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マラソン (2026.3/8)
名古屋ウィメンズマラソン (2026.3/8) MGCシリーズ
風が強い中のマラソン。最後まで佐藤早也伽(積水化学)が、海外招待で名古屋2連覇中のチェプキルイ(ケニア)に食い下がって優勝争いを演じた。2秒差の2位でMGC獲得。ファストパスをねらった、日本記録保持者・前田(天満屋)は風に苦しみ、21位。この大会は、2年後のロス五輪代表を選ぶMGC選考レース兼今夏の名古屋アジア大会の代表選考でもある。気温8.6度、湿度34.4%。風は北風2m。フジテレビのセンター解説に高橋尚子と福士佳代子、実況は東海テレビの高橋アナ。第一移動車に野口みずき、バイクリポートは金哲彦さん。
海外招待は、チェプキルイのほか、2時間17分台の記録を持つデスタ(エチオピア)、チュンバ(バーレーン)、ヨウフ(西)の4人。国内招待は、佐藤、前田の他、カプチッチ(クラフティア)、2025世界選手権代表の安藤(しまむら)、東京五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政)、加世田(ダイハツ)、パリ五輪1万m代表の五島(資生堂)、初マラソンの樺沢(三井住友海上)。
ペースメーカーは9人。第1ペースは大会新記録をねらう1km3分19-20秒。第2ペースはMGC(2時間26分以内)をねらう1km3分23-24秒。第3ペースは1km3分27-28秒。第1ペースのペースメーカーとして、東京五輪5000m代表の田中希実が15kmまで走る。
初めの1kmは、3分17秒。既に先頭集団と後続に分かれている。3キロで先頭は11人。チェプキルイ、デスタ、安藤、前田、チュンバ、大森、鈴木、五島、樺沢、加世田、佐藤。
5kmは16分34秒。最初の給水ポイントで、初マラソンの樺沢も含めて全員が成功。今回から、ペースメーカー専用のボトル置き場が「0」の次に設けられている。
8kmすぎで早くも鈴木が遅れ始める。風は横から5.5m〜2.7m。9.33kmで最初の折り返し。鈴木は9秒遅れ。その後ろに第二集団が44秒差で続く。
10キロはチェプキルイが33分10秒。1秒差でデスタ、樺沢、前田、安藤、五島。2秒差で佐藤、加世田、大森など。この5km16分36秒。
10.8km付近で安藤が1〜2m遅れる。このへんからじわじわと上り坂らしい。安藤は第二集団にも抜かれ、ついていけず、きつそうな顔。向かい風が6.5〜7mできつく、先頭もこの11-12kmは3分30秒。
15kmで先頭は50分11秒。この5km17分1秒。前田が集団最後方に下がったまま。解説の高橋は「前田選手は背が高いので風が苦手」。
18km過ぎで先頭は9人。ペースメーカーのすぐ後ろにチェプキルイ、五島、大森、加世田、デスタ、前田、樺沢、チュンバ、佐藤。風が強いので縦長に。
19キロで前田とチュンバが少し遅れる。ペースメーカーが一人はずれる。チュンバは20kmで棄権。
20キロで先頭は1時間7分15-16秒。この5km17分4秒。樺沢は3秒遅れ。前田は1時間7分27秒。バイクリポートの金さんから「風向きが変わったので前田の動きがよくなってきた」。
ハーフではチェプキルイが1時間10分51秒。同タイムで佐藤、デスタ、加世田、大森、五島。樺沢7秒遅れ。前田1時間11分11秒。
三人目のペースメーカーは、ハーフまでの契約だったらしいが、30kmまでの人がはずれて一人になってしまったので、まだ走っているとのこと。12〜20kmのラップは3分22〜27秒だったが、20〜23kmのラップは3分17、19、15秒と上がっている。
24km過ぎで第2ペース(no.5)がひっぱる第二集団に前田が吸収されるが、そこからも遅れる。
25kmで最後のペースメーカーがはずれる。先頭は1時間23分50秒。この5km16分35秒。チェプキルイ、デスタ、加世田、大森、五島。1秒差で佐藤。海外勢の二人は、ペースメーカーがいなくなったとき先頭にならないよう、さりげなく後方へさがり、解説の高橋が「こういうところがうまい」と言う。23-28kmのラップは、3分24、19、32、27、21秒。
