へびのクリクター トミー・ウンゲラー さく・え、中野 完二 訳 文化出版局
ヘビの絵本イチオシのロングセラー。フランスの小さな町に住んでいるボド夫人に、ブラジルでは虫類
の研究をしている息子から、ヘビの誕生日プレゼント。あやうく気を失いかけたけど、ボドさんは動物園で勉強し、毒のないボア・
コンストリクターというへびだとわかると、クリクターと名前をつける。(クリクターの名前の由来は、これだったのか!)
ミルクをのませ、ヤシの木を買い、冬のためにセーターを編み、
いっしょに散歩。
ボドさんが先生をしている学校につれていくと、クリクターはすぐアルファベットを体で覚える。男の子の遊び(すべり台)にも女の子の遊び(なわとび)にもつきあい、ボーイスカウトの
綱結びの練習台にも。町の連続強盗がボドさんの家におし入ると、しめあげて検挙に貢献。くんしょうをもらい、どうぞうも立つ。町は、
クリクターに公園をプレゼント。
“ヘビ”というと、悪者やこわいイメージが先行するが、クリクターは徹頭徹尾「よいヘビ」。
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