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マザー・グースの小宇宙
 Microcosmos of Mother Goose


目次

1.ウォルター・クレイン (英)
2.ランドルフ・コルデコット (英)
3.ケイト・グリナウェイ (英)
4.ビアトリクス・ポター (英)
5.ウィルビーク・ル・メール (蘭)
6.アーサー・ラッカム (英)
7.レズリー・ブルック (英)
8.ブライアン・ワイルドスミス (英)
9.レイモンド・ブリッグズ (英)
10.トミー・デ・パオラ (米)
11.アーノルド・ローベル (米)
12.ルーシー・カズンズ (英)


現在でも、購入できる図書には、Amazon.co.jpへのリンクを張りました。一部、表紙画像のあるものは、 オンライン書店「bk1」へのリンクが張ってあります。お買い物にお役立てください。(2004.8/11、2004.9/5)   表紙画像に楽天アフィリエイト、Amazon.co.jpへのリンクも追加しました。(2010.5)   「bk1」が「honto」と合併し画像リンクが切れたため、楽天またはアマゾンへのリンクに変えました。(2013.1)






 1〜3の3人は、19世紀イギリスで、読み捨てでなく読み継がれる作品としての近代的絵本を確立したと位置づけされているイラストレイターです。2のコルデコットの名を冠したコルデコット賞は、1938年にアメリカ図書館協会が設けた賞で、前年にアメリカで出版された絵本のうち最も優れた作品を描いた画家に贈られます。同じく、ケイト・グリナウェイ賞は、1955年にイギリス図書館協会が創設し、やはり前年にイギリスで出版された子どもの本のイラストレイションで最も優れた作品を描いた画家に贈られます。

 4のポターは、ピーター・ラビットの生みの親としてたいへん有名ですが、ここに展示した本は出版社が編集したものです。ポターのマザー・グース絵本としては『アプリイ・ダプリイのわらべうた』(原書1917年)『セシリ・パセリのわらべうた』(原書1922年)の2冊があり、この2冊には、ポターがアレンジしたと思われるマザー・グースも含まれています。展示本には、この2冊からも挿絵および唄が採られています。

 8のワイルドスミス以降は、現在まさに活躍中の絵本作家たちです。
 同じ唄“ハンプティ・ダンプティ”にしおりを挟んでみました。イラストレイターによって全く違う描き方をお楽しみください。ちなみに“ハンプティ・ダンプティ”とは、元は謎々の唄で、答えは「卵」です。訳を掲げておきます。
       ハンプティ・ダンプティ塀にすわった
       ハンプティ・ダンプティ派手に落ちた
       王様の全騎兵と全歩兵総がかりでも
       ハンプティを元に戻せなかった


マザーグースの小宇宙 展示リスト


凡例: 画家名 原綴 (生没年、国籍)
展示作品名(注記)
/その画家の主な作品名(邦訳されているもの)


1.ウォルター・クレイン Walter Crane (1845〜1915,英)

Traditional Nursery Rhymes, (c)1995 (イラストはThe Baby's Opera, 1877から採録)

##実際には、『The Baby's Opera』の改題復刻版。このリスト作成時に、『The Baby's Opera』との内容照合ができていなかったので、 上記の説明文となった(2005.5/28追記)。表紙画像はアマゾンより(2013.1/4追記)。


2.ランドルフ・コルデコット Randolph Caldecott (1846〜1886,英)

The Milkmaid, 1882 (ほるぷ復刻1996)

##表紙画像はアマゾンより、福音館書店復刻『コールデコットの絵本』(2001)のもの(2013.1/4追記)。

主な邦訳作品/『ジョン・ギルピンのゆかいなお話』 (ほるぷ出版、1985)


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3.ケイト・グリナウェイ Kate Greenaway (1846〜1901, 英)

Nursery Rhyme Classics, (c)1994 (イラストはMother Goose, 1881などから採録)

##表紙画像はアマゾンより(2013.1/4追記)。

主な邦訳作品/自作詩絵本『窓の下で』 (新書館、1976)

##翻訳は、1987年ほるぷ出版より再刊。表紙画像はアマゾンより再刊本(2013.1/5追記)。

##翻訳『ケイト・グリーナウェイのマザーグース』(西田ひかる訳、飛鳥新社、2003)は、『Mother Goose』 1881 の全文翻訳(2004.10/11追記)。表紙画像はアマゾンより(2013.1/4追記)。


4.ビアトリクス・ポター Beatrix Potter(1866〜1943, 英)

Beatrix Potter's Nursery Rhyme Book, (c)1987 (イラストは The Tale of Peter Rabbit, 1902などから採録)

##表紙画像は楽天アフィリエイトより。(2010.5/21追記)

主な邦訳作品/『ピーター・ラビットのおはなし』 (福音館、1971)

##『見出し書名』のリンクはアマゾン(2004.8/11追記)。表紙画像は楽天アフィリエイトより(2013.1/4追記)。


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5.ウィルビーク・ル・メール Henriette Willbeek Le Mair (1889〜1966, オランダ) 

『ル・メールのマザーグース・メロディ』偕成社,1993 (イラストは Our Old Nursery Rhymes, 1911, Little Songs of Long Ago , 1912から採録)   タイトルリンクは、アマゾン。