26km過ぎ佐藤が前へ出る。「佐藤選手がこういう動きをするのを初めて見た」と高橋。すぐにチェプキルイが並ぶ。
27km過ぎ五島が遅れる。先頭は5人に。第2ペース率いる第二集団には信桜(横浜市陸協)、樺沢など。村上(東京メトロ)がここに追いついてくる。
30kmでは1時間41分12秒。この5km17分22秒。チェプキルイ、デスタ、加世田、大森。1秒差で佐藤。6秒差で五島。第二集団のペースメーカーがはずれる。
31km手前で大森が遅れる。32km過ぎで先頭は4人。大森の後に五島、信桜、第二集団(8位グループ)はグレグソン、樺沢、村上。ここから樺沢が遅れる。
33km過ぎで最大の上り坂始まる。300mで400m(4階建て相当)上るらしい。佐藤が少し横に離れてマイペースで走る。風は横から1.4m。28-32kmのラップは3分31、30、21、22秒。
35kmではチェプキルイが1時間57分54秒。1秒差でデスタ、佐藤、加世田。23秒遅れで大森。32-37kmのラップは3分17、18、24、28、24秒。
センターで「このへんでスパートするか」と実況アナに聞かれた高橋は「ペース変化にすぐ対応できるように構えていた」。第一移動の野口は「私は速さがないのでロングスパートをかけると思う」。
左折して追い風になったところで加世田が前に出る。手袋も捨てる。野口が「佐藤選手は余裕があるように見える」。バイクの金さんが「ビルの隙間から突風が吹くのでスパートしにくい」。センターの福士が「日本人は風で横ブレするが海外勢はびくともしない」。あと4kmでまた4人が横一線に。
38km過ぎにチェプキルイがスパート。デスタと佐藤が追うが、39キロ過ぎで加世田が離れる。この37-39kmのラップは3分25、24秒。
40kmでチェプキルイと佐藤が2時間14分58秒。2秒差でデスタ。59秒差で加世田。
ここからチェプキルイと佐藤の一騎打ち。デスタは離れる。チェプキルイが少し前に出ると佐藤がつく。41キロ過ぎの下りを利用してチェプキルイがスパート。佐藤も懸命に追いかけ、ドーム手前で並びかけるが追い抜けず。
2時間21分54秒でチェプキルイが優勝。佐藤は2時間21分56秒の2位。3位はデスタで2時間22分34秒。佐藤はインタビューですごく悔しそうだった。
以下、4位加世田(2時間22分54秒)、5位大森(2時間23分45秒)、6位信桜(2時間24分34秒)、7位五島(2時間24分44秒)、9位村上(2時間25分7秒)までがMGC獲得。
前田は21位で2時間31分21秒。鈴木亜由子は23位で2時間33分28秒。
※5kmごととハーフ、ゴールタイムは、公式サイトのリザルトを参照した。
マラソン (2026.3/1)
東京マラソン (2026.3/1) MGCシリーズ
まあ結局、大迫傑が強かった、というレースになったが、序盤は思わぬ展開で、ちょっとおもしろかった。大半のペースメーカーが設定ペースで走れず、第1ペースを保った日本人ペースーカー・中山に、ただ一人、一般参加の橋本龍一(プレス工業)がついていった。先頭集団を形成するべき海外勢は、第2ペースくらいのペースメーカーにつき、ここに国内招待選手もいる大集団となり、先行する橋本との差はどんどん開いた。ただ、ペースメーカー中山は10kmまでの契約で、橋本は実力以上のペースで10km以降の32kmを走り切ることはできず、26.5kmで後続に追いつかれると、次々ぬかれていった(最後は39位)。その後は海外集団と、国内招待を含む日本人の多い集団に分かれ、日本人1位を大迫と鈴木が争う展開に。最後は大迫が鈴木に競り勝ったが、10位までほぼアフリカ勢、11位に中国のフェン、12位大迫、13位鈴木。つまり、日本のトップ二人をしても、アフリカ勢に歯が立たなかった、ということ。気温16.6度、湿度33%。風は。日テレのセンター解説は高橋尚子、実況は森アナ。第一移動車解説は、瀬古さん、第二移動車解説は、藤田駒大監督。
