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2020年1〜12月に読んだ本


 児童文学  絵本  ヤングアダルト  SF
 ファンタジー  ミステリー  その他の小説  小説以外



児童文学
◆『夢とき師ファナ 黄泉の国の腕輪』小森香折作、偕成社  <児童文学>
 《12/26読了》田舎の村に住む15歳のファナは、夢とき師になることを憧れているが、お告げの夢を見なければ修行の町ラルーサへは行かれない。 しかし村に住むアマンさんから腕輪を託され、ラルーサにいる夢とき師の導師シバハーンに渡すよう頼まれる。アマンさんは大臣の兵士たちに殺され、 ファナはラルーサで、セザという若者に腕輪を取られてしまう。王の夢とき師イソキナは王妃を殺し、王を黄泉の国に送り込み、国の乗っ取りを企んでいる。 セザは王の乳兄弟で、シバハーンの所にたどり着いたファナと再会。大臣の追っ手を退けたシバハーンが黄泉の入り口を教えてくれ、セザとファナは 別々に黄泉の国へ。ファナがここでイソキナの過去が自分とそっくりなことを知り、別の道を選ぶことを決心する。これだけの設定を、 ひとつの作品で終わらせてしまうのはもったいない。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ぐるぐるの図書室』工藤純子、廣嶋玲子、濱野京子、菅野雪虫、まはら三桃作、講談社  <児童文学>
 《12/14読了》同じ設定で、2006年にデビューした「同期」5人の作家が書き下ろした短編集。続編に気がついて1冊目から読んでみた。共通する設定は、 十々年(ととね)小学校の図書室のドアの赤い貼り紙が見える主人公が図書室に行くと、不思議な司書から特定の本を探すように言われて…というもの。 5人5色でそこそこ面白い。続編に『ぎりぎりの本屋さん』『じりじりの移動図書館』がある。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔女バジルと黒い魔法』茂市久美子作、講談社  <児童文学>
 《12/19読了》魔女バジルシリーズ3作目か。若い魔女バジルは「努力」と「根気」を人に贈る魔法使い。昔シラビソの林に住んでいた黒い魔女タイムの杖も受け継ぐことになった。 「黒い魔法」というのは悪い魔法ではなく、あまり喜ばれない「苦労」や「挫折」「失敗」などを贈る力。バジルが受け継いだのは「若いときの苦労」。 金の大鷲国から王子の誕生祝いに黒い魔法使いへの招待状が届き、バジルはフェネルたちと出かけるが…。お妃様が賢い人でよかった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ライラックのワンピース』小川雅子作、ポプラ社  <児童文学>
 《12/8読了》小六の山田智広。サッカーのFWもやるけど、裁縫少年でもある。裁縫は、祖父の営むクリーニング店で祖母から教わった。同い年の里見リラから、 母の形見というライラック色のワンピースの直しを頼まれる。週3回サッカーの練習に出るとワンピースの直しと両立できない。サッカーと裁縫のどちらかを選ばなくてはならないのか。 ワンピースの想い出を聞かされて断れず、幅広のレースを二段入れ、ステッチリボンでアクセントを付けることに。作業は手間取り、サッカーの練習も休む。祖母の「お助け帳」を見つけ、 レースに伸び止めテープを貼りアイロンで固定してぬうことがわかる。ワンピースを自転車で届けに行く途中、子どもをよけてころび袋ごと川に落としてしまう…。 やっと見つかっても、泥の汚れが落ちない。ここで祖父がプロの仕事。祖父から「好きなことは全部やればいい。重なったらその時々で考える」 と言われてふっきれる。祖父母の知恵がいい味。児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『イルカと少年の歌 海を守りたい』エリザベス・レアード作、評論社  <児童文学>
 《11/8読了》セルキー伝説を下敷きにしたファンタジーかと思ったが、それは主人公フィンが教わらなくてもよく泳げるとか、すぐイルカと仲良くなれるという、 それほど魔法的でない前提として使われている。メインストーリーは、イルカたちがビニールや風船を食べてどんどん死んでいく危険を知ったことが、 フィンを仲間はずれにしている学校の子どもたちに働きかける力となり、みんなで大きな目標に立ち向かうことで新しい関係ができていく話。 環境問題を子どもたちに身近な物語として読める。児童図書館研究会東京支部11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『無限の中心で』まはら三桃作、講談社  <児童文学>
 《11/1読了》インフィニティ総合学園高等部二年の野崎とわは、新聞部の助っ人として数学研究部に数学オリンピックの取材をしに行く。 なんでも夏休み明けから木曜日の活動日に解きかけの問題の解答がおいてあるらしい。部員は3人。みんな変人。数学の正解にたどりつくルートはたくさんある、 という目からウロコの概念。しかし数学の問題の日本語はわかったが、何が問題かも理解できない。「0以上10000以下の整数の中で、 10進法で表記したときに1が現れないようなものすべての平均値を求めよ」って…。とわの幼なじみ潤との確執が出てきて、とわがこれを寓話のような 創作にしていくのが、どう潤の不登校解消に結びつくのかと思ったが、そうは展開せず、かといって数学の面白さもあまり伝わらないのが残念。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『フレンドシップ・ウォー』アンドリュー・クレメンツ作、講談社  <児童文学>
 《10/26読了》これを読むと、ボタンを集めたくなる。さすが名手クレメンツ、落としどころも一流。これが最後の作品とは残念。 児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『きみの声がききたくて』オーウェン・コルファー作、文研出版  <児童文学>
 《10/18読了》「きみ」というのは、虐待されていた子犬だった。パトリックは夏休みにアイルランドの祖父のところに母と泊まる。父はオーストラリアで演奏旅行。 父に犬アレルギーがあって今まで犬は飼えなかったが、今回子犬を引き取ることになる。パトリックは信頼を取り戻すために辛抱強く対応する。名前は、 父のいるオーストラリアにちなんでオズ。キャリーバッグから出るのは人がいないときだけだったが、バイオリンをひくと「歌う」。家から出ないことや吠えることは、 母さんのアイディアが効いた。しかし、父母の離婚が背景にあることを知ると、パトリックはオズをあきらめようとする。今度はオズがパトリックを力づける。 『アルテミス・ファウル』の作者だが全く違う作風。児童図書館研究会東京支部10月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『うりぼうウリタ もりのがっこう』おくやまゆか作、偕成社  <児童文学>
 《9/20読了》低学年向けにちょうどいい。短編オムニバスの形で読みやすい。「くまのこウーフ」の現代版かな。これを読んだら、 同じくイノシシの男の子が主人公の『アレハンドロの大旅行』(きたむらえり作、福音館書店)も読んでみては。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『スイマー』高田由紀子作、ポプラ社  <児童文学>
