HOME MG Book Soccer Propile


2013年1〜12月に読んだ本


 児童文学  絵本  ヤングアダルト  SF
 ファンタジー  ミステリー  その他の小説  小説以外



児童文学
◆『妖狐ピリカ・ムー この星に生まれて』那須田淳作、理論社  <児童文学>
 《12/31読了》那須田淳にしてはセリフが臭くて、駄作と思ったが、元が脚本のノベライスとあり、いかにもそんな感じが残っている ためだとわかった。児童図書館研究会東京支部11月Text。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『ガラパゴスに木を植える 世界自然遺産第一号を守れ!』藤原 幸一著、岩崎書店  <児童NF>
 《12/15読了》1978年、世界自然遺産第一号に指定されてから、皮肉にも人口、観光客が爆発的に増加し、外来生物の持ち込みも急増。 かえって絶滅の危機に瀕してしまった。2007年、危機遺産リストに移されたが、2010年に解除。著者は22年間ガラパゴスの写真を撮り続け、 惨状を見かねて2006年「ガラパゴス自然保護基金(GCFJ)」の活動を開始。こんなことになっていたとは…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/2読売夕刊10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『千の種のわたしへ 不思議な訪問者』さとうまきこ作、偕成社  <児童文学>
 《12/14読了》不登校の主人公のところへ、いつも悩みを打ち明けていた公園のクスノキが寄越す訪問者は、カラス、猫、影の影の おじいさん、ヤモリ、ナミアゲハ。なんだかそれらの悩みを聞いて、願い事をかなえるということになっている。この形式は何だか 知っている、と思ったら、『セロひきのゴーシュ』だった。 児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/2読売夕刊10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『おいでフレック、ぼくのところに』エヴァ・イボットソン作、偕成社  <児童文学>
 《12/8読了》エヴァ・イボットソンの遺作。10歳のハルの誕生日に、ほしがっている犬のペットの代わりに、週末だけの犬を レンタルしてすませようという両親の俗物ぶりがすごい。イボットソンにしては少し物足りないか。 児童図書館研究会東京支部11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 12/18読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ふしぎな声のする町で』ほしおさなえ作、徳間書店  <児童文学>
 《11/26読了》面白かった。モノダマというのは、昨今流行っている「九十九神」の仲間だと思うが、10年くらいでもなるらしい。 人からよく話しかけられるモノの魂ということのようだ。小5の桐生七子が引っ越した坂木町は、モノダマの声がよく聞こえる所。 重いトランクを引いて、坂道でめげていると、小柄な女の子に声をかけられる。これが同級生で、自称モノダマ探偵だという桜井鳥羽。 なんと鳥羽の持っているフクサや公園の傘ツボ、七子の引っ越した古い家の柱、あのトランクもモノダマだと言う。七子の家で、ソファに すわった人の記憶がとぶ、というか2〜3時間突然寝てしまうことが続き、鳥羽がモノダマ事件くさいと乗り出す。続編が読みたい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/7読売夕刊10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『庭師の娘』ジークリート・ラウベ作、岩波書店  <児童文学>
 《11/25読了》マリーは修道院に入って薬草園の仕事をする予定になっているが、行きたくない。マリーは庭師になりたかったが、 1768年には、娘は父親の決めたとおりにするしかなかった。庭師の父が仕えているメスメル博士は進歩的で、マリーの気持ちをわかってくれ、 新しい庭の設計をまかせてくれる。メスメル博士は、まだ世間に認められていない神童モーツァルトにも、初めての市民パトロンとして、 作品を依頼して、世間に認められるきっかけを作る。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/30読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『少年冒険家トム(3) 予言された英雄』イアン・ベック作、静山社  <児童文学>
 《11/19読了》三部作の最後は、ギリシャ神や北欧神話のエピソードが出てくる。悪者オームストーンは、ミノス王の代わりに、王座に すわり、新婚旅行中のトムの兄たちと妻たちをさらってきて、ミノタウロスの迷宮へ送り込む。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ハリー・ポッターと謎のプリンス』J. K. ローリング作、静山社  <児童文学>
 《11/17読了》なるほど…ついに薬草学から闇の魔術からの防衛術の担当になりましたか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『お人形屋さんに来たネコ』ヨナ・ゼルディス・マクダナー作、徳間書店  <児童文学>
 《11/4読了》『うちはお人形の修理屋さん』の続編。ロシアからリブカおばさんの娘でアナとおない年のタニアが来ることになった。 アナはタニアのために、ランドセルをしょった女の子の人形を作ってプレゼント。タニアはイディッシュ語しか話せなくて無口だった。 でもお隣のアパートの非常階段で子猫を産んで追い出された、ネコとは仲良くなれた。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ネコの目からのぞいたら』シルヴァーナ・ガンドルフィ作、岩波書店  <児童文学>
 《10/29読了》『むだに過ごしたときの島』『亀になったおばあさん』の作者(いずれも世界文化社)。イタリアの作品というと、この人の 作品だ。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 12/28読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『クモばんばとぎんのくつした』仁科幸子作、偕成社  <児童文学>
 《10/26読了》なめくじのニュッルが主人公。きらわれもので自信もないニュッルが、くもばんばが糸を染める花をつむのを 手伝ってから、手芸店の店番を手伝うことで、いろいろな虫たちと口をきくことができるようになる。コガネムシたちのうわさばなしから、 くもばんぱも嫌われていることを知るが、なめくじのネバネバがついた糸がかわくと銀色になるということがわかり、ハナグモの結婚式の 衣装作りを手伝う。他愛ないお話。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『鷹匠は女子高生!』佐和みずえ著、汐文社  <児童NF>