2025年12月にバレンシアマラソンで2時間4分55秒を出して日本記録を4年ぶりに1秒更新した大迫傑(リーニン)が、昨年10月に富士通を退社してプロランナーになった、前記録保持者・鈴木健吾(横浜市陸協)とともに参戦。その他の国内招待は、近藤(三菱重工)、昨年日本人最上位の11位だった市山(サンベルクス)、カリウキ(戸上電機)、デレセ(ひらまつ病院)、太田(GMO)など9人。他にはヴィンセント(Honda)など。小山(Honda)、西山(トヨタ自動車)は欠場。海外招待は、昨年優勝のタケレ(エチオピア)、2024ロンドンマラソン優勝のムティソ(ケニア)、昨年3位のゲティッチ(ケニア)、昨年6位のトロイティッチ(ケニア)など14人。一昨年2位のキプラガト(ケニア)、メンゲシャ(エチオピア)は欠場。
女子の海外招待は、3連覇をねらうアセファ・ケベデ(エチオピア)、東京五輪銀メダルのコスゲイ(ケニア)、フェイサ(エチオピア)、ワンジル(ケニア)、アレム(エチオピア)など14人。国内招待は、これが引退レースの細田(エディオン)と吉川(キヤノン)の2人。
ペースメーカーの設定は、男子が4段階。1km2分51-52秒(大会記録更新)と1km2分55-56秒(MGCファストパスペース)、1km2分57-58秒(日本記録更新)、1km2分59秒。(男子の第2ペースにまた上野雄一郎)女子の設定は3段階。2時間15分をねらう設定、17分の設定、20分の設定。MGC参加標準記録は、男子2時間6分30秒、女子2時間23分0秒。または男子が2時間9分0秒、女子が2時間27分0秒以内で日本人6位以内。
最初の1kmは、日本人ペースメーカーのすぐ後ろを走る橋本が2分57秒。5kmでは橋本は14分34秒。既に2位集団とは10秒近く離れている。向かい風のせいか。第一移動車解説の瀬古さんは、「前のペースメーカーの位置が正しい設定です」と腹立たしそうに指摘。10人以上の2位集団には、タケレ、ムティソ、ゲティッチ、トロイティッチ、アオアニ(伊)、バレガ(エチオピア)、エドリス(エチオピア)、トゥラ(エチオピア)、マテイコ(ケニア)など。日本人を含む第二集団は14分48〜50秒で、大迫、鈴木、近藤、太田、高田、高久、工藤(早大)など。
7kmすぎで先頭の橋本と集団の差が開いてきて、約23秒、40mくらいになったと報告が入る。
7kmすぎで海外女子の先頭はコスゲイとフェイサが並走。日本女子の先頭は細田、10m後ろに吉川、さらに3秒差で初マラソンの森がいるとのこと。
10キロでペースメーカー中山が離れ、橋本の一人旅が始まる。橋本は29分2秒。海外集団は29分27〜28秒。この1kmは2分57秒との報告。ペースメーカー上野が率いる第二集団は29分39〜40秒。
11km手前で一回目の折り返し。橋本と海外集団は34(?)秒差、第二集団とは47秒差。
10kmの女子先頭は、コスゲイとケベデ。ケベデは7キロの給水で、スペシャルが取れずに戻った、と報告があった。
12kmすぎで、第二移動車解説の藤田が「海外集団のペースが少し上がり、2km5分51秒(1km2分55〜56秒)になった」と報告。13kmすぎで橋本と海外集団の差は40秒、第二集団とは59秒差。
15キロで橋本は43分25秒。海外集団は44分8〜10秒で、この1km2分53-56秒。ラップは上がっている。第二集団は44分34〜36秒。鈴木、高田、近藤、太田、大迫、工藤など。さらにその後ろの集団に市山がいる。
17kmすぎの蔵前チェックポイントで橋本と海外集団は1分14秒差(約200m)、第二集団とは1分40秒差。橋本はまだ速いラップで走っているが、センター解説の高橋が「橋本選手のようなバネを使う走り方だと、27kmくらいから足が重くなり、35kmから遅くなる」と言う。
18kmすぎの浅草では、橋本と海外集団は36秒差(約100m)、第二集団とは1分12秒差、日本人中心の第三集団とは1分30秒差。次第に差がつまってきている。この後、第二の折り返し。
20kmでは橋本が58分18秒。海外集団は14人で、58分50秒、この1km2分56秒。橋本と32秒差。第二集団は18人で、59分34〜36秒。近藤、太田、高田、鈴木、大迫、高久、工藤など。ペースメーカー上野は離れたようだ。
