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2014年1〜12月に読んだ本


 児童文学  絵本  ヤングアダルト  SF
 ファンタジー  ミステリー  その他の小説  小説以外



児童文学
◆『まほろ姫とブッキラ山の大テング』なかがわちひろ作、偕成社  <児童文学>
 《12/28読了》大テングのわがままさが印象的。鼻が長すぎてつかえているくせに。タヌキの乳母・砧に育てられ、化け方を習っている お姫さまって…。東京支部では、内容は小学校中学年くらいなのに、本が厚すぎる(話が長すぎる)という評価も。発想は面白いが、 高学年には少し幼い感じ。児童図書館研究会東京支部1月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『サマーと幸運の小麦畑』シンシア・カドハタ作、作品社  <児童文学>
 《12/26読了》2013年全米図書賞児童文学部門受賞作。サマー・ミヤモトは12歳。カンザス州リトルフィールドに両親と母方の祖父母 (二人とも67歳)と住んでいる。その年、一家は幸運に見放された。ひと月半のうちにタイヤが7回パンクして、サマーはマラリヤにかかった。 両親がいない間の夏は、祖父母と刈り入れに出る。アメリカの小麦農家は、刈り入れを収穫請負業者に頼む。アメリカの大規模農業の実態が よくわかる。児童図書館研究会東京支部11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『シロガラス 2 めざめ』佐藤多佳子作、偕成社  <児童文学>
 《12/16読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ふたりのエアリアル』ノエル・ストレトフィールド作、教文館  <児童文学>
 《12/15読了》長女のソレル12歳、長男のマーク9歳半、末っ子のホリー8歳。子どもたちは、会ったこともない母方の祖母と 暮らすためにロンドンへ。お母さんは18歳でお父さんと結婚したが、実は芝居一族ウォリン一家の中でも前途明るい女優だった。 お祖母さんは三人を舞台芸術学院に入れる。次第に、ソレルは演技に、マークは歌、ホリーはダンスに才能を発揮し始める。児童図書館研究会東京支部1月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『シロガラス 1 パワーストーン』佐藤多佳子作、偕成社  <児童文学>
 《12/11読了》すぐ読めるが、話の途中で「続く」になってしまう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『シャイローがきた夏』フィリス・レイノルズ・ネイラー作、あすなろ書房  <児童文学>
 《11/29読了》11歳のマーティが、夏休み、見つけたビーグル犬は、ジャド・トラバースの家から逃げた猟犬だった。 近くの裏山に囲いを作ってこっそり飼い始める。しかし、いつも食事を分けたり、家族にウソをついたりして心休まらない。児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ぼくの、ひかり色の絵の具』西村すぐり作、ポプラ社  <児童文学>
 《11/25読了》小学校の担任が、美術の専門でもないのに、「山に緑色を塗れ」と言って、実際に塗るまで横で見ているなどという 「指導」を本当にするのだろうか。主人公のユクも言いたいことが言葉にならない、あわてて断片だけ口走って誤解される、 という口べたでいらいらする。児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『風味さんじゅうまる』まはら三桃作、講談社  <児童文学>
 《11/9読了》中2の伊藤風味が主人公。老舗の和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。商店街の振興策「SS-1グランプリ」に出す 新製品の開発に参加しようと両親を説得、アイディアをしぼる。実際に作るのは、父と兄。風味は、微妙な餡の味わいの違いがわからない。 おばあちゃんがいい感じ。昔、おじいちゃんが新製品のために考えていたお菓子とは、どんなものだったのか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『げんきなぬいぐるみ人形ガルドラ』モドウィナ・セジウィック作、福音館書店  <児童文学>
 《10/26読了》幼年向けの短編連作集。インド生まれの作者が、BBCの子ども向けラジオ番組のために書いた短編集から4篇収録。 「星のブローチ」「やねにあがったガルドラ」「ガルドラと大きな魚」「森のおく」。児童図書館研究会東京支部11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『文学少年と運命の書』渡辺仙州作、ポプラ社  <児童文学>
 《10/22読了》けっこう面白かった。あの西遊記の作者として知られる呉承恩が主人公の少年。商人の息子だが、記憶力に優れ、 読書マニア。タイトルの「運命の書」とは、人の天命が記されている玉策という書物で、なんと書を食べる少女として登場。児童図書館研究会東京支部11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険 3 ワイバーンの反乱』R. L. ラフィーバース作、あすなろ書房  <児童文学>
 《10/11読了》フラッド家のろくでなしオクタヴィウスの子孫オビディアがフィルおばさんの家を荒らした。弁護士に会いに行くが留守。元の家も荒らされていた。 ワイバーンは、竜の仲間だが、ちょっと違う。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ユキとヨンホ −白磁にみせられて−』中川なをみ作、新日本出版社  <児童文学>
 《10/10読了》秀吉の朝鮮出兵の頃博多で生まれたユキが主人公。中国の明から来た商人の父と日本人の母つゆのの一人娘。本名は、 雪の日に生まれたので雪蘭(シェエラン)。ユキの視点で書かれているが人物に深みがない。女商人がこの時代どれぐらい現実的だったのか。 磁器の製造が、秀吉に連れてこられた朝鮮人によって始められたことを中心にした方が良かったのではないか。 児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『闇に逃げたろう人形』ジョーン・ホルブ作、国土社  <児童文学>
 《9/28読了》南北戦争時代のアメリカ南部アラバマのお嬢さまアラベラに、イギリスのおじさんが送った、ろう人形は、 本当は売り物ではなく、客寄せのための店主渾身の作品だった。もらったアラベラは「ビクトリア女王人形」がほしかったので、 ないがしろ。遊び相手の奴隷の少女メイがグローリーと名づけてくれる。しかし、ろう人形は、南部の夏の暑さで溶けてしまうという ショックな事実もわかり、イギリスとアメリカの風土の違いがくっきり。人形を通じて、アメリカの歴史を身近に感じられる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険 2 バジリスクの毒』R. L. ラフィーバース作、あすなろ書房  <児童文学>
 《9/23読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『見習い幻獣学者ナサニエル・フラッドの冒険 1 フェニックスのたまご』R. L. ラフィーバース作、あすなろ書房  <児童文学>
 《9/15読了》2012年に翻訳された本。全然期待しないで読んだらそこそこ面白い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『夏休みに、翡翠をさがした』岡田依世子作、アリス館  <児童文学>