 《10/7読了》『鷹のように帆をあげて』のモデル、石橋美里さんのノンフィクション。ハリスホーク(モモアカノスリ)のモモタロー 以外にも3羽も飼っている。オオタカのエルザとハッピー。ハヤブサのプリーモ。野生動物は飼ってはいけないので、繁殖証明書と 輸入証明書が必要。環境省から飼育許可も取る。そもそもは、タイに住んでいた小一の時、クマタカに会い猛禽に一目惚れしたためとか。 今は唐津市の諏訪神社の「鷹放ち神事」に協力している。ライターの文体が少々甘いが、内容は事実であるだけに魅力がある。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔法のハサミがやってきた!』岡田貴久子作、偕成社  <児童文学>
 《10/6読了》九つのユカの、フータローおじさんは魔法のハサミを持つ床屋。そのハサミで小鳥カットにすれば空を飛べる。 コウモリカットなら夜も跳べる。「バーバー・ルーナ」のオーナーが、亡き夫の代わりの理容師を募集したので、応募しにきたという。 第2巻が出たら面白そうだったので、まず第1巻を読んでみた。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『象使いティンの戦争』シンシア・カドハタ作、作品社  <児童文学>
 《9/17読了》うーんイマイチ。ベトナム戦争で、米軍に協力していたティンの村は、米軍が去り、ベトコンが来るというので、村ごと 森へ逃げる。逃げ遅れた村人は殺される。ティンは、立派な象使いになることが夢という少年。象を連れて逃げるが、家族とはぐれてしまう。 作者は日系3世らしいが、それと作品が訳されたことの関係は記されていない。今の日本の子どもたちにベトナム戦争がわかるような話でも ないし。アメリカの子どもたちに、米軍に協力したベトナム人もいたということ、難民としてアメリカに移民したベトナム人がいること などを気づかせる、という点では訴えるかもしれない。児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『魔女のシュークリーム』岡田淳作、BL出版  <児童文学>
 《9/7読了》シュークリームが大好きで、お姉ちゃんの分のおやつまで食べちゃうダイスケのところに、魔女の使い魔の動物たちが 助けを求めてやってくる。なんと、彼らの魂が、魔法の特大シュークリームの中に閉じ込められているらしい。なんともヘンな設定だが、 楽しく読める。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『鷹のように帆をあげて』まはら三桃作、講談社  <児童文学>
 《9/6読了》親友の遙を交通事故で亡くして、左手の赤い手袋をはずせない理央。二人でよく通ったペットショップで、タカのヒナの とりこになり飼うことに。30万円もよく親が出す、というところに親友の死が関わっている。娘が元気を取り戻すなら、という。名前は、 遙が「モコモコしてかわいい」と言っていたからモコ。飛ばすためには訓練しないと飛ばないらしい。店長から女子高生の鷹匠がいると聞き、 訓練のしかたを教えてもらう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ローズの小さな図書館』キンバリー・ウィリス・ホルト作、徳間書店  <児童文学>
 《8/31読了》1939年、高一(14歳。中学が2年制)のローズの夢は作家になること。学校の先生が『大地』と創作用ノートをくれる。 パパがでていってしまったので、小5の弟ポッサム、小4の妹パイたとともに、ママの故郷、ルイジアナのホウマへ。そこでローズは カキ猟師の祖父に会い、移動図書館の運転手になる。ママは、高校へは食べていけるようになってから行けばいいと言うが、ローズは 利用者の男性に一目惚れしてしまう。ローズが79歳で夢を叶えるまでを、一族のティーンエイジャーに語り手を替えて語られていく。 児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『暗闇城の黄金』イアン・ベック作、静山社  <児童文学>
 《8/25読了》〈少年冒険家トム2〉。オームストーンが「暗いおとぎ話の国」の王として戻ってくる。ジャックたち5組の結婚式に 乱入し、花嫁・花婿たちを誘拐し、トムを親指大に縮めてしまう。トムはカラスのジョリティの背に乗って兄さんたちを助けに行くが、 暗闇城でお父さんに会う。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アサギをよぶ声』森川成美作、偕成社  <児童文学>
 《8/9読了》女の子のアサギが戦士になりたいと思う動機付けが弱い。もっと男勝りの運動神経の持ち主であるエピソードとか あるといいのに。掟を破るほどの強い意思も感じられない。「声」の位置づけもはっきりしない。サトクリフの『太陽の戦士』みたいな 骨太の作品にしてほしい。児童図書館研究会東京支部8月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『おばけのクリリン』こさかまみ作、福音館書店  <児童文学>
 《8/6読了》何かに連載していた短編を集めたのか。一冊通して読むと、無駄が多い感じ。児童図書館研究会東京支部8月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『チャーメインと魔法の家』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、徳間書店  <児童文学>
 《7/29読了》〈ハウルの動く城3〉。王室づきの魔法使いが病気療養中、留守番を頼まれた本好きの少女チャーメイン。家の片付けは 全然できないが、王さまの図書室での手伝いに行くうち、王国からお金が不自然になくなっていることを知る。その謎の解明に外国から 呼ばれた助っ人がソフィ。ハウルもいるのだが、どうやら子どもに変身しているらしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『盗まれたおとぎ話』イアン・ベック作、静山社  <児童文学>
 《7/13読了》おとぎ話は、すべておとぎ工房で作ったお話を、トゥルーハート一家の誰かがおとぎの国へ冒険に出かけて結末をつけ、 それを物語として印刷頒布したものだった(そうだったのか!)。おとぎ工房の作家オームストーンがそれに不満を持ち、自分でもっと よい結末をつけたくなり、冒険に出かけたジャックたちをおとぎの国で妨害する。6人の兄たちがみんな行方不明になって、とうとう12歳に なったばかりのトムが探しに行くことに。絵本作家イアン・ベックの長編シリーズ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『世界一小さな女の子』サリー・ガードナー作、小峰書店  <児童文学>
 《6/27読了》〈マジカル・チャイルド2〉。魔法界の第スター、ジン夫妻に生まれたのは魔法の才能のない女の子ルビー。両親が事故で亡くなると、遺言でルビーはグリムロックス手品師&魔術師養成学校へ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ストグレ!』小川智子作、講談社  <児童文学>