 《9/18読了》小6の向井航は、東京から新潟の佐渡島に引っ越してきた。東京でスイミングクラブに入っていたが、孤立してやめたいと思っていた。 海人、信司、龍之介にメドレーに一人足りないと誘われるが断る。結局、海人に挑発され、勝負する。コーチは何と海人の祖父。 航は少ーし伸びるように意識して肩甲骨から動かすように泳ぐといいと言われて試すと大きく泳げるように。他の日は海人が練習メニューを考えていた。 やっとクラブに入る決心をしたが、島内唯一の温水プールであるドリームブルーの改修が予算不足で取り壊し予定という。なんとかしたいと、航の知識も 動員して練習し、佐渡市の大会で優勝するが…。まあ破綻せず読めるし、そこそこ面白いが。児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『シロガラス 5 青い目のふたご』佐藤多佳子作、偕成社  <児童文学>
 《8/20読了》いいかげん、完結していると思ったが…まだだった。やっと神主の祖父まで巻き込んだところ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ソレルとおどろきの種』ニコラ・スキナー作、ハーパーコリンズ・ジャパン  <児童文学>
 《8/14読了》ヘンな話だが、まあ面白く読めた。6年生ソレルとママの住むグレータウンは、コンクリート王国。ある日裏庭の柳の木の根元のコンクリが割れ、 「おどろきの種」と書いた封筒に入ってる種を見つける。親友のニーナは化学実験が大好きで、学校が校庭をなくして試験棟を建てる計画に反対している。 ソレルとニーナはストレンジウェイズ園芸店に行き、培養土やじょうろや移植ごてを買い、種をまくが発芽しない。移植ごてで種をすくうと女の人の声が聞こえる。 「間違いを正すのを手伝って/本当に大事な物を考えて/自分に種をまいたなら/必要なものが手に入る」。ソレルとニーナが頭にまくと、 頭がチクチクして植物が生えてくる…。いやー先が読めない展開でした。児童図書館研究会東京支部7月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『トリコロールをさがして』戸森しるこ作、ポプラ社  <児童文学>
 《7/19読了》10歳の子が12歳の幼なじみを「親友」と思うか、不自然に感じた。小さいときほど年の差は大きく感じるはず。小4の真青(まお)のうざったさは書けている。 相手は同い年でも良かったのでは。「近すぎると相手の気持ちがわからないときがある」「元に戻るのはむずかしい。新しい二人をめざしたら」という羽田さんの言葉は普遍的。 『ゆかいな床井くん』の方が面白かった。児童図書館研究会東京支部8月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『エミリーとはてしない国』ケイト・ソーンダズ作、ポプラ社  <児童文学>
 《7/18読了》病気の姉を亡くしたばかりのエミリーが真夜中の姉の部屋で人形やぬいぐるみが生きて話しているのに会う。隣でアンティーク雑貨店を営むルースは、 昔息子ダニーを事故で失っている。エミリーの見た人形はダニーのものだった。エミリーが作った空想の国スモカルーンは、昔近所に住んでいた兄弟が何十年も前に作った空想の国の名前だった…。 ルースの店でもクマが話したりするようになり、どうやらスモカルーンに災いが入り込み、境目に穴があき、魔法がもれているらしい。直せるはずの調停者のスタービーは行方不明。 魅力的な登場「人物」と展開。みんなでスタービーを見つけ、ルースがうまく解決策を考えつく。エミリーの学校での友人関係や、新しい担任のロビンソン先生がよくできた人物として書かれている。 『スアレス一家は、今日もにぎやか』の担任教師もそうだった。児童図書館研究会東京支部6月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『クジラのおなかからプラスチック』保坂直紀著、旬報社  <児童NF>
 《7/12読了》タイの海岸にうちあげられたクジラのおなかから80枚、8kgものビニール袋が出てきた、というエピソードで始まる。巻頭口絵に、 そのビニール袋が並べられているカラー写真もある。写真には漁網に埋もれたようなアカウミガメや、全身がビニールにおおわれたサギの衝撃的な写真もある。 細かく砕けたマイクロプラスチックが、イタリアのムール貝や東京湾のイワシの全てから見つかるという調査結果は、人間を含む食物連鎖に影響を与えつつあるという、 明白な証拠。生分解性プラスチックも解決にならない。ペットボトルを全てガラス瓶に置き換えても輸送のガソリンが余分にかかり、エネルギーの節約にならない。 2018年にG7が「海洋プラスチック憲章」を採択、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダは署名したが、日本とアメリカはしなかったと書かれている。 ひとりひとりができることをする、海岸や川岸の清掃活動は効果は小さくても参加者の気持ちに与える影響が大きいという。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アリババの猫がきいている』新藤悦子作、ポプラ社  <児童文学>
 《7/1読了》ペルシャ猫の長老族の猫、シャイフが狂言回しとなり、民芸品店のいろいろな品物が語る形式で、イランやアフガニスタン、アマゾンの国々を紹介。 お店に来る、イランと日本のハーフの女の子、日系ペルー4世の男の子なども出てきて、様々な立場の子どもや人びとがいることにさりげなく注意をうながす。 イランから来たタイルばあやは、丸く平たい陶器で、表には赤茶の絵の具で2羽の鳥が描かれ、一カ所に丸い小さい穴が開けてある。なんとミツバチの巣箱のフタで、 穴から蜂が出入りするのだという。巣箱は、筒状の籠の周りに土をぬって乾かしたものらしい。児童図書館研究会東京支部6月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『あの子の秘密』村上雅郁作、フレーベル館  <児童文学>
 《6/6読了》どんどん読める。ただ主人公が6年生というより中高生くらいの感じ。児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『希望の図書館』リサ・クライン・ランサム作、ポプラ社  <児童文学>
 《5/27読了》シカゴに引っ越してきたラングストンが、黒人にも開かれた公共図書館に出会い、自分の名前と同じ詩人の詩に出会って、生きる力を得る。詩の力、本の力、図書館の役割など読者にも希望をもたらす。 児童図書館研究会東京支部1月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔法使いマーリンの犬 [1]エクスカリバーをぬくのはだれだ』エリック・カーン・ゲイル作、評論社  <児童文学>
 《5/10読了》モルガナやアーサーがほんの子どもとして描かれる。主人公はタイトルどおりマーリンの飼い犬ハナキキ。 アーサー王伝説をよく知っている、イギリスの子どもには面白いかもしれないが、イマドキのヒーローもののアニメみたいな展開で、 登場人物の名前を知らない日本の子どもたちにはどうか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『天邪鬼な皇子と唐の黒猫』渡辺千州作、ポプラ社  <児童文学>
 《4/10読了》中国生まれの黒猫が主人公。どうも人間の生まれ変わりらしく、人語がわかるだけでなく、話すこともできる。ちょっと便利すぎる。 猫が珍しかった日本の天皇への献上品として連れてこられるが、すぐに貧乏皇子に払い下げ。猫のエサは本当に乳がゆでいいのか。 菅原道真は猫が口をきいても驚かない人物として描かれていて面白い。『文学少年と運命の書』の作者。児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『きれいずきのマグスおばさん』イーディス・サッチャー・ハード作、大日本図書  <児童文学>