 《9/6読了》旅館「そに鳥」の小六の長女、玉江は夏休みなのにヒマ。同い年のいとこの哲平、哲平のクラスの転校生・信彦と三人で こづかい稼ぎのため海岸のみどり川で翡翠探し。鑑定してもらった翡翠ロマン館のおじいさんから玉江のおじいさんが翡翠探しの名人だった と聞き、古文書探しに。祖父の手書きの掛け軸を見ていた哲平がここに暗号がかくされているのではという。万葉集3247のもじりとかで、 「渟名川(ぬながわ)の底なる玉/集めて得まし玉かも/守りて得まし玉かも」。暗号解読と、宝探しはおもしろい。洞窟探検のときの、 男子二人の準備のよさが小学生とは思えない。児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/31毎日  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『世界一幸せなゴリラ、イバン』キャサリン・アップルゲイト作、講談社  <児童文学>
 《9/3読了》児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 10/11読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ロード キャンピングカーは北へ』山口理作、文研出版  <児童文学>
 《8/19読了》久斗は小六。姉の千種は中二、美術部の副部長で部活命。父ちゃんが失業し、家族がバラバラになりかける。 こんなときにキャンピングカーを衝動買いする父親っていったい…。児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/27読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『駅のふしぎな伝言板』ほしおさなえ作、徳間書店  <児童文学>
 《8/10読了》〈ものだま探偵団2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『はじまりのとき』タィン=ハ・ライ作、鈴木出版  <児童文学>
 《8/9読了》詩で書かれた物語。こういうのはちょっと苦手。児童図書館研究会東京支部8月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『サマセット四姉妹の大冒険』レズリー・M. M. ブルーム作、ほるぷ出版  <児童文学>
 《8/2読了》一人っ子でピアニストの母親にかまってもらえない孤独なコーネリアが、隣の部屋に越してきた、四姉妹の生き残り、 ヴァージニアから、かつての四姉妹の冒険談をきく物語。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/13読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『夏の魔法 ペンダーウィックの四姉妹』ジーン・バーズオール作、小峰書店  <児童文学>
 《7/30読了》夏休みの旅行で、いつもの別荘の予約がとれず、アランデルのお屋敷のコテージに3週間。お父さんは植物学の教授。 長女のロザリンド12歳、次女のスカイ11歳、三女のジェーン10歳、末っ子のバティ4歳。お屋敷の息子ジェフリーが11歳で、現代版 「若草物語」なのかもしれないが、多少ドタバタの味付け。三女のジェーンが作家志望。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 7/20朝日面、9/13赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『メランコリー・サガ』ひこ田中作、福音館書店  <児童文学>
 《7/27読了》〈モールランド・ストーリー1〉。主人公のコトノハはサキブレ小学校六年生の女の子。お母さんは作家、お父さんは ゲームのデザイナー。700とパルは同級生で、グループに入っていない同士のともだちのような関係。パルの父親がくれた30年前の ファミコンのゲームソフトを動かそうといろいろ苦心。シリーズ名があるが、この内容でシリーズ化するのだろうか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/9赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『手作り小路のなかまたち』新藤悦子作、偕成社  <児童文学>
 《7/21読了》かなめちゃんは手作りカード屋「ペーパームーン」の一人娘。ななかまど町ななまがり通りの袋小路にある5軒の店のひとつ。 カフェ「ビーンズ」、手提げ袋屋「布袋屋」、帽子屋「あたまのうえ」、ボタン屋「ペルル」。店を訪れる客のエピソードと、出てくる お菓子がおいしそう。巻末にお菓子のレシピと手作りカードの作り方が出ている。ある意味実用的。児童図書館研究会東京支部8月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『そこから逃げだす魔法のことば』岡田淳作、偕成社  <児童文学>
 《7/10読了》『願いのかなうまがり角』の続き。おじいちゃんのホラ話の連作短編集。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/17読売夕刊10面記事、6/29朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『海をわたったビスク・ドール』ジョーン・ホルブ作、書店  <児童文学>
 《6/30読了》〈マジック・ドール〉シリーズの第一作。児童図書館研究会東京支部7月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『江戸の象吉』太田大輔作、講談社  <児童文学>
 《6/29読了》住人がすべて動物たちの江戸。そこへやってきたのは、ゾウの象吉。やっぱり象は、「異国のお人」って感じらしい。 日本橋の魚屋「魚犬」で働くことになったが、なにしろ大飯喰らいなので、すぐに腹がへってうごけなくなる。児童図書館研究会東京支部7月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/29朝日面、9/13赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ラモーゼ −プリンス・イン・エグザイル』上・下 キャロル・ウィルキンソン作、くもん出版  <児童文学>
 《6/22読了》ハトシェプスト女王の夭折した弟をモデルに、実は毒殺を逃れ、建設中の王家の墓で働く書記として生き延びたという想定で、 古代エジプトを舞台にラモーゼの冒険を描く。砂漠の逃避行。墓泥棒の手伝い…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/27朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『石の神』田中彩子作、福音館書店  <児童文学>
 《6/15読了》寛政9年、上州の石屋、大江屋が舞台。近所の神社の狛犬が子供心にひどい出来だと思って、10歳で石屋に弟子入りした 貫次郎。3年後に渡りの石工に連れられてきた捨吉は捨て子だった。捨吉は口をきかないので、「申吉」と呼ばれている。貫次郎と申吉の腕比べ。 お題は「地蔵」。貫次郎の地蔵は道ばたで普通に見かけるような素朴な地蔵。しかし申吉の彫ったのは、不気味でおぞましいような心地に させる、まるで「牙をむいた神」のようなモノだった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/24赤旗9面、5/31読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ふたりは世界一! 』アンドレス・バルバ作、偕成社  <児童文学>
 《6/15読了》小さな男の子フワニートと大きな女の子ベロニカが、小人の呪いで「世界記録を作り続ける」宿命に縛られた男を 助けるため、「破れない世界記録」作成に挑戦。壮大なホラ話の系譜。児童図書館研究会東京支部6月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『あひるの手紙』朽木洋作、佼成出版社店  <児童文学>