中間点で橋本は1時間1分29秒。「橋本選手のハーフベストは1時間2分37秒でした」とセンター。海外集団は14人で、1時間1分59秒。ゲティッチ、タケレはペースメーカーのすぐ後ろについている。第二集団は、1時間2分47秒。近藤が先頭で、太田、高田、大迫、鈴木、高久、工藤など。
22kmで「橋本と海外集団の差が30秒を切りました」と報告が入る。集団のラップは1km2分52-53秒。22kmすぎで、高田と高久が第二集団から遅れる。「もう10秒以上離れています」。
24km手前、門前仲町で第三の折り返し。チェックポイントで橋本は1時間9分57秒、海外集団は18秒差の1時間10分15秒。「橋本選手は追いつかれてからの走りが大事です」。第二集団は1分18秒差の1時間11分15秒。大迫、近藤、鈴木、太田など。第三集団はばらけて市山、荒生など5-6人で、1分30秒差の1時間11分23秒。
25kmでは橋本が1時間13分8秒。海外集団は1時間13分20秒。12秒差。ムティソ、タケレ、トロイティッチ、ゲティッチ、マテイコ、トゥラ、バレガ、エドリス、アオアニなど。第二集団は1時間14分22秒。大迫、近藤、太田、鈴木、工藤など。
25kmの女子の先頭は、1時間19分58秒。ケベデ、コスゲイ、ウェルデ、2秒遅れでフェイサと報告が入る。31秒差でアヤナ、32秒差でアレム。
26.5kmでついに、橋本が追いつかれる。橋本はこの1km3分以上かかったらしい。27kmで先頭は海外集団で1時間12分19秒。
三回目の蔵前チェックポイントで先頭集団が1時間23分12秒(10秒?)。橋本が28秒差の1時間23分38秒。大迫などの第二集団は1分30秒差の1時間24分40(?)秒。さらに1分36秒差で市山などの第三集団。
30km手前の浅草橋では、先頭集団は9人に。ケニア勢4人、エチオピア勢4人、イタリアのアオアニ。
30kmでは、先頭集団が1時間28分2秒。ムティソ、マテイコ、トロイティッチ、ゲティッチ(以上ケニア)、タケレ、トゥラ(以上エチオピア)、アオアニ。1秒差でバレガとエドリス(以上エチオピア)。ペースメーカーが離れる。50秒差で橋本が1時間28分52秒。第二集団は1時間29分17-19秒。近藤、鈴木、大迫、太田、工藤など。
30kmすぎの給水の後、第二集団のフェン(中)がスパート。鈴木が追う。第二集団がばらけはじめ、縦長に。鈴木の後ろはリチャード(ケニア)、大迫、近藤、工藤、海外勢3人、太田。31.65kmで橋本とフェンは11秒差。
32キロでフェンが橋本を抜く。32.06kmで鈴木も橋本をぬく。鈴木はフェンのすぐ後ろにつく。鈴木のこの1kmは2分56秒。32.4kmで大迫、近藤、工藤が橋本を抜く。「工藤選手は30km過ぎてから体がまた動くようになってきた」とセンター解説の高橋。32.8kmで太田が橋本をぬく。橋本は日本人6番手に。
33.3kmの銀座チェックポイントでは、先頭とフェンが1分3秒差。鈴木は1分8秒差。鈴木がフェンについていけない。大迫、近藤、工藤が1分10秒差。34kmでは先頭集団は同じく9人で、1時間39分57秒。34km過ぎたところで鈴木が大迫らの集団に吸収され7人で走る。センター解説の高橋が「ここで吸収されてしまうと、せっかく前に出たエネルギーが無駄になってしまう」と残念がる。
35kmで先頭集団は1時間42分56秒。ケニア勢4人がやや前で、イタリアのアオアニとエチオピア勢4人が1秒差。その後ろはフェンで1時間44分9秒。4人はさんで、大迫が1時間44分19秒。1秒差で鈴木、工藤、近藤。先頭とは1分23-24秒差。
36km過ぎで大迫がペースアップ。鈴木がつく。「この1kmのラップが3分5秒だったので上げましたね」と第二移動車解説の藤田。工藤はついていけない。先頭集団でもふるい落とし。スパートしたわけではなく、徐々にペースがあがったという。バレガやアオアニが遅れ、ムティソ、マテイコ、トロイティッチ、タケレの4人に。