 《3/15読了》幼年文学の古典。両親が外出して「ナース」または「シッター」に子どもの世話をまかせる生活様式が今の日本の子どもにどうか、 という問題はあるが、マグスおばさんの行き過ぎを面白がり、犬がだいなしにしたりスージーが冷静に指摘したりするのを楽しめばよいのだろう。 最後、おばさんがゾウのシャワーくらいで「目が覚める」のかは疑問。児童図書館研究会東京支部3月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『あたまをつかった小さなおばあさんがんばる』ホープ・ニューウェル作、福音館書店  <児童文学>
 《3/14読了》いくら暑いからって雪の代わりにごはんを庭にまいても、がちょうたちたちは借景なんか理解しないし涼しくならないと思う。 クリスマスツリーも家に入らないほどの高さの木をよくおばあさんが切ってひきずってこられたもの。本当はかなり若いのでは。それに床や屋根に穴を開けるとは、大工仕事もできるらしい。 下枝を払って幹を短くすることは考えないのかな。児童図書館研究会東京支部1月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『時計ネズミの謎』ピーター・ディッキンソン作、評論社  <児童文学>
 《2/28読了》原著1993年、翻訳1998年だが今頃読んだ。ピーター・ディッキンソンは本当にいろいろな話を書く。ネズミ年の本に入れてもいいかな。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/11赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『マンボウは上を向いてねむるのか』澤井悦郎著、ポプラ社  <児童NF>
 《2/16読了》マンボウについてはまだわかっていないことの方が多い。ようやくマンボウの仲間が3種だと判明したばかりとは。学術的には2017年にやっと「記載」された。 3種のうち「ウシマンボウ」と「マンボウ」については、著者が記載論文を執筆。「マンボウは上を向いてねむるのか」どうかは、まだなんとも言えないらしい。 水族館の協力を得て、泊まり込みで観察し続ける、というマンボウオタクでないとできない地道な研究を積み重ねていかないと確認できないのだが、 残念ながら、観察していた池袋サンシャイン水族館のマンボウが死んでしまって中断しているらしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『プログラミング・ガールズ! 2 ソフィア ロボット・レースに参戦』ステイシア・ドイツ作、偕成社  <児童文学>
 《2/14読了》ソフィアは1巻目のルーシーの幼なじみ。妹が3人いて、共稼ぎの両親に頼りにされている。似たような話を読んだと思ったら、 『貸出禁止の本をすくえ!』の主人公エイミーも2人妹がいて、学校図書館の貸出禁止がナンセンスだと訴えるために一生懸命に作った書類を、 下の妹が「まぐさ」にするためシュレッダーにかけてしまい、自分がいつも我慢させられていると爆発してプチ家出をするというエピソードだった。 ソフィアもプログラミングクラブと、アメフト部のマネージャーと、3人の妹たちの世話も目一杯がんばっている。 プログラミングクラブのメンバーとハッカソンに申し込み、どんなロボットにするかみんなでアイディアを出し合う。ところが前の週に、 ハッカソン当日は、おばあちゃんが妹の所へ出かけ、看護師のお母さんは夜勤、頼みのお父さんまで急な出張会議が入り、妹たちの世話をベビーシッターには頼まない方針のため、 ソフィーしか面倒を見られないとわかる。ハッカソンはメンバーが欠けると失格なので、ギリギリまで努力したが前日にみんなにメールするハメに…。 どうしてこんなに目一杯がんばるのか。アメリカ人の理想の一典型なのだろう。ハッカソンの場面では、もう少しロボットのプログラムコードを詳しく書いてほしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ゆかいな床井くん』戸森しるこ作、講談社  <児童文学>
 《2/8読了》軽く読めるオムニバス短編集。てっきり、床井くんは「ユカイ」くんかと思っていたら、「トコイ」くんだった。従って、 言葉遊びのだじゃれが出てくるかもという期待は裏切られたが、床井くんのキャラクター設定がカラッとしていて、主な語り手の三ヶ田暦など 数人の視点で語られるエピソードが、いい意味で意外性がある。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2019.1/26朝日35面、2019.3/4読売夕刊10面、2019.3/23赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ハリー・ポッターと死の秘宝』上・下 J. K. ローリング作、静山社  <児童文学>
 《2/2読了》やれやれやっと読み終えました。私にとっては中だるみが多かったが、最後はさすがに読み応えがあった。1巻で、ハリーとロンとハーマイオニーに 加わるかと思ったネビルが、やっと本領発揮。もしかすると平時より乱に向いた人間だったのかも。スネイプは、死ぬまで秘密を守ったという点で、すごい。 それを認めたハリーは、今度こそ成長した。秘密を抱えていてもみんなに協力を求めることができるようになった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★

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絵本
◆『オオカミと10ぴきの子ブタ』メアリー・レイナー作、評論社  <絵本>
 《12/22読了》「オオカミと七ひきの子ヤギ」と「三匹の子ブタ」を合わせたような民話パロディー。天敵をシッターとして招き入れてしまうのは、 マルシャークの「ばかなこねずみ」の母親と同じ(タイトルは、「馬鹿な母ねずみ」が正しいと思うが)。「ウルフさん」を登録している、 ベビーシッター協会こそ黒幕かも?! などというのは大人の読み。子ブタたちの痛快な活躍を楽しめばよいと思います。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『おんがくねずみジェラルディン はじめておんがくをきいたねずみのはなし』レオ・レオニ作、好学社  <絵本>
 《12/22読了》チーズの中から現われた不思議な笛吹きネズミの像…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ゴナンとかいぶつ モンゴルの昔話より』イチンノロブ・ガンバートル文 バーサンスレン・ボロルマー絵、偕成社  <絵本>
 《11/23読了》なかなか壮大なおはなし。絵もすばらしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ボートやのくまさん』フィービ・ウォージントン作・絵、福音館書店  <絵本>
 《12/23読了》くまさんと妹のスージーの充実した一日の終わりに、歌われるのがマザーグース「ポリーやかんを火にかけて」と「きらきら星」。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『かくれているよ海のなか』かんちくたかこ文 高久至写真、アリス館  <絵本NF>
 《11/23読了》巻末の答え合わせを見ても、よくわからない隠れ上手も。タコの変身もすごい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 8/23産経18面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『あなふさぎのジグモンタ』とみながまい作 たかおゆうこ絵、ひさかたチャイルド  <絵本>
 《9/29読了》クモが主人公だが、なかなかしゃれている。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 9/11東京10面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ランカ にほんにやってきたおんなのこ』野呂きくえさく 松成真理子え、偕成社  <絵本>
