半、足が止まり、怪我人も出て、とうとう追いつかれ、やっとのことで引き分けた。
先発は、GK川島、DF長友、昌子、吉田、酒井宏樹。井手口と遠藤航のダブルボランチ、原口のトップ下。左右のワイドに久保と本田。大迫のワントップ。山口は先日のシリア戦で怪我してベンチ。昌子、井手口、遠藤は最終予選初先発。本田がゲームキャプテン。今日が31歳の誕生日。スロベニア(?)からサプライズ招集した加藤はベンチ外。
イラクは、グループ5位で既に最終予選敗退が決定。しかし監督を変え、リオ五輪代表の若手を多く呼んで次に切替中らしい。システムは3−4−3か。
5分、本田がキープして右サイドの酒井にパス、走り込んだ酒井のクロスにニアへ大迫が蹴り込むが、枠の右。
7分、大迫のシュートを相手GKがはじき出し、右CKを得る。これを本田が蹴り、大迫がバックヘッドで流し込み、先制。1−0。
テヘランの芝はずいぶんガタガタでボールがスムーズにころがらない。日本の選手がパスが届くのを待っていると、すばやく寄せられて奪われる場面も。風が強く、前半は風下。パスやクロスを強めに蹴るとラインを割るという場面も多かった。井手口と遠藤の若いダブルボランチはよくやっていた。
28分、大迫がペナルティーエリアに入ったところで相手DFに倒されたが、PKの笛は鳴らず。スローリプレイを見ると、最後は明らかに大迫の足に相手の靴の裏が当たっていた。主審は中国の人。始めは両チームのファールを取っていたが、次第に取らなくなった。
33分に給水タイム。2分が追加タイムに追加される。
この後は、イラクの方が優勢に。イラクはパスをつなぐときもあるが、前線に放り込み、FWが落としたボールを力尽くでねじこむのが持ち味らしい。相手FWのオフサイドで何度か相手のチャンスをつぶす。
相手左SBのアドナンが何度か攻め上がってくる。酒井のカバーに本田が戻って守備。本田は最後までよく走ったと思う。
45分、イラクのMFヤシーンにペナルティーエリアの外からシュートされるが、GK川島。追加タイム3分。このままハーフタイム。
後半は、交替なしで開始。今度は風上となる。
10分、原口がドリブルでペナルティーエリア近くまで進み、エリア内左の大迫にパス、大迫がダイレクトシュートをねらえば面白かったが、トラップが大きくなり、ゴールラインを割る。後半の追加点のチャンスはこれくらいだった。
14分、イラクが一人目の交替。9番MFヤシーンに替えて11番MFタリクが入る。
15分、井手口が競り合って落ちたとき後頭部をうち、起き上がれないが、ボールが切れないので、メディカルが入れない。しばらく後頭部を冷やしていたが、結局17分、今野と交替。
20分、酒井宏樹が攻め上がり、原口とパス交換してクロス、これはいったん相手DFに防がれるが、こぼれに大迫がつめ、シュートするが相手GK。原口はこの少し前から、消耗したのか、トラップミスやパスミスが散見。
25分、原口に替えて倉田を入れる。日本はこの後、ほとんどチャンスが作れなくなる。
27分、追いつかれる。日本は走れなくなり、ずるずると全体が下がる。相手10番にペナルティーエリア内に切り込まれ、吉田がブロック、GK川島がボールを取りに行ったが、押さえきれず、こぼれたところをさらにつめていた相手MFカミルが蹴り込み、失点。NHK解説の早野さんは、「吉田が蹴り出していれば防げた」と言う。試合後の選手コメントを読むと、GK川島はもう一人つめてくるのが見えたので「クリア」と吉田に言ったらしいが、意思が通じなかったらしい。
32分、右ヒザを傷めた酒井宏樹に替えて酒井高徳を入れる。イラクも二人目の交替。19番MFカミルに替えて13番MFレサンが入る。35分、イラクは三人目の交替。足を傷めた相手5番DFヌーリに替えて17番MFアットワンが入る。日本は、久保の足がつっているが、もう交替できない。得点した相手MFカミルなどイラクにも足がつる選手が出てくる。後半は、怪我人や交替のときに水を飲めたためか給水タイムはなし。
38分、今野から大迫にパスが出るが、大迫は久保が動けないのを見てキープするも、取られてしまう。39分、倉田が倒されてFKを得る。本田が蹴るが、相手DF。
44分、イラクが右サイドからクロス、昌子のクリアが相手にわたり、最後はシュートされるが、吉田がクリア。
追加タイム5分。46分、本田がペナルティーエリアすぐ外からシュートするが、大きく枠の上。49分、日本のFK。遠藤航が蹴り、ペナルティーエリア内で吉田が受けて本田にパスを出すが、うてず。
50分、酒井高徳が右サイドからロングスロー。吉田が落とし、本田が今度は押さえたいいシュートをうつが、相手GK正面。これでタイムアップ。
グループBのオーストラリア対サウジアラビアは、オーストラリアがホームで勝利、試合前は3チームが勝ち点16で並んでいたが、これで日本が勝ち点1を積み上げ、かろうじて首位。次の8/31ホームのオーストラリア戦で勝てば、本大会出場が決まる。グループAは、イランがウズベキスタンに勝って本大会出場を決めたらしい。韓国は、グループAの3位で、ドイツ人の監督を更迭した。
サッカー短評 (2017.6/7)
日本vs.シリア 1対1 (2017.6/7 東京ス) 国際親善
日本は前半7分、香川が競り合いの着地で左肩を痛め、倉田と交替。後半3分、たたみかけるシリアに屈して1点取られるが、13分、長友のクロスを怪我あけの今野が押し込んで同点。最後は岡崎までつぎこみ、交替枠最大6人まで使って、追加タイムいっぱいまで攻め続けたが、2点目はとれず、引き分けた。
先発は、GK川島、DF長友、昌子、吉田、酒井宏樹。アンカーに山口、二列目に今野と香川。原口、大迫、久保の3トップ。本田や、2年ぶり招集の乾、宇佐美らはベンチから。昌子は先発2試合目。
シリアは一人一人が「重い」と日テレ解説の都並さんが言う。まともに競り合うと、つぶされる。足技もあり、フェイントで入れ替わられたときも。この後、最終予選で中国と対戦するとのこと。
後半開始から、久保に替えて本田を入れる。解説の都並さんは「今日の久保は動きが悪かった」と言う。本田は開始前から、さかんに他のメンバーに何やら話している。前半の攻撃でうまくいかなかったところへの改善点か。
しかし、3分、先に失点。直前に、タイミングをはずした鋭いシュートを相手FWマルドキアンにうたれ、GK川島の反応で、はじき出したのはよかったが、CKを与える。シリアの右CKは、ショートコーナーからクロスが入り、マルドキアンが回り込んでフリーとなり、ヘディングシュートをたたきこまれる。0−1。解説の都並さんは「酒井のマークだった」と言う。
8分、山口に替えて井手口が入る。井手口は代表デビュー。同じくアンカーをつとめる。中盤の三人はいずれもガンバ大阪となる。
13分、追いつく。長友が左サイドをドリブル、深い位置からクロスを入れると、ニアに本田、中央にやや遅れて大迫、ファーに今野が走り込み、今野が落ち着いて流し込んだ。1−1。
13分、原口に替えて乾が入る。乾はドリブルで、前線をかき回す。明らかにリズムが変わり、日本のペースに。
18分、今野に替えて浅野が入る。浅野が右FWに入り、本田が今野のいた右インサイドMFに下がる。いい具合に本田がリズムを作っている。
20分、シリアが一人目の交替。18番MFに替えて21番FWを入れる。
26分、シリアのDF6番がドリブルで攻め上がり、シュートをうつが、日本のDFに当たり、さらにこぼれをまたシュートするが枠の外。
29分、大迫からのパスを受けた本田がペナルティーエリア内でシュートするが、利き足でない右でうったせいか相手GK。32分にも、本田の大きなサイドチェンジをピタリとトラップした乾が、ドリブルで切り込み、ペナルティーエリア内でシュートするが、相手GK。
33分、シリアは二人目の交替。20番MFに替えて13番MFを入れる。
37分、乾がまたドリブルから、ペナルティーエリア手前で鋭いシュートをうつが大迫に当たる。38分には、倉田のドリブルから長友、長友のクロスに浅野が飛びこむが、合わず。
39分、日本の右CK。本田が蹴り、吉田がヘディングシュートするが、枠の右。
40分、大迫に替えて岡崎が入る。日本はこれで六人交替した。シリアも三人目の交替。19番FWマルドキアンに替えて15番DFが入る。
42分、乾がチャンスを演出、最後は本田がシュートするが枠の外。決めてほしい。44分、相手GKの足がつって倒れる。解説の都並さんが「中東の選手は試合の終わらせ方を知っている。ふつうGKの足がつりますか」と言う。45分、日本の左CK。乾が蹴るが、吉田が競り負けてシュートできず。
シリアは四人目の交替。12番に替えて8番が入る。追加タイム3分。
47分、井手口の縦パスに浅野が走り込み、かろうじて追いつき、酒井につなぐ。酒井のクロスは相手DF。48分、シリアは五人目の交替。9番MFアルマワスに替えて16番FWが入る。
50分、吉田のミスパスをカットした相手16番がシュートするが、GK川島。1−1のままタイムアップ。
翌日の新聞には、「暗雲」と書かれてしまった。香川は左肩の脱臼で代表離脱。
サッカー短評 (2017.6/4)
横浜F.マリノスvs.川崎フロンターレ 2対0 (2017.6/4 日産ス) 第14節
ACLで1節休んだら8位。9位のマリノスと対戦してゼロ負け。入れ替わって9位に後退。5月は負けなしだったが、ちょっと息切れか。ムアントン戦では家長もチームに合い始めたように思ったが。やっぱり中4日の疲れがあるのか、みんな走れていなかった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂。憲剛とネットのダブルボランチ、家長のトップ下。左右のワイドに長谷川と小林。阿部のワントップ。大島と武岡はベンチ外。ノボリとエドゥアルドはベンチにいる。
マリノスはウーゴビエイラのワントップ、左右のワイドにマルティノスと斉藤学。トップ下に天野、中町と扇原のダブルボランチ。DF金井、デゲネク、中澤、松原の4バック。GK飯倉。先発の内、斉藤と中町が怪我あけらしい。前節、マルティノスのアシストでウーゴが得点したとか。斉藤にはまだ今季得点がないらしい。
主審は、国際交換制度で来たポーランドの人。テレビ神奈川の放送は、倉敷アナに解説・水沼さん。
前半3分、相手FWウーゴにシュートされるが、谷口が防ぐ。10分、相手FK。天野が蹴るが、DFが防ぐ。
前半12分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、結局は防がれる。サイドからクロスを入れても中澤を中心とした相手DFに防がれる。小林が落としたボールは家長に渡らない。
19分、憲剛からのパスを受けた家長がミドルシュートをうつが、大きく枠の上。20分には憲剛がねらいすました低いシュートを左下にうつが、相手GK。21分、車屋が左サイドから入れたクロスに長谷川が飛びこみ、ヘッドでニアをねらうが、サイドネット。このへんは、それなりに攻撃できていた。
23分、相手右CK。天野が蹴り、車屋がクリア。続く左CK。天野が蹴り、谷口がクリア、こぼれを斉藤がミドルシュートするが、枠の上。
27分、憲剛のファールにイエローカード。反スポーツ行為との判定だが、手を使って止めたということか。ここまでの主審の判定には、かなり疑問が。ネットや車屋のスライディングがファールになったが、テレビのリプレイでは、ボールを蹴っているのがハッキリ映っている。解説の水沼さんと倉敷アナも「ボールにいっていますね」と言っていた。
30分過ぎからゴール前にボールを入れられなくなってきた。34分には、車屋にイエローカード。肩に手をかけたのをとられたらしい。倉敷アナが、「今日の主審は手を使った反則に厳しい。倒さなくても手をかけただけでカードも出す」と言う。少し批判を込めている感じ。
37分、小林が右サイド深くから折り返すが、相手GK43分、田坂が右サイドからクロスを入れるが、相手DF。44分、憲剛のループパスを受けた家長が左サイドからシュートするが、わずかに枠の上。
45分、マリノスの斉藤のスルーパスに走り込んだ相手右SB松原が、ペナルティーエリア内でシュートするが、GKソンリョンが防ぐ。
追加タイム2分。46分、憲剛からのパスを受けた小林がミドルシュートを打つが相手DF。0−0でハーフタイム。ボール保持率は高いが、持たされて、回させられているだけ。
後半交替なしで開始。1分、相手FWウーゴのドリブルからのシュートを谷口が止めて与えた相手右CK。天野が蹴るが、ネットがクリア。
4分、相手FWマルティノスが、ペナルティーエリア手前から田坂と入れ替わってシュートするが、奈良が防ぐ。
5分、ネットがミドルシュートをうつが、大きく枠の上。右サイドから田坂、左サイドから家長がクロスを入れるが、相手DFの壁。
8分、失点。天野が右サイドからサイドチェンジのクロスを入れ、マルティノスがタイレクトでファーサイドにクロス、一歩下がった位置からウーゴが飛びこんでダイレクトシュートを決められる。0−1。左右に振られ、ダイレクトプレーが続いたので、さすがのGKソンリョンにも止められず。
ちょうど二人同時に交替を用意しているところで、タイミングが悪かった。9分、田坂に替えて登里、長谷川に替えてハイネルが入る。ノボリは長谷川のいた左ワイドに入り、ハイネルは右ワイドに入ったか。
12分、登里を倒した相手DF松原にイエローカード。これで得たFKを憲剛が蹴るが、相手DF。
16分、中町にミドルシュートをうたれるが、枠の上。フロンターレはパスがずれ、相手にひろわれてカウンターを受け続ける。
19分、ハイネルが鋭いシュートをうつが、相手GKがはじく。続く左CK。憲剛が蹴り、ネットがヘディングシュートするが、わずかに枠の上。
23分、登里のドリブルがファールで止められ、FKを得る。憲剛がグラウンダーのボールを蹴るが、相手DF。
27分、相手10番斉藤のドリブルから、中町がペナルティーエリアでシュートするが、DFに当たる。
29分、GKソンリョンのロングフィードが小林に通り、小林からのパスを受けた家長が左サイドからミドルシュートをうつが、相手GK。30分、憲剛がこぼれ球を拾って阿部にパス、阿部がシュートするが、相手GK。
35分、ネットが左サイドに展開、登里がシュートのようなクロスを折り返し、阿部が胸がゴールに押し込む。同点かと思ったが、オフサイド。残念。
直後に阿部に替えて狩野が入る。狩野はボランチに入り、憲剛が一列上がる。マリノスは一人目の交替。ウーゴに替えてFW富樫を入れる。富樫も怪我からの復帰らしい。38分、フロンターレのFK。狩野が蹴り、こぼれを家長がシュートするが大きく枠の外。
39分、テレビがリプレイを流している間に、相手GKのキックが前線へ。ロングフィードを谷口が競るが、マルティノスにひろわれ、ペナルティーエリア内に送ったパスを、入ったばかりの富樫がループシュート。これが決まって0−2。
41分、相手右CK。天野はショートコーナーを蹴るがつながらず。
44分、左サイドから攻撃し、最後は憲剛がシュートするが枠の右。解説の水沼さんが「フロンターレは疲れていますね。ヒザに手をついている選手が多い」と言う。
追加タイム3分。48分、マリノスは斉藤のドリブルからFKを得る。天野が蹴り、シュートされるが、GKソンリョン。0−2でタイムアップ。
9位に後退。この後、日本代表の試合があるので2週間空く。
サッカー短評 (2017.5/31,6/2)
U20日本vs.U20ベネズエラ 0対0延長0−1 (2017.5/30 大田・韓国) U20ワールドカップ決勝トーナメント1回戦
前半に得点できそうなチャンスが何回かあったが、決めきれず、後半は次第にしのぐ時間が長くなり、とうとう延長後半にCKからヘディングシュートを決められ、逃げきられた。
先発はGK小島、DF杉岡、中山、冨安、藤谷。原と市丸のダブルボランチ、左右のワイドに三好と堂安。ツートップは岩崎と高木。高木は初先発。キャプテンマークはこの試合も中山。久保はベンチから。
ベネズエラは南米1位でこの大会に参加。メキシコ、ドイツと同組のグループBを3連勝で勝ち上がってきた強敵。しかも、日本は中2日だが、ベネズエラは中3日での対戦。10番のソテルドは小柄だが、パスもシュートもうまい。
平均身長は、今まで対戦してきたチームよりも差が少なく、日本の177pに対して178p台だが、厚みが違うので、競り合いで負ける。さっそく5分、相手左サイドからペニャランダにシュートをうたれる。
日本のチャンスとしては、11分に、左SBの杉岡が攻め上がって、堂安からのサイドチェンジを受けて入れたクロスに、三好がダイレクトでシュートしたが枠の左。イタリア戦で2得点した堂安も厳しくマークされていたが、ロングシュートをうったが、枠の外。
18分には、相手10番ソテルドのスルーパスから相手DFエルナンデスにペナルティーエリアでシュートされるが、DF中山に当たる。19分には、ソテルド自らペナルティーエリアに切り込んでくるが、GK小島が対応。
日本が一番得点できそうだったのが、29分のFK。堂安がファールを受けて得たチャンスで、自らねらい、壁を越えて曲がって落ちたが、バー直撃ではねかえってきた。このこぼれ球をフリーで岩崎がシュートしたが、わずかに枠の右。ここで得点できていれば、どうなったかはわからない。
32分には、市丸のクロスに岩崎がヘディングシュート、枠の外。38分にも、左SBの杉岡のクロスをFW高木がシュートしたが、サイドネット。0−0のままハーフタイム。
後半9分、日本は三好に替えて遠藤を入れる。12分、市丸から堂安、堂安から高木とつなぎ、最後は高木がフリーでシュート。今度は枠にいったが、相手GKがファインセーブ。
18分、高木に替えて久保を入れる。しかし、劣勢ははねかえせない。23分、相手MFコルドバに鋭いミドルシュートをうたれるが、今度はGK小島がはじく。
26分、久保からの折り返しのパスを受けた岩崎がシュートするが、枠の外。
31分には市丸に替えて板倉を入れる。板倉は本来CBだが、ボランチとしてフロンターレでも出ているので、市丸のように組み立てはできないが、ボール奪取や危険の芽を摘むという点では実績がある。実際には、ミドルシュートもうったが、だいぶ枠の外だった。
結局、後半も0−0のまま延長戦へ。ベネズエラも疲れている。
この大会は、延長に入った場合、四人目の交替ができる。90分で既に三人替えている日本はあと一人、ベネズエラはあと三人送り込める。当面は、交替なしで延長開始。
延長前半12分、久保、岩崎がパスをつないで、最後は堂安がミドルシュートしたが、枠の上。あとはシュートまでうてるチャンスも作れず、延長後半へ。
延長後半は、早々にベネズエラの連続CK。一つ目は耐えたが、二つ目の左CKでルセナのキックを、相手MFエレーラが日本のDF冨安のマークをはずしてヘディングシュート、これが左下に決まり、0−1。
日本は7分、岩崎に替えて長身FW田川を入れるが、おそらく田川はシュートまでいけなかったのではないか。最後は長身のボランチ板倉を前線に上げ、パワープレーで放り込みもやったが、ふだんやり慣れていないのか、効果的な場面は作れず。
リードしたベネズエラの選手たちは、さすがに南米の代表だけあって、時間稼ぎはお手の物。倒れたらなかなか起き上がらない、ボールもつなげなければどんどん切る、あげくに延長後半15分に選手交替する、など追加タイム3分もしっかり使い切り、逃げきった。
内山監督は試合後のインタビューで、「今まで立ち上がりに失点していたDFの修正はできた」と評価して「最後までよくがんばった」とねぎらった。日本の選手たちは、4試合フル出場したGK小島、DF中山、MF堂安などを含め、後半、延長まで走りきれた。解説の山口素弘さんの言うとおり、「コンディション管理などは、これまでの蓄積が生かされていた」と思う。不動のエース小川の怪我は、不測の事態だとは思うが、それに替わる選手たちとは力量の差があった。