37.48kmの田町の折り返しでチェック。先頭集団4人は1時間50分13秒。4秒差でエドリスとアオアニ。13-15秒差でゲティッチ、トゥラ、バレガ。1分32秒差でフェン。1分45秒差で大迫と鈴木。1分50秒差で近藤。「大迫選手はバネのきいた走りで、鈴木選手は上下動のない走り」とセンターの高橋。「この1kmは3分超えているのでゴールは2時間6分超えてしまう」と第二移動の藤田。
女子の先頭に変化。33km過ぎでコスゲイがケベデを22秒引き離して一人旅に。
40kmでは先頭集団の4人は1時間57分27秒。12秒差でエドリス、15秒差でアオアニ。44-45秒差でバレガとトゥラ。50秒差でゲティッチ。フェンが1時間59分24秒。大迫と鈴木が1時間59分29秒。「残り3kmを1km3分なら、2時間6分ジャストでゴール」と藤田。
2時間超えた時点で、鈴木が大迫の前に出る。「出たらゆるめないこと」と藤田。残り1kmで先頭はまだ4人。
41.7kmで、先頭集団からマテイコが遅れる。あと400mでタケレが先頭に。あと200mでトロイティッチが前に出るが、すぐにタケレ(エ)が抜き返し、そのまま優勝。2時間3分37秒。同タイムで2位にトロイティッチ(ケ)。1秒差の3位にムティソ(ケ)。4位マテイコ(ケ)は2時間3分44秒。
41km過ぎ、大迫が鈴木を抜いて日本人1位に。2時間5分59秒の12位でゴール。かろうじて2時間6分を切った。「前のマラソンから3か月弱にしてはまあ走れた」とのこと。鈴木は10秒差の2時間6分9秒の13位。
5〜11位。5位エドリス(エ)2時間4分7秒、6位アオアニ(伊)2時間4分26秒、7位バレガ(エ)2時間5分0秒、8位トゥラ(エ)2時間5分2秒。9位ゲティッチ(ケ)2時間5分21秒、10位タムル(エ)2時間5分56秒、11位フェン(中)2時間5分58秒。
日本人3番手は、15位市山2時間6分58秒。4番手が17位近藤2時間7分5秒。5番手に20位工藤2時間7分31秒。6番手に26位藤村2時間8分46秒。ここまでMGCを獲得。その他、太田は33位で2時間10分5秒、39位橋本は2時間11分21秒。
女子は、優勝はコスゲイ(ケ)で2時間14分28秒。2位はウェルデ(エ)2時間16分35秒。3位フェイサ(エ)2時間17分38秒。4位は同タイムでケベデ(エ)。細田は2時間23分39秒で10位。吉川は2時間27分21秒の14位でゴール、21秒オーバーでMGC取れず。
※5kmごととゴールタイムは公式サイトの記録検索(速報)のグロスタイムより。
マラソン (2026.2/22)
大阪マラソン (2026.2/22) MGCシリーズ
2022年からびわ湖毎日マラソンを統合して5年目。初マラソンの吉田響(サンベルクス)が7.8kmで早くも飛び出して35km過ぎまで独走。しかし、ペースメーカーの後ろで力を温存していた海外招待選手のハッサン(ジブチ)や平林(ロジスティード)が31kmあたりから徐々に距離をつめ、35kmすぎからガクンとペースが落ちた吉田を、37km付近でとらえて抜いた。その後は平林が前でハッサンと二人で先頭を走るが、36kmすぎに平林がハッサンに先頭をゆずると、ハッサンがロングスパート。平林はついていけず、38kmすぎにはアダン(ケニア)に、39kmすぎでタヌイ(ケニア)にも抜かれた。40kmすぎでトゥニョに追いつかれたときはいったん抜き返すなど対応できた。後方では、足のなくなった吉田を竹井、山下などが次々にぬいていく。ハッサンが2時間5分20秒で優勝、平林は2時間6分14秒で5位。MGCも獲得。気温11.3度、湿度59%。北風0.8m。ゴールする頃の気温は18度の予報。NHKセンター解説は尾形さん、実況は下境アナ。第一移動車には、花田監督。
レースのペース設定は、2種類。第1ペースは1km2分57-58秒、第2ペースは1km2分59-60秒。MGC参加資格取得には、2時間6分30秒以内または日本人上位6人で2時間9分以内。この他、「ファストパス」として、2時間3分59秒を突破すればMGCに出ずともロス五輪代表に内定するという制度も設けられた。なお、女子も参加する混合レースで、女子のMGC設定は2時間27分以内で日本人上位3人まで。女子のファストパスは2時間16分59秒の設定。