 《9/22読了》う〜ん…。悪くないストーリーだが残らない。ランカが異国から来た子である必然性が感じられない。 ノンフィクションにするか、もっと具体的な国名や地名を出して、現実味を出すべきでは。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『わたしのペットはまんまるいし』スティーブン・W. マーティン作、サマンサ・コッテリル絵、ポプラ社  <絵本>
 《9/21読了》生きたペットの代わりに「石」を買い与える両親もどうかと思うが、シャーロットは、いいところも見つける。話をよく聞いてくれること、 しつけが簡単なこと、動物アレルギーのある人でも触れること。たいへんなのは散歩させること。って、台車にでも乗せたらいいのに。最後のオチは、 「あるある」だけど、両親はいったいどこでこの「石」を買ったのかな。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『世界でいちばんやかましい音』ベンジャミン・エルキン作、太田大八絵、こぐま社  <絵本>
 《8/22読了》前半は騒音を擬音語で楽しむ。後半はちょっと教訓ぽい。まあ王子様が幸せなのが一番。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ひとすじの光』ウォルター・ウィック文・写真、小学館  <絵本NF>
 《8/14読了》読み聞かせするには字が多い。複数の話題があり、一本の流れでつながっていない。屈折と反射が同時に起こることが写真でよくわかった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『わたしの山』フランソワ・オビノ作 ジェローム・ペラ絵、世界文化社  <絵本>
 《8/2読了》オオカミと羊飼いが同じセリフで「わたしの山」について語るという仕掛け。両側から読めるようになっている。なるほどなあ、と思うが、子どもたちに訴えるか疑問。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/22産経8面、4/25毎日15面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『トマスと図書館のおねえさん』パット・モーラ文 ラウル・コローン絵、さ・え・ら書房  <絵本>
 《7/21読了》テキサスとアラバマを行き来する季節労働者の息子トマス。おじいさんの昔話を聞くのが大好きだが、全部覚えてしまった。 おじいさんに図書館へ行って新しいお話を読んできて聞かせてくれと頼まれ、勇気をふるって出かける。図書館のおねえさんがトマスの読みたいトラの本と恐竜の本を探してくれ、自分名義で貸してくれる。 トマスは夏中、何度も図書館へ通い、おねえさんに頼まれてスペイン語を教えたりする。秋になり、お別れの時、トマスは母からのお土産パン・ドルセを渡し、おねえさんから新しい恐竜の本を贈られる。 モデルは後にカリフォルニア大学リバーサイド校の学長を務めたトマス・リベラ。人と本をつなぐ図書館員の原点に立ち返れる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ちび竜』工藤直子文 あべ弘士絵、童心社  <絵本>
 《7/18読了》書評が複数出たので読んでみたが、うーん。最初はボウフラと同じくらい小さかったちび竜。どうしてボウフラは竜についてこんなによく知っているのか。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 1/22毎日12面、1/25朝日33面、2/21東京12面、5/11読売夕刊7面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『へんかしらそうかしら』内田麟太郎作 高部晴市絵、鈴木出版  <絵本>
 《7/13読了》ダジャレの絵本だが、声に出すより絵を見て楽しむタイプか。縄跳びする魚は飛び魚。孤島にいる白い馬は島馬。鏡を持っている鏡餅…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『りんごだんだん』小川忠博写真と文、あすなろ書房  <絵本NF>
 《7/11読了》白い皿に載った赤いりんご。文章は、シンプル。「りんご つるつる」から始まり、「りんご だんだん」、「りんご しわしわ」、 「りんご ぱんぱん」、「りんご しなしな」、「りんご ぐんにゃり」あたりまでは想像がつくけど、「りんご ごつごつ」とか「……りんご?」とかなると、 ちょっとこわい。そして「りんご とうとう」…。ここまで346日。「BOOK」データベースによると、21個のりんごを使ったらしい。 まさか紹介文のとおり食器棚にしまっておいたわけじゃないだろうが、撮影はたいへんだったに違いない。メイキングも面白そう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/30朝日面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ウォッシュバーンさんがいえからでない13のりゆう』中川ひろたか作 高畠那生絵、文溪堂  <絵本>
 《6/29読了》コロナ時代の話みたいなタイトルだが、家から出ない言い訳は、柿の実が落ちてくるかもしれないとか、落とし穴に落ちてしまうかもしれないとか、 輸送中の豚が逃げてくるかもしれないとか、桃太郎がやってきて鬼退治に行かないかって誘うかもしれないとか、次第に妄想度が高くなってくる。が、 最後に本当の理由が出てきて、そのためなら、正装して危険な戸外に出かける。そこへもちろん。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 5/9赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『やさいのおにたいじ 御伽草子「酒呑童子」より』つるたようこ作、福音館書店  <絵本>
 《6/24読了》今年のここまでのイチオシ。京野菜にもくわしくなれる。ひのなってどんな野菜かな。まつたけが香りで敵をろうらくするところとか、タケノコが皮をハラリとぬいで攻撃をかわすところなどがおかしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『にくのくに』はらぺこめがね作、教育画劇  <絵本>
 《6/21読了》牛肉とか豚肉とか鶏肉などのほか、羊とかダチョウとかワニとかの肉が出てくるのかと思っていたら、「肉料理」の自慢比べだった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/23産経18面、4/25赤旗11面6/19東京18面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ねこのずかん』大森裕子作、白泉社  <絵本NF>
 《6/19読了》子猫は一日20時間寝る。大人猫でも12〜16時間寝る。前足は指が5本あるが、後足は指は4本。子猫の時はどの猫の目も青い。など知らない知識も一杯。 「ねこご」の「はいはい、わかってるにゃ」は、名前を呼ばれたが面倒くさいときなどシッポの先をパタパタさせる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2019.10/20産経8面、6/1読売夕刊7面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『くつやのドラテフカ ポーランドの昔話』ヤニーナ・ポラジンスカ文、ワンダ・オルリンスカ絵、福音館書店  <絵本>