サッカー短評 (2017.5/30)
川崎フロンターレvs.ムアントン・ユナイテッド 4対1 (2017.5/30 等々力) ACLラウンド16第2戦前半30分過ぎに小林が先制点を決めると、長谷川、ネットが追加点。後半は、ハイネルが1点加えたが、終了間際に1点返された。
先発は、GKソンリョン、DF登里、車屋、奈良、田坂。憲剛とネットのダブルボランチ、左右のワイドに阿部と小林、トップ下に長谷川。ワントップ家長。前の4人は流動的。HPには小林のワントップに長谷川のトップ下、左右のワイドは阿部と家長となっていた。大島はベンチ外。谷口は股関節に痛みがあるとかでベンチから。
一方、ムアントンの先発には、「タイのメッシ」ことチャナティップの名前がない。ベンチにはいるが、「不調」とのこと。ワントップには変わらず「タイの英雄」ティーラシン、左SBには無類のプレースキッカー「悪魔の左足」ティーラトンが先発。と思ったが、HPにはワントップ11番アディクサ、トップ下にティーラシンとなっていた。
ムアントンは、2−0で勝ってもアウェイゴール数で劣るため敗退なので、3−0以上の勝利が必要。立ち上がりから猛攻をしかけてくることも考えられたが、慎重な入り方。9分に相手FKを与え、ティーラトンが蹴ったが、田坂がクリア。
11分、家長からのパスを受けた登里が左サイドをドリブル、倒されるが、ファールにならず。主審はイランの人。時々「?」の笛があった。
フロンターレは、鬼木監督が、「前半で決めよう」と言ったらしいが、ボールは支配しているもののシュートまでいけず。25分、左ショートコーナーからの田坂のシュートが初シュートではないか。
29分には、長谷川が倒されたのにフロンターレのファールとなり、選手たちが抗議すると、主審は阿部にイエローカード。スタンドはどよめいてブーイング。
31分、先制。ネットからのパスを受けた登里が左サイドを突破し小林にパス、小林は相手DFをかわしてシュート、これが決まって1−0。2戦合計4−1で、ムアントンにプレッシャーをかける。
32分、憲剛からのパスを受けた田坂がスルーパス、これに走り込んだ小林が右サイドからゴール前に折り返しの低いクロスを入れると、左から走り込んだ長谷川が押し込み、2−0。たたみかける。
40分には、フロンターレの右CK。ショートコーナーを受けた田坂が憲剛に戻し、憲剛が入れたクロスをネットがヘディングシュートを決める。3−0。前半で早くも2戦合計6−1と引導を渡す。
追加タイムに、相手右サイドからミドルシュートを打たれるが、長谷川が戻って防ぐ。3−0でハーフタイム。
後半開始から阿部に替えてハイネルが入る。ハイネルは右ワイドに入り、長谷川が左へ回る。とすると、家長がトップ下か。
9分、ペナルティーエリア右角でファールしてムアントンにFKを与える。しかしピーラパットのキックは壁に当たる。
16分、中盤でボールをカットされ、カウンターを受ける。相手ワントツプのアディクサにシュートされるが、登里が防ぐ。
17分、憲剛に替えて狩野を入れる。狩野はそのままボランチに入る。狩野はボランチをできるのか。と思っていると、スルーパスを送ったりしているので、ここから攻撃の起点を作ろうということか。
26分、ムアントンの左SBティーラトンが攻撃参加して左サイドから鋭いクロスを入れられるが、誰にも合わず。
27分、ムアントンは二人同時に交替。左ワイドのピーラパットに替えてDF青山、ワントップのアディクサに替えて18番チャナティップを入れる。おそらく、ティーラシンがワントップに上がり、チャナティップがトップ下に入った。青山は最終ラインに入り、左SBティーラトンが一列上がってピーラパットのいた左ワイドに入ったと思われる。
28分、フロンターレがボールカットし、最後は家長がシュートをうつが、相手GK。
直後に、ムアントンのたぶんチャナティップの縦バスがティーラシンに通り、シュートされるが、飛び出したGKソンリョンがはじく。このこぼれ球を相手FWモンコールにシュートされるが、奈良がゴールライン上で蹴り出してクリア。これで与えた右CKをティーラトンが蹴るが、家長がクリア。
34分、フロンターレの左サイドで登里からのパスを受けた狩野がクロス、これを受けた小林は、相手GKをかわしたところでゴールライン際までいってしまい、振り向いてシュートを打つ代わりにヒールパス、そこへ走り込んだハイネルが左足で決めて4−0。
これで戦意喪失させられたかと思ったが、ムアントンは、一矢報いることに目標を切り替えたらしく、戦意は衰えない。39分、ムアントンは、ティーラトンを下げて、16番MFサヌクランを入れる。
40分、ムアントンの左CK。ティーラトンがいないので、右SBのトリスターンが蹴るが、クリアする。
43分、足がつった登里に替えて森本が入る。ノボリは足を引きずりながら歩いていたので心配だ。森本はトップに入り、長谷川が左SBに下がる。
44分、ムアントンの左サイドからのスローインをチャナティップが入れ、トリスターンとパス交換して前線へループパスを送ると、これを相手FWティーラシンにヘッドで決められて失点。4−1。ムアントンのサポーターは大喜び。7月からチャナティップが加入するコンサドーレ札幌のサポーターもテレビに映し出された。
追加タイム2分。押され気味のまま、しのいでタイムアップ。なんと負けなしの4連勝でベスト8(8年ぶり)に進出。次は8月に、鹿島との対戦を1−0、1−2のアウェイゴールで勝ち上がった広州恒大と再び戦う。
翌日の試合で、浦和レッズも勝ち上がり、ベスト8に日本から2チーム進んだ。ラウンド16のベストイレブンに、フロンターレの小林、浦和レッズのGK西川、DF森脇、鹿島のペドロ・ジュニオール、上海上港のFWフッキ、アルアインのMFカイオとオマル・アブドゥルラフマンなどが選ばれた。鹿島は、なんと5/31石井監督を解任。今季最大の目標だったACL敗退を重く見た結果という。後任は大岩コーチが昇格。
サッカー短評 (2017.5/27)
U20日本vs.U20イタリア 2対2 (2017.5/27 天安・韓国) U20ワールドカップDグループ第3戦
たちあがりに続けざまに失点し、「もうダメか」と思ったが、堂安の活躍もあり、なんと引き分けて決勝トーナメント進出決定。
先発は、GK小川、DF杉岡、中山、冨安、初瀬。原と市丸のダブルボランチ、左右のワイドに遠藤と堂安。岩崎と田川のツートップ。久保や三好はベンチから。スタンドに小川の姿がある。
開始3分、イタリアがロングボールを放り込み、左FW9番ファビッリに通る。日本は最終ラインがオフサイドをとれず、あわてて冨安が追走するが、ペナルティーエリア左から速いクロスを入れられ、右から走り込んだMF7番オルソリーニにシュートされ、あっさり失点。0−1。BSフジの解説、山口素弘さんは「DFラインがそろっていなかったですね」と言う。リプレイを見ると両SBが残っていた。
しかも7分にまたも失点。相手右寄りでFKを与える。MF16番カッサータが低いキックを壁の右裏に入れると、走り込んだFWパニーコがマークの右SB初瀬をふりきり、ペナルティーエリア右からダイレクトシュート、0−2。テレビ画面は日本のベンチを映し、あっけにとられた久保たちの顔をとらえる。
見ている方はがっくりしたが、やっている方はそこまで落ち込まなかったようで、右サイドを初瀬と市丸がガンバコンビでくずしにかかる。左サイドの杉岡も攻め上がり、パスを前線の岩崎に送り、岩崎が中央にクロスを入れるが、田川に合わず。
イタリアは2点リードしているので、ガツガツ来ない。ロングパスを前線に送って、前の方の三人くらいに攻撃をまかせている。
日本は、堂安、市丸、初瀬のガンバ勢がいる右サイドが攻撃の起点になりつつある。
22分、1点返す。あまりボールが通らなかった左ワイドの遠藤が、左サイド深くからゴール前にクロスを入れると、うまく相手DFの間に走り込んだ堂安が、利き足の左で押し込んだ。1−2。
26分、遠藤が倒されて得たFKを自ら蹴るが、相手DF。こぼれを市丸がシュートするが大きく枠の上。前半のうちに1点とれて、いい感じ。
29分、イタリアのFK。マンドラゴラが蹴るが、DFに当たる。この後は、すっかり日本のペースになって、たちあがりの不安定さは消えた。山口さんが「イタリアの攻撃になれてきた」と言う。
33分にも、右に流れた岩崎から、堂安にパスが通り、堂安がペナルティーエリア内でシュートするが相手GK。
イタリアは、ブロックを作ってしっかり守っている。日本は左サイドから崩そうとするが、結局、堂安のいる右サイドに展開。41分には市丸もシュートするが、相手GK。
1−2のままハーフタイム。
後半、交替なしで開始。4分、堂安が倒されてFKを得る。堂安自ら蹴るが、相手DF。
5分、市丸からのパスを受けた堂安が、ドリブルでペナルティーエリアにきりこみ、相手DF3人の間をすりぬけ、左足裏でころがすと、ボールがゴールイン。2−2。堂安はベンチの方にかけていき、ベンチからとびだしてきた三好たち控え選手の祝福を受けた後、小川の9番のユニフォームを掲げた。スタンドの小川の喜ぶ姿も映る。
日本に追いつかれたイタリアは、既にグループ勝ち抜けは決めているので、さらなる失点をしないことを優先、3点目は積極的に取りに来ない方針に徹底したようだ。
日本は、できれば勝ってグループ2位突破が理想だが、そこまでイタリアも甘くなく、やはり失点しない方が優先。選手もボールキープしているときに無理な攻撃はしかけない。内山監督も、久保の交替を準備していない。
40分を過ぎたあたりで、イタリアにボールがわたったところ、最終ラインのCB二人とGKの3人でボールを回し始め、たまに右SBにも回すが、決して中央の中盤にはあずけない。なぜか左SBには回さない。これを延々と平気で続けられるところが、さすがイタリアというところ。観客からもブーイングされたが、もちろん平気。まあ、日本のFW陣も、こう露骨だとプレスにいかない。こういう局面でボールを無理に取りに行ったり、いらだったりしなくなったのは、日本も成長したということだろう。ついに2−2でタイムアップ。
この結果、イタリアはグループ2位を確保、日本は各組3位の中で上位4チームに入り、決勝トーナメント進出。
サッカー短評 (2017.5/26)
U20日本vs.U20ウルグアイ 0対2 (2017.5/24 水原・韓国) U20ワールドカップグループステージ第2戦
残念だった。後半立ち直っただけに、1点もとれなくて。結局、小川がいないと得点できないのか。
先発は、GK小川、DF舩木、中山、冨安、藤谷。原と市丸のダブルボランチ、左右のワイドに三好と堂安。小川と岩崎のツートップ。キャプテンマークは中山。右SBの藤谷は俊足を買われたようだ。日本は3人入れ替え、キャプテンのボランチ坂井と右SB初瀬、ボランチの板倉がベンチ。うち板倉は肉離れとのことで心配。
ウルグアイは南米予選1位通過で今大会の優勝候補のひとつ。イタリア戦は1−0だったが、内容では圧倒していたらしい。キャプテンの11番デラクルスは小柄だが、全体がよく見え、配球だけでなく、ゴール前まで上がってきてシュートもある。CF9番スキアッパカッセは、確かアトレチコ・マドリーの選手ではなかったか。イタリア戦で決勝PKを決めた、途中出場のアマラウはベンチから。
日本は、前の試合の反省を生かして、立ち上がりは悪くなかった。ウルグアイにロングボールを入れられたり、クロスを入れられたりするが、GK小島やDF藤谷が防ぐ。
10分には、ボランチ市丸が送った縦パスを受けた岩崎がペナルティーエリアすぐ外でミドルシュートをうつが、枠の左。
しかし11分、DF冨安が寄せてきた相手MFデラクルスにボールをとられ、シュートさせてしまう。わずかに枠の左で助かる。うまい相手に対してボールの持ち方が甘い。
14分には、堂安が右サイドを攻め上がった藤谷にパス、藤谷が右から入れたクロスに小川がつめるが、相手GK。
16分、小川が相手選手と競り合った後、着地で左足を変なふうについて倒れ込む。日テレの解説、清水さんが「たいしたことがないといいんですが、ああいうときに前十字靱帯を傷めたりするんです」と言う。後でそのとおりだとわかる。日本は手痛い怪我で不動のエースを失う。20分に久保が入る。
日本は前線にあてることができない。久保はすぐ身体をあてられてボールを失う。ウルグアイが次第に寄せを速くしてくるようになる。30分過ぎからは防戦一方になり、気持ちが後ろ向きになった感じ。
33分、相手FWスキアッパカッセが右サイドをドリブル、フェイントしてシュートするが三好が戻って防ぐ。34分には、市丸のパスミスを拾われ、最後はミドルシュートをうたれるが、DF冨安が防ぐ。
38分、失点。ウルグアイのロングフィードを受けた右サイドのDFロドリゲスが、相手FWスキアッパカッセにパス、スキアッパカッセは寄せてくる日本DFを次々かわしてシュート、これが左下に決まる。0−1。
45分、スキアッパカッセにかけた原のタックルがイエローカードとなり、相手にFKを与える。バルベルデが直接ねらうが、枠の左。
追加タイム1分。47分にまた相手FK。今度はバルベルデとデラクルスが立ち、バルベルデはファーにクロスを送るが、誰にも合わず。
後半は交替なしで開始。2分に相手左CKを与えるが、ショートコーナーからのキックが大きくなり、チャンスにならず。
4分、日本の右サイドを俊足の藤谷がドリブルで攻め上がり、クロス、相手DFに当たって右CKを得る。堂安が蹴るが、相手DF。
5分、ウルグアイのスルーパスが送られ、相手FWスキアッパカッセが抜け出すが、ボールはGK小島がセーブ。スキアッパカッセがそのボールを蹴るがファールになる。
8分、また藤谷の攻め上がりから右CKを得る。堂安が蹴り、長身DF中山がとびこむが、相手DF。日本は今のところセットプレーでしか得点できそうもない。
9分、久保が相手ボールをカットして日本のカウンター。最後は堂安がミドルシュートをうつが、大きく枠の外。10分、今度はボランチ市丸がボールをカットし、ペナルティーエリア右から絶妙なループシュートまでいく。決まりそうだったが、相手GKが右手の指先でなんとか触れ、こぼれたボールに久保がつめるが、枠の上。
13分、久保がペナルティーエリア左から鋭いシュートをニアにうち、いったんは相手GKがはじくが、それを堂安がフリーでヘディングシュート。まっすぐニアにとばせばよかったが、ファーの中寄りに飛び、相手GK。ここで1点とれるとよかった。
17分、ウルグアイが一人目の交替。8番MFベナビデスに替えて6番MFサラッキが入る。少し日本に押され気味だということか。
22分、ボランチ市丸からのパスを受けた久保はすばやくスルーパス、岩崎が走り込んで受け、ペナルティーエリア左からシュートするが、相手GK。
24分、日本の右サイドでFK。堂安が蹴るが、相手DF。こぼれを久保がつなぎ、市丸がドリブルするが、相手のプレスにファールしてしまう。
29分、日本の右CK。堂安が蹴るが、相手DF。こぼれを再び堂安がひろい、味方につなごうとするが、パスカットされる。30分、今度は左CK。三好が蹴り、原がとびこむが、相手DFへのファールにとられる。
34分、ウルグアイは二人交替。FW9番スキアッパカッセに替えて7番FWアルダイスが入り、11番キャプテン、デラクルスに替えて14番FWボセッリが入る。キャプテンマークは、長身ボランチ20番ベンタンクールに巻いていた。36分、日本も原に替えてキャプテン坂井を入れる。
40分、久保が倒されてFKを得る。堂安と市丸が立ち、堂安が直接ねらうが、相手GK。43分、日本は三好に替えて高木を入れる。
44分、ウルグアイは、交替で入ったFWアルダイスが右サイドでスローインを受けてパス、受けたカノッピオがシュートするが、GK小島。
しかし、46分、失点。ウルグアイの左サイドからMFサラッキがスルーパス、受けたDFオリベラがペナルティーエリア浸りに進入、シュートをうつとGK孤児の足の間を通り、ゴールイン。0−2。
解説の清水さんが「相手はこの時間帯になっても、DFが攻撃参加するスタミナがある。日本は相手が落ちてきたとき、そこで走らないと」と言う。
もう一試合では、イタリアが南アフリカに2−0で勝ち、日本はグループ3位。第3戦のイタリア戦で、グループ突破をかける。
サッカー短評 (2017.5/23)
ムアントン・ユナイテッドvs.川崎フロンターレ 1対3 (2017.5/23 タイ) ACLラウンド16第1戦
気温30度、湿度71%の酷暑の中、先制されたものの、後半に逆転。貴重なアウェイゴールを3点もとった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂。憲剛とネットのダブルボランチ、家長のトップ下。左右のワイドに阿部とハイネル、森本のワントップ。ベンチには、武岡、森谷、大島、小林など。
ムアントンは、タイ代表の小柄な18番チャナティップが、7月〜札幌に移籍することが知られているが、ワントップの長身FW10番のティーラシルもタイ代表のスター。なぜかCBに、元清水エスパルスの青山がいる。システムは4−2−3−1。監督は2年目の45歳。
高温多湿の中、フロンターレがボールをキーブする時間が多かったものの、憲剛もパスミスしたり、田坂が攻め上がりで滑ったり。それでも家長がかなり下がってボールの受け手になり、ハイネルは暑さも平気そうに走った。
10分、フロンターレのFK。憲剛が蹴るがクリアされ、こぼれを阿部がボレーシュート、枠の上。
23分、阿部とネットがパス交換、最後はネットがペナルティーエリア内からシュートするが、相手DF。25分には、憲剛のスルーパスを受けたハイネルがペナルティーエリア内右から、シュートするが、相手GK。
30分、給水タイム。この時間は追加タイムに加算される。主審、副審ともカタールの人。日テレジータスの解説、都並さんが「首にまで汗をかくのはかなり暑い」と言う。
37分、「タイのメッシ」チャナティップにペナルティーエリアで前を向かれ、フリーでシュートされるが、GKソンリョンが指先でかすり、上にそらした。
しかし、追加タイム3分に入ってから失点。相手DFティーラトンからのパスがトップ下のチャナティップに出て、そこへ奈良がマークに行くと、チャナティップはスルー、奈良のマークがなくなった相手FWティーラシルが受けてすかさずシュート、左下にまっすぐゴールイン。0−1。まもなくハーフタイム。
後半開始から、フロンターレは森本に替えて小林を入れる。すると11分、小林がペナルティーエリア内で反転してシュート、惜しくも枠の左。
14分、ハイネルに替えて大島を入れる。ハイネルはまだ十分やれそうだったので、少し悔しそう。大島がボランチに入り、憲剛がトップ下、家長が右ワイドに回る。
17分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、ネットがヘディングシュートするが枠の外。
20分、家長が右から入れたクロスをファーに攻め上がった車屋がヘッドで折り返し、相手DFの間に走り込んだ憲剛が胸トラップで裏へ抜け出すと、落ち着いてボールを流し込んだ。1−1。憲剛は前半の調子を見ていると、好調とはとても言えなかったが、「ここぞ」というときの見極め方はさすが。貴重なアウェイゴールを得る。
24分、追加点。今度は憲剛が右サイドの家長に、相手DFの足の間を通すパスを送り、家長はこれを深い位置からワンタッチでグラウンダーの速いクロス、ここへ走り込んだ小林が右足でボレーシュートをうつと、ボールは弧を描いてゴールネットの奧に飛びこみ、2−1と逆転。
