竜の子ラッキーと音楽師 ローズマリ・サトクリフ 文、エマ・チチェスター・クラーク 絵 岩波書店
旅の音楽師は、なにかが卵から出てこようとしていることに気がつきました。助けになるかもしれないと、竪琴をとって
音楽を聞かせてみると…、卵から出てきたのは、竜の子でした! 竜は、うまれたばかりのころは子ネコくらいで、成長してもたかだか
シェトランドポニーくらいの大きさなんだそうです。音楽師は竜の子にラッキーと名づけ、ふたりはいっしょに旅をしました。ラッキーの
気立てはリンゴようにやさしく、一番好きなことは、帽子の羽根でおなかをくすぐってもらうこと。ところが、あるとき村の宿屋にいた
見せ物師が、ラツキーをぬすみ、ふたりは、はなればなれになってしまいます…。
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