 《3/22読了》おはなしとしては、旅の貧しい靴屋が、途中で助けたアリやハチ、カモなどに後で難題に直面したとき助けられるという、よくある形。 原著のイラストだが、ややいもとようこ風。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『』junaida作、福音館書店  <絵本>
 《3/20読了》わたしの/お気に入りのコートの/ポケットの中のお城の/…とえんえんと続き、どんどん中へ中へ進んでいく。前後両見返しまで使って構成されている。 雷鳴のマントのおじいさんがトラに乗っているイメージなど面白い。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2019.11/30朝日34面、2/3読売夕刊7面、2/6赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『うるさく、しずかに、ひそひそと−音がきこえてくる絵本』ロマナ・ロマニーシン作、河出書房新社  <絵本>
 《2/26読了》書評がいろいろ出たので読んでみた。デザイン的には芸術性が高いと思うが、子どもが楽しめるか。「言葉」の所に「指文字」が出てくる部分には、 「音についての絵本」としては違和感がある。しかし全体としては、実に様々な「音」を視覚的に表現しているのは確か。最後の結び方もいい。「耳をすまし、きくことをおぼえ、世界をうけとめる。」
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2019.12/13東京20面、2019.12/28朝日27面、2/8赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ニコラス どこに いってたの?』レオ・レオーニ作、あすなろ書房  <絵本>
 《2/26読了》ねずみ年の本にどうかと思ったが、ちょっと説教くさい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ライオンとタカとアリになった男の子−ノルウェーのむかしばなし』菱木晃子文 MARUU絵、BL出版  <絵本>
 《2/26読了》なかなか勇壮な昔話で、ストーリーも面白い。ただ、日本人のイラストが、ノルウェーの風土を描けているかというと、 湖の中の岩山は、中国の山みたいだし、装飾的なイラストの淡い色使いが、読み聞かせのとき遠目がきかないと感じた。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/8赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ふゆとみずのまほう こおり』片平孝写真・文、ポプラ社  <絵本NF>
 《2/11読了》表紙の写真は「氷のクラゲ」のような船をつなぐ杭。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2/22赤旗11面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『うっかりおじさん』エマ・ヴィルケ作、朔北社  <絵本>
 《1/28読了》最後に「うっかり」にもほどがある、というサプライズ。しかし、おじさんに眼鏡とか帽子とか渡してあげているのは、だれかな。 おじさんにうっかりを教えてあげないのだから、意地悪ばあさんかな。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2019.9/28朝日35面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ダーウィンの「種の起源」−はじめての進化論−』サビーナ・ラデヴァ作、岩波書店  <絵本NF>
 《1/25読了》よくまとめてあるが、何か新しい考えを見つけたときのワクワク感が伝わらない。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『図書館のふしぎな時間』福本友美子作 たしろちさと絵、玉川大学出版部  <絵本>
 《1/23読了》古ーいイギリスの本の中に住む、小さいおじいさんが、なぜか国際子ども図書館の中を案内してくれる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 2019.11/29東京20面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『フシギなさかな ヒメタツのひみつ』尾崎たまき写真・文、新日本出版社  <絵本NF>
 《1/11読了》字が多すぎるし、シロヌキで読みにくい。写真はすばらしいが…。はじめに、「ヒメタツはタツノオトシゴの仲間で、新しい種類だとわかった」ことを もっとはっきり書くべき。タツノオトシゴの仲間はオスが卵をかえすことが多いのだから、ヒメタツだけの不思議のように書くと誤解をまねく。 「このコ」とか変に擬人化した表現も科学絵本にふさわしくない。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『ほうさんちゅう』松岡篤監修 かんちくたかこ文、福音館書店 <絵本NF>
 《1/4読了》写真はきれいでおもしろい。巻末の解説にある、生きた放散虫の姿も本文にあるとよかった。三階建てのような形の骨を持つ種類が どんな姿で生きていたのかとか、どんな姿の放散虫がいつの時代のものか、とかも知りたかった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★

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ヤングアダルト
◆『色どろぼうをさがして』エヴァ・ジョゼフコヴィッチ作、ポプラ社  <YA>
 《12/5読了》児童図書館研究会東京支部12月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『キャラメル色のわたし』シャロン・M. ドレイパー作、鈴木出版  <YA>
 《11/24読了》児童図書館研究会東京支部11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『夜フクロウとドッグフィッシュ』ホリー・ゴールドバーグ・スローン、メグ・ウォリッツァー作、小学館  <YA>
 《10/13読了》児童図書館研究会東京支部9月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『秘密のノート』ジョー・コットリル作、小学館  <YA>
 《9/12読了》本当の自分を隠すため、ジェリー(11歳)は得意のモノマネでクラスの道化者を演じている。本当の気持ちは「秘密のノート」に詩の形で書いている。ここが翻訳なので、詩としてのリズムが伝わらない。 スポーツは得意だが、大柄で肥満気味、容姿も普通。「ひょうきん者」の位置を失ったら、クラスでの居場所はなくなると思っている。「ゾウ」とか言われて傷ついても言えない。 シングルマザーの母が付き合っているクリスは人が嫌がることを言って平気。クリスに捨てられた母が出会ったミュージシャン・レオンによって母と娘は次第に変わっていく。 レオンがこういう思いやりのある男になったのには、いい母か女がいたのだろう。『レモンの図書室』の作者。こちらの方が開放的に終わっている。音楽の力かもしれない。 児童図書館研究会東京支部7月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『朔と新』いとうみく作、講談社  <YA>