海外招待は、アダン(ケニア)、ウマ(エチオピア)、ゲラント(南アフリカ)、ハッサン(ジブチ)、タヌイ(ケニア)など8人。国内招待は、細谷(黒崎播磨)、平林(ロジスティード)、浦野(富士通)、西山(トヨタ自動車)、土井(黒崎播磨)、其田(JR東日本)の6人。その他、小山(トーエネック)、川内(AD損保)、大六野(旭化成)、バトオチル(新日本住設)、設楽啓太(西鉄)など。招待以外で上位に来たのは、トゥニョ(ケニア)、山下(三菱重工)、竹井(JR東日本)、合田(安川電機)など。
初めの1kmは設定より気持ち早めだったが、2km以降はきちんと2分58くらいで進む。5kmは14分50秒。先頭は大集団で、招待選手は全員いる。平林は真ん中あたり。吉田響が前に出てきてペースメーカーに何事か言っている。「ペースメーカーはペースを早めることはできない」と尾形さん。
5kmすぎの給水では、吉田は取れず(取らず?)。初マラソンなので、ボトルが見つからなかったのかもしれない。その他の選手たちは取れたようだ。吉田はゼネラルやポカリを取っていた。気温が高いので、スペシャルを取れた選手もみな初めから積極的にゼネラルも飲んでいる。
7.8キロで吉田が集団を抜け出す。「吉田君は設定が遅いと感じて自分のペースで走ることにしたようですね」とセンター解説の尾形さん。「誰もついていきません」と下境アナ。「ペースメーカーも契約があるので吉田についていくことはできない」。吉田は1km2分55秒。集団は設定どおりなので、次第に差が開いていく。
10kmで吉田は29分33秒。集団は29分38秒。吉田は二度目の給水も取らず。12kmすぎ「吉田がペースを上げました」と第一移動車の花田さんから報告。1km2分53秒。集団との差は15秒。
15kmで吉田は44分10秒。この5km14分37秒。集団との差は16秒。三度目の給水は、サングラスをあげ、明らかに手を伸ばしたが、取れず。20km手前で、一回目の折り返し。
20キロで吉田は58分42秒。この5km14分32秒。集団とは約38秒差。四度目で吉田が初めて給水に成功。
中間点で吉田は1時間1分54秒。単純に二倍すると2時間3分48秒でのフィニッシュで「ファストパス」や、大迫の日本記録(2時間4分55秒)突破もあり得る。集団との差は44秒。第2集団はまだ30人以上いて、細谷、平林、土方(旭化成)、照井(SUBARU)、今江(GMOインターネット)、アダン、ウマ、ハッサン、ゲラント、タヌイ、イーサン(東京陸協)、キプリモ(戸上電機)など。25km手前で二回目の折り返し。招待選手の西山や其田が遅れる。
25kmで吉田は1時間13分16秒。この5km14分54秒。集団先頭のハッサンとの差は58秒。吉田は五回目の給水も失敗。26-27kmの吉田は2分57秒。第2集団は14人。平林、浦野、土方、小山などと海外勢。吉田とは300m差くらい。
30kmで吉田は1時間28分7秒。この5km14分52秒。集団先頭のハッサンとは62秒差。後ろの集団ではペースメーカーがはずれたはずだが、映像なし。吉田は六回目の給水は成功。30kmすぎで三回目の折り返し。
集団からハッサンが抜け出す。吉田の30-31kmは3分3秒。31kmすぎで平林も集団を抜け出してハッサンを追う。31.8km付近から急激な上り坂になる。「吉田君は上りに強い」と尾形さん。吉田の31-32kmは3分6秒。「坂は上り切ったので、下りで吉田のペースが戻るか」と第一移動の花田さん。
集団から土方が遅れる。33kmすぎで平林がハッサンに追いつき、やや前で走る。その後ろは海外勢トゥニョ、タヌイ、アダンの3人。これを竹井が追い、ウマと山下がいて、さらにその後に浦野、加藤、井手(黒崎播磨)。吉田の33-34kmは2分53秒。
35kmで吉田は1時間43分20秒。34-35kmは3分1秒。後ろとの差は29秒。やや苦しくなってきた。この後の給水は自分のスペシャルを取れた。吉田の35-36kmは3分11秒。後ろとの差は17秒。どんどん平林が近づいてくる。