 《6/23読了》ちょっと小学五年生版『武士道シックスティーン』といあ感じ。剣道じゃなくて空手だけど。空手も、スポーツ系とか、 総合格闘技系とかあるらしいが、主人公の女の子、光希がやっているのは、直接打撃制、フルコンタクトと言われる古典武道の流派。 「ストグレ」は奄美大島の言葉で「負けてたまるか」と言う意味。児童図書館研究会東京支部7月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/29朝日面、8/10読売夕刊10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『トランプおじさんと家出してきたコブタ』たかどのほうこ作、偕成社  <児童文学>
 《6/15読了》動物の言葉がわかる「トランプおじさん」第二弾。かるーく読めます。児童図書館研究会東京支部6月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『竜と舞姫』吉橋通夫作、講談社  <児童文学>
 《6/14読了》遣唐使船に乗って、羽栗翼のお供として唐へ行った14歳の野心的な少年、羽黒小麻呂と、その25年前の遣唐使、藤原清河の娘、 喜嬢(キジョウ)の視点から当時の長安と日本を描いた野心的な作品。喜嬢の舞う「胡旋舞」が印象的。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『竜が呼んだ娘』柏葉幸子作、朝日学生新聞社  <児童文学>
 《6/9読了》柏葉幸子にはめずらしい異世界ファンタジー。出口のない谷の村は罪人の村。何百年か前に、現王族と争って破れた側に つらなる者の子孫。毎年10歳になった子どものうち1人だけ、竜に呼ばれて村を出る。ミアはおばに育てられた。おばも昔、竜に呼ばれて 村を出たがまた戻された。おばはミアが呼ばれることを見越してか、王宮でも通じる食事作法や読み書きを教え、谷の者しか使えない薬草 ジャも一鉢持たせてくれた。1作ではもったいないような、世界の設定ができているので、続編が読みたい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/25赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『語りつぐ者』パトリシア・ライリー・ギフ作、さ・え・ら書房  <児童文学>
 《6/9読了》きのうまでの隣人が独立戦争で敵味方に…。自分にそっくりな200年前の肖像画をきっかけに、その少女の身の上を 知るために、伯母をはじめとした周囲の人たちとうちとけていく。『11をさがして』『ノリー・ライアンの歌』の作者。 児童図書館研究会東京支部6月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ふたつの月の物語』富安陽子作、講談社  <児童文学>
 《6/2読了》ダムの湖底に沈んだ弓月村の神事「魂呼び」は、死んだ人間を生き返らせるのではなく、死なないように過去に手を加える。 しかし、時の流れが元に戻ろうとするため、死ななかった子供たちはまたすぐ死んでしまい長生きした者はいない。孤児の美月(みづき)と 月明(あかり)は、里親に名乗り出た女性会社役員、津田さんに引き取られる。2人とも夜目がきく。美月は孤児院育ち。超人的な嗅覚があり、 いじめようとする子は事故に会う。月明の超常能力は、瞬間移動。2人が会った夜、湖底の弓月村に時を越えて跳ぶ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/22赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『天狗ノオト』田中彩子作、理論社  <児童文学>
 《5/17読了》保の祖父が残したノートには、天狗の木三太との出会いが書かれていた。千吉天狗の言い伝え、祖父が残した地図。 力作だが、ちょっと長いか。児童図書館研究会東京支部5月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/27朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ねことテルと王女さま』クライド・ロバート・ブラ作、長崎出版  <児童文学>
 《5/8読了》ひたいに白いハート型のぶちのある黒い子猫が、画家になりたいが靴屋で働いているテルに拾われる。テルは部屋の壁に 黒猫の絵をいっぱいに描いて可愛がっていたが、煙突掃除のケッチに盗まれる。児童図書館研究会東京支部5月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子』管野雪虫作、講談社  <児童文学>
 《5/6読了》カンナムの第二王子クワンの生い立ちの記。「従者」セオが故郷の村で親友だったのではなく、クワンに反発を抱いていた。 しかし、クワンが強くならなければ、彼が守りたい人間も守れないとクワンを説得、自分も変わる。セオの視点にした方が面白かったかも。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 7/13赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ふしぎな八つのおとぎばなし』ジョーン・エイキン作、冨山房  <児童文学>
 《5/5読了》王妃の呪いで、日曜日ごとにピンクのヘビに変身するメリュシーナとか、ネプチューンと結婚した娘の双子の息子たちが、 火星人が落とした怪物を、ロックバンド音楽で撃退する話がおかしかった。イラストがクウェンティン・ブレイクのせいか、 エイキンというよりロアルド・ダールのような雰囲気。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/9赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『黒ねこガジロウの優雅な日々』丘修三作、文溪堂  <児童文学>
 《4/28読了》何も起こらない話。杉本家の飼い猫ガジロウの一人称。児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アナベル・ドールとちっちゃなティリー』アン・M. マーティン &ローラ・ゴドウィン作、偕成社  <児童文学>
 《4/16読了》なんと100年もたってから、ドール家の本当の末っ子マチルダ・メイが人形店から送られてくる。宛名はキャサリンおばあちゃんのおじいちゃん。 パーマーさん一家は旅行中。アナベルは妹を箱から出してやりたいが家族に反対され、「家出」を決行。人形たちが外界へ出かけるという 思いもかけない展開に。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『レナとつる薔薇の館』小森香折作、ポプラ社  <児童文学>