##表紙画像はOur Old Nursery RhymesLittle Songs of Long Ago。 後者は、画像のタテヨコの割合が逆。アマゾンより(2013.1/5追記)。


6.アーサー・ラッカム Arthur Rackham (1867〜1939, 英)

Mother Goose Nursery Rhymes, (c)1985 (Mother Goose the old Nursery Rhymes, 1913として刊行されたもの)

##表紙画像はソフトカバー。アマゾンより(2010.5/21追記)。

主な邦訳作品/『ニーベルンゲンの指輪』1〜4 (新書館、1983-4)



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7.レズリー・ブルック L. Leslie Brooke (1862〜1940, 英)

Ring O'Roses, (c)1992 (Ring O'Roses, 1922として刊行されたもの)

##表紙画像はリプリント版。アマゾンより(2010.5/21追記)。

主な邦訳作品/『金のがちょうのほん』 (福音館、1981)

##『見出し書名』のリンクはアマゾン(2004.10/11追記)。表紙画像は 楽天アフィリエイトより(2013.1/5追記)。


8.ブライアン・ワイルドスミス Brian Wildsmith (1930〜,英)

Brian Wildsmith's Mother Goose, (c)1964

##表紙画像はソフトカバー。アマゾンより(2013.1/5追記)。

主な邦訳作品/『ワイルドスミスのΑBC』(1962年ケイト・グリナウェイ賞。らくだ出版、1974)

##表紙画像は楽天アフィリエイトより。(2013.1/5追記)

## 翻訳『石坂浩二のマザーグース』は、『Brian Wildsmith's Mother Goose』の全訳。 1992年らくだ出版から発売されたが、2003年講談社から再刊(2004.10/11追記)。表紙画像は再刊本をアマゾンより(2013.1/5追記)。

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9.レイモンド・ブリッグズ Ramond Briggs (1934〜,英)

The Mother Goose Treasury, (c)1966

##表紙画像は1977年新版。アマゾンより(2013.1/5追記)。

主な邦訳作品/『さむがりやのサンタ』(1973年ケイト・グリナウェイ賞。福音館、1974)、

##『見出し書名』のリンクはアマゾン(2004.8/11追記)。表紙画像は楽天アフィリエイトより。(2013.1/5追記)

      /『風が吹くとき』  (篠崎書林、1982)

##1998年、あすなろ書房から再刊。『見出し書名』のリンクはアマゾンの再刊本を紹介(2004.8/11追記)。 表紙画像は楽天アフィリエイトより再刊本を紹介(2013.1/5追記)。


10.トミー・デ・パオラ Tomie de Paola (1934〜,米)

Tomie de Paola's Mother Goose, (c)1985

##表紙画像は楽天アフィリエイトより(2013.1/5追記)。

主な邦訳作品/『まほうつかいのノナばあさん』(1973年ケイト・グリナウェイ賞。ほるぷ出版、1979)

##表紙画像は楽天アフィリエイトより。(2010.5/21追記)


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11.アーノルド・ローベル Arnold Lobel (1933〜,米)

The Arnold Lobel book of Mother Goose, (c)1986

##表紙画像は2003年再刊のもの。アマゾンより(2013.1/5追記)。

主な邦訳作品/『ふたりはともだち』(文化出版局、1972) 等“がまくんとかえるくん”シリーズ

##『見出し書名』のリンクはアマゾン(2004.8/11追記)。 表紙画像は楽天アフィリエイトより(2013.1/5追記)。


12.ルーシー・カズンズ Lucy Cousins (1964〜.英)

Lucy Cousins' big book of Nursery rhymes, (c)1998(The Little Dog Laughed, 1989として刊行されたもの※)
※見出しの本は39篇だが、The Little Dog Laughed には、53篇収録。(2010.8/5追記)

##表紙画像はアマゾンより。(2010.5/21追記)

主な邦訳作品/幼児絵本『メイシーちゃん』(偕成社)シリーズ 

##表紙画像は楽天アフィリエイトより(2013.1/5追記)。

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 マザー・グースとは、英語圏で、子どもたちが歌ったり、遊んだり、唱えたりしながら、言葉やリズムを覚えたり、大人なら、会話や文中に引用したり、新聞の見出しで比喩的に使ったりしている−群(一説では 800以上)の童謡のことです。日本でも有名な歌に「ロンドン橋」や[きらきら星」、「メリーさんの羊」などがあります。

 Nursery Rhymeというのが、一般的な呼び方ですが、日本では、竹久夢二や北原白秋の紹介から、近年では谷川俊太郎の訳業で「マザー・グース」の名称で根づいています。

 ABCを覚えるためのアップルパイの歌から、元は芝居の−場面だった愛の歌や政治的風刺を含んだ戯れ唄まで、多様な要素を持っているため、昔から作家や画家の作品のヒン卜になったり、想像力への挑戦として人気があります。
 ここに展示している絵本は、この豊かなマザー・グースの世界の一部を、著名な絵本作家のイラストレイションでご覧いただきたいという趣旨で、私のコレクションの中から持ってきたものです。



(「職員文化会展『マザーグースの小宇宙』展示リスト」 (1999.2.22) より)


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