36kmすぎでハッサンが平林の前を走る。「平林がハッサンに前に出てくれと合図した」と花田さん。「ずっと前で走り、風よけになっていましたからね」と尾形さん。
37kmでついにハッサンが吉田を抜く。吉田の36-37kmは3分15秒。37.5kmで平林も吉田を抜く。平林の30-35kmの5kmは14分40秒。さらにアダン、タヌイ、トゥニョが吉田を抜いていく。
38kmではハッサンと平林の差が開く。ハッサンは1km2分53秒、平林は1km2分58秒。後方では、竹井、山下が吉田を抜いていく。
38.8km付近で平林がアダンに抜かれる。ついていけない。「平林は切り替えられていない」と解説の尾形さん。「この1kmハッサンは2分58秒、平林は3分超えている」と花田さん。
39kmすぎで平林はタヌイに抜かれるが、つこうとする。後方では、浦野や井手が吉田を抜いていく。
40kmで平林は1時間59分3秒。この5km15分13秒。後方では細谷、合田が吉田を抜く。
41km付近で平林がトゥニョに抜かれるが、すぐ抜き返す。後方では細谷が日本人5番手に上がる。合田も井手を抜き、6番手に上がる。
優勝はハッサンで2時間5分20秒。大会記録更新でジブチ記録も更新らしい。2位はアダンで2時間5分33秒。これも大会新。3位はタヌイで2時間5分55秒。4位はトゥニョで2時間6分10秒。
平林は2時間6分14秒で5位。自己ベストを更新してMGCも獲得。6位で日本人2位は山下で2時間6分18秒。7位・竹井は2時間6分24秒。8位・浦野は2時間6分41秒。9位細谷は2時間6分44秒。10位合田は2時間6分51秒。ここまでで日本人上位6人。このうち、既にMGC取得の細谷以外の選手が新たにMGC獲得。
吉田は、34位で2時間9分35秒。MGCは取れず。脱水症状と低血糖でゴール後は車椅子で運ばれたが、「楽しかった」らしい。
なお、女子は、海外招待のディババ(エチオピア)が2時間21分44秒で優勝。日本人1位は、女子6位の川村楓(岩谷産業)が2時間25分55秒で入り、MGCも獲得。※結果はすべて大会HP速報版PDFより。
マラソン (2026.2/1)
別府大分毎日マラソン (2026.2/1) MGCシリーズ
一番の話題は、今年の箱根駅伝で青山学院大学優勝の立役者・「シン・山の神」黒田朝日の参戦。国内招待選手として青山の先輩・吉田(GMO。28)や、海外招待選手・エチオピアのマスレシャ、その他、井上大仁、服部勇馬、市田兄弟など。ペースメーカーは上野雄一郎など4人。1km2分55秒〜3分、5km14分50秒〜15分の設定。MGC出場のための条件は、「順位に関わらず2時間6分以内」または「日本人上位6人で2時間9分以内」。気温10度、湿度44%、北北西の風2.7m。TBS地上波のセンター解説に、青山学院大学の原監督、瀬古さん。
初めの10キロは向かい風のため、1km3分5秒くらいで推移。集団も風よけのためか縦長で50人くらい。黒田は、箱根後いろいろ呼ばれたりして「コンディション不良」「箱根のときの5〜6割」とのことだが、先頭集団の真ん中あたりで走っている。よく見ると、近くに青学のユニフォームの選手たちが他に3〜4人いる。
少しずつ集団が減り、最初の折り返しでは30人くらい。折り返すと追い風になるため、1km3分を切るペースとなり、どんどん人数が絞られていく。途中、もう一人のエチオピアからの招待選手が転倒、一度は先頭集団に戻ってきたが、ペースメーカーがはずれた後、少しして棄権。他にも給水地点で激しく転倒して、起き上がれずリタイアした日本選手もいた。
ペースメーカーの上野は中間点ではずれ、残りの3人も30kmで離れた。先頭グループは海外招待選手3人と、黒田、吉田を含む日本人3〜4人。そのとき先頭にいた日本人選手がそのまま引っ張る形に。
33km過ぎにマスレシャがスパート。誰も付いていけず。やや早い時点だったので、吉田は「自分のリズムで追っていく」ことにしたという。黒田は「調子が万全でないため吉田マーク」とのこと。他の選手たちはもう足がなかったのか、まだ早すぎると思っていたのか、結局マスレシャの独走に。それでも吉田と黒田がずっと10秒差くらいで追っていたので、マスレシャも時々振り返っていた。