 《6/15読了》ひらがなを覚えたばかりの24歳のけんいちさんが小学生一年生のクラスとしりとりの文通をする話。最初の手紙の 「あひる」にどう返事するかという難問に「るびー」って書けばいいという提案がいい。実話をきっかけにして書かれたらしい。 児童図書館研究会東京支部6月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/24赤旗9面、5/31読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ひとにぎりの黄金 宝箱の章』ジョーン・エイキン作、竹書房文庫  <児童文学>
 《6/3読了》エイキンの短編集が、竹書房文庫で出ているのに気づいて驚いて読んだ。もう一冊「鍵の章」もある。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『テラプト先生がいるから』ロブ・ブイエー作、静山社  <児童文学>
 《5/24読了》いろいろな生徒の視点で代わる代わる語る形式。いたずら好きなピーター。カリフォルニアからコネティカットに 転校してきたジェシカ。数学が好きなルーク。1ドル言葉にはまる。ダウン症の兄が死んで両親が抜け殻のジェフリー。ちょっと太めの ダニエルは、目立ちたがりのアレクシアに翻弄されている。シングル・マザーと暮らすアンナ。クラス全体で毎日一度特別支援学級を 訪問する。後半は、雪遊びの日、ピーターがみんなにやりこめられて、つい禁止された雪玉を投げてしまい、その直撃を受けて意識不明に なったテラプト先生をめぐる話。特別支援学級のジェイムズがピーターに「きみのせいじゃない」と言う。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/22読売夕刊10面記事、2013.9/28朝日、2013.12/14赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『思い出をレスキューせよ!』堀米薫著、くもん出版  <児童NF>
 《5/18読了》東日本大震災の被害の大きかった大船渡で、写真アルバムの救済をてがけた、金野(きんの)聡子さんについて書かれた本。 グラフィックデザインの専門学校卒業後、広告用ポスターの仕事に就くが、やめてイギリスで絵画修復を勉強しようと思ったとき、語学学校の 先生が勧めたのがキャンバウェル大学の紙本修復学部だった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/12赤旗9面、5/25朝日面、9/20図書新聞4面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『クグノビックリバコ』いとうひろし作、偕成社  <児童文学>
 《5/11読了》「クグノタカラバコ」の続き。文字を食べる虫モジクイムシ。迷うとたどり着ける博物館。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『林業少年』堀米薫作、新日本出版社  <児童文学>
 《5/10読了》代々続く山持ちの大沢家の長男・喜樹、小学五年生。母・愛子は両親に反抗して恋愛結婚。父・正彦は公務員。 祖父・庄蔵は孫息子に期待を寄せる。しかし、先に山への関心を持ったのは、姉の楓、高校二年。30年の杉が5000円。 だっさいの費用が6000円。林業は赤字で祖父の年金も丸ごと消える。祖母も母も悲観的。姉の楓を主人公にしたほうがよかったのでは。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『わたしのウナギ研究』海部健三著、さ・え・ら書房  <児童NF>
 《5/7読了》なんと日本のウナギが絶滅しそうなのに、保護の手がうてないのは、まだ日本国内でさえ、 ウナギが何をどれだけ食べているかなど生態の研究が進んでいないためというのはビックリ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『お母さん取扱説明書』キムソンジン作、金の星社  <児童文学>
 《5/6読了》韓国の童話。バイオ・トイのお母さん、という発想がすごい。なぜ主人公ヒョンスにお母さんがいないのかは不明。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『メリサンド姫 −むてきの算数!』E. ネズビット作、小峰書店  <児童文学>
 《5/6読了》悪い妖精の呪いで、髪の毛が生えないメリサンド姫。父王が願いの叶う魔法の小箱を使うとき、 お后が「切るたびに倍の速さで伸びる」ように入れ知恵したため、たいへんなことに。『1つぶのおこめ さんすうのむかしばなし』 (デミ作、光村教育図書、2009)と同じで、倍々ゲームの原理をおはなしの形で実感させる。『砂の妖精』のネズビットの異色作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 4/12赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『いっしょにアんべ!』高森美由紀作、フレーベル館  <児童文学>
 《4/21読了》ノボルの家に、東日本大震災で孤児となった有田が一時的にやってきた。有田は片時も手放さないデジカメで何でも写す。 孤児となった有田の人間像がよく見えない。東京支部4月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『木かげの秘密』浅野竜作、学研  <児童文学>
 《4/6読了》小川未明文学賞大賞受賞。6年2組の今村葉月が主人公。生き物係を一緒にやっている中井くんはおとなしくて、 クラスの仕切りや矢島くんにいつも絡まれている。病気の金魚を捨ててこいと言われてもだまって金魚を取り出す。でもその後、葉月は 校庭のエノキにできた池を見つけ、二人の秘密にしてエサ当番や水替え、水草やポンプを買いに行ったりしながら中井くんのことが わかるようになっていく。東京支部2月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ミサゴのくる谷』ジル・ルイス作、評論社  <児童文学>
 《3/21読了》少女アイオナが、自然保護区外の農場の敷地でミサゴのつがいを発見する前半と、アフリカに渡るメスのミザゴ、 アイリスを、主人公の少年カラムが無線で追跡する後半に分かれている。無線が途絶えた後、なんとか消息を得ようとするカラムの奮闘が光る。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2013.9/14赤旗11面、2013.9/28朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『こねこのレイコは一年生』ねぎしたかこ作、のら書店  <児童文学>
 《3/21読了》猫を飼う人は猫語がわかるらしい。飼っていない人は猫好きでもわからない。児童図書館研究会東京支部4月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/30朝日面、6/28赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『ツン子ちゃん、おとぎの国へ行く』松本祐子作、小峰書店  <児童文学>
 《3/21読了》『リューンノールの庭』の作者。主人公は小三の水原月輝子。嘘をつくのはいけないこと、という教えに忠実なあまり、 友だちがいない。珍しくファンタジーなのに教訓的な感じ。児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ひなまつりのお手紙』まはら三桃作、講談社  <児童文学>
 《3/21読了》おばあちゃんのおひなさまには、立派なお道具が付いている。重箱はヒモがかかっていて、開けてはいけないと言われる。 もちろん、開けてみると入っていたのは…。う〜ん、残念だが長く残る「ひなまつり本」には不足か。児童図書館研究会東京支部4月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『三千と一羽がうたう卵の歌』ジョイ・カウリー作、さ・え・ら書房  <児童文学>