 《4/14読了》小森香織なので読んだが、翻訳作品のような内容。舞台はヴィクトリア時代のイギリス。母がジプシーの血をひくレナ 父がインド行きの船の難破で孤児となり、亡き祖父の家へ。家政婦のミセス・リトルは人買いのようだし、まるで吸血鬼のような祖父の後妻 シェルバーン夫人、無口で無愛想な庭師サム…あやしげな人たちがたくさん。おはなしはそれなりに楽しめるが、なぜマンガのような設定の 作品を書いたのか。イラストが下手でかつ合っていない。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『少年弁護士セオの事件簿3 消えた被告人』ジョン・グリシャム作、岩崎書店  <児童文学>
 《4/13読了》妻殺しの容疑者ピーター・ダフィのやり直し裁判の日、被告人は姿を現さなかった。被告人捜しの展開かと思ったら、 なんとセオにパソコンショップ盗難の濡れ衣がかかり、ストーリーは思わぬ方向へ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ホートン・ミア館の怖い話』クリス・プリーストーリー作、理論社  <児童文学>
 《4/13読了》主人公マイケルのぐずぐず不平ばかり言う一人称の叙述が続き、全然面白くなかった。児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『犬のことばが聞こえたら』パトリシア・マクラクラン作、徳間書店  <児童文学>
 《3/31読了》ウィリアムのパパは「書きたいものがある」と家を出た。ママは動物保護センターにいた犬4匹と猫を1匹ひきとった。 いきなりこれだけ動物をひきとれる広さの家だということだ。児童図書館研究会東京支部4月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『劇団6年2組』吉野万里子作、学研  <児童文学>
 《3/31読了》思いの外、面白かった。6年2組のお別れ会の出し物に、お芝居を提案した立樹。学校の観劇会で見たプロの「それからの シンデレラ」が思いがけず面白かったから。台本を自分で書こうと初めは思ったが無理そうとわかり、学校図書館の児童演劇集から オリジナルのシンデレラをやることに。途中でプロの助言を聞いて、少し手を加え、「リアル・シンデレラ」を作り上げる。 なり手のない継母と演出を引き受けて、奮闘するうちクラスメートとの新しいつながりが生まれる。児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ハンナの学校』グロリア・ウィーラン作、文研出版  <児童文学>
 《3/29読了》全然期待しないで読んだが、短い話だがなかなかよかった。1887年のアメリカ。目の見えないハンナ(9歳)は、11歳の姉 から学校の話を聞くのが大好き。でも、両親はハンナに学校は無理だと決め込んでいる。新しい先生がハンナの家に下宿することになり、 先生はハンナを学校に行かせる。余分なお金がないという状況で、どのように点字器の代金を工面したか? が読ませどころ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/9読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘』管野雪虫作、講談社  <児童文学>
 《3/26読了》いつのまにか二冊も外伝が出ていて急いで読んだ。巨山(コザン)の跡取り王女イェラが、いかに跡取りの座を得たかの 熾烈な物語。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『じゃんけんのすきな女の子』松岡享子作、学研教育出版  <児童文学>
 《3/26読了》『なぞなぞのすきな女の子』の姉妹編。ちょっと教訓的。児童図書館研究会東京支部4月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『駅の小さな野良ネコ』ジーン・クレイグヘッド・ジョージ作、徳間書店  <児童文学>
 《3/28読了》『ノラネコの研究』のような物語。この作者では、『オオカミと暮らした少女』が面白かった。 児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『正しい魔女のつくりかた』アンナ・デイル作、早川書房  <児童文学>
 《3/20読了》ジョーはクリスマスの直前に、再婚したおかあさんの家に行くことになるが、行きの列車であやしい人々に会う。 せかされて降りてみると、降りるべきカンタベリーのひとつ手前スタブル・エンド駅。駅員らしき女性に切符を渡してから気がつく。 ところがその人は見当たらず、別の駅員に大人用三輪車を借りて、雪の降る中ひと駅こいでいくが、突然三輪車が暴走してある家に 突っ込むと、そこは魔女の家。帰還の呪文がかかっていたらしい。同い年くらいに見える、魔女見習いのトゥイギーを手伝ううちに、 ジョーは魔女界のごたごたにかかわるはめに。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『舟をつくる』関野吉晴監修・写真 前田次郎文、徳間書店  <児童NF>
 《3/3読了》丸木舟を造るのに、まず道具である斧を、砂鉄を集めて鋼づくりから始める。5キロの鉄器を作るのに120キロの砂鉄が必要 で、そのために300キロの木炭が必要で、それを作るために木材が3トン必要。たたら製鉄では6時間、ふいごを4人ひと組で踏み続ける。 インドネシア・スラウェシ島のマンダール族の船大工に協力してもらい、ビヌアンという巨木を切る。直径1.8メートル、高さ54メートル。 写真絵本でなければできない作品。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/24産経面、3/23読売夕刊10面、3/30朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『アーヤと魔女』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、徳間書店  <児童文学>
 《2/15読了》遺作。聖モーウォード子どもの家に暮らすアーヤは魔女の娘らしいが、園長のブリッグズさんは本人に伝えていない。 置き手紙には「この子の名前はアヤツルです。」とあったので、「アーヤ・ツール」と届けた。楽しく暮らしていたのに、ある日、魔女の 養子に選ばれてしまう。原題のearwigの意味が今ひとつわからない。お話はジョーンズらしく楽しかった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『少年弁護士セオの事件簿2 誘拐ゲーム』ジョン・グリシャム作、岩崎書店  <児童文学>
 《2/6読了》アメリカのいろいろな制度に詳しくなる。動物裁判とか代理制度とか。最後のエイプリルの陳述も立派。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『かかしのトーマス』オトフリート・プロイスラー作、さ・え・ら書房  <児童文学>
 《1/21読了》かかしのトーマスの「空を飛びたい」という願いは思わぬ形でかなう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2012.11/24読売夕刊10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)