 《6/21読了》「ブラインドマラソン」という競技の入門としても読める。兄弟の母親が実に嫌らしく書けている。 児童図書館研究会東京支部4月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)] 3/28朝日30面、4/6読売夕刊8面  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『スアレス一家はいつもにぎやか』メグ・メディナ作、あすなろ書房  <YA>
 《5/22読了》抄訳とのこと。主人公は中学1年のメルシ・スアレス。お父さんは塗装業、お母さんは薬剤師か。キューバからの移民二世で、隣に祖父母とシングルマザーの叔母一家が住む。 メルシは小さい双子の従兄弟たちの世話が負担。奨学生の義務として転校生のバディをしなければならない。クラスの女王エドナから嫌がらせの標的にされている。いろいろ悩ましいのに、 頼もしい相談相手だった祖父は、最近物忘れがひどい。両親と祖母、叔母たちはメルシには聞かせないように、新しい病院の予約をとる。あるとき兄が、アルツハイマーのことを教えてくれる。 そして祖父自身がメルシには言わないように頼んだことも。学校では、担任の教師がなかなかの脇役。クラスの一大行事である、エジブト展示のメイン・ミイラ作製班に、エドナを選ばず、他の生徒を指名。 児童図書館研究会東京支部2月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『きみの存在を意識する』梨屋アリエ作、ポプラ社  <YA>
 《3/20読了》1章ごとに話し手が変わるオムニバス形式。最初はディスレクシア(読字障害)っぽい、中2のひすいが主人公。次が「自分」は本当は女でも男でもないと感じているリキ。 さらに書字障害を自覚して合理的配慮を求める心桜、里親の養子になった拓真、化学物質過敏の留美名、過食ぎみの小晴…。やや詰め込みすぎの感じ。 他人の子どもの世話に熱心で、自分の子どもに目が行き届かない親とか、無神経な教師とかは書けている。 「後書き」によると、驚いたことに作者の梨屋アリエはディスレクシアなのだという。児童図書館研究会東京支部2019.11月テキスト。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)

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SF
◆『女総督コーデリア』ロイス・マクマスター・ビジョルド作、創元SF文庫  <SF>
 《11/5読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★

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ファンタジー
◆『コンビニたそがれ堂 猫たちの星座』村山早紀作、ポプラ文庫ピュアフル  <ファンタジー>
 《11/16読了》シリーズ8作目。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『京都府警あやかし課の事件簿4 伏見のお山と狐火の幻影』天花寺さやか作、PHP学芸文庫  <ファンタジー>
 《10/7読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『稲荷書店きつね堂 [3] 神田の面影巡り』蒼月海里作、ハルキ文庫  <ファンタジー>
 《10/5読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『万葉ブックカフェの顧客録』山咲黒作、富士見L文庫  <ファンタジー>
 《8/6読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『京都府警あやかし課の事件簿3 清水寺と弁慶の亡霊』天花寺さやか作、PHP学芸文庫  <ファンタジー>
 《8/4読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『京都北嵯峨シニガミ貸本屋 その人生、修正します』桔梗楓作、双葉文庫  <ファンタジー>
 《7/17読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『稲荷書店きつね堂 [2] 犬神書店員来たる』蒼月海里作、ハルキ文庫  <ファンタジー>
 《6/30読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『京都府警あやかし課の事件簿2 祇園祭の奇跡』天花寺さやか作、PHP学芸文庫  <ファンタジー>
 《6/3読了》
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『京都府警あやかし課の事件簿』天花寺さやか作、PHP学芸文庫  <ファンタジー>
 《5/14読了》けっこう面白かった。同志社大学には、こんなサークルあるかも、とか思ってしまう。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『秘密の神田堂 本の神様、お直しします。』日野祐希作、スターツ文庫  <ファンタジー>
 《3/29読了》なんか似たような話を読んだと思ったら、『菜の花工房の書籍修復家 大切な本と思い出、修復します』(宝島社文庫、2019.3)と 同じ作者だった。どちらも投稿サイト「小説家になろう」に投稿したものの書籍化。しかも、こちらが2ヵ月早い。『菜の花…』の表紙見返しには、 愛知県の大学図書館員とある。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『新宿もののけ図書館利用案内2』峰守ひろかず作、メゾン文庫  <ファンタジー>
 《3/16読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『魔法使いのウエディング・ベル』シャンナ・スウェンドン作、創元推理文庫  <ファンタジー>
 《2/13読了》ついに完結…。でも、新婚旅行のエピソードも書いてほしい。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★☆
◆『稲荷書店きつね堂』蒼月海里作、ハルキ文庫  <ファンタジー>
 《1/19読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆

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ミステリー
◆『やみつきチョコはアーモンドの香り』キャシー・アーロン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《12/12読了》シリーズ1作目
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『腕抜探偵』西澤保彦作、実業之日本社文庫  <ミステリー>
 《11/29読了》変な探偵。占い師みたいにいろいろな場所に出現して、お役所の出先機関のような看板で相手の話だけで謎を解く。 安楽椅子探偵の変種。続編もあるが、腕抜探偵本人の顔が見えない。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『殿下と七つの死体』ピーター・ラヴゼイ作、ハヤカワミステリ文庫  <ミステリー>