 《3/16読了》10歳のジョシュのペットは年とったメンドリのセモリナ。セモリナはジョシュにだけ口をきく。この手の設定では、普通 最後まで他の人には口をきかないはずだが。東京支部3/17テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/8読売夕刊10面、7/26赤旗9面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『岳ちゃんはロボットじゃない』三輪裕子作、佼成出版社  <児童文学>
 《3/9読了》最近は、ちょっと乱暴なのはサッカー部になったのか。気が弱い岳ちゃんは、サッカー部のクラスメートが押しつける 掃除当番をいやがる風でもなく引き受けているのが歯がゆい。東京支部3/17テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『少年弁護士セオの事件簿 4 正義の黒幕』ジョン・グリシャム作、岩崎書店  <児童文学>
 《3/2読了》バイパス建設の計画は、友人の祖父母の土地を取り上げ、小学校の至近距離を通り、少年サッカー場の敷地も削るという もの。セオは、協力してほしいという友人の頼みに初めは躊躇する。法律には「収用権」というものがあり、公共の利益のためには 個人の土地を取り上げることができる。子どもの力でどうやって反対運動をやっていくか。少年サッカー関係者の住所を突き止めたり、 排気ガスの被害想定動画を作ったり、なかなか現代的。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『走れわたしのポニー』K. M. ペイトン作、学研  <児童文学>
 《2/28読了》面白かったが、ちょっと今の子どもには古いか。12歳のルースは郊外へ引っ越したので、念願のポニーを自分の貯金50ポンドで買った。 調教も世話も一冊の本だけが頼り。よくもこんな無茶を親が許すなあ。画像は、原書のペーパーバック。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『テレビのむこうの謎の国』エミリー・ロッダ作、あすなろ書房  <児童文学>
 《2/8読了》やっぱりこっちからちゃんと読むべきでした。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ハサミの魔術師とホシノツカイ』岡田貴久子作、偕成社  <児童文学>
 《2/1読了》今度はガラスドアを破って卵が飛び込んできて、ホシノツカイが孵る。毛むくじゃらだがフワフワでキュート。 プラスチックでもなんでも食べて、脱皮すると龍のような姿になって宇宙へ帰って行くらしい。おじさんが前にいた店にも来て、 お店をまるごと食べてしまったとか。それじゃ困るので、ルナさんがおじさんに、子猫カットにさせる。すると鳴き声までニャー。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『謎の国からのSOS』エミリー・ロッダ作、あすなろ書房  <児童文学>
 《1/27読了》うっかりしたが、これは『テレビの向こうの謎の国』の続編だった。やっぱり前提がわからないと少し苦しい。 もうちょっと「時間」の問題を突っ込むと面白いと思うのだが。詰め込まないのが逆にロッダのうまいところか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『水の精とふしぎなカヌー』岡田淳作、理論社  <児童文学>
 《1/23読了》〈こそあどの森〉何作目?。今回は完全に二つの話に分かれている。川を遡っていく冒険は、子どもでなくてもワクワク するが、オチの付け方が難しい。そんな形の植物は実在しそうだが。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ふわふわ 白鳥たちの消えた冬』中山聖子作、福音館書店  <児童文学>
 《1/18読了》メッセージ・ノベルにするより、ノンフィクションにした方が迫力が出たと思う。鳥インフルエンザのため、観光用に 何十年も餌付けしていた白鳥を殺さなければならなかった話だが、子どもの視点から描いたのはいいと思うが、主人公の個性が弱くて 全体の印象が弱くなっている。タイトルも甘く、表紙のイラストもきれいだが覚えていられない。児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『パン屋のこびととハリネズミ ふしぎな11のおはなし』アニー・M. G. シュミット作、徳間書店  <児童文学>
 《1/10読了》オランダの児童文学第一人者の短編集。表題作が、昔話の文法も踏まえていて面白い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/25朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『がむしゃら落語』赤羽じゅん子作、福音館書店  <児童文学>
 《1/7読了》期待せずに読んだらまあまあだった。少し強引なところもあるが。本人があまり希望しないのに、落語をやるはめになる話が 多いような気がする。去年のみうらかれん作『夜明けの落語』、魚住直子『大盛りワックス虫ボトル』(これは漫才だが)とか。そもそも 佐藤多佳子の『しゃべれどもしゃべれども』とかあさのあつこの『ザ・マンザイ』(これも漫才か)も初めはしかたなくだったし。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 12/28赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『マンクル・トロッグ 大きい族の小さな少年』ジャネット・フォクスレイ作、小学館  <児童文学>
 《1/5読了》巨人たちは人間たちに忘れられて暮らしている。マンクルはなぜか体が小さく人間サイズで、学校ではいじめにあい、 家では弟にももてあそばれる。頭は悪くないが、テストでは通用しない。ドラゴンの世話もできないくらい小さいから。マンクルは人間の本に 書かれた魔法を解読しようとこっそりふもとの町へ出かける。すると人間はサイズこそ自分と同じだが、肌はツルツルだし、 食べるものも違うことがわかる。弟のグリットが学校のドラゴンを逃がしてしまう。しかも弟たちが人間の娘エミリーを誘拐。果して、 マンクルはエミリーを逃がし、弟を請け出すことができるのか。児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆

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絵本
◆『ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい』ニコラ・デイビス文 エミリー・サットン絵、書店  <絵本NF>
 《12/30読了》科学の絵本にありがちな、見開きに情報をつめこみすぎることがなく、読み聞かせもできる秀作。びせいぶつは海の ひとしずくに2000万もいる(ニューヨークに住む人の2倍以上)。スプーン一杯の土には10億も(インドのひとたちくらいの数)。 きみのひふには、地球上の人の数より多く住んでいる、というところでは、大人でも思わず手を見てしまう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『蛙となれよ冷し瓜 −一茶の人生と俳句−』マシュー・ゴラブ文 カズコ・G.ストーン絵、岩波書店  <絵本>
 《12/29読了》小林一茶の伝記絵本。アメリカでは小学校でぴったりした言葉を探して文を書く練習としてハイクを学ぶらしいが、 季節感と結びついていることはあまり知られていないことを残念に思った、カズコ・ストーンが企画した絵本。「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」Sparrow clicks - / Look out! Look out! / Make way for Mr. Horse. 「やれ打な蠅が手をすり足をする」Please don't swat! / the housefly begs, / rubbing its hands and feet.