しかし、29分、大島が突然すわりこみ、両足の靴紐をゆるめだす。鹿島戦で傷めたところが再発したか。足をひきずりながら、急きょ森谷と交替。心配だ。
30分、後半も給水タイム。「クーリング・ブレーク」というのが正式な名前らしい。
34分、相手FWティーラシルにペナルティーエリア内でシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。
ムアントンは、長身CBのサントスも前線に上がってパワープレー。
44分、フロンターレの右サイドで小林が家長とパス交換してペナルティーエリア内に入り、ファーサイドへグラウンダーのクロスを入れると、なぜかフリーの阿部がいて、余裕で3点目をたたきこんだ。3−1。相手GKが苦笑い。後でリプレイを見たら、小林にボールが渡ったとき、阿部が自分の前を指さしながら、相手DFの背後へ回って抜け出しているのがわかった。
追加タイム5分。家長の足がつっているらしい。しかしもう交替枠はない。ホームチームにゴール前まで攻め込まれるが、なんとかクリアしたり、ドリブルで前に運んだりして時間を使う。4分30秒すぎたところで、小さく「アヴァンテ」を歌う声が聞こえてきた。5分10秒でやっと笛。やれやれ。解説の都並さんが「中村憲剛もヒザに手をついている」と言う。
最後に、鹿島はアウェイで広州に0−1で破れたと情報が入った。
サッカー短評 (2017.5/21)
U20日本vs.U20南アフリカ 2対1 (2017.5/21 水原・韓国) U20ワールドカップグループステージ第1戦
5大会、10年ぶりに出場。前半たちあがりに失点したが、途中から落ち着いてやれるようになり、後半3分、エースの小川が押し込んで同点、さらに27分、途中出場の久保のアシストで堂安が逆転弾。その後は、総力で守りきり、貴重な勝ち点3を得た。
先発は、GK小島(早大)、DF舩木(セレッソ)、中山(柏)、冨安(福岡)、初瀬(ガンバ)の4バック。板倉(川崎)とキャプテン坂井(大分)のダブルボランチ、左右のワイドに三好(川崎)と堂安(ガンバ)。岩崎(京都)と小川(磐田)のツートップ。フロンターレの三好と板倉が先発。15歳の久保はベンチから。
5分、板倉からのパスを受けた左SBの舩木が攻め上がってクロス、小川がヘディングシュートするが枠の外。
7分、失点。ループパスを放り込まれ、相手FW18番のマージマンが一瞬のタイミングで裏へ抜け出し(リプレイだとオフサイドっぽい)、GKもかわしてシュート、枠ははずれそうだったが、遅れて戻ってきたDF冨安が蹴り込んでしまい、オウンゴールで先制を許す。0−1。解説の山口素弘さんが「守備が後手になっている」と指摘していたとおり。この大会は、試験的にビデオ判定が導入されているとかで、ニュージーランドの主審は、ゴール後、何やら確認していたが、判定はゴールのまま。
10分、日本の左CK。三好が蹴るが相手DF。
この後しばらく、ロングボールを放り込まれては、競り負けてシュートされたり、クリアしたりが続く。
19分、日本の右CK。堂安が蹴り、相手GKがはじくが、こぼれ球をFW小川がふり返りながらシュート、右上角に当たる。残念。ここで同点になれば立ち直れるのに。20分にも、三好からのパスを受けた小川はシュート、枠の左。相手のプレスは緩く、次第に攻撃は機能し始める。
30分、三好が左サイドから入れたクロスに、フリーで小川がヘディングシュート、しかしこれも枠の左。決めてほしい。
32分、日本の左サイド深くでFK。堂安と坂井が立ち、堂安が蹴り、ニアで板倉がヘディングシュートするが枠の外。
34分、またロングボールを放り込まれ、クロスが相手10番シングに渡る。シングが一人かわしてシュートするが、左右から日本のDFがスライディングし、枠の上へ。
38分、三好が左サイド深くでドリブル、一人かわしてペナルティーエリア内でシュートするが、利き足でない右足のせいか枠の外。42分にも、今度は左足でシュートするが、枠の右。
追加タイム2分。47分、日本の左CK。三好が蹴るが、相手GK。0−1でハーフタイム。
後半、どちらも交替なしで開始。たちあがりは前半同様、南アフリカは速攻で追加点をねらう。しかし、日本も慣れてきたので、ピンチにはならず。
3分、同点弾。左サイドの舩木と岩崎がパス交換して、岩崎がペナルティーエリアに進入、低いクロスを入れると、走り込んだ小川が触って、ボールはコロコロとゴールの方へ。飛び出した相手GKは身体を倒したまま手を伸ばしてボールをかき出したが、ゴールは認められた。1−1。リプレイで見てもラインを越えていた。
6分、右SB初瀬のシュートは相手GK。9分、南アフリカのシュートは枠の外。14分、三好に替えて久保(FC東京U15)が入る。久保はツートップの位置に入り、岩崎が左ワイドに回る。
直後に、CB中山からのパスを受けた久保がスルーパス、小川がシュートするが、飛び出した相手GK。
18分、日本の左CK。三好が下がったので、こちらも堂安が蹴るが、相手GK。20分、南アフリカも一人目の交替。7番MFに替えて19番MFが入る。
21分、ピンチ。相手10番シングがシュートするが、DF冨安が防ぐ。シングは、南アフリカのフル代表にも選ばれているらしい。
22分、久保からのパスを受けた初瀬がペナルティーエリア外右サイドからクロスを入れ、ファーで岩崎が頭に当てるがサイドネット。リプレイで見たら、岩崎は相手DFにマークされ、きちんと頭の正面にヒットしていなかった。
23分、その岩崎に替えて、全日本ユース得点王という遠藤(マリノス)が入る。
27分、追加点。左SB舩木からのバスを受けた堂安が久保にワンタッチでパス、久保はペナルティーエリア左からファーの小川に出すようなそぶりで折り返すと、堂安が走り込んで右奥下に蹴り込んだ。2−1。ついに逆転。
30分、南アフリカ二人目の交替。6番MFに替えて9番FWを入れる。
38分、南アフリカも反撃。相手DFがドリブルからシュート、これも自負冨安が防ぐ。日本は堂安、板倉など足がつりかけている。
41分、日本のFK。堂安と坂井が立ち、また堂安が蹴り、板倉がニアでヘディングシュートするが、相手GK。
44分、相手左サイドからクロスを入れられ、ヘディングシュートされるが、枠の外。
追加タイム3分。46分、DF冨安が相手のタックルを受けて倒れる。日本のメディカルが入り、冨安といったんピッチを出る。マルサインが出ると、日本は三人目の交替。板倉に替えて原を入れる。板倉は「自分か?」と驚いて確認。原はボランチ要員だが、冨安がいない間はCBの位置に入る。それなら板倉の方が高さがあるから、相手の放り込みには有効なはずだが、足がつっていたからか。冨安もピッチに戻る。
追加タイムは30秒伸びたが、2−1でタイムアップ。
2階級飛び級で招集した久保が、さっそくアシスト。久保の交替要員が三好なのは複雑。三好はドリブルからのしかけや、CKキッカーとして、多少は活躍したが、久保のアシストという実績の前にはかすむ。板倉は本職のCBの定位置はとれていないが、フロンターレでボランチ経験があるのが生きて、中盤でボールカット。けっこう生き生きとプレーしていたが、もう少し90分走り通す体調管理が必要か。
サッカー短評 (2017.5/20)
鹿島アントラーズvs.川崎フロンターレ 0対3 (2017.5/19 カシマス) 第12節
アウェイで鹿島に無失点勝利。今季初の3連勝で暫定3位に浮上。鹿島は前節もホームで神戸に無得点で負けていて、今季の5敗は全てホームとのこと。しかもその試合でレオ・シルバと遠藤康の二人を怪我で失うという悪運ぶり。フロンターレは阿部の先制点、前半終了間際に長谷川の追加点、後半途中出場の登里のダメ押し点と理想的な展開。3点分くらいGKソンリョンのファインセーブもあった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、武岡。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドに長谷川と小林、阿部のワントップ。鬼木監督の「古巣対決」という視点で試合前インタビューもあったが、「それは胸の内にしまって」と答えていた。
鹿島は、鈴木優馬と金森のツートップ。左右のワイドに中村充孝と今季加入のレアンドロ。小笠原と永木のダブルボランチ。山本脩斗、若い町田、昌子、西の4バック。GKクォン。CB植田はももに張りがあり、金崎も怪我上がり。
立ち上がり2分、阿部からのパスを受けた車屋が左サイドをドリブル、折り返しをネットがミドルシュートするが相手DF。
6分、相手ボランチ永木のスルーパスに走り込んだ相手FW鈴木にシュートされるが、ヒットせず、GKソンリョン。12分には、レアンドロのクロスに飛びこんだ相手FW鈴木が武岡と競りながらヘディングシュート、枠の右で助かる。16分には、レアンドロにもミドルシュートをうたれるが、DFの誰かが身体を張り、GKソンリョンが捕る。19分には、相手左CK。小笠原が蹴り、こぼれ球をまたしても相手FW鈴木にシュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。
少し押され気味の展開の中、直後に先制。GKソンリョンのフィードを受けた長谷川がドリブル、一気に左サイドからペナルティーエリアまで突き進み、ファーをねらってシュート、これは相手GKがはじくが、つめていた阿部が落ち着いて押し込んだ。1−0。
今日の試合にはハリルホジッチ代表監督も見に来ている。主審は東城さんだが、軽微なファールは流して吹かない。17分に、レアンドロに後ろから倒された大島が珍しく怒ったが、これも取らず。逆に武岡が相手選手に少々激しくぶつかってもファールにとられない。解説の福田さんは「ハリルさんが見ているからでしょうかね。主審の特徴をつかんでやらないと」と言う。
25分、追加点のチャンス。小林からのパスを受けた大島がヒール、憲剛がペナルティーエリア右に走り込んだ大島に返すと、大島は中央に折り返し、フリーの小林がシュートしたがヒットせず、こぼれを阿部がねらったが大きく枠の上。
30分、相手ボランチ永木にミドルシュートを打たれるが、枠の外。32分、相手CB町田が阿部にタックルをしたとき、自分のヒザを傷めてしまい、治療したが、ブエノが替わって入る。
41分、相手右CK。小笠原が蹴るが、得点にならず。追加タイム2分。
46分、谷口の縦パスを大島がスルー、小林が走り込んで右から折り返し、阿部がダイレクトシュート、いったんは相手GKがはじくがさらに後ろからつめていた長谷川が叩きつけるようにうつと、相手GKに触られたがゴールイン。2−0。いい時間に追加点が入り、ハーフタイム。
後半開始から、鹿島は中村充孝に替えてFW土居を入れる。土居はそのまま左ワイドに。4分、相手DF西が入れたクロスをファーサイドから上がった山本にヘディングシュートされ、これもGKソンリョンのファインセーブで防ぐ。続く右CKは憲剛がクリア。
9分にも、相手FW金森に抜け出され、GKソンリョンと1対1の場面になるが、まっすぐ蹴ってくれたので、これもセーブ。解説の福田さんは「ちょっと正直すぎた」と言う。
11分、フロンターレ一人目の交替。長谷川に替えて登里を入れる。同じ左ワイドに入り、走り疲れた長谷川の替わりに、相手DF西の攻め上がりを押さえるねらいか。
16分、追加点。車屋が左サイドから折り返し気味に横パスを入れると、阿部が触って、ノボリが拾い、そのままペナルティーエリアにドリブル、小笠原や、その後昌子も来たが、競り合いながらファーサイドにシュートをうつと、ポストに当たってゴールイン。なんと登里は4年ぶりのゴールらしい。3−0。
鹿島の石井監督は、ちょうど金崎を入れようとしていたときの失点で、顔をゆがめる。17分、鹿島は三人目の交替。金森に替えて金崎を入れる。
26分、フロンターレがハイネルを入れようと準備しているとレポートが入ったので、阿部かな、でも絶好調だしと思っていると、足をひきずった大島と交替。試合後、右足首と左ふくらはぎにアイシングしていた。心配だ。憲剛がボランチに下がり、阿部がトップ下、小林がワントップで、ハイネルは右ワイドに入る。
30分、小笠原を倒して与えたFK。永木が蹴るが、枠の上。32分、相手左CK。これも永木が蹴り、相手FW金崎にヘディングされるが、誰にも合わず枠の外。34分、相手左サイド山本からクロスが入り、相手FW鈴木がエドゥアルドと競りながらヘディングシュートするが、これも枠の外。
アナウンサーが「鹿島はあと10分で逆転というのは厳しいと思いますが、ホームですし、よく1点返そうとか言いますが」と解説の福田さんにふると、「僕は1点返しても役に立たないと思います。選手は試合に勝つためにやっているので。見に来ているお客さんのためですね」と言う。
38分、フロンターレ三人目の交替。小林を下げて家長を入れる。キャプテンマークは小林から谷口へ。家長はそのままワントップに入る。家長は、リーグ戦は開幕戦以来らしい。
39分、ネットのミスパスをとられてつながれ、最後は相手FW金崎がエドゥアルドもかわしてシュートするが、GKソンリョンが防ぐ。40分、相手左CKは、最終的に鹿島のオフサイドに。42分、44分とクロスを入れられるが、GKソンリョンや谷口がクリア。
追加タイム3分。相手FW金崎にミドルシュートをうたれるが枠の外。2分40秒たったあたりで、フロンターレサポーターの「アヴァンテ」が聞こえてくる。マイボールにして、キープすればすぐ笛なのになかなかとれない。なんとかしのいでタイムアップ。
これで暫定3位。土曜日に柏レイソルが勝つと4位。他にも勝ち点19で並んでいたチームが全部3点差以上で勝つと6位の可能性もある。
※柏レイソルとセレッソ大阪が勝ち、神戸とFC東京が引き分けたので、フロンターレは5位。首位は鳥栖に3−0で勝ったガンバ大阪。
サッカー短評 (2017.5/14)
ジュビロ磐田vs.川崎フロンターレ 0対2 (2017.5/14 ヤマハス) 第11節
久々にすっきり勝った。ACLで負傷した小林も先発し、ひと安心。前半に失点していたら、どうなったかわからないが、バーやGKソンリョンに助けられた。後半たちあがりと、追加タイムに得点。リーグ戦初の連勝なのに、順位が下がったのがナットクいかない。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、武岡。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドにハイネルと小林、阿部のワントップ。と、テレビ画面には出たが、小林のワントップで阿部が左ワイドでスタートしたらしい。ACLで途中出場した家長は体調不良でベンチ外。放送しているのは静岡のテレビ局らしく、フロンターレの選手では大島だけが静岡出身らしく、静岡学園卒とか嬉しそうに紹介した以外は、特に触れず。
ジュビロは公式戦7戦無敗と好調。川又のワントップ、二列目に松浦と中村俊輔。今季新加入のムサエフと川辺がダブルボランチ。左右のアウトサイドに小川大貴と櫻内。森下、大井、高橋祥平の3バック。GKカミンスキー。
前半立ち上がりはジュピロペース。いきなり2分にFKを与える。蹴るのはもちろん中村俊輔。キックはエドゥアルドがクリア。4分、相手FW川又の反転シュートはGKソンリョンがなんとか防ぐがCKを与える。5分、相手右CKは俊輔が蹴り、憲剛がいったんクリアするが、こぼれを櫻内にシュートされ、バーに当たって助かる。
13分には、またも相手FK。俊輔のキックは車屋がクリア。14分、中盤右サイドから俊輔に鋭いミドルシュートをうたれるが、これもGKソンリョンがはじき出す。
15分、ネットからのパスを受けた小林がゴールライン近くから折り返すが、走り込んだネットより早く相手GK。16分にも小林が左サイドから折り返しのクロスを入れるが、走り込んだ憲剛に合わず。小林がクロスを入れているのでは逆。
21分、フロンターレのFK。憲剛が蹴り、車屋がシュートするが、相手GK。
22分には、相手左CK、25分、相手FKはいずれも俊輔が蹴るが、ハイネルや大島がクリア。俊輔は全体をよく見て、大きなサイドチェンジもしていた。
30分過ぎからようやくボールをキープできるようになるが、ネットのシュートは相手DF。31分のFK、34分の右CKも相手DF。続く右CKからはゴール前で混戦となり、小林がシュートするが相手DFに当たる。
ここからカウンターを受けるが、川辺のクロスは武岡がクリア。解説の名良橋さんが「フロンターレのDFがよく戻った」と言う。どちらのチームのOBでもない元SBだけあって、守備の方がよく目に付くようだ。
41分、相手左CK。また俊輔が蹴るが、小林がクリア。42分には、相手右サイドから櫻内にクロスをあげられ、川又にダイレクトシュートされるが、枠の上。
追加タイム1分。46分、車屋のシュートで得た左CK。憲剛が蹴り、谷口がヘッドで流したが、その先に合わず。前半のシュートは4本。0−0でハーフタイム。
後半は開始からハイネルに替えて長谷川が入る。ハイネルは前半19分、イエローカードをもらったせいか。なんでカードが出たのか、映っていなかったのかアナウンサーは相手チームなので無視したのか、よくわからない。アナウンサーは、長谷川も静岡学園出身だとうれしそうに紹介。
1分、武岡が右サイド攻撃参加、相手ボランチ、ムサエフがファールで止めて、ペナルティーエリアすぐ外の右サイド奧でFK。憲剛が蹴るが、相手DF。
3分、逆に相手右CK。俊輔が蹴り、森下がヘディングするが、枠の上。
5分、大島からのパスを受けた小林がシュートするが相手GK。6分、先制。憲剛からのパスを受けた小林が相手DFラインの裏へスルーパス、これに走り込んだ阿部が、相手GKをかわすシュートを流し込んだ。1−0。
7分、相手MF松浦にシュートされるが、GKソンリョンがはじく。13分、相手右CK。俊輔が蹴るが、GKソンリョンがはじく。14分、ペナルティーエリア右角からの相手FK。俊輔と松浦が立つが、俊輔が直接ねらい、枠に来たが、GKソンリョンが右手の先で上へ押し出す。続く左CKもクリア。
18分、小林のヘディングシュート、19分、相手MF小川のミドルシュート、いずれも枠の上。お互いに決め手を欠く展開が続く。
26分、ジュビロは二人同時交替。左MF松浦に替えて太田、右アウトサイドの櫻内に替えてアダイウトン。ポジションとしてはアダイウトンが二列目に入り、太田が右アウトサイドに入ったようだ。
29分、フロンターレがパス交換で攻め上がり、小林がヒールで送ったパスに長谷川が走り込んで左隅にシュート、決まったかと思ったが、交替で入ったばかりの太田が戻ってかき出す。
太田はこれで右ヒザを傷め、治療後、いったんはピッチに戻ったがバツのサイン。32分、太田はDF中村太亮と交替。フロンターレも同時に、憲剛に替えてDF奈良を入れる。憲剛は少し前に腰を伸ばしていたから、腰痛が出たのかも。エドゥアルド、谷口、奈良の3バック。車屋と武岡は少し高い位置に。しかしこの後はしばらく5バック気味の時間が続く。
33分、小林に替えて森本が入る。だいぶ暑かったらしいので、怪我上がりの人は余計たいへんだっただろう。
34分、阿部がゴール前でシュートしてもよかったと思うが、ネットにパス、ネットはヒールシュートをねらうが、枠の右。
35分、相手DFのバックパスをGKカミンスキーがトラップに失敗してボールがゴールに向かうが、ボストに当たって跳ね返る。フロンターレにはこういうとき、すかさず詰め寄る選手がいない。
40分過ぎから猛攻に会う。41分、相手右CK。俊輔が蹴り、相手FWアダイウトンにヘディングシュートされ、ゴール前で混戦となるが、なんとかクリア。サイドに切ればいいと思うが、また拾われて反撃を受ける。それでも阿部は守備にも本当によく戻っている。長谷川は、鬼木監督に、「もっと早く守備に戻れ」と言われているらしい。