黒田は一時、スパートしてマスレシャを追ったが追いつけず、吉田を突き放すこともできなかった。逆に40kmの給水地点で、黒田がボトルを取っているところで、吉田は取らずにスパート。レース後のインタビューで「反応です」と言っていた。黒田も競技場内まで追ったが追いつけず。
優勝はマスレシャで2時間6分49秒。2位は吉田で2時間6分59秒、黒田は2時間7分3秒の3位。二人ともMGCの参加資格を獲得。
その他、MGCの参加条件をクリアしたのは、4位の福谷(黒崎播磨)、5位の井上(三菱重工)、6位の古賀(安川電機)、7位の溜池(中央大学)。
マラソン (2026.1/25)
大阪国際女子マラソン (2026.1/25) MGCシリーズ
2026アジア大会(名古屋)代表選考レース。2028年ロサンゼルス五輪のための2027年秋のMGC出場権がかかるレースでもある。主な招待選手は、3度優勝した松田瑞樹(ダイハツ)、昨年の名古屋で自己ベストを出した上杉(東京メトロ)、一度引退した伊澤(スターツ)、すでに12月の防府読売マラソン優勝でMGCを獲得している西村(天満屋)、パリ五輪1万m代表で初マラソンの矢田(エディオン)、3連覇をねらうエデサ(エチオピア)、パリ五輪マラソン8位のチェサン(ウガンダ)など。気温4.6度、湿度46%、東南東の風2.7m。フジ地上波のセンター解説に高橋尚子、福士佳代子、渋井など。
ペースメーカーは6人。第一集団は4人のペースメーカー(うち一人は日本人の小林さん)が1キロ3分19秒の設定で引っ張る。
なんと初マラソンの矢田が、外国勢と最後まで競って、何度もスパートして2位になるか、前回優勝のエデサをかわすか、というところまで走り、惜しくも4位でゴール。しかし、初マラソンの最高記録(ここまで安藤の2021年2時間21分36秒)を大幅に塗り替えた2時間19分57秒は、日本陸連のMGC出場設定タイム(日本人6位以内かつ2時間27分00秒以内)も大きく上回る快挙。しかもレース後、インタビューで「楽しかった」という余裕。
明暗が分かれた。気温が低く、曇りがちな天気の中で、外国籍の選手たちは待機中に足までおおっていなかったので、なかなか足が動かないほどだった。しかし、温まってきた後は、エチオピアの二人(エデサとヒルパ)とウガンダのチェサンは、ペースメーカーのすぐ後ろを走り、体力温存。過去三度優勝の松田は、これまでになく順調に練習が積め、ここ1年ケガもなくここへ来られたという。初めは先頭集団7人の前の方にいたが、いつの間にか後方へ下がり、16キロ過ぎにコマーシャルが終わったら、いきなり100m離れていた。その後は先頭に戻ってくることはできず、MGC獲得はできたものの、ロス五輪のことは考えられないとのこと。「体が動かなかった」らしい。練習が順調だったのにこの結果でショックだという。
優勝したのは、ウガンダのチェサン。30kmでペースメーカーが離れた後、すぐ後ろを走っていた矢田が引っ張る形で縦長になり、風よけも兼ねて3番手をキープ。一度、エデサが前に出た時もペースを上げてついていった。矢田もまた先頭に戻ってきたのは驚いたが。矢田は「1万mのレースのつもりで競り合った」らしい。チェサンは「38kmまでは集団についていく作戦」だったとのことで、39km付近でスパート、エデサもついていけなかった。2時間19分31秒で優勝。2位は23秒差でヒルパ。競技場が見えてから、猛スパートでエデサを振り切った。ずっと4番手で体力温存していた。
そのほかの日本人招待選手のうち、上杉は25km付近で集団から遅れたが、その後やや盛り返して5位(日本人2位)。伊澤もずっと先頭集団の最後尾でついたり離れたりしていたが、25km少し手前からついていけなくなり、最後は体がブレながらようやく2時間27分45秒で8位(日本人5位だがMGC設定タイムオーバー)。前回脱水症状になった反省を生かして練習してきたが、リベンジならず。6位には川内が入った。2時間24分16秒と自己ベスト更新してMGC獲得。松田は結局、2時間26分16秒の7位(日本人4位)。松田までがMGC獲得。第二集団で走った西村は9位。