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『かしこいウサギとはずかしがりやの大きな鳥』パスカル・マレ文 デルフィーヌ・ジャコ絵、徳間書店  <絵本>
 《10/25読了》海の王ドラゴンと戦うことになった陸の王ライオンを助けるため、一番の家来で最も賢い金色のウサギを中心に、 陸の動物たちが力を合わせる。ウサギは九官鳥に、「ドラゴンがこの世でたったひとつだけこわい、ドラゴンを食べる鳥ガルーダ」 を探してほしいと頼む。九官鳥に「ガルーダは神様の国にいるので見つけられない」と言われると、ウサギのとった作戦は。ミャンマーの 昔話をもとに、フランスの作家が作ったおはなし。カラフルな絵も面白い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『水晶さがしにいこう ひけつとこころえ』関屋敏隆作、童心社  <絵本>
 《10/20読了》『夏休みに、翡翠をさがした』を読んだので、こんな本を見つけて読んでみた。ある所にはまとまって見つかるので、 全部採らないのも、心得のひとつとのこと。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『コウノトリよみがえる里山』宮垣均 文 兵庫県豊岡市の人々 写真、小峰書店  <絵本NF>
 《10/18読了》「つながってるよいのちのWA!」シリーズの4巻目。1965年から人工飼育。1989年に最初のヒナが孵化、2005年に最初の放鳥。2014年3月現在、75羽。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ぴっかぴかすいぞくかん』なかのひろみ文・構成 福田豊文写真、ひさかたチャイルド  <絵本NF>
 《10/5読了》水族館のすいそうをおそうじするところを紹介するめずらしい写真絵本。イルカのプールは水をぬいて、サメの水槽は、 人間がオリをかぶって掃除。マイナス2度のペンギンの水槽には厚着して入る。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『きょうはマラカスのひ クネクネさんのいちにち』樋勝朋巳作、福音館書店  <絵本>
 《9/21読了》犬のクネクネさんは、ともだち(二人とも人間に見える)のパーマさんとフワフワさんの3人で「マラカスのかい」 を作って愉しんでいる。ときどき3人だけの発表会を開く。お昼ごはんを食べてから、クネクネさんの発表。 ところが、二人は居眠りしてしまうし、クネクネさんは失敗してステージでしりもち。ふしぎな味わいの絵本。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ながいでしょ りっぱでしょ』サトシン作 山村浩二絵、PHP研究所  <絵本>
 《9/20読了》「ながいでしょ りっぱでしょ」と、ゾウの鼻、ヘビの体、キリンの首、ダチョウの足、ウサギの耳、サルのしっぽを 自慢する。それを見たオンドリが自分も「負けないぞ」と自慢すると、みんなが「えー?」。さあオンドリが長いのは?
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『あれあれ? そっくり!』今森光彦作、ブロンズ新社  <絵本NF>
 《9/8読了》表紙の写真はオオコノハムシ。枯れ葉バージョンもあり。ハナカマキリとかバラノトゲツノゼミとか、わかっていても見事。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする』エリナー・ファージョン作 シャーロット・ヴォーク絵、岩波書店  <絵本>
 《8/27読了》ファージョンの短編にヴォークがイラストを描いて絵本にしたものなので、やっぱり読み聞かせには字が多い。 おはなしに絵の雰囲気は合っているが、最後に出てくる109歳のエルシーが、スラッとした体型なのが腑に落ちない。子どもの縄で 跳べるくらい縮んでいるはずなのに。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『しんでくれた』谷川俊太郎詩 塚本やすし絵、佼成出版社  <絵本>
 《8/24読了》タイトルは、ちょっとギョッとするけれど、絵がほんわかとよりそっているので、詩のことばが落ち着いて体に入ってくる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ミケランジェロ  石に命をふきこんだ天才』キアーラ・ロッサーニ文 ビンバ・ランドマン絵、西村書店  <絵本>
 《8/23読了》晩年のミケランジェロに、子どもがたずねて答える形で、子ども時代や作品を語る。絵本の中の作品は写真。 前後の見開きにも写真。読み聞かせるには、字が多すぎる。活字も細くて読みにくい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ライオンのひみつ』マーガレット・ワイルド文 リトバ・ボウティラ絵、国土社  <絵本>
 《8/14読了》石でできた動物も、一度だけなら動くことができる、とガーゴイルから聞いた石のライオンは、図書館の入口から 見える林のなかをかけ回りたいと思っていた。ところが、ある雪の日、女の子がライオンの足下で倒れて動かなくなってしまう。 読み聞かせすると、文章が多い。もっと切り詰めるとよくなりそう。石のライオンとガーゴイルは、オーストラリアのどこかの図書館に モデルがあるのだろうか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『よかったね、カモのおちびちゃん』エヴァ・ムーア文 ナンシー・カーペンター絵、BL出版  <絵本>
 《7/20読了》『かもさんおとおり』現代版。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『なんでもあらう』鎌田歩作、福音館書店  <絵本>
 《7/20読了》お話形式だがノンフィクションの内容。道路や電車やビル、最後は飛行機を洗うところを見学。お話仕立てにしなくても よかったのではないか。1ページに何コマも絵があると小さくてわかりにくい。自転車、道路清掃車、飛行機ももう少しリアルに描いてほしい。 珍しいテーマだが、イラストが遠目がきかない。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『セッセとヨッコラ ヒョゴーどうくつのたんけん』高畠那生作、フレーベル館  <絵本>
 《7/20読了》犬のセッセはその名のとおりせっかちで、「行くの行かないの」とサルのヨッコラを問い詰める。…って、これ、 おふとんのなかの洞窟探検ごっこなんですけど。力のぬけ具合がいい。「ヒョゴーどうくつ」の名前の由来には、吹き出す。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ミルクこぼしちゃだめよ!』スティーヴン・デイヴィーズ文 クリストファー・コー絵、ほるぷ出版  <絵本>
 《7/17読了》アフリカの女の子が、山の上のお父さんの所までミルクをこぼさずにとどけるおはなし。カラフルな絵が楽しい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『いっしょにいってもいい?』ブライアン・パッテン文 ニコラ・ベイリー絵、BL出版  <絵本>
 《6/25読了》とっても小さなネズミがとっても大きな冒険をしたいと「世界で一番大きな生き物」を探しに行く。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『月のしずくの子どもたち』ローラ・クラウス・メルメッド文 ジム・ラマルシェ絵、BL出版  <絵本>
 《6/25読了》子どもがほしい夫婦が、満月の晩の雨にぬれると、12人の月のしずくの赤ちゃんが見つかる。読み聞かせすると文が多い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『どうぶつたちはしっている』イーラ写真 マーガレット・ワイズ・ブラウン文、文遊社  <絵本>
 《5/18読了》イーラとブラウンの初めての共作。アメリカの写真絵本第一号。初めはアシカ。シカ、おんどり、とびはねるこねこ。 みんな何を見たというのでしょう。目を見開いた動物たちの顔のアップ。写真ならではの迫力。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『きつね、きつね、きつねがとおる』伊藤遊作 岡本順絵、ポプラ社  <絵本>
 《5/18読了》
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『としょかんのよる』ローレンツ・パウリ文 カトリーン・シェーラー絵、ほるぷ出版  <絵本>
 《4/22読了》スイスの作家と画家の絵本。キツネに追いかけられたネズミが図書館に逃げ込んで、キツネが「おまえはおれのもの」と言うと、 「ここはみんなもの」と言って絵本をすすめ、図書館の使い方を教える。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『このあかいえほんをひらいたら』ジェシー・クラウスマイヤー文 スージー・リー絵、講談社  <絵本>
