ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(1934〜)は、オクスフォード大学でトールキンに師事。卒業と 同時に結婚、子育て中にファンタジーを書き始め、現在に至る。彼女の作品はいずれも、17年待って読むような大作ではないが、上質な娯楽読み物として一級である。長編シリーズではないが、徳間書店が望めば、「ハリー」のような映画化も可能だろう。それだけの魅力は確実に持っている。