43分、森本が守備でファールし、イエローカード。44分、相手FK。俊輔が蹴り、アダイウトンがヘディングシュートするが、枠の左。
追加タイム3分。46分、GKソンリョンのロングキックに長谷川が走り込んで、相手GKが出てきたのを見て、ヘディングシュート、ボールはGKの頭上をこえてゴールイン。2−0。これで勝負あった。
47分、相手FWアダイウトンに左サイドから突破され、シュートされるが、GKソンリョンが防ぐ。サポーターが「アヴァンテ」を歌い出す。2−0でタイムアップ。
無失点で勝ったが、7位に後退。勝ち点19が5位のFC東京から8位の神戸まで4チームある。前節首位になった鹿島が神戸に負け、4位に後退。1位は再び、新潟に6−1で勝った浦和。
サッカー短評 (2017.5/11,12)
川崎フロンターレvs.イースタンSC 4対0 (2017.5/9 等々力) ACLグループG第6戦
前後半とも立ち上がりに得点。追加点もとって、ダメ押し点も入り、途中なかだるみもあったが、無失点で勝利。もう一試合が引き分けたので、なんとグループ1位での突破となった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左右のワイドにハイネルと小林、阿部のワントップ。憲剛が腰痛から復帰。ベンチには、家長も戻ってきた。
イースタンは香港リーグでも今季は2位になり、ACLも敗退が決まっていて、守備的な布陣。ブレダとマッキーのツートップだったらしいが、マッキーは最終ラインまで守備に駆け回っていた。
1分、憲剛がミドルシュート、クリアされて得た右CK。憲剛が蹴り、谷口がヘディングシュートするが、打ち上げてしまい枠の上。谷口はもっとヘディングシュートの練習をしてほしい。7分の右CKも憲剛が蹴るが、得点にならず。
9分、小林が左足首を傷め、いったんピッチを出て治療。フロンターレがずっとボールを支配しているが、相手も守りを固めている。18分のハイネルのシュートがクリアされて得た左CK。ショートコーナーから連続攻撃をしかけるが、ゴールできない。
20分、少し前に小林が今度は右足首をひねったところに相手DFが乗ってしまい、担架で退場、長谷川が替わって入る。長谷川は左ワイドへ、ハイネルが右へ回る。日テレG+の解説、都並が「両足首を負傷するなど滅多にないことで運が悪い」と言う。イースタンの選手のタックルが遅れ気味なのではないか。
24分、フロンターレのFK。憲剛が直接ねらうが、枠の左。28分、先制。長谷川からのパスを受けた車屋が左サイドをえぐり、相手DFと競り合いながら、ゴールライン際から折り返しのクロス、これをファー寄りでフリーのハイネルがヘッドに当ててたたき込む。1−0。車屋のドリブルでマーカーだけでなく、何人もそちらにひきつけられ、他のDFも完全にボールウォッチャーになっていてハイネルを見ていなかった。
イースタンも反撃。カウンターで、前線の長身FWブレダに手間暇かけずに放り込むが、奈良が対応。相手左サイドを俊足のマッキーが抜け出そうとしかけてくるが、田坂が防ぐ。
さらに34分、またも左サイドを車屋が突破し、今度は低めの速いクロスを入れると、阿部が飛びこんでダイレクトシュートをうつが、相手GK。36分のFK。今度はネットが直接ねらうが、枠の上。39分、大島が鋭いミドルシュート、相手GKがはじいたこぼれに長谷川がつめて押し込むが、オフサイド。確かに。でも残念。
42分、大島からのループパスに阿部がヘディングシュート、相手GK。45分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、谷口が滞空時間の長いジャンプで競り勝ち、ヘディングシュート、これが左ポストの内側に当たってゴールイン。2−0。いい時間帯に追加点。
後半、交替なしで開始。4分、早くも追加点。大島からのパスを受けたハイネルがドリブルで右サイドを駆け上がり、折り返しのパスを長谷川が押し込んだ。3−0。イースタン側は、出端をくじかれた格好。
さらに8分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、ファーで奈良がヘディングシュートをたたきつけ、4点目。イースタンの女性監督の口が文字通り開いたままふさがらない状態。奈良はイースタンとのアウェー戦で、一発レッドで退場した借りを返した、とアナウンサーが言うが、本人は得点より無失点で終わらせる方が大事だと思っていると思う。
9分にもネットがミドルシュートをうつが、相手GK。11分、大島のミドルのクリアをひろって打ったハイネルのシュートも相手GK。12分、阿部に替えて3ヵ月ぶりの家長を入れる。家長はそのままワントップに。イースタンも、13番左SBに替えてDF30番を入れる。この選手は、今季で引退を表明している35歳の選手で、これが最終戦になるらしい。
14分、イースタンのマッキーにカウンターをしかけられるが、大島が防ぐ。イースタンは、またロングボールを前線に放り込む。放り込みには奈良がはね返す。
フロンターレは、攻撃がかみ合わなくなってきた。家長の試合勘が戻っていないせいか、パスがずれて通らない。それを拾われてカウンターを受けるという繰り返し。
24分、家長がシユートするが、相手DF。26分、フロンターレ左CK。憲剛が蹴り、ハイネルがシュートするが相手DF。
27分、イースタンの初めてのCK。右からキックが入るが、田坂がクリア。32分、ハイネルがインターセプトから前線にクロスを入れると、走り込んだ家長がフリーで相手GKと1対1でシュート、先ほどよりは押さえが効いていたが、枠の上。守備ラインの裏に抜け出す動きは良くなってきた。みんな復帰戦の家長になんとか点を取らせようとせっせとパスを送っている。
34分、憲剛に替えて武岡を入れる。武岡は右SBに入り、田坂が左ワイドに上がり、そこにいたハイネルがトップ下か。
直後に、イースタンの右サイドから、裏をつかれて、シュートされるが、枠の右。アナウンサーが「前半はシュートゼロだったんですが」と残念そう。35分にも、また右サイドから相手FWブレダにシュートされるが、枠の左。38分には、中盤でボールをカットされ、俊足のマッキーにボールが通り、右からシュートを打たれるが、枠の右。これが一番危なかった。マッキーは最後まで、一人でよく走っていた。
43分、ハイネルのシュートをクリアされて得た左CK。ネットが蹴り、相手GKがはじいたこぼれを再度ネットがクロスを入れるが相手GK。45分、ハイネルのループパスに走り込んだ家長が利き足でない右でミドルシュートをうつが、枠の上。だんだんよくなってきたが。追加タイム3分。46分、イースタンのFK。中盤右寄りでキックするが、DFがクリア。あと40秒でサポーターが「アヴァンテ」を歌い出して、4−0で勝利。
試合終了時点では、まだもう一試合が終わっておらず、憲剛のインタビューなどが放映されていた。途中経過では、広州が2−1とリードしていた。そのままだとフロンターレは2位通過で、ラウンド16では鹿島のいるグループEの1位、おそらく鹿島アントラーズと対戦だったが、突然テレビの中のスタンドからどよめきが起こり、1位通過となったらしいことがわかった。水原が追いつき、2−2で引き分け。水原は勝たなければ敗退だが、広州は引き分けでも突破。フロンターレより総得点も多く、得失点差でも上回っているが、ACLのレギュレーションでは直接対決が重視され、アウェイゴール数でフロンターレが広州を上回ったための1位突破となった(アウェイで1−1、ホームで0−0)。
Jリーグの日程が5/19にアウェイの鹿島戦になっているため、鹿島が2位通過だと、ACLラウンド16が5/23と5/30なので、「鹿島3連戦」になる恐れもあったが、5/10の最終戦後、鹿島も浦和もグループ首位通過とのことでひと安心。ここ何年かJリーグの3チームが全て1位通過ということはなかったので、快挙らしい。例年と異なって韓国が1チーム、中国は過去最多の3チーム通過という。フロンターレの対戦相手は、タイのムアントンに決まった。初戦から中東とかでなくてよかった。
サッカー短評 (2017.5/5)
川崎フロンターレvs.アルビレックス新潟 3対0 (2017.5/5 等々力) 第10節
やっとまともに勝った。怪我人も少し戻ってきた。リーグ戦5試合ぶり、ホームではなんと3/10の柏戦以来の勝利。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、エドゥアルド、谷口、田坂。大島とネットのダブルボランチ、ハイネルのトップ下。左右のワイドに長谷川と小林、阿部のワントップ。大島とエドゥアルドが久しぶりの先発。ネットは出場停止明け。ベンチに武岡も戻ってきた。憲剛はベンチ外。
新潟は山崎と鈴木武蔵のツートップ。今季新加入のFWホニが練習で怪我。左右のワイドにロングスローがあるガリャルドと加藤。小泉とロメロ・フランクのダブルボランチ。原、ソン、富沢、矢野の4バック。GK大谷。監督は三浦文丈。
立ち上がりは新潟の速いプレスに少し押し込まれた。いきなり3分、相手左CK。ガリャルドが蹴り、矢野にヘディングシュートされるが、枠の上で助かる。
6分、ハイネルがシュート、大きく枠の外。ハイネルは自由に前後左右に動いてボールを触る。
8分、相手MFガリャルドの右サイドからのロングスローはエドゥアルドがクリア。9分、ガリャルドが右サイドから入れたクロスを相手FW山崎がシュート、GKソンリョンがクリア。11分、また相手左CK。ガリャルドが蹴り、矢野にまたもヘディングシュートされるが枠の上。ガリャルドは鈴木武蔵にループでスルーパスを送るが、追いつく前にエドゥアルドがクリア。この時間帯に失点しなくて良かった。
19分、長谷川のドリブルがファールで止められ、FKを得る。ハイネルとネットが立ち、ネットがフェイントキックした後、ハイネルが直接ねらったが、枠の上。22分にも、もう少し後方でFKを得るが、これはネットが前線に蹴りこみ、エドゥアルドがヘディングシュートするが、オフサイド。
27分、相手DF矢野が、右太ももを押さえてピッチにすわりこみ、担架で退場。右SBが本職の川口が入る。これで相手CKのときの脅威がひとつ減った。
30分、入ったばかりの相手DF川口のスルーパスが通り、相手右MF加藤からクロスを入れられ、鈴木武蔵がヘディングするが枠の外。33分には、意表を突くタイミングで相手FW山崎にボレーシュートを打たれるが、GKソンリョンのファインセーブで防ぐ。36分には、左サイドへのスルーパスが鈴木武蔵に通り、ペナルティーエリアに持ち込まれるが、田坂と谷口が押し出す。やれやれ。すぐシュートされていたら危なかった。
前半のどこかで布陣変更。前線を小林と阿部のツートップにして、右にハイネル、左に長谷川と固定。解説の福田さんが「ハイネルは自由に動いてボールに触っていたが、鬼木監督はもっと前にいるように指示していた。阿部が孤立していた」と言う。
38分、フロンターレの左CK。ハイネルが蹴り、相手GKがはじくが、こぼれを阿部がシュート、相手DF。39分、ボールを失い、カウンターを受ける。相手MFガリャルドにミドルシュートをうたれるが、GKソンリョンが防ぐ。
40分、やっと先制。小林からのパスを下がって右寄りで受けた阿部が、右に出すと見せて中央寄りにスルーパス、これを走り込んだハイネルが相手GKの股をぬくシュートを決める。1−0。これはハイネルの来日初ゴール。解説の福田さんは「ボールを受けるハイネルの動きが外に行くように見せて中にカットインしたので相手DFがつききれなかった」とのこと。
前半から担架が入ったので追加タイム2分あったが、リードしてハーフタイム。
後半、どちらも交替なしで開始。5分、追加点。長谷川が左サイドをドリブルで突破、折り返しを阿部がダイレクトでスルーパス、これに走り込んだ小林がニアへ蹴り込み、2−0。
8分、9分と小林がシュートするが、相手GKと枠の外。
後がなくなった新潟が反撃。10分、山崎にシュートされるが、ハイネルが防ぐ。13分、相手右CKを与え、加藤が蹴り、いったんクリアするがこぼれを山崎にシュートされるも、ヒットせず枠の左で助かる。17分、相手左サイドでFKを与える。ガリャルドが蹴るが、誰にも合わず。
解説の福田さんが「フロンターレは新潟の攻撃に押されてDFラインがずるずる下がっている。2点リードしていると、つい受け身になってしまう」と言う。
18分、新潟はロメロ・フランクに替えて成岡を入れる。フロンターレも大塚と武岡が準備しているとリポートが入るが、20分、長谷川に替えて三好を入れる。相手ボールの時間が長いので、三好に前線から追い回せということか。
23分、新潟のロングフィードが相手FW鈴木武蔵に通り、武蔵の横パスに走り込んだ成岡にシュートをうたれるが枠の左。枠に来たら危なかった。
28分、新潟が三人目の交替。ボランチ小泉に替えて森が入る。
29分、惜しいチャンス。車屋が左サイドから入れたクロスを小林がヘディングシュート、入ったかと思ったが、右ポストにあたる。
30分、また追加点。三好が左サイドから切り込み、阿部にパス、阿部は小林に出すと、小林が軽く触れて戻し、阿部が狙い澄ましたシュートを左下隅に決める。3−0。相手GKはわずかに触れたが止められず。
直後の31分、怪我上がりの大島に替えて森谷を入れる。
32分、新潟に連続右CKを与えるが、クリア。34分、相手FK。ガリャルドが蹴り、混戦となるが最後はネットがクリア。36分、鈴木武蔵に左から鋭いクロスを入れられるが、ゴール前を通過。解説の福田さんが「近くに味方がいなければシュートを打った方がいい」と言う。
38分、相手左CK。ガリャルドが蹴り、最後はヘディングシュートされるが、小林がゴール中央でクリア。40分、相手右CK。加藤が蹴るが、GKソンリョンがはじく。このへんのどこかでエドゥアルドの足がつる。
42分、ハイネルに替えて武岡を入れる。武岡は去年10月にヒザを傷めて以来の公式戦出場。武岡が右SBに入り、田坂が一列上がる。43分、田坂との競り合いでヒジが顔に入ったようになり、ガリャルドにイエローカード。
45分、左サイドで相手FK。ガリャルドが蹴り、相手DFソンに折り返されるが、なんとかしのぐ。
追加タイム3分。ボールを回して時間を使う。2分40秒過ぎたところで、久しぶりにサポーターの歌う「アヴァンテ」が聞こえる。3−0でタイムアップ。阿部が1得点2アシストの活躍で試合後のインタビューに呼ばれていた。でも「もっと得点できる機会があった」とも言っていた。
きのう5/4木曜に変則で浦和レッズ対鹿島アントラーズがあり、アウェイの鹿島が1−0で勝ち、首位に浮上。今日は川崎フロンターレ以外にはガンバ大阪対清水エスパルスがあり、こちらは1−1の引き分け。ガンバは暫定3位、フロンターレは暫定6位に浮上。ACL組だけ早めに対戦。他の試合はあす5/6(土)と明後日5/7(日)開催。
※5/4、AFCは、4/25の水原戦で川崎フロンターレのサポーターが旭日旗を掲げたことに対して、1万5千ドルの罰金と、一年の執行猶予つきのホームゲーム1試合無観客試合の処分を科した。フロンターレは「政治的な意図はない」と説明していたが、受け入れられなかった。
サッカー短評 (2017.4/30)
セレッソ大阪vs.川崎フロンターレ 2対0 (2017.4/30 ヤンマース) 第9節
いいところなく負けた。憲剛も大島もいないとただのパスパス集団。
先発は、GKソンリョン、DF登里、車屋、奈良、田坂。谷口と森谷のダブルボランチ、左右のワイドに阿部と三好、大塚のトップ下。小林のワントップ。ネットはイエロー累積で出場停止、憲剛は練習で腰を傷め、帯同していない。大島と家長が練習に復帰しているという情報。
セレッソは杉本のワントップ、右ワイドに怪我から先発復帰の清武、トップ下にはCBからコンバートの山村、左ワイドにキャプテン柿谷。ボランチに山口螢とソウザ、4バックは松田、ヨニッチ、山下、丸橋。GKキム。
7位と8位の対戦。両チームとも引き分けが多く、勝てば最高4位になれる可能性がある、とNHKの堺アナウンサーが言う。
1分、早くも相手FKを与える。清武が蹴るが、最後はGKソンリョン。6分、7分とシュートされるが、これも防ぐ。
12分、三好のドリブルを柿谷がファールで止め、FKを得る。三好と森谷が立ち、三好が蹴るが相手DF。
26分、相手FW杉本のシュートのこぼれを山口がダイレクトで鋭いミドルシュート、これをGKソンリョンが左手一本ではじき出す。このへんで、谷口をCBに入れ、布陣変更したらしい。くわしくはわからず。
28分、フロンターレの左CK。森谷がショートコーナーを蹴るが、うまくいかず。29分、小林が相手DFをかわし、シュートするが、完全にはヒットせず、相手GK。
31分、33分と相手CKとなるが、DFがクリア。フロンターレはパスをつなごうとするが、縦パスをソウザと山口の相手ボランチにカットされ、FWにボールが渡らない。
42分、三好のクロスが相手DFに当たり右CK。これを三好が蹴るが相手DF。43分、三好がドリブルでペナルティーエリアに進入、ヨニッチが倒してPK獲得。劣勢ながら先制のチャンスだったが、小林がこれをバーに当てて失敗。前半のシュートは4本。0−0でハーフタイム。
後半開始から、トップ下だった大塚に替えてボランチに板倉を入れる。おそらくトップ下に森谷が上がった。3バックで車屋、谷口、奈良のようだ。
立ち上がりは、攻撃的に行くという意思が見えた。1分、三好がシュートするが大きく枠の外。5分、板倉も鋭いミドルシュートを打つが、枠の外。
10分、13分と相手左CKを与えるが、いずれも清武が蹴り、GKソンリョンがパンチング。19分、三好に替えてハイネルを入れる。20分、セレッソも松田に替えて、元フロンターレの田中裕介を入れる。
21分、相手右サイドから入ったクロスを山村がヘディングシュート、これは枠の右。しかし22分、清武からのスルーパスに走り込んだ山村がペナルティーエリアで受けて、素早くシュート、これが左隅に決まり、0−1。
26分、フロンターレのFK。森谷が蹴り、小林が拾って右サイドゴールライン際で相手DFをかわしてクロス、これをファーで車屋がヘディングシュートするが、枠の外。
31分、森谷に替えて長谷川を入れる。32分、ハイネルが左サイドをドリブル突破しようとして田中裕介がファールで止め、イエローカード。フロンターレのFKはハイネルが蹴るが、味方に合わず。
37分、セレッソは丸橋に替えて水沼を入れる。39分、セレッソはボランチのソウザに替えて秋山を入れる。
42分、阿部がミドルシュートをうつが、相手GK。フロンターレは一人一人ががんばっているが、かみ合わず、怖い攻撃を仕掛けられていない。
42分、清武からのパスを受けた柿谷が至近距離からシュート、これはGKソンリョンが防ぐが、こぼれ球につめた清武のスライディングシュートは止められず、2失点目で万事休す。0−2。清武のJリーグ復帰初ゴールらしい。先日の20000ゴールといい、記念のゴールを被弾する癖はやめてほしい。追加タイム4分あったが、1点も返せず敗戦。後半のシュートも4本のみ。
二つ落ちて9位に後退。
サッカー短評 (2017.4/25)
水原三星ブルーウィングスvs.川崎フロンターレ 0対1 (2017.4/25 水原) ACLグループG第5戦
グループ首位のスウォンのホームで勝った。これが4日前、ホームで後半追加タイムに清水に追いつかれたのと同じチームとは。やっとACL初勝利。これで自力での決勝トーナメント進出が見えてきた。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂の4バック。憲剛と森谷のダブルボランチ、大塚のトップ下。左右のワイドに阿部と三好。小林のワントップ。ハイネル、ネット、森本などがベンチに控える。鬼木監督は、この試合に向けては連戦の疲れより、メンタル面を強調したらしい。