 《2/26読了》きみが赤い絵本をひらくとてんとうむしが緑の絵本を読んでいて、その中ではかえるが橙色の絵本を読んでいて、その中 ではうさぎが黄色い絵本を読んでいて、その中ではくまが青い絵本を読んでいて、その中ではおおおとこが虹色の絵本を読もうとしていて …。どうやって折り返していくかと思ったら、おおおとこに絵本を読んでやる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『郵便局員ねこ』ゲイル・E. ヘイリー作、ほるぷ出版  <絵本>
 《2/26読了》1868年、イギリスの王立郵便局は、ネズミ退治のため猫を三匹調達。一匹に付き1.5ペンス支給されたそうだ。画像は原書。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『モラッチャホンがきた!』ヘレン・ドカティ文 トーマス・ドカティ絵、光村教育出版  <絵本>
 《2/11読了》どうぶつたちのすむ森でも、かぞくのお楽しみは本をよむこと。ところが、本がきえていく! その理由は? はんにんの モラッチャホンのねらいは?! 原題の"Snatchabook"は「本をさらう」の意味で、名訳です。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★

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ヤングアダルト
◆『真夜中の電話 ウェストール短編集』ロバート・ウェストール作、徳間書店  <YA>
 《11/25読了》日本オリジナル短編集。心理ホラーが多い。児童文学ではない。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『魔術』ジョン・フラナガン作、岩崎書店  <YA>
 《4/20読了》〈アラルエン戦記5〉。いよいよウィルがレンジャーとして独立。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『星空ロック』那須田淳作、あすなろ書房  <YA>
 《3/9読了》中2の立花レオはドイツの父親の赴任先へ夏休みをかねて旅行する。それは大家のケチルこと竹村さんから頼まれて ベルリンのリンデンバウム楽器工房を探す旅でもある。。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 6/21読売夕刊10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『浮いちゃってるよ、バーナビー!』ジョン・ボイン作、作品社  <YA>
 《1/14読了》本当に「空に浮く」子どもバーナビーは、もちろん周囲からも「浮いて」いる。特に「平凡」を人生訓にした両親は 徹底してカリカチュアとして描かれている。兄と姉もそう。児童図書館研究会東京支部1月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/22読売夕刊10面記事  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆

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SF
◆『任務外作戦』上・下 ロイス・マクマスター・ビジョルド作、創元推理文庫  <SF>
 《9/29読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『ミラー衛星衝突』上・下 ロイス・マクマスター・ビジョルド作、創元推理文庫  <SF>
 《3/25読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★

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ファンタジー
◆『アトリックス・ウルフの呪文書』パトリシア・A. マキリップ作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《12/24読了》また眼鏡の魔法使いが出てきた。マーヒーの『不完全な魔法使い』やハリー・ポッターに連なる系譜があるのか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『緑の使者の伝説』上・下 クリステン・ブリテン作、ハヤカワ文庫FT  <ファンタジー>
 《11/12読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔導師アブラハム −ワーロック−』マイケル・スコット作、理論社  <ファンタジー>
 《10/31読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『煙と骨の魔法少女』レイニー・テイラー作、ハヤカワ文庫FT  <ファンタジー>
 《10/21読了》三部作の第一部。カルーはプラハで美術学校に通う高校生。しかし、家族は異世界のキメラたち。けっこう重い話だった。半分SFみたい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『鹿の王』上・下 上橋菜穂子作、KADOKAWA  <ファンタジー>
 《10/17読了》感染症のはなしでもあった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『追放者の機略』上・下 マーセデス・ラッキー作、中央公論新社C★NOVELS Fantasia  <ファンタジー>
 《8/29読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『炎と茨の王女』レイ・カーソン作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《7/28読了》〈女王エリサ1〉。美人でもない、第2王女のエリサが隣国の王に嫁ぐことになった。ところが着いてみると、結婚したことは しばらく伏せられている。前王妃の忘れ形見の王子と仲良くなる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔法使いにキスを』シャンナ・スウェンドン作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《6/24読了》〈魔法製作所2-2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『図書室の魔法』上・下 ジョー・ウォルトン作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《5/29読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『さよなら駐車妖精』ジャスティーン・ラーバレスティア作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《5/16読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『帝国の叛逆者』上・下 マーセデス・ラッキー作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《4/23読了》〈ヴァルデマールの嵐〉第2部。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『オクサ・ポロック 1 希望の星』アンヌ・プリショタ、サンドリーヌ・ヴォルフ作、西村書店  <ファンタジー>
 《4/20読了》うーん…。面白いが、詰め込みすぎでは。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『不完全な魔法使い』上・下 マーガレット・マーヒー作、東京創元社  <ファンタジー>
 《4/16読了》ホード王国の片田舎の農場に住む12歳のヘリオットは、幼い頃から同じ夢を見ていた。頭の中に黒い窓があり、 その向こうにいる分身が窓の消失とともに出てくる。ある日、「旅人たち」が来たとき、ヘリオットは従兄弟の姿に幻影を見て、 魔法使いの才能があることがわかる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『ソフロニア嬢、空賊の秘宝を探る』ゲイル・キャリガー作、ハヤカワ文庫FT  <ファンタジー>
 《4/3読了》〈アレクシア女史〉シリーズの一世代前の話。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『魔女のサマーキャンプ』サラ・ムリノフスキ作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《2/23読了》〈魔法的ハイスクール・ファンタジー 3〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状』村山早紀作、ポプラ文庫ピュアフル  <ファンタジー>