ページトップへ

絵本 >
◆『ルシールはうま』アーノルド・ローベル作、文化出版局  <絵本>
 《12/29読了》お百姓さんの馬のルシールは、自分がどろだらけなのが悲しかった。ある日おくさんが町へつれていき、ピンクのバラが ついた帽子、ぴかぴか光った赤い靴、真っ白なかわいいドレスを買ってやる。もう畑仕事はしない。でもバラはくすぐったいし、靴で足は 痛いし、ドレスは暑い。おくさんがひらいたパーティで、ルシールのむしゃくしゃがばくはつ、「わたしは貴婦人じゃない、馬よっ」と 叫んで、ふつうの元気な馬に戻る。よかったよかった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『算数の天才なのに計算ができない男の子のはなし』バーバラ・エシャム文 マイク&カール・ゴードン絵、岩崎書店  <絵本>
 《12/28読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『そんなときどうする?』セシル・ジョスリン作 センダック絵、岩波書店  <絵本>
 《12/24読了》バーニンガムの『ねえどれがいい?』に似ているが、読者に究極の選択をせまるのではなく、山椒を効かせたマナーの本。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 10/26読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『もりのおきゃくさま 「三びきのくま」のさかさまのおはなし』ブリントン・タークル作、こぐま社  <絵本>
 《12/22読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/2読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『おさかないちば』加藤休ミ作、講談社  <絵本>
 《12/17読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/2読売夕刊記事、1/11赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『12種類の氷』エレン・ブライアン・オベッド文 バーバラ・マクリントック絵、ほるぷ出版  <絵本>
 《12/9読了》初氷、つぎの氷、3番目の氷、畑の氷、小川の氷、黒い氷(大池。雪が降るまで)、リンクの氷(菜園)、かんぺきな氷、 牧場の氷、とけてきた氷、おしまいの氷、ゆめの氷。作者はアメリカ、メイン州生まれ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 12/21朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ペンギンのこと』キャスリン・シル文 ジョン・シル絵、玉川大学出版部  <絵本NF>
 《12/8読了》シンプルな文がすばらしい。すべて1行。絵も藪内さんにはかなわないが、なかなかいい。17種類全て南半球に住む。 ページごとに違うテーマでペンギンが登場。「とぶことができない」にはアデリーペンギン。「翼で泳ぐ」はフィヨルドランドペンギン。 「羽毛は水をはじく」にはロイヤルペンギン。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ソフィー・スコットの南極日記』アリソン・レスター作、小峰書店  <絵本>
 《11/27読了》本当に9歳の子どもが行ったわけではないが、作者の実体験に基づいた話。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/23赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ふしぎなタネやさん』みやにしたつや作、金の星社  <絵本>
 《11/27読了》ぶたくんがもりのなかで見つけたタネ屋さんからもらったタネは、植えて呪文を唱えると、すぐにニョキニョキ 木が生えて、ドーナツがなったりする。うーん、それは面白いけど、こんな木ばかりどんどん生えてたら困るのではないか、と大人は考えて しまうのだった…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/28読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『いちにちぶんぼうぐ』ふしべあきひろ作 かわしまななえ絵、PHP  <絵本>
 《11/27読了》ナンセンス絵本。ぶんぼうぐにへんしんして、そのたいへんさを実感する。「○○ってたいへんだなあ」の繰り返し。 子どもには、ハマると楽しんでもらえると思うが、大人には、最後にどんでん返しのオチとかないと、繰り返しだけで終わる感じ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『さかさことばでうんどうかい』西村敏雄作、福音館書店  <絵本>
 《11/27読了》パンくい競争「ぞうくん くうぞ / よう くうよ / ぞうくん ぱん くうぞ」。重量あげ「できる  やれば ねばれ やるきで」。昼休み「ねこ ねこまんま こねこね」。鉄棒「きめわざきまり とりまきざわめき」。 新体操「うまが まう / うまく まう」。とまあ、こんな具合で、全て回文で運動会が進行。絵がまた、おかしい。馬の新体操も 変だが、最後のリレーが傑作。「いちい だれだ いちい / たぶん ぶた / いがいや いがい / いやはや はやい」。絵では、1位の ブタの後ろにせまっているのは、オオカミやらヒョウやら肉食獣のアンカーたち。速いわけだ。 (^ ^;)
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『』長田弘文 山村浩二絵、講談社  <絵本>
 《11/12読了》「ん」がなかったら、「んだ、んだ」という福島弁は成り立たない。「あかん」という関西弁だって…。それぞれの 言葉をイラストレーターが目と口の表情だけで見事に表わしている。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 11/1東京12面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『落としたのはだれ?』高田勝文 叶内拓哉写真、福音館書店  <絵本NF>
 《10/26読了》ちょっと字が多い。林に出かける理由はやめて、いきなり羽を見つけるところからにしてはどうか。それに、 最初に見つけたときの場面で、羽が目に飛び込んでこない。せっかくの写真絵本だが、周囲が全部均等に写っている。大学生のお兄さんが 物知りすぎるような感じもする。ただ、一枚の羽からわかることが、こんなにたくさんあるということは、ミステリーの謎解きのようで 面白い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『グランパ・グリーンの庭』レイン・スミス作、BL出版  <絵本>
 《10/19読了》ひ孫の「ぼく」がグリーンひいおじいちゃんについて語りながら、画面では、おじいちゃんの記憶につながるトピアリー (動物などの形に剪定された植木)が描かれる。レイン・スミスなので、もっと面白いかと期待したが、イマイチ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/14読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『エマおばあちゃん』ウェンディ・ケッセルマン文 バーバラ・クーニー絵、徳間書店  <絵本>
 《10/16読了》なんだかちょっとグランマ・モーゼスみたい。子どもたちが贈ってくれた故郷の村の絵が納得いかなくて、という理由は 違うと思うけど、年とってから記憶の中のふるさとの絵を描き始め、それを見に人が来るようにまでなった、というおはなし。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/14読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ぱんつくったよ』平田昌広作 平田景絵、国土社  <絵本>