 《11/24読了》※『キッド・ピストルズの最低の帰還』(キッド・ピストルズ4)で作者の山口雅也が「一級品のマザーグース・ミステリ」としてオススメ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『死者はよみがえる』ジョン・ディクスン・カー作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《11/13読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アガサ・レーズンとイケメン牧師』M. C. ビートン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《10/25読了》〈英国ちいさな村の謎13〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ミステリなふたり あなたにお茶と音楽を』太田忠司作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《10/22読了》シリーズ4作目。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『スコットランドの危険なスパイ』スーザン・イーリア・マクニール作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《10/19読了》〈マギー・ホープ8〉。危険な秘密を知りすぎた者を隔離しておくためのスコットランドの孤島に送られるが、そこを管轄する 将校が殺され、ドイツの覆面スパイもいるらしいことがわかってくる。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『巴里マカロンの謎』米澤穂信作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《10/2読了》11年ぶりのシリーズ第4作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ゴーストライター』キャロル・オコンネル作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《9/25読了》〈マロリー11〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ニャン氏の憂鬱』松尾由美作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《9/11読了》シリーズ3作目か。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『女子高生探偵シャーロット・ホームズの帰還』上・下 ブリタニー・カヴァッラーロ作、竹書房文庫  <ミステリー>
 《9/7読了》シリーズ第2作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『キッド・ピストルズの最低の帰還』山口雅也作、光文社文庫  <ミステリー>
 《8/28読了》パンク・マザーグースの事件簿4。旧作単行本未収録と新作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『アガサ・レーズンと七人の嫌な女』M. C. ビートン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《8/25読了》〈英国小さな村の謎12〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ビブリア古書堂の事件手帖 U 扉子と空白の時』三上延作、メディアワークス文庫  <ミステリー>
 《8/21読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『寄宿学校の天才探偵』モーリーン・ジョンソン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《8/16読了》シリーズ第1作だった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『もっとミステリなふたり』太田忠司作、幻冬舎文庫  <ミステリー>
 《8/2読了》シリーズ第2作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『貧乏お嬢さまの結婚前夜』リース・ボウエン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《7/30読了》〈英国王妃の事件ファイル12〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『秋季限定栗きんとん事件』上・下 米澤穂信作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《7/24読了》シリーズ第3作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『生きるか死ぬかの町長選挙』ジャナ・デリオン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《7/20読了》〈ワニの町3〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『アガサ・レーズンは奥さま落第』M. C. ビートン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《7/15読了》〈英国小さな村の謎11〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ミステリなふたり』太田忠司作、幻冬舎文庫  <ミステリー>
 《7/9読了》シリーズ第1作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『キッド・ピストルズの慢心』山口雅也作、光文社文庫  <ミステリー>
 《6/27読了》パンク・マザーグースの事件簿3。ここまでは再刊。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『絶品スフレは眠りの味』チェルシー・フィールド作、コージーブックス  <ミステリー>
 《6/7読了》〈お毒味探偵1〉。有名人のための毒味役なんていう仕事は本当にあるのかな。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アッサム・ティーと熱気球の悪夢』ローラ・チャイルズ作、コージーブックス  <ミステリー>
 《5/22読了》〈お茶と探偵20〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『猫のいる喫茶店の名言探偵』北園浩二作、PHP学芸文庫  <ミステリー>
 《5/1読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)
◆『夏季限定トロピカルパフェ事件』米澤穂信作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《4/23読了》シリーズ第2作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『生贄の木』キャロル・オコンネル作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《4/16読了》〈マロリー10〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『バナナクリーム・パイが覚えていた』ジョアン・フルーク作、ミラブックス  <ミステリー>
 《3/23読了》〈ハンナ20〉。最後にハンナの夫が謎の……。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『ほろ苦いラテは恋の罠』クレオ・コイル作、コージーブックス  <ミステリー>
 《3/12読了》〈コクと深み17〉。マッチングアプリがテーマ。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『サンタクロースの一大事?』ヴィッキ・ディレイニー作、コージーブックス  <ミステリー>