 《1/24読了》1作目は児童文学として出版された。この2作目以降は、大人向けの文庫として続いていた。基本が短編集なので 大人向けの作品にもなるわけだ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『路地裏のあやかしたち2』行田尚希作、メディアワークス文庫  <ファンタジー>
 《1/13読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『路地裏のあやかしたち』行田尚希作、メディアワークス文庫  <ファンタジー>
 《1/4読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔法の代償』上・下 マーセデス・ラッキー作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《1/1読了》〈最後の魔法使者〉第3部。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆

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ミステリー
◆『ほかほかパンプキンとあぶない読書会』ローラ・チャイルズ作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《12/18読了》〈卵料理のカフェ3〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『貧乏お嬢様、古書店へ行く』リース・ボウエン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《12/4読了》〈英国王妃の事件ファイル2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『雪の女』レーナ・レヘトライネン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《11/26読了》〈マリア・カッリオ1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『エリザベス王女の家庭教師』スーザン・イーリア・マクニール作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《11/1読了》〈マギー・ホープ2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『サイン会の死』ローナ・バレット作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《10/27読了》〈本の町ストーナム2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『海賊の秘宝と波に消えた恋人』カレン・マキナニー作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《10/9読了》〈朝食のおいしいB&B 4〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『深煎りローストはやけどのもと』クレオ・コイル作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《10/6読了》〈コクと深みの名推理 9〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『支配人バクスターの憂鬱』ケイト・キングズバリー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《9/17読了》〈ペニー・フットホテル5〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『蒸気機関車と血染めの外套』アランナ・ナイト作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《9/9読了》〈ファロ警部補3〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ディミティおばさまと貴族館の脅迫状』ナンシー・アサートン作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《9/3読了》〈優しい幽霊7〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『おめざめですか、アイリーン』キャロル・ネルソン・ダグラス作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《8/22読了》〈アイリーン・アドラーの冒険2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『休日には向かないクラブケーキ』リヴィア・J.ウォッシュバーン作、RHブックスプラス文庫  <ミステリー>
 《8/8読了》〈お料理名人の事件簿4〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『夏の夜のわるい夢』ジェイニー・ボライソー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《7/19読了》〈ローズ・トレヴェリアン6〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『史上最悪のクリスマスクッキー交換会』レスリー・メイヤー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《7/16読了》〈ルーシー・ストーン 6〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アガサ・レーズンと猫泥棒』M. C. ビートン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《7/11読了》かなり強引な性格の主人公で、読み始めはどうにも好きになれないが、読み終わる頃には、確かに憎めないところもある。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ガラス瓶のなかの依頼人』シャロン・フィファー作、コージーブックス  <ミステリー>
 《7/3読了》〈アンティーク雑貨探偵2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ウーロンと仮面舞踏会の夜』ローラ・チャイルズ作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《6/119読了》〈お茶と探偵10〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『黒猫ルーイとおてんば娘』キャロル・ネルソン・ダグラス作、RHブックス+文庫  <ミステリー>
 《6/12読了》〈黒猫探偵ルーイ 4〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『感謝祭の勇敢な七面鳥』レスリー・メイヤー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《5/23読了》〈ルーシー・ストーン7〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『水晶玉は嘘をつく?』アラン・ブラッドリー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《5/10読了》〈少女探偵フラーヴィア 3〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『今をたよりに』ジル・チャーチル作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《4/8読了》〈グレイス&フェイヴァー 6〉。
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◆『チャーチル閣下の秘書』スーザン・イーリア・マクニール作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《3/29読了》〈マギー・ホープ1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『先生と僕』坂木司作、双葉文庫  <ミステリー>
 《3/14読了》なぜか大学生の僕の方が生徒。中学一年のホームズと「家庭教師」大学生のワトソン。怖くない、人が死なない ミステリーのリストが巻末にあるのもよい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『病院が嫌いな猫』リタ・メイ・ブラウン作、ハヤカワミステリ文庫  <ミステリー>