水原は、前節2得点したというブラジル人FWジョナタンがなぜかベンチにも入っていない。この試合引き分けでもグループ突破が決まる水原の先発は、長身DFのジャーマン以外は韓国人で守備固めということらしい。元鳥栖のキム・ミヌは左ウイングで先発。解説の都並さんによれば「フロンターレのパス回しを止めるため、トリプルボランチにしてきた」とのこと。
1分、いきなりシュートをうたれるが、GKソンリョンが防ぐ。Jリーグのチームより、シュートしてくるタイミングが早い。しかし、対戦相手がGKソンリョンの昨年までいたチームであるため、おそらくそのタイミングがわかっていることが大きいと思う。
水原はカウンターが鋭いが、フロンターレも次第にパスが回るようになり、相手のプレスもかわしてつなげている。ただ、トリプルボランチの所を縦パスを通そうとするとほぼひっかかり、カウンターを受ける。
12分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが相手DF。16分、フロンターレの右CK。森谷が蹴るが、相手DF。こぼれを三好がクロスを入れるが、これもクリアされる。
18分、相手FWパク・キドンに谷口がかわされて裏をとられ、シュートされるが、枠のわずかに右で助かる。外してくれただけ。これが入っていたら勝てなかっただろう。
19分、森谷からのパスを受けた阿部がシュート、相手DF。これがフロンターレの初シュートだと思う。21分、右からのループパスに走り込んだ三好がシュートするが枠の右。
23分、24分と相手FK。相手FWヨム・ギフンが蹴り、1本目はGKソンリョンが押さえ、2本目は阿部がクリア。
28分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが相手DF。32分、憲剛が強烈なミドルをうつが、わずかに枠の左。惜しかった。
40分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴り、いったんクリアされたボールを再び憲剛がゴール前に送り込み、最後は谷口が蹴るが相手GK。30分過ぎから押していたので、ここで1点ほしかった。前半のシュートは3本のみ。
42分、水原のカウンターを受ける。連続でゴール前にクロスを入れられるが、なんとかはね返す。追加タイム1分まで危ない時間だったが、0−0でハーフタイム。
後半、双方とも交替なしで開始。2分、大塚が右サイドからクロスを入れるとキム・ミヌの体の前をかばった手に当たり、ハンドでFKを得る。これを憲剛がファーサイドに速いキックを蹴り、奈良が相手DF3人の後ろから走り込み、上からヘディングシュート、見事に右下奧に決まる。1−0。
6分、小林が難しい姿勢からミドルシュートするが、相手GK。8分、森谷も遠目からミドルを打つが、大きく枠の上。先制したら、急に大振りになってきた。
10分、相手ボランチの一人イ・ヨンレの両足がつり、MFソブシッチが入る。この人は前回対戦時には出ていなかったと思う。ソブシッチは、トップ下に入り、ダブルボランチに。
13分、相手FK。たしか、ソブシッチを倒してしまったところから。またヨム・ギフンが蹴り、直接ねらったが枠の上。17分、ミドルシュートをうたれるが、奈良が身体で止める。18分、水原は長身DFジャーマンを下げてMFソ・ジョンジンを入れる。
19分、阿部からのパスを受けた小林がフリーでぬけだし、相手GKと1対1の状況でシュートしたが、枠の左。ここで追加点をとるのがエースの仕事だと思うが。アナウンサーは「利き足でない左足でした」と言ったが。
20分、大塚に替えてハイネル、森谷に替えてネットが入る。ハイネルは、ミスパスの多かった三好に替わるのかと思ったが、三好がトップ下に入り、ハイネルは右ワイドに。
21分、フロンターレのFK。憲剛が蹴り、クリアされたボールを三好がシュートするが大きく枠の右。23分、憲剛のスルーパスに三好が走り込むがオフサイド。三好はトップ下に入ってからの方が素人目にはよかったように見えた。
25分には、また三好がスルーパスに走り込み、シュート、相手GKがはじいたところに右から小林がつめたが、一瞬遅く、小林が蹴ったボールは右サイドネット。解説の都並さんは「GKもかわそうとしていた」と言う。
27分、相手FK。キム・ジョンウのキックをヘディングシュートされるが、枠の右。28分、阿部のシュートをとった相手GKのキックからカウンターを受け、相手FWパク・キドンにシュートされるが、GKソンリョンが止める。32分、水原は三人目の交替。CBミン・サンギに替えてMFクァク・グアンソンを入れる。とうとうブラジル人は入れなかった。
32分、ハイネルが右サイドから左へ持ち込んでシュートするが、相手GK。ハイネルは、守備にも素早く戻り、たいへんよくチームをひきしめていた。
38分、39分と続けて相手左CK。1本目は憲剛がクリア、2本目はハイネルがクリア。41分、相手左サイドから崩され、キム・ジョンウにシュートされそうになるが、至近距離に憲剛がスライディングして止める。このとき、憲剛はすね当ての下を蹴られて倒れ、一時ピッチの外で治療。
10人の時間帯もあったが、とにかくセーフティーに大きくクリアを心がけていた。憲剛も無事ピッチに戻るが、ピンチが続く。45分、左サイドに流れたFWヨム・ギフンに鋭いクロスを入れられるが、ファーで飛びこんだ選手に一瞬合わずにゴール前を通過して助かる。GKソンリョンは、ゴールキックを大きくサイドに切れるように蹴り、前線で三好が無理せずサイドに切っていた。
追加タイム4分。47分、またも相手左サイドから崩され、最後はキム・ジョンウにシュートされてしまうが、GKソンリョンが押さえる。49分にも相手左CKからのこぼれを至近距離からシュートされるが、これもGKソンリョンが右手と全身で止める。ついに守りきり、初勝利。これで勝ち点7で暫定2位。
この後の試合で、広州がイースタンに6−0で勝ち、勝ち点9で1位に。水原は勝ち点8で2位、フロンターレは3位。しかし、最終節は、広州対水原戦。フロンターレはホームでイースタン戦。これに勝てば、勝ち点10に伸ばせて、広州対水原が引き分けでも水原を上回る。いずれにしても捕らぬタヌキなので「まだ何もなしとげていない」という鬼木監督が正しい。
サッカー短評 (2017.4/21)
川崎フロンターレvs.清水エスパルス 2対2 (2017.4/21 等々力) 第8節
観戦した。どうしても勝ちきれない。情けない。どうしてこう詰めが甘いのか。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、登里。憲剛とネットのダブルボランチ、大塚のトップ下。左右のワイドに阿部と三好。小林のワントップ。三好は初先発。
清水はテセと若い金子のツートップ。左右のワイドに白崎と枝村。新潟から移籍の野津田と六平(むさか)のダブルボランチ。松原、角田、犬飼、鎌田の4バック。GK六反。
7分、相手MF枝村がシュート、枠の右。8分、小林のクロスを阿部がヘディングシュート、これも枠の外。11分、ネットからのパスを受けた三好がペナルティーエリア内でシュート、しかし枠の外。
14分、失点。カウンターを受け、相手右サイドからの低いクロスに金子がシュート、GKソンリョンが触るがゴールイン。0−1。これがJリーグ通算20000ゴール目とのこと。
16分、ネットがイエローをもらい、通算4枚目で次節出場停止。19分、小林が奈良からのロングフィードを受け、鋭いシュートをうつが枠の外。20分、左CKを得る。憲剛はショートコーナーを蹴り、クロスを入れるが相手DF。
23分、右CKを得る。三好が蹴るが相手DF。25分、26分と三好がシュートするが、相手DFと枠の外。28分の小林のミドルシュートも枠の外。30分、相手ボールをカットした三好がシュートするが枠の右。
34分、相手MF野津田に強いミドルシュートを打たれるが、GKソンリョンが防ぐ。
35分、小林が角田に倒されてFKを得る。三好が蹴るが、相手DF。
42分、中央で清水のFK。テセが直接ねらうが、枠の外。前半は、0−1でハーフタイム。
後半開始からネットに替えて森谷が入る。そのままボランチに。
立ち上がりは押し込むが、なかなかシュートまでいけず、12分、車屋がシュートするが枠の外。14分、登里が倒されてFKを得る。憲剛が蹴るが相手DF。
17分、三好からのクロスを受けた阿部がボレーシュート、相手GKに触られたが決まり、やっと同点。1−1。
24分、清水は枝村に替えて村田を入れる。
28分、追加点。小林がペナルティーエリア内右からクロス、憲剛がフリーでダイレクトシュート、これが左に決まって逆転。2−1。
34分、フロンターレは大塚に替えて長谷川を入れる。長谷川が右ワイドに入り、三好がトップ下になったか。清水もFW金子に替えてアウベスを入れる。
35分、相手右CKを与える。野津田が蹴るがDFがクリア。38分、三好に替えて田坂が入る。守備固めか。清水もDF鎌谷替えてデュークを入れる。パワープレー要員か。
41分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、谷口がニアでヘディングシュート、惜しくもバーにあたる。
追加タイム4分。次々クロスをゴール前に放り込まれるが、なんとかクリアしていたが、最後のプレーとなる、50分、相手右サイド裏に切り込まれ、パスを受けたアウベスのシュートが決まってしまい、土壇場で追いつかれた。2−2。今日こそ勝てると思ったのに。
7位に後退。
サッカー短評 (2017.4/16)
コンサドーレ札幌vs.川崎フロンターレ 1対1 (2017.4/16 札幌) 第7節
せっかく先制したのに、追いつかれて引き分け。いくら好調な相手ホームとはいえ、勝ちきらないと、とても優勝とかねらえない。地元テレビ局のアナウンサーが「戦術は都倉」と言うくらい、わかっていたのにやられてしまった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂の4バック。ネットと憲剛のダブルボランチ、トップ下に長谷川、左右のワイドに登里とハイネル。小林のワントップ。田坂はリーグ戦にも復帰。ベンチに阿部が戻ってきた。奈良はプロになったのがコンサドーレ札幌だった。
札幌は都倉と内村のツートップ、二列目にマリノスから新加入の兵藤と荒野。三列目に田中雄大と早坂、宮沢のアンカー。福森、大宮から新加入の横山、仙台から新加入のキムの3バック。GKク・ソンユン。先発のうち4人が元フロンターレ。都倉はユースからトップに昇格。横山、田中は大卒で加入、福森、は高卒で加入。コンサドーレ札幌は昨年終わりから、ホームで負けていない。都倉が得点した試合も負けていないらしい。
2分、札幌のFW荒野にミドルシュートをうたれるが、GKソンリョン。4分にはフロンターレの左CK。憲剛が蹴るが相手DF。10分にも左CK。憲剛が蹴るがまた相手DF。
12分、ハイネルが福森に倒されて得たFK。憲剛が蹴るが相手DF。18分、田坂のミドルは相手GK。20分、小林が右サイドから入れたクロスを長谷川がヘディングシュート、枠の外。22分のネットのミドルもいいシュートだったが枠の右。
32分、ハイネルにイエローカード。これで次節出場停止。32分、札幌の左CK。福森が蹴り、最後は横山にシュートされるが奈良が防ぐ。こぼれを都倉にシュートされ、谷口が頭に当てるとボールは右ポストをたたいて外へ。ひやっとした。
38分には相手MF兵藤のクロスを横山にヘディングシュートされるが枠の外。42分には、相手右サイドからのクロスを谷口がクリア、左CKを与える。これを福森が蹴り、また横山が合わせるが枠の外。
45分、パスをつないで最後は長谷川がミドルシュートをうつが、相手GK。フロンターレの前半のシュートは3本。札幌は8本。0−0でハーフタイム。
後半からシステム変更。3バックにして田坂が一列上がる。前線は長谷川、ハイネル、小林の3トップか。交替はなし。
2分、フロンターレの右寄りでFK。憲剛が蹴り、クリアされるが左CKを得る。憲剛が蹴るがまた相手DF。
4分、相手FW内村が怪我で退場。菅が入る。6分、田坂からの縦パスを小林がポストプレー、長谷川がシュートするが枠の外。8分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが相手DF。
11分、相手右CKを福森が蹴り、こぼれを宮沢にシュートされるが、谷口が防ぐ。続く右CKは奈良がクリア。
15分、交替で入った相手FW菅にミドルシュートをうたれるが枠の外。17分、田中雄大が相手左サイドからクロス、都倉が鋭いヘディングシュートを放つが、枠の外。
20分、田坂のクロスのこぼれを車屋が攻め上がってシュートするが、惜しくも枠の右。23分、さらにカウンターから車屋がミドルを打つが開いてGK。24分、連続で右CKを得るが、相手GK。
26分、長谷川に替えて阿部が入る。阿部は左FWに入る。すると阿部からのパスを受けた憲剛がペナルティーエリアに進入、相手DFを一人かわしたところへ助っ人に来た福森が倒してしまい、PKを得る。これを小林が決めて、1−0。
福森と相手GKにイエローカード。34分、札幌は田中雄大に替えて小野伸二を入れる。
36分、ハイネルが倒されてフロンターレのFK。憲剛が蹴るが相手DF。
37分、相手左サイドを突破されかけ、田坂がスライディングでいったんは止める。しかし、クリアしようと倒れたまま蹴ったルーズボールを相手MF荒野に拾われ、左サイドから入れられたクロスを都倉がヘディングシュートを押し込む。1−1。都倉には、車屋が競ったが、競り負けた。
39分、ハイネルに替えて三好を入れる。すると40分、憲剛からのパスを受けた三好が思い切りよくシュートするが相手GK正面。
42分、札幌のFK。福森が蹴るが、攻撃側のファール。43分、三好が利き足でない右でシュートするが枠の外。
追加タイム3分。47分、相手MF兵藤にシュートされるがGKソンリョン。48分、登里に替えて森谷が入る。札幌も荒野に替えて前を入れる。1−1のままタイムアップ。6位に後退。
サッカー短評 (2017.4/13)
川崎フロンターレvs.広州恒大 0対0 (2017.4/12 等々力) ACLグループG第4戦
ホームながら押され気味の展開で、なんとか勝ち点1をつかんだ。大雨と風の中の試合。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂。ネットと板倉のダブルボランチ、ハイネルのトップ下。左右のワイドに長谷川と小林、森本のワントップ。田坂が怪我から復帰。奈良は出場停止明け。憲剛はベンチから。
広州は、ワントップのアラン、トップ下のグラル、ダブルボランチの左で現ブラジル代表のパウリーニョに、中国代表9人。Cリーグはもはや引退前の選手が行くところではなくなった。監督はスコラーリ。
広州はアウェイだが勝つ気で臨んできた。立ち上がりいきなり、相手左サイドを突破され、クロスを入れられるがクリア。
4分、フロンターレのCK。キッカーはネット。二回連続CKとなるが、相手DFとGKにクリアされる。
5分、今度は相手右サイドからグラルにシュートをうたれるが、枠の右。11分、中盤で広州のFK。パウリーニョが直接ミドルシュートをねらうが、GKソンリョンがいったんたたき落としてキャッチ。
13分、小林のシュートは相手DF。これがフロンターレの初シュートか。雨のせいかパスが長くなり、つながらない場面も。風も強くて、相手CKのとき、ボールを置き直すこともあった。
15分、18分と相手セットプレーから広州にシュートされるが、枠に来なかったり、DFにあたったりする。
ハイネルは守備にもすごく献身的に走る。ネットもいつもより集中している感じ。相手チームの監督が元ブラジル代表監督で、選手にも現役ブラジル代表がいるというのが大きいのかも。
31分、中盤でまた広州のFK。スコラーリ監督が直にパウリーニョが蹴るように指示。パウリーニョが直接ねらうが、GKソンリョンがはじき出す。
32分、ハイネルがドリブル突破からシュートまでいくが、惜しくも枠の上。
35分、相手FWアランのミドルシュート、37分、相手FKからのシュートのいずれもGKソンリョンがセーブ。
40分、長谷川のドリブル突破で得たFK。ネットが蹴るが、相手GK。
41分、相手FKからアランにシュートされるが、GKソンリョン。続く相手右CKもGKソンリョン。追加タイム1分。なんとか0−0でハーフタイム。
後半開始から、板倉に替えて憲剛が入る。憲剛はボランチに入り、パス回しにタメを作る。7分、左サイドでパスを受けた車屋からの折り返しを、走り込んだネットがシュートするが相手GK。
8分、相手左CKは憲剛がクリア。13分、フロンターレは二人目の交替。森本に替えて登里が入る。ノボリは左ワイドに入り、長谷川が右に回り、小林のワントップに。
広州は、前の試合でもそうだったが、後半になると、少し運動量が落ちて、個人技頼みになる傾向がある。雨は、前半途中でほぼやんだが、後半また降り始めてやまなかった。
21分、左サイドからくずして、ハイネルがシュートするが、相手GK。23分には、憲剛もシュートするが相手DF、こぼれを長谷川がねらうが、相手GK。
29分、相手FK。パウリーニョが蹴るが、壁に当たる。こぼれを拾われクロスが入るが、GKソンリョンがはじく。
35分、左サイドでフロンターレのFK。憲剛が蹴るが、ゴール前を通過。40分には、ネットがミドルをうつが、相手GK。
43分、長谷川に替えて森谷が入る。森谷はボランチに入り、憲剛がトップ下へ、ハイネルが右ワイドに回る。
追加タイム3分。46分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手DF。このクリアからカウンターを受けるが、森谷が戻ってクリア。これで与えた相手左CKから、攻め込まれ、さらに右CKとなるが、なんとかしのぐ。
0−0でタイムアップ。勝ち点4でグループ3位のまま。グループ首位に勝ち点8の水原が浮上。広州は勝ち点6で2位。なぜか試合のMVPにハイネルが選ばれて何かもらっていた。次は4/25にアウェイの水原戦。これに勝たないとグループリーグで敗退だろう。
ホームページの選手たちのコメントを見ると、みんな広州が後半足が止まるということはわかっていた。憲剛は、相手ホームのときの方がガクンと落ちた、と言う。今回は前半こぼれ球を全て拾われ、相手に疲れを感じさせられなかった。田坂は、板倉が前半ずっとミスを続けていたと辛口のコメント。身長も幅もあるのだから相手プレスをかわせればいい選手になれると言う。板倉も、アウェイの試合に続いて今度も何もできなかったと反省。
サッカー短評 (2017.4/8)
川崎フロンターレvs.ヴァンフォーレ甲府 1対1 (2017.4/8 等々力) 第6節
格下とはいえ2連勝と調子のいい相手に手を焼き、かろうじて引き分けた。今度は、GKソンリョンが相手選手との接触で負傷交替。いつまで野戦病院が続くのだろう。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良の3バック。ネットと森谷のダブルボランチ、憲剛のトップ下。左ワイドに登里、右にハイネル。長谷川と小林のツートップ。前節負傷交替した大島は、全治5週間らしい。
甲府はウィルソンと堀米のツートップ、元オーストラリア代表のポザニッチと小倉が二列目。元エスパルスの兵働がアンカー、左右のアウトサイドに元名古屋の阿部と松橋。新加入のリマ、山本、新井の3バック。ハイボールに強いというGK岡。