 《10/13読了》くぎる場所を変えると意味が変わる言葉遊びの絵本。「パン作ったよ」→「パンツ食ったよ」。 「すいかどろぼうをおいかけます」「うちゅうじんがくるまでまっています」…ページをめくると出てくる絵を想像するのが楽しい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『としょかんねずみ 3 サムとサラのせかいたんけん』ダニエル・カーク作、瑞雲舎  <絵本>
 《9/17読了》図書館に住むサムは、本を読むのが好き。ある日出会ったサラという女の子のねずみは、実際に冒険をしようと誘う。 サムは、実は高いところやスピードは苦手。でもサラに臆病者と言われたくなくて、おっかなびっくりつきあうことに。そんなに見栄を はっても楽しくないと思うけど。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『道はみんなのもの』クルーサ文 モニカ・ドペルト絵、さ・え・ら書房  <絵本>
 《8/26読了》声に出して読むといささか長い。町の歴史の部分はもっと減らしてもいい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『りんごかもしれない』ヨシタケシンスケ作、プロンズ新社  <絵本>
 《7/24読了》りんごをめぐる妄想。すごくおおきいさくらんぼかもしれない。見えない側はナシかもしれない。確かに。 クスクス笑える。声に出して読むとちょっと長い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ふしぎなボジャビのき アフリカのむかしばなし』ダイアン・ホフマイアー再話 ピート・フロブラー絵、光村教育出版  <絵本>
 《7/21読了》かんばつのとき、あかい実をたくさんつけている木があった。木を守っているへびは、木の名前をあてたらどいてやると 言う。サバンナの王さまが名前を知っているとカメが言うので、足の速いシマウマが行くが、帰りでころんで「ボンガニ」。頭のいいサルは 「ムンジャニ」。覚えているのが得意なゾウも「ウンファニ」。ライオンは怒ってもう誰にも教えないと言う。繰り返しがおかしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/29朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『なんだかへんなのね』内田麟太郎文 岡山伸也絵、絵本塾出版  <絵本>
 《6/8読了》初日の散歩で出会ったイカが全く伏線じゃない。次の日に駐車場の看板がないことを示すためだけの一日なのか。 「もうひといき」でもっといい作品になりそうなのだが。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『ちくわのわーさん』岡田よしたか作、ブロンズ新社  <絵本>
 《5/16読了》ナンセンス絵本! 好きだなあ、こういうの…。別になーんの役にもたたないけど、笑えます。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『空とぶ鉢』寮美千子作、長崎出版  <絵本>
 《4/17読了》『信貴山縁起絵巻』のなかの「飛倉の巻」を絵本にしたもの。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『できそこないのおとぎばなし』いとうひろし作、童心社  <絵本>
 《4/17読了》おつかいにいもうとがついてきて、わるいドラゴンがこびとからまほうのいしをぬすんだという。おみせのなかで、 ドラゴンとこびとのたたかいにいもうとが加勢。ぼくはおみせのひとにあやまる役回り。ドラゴンは大人には見えていないが、「ぼく」にも 見えていないようだ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『くまの皮をきた男 −グリムの昔話−』フェリクス・ホフマン絵、こぐま社  <絵本>
 《3/23読了》そうか悪魔は緑の服を着ているのか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『おばけのおうちいりませんか?』せきゆうこ作、PHP研究所  <絵本>
 《3/23読了》おばけとタヌキの化かし合いだった。一過性の作品。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『えんぎもん』青山友美作、風濤社  <絵本>
 《3/20読了》まねきねこ、金のなる木、くまで、ふくすけ。ふくろう(不苦労)は知らなかった。いやぁ、めでたいものっていろいろ ありますねぇ…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/12読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本』ウィリアム・ジョイス作、徳間書店  <絵本>
 《3/14読了》同じタイトルのアニメ映画の絵本化作品。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2012.11/2FC東京面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『リンゴのたび』デボラ・ホプキンソン作 ナンシー・カーペンター絵、小峰書店  <絵本>
 《2/27読了》「父さんとわたしたちがオレゴンにはこんだリンゴのはなし」という副題どおりの作品。「じんじんこおらすぞう」は、 普通に「ジャック・フロスト」と訳した方がよかったと思う。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2012.9/7東京面、9/8読売夕刊10面記事、 9/22図書新聞、10/13赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』おくはらゆめ作、童心社  <絵本>
 《2/27読了》タイトルは面白そうだし、なんでまたシルクハットをかぶっているのか気になるが、とにかくオチがない。最初から 最後まで同じことの繰り返しで、だからなんだという感じ。長新太の作品にも『ごろごろにゃーん』とか繰り返しのがあるが、一応、 うちに帰っているし。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『アナベルとふしぎなけいと』マック・バーネット文 ジョン・クセッセン絵、あすなろ書房  <絵本>
 《2/23読了》ある日アナベルが拾った箱に入っていた毛糸は、編んでも編んでもなくならない。みんなの分のセーターを編み、 町中の人や動物、建物にまでセーターを編むがなくならない。しゃれ者の外国の王子が毛糸を買い取りに来るが売らない。 王子が盗ませると箱はカラッポ。風刺的な作品。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『どんぶらどんぶら七福神』みきつきみ文 柳原良平絵、こぐま社  <絵本>
 《1/30読了》正月っぽい絵本。毘沙門天が入っているのは忘れがち。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『こないかな、ロバのとしょかん』モニカ・ブラウン作、新日本出版社  <絵本>
 《1/15読了》昨年読んだ『ろばのとしょかん コロンビアでほんとうにあったおはなし』(ジャネット・ウィンター 絵と文、集英社)の利用者である女の子アナの視点から書かれた本。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆

ページトップへ

ヤングアダルト
◆『銀葉』ジョン・フラナガン作、岩崎書店  <YA>
 《8/24読了》〈アラルエン戦記4〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『わからん薬学事始 3』まはら三桃作、講談社  <YA>
 《8/4読了》下宿の先輩の田舎へ行き、忍者の末裔だというじいさんを訪ねる。伝統薬「気やすめ丸」の成分を知ろうと無理をして、 生薬の声が聞こえなくなってしまう。また、下宿の大家、橘蘭から、知らされていなかった父親について聞く。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『RDG 6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』荻原規子作、角川書店  <YA>
 《6/18読了》完結編。学園祭で舞を舞って異空間を修復した泉水子は、判定者・村上穂高に学園トップに選ばれたが、陰陽師の高柳は 再審を求める。大人のいない所で、結界もなしで1対1の術比べをしようと。泉水子は村上に「自分の意思で隠れていたいなら 学園を作り替えなければならない」と言われる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『氷賊』ジョン・フラナガン作、岩崎書店  <YA>
 《6/15読了》〈アラルエン戦記3〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ハートビートに耳をかたむけて』ロレッタ・エルスワース作、小学館  <YA>
 《5/26読了》アメリアとイーガンの一人称で交互に語られる。イーガンは16歳で才能あるフィギュアスケート選手。でも母親と うまくいってない。ルッツジャンプで転倒し、フェンスに激突して死亡。アメリアは14歳。4年くらい前に心臓病を発病し、自宅の二階の 部屋までも上がれなくなり、車椅子。アメリアの手術後、同じ移植経験のある子供たちが来て面会する。ある兄弟の弟は、移植後、 性格が変わり、ドナーのクセがうつったという。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2012.12/8読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『わからん薬学事始 2』まはら三桃作、講談社  <YA>
 《5/25読了》生薬の声が聞こえる才能がある草多はかろうじて高校二年に進級。わからん荘の先輩の大学の学費を稼ぎに、 北海道の酪農農家でゴオウ(牛の胆石)探しを手伝う。牛の中にいる胆石の声は聞こえたが、治療して出たのは寄生虫とビニール。 しかしクマに出会い、入学金は解決。伝承薬のXクラスでは、目分量で重さを正しく判断する訓練や、時計を見ずに時間を計る実習。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『わからん薬学事始 1』まはら三桃作、講談社  <YA>
 《5/6読了》代々秘伝の薬「気休め丸」作りの家に久々に生まれた男子の跡取り、木葉草太は、生まれて初めて故郷の久寿理島を出て 東京の和漢学院へ。薬学専門の高校なんてあるのか疑問だが、大手製薬会社の御曹司、大塔秀有がライバル。伝統薬品の特別クラスには、 矢野先生の超速講義のノートをとれるようにならないと入れない。真面目に書かれたラノベ風作品。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『炎橋』ジョン・フラナガン作、岩崎書店  <YA>
 《2/25読了》〈アラルエン戦記2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『弟子』ジョン・フラナガン作、岩崎書店  <YA>
 《1/6読了》〈アラルエン戦記1〉。孤児のウィルは、レドモンド領主アラルド公の孤児院育ち。15歳の「選択の日」に希望の戦闘学校 に受け入れられない。同期のホラスは戦闘学校、アリスは外交部、ジョージは書記学校、ジェニーは厨房に決まった。ウィルを受け入れた レンジャーのホールトと訓練生活を送るうちに、自分のよりどころを見つけていく。同期のホラスとの確執のエピソードや、これからの ストーリーの中心となる、謀反人モルガラスとの戦いの先陣として、古代生物にして暗殺者のカルカラとの対決が描かれる。 ヨミウリ・ジュニアプレス記者の高校生のおすすめで読んでみたが面白かった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2012.9/8読売夕刊10面、2012.10/26週刊読書人5面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆

ページトップへ

SF
◆『グリムスペース』アン・アギアレイ作、ハヤカワ文庫SF  <SF>
 《5/21読了》超光速宇宙航法として、この世界で採用されているのは平行航法。そのためには、グリムスペースを通らなければならないが、 そこを道案内できるのは、特別なJ遺伝子を持つジャンパーだけ。主人公のジャンパー、シランサは、ある事故の責任を問われ、医療施設に 「治療」と称し監禁されていた。謎の男に救出されるが、大きな企てに巻き込まれる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アルフハイムのゲーム』ジャスティナ・ロブソン作、ハヤカワ文庫SF  <SF>
 《1/30読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★

ページトップへ

ファンタジー
◆『からくさ図書館来客簿』仲町六絵作、メディアワークス文庫  <ファンタジー>
 《12/13読了》小野篁が図書館長のオムニバス短編集。続きが読みたい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『レディ・ガンナー外伝 そして四人は東へ向かう』茅田砂胡作、角川スニーカー文庫  <ファンタジー>
 《11/17読了》四人が全然出てこない話と、四人が出会って、レディ・ガンナーに出会うことになる旅のきっかけの話。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『緑金書房午睡譚』篠田真由美作、講談社ノベルス  <ファンタジー>
 《11/1読了》父が研究休暇でイギリスへ行っている間、母の遠縁の古本屋に居候することになった比奈子。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊と踊る』ゲイル・キャリガー作、ハヤカワ文庫FT  <ファンタジー>
 《9/4読了》〈英国パラソル奇譚5〉。完結編。不死者のマコン卿もエジプトで死んでしまうのか?! アレクシアの娘の活躍をもっと 読みたい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『丕諸(ひしょ)の鳥』小野不由美作、新潮文庫  <ファンタジー>
 《7/17読了》〈十二国記短編集〉。割るための陶器の鳥を作るとか。割れるときの音がメロディーを奏でるとか奥が深すぎ。王が 願うと実がなる「里木」の発想は、どこから着想したのだろう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』ゲイル・キャリガー作、ハヤカワ文庫FT542  <ファンタジー>
 《6/19読了》ヴィクトリア女王の暗殺の噂が幽霊たちからもたらされる。自身も吸血鬼たちに命をねらわれている臨月のアレクシアが 走り回るのがおかしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『魔法無用のマジカルミッション』シャンナ・スウェンドン作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《6/8読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『死者の短剣 旅路』上・下 ロイス・マクマスター・ビジョルド作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《4/25読了》湖の一族のはぐれ者が盗賊集団を組織。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『天球儀(セレスチアル・グローブ)とイングランドの魔法使い』マリー・ルツコスキ作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《3/17読了》〈錬金術師ニコラ・フラメル〉シリーズでは、ジョン・ディーは極悪人だが、こちらのシリーズではずっと良心的な 魔法使いとして描かれている。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『永遠の女王』メリッサ・マール作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《3/4読了》うーん…。まさかセスまで妖精になろうとするとは。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『死霊術師ジョン・ディー』マイケル・スコット作、理論社  <ファンタジー>
 《3/4読了》スカアハの妹が出てきて、これが悪人かと思えば、ついに「不死身のヒト」で日本人が登場するし、ふたごは 訣別しそうだし、ハラハラさせて、また次へ続く。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『運命の子』〈グイン・サーガ129〉 栗本薫作、ハヤカワ文庫JA  <ファンタジー>
 《1/2読了》フロリーとイシュトヴァーンの息子スーティが「運命の子」らしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆

ページトップへ

ミステリー
◆『ミツバチたちのとんだ災難』ハンナ・リード作、コージーブックス  <ミステリー>
 《12/20読了》〈はちみつ探偵1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『黒猫ルーイと猫屋敷の怪』キャロル・ネルソン・ダグラス作、RHブックスプラス文庫  <ミステリー>
 《12/11読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『シュークリームは覗いている』ジョアン・フルーク作、ヴィレッジブックス  <ミステリー>
 《12/3読了》〈お菓子探偵シリーズ11〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『貧乏お嬢様、メイドになる』リース・ボウエン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《11/24読了》「英国王妃の事件ファイル」シリーズ第一作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『眺めのいいヘマ』ジル・チャーチル作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《11/7読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『違いのわかる渡り鳥』クリスティン・ゴフ作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《10/29読了》〈バード・ウォッチャー2〉。オーガニック・コーヒーと渡り鳥の関係は。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『プラムプディングが慌てている』ジョアン・フルーク作、ヴィレッジブックス  <ミステリー>
 《10/15読了》 〈お菓子探偵シリーズ 12〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『感謝祭は邪魔だらけ』クリスタ・デイヴィス作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《9/20読了》〈家事アドバイザー1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『本の町の殺人』ローナ・バレット作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《8/27読了》イギリス・ウエールズの本の町ヘイ・オン・ワイをモデルにしたアメリカの町が舞台。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ロザムンドの死の迷宮』アリアナ・フランクリン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《8/20読了》〈検死医アデリア 2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『背表紙は歌う』大崎梢作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《8/3読了》〈明林書房営業マン2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『アガサ・レーズンの困った料理』M. C. ビートン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《7/26読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔』三上延作、メディアワークス文庫  <ミステリー>
 《7/21読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『贋作に明日はない』ヘイリー・リンド作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《7/8読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『君を想いて』ジル・チャーチル作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《6/13読了》〈グレイス&フェイヴァー 5〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『エスプレッソと不機嫌な花嫁』クレオ・コイル作、ランダムハウス講談社文庫  <ミステリー>
 《6/5読了》〈コクと深みの名推理7〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ホワイト・ティーは映画のあとで』ローラ・チャイルズ作、RHブックスプラス  <ミステリー>
 《5/9読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『ビブリア古書堂の事件手帖 3 栞子さんと消えない絆』三上延作、メディアワークス文庫  <ミステリー>
 《4/30読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『掘り出し物には理由がある』シャロン・フィファー作、コージーブックス  <ミステリー>
 《4/14読了》〈アンティーク雑貨探偵1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『修道院の第二の殺人』アランナ・ナイト作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《3/31読了》〈ファロ警部補1〉。第2作を先に読んでしまった。2012.9/3『エジンバラの古い棺』参照。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『平台がお待ちかね』大崎梢作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《3/29読了》〈明林書房営業マン1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ウェディングケーキにご用心』ジェン・マッキンリー作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《3/24読了》〈カップケーキ探偵 1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『首なし騎士と五月祭』ケイト・キングズバリー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《3/21読了》〈ペニーフット・ホテル4〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『バレンタインは雪あそび』レスリー・メイヤー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《3/10読了》主婦探偵ルーシー・シリーズ 5。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ディミティおばさま幽霊屋敷に行く』ナンシー・アサートン作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《2/11読了》〈優しい幽霊 5〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アンティーク鑑定士は疑う』エミール・ジェンキンス作、RHブックスプラス文庫  <ミステリー>
 《2/5読了》アンティーク鑑定士スターリング 2。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『幽霊探偵と呪われた館』アりス・キンバリー作、ランダムハウス講談社文庫  <ミステリー>
 《1/12読了》〈ミステリ書店 5〉。心霊ノンフィクションの注文書を届けに行ったら、今朝電話で話した注文主は、屋敷内で死んで いた。しかも何か非常に恐ろしいものを目撃したような死に顔で。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆

ページトップへ

その他の小説
◆『書店ガール』碧野圭作、PHP文芸文庫  <その他の小説>
 《10/22読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『英国マザーグース物語 [6] 花咲けるきみと永久の歌』久賀理世作、集英社文庫  <その他の小説>
 《10/1読了》完結編。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『英国マザーグース物語 [5] 聖夜に捧ぐ鎮魂歌』久賀理世作、集英社コバルト文庫  <その他の小説>
 《8/12読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『舟を編む』三浦しをん作、光文社  <その他の小説>
 《7/15読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『英国マザーグース物語 [4] 裏切りの貴公子』久賀理世作、集英社コバルト文庫  <その他の小説>
 《7/10読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『村田エフェンディ滞土録』梨木香歩作、角川書店  <その他の小説>
 《1/28読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『青い鳥文庫ができるまで』岩貞るみ子作、講談社  <その他の小説>
 《1/15読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2012.10/27赤旗9面、1/11東京面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『楽園のカンヴァス』原田マハ作、新潮社  <その他の小説>
 《1/14読了》美術ミステリー。ニューヨーク現代美術館は、実際に「税関吏ルソー」展を開催したのか? ルソーとピカソは どのくらい親しかったのか。ルソーにはそんなに知られない作品があるのか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆

ページトップへ

小説以外
◆『トップスケーターの流儀 中野友加里が聞く9人のリアルストーリー』中野友加里著、双葉社  <その他>
 《12/21読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『図書館ねこデューイ』ヴィッキー・マイロン作、ハヤカワ文庫NF  <その他>
 《10/1読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『Hard After Hard かつて絶望を味わったJリーガーたちの物語』大泉実成作、カンゼン  <その他>
 《9/13読了》財前、磯谷、船越…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『眼・術・戦 ヤット流ゲームメイクの極意』遠藤保仁×西部謙司著、カンゼン  <その他>
 《7/7読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『女子の古本屋』岡崎武志著、ちくま文庫  <その他>
 《5/16読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『Jリーグサッカー監督 プロフェッショナルの思考法』城福浩著、カンゼン  <その他>
 《5/14読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『がけっぷち、上等! なでしこは泣いて笑って強くなる』早草紀子著、集英社  <その他>
 《2/14読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆

ページトップへ