 《3/12読了》〈トラ猫ミセス・マーフィー 9〉。病院の横領について。ミセス・マーフィーとコーギー犬タッカーがいつになく活躍。
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◆『おやすみなさい、ホームズさん』上・下 キャロル・ネルソン・ダグラス作、書店  <ミステリー>
 《2/27読了》「黒猫ルーイ」シリーズの作者。ホームズの「ボヘミアの醜聞」の裏話となっている。〈アイリーン・アドラーの冒険1〉
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◆『ビブリア古書堂の事件手帖 5 栞子さんと繋がりの時』三上延作、メディアワークス文庫  <ミステリー>
 《2/16読了》…。
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◆『サクソンの司教冠』ピーター・トレメイン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《2/14読了》〈修道女フィデルマ2〉。亡くなったカンタベリー司教の後任候補がローマで絞殺。
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◆『クリスマス・ラテのお別れ』クレオ・コイル作、RHブックスプラス文庫  <ミステリー>
 《1/29読了》…。
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◆『チェリーパイの困った届け先』ローラ・チャイルズ作、RHブックスプラス文庫  <ミステリー>
 《1/22読了》〈卵料理のカフェ2〉 。
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その他の小説
◆『神去なあなあ日常』三浦しをん作、徳間文庫  <その他の小説>
 《12/11読了》…。
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◆『星間商事株式会社社史編纂質』三浦しをん作、ちくま文庫  <その他の小説>
 《9/13読了》面白かった。『舟を編む』はそれなりにリアルだったと思うが、こちらは対照的に、かなりコメディーになっていると思う。 まず主人公が同人誌にBLを書いている「腐女子」だし、社内に社史編纂を密かに妨害する一派がいるらしいとか、設定そのものがあり得ない し、笑える。買った日に一気読みしてしまった。
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◆『書店ガール2 最強のふたり』碧野圭作、PHP文芸文庫  <その他の小説>
 《9/13読了》…。
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◆『きじかくしの庭』桜井美奈作、メディアワークス文庫  <その他の小説>
 《6/19読了》…。
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◆『伝説のエンドーくん』まはら三桃作、小学館  <その他の小説>
 《6/9読了》…。
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◆『下町ロケット』池井戸淳作、小学館文庫  <その他の小説>
 《5/20読了》…。
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◆『もいちどあなたにあいたいな』新井素子作、新潮文庫  <その他の小説>
 《5/11読了》ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた『バウンダーズ』に似ている。ジョーンズにしては後味の悪い話だった。 新井素子の本では、その後味の悪さは、ほとんどあきらめのせつなさになっている。
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◆『ザ・マンザイ 2』あさのあつこ作、ピュアフル文庫  <その他の小説>
 《3/30読了》…。
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◆『f植物園の巣穴』梨木香歩作、朝日文庫  <その他の小説>
 《3/19読了》変な話。
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小説以外
◆『チーム・ブライアン』ブライアン・オーサー、野口美恵著、講談社  <その他>
 《12/14読了》…。
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◆『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』佐々木健一作、文藝春秋  <その他>
 《12/7読了》予約の順番がやっと来て読めた。いやーなかなか面白かった。「1972年1月9日」に何があったのか。私はこの『新明解国語辞典』 初版を持っています。ここまで読んで、あわてて「序文」を見に行きました。本当に「見坊に事故有り」と書いてありました。(^^;)
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◆『日本代表はなぜ敗れたのか』湯浅健二、後藤健生対談、イースト新書  <その他>
 《8/30読了》敗因は各種報道されていたが、私はこの本を読んで、やはり「コンディション」かなと思った。イトウにキャンプを はったことが「毎試合、北海道から沖縄に行っているようなもの」という指摘には、そのたいへんさが実感できる。
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◆『「水族館」革命 世界初! 深海魚水族館のつくり方』石垣幸二著、宝島社新書  <その他>
 《8/6読了》…。
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◆『日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか』熊崎敬著、文春文庫  <その他>
 《8/3読了》結局、日本にコンビニがあるから日本人はシュートしないらしい。つまり不測の事態が起こるという想像力が欠けてしまい、 対応力が失われていく。しかし、なでしこは結果が出ている。これは男子サッカーだけなのか。
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◆『信じよ! 日本が世界一になるために必要なこと』イビチャ・オシム、角川oneテーマ21  <その他>
 《7/5読了》インタビューしたのが誰なのか不明の本。
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◆『にょろり旅 ザ・ファイナル』青山潤著、講談社  <その他>
 《6/19読了》フィリピン北部で、ついに19番目のウナギの新種を確認。
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◆『日本サッカーの未来地図』作、書店  <その他>
 《5/10読了》…。
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◆『深読みサッカー論』山本昌邦・武智幸徳著、日経プレミアシリーズ  <その他>
 《5/5読了》…。
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◆『我思う、ゆえに我蹴る。 アンドレア・ピルロ自伝』アンドレア・ピルロ、アレッサンドロ・アルチャート共著、東邦出版  <その他>
 《4/16読了》イタリア代表のゲームメーカー、ピルロの自伝。2014ワールドカップ・ブラジル大会は、イタリア代表にとっても、 死のグループを突破できない大会となった(ウルグアイと、なんと最弱と思われたコスタリカが突破)。
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◆『蹴る女』河崎三行作、講談社  <その他>
 《4/5読了》阪口夢穂、池田(旧姓・磯崎)浩美、山郷のぞみ。現役と、少し前のなでしこジャパンのメンバーについて、小説風に書かれた ドキュメント。
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◆『日本サッカー向上委員会』杉山茂樹×野口幸司対談、洋泉社新書y  <その他>
 《3/11読了》…。
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◆『ワールドカップがもっと楽しめるサッカー中継の舞台裏』村社淳著、角川SSC新書  <その他>
 《2/7読了》意外と面白かった。
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