霧雨が降っていて、ボールが滑りやすい。パスも思ったところよりのびてしまう。5分には、相手に左CKを与える。兵働のキックは誰にも合わずにボールが切れてしまう。7分には、相手ボランチ兵働を止めたネットがイエローカード。
10分、ノボリが倒されてペナルティーエリア左角でFKを得る。憲剛と登里が立ち、ノボリが蹴るが、相手DF。このしばらくボールを支配して攻撃の手をさぐるが、なかなかシュートまでいかれず。
24分、やっと最初のシュート。左サイドから崩して、憲剛からのパスを受けた小林が相手DFにマークされたままシュートしたが、ヒットせず相手GK。続けて、谷口からのフィードを長谷川が落とし、走り込んだ小林がボレーでミドルシュートするが、枠の外。
27分、左CK。憲剛が蹴り、ネットがヘディングシュートするが、相手GK。29分には、甲府に左CKを与える。兵働が蹴るが、ネットと憲剛がクリア。
次第に甲府にボールを支配され、カウンターを受けるように。35分、混戦からのこぼれを相手MFボザニッチにシュートされるが枠の外で助かる。39分には、相手FWウィルソンを倒してFKを与える。兵働が蹴るが、谷口がクリア。
40分、ハイネルを倒した相手DFリマにイエローカード。41分、憲剛からのパスを受けた森谷がダイレクトでシュートするが、相手GK。
43分、前半最大のピンチ。甲府のカウンターで、相手FWウィルソンにスルーパスが通り、ペナルティーエリア右からシュートを打たれる。これはなんとかGKソンリョンが触って押し出すが、左CKを与える。このCKからのこぼれを攻撃参加していた相手長身DFリマにシュートされるが、GKソンリョン正面。追加タイムにも攻め込まれ、よくない形で0−0のままハーフタイム。
後半はどちらも交替なしで開始。ただ、登里が右SBに回り、4バックに変更。長谷川は左サイドハーフになり、小林のワントップに。4−2−3−1。
4分、早くも相手に右CKを与える。兵働が蹴り、ウィルソンにヘディングシュートされるが、枠の左。
8分、フロンターレの右CK。憲剛がショートコーナーを蹴るが、リターンがオフサイドに。攻撃がかみ合わない。10分、長谷川が左サイドからドリブルで相手DFをかわし、ゴールライン際からクロス、相手DFニクリアされるが、こぼれをネットが鋭いミドル。押さえの効いたいいシュートが枠にとんだが、相手GK。長谷川らしい仕事はこれくらい。
13分、長谷川が倒されて左サイドからのFK。また憲剛とノボリが立ち、ノボリが蹴るが、相手DFと競り合った谷口のファールをとられる。
18分、今度は右CKを得る。森谷が蹴り、ニアでハイネルがヘディングシュート、少し枠をはずれそうな弾道をファーで谷口が触るが、惜しくも左ポストに当たる。こぼれを奈良、憲剛がミドルシュートするが、いずれも相手DF。これがこの試合で一番ゴールに近かった。
19分、甲府はMFボザニッチに替えてDF新里を入れる。さらに20分、FW堀米に替えてFWドゥドゥを入れる。
21分、森谷からのパスを受けた小林がシュートするが、相手GK。23分、相手FWドゥドゥがペナルティーエリアへのパスに走り込み、飛び出してボールを押さえたGKソンリョンを飛び越えるとき、左足のスパイクがGKソンリョンの顔に当たり、試合がしばらく中断。ドゥドゥにイエローカード。GKソンリョンは起き上がるが、ドクターはバツサイン。右のまぶたが腫れていた。GK新井が急いでピッチへ。この間、相手FWウィルソンはピッチの外で右太ももにぐるぐるテーピング。
30分、フロンターレは長谷川に替えて三好を入れる。三好は右ワイドへ、ハイネルが長谷川のいた左サイドに回る。31分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手DF。
35分、ハイネルのミドルシュートは枠の外。37分、甲府は三人目の交替。FWウィルソンに替えてFW河本を入れる。38分、ネットのループパスを車屋がヘディングシュートするが相手GK。39分、森谷に替えてFW知念を入れる。たぶん小林とツートップになり、憲剛がボランチに下がる。
40分、甲府の左サイドから崩され、折り返しのクロスを松橋にシュートされるが、谷口がかろうじてブロック、右CKへ。兵働が蹴るが、奈良がクリア。
追加タイム7分。46分、三好のドリブルを相手MF小倉にカットされ、相手FWドゥドゥへ。ドゥドゥが右サイドから河本にスルーパスを通し、奈良がオフサイドの手を上げながら後追いするが、GK新井と1対1でシュートを決められ、0−1。試合後、奈良は「オフサイドをかけにいってしまった自分の判断ミス」と語ったらしい。
48分、ハイネルの鋭いミドルシュートは相手GKにはじかれるが、右CKを得る。憲剛が蹴り、奈良のヘディングシュートが右上隅に吸い込まれ、1−1。土壇場で追いついた。
この後、もう1点とりにパスをつなぐが、精度を欠いてシュートまでいけず。かえってカウンターを受け、GK新井が出てきてクリアしたのはいいが、また拾われて、ロングシュートを打たれるなど、最後までピリッとしない試合だった。引き分けだったが、5位に浮上。
サッカー短評 (2017.4/2)
ベガルタ仙台vs.川崎フロンターレ 0対2 (2017.4/1 ユアスタ) 第5節
連敗しないためにもアウェイだが、勝ちが必要。しかしベガルタ仙台も2連勝と好調。フロンターレは「主力に怪我人が多く、1チーム作れそう」とアウェイの放送局にまで心配される。しかし最後は解説者の鈴木さんに「強いですね」と言われた。控え選手の質を問われたが、まあ合格点か。長谷川がリーグ戦初先発で先制点を決め、森谷は後半途中から今季初出場で追加点。どちらも、右サイドのハイネルと小林の連携からのクロスに合わせたもの。
先発は、GKソンリョン、DFは車屋、谷口、奈良の3バック。大島とネットのダブルボランチ。憲剛のトップ下、左右のワイドに登里とハイネル。ハイネルは初のスタメン。長谷川と小林のツートップ。3−2−3−2は新しい形か。DAZNの配置図では、憲剛のワントップになっていた。
ベガルタ仙台は、4−4−2で、ツートップの左にレッズからレンタルの石原、右に奧埜。左右のワイドに永戸とリャン。リャンはかなり自由に動いていた。富田と三田のダブルボランチ。石川、平岡、大岩、菅井の4バック。GK関。
立ち上がりは仙台が積極的に出てきた。2分に相手FK、9分に左CK、13分には右CKを与えるが、うまく守る。
フロンターレも6分、パスをつないでハイネルがシュートするが枠の左。もしかするとシュート性のクロスかもしれないが、誰も走り込んでおらず、合わなかった。8分、憲剛の左CKから大島がミドルを打つが相手DF。
17分、フロンターレがカウンターで右サイドから小林の入れたクロスが相手DFに当たり、右CKを得る。しかし憲剛のキックは相手DF。18分には、ネットからのパスを受けた長谷川が左から入れたクロスが相手DFに当たり、また右CKを得る。憲剛はショートコーナーを蹴り、大島がクロスを上げるが相手DF。
20分、大島からのループパスを受けた長谷川が反転してダイレクトシュートをねらうが、相手GK。22分の憲剛のミドルも相手DF。
23分、ベガルタ仙台のボランチ三谷ミドルを打たれるが、奈良が防ぐ。
25分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手GKがはじく。このこぼれをネットがシュートするが枠の外。
27分、先制。ハイネルが出したスルーパスに小林がライン際で追いつき、折り返したところに長谷川が走り込んで押し込んだ。1−0。ここから流れを取り戻した。
36分、フロンターレの左CK。憲剛がショートコーナーのリターンからゴール前に入れるが、相手DF。
41分、憲剛のマークをしていた相手ボランチ富田にイエローカード。これで得たFKを憲剛が蹴るが、ネットに合わず。44分にも憲剛の右CKを谷口が落とし、車屋がフリーでシュートするが、枠の外。ここで追加点が決まるとすばらしかったが。
追加タイム1分。47分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、めずらしくミスキックとなり、直接ゴールラインをわる。1−0でハーフタイム。
後半、交替なしで開始。4分、憲剛のパスを受けた小林がシュートするが枠の上。5分のハイネルのシュートは相手GK。
6分、ベガルタ仙台の右CK。ゴール前の攻防で谷口にイエローカード。しかも大島が立ち上がらない。右ふくらはぎを押さえて担架で退場。急いで森谷が入る。仙台のCKは三田が蹴るが、GKソンリョンがはじく。このこぼれをリャンにダイレクトシュートされるが、枠の外。
13分、仙台一人目の交替。右SBの菅井に替えて蜂須賀が入る。15分、仙台の左CKをリャンが蹴るが、クリア。
17分、惜しい場面。小林がペナルティーエリア手前で鋭くシュート、相手GKが指先で触ると左ポストに当たり、はね返りが入りそうだったが入らず、さらにこれを右サイドゴールライン際から憲剛がシュートしたが、サイドネット。
20分、ピンチ。仙台のカウンターを受け、FW石原にゴール前に侵入されるが、ハイネルが戻り、身体でシュートをうたせず、こぼれたところをGKソンリョンが押さえた。
22分、仙台は二人目の交替。リャンに替えて新加入の長身FWクリスランを入れる。放り込みをしてくるのかもしれない。
25分、憲剛の右CKは合わず。27分、長谷川からのパスを受けた小林のシュートは枠の上。惜しかった。アナウンサーと解説者が「川崎は前の三人だけで攻められる」と言う。
29分、ネットが怪我で板倉と交替。ダブルボランチが二人とも負傷交替では、次の試合が心配だ。
35分、仙台に連続CKを与える。右CKを三田が蹴るが、なんとかクリア。アナウンサーと解説者が「サイドからクリスランにシンプルに入れたらよい」と言っていた後で、合っていたら危なかった。
37分、待望の追加点。またしてもハイネルからのパスを受けた小林が相手DFと競り合いながらペナルティーエリアに突進、折り返しを鋭いミドルで突き刺したのは、森谷。2−0。アナウンサーと解説者はこのへんで試合は決まったと思ったらしい。
38分、仙台は三人目の交替。奧埜に替えて金久保が入る。42分、仙台の左CK。左はリャンの担当だったが、代わりに右のキッカー三田が蹴るも、車屋がクリア。
45分、相手FWクリスランが右に流れてクロスを入れてくるが、奈良と板倉でクリア。追加タイム4分。
46分、相手左サイドから永戸にクロスを入れられ、FWクリスランにヘディングシュートされるが、GKソンリョンがファインセーブ。
47分、憲剛に替えて新加入の大卒FW知念が入る。知念にはもっと前からのプレスをしてほしかったが、「アヴァンテ」が聞こえてきて、タイムアップ。
これで6位に浮上。鬼木監督はインタビューに答えて「もう少し得点できれば楽なゲームになった」と言っていた。現在、負傷・発熱離脱者は、今日の二人を含めて13人。
サッカー短評 (2017.3/28)
日本vs.タイ 4対0 (2017.3/28 埼玉ス) ロシアW杯アジア最終予選グループB
点差だけ見ると楽勝のようだが、その実、薄氷の勝利。日本のFWの方が決定力があったというだけ。GK川島のPKストップもあったが。日本は、右FWに入った久保がよかった。1得点2アシストの活躍。香川の先制点につながる右からのクロス、岡崎のダイビングヘッドの追加点を呼び込むクロス、そして後半、相変わらず流れが悪い中で、スローインから落ち着いてダイレクトシュートで自ら3点目を決めた。
日本の先発は、GK川島、DF長友、森重、吉田、酒井宏樹。今野が怪我しているボランチの相棒には、なんと酒井高徳が山口とダブルボランチ、香川のトップ下。左右のワイドに原口と久保、岡崎のワントップ。
タイは、世界ランクこそ127位だが、小柄なトップ下チャナティップは、この7月からコンサドーレ札幌に加入が決まっている、「タイのメッシ」。布陣は4−2−3−1。タイは、左右ワイドの選手とダブルボランチがやや長身。
試合は、開始からタイが積極的に攻め込んできた。初シュートは、前半6分、タイのチャナティップ。しかし、日本が先制。前半8分、森重のロングフィードを右ワイドの久保が受けて、右サイド深くから低く鋭いクロスを入れると、岡崎か相手DFにかすって、ファーサイドの香川に渡る。香川は相手DF二人をスライディングさせてかわし、さらに寄せてきた相手DF二人の間をぬくシュートを決めた。1−0。
これでしばらくは落ち着いて試合を進められた。12分には久保のシュートのこぼれを原口がシュートするがオフサイド。18分には、原口、香川とつないだパスに山口が走り込んでいいシュートをうったが、相手GK。
19分、追加点。長友のパスを、前に上がっていた森重が受け、すぐ久保へ。久保はライン際から折り返すと、ニアで岡崎が飛びこんで、ヘディングシュートを押し込む。2−0。岡崎はこれで代表50点目で、釜本、カズに次いで3人目の50得点者に。
次第に日本のフィードのパスをタイがカットし、攻め込まれる場面が増える。46分には、ペナルティーエリアでシュートをうたれ、最初のは川島が足ではじき、2本目、3本目は酒井宏樹が体で止める。もっともこのピンチは酒井宏樹がボールロストしたところから始まっていた。リードしたまま後半へ。
後半も、日本が押される展開で始まる。両チームとも交替なし。日本は自分たちのパスミス、特にCB二人のロングパスが相手DFに出てしまったり、クリアを目の前の相手にぶつけてしまったりして、攻め込まれる。
2分から6分にかけて、タイのFKとCKで守勢に回る。最後はまたもやチャナティップにシュートされるが、GK川島がはじき出す。
しかし12分、相手の時間帯に日本のスローイン。酒井宏樹が右サイドから入れると、久保が受けてダイレクトにシュート、右上に決まり、3−0。
これで流れを取り戻せるとよかったが、そうはならず。中盤が空いてしまい、NHK解説の福西が「前半のように香川が下りてきて、ボールを受けてもよいし、他の誰かが使ってもいい」と言うが、ボールの収まりどころ、タメを作れる選手がいなくて落ち着かない。長谷部や今野、遠藤保仁はそういう仕事をしていたのだと、いなくなってわかる。
日本は21分、原口に替えて本田を入れる。すると少しはボールが落ち着くように。24分、本田からのパスをペナルティーエリアに岡崎が走り込んで受けようとするが相手GK。続けて本田が自らシュートすると、相手GKが前にこぼすが、つめている見方がいない。
28分、タイが一人目の交替。29分、日本も香川に替えて清武を入れる。
タイは、3点差があるが、この試合に負けると、最終予選敗退が決まってしまうので、1点を取りに来る。
38分、日本の左CK。清武が蹴り、酒井宏樹と吉田が相手DFに競り勝ち、吉田がヘディングを決め、4−0。
39分、日本は久保に替えて宇佐美を入れる。さらに得失点差をつけるということか。しかし、その直後にペナルティーエリア内で長友が相手とのボールの競り合いで体を止めに行ってしまい、PKに。4点もとっても、最後まで守備が安定せず。
このPKをGK川島が止め、さらに味方がクリア。川島は、所属チームで試合に出ていないのにすごい。NHKの堺アナと解説の福西は「キッカーが雰囲気にのまれてしまったようだ」と言っていた。
試合はこのままタイムアップ。日本は得失点差+9でグループ暫定首位に。
翌日、1位だったサウジがイラクに1−0で勝ち、勝ち点で並んだが、得失点差で日本が首位に。
サッカー短評 (2017.3/24)
UAEvs.日本 0対2 (2017.3/23 アルアイン) ロシアW杯アジア最終予選グループB
終わってみれば、危ないシュートも打たれたが、完封勝利で2位キープ。最終予選初戦、ホームでまさかの敗戦の相手に、返り討ち。前半に好調の若手FW久保が先制弾、これで落ち着いてゲームを進められ、後半早い時間に、なんと2年ぶり招集の今野の追加点。怪我で離脱のキャプテン長谷部の穴を見事に埋めただけでない、殊勲の攻守にわたる活躍。
先発は、GK久しぶりの川島。DF長友、森重、吉田、酒井宏樹。今野と山口のダブルボランチ、香川のトップ下。左ワイドに原口、右に久保。ワントップに大迫。ゲームキャプテンは吉田。日本は前線から守備のできるツーシャドーに加え、ベテランの川島、今野を入れた、一種の守備的な布陣。本田、岡崎、西川はベンチ。長谷部は、手術の必要があるらしく、帰国。長谷部の代役候補として呼んだ、もう一人のボランチ高萩は右足親指の怪我。
UAEは、主力FWハリルが怪我でベンチ外。しかし、中心選手で最も危険な21番オマル・アブドゥルラフマンは健在。FWマブフートもいる。ツートップのもう一人は、ベテランのマタルになった。キャプテンマークはマタル。ツートップの身長がさほど高くないのは日本にとって幸いだ。システムは4−4−2。UAEは、競技場の横幅を左右で2mずつ短くしてサイドを守りやすくしているという。
始まってみると、日本はダブルボランチというより、山口が一人でアンカーを務め、今野は香川の近くまで上がっている時間も多い逆三角に近い布陣のようだった。今野が主にオマルのマークをしたせいかもしれない。ハリルホジッチ監督は、ガンバの3試合を見て思いついた「タクティクス」だと言ったらしい。
日本の最初のシュートは5分、森重のロングフィードを受けた久保からの折り返しのクロスをシュートした大迫。これはヒットせず、枠の左。
前半14分、先制。香川からのパスを受けた酒井宏樹が右サイドから入れたスルーパスに、相手DFの背後から走り込んだ久保がライン際の角度のないところから、右ポストぎりぎりのシュートをたたきこんだ。1−0。これは久保の代表初ゴール。
NHK解説の山本さんは、「得点した後の15分くらいが大事」と言う。しかし、20分、UAEがダイレクトでパスをつなぎ、相手FWマブフートがペナルティーエリア内でGK川島と1対1のピンチ。このシュートを川島が足で止め、ビッグセーブ。山本さんは「足でなければ間に合わなかった。ヨーロッパで長年やっている経験が生きたのだろう。実はGKの仕事は手以外の仕事の方が多い」と絶賛。
28分、川島のロングキックを大迫がポストプレー、久保がひろってペナルティーエリア内へドリブル、シュートまでいったが、枠の外。
33分、またゴール前まで攻め込まれる。左MFハマディにドリブルでペナルティーエリアに入り込まれ、シュートをうつかと思えば、ループでゴール前にボールを送り込む。そこへ飛び出したGK川島と、左足を高く上げてシュートにいったオマルが交錯。オマルには森重がついていたので、川島は足がかすった程度だと思うが、主審はオマルにイエローカード。この日の審判団はウズベキスタンセットで、主審はイルマトフさん。今、アジア最高の主審で、「前回の対戦で浅野のゴールが認められなかったということがあるので、AFCもこの試合の重要性がわかっている」と山本さん。
原口は守備にすごく貢献している。今野はパスカットがうまい。読みがいいのだろう。大迫は相変わらずポストプレーがうまいが、落としたところに味方がいないことも。香川はここ最近はドルトムントで3試合出ているとのことで動けているが、少し位置が下がり目で、パスの配球では迷っているように見える。清武の方がいいのでは。
40分、大迫が左サイドで相手DFに倒され、FKを得る。香川が蹴り、今野がヘッドで折り返すが、相手DF。
43分、UAEの左CK。マタルが蹴るが、ニアで大迫がクリア。追加タイム1分。ペナルティーエリア手前右寄りで山口がオマルを倒してしまう。よくない時間帯のよくない位置。しかし、オマルの直接ねらったキックは大きく右へ。日本がリードしたまま後半へ。