 《3/1読了》〈赤鼻のトナカイの町2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ミスコン女王が殺された』ジャナ・デリオン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《2/21読了》〈ワニの町へ来たスパイ2〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『春季限定いちごタルト事件』米澤穂信作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《2/3読了》シリーズ第1作。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『クリスマスも営業中?』ヴィッキ・ディレイニー作、コージーブックス  <ミステリー>
 《1/27読了》〈赤鼻のトナカイの町1〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『アガサ・レーズンの不運な原稿』M. C. ビートン作、コージーブックス  <ミステリー>
 《1/24読了》〈英国小さな村の謎10〉。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『ワニの町へ来たスパイ』ジャナ・デリオン作、創元推理文庫  <ミステリー>
 《1/16読了》意外と面白かった。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『使用人探偵シズカ 横濱異人館殺人事件』月原渉作、新潮文庫  <ミステリー>
 《1/10読了》ヘンにゴシックで合わなかった…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5)

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その他の小説
◆『水族館ガール 7』木宮条太郎作、実業之日本社文庫  <その他の小説>
 《12/16読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『レンブラントをとり返せ ロンドン警視庁美術骨董捜査班』ジェフリー・アーチャー作、新潮文庫  <その他の小説>
 《12/8読了》シリーズの第1巻か。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『祝祭と予感』恩田陸作、幻冬舎  <その他の小説>
 《11/24読了》『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『忍者だけど、OLやってます 2』橘もも作、双葉文庫  <その他の小説>
 《9/29読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『水族館ガール 6』木宮条太郎作、実業之日本社文  <その他の小説>
 《9/15読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『忍者だけど、OLやってます』橘もも作、双葉文庫  <その他の小説>
 《9/9読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『菓子屋横丁月光荘 [3] 文鳥の宿』ほしおさなえ作、ハルキ文庫  <その他の小説>
 《9/1読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★★
◆『図書室のキリギリス』竹内真作、双葉文庫  <その他の小説>
 《7/6読了》…。
新聞書評[太字は記名書評(それ以外は短文紹介)]  評価 (黒星3つで満点。白星は0.5) ★☆
◆『図書室のピーナッツ』竹内真作、双葉文庫  <その他の小説>
 《6/12読了》こちらが第2作だった。
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◆『横濱エトランゼ』大崎梢作、講談社文庫  <その他の小説>
 《5/31読了》横濱を舞台にした連作短編ミステリ。横濱の豆知識が身につく。
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◆『活版印刷三日月堂[6] 小さな折り紙』ほしおさなえ作、ポプラ社文庫  <その他の小説>
 《3/5読了》番外編2。
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◆『ステラ・アルカへようこそ 神戸北野 魔法使いの紅茶店』烏丸紫明作、二見サラ文庫  <その他の小説>
 《2/23読了》…。
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◆『活版印刷三日月堂[5] 空色の冊子』ほしおさなえ作、ポプラ社文庫  <その他の小説>
 《2/19読了》番外編1。
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◆『未来へ…』上・下 新井素子作、ハルキ文庫  <その他の小説>
 《2/6読了》単行本初版は2014年。久々に新井素子らしい作品だった。あとがきも含めて。
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◆『水族館ガール5』木宮条太郎作、実業之日本社文庫  <その他の小説>
 《1/3読了》だんだん日本の水族館事情の紹介小説になってきた。今回のテーマはウミガメの保護。
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小説以外
◆『サッカーと感染症』岩田健太郎、フットボール批評編集部編、カンゼン  <その他>
 《9/12読了》…。
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◆『チーム・ブライアン 新たなる伝説』ブライアン・オーサー著 野口美恵構成+訳、講談社  <その他>
 《7/28読了》…。
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◆『翼、羽ばたかせて』田村明子著、双葉社  <その他>
 《6/24読了》…。
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◆『鉄人の思考法』二宮 寿朗著、集英社  <その他>
 《5/15読了》…。
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◆『フタバスズキリュウ もうひとつの物語』佐藤たまき著、ブックマン社  <その他>
 《1/17読了》おもしろかった。有名な化石でも「記載」論文がないと、正式な学名が付かないということを初めて知った。 記載とは、「生物の分類群を定義するために、ある生物の主要な形質を言葉や図、写真を用いて記述すること、または記述したもののこと。」(p.32) 2006年5/19、「スズキフタバリュウ」は予想されていたとおり新属新種で、学名「Futabasaurus Suzukii」となった。女性研究者の半生記としても読める。『子どもと科学よみもの』2019年6月号に書評あり。
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◆『サッカーJ2論』松井大輔著、ワニブックス  <その他>
 《1/6読了》…。
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