後半は両チームとも交替なしで始まる。3分、危ない場面。UAEの左サイドからクロスを入れられ、ゴール前に左MFハマディが飛びこんできた。わずかにボールに合わず、助かったが、少しでも触っていたら同点になるところだった。
7分、吉田がロングフィードを前線へ送ると、大迫がヘッドでポストプレー、久保が受けると右サイドからクロス、ファーサイドでフリーの今野が胸トラップ、落ち着いて流し込んだ。2−0。スローリプレイで見たら、相手GKの足の間を通っていた。
9分、相手DFカマリにイエローカード。10分には、久保にイエローカード。UAEに2枚目が出た後だから、気をつけないといけないところだった。12分、マブフートとマタルの二人だけで攻め込まれるが、最後は吉田と川島で防ぐ。15分、相手右SBハイカルにイエローカード。
19分、UAEはオマルの兄、モハメド・アブドゥルラフマンを右ボランチのイスマイルに替えて入れてくる。しかし、左アウトサイドMFに入ったようだ。弟と同じくアフロヘアで小柄だが、少し面長で背も高め。
22分、久保がボールをカットされ、UAEのカウンター。相手FWマタルにミドルシュートを打たれるが、枠の左。山本さんは、マタルはベテランなので、運動量は落ちてくると言うが、UAEのオマル、日本の香川も消えてきた。
26分、日本は香川に替えて倉田を入れる。倉田は、代表2試合目、ハリルホジッチ監督になってから初めての代表招集らしい。ザッケローニ体制の2015年8/5の東アジアカップ韓国戦で、日本の同点弾をアシスト。
29分、倉田のスルーパスに走り込んだ大迫がペナルティーエリア右寄りですばらしいシュートをうつが、相手GK。
30分、UAEが二人目の交替。FWマタルに替えてサレハを入れる。33分、日本も二人目の交替。足がつった久保に替えて本田が入る。本田は、ミランで最近まったく出ていない。しかし、経験と代表チームへの情熱で今回のメンバーに入った。
36分、大迫が相手DFサレムと交錯、右CKを得るが、倒れたまま起き上がらない。NHKピッチレポーターの松野アナが「大迫が自分でドクターを呼びました」と言う。そのままバツサインが出て、急きょ岡崎が入る。この間、主審に抗議したモハメドにイエローカード。このCKは、たしか本田が蹴り、ニアで岡崎がとびこんだが、得点は生まれず。
39分、41分とUAEのマルにゴール前にクロスを入れられるが、1本目は吉田がクリア、2本目は大きすぎてゴールラインをわる。「UAEの観客は帰り始めた」と松野アナのレポートが入る。
43分、追加点のチャンス。本田がドリブルして持ち上がるが、いつたはボールカットされる。これを取り返した原口がペナルティーエリアに走り込み、右で並走していた岡崎にパス、岡崎はファーをねらってシュートするが、りきんだのか、枠の左。原口はがっくりしていた。自分でうってもよかったのに。
追加タイム4分。46分、モハメドに突破され、ミドルシュートを打たれるが、枠の外。
48分、原口が倒されてFKを得る。本田が蹴るが、相手DF。49分、ピッチ中央で日本がファールして相手FKになったように思うが、UAEが蹴る前に笛。日本が勝ち点13に伸ばしてサウジと並んだグループ2位を保った。日本がアウェーでUAEに勝つのは初めてらしい。
前日のBグループの2試合では、1位のサウジがタイにアウェーだが3−0、3位のオーストラリアはアウェーでイラクと1−1の引き分けで勝ち点10。
後日、今野が足のどこかを骨折していることが判明。また、大迫はヒザの打撲だけでなく、靱帯も傷め、3〜4週間休むという報道があった。日本は、MF遠藤航とFW小林悠を追加招集。
サッカー短評 (2017.3/18)
FC東京vs.川崎フロンターレ 3対0 (2017.3/18 味スタ) 第4節
広州戦の後半、柏戦の前半といい感じが出てきたが、この日は息切れしたのか、前線からのプレスが効かず、それでも前半はチャンスがあったが、得点できず。後半31分、不運なオウンゴールからリズムを失い、FC東京が大型補強で獲得したウタカと大久保に追加点を決められ、完敗。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左ワイドに登里、右に小林。ワントップに阿部。
FC東京は、開幕戦で鹿島を1−0で下し、大宮にも無失点で連勝したが、前節は自慢の守備をくだかれ、0−3でガンバ大阪に完敗。先発は大久保と阿部拓馬のツートップ。左右のワイドにリオ五輪10番の中島と名古屋からの永井。FCソウルからの高萩と橋本のダブルボランチ。DFフィテッセから復帰の太田、丸山、森重、室屋。GK鳥栖からの林彰洋。
前半はチャンスもあった。しかし得点できずに後半へ。
後半11分、阿部に替えてハイネルを入れる。今回は、あまりハイネルが効かなかった。やはりまだ連携ができていない。
FC東京も17分、永井に替えてウタカ、23分には、前半イエローをもらったボランチ橋本に替えて田辺を入れる。
26分、フロンターレも二人目の交替。ネットに替えて長谷川を入れる。はいってすぐの長谷川がシュート、枠の外。29分、ハイネルもミドルシュート、枠の外。
31分、田坂が右サイドで大久保にボールをとられ、大久保がスルーパス、これを阿部拓真が左サイドからクロスを入れると、戻った田坂に当たり、さらにGKソンリョンが蹴り出そうとした足にもあたってゴール。0−1。これがやっぱり敗因だと思う。
33分、左サイドからのフロンターレのFK。憲剛が蹴るが、味方に合わず。37分、登里に替えて三好を入れる。しかし三好も役に立たず。
41分、相手ウイング太田が左サイドをドリブルで突破、入れたクロスをウタカに頭で合わされ、また失点。0−2。
44分、中央からのフロンターレのFK。憲剛が蹴るが、これも生かせず。こういうときは、何をやっても裏目に出る。1点でも返そうと攻め上がっているから、守備が手薄に。
追加タイム5分。FC東京はFW中島に替えてDF徳永を入れる。守備固めか。47分、大久保とウタカがパス交換して突破、最後は大久保がGKソンリョンもかわしてシュートを流し込む。0−3。
50分、右CK、FKを得るが、クリアされてしまう。
8位に後退。
サッカー短評 (2017.3/14)
広州恒大vs.川崎フロンターレ 1対1 (2017.3/14 広州) ACLグループG第3戦
前半に1失点するが、それだけに押さえ、後半徐々にボールをつなげるようになると、後半追加タイムにPK獲得。これを小林が決めて、アウェイゴールで勝ち点1を得た。
先発は、GKソンリョン、DF登里、車屋、谷口、井川。板倉とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下。左ワイドに大島、右に小林。ワントップに阿部。柏戦の先発から二人入れ替え。田坂と出場停止の奈良の代わりに井川と板倉。
広州恒大の監督は元ブラジル代表監督のフェリペ・スコラーリ。豊富な資金でブラジル代表のMF8番パウリーニョや、FW11番グラル、7番アランなどを獲得、中国代表選手が融合しているらしい。布陣は同じ4−2−3−1。かつてACL優勝2度しているが、昨年は、浦和レッズに次ぐグループ3位で敗退。今年はリベンジを期しているとのこと。
コイントスで小林が勝ったので、広州のキックオフ。芝が長めでパスがスーッところがらない。気温は16度、湿度64パーセント。日テレジータスの解説、都並さんが「広州は立ち上がりラッシュしてくる」と言う。2分、広州のFK。パウリーニョが直接ねらうが、枠の上。7分には、アランがペナルティーエリアでほぼフリーでシュートするが、GKソンリョンがセーブ。
12分にも相手FK。これもパウリーニョが直接ねらうが、今度は壁にあたり、こぼれ球をシュートされたが、GKソンリョン。韓国代表のGKソンリョンも少し緊張していたのか、キックがハーフライン手前でタッチに切れたりしていた。
15分、谷口にイエローカード。主審はカタールの人。前半は広州寄りの感じがしたが、通してみれば公平な笛だった。イエローは結局これ1枚だった。
このへんから、立ち上がりのラッシュをしのぎ、フロンターレも少しパスをつなげるようになる。都並さんは「パウリーニョが憲剛のマークに付いている」と言う。しかし、23分、またカウンターを受け、ペナルティーエリアの外からミドルシュートをうたれるが、GKソンリョンがはじく。
25分、中央でフロンターレのFK。憲剛が直接ねらうが、壁に当たる。こぼれを板倉がヘディングバス、これを受けた阿部が相手ペナルティーエリア内の左サイドからシュートするが、相手GK。フロンターレの前半のシュートはこれ1本。続く左CKは相手DF。
26分、フロンターレのCKを防いだ広州のカウンターから失点。ロングフィードを受けたグラルが左サイドからクロス、これを受けたFWアランが、寄せてきた板倉と登里の間をぬくシュートを左下隅に決める。0−1。解説の都並さんが「トウキックで打ってきた。トウキックはどっちに蹴るのかわからないので、防ぐのは難しい」と言う。
28分、相手右サイドの裏を突かれるが、車屋がクロスを体で止める。29分、広州の右CKは、DF陣がクリアするが、またカットされ、再度クロスを放り込まれ、パウリーニョにシュートされるが、バーに当たって助かる。34分にも相手左サイドからクロスを上げられ、相手FWグラルにヘディングシュートされるが、枠の上。
34分、板倉に替えて森本を入れる。大島がボランチに下がり、阿部が左ワイド、森本がワントップに入る。さらに井川を右SBから本職のCBに、車屋をCBから本職の左SBに、登里を右SBに変更。井川のいた相手左サイドをノボリのチェイシングでふさぐねらいか。
38分、大島がミドルシュートをうつが、相手DF。このシュートブロックからまたカウンターを受け、グラル(アラン?)が遠目からシュートするが、大きく枠の上。
43分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手DF。追加タイム1分。0−1のままハーフタイム。
後半開始では交替なし。1分、大島が思い切りよく本日のミドルシュートをうつが、相手GK正面。後半は、初めから積極的な姿勢を見せる。
4分、大島の横パスをカットしたパウリーニョのパスを受けた相手FWアランがループでシュートするが、枠の上。
11分、憲剛がドリブルから小林にスルーパスを送るが、わずかにオフサイド。
13分、ダイビングヘッドで飛びこんできた相手FWにぶつかられた井川が右ヒザを傷め、担架で退場。解説の都並さんは「内側靱帯を伸ばした」と言う。ベンチにDF登録の選手がいないのでどうするのかと思っていると、MF長谷川が左SBに入る。車屋がまたCBに回る。
直後の攻撃で、大島からのスルーパスを小林が相手ペナルティーエリア内でシュート、そのこぼれを憲剛がダイレクトでミドルシュートするが大きく枠の上。でも、ここはカウンターを受けないように、シュートで終わったのはよかった。
19分、広州が一人目の交替。右ワイドにいたMF16番に替えてMF2番が入る。
24分、大島がペナルティーエリアすぐ外で反転してシュートするが、相手GK。26分、ここまでで最大のチャンス。フロンターレらしくパスをつないで、最後は小林がペナルティーエリア内右寄りからシュート、もう決まったかに見えたが、ファーポストに当たり、戻ってきた。これをもう一度シュートしたが、今度は大きく枠の外。
31分、広州が二人目の交替。MF25番に替えてDF21番が入る。スコラーリ監督は、前半はベンチにどっかり座っていたが、「後半は立ち上がっての身振りが大きくなってきた」と都並さんが言う。
37分、森本に替えて三好を入れる。おそらく三好がトップ下に入り、憲剛が右ワイド、小林がワントップに回ったのではないか。森本は45分過ぎるとだめなのか。38分、広州も三人目の交替。FWアランに替えて長身FW29番が入る。
41分、憲剛のスルーパスに走り込んだ阿部がシュート、相手GKが足に当てる。続く左CKのこぼれを三好がシュートしようとするが相手DF。
追加タイム4分。47分、車屋のクロスを相手FW20番が左手、右手とボクシングのようにハンド。主審はPKの笛を吹いたが、広州の選手たちが猛抗議。主審が第1副審に確認に行くと、そこにもつめよるが追い払われる。改めてPKスポットを指すと、小林がボールをセット。そこへのしかかるように長身選手がいつまでも立っていたが、主審が下がらせる。相手GKも出てきてツバを吐いたようだったが、主審はゴールラインに下がらせる。相手GKは、右手を出して挑発。しかし、小林は動じずにど真ん中に蹴り込み、同点に。1−1。
抗議のせいで追加タイムがあとどれくらいあるかよくわからない。相手キックオフで再開したが、フロンターレがボールを取り返してパスをつなぐうちにタイムアップ。
格上の相手に対し、貴重なアウェイでの勝ち点1を得て、計勝ち点3の3位。広州が勝ち点5の1位。もう1試合は水原がイースタンに1−0で勝ち、勝ち点5の2位。次は4/12、ホームで再び広州と対戦。
サッカー短評 (2017.3/11)
川崎フロンターレvs.柏レイソル 2対1 (2017.3/10 等々力) 第3節
「前半でゲームを決める」という鬼木新監督の言葉を実行。立ち上がりからすばやいボール回しで圧倒し、何度もチャンスを作った。ただし先制点はセットプレー。前半42分、憲剛の左CKを谷口がヘッドで押し込んだ。さらに追加タイム、相手DFのミスを阿部がカット、フリーの憲剛につないで追加点。結局この2点目が決勝点となり、これでリーグ戦2勝1分けとなった。
先発は、GKソンリョン、DF車屋、谷口、奈良、田坂。大島とネットのダブルボランチ、憲剛のトップ下、左ワイドに登里、右に小林。なんとワントップに阿部が入った。前節、ワントップの小林がマークされてうまくいかなかった反省か。阿部はワントップに入るのは初めてで、「入れ替わりながら動いてゼロトップの感じでやりたい」と言ったらしい。西岡アナが怪我人として武岡、エウシーニョ、舞行龍ジェームズ、家長をあげる。やれやれ。
レイソルは、ディエゴ・オリヴェイラのワントップ、武富が右シャドー、左にクリスティアーノ。二列目に小林祐介と伊東純也、アンカーに大谷。DFは輪湖、中山雄太、中谷、J2試合目の18歳古賀の4バック。GK中村航輔。監督の下平さんは、解説の松原良香さんとS級ライセンス同期だそうだ。
等々力での柏戦は、昨年2−5、一昨年も1−4と相性が悪いと紹介される。しかし、今年は少なくとも立ち上がりは相手を押し込んだ。ひとりひとりの動き出しがよく、パスがよく回る。2分、大島のパスを小林がポストブレー、憲剛がシュートするが相手GK。6分には、阿部のパスをペナルティーエリア右で受けた小林がダイレクトでシュート、いいタイミングと角度で枠にとんでいったが、相手GKがはじく。続く右CKを憲剛が蹴るが、相手DF。
20分にも、車屋が左サイドをドリブルして登里にパス、ノボリがシュートするが枠の右。
直後にカウンターを受け、相手右サイドからクロスを入れられ、ヘディングシュートされるがGKソンリョン。24分にも相手左サイドからクロスを上げられ、伊東にシュートされるがGKソンリョン。
35分、ボールを奪われ、ディエゴ・オリヴェイラにシュートまでいかれるが、奈良が戻ってなんとか押し出す。続く相手右CKは、クリスティアーノが蹴るが、これも奈良がクリア。
39分、大島が思いきったサイドチェンジのパス。田坂がダイレクトで折り返すが、味方に合わず。
42分、フロンターレの左CK。憲剛が回転をかけたキックを蹴り、谷口が少し下がりながら体をひねって頭に当てると、右下隅に決まる。1−0。解説の松原が「いい時間にとりましたね」と言う。
追加タイム1分。46分、GKソンリョンのロングキックを相手DF中山がカット、しかしそこへ阿部がつめより、ボールを奪い、ゴールへ向かう。相手GKも阿部がシュートすると思って寄せてきたところへ、阿部はフリーの憲剛に横パス、憲剛が落ち着いて流し込んだ。2−0。これでハーフタイム。
後半開始はどちらも交替なし。レイソルは、ハイブレスをいっそうかけてきて、フロンターレも前半ほどはボールをキープできない。1分、レイソルに連続CKを与えるが、DF陣がクリア。レイソルは、CKをクリスティアーノが蹴るので、中の怖さが一人少ない。
9分、レイソルにボールをカットされ、ディエゴ・オリヴェイラにシュートされるが、奈良が防ぐ。続く相手左CKもDF陣がクリア。
10分、憲剛からのパスを受けた阿部が左足でシュート、相手GKがはじいたところを再度右足でシュートしたが、大きく枠の上。阿部は左利きらしい。
15分、相手FK。クリスティアーノが蹴り、GKソンリョンがはじく。続く相手右CK。クリスティアーノが蹴り、走り込んだ武富がフリーでヘディング、ゴールライン上にいた小林の右肩にあたったが、決まってしまう。あたらなくても枠にとんでいたが。2−1。CKのときはマンマークではなかったのか。
オープンな展開が続き、互いにゴール前まで迫るがシュートには持ち込めず。解説の松原が「おもしろい」と言う。23分、登里に替えてハイネルが入る。相手ペースの展開を、走り回って変えてほしい。24分、大島が本日のミドルシュートをうつが、相手GK。
25分、後半の試合の流れが悪いと見た、憲剛が抜け出してドリブル、回りに味方はいなかったが、相手DF中山が飛び出して体当たり。憲剛がばったり倒れると、主審が中山にレッドカード。松原が「中村のプレーがよかったのは、止まって味方の上がりを待たず、相手DFのファールを誘発したところ」と言う。
26分、レイソルは退場者が出たが、準備していた交替を行う。MF小林に替えてボランチ栗沢が入る。CBには、今日が2試合目の新人・古賀が入った。古賀のいた右SBには伊東が回ったらしい。
28分、ハイネルが相手DFをかわし、シュートするが枠の右。ここで追加点が入れば、言うことナシだったが。
32分、奈良がスライディングタックルでボールだけうまく蹴り出したように見えたが、イエローカードを受ける。主審はかなり近くにいたが。鬼木監督は奈良に「熱くなりすぎるな」と言ったらしい。これで与えたFKをクリスティアーノが直接ねらうが、GKソンリョン。
36分、ネットが少し前に、相手ボランチ大谷との競り合いで顔をはたかれ倒れたが、相手のファールにならず、その報復で大谷を突き倒してイエローを受ける。相手は一人少ないのに、セットプレーを与えてどうする。これで与えたFKをまたクリスティアーノが直接ねらうが、GKソンリョン。
37分、ハイネルが右サイドから入れたクロスがクリアされ、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。鬼木監督は39分、ネットに替えて板倉を入れる。
40分、レイソルの右サイドからのFK。クリスティアーノが蹴り、中谷に合わせられるが、戻りオフサイド。
44分、阿部に替えて森本が入る。45分、憲剛からのパスを受けたハイネルが、相手GKと1対1でシュートするが、力んだのか大きく枠の上。西岡アナが「移籍初ゴールはお預け」と言う。
48分、レイソルに攻め込まれるが、オフェンスファールとなる。フロンターレサボーターが「アヴァンテ」を歌っている。49分、憲剛が中盤左寄りで相手DF中谷に蹴られて、中谷にイエローカード。2−1でタイムアップ。
この日は金曜だが、鹿島対マリノス(1−0)、浦和対甲府(4−1)の対戦もあった。翌日の6試合の結果を受けた順位は3位。1位は神戸、2位はガンバ。初めてDaznで1試合通して見たが、だいぶコマ送りが粗い感じ。NHKの「Jリーグタイム」での映像を見ると、だいぶ違う。次節の多摩川クラシコは、NHKの放映があってよかった。
サッカー短評 (2017.3/5)
川崎フロンターレvs.サガン鳥栖 1対1 (2017.3/5 等々力) 第2節
ホーム開幕なので、観戦。なんとか開幕戦マッチデーも入手。しかし、先制したのは良かったが、本調子でない鳥栖に、前半のうちに追いつかれたのはいただけない。しかもそのまま引き分けてしまっては、負けも同然。がっかりした。
先発は、GKソンリョン、DF登里、車屋、谷口、田坂。ネットと大島のダブルボランチ、大塚のトップ下、左ワイドに憲剛、右に阿部。小林のワントップ。
たちあがりから積極的に入り、7分に先制。小林が相手のトラップがおおきくなったところをカット、そのままペナルティーエリアにはいったところでシュート、相手DFにあたったらしいが、決まる。1−0。最初の決定機で得点でき、たいへん幸先はよかった。
鳥栖は、18分、左CK。FW富山が蹴るが、憲剛がクリア。連続CKとなり、ゴール前で混戦になるが守る。19分、鳥栖は早くも小野に替えて、フロンターレから移籍した原川を入れる。小野はベルギーから帰ってきたが怪我でもしているのだろうか。
21分には、パスカットされ、豊田にシュートされるがGKソンリョンがセーブ。22分、続く鳥栖の左CKは富山が蹴り、谷口がクリア。続く右CKはGKソンリョンがはじく。
27分、大島からのパスを受けた田坂がシュートするが、大きく枠の外。鳥栖は、いつもなら、もっと全体にハイプレスで来るが、今日はそれほどでもない。フロンターレの方が、パス回しでミスして相手にカウンターのチャンスを与えている。
34分、失点。相手右サイド裏にボールが通り、鎌田が入れたクロスはGKソンリョンがはじくも、これを高橋がダイレクトでミドルシュート、なんと決まってしまい、同点に。1−1。
40分、鳥栖の左CK。蹴るのは原川。キックはGKソンリョンがはじく。
42分、パスをつないで最後はネットがシュートするが、ヒットせず、相手 GK。同点のままハーフタイム。
後半開始から、大塚に替えてハイネルが入る。ハイネルは右ワイド、阿部が左へ回り、憲剛がトップ下。
8分、阿部のパスを受けた登里が左サイドを突破、クロスを入れるが、小林が頭で合わせるが枠の左。10分、大島が右サイドを突破してクロス、小林がシュートするが、相手GK。
14分、ハイネルの原川へのタックルがイエローカード。これで与えたFKを原川が蹴るが、憲剛がクリア。後半、鳥栖は、前半より早くプレスに来るようになった。
16分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴るが、相手DF。18分、鳥栖は富山に替えて田川を入れる。19分、田坂が小林とパス交換してシュートまでいくが、大きく枠の外。
24分、フロンターレの左CK。憲剛が蹴るが、相手DF。この後は、しのぐ展開が続き、チャンスが作れなくなった。フロンターレの選手間の距離が間延びしてきた。
35分、ネットからのパスを受けた阿部が左サイドからミドルシュートするが、枠の右。これが一番追加点に近かった。
37分、ゴール前に放り込まれ、相手FW豊田に通るが、オフサイド。高橋にシュートを打たれるが、DF陣が防ぐ。
39分、阿部に替えて奈良が入る。奈良はCBに入り、車屋が左SBへ、登里が一列上がる。直後に、小林のポストプレーからハイネルがシュートするが枠の左。これも惜しかった。ハイネルは走り回ってがんばっている。
42分、大島のミドルシュートは枠の上。だんだん鳥栖もプレスが弱くなってきているが、決めきれない。登里に替えて三好が入る。
44分、原川を倒してしまい、ペナルティーエリア近くでFKを与える。これを原川が蹴るが、壁に当たる。
追加タイム4分。47分、憲剛の右CKは相手DF。48分、原川にミドルシュートをうたれるが、枠の上。49分、鳥栖のFK。藤田が蹴るが、DFが防ぐ。
50分、小林が右サイドから入れたクロスに、攻撃参加した谷口が頭で合わせるが、クリアされる。1−1でタイムアップ。1勝1分けで6位。
New! サッカー短評 (2017.3/3)
イースタンSCvs.川崎フロンターレ 1対1 (2017.3/1 香港) ACLグループG第2戦
いくら相手のホームとはいえ、格下のチームに先制され、やっとの思いで引き分けた。これで2引き分け。今後を考えると、今、勝ち点2ではグループ突破はかなり厳しい。
先発は、GK新井、DF車屋、奈良、井川、舞行龍ジェームズ。森谷と板倉のダブルボランチ。狩野のトップ下。左右のワイドに三好とハイネル。森本のワントップ。GKソンリョンや憲剛、大島、家長はベンチにもいない。このメンバーでも、ちゃんと連携が合っていれば、勝てると思う。
イースタンSCは、現在シーズンの真っ最中。昨年途中から、現在の女性監督になり、初優勝。今季も首位だとか。チャン監督は、監督になる前はチームの分析担当だったという。スペイン人FWブレダのワントップ、右ウイングにイギリス出身の香港人マッキー。CB二人は、オルランドとミッチェルという外国籍選手。他は、香港代表選手も多い。
イースタンは、ボールへの寄せが素早い。ワントップのブレダは体の使い方がうまく、巧みに入れ替わる。右ウイングのマッキーは30歳だというが、すごい俊足。どんどんクロスも入れてくる。
フロンターレはやはりまだ、このメンバーでのパス回しが連携不足。9分の狩野の右CKはチャンスだったが、板倉に合わず。
13分、パスカットされ、一気に前線へ放り込まれ、ペナルティーエリア内の相手FWブレダにボールが入る。奈良が競りに行ったが、前に入れ替わられ、奈良の左手が相手の背にあてた形で倒れる。すると、PKになっただけでなく、奈良にレッドカード。主審はイラクの人。「得点機会阻止」ということらしい。ペナルティーエリア内で「押す、引っぱる、押さえる」と見られると、イエローではすまないということだ。
PKをブレダに決められ、0−1。イースタンは、自分たちの強みを生かして先制。この後は、必要なら守備固めすることもできる。
フロンターレは、板倉がボランチから最終ラインに下がり、狩野がボランチに下がった。
21分の三好のミドルは枠の右。24分の左CKは、これも狩野が蹴るが、相手DF。29分、三好のドリブルから、最後は森本がシュートするが、相手GK。33分のFKは、狩野が蹴り、舞行龍が合わせるが、シュートできず。35分の車屋のシュートはヒットせず。
イースタンは時折、鋭いカウンターを見せるが、最後のクロスやパスが合わず、助かる。GK新井が止めたのもあった。
43分、フロンターレ右サイドからのFK。狩野が蹴るが、クリアされる。46分には、右CK。これも狩野が蹴るが、相手DF。無得点のままハーフタイム。
後半最初から、狩野に替えて田坂を入れる。田坂が右SBに入り、舞行龍がCB、板倉がボランチに戻る。田坂が右サイドから攻撃を組み立て、何度かチャンスを作る。4分には、田坂のループのクロスに三好がシュートまでいくが、相手GK。5分には、また田坂のループのクロスに今度は森本が走り込むが、合わず。
7分、また右サイドから、田坂がクロス、ハイネルが受け、かかとで蹴り上げると、板倉が飛びこみ、相手GKのわきをぬく同点弾をたたきこんだ。1−1。
追いつかれたイースタンが反撃。10分の右CKはオフサイドでしのいたが、12分李相手FKはヘディングシュートされるがバー直撃、さらにゴール前で大混戦になるがしのぐ。22分にも、相手左CKからまた大混戦、相手のファールで助かる。
24分、三好に替えて小林が入る。フロンターレの選手交替は、なぜかテレビの画面に映らない。
33分、ペナルティーエリア外左角からフロンターレのFK。森谷が直接ゴールをねらうが、大きく枠の外。
35分、イースタンの左サイドからクロスを入れられ、フリーの相手FWブレダにヘディングシュートされるが。GK新井。
36分、フロンターレのカウンター。最後はハイネルがシュートするが、相手GK。37分、少し前に足を傷めた板倉に替えてネットが入るが、これもいつの間にか入ったという感じ。
38分から連続3本CKを得るが、ハイネルのキックはいずれも相手DF。43分、田坂からの右クロスを小林が頭で合わせるが、枠の上。45分、フロンターレの右CK。ハイネルのキックはまたも相手DF。
追加タイム3分。47分、イースタンのFKは車屋がクリア。これのCKは、ラインを割る。48分、ハイネルが2枚目のイエローで退場。ここでタイムアップ。
退場者二人を出し、しかも勝ち点は1のみ。
サッカー短評 (2017.2/26)
大宮アルディージャvs.川崎フロンターレ 0対2 (2017.2/25 Nack5) 第1節
苦しかったが、勝った。ほぼ押されっぱなしの前半を0−0でしのいだ後半21分、憲剛の右CKを小林がヘッドでたたきこんだ。最後は、大宮の運動量が落ちた中、追加タイムに憲剛が小林の鋭いクロスを押し込み、追加点。ACLに出た他3チームが全て勝つ中、唯一引き分けたが、リーグ開幕戦では、鹿島はFC東京に、レッズはマリノスに敗戦(ガンバの試合は2/26)。アウェイで勝てたこともよかった。
先発は、GKソンリョン、DF登里、谷口、車屋、田坂。大島とネットのダブルボランチ。二列目は水原戦と変え、左から阿部、憲剛、小林。古巣対決の家長のワントップ。さいたまテレビのアナウンサーが、DFのエドゥアルド、エウシーニョが怪我で出られないと言う。水原戦に出た舞行龍はどうしたのか。
大宮は、清水から移籍の大前と江坂のツートップ。左右のワイドに瀬川と、新潟から加入の長谷川アーリアジャスール。仙台から来た茨田と大山のダブルボランチ。DFは大屋、元神戸の河本、元川崎の菊地、奥井。GK元FC東京の塩田。
前半3分、うまくつないで小林がペナルティーエリア右すぐ内側でファーをねらうシュート。相手の虚を突いたが。バー直撃。4分にも、憲剛がミドルを打つが、相手DF。続く左CKも攻撃側ファールでチャンスにならず。この後は、縦パスをカットされたり、ミスパスをしたりで、前半ほとんどチャンスなし。
13分、大宮の左CK。大前が蹴り、一度ははね返したが、こぼれを長谷川にダイビングヘッドされ、左ポストの外で助かる。18分、大前がシュートしたのはオフサイド。
27分、フロンターレのFK。憲剛が蹴るが、壁に当たる。28分には、憲剛が右サイドでフリーになり、鋭いグラウンダーのクロスをゴール前に通すが、ニアの大島(?)、ファーの家長とも触れず。33分、田坂のパスカットを受けた大島のミドルも枠の左。
逆に34分、パスカットされ、大前に左から切り込まれてシュートを打たれるが、左に外してくれた。大前には、36分にもシュートされたが、GKソンリョンが防ぐ。この後の大宮のセットプレーの後、前線に残っていた相手DF菊地にもシュートをうたれるが、枠の外。
40分、またも大宮の左CK。大前が蹴り、相手DF河本にヘディングされるが、枠の上。追加タイムの47分には、ペナルティーエリア手前左寄りで谷口が相手FW江坂を倒して相手FK。これも大前が蹴るが、枠の左へそれ、無失点でハーフタイム。
後半、両チームとも交替なし。しかし、流れは変わらず、押し込まれる。6分には、ダイレクトパスをつながれ、左から右に回った大前が入れたクロスを相手ボランチ茨田がシュート。これははずれたが、後手を踏む展開が多い。
12分、フロンターレは家長をあきらめ、FW森本を入れる。すると小林が生き返る。憲剛がツートップ気味に前に入る。14分、フロンターレの右CK。憲剛が蹴り、車屋がヘディングするが、相手GK。18分、大宮は一人目の交替。瀬川に替えて清水が入る。
20分、左サイドを登里が突破し、ゴール前に鋭く低いクロス。森本が飛びこむが、惜しくも合わず。しかし21分、フロンターレの連続右CKから先制。憲剛のキックに、森本、小林、谷口らが待ち構え、小林が少し下がって相手マークをはずし、ボールがきた瞬間に前につめてヘディングシュート。見事に決まり、これで4年連続開幕戦得点。1−0。本人も取れる気がしていたとコメント。
27分、大宮はFW江坂に替えて、MF岩上を入れる。ロングスローが武器らしい。直後に相手右サイドから、岩上のロングスローが入るが、谷口がクリア。
この後は、大宮のプレスが弱まり、フロンターレがボールを回せるようになる。38分、大宮は長谷川に替えて大柄なFWペチュニクを入れる。大宮のFKは、大前が蹴り、クリアボールのこぼれを拾われるが、GKソンリョンがはじく。
40分、フロンターレも守備固め。阿部に替えて奈良を入れる。奈良はCBに入り、車屋が左SB、登里が阿部のいた左MFへ回る。
しかし、41分から攻められ続ける。相手FKは車屋がクリア。岩上のロングスローはネットがクリア。しかしクリアを拾われ、またクロスが入るが、GKソンリョンが防ぐ。連続CKを与え、大前のキックを相手FWペチュニクにヘディングシュートされるが、ゴールライン上で小林が体に当て、GKソンリョンが押さえる。これが一番危なかった。
追加タイム4分。48分、相手パスミスを拾い、ペナルティーエリア右から小林がゴール前に鋭く折り返すと、憲剛が走り込んで確実に押し込んだ。2−0。
49分、登里に替えて狩野が入る。大宮が連続CKを得るが、3度目を蹴る時間はなく、タイムアップ。大宮のCKの間に、フロンターレサポーターが「アヴァンテ」を歌っていたが、心配だった。でも完封できたのはよかった。
今年からスカパーではなく、Daznとかいうネット配信の会社が放映権をとったので、普通に録画とかできず、毎試合見られるか心配。監督インタビューもなくなったようだ。今回は、さいたまテレビの放送があったのでよかったが、ホーム開幕の鳥栖戦は、NHKの放送もないので、どうなるか。
また中三日でACLのアウェイ香港戦。今度はACLも勝ってほしい。
サッカー短評 (2017.2/22)
川崎フロンターレvs.水原三星ブルーウィングス 1対1 (2017.2/22 等々力) ACLグループG第1戦
大久保が去り、風間監督が去ったフロンターレの今季初戦はいきなり、韓国のカップ戦王者。結局、ホーム初戦で相手にアウェイゴールを与えただけとなった。
先発は、GKソンリョン、DF左から車屋、谷口、舞行龍ジェームズ、田坂。大島とネットのダブルボランチ。二列目に憲剛、家長、阿部と並べ、小林のワントップ。鬼木新監督は、即戦力として補強した3人をさっそく使ってきた。今季のキャプテンは小林。なお、右SBの予定だったエウシーニョは、練習試合で骨折、全治3ヵ月。
前半は、フロンターレペースだった。パスをつなぎ、ゴールに迫る。大島の鋭い縦パスが目立った。家長は自由に右にも左にも動く。
先制点は、11分、大島のパスを受けた、憲剛がペナルティーエリア左サイドから鋭いクロス、小林が飛びこみ、左肩で押し込んだ。
水原は、左ウイングに、昨季はサガン鳥栖にいたキム・ミヌがいる。ワントップにジョナタン、トップ下にサントスという外国人もいる。キャプテンは、33歳のFWヨム・ギフン。まだ本調子でないのか、どんどん前線に放り込んでくる。
相変わらず、あっという間にゴール前までボールを運ばれてしまうときがあり、失点もそれで生まれた。23分、相手FWが左からペナルティーエリアに進入、シュートにスライディングで触りに行った車屋が、GKソンリョンの前でブロックしたのはよかったが、ボールはゴールに向かってまっすぐ戻ってきた谷口を直撃、そのままゴールに吸い込まれた。
追加点がとれそうな場面もあった。ダイレクトでボールをつなぎ、阿部がほぼフリーでボールを受けたが、一瞬の遅れで相手DFがつめよったせいか、シュートがヒットせず、ポストの右へ。惜しかった。日テレジータスの解説、北沢が後でハイライトのふり返りで「これが決まっていたら大量点になったかも」と言ったが。
後半は、一転して水原のペース。こちらのペースに慣れたのか、パスをすばやくつながれ、押し込まれる場面が多くなった。前半の水原のシュートは遠目からの2本のみだったが、後半は6本打たれた。逆にフロンターレは、前半7本打ったが、後半は3本と沈黙。
27分に、運動量の落ちた阿部に替えてDF奈良を入れて3バックに変え、右SBの田坂を一列上げた。37分には、足のつった大島に替えて三好を入れる。憲剛がボランチに回り、三好は憲剛のいたところに入った。さらに40分、家長に替えて、新加入のFWハイネルを入れる。しかし、一定の活性化にはなったが、三好も横パスをとられたり、田坂もバックパスが相手FWへのプレゼントになったりとピリッとしなかった。
追加タイム3分に入ってから、やっと相手ゴール前に攻め込んだが、シュートは枠の外。とうとう最後まで追加点はとれず。
サッカー短評 (2017.2/23)
鹿島アントラーズvs.浦和レッズ 3対2 (2017.2/18 日産ス) スーパーカップ
先発は、鹿島がGK韓国代表の権、DF西、植田、昌子、湘南から新加入の三竿。小笠原とレオ・シルバのダブルボランチ。遠藤と土居のツーシャドー、金崎とペドロ・ジュニオールのツートップ。レッズはFWズラタンのワントップ、李と武藤のツーシャドー。阿部と青木のダブルボランチ。左右のワイドに湘南から新加入の菊地と駒井。宇賀神、遠藤航、森脇の3バック。GK西川。
初めはレッズが攻めていたが、鹿島は落ち着いて耐え、前半39分に、遠藤康の直接FKで先制。43分にも、レオ・シルバのパスカットから素早くつないで、金崎のシュートにつめた遠藤が追加点。2−0で後半へ。
レッズは後半開始から、李に替えて興梠を入れる。19分には、菊地に替えて関根、駒井に替えて長沢を入れ、攻撃を活性化。29分にPKを獲得。これを興梠が決め、2−1。すぐさま30分、武藤が2点目を決め、同点に。2−2。
鹿島は20分、金崎に替えて鈴木優馬、24分、レオ・シルバに替えて永木を入れる。すると、38分、レッズのDF遠藤航がGK西川にボールを渡そうとしたパスがきちんとヒットしなかったところに鈴木優馬がつめより、ボールを奪ってシュートを決めた。3−2。なんとしたたかな。
レッズは、すぐにACLの試合がアウェイであるため、柏木や槙野をベンチに入れなかった。控え選手の質の違いが出たということか。
サッカー短評 (2017.1/1)
川崎フロンターレvs.鹿島アントラーズ 1対1延長0−1 (2017.1/1 吹田ス) 天皇杯決勝
いよいよ来た。サポーターはどれくらい吹田に行っているのだろう。心配していたが、開始前の川崎側のゴール裏スタンドいっぱいに「賀正」の文字と富士山の図柄が浮かび上がっていた。
入場してくるフロンターレの選手たちはやはり少し緊張しているようだった。対して鹿島は落ち着いて見えたのは、ひがみか。NHK解説の木村さんは「鹿島はクラブワールドカップの決勝で自信を付けた」と言う。
先発は、GKチョン・ソンリョン、DF谷口、エドゥアルド、田坂。憲剛と大島のダブルボランチ。左右のアウトサイドに車屋とエウシーニョ。ワントップ大久保、左右のワイドに登里と小林。風間監督との最後の試合。
たちあがりは、大久保がシュートをうち、決勝出場三回目のすごみをみせた。しかし、前半42分、鹿島得意のCKから、山本にヘディングシュートを決められ、0−1でハーフタイム。
後半9分、小林のシュートで同点。1−1。その後何度も追加点のチャンスはあったが、1−1のまま延長戦へ。
延長前半4分、またしても右CKからのこぼれを、小笠原と3人目の交替で入ったファブリシオに決められ、1−2。12月に7試合もした鹿島の選手に疲れが見え、足も止まってきていたのだが。
延長後半から田坂に替えて森谷を入れる。エウシーニョが右サイドバックに下がり、大島と森谷のダブルボランチ、憲剛が一列上がる。さらに大島に替えて森本を入れる。NHKの鳥海アナが「森本は鹿島戦で得点し、天皇杯でも2得点」と言う。しかし、森本がシュートできないまま、守りきられてタイムアップ。またしても鹿島の壁を破れず。鹿島はこれで19冠。フロンターレは、やっと決勝に何度もからむというところまでだった。経験値はどうやって積